■□■会社を従業員が倒産させる事って可能？■□■

従業員数10名程度の零細株式会社(建築業)に勤める従業員です。

'04年12月現在、経営不振を理由に2ヶ月以上の賃金遅配があります。
また、会社の定める労働規約における退職金支払いの用件も
満たすだけの「継続勤務期間」もあるため、当然に退職金も貰いたいと
思っています。

しかし、社長は「そのうち払いたい。でも、今は難しい」を繰り返すばかり。
さらに会社の土地や建物には既に当然のごとく銀行等の抵当権が設定されているため
【ない袖は振れない】的な対応をされるばかりです。

この際、勤務先の会社を早急に倒産に追い込んでしまいたいと思うのですが
そのような方法はあるのでしょうか？
（倒産させたい理由：未払賃金立替払制度の用件である『【企業倒産】により
　退職した者』という部分を充足させて、労働者健康福祉機構に賃金および
　退職金の立替払いを願い出たほうが精神的、時間的な負担を軽減できるのでは
　と考えるため）

法律勉強相談板の皆さんの意見をお訊きしたいと思い、書き込みました。
どのような意見でも結構です。よろしくお願いします。

【未払賃金立替払制度の概要】
http://www2.mhlw.go.jp/topics/seido/kijunkyoku/tatekae/index.htm

【立替払を受けることができる人】
http://www2.mhlw.go.jp/topics/seido/kijunkyoku/tatekae/980902_1.htm

そのうち潰れるので大丈夫です。

ちなみに、年末で2ヶ月の賃金遅配を理由として、
退職しようかと思いましたが、退職から再就職までの給付に関しては
問題ないのですが、会社の倒産が来年の7月以降になってしまうと
未払賃金立替払制度の要件を外れてしまって、未払い賃金と
退職金が一銭も手元に入ってこないという危険性も考えられるのです。
（あくまで、立替払の対象となる未払賃金は、「労働者が退職した日の６カ月前から
　立替払請求日の前日までに支払期日が到来している定期賃金と退職手当のうち、
　未払となっているもの」であるため）

年末での退職が会社の倒産の7ヶ月前に食い込んでしまうという
ことは避けたいわけです。しかし、そうなるといつまで会社に居れば
よいのか解りません。

とりあえず、来年の3月あたりで倒産という可能性もあるのですが
もっと出来れば早めてしまいたいのです。

賃金債権の保全のため、債務名義を取得しよう。

>>3さん
コメントありがとうございます。

おそらく…というか、明らかにもうすぐ潰れるのは
誰が考えてもそうですよね。。。

銀行には、過去に十数億程度の債務免除は貰っていて
新たに借り入れた資金に対する利息の支払いも滞納しているようです。

仕事が建築業ということもあり、仕入先は少なくない数なのですが
そちらへの支払いもやはり滞納しております。

従業員の賃金の他に、社会保険等の滞納もあるようで
先日は督促状も会社に届いてしまいました。

このような状況にも拘わらず、ズルズルと会社を続けられても
内外への害が大きくなるだけでどうしようもないです。。。

>>5さん
アドバイスありがとうございます。

「債務名義を取得」ですか、なるほど。
今、検索エンジンで調べてみましたが
強制執行をかけるために必要な要件ってことですね。
非常に大きなヒントになりそうです！うれしいです。

ちなみに、未払賃金〜制度には「支払い金額に上限がある」ようで
それを超えると困るなーという悩みもあります。

倒産前6ヶ月以内〜倒産後18ヶ月の枠から漏れると申請もできないし、
そうかと言って、ずーっと会社に居続けても。。。

未払いの賃金とか残業代ってないの?あるんなら債務名義なんて時間のかかることせずに先取り特権でサクっと差し押さえて潰しちゃえば?
謄本あげて会社の取引銀行の口座と電話加入権を押さえちゃえば、事実上倒産するんじゃない?

