私の名前は「SIMADA Tatuya」ですが、旅券には「SHIMADA Tatsuya」とヘボン式で書かれています。 氏名人格権の立場から、私の望むつづりに直すことを求める裁判を起こしたいので、具体的に相談する弁護士や団体などご存知であれば教えてください。 私は「日本式ローマ字」を支持します。 だってさ
3 :
無責任な名無しさん :2001/07/06(金) 08:49
世界中の誰からも「シマダ・タツヤ」と発音してもらいたければ ヘボン式の方がいいんですよ。 日本式ローマ字だと「スィマダ・タチュヤ」と発音されるでしょう。 日本式ローマ字は発音体系をよく知らなかった日本人学者が学習の 便を兼ねて考え出したものなので、今となっては時代遅れのものです。
4 :
無責任な名無しさん :2001/07/06(金) 17:45
やっぱりここは言語板と違って、言語に対する認識が低そうだね。 彼は、アメリカ人から「シャイマダ・タチューヤ」と読まれるのが苦痛なのです。 日本式だと、すくなくともスペイン人(英語と使用人口が同じ)やドイツ人からは、 「スィマダ・タトゥヤ」と読んでもらえます。これなら許容範囲です。 ヘボン式でも日本式でもどんなに工夫しようがアメリカ人は正しく読めません。
5 :
無責任な名無しさん :2001/07/06(金) 18:42
>4 しょうがないよ。法律家は言語の専門家じゃないんだから。 もっと背景とかも解説してあげたら?
6 :
無責任な名無しさん :2001/07/06(金) 23:34
>5 まあね。中身の説明は面倒だからしないけど、 要するに「外務省によるヘボン式表記の強制」が法廷で争えるかということだと思う。 「法廷」とか「強制」とかいう用語を使うと、少しは法律家も耳を傾けるかもしれない。
>>4 ちょっと待て(笑 ほんとに「SHIMADA Tatsuya」と書いたら
アメリカ人から「シャイマダ・タチューヤ」と読まれるのか?
言語に対する認識が低いと言うが、俺は翻訳家だ。
そのヘボンというのは、James Curtis Hepburn 《米人宣教師・医師・語学者; ヘボン式ローマ字つづりの創始者》な わけでしょう。なんでアメリカ人から「SHIMADA Tatsuya」と書いたら 「シャイマダ・タチューヤ」と読まれる根拠があるわけ?
SHIMADA Tatsuyaが非常に不幸な名前の例だとしても、 SHI-MADA Ta-tsu-yaなど、表記を工夫すれば緩和される可能性もある。
10 :
3 :2001/07/06(金) 23:55
太田はOhta、寛夫をHiro-oとしている例も知っている。
11 :
無責任な名無しさん :2001/07/07(土) 04:01
>>3 を批判する気はないが、
>「シャイマダ・タチューヤ」と読まれる根拠があるわけ?
というか、アメリカ人に対して、正しく読まれる保証は、ヘボン式でも訓令式でも
まったくないから、五段活用「勝つ」の活用形を表記するのに
便利な訓令式を使いたいという主張がある。
私は、ここの板の雰囲気をつかんでいないが、
>>1 が言語版から
ここに書き込みをした意味は、要するに、「ヘポン式の正当性」を
裁判で争えるかであって、「ヘポン式の正当性」そのものを
議論したいわけでなないと思う。
そういうのは個人の自由だからどうでもいい問題だし、
あくまでも裁判の争点は「外務省に強制されるヘポン式」の是非である。
ただ、雰囲気的には、ローマ字派でヘポン式を擁護する人は、1%もいないと思われる。
12 :
無責任な名無しさん :2001/07/07(土) 04:23
>>11 日本語の「さしすせそ」「たちつてと」は発音として、sa,si,su,se,so
ta,ti,tu,te,toに対応しているわけではないというのは卓見だと思うがね。
それを日本国民だけの都合でローマ字表記を決めようというのは、現代の
グローバル化の流れに完全に逆行するんじゃないか。
>>12 >>1 no rinku de sirabete kudasai.
