952 :
氏名黙秘:2006/01/31(火) 00:02:28 ID:???
953 :
氏名黙秘:2006/01/31(火) 00:03:06 ID:???
こういう殺伐とした感じが司法板には必要なんだよ。
ローだの適性だのの話はよそでやってもらいたいよな。
954 :
氏名黙秘:2006/01/31(火) 00:03:58 ID:???
955 :
氏名黙秘:2006/01/31(火) 00:04:08 ID:???
956 :
氏名黙秘:2006/01/31(火) 00:05:16 ID:???
つか、前田先生は、数年前のインタビューで
はっきり「行為無価値を考慮すべき」って明言してたじゃん
957 :
氏名黙秘:2006/01/31(火) 00:05:22 ID:???
>>955 いや、詳しくといわれても、言ってみただけなので・・・・
958 :
氏名黙秘:2006/01/31(火) 00:08:36 ID:???
もとじしんくまワロス
959 :
氏名黙秘:2006/01/31(火) 00:10:01 ID:???
前田雅英(受験新報インタビューより)
「私はこの頃、教科書や論文でも書いているんですが、行為無価値か結果無価値かを
対立軸に据える時代はもう終わっていると考えています。もっといえば、そのような
対立軸を設定して、結果無価値を重視すべきだとしてきたトレンドが、刑法の学界には
一定期間存在したのだと思います。その流れが変わろうとしている。
結果無価値って何かっていろいろな捉え方ができると思いますが、やはり戦後日本
社会の中で言えば、『日本国憲法』なんだと思いますね。人権とか、個人の利益を重視
するとかいろいろな表現ができますがね。
私が、そういう意味で結果無価値論かといえば、育ってきた時代状況の中でトレンドが
そうだったし、私の恩師である平野先生の理論も結果無価値論だったからということです。
先生の影響は絶対です。もちろん、私が学んだ時代の思潮もそうだった。
ただ、個人の自由とか人権とか、『法益侵害が明確なもの以外処罰すべきでない』とか、
処罰は狭いほどいいとか、そういう議論がだんだん動いていくと思うんです。・・・」
「誤解しやすいのは、よく言われる『結果無価値なら結果無価値、行為無価値なら
行為無価値を動かしてはいけない』という議論の意味なんです。結果無価値論者は
あらゆる問題で結果無価値を徹底しているわけではないですよね。・・・
・・・基本書を通して読むというのは重要なことだと思うのです。そのときに、
行為無価値論を採る以上、徹底して行為無価値を採らなきゃいけないという視点
だけで批判的に見ていくと、困るというだけなのです。結果無価値をどんどん
徹底したら刑法は成り立たなくなっちゃうんです。未遂だって結果がないんだから
全部不処罰でいいとか、行為無価値だったら既遂・未遂同じにしなきゃいけないと
いうところまでいってしまうわけでしょう。
現在の刑法学の課題は、誤解を恐れずに言えば、『今の状況で、国民の意識を
踏まえれば、どの程度行為無価値を加味しなければならないか』を判断するという
ことなのだと思っています。・・・」
960 :
氏名黙秘:2006/01/31(火) 00:10:17 ID:???
なぜ宮本英脩の名前が出てこない?!
961 :
氏名黙秘:2006/01/31(火) 00:21:10 ID:???
勝本勘三郎もなー
962 :
氏名黙秘:2006/01/31(火) 00:31:43 ID:???
第4版たのしみだねー
963 :
氏名黙秘:2006/01/31(火) 01:28:53 ID:???
