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氏名黙秘:
学費(未収)3年で約500万円、
生活費(未収・修習含む)最短5年で1年100万円として500万円、
場合によっては予備校代金がかかります。
普通の人はこれの大半を奨学金(及び貸与)でまかなうことになるでしょう。
しかし、とりあえずローを修了(3年)すれば司法受からずとも返済は必要です。
その上合格率は20%程度が現状見込まれています。
合格者も増えるので供給が増える一方、弁護士業務にそれほど需要が伸びるとは考えにくいでしょう。
すなわち需給の関係から収入が今の弁護士ほどもらえなくなる可能性の方が高いと私は考えます。
まして受からなければ企業さえ行けないリスクがあります。
世間一般ではロー行けば法曹になって当たり前という認識です。
企業法務も大卒程度を社内で育てたほうが人件費も安く、内部事情にも詳しく、
かつなまじ頭よく正義教育を受けた人より扱い易く忠実と思うでしょう。
こうした事情を考えると、むろんもっと世間の感覚が変わってくれば別ですが、
ローに入って受からないでは方向転換が効かなくなる可能性があります。
たとえ少ないながら収入があっても、
1000万円という普通の人なら家を買うのに借りる額を、
普通の人以上のもっと短い期間で返さねばなりません。
本当に返せるのか、よく検討して臨まないと痛い目に会う人も多いでしょう。
皆さんを否定するつもりではありません。
お金や時間や手に職に余裕のある人なら進むべきでしょう。
でも私のような(特に未収)の人間も多くいると思い、
特にもしあまり深く考えないで何とかなる‥という人には、
まだ時間もあるので、是非御再考いただきたいと思います。