問う!十八歳未満のヌード Part2

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140無責任な名無しさん
フェミニズムに対する誤解

この問題が議論されるに際しては重大な誤解をもとにフェミニズムそのものが糾弾対象とされることがしばしばである
すなわち[フェミニストの悪あがき、カルト化したフェミニズムのせいで少女愛が弾圧されている]というような認識である

こうした認識は根本的な誤解を含んでいる

まずフェミニズムの伝統的な本流である欧州のフェミニズムのもとでは、フェミニスト(およびその同調者)は
総じてロリータ寛容派であるのが一般的である

例えば欧州フェミニズムの先駆者であるボーヴォワールなどはよく知られているところであるが
彼女ももちろんのこと少女自身の自主性を重んじ、少女愛を一貫して肯定し続けた
フレンチロリータと呼ばれるロリータアイドルのバルドーやバーキンを終止絶賛していたように

時代とともに子供の権利条約の運動が合流した事も背景にあるのであるが、 基本的にリベラルであればあるほど
権利としての子供の自主性、子供が性に目覚める権利=子供の性の解放を認める方向にシフトする必然的な流れを
受け入れざるを得ないことになる

一方でアメリカ合衆国のフェミニズムとなると児童性愛を激しく非難する勢力が大きな力を持っているという状況があるが
これはフェミニズムに発した潮流ではなく、公民権の流れから続く右派からの懐柔があってのことである
すなわち家父長主義右派(∈キリスト教右派)プロテスタンティズムのもとでの宗教的禁欲主義が流入したことで
本来の欧州的リベラル・フェミニズムから離れ、ドゥオーキンやマッキノンが先導するところのアメリカン・フェミニズム
保守派の懐柔による変異を遂げたアメリカン・ウーマンリヴが生まれた
141無責任な名無しさん:2007/07/12(木) 14:58:06 ID:82Q8NvxU
では日本のフェミニズムが孤立している現状に如何なる背景があるのか
それは流入過程における先導者による恣意性を持った[選択]である
すなわち、ヨーロッパ・フェミニズム(女性解放論)の上辺と
アメリカン・フェミニズム(宗教的禁欲主義・純血主義・保守主義)の[好きなとこ取り]をしたからである

したがって欧州フェミニズム下のフェミニストは「女性解放」の実現の代わりにロリータ(文脈上[魅惑的な少女])の存在と
幼児性愛を各々の基準において認めるのであるが、前述のような様相にある日本のフェミニズム下のフェミニストは
プロテスタンティズムのくびきと保守主義のもとでの純血主義を[フェミニズム]ということにしたことで、このジレンマを克服し
[女性の解放]などより遥かに恨めしい対象である[少女]をフェミニズムの名のもとに抑圧しうる潮流を築いたのである

したがって真の[女性解放]を求めるヨーロッパ・フェミニズム=リベラル・フェミニズムに対して
斯様の屈曲した日本のフェミニズムは一切の影響力を持っておらず、係る分野の日本の運動は
シンガポールほどの認知も受けていないというのが現状である

要約すれば[なんでも規制]的言説は本来はリベラルのフェミニズムとは親和性が低いのであり
フェミニズムそのものを攻撃の対象とすることは大きな誤りである、ということである
142無責任な名無しさん:2007/07/12(木) 15:42:04 ID:4u1Ekh6Z
要するに、日本のフェミニストの主張は女権主義というか男尊女卑の正反対になってしまって、両性にかかるジェンダーからの解放や自由などとはかけ離れているという事だな。
つまり、女性である事を特権化しようという、単なる性差別主義になっていると。
都合のいい時ばかり女性である事を主張して、他方では男性にジェンダー的な責務を負わせるプロ市民だな。
やれやれ。