Z金髪プリンセス

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253次回予告
ストーカー
「さぁて皆さん、お待ちかね!
かつて、ドモンが怒りのスーパーモードを、シュバルツとの修行により身につけた明鏡止水によって
ハイパーモードへと昇華させたのを皆さんは憶えてらっしゃるでしょうか?
今、それを知ったアレンビーが、バーサークモードを克服する為に、シュバルツへと弟子入りしました
ところが、その修行中、バーサークモードの余波によって、大変な事が起きてしまいます
果たして、アレンビーは無事に修行を終える事が出来るのでしょうか?
それでは、次回も!
ガンダァムファイト!レディゴォー!!」
254炸裂!ゲルマン忍法!!:2001/07/27(金) 07:00
ここは、香港シティのはずれ、閉鎖された廃工場ブロック
普段は人気の無い、野良犬さえ見かけぬ寂れた場所だが
今日はちょっと様子が違っていた

「ノーベルフラフーゥゥプ!!」
ネオスウェーデン代表、ノーベルガンダムの必殺技が、美少女ファイター、アレンビーのかけ声と共に
廃工場の床に散らばる瓦礫を蹴散らしながら、ネオドイツ代表、ガンダムシュピーゲルに迫る
が、寸前でその巨体は、まるで重さを感じさせない、羽毛のように軽やかな身のこなしで
宙を舞い、光輪はその跡の虚空をむなしく過ぎていく
「甘いぞ!アレンビー!」
突き出た鉄骨の先端に身を翻し、腕を組んだシュピーゲルから
覆面のゲルマン忍者、シュバルツの叱責が飛ぶ
「技に工夫がなさ過ぎる!そんな単調な動きでは私を捉える事はできん!」
「く・・・・・さすがドモンが褒めるだけあるわ、何て動き・・・・」
アレンビーは、これまでの闘いを振り返り、そう呟く
全ての持ち技は初見で見切られ、封じられているようだった
かわせた筈の攻撃には当たり、当たる筈の攻撃はかわされた
軍隊で教え込まれた、相手を破壊する事のみを目的に徹底されたアレンビーの技は
虚実併せ持つ忍者殺法を得意とするシュバルツには、かえって無駄がなさ過ぎて、読まれやすいようだった
だが、まだアレンビーは奥の手を残している
内蔵用に改良されたバーサーク誘発装置を使い、バーサーク化し、自らの極限を超える力を持ってすれば
シュバルツと言えど、どうなるかは分からないだろう
この装置を使う事には抵抗があるが
元々、シュバルツに弟子入りしたのは、バーサークモード克服の為である
「・・・・・・待っててね、ドモン・・・・私もっと強くなる、その為には!」
アレンビーは、装置のスイッチに手を伸ばした
255炸裂!ゲルマン忍法!!:2001/07/27(金) 07:00
「む!?」
動きを止めたノーベルガンダムを見ていたシュバルツは、異変に気付いた
しなやかな女性型のノーベルの、金髪のような頭部パーツが四方に広がり、赤い光を発し始めたのだ
そして、獣が唸るような、低い低い吠え声が続く
「この光・・・これがバーサークモードか・・・・」
「オオオォォォォォォ!!!」
シュバルツが呟くのを合図にしたように、吠え声が一際甲高くなり
ノーベルがかつて無い速度で、大地を蹴った
「・・・・笑止!」
しかし、シュバルツは動じなかった
高速で迫るノーベルと切り結び、その動きについていく
「所詮は己を失った上での、暴走に過ぎん!」
スピードで勝るノーベルを、シュピーゲルが徐々に体捌きだけで圧倒していく
そして、すれ違いざまにシュピーゲルが放った二本の苦無が地面のノーベルの影へと突き刺さった
「忍法!影縫い!!」
とたんに、ノーベルが動きを止める
バーサーク化したアレンビーが、いくら力を込めようが、唸ろうが動けない
「オオゥゥゥ!!」
「無駄だ!この技、力ではやぶれん!」
影縫いしたノーベルを、更にシュピーゲルが背後から羽交い締めにする
がくりと膝をつき、一歩も動けなくなるノーベルガンダム
こうして、あまりにも呆気なく、アレンビーは取り押さえられてしまったのだが
その為に、ノーベルに接近したシュバルツの体にも異変が起きていた
「くぅぅ・・・!? な、何だ?」
ノーベルに組み付き、動きを封じたシュバルツは、自分の体を構成するDG細胞が活性化するのを感じた
意志の力でかろうじて抑えていたモノが、破裂しそうな程、力を蓄えつつあった
「い、いかん・・・!このままでは・・・・」
シュバルツは、ノーベルガンダムの機体から、邪悪な波動の流れを感じ取った
その波動を受けるごとに、DG細胞が一斉に疼くのだった
「あ、あれを止めねば・・・・!」
シュバルツ・ブルーダーは、全身を波動に苛まれ、呻いた
256炸裂!ゲルマン忍法!!:2001/07/27(金) 07:03
「・・・・・・う」
バーサークモードを促す波動が消え、アレンビーは眼を覚ました
全身が倦怠感に覆われ、だるかったが
二、三回頭を振り、意識をはっきりさせると回りの状況が分かってきた
どうやら、気を失っていた時間はそんなに長くなかったようで
かすかに憶えている押さえ込まれた時そのままに、モビルトレースシステムと
シュバルツの影縫いによって、体は拘束され、跪いたままで動けなかった
「はぁ・・・・負けちゃった」
