母(高齢者)が交通事故に遭いました。
母は私と同居しており、夫(私の父)は既に他界しております。
母は事故による受傷が原因で訳が分からなくなり、被後見人か被保佐人が相当だという
医者の診断があったのですが、私は法律に無知でしたし、ややこしい法律の手続きを
敬遠したかったので後見などの申請はしていませんでした。
母が症状固定となり、自賠責2級の認定を受けたので母の口座に入金されました。
自賠責の請求時には母と私の署名・捺印があります。
事故相手の任意保険会社からの示談金も母の口座に入金されました。
自賠責の請求時と同様に、母と私の署名・捺印があります。
これらの手続きはすべて私が行いました(母は名前を書いて判子を押しただけ)が、
その際に「示談交渉等については長男にすべて一任しています」等の
母からの一筆はとっていません。存在しません。
そのご、交通事故に詳しい人から「それだけ重い後遺症があるのならもっとお金を取れたのに
そんな低額で示談するなんてバカだな」と言われました。
そこで、高額な賠償金を獲得するために、あらたに事故相手の任意保険会社と示談交渉を
再開させたいのですが、おそらく保険会社は「既に示談が済んだでしょ」と言ってとりあわない
と思います。
ですから母に「任意保険会社との示談交渉をした息子には代理権はありませんでした。
私は当時(いまでもそうですが)物事を判断する能力がありませんでしたので、
息子から言われるままに名前を書いて判子を押しただけです」
と主張させ、締結した示談の無効や取り消しを裁判所に認めてもらいたいのですが、
この訴訟で勝つ見込みはあるのでしょうか?