表現の自由市場論再考 烏賀陽VSオリコンCaseを通して

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1氏名黙秘
雑誌にコメントしたライター 5,000万円賠償請求される
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2881855/detail?rd

雑誌「サイゾー」に掲載された『オリコンのランキングの信憑性』の
コメントが、名誉棄損にあたるとし、オリコンは、5,000万円の損害賠償を
求める訴訟を2006年12月12日に東京地裁に起こした。訴えられたのは
コメントしたライター一人だけ。ライターは訴訟準備をすべて一人で
しなければならず、弁護士を雇うだけでも多額の着手金がかかる。

あなたは原告または被告の代理人だとする。それぞれの立場に立ち、相手の反論を考えながら
法律上、憲法上問題となる点を検討せよ。

原告の言い分
「オリコンは調査方法をほとんど明らかにしていない」「オリコンは予約
枚数をもカウントに入れている」などの部分が事実誤認で、オリコンの
事業に多大な影響を与えることにもなりかねないと、5,000万円の
損害賠償を求める訴訟を起こした。
 「賠償金が欲しいというのではなく、これ以上の事実誤認の情報が
流れないように(多額の賠償金を課すことで)抑制力を発揮させたい」

被告の言い分
これは武富士と同じ手口の言論封殺の恫喝訴訟じゃないのか。オリコンは
雑誌だってたくさん出しているのだから、烏賀陽の言うことが間違っている
のなら「烏賀陽のいうことはウソです。なぜなら××」と反論すればいいのだ
。それこそがまっとうな「言論」というものじゃないのか。意見の異なる
者を高額訴訟で社会的に抹殺するなんてのは、民事司法の体裁をとった
言論妨害じゃないのか。「生活できなくなる心配がある。助けてください」
2氏名黙秘:2006/12/19(火) 22:24:42 ID:???
2ちん
3氏名黙秘:2006/12/19(火) 22:24:45 ID:???
2get
4氏名黙秘:2006/12/19(火) 22:25:16 ID:???
4様
5氏名黙秘:2006/12/19(火) 22:26:06 ID:???
「思想の自由市場」ってのはよく聞くけど
表現の自由市場っていうのは初耳だ。
6氏名黙秘:2006/12/19(火) 22:28:58 ID:???
原告のHP
http://www.oricon.jp/

被告のHP(問題になった記事部分、訴状の掲載有り)
http://ugaya.com/column/061219oricon.html
7氏名黙秘:2006/12/19(火) 22:30:05 ID:???
8氏名黙秘:2006/12/19(火) 22:31:42 ID:???
>>5
判例で使ってる方にしました。
9氏名黙秘:2006/12/19(火) 22:37:48 ID:???
表現の自由市場論・・・・・・・そんなに真実は強いかねw
10氏名黙秘:2006/12/19(火) 22:39:11 ID:???
因みに
思想は憲法19条で絶対的に保障され
表現は憲法21条で他との関係で保障されるものですから、
市場にふさわしいのは「思想」よりも他との関わり合いを必然的に念頭に置いている「表現」かなと思いまして。


字数制限もあったんですけどね。
11氏名黙秘:2006/12/19(火) 22:40:41 ID:???
とりあえず被告としては、本案前の弁論で何か言えないかがまず
被告側訴訟代理人の立場の腕の見せ所ですね。
12氏名黙秘:2006/12/19(火) 22:41:14 ID:???
>>11
×被告
○被告側
13氏名黙秘:2006/12/19(火) 22:45:41 ID:???
訴権の濫用で訴えの利益欠く?
14氏名黙秘:2006/12/19(火) 23:10:01 ID:t98pRwZ0
これって恫喝訴訟でしょ?
負けても企業側はいたくもかゆくもないじゃん。
で、ライターは金と仕事をなくす、と。
こういうのって規制できないの?
15氏名黙秘:2006/12/19(火) 23:28:35 ID:???
>>14
それを考えるのがこのスレだろ。常識的に考えて・・・
16氏名黙秘:2006/12/20(水) 01:14:13 ID:qpSMSbgB
「宴のあと」「北方ジャーナル」とかを下敷きにできないのかな?
17氏名黙秘:2006/12/20(水) 01:25:57 ID:qpSMSbgB
「夕刊和歌山」が一番合うかな?
18氏名黙秘:2006/12/20(水) 01:29:07 ID:qpSMSbgB
表現(思想)の自由市場とどう絡めるのか・・・?
19氏名黙秘:2006/12/20(水) 01:55:42 ID:???
営業と表現の自由
私人間
恫喝訴訟
萎縮的効果
20氏名黙秘:2006/12/20(水) 13:23:36 ID:???
原告側追加言い分
事実誤認に基づく弊社への名誉毀損について(2006-12-19)
http://www.oricon.jp/news/data/20061219.pdf
21氏名黙秘:2006/12/20(水) 14:46:37 ID:ClCLHrq5
オリコンのIR担当者に電話すると色々と教えてくれます。
電話番号も アドレスも明示してある。さすが上場企業
http://www.oricon.jp/index9.html

