マイホームパパ・ドズル中将

ほら、ミネバ、すごいだろう！　リモコンで動くんだぞ！
・・・・だめか。ビグザムは気に入らんか・・・・

>>1
おまえがいま感じている感情は精神的疾患の一種だ。
しずめる方法は俺が知っている。俺に任せろ。

ほら、ミネバ、すごいだろう！
かぶりものマニアのシャア少佐がきたぞ。

良く晴れた日曜の朝、絶好のピクニック日和である。
６時から洗ったエレカもピカピカだ。
ん？芳しいコーヒーの香り。
今行くぞ！

ふははははは、連邦が何するものぞ！
我がモビルスーツ部隊さえあれば、貴様らごときにやらせはせんわ！
む？　通信だと？　敵からか・・・・よし、回線を開け！
・・・・・ゼ、ゼナ！　こんなときに一体何の用だ！？
わ、忘れてなどいない！　ただこの一戦にはジオンの興亡が・・・
い、いや、すまん、悪かった、この埋め合わせは必ずするから。
頼むからミネバの泣き顔を写さないでくれ！

ふう・・・
・・・・貴様ら、何を笑っている！

＞５

苦笑

犬は首が弱点だから首輪にトゲがついてる。
同じく、ドズルは肩が弱点だから…って話を思い出してﾜﾛﾀ

ほーらミネバ、たかいたかーい
なっ、なぜ泣く！？
・・・・俺の顔が怖いのか・・・・そうか・・・

このスレのドズルって、酒の席とかでマツナガに愚痴ってそうだな

おう、青い巨星ランバ・ラル。一杯付き合え。

しかしなぁ、家庭というのはいいものだぞ。
戦場で「必ず生きて帰ろう」という気になる。
帰る場所があるというのはいいものだ。お前もそろそろ身を固めたらどうだ？
ハモンからも言われているのだろう。
・・・・そうか。戦争が終わったら、か・・・・
ああ、そうだな。一刻も早く終わらせなければならんな・・・・

>>10
…泣。

ほら、ミネバ、すごいだろう！　リモコンで動くんだぞ！
・・・・だめか。ミネバにはまだ早すぎるか・・・・
おーい、ゼナ！

はっはっは、ミネバはシャアお兄ちゃんが大好きみたいだなあぁ
・・・・・・・・・・・・
シャア、ちょっと来い

ミネバがシャアの娘だと！！！！
ゼナ〜なぜだ〜〜(涙)
認めはせん！認めはせんぞ！！
しかしミネバにはシャアの面影が・・どうりで全然似てな､ない・・
・ぬおぉぉぉぉぁぁぁーーーー＾「−＠＃％
シャアは解雇だー。二度とゼナには近づけさせんぞ〜〜(涙)

age

・・・・・ゼナがシャアに魅かれたのは、そもそも俺のせいかもしれん…。
確かに俺は忙しい。週に一度くらししか帰れないこともよくあるしな・・・。
でも今はジオンにとって正念場なのだ・・・しかたないのだ・・・。
・・・こんな事は言い訳にすぎんな・・・。
・・・しかしミネバが、ミネバがシャアの子だなんて！

・・・ああ、すまんな、しゃべらずにはおれんのだよ。
しかしな、・・・後悔してるんだ、思わずゼナを殴ってしまった事・・・。
女に手を上げたなんて初めてだ・・・冷静ではいられなかった・・・。
これからどうしていけばいいんだ・・・。

・・・おやじ、もう一本くれないか。
・・・いいんだ、気にしないでくれ、・・・飲まずにはいられないのだ・・・。

ああ、シャアに妻を寝取られるなんて・・・可哀想なドズル。
その事実を知ってシャアをクビにした後も、愛してしまってい
るので不倫を見て見ぬふりをし、なおかつゼナに振り向いてほ
しいと願っている純愛なドズル。

いきなりマイホームな感じじゃないな（ｗ

シャアが、ょぅι"ょ以外を相手にするとも思えんが・・

ドズルはこの頃お気に入りの唄を歌っていた
「〜シャアがターゲット！シャア！シャア！シャア！シャア！」
シャアの間抜けな様子が沈みがちなドズルの心を沸き立たせるのだ。

父親のご機嫌さが伝わるのかミネバはこの歌を聴くとひとしきりはしゃぎ、
すやすやと寝入るのだった。

ミネバの寝顔に見入りつつドズルはゼナ呟いた。
「戦いが終わったら・・
　 ミネバに何が習わせたいモノだ・・
　 ピアノ・・いやヴァイオリンもいいかもしれん・・」

ゼナは幸せな心地で二人を見つめていた。

ようやく様になったヴァイオリンを奏でつつミネバは想う
（シャア。シャアといるとなんでこんなにも嬉しいのだろう！）

父上・・お父様・・
伝え聞く父の姿にシャアと重なるイメージは無い。

それでも、奏でる調べは父のもとへ届いているようなそんな気がした・・

>>22
ゼナ“に”呟いたの“に”が抜けてるな・・・
はぁぁぁ・・・だめだ・・

ド「おお、来たかマツナガ。」
マ「どうしました？閣下、このような町外れで待ち合わせなど。
　　しかも閣下、なぜ学徒兵の格好をしてこいなどとおっしゃるのです？」
ド「い、いや、実はな・・・お前、『ソープ』というものを知っているか？」
マ「は、はあ、一応知ってはいますが行った事は・・・」
ド「じ、実はな、一度行ってみたいと思っていたのだ。最近ゼナはミネバに
　　かかりっきりでな・・・淋しいのだ」
マ「どうして私を呼び出したのです？」
ド「い、いや、一人だと心細くてな・・・」
マ「そうですか・・・なら私がお供します。」
ド「すまんな。」

（所変わって、店の中）
ディアナ「いらっしゃいませ。」
ド「ごくっ・・・」
続く。

　兄貴のスレを見てわかるように、俺のかみさんはかなり性格が
きつい。アニメではかなりネコかぶって視聴者をだましてたが・・・。

　ソロモンが落ちてからは兄貴達と同居してるが、兄貴に「なんで
あんな性格きつい女と結婚したんだよぉ」と泣かれてしまった。
でも付き合ってるときはけっこう素直なところもあったんだけどなぁ。
結婚したら性格がオバサン化してしまった。財布の紐までにぎられて
しまい、俺の小遣いは一日１０００円だ・・・。

　昼飯食って、タバコ買ったら無くなっちまう。雑誌も最近は
コンビニの立ち読みで済ませてる。あーあ、結婚なんて男にとっては
無期懲役みたいなもんだ・・・・。

む、緊急通信が入っただと。よし、回線を開け！

ぜ、ゼナ！分かっている、分かっているともっ。
今日は早く帰るから！
え、トイレット・ペーパーが切れてる？
ああ、買って帰る。じゃ、じゃあ切るからな。
大丈夫だ、忘れてない。今日は卵の特売だとも！

ふぅ…
ガルマに同じ轍を踏ませんよう、一度話しておかんとな。

俺は卵とトイレットペーパーを買うために帰宅途中、スーパーに
立ち寄った。酒販コーナーでは「一番絞り」が山積みで置いてある。
しかしこのあいだぜナが、「お酒なんて何でも同じでしょ！」と
くそまずい発泡酒のマグナムドライをケースで買ってきてしまった。

あ、惣菜コーナーで俺の好物の「ナスの肉詰め」が半額になってる。
今日は部下にもらいタバコしたからお金があまったし、買って帰るか。

レジへ行く途中、泣いている子供に会った。
む？　ボウズどうした、母親はどこだ？
ふむ・・・迷子か。
早く帰らないとゼナに叱られる。しかし・・・・

ふう、なんとか母親が見つかったか。
しかしあの女、この俺を誘拐犯とはどういうことだ。
おかげで余計な時間を食ってしまった。あーあ、また小遣い減らされるかもな・・・

オデッサ降下作戦も成功し、いよいよこれからジオンの栄光を
地球圏にもたらさなくてはならないというのに、俺の心は晴れない。
その理由は日に日に深まっていくキシリアとゼナの確執だ。
ソロモンにいる俺や地上司令官のガルマ、すでに引退して別居している親父は
まだマシとして、目も当てられないのは兄貴だ。
サイド３勤務の部下の報告によれば始終何かに怯えるようにあたりを見回し、
キシリアとゼナの声が聞こえると取るものもとりあえずすっ飛んでゆくのだという。
このまえ通信で話したら若いころの親父と見まちがえるほど生え際が後退していた。

すまねぇ、兄貴。でも我慢してくれ。
戦争が終わったらちゃんと俺もサイド３に帰るから。

♪ソロモンのパパは〜ちょっと〜違う〜

　今日もキシリアとぜナが喧嘩している。とりあえず理由を聞くと
ミネバの「お受験」でもめてるらしい。キシリアはジオン公立幼稚園
に入れたいようなのだがぜナは地球の、良家の子供がたくさん入園
している「慶応幼稚舎」に入れたいらしい。

　俺がゼナに「いいじゃないの、ジオンの幼稚園に入れれば。公園の
お友達も一緒だし、俺もキシリアもドズルもガルマもそこ出たんだから
さ？」と言ったら・・・。

ゼナ：「だからダメなんです！ミネバをお義兄さんやお義姉さんのような
　ドキュソにしたくないんですから！」
キシリア：「なんだと！この俗物が！！！」

・・・・・鬱だ・・・・。ドズル、早く帰って来てくれ。

　ソロモンに来たら、多少は羽根を伸ばせるかと思ったら甘かった。
定時が来たら、ゼナに連絡しないと浮気してると疑われるし、おつきの
武官まで「ゼナ様に申し付かってますので」と一日１０００円しか
渡してくれない。

　ゼナがミネバを連れて実家に帰ってしまったら跡取りがいなくなるから
誰も頭があがらないのだ。ガルマも早く彼女と結婚して、男の子でも
できればいいんだけどなあ。サイド３にいる兄貴は毎日泣きながら通信
してくる。

　すまねぇ、兄貴。

>>30
誘拐犯なんて思いっきりベタなのに思わずﾜﾗﾀ
不意を突かれたらしい

なんかこのスレ、『ジェリドと愉快な〜』に
似てきたな…

うーむ、しかしこれは・・・やばいのではないか？
セシリアは「ハゲたあなたもステキ♪」と言ってくれているが、
さすがにこの若さで父上のようにはなりたくない。
やっぱりストレスが原因だよな・・・はあ、鬱だ。
デラーズに相談してみると、「私が若かりしころに使っていた品です」といって
発毛剤を手渡してくれた。
しかしあの頭を見る限り効果は薄そうだ。
最近では胃も痛い。誰か助けてくれ・・・

>>36
どっちかっていうとトロワスレかな。

いや、違うな…トロワスレはもっとバ〜ッて動くもんな…。
それにしても独白系スレ多いね。

今日は我がソロモン恒例の飲み会である。
メンバーは、わし、マツナガ、ガトー、ラル、それからなぜか兄貴直属の
デラーズまで来ている。
…華が無い…ていうか暑苦しい。
仕方がない。飲み会終わったらこないだ>>26のソープにもう一度行こう。
…おい、ラル、逃げるなよ。

最近の日記系スレはどれも良質のものばかりで、喜ばしい限りなり。

いや、アケミ中尉スレに栗卒
中年の悲哀にあふれておる

ジェリドスレとアケミ中尉スレとここは、
アクセスしたら真っ先にチェックしてる。

今後も頑張れ。

きょうもパパはかえってきません。
だからおかあさんはいらいらして、わたしがスープをこぼすと
とてもおこってゆうごはんをぬきにしてしまいます。
おなかがすいたのでこっそりギレンおじちゃんのところにいったら、
わたしのだいすきなハンバーグをつくってくれました。
とってもおいしかったです。
ギレンおじちゃんに、「パパはなんでかえってこないの？」って聞いたら、
かなしそうなかおをして「パパはスペースノイドのみんなのためにがんばってるんだよ」
とこたえてくれました。
みんなのためなら、しかたがないなぁとおもいました。
でも、はやくかえってきてね、パパ。

>>42-43
お前らまで私のことを「アケミ」と呼ぶのか…鬱…

>>44
>>ハンバーグをつくってくれました
かっぽう着のギレンが、台所で料理してる絵が浮かんだよ。
ゼナにいびられてても、いい叔父さんじゃないか（泣）

＞かなしそうなかおをして「パパはスペースノイドのみんなのためにがんばってるんだよ」

もしかしてソロモン戦の後？

だめ、泣きそう。
ギレンがいいやつに思えてきた。

　さて、気象予定表によると午後から雨だと言うから、洗濯物とりこま
なきゃな。はぁ、なぜ総帥である俺がこんなことをしているかと言うと、
キシリアとゼナのあまりにも凄い嫁ＶＳ小姑戦争のために、使用人が
みんな逃げ出してしまったからなのだ。

　あーあ、ドズルはソロモンで羽根伸ばしてんのかなあ。小遣い少ない
って言うからこのあいだ仕送りしてやったけど、噂によるとその鐘で
ソープに言ったって言うじゃねえか。まったく。

　あ、みねばちゃんお手伝いしてくれるの？ありがとね、じゃあおじちゃんは
お洗濯物をアイロンかけするから、アイロンすんだのたたんでね。
あ、ゼナとキシリアのパンツ、ちゃんと仕分けしとかないと・・・。

「ヒトラーの尻尾」がすげえことになっちまった。
もう演説聞いてもなんともおもわねえ(哀)。

うむ、違う意味で泣ける（;´Д｀）

急募：家政婦さん
勤務地：ジオン公国内ギレン総帥官邸
社会保険完備・週休二日・有給あり。委細面談にて。

きょうはわたしのおたんじょうびです。
でもパパはいません。
ママはまえからほしかったくまのプーさんのぬいぐるみをくれました。
ギレンおじちゃんはリカちゃんのおうちをくれました。
でもパパはいません。
ガルマおじちゃんはちきゅうからザクのプラモデルをおくってくれました。
デギンおじいちゃんはほんもののザクをくれました。
でもパパはいません。
キシリアおば・・・おねえちゃんはむずかしいごほんをくれました。
「きそからわかるてーおーがく」というごほんだそうです。
いつもこわいけれど、ありがとう、キシリアおば・・・おねえちゃん。

でもパパはいません。
パパのばか。ばか。ばか。

　今日の出費。昼飯：ほっかホっか亭ののり弁当３８０円＋マイルドセブン２５０円。

　朝飯と夕飯は賄いのおばさんが作ってくれるからタダである。
　賄いのおばちゃんが「夜食に食べなよ」とお握りを作ってくれた。
　水筒を持ってきたら、お茶を入れてくれた。マツナガが読み終わった
　マガジンをくれたから今夜は退屈しないですむな。

　今日、兄貴から緊急通信があった。「お前、今日はミネバの誕生日だろ！」
やべっ！職務に忙殺されてすっかり忘れてた。とりあえずビデオレターで
間に合わせよう。俺も悪いパパだ。ごめんよミネバ。と言うわけだ。
マツナガ、ビデオをまわせ。何！お前今、「ホラービデオ撮影してるみたい」
とかつぶやいたな！こいつ、修正してやる！！！！おっとっと、とりあえず
スマイルスマイル。

　ミネバごめんね、パパは元気だよ！

>>53
ギレンはちゃんとミネバがリカちゃん人形を持っている事を
確認して送ったのかな（笑

俺の妹は人形持ってないのにそれ貰って、途方にくれてたよ。

　ドズルがビデオレターを送って来たので家族で見ることにした。

うわっ！！あいついきなりアップで写りやがって。心臓止まるかと
思った・・・って父上が心臓発作起こしてる！！！キシリア！ゼナ！
医者を呼べ・・って・・こいつらも泡吹いて気絶してるぞ！！！

　おーい！早く誰か来い！！！・・・でもミネバは「パパだ〜！」って
喜んでるなあ・・・・。

ドズル…若いはずだが、
苦労人だなあ

てゆうか、マイホームパパじゃ無いよね（藁

>>58
キシリア２４歳よりいいって

>>33
ゼナにも困ったものだ。慶応幼稚舎が小学校ということも
分かっていない。これだから成り上がり者は困る。第一、
あの学校は卒業生の子弟しか、入学させてくれないはずだ。

家庭での心労のためか、ギレン閣下は日に日にやつれていく。おいたわしや。
この老体でも何か役に立つことはできないかと思い、ミネバ様の
お世話をさせていただくことにした。これで少しは閣下の苦労もやわらぐはず・・・
ほ〜らミネバちゃ〜ん、いいこでちゅね〜・・・うぬっ！
な、なぜ泣く！？
はっ！　ゼナ様！　いや、こ、これは・・・

結局ゼナ様には張り飛ばされるわ
キシリア様にはロリコンじじいという噂を国中にばら撒かれるわ
ギレン閣下からは減棒を言い渡されるわで、散々な目にあった。
我が身の不覚であった・・・無念・・・・

ゼナに>>61を指摘してやったのだが、この俗物女は身のほど知らずなことに、
まだミネバの有名幼稚園お受験をあきらめてないらしい。
「青学」や「学習院」や「お茶の水」などのパンフを必死に集めている。
あの女はわかっているのだろうか？ああいうところは両親の面接で
ほぼ決まるというのに、ドズルを連れて面接に言った時点で門前払いに
決まっているだろうが。

　きょうはとってもいいおてんきなので、パパがおたんじょうび
プレゼントにおくってくれた、きれいなクレヨンとおえかきちょう
をもって、ギレンおじちゃんといっしょにこうえんまでおさんぽ
しました。

　おえかきちょうにおはなやちょうちょをかきました。ギレンおじちゃんの
おかおもかいてあげました。ギレンおじちゃんにはまゆげがないので、
まゆげをかいてあげたらとってもよろこんでくれました。

戦争が始まって約３ヶ月。地球の約半分を勢力下にした。
兵の士気が高い内に、とっととジャブローを攻めて戦争を
終わらせたいのに、兄貴は何をグズグズしているのだろう？
ひょっとして、戦争が終わってオレがサイド３に帰るのを
恐れているんだろうか？最近、ゼナからの電話が少なくなったし…。
まさか、あのカタブツ兄貴が不…。
……くだらん想像はこの辺にして、もう寝よう。
おやすみ、ミネバ。パパは遠くからおまえのことを見守っているよ。

