日本大学司法研究所

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180氏名黙秘
日本大学商学部(東京都世田谷区)に在学していた女性(25)が、指導教授(51)からわいせつ行為を受けたとして、教授と日大に計1200万円の賠償を求めた訴訟で、
東京地裁は30日、計180万円の支払いを命じた。原告側代理人によると、教育現場でのセクシュアル・ハラスメントをめぐり、大学側の賠償責任を認めた判決は珍しいという。
土屋文昭裁判長は「わいせつ行為は正規の授業外の合宿で行われたが、授業の延長の性格があった」と指摘し、「合宿は大学の事業と無関係で、使用者責任はない」とした日大側の主張を退けた。
また、教授の行為により、女性が心的外傷後ストレス障害(PTSD)を患ったと認定した。
判決によると、教授は97年、自分の授業を受けていた学生ら10人と神奈川県内で合宿を行い、旅館の部屋で女性と2人きりになった際に、体を触るなどのわいせつ行為をした。

 ま た か よ