「思えば私の刑法の勉強は団藤先生の綱要の読み解きによって始まったのであった、釣り人はフナ釣りに始まりフナ釣りに帰るというように、
私もまた戻るべき所に帰ったと言うべきであろう。
しかしそれは、ゆく川の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらずというように単に団藤先生の線まで戻るということを意味しない。
本書の目的とするところは、団藤先生の後継者としてその後実務と通説(団藤説)
の融合をはかられた藤木先生(先生は私の師匠でもありその学恩に対してはいまも
感謝の念が尽きていないことを一言しておく)の諸見解を正確に受け継ぐととも
に、藤木先生の時代には存在していなかった現代的諸問題につき前記諸先生の見解
に触発されながら解決をはかり、そして、それら通説の諸説間に存する矛盾
の解決をもはかることにある。
このことは、従来からの理論の為の理論を排するという私の刑法学研究の方針に合致し、
かつ、従来の諸学説が自己の理論に拘泥するあまり具体的妥当性については考慮をしない、
もしくは、法の現実態である実務の成果への恣意的かつ意図的な曲解を排することを意味し、科学としての刑法学の再構築を指向するものである。
つまりは、それら一見矛盾するあるいは時代遅れな体系に、前記諸先生の基本的見解に矛盾しない最新の理論的統一体をあたえ、
そしてそれを崩さない限度において私独自の説を継ぎ足すということである。
もちろんそれを行なうに当たっては両先生がつねに考えられていた実務と理論の融合すなわち実務で使われる理論の構築を念頭に置いてであることは、
前記および従来からの私の立場からも言うまでもないことである。」
964 :
氏名黙秘:2006/01/31(火) 01:34:02 ID:???
第4版のまえがきキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
965 :
氏名黙秘:2006/01/31(火) 03:10:48 ID:???
966 :
氏名黙秘:2006/01/31(火) 07:48:57 ID:hEu9gscJ
日本歯科医師会(日歯)側から自民党旧橋本派への1億円ヤミ献金事件で、
政治資金規正法違反の罪に問われた村岡兼造元官房長官(74)の第24回
公判が25日、東京地裁で開かれた。
先月、出廷した野中広務・元自民党幹事長(80)の「1億円授受の会合
には出席せず、愛知県内の病院に義理の姉の見舞いに行った」との証言につ
いて、検察側が提出した捜査結果で、野中元幹事長が挙げた病院には当時、
親せきが入院していなかったことが明らかになった。野中元幹事長の“アリ
バイ”証言が虚偽だった可能性が高まった。
野中元幹事長は、先月24日の証言で、1億円の授受があった2001年
7月2日夜には、「赤坂の別の料亭で別の会合に出た後、新幹線で名古屋に
移動した」と主張。利用した「のぞみ」の発車時刻や病院の名前、移動経路
などを具体的に挙げて、授受の場に同席したことを全面否定した。
これに対し、この日証拠採用された捜査報告書などによると、野中元幹事
長が訪ねた可能性があるとして法廷で名前を挙げた二つの病院は、それぞれ
「該当患者は1995年以降、入通院の記録がない」「照会された患者はい
ない」と検察に回答したという。また、当時の時刻表には該当する「のぞみ」もなかった。
967 :
氏名黙秘:2006/01/31(火) 17:43:14 ID:???
968 :
氏名黙秘:2006/01/31(火) 17:46:46 ID:???
もう、行為は確率的に決定されてるってことでいいじゃん
969 :
氏名黙秘:2006/01/31(火) 17:48:42 ID:???
>>968 やっぱそうだよね。前田的行為論ってそんな感じでしょ。
970 :
氏名黙秘:2006/01/31(火) 17:56:00 ID:???
哲学史的に言えば、「近代の超克」路線。
971 :
氏名黙秘:2006/01/31(火) 17:58:25 ID:???
ヘーゲルに笑われるぞ。
ヘーゲル的表現でいえば、「自由の意識を持たないアジア人」
972 :
氏名黙秘:2006/01/31(火) 18:01:04 ID:???
漏れは、法律学的にはヘーゲルの評価は知らんけど、哲学的にヘーゲルの自由概念を否定するのは、アジア人かハイデッガー系の異端やポストモダニズムだけだろ。
973 :
氏名黙秘:2006/01/31(火) 18:03:50 ID:???