大株主
(2005年9月30日現在) (有)リトルポンド
小池恒
小池秀効
大阪証券金融
小池結実
日本マスタートラスト信託銀行(信託口)
小池尚子
DHC
ヤフー
日本トラスティ・サービス信託銀行(信託口)
角川ホールディングス

主要取引先 レコードメーカー コロムビアミュージックエンタテインメント
ビクターエンタテインメント、ユニバーサルミュージック 東芝EMI、ソニーミュージックエンタテインメント
ポニーキャニオン、ワーナーミュージック・ジャパン BMGファンハウス、ジェネオン エンタテインメント、エイベックス
TV局 NHK、日本テレビ、TBSテレビ フジテレビ、テレビ東京 他
新聞社 朝日新聞社、読売新聞社、毎日新聞社 産経新聞社、日本経済新聞社 他
雑誌社他 角川書店、びあ、講談社 集英社、小学館 他

主要取引銀行 三井住友(新橋)、 みずほ(六本木)、東京三菱(六本木)、東京都民(本店)

こういう関係各位にも今回の件に関してどう思うか聞いてみるとおもしろいと思います。
22氏名黙秘:2006/12/20(水) 21:57:23 ID:???
こういうときこそ弁護士会じゃないの?
23氏名黙秘:2006/12/20(水) 22:48:15 ID:qpSMSbgB
1法人の人権享有主体性
2私人間効力(間接適用説)
 民709不法行為の要件の「違法性」の中で憲法解釈をとりこむ。

 名誉毀損が成立することが損賠の前提と考えられるが成立するだろう。
 被告の発言に公益性はないから刑230の2によって保護されない。
 そこで違法性阻却事由として「思想の自由市場」論を考えるのではないか?
 



 
24氏名黙秘:2006/12/20(水) 23:50:55 ID:???
名誉毀損表現が、表現市場で除去されるか?????
25氏名黙秘:2006/12/20(水) 23:52:00 ID:???
表現の自由市場論とは、
26氏名黙秘:2006/12/20(水) 23:52:31 ID:???
自由市場に出回ってよい品質をそなえ
27氏名黙秘:2006/12/20(水) 23:53:12 ID:???
正しき言論は生き残るといったナイーヴな価値観にもとずく
28氏名黙秘:2006/12/21(木) 00:08:39 ID:BnEix0+J
23の続き
違法性阻却事由の話は×として・・・
>>19にあるように「委縮的効果」がキーワードになるとすれば
いわゆる「サンケイ新聞」のながれにのるのかな?
いわゆるかかる訴訟をみとめると発信者の表現の自由を著しく侵害する云々。
思想の自由市場にまかせるべしと・・。
29氏名黙秘:2006/12/21(木) 00:10:29 ID:BnEix0+J
かかる訴訟を認めるべきではないと。
30氏名黙秘:2006/12/21(木) 01:19:40 ID:???
>>24
のをつけてくれのを
楽天市場って読んでしまった。
31氏名黙秘:2006/12/21(木) 18:03:46 ID:TD9P7Fdm
「ライター烏賀陽弘道氏への提訴」について
http://www.oricon.co.jp/news/confidence/40565/

こんな理由で、いきなり訴えるのってありなの?
弁護士がチェックしてるだろうから、ありなんだろうけど…。

問題になった記事を読む限り、事実誤認をしているのは
オリコンのほうとしか思えないんだけど。
32氏名黙秘:2006/12/21(木) 18:09:22 ID:???
烏賀陽さんて大手メディアの批判よくしてるから
新聞テレビ雑誌は黙殺すると思います。
33氏名黙秘:2006/12/21(木) 18:20:53 ID:WsmrOGKH
こういう事件に遭うと、
果たして、法人に人権を認めるべきか、疑問になるなー。
34氏名黙秘:2006/12/21(木) 18:39:26 ID:fAo1jlC2
原告訴訟代理人弁護士
赤井文彌
笹波恒弘
船崎隆夫
笹波雅義
岡崎秀也
竹内英一郎
山本裕子
横田高人
藤川和之
村山栄治
永井和之
35氏名黙秘:2006/12/21(木) 18:54:55 ID:???
>>34
一番ケツの永井は厨大の永井か?
36氏名黙秘:2006/12/21(木) 20:40:22 ID:???
たしか、探偵ファイルでもおなじようなこと言ってたはずなんだが、
検索しにくいんだ世名アソコは。
37氏名黙秘:2006/12/21(木) 21:10:52 ID:TD9P7Fdm
はい、これ。