　ふぅ、今日は官邸の廊下を、俺とデラーズとミネバの３人で雑巾がけした。
ゼナは最近、カルチャーセンターに通ったりエステ三昧の日々。まったく、
「亭主元気で留守がいい」を地で行ってるな。お気楽主婦ゼナとバリバリ
キャリア指向のキシリア、気が合うわけも無いか・・・。

　あ、ドズルから手紙が来てる。どれどれ・・・。
「兄貴〜、ゼナから連絡無いんだけど、まっさか兄貴、ねえ？」
・・・こいつなあ・・・。例え冗談でも尻なでたら半殺しの目に合うわ！
こんな性格のきつい女！お前の女房が家事しないから俺がするはめに
なって、公務に響いてるんじゃあないか！

　あ、なんでもないよミネバちゃん。今からスーパーに行って夕飯の
買い物しようね。デラーズ、今日は何作る？肉じゃがでも作るか。お前、
このあいだ白菜漬けてただろ？あれも食うぞ。

今日もデラーズ閣下は官邸に赴いている。
地球侵攻作戦も半ばを過ぎ、我が軍は至る所で
快進撃を続けているので、親衛隊長たる閣下も
次なる侵攻作戦の立案に大童なのであろう。喜ばしい限りである。

しかし、妙な噂も聞く。閣下のお部屋を掃除していた隊員達が
口々に言うには、執務机の上には育児の本やら料理の本、
そしてマ・クベ大佐のオデッサ土産の壷で、白菜をつけている
らしい。そして毎日官邸に赴く閣下を、
『官邸でおさんどんになっている。』と…。

…聡明な閣下の事だ。この度の戦いで親を失った幼い子供達を
育てるため、閣下が率先して育児や料理を勉強し、明日のジオンの
未来を担う子供達のために心を砕かれているのであろう。

閣下、心…洗われました…死すまでお側を離れません。

（･∀・）ｲｲ！なんだかもうしみじみしてるけど（W

きょうはぎれんおじさんとおかいものにいきました。
でらーずおじさんもいっしょで、３にんでてをつないで
あるきました。
スーパーでおいもをえらんでいると、パパにそっくりのおいもが
ありました。ちょっとさみしくなったけど、やさしいおじさん
たちがいるから、へいきだよ。
ぱぱもげんきでがんばってね。

ああ・・・ミネバたん、ええ子や・・・

ルウム戦役にて黒い三連星に捕らえられた私は、ジオン公国本土
サイド３で信じられないものを目にした。
私を出迎えたジオン軍総司令官ギレンは、なんとかっぽう着姿だったのだ。
「貴官がレビル将軍か・・・ドズルから話は聞いている。
貴官のような優秀な将官がまだ連邦にいたとは驚いた、と
奴から伝言を預かっているぞ？　もっとも、今では敗軍の将なわけだが・・・」
私の目の前で含み笑いを漏らすおさんどん姿のギレン総帥。
「まあ、これで我が軍の勝利は決まったような・・・ん？　なんだセシリア？
・・・・はっ！　いや、これは・・・し、失礼する！」
給食のおばさんの格好をしたジオン軍総司令官は席を立ってしまった。

・・・もしかしたら我々は、勝てる戦争にむざむざ敗北しようとしているのかもしれん・・・
一刻も早くジャブローに帰らねば・・・

>>71
> 私を出迎えたジオン軍総司令官ギレンは、なんとかっぽう着姿だったのだ。
クロマティ高校の前田のオカンを思い出してしまう(w

ここ、ドズルのスレのはずだが「苦労人ギレンの子育て日記」になってるな（ｗ

兄貴から手紙が届く。
「ソロモンにも慣れたか？地球侵攻作戦は今のところ順調に
進んでいるが、まだ補給ルートの確立が今だ未整備である
我が軍は、宇宙圏での絶対的な優位が必要なので一層奮起
されたい。」
　…ふん、ルナ２で艦船を急ピッチで製造中らしいが、
そんなもの、このビグ・ザムで踏み潰してくれるわ。
兄貴も心配性だ。

「そう、おまえも気に掛けているであろうミネバの事だが、
健やかに育っているぞ。こんな戦争の中では、皆、心が荒んでくるのだが、
ミネバのおかげで、今日も元気に頑張ろうと言う気になる。
こんな戦争は早く終わらせて、ジオン公国が統治する世の中を作ろうでは
ないか！」
　…兄貴の手紙は、いつも演説調になっているが、ミネバが元気そうでよかった。
ミネバの写真、ありがたく受け取るぜ。けど兄貴、なぜ割烹着を着ているんだ？
それと、ゼナの事が全然書いていない。
って言うか、ゼナから手紙がこない。一体ナニをしているんだ。
俺が単身ソロモンで苦労しているとも知らず…。

拘留生活が続くが、自由度においては特に気になるところはなかった。
部屋の外に出るにも見張りはいないし、公館内ならばどこを歩いても自由。
そんなある日、中庭をぼんやりと眺める私に話し掛けるものがいた。
「おじいちゃん、どうしたの？　さびしいの？　わたしとあそぶ？」
・・・ああ、お嬢ちゃん。なんでもないんだよ。ちょっと考え事をしていただけだ。
「そうなんだ。えへへ、わたしあわてんぼうだってみんなからいわれるんだよ」
ははは、そうなのかい？　パパとかに言われるのかい？
「・・・パパはせんそうにいってていないの」
思わず言葉をなくした私に、少女は笑いながら続けた。
「でもいいんだ。ミネバさびしくなんかないよ。だってパパはみんなのために
がんばってるんだもんね。パパもきっとわたしにあいたいっておもってるよ。
でもがまんしてるの。だからわたしもがまんするの」

少女と別れてから、わたしは急速に戦意が萎えている自分に気付いた。
いつの日か、わたしの孫とあの子が共に遊べる日が来るのだろうか？
私のしていることは、その日が来るのを遠ざけているだけではないのか？

　ガトーの奴、何を考え出したのかいきなり食堂でまかない見習いと
して割烹着を着て厨房に立ちだした。

　「サイド３では、ギレン総帥だけではなくデラーズ閣下も、戦争で苦しむ国民の立場にたち、自ら官邸の
家事をやっていらっしゃります。食材の買出しにはミネバ様をお連れに
なり、下々の者が利用するスーパーマーケットに向かい、時期後継者
たるミネバ様に市井を見学させていらっしゃるのです。私も今日から
その精神にのっとり割烹着を着てドズル中将のお世話をさせていただき
ますので。」

　・・・能天気ガトーは勘違いしているようだが、兄貴が国で苦労して
いるというのは痛いほどよくわかった・・・。しかし・・・これから
男の手料理を食わされるのか・・・鬱だ。

　デラーズからソロモンの俺に小包が届いた。「白菜の漬物を作り
ましたが、余ってしまったのでお送りいたします。白菜を切ったのは
ミネバ様でございます。日々聡明、かつお心のおやさしい方に育って
います。ご安心下さい。」で・・でもいいのか？マクベの壷を白菜の
漬け床にしてしまって（汗）まあいいか。おいガトー、食堂で出そう。

　でもミネバ、いい子に育っているんだね、兄貴、デラーズ、ありがとう。

・・・・ところでゼナは・・・・？？？

ふーむ、しかし料理など一度もやったことがないからな。
やはり最初は物の本を見ながらやった方が確実だ。
なになに・・・なんだと！？　野菜の皮を剥いて捨てる！？
なんと高慢な！！　スペースノイドたる我々が、この野菜ひとつを
作り出すのにどれだけの苦労を払っているのかわかっているのか！？
ええい、こんな本に頼ろうと思った私が愚かだった！　料理なぞ、気合でどうとでもなるわ！

できた・・・これこそまさにジオンの魂を形にした料理だ！
さっそくドズル中将にお召し上がりになっていただこう。

　今日は総帥と一緒に、ミネバ様をお連れして縁日に出かけた。ミネバ様は
金魚すくいに挑戦し、綺麗な金魚をお取りになられた。でも困った。官邸に
は大きな池しかないし、ミネバ様はお部屋で飼いたいと申されている。

　金魚鉢を買わなきゃな・・・おっと、このあいだ頼んでも無いのに
送られてきたマクベの壷、透明だし口も広いし、金魚鉢にうってつけだ。
あれ使おう。

>>75「おじちゃん、このごほんよんでくれる？キシリアおば・・・おねーちゃんが
誕生日にくれたんだけど、むずかしくてよくわからないの。」

どれどれ？むむ？「きそからわかるていおうがく：幼児編」・・・。
ず・・ずいぶん難しいご本を読むんだねえ（汗）いいよ、読んであげるよ。

少女とともに読書をしていると

「あんた！うちの子に何しているのよ！！！」いきなり若い女に蹴り飛ばされた。
い・・いや、私は・・・「あんた！連邦のロリコンじじぃね！」ボコボコ
にされる私だったが「わ〜！！！ゼナ！やめてくれ〜！そのご老人は連邦の
高官だ！」ギレン総帥がゼナとか言う女をはがいじめにしてくれたので
どうにかことなきをえた・・・。

「困りますわ。こんなドキュソを庭に放されては。あ、お義兄様、私、
夜は演劇を見に出かけますのでミネバの夕食をお願いしますわね」

　ふぅ、ひどい目にあった・・・。え？あれがドズル中将の奥方？？
「ママね、パパがせんそうにいってから、みねばとあんまりあそんでくれ
なくなったの・・・。いつもギレンおじちゃんやデラーズおじいちゃんと
あそんでるの。」

　私も私の息子も戦争で長く家を空けている・・・。孫は毎日どう過ごして
いるのだろうか・・・（ここの嫁ほどうちの嫁はドキュソじゃないが）

てゆーか、ミネバ様っておいくつでしたっけ？

>>81
黙認してくれ、話が進まなくなる。ツッコミは質問スレでお願い。

　ふとソロモン官邸の庭を眺めると、ガトーが鶏を放し飼いで飼育しだして
いた。「地球じゃあなんでもかんでもブロイラー。そんなものばかり食べて
いるから今の地球のように人間が荒廃していくのでございます。」

・・・まあそうだ、今の連邦内は汚職だらけ。内閣もガタガタというからなあ。

「あ、マツナガ殿には裏庭で畑耕してもらってます。もちろん無農薬でお作り
しますから、最高の野菜をミネバ様を始めとする次世代のジオンの子供たちに
食べさせることができるのです。早くこの技術をサイド３に持ち帰らせないと」

ガトーよ、勘違いもここまで来ると天晴れとしか言えん（−−；

ほんとうのことをいうと、いままでわたしにはともだちはいませんでした。
がっこうにいっても、みんなわたしのことを「ミネバおじょうさま」とよんで、
なんだかえらいひとをあいてにするようなたいどをとります。
でも、こんなわたしにもついにともだちができました。
インターネットでしりあった、マリーネちゃんというわたしとおないどしのおんなのこです。
マリーネちゃんはとってもあかるくて、やさしくて、わたしのなやみをきいてくれて、
はなしているととってもたのしいです。
マリーネちゃんはちきゅうのシドニーというところにすんでいるそうです。
わたしがサイド３にすんでるよっていったら、マリーネちゃんはいつかあえるといいねって
いいました。
わたしもそのひがとってもたのしみです。

でもさいきん、マリーネちゃんからおてがみがこなくなりました。
きかいがこしょうしたのかなぁ？
こんどギレンおじちゃんにきいてみようとおもいます。

儂宛てに、マ・クベ大佐から大きな箱が届く。
一緒に届いた手紙を見ると、｢地球土産｣だそうな。
さて、普段はキシリア様に媚を売っている輩が
どうした風の吹き回しだろうか？ 恐らく、奴の事だから
こうやって方々に付け届けでもしているのだろう。

さて、中を見ると結構大きな壷が入っている。
私はこういった物に造詣はあまりないのだが、
マ・クベはこういった物を見る目だけは持っているので
まあまあの物なのであろう。
しかしマ・クベの事だ。盗聴器の一つも… やっぱりあった。
壷全体を見ると、４つも盗聴器を仕掛けてある。
ええい、忌々しい。キシリア様のお気に入りでなければ、
儂自ら根性を入れ直してやるのだが…。

この壷を割るのは簡単だが、そう言えば東洋の島国に行った
元部下が「ツケモノ」と言って野菜を長期保存する、我々
スペースノイドにはとても有り難い食べ物を教えてくれた。
確か、レシピと材料を送ってくれたのだが、壷がなくて困って
いた所だ。有り難く使わせてもらうとしよう。

以前、キシリア様の残り物の壺をデラーズ准将に
送ったら、美のすばらしさに目覚めたらしい。
ついさっきも、催促の通信が、
「たくさん漬け…い、いや大きなものを壺を、」
フフ、大きな壺とは。
なかなか准将らしい豪気な趣味ではないか。
早速、手配させよう。
さて、来週はキシリア様への定期報告で官邸へ赴く。
一度、准将のコレクションをこの目で見に行くか。

>>84
シドニーかぁ・・・
ギレンは何と答えるのか・・・

せめてもの罪滅ぼしにゲル・・・、あ、いや・・・、ｹﾞﾌｯ・・・ｹﾞﾌﾝ！

>>88　84さん？某質問板では正直な回答ありがとう！
その正直さに答えるべく、がんばるよ。
ただ、そろそろ寝ないとヤバイので、また夜にでも。
社会人はツライやねぇ…

きっとこのスレの未来の話があのマ･クベスレなんだろうな・・・。

　きょう、シドニーのマリーネちゃんのことをギレンおじちゃんに
きいてみました。かっぽうぎをきたギレンおじちゃんは、なみだを
ながしてみねばのこと、ぎゅっとだきしめていいました。

「ミネバ、ごめんね・・・。おじちゃんは今、大きな目標のために
足元の小さな花を踏みつけていかなければいけないんだ・・・。戦争が
終わってミネバが大きくなった時、おじちゃんがマリーネちゃん達に
何をしたかわかる時が来る・・・でもその日がきたら、おじちゃんは
神様の罰を受けに行って、マリーネちゃんやたくさんの人達にあやまって
くるから・・・・。」

おじちゃんのはなしはむずかしくてよくわからなかったけど、おじちゃんの
こころのなかにたくさんのかなしみがあるのがわかりました・・・。
そばできいているデラーズおじさんもとてもかなしそうなかおをしていました。

ギレンおじちゃん、わるいこときいちゃってごめんね、でもみねばは、
どんなことがあってもおじちゃんのみかただからね。

　割烹着姿でミネバ様を抱きしめ、涙を流す総帥・・・。
あなただけに、スペースノイドの業を背負わせたりは
しませぬ・・・。

　ミネバ様がご立派なジオンの統治者になられたのちに、
総帥が神の裁きを受けに行かれると言うのならば・・・・。

　この私も一緒にお供いたします。

　きょう、ゆめをみました。ゆめのなかでおんなのこにあいました。
みねばはひとめで、そのおんなのこがマリーネちゃんだとわかりました。

「みねばちゃん、やくそくどおりあいにきたよ・・・。」

　マリーネちゃんは、あるひおおきなひかりとともに、からだがなくなって
しまって、こころだけのこったんだそうです。

　「でもね、わたしうれしいの。ちきゅうじゃパパとママがいつもけんか
ばかりしていてさみしかったし、おそとはれんぽうのひとがいばってあるいてた
から・・・。でも、からだがなくなって、こころだけになったから、いろんな
ひとのこころのなかにあそびにいけるの。」

　そうだったんだ・・・。じゃあ、またミネバのゆめにあそびにきてくれる？

「うん、またあそぼうね。でもみねばちゃんはからだがあってもたくさんの
ひととわかりあえるとくべつなひとなんだよ・・・。たくさんのひとたちの
やさしいこころが、たくさんみねばちゃんのそばにあつまってきてるのが
わかるの・・・。」

　ありがとう、うん、パパははなれてくらしてるけどみねばのことおもって
くれてる・・・ギレンおじちゃんたちもやさしいの・・・。

　ね、マリーネちゃん、ずっとずっと・・・おともだちでいようね・・。

　兄貴から手紙が届く。
「ミネバにコロニー落としの事を聞かれてしまってな・・・我々は一体何を・・・・」
いつも兄貴は演説口調なのに今回だけは何というか・・・
同封されていた手紙にはミネバの字があった。
「パパ。わたしね、おともだちがあそびにきてくれたんだよ。そのこはしどにーにすんでたんだよ。
こころだけになったとかいってたんだけど、あそびにきてくれてすごくうれしかったよ。
パパ。こんどパパのところにもいってもらうようたのんでみるよ。」
うう・・・ミネバ・・・こんな戦争は何としても終わらせねば！

　ドズル中将は、ギレン総帥から届いたミネバ様の写真を眺めながら
ため息をついていらっしゃられる・・・。無理も無い、さぞかしご心配な
ことだろう。どうにかお慰めしなくては・・・。そうだ！珍しい食べ物を
めしあがっていただけば多少は気晴らしになるかもしれない。

　我々スペースノイドにとって珍しいもの・・・うーんうーん、お！新鮮な魚！
あれは宇宙じゃ手に入らないからな〜

あーあー、地上降下中のランバ・ラル隊に連絡。地上に降りた際、
全員マグロ漁船に乗ってインド洋に向かうように。

地球に降り立った我々は、なぜかマグロ漁師に扮して現在アフリカはマダガスカルにいる。
なぜこんな何の戦略的価値もないところに我々が？
ラル隊の面々の顔に浮かぶその疑問に、「珍味を探して」と答えられるほど
私は強い意思を持つ人間ではなかった。
今このことを知っているのはハモンと私だけだ。

部下に本当の任務目的を隠しながらも、どうにか珍味を探し出すことに成功した。
なんでも遥々極東から送られてきた魚で、「フグ」というらしい。
多少新鮮さにかけるところはあるが、まあどうにかなるだろう。
クール宅急便でソロモンに送ることにする。

　ランバ・ラル隊はさすが仕事が早い。さっそく「フグ」という魚が
送られてきた。ソロモン官邸の図書室にあった文献で調べたところ、
旧世紀の頃は高級品として好まれていたそうだ。さすがラル。