完全に説得力を失っている、というんだけどさ。ヘーゲルを変に解釈した法学の流れを批判する、という意味ならそういう風に理解すべきだろうが。
あの書き方は、ちょっとねえ。
974 :
氏名黙秘:2006/01/31(火) 18:06:12 ID:???
ハイデッガー読んでないと怒られるぞ
975 :
氏名黙秘:2006/01/31(火) 18:07:03 ID:???
ヘーゲルの「自由」感は独特だから
ヘーゲルの言う「自由」なんて
スピノザ流の自由意志とどっこいどっこいのもんだよ
976 :
氏名黙秘:2006/01/31(火) 18:08:21 ID:???
漏れは、瞬時に、東京裁判は間違いだ!とか連合軍は勝手に憲法を押し付けた!と叫ぶ人たちの顔を思い浮かべる。
前田教授の意図はもっと違うと思うけど。
単に、俺の理論は刑法的に新しいんだ!と言いたいんだろうけどね。
977 :
氏名黙秘:2006/01/31(火) 18:09:24 ID:???
>>974 ハイデッガーは、「自由」論者だから、そうだな^^
978 :
氏名黙秘:2006/01/31(火) 18:20:14 ID:???
ポストモダン哲学の最先端の議論が、いまだにヘーゲル哲学と格闘しているわけだが(実際に哲学の著名な先生がそういっていた)、ああいう切り捨て方をした議論に、刑法学でお目にかかるとは夢にも思わなかった。
昔読んだんだけどヘーゲル哲学の大きな特徴は、自由の精神が展開して、市民社会を作り、国境を超えた経済におよび、国家に結実し、最後は世界精神となる壮大なものだ。『法の哲学』を最後まで読むと楽しいよ。
今は長谷川宏訳で読みやすくなっているみたいだけど。
979 :
氏名黙秘:2006/01/31(火) 18:25:16 ID:???
そこから自由の国「アメリカ」へと展開する、というのが、思想史的理解だと理解していますが。
980 :
氏名黙秘:2006/01/31(火) 18:29:35 ID:???
すみまへん。漏れはもう時間が無いw一日中勉強しなきゃいけないので2chは控えます。
981 :
氏名黙秘:2006/01/31(火) 18:31:09 ID:???
前田説以前に、大谷説も、平野説も、理解してない分際で・・・・・・;
ローなんか新でもいかないからなああああああ!
982 :
氏名黙秘:2006/01/31(火) 18:39:56 ID:???
ヘーゲル的思惟=形而上学の行き着いた先がナチスやソビエトだったという
理解を基に、古典ギリシャから近代への西洋思想の展開過程のどこに問題点
があったのかを巡って発展したのが現代哲学じゃないのか?
983 :
氏名黙秘:2006/01/31(火) 22:52:11 ID:???
ヘーゲルを重要視すること自体がすでに特殊ドイツ的思考なんだよね。
法学で言えば、ドイツ的思考から最も早く逃れたのが憲法学、ついで刑訴だが。
984 :
氏名黙秘:2006/01/31(火) 22:55:16 ID:???
>>983 その代わり特殊アングロサクソン的思考に拘束されてるわけだが
985 :
氏名黙秘:2006/01/31(火) 23:37:45 ID:???
ドイツ観念論自体がクソなんだよ。思考が濁っている。
デカルトやパスカルのすっきりとした合理主義哲学こそ最高。
986 :
氏名黙秘:2006/01/31(火) 23:42:42 ID:???
>>985 友人の話では、フランス哲学界では、ヘーゲルはまるで
「世界征服をたくらむ魔王」のようなイメージで扱われているそうだ
987 :
氏名黙秘:2006/01/31(火) 23:46:21 ID:???
ドイツ語辞典で小文字のヘーゲルを引くと雌豚という意味があったような。
988 :
氏名黙秘:2006/01/31(火) 23:50:13 ID:???
カント最高じゃん
989 :
氏名黙秘:2006/01/31(火) 23:54:15 ID:???
