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35歳独身 ◆rC3OxWVw :
【論点ブロックカードについて―35―】
論点ブロックカードは「無から有を生み出す」道具ではなく、
「有を限りなく無にしていく」、そういうツールなのではないか。
自由な発想で書ける人は、カードで論証を固めてしまって、
なるべく大崩れしないように守る。
こういう使い方なら意味があるのかもしれない。
論点についての理解がほとんどゼロのまま、
論証の「パターン」だけを押さえても使い物にならない。
「よくわからないから覚えちゃえ!」という使い方は、
出題範囲が限定されていて暗記準備が可能な答練でなければ
さほど威力を発揮しないのではないか。
こんなことをグダグダと考えて見切りをつけたのは、
辞典のような量のブロックカード集を完成させた時だった。
「きっちり理解しなければダメだ!」などと考えて、
ぼくは次の扉を叩いた。
「基本書中心主義」―。
しかし、ここにも悲劇が待っていた。
(論点ブロックカードについて―終わり)