さあ、ドズル中将、鍋にしてみました。おめしあがりください。
おお、「うまいうまい」とお喜びになられている・・・あれ？？
本のすみっこに「フグは内臓や皮に毒があります。資格を持った人しか
調理できません」・・・・と書いてある？？？？

　あ！ド・・ドズル中将が泡吹いて倒れた〜！！衛生兵〜！！！

　ランバ・ラル隊！やり直し！！もう一回漁船に乗ってこい！！！

ラル隊からクール宅急便が届く。どれどれ、ちゃんと新鮮な
マグロが取れたかな？　ん？　なんだ、これは。
『ガトー殿　先日依頼された珍しい魚をお送りします。「フグ」と
言う、東洋で取れる魚との事です。　ラル』
そうか、珍しい魚なのか。この際、ドズル閣下に喜んで頂けるなら
何でもいい。さて、これをどう料理したものか…。ここはやはり、
男らしく炭火で焼こう。フッ、私はこう見えても、最近アウトドア
クッキングに凝っているのだ。魚といったら炭火焼が一番うまいに
決まっている。
しかし、ソロモンには炭火などは存在しない。どうすれば…。
おっ、ちょうどいいところにいた。
「マツナガ殿！　申し訳ないが、かくかくしかじかで魚を焼きたい
　のだ。申し訳ないが、貴殿のザクの脚部バーニアを、トロ火で
１０分ほどつけてくれないか？」
「ドズル様の事は私も気に掛けていたところだ。喜んでお手伝い
　しよう。」
さて、火の準備はできた。このまま串に刺して、適当に塩を付けて…。

（１５分後）

よし、できた。　さて、早速閣下にお召し上がりいただこう。

ランバ・ラル隊も登場でますます面白くなりそうなので
あげ。

マダガスカルから地上総司令部オデッサへ帰還途中だった我々の端末に、
またもや驚愕の指令が送られてきた。
もう一回探しなおせ、だと？　そんなことができるわけないではないか！
せっかく部下に内緒にしたまま解決できたのに・・・お偉方は何を考えてるかわからん。
これが中間管理職の板ばさみという奴か・・・ハモン、もう一杯頼む。

今いるのはブラジルだ。ラル隊の面々に特別休暇を与えて、ゆっくり休むように命じた。
部下のみんなは大喜びだったが、私はその間にアマゾンで珍しい魚を見つけなければならなかった。
どうにかそれらしい魚を見つけ出したのだが、不思議なことに目が三つある。
図鑑にも載っていない。つーかこれホントに魚か？　足みたいな触手があるぞ？
・・・・ま、いっか。とっとと送ろう。

街に帰ると、部下から端末が故障したという報告を受けた。
ハモンがコーヒーをこぼしたらしい。ナイス。

　ランバ・ラルはまた変なものを送りつけてきた。一言文句を・・・
くぅ、通信機がつながらない。奴め。たぶん行き先はオデッサのはずだな。

　よし、オデッサへ電報を打つか。

「ランバ・ラルヘ。>>40ノコトヲハモンニバラサレタクナカッタラ
トットトギョセンニノッテコイ　ガトーヨリ」

　郵便屋さん、おねがいね。

　ある日の夜のこと。いつもどおり執務室で仕事をしていると、
コンコン、という小さなノックの音がした。

　「キシリアおねえちゃん、おしごとおつかれさま。ギレンおじちゃんが
おやしょくをつくってくれたからもってきたの。」と、兄上が大きな手で
握ったらしい巨大なおむすびと、デラーズが作ったたくあん、そしてお茶を
もって入ってきた。ドズルに似て思いやりのある子に育ったものだ。

　おにぎりを食べながらミネバとお茶を飲んでいると、ミネバが恐い夢を
見た、と言って来た。

　「あのね・・・シャアしょうさが、ガルマおじちゃんやキシリアおねえちゃん、
おうちのみんなをいじめるゆめをみたの・・・。みねば、すごいこわかった・・。」

・・・この子はわかっているようだ。シャア・アズナブル・・いや、
キャスバル・ダイクンの本性を・・・。

　ミネバ、大丈夫だよ。そんな夢は嘘だからね。私はミネバの頭をなでながら
言った・・・。シャアよ、私の手のひらの上で牙を砥いでいるつもりだろうが
この子の覚醒で我がジオンはより強固な国家となる・・・。

　たとえ私を殺したとしてもな。

ほら、イセリナ見てごらん。姪のミネバだ、可愛いだろう？
可愛いだけじゃないんだ。地球で一人暮らしの僕のために時々ビデオメールをくれる
優しい子なんだ。それと髪型とかちょっと僕に似てるだろ？君とならこんな可愛い子が
できると思うんだけどなぁ。
ん、なんだ？ランバ・ラルから通信だって？しょうがないなぁ。珍しいサカナだってぇ！？
イセリナ、君なんか知らないかい？えっ、おサカナ嫌い？そう、知らないってさ。

９０が言ってるのはこれだね。
http://2ch.server.ne.jp/2ch/test/read.cgi?bbs=shar&key=971263244

不覚にも料理なぞで倒れてしまったが、伊達に普段から体を鍛えているわけじゃない。
医者も驚くほどの速さで俺の体調は回復していった。
ふっ、この俺ともあろうものが、いつまでも食中毒なんぞで臥せっていたとあっては、国中の笑いものに・・・
「失礼します」
・・・・・ガトー。なにしにきた。
「は。ランバ・ラル送られてきた珍味を調理しましたので、ぜひお召し上がりください」
ガトー持ってきた土鍋の隙間からは、紫色の煙が漏れ出していた。
い・・・いやな、ガトー。気持ちはありがたいのだが、俺は今食欲が・・・
「ドズル中将ともあろうお方が食べ物を粗末になされたのでは、兵に示しがつきません！
どうしても召し上がれないというのならば・・・・お覚悟なさいませ！！」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

その夜、俺はサスロに会った。

　ソロモンのドズルが食中毒で倒れたと連絡が入った。あいつはソロモンで
何を食ってるんだ？残飯でも食ったのか？

「ねえギレンおじちゃん、こっちからパパにおいしい食べ物を送ってあげようよ。」

　それはいい考えだ、ミネバ。こうみえてもおじちゃんは、士官学校時代、
うどん屋でバイトしていたから手打ちうどんが作れるんだよ。今から一緒に
つくろうね。よし、デラーズ、うどんを打つぞ！

　よし、できた。ドズルを驚かせるためにガトー経由で送ろう。最近、ランバ・ラル隊を
使って、地球からいろいろ取り寄せてるようだし。

　「ガトーへ。地球産の具をのせて、ドズルに食べさせてやってくれ。ｂｙギレン」
手紙を添えて・・・と。ドズルの喜ぶ顔が目に浮かぶ。

　サスロに「あっちの世界もたいへんなんだねえ、でも兄さん帰りなよ」
そう言われる夢を見て、俺は目を覚ました。
「ドズル中将、お目覚めですか？ギレン総帥とミネバ様がわざわざ手打ちうどんを
送って下さったので調理させていただきました。お召し上がりください。
・・・またガトーの料理か・・・。まあ、うどんならどんな下手くそが作っても
そこそこ食えるだろう・・・うっ！なんだ、このうどんの上に乗っている異臭を
放つものは！！！
「それはラルが送ってきた”フナ寿司”というものだそうです。マツナガ殿の祖先が
暮らしていた国の名産物だそうです。」
・・・しっ・・しかしこの強烈な匂いは食欲を無くす・・・。
「なんと言うことです！召し上がっていただけないとなると、私はギレン総帥や
ミネバ様に申し訳が立ちません。こうなったらこのガトー、腹を切って、おふたりに
お詫びせねば！」

・・・・俺はいつになったら公務に復活できるのだろうか？
　

ラル隊をオデッサに残し、その面倒をハモンに任せ、私は今連邦軍総司令部
ジャブロー付近のジャングルに潜伏している。
無論ジャブローに対するゲリラ作戦を敢行するため・・・ではない。
修理が完了した端末に定期的に>>40の音声データが送られてくるためだ。
これがザビ家の旧ジオン派に対する仕打ちか・・・・
くっ、せめてキャスバル様が生きていてくださったなら・・・

いかんいかん、戦いの中で戦いを忘れてしまった。
といっても、このジャングルの中では生存競争といったほうが近い。
魚って言っても・・・この辺熱帯魚しかいないんだが・・・・
まあ慣れてみると結構うまいし、片っ端から送ってみればそのうちアタリが出るだろう。
ん、このピラニア結構いけるな。今日はこれを送ってみるか。

　官邸で働いていたコックや使用人が逃げ出してしまってから数週間、
求人広告を毎日のように出しているのだが、キシリアＶＳゼナの対立は
サイド３において公然の秘密となっているせいかまったく応募が無い。
まあ私は仕官学校時代、一人暮らしの自炊生活だったし、うどん屋でバイトも
していたし。デラーズもやもめ生活が長いから炊事洗濯ＯＫなのだが
なんか庶民的な料理しか作ってやれないのが悲しい。
ごめんよミネバ、コックさんがいないから豪華なディナーが作れなくて・・・。

「そう？ミネバ、コックさんのつくるりょうりより、おじちゃんのつくって
くれるにくじゃがやカレーのほうがだいすきだよ！デラーズおじちゃんの
おつけものもおいしいし。キシリアおば・・・おねえちゃんもなにもいわないけど、
おやしょくのおにぎりとたくあん、よろこんでたべてたんだよ」

　そうだったなあ、まだ父上がジオン・ダイクンのお抱え公務員だった頃、
せまい公務員用宿舎で一家そろって、亡き母上の手料理をみんなでちゃぶ台を
囲んで食べていたんだったな。ミネバのおかげで、最近大切なことをたくさん
思い出してきたよ、なあ、デラーズ。

　最近ソロモン駐在中のドズル様が体調不良で床に伏せっているらしい。
まったく、ガトーやマツナガ達はドズル様の体調管理をしっかり行って
いるのだろうか？まあいい。ところで、マ・クベから送られた壷で、今度は
「梅干し」なるものを作ってみたのだ。うん、味見したけどいい感じじゃ。
お茶に入れて飲むと弱った胃腸にいいらしい。さっそくソロモンのガトーに
送ることにする。

　うん、ミネバ様も味見したい？はい、お口あーんして、ほらほらすっぱいでちゅね〜。
はっ！ゼナ様、いや、ミネバ様が涙を流してるのはいぢめたからじゃなくて
梅干しがすっぱいから・・・あんぎゃ〜！！！（ボカ！ボカ！）

ガトーが持ってきたピラニアの活け造りをを見て、俺は決心した。こいつをどこかに飛ばそう、と。
しかしうかつなことを言ったら、あのキチ・・・もとい、愛国心の高い
ガトーのことだ、切腹しかねん。性格はともかく奴が優秀なパイロットであることは
間違いない。これからますます戦争が厳しくなるというのに、貴重な人材を失うわけにはいかん。
ん？　サイド３から通信？　兄貴から・・・じゃないな。求人広告だと？　配信ミスかな・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・これだ。

「ガトー、前々からお前が志願していたザビ家親衛隊への入隊が決まったぞ。
この俺の推薦状付きだ。今日付けでお前は俺の指揮下を離れ、サイド３に赴くことになる」
「ほ、本当でありますか！　不肖このアナベル・ガトー、全身全霊をもってジオン公国への
忠誠に変えさせていただきます！　ジークジオン！！」

ゼナとキシリアに加えてこいつまで兄貴のところに送るのは忍びないが、こっちは命がかかってるんだ。
許してくれ、兄貴。

　ラルが送ってくれる材料を使って、「グッピーの煮付け」「エンゼルフィッシュの塩焼き」
「ヤツメウナギ丼」と毎日日替わりでドズル中将にお出ししているのだが、
なかなかお元気が出ないようだ。今日、ラルからクール宅急便で届いたのは
「ピラニア」という魚だ。どれどれ、なんか人相の悪い魚だなあ、頭を落とせば
わからないか。さて一匹・・・ぐわ！痛ぇ〜〜！！！指かまれた！まだ生きてるじゃ
ないか！！！

　こら！ラル！俺相手にゲリラ活動してどうする！！！

いやー、なんつーの？　俺も若いころは調子に乗って謀殺とかしてたけどさ、
やっぱあれだね。人間気楽にすごすのが一番だよ。
うん。最近のギレン見ててようやくそのことがわかってきた。俺もまだまだ青かったねー。
やっぱ人生楽しまなきゃ嘘っしょ。
お、ケータイ入った。もしもしー？　あ、リンダちゃん？
俺俺。うんそう、デギー。
あ、メール見てくれた？　今晩合コンどう？
いやマジ、超いいメンツ揃ったんだけど。うん。全員ジオ大。
えっ、ホント！？　サイド３女？　うっそすげえじゃん！
うん、行く行く！　ゼッテー行くから、マジ、空けといてね。
じゃ、いつものとこで、はい、はい〜。

さーて、バイアグラはどこにやったかなっと・・・・

　ソロモンのドズルから連絡があり、ソロモン官邸の賄い婦を１人、こちらに回して
くれるとのこと。助かる、毎日猫の手も借りたいくらい忙しかったからなあ。
今日は天気もいいのでデラーズと２人で洗濯物を干している。ミネバはすぐそばの日当たりのいい
廊下でお昼寝中だ。

・・・その時、上空から爆音とともにザクが着陸してきた。官邸の庭にいきなりだ。
洗濯物は爆風で吹き飛び、私とデラーズは振動で３メートルは吹き飛ばされた。
廊下でお昼寝中のミネバは？？？？よかった、ビックリして目を覚ましてしまったようだが
無事だ。何者だ！官邸内の庭にいきなりＭＳで乗り付けてくるとは！！！

　・・・ザクから出てきたのは、ノーマルスーツの代わりに割烹着を着込んだ、
ソロモンのエースパイロット、アナベル・ガトーであった・・・・。

「アナベル・ガトー！ドズル中将の勅命により、ギレン総帥におつかえすることと
なりました！！デラーズ閣下もお元気そうでなによりでございます！！」

　ガトーが持ってきたドズルからの親書には「すまない、兄貴・・・・。」
とだけ書かれていた・・・。ううう、胃が痛くなってきた。

　サイド３に来てから３日になる。ギレン総帥やデラーズ閣下は毎日自炊をしておられるようだ。
私も手伝おうとしたのだが、
「いや、お前は良い。料理よりミネバ様の相手をしてやってくれ・・・」
と、すこしやつれ気味にお答えなさった。そう言うわけでミネバ様と遊んでいるのだが、この子は覚えが速い。
もう絵本の内容を記憶してしまった。
「ミネバ様！ご飯が出来ましたぞ！」
どうやらメシの時間か・・・デラーズ閣下の声が聞こえた。
私も切り上げて定食屋でもいくか。

　定食屋へ行こうとした私だったが「ガトーおじちゃんもいっしょにたべようよ、いつも
４にんぶん作ってるんだよ。」・・・・なんというありがたさ・・・。私のごとき
者が食卓を一緒に囲ませていただくなど恐れ多いと思っていたのだが・・。

ミネバ様のご好意に甘えて一緒に食堂に行くと、今日のメニューは酢豚に鳥の骨付きから揚げ、
サトイモの煮っ転がしとデラーズ閣下特製であるきゅうりの漬物。庶民的ではあるがうまそうだ。

・・・いただきま〜す！おっ！美味でございます。すいません、ご飯のおかわりをいただきたく・・・。
いや、茶碗などまどろっこしい、どんぶりでいただきます。ほうほう、ソロモンで私がドズル閣下に
作っていたアウトドア料理とはまた格段の違い・・・・。ありゃ、おひつがからっぽに
なってしまいました。ミネバ様も育ち盛りですし、明日から２倍、ごはんを炊いて
くださいませ。

　ミネバ様のお側役というありがたき任務についた私であった。ミネバ様は
本当に聡明な方で、絵本も図鑑もどんどん記憶していく。お世話できる私もとても
幸せ者である。
　「ねえ、ミネバもガトーおじちゃんみたく、髪の毛結びたい。」
はははっ！よろしいですよ、予備のゴムひももございますから。あら〜、
やっぱり髪の毛の長さがちょっと足らないみたいですね〜。じゃりんこチエちゃん
みたいな頭になってしまった。もうちょっとかわいく結べないかな・・・。

　ミネバ様の髪の毛をいじる私の後ろに殺気が・・・・はっ！！！ゼナ様！！！
いえ、違います、決して幼児イタヅラ魔ではありません・・・・

　あんぎゃ〜〜〜！！！！（ボコ！ボコ！！！）

哀愁感じるなあ、名スレだよ。

　ガトーが居なくなってすっきりした。時々兄貴から手紙が届くがそれにはガトーのことがあまり書かれていない。
どうやら上手くやっているようだ。それにしても最近ゼナから手紙が届かない・・・
まさか・・・いや！そんなはずは・・・
寂しさを紛らわすためビグ・ザムを見に行く。あれを見ると元気が出てくる。
と、格納庫へ行くと腕が何故か付いていた。何だこれは！？と問いつめると整備兵は泣きながら話し出した。
「腕があれば敵戦艦を掴んでビーム砲が１００％命中しますんです！ふぇぇぇん・・・・・」
男らしくない。何故泣く？俺の顔はそんなに怖いのか？
鏡の前で笑ってみる・・・


死にかけた。恐ろしい不気味さだ。気の弱い整備兵どもが泣くわけだ・・・
まあ、それよりビグ・ザムの腕の件、考えておくか。

　ガトーが来てからと言うもの、食費は増えるし、奴がやって来た時にザクの爆風で吹き飛ばした
物干し台の修理費や振動で割れた官邸の窓ガラスの修繕費など、金がかさんで仕方が無い。
ため息をつきながら昼食の後片付けをしている私のそばへミネバ様がいらっしゃった。
「デラーズおじちゃん、おいけのおさかなさんにごはんをあげたいから、とりさんのほね
もらっていい？？」
鳥の骨？？？はて、官邸の池で飼っているのは鯉なのだが・・・ミネバ様と一緒にフライドチキンの
残りを持って池まで行くと、ガトーが豚肉の塊を池に放り込んでいた。
・・・・ガトー、何を飼い出した？？？・・・・。
「あ、デラーズ閣下、ソロモンからつがいで持ってきた”ピラニア”と言う魚を池に放したら、
あっという間に増えてしまって・・・。」
・・・・池を覗き込むと、獰猛そうなピラニアがガツガツと肉塊や骨を食い散らかしていた。

