資格取得スクール自己破産を申請
2006年07月10日10時36分
司法試験等の資格取得スクール大手が自己破産を申請し、
約15000人の受講生が行き場を失う事態に発展していることが10日、明らかになった。
「100万円を一括で支払ったのに教材すら受け取っていない」という受験生もいるという。
スクール側の無責任な対応ぶりに受講生や業界から批判の声が高まっている。
自己破産を申請したのは、伊籐塾を経営する法学館(東京都渋谷区)。
帝国データバンクなどによると、同社は95年設立。監査役の伊藤 真氏を塾長として
カリスマ的な人気を誇っていた。
受講生は学生及び社会人が多く、東京や札幌、大阪、福岡など全国的に運営。
派手な広告戦略でピークの99年12月期には売り上げは約100億円に達した。
だが、ロースクールの開設等で資金繰りに行き詰まり、2度目の不渡りを出し、銀行取引停止処分になっていた。
100億円余りの負債を抱え、事業譲渡や破産など事後処理を弁護士に一任した。
法学館のコメント「担当者がいないのでわからない」
ttp://www.asahi.com/national/update/0710/TKY110110605270214.html