コテハンの「慶應大学生」って一体何の意味があったのだろう?
W大なんかに比べ、慶應はどちらかというと「右翼」だろ。
>827
国民の忠誠の対象となる「憲法」というのは
成文の日本国憲法ではありません。
慣習・伝統としての不文の「国のかたち」。
これが英米流の正当憲法理論です。
思うんだけど、憲法の解釈論ばかり勉強してると、護憲に傾きがちなのではなかろうか。
解釈論からは改憲論は出てこないから。
もちろん改正条項から改正そのものは認容するけど、いかに改正すべきか、という点は政治判断であるため踏み込まないのが司法だし。
>>832 そういう偏った考え方になる弊害を避けるために、法律解釈学以外の勉強も
必要なのです。お分かりですか?
>>833 同感。最初はバリバリの改憲論者だったけど、
憲法の解釈を勉強するに従って護憲になってしまった・・・。
勉強は総合的にしないとね。
>>834 なってしまったってことはないだろ。
それでいいんだよ、それで。
おれは解釈やればやるほど改憲必要だと思えてくるけどな。
人それぞれぢゃないか?
あと勉強した学説によるのかもしれん。わし芦部きらい。
>>836 おれは芦部先生よりも佐藤幸治先生の学説のほうが親近感がある。
838 :
836:04/02/05 19:28 ID:???
ちなみにおれは松井、長谷部、阪本、大石。
答案はサトコー。
憲法は国民を洗脳するためにあるんだよ
そんなこと初歩で習うだろ?
>>838 松井や阪本を読むと、他の学者が何か価値論的に
憲法とか人権概念を崇高なものとして位置付けているのを
冷たく突き放しているようで、非常に快感を覚えませんか?
司法受かったら、阪本読もっかな
阪本の憲法理論1〜3、さらっと立ち読みだけしてみたが
人身の自由とか刑事手続などの叙述がないぞ
分量が多い割りに、カバーしない分野があるのはいかがなものか
そして、もう一つ、参政権について。日本に生活の本拠を置き日本で生活している
外国人は、日本国民とまったく同じように、日本の政治のあり方に関心を持っている
えあろうし、また、もつことが当然である。日本国憲法における「国民主権」の原理
は、こういう外国人の参政権を否定するものとして理解したければならないものと
いうものではあるまい。少なくとも、民主主義の観念と結びついた「国民主権」の
原理の根底にあるのは、一国の政治のあり方はそれに関心を持たざるをえない
すべての人の意思に基づいて決定されるべきだとする考え方である、ということ
ができよう。そうだとすれば、日本国民とまったく同じように、日本の政治のあり方
に監視を持たざるをえない外国人に参政権を保障するとしても、「国民主権」の
原理に当然のように反するとうことにはならないはずである。むしろ、そのような
外国人にも参政権を保証してはじめて、本当の民主主義が成り立つというべきで
あろう。
要するに、人権の問題を考える際に重要なのは、その人の国籍ではなく、生活
の実態である、ということである。とくに生活の本拠が日本にしかない外国人について
は、日本国民とまったく同等の人権保障が及ぶとしなければ、それらの人々の人権
は、実際問題として、無に等しいものとなる。人権は、人間らしい生活のための基本
的権利であるから、これらの人たちの人権は、生活の場であるこの日本においてこそ、
保障されなければならないのである。いわゆる「定住外国人」については、日本国民
とまったく同じように人権保障が及ぶと考えるべきであり、そのほかの外国人について
も、外国人だからという一括りで考えるのではなく、それぞれの生活実態に応じて、
実質的に人権が保障されるように解釈すべきである。
浦部法穂 全訂憲法学教室
民主主義の本質として「治者と被治者の自同性」ということが
言われる。
一定の統治機構を前提とするなら、その統治機構をコントロールする
のはその統治権に服属される者である、という事になる。
具体的には、その国の政治のあり方に切実な利害関心を有せざると
得ない立場にある者・・・それはその国に生活の本拠を持つ、
「ふつうの人」という事になろう。
この点において、「国籍」は必ずしも重要性を持たない。
生活の実態が重要である。
生活の本拠という概念はかなりあやふやだな。
また、浦部の論理では、外国にとりあえず定住している
日本人には参政権を認める必要がないということになろう。
国籍を有しない者を生活実態に応じて主権者と扱うのなら
逆も成り立つからだ。
フランスやアメリカのように国籍付与を出生地主義にすると
その国で生まれた外国人の子も国籍を得られるので
国籍と生活実態の範囲はかなり一致すると言えよう。
>生活の本拠という概念はかなりあやふやだな。
たとえば「5年以上の居住実績があり、今後も定住が予測される者」など、
よく練られた立法があれば解決可能だと思う。必ずしも困難な立法ではなかろう。
少なくとも現在の特別永住者はこれに含まれるだろう。
>また、浦部の論理では、外国にとりあえず定住している
>日本人には参政権を認める必要がないということになろう。
確かに、日本国籍保有者でも、完全に外国に永住してしまったような人には
選挙権を与える必要はないだろう。
しかし、外国に「とりあえず」定住する、等それが一時的なものであって、
再び日本で生活を持つことが予測されるような場合については、
なお、日本国の政治のあり方に切実な利害関心を有する者といえ、
選挙権の行使が認められるべきであろう。
>>847 「日本国の政治のあり方に切実な利害関心」なんて
主観的定義自体が曖昧。いくらでも拡散しうる。
>>847 >「5年以上の居住実績があり、今後も定住が予測される者」
将来のことなどわからないし、外国人は悪事を犯したら
追放されることもあるわけだが。
主権者が国外追放されうるというのは奇妙な話だね。
>>849 割り切ればそういう制度もありなのでは?