倒産したら取るものも取れない。

>>8さん
ご意見ありがとうございます。

先取り特権…ですか。ちょっと検索エンジン。。。
「給料その他債務者と使用人との間の雇用関係に基づいて生じた債権」
これですかね？民法308条…ってことは、すでに雇用関係にある場合は
先取特権を行使できるってことでしょうか？

それと・・・
「謄本あげて会社の取引銀行の口座と電話加入権の差し押さえ」
これは非常に効果的な気はします。ただ…ダイレクト過ぎて
少し気がひけてしまいますね（笑）でも、とても鋭いアドバイス
ありがとうございます。

口座の差し押さえに伴い、
会社が手形の不渡りをだすと、
取引停止となり場合によっては倒産するかも。
また、抵当権付の不動産をあえて、強制執行するのは
どうか。

債権者側が債務超過を理由に裁判所に申し立てるってのあり？

>>9さん
辛辣な、しかし的確な御意見ありがとうございます。

「倒産したら取るものも〜」ってことは
程度がどうであれ、常に頭をよぎる不安なんですよね。

だからこそ、最悪の事態は未然に防ぎたいな、と思う訳でして。

それと誤解を生むような発言になってしまうかもしれませんが
倒産「こそ」が願うところでして。。。

要するには、【未払賃金立替制度】を利用して
遅配分の賃金および、賃金の後払い的性格の退職金を
上限金額に達する前に…というのが本音であります。えぇ。

>>10
ダイレクト過ぎましたか（笑）ですけど手早く簡単に潰したいならオススメですよ。
先取特権については貴殿は行使できると思います。
後は証拠書類があるかどうかの問題です。未払いや残業代ならタイムカードや給料明細、退職金や賞与なら根拠となる就業規則などの証拠が最低限必要だと思われます。
まぁ証拠書類や細かい手続きなどは貴方の所在地を管轄している地裁の民事執行部に電話したら教えてもらえると思いますよ。

それと債務超過の債権者申し立てもできない事はないですが、手続きが面倒で手間がかかりますし。何より費用がバカにできない金額になるんで辞めといたほうが良いですよ。

>>11さん
ご意見ありがとうございます。

「手形の不渡り」に関しては、実は
数年前に1回目の不渡りを出しています。
2回目の不渡りを出した時点で事実上の倒産と
ならざると得ないって具合でしたっけ？

その後、債権者総会をひらきまして、
債権者の皆さんに5ヵ年の元金返済猶予を願い出まして
遅延による法定利息に関しては、月々の支払いをするという
かたちの約束をしたようなのですが、債権者総会から2年目の
2004年、すでにその利息の支払いさえ滞っている有様です。

抵当権が設定されているのは、取引銀行と信用保証協会の分だと
思います。さすがに法外な利息のところからは、借りていないはずです。
それと>>8さんがおっしゃって下さった「先取特権」というものを考えると、
銀行その他の取り分に先んじて支払ってもらえるのかな？と思ってみたり。

>>12さん
書き込みありがとうございます！

債務超過、債務超過…っと。。。
検索エンジンって便利ですね（笑

負債が資産を上回ってしまうことなんですね。なるほど。
でも逆に…そこまでに（資産＜負債）なるまで、借金ができるほどの
信用のある会社ではないと思います（笑

ただもうそろそろ…どこか取引先から訴えられるのも
時間の問題かとは思います。それを機に、倒産してくれたら
従業員である私も、楽になれるんですけどね。

どっちつかずのまま、会社がゾンビのように生き長らえる。
これが…正直、一番つらいです。。。

>>14
何から何まで…。
ありがとうございます！8さん。

証拠書類ですか。
可能な限り手元に残して置くのが吉、ってことですね。
そのようにしてみますね。証拠書類、か。

あーでも、そこへくるとちょっと気がかりがあるんですよね。

いや、実は…賃金支払いが1年ほど前から少しずつ遅配が始まって
今年のこの時期に来て初めて2ヶ月以上の遅配に至ってしまったんですけど
遅配が始まったのと同時期に、賃金の支払いが銀行口座への振込みから
現金による手渡しに切り替わってしまってるんです。

今、手元にある賃金明細表を見てみましたが日付が入っていないんですよね。
気づくのが遅かった！対外的な証明力のあるものが…ない！？

社長に直談判して自分の給料だけもらってやめちゃえば？
払えないなら訴えるとか言って。2か月分の給料ぐらい何とかなるでしょ。
倒産させたらいろいろ恨みを買うのは明らかだし。

>>18さん
ご意見ありがとうございます。

やっぱり、「直談判」…話し合いが基本ですかね。
今までも辛抱強く、口頭での賃金の催促ってのは
行ってはきたんですけどね。

小泉首相じゃないですけど、「払えないならば…」って感じで
【対話と圧力】ですよね。まだ対話の余地が残ってるのかも。

従業員側から裁判所に対して会社の破産請求をすることは法的には
可能だけど、コスト的に会わないし、実際、そういう事例もないと
思うけど？

はじめまして。
いろいろ探してるうちに辿り着きました。
急に解雇になってしまい（サビ残請求した為）認めずに会社へ行っています。
もはや居場所はなく、仕事もない為、朝晩行くだけです。
お金の問題もより、なめられた気持ちをスッキリさせたい方が強くなっています。
効果的な殲滅手段、教えていただけないでしょうか？