次の瞬間、私がガトーを池に突き落としたのは言うまでも無い。

　最近やつれ気味のようだ・・・ガトーが来る前は貧乏だけど幸せな家庭と言った感じだったのに・・・
まあ、ヤツもゼナやキシリアに殴り倒されているようだしなぁ・・・このまま送り返すのも気の毒だ。
「ギレン閣下！ドズル閣下よりビグ・ザム改修案が送られて参りました。」
うむ。分かった。


ものすごい案だ。確かにコレならば敵艦を一撃で撃破することも容易だろう。
しかし腕の費用など試作機の開発に回した方が良いような気がする・・・
ガトーに意見を聞く。現場のパイロットの意見は尊重すべきだ。
「試作機に回した方が良いと思われます。一機で戦局を変える力を持つ機体は早々作れないであります。」
・・・何か無性にガトーがムカついたので池に突き落とす。
まあ、試作機の方に回すか。ドズルには悪いが廃案だな。

デラーズ閣下にひきつづきギレン総帥にまでピラニアの池に突き落とされたので、
全治三日のところが一週間に延びてしまった。
やはり戦局のことなどでストレスがおたまりになっているのだろうか・・・おいたわしや。

ベッドで寝込んでいる私の元へ、なんとミネバ様がお見舞いに来てくださった。
くっ、なんというお心遣い・・・不肖このガトー、感動で涙が止まりませぬ。
「ガトーおじちゃん、だいじょうぶ？」
お、おじ・・・！？　い、いえ、ありがとうございます、ミネバ様。
日ごろから鍛えておりますれば、ピラニアごときどうということはありません。
「うわあ、すごいんだねえ、ガトーおじちゃんって。ねえ、ちょっとさわってもいい？」
はっはっは、お好きにしてくださいませ。この胸板なぞ、ジオン軍での訓練の・・・
・・・・・・・・・・・ゼナ様。

全治一ヶ月に延びた。

さて、どうしたものか…。

『親を失った幼い子供達を育てるため、そして
　次世代のジオンを担う子供達のためにできることはないか？』
ガトー殿の呼びかけで畑の開墾や鶏の放し飼いを始めたはいいが、
その言いだしっぺがサイド３に転勤してしまった。そういや、
私は何を作付けするのかさえも考えていなかったぞ。
　よし、こうなったら私一人だけでもこの畑と鶏を立派に育て、
腹をすかしたジオンの子供達に、この食べ物を送るのだ！

　ピグ・ザム改修案が没になってしまったので暇になってしまった。
ガトーを追い出したおかげで体調も回復したので久しぶりに官邸の外を
出歩いてみた。久々に見る官邸の庭の景色は・・・・。
鶏たちが元気に走り回り、いつのまにかイチゴ栽培用の温室までできている・・・。
裏庭では割烹着姿のマツナガが整備兵たちを指揮して、開墾した畑にナスや大根の種まきを
している・・・。
「ドズル様、お体の調子はもういいのでございますか？見てくださいませ！
明日のジオンの子供達の為にソロモン駐在兵全員が立ち上がっているのでございます！
あと数ヶ月すればソロモンは緑の楽園になり、我が故郷サイド３へ食物供給が可能と
なるのでございます！ジークジオン！！！！」

・・・・・どうして俺の部下にはキチ・・いや、こうも愛国心が強い輩が多いのだろうか。

>ガトーが来る前は貧乏だけど幸せな家庭　>>121

ﾜﾛﾀあげ

　最近、妙に静かだ。そうか、ガトーは入院中であったな。
ゼナがミネバの行き先を聞いてきたので、入院中のガトーを
お見舞いに行ったと言ったら、あわてて素っ飛んで行った。
日頃はミネバの事をほったらかしにしていても、やはり母親だな。
　そういや、ドズルへの手紙にはミネバの事ばかりで、ゼナの事は
全然書いていなかったな。たまにはゼナの事も書いて送ろう。

「ドズル、そちらの方はどうだ？
　こちらはガトーが来て以来、とても賑やかになっている。
　ミネバがあの強面になつくかどうか心配したが、さすがは
　おまえの子だ。臆する事なく元気に遊んでいるぞ。
　そうそう、そのガトーだが、官邸の池でピラニアを養殖しているのを
　デラーズに見つかり、その池に叩きこまれて入院してしまった。
　今、ミネバとゼナがお見舞いに行った。
　ゼナも元気だ。毎日遊びまわっているが、おまえがいない淋しさを
　紛らわそうとしているのだろう。

　P.S.ガトーが米をたくさん食べるので、サイド３の米の在庫が
　　　尽きかけている。
　　（サイド３内で米を食べているのは、我々を初めとするごく少数）
　　　米を送ってくれ。頼む。」

　ゼナは元気でやっているのか・・・
しかしコメの件・・・そうだ！もう畑なんだからいっそのこと田を作ろう！
マツナガに相談すると快く引き受けてくれた。とりあえず米の栽培が始まったので、もうソロモンの食糧は心配ない。
サイド３に米を送るか。

>>ガトーが米をたくさん食べる

イメージ食い違いすぎてて大笑(ｻｲｺ―！

だめだ・・・もう００８３観ても笑いしか出てこなくなりそう（藁

ｶﾞﾄｰのオチは、池に突き落とされる。名作マンネリオチとしてしばらく
続けるのが良いかも(＾＾)ｂ

脳内お天気軍人アナベル・ガトーもえ

彼の頭上の宇宙はいつもジオン晴れだ。

　ガトーも気の毒に・・・いつもいつもゼナやキシリアに殴り倒されているらしい。
しかも最近は病院に入院中、ミネバが見舞いに来たのを勘違いされて殺されそうになったようだ・・・
しかしヤツは何故庭でピラニアに餌をやっているのだ！？全治一ヶ月だと聞いたのだが・・・聞いてみる。
「私は身体が丈夫であります！そう簡単にやられません！」
まあ、ピラニアの池に突き落とされて全治３日だからな・・・
「私にはコレが普通であります！最近の兵士どもは体が弱すぎるであります！」
ガトー、お前の身体はどうなっているのだ？・・・ミネバ様が来た。
「ガトーおじちゃん、あそぼう！」
「引き受け増すぞ！ミネバ様！」
ガトーも幸せなようだな。腕にミネバ様をぶら下げて・・・ん？ゼナ？


ガトーは全治３ヶ月らしい・・・ミネバ様は泣き叫んでいたが。
うぅむ・・・本格的に対策を考えるか。

今日もあたしたちは宇宙の辺境でゴミ掃除。
まったく、癪に障るねえ。世間じゃ降下作戦だオデッサ占領だなんて
騒いでいるのに、あたしたちはこんなところで雑魚相手に励んでなきゃならないなんてさ。
部下の錬度も士気もあたしの隊が一番高いってのに・・・・
ふん、まあ見てな。どうせジオンの勢いなんて今のうちだけさ。
そのうち偉いさんどもにほえ面かかせてやるよ！

・・・ん？　なんだい、この匂いは？
なんだって！？　カレーを焦がした！？
ばかっ！！　何べん言やあわかるんだい！　カレーは煮込みが命なんだよ！
いくら急いでいるからってむやみに強火にするな！　弱火でじっくりことことやるんだよ!
やりなおし！！

　退院したばかりのガトーがまた病院送りになってしまった・・・。確かに性格は天然だが
ガトーはジオン公国で５本の指に入るエースパイロットには違いない。退院するたびにボコボコに
されていたのでは有事の時に大変だ・・・。どうにかゼナ様とキシリア様にお願いして奴を殴り倒すのを
お控えいただくしかないか？？？しかし、ガトーが来てから、私がおふたりにボコボコにされる回数も
激減したのも確かだし・・・う〜ん・・・。

　悩みながらミネバ様をお連れして官邸の庭を散歩していると、なんと松葉杖をついたガトーが帰ってきた
ではないか？確か全治３ヶ月の重傷だったはずなのに。
「わ〜い！！！ガトーおじちゃん、おからだなおったの？？？」
「はっはっは！このアナベル・ガトー、骨折など３日で治してみせます。もともと
ドズル中将の勅命を受けて、官邸に勤めるこの体。ベッドでのんびり寝ている暇など
ありませぬ！さぁミネバ様、キャッチボールをして遊びましょう！」

・・・どうやらいらぬ心配だったようだ。今日はガトーの退院祝いだから特製キムチでも
出してやろう。

　今日はソロモン官邸の庭に作った水田で田植えをした。ふぅ、疲れた。
でもこれで数ヵ月後には立派な稲が実り、サイド３に米を届けることができる。
一休みしながらテレビを見ていると、地球連邦日本支部の公共ＣＭが流れた。
「お米が余っています。みんなお米を食べましょう。」
・・・・なんかムカついてきたのでジャブローのジャングルに潜伏している
ランバ・ラルに連絡を入れた。
「ランバ・ラル隊は全員日本に向かい、米騒動を起こすように。ついでにどさくさに
まぎれて、政府米を１００トンばかりくすねてくるべし。」
今度はちゃんとしたゲリラ活動だから嫌がらずにやるだろう。まあ、もしもの
時を考えて>>40の音声ファイルも忘れずに添付しておけば確実だな。

　今日は久しぶりにサイド３に帰還することになったのだが、
シーマ様は上の人たちに報告しに行かなくていいのだろうか？
そのシーマ様は今私の目の前の野菜売り場にいる・・・・。
『バーグマン！なにやってんだい！さっさとカートを
押して来るんだよ！』
・・・カートの中にはこのスーパーで買った食材がたくさん。
あーあ。今日の食事当番は俺なんだよな・・。
こないだカレー焦がして怒られたし。誰か代わってくれねーかな・・。

　シーマたちが帰っきた。汚れ役を一心に引き受けている愛国心の高いヤツらなんだが・・・
この機会にガトーを食事当番として派遣しよう。食事当番なら汚れ役もしないでいいだろう。アイツのことだ、汚れ役の事を知ったら抗議してくるだろうし。
シーマに持ちかけてみる。
「食事当番？ウチの男どもは家事が下手だからねぇ。食費一人分なら問題ないよ。」
良かった・・・交渉成立だ。

…私は今シーマ艦隊に配属された、男臭いのは慣れているが
酒と化粧のニオイが強い、まあ我らがジオン兵達のためなら
いたしかたない。さて本国の資料館で学んだ昔の日本の軍隊
式料理を試してみるか…ニクジャガだな、最近ようやく野菜
の皮を剥くことに抵抗を感じなくなった、ミネバ様の
「なんか、にが〜い」と言うお言葉を受けたからだ、
さて大きな鍋で作る様だが…そうだザクのスパイクアーマー
があったな、あれを拝借するとしよう。

　　

　キシリアに「ガトーはどこへ行ったのです？」と聞かれたのでシーマ艦隊に
食事当番として一ヶ月ほど貸し出した、と伝えた。「・・・なんと言うことを・・。
確かにシーマ艦隊は私の直属の部隊ですが、私はシーマ・ガラハウを信用しておりませぬ。
だからこそ、宇宙の辺境でガラクタ拾いをさせていたのに。兄上も本当に甘いことで。」
・・・・なんと言うことだったのだ、そう言えばデラーズもこの異動には反対していたなあ。
ミネバも池でさみしそうにピラニアにエサをやっている・・・。

　よし！すぐにガトーを呼び戻し・・・まてよ？本当にシーマに姦計ありなら、
あのキチ・・・いや、愛国心の高いガトーのことだ、売国奴なぞペンペン草も
生えないくらいに叩きのめしてサイド３に帰ってくるだろう。

　とりあえず、ミネバと一緒に今日はバドミントンだ！

　一ヶ月間だけシーマ艦隊の家事手伝いをしている私だが、なんかこの女うさんくさい
気がする・・・。いや、確証といったらスペースノイドの感がそう言っている、
としかいえないのだが・・・。

　釈然としないまま廊下をモップがけしているとシーマとバーグマンの
ひそひそ話が聞こえてきた。
　「あのガトーって奴はサイド３では、デラーズ閣下やミネバ様のお気に入り
だったそうですぞ。」
　「ふん。そいつは都合がいいことさね。ジオンが不利になったときはあいつを
使ってサイド３のお偉方さんたちをかっさらい、連邦に寝返ればいいんだ。こんな
おいしい話はめったにないよ！あっはっは！」
・・・なんて奴ら！！！なるほど、ギレン総帥が私をここへ送り込んだのも、この
女狐の正体を暴かせるためでしたか！とりあえず、大暴れしてここを破壊するのは
簡単だが、もう少し偵察せねば。でもなんかムカツクので、肉じゃがの鍋に、
下剤を死ぬほど放り込んでおいた。私は今日はカップめんでいいや。

　シーマ艦隊がソロモン宙域へやって来た。どうやら補給を受けるためらしいが。
「薬が！薬がぁぁぁぁ！」
シーマ？・・・何かあったのだろうか？とりあえず下痢止めを渡す。
「ふう・・・すまないね。何やら食事に下剤が入っていたんだ。食事当番が怪しいからここで拘留してちょうだい。」
うむ。そう言うことなら・・・？
「ドズル中将！アナベル・ガトー、サイド３の勤務を終えて帰還しました！」悪夢だ・・・

>>142
まさにソロモンの悪夢だな（藁

久々に我が戦友、ガトーがソロモンへ帰ってきた。
今夜は久しぶりに奴と飲み明かそう。ジオン本国の話も聞きたい。
とりあえず、俺の手料理でも馳走してやろう。
さて、愛情と友情を隠し味に加えた『ソロモン男汁』の仕込みでも始めるか。

その夜、兄貴から通信が入る。

ギレン「ガトーがお前の所に来ているそうだが、
　　　　サイド３に送ってもらえないか？ヤツには
　　　　シーマ艦隊の内偵を極秘にさせているのだ。」

ヤツがソロモンに向かって、「ソロモンよ！私は帰ってきた！！」
と言ったときは、オレの心のBGMは「ダースベーダーのテーマ」
がフルボリュームだったが、そういう事だったのか。ヤツは
軍人としては、ほぼ最強だからな。

まあいい、兄貴が送ってくれというなら素直に送っとこう。
また、ヘンな手料理を食わされるのはかなわん。

シーマ艦隊の補給作業が、明後日の朝には終わる。
米といっしょに積み込んでおこう。

ガトーと杯を重ねあい、互いに思いを語り合う。
ジオン本国（て優香、総帥側近）も楽ではないようだ。

それにしてもシーマ艦隊と共に行動するとはお前も災難だな。

「何？最近の役割は食事当番？」

そうか、本当に大変だな。食事ひとつで兵の士気は変わるからな。
よし、ここはひとつ、親友の俺も協力しよう！
俺の書いた「ソロモン男汁」と、「ジオンの漢の我慢汁」のレシピをお前に託す。
このメニューがジオンの未来を変えるだろう。

　ガトーからの脅迫まがいの指令が無くなり、やっと本来の仕事ができる。
ウワサによると、今はシーマ・ガラハウの艦隊でおさんどんをしているとか。
どちらが可哀想か分からんな…。さて、オデッサに戻るか…。
　シン・マツナガから連絡が届く。
　「ランバ・ラル隊は全員日本に向かい、米騒動を起こすように。ついでにどさくさに
まぎれて、政府米を１００トンばかりくすねてくるべし。」
　こ、こめそうどうぅ〜！？　ワシは魚津の主婦か！
　全く最近の若い奴らの考えることは分からん。
　しかし、日本列島はジオンと連邦の勢力が拮抗している所、ゲリラ屋には
　うってつけの場所ではないか！　それに海の幸・山の幸が沢山あって、
　部下共にもウマい物を食べさせられそうだ。そうと決まったら、連絡連絡っと…。
　「ラル隊へ　トーキョーへ集合せよ　ラル」

　それにしても、マツナガまでも「あの」音声ファイルを送りつけよった。
ガトーめ、バラしたな！いくら「ソロモンの悪夢」として名を馳せた名パイロット
とは言え、「青き巨星」を怒らせて無事に済むと思うなよ。
仕返しに、ダンボール一杯に毒蛇を入れてガトーへ送りつけてやる。
あて先は「シーマ艦隊気付　ガトー様」でよしっと。
じゃあ、宅急便のアンちゃん、生物（なまもの）だから早く届けてね。頼んだよ！

　ふう・・・やっと下痢がとまったよ。食事当番最悪だね。
え？あたし宛に宅配？ガトー当てじゃないか・・・アイツはケリィとのみかわしてるらしいし・・・あずかれってことか。
そう言えばアイツはラルに珍味を輸送させていたらしい。と言うことはコレにも？
艦長兼コック長としていただこうかね。　〔ガポッ・・・〕
「ぎええええええええええええええええ・・・・・・・・」しばらくソロモンにやっかいになるハメになっちまったよ！ちっ！まあいい！

いよいよあたしたちの艦の補給が終わり、ソロモンから出港することになった。
なぜかガトーも一緒だ。くっ、なんでこんな奴と一緒に・・・
まあ、グチっても始まらない。せいぜいこき使ってやるさ。

それはそうと、前々からあたしの待ち望んでいた環地球圏の太陽サイドへと出ることができた。
野郎ども！　やることはわかってるね！！
早いトコ洗濯を済ませちまうんだよ！！　お天道さまを拝める機会なんて滅多にないんだからね！
・・・・うーん、これこれ。やっぱりお布団は日光で乾かすに限るねぇ。
乾燥機なんて無粋なもん、あたしの性に合わないったらないよ。

