地裁と高裁、どっちがリベラル?

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418裁判官会議
>>417さん:おそらく、一番大きなカギは、裁判官会議(裁判所法に根拠)の伝統と思われます。
      http://www.houko.com/00/01/S22/059.HTM#020
       http://www.houko.com/00/01/S22/059.HTM#029
石松竹雄弁護士(修習2期:元大阪高裁部総括判事)によれば、とりわけ、大阪「地」裁では、
裁判官会議での議論が活発だったそうですし、
先の「選挙」では、裁判官1年生の方々(未特例判事補)にも投票権があったそうですから。

なお、石松先生の論文 (上記 季刊刑事弁護から,抜粋引用します)によると、
「…例えば、従来から、大阪高裁においては、他の高裁より 事実取調べの実施率が高い,
と言われており,特に被告人質問の実施率が他の高裁に比較して 顕著に高い ことは
統計上 紛れもない事実である…」などとされています。

(ご存知とは思いますが、かつて、高検検事長が、「大阪の量刑は、軽きに失する」と記者会見で
批判されたことも、ありました。)

もちろん、ご指摘のような 人事経歴も 1つの原因かも、しれません。

ちなみに、島部長は、判事昇格と同時(=任官10年)に、東京「家庭」裁判所の専属勤務
を経験されています。
419413:2006/06/10(土) 05:31:46 ID:iDas6LP+
>>418

なるほど。他の裁判所は大阪ほど裁判官会議に議論しやすい雰囲気がないようですね。

> もちろん、ご指摘のような 人事経歴も 1つの原因かも、しれません。
> ちなみに、島部長は、判事昇格と同時(=任官10年)に、東京「家庭」裁判所の専属勤務
> を経験されています。

判事昇格と同時に東京家裁の専属勤務というのは、島判事が出世ルートから早速外れていたという意味でしょうか?
420島部長:2006/06/10(土) 23:47:59 ID:pPTmJeZ8
端的にお答えさせていただきますと、

島部長は、「 超 」出世コースからは 外れているんですが、
それほど極端に、人事上の冷遇は受けておられないですね。

高裁部長というのは、なりたくてもなれない裁判官、沢山、いらっしゃいますから....

「その後」のご経歴を簡潔に挙示致しますと、
・山形地裁米沢支部長 →大阪高裁「職務代行」→高裁判事→「松江」部長→大阪地裁部長
・「神戸」部長
などを経て、>>250 の経歴に至られるワケですが。

(同期の、某裁判官の「超」出世コースの一例は、
ttp://www.e-hoki.com/main/main.php?act=judge_view&id=2924 をご参照ください。修習21期)

このほか、渡部保夫・元判事と伊佐千尋さんの対談集『病める裁判』でも、
・お通夜みたいな、裁判官会議が多かった、とのコメントがみられます。
421無責任な名無しさん:2006/06/12(月) 11:39:03 ID:Rw7M4bEl
>>413-420 まあ、そんなところだろうな.....
422無責任な名無しさん:2006/06/12(月) 11:39:57 ID:Rw7M4bEl
あと、口語体といえば、戦前は三宅正太郎が有名だな。
今や死語かもしれんが。
423413:2006/06/13(火) 00:53:40 ID:EfgRIVZm
>>420

なるほど。超出世コースというのは、裁判をするというよりも事務方に入ることなんですね。

>>422

ググってみたところ、この方はいちおう大審院判事までやった方のようですね。
424無責任な名無しさん:2006/06/13(火) 00:56:25 ID:6rEN06ex
11月22日の朝日新聞から悪徳D○Bパイロットスクール敗訴の記事

ー ヘリ免許取れず学校に賠償命令 ー
「米国でヘリコプター免許を取ろうとしたが、
勧誘文句の2〜3ヶ月 の留学では取得できなかった」などとして、
東京、埼玉、栃木の男性 計3人が、日本技研
を相手に計約1700万円の損害賠償を求めた訴訟の
判決が21日、東京地裁であった。富岡章裁判官は
「3人が留学した 米国訓練校の態勢に不備があったのに、
必要な改善策を講じなかった」 と述べて計421万円の支払いを命じた。
判決は「3人が留学した訓練校は ヘリコプターの数が少なく、
他の現地校より訓練期間が長期化している」 と指摘。原告2人について
超過訓練費用分の損害を認め4割を減額。途中帰国した1人には当初代金
の半額を 支払うように命じた。

425無責任な名無しさん:2006/06/13(火) 09:06:51 ID:iDVo0PBn
>>423
最高裁判事まで行きそうな人は、司法行政に携わる場合が多いですよ。司法行政の長を務める場合が殆どです。
例えば、現長官の町田顯氏は、最高裁経理局主計課長・総務課長や秘書課長・広報課長を歴任しましたし、
泉徳治氏は、最高裁秘書課長兼広報課長、最高裁民事局長兼行政局長、最高裁人事局長、最高裁事務次長、最高裁事務総長を歴任しましたし、
今井功氏は、最高裁総務局、最高裁民事局第二課長、最高裁民事局第一課長兼第三課長 、東京高裁事務局長、最高裁民事局長兼行政局長を歴任しました。