関連URL:http://www.tanteifile.com/tamashii/scoop_2005/06/26_01/
関連URL:http://www.tanteifile.com/diary/2005/12/05_01/index2.html

ウガヤ氏のコメントより、サイゾー編集部が付け足した部分や、この
記事のほうがよっぽどひどいと思うんだけどな〜。
38氏名黙秘:2006/12/21(木) 21:31:47 ID:???
思想の自由市場も眉唾ものだがな。

事実誤認でないというならば、それをしっかり言えば言い。

ジャーナリストは、自分の表現が責任を伴うことを理解しているのだろうか。
特に、批判記事を出すというならば、それ相応の調査、取材を経て
十分な確信と自信を経てから発表すべき。

法的手段の選択そのものを批判するのは、ジャーナリストとしていかがなものか。
ジャーナリストに表現の自由が認められるように
国民一般には裁判へのアクセスがみとめられているのだから。


じゃっぱジャーナリストというのはカスばかりだな。
39氏名黙秘:2006/12/21(木) 22:11:28 ID:???
ってか、こういうカツカツしたことをやるとこ見ると、
音楽業界も低迷してるんだろうな。
40氏名黙秘:2006/12/21(木) 22:25:25 ID:TD9P7Fdm
>>38
この件が、テレビや新聞で報道されない時点で、思想の自由もなにもないのでは?
この件について、有名ジャーナリストが有益なコメントをしましたか?
怒りのコメントをしているのも、冷静に分析しているのも、ブロガーばかりですよ?

大手マスコミのジャーナリストに問題があることには同感です。
41氏名黙秘:2006/12/22(金) 13:27:10 ID:???
42氏名黙秘:2006/12/22(金) 13:33:01 ID:???
永井は特認弁かな?
43氏名黙秘:2006/12/23(土) 04:34:17 ID:???
こういう場合提訴自体を不法行為と捉えて損賠請求の反訴を起こすことは可能?
44氏名黙秘:2006/12/23(土) 09:08:27 ID:???
>>43
可能
45氏名黙秘:2006/12/26(火) 01:08:31 ID:???
被告の言い分 追加

■オリコンコメント・リリース中の事実誤認について■

  




(1)株式会社オリコンが発表したプレスリリースのなか、06年12月19日付けリリースに「また、烏賀陽氏は、長年に亘り、
明らかな事実誤認に基づき、弊社のランキングの信用性が低いかのような発言を続けた」とありますが、烏賀陽がオリコン
について書いた記事はたったの1本、「アエラ」「アエラ」03年2月3日号だけであり、その前にも後にもオリコンについて書い
た記事は記憶にありません。

その内容が「誹謗中傷」にあたるかどうかは、読者のみなさんのご判断にお任せします。

該当「アエラ」記事が掲載されたあと、アエラ編集部の担当副編集長あてに小池恒社長直々に怒りのお電話があったと
聞いていますが、烏賀陽は直接聞いておりません。また、このときアエラ編集部に「事実誤認」に対する訂正や削除の要求はありませんでした。

(2)06年12月19日付株式会社オリコン発表のコメントのなか、「烏賀陽氏は、同様の発言を他のメディアでも行っており」
との記述がありますが、これに該当する「他のメディアでの発言」とは一体何のことか、烏賀陽にはさっぱり思い当たるものがありません。

結論として、烏賀陽がオリコンについて誤った非難(オリコンによれば『誹謗中傷』)を連続的あるいは継続的に続けたという
記述は誤りと烏賀陽は考えます。

(以上)

46氏名黙秘:2006/12/26(火) 01:11:28 ID:???
被告の当該記事掲載の雑誌社の見解


(株)オリコンによる、ジャーナリスト・烏賀陽弘道氏への「損害賠償請求事件」提訴について

一部報道にありました通り、株式会社オリコンは、弊誌「サイゾー」06年4月号に掲載した記事にコメントを寄せたジャーナリスト・烏賀陽弘道氏が
同社の名誉を毀損したとして、賠償金5000万円の支払いと弊誌への謝罪広告の掲載を求めて東京地裁に同氏を提訴しました。

