【男性被害者専用】 性暴力・性的搾取・セクハラ相談スレ

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40 忍法帖【Lv=40,xxxPT】
男性性被害者についての研究、事例に関するこういうページを見つけた。
各論文の表題や内容からして筆者は学校の養護教諭つまり「保健室の先生」のようである。

男の子ゆえの「受難」(増補版) 杉村 直美
ttp://www.geocities.jp/svenskor/zyunan.htm

トップページ ttp://www.geocities.jp/svenskor/sug.htm

(注:下記は全文ではなく一部)
> 本稿は、男の子の性被害が主題です。
>
> 男の子も性被害にあっている
> 一般的に「男性は性的に虐待されることなどない」と考えられている。
> 二〇〇四年に野坂祐子[3]らが高校生におこなった調査では、
> 男子の二・七%が「むりやりセックスされそうに」なっており、
> 一・五%が実際にレイプされたと回答したと報告している。
>
> たとえば岩崎直子は、ある小学校でのエピソードを紹介している[5]。
> その校区で児童へのわいせいつ事件が頻発したとき、
> その小学校では登下校時にみにつける防犯ブザーを配布したが、
> その対象は女子全員と小学校三年生までの男子だけだったという。
> わずか一〇才で、犯罪者に自力で対峙することが求められているのだ。
>
>  実際、わたしの勤務先でもかしだし用の防犯ブザーを用意しているが、
> かしだす対象は女子に限定されている。
> 一度、男子生徒がかしだしを希望したところ「男なのに、おそわれるわけがない」
> 「男だったら、たたかえ」「そんなものもつ前に、頭でもぼうずにしたらどうだ」と
> 職員にさんざん「男らしさ」を要求されただけであった。
4140 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2011/09/24(土) 14:28:31.60 ID:Aq8WmwTm
(続き)
> 男性に特有のセクシュアリティの混乱
> 男性から性被害を受けた場合、
> ほとんどの男性は自分のセクシュアリティに混乱をきたすといわれる[8]。
> 彼らは「自分は本当は同性愛者で、
> それがみすかされたために被害にあった」と感じるかもしれない。
> 実際に同性愛者であれ、異性愛者であれ、
> 自分におこった性被害の記憶から逃れられることはすくなく、
> 「同性愛者になってしまった」と強迫的に同性との性行動を求める場合もあれば、
> 男性がこわいために「御しやすい」女性を
> 性的対象にえらんでいるのではないかという疑念にさいなまれることもあるという。
>
> 専門家とよばれる人々の現状
>  ある事例検討会に参加したときのことである。
> そのときの事例は、高校一年生の男子が、
> 近所にすむ他校の男子に定期的に性的ないじめ[12]をうけており、
> それを機に登校しなくなったというものであった。
> 参加していた世話役の男性教員は、
> 報告者が被害に言及すると「きもちわるい」とはきすてるように言いプリントをふせた。
> 彼は臨床心理士の資格をとるため
> 大学院まで通ったことを誇りにしているベテランの教育相談係だった。
> わたしはその態度の不適切さを指摘するかどうかまよい、
> スーパーバイザーとして臨席していた男性の精神科医をみた。
> 彼は男性教員をみて「ほんとに」と相づちをうった。
>
>  報告者は女性教員であった。
> この事例を報告したのは、被害にあった男子生徒が
> 「自分がこれで『ホモ』になってしまった」と悩んでいるが、
> それにどう対応していいのか考えあぐねたからだと説明した。
> しかし、その後の議論は不登校対処に費やされた。
> わたしの「男子生徒の精神的な混乱をおちつかせるのが先決ではないか」というといかけは無視された。
4240 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2011/09/24(土) 15:00:23.07 ID:Aq8WmwTm
(続き)
> 女性は加害者にはならない?
>  加害者が女性の場合、他者に被害とみとめてもらうのはさらに困難になる。
> 「年上の女性との性的行為は、少年にとって常に喜ばしい通過儀礼である」
> 「性行為についてはどんな種類のものでも男性が主体的であるはずだ」
> 「男性は、どんな女性とでも性的喜びを感じるはずで、
> もしそうでないなら同性愛者である」などと考えられているからである。
>
> しかし、それは「よかった」どころか、やはり性的虐待なのである。
> 宮地尚子は、こうした女性からの性的虐待の与える影響を、
> 太宰治と横山ノックを題材に、説明している[15]。
> 宮地は太宰が『人間失格』『無限奈落』で、
> 幼少時の「女中」「子守」などからうけた性的虐待について記載している箇所を指摘し、
> 太宰の人生でくりかえされる自殺未遂や女性遍歴が
> 複雑性PTSDによるものだと解釈可能であるとしている。

Wikipedia日本語版の「少年への性的虐待」項目「男性性被害者といわれる著名人」には
フロイトも子守女から性的虐待を受けていたとある。活字の参考文献のソース有り。

日本の研究に関する限り、未成年男子または、体験時が未成年だった男性の性的虐待には、
女性研究者・実務家の方が、関心、男性・男子への共感度が高く、
男性は、一般人と同じく、男性が女からの性被害に合うことはない、遭ってもそれは被害ではなく本人は喜んでいるはず、
という考え方をすることが多いようだ。
男性でそのような観点からの関心を持っていると伺えるのは、
知っている限りでは精神科医の針間克己氏(名は「かつみ」ではなく「かつき」と読む)くらい。
しかし、上の杉村直美の事例の中で、臨床心理士資格を持つ男性まで、
このような、男性は性体験を強いられても、それは被害ではない、といった考えを持っているのに驚いた。
臨床心理では、世界には自分(臨床家)自身とまったく異なるタイプの人間が存在し、
むしろそのようなタイプの方が多いということをしっかり学んでいると考えていたからだ。
かつ、臨床心理士の口述試験では、3人の試験官がいて、全員が、自分の身内をこの人の心理療法を受けさせても良いと
判断しないと、臨床心理士試験は合格しない。
4340 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2011/09/24(土) 15:14:14.48 ID:Aq8WmwTm
(続き)
男性は女性より腕力、筋力が強いから、女が男性への性的加害者となることはないと思われがちだが、
部活、サークル、さらに学校では、先輩、後輩の上下関係が強く、
精神的な権力関係があり、まして先輩女子が複数の場合、なかなか強硬な態度を取りにくいこと、
真面目な男子ほど、腕力を女子に用いるのは抵抗があることが
こうした事例の場合考慮されることが少ない。

さらに、抵抗した場合、女子の方が男子から性的被害に遭ったと嘘を言うこともあり得、
この場合、証拠がなければ、周りの人も信じ易い。
男子生徒、児童の場合、身近な人からの性被害を防ぐには、
防犯ブザーもある程度有効だが、それ以上にICレコーダーを身から離さず持つのが良いだろう。

私は中学に上がる時に、当時身長143cmしかなかったことも大きいだろうが、
母から、今の中学生の女の子は(母の時代の子より)体が大きく力も強いから気をつけなさいよ、と言われた。
おそらく、近隣で、男子生徒が女子生徒から、性や暴力の被害に遭ったケースがあったのだと思われる。