【ロー制度崩壊】司法試験予備試験21【盛者必衰】

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494氏名黙秘
日弁連法曹養成対策室長・中西一裕弁護士
(東京東部法律事務所 42期 登録番号21721 東京弁護士会所属)

http://www.nichibenren.or.jp/ja/publication/books/data/housou2-1.pdf
「新しい法曹養成制度は、司法試験という「点」のみによる選抜を改め、
法科大学院における厳格な成績評価と修了認定を前提にした専門教育プロセスを重視し、
これを法曹養成の中核として位置づけたのであるから、
こうした専門教育プロセスを経ない予備試験による「バイパスコース」を拡大するのは、新制度の趣旨に反するというべきである。」

http://www.nichibenren.or.jp/ja/publication/books/data/housou3-1.pdf
「このように予備試験受験者として現実に予想される層は、
制度が本来想定する「経済的事情や社会的経験」のある受験者よりも、
むしろ旧試験受験者や法科大学院修了者で受験回数制限内に合格できなかった者が予想される。
また、旧司法試験のように受験予備校でひたすら予備試験と本試験の受験トレーニングを積んで受験する受験者も当然想定されよう。
予備試験の内容や難易度如何によってはこうした受験者層が大量に流入することとなり、
危惧されたとおりバイパスルートが拡大して法科大学院を法曹養成の中核とする理念が損なわれることになりかねない。」

この人は2000年にこんなことを言っていた。
http://www.jlaf.jp/tsushin/2000/1002.html#10
「現在の開かれた司法試験に比べ、法科大学院になると法曹への機会が狭くなるという批判も疑問である。
高額の予備校授業料を支払い、多年受験を強いられ、結局受験秀才しか受からないいびつな司法試験よりも、
各人の個性にあった法科大学院を選択でき、三年の間に自己の適性を判断できるシステムのほうが、
本当に法曹になりたい者にとってはよいのではないか。」