本訴訟においてオリコンは、週刊誌「AERA」03年2月3日号に続き、弊誌06年4月号において烏賀陽氏が、同社の音楽ヒットチャートの統計学的な
信用度に疑問を投げかけたきたことを提訴の理由としていますが、当該記事を掲載した弊誌および「AERA」並びにそれぞれの発行元などは訴外
となっています。

弊誌は、記事へのコメント提供者のみを訴訟対象にした本訴訟には違和感を拭えず、言論機関と情報提供者との関係性、ひいては表現および報道の自由を保持・保障するうえで、本件は極めて重要な意味を持つものと考えます。

よって、弊誌は本訴訟において烏賀陽氏をできうる限りバックアップをしていきたいと考えています。
皆さまのご理解とご支援を賜れれば、幸いです。
2006年12月19日
株式会社インフォバーン 
サイゾー編集長 揖斐 憲

補助参加の可否の論点ですね。
47氏名黙秘:2006/12/26(火) 01:15:42 ID:???
■お詫びと訂正■1/2
 みなさん、烏賀陽弘道です。オリコン株式会社との訴訟について、莫大な数の、そして様々なお励ましをいただきまして、ありがとうございます。
この訴訟のことを、みなさんに最初にお知らせしたメールについて、以下のご指摘がありましたので、お詫びをしたいと思います。配慮が至らず申し訳ありませんでした。今後は十分気を付けます。
●サイゾー編集部に烏賀陽あて訴状が届いた日付が「06年12月13日」(正)とあるべきが「05年12月13日」(誤)と表記されていたこと
→まったく単純な烏賀陽のタイプミスです。なぜこんな単純ミスに気が付かなかったのか、いま冷静になってみると、自分でも不思議です。阿呆ですね。猛省しております。それだけ動転していたのだと思います。お詫びして訂正いたします。
●最初にお送りしたメールにチェーンメールを呼びかけるような記述があったこと
→これも動転のあまり筆が滑ったとしかいいようがありません。また烏賀陽がインターネットの世界での振るまいに精通した人間でないことも不手際の原因であります。お詫びします。すみませんでした。
48氏名黙秘:2006/12/26(火) 01:17:47 ID:???
2/2

●烏賀陽の個人サイト「うがやジャーナル」より先にほかのウエブサイト(例:津田大介氏のサイトなど)にレポートが掲載されたこと。
→ひとつには、烏賀陽のパソコンに入っているウエブ制作ソフトと「うがやジャーナル」のファイルが同時に壊れたことで(何でこういう
大事な時に限ってこういうことが起きるのか、本当に腹立たしいのですが)アップが遅れたことです。徹夜でインストールし直しておりました。
→また、最初の「SOSメール」をたくさん打つのに必死で、サイトのことを考えるのが後回しになったことも付記します。要するに烏賀陽という男はどん
くさいのです。
●06年6月23日付けでオリコン株式会社より届いた内容証明郵便について現時点で当サイト上では触れていないことについて。
→ 烏賀陽の個人的な友人である弁護士さんたちから、「民事訴訟の前はできるだけ公的発言を控えた方がいい」「発言するとそれを逆手に
証拠にされることもある」とのご忠告をいただいています。まだ弁護士も決まらない現時点(06.12.22)では、この内容証明郵便についてどう扱う
べきか、ぼくには相談すべき相手もいないため、判断ができません。悪意、他意なきことをどうぞご理解ください。オープンにできる時期が来た
ならオープンにしたいと考えています。
 ひとつだけ言い訳させていただければ、サイゾー編集部に東京地裁から訴状が届いたのは12月13日であり、そこには「1月4日までに答弁書を出さな
いと相手の言い分を認めたことになります」(つまり5000万円払わなくてはならない)と書いてありました。時期は年末であり、使える時間は14日足らず
です(こういう忙しい時期に訴状を送達するのも相手方の作戦だとすれば、意地悪だなあ=笑)。弁護士さえ心当たりのない小生がどれだけ慌てたか、
窮状をお察しいただければ幸甚です。実際、小生の日常生活は、ほぼ壊滅的に吹き飛んでしまっています。
以上、ご報告と同時にお詫びを申し上げます。重ねて、申し訳ありませんでした。
烏賀陽
2006年12月21日