あと、最高裁調査官を務める裁判官も出世コースですね。
現在の最高裁判事の方々も概して最高裁調査官をされていました。
426司法行政 事務:2006/06/14(水) 23:27:26 ID:/o27d4nJ
>>423さん:
pdf資料になるのですが、>422さんご指摘の三宅判事は、戦前から、「口語体」裁判に
取り組んできた方でして、知る人ぞ知る、存在ですね。
www.legaltech.jp/koukai4-00.pdf

このほか、最高裁HPにも、司法行政については、基本的情報が掲載されていますが
http://www.courts.go.jp/saikosai/about/sosiki/index.html
最高裁の事務総局内には、判事資格を持つ「審議官」もおられまして、各局の枠を超えた
横断的な統括事務をも、扱っておられます。
427無責任な名無しさん:2006/06/16(金) 13:57:36 ID:56u+uurH
>>426
言わずと知れたことかもしれんが、事務総長の竹崎は長い在任だな。
428413:2006/06/16(金) 19:22:59 ID:KWiJEqGv
>>425

それらの経歴を見ますと、事務方のトップたる最高裁事務総長を勤めた人が司法権の長たる最高裁長官になるというようなあからさまな事務方ひいきはしていないようですね。

しかし、事務方判事と裁判実務者では、そんなに生態が違うものなのでしょうか。
429413:2006/06/17(土) 08:10:18 ID:x9leAAC4
>>427

噂をすれば何とやらですね。

asahi.com > 社会 > 裁判 > 記事

名古屋高裁長官に竹崎氏

2006年06月17日06時22分

中込秀樹・名古屋高裁長官が24日定年退官するのに伴い、空席となる高裁長官ポストに竹崎博允・最高裁事務
総長を任命する人事が内定した。政府が20日の閣議で正式決定し、26日に発令する見通し。最高裁は竹崎氏
を名古屋高裁長官に充て、竹崎氏の後任には大谷剛彦・最高裁事務次長を昇格させる。
430無責任な名無しさん:2006/06/18(日) 10:52:38 ID:lhLsYQQ7
>>428
> それらの経歴を見ますと、事務方のトップたる最高裁事務総長を勤めた人が
> 司法権の長たる最高裁長官になるというようなあからさまな事務方ひいきは
> していないようですね。
過去の最高裁長官になった方の経歴を見ると、東京高裁長官を務めた方が多いようです。
最高裁判所長官(憲法上は、『最高裁判所の長たる裁判官』と記載される。)は、内閣の指名に基づき、天皇によって任命されます。
だから、内閣が経歴を基にひいきすることはないようです。
431実話です:2006/06/18(日) 11:28:05 ID:1hGJly8v
広告掲載請求事件をおこしたいのです御教授お願いいたします。
内容は大宮交通株式会社社員堤潤一郎が起こした交通事故を被告本人又
会社自体も隠蔽しようとしています。今現在は簡易裁判所で損害賠償請求事件を
を起こしています。ここで交通事故があったことを判決文に盛り込んで貰い地裁で
訴訟を起こそうとしています。簡易裁判所では交通事故証明書と刑事訴訟記録と実況見分調書を提出してあります
ここで質問です
質問1 簡易裁判所で損害賠償請求事件で一部でも認められ確率は?
質問2 広告掲載請求事件をおこすにあたって勝訴するためにはどのような資料と弁論が必要ですか?
質問3 訴状には例えば次の様に書けばよろしいですか?
    例 大宮交通株式会社社員堤潤一郎が起こした交通事故において
      被告及び又使用者の責任のある大宮交通株式会社は交通事件を隠蔽しようとし又謝罪も一度もないので
      3分間のテレビCM最低3社新聞最低5社に謝罪広告をのせる事とする判決を求める。

幼稚な訴状内容ですみませんが内容はこんなものでよいでしょうか?
質問4 謝罪広告掲載請求事件で勝訴する確率は?
宜しくお願いいたします。
      
432無責任な名無しさん:2006/06/21(水) 23:10:47 ID:qXMJJffB
>>427 グットタイミングですね。偶然の一致であれば(笑)。
   ところで、高裁長官ともなれば、レッキとした 認証官 ですから、
職責は重大ですね。
433無責任な名無しさん:2006/06/30(金) 11:26:06 ID:ROL1oUy4
偶然に過ぎない。
434無責任な名無しさん:2006/06/30(金) 11:27:59 ID:ROL1oUy4
しかし、須田は相変わらず、どういう基準で裁判をしてるんだろうな。
この間の死刑破棄はそれで結構だが、八木事件との整合性がないな。
435無責任な名無しさん:2006/06/30(金) 11:57:27 ID:fQefR2W3
整合性はあるだろ
素人か
436無責任な名無しさん:2006/06/30(金) 23:17:42 ID:2Izd+vdw
>>433-434 なるほど、わかりました。ただ、>435さん御指摘も、これは
尤もでありまして、片や 全面否認、もう一方は刑事責任能力が主たる争点
です。(よって、 整合性がないとは、言えない、ということになりましょう。)

須田部長は、このほか、遺伝子スパイ事件では、「請求棄却」の判断をされていますね。
437月刊誌『現代』:2006/07/05(水) 23:13:15 ID:MRhnNhp2
>>428関係ですが、月刊誌の『現代』2006年8月号に、
ライターの亀井洋志さんが、「司法変質2」という記事の中で
司法行政について触れています。俸給表も、添付されていますので、
いろいろと参考になりましょう。

http://moura.jp/scoop-e/mgendai/mokuji/index.html