Watasi wa Hebonsiki ni danko hantai desu ga, saiban dewa, "Hebonsiki wa tadasii ka" dewa naku, "Gaimusyô ga Hebonsiki o kyôsei dekiru ka" o arasoitai to omoimasu. Hyottositara, HONDA Katuiti san ga genkoku ni kuwawatte kureru kana?
http://www5a.biglobe.ne.jp/~kaisunao/seminar/8semisi/hebon-kunrei.htm しかし、私はかなり頑固な訓令式の支持者です。なぜなら、今の日本はグローバル化を切実に要求されており、ヘボン式の表記ではグローバリズムに対応できない、と考えているからです。
こういうと、おそらく、話は逆ではないか、という反応が返ってくると思います。すなわち訓令式よりもヘボン式の方が外国人にとって読みやすい表記法なのではないか、だからこそ外務省も海外に出ていく人の旅券にヘボン式を強制しているのではないか、という反論です。
それは間違いです。実は、ヘボン式というローマ字表記にはグローバリズムという観点から考えた場合、二つの致命的な欠陥があるのです。
その第1は、ヘボン式が英語表記に密着しすぎている、ということです。ヘボンという式ローマ字は、幕末に日本に来たアメリカ人宣教師ヘップバーンが考案したものです。ヘップバーンという名前の発音が、当時の日本人に聞き取れず、ヘボンと呼ばれたのを彼自身が面白がって、例えば日本語の文章に自分を意味する語として「平文」と書いたりするほどに使ったことから、ローマ字の名称としても、この通称の方が正式化したものです。このようにアメリカ人が考え出した結果、ヘボン式ローマ字は、英語を話さない国民には非常に読みにくい表記法なのです。例えば町という言葉をヘボン式ではmachiと書きます。これをフランス人に読ませれば、マシと発音するでしょうし、ドイツ人に読ませればマヒと発音するでしょうし、イタリア人に読ませれば、マキと発音するでしょう。この点、訓令式でmatiと書けば、どこの国の人が読んでもマチという音にかなり近い音を出してくれるはずです。このような例はいくらでも上げることができますが、このように、訓令式の方が、より多くの国民に、我々日本人が期待している発音を期待しうる、という点で、訓令式の方が、グローバリズムという観点に立った場合、優れているのです。
>>10 Gaimusyô no ahodomo wa, Nipponsiki tudiri wa mitomenai kuseni, "oh" toyû tondemonai tuduri o mitomete imasu.
18 :
3 :2001/07/07(土) 16:25
なるほど。だいたい主張の要点はつかみました。外務省がどのように指示しようと、 もっぱらアメリカの文書や資料を翻訳する翻訳家として、私はこれからもヘボン式を 用いていきます(笑 外務省としてはヘボン式にこだわっているというより、日本という国全体として 統一した表記を用いるべきだとの考えから、考慮の末ヘボン式を採用したと いうことでしょう。訓令式に対する要望が増えれば訓令式に変更することは ありえると思います。
19 :
無責任な名無しさん :2001/07/07(土) 16:33
グローバリズムですが、英語が国際的な公用語としての地位を獲得し つつある現在、実は英語に最も適合するように表記することが グローバル化につながるという考え方があることも知っていて いただきたい。
20 :
無責任な名無しさん :2001/07/07(土) 17:13
