今、改めて∀ガンダムをふりかえるPART-4

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616通常の名無しさんの3倍
十数年後、キエルに良く似た10歳くらいの少女がハイム家の玄関から飛び出して
ロランの運転する車に乗り込んだ。
「ねぇロラン、ロランってソシエおばさまをフッてディアナ様と駆け落ち
したって本当?」
「誰から聞いたんです?そんなこと。逆ですよお嬢様私が振られてるんです。
何しろソシエお嬢様はおもてになりましたからね」
「じゃぁロランが結婚しないのは病気で亡くなったディアナ様が好きだったから?」
「いえいえ、私はディアナ様の病気の面倒を見させてもらっただけですよ
それに私みたいな呑気ものにお嫁に来てくれるような物好きな人いませんしね。」
「ふーん、でも一人ぼっちじゃ寂しいでしょ。私が結婚してあげようか?」
「ふふふ、お嬢様と結婚したらあなたのお父様に魂魄百万年恨まれますよ。」
「あーあ、私も振られちゃった、ロランってハイム家の女の敵ね」
その時ハイム家の玄関から飛び出してくる影がまた一人。
「ロラン、私も途中までのせてってよ」
「ソシエおば様、キャリアウーマンも素敵だけど独り身は年取ってからが
寂しいのよ」
「叔母様言わないで!いっきに老け込むじゃない。あーもうキエルお姉さま
そっくりでホント口やかましいったらありゃしない。」
「フフ」
「ロランも笑わない!」
ロランは幸せだった。