なぜ編集部に訴状が届いたのだろう。
49氏名黙秘:2006/12/28(木) 05:35:26 ID:???
■オリコンプレスリリースについて被告の見解■

=これはオリコンによる「テロ訴訟」である

06年12月25日、オリコンは報道各社にプレスリリースを一斉に流しました(訴状や訴訟対象記事はわざと飛ばしたようです)。前日の24日に
烏賀陽が「裁判で争う」とオリコン側と東京地裁に連絡したからです。

オリコンのリリースの内容は依然「烏賀陽が事実誤認に基づいてオリコンの名誉を棄損した」などという、当然ながらオリコン側に偏った、
錯誤をも含んだ歪んだ内容でした。「謝罪すれば5000万円の訴訟を取り下げてやる」などという部分は、訴訟権の濫用を自分で認めたとさえ言えます。

普通なら、報道機関がチェック取材をして、ぼくの言い分を聞くなり、オリコンに再取材するべきなのに(小生が在社したころの朝日新聞社は
そうしていました)、大半の報道機関がこれを飛ばしてオリコンのリリースをそのまま垂れ流しました。ひどい場合は小生への取材さえしませんでした。

よって、このリリースに引きずられて、各社の報道内容が激しくオリコン側に偏っています。悲しいことですが、自衛のため、この場で烏賀陽の
見解を下に述べます。

50氏名黙秘:2006/12/28(木) 05:36:54 ID:???
************************************************************  

 この訴訟の本質はとてもシンプルです。これは、民事訴訟の体裁だけとった言論妨害。脅迫なのです。

 旧日弁連の報酬規定を適用すると、5000万円の請求訴訟を起こされた場合、弁護士の着手金だけで219万円、勝訴しても(いいですか、勝訴しても、ですよ)5000万円のうち10%で500万円、合計719万円を払わなくてはならない。

 民事提訴など、弁護士でなくてもできます。訴状を一枚書いて地裁に持っていくだけでいい。しかも、その請求金額は、今回オリコンが
そうしたように、恣意的に、つまりテキトーに決めておけばよいのです。それだけで、個人ジャーナリストは破産、破滅します。(注:現在は
弁護士報酬は自由化されてますので、弁護士さんによって多寡の違いがあります)

 しかも、オリコンはJ−CASTニュースの取材や社長コメントで「烏賀陽の発言を抑止するために高額訴訟を選んだ」「烏賀陽が謝罪
すれば訴訟を取り下げてもいい」と、自ら訴訟を「脅迫」の手段に利用したことを認めています。これは民事訴訟法が禁じる「訴訟権の
濫用」にほかなりません(それを自ら公言するとは、どういう神経なのか理解できません。訴訟でも不利になるだけなんですけどねえ)。

 これは、企業批判を封じることを目的にした、民事訴訟の体裁だけ整えた「脅迫」です。これを許せば、企業批判は一切できなくなり
ます。公害を垂れ流す企業、欠陥車を大量生産する企業、欠陥湯沸かし器や温風機で無実の人が死んでも、ジャーナリズムはそれ
を批判できません。

 よって、今回のオリコンの訴訟は、報道の自由、言論の自由への挑戦状です。民主主義へのテロ行為だともいえます。

 また、オリコンは出版社を訴えず、サイゾー編集部の求めに応じてコメントを寄せた(つまり原稿さえ書いていない)烏賀陽だけを標的
にするという愚挙に出ました。

 従って、こうした「脅迫訴訟」はフリー記者だけでなく、新聞社やテレビ局など企業に属する記者にも応用ができます。
51氏名黙秘:2006/12/28(木) 05:39:51 ID:???

 今回はたまたまフリーの烏賀陽であったにすぎません。この手法を使えば、「日本テレビのP記者を個人として訴え、日本テレビは
訴訟の対象から外す」ことも可能です。「オレは社員ジャーナリストだから大丈夫」「会社が守ってくれるさ」などと安心していてはい
けません。訴訟外にされれば、「会社」は裁判に関わることができません。

 ですから、今回のオリコン訴訟は、すべての報道にかかわる人を、いつ、誰でも標的にできる、という意味で、まさしく「テロ訴訟」なの
です。

 この点をどうかわかってください。報道・表現の自由という基本的人権を標的にしたテロ行為とは、私たち日本人が誇りとする民主主
義へのテロ行為と同義ではないでしょうか。