やべ。かぶった・・・

と言うわけでシーマ艦隊で内偵を続行している私であったが、下剤を入れたのがばれたばかりでなく、
ラルが毒蛇なんぞ送りつけてきたせいで、戦艦内の倉庫の中に米と一緒に閉じ込められてしまった
私であった。くそっ。ムム？また外でシーマとバーグマンがひそひそ話をしているぞ？？？
「シーマ様、サイド３に米とガトーを届ける際に、キシリア様にご挨拶しなくてもよろしいのですか？」
「はん、なんでこのあたしが、あんな年増に頭下げに行かなきゃいけないのさ。だいたい、あの偏屈女の
趣味知ってるかい？こっそり歴代ジャニーズアイドルのブロマイドや雑誌の切抜きをあつめて、
後生大事にとっておいてるんだ。そんな女に挨拶しに行くくらいだったら、たまっている洗濯物を
片付けたほうが能率がいいってもんさね。」

・・・・しっかり録音した。携帯端末でキシリア様の元へ即送信だ。これでこの女狐もまた宇宙の辺境へ
逆戻りってものだ。

　今日もサイド３はいい天気である。私は洗濯物を干し、その側ではギレン総帥と
ミネバ様をがボール投げをして遊んでいらっしゃる。ガトーをシーマ艦隊に内偵に送った
ため、私がゼナ様とキシリア様に殴り飛ばされる回数は増えてしまったが、食費も
元に戻ったし、こうやって３人のんびりとした午後を過ごせるのも幸せなものだ。
「あれぇ？ギレンおじちゃん、デラーズおじちゃん、おそらからひとがふってくるよ？」
ミネバ様の言葉で空を見上げると、官邸上空を飛ぶ輸送機から人が１人放り出され、庭の池に
落下した・・・。池の中からピラニアを数匹くっつけて這い上がってきたのは、内偵に
出したはずのガトーであった。続いて手紙が一通、庭に落ちてきた。
『こんな役たたずをよくも送りつけてきてくれたもんだよ。悪いけどお払い箱にさせて
もらうよ。ソロモンから補給された米は迷惑料としていただいていくからね。ｂｙシーマ』
次の瞬間、私が池の中から這い上がってきたばかりのガトーを再び池に突き落としたのは言うまでも無い。

ガトーからメール（音声ファイル）が届く。
「はん、なんでこのあたしが、あんな年増に頭下げに行かなきゃいけないのさ。だいたい、あの偏屈女の
趣味知ってるかい？こっそり歴代ジャニーズアイドルのブロマイドや雑誌の切抜きをあつめて、
後生大事にとっておいてるんだ。そんな女に挨拶しに行くくらいだったら、たまっている洗濯物を
片付けたほうが能率がいいってもんさね。」
あの女…、なぜ私の密かな楽しみを…。許せん！
　その時、空から官邸の池に何かが落ちてきた。ガトーだ！
まずい！あの事をバラされたら身の破滅だ！！
　「ガトー！　貴様の内偵のお陰で、シーマの正体が分かった。　直ちに撃墜に向かえ！」

バカ正直に撃墜に向かうガトー。普段は天然キャラだが、こういうときはサマになる。
兄上が「ついでに米を取り戻してくれぇ〜！」と叫ぶ。
「ガトーおじちゃんがんばって〜」ミネバが声援する。騒がしい日常が戻ってきた。

さて、シーマ達はガトーが始末するとして、ガトーをその後どうしたものか…。

ガトーたらいまわし

夜になってふと目を閉じると、マツナガが作った田圃から蛙の鳴き声が聞こえる。
サイド３は色々と騒がしいのに、本当にソロモンはのどかだ。
たまにはビデオメールでも送るかな。おーい、マツナガ。ビデオカメラの
スタンバイを頼む！　　…って、マツナガ！なんだその、歴史の教科書に載っている
ようなお百姓さん姿は！？　ナニ、この方が農作業するには適しているだって？
まあいい、早くセッティングしてくれ…。

やべ、ガトー可愛い

ガトーにシーマの始末を命じたはいいものの
それが済んだところで気に掛かることがある。
私の秘密を知ってしまったガトー自身だ。
果たして”軍事機密”で納得するだろうか？
不安は止まらない。私は意を決して
グラナダのキリングに連絡した。
そういう特務にはうってつけの連中がいるらしい。
安心してまかせることにする。

我がサイプロクス隊に新たな命令が下った。
目標はアナベル・ガトー。ソロモンの悪夢だ。
表向きはひとことで言えばもぐら狩り。
格好良く言えば連邦のスパイ退治だが
俺はキリング中佐が「キシリア閣下からの命令で」と
口を滑らせたのを聞き逃さなかった。しかも目標を捕捉しても
すぐには始末するな、時期は伝える。と変な具合だ。
ミーシャが「裏がありそうですな」と云う。気付いていたか。

部隊に戻り命令を伝える。しばらく暇だったからか歓声が広がる。
アンディとガルシアは興奮の余り格闘を始めた。血の気の多い奴らだ。
狭いところで暴れるのでアンディのかかと落しが俺のほおをかすめた。
たらりと血が流れる。アンディは謝罪したが俺はこいつが隊長の座を
狙っているのを知っている。本当に偶然だろうか？

ガルシアが宇宙では食材に不安があると言い出した。
妙な料理に凝っているのだ。不安けっこう、俺は嬉しかった。
こいつのゲテモノ料理をしばらく食わずに済むのだから。

最近ミネバとのつきあいが悪い。どうもギレンやデラーズべったりのようだ。
わしもミネバと遊びたいのじゃが表立って言えることではない。
何か良い手立ては無いものか・・・ギレンの部下は食事で釣っていたな・・・
料理・・・そういえばサハリン家の家臣は随分と料理上手だったな・・・
サハリン・・・確か息子が東南アジアに降下しているはずだが・・・

デギン大公からノリスを貸してくれとの仰せ。異論のあろうはずもない。
ただ問題がある。現在ノリスはここには居ない。アイナが寿司を食べたい、
というのでアプサラスにグフカスタムをくくり付け二人で日本へと向かっているのだ。
なんでも気になる奴がいてそいつの故国の料理らしい。色気づきおって。
まずい、なんとかせねば。ええい、ノリスからの定時連絡はまだか。

　ソロモンは農業プラントになってしまったのかも知れない。
官邸の庭はキュウリやナス、挙げ句の果てにはイチゴハウス。裏庭には水田があり、部下が稲刈りの最中。
格納庫は近くのコロニーから運び込んだ土でいっぱいとなり、ニンジンやジャガイモが栽培されている。
官邸内部にはプランターにキャベツとレタスが交互に栽培されている。
うう〜む・・・食料の心配はないが少々やりすぎたかも知れない・・・

誰かキシリア→マ・クベ→ラインで黒い三連星希望。

「ジオンキャラ全員出演」は話がダレる原因になるから
出すタイミング考えてね＞職人各位

　さて、厄介者のガトーも追い払ったことだし、野郎ども！今のうちに洗濯物をとりこんじまいな！
・・何？？艦隊にＭＳが急接近しているだと？
「・・・シーマ様！！プーさんです！クマのプーさんが接近してきます！！！」
こいつ、何寝言こいてるんだい・・・なんだありゃ？両手足と頭は黄色、胴体は赤くペイントされ、
盾には「クマのプーさん」の絵がプリントされている・・・・姿はマヌケだが、ありゃまだ実践配備
されていないはずの『高機動型ザク改』じゃあないか？？？誰が乗ってるんだ？？？
「売国奴シーマ・ガラハウ！ザビ家を冒涜し、ミネバ様を始めとするジオンの子供たちの食料を強奪した罪、
万死に値する！！このアナベル・ガトー！キシリア少将の勅命により貴様らを成敗いたす！覚悟せい！！」
・・・アホのガトーがジャニオタ女に命令されて来たってのかい。
「このＭＳはデギン公王がミネバ様に送られたものだ！（>>53）貴様ら！傷一つつけさせんぞ！」
野郎ども！こっちもＭＳを出してあのマヌケをあの世に送ってやるんだよ！

　なんてこったい！ＭＳを出撃させればさせただけ撃墜しやがる！くぅ、『ソロモンの悪夢』のふたつ名は
伊達じゃあないようだね。
「え〜い！！！貴様ら！！！米を返さんか！！米だ米！！！米返せ！！！」
プーさん仕様の『高機動型ザク改』がライフル乱射しながらわめいてやがるよ。
こんな馬鹿につきあってたら命がいくつあっても足りやしないよ。おい！貨物室の米俵を全部、
外に放出するんだ！！あの馬鹿が米を拾い集めている間に逃げるよ！！

　ちっ！久々にお天道様が拝めたってのに。ガトー、覚えときなよ。この借りは
いつか１００万倍にして返してやるからね！

　今日はキシリア様から依頼された件で久々にサイド３のジオン公国官邸に
赴いた。キシリア様、ご機嫌うるわしゅうございます。
「堅苦しい挨拶はよい。別に難しい任務ではない。サイクロプス隊に、アナベル・ガトーの監視を命じてくれればよい」
監視・・・でございますか？確かガトーはシーマ艦隊を撃墜しに行ったとか？
「そうだ。シーマ・ガラハウは私の・・いや、ジオン公国の最高機密を持ち出して逃げた。それを調べ上げたガトーも
その”機密”を知ってしまったと言うことだ。ガトーも始末してしまえばすむ事だが、奴はジオン公国トップクラスのパイロット
でもあり、なにより姪のミネバのお気に入りでもあるからな。」
なるほど、で、その機密と言うのは？？？
「ガトーが『ジャ・・・』と言いかけたら痛い目にあわせてくれればよい」
あの・・・『ジャ』の次に続く言葉は？？？？
「知りたければ教えてやるぞ？軍法会議無しで銃殺刑になっても良いのならな？」
キシリア様に銃を突きつけられ脅された私であった・・・。
しかしなんなのだ？『ジャ・・・』とは？？少なくともフラナガン機関やソーラレイ以上の
機密には違いあるまい。

「ねえ、ギレンおじちゃん、ガトーおじちゃんだいじょうぶかなあ？」
サイド３に広がる青空を眺めながらミネバがつぶやいた。父上が孫バカでミネバに与えた
ザクを持たせたのはいいのだが、ガトーは人生勢いでどうにかなると思い込んでるからなあ・・。
キシリアも空を見ながらそわそわしている。まあ、直属の部下が不祥事をしでかしたのだ。
心穏やかではないのであろう。デラーズはさっきから庭で草むしりをしている。

「・・・あれぇ？ギレンおじちゃん、あれミネバのプーさんザクだよ！ガトーおじちゃんだ！」
お！官邸上空から大きな風呂敷を背負ったプーさんカラーのザクが降下してくる。よし、格納庫へ
誘導・・・っておーいガトー！！！米が重いのかバランスが崩れ気味・・・わぁ！庭に不時着する！！
ミネバ！！！おじちゃんにしっかりつかまっているんだ！！！

　ずど〜ん！！！爆風からミネバをかばった私は全身砂だらけになり、吹き飛ばされたキシリアは
松の木にひっかかってしまい、デラーズは池の中に落っこちてしまった・・・。
もちろん庭はぼろぼろだ・・・。
「皆様方！！このアナベル・ガトー！逆賊シーマ・ガラハウを太陽圏内から追い払ってきました！米も、ほら、
この通り取り返してきましたぞ！」
ザクが背負っていた風呂敷が破れて、私は米俵の下敷きになった・・・・ガトー、今晩メシ抜き。

なんかこのスレ、マターリと見れるなぁ…
いいなぁ、なんか。

ガトーが操るミネバ専用ザク・プーさん仕様とシャア専用ザク、どっちが強いだろ？（笑）

気合ならばガトー機か。
しかし、ガトーはいつでもフルスロットルで、すぐに燃料がなくなりそう。

ここ地球はキャルフォルニア･ベースで初めて一人暮らしを始めた。
なにしろ全寮制のはずの士官学校まで自宅から通わされたからな。
保安上の理由とかなんとか聞かされたが父さんが僕を手放したくない、
とかゴネたに決まってる。おかげで恒例の女子寮覗きにも参加出来なかった。
まぁ、シャアがビデオ撮ってきてくれたからいいけどさ。
地球攻撃軍への配属だってキシリア姉さんが口を利いてくれなかったら
親衛隊かどっかに配属されて未だ自宅通いだったはずだ。
初孫のミネバが生まれたのも大きいな。ホントはギレン兄さんに隠し子がいる、
という噂をゼナ義姉さんがしてたが。なんでも学生時代の彼女が生んだそうだ

ギレン兄さんといえば電化製品と家具一式を無印良品で買ってくれた。
「デザインは一見素っ気無い方が飽きが来なくて結果として経済的なのだ」
とか言ってたけどあんなトゲトゲだらけの政庁ビル作った人の科白じゃ無い
よなぁ。まぁアレで懲りたからかも知れないけどさ。ドズル兄さんは僕専用ザク
をくれた。頭に機関砲が4つも付いてる強そうな奴だ。もっとも地球についた
その日にこけて工場送りになったけど。キシリア姉さんは僕専用ドップをくれた。
これはイセリナに会いに行くのに重宝している。ありがとう姉さん。
父さんは何故かデカイ僕の肖像画をくれた。いくら僕でも自分の顔を見てうっとり
する趣味は無いので正直迷惑だ。イセリナにあげてしまおうかな。
ミネバは僕の似顔絵を描いてくれた。こっちは嬉しい、額に入れて司令部の僕の部屋
に飾っている。

　我々ランバ・ラル隊は極東の島国、日本はトーキョーへとやってきた。目的は米の奪取である。
なんでも宇宙ではガトーがシーマ艦隊相手に米騒動を起こしたらしい。サイド３はそんなに
食べ物に困っているのだろうか？ソロモンの食料自給率はほぼ１００％だと言うのに。
単にガトーが食い意地はってるだけと言う気もするが。
　一仕事する前に、我々はトーキョー見物を一日だけ楽しむことにした。ハモンと部下達が
「お台場行きたい」「渋谷行きたい」「葛西臨海公園の観覧車乗りたい」と大はしゃぎなので
強行スケジュールだ。京葉線からトーキョー湾を眺めていると、港からいきなり火の手があがり
だした。何事だ！大型ＭＡが暴れている！
「あ〜ひゃひゃひゃあ〜ひゃひゃひゃ！（゜Д゜）」ＭＡから明らかに異様な笑い声が聞こえてきてかなり恐い。
「あなた、あれ、アプサラスよ。なんか背中にじたばた暴れてるグフカスタムくくりつけてるわね・・。」とハモン。
アプサラス・・・と言うことは宇宙線障害でガイキチになったノリス・サハリンが暴れているのか？
背中にくくりつけられてるのは妹君か。かわいそうに。まあしかたがない！今日は観光するつもりだったが、
アプサラスが街中を混乱させている隙に連邦軍の倉庫から米をかすめとるぞ！
「え〜！」「まだ行きたいとこたくさんあるのに〜」隊員達から不満の声が漏れたが、えーい、
我慢せい！米をくすねてサイド３へ送ったら、東北地方あたりの温泉連れてってやるから！
さあ！行くぞ！ランバ・ラル隊！丸太を持って倉庫襲撃！

どうもランバ･ラルは名前の憶えが悪いようだ。
おまけに東京襲撃の濡れ衣まで着せられた、撃つ駄。

　ランバ・ラルから米１００トンが届いた。シーマから取り返した米と合わせれば
かなりの量だ。ありがたい。報告書によるとアプサラスが東京襲撃したらしいが、サハリン家の
主君と家臣の名前をごっちゃにしている。まあしかたがないか。あそこんち没落貴族だし、私だって
忘れてたよ。しかし、テレビで見たがあの暴れっぷりは見事。ギニアスが東南アジアから遠隔操作
してたのかもなぁ。

　今日はミネバ様専用プーさんザクのコックピットをミネバ様と一緒に磨いた。
「ねえガトーおじちゃん。ミネバのプーさんザクつよかった？？？」
ええ、そりゃあものすごいパワーでしたよ。敵を１０機は撃墜しましたね。
「すごいなぁ。じゃあガトーおじちゃんのヘルメットに、プーさんのシール１０個
はってあげるね。ミネバがおおきくなるまでプーさんザク、かしてあげるね。」
なんとありがたい、プーさんのキルマーク・・・このアナベル・ガトー、ミネバ様が
成人なさるまでにプーさんザクの名を全世界中にとどろかせてみせましょう！
・・・ってミネバ様、そこさわっちゃダメ！！！あ〜ミサイルが！！！

ミネバ様が誤射したミサイルは、格納庫を突き抜けギレン総帥の部屋に直撃してしまった。

　ガルマおじちゃんへ

　きょう、パパからこづつみとビデオレターがとどきました。パパ、ビデオのなかで
げんきにわらってたよ！でもどうしてギレンおじちゃんたちはかおがあおくなってるのかな？
こづつみのなかにはだいこんとじゃがいもとにんじん、そしてミネバのだいすきなイチゴがはいって
いました。きょうのごはんはパパがおくってくれたやさいでシチューだよ！だいこんはね、
デラーズおじちゃんがおつけものにしてくれるんだよ。えへ！ミネバのすきなものばかり、
うれしいな！ギレンおじちゃんも「ガルマはちゃんとごはんをたべてるのかな？」ってしんぱい
してたよ。ガルマおじちゃんもおいしいごはんたべて、げんきでしごとしてね！

　ミネバより

　ついしん　ガトーおじちゃんはギレンおじちゃんのおへやをこわしてしまったので
　　　　　　ごはんぬきだそうです。でもかわいそうだからあとでおにぎりもっていって
　　　　　　あげよっと♪

　アナベル・ガトーは今日の晩飯抜きでしたっと。
ガルシア！タバコ買って来い！
ミーシャ『俺のウイスキーもな！』
アンディ『明日の朝のタマゴ！切らしてんじゃねーよ！』

ミネバからメールだ。しかし幼稚園児とは思えないしっかりした文章で
流石はザビ家のプリンセスって感じだよね。そうかドズル兄さんは元気
なんだ。でもなんでソロモンで野菜が取れるんだろ？
ギレン兄さんガルマはちゃんと食べてます。外食が多いけど。週3日は地元
名士主催のパーティだもんね。なんかコッテリしたモンばっかりですよ。
でも最近自炊にも挑戦しました。当番兵にご馳走したら3日欠勤したけど。
最近はイセリナが時々ご飯を作りに来てくれる。って言っても家で作って
きたのを鍋ごと持ってきて温め直すだけだけど、すぐ食べられるからいいや。
今日アナハイムのデゼニワールドという所に視察に行くのでミネバに何か
買って送ろう。ネズミのぬいぐるみが名物だそうだ。
しかしガトーって何でズムシティに居るんだろ？地球に呼ぼうかな。

