Z金髪プリンセス

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142ローラ・if
「ハリー・・・中尉・・・」
夢から急に引き戻され、ローラは現実を知らされる
酷い有様の自分の姿
傍らに立つハリー
先程の行為の傷跡
そして、壁の燭台掛けに括られた自分の両手首
少しもローラに味方する事の無い、無慈悲な状況であると言わざるを得ない
「ローラ、貴方にはもう少しお付き合いしていただく・・・・・」
やや、自嘲めいた口調でハリーは告げる
両掌を固定された所為でローラは壁を向いているので
その表情まで見る事は出来なかった
もっとも、顔を見たところで肝心の視線は、赤いグラスで遮られてしまうのだが・・・・

「あっ!?あぁぁぁぁぁぁ!・・・・・」
ローラは、前触れも無く自らを襲った激痛に叫ぶ
「いきなりですまないがね・・・・起きるのを待っていたよ・・・ローラ」
激痛の正体はハリーだった
先程と同じく、ハリーは自らのモノでローラを刺し貫いていた
ローラが立つが速いか、腰に手をあてがい・・・・・

先程の行為で少し腫れたようになっている箇所への挿入は、ローラに更なる苦痛を強いる
少し前の、気絶するほどの痛みは無くなってしまったが
気を失せることが出来る方が良かったのかもしれない
ハリーが突き動かす度に、ローラの体は軋み、悲鳴を上げ続ける
「はぁ・・・」
ローラの声に生気が無い・・・・
気絶した時のように、意識が途切れるように、思考を奪われているのだった
只、その中でも明確に痛みは伝わり、そのごとに体が反応を返し続けている
「ハリー・・・・中尉・・・・もうやめて・・・くださぃ・・・」