【未払】労働法のスレッド Part67【解雇】

このエントリーをはてなブックマークに追加
45無責任な名無しさん
個別労働紛争解決制度:深刻トラブル急増 景況悪化、規制なく /千葉
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080531-00000092-mailo-l12
 ◇昨年度、助言・指導あっせん過去最高
 使用者と労働者の解雇などを巡る個別紛争に関する「個別労働紛争解決制度」
で、労働局などから「助言・指導」や「あっせん」を受ける深刻なトラブルが、
千葉県内で急増している。07年度は計428件で、制度施行直後の02年度
の計88件の約5倍となった。関係者からは「景況が悪くなり、紛争が多くな
る傾向がある」との指摘も上がっている。
 労働紛争は従来、民事訴訟などの形で裁判所で扱われていた。この制度の導
入後は、裁判以外の方法として労働局の相談員が助言・指導したり、弁護士な
どの有識者で構成する紛争調整委員会があっせんしたりすることができるよう
になった。 県内の07年度の助言・指導は231件、あっせんは197件と、
合計で過去最高となった。紛争は、内容が多岐にわたる「その他」を除けば
「解雇」が最も多く、「いじめ・嫌がらせ(パワハラ)」が続く。この傾向は、
最近2年で顕著になっている。
 あっせんは裁判所の民事調停と同じ機能を持ち、紛争調整委員会が申請人と
被申請人の両者から事実確認した上で審理を行う。合意に至れば、和解契約を
結ぶが、07年度に合意に至ったのは計54件。被申請人の参加拒否などで打
ち切りに至ったケースは計95件あり、あっせんに応じる義務がないのが制度
の弱点でもある。
 具体的には、女性新入社員が上司に乱暴な言葉でいじめられ、出社できない
状態になったとしてあっせん申請し給与の1〜2カ月分の解決金で和解した例や
、長年勤続した女性が会社から「仕事の量が減った」として解雇され、あっせん
申請し和解した例などがあったという。
 千葉労働局の高橋幸喜・労働紛争調整官は「景況悪化に加え、パワハラなど
を規制する法律や監督官庁がないことも、紛争増加につながっているのでは」
と分析している。【中川聡子】