　ソロモンはもう宇宙要塞ではないのかもしれない・・・
もはや農業要塞ソロモンになってしまった。食料庫は既にパンク寸前だ。
小包でサイド３に野菜を送ったのだが、まだまだ減らない。マツナガにも栽培を少し減らすように言っているのだが。
しょうがない。余ったやつは地球の前線基地へ運ばせよう。

昨日、宇宙要塞ソロモンから新鮮な野菜が山ほど届いた。
オーストラリア占領作戦の傍ら、ダイアモンド鉱山の発掘を進めている
ため、隊員達がビタミン不足で鳥目や脚気になりがちだったので、非常に助かる。
隊員達も元気になれば、ダイアモンドの発掘量も確実に上がるだろう。
しまいには、白い髭のMSまで発掘してしまうかもな、はっはっは、
んなわけないって。

ガルマ様のお兄様の岩・・・ゲフン！ドズル様から
ソロモン産の新鮮なお野菜を頂くから、ガルマ様の御宅で
調理してくれないか？と頼まれてしまいました・・・。
ガルマ様の甘い声に思わず「ああ〜っぅ！・・・はい。」と
答えてしまったワタクシが恨めしいっ。
や、やっぱりエプロンは素肌に着用するものかしら？
そ、それともメイドの服を借りていこうかしら？
ああー、もうだめっ！ガルマ様の元に早く逝きたいわっ！
え？なにを作るのかって？作れるわけないじゃない！
ワタクシは、サイド３の眉な・・・ゲフン！
ギ、ギレン様のように炊事に向いているわけではないんですものっ！
ワタクシはトップレディなのよ！あのいかず後家・・・ゲフン！
キ、キシリア様のように、戦術には長けていないのですわっ。
何着ようかしら･･･。ウフフフフフフフフフフ

　ギレン様より命令が下る。まあ、部屋に呼び出されたのでヒヤッとしたが。
「サイド３では米は問題ないのだ。しかしその他野菜はソロモンの物ばかりなのだ。」
ええ。あそこの野菜はマツナガ達が必死で栽培してくれましたから。
「だからこのサイド３でも特産物が欲しいのだ。ガトー、やってくれるな？」
はっ！喜んで！！！


しかし特産物と言っても難しい。それなりにおいしい物で無ければいけないのだろう。
意見を聞いてみる。
ミネバ「みねばはハンバーグがいい！」
ハンバーグ・・・牛を？う〜む・・・難しいな。ボツ！
私をつけ回していたサイクロプス隊に聞く。さすがに驚いていたようだが。
シュタイナー「毎日野菜ばっかりじゃ飽きるからなぁ・・・肉が良いな。」
ミーシャ「そうだな！肉！」
アンディ「肉肉！」
ガルシア「松阪牛が良いな！」
生意気なガルシアはふっとばしておいたが、牛を飼うことで良いか。
幸い餌はソロモンから調達すればよい。うむ！コレで決まりだな。

ガトー殿から通信が入った。
『…という訳で、サイド３で牛を飼うことになったのだ。ついてはソロモンで
飼料の供給を頼みたい。』
ああ、ソロモンが生産過多だから、それぐらいは簡単にできる。
しかし、ガトー殿。種牛はどうするつもりだ？
『それも思案に暮れているところだ。まさか松坂牛なんぞ手に入る訳ないしな…』
松坂牛か…、待てよ。今、ランバ・ラル隊がトーキョーで任務を終えたばかりだ。
調達できるかを打診してみよう。
『そうか、流石はマツナガ殿！ では、よろしく頼むとしよう。』

さて、東北地方で温泉を楽しんでいるラル隊に手紙を送る。
「松坂牛の種牛を調達せよ。 ドズル閣下よりいただいた伊勢戦国時代村と
ＵＳＪのチケットを同封する。有効に使われたし。」

　マツナガ殿から封筒？温泉に入っている最中に・・・これは！！！
おい！ラル隊総動員だ！ハモン！スーツを持ってこい！ええい！裸というのは気にするな！
回線開け！
「ん？ラルか。」
マツナガ殿！このランバ・ラル、命を懸けて任務を遂行いたします！
「そうか！やってくれるか！いつもの調子で嫌々やるのかと・・・」
いえ！それでは任務がありますので。では。
ラル隊！今すぐ松坂へ行くぞ！！！松阪牛５頭かっさらうぞ！その後戦国時代村とＵＳＪで遊びまくるぞ！
「おおおおおおおおおおお！！！！！！」

それいけランバ・ラル隊萌え

ラルスレのクランプ・アコース・コズンが目に浮かぶ（笑）

それいけランバ・ラル隊萌え

ラルスレのクランプ・アコース・コズンが目に浮かぶ（笑）

ドズル兄さんから物資を大量に送った、と暗号電が入った。
参謀達は「新型のMSでしょうか？」「いやいや弾薬だよ」と大喜びだったが
突入ポッドの中身が全部野菜だと分かると全員ブルーになった。
そのうえ食べきれない量らしい。「どうしましょう？」と司令官の僕に聞く
ので「ご近所に分けたら？いっつもお呼ばれしててお世話になってるし」と
言うと「流石はガルマ様！人心掌握に長けてらっしゃる！」とか持ち上げられて
ちょっといい気分。コロニーの欠片が落っこちて畑がだいぶやられたので近所
の人達も喜んでくれた。ついでにイセリナのお父さんが市長をしてるニューヤーク
にもガウで送っておいた。少しは僕を見直してくれるかなぁ、あのお父さん。
あとイセリナに今度料理を作りに来て欲しい、とメールを打った。
どんな料理作ってくれるだろう。楽しみだ。

　ガトーが官邸の庭に牛小屋を作り出した。サイド３に新しい名産物を作るためなのだが、
何か釈然としないものを感じる。ガトーに私の部屋を壊されてから私の仮の部屋はホームセンターの
チラシに載っているような、６畳一間のプレハブハウスだ。お前、牛小屋作る前に私の部屋を修理
しろっての。今日の夕飯はハンバーグとコロッケなのだが、ガトーだけメザシ一匹にしてやろう。

しかし、なんで官邸の食卓にサイクロプス隊の面々まで座っているのだろうか？
・・・つーか何で私とデラーズがこいつらのメシまで作らねばならぬのだ？？？
「貴様らの夕飯は日の丸弁当でいいか？」と聞いたらブーブー文句を言い出したので
コロッケとハンバーグを追加で作る。メインディッシュがメザシのガトーとサイクロプス隊が
おかずをとりあって取っ組み合いを始めた。せっかくソロモンから食料を送ってもらっているのに
また足らなくなるかもしれない、鬱だ・・・。

ホノボノﾏﾀｰﾘ。

　松坂牛を奪取するために三重県は松阪市までやって来た我らがラル隊であった。
とりあえず深夜、酪農農家に忍び込み、松阪牛を５頭連れ出した。うん？こら！
クランプ！お前が連れてきたのはホルスタインだ！コズン！何でチャボを抱きかか
えている！！！アコース！ウサギがかわいいからギャロップの中で飼いたい？？
ダメダメ！ウサギは育てるの大変なんだぞ！返して来い！

　なんとか任務を終えて、松阪牛とホルスタインをサイド３へ送った我々であったが、
チャボとウサギは「きちんと世話しますから飼わせてください」とコズンとアコースが泣いて
頼むので、ギャロップの中で飼うことにした。

　さて、とりあえず今からは自由時間だ！みんな！「伊勢戦国時代村」と「ＵＳＪ」に向かうぞ！
何？ついでだから志摩スペイン村にも行きたい？そこは自腹になるからダメ！

　地球で一人暮らしをしているガルマに食料を送ったら、ガルマから返事が来た。
『ドズル兄さん、仕送りサンキュ〜！でもさぁ、僕の彼女って超お嬢様系？って感じ
だから、料理とかすっげー苦手なんだよね〜！超悪いんだけど〜！次から調理済みの
食べ物送ってくんない〜？？』
・・・・ガルマ、どんな女と付き合っているんだ。可愛いだけで結婚すると後で苦労する
ってのは俺を見て実証済みじゃないか（涙）

チャボに心を奪われたコズン萌え。かわいいよね、チャボ。

　牛の世話はｌ『サイクロプ隊』にも手伝わせることにした

イセリナが料理を作りに来てくれた。が、僕の部屋で二人っきりになったとたん
全裸にエプロンという凄い格好になってしまい料理とかどうでも良くなってしまった。
ギレン兄さん、ドズル兄さん、そして天国のサスロ兄さん、ガルマは大人への階段を
2段飛ばしで駆け上がっています。キシリア姉さん、ガルマは姉さんの知ってるガルマ
では無くなってしまいました。
結局その日の夕飯は基地の食堂から出前を取った。

　ラル隊から牛が届く。うふふふふ・・・可愛いヤツだなぁ・・・
わははははっ！なめるななめるな！よぉしよしよし。エサだぞぉ！
おい！サイクロプス隊も手伝え。倉庫からワラを運んでこい！
ほらほら！可愛いだろう！


　よく考えると肉を取るためにはあいつらを殺さなくてはならないのか・・・
ギレン様に相談してみよう。

　ガトーから相談を受けた。『松阪牛の飼育を試みたのだが、
あんなに可愛い松阪牛達を殺すのは忍びない。』と。

　だが、ガトーよ。人は生きていくためには様々な犠牲が付き物だ。
　今、我々が起こしている戦争でも数多の犠牲者が出た。そして
これからも出るであろう。人は皆、死にたくはないが、人類が存続する
ためには、人が死ぬのは仕方がないのだ。
　同じように、牛とて死にたくはないが、我々が生きていくためには
仕方がないのだ。我々ができるのは、牛達の犠牲の上に成り立つこの命を
大事に使い、犠牲になった牛達の供養を丁重に行なってやる事ではないか？

　ガトーを諭し、私もミネバを連れて牛小屋へ行った。と言っても私の仮住まいの
プレハブハウスの隣が牛小屋なのだが。牛を視察してみる。
・・・・ガトーにああは言ったものの牛ってつぶらな目をしているなあ・・。
「あは！うしさんのかおってパパそっくり！」うっ！ミネバにそう言われるとなおさら情が移ってしまう・・・。
サイクロプス隊の面々が「うんだよ早く食っちまおうぜ！」「バズーカ一発食らわせて
丸焼きにすればいいだろ！」「食うぞ食うぞ！」わめきだし、ガトーと乱闘を始めた。

・・・とりあえず今のところは5頭しかいないし、牛が100頭くらいに増えたら考えるか。
昨日の夕飯がハンバーグだったって言うのに矛盾してるなあ、私も。

　我がソロモンでは野菜の栽培、そしてサイド３では牛の飼育を始めたらしい。
戦争下では食料の確保が第一の問題でもあるから喜ばしいことだ。しかし飼育中の牛を
サイクロプス隊がつまみ食いしようとしているためにガトーが毎晩見はりをしているらしいが。
あいつも米泥棒と戦ったり牛泥棒の番をしたり大変だな。

　ところで地球はどうなっているのかと思いガルマに連絡したのだが、どうも最近留守がちのようだ。
当番兵に聞いても「・・・え〜と・・あのその・・・２時間ほどしたら帰ってくるかと・・・」
と歯切れが悪い。たまに届くメールも、なんか新宿のホストのような口調になってきている。
・・・・間違っても女で身を滅ぼさないでほしいが・・・・。

　ミネバとガトーが瞳を潤ませて頼むし、私自身も気乗りがしなくなっ
たのである程度増えるまでは飼いつづけることにしたのだが、キシリア
はあまりいい顔をしない。
「兄上もお甘い」
　としたり顔でほくそえむのに腹が立ったので、じゃあ自分でも見に行
ってみろと執務室から放り出す。

　２時間後、いっこうに戻ってこないので様子を見に行ったらホルスタ
インにブーツの爪先を踏まれて憮然としていた。足元に転がっている桶
とまくりあげた袖から察するに、乳搾りをしようとして失敗したらしい。
　ふふふ、ミネバとデラーズを呼びに行こう。こんな顔のキシリアを見
るのは16年ぶりくらいだが、私一人には惜しい見世物だ。

　今日もガトーが牛の番の為に私のプレハブハウスに泊まりこんでいる。布団が
１組しかないので嫌々一緒の布団に入っているのだが、こいつは寝相も悪いし
イビキや歯ぎしりもうるさい。だいたいこんなに爆睡していて番が勤まるのだろうか？
眠れないのでガトーのかわりに金属バットを手に牛小屋の前に座り込む。

がさごそと隙をうかがうような人影が見えるがサイクロプス隊だろう。キシリアもあいつらを
駐留させる予算があるなら私の部屋の修繕費に回して欲しいものだ。

　マツナガが今週号の「フォーカス」を持って慌てて執務室に入ってきた。
何かと思い見てみると表紙に「激写！ザビ家”お坊ちゃん”ガルマ大佐のご乱行！」と
大きな見出しが・・・。おそるおそる中身を開いてみると・・・・。
ガルマと、裸にエプロン姿のイセリナと言う娘のスキャンダルショットが・・・。

ちなみに父上は、従者からこの知らせを聞き、杖を落としたと言うことだ。

まずい...、イセリナとの2ショット写真が写真に載ってしまった。
連邦のスパイがキャリホルニアベースに潜入してたなんて、鬱だ。
ドズル兄さんにはレーザー通信で泣きながら説教された。泣くとまた
迫力のある顔だ。ギレン兄さんは一言「あまり父さんに心配かけるな」
とだけ言われた。父さんは寝込んでしまったそうだ。キシリア姉さんには
イセリナの事は何も言わなかったが「基地の防諜体制がなっていない様だ。
まだお前に司令官など早かったな」といつもの調子で叱られた。
イセリナは外出禁止だそうだ。可哀想なイセリナ、これじゃお嫁にいけないよね。
くっそー、連邦め。頭に来たのでレビルが捕虜になってる時に尋問を受けてる
画像（女将校に激しい調教を受けてる場面）をジャブロー上空に撒いて来る様
命令を出した。ギレン兄さんに頼んでジオン系出版社の「フライデー」にも
載せてもらおう。

　ガルマよ・・・私は悲しいぞ・・・腹いせに連邦の将軍を出すのか！？
我々はスペースコロニーの代表なのだぞ！そのような真似は絶対にゆるさん！
と、ガルマの音声ファイルで送ったんだが・・・効果はあるのか？

ドズル兄さんから「レビルの恥ずかしい写真大作戦」を思いとどまるように言われた。
正々堂々がモットーの兄さんらしいなぁ。でもガウ発進しちゃったしなぁ。オデッサ
のマ・クベにも頼んじゃったし。キシリア姉さんは「逆宣伝か、まぁガルマにしては
上出来でしょう」って言ってたしな。僕の上司はキシリア姉さんだから作戦続行だな。
このさいだから内通してる連邦の将軍になんかネタを提供してもらおう。
なんて言ったっけ、エリチャンだっけ？
ドズル兄さんには野菜のお礼って事で近くで取れた海産物でも送っておこう、うん。

マツナガが泣きながら「フライデー」を持ってやって来た。今週号の
特集は『これでいいのか地球連邦』というワイド記事で、中身は目線こそ
隠してあるが、ＳＭの女王のコスプレをしたキシリアがレビル将軍に浣腸を
している写真・・・さらに『地球連邦最新鋭戦艦ＷＢのエースパイロットは年上好みの
”ひきこもり？？”』そして本の最後の方には『ランバ・ラル隊の地球紀行記』・・・。
ラル、給料少ないからあげてくれ、という通信を無視したらこんなところで小銭を
稼いでいたのか・・・・。

しかし、キシリアのＳＭの女王写真など出回ったら父上が心臓発作を起こす。
ガルマに怒りのメールを送ると同時に雑誌の回収命令を出した。

　きょうぎれんおじちゃんのへやにいったら、まえにごほんをよんでくれたおじいちゃんがのっているほんをみつけました。
それをよんでいたらおじいちゃんがキシリアおねえちゃんにおしりのあなをいじられているところがのっていました。
ほかにはれんぽうのせんかんのぱいろっとがとしうえごのみとかひきこもりとか・・・
さいごのほうにラルおじちゃんのにっきがのっていました。みんなぶじなんだなぁ。
もうすこしよんでいるとギレンおじちゃんがはいってきてとりあげられてしまいました。
おじちゃんは
「みねばにはまだはやいよ・・・」
といってました。そうなのかなぁ？

本国から「フライデー」が届いた。あれ？レビルの写真のとこ女王様の
顔が差し替えられてるじゃん。姉さんとこのガラハウ少佐だったはずなの
に姉さんそっくりになってる。ギレン兄さんに聞いたら「そうかな？
ちょっと違うぞ」とか言われた。なんか難しい事に巻き込まれそうな気が
したので「そうだね、気のせいだよね」言っておいた。最近おさんどんばっか
やってるから忘れたけどギレン兄さんってジオンの総帥だったんだよね。
キシリア姉さんちょっと兄さんをイビリすぎたんだな。
ドズル兄さんがまた泣きながら通信してきた。「え？あれキシリア姉さんじゃ
ないじゃん。兄さんの気のせいだよ〜、ははは。それよりゼナ義姉さんに連絡
してあげなよ。官邸付きのガトーって結構イケメンだからやばいんじゃない？
あ、それと近所で取れたロブスター１０ｔ送っといたから」と適当に受け答え
しておいた。ミネバにデゼニーランドで買ったネズミのヌイグルミ（ザクに
着せられる特注サイズ）を送っておいたのでドズル兄さんも機嫌を直してくれる
だろう。

なんかさー、おやじが怒ってんだよねー！なんでだろ？
裸エプロンってそんなにまじーの？え？まじ？
フツーみんなやってるって！常識常識
っていうか外出せよー！あたしのダーが待ってんの！！
せっかく新しいパラパラのビデオ買ったのに・・・。
ガルっちと一緒に見て、練習するんだよー！出せー！！

