司法試験板一番の速さで質問に答えるスレpart31

このエントリーをはてなブックマークに追加
805氏名黙秘
ひとつ質問します。
判例のなかに、多数意見とは別に、少数意見を表示するのはなぜですか?
また、少数意見としての「補足意見」「反対意見」には、それぞれどのような
意味があるのでしょうか。たんなる「意見」との違いは何でしょうか?
どうかご教示ください。
806氏名黙秘:2005/09/27(火) 22:22:35 ID:???0
「意見」とは、多数派と結論は同じだが理由が違う考えのこと。
「補足意見」とは、多数派と結論も同じで理由付けもほぼ同じだが、
それに理由付けを追加したり、より詳しく述べたもの。
「反対意見」とは、多数派と結論が異なる考え。

少数意見も残すのは、各裁判官がどのような考え方をしたかを明示するためでしょう。
少数意見は通常多数意見への批判を論じているので、多数意見の問題点を探るためには非常に有用。
その少数意見が、将来同様の事案の裁判で多数意見となることもある。
807氏名黙秘:2005/09/27(火) 22:53:44 ID:51bGm7I1
>>806
さっそくのお答え、ありがとうございました。
たいへん勉強になりました。
808氏名黙秘:2005/09/27(火) 23:22:47 ID:???
意見をつけるのは義務だっけ?
809氏名黙秘:2005/09/27(火) 23:23:37 ID:???
義務
810氏名黙秘:2005/09/27(火) 23:24:05 ID:???
>>808
ちゃんと六法を読もう。
811氏名黙秘:2005/09/27(火) 23:26:08 ID:???
裁判所法
第十一条 (裁判官の意見の表示)  裁判書には、各裁判官の意見を表示しなければならない。
812氏名黙秘:2005/09/27(火) 23:28:47 ID:???
最高裁判所判事以外は個人の意見は付すことができないんだよね
確か