悔しくて、ぽつりと言葉を漏らす
最後にバーサークモードを使ってさえも、シュバルツには歯が立たなかった
何より、バーサークモード時に自意識を失わないと言うことさえ出来なかったのだ
こんなままでは何時になったら、ドモンに追いつけるかわかりはしない
もっとも、シュバルツに関しては、だからこそ弟子入りする価値があるのだが・・・・
そんな事を考えていたアレンビーは、自分のすぐ傍らに人の気配を感じてぎょっとした
慌てて首を巡らし視線を向けると、無言で立つ、その人影はシュバルツであった
「・・・!?びっくりしたぁ、脅かさないでよ、シュバルツ師匠」
シュバルツは、アレンビーの言葉に反応せず、手に装置のようなモノを握りしめ、ぶつぶつと何か呟いていた
「・・・・や・・・んだ」
ゴト、と音がして、シュバルツが手の中の物を落とす
それは、バーサーク誘発装置の一部だった、ちぎり取ったらしく、コードが露出している
「師匠・・・・・?」
様子のおかしいシュバルツを見て、アレンビーはいぶかしんだ
ゆっくりと、シュバルツは声を出す
「早・・・・く・・・・逃・・・るんだ・・・・」
その言葉を言い終えるか、終えないのが早いか
シュバルツの口からは獣のようなうなり声が発せられ
その眼は赤い眼光に満ち始めた
「ゥオオオォォォォォ!!」
シュバルツは、バーサーク装置を止めたものの、その間に波動を浴び続け
力を蓄えたDG細胞にすでに乗っ取られていたのだった
「ウソ!・・・・やだ、動け・・・ない」
アレンビーは逃げようとするが、ノーベルのトレースシステムが働いているため
身動きが取れず、逃げられない
シュバルツは、そんな彼女に両手で掴みかかった
257炸裂!ゲルマン忍法!!:2001/07/28(土) 04:46
アレンビーは、羽交い締めにされていた為
軽く後ろに反るようにしていた手をシュバルツに捕まれ、捻り上げられる形になった
恐らくバーサークモードになっているであろう、シュバルツの容赦の無い攻撃を予測して
アレンビーは身を固くする
・・・・・・・・・・・・・・・・
が、その攻撃は無く、アレンビーを待っていたのは別方面の攻撃だった
すん・・・すん・・・
シュバルツは、アレンビーを捕まえると
顔を近付け、鼻を鳴らし、臭いを嗅ぎ始めたのだった
「しゅ、シュバルツ?・・・・」
予想外のシュバルツの行動に、アレンビーは当惑した
自分のお腹、足、お尻、腕を、ゆっくりと嗅いでいくシュバルツ
だが、当然、モビルトレースシステム用のスーツを身につけている為、戦闘後とは言え
体臭は嗅ぎ取りにくいのだろう
ろくな反応も見せずに、シュバルツは次々臭いを嗅ぐ位置を変えていく
「ちょっとぉ・・・なんなのぉ?」
抵抗も出来ずにされるがままに臭いを嗅がれるアレンビーは少し照れくさくなり、呟く
だが、気にも止めずに、臭いを嗅ぎ続けるシュバルツは、やがて前傾姿勢にかがみ込んでいるアレンビーの後ろから
青いスーツの股間に引き寄せられるように、両手をそのかわいいお尻のふくらみに添え
覆面をその谷間にうずめ、更に臭いを嗅ぐように、深く息を吸い込み始めた
すぅー・・・すぅー・・・・
「こらぁ・・・!どこの臭いかいでんのよ!」
さすがにこれには、アレンビーは顔を赤らめ、声を高く上げる
が、シュバルツは止めるどころか、今度は覆面をお尻の合間にみっちりとうずめ、上下させ始める
「オオォォ・・」
「ひ・・・!や、やだ」
薄いスーツ地の向こうから、シュバルツの吐息が暖かく伝わり
思わず、アレンビーはその感触に嫌悪を憶え、悲鳴を上げる
跪いた姿勢のまま、アレンビーは動けずに、シュバルツがするがままにしているしかなかった
アレンビーの股間にシュバルツは顔をうずめ、動かなくなる
微妙にシュールな光景だが
アレンビーはそれどころではなかった
258炸裂!ゲルマン忍法!!:2001/07/28(土) 05:47
あそこに顔を押しつけられ息をされる度に
吐息の熱がこもり、妙に熱っぽくなっていくのだ
股間から伝わる熱気に身じろぎしたくとも、体は思うように動かせず
アレンビーはただ耐えるしかなかった
「やだぁ・・・・・蒸れちゃうよぅ・・・・」
羞恥の心と相まってか、顔を赤らめるアレンビーの股間は更に熱を帯びる
何度声をかけてもシュバルツからの応答はなく、ただ、息をするのみであった
が、しばらくすると、シュバルツは顔をあげ
今度は背後から指で、アレンビーの股間を下から添えるようになで上げる
「ひぃあ!?」
散々吐息で蒸らされたあたたかまんじゅうを後ろから、くにくにと押しもまれ
アレンビーは背筋から頭を突き抜けるような不思議な感触に襲われる
「駄目ぇ・・・・!・・・ぁ・・・いじら・・・ないでよ・・・!」
トリコロールのスーツに包んだ身を震わせ、アレンビーは布越しの迂遠な感触に翻弄されていた
蒸れたような熱気は全身に伝わり、頭がぼぅ、としてしまう
見えない位置からのシュバルツの愛撫も刺激的だった
アレンビーの反応など無視し、執拗に土手をなでくり回し、揉み上げ
更には、スーツごと指でアレンビーの割れ目に突き入れ、かき回すのだった
スーツの伸びた生地が中を擦りあげるたびに
アレンビーの漏らす声がノーベルのトレースルーム内に響いた