　キシリアとギレン将軍のＳＭアイコラが流出したためキシリアはかなり機嫌が悪い。
最初、犯人が私じゃないかと疑われたがとんでもない、そんな命知らずなことができるか。
デラーズに調べさせたところ、最近ゼナがパソコン教室に通いだしたらしい。まさかと思い
ゼナの留守中にパソコンのＨＤを覗いたところ、試作アイコラがたくさん保存されていた。
それ以上中身を見るのが恐くなったのでパソコンの電源を切った・・・。

しかし、サイクロプス隊を身辺に置いているキシリアのことだ。もう調べ上げてるかもしれない。
そういえばさっき、シュタイナーが『チョコボール向井』の写真をもってキシリアの部屋へ
入っていった。来週号の写真週刊誌の見出しが今から恐い。

　サイド３にネズミのヌイグルミが届いた・・・オマケにザクに着せられるほどビッグサイズだ。
ミネバは喜んでいたのでまあ良いか。そう言えば新型が一機
そロールアウトした。ゲルググとか言ってたな。
ビグザムの腕から出来た試作機だ。ビームライフルまで装備している・・・コレなら一気に戦局が良くなるな。
それはそうと国産肉第一号が出来た。
ガトーはさすがに立ち会わなかったが実に美味かった。当のガトーもおいしそうに食べていた。
平和だなぁ・・・

　しかしミネバに、「あれえ？うしさんがいっとういないねぇ？」と聞かれた時は
返答に困った。まさか「さっき食べたすき焼きが牛さんだよ」なんて言ったら号泣するだろう。
今度は１００頭になったら５頭ずつ生肉業者に引き渡すことにしよう。

　ガトーが涙を流しながら牛の体をワラでふいている。どんぶり３杯分おかわりしときながら・・・。

今日久々にギレン総帥が公務に出でこられました。
ここのところ料理を作ったりミネバ様の相手をしたり牛の番をしたり等々で
あまり顔を見せなかったのですが・・・
しかし何かお疲れの様子ここはお得意の演説で気を晴らされてはいかがかと。


久々に聞くギレン総帥の演説は素晴らしく、デラーズ大佐もガトー大尉も感じ入った様子。
この日の総帥は輝いて見えました。

　「立てよ国民！！！私は優良種たるジオン公国国民に３本の木を与えよう！
それは『やる木・ほん木・こん木』である！！！」・・・あれ？セシリア・ガトー・デラーズは
聞き入ってくれてるが、他の兵士は立ったまま寝てたり貧血で倒れたり・・・。
なんかなんか中学校の全校集会みたいになってしまった。

　今日、デギン公王からミネバ様にロールアウトしたばかりのゲルググが
届いた。「わ〜い！このあいだガルマおじちゃんにもらったミッキーのぬいぐるみ
きせてね！」とミネバ様からリクエストされたので機体をディズニー調にペイントした。
ガトー殿の提案で、竹筒型水鉄砲に見せかけたロケットランチャーまで装備する
羽目になった。サイド３官邸内の格納庫にはプーさん仕様の高機動型ザク改・・・。
そしてミッキーゲルググ・・・。はぁ、次にロールアウトする新型はドナルドダックにされそうだな・・・。

…生きるという事がこんなに過酷な事だったとは…。
この間食べたすき焼きが、まさか私が精魂込めて育てた牛だったとは…。
（正確にはラル隊にかっぱらってきてもらった）
この年にして、初めて生命の大切さを知ったぞ。
　しかしうまかった…。ようし、この調子でどんどん牛を飼うぞ〜！
コラ、サイクロプス隊！　貴様らも牛肉を食べたかったらキリキリ働けい！
　しかし、４頭では繁殖させるのに心許ない。マツナガ殿にまたお願いしよう。

　戦国時代村とＵＳＪで遊びまくって疲れたので、有馬温泉で休養中である。
　やはり日本はいい。温泉があるし、食い物はうまいし、楽しめるところが
盛り沢山だ。コロニーに住んでいる連中に地球の事を紹介しようと、
「地球紀行記」を執筆しておるのだが、これが結構ジオン国内で好評だ。
　来月には単行本も刊行されるとの事。印税が入ってこれば、ハモンや隊の
連中にも良い生活をさせられる。なんせ、補給線が伸びきってしまった
せいで、武器や弾薬の補給こそなんとか補給できるが、食料や生活物資は
ほとんど現地調達せねばならない。こう言うときは金が物を言うからな…。
　…って、ワシがあんなに本国へ食料を送っとるのに、ワシに対する仕打ちは、
「あの」音声ファイルだけか！　なんかハラ立つので、ガトー宛てに
くさやの干物をダンボール一杯詰めて送る。

　ドズル閣下はフォーカス・フライデーを読んでからまた元気が無くなってしまった。
ソロモンで育てた地鶏と野菜をふんだんに使った鳥鍋を召し上がっていただいたが・・・。
やはり地球でのガルマ様の生活が気になって仕方がないのだろう。
うーん、なんとかせねば・・・・。ちょうどガトー殿から連絡が入り、『種牛と乳牛を増やしたい』
とのこと。よし。これだ。

『ラル隊へ連絡・ただいまより神戸へ向かい、神戸牛とホルスタインを確保するように。
その後は北米ニューヤーク市のイセリナ･エッシェンバッハ家に向かい、
ガサ入れを行い、イセリナと言う娘の身辺調査をするように。嫌ならいいよ。
ソロモン兵でラル君の部屋をガサ入れしてそこからガトー君ちに電話して何か聞くから。』

　ラルが食糧を求めてきた。こちらとしては実に利用しやすい事態だ。
何しろ部屋どころか格納庫も既に野菜でいっぱいなのだ。ドズル中将の部屋も野菜だらけだ。
そう言うことなのでラルに野菜１０トンと米１５０俵送ってやった。
少しはソロモンも軽くなったか・・・

　ピンポ〜ン！イセリナ･エッシェンバッハさんですか？
「はい、そうですけどぉ〜？？？」
ガチャ！！ランバ・ラル隊だ！ガサ入れだ！いや〜実はさ、イセリナちゃんの彼氏のおにいちゃん、
ドズル閣下の依頼で、君が浮気してないか調べに来たの。
「え〜！あたしダー一筋だよ〜！！！」
なら携帯見せて！何嫌がってんの？？何？ガルマ君以外の男のメールあるじゃんよ！あれ？
シャア少佐からのメール多いじゃん！何も無いって？？じゃあシャア少佐に電話して確認するよ！
ぷるるるる〜〜・・・あ！シャア少佐です？どもども！ランバ・ラル隊のクランプです。コズンです。
実はかくかくしかじかと言うわけで・・・え？成人式の日に飲みに行ってそのままやっちゃった？？
イセリナちゃん、シャア少佐やったって言ってるよ！
「え〜っていうかぁ、その時は勢いだったっていうかぁ、そん時だけだしぃ・・・。」
うんだよテメエ！やったんじゃねえかよ！ビシ！（イセリナの頭をはたいた音）
「つぅか〜、本命はガルっちなんだよ〜」
あ！シャア少佐が電話変われって怒ってますね〜！イセリナちゃんはいどうぞ！
「あ、ごめ〜ん、実は彼氏いてさぁ・・・だましたつもりじゃなくてぇ・・」
ガチャッ！あ、シャア少佐怒って電話切っちゃった。あ〜りゃりゃ、泥沼だわ〜。

　じゃあ、ここでドズル閣下に電話するからね。プルルルル〜・・・。あ、お久しぶりです閣下！
ランバ・ラル隊のクランプです。コズンです。
え〜と・・・結果はですね・・・・・クロ！！！なんと、シャア少佐と成人式の日にやっちゃったそうです！
「ドズルっち〜？ごめんね〜！！でも本命はガルっちでぇ、シャア少佐とは流されちゃってっていうかぁ・・・。」
本人こう言ってますけどどうします？？？え？ガルマには内緒に？？？シャア少佐は左遷する。
なるほど、弟思いのドズル閣下ですねえ、ガルマ様が知ったら「シャア！謀ったな！シャア！」って
怒るでしょうからねえ。じゃあ、内緒にしといてモトサヤに戻ってもらうって事で？はい、わかりました〜。
・・・イセリナちゃん、ドズル閣下内緒にしてくれるって。もう浮気したらダメだよ！
「えへへ〜やっぱまずかったぁ？ちょっと悪いと思ったからさあ、ガルっちには裸でエプロンのサービスしたしぃ」
そんなんでジオンを混乱させるなバカ女！バシ！（イセリナの頭をはたいた音）

　今日も夫の帰りを待つばかり・・・え？宅配？
あら、シン・マツナガさんから？なんですか・・・・


カーゴいっぱいに食糧が・・・ラルにどう説明すればいいの・・・
あ！帰ってきた・・・
「ハモン、イセリナはクロだったよ。」
そ・・・そう。それより相談があるの・・・
「・・・・・そうか。まあいいさ。コレで良い物食わせてやれるな。」
よかった。夫が理解ある人で・・・

　今日、松阪牛が子牛を産んだ。ラル隊がかっさらってきたメス牛が妊娠していたのだ。
「あは！うしさんのあかちゃんかわいい！」ミネバが官邸の庭を子牛と一緒にかけっこしている。
平和な光景だ。ラル隊から届く予定の神戸牛とかけあわせてたくさん牛を増やし、サイド３の名産物に
するのだ。牧場ができることはミネバの情操教育にもいいだろうしな。
「お！子牛だぜ！」「うまいんだよな、子牛の肉！」「今日食おうぜ！！」「食うぞ食うぞ！！」
私の後ろでガトーとサイクロプス隊の面々がまた乱闘を始めている。

あ〜あ、今日も徹夜で牛小屋の番をしなきゃな・・・・。

　コズンとクランプのガサ入れ萌え・・・・。よくもまあネタが尽きないもんだ。

　ガトーがせっかく届いたくさやの干物をピラニアのエサにしようとしていたので
池に突き落とした。バカモン！くさやの干物はご飯に合うのだ！さてさて、
今日は七輪でくさやを焼いて、夕飯のおかずにするか。最近食事がいいせいか頭が
テカテカしてきた。これでキシリア様とゼナ様の対立さえなければ（＆ガトーが天然じゃなければ）
言うことはないのだが・・・。

　毎日私たちや隊員達に「ザビ家に近い贅沢な暮らし」をさせるため、どんな汚れ役も
やってくれるあなた。そんな私たちにザビ家もカーゴいっぱいの野菜を現物支給という
形で答えてくれたわね♪神戸で牛を1頭余分に捕獲しておいたから今日はすき焼きよ！みんな！

桜も開花してきたことだし、外にテーブル出して食べましょ♪
はい、コズン君とアコーズ君には野菜の切りくず。チャボ男とぴょん子に
あげてね！
あ、隊員を1人、里帰りに出してたのを忘れてた。14人分用意しちゃった・・・。
・・・・あ！そこで布切れかぶりながらぶつぶつ言ってる子、一緒に食べない？
「(ﾟ∀ﾟ)ｱｰｰｰｰｰﾋｬｯﾋｬｯﾋｬｯﾋｬ‥‥ブライトがなんだってんだぁ・・・俺が一番ガンダムに
うまく乗れるんだｺﾞﾙｱ！！ ｣みんな目をあわさないようにうつむきながらすき焼きを食べてるわ。
失敗だったかしら。この子食卓に混ぜたの。でもこの子、しっかり食べるだけ食べといて
「おい！おめーら！俺は乞食じゃないんだｺﾞﾙｱｱ！」とチャックを下ろしながら私の座るイスの横に
来た時はビビったわね。ランバ・ラル隊全員が銃口を向けても「(ﾟ∀ﾟ)ｱｰｰｰｰｰﾋｬｯﾋｬｯﾋｬｯﾋｬ」と笑って
ズボンを脱ぎだして・・・。「ダメじゃない！アムロ！こんなところにいたの！！！」若い女の子が
迎えに来た。「うんだよブライトの野郎が頭下げるまで帰らねえぞｺﾞﾙｱ！」
アムロとか言う少年はズボンを下ろしたままそのフラウ・ボウとかいう女の子に連れ戻されていったけど・・・。
せっかく明日は西日本を観光しようと思ったのに、日本の治安も悪くなる一方ね。
「まあいいさ！それより今回は補給もかなり手に入れたし成功報酬もたくさんもらった！ハモン・みんな！
次は九州・湯布院温泉まで向うぞ！！！」
「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお！」

　あなた、最高♪

チャボ男とぴょん子萌ゑ〜〜〜〜♪

　もうソロモンは・・・・限界・・・ぐわぁ！（どどどどどどどどど・・・・・）はぁ・・・・はぁ・・・野菜が崩れて・・・ラル隊に送った位ではとうてい減らない・・・
どこか・・・食糧の補給を求めている所はないのかっ！？
あっ！大声で野菜がぐわぁあぁぁぁぁぁっ・・・・・（ドドドドドドドドド・・・・・）

　ソロモンが食糧でパンク寸前らしい。格納庫はもはや野菜倉庫のなっているらしいし・・・
ガトーを送り出すか。
「え？私をソロモンに？」
そうだ。ソロモンは食糧でパンク寸前だからお前がたくさん食ってこい。
ついでに前線基地へ輸送してやれ。それに関しては全権限をお前に任す。
「はっ！アナベル・ガトー、任務に就きます！」


そう言いつつヤツはミッキーゲルググで飛び出していった。
何も私の部屋に脚を引っかけていかなくても・・・おかげで寿命が二日縮んだ・・・

最近ＭＳ大のキャラクターが、一般機どころかカスタム機をも
上回るスピードでドッグの隔壁が開くのを待たず打ち抜いて出撃
していく。市街地でもフルスロットルだ。
噂では「ソロモンの悪夢」と敵から恐れられたアナベル・ガトー
の特務用の機体らしい、何？識別コード「ミッキー」ですと！
今度帰還されたら写真にとって娘に見せよう！

　うう・・どこもかしこも野菜ばかりだ。サイド３へピストン輸送していたが、
供給過多の為、サイド３内のスーパーで野菜の値崩れが起きてしまい、輸送量を
規制されてしまった・・・。宇宙へ捨ててしまえばいいのだが、スペースノイドの性か
いざとなるともったいなくて捨てられない。ああ、誰か食ってくれないかなあ・・・。
何？ソロモン宙域に味方ＭＳが接近？よし、誘導しろ・・っておい！扉を突き破って入ってきたぞ！
しかもミッキーマウス・・・何？解析したところ中身は高機動型ゲルググ？しかもロケットランチャー装備？
誰だ！！
「ドズル中将！野菜問題解決のためにアナベル・ガトー！帰還しました！」
・・・野菜問題の諸悪の根源が戻って来た・・・。悪夢だ。

　野菜問題解決のためにガトー殿が帰ってきた。見てくれガトー殿！立派な水田に畑に温室に養鶏場！
ソロモン屯田兵の食事を一日５食に増やし、なおかつサイド３へピストン輸送してもなお有り余る豊かな
野菜だ！ドズル中将は頭を抱えてらっしゃるが・・・。
「マツナガ殿、いっそのこと地球へ野菜の行商にでるのはいかがだろうか？ジオン公国の財政も豊かになるし
地球はコロニー落としの影響で気候が変わってしまって各地で不作が相次いでると言うから、意外といい商売に
なるかもしれないぞ。地球にも腹を減らした子供もいるだろうしな。」
それはいい考えだ！ランバ・ラル隊にでも行商に行かせるか！

　少しでも野菜を減らすために一日中食事している為か、かなり太ってきた。
マツナガなど「白狼」の２つ名を持っていたのに「白豚」に改名したほうがいいんじゃ
ないかと言うくらい太ってしまった。俺もダイエットしなければ。こんな姿ゼナに見せられん！

　湯布院でのんびりしている我らがランバ・ラル隊であったが、「週にに一回野菜を送るから、食べきれない分は、がんばって売ってね　ｂｙガトー」
という手紙とともに、ソロモンから野菜が１００トン送られてきた。もちろん>>40の音声ファイル付きだ・・。くそっ！拒否は許さないと
言うことか。くそ！ワシらだけでこんなに食えるか！仕方がないので大八車に野菜を乗せて売りに歩く。
行商人になりすましたワシの元へ、みすぼらしい服装をした連邦の女が３人、「・・・・すいません、食べ物を分けてくれませんか・・・？」と近づいてきた。
１人はこのあいだやって来たフラウ・ボウという少女だ・・・あれ？アルテイシア様にそっくりな少女もいる？もうひとりは白目が無い。
「お願いです。食べ物を持って帰らないと私たち温泉街のストリップ劇場に売られてしまうんです・・・白目の無い艦長がぶつんです。」
泣きながら訴える少女達を見捨てることもできず、結局大八車の野菜を全部あげてしまった。甘いなぁ、私も。

ブライト鬼畜だ（笑）

　ここ３日間、真面目に机に向かっている。
と、言うのもソロモンの野菜在庫をどうするかで考えているからだ。
大体、あんな要塞内で植物を育てるだけでも困難なのに、食物を鬼の様に
作るのが「問題」だなんてどうかしている。
　しかし、格納庫すべてが野菜に占拠されているのは軍事要塞としては問題なので
解決せねばなるまい。

　解決策１　＜前線へ補給＞
　　　　　　すでに一部には供給を行なっているが、他の前線にも展開しよう。
　　　　　　そうそう、オデッサがあったではないか。マ・クベ殿に送れば、さぞお喜びだろう。
　解決策２　＜輸出＞
　　　　　　勿論、連邦になど売るわけないが、中立である「サイド６」に売りつける。
　　　　　　あそこは人口は多いし、連邦からぼったくられているので大喜びだろう。
　解決策３　＜消費＞
　　　　　　一口に消費と言っても色々ある。一般的には野菜を直接食べることだ。
　　　　　　そしてもう一つ。畜産物は結構穀物を食うので、畜産に力を入れよう。
　　　　　　というわけで、大規模に牧畜ができる所を探さなければ…。
　　　　　　この仕事は、日頃から牛を食いたいと言っているサイクロプス隊にさせよう。

