【ケケ富士】弁護士本音talkスレPart106【さよなら】

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995無責任な名無しさん
>>990

非弁なのかもしれないが、一応回答しておくと、企業側の弁護士
だからといって裁判所がコソコソ仲良くしてくれることなんて当
たり前だが無いよ。
むしろ、ふつうは大会社対個人だったら裁判所は個人側の肩を持
つ傾向にある。大会社は合理的な理由なら負けても裁判所に文句
いわないし、担当者の懐ろが痛むわけではないので、より不利な
結果も受け入れる余地があるが、個人はそうではないからね。

付け加えると、裁判官にとって会社に有利にしてもメリットはない
(お金をくれるわけでもないし、天下りできるわけでもない)が、
個人を不利にして審理不尽とかけちつけられて不必要な上訴をされ
ると評価に響く可能性が普通はないがひょっとしたらあるかもしれ
ないという不安があるというのも、深層心理で要因になっているか
もしれない。

それでも企業有利だという人が多いのは、企業の弁護士は会社から
十分な資料と協力を得ることができ、代理人も複数なことが多く
知識と経験を有する弁護士であることが多いから、よく検討され
た合理的主張をしていることが多いのに比べ、個人は、個人自身が
自己の状況について、十分に認識理解していないことが多い上に、
代理人も単独受任だったりして、ここの事件に十分に時間を割く
ことができないことも多いからと思う。加えて、専門的分野が
問題となってくると、企業の代理人は必要な専門的知識と経験を
有する弁護士がなることが多いが、個人はその分野には素人の
弁護士がやるのだから、有利不利が出てくる可能性は大いにある。