859 :
こんなの八百長調書だと言われるよ:
検事は
「あなたは昨日、こういいましたが、」などといって、
前提に誤ったことを混ぜて、次々と問いを組み合わせ、
答えると信用性が失われるようにしていたので、
答えないでいると、
「黙秘しますと言わなきゃ分からないだろう!」 などといって、
各問ごとに何回も言わせ、
また怒鳴りつけてきました。
このときの検事の怒鳴り声のすさまじさは、
いつにも増して
息つく暇もなく、言葉を差し挟む隙もありませんでした。
私は、検事の怒鳴り声を聞いているだけで気持ち悪くなって
しまいました。
「キチガイ!」 などといって、
思い切り圧迫してきました。
痛くて苦しくてたまらず、
「救急処置をしただけです。」 と言ったのですが、
「やっぱりキチガイだ!」 などといって、
圧迫の手をゆるめず、吐かないとわかると
「吐け!」
などといって、
勝手なことを言っていました。