●36歳、受験界の歴史を語るベテですが、何か?

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2氏名黙秘
7 :35歳独身 ◆rC3OxWVw :02/02/05 16:41
8月生まれなので
まだ35歳ですが、何か?
3氏名黙秘:02/02/06 08:57
10 :35歳独身 ◆rC3OxWVw :02/02/05 17:26
【論点ブロックカードについて―16―】

法哲学の尾高先生は言った。
「法の解釈は理論と実践の統合体である」―。
また、悪魔の大典といわれる「民法講義」の冒頭あたりで
我妻先生は言う。
法的安定性と具体的妥当性の調和は難しい。
だが、両者がぶつかり合ったときは法的安定性を優先すべきだと。

つまり、法の解釈は、
(1)法的安定性と(2)具体的妥当性の両面から理由づけられれば、
これは最強の理由づけといえるのではないか(と、今は思う)。

(続く)
4氏名黙秘:02/02/06 08:57
11 :35歳独身 ◆rC3OxWVw :02/02/05 17:27
【論点ブロックカードについて―17―】

法的安定性は、原理・原則とか制度趣旨とか条文とか、
体系性というか、普遍性というか、うまく説明できないけどそういうイメージで、
具体的妥当性は、利益衡量から得られる妥当な結論のこと(かな)。

刑法の斎藤先生は日練の解説で
「下級審から最高裁までの判例を全部並べたら、そこに一貫した理論はあるか?」
と言い、渥美先生は、
「大切なことは、当該原理・原則がどこから来てどこへ行くのかということだ」
などと言う。

「具体的妥当性の観点から、肯定すべきである」という必要性と、
「法的安定性の観点から、そのような解釈も許される」という許容性、
この2面から理由づければ説得的なのではないか。

こんなことをふと思ったのは、
高橋めぐみのカードを覗いてから、遠く5年後のことだった。

(続く)