ソシエ・ハイムのお嬢様な毎日

このエントリーをはてなブックマークに追加
77グエン・サード・ラインフォード
私とていつも同人誌を書いたり写真雑誌を作っているわけではない。
とりわけ最近は厄介な問題を抱えている。
ムーンレイス、月の民を名乗る謎の人物から送られてきたこの機械。
今日は朝から低い唸り声を上げていた。原理はよく分からんが、
まるでこちらの位置を特定しようとしているかのようだ。…!!
音声が少しクリアになった…何か…聞こえる。
『…でさあ、俺は言ってやったわけよ。月饅頭食って出直してきなって
ね。ハッハハ。…え、何。もうつながってんの?ウソ?』
……
『…ゴホン。あー、地球人の諸君。私はムーンレイスのアジ大佐である。
実はこの度我らが女王陛下、ディアナ・ソレル閣下が…あ、こら、
入ってくるな、ギム・ギンガナム!!』
『あーあー、ただいまマイクのテスト中。ギム・ギンガナムである。
絶好調ですかー?フム、それは結構。実は小生達サバゲーのチームを
作っているのだがディアナカウンターが弱すぎて話にならんのだ。
地球にもサバイバルゲームぐらいあるのだろう?地上で戦うのは小生
生まれて初めてなので今から楽しみにしている…あ、待て、まだ
話してるんだ』
『ハア…ハア…し、失敬。後日もう一度連絡する…』

…どうやら我々の相手は一筋縄ではいかんな。