国際的な公用語というのは決してその言語を話す人の数で決まるもので はなく、政治経済情勢も考慮して決まってくるものなのです。 確かにスペイン語を話す人の数は英語を話す人の数より多いかも 知れない、しかし、スペイン語を自国の公用語としている諸国は おおむね発展途上国が多く、したがって政治経済的な影響力の弱い国が 多いのです。フランス語やドイツ語はそれには当てはまらないが、 一方これらの言語を話す人間の数が少ないという弱点があるので 国際的な公用語にはなり得ないのです。 政治経済的な影響力が強く、かつ話す人間の数も多いという条件を ともに満たすのは、現在は英語であるということなのです。 となれば、日本がそれに習うのは決して間違っているとは言えない でしょう。 医学界も一昔前はドイツ語が分からないとダメだと言われたが、現在の 医療の最先端を行くのはやはり米国であり、現在では英語が一番重要 なのです。
ヘボン式の当否じたいは個人的にはどうでも良いんですが、 こういうのってどういうふうに争うんですか? 行政事件? 国家賠償請求?(良く判ってないんで、的外れならスマソ)
22 :
無責任な名無しさん :2001/07/07(土) 22:40
というか、法律板で質問でしているのだから、 「ヘボン式が正当」とか「英語が主流」とか個人の解釈を聞いているのではなく、 これが「裁判の争点」になるかの問題でしょう。 個人の解釈を述べたいなら、言語版や語学板で、述べたらいいだけです。 私は、ここで、別に3がどう思おうが興味ないですし、3の学問的バックボーンを 批判する気もありません。言語版なら、学問的返答もしますが。 もっとも、1もタイトルぐらいは日本語で書くべきだったでしょうね 「ローマ字訴訟」と書けば、本当に事務的に法律家が読んでくれたんでしょうが。
23 :
3 :2001/07/07(土) 22:55
>>22 えーー? でも、法律家も言語学の専門家じゃないのでバック
グラウンドの状況を知る必要があるでしょう? それを知らずに
法律だけで解釈するだけでいいんですか? そんなことを言ってる
から法律家は世間の常識がないと批判されているのではないのですか?
>もっとも、1もタイトルぐらいは日本語で書くべきだったでしょうね タイトルだけでなく、本文もそうすべき。 本気で相談したいのか、真意を疑う。
25 :
無責任な名無しさん :2001/07/08(日) 01:21
結局、いかにローマ字が浸透していないか、だね。
26 :
無責任な名無しさん :2001/07/08(日) 02:39
ローマ字文って、法令によって認められているの? もし、認められているのなら、法律家たるもの、ローマ字文だから 受け付けないっていう、言い訳は通らないよね。
27 :
無責任な名無しさん :2001/07/08(日) 02:49
>>26 法令で認められているとかねえとかそもそも関係ねえだろが。
ここは相談する場なの。
相談者が相手に対してわかりやすくするのは当然のこと。
そんな常識もねえのか。
28 :
無責任な名無しさん :2001/07/08(日) 02:54
ローマ字というのは外国語、特に英語を学習する上での一つの橋渡し 的教材だと思うんですよ。その程度のものだということです。 すくなくとも日本人同士が会話する場にローマ字表記の文章で書くべき じゃないね。
30 :
無責任な名無しさん :2001/07/08(日) 03:10
戸籍には氏名の振り仮名は記載されていない。 すなわち、氏名はあくまで漢字の組み合わせであって、 その読み方(発音)まで含めて氏名というわけではない。 つまり、ローマ字も含めて振り仮名などの発音表記は 便宜上つけられたインデックスである。 そもそも便宜を図ることが目的であるから、 その表記法を指定することは妥当だと判断するが、いかが?
31 :
無責任な名無しさん :2001/07/08(日) 03:16
>>30 法律家らしい理屈だが、本スレの本来の趣旨はなに?
外務省がヘボン式を指定しているのがおかしいということ?
ヘボン式ではなく訓練式の方が適当だということ?