ファシズムや共産主義や精神分析みたいな合理主義を否定する思想は全て失敗する。
990 :
氏名黙秘:2006/01/31(火) 23:55:42 ID:???
前田も合理主義を否定しているな。
991 :
氏名黙秘:2006/01/31(火) 23:56:28 ID:???
>>985 デカルトはともかくパスカルはマゾだろw
992 :
978:2006/02/01(水) 00:50:20 ID:???
あ、ちょっとさっきヘーゲルに好意的に書きすぎたので、訂正に戻ってきました。
>>982氏の仰る通り、ヘーゲルは結局、国家主義を正当化した側面があるんです。
ヘーゲルは、倫理を体現したものとして国家論を完成させた。
そこが国家主義との批判を受ける点です。ヘーゲルの国家論にこだわれば確かに全体主義的ですね。
ただ、自由概念は形而上学的な流れと切り離せない、言いかえればキリスト教の歴史と不可分なんですよね。
最近、市民社会論が語られるとき、ヘーゲルの市民社会論から身直そう、となっているわけです。
ロック、ルソー以来、フランス革命を通じた「自由」概念論争を批判的に展開したヘーゲルを経て、アメリカ大陸に飛び火します。
「ドイツ的」というのは、法律学の世界での議論なのかな、と。
キリスト教中心の「西洋近代」の思想史の流れの中では、ヘーゲルの市民社会における自由論は自由主義の立場からも評価される側面なんです。
前田先生の「合理的」発想法についてはまだ検討していませんが、西洋哲学における合理主義は、2000年以上の形而上学の歴史と密接な関係があると言われます。
キリスト教の「神」の発想も核心はそこにある、とも言われておりまして・・・。形而上学的な自由概念と西洋近代の合理主義、理性主義は関係が深いんですね。
経済思想家ハイエクは、全体主義は、合理主義的思考の産物だ!などということをいったりしますがこれも自由主義経済の立場からの形而上学批判ですがね。
ヘーゲルを経て、マルクスに行くのか、アメリカに行くのか、ここが一つのポイントかな。
ただ、近代立憲主義体制は、前述したような形而上学的な議論のなかで形成されてきたことは、間違いないわけです。
そう言う意味で、「自由意思」をアメリカ的自由主義の考え方に置きかえれば「選択の自由」となるんでしょうけど、これらの用語を社会論の基礎にすることは、欧米的なんじゃないでしょうかね。
993 :
氏名黙秘:2006/02/01(水) 00:55:56 ID:???
カルト最高です。
994 :
978:2006/02/01(水) 01:01:01 ID:???
で、自分なりに、法律の話をすると、倫理と国家の結びつきを強調するとヘーゲルになる。
キリスト教の神(ヘーゲルの言う「カトリックの神」)の部分を日本に輸入して、そこに「国家神道の現人神」を挿入すると、明治国家が出来るんですね。
そういうのはまずいから、開かれた市民社会にひきつけて自由概念を考えて行こう、とか個人主義に基づく自由な経済を作ろう、となるわけです。
で、経済格差が広がったら、処罰を拡大しなきゃ治安が保てない・・・となって、自由意思の無いアホ人間が犯罪を犯して、前田刑法にお世話になるわけですか。
と、一人で納得したところで、勉強に戻ります。
995 :
氏名黙秘:2006/02/01(水) 09:01:59 ID:???
>>983 しかし、憲法はアメリカ風になっているのに行政法はドイツのままで大混乱。
996 :
氏名黙秘:2006/02/01(水) 23:48:12 ID:???
行政法でアメリカ風の解釈する本はありますか?
997 :
氏名黙秘:2006/02/02(木) 03:09:03 ID:???
う
998 :
氏名黙秘:2006/02/02(木) 03:12:32 ID:???
め
999 :
氏名黙秘:2006/02/02(木) 03:19:14 ID:???
ちゃづ
1000 :
1000:2006/02/02(木) 03:20:01 ID:???
け
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