22年新司法試験20

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143氏名黙秘
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学者教員のあり方を見直せ 和田吉弘(弁護士・元青学教授) 2010年7月17日 朝日新聞から抜粋

新司法試験科目でもある基本科目の教育が質的にも量的にも不十分であることが問題である

学者教員の多くは司法試験を受験していない、あるいは受けたが合格していないのである(合格後、司法修習を受けていない人もいる)。
そうした教員は一般的に教育者というよりは、むしろ研究者の意識が強い。授業では学界での高度な議論を中心にしがちで、
半面、その前提となる基礎の理解や受験に向けた勉強を次元の低いものとして学生任せにするなど、実務家養成の観点が薄いことが多い。

司法試験の勉強をしたことがない(あるいは合格しなかった、ないしは司法修習を受けなかった)教員が指導するという制度自体に無理がある

基本科目について事例問題の答案を書かせて教員が添削する、いわゆる「答案練習」について、
文科省は「本試験を過度に予想し暗記した模範答案を吐き出させるもので、予備校的である」として禁止している。
しかし、司法研修所で行われている、いわゆる起案と添削も基本的に同じもので、思考力と表現力を養うためには、必要な教育方法である。

文科省は「合格率を上げよ。しかし、基本科目に偏った指導や受験指導はするな」と言っているが、それは無理難題と言うべきだろう。