　さすがに一人では荷が重いな。ドズル閣下の相談しよう。

　官邸の庭を眺めると、サイクロプス隊が芝生の上でグースカ昼寝をしている。
私はシュタイナーの頭を蹴飛ばしてたたき起こした。
・・・おい！貴様らの任務はなんだ？？？
「・・・え〜〜とガトーの監視だったような・・・」
で、そのガトーはどこにいった？？？
「ソロモンに行っちゃったみたいですけど」
だったら貴様らも追っかけんか！！！！

私はサイクロプス隊の面々に対しマシンガンを乱射して追い出した。

　相変わらず部屋をなおしてもらえない私は牛小屋の隣に立つプレハブハウスで
寝起きをしている。ガトーがゲルググの足を引っ掛けていったせいでプレハブが
少し傾いてしまった。不思議なことに、あれだけ牛を狙っていたサイクロプス隊も
いつのまにか消えていた。と言うことはこれから牛の世話は私とデラーズだけで
行わなくてはいけないのか・・・・。まああいつらがいなくなったから牛泥棒の
番はしなくてもよくなったわけだし結果としてはいいのかもしれない。

　あの脳みそ筋肉のガトーが３日３晩机に向って野菜対策を行っている。
・・・がどんな対策案を持ってくるのかとても恐い。ガトーが思いつくことは
いつもロクな結果にならないからだ。そう考えていた時、ガトーが計画書を
持って来た。恐る恐る目を通す。
>>241ふむ・・・。ガトーにしてはまともな計画書だな。
�@オデッサへ輸送・・・マ・クベのことだ。野菜を横流しして上前をピンハネしそうな気もするが、
まあいいだろう。許可（ハンコぽん！）
�Aサイド６への輸出・販売。よし、連邦の１０分の１の価格で卸してやれ。許可。
�B畜産に回す・・・。ソロモンじゃあ鶏でもう手一杯だからなあ。サイクロプス隊にまかせる？
奴らならさっきからそこの物陰でお前のことじっとみてるぞ。サイド３の官邸でできるだけ
増やしてもらおう。一部許可。

あ、�Cが抜けてるぞ。ソロモン兵は現在、一日５食が義務付けられてるが
お前だけ10食以上食え。

　一応の輸送体制が整ったら、ガトーもしばらくの間、地球へ降下しろ。
ガルマの私生活も乱れがちだし、マ・クベも信用できん。あと、連邦の新型戦艦
通称『木馬』が、連邦の補給を受けられず食うに困って民間人から略奪を繰り返して
いるとも聞く。地球で野菜の行商をしながらしばらく偵察してきてくれ。

ジオン内にも汚職があるかもしれん。もしものときはこの『ドズル様のご印籠』をだすのだ。
何？兄上から『野菜対策限定印籠』をもらってきた？まあいい。印籠がふたつあれば
ことたりるだろう。ミッキーゲルググは自由に使ってよいが、将来はミネバのものになるＭＳだ。
傷一つつけるでないぞ。さあ、ガトー！野菜行商＆世直しに行って来い！

　パパへ

　おにわにうしさんがたくさんふえました。ミネバはギレンおじちゃんやデラーズおじちゃんと
いっしょに、まいにちうしさんのおせわをしています。キシリアおねーちゃんも、ときどきうしさんの
ぎゅうにゅうをしぼりにきます。パパがおくってくれるやさいもあるし、まいにちおいしいものが
たべられてミネバはとってもうれしいよ！でもパパ、しゃしんみたけどちょっとふとっちゃった？
あはは！やせないとママにきらわれちゃうよ！ミネバはうしさんとかけっこをして、ふとらないように
うんどうしてます。あ、おべんきょうもちゃんとしてるかだいじょうぶだよ！
キシリアおねーちゃんがおべんきょうをみれくれてます。でも、『キシリアおねーちゃんみたくなりたい』って
ギレンおじちゃんにいったら『・・・やめとけ。』っていわれたの。どうしてかなあ。

パパ、ふとりすぎにちゅういしてね！ミネバはまいにちパパをおうえんしてるよ！

ミネバより

ついしん　ガトーおじちゃんがちきゅうにいったとききました。ミネバはちきゅうのおはなのたねが
　　　　　たくさんほしいです。おにわにおはなばたけをつくって、パパがかえってきたらみせてあげるの！
　　　　　ガトーおじちゃんにおはなのたねをおくってくれるようにおねがいしてね！

ネタ職人さん今日もありがとう。
今晩も熟睡できそうです。

王家のＭＳを預かり全権委任されるあたり、ＦＳＳのヤーボ・ビートと
ＭＨ『エンプレス』のエピソードを思い出してしまった。

天然で名高いガトー大尉がキャリホルニア・ベースにやって来た。
来るなり印籠を取り出し「自分の言葉は兄上達のお言葉と思ってお聞きなされませ！」
とか言ってやたら四文字熟語を使ってくどくど説教を始めた。
うっざいなぁ〜、と思ったのでメシに誘って近所で取れたロブスターをたらふく食わせ
キャリホルニア・ワインをたらふく飲ませた、10人前くらい。
するとぐ〜ぐ〜寝込んだのでこれ幸いとHLVにミッキーゲルググもろとも押し込みオデッサ
への弾道コースへ打上げてやった。もう来なくていいよ、マ・クベによろしくね〜。

ガトーを送り出し（追い出し？）て数日後、キシリア姉さん直属の特殊部隊だと
言ってむっさい連中がやって来た。姉さんの部下ってシーマといい胡散臭いの多いな。
あっ、僕も姉さんの部下だったな、鬱だ。しかしこいつら任務の内容は言わないは
食料庫から盗みはするわで手におえない。隊長らしいヒゲがオデッサに行きたい、
と言うので中古の潜水艦と試作品の水陸両用MSを人数分渡して出て行って
もらう事にした。技術士官は「えっ！？MSM-02渡しちゃったんですか？アレ水漏れ
がするんで開発中止になったんですよ」と言ってるがまぁいいでしょ。
それより再三の野菜支援でイセリナのお父さんがイセリナと会うのを
許してくれた事がめちゃめちゃ嬉しい。

ふー。やっと軟禁状態から開放されたよー。親父、サンキュー！
やっとガルっちにもシャア様にも・・・くふふ☆
この前のガサにはマージあせったけどー。ガルっちに言わなかった
岩面のおかげでこれからものびのびいけそうだよ。
とりあえず、軟禁されてる間に色々用意ちゃったんだよね！
シャア様専用体操服！もちろん赤！この辺はチェキったもんねー。
この前のガサの分は、これでチャラっしょ！カンペキ♪
そんでー、ガルっちにはー。あんまり特別にするとばれたら
こまるから、おニューのエプロンでお刺身かってって
なんとお刺身イセリナ盛り！！お酒があったら、わかめ酒も！
ふふっ、あたしってこういう絶対才能あるよねー！
ガルっちに、グッチの水色バック、ねーだろっと☆

1:こんなイセリナはいやだ（687）

次の方法で終了しますか？

　○スタンバイ(T)
　○電源を切れる状態にする(S)
　○再起動(R)
　○MS-DOSモードで起動(M)
　●まくろすで再起動(D)

　さささささ〜っと！さて、『木馬』の中にどうにか入り込んだぞ。
え〜っと、隊長が言ってた金髪の女の子は・・・いたいた！独房に閉じ込め
られてる！あなた、アルティシア・ダイクンさんだね？驚かないで驚かないで！
実はね、うちの隊長があなたのこと心配しててね、様子見てくるように言われて
来たの。さ！プラスチック爆弾でドアを開けるから一緒に逃げるよ！あなたのことは
うちの隊長の実家で面倒見てくれるって言うから！
・・・え？１人で逃げると、みせしめに他の女の子達が風俗に売り飛ばされちゃうって？？？
なんて鬼畜な艦長だ！よし、わかった。隊長に相談してもう一回来るからね！
・・・しまった！！！変なデブに見つかった！アルティシアさん、頑張るんだよ！
さて、脱出だ！・・・・ズドン！ズドン！ズドーーーン！！！
・・あ・・俺・・・撃たれた？？？うう・・隊長・・・ハモン様・・・みんな・・・・。
そうだ・・チャボ男にエサをやる時間だ・・チャボ男・・・チャボ・・・。ドサッ！

　大変だ、『木馬』に偵察に出したコズンが帰ってこないぞ。捕まったのか？？？
ハモン！みんな！探しに行くぞ！！！・・・あ！砂漠のど真ん中に人が・・・？コズンだ！
コズン！！コズーーーーン！・・・ううう、許してくれ。一人で行かせたばかりにこんな事に・・。
ハモン、みんな、泣くんじゃない。コズンの仇はみんなで取るぞ！コズン、チャボ男はちゃんと
面倒見るからな！
「・・・・あいててててて・・・・。あれ？隊長、ハモン様？どうして泣いてるんすか？
っていうか俺の枕元にろうそくと線香があるのはなんでっすか？？？」
あれ？？？お前生きてたの？？
「生きてたの？って隊長ひどいなあ！あんな危険なところに行くんだから防弾チョッキくらい着ていきますよ。
撃たれた衝撃が強くて気絶しちゃったみたいだけど。それよりチャボ男にエサやらなきゃ！」
くぅ、人騒がせなやつめ！・・・でもよかった・・・よかったなあ、ハモン、みんな！
「隊長！それより『木馬』の黒目しかないという艦長はかなり鬼畜ですよ。あのままじゃ、
アルティシアさんはいつか売り飛ばされてしまいますよ！」
うう、父の恩人の忘れ形見・・・なんとか救わなければ！

　ひゅるるるるる〜〜ちゅど〜〜〜ん！！！！
オデッサの大地にＨＬＶが激突する衝撃で目を覚ました私であった。
あれ？おかしいなあ。ガルマ様と食事をしてしこたま酔っ払って・・・。
ううう、二日酔いで頭が痛い。
「ふん。ガトー殿、ずいぶん派手なご登場だな。ドズル閣下から話は聞いている。
ほら。野菜の受領書だ。あとはこちらで処理する。」
・・・マ・クベ大佐。なんだ、来たばかりの私に対してもう帰れとでも言わんばかりのこの態度。
何か怪しいものを感じる。ギレン総帥とドズル閣下から印籠を預かる身としては
徹底的に調べなくては。とりあえず真夜中にマ・クベ大佐の執務室に忍び込むことにした。
がさごそ・・・。むむ？？？壷の中に領収書がたくさん隠してあるな？
・・・こ！これは！！！壷売買の領収書に見せかけてるが法外な値段ばかり・・・！
壷売買に見せかけた贈収賄の証拠に違いない！私は領収書が入った壷を持ち出しオデッサを
離れた。

　ぐわぁぁぁ！何てことだ！ガトーに大事な壷を持ち逃げされた！あれがキシリア様に
ばれたら私は破滅だ！良くて左遷、悪ければ軍事裁判・・・。なんとかしなくては！！
「ちわ〜〜す！ガトーいますか〜〜？？？え？また行き違い？」
お！！！サイクロプス隊じゃないか！えーい！！背に腹は変えられん！
シュタイナー、何も理由は聞かずにガトーを殺してくれ！！！
「え〜〜？でも俺達、ガトー殺しちゃダメってキシリア様に言われてますし。」
じゃ・・じゃあガトーが持っている壷を丸ごと盗んできてくれ！！！
謝礼は私が個人的に払う。これだけ払うから！・・・私は指五本開いて見せた。
「えへへへへ・・・その指一本いくらっすかぁ？百万程度じゃ嫌だよなあ〜」
こいつら！足元を見よって！キシリア様の信頼を無くし、今の立場を失うわけにはいかん
えーい、指一本一千万円だ！
「まいどあり〜！おい！ガトーを追いかけるぜ〜！奴のミッキーゲルググは目立つからよぉ」
・・・屈辱だ。この私がこんな下品な奴らに頭を下げる羽目になるとは！

　アルテイシア様を早くお救いしなければ、風俗に売られてしまう。
本国に救援を…、いやダメだ。ドズル様やギレン様に知られると厄介な事になる…。
　なんとか救援したいが、我が部隊にはグフ１機とザク１機しかない。せめて、
我々に配備されるハズのドム３機があれば…。
　その時、ミッキーマウスのペイントをしたド派手なゲルググが空から降ってきた。
　「青い巨星　ランバ・ラル殿ですね。お初にお目に掛かります。」
　その声、アナベル・ガトーだな！いつもいつもヘンな命令を出しおって！
　　あの音声ファイルを…」やべ、ハモンが横にいる。
　「…ドズル閣下のお側役、お役目ご苦労です。して、なぜこのような場所へ？」
　「ええ、かくかくしかじかで『木馬』の調査と野菜の行商と世直しの旅の最中なのです。」
　「そうか、実は手を貸して欲しい事があるのだ。貴殿の探している『木馬』は民間人を徴用し、
　　あまつさえ風俗に売り飛ばさんとしている。監禁された民間人達を助け出してやりたいと
　　思っているのだが、我々に配備されるハズのドム１個戦隊も、オデッサからの輸送中に
　　撃墜されてしまった…。
　　ガトー殿、『木馬』に捕らわれている者達を一緒に救い出してはもらえないか？」

　「『木馬』に捕らわれた民間人救出、よろこんでお手伝いしよう！」と、
答えたのはいいが、気になる『オデッサからの輸送中に撃墜…』
　そういや、オデッサをガサ入れしたとき、あのガウの中に「青いドム」が
あったよな…。壷の中にあった領収書を調べると、
「ドム３機　受領しました　ランバ・ラル」マ・クベめ、受領書を偽造したなぁ〜！

マ・クベに緊急通信を入れる。「やい、マ・クベ！　貴様、ランバ・ラル隊に
配備されるハズのドム３機をネコババしやがったな！！本来ならばドズル閣下に報告して
軍法会議にかけるところだが、これから汚職をしない事とドム３機をフルチューンして
今から持ってくれば不問にしてやる！すぐ持って来い！！
おっと、サイクロプス隊を使って証拠隠滅を図っているようだが、
ヤツらはデラーズ閣下が私に持たせてくれた壷（特製キムチ入り）を
間違えて持っていったぞ！！　ついでに、それも持って来い！」

　へっへっへ！ちょろいもんだぜ！ガトーが野菜の行商に言ってる間に
壷をひとつ、いただいてきたぜ。これで５千万は俺達のものだな！おう！ミーシャ！アンディ！
謝礼をもらったらソープ行き放題だぜ！マ・クベ大佐〜！壷でっせ〜・・って
５千万もかけて取り返したいものってキムチだったんですか〜！はっはっは！
「・・・・貴様ら、そのキムチ壷と蒼くペイントしたランバ・ラル専用ドムとリックドム�Uを持って
ガトー達のところへ行け・・・・。」
え？せっかく取り返してきたのに。まあいいけど。５千万円は振込みですか？現金払いですか？？
「やかましいぃ！お前らのようなドアホに払う金など一円も無いわ！撃ち殺されたく無かったらとっとと
いかんか！（ズドドドド！マシンガン乱射）」
ひぃぃぃぃ！わかりましたよ、行けばいいんでしょ行けば。まったく苦労したのにただ働きかよ。
お？ミーシャ何を抱えてるんだ？え？マ・クベ大佐がマシンガン乱射しているドサクサにまぎれて
一番高そうな壷を盗んできた？よし。ガトーたちに合流する前に壷を質屋に売るとするか

　とりあえずマ・クベから補給が届くまでの間、野菜の行商に出るとするか。
時間は有効に使わなければ。地図を見ると近くに村があるのでそこで露店を開くとしよう。
さ〜安いよ〜人参一袋でなんと８０円！キャベツ一個５０円！たくさん買ってくれた人には
おまけするよ〜！ミッキーゲルググの背中に『新鮮！ソロモン直送野菜』の旗を立てて行商する
私だった。おや？村から煙が！どうしたのだ！あ！村が燃えている！！！消火消火！
「うううう・・白い戦艦がいきなり村を焼き討ちして・・・若い娘達をさらっていったんじゃあ・・・。」
白い戦艦？『木馬』か？？？ゆ・・・許せん！力無き民衆に暴力を奮うとは！よし！娘達は取り返してくるぞ！
それまでこの野菜で食いつなぐのだ！！！えーいサイクロプス隊、今どこにいる？？？
何？質屋？ばかもーーーん！！！早くドム三機持ってこい！

　ガトーから定時連絡が来た。『木馬』は噂以上の非道な行為をしているようだ。
地球連邦も資源を我がジオンに押さえられ、その矛先を民間人に向けているとは・・・。
『木馬』が宇宙に上がってきたら、間違い無く食料が豊富なこのソロモンを襲ってくるだろう。
よし！もしもに備えてピグ・ザムの整備だ！いつでも出撃できるように・・・って
ピグ・ザムがキャベツに半分埋もれてるぞ！マツナガ！お前もモンペからノーマルスーツに
いつでも着替えられるようにしとくのだ！！！

職人さんがんばってください期待ａｇｅ。
ジオンファンの俺にはたまらない。

ランバ・ラルから通信が入った。『木馬』なる連邦の新造戦艦を追ってるそうだ。
聞くところによると北米大陸をウロウロしながら略奪や誘拐を繰り返している酷い連中だとか。
「見事『木馬』を討ち取った暁にはジオン十字章間違い無しですぞ」と言われやる気が出てきた。
ジオン十字章を貰って英雄になればイセリナとの結婚も許して貰えるかも、うん！がんばろう。
早速参謀を招集して戦力をかき集めるよう命令した。ある参謀は「これだけの戦力で取り逃がそう
もんなら私ら無能呼ばわりされますなぁ。ははは」と笑った。
忘れてた！僕は無能だったんだ！！どうしよう.....。

　しかし、兄貴からレビル将軍はなかなかの器だと聞いていたのだが、どうして
連邦は火事場泥棒同然に落ちぶれてしまったのだろうか？マツナガに意見を聞いてみた。
「やはりキシリア様とのＳＭアイコラが流出したことで発言権も何も無くなってしまったのでは
無いでしょうか？」
くぅ、やはりガルマのせいか。で、そのガルマはどうしているのだ？
「はい・・さきほど問い合わせたのですが・・・イセリナという娘とハワイに遊びに行っちゃったそうで・・・。」
えーