大地を守る会

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559職員
牛肉のと畜場の件で、しばらく前に質問されていましたが、沈黙してしまっていました。
さぞ不審に思われたことでしょう。
でも、まだ誰にもわかっていない、答えにくい質問だったので答えられませんでした。
このことで波紋を呼んでしまっていたようですが、申し訳ありませんでした。
みなさんなかよくやってください。

実は質問が登場してから、しばらく考え込んでしまいました。
これが絶対に危ないという研究結果は出ていないし、研究している人もいるのかいないのか、
科学的な裏付けのある答えはあるのだろうか、と。
それに対する大地の公式見解というのは、今の時点であるのだろうか。

実際ある生協では、この件について厚生労働省に要望を出していたようですが、どういう要望をだすべきなのか。等々です。
それに素人の職員が軽軽しく答えられるのか。

で、いろいろと勉強しました。今まで読んだ文献をもういちどひっくり返し、HPを検索し、2チャンネルを漁り。等々。
その回答ですが、これはあくまでも個人的な意見として聞いてください。

と畜場の内部のことについて、私は実際のところ知識がありませんが、調べたところでは。
まず牛肉は、今は全頭検査ということになっています。
これは大地の牛肉も同様です。
そして、平成8年のO―157食中毒事故から、解体する時に使うエアナイフ、刀、手、ゴム手袋などは
1頭解体するたびに消毒するように、
また、作業中に何かが付着したような時はトリミングといって、
付着物とその周辺までもそぎ取ってしまうように、指導されています。
また食肉はと畜後、雑菌を抑えるためと温度を下げるために大量の水で洗浄されるそうです。

それと、検査結果を待つ間は、枝肉といって半分に解体された状態で
冷蔵庫で他の牛と接触しないように保管されます。
検査が実施されるようになってからは、その結果が出てから出荷されることになりました。

で、実際にと畜される岩手畜産流通センターの対応はどうかというと、
まず、入ってくる牛を10頭単位でグループにしてしまうそうです。
そして解体にあたって使用するノコギリはその10頭で交換し、洗浄、消毒されます。
その10頭は検査結果が出るまでいっしょに保管され、
仮に陽性の結果がでた場合には、その10頭すべてを食肉として出荷させず、処分するということを決めているそうです。

私自身は、プリオンというのは、牛肉の中にある場合には、
ふわふわ飛んでいって離れた場所にある肉も汚染するような性質のものではなく、
仮に刃に肉片がついていても、洗浄で肉片が落とされれば、プリオンも落ちるものだと考えています。
だから、この方法であれば、プリオンが大地の牛肉に付いたまま出荷されるとは思われず、危険性はまずないと考えています。

これが私の、回答です。

このスレへの書き込みは、やむにやまれぬ思いで、ついやってしまったのがきっかけですが、
まだよくわかっていない病気についての科学的な判断や、
大地の公式見解まで問われてしまうことになり、たいへん困ってしまいました。
このスレにこれ以上の書き込みは、やっぱり遠慮させていただくことにします。
ここを楽しい場所にしてください。
苦情もたくさん言ってください。直せるものから直していきますから。

これからも大地をよろしくお願いします。
560おかいものさん:01/11/08 12:07
>>559
不明な点を調べて答えていただきありがとうございました。
プリオンは特定の方法でないと不活性化できないそうなので
現状の器具消毒や水洗い、トリミングがどの程度効果があるのか
疑問の余地があります。
一応ソースを
■クロイツフェルト・ヤコブ病とプリオン病
 4.CJDの感染予防(プリオンの不活性化法)
ttp://www.ops.dti.ne.jp/~ueshima/CJD.html

ただ、岩手畜産流通センターの陽性反応時の対応には安心しました。
それが徹底されているなら、例え背割りでも買ってもいいかなと
初めて思いました。

書き込みしていただけないのは残念です。
今回のことは職員さんはじめ関係者を困惑させたかもしれませんが
結果的に良かったのではないでしょうか。
失礼ですが、大地の文書やHPに載った見解だけでは
大地の牛肉なら買ってもいいとは(少なくとも私は)
思わなかったと思いますから。