司法試験に役立つニュース 9

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239氏名黙秘
★お母さん司法試験に一発合格 育児と勉強両立

子育てをしながら5月の司法試験に初挑戦した主婦が、見事に難関を突破した。
昨年まで岩沼市に住み、東北学院大法科大学院(仙台市)で学んだ東京都北区の小塚由紀子さん(39)。
支えてくれた家族や友人らへの感謝を胸に刻み、依頼者の心に寄り添える弁護士を目指す。

小塚さんは東京農工大農学部卒業後、メーカーに就職。2001年に結婚して家庭に入った。
翌年、夫(44)の転勤で岩沼に移り住み、03年に長女が誕生した。主婦になっても、「社会
と接点を持ちたい」との思いが強かったという。

弁護士を目指したのは、法科大学院受験者向けの適性試験実施を報じる新聞記事を見たの
がきっかけ。前の職場は研究が中心で、「今度は人と向き合う仕事がしてみたい」と04年春
に進学した。1歳になった長女は岩沼市内で預かり保育をしてもらった。

大学院の講義では、複数の結論もあり得る難解な法解釈に戸惑ったという。
「科学は一つの答えを導き出すが、法律はそうとは限らない。カルチャーショックでした」と小塚さん。

帰宅すると母親としてフル回転し、長女をあやしながら家事をこなした。勉強に集中できるのは深夜。
睡眠時間を削って六法全書や参考書と向かい合った。
励みは周囲の協力だったという。夫は疲れていることを気遣い、朝食の準備を手伝ってくれた。
演習の発表資料をまとめてくれたクラスメートもいた。

(中略)

小塚さんは「あきらめないで夢に向かって努力することが大切。自分の選んだ道を信じて進ん
でほしい」と語り掛けた。

http://www.kahoku.co.jp/news/2008/10/20081021t15029.htm

※あきらめないことの大切さを学生に呼び掛ける小塚さん(右)
http://www.kahoku.co.jp/img/news/2008/20081020032jd.jpg