おはようございます。今年も残りわずかですね。

>>20さん
ご意見ありがとうございます。

「破産請求」ですか…。
http://www.moj.go.jp/HOUAN/houan25.html
これですね…ありがとうございます。
とりあえず、労働の対価たる賃金については
先刻も話に挙がった「先取特権」によって、優先弁済は
なんとか可能になるだろうと思っております。

ただ気になることが出てきまして…上記のURL先の項目なんですが↓
---------------------------------
【破産手続において，労働債権はどのように取り扱われるのですか。 】

給料債権，退職手当の請求権等の労働債権については，
実体法上一般の先取特権が付与されており，
従来の破産手続においても，このような労働債権の実体法上の優先権を尊重して，
その全額が優先的破産債権とされていました。
（中略）
そこで，新しい破産法では，労働債権のうち，
(1)未払給料債権については，破産手続開始前３か月間に生じたものを，
(2)退職手当の請求権については，原則として退職前３か月間の給料の総額に相当する額を，
それぞれ財団債権とすることにしています。
---------------------------------
これって「3ヶ月」以上は無効になるってことなんでしょうかね…？
どの法律がどの法律に優先適用されるのか否か…。。。
うーむ。。。。悩みどころです。

>>21さん
はじめまして。
どうやら、御自身も色々とお悩みのようですね。

ただ、私と状況がかなり異なりそうですね。
御自身の場合は、最寄りの労働基準監督署に申告なさるとどうでしょうか？

匿名ではなく、お名前を出す形での申告であれば
年内での査察もまだ何とか行ってもらえると思いますよ。
従業員としての御自身に、この件に関して特段の落ち度といいますか
帰責性は無いのであれば、スムースにいくとおもいます。

ちなみに私は、今月初旬に労働基準監督署に足を運んでおります。
主に「未払賃金立替払制度」の概要を訊くためでしたが、不当解雇
などについても監督署は管轄みたいです。

ご参考になれば幸いです。

今考えると、スレタイが不適切だったかも。。。

【ほとんど倒産寸前の】会社を
従業員が倒産【を早め】させる事って可能？

って方が私の悩みというか、願望ですね…。

これも貼っておこう。。。

【労働条件相談センター★各地の相談センターのリスト★】
http://www.zenkiren.com/manage/senter.html

あと、日本労働弁護団という団体の相談窓口もあるみたいですね。
http://homepage1.nifty.com/rouben/

労働法に明るい弁護士さんって、思いのほか少ない。。。

>>| 冫､) ◆j/vupmv55Y さん
さっそくありがとうございます。
僕の場合、労基に実名での申告もしております。不当解雇が明らかな為、
サビ残等精算しなければ認めないと宣言したのですが、労基をちらつかせても
絶対払わないと言い切られ、いろいろ相談したのですが、つまるところ『金』
が無いと厳しい、扶助協会等も遅いみたいで、費用対効果を考え
個人でどこまで出来るかを知りたいと書き込みさせて頂いたわけです。
信用第一みたいな業種でしたのでこのような結果は意外でしたが、よく調べると
会社はバブル時の負債を持っている為、整理回収機構に管理されていました。
自分らが生き残る為に末端を泣かすっていうのが気に入らないのです。
親は腹が減っていても先に子供にたべさせてやろうという気持ちを見せてくれて
いれば、僕は何もいわず辞めていたと思います。

●ローカルルール(http://school4.2ch.net/shikaku/)
第十条　自分のためだけに単発の質問スレを立てることは禁止です。

以後はこちらでどうぞ。
労働法のスレ（職場、賃金等のトラブル）Part27
http://school4.2ch.net/test/read.cgi/shikaku/1104158011/
やさしい法律相談Part100
http://school4.2ch.net/test/read.cgi/shikaku/1104225818/

●ローカルルール(http://school4.2ch.net/shikaku/)
第十条　自分のためだけに単発の質問スレを立てることは禁止です。
第十五条　質問者が第六条から第十一条の規定に反する行為をしたときは回答しないで下さい。

以後はこちらでどうぞ。
労働法のスレ（職場、賃金等のトラブル）Part27
http://school4.2ch.net/test/read.cgi/shikaku/1104158011/
やさしい法律相談Part101
http://school4.2ch.net/test/read.cgi/shikaku/1105190877/

真・スレッドストッパー。。。(￣ー￣)ﾆﾔﾘｯ