【キャンドゥ】100円SHOP CAN★DOってどうよ? 7

このエントリーをはてなブックマークに追加
299おかいものさん
100円と1円玉5枚で靴下をひとつ買って、タグを外してくれますかと
厄介な若者が言った。
パートのおばあさんは言う通り、はさみでタグを外して渡した。
若者は自分で靴下をまとめている金具を外してその辺に放り投げ
カバンの中に靴下を入れて出て行った。素足にサンダル型の靴をはいていた。
 
あいかわらずあのおばあさんは客商売に向いていない。気働きというものがない。
靴下をすぐ使う客の求めに応じて、はさみで紙きれやプラスチックを外したら、
ついでに金具も外してやればいいじゃないか。
無理を言うお前の言う通りにしてやったぞ、もうこれで十分だろう、早く出てけと
靴下を渡してしまう。九仞の功を一簣にかく。
自分でお店をやっているわけじゃない。パートで雇われているだけだ。
お客が来ようと来まいと時給は貰えるんだ。ああなんて面倒くさいんだろう。
 
開店時、若造の社員が部長クラスの社員に50万は行きますよ、
久米川は抜きますねなどと努力している様子を見せていたが、
威勢が良かったのは開店月だけだった。スペース惜しんでサッカー台を作らない
オペレーションが従業員の手間暇を増やして、見事に災いしている。
モノは100円でいろいろ買えて楽しいがあれでは利用客をリピーターにすることは
なかなか難しいだろう。
 
台所用の棚と薄手のタオルを買ったが何も会話なくお金と商品の交換が済んだ。
外から店内を見て、あの仏頂面のおばあさんがレジにいるときは買い物を避けていけば
安い面白い有効な道具がいろいろ買えるんだが。