刑法の勉強法 29

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869氏名黙秘
>>868
問題は択一的故意の事例だと思うんだ。
よく事例としてあげられる(単発の)拳銃をAとBに向けて発射したという事例は
弾丸が肉体を貫通して他方にも当たる可能性があるから、「疑似」択一の故意
事例だと思うんだよね。
そこで、おいらの考えた事案。
AとBは死刑台につながれている。そして死刑執行ボタンが1つある。
ボタンを押すとAとBが50%の確立でいずれかの死刑執行がなされる。
甲がこのボタンを上記事情を知りつつ押す場合はどうなるか?
この場合に、(第三者による)電気回路の配線ミスでA、B双方の死刑が執行
されたという事案。これなら、甲は択一的にしか結果は生じないと考えている
わけで、この場面で殺人既遂を二罪認めることは躊躇するのではないかな?