前者なら、30の論で一件落着だが。
32 :
無責任な名無しさん :2001/07/08(日) 03:55
>>1 ちょっと面白かったので調べてみました。
旅券のローマ字をヘボン式で表記することとしている直接の根拠は、
旅券法22条によって委任されている旅券法施行規則の第5条2項です。
ローマ字をヘボン式とすることには法律上の根拠があるので、
基本的な争点は、旅券法施行規則第5条2項が憲法13条後段に違反しないかという点になると思います。
(委任立法の合憲性はまあ問題となりますが主たる争点ではなさそうなので)
この場合、氏名人格権侵害の点については、
仮に氏名人格権が憲法13条後段によって保障されているとしても、
氏名人格権の本質はローマ字表記ではないし、旅券にあなたの戸籍簿どおりの標記がなされる以上、裁判所が氏名人格権侵害を認める可能性は皆無です。
従って、あなたが訴えを提起しても、デンパと思われるだけなのでやめた方がいいです。
まあ、あえて弁護士を探そうというなら、行政事件に強い方がよろしいのでは。
参考までに関連条文(旅券法施行規則でいう「法」は旅券法のことです。)
旅券法施行規則
第五条 法第六条第一項第二号 の氏名は、戸籍に記載されている氏名について国字の音訓及び慣用により表音されるところによる。ただし、公の機関が発行した書類により表音が確認できる場合であって、かつ、外務大臣又は領事官が特に必要と認める場合はこの限りではない。
2 前項の氏名はヘボン式ローマ字によって旅券面に表記する。ただし、外務大臣又は領事官が、その氏名が出生証明書等によりヘボン式によらないローマ字表記が適当であり、かつ、渡航の便宜のため特に必要があると認める者については、この限りではない。
旅券法
第六条 旅券には、次に掲げる事項を記載するものとする。
一 旅券の種類、番号、発行年月日及び有効期間満了の日
二 旅券の名義人の氏名及び生年月日
(以下、略)
マジレススマソ
33 :
どーでもいいことだが。 :2001/07/08(日) 10:38
> その氏名が出生証明書等によりヘボン式によらないローマ字表記が適当であり、 > かつ、渡航の便宜のため特に必要があると認める者 って、日本人だとどういう場合なんだろう? 以前、ハーフで日本国籍のデイヴィッドさんが、 「DEIBIDDO」とされてた旅券を「DAVID」に直させた、って例なら聞いたことあるけど。
34 :
32 :2001/07/09(月) 01:40
>>33 なるほどね〜
私は、規則5条2項ただし書って適用される場合あるのかな〜って思っていたんですが、
その事例を聞いて理解できました。
35 :
W :2001/07/09(月) 02:35
>>33 ヘボン式で書いた名前の後に括弧書きで英語表記されました。
2重国籍の幼児の場合、2国両方の旅券を持っていないと
幼児誘拐の疑いをかけられることがあります。そのため、英語表記の
旅券と同一の書き方を括弧書きで加えてくれました。
>>30 そもそも便宜を図ることが目的であるから、その表記法を指定することは妥当だと判断するが、いかが?
Koseki ni yomikata ga kakarenakutemo, ryoken wa daizi na honnin kakunin no syudan desu si, kaigai dewa tune ni Rômazi de kurasite imasu.
Rômazi tuduri mo Simen Zinkakuken no itibu desu.
表記法を指定することは妥当 desu ga, tadasii Nippongo o sitei sinai koto niwa nattoku dekimasen.
Naikaku Kokuzi o huminiziri, Gaimuzyô ga Hebonsiki o kyôsei suru koto wa yurusenai.
>>32 SOre wa okasii.
Naikaku Kokuzi de, Kunreisiki ga sadamerareta noni , dôsite Gaimusyô ga tigau tuduri o sitei surunoka?
38 :
無責任な名無しさん :2001/07/09(月) 08:31
内閣>外務省か、内閣<外務省か? 普通内閣のほうが偉いよね。
39 :
無責任な名無しさん :2001/07/10(火) 01:49
>>37 それはおかしいって、どの部分がおかしいんでスカね?
仮に
>>38 さんがいうように、内閣>外務省だからおかしいっていうなら、それは、次のロジックでカバーできると思います。
法律による行政⇒立法府>内閣
外務省は立法府に委任されている⇒規則5条=立法府
∴規則5条>内閣(告示)
あっと、三権分立だから立法府=内閣っつう議論は現状ないから
40 :
無責任な名無しさん :
2001/07/16(月) 07:13 age