451 :
氏名黙秘:
井上麻里奈はアイドルなのか。愚かな問いだ。世の人の9割9分が麻里奈を知らないとし
ても、動物化した人民にとっては、輝かしいものとして響いているであろうこの名は、ア
イドルというにふさわしい。一行で答えが出た。しかし、動物化した人民のほうからは、
こういう声も聞こえてくる。一緒にラジオをやっている伊藤かな恵ちゃんは、小学生のよ
うなルックス、喋り方、その他妄想を抱かせるあらゆる特徴を備えているのに、麻里奈は、
きれいなだけの人形ではないか。下らない。妄想は人それぞれだ。それに、アイドルとは
もとより人形ではなかったのか。かな恵ちゃんがかわいいとかいっているロリコン崩れな
ど、放っておけばよろしい。
麻里奈といえば、グレンラガンのヨーコだろう。漫画家の砂などといったお歴々を、心の
深奥まで震わせるそのルックスは、忘れられない。忘れられるはずもない。むろん、麻里
奈にとってもそれは同じだ。米国の動画投稿サイトにアップロードされている動画では、
涙を浮かべつつ、ヨーコへの思い入れを語っているのである。声優の泣いているところな
ど、そうそう見れるものではない。少なくとも、筆者は見たことがない。
グレンラガンについて語ることは、た易い。これ見よがしのメタアニメであり、巷のブロ
グ論壇では、メタレベルを縷々述べて、喜々としている姿が散見される。愚かしい限りだ。
そんなことをいって何になるというのだろう。むろん、そのように反問できるくらいの知
性があれば、下らないことは書かずに、黙ってテレビを見るだろう。そうあるべきだ。そ
れこそ、人民の正しい姿だ。テレビとはそういうものだ。いや、違う。今や、違うのだ。
言い直そう。ネットの傘下にあるテレビはそういうものではない。今や、人民はメディア
なのだから。だから、グレンラガンについて、下らないことを喜々として書き散らす人民
を、私たちは、止めることもできなければ、貶すこともできない。できようはずもない。
そんなことができるのならば、ブログ論壇と同じく、ブログで行われる声優のファンサー
452 :
氏名黙秘:2010/06/26(土) 17:14:30 ID:???
ビスをどう受け止めればいいというのか。地震が怖かったと語るだけの麻里奈の記事に群
がるコメントに、どう顔向けするというのか。麻里奈のブログは、淡白なものだ。私生活
が垣間見えることはない。しかし、よい。それでこそよい。何か書くことに意味があるの
だ。人民も、声優も。距離を保つことが、その条件となろう。
話がずいぶん逸れたようだ。しかし、迂回は避けられない。迂回を恐れるのであれば、声
優についてなど、語らなければよろしい。声優について語ることなど、実は何ひとつない
のだから。それでも、声優について語るのは、語りうるトピックがそれしかないという事
情によるものだ。一定の濃さで語りうるトピックは、限られている。私たちのような一人
語りは、テレビで一五秒くらい適当なコメントを付けるのとは、自ずから違う。そして、
現在、私たちを含め人が語るのは、語るくらいしかすることがないからだ。あまりに身も
蓋もない真実だろうか。そうだ。その通りだ。真実とはそういうものだ。続ける。
麻里奈はアイドル声優である。声優は、アイドルのように、CDを聞き少量の露出を追えば、
語りうるものではない。膨大なラジオを聴かねばならず、一人の声優が初々しいころから、
キャラを定着させ、そしてそのキャラにより疾走するまでを、余さず見届けなければなら
ない。そう、無尽蔵に時間が必要となる。散財も避けられない。声優を追っているうちに、
二十代を終えてしまう哀れな人民は、後を絶たない。麻里奈など追うくらいなら、もっと
楽しいことを追えばいいのではないか。素晴らしい質問だ。核心を突いてさえいる。しか
し、そんなことを問うのはもう止そう。ここまで来てしまったのだから。どこまでも進む
ことで、答えに代えよう。
453 :
氏名黙秘:2010/06/26(土) 17:15:38 ID:???
麻里奈はアイドルか。私たちは、冒頭、一行で答えを出した。然り、と。今や、私たちは
問いを転形させることができる。では、麻里奈はどのようなアイドルか、と。ここまでの
理路からして、分かり切ったことだ。もう筆を擱くときなのだろう。しかし、ここで一人
のアイドルと出会うことも、一興ではあろう。しょこたん(中川翔子)だ。しょこたんも、
麻里奈も、お人形にあこがれて、お人形になった。オタクが昂じて、オタクのアイドルに
なった。似通っている。これは、少女革命なのだ。二次元を愛するあまり、二次元になっ
てしまった、という。
でも、いいの、ほんとにそれで、などと栓ないことはいうまい。彼女らは、三次元でも充
たされているのだから。
いやー、いくら暇だからって、こんな文章を(3時くらいから)
書くのは、もうほんと、ダメ人間のすることですね。