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874氏名黙秘
論考プラスの国
喋るバイクに乗って、論考プラス(注)の国にやって来た。
(注)http://yaplog.jp/ronkouplus/
「なんか、国民が一人しかいないような国号ね」
一人の男に出会った。何だか浮浪者のような格好なので話しかけたくなかったけど、話し
かけてみることにした。
「こんにちは。論考プラスの国ってことだけど、国号にまでなる論考プラスって何なの?」
「論考プラスは「論理哲学論考」のスタイルで旧司法試験について語ったものです」
「へえ。どういうことを語ったの」と喋るバイク。
「論考プラスは予備校のいう通りにすれば通るはずであるということを主張しているので
すが、その理由はこういうことです。予備校は試験を分析しました。それで分かったこと
は、試験が論点中心であるということです。だから、予備校は論点中心にカリキュラムを
組みました。試験に対応したカリキュラムなのだから、これをこなせば通るはずです。論
点中心では体系が分からないという批判もあろうかと思いますが、予備校のカリキュラム
は体系立っています。このことは予備校本を読めば一目瞭然でしょう。予備校本は、学者
本から抜書きすることで要領よく体系を述べ、それでも分かりにくいところには語りかけ
るような欄を設けて、後ろに論証カードを付しています。つまり、法律を一通り説明して
いるのです。これを薄っぺらいという人がいるかもしれません。しかし、法原理はそもそ
も単純なものです。そこから体系を組み立てていくわけです。そもそも単純でなければ用
いることなどできません。ですから、予備校本の圧縮された記述は法体系の骨格を示して
います。かつてはこのような圧縮を自ら行うことが求められていました。これは「法律学
の森」に自ら道を通すことを意味しますから、大難事です」
「それは分かったわ。でも、予備校のいう通りにすれば通るということだけを主張してい
るのなら、新しい主張は何もないと思うんだけど」
「そうなんです。今さらそういうことに気づいても後の祭りですね。しかし、予備校が選
別を変え、言いがかりに近い理由からとはいえ、ロースクールが作られるに至ったことに
ついては、語ってもいいと思っています」
「予備校はどう選別を変えたの?」