つまり、浦部説によれば、
(1)日本国籍者=国外追放されない主権者たる日本国民
(2)定住外国人=国外追放されうる主権者たる日本国民
ということになるのだろう。
特別永住者は(1)に準じる立場ということで。
憲法の精神、民主主義を守ることを
目的として創られた団体があるの、知ってる?
日本は徴兵の義務がないからそのへん曖昧になるけど
本当に日本の国防に利害関心をもって献身してくれるなら
外国籍でも主権者に入れてやってもいいでしょう
そのかわり、戦争になったら死んでもらうよ
定住外国人が母国で徴兵されて仮に日本に攻撃をしかけてきて
つかまったらどうなるのかね
外国人なら戦時国際法で単に捕虜として扱えばすむはずだが
「国籍がなくても定住外国人は主権者たる国民」という論理に従えば
そうはいくまい
外患誘致罪or外患援助罪だな
浦部説の基調をなしているのは
空想的なかよし主義であるが
まことに御目出度いことである。
外国人参政権の松井説も誰か紹介してくれ
>>853 将校とか司令官なら別だろうけど
単に一兵卒として徴兵されただけなら
「外国と通謀し」に該当しないと思われ
だれも現行法の解釈なんかしてません
憲法理論上の思考実験ですよ
刑法を論じるなら立法論レベルで
本来民主主義の問題であった、「国民主権」が、何時の間にやら、
「主権国家体制」や、ナショナリズム、「外部に対する共同体」の文脈で
それらと混同され、変容されて理解されてしまっているのだと思う。
上の方で「忠誠」とかいう発言が出るのもそのせいかなと思う。
それから、「主権」という概念もいい加減に使われているように思う。
もっと個別の機能なり根拠なりを考えながら、分析的に思考すべきだと思う。
これは勝手な感想。
age
死んでくれ
国民とは、憲法を軸にする共同体に帰属する人
その意味での忠誠
863 :
コヴァ:04/02/13 22:08 ID:Iphuz2rq
>>843 幸いなことに、浦部説(を含む学説全部)は憲法判例に対して無力である。
浦部の雄叫びは、「司法試験委員まで勤めたこの俺様の学説を、何故判例は無視するのだ!」という裁判所にへの腹いせに他ならない。
浦部先生かあ。自由国民社の口語憲法は好きだったよ。だけど、今となっては
古いなあ。
うらべってだれ?
あしべならしってるけど
>憲法を軸にする共同体
ほんとに「共同体」なんてあるんですか?
生活空間を共にしているという意味で「共同性」はあると思うけれど。
抽象的に言われても分からないですね。
867 :
氏名黙秘:04/02/18 22:01 ID:/5x6ZqKN
>「日本国の政治のあり方に切実な利害関心」なんて
>主観的定義自体が曖昧。いくらでも拡散しうる。
「日本国の政治のあり方に切実な利害関心を有せざるを得ないような立場」
客観的に判断可能。
>866
戦争になれば分かるよ。
殺人をしなければ刑法の存在が抽象的で
わからないなんてのは痴呆でしょう。
>>868 戦争になればなぜ分かるのですか?
「殺人」は要件が具体的で明確ですよ。
>>867 >「日本国の政治のあり方に切実な利害関心を有せざるを得ないような立場」
> 客観的に判断可能。
「利害関心」なんて状況次第でどうにでも変わりうる。
>>859 「変容されて理解された」というと、「本来あるべき姿が不当に歪められて
曲解された」というふうなニュアンスみたいだが、そうではなく、
国民国家の確立にともなって、しかるべき理解に発展し、おちついたというだけのことだよ。
不法滞留**年の蛇頭の幹部も
犯罪捜査や取り締まりや刑罰が気になるだろうから
その意味では、日本国の政治のあり方に切実な利害関心を
持っているだろうな
age
874 :
氏名黙秘:04/03/02 23:02 ID:Co6aS8dc
>>871 >国民国家の確立にともなって
この「国民国家」というイデアそのものにどれだけの根拠があるのか、という
ことだよ。自分の発想自体が「国民国家」をアプリオリに肯定すること
に立脚していることを理解して欲しいな。
私は維持する必要のない(さらには有害な)ドグマだと思う。
>>872 「不法滞留**年の蛇頭の幹部」と一生を日本で過ごすような在日外国人が
参政権を認められるべきかいなかのメルクマールとしての規範的観点からみた
「日本国の政治のあり方に切実な利害関心を有せざるを得ないような立場」
の点ではたして同じであろうか?
>>870 個人の内心において事実的主観的にどう思うか、ということは問題にしていない。
上記でも触れたように、規範的客観的に判断できるものである。
もちろん、そうは言っても流動的な要素も含みうるが、"その者が参政権を認められるべき
生活関係にいるかどうか”を合理的に判定することは、立法の上、適当な審査機関を
設けるなどによって対応可能だろう。
思考が空疎
憲法だいすき!
択一模試の点も一番いいし
ちんちんの皮が余ってます。
誰かひきとってくれませんか?
878 :
氏名黙秘:04/03/18 01:12 ID:NSdrzP/C
>思考が空疎
空疎なレスだ。
>ちんちんの皮が余ってます。
>誰かひきとってくれませんか?
馬鹿なレスだ。
でも近い将来本当にに改憲されそうだね
前文が「国民への戒め」だっけ?
やっと覚えた芦辺もあと数年の寿命しかないとは...
あんまりだとは思うけどそれが日本人の選択ということならしょうがないのか