 まったく不思議なことです。オリコンは出版社でもあるのです。雑誌も数誌持っている。自らの雑誌で「烏賀陽の言っていることは真
っ赤なウソ、事実無根の大ぼら」と反論すればいい。似たケースとして、消費者金融の武富士が高額訴訟でジャーナリストの批判を
封じようとしたことがありましたが、彼らは金融会社であってメディアは持っていなかった。(それでも武富士は敗訴しました)

 訂正や削除をサイゾーに要求することもできた(03年の段階でアエラにも訂正や削除の要求ができた)。なのに、まったくしてない。
彼らは言論の世界で反論するより、自らの意思でテロ訴訟の道を選んだのです。まったく恐ろしい暴力的思考です。

 最後に、言うまでもないことですが、烏賀陽がサイゾーにコメントとして話したことは、二重、三重のコンファームをかけた確度の高い
情報ばかりです。あるいは、音楽業界ではもはや「公然の秘密」となっている話を複数のソースから確認して伝えたにすぎない。今回の
訴訟が起きてから、旧知の音楽業界人に何人か確認をしましたが、誰も「何でまた、オリコンはいまさらあんな当たり前のことで怒って
るんだ」と不思議がっていました。

 暴力やテロと戦うこともジャーナリストの仕事のうちです。本や雑誌だけでなく、法廷で真実を公にしていくこともジャーナリストの
仕事のうちです。ぼくは、自分の職責に忠実でいるつもりです。どうぞご支援をお願いします。

(061228)
52氏名黙秘:2006/12/31(日) 13:33:53 ID:HLYWpU4P
>(第1回口頭弁論期日は07年2月13日午後1時10分開始に決定。
>東京地裁709号法廷です。被告本人=烏賀陽の陳述を5分ほど
>申請しています。)

この件についてのブログを見ていても、弁護士の人の見解をあまり
見ないのですが。
うっかりしたこと書けないから、弁護士の人はあまりブログをやらない
んですか?
53氏名黙秘:2007/01/11(木) 08:40:02 ID:EQufOjH+
07年1月13日(土曜日)、新宿・歌舞伎町「ロフト・プラスワン」での
トーク・セッションに烏賀陽の出演が急遽決まりました。
午後1時開場、同2時スタート。午後4時半終了予定。入場料1000円+飲み物代。
オリコンの提訴後、烏賀陽が公の場で発言する初めての機会です。
ゲストなどは未定。(070106)

オリコンの中の人が(こっそり)見にくるのかな?
54氏名黙秘:2007/02/04(日) 01:43:48 ID:???
あげ
55氏名黙秘:2007/02/05(月) 01:34:03 ID:5WZMl5jV
訴訟の悪用じゃないのか。
56氏名黙秘:2007/02/05(月) 01:38:38 ID:5WZMl5jV
こういうことすると、ますますマスコミが報道するときに記者が匿名化されて
記事自体の責任感が薄れていく悪循環を引き起こすのにな。もうその流れが
動き出してる感はひしひしと感じるけどね。
57氏名黙秘:2007/02/06(火) 11:49:55 ID:hpb0GmLv
真実の情報を提供する企業
私たちプラネットは、日本の音楽マーケットにおいて、「真実の情報を提供
できる唯一の企業」として評価をいただいています。
たとえば、「プラネットチャート」は、全国1,200店のPOSデータを唯一の
データソースとしており、従来のヒットチャートに横行したといわれる
意図的・恣意的な要素が入る余地は全くありません。
その結果、「プラネットチャート」は、その信憑性・信頼性の高さで、
静かにしかし確実に業界に浸透し、定着しました。
最近では、雑誌への掲載やテレビ・ラジオ番組での利用により、広く一般
にも認知されつつあります。
58氏名黙秘:2007/02/06(火) 15:56:32 ID:???
思想の自由市場論の考え方を訴訟上の信義則に反映させて、
提訴権の濫用・訴訟状態の不当形成で棄却!
59氏名黙秘:2007/02/20(火) 15:08:42 ID:lJwUUy4M
 ほい。

 ● ジャーナリスト個人を対象にした高額訴訟の不当性
             −−反SLAPPの論理
 http://www.irev.org/shakai/oricon1.htm
60氏名黙秘:2007/02/20(火) 20:10:06 ID:???
本人訴訟でがんばれば?この程度だったら、棄却になるでしょ。
61氏名黙秘:2007/02/21(水) 11:53:57 ID:???
反訴したようですが。
62氏名黙秘
事実を整理し正義とは何かを考えれば自ずと結果は現れる。