>>836 現職としては,最高検案の部分的可視化に従います。
ちなみに,小生は,PSの任意性を争われたことは1度しかありません。
その争う事実は「眠くてよく聞いていなかったので黙って署名した。」というだけでした。
取調べの様子を克明に質問し,署名の前に2度も訂正を申し立て,その旨2度も付記して合計3度読み聞かせたこと(調書末尾に詳細に記載)をPSを示して質問し,AQだけで任意性が認められ無事採用されました。
もともと,小生のPSは原語(方言や独特の口調)をマンマに記載するし,落類や沈黙を検証的記載で録取するので,調書の記載内容から任意性と信用性が担保されるようにしています。
大きな事件ですと,最終PSは,取調べ状況や供述経緯や動機だけを別に1通録取して締めとしています。
中には殺した夫を偲んだ短歌を詠んだ御婦人もいれば,共犯者への復讐の啖呵を切った893さんもいらっしゃいました。
そういう丁寧な取調べと調書録取を励行していると,小生の場合では,任意性保全証拠化としての可視化DVDは必要性をあまり感じませんが,必要があるからやれと言われれば可視化DVDはやると思います。
ただ,自分の声と顔がDVDに残るのは恥ずかしいです。イケメンと美声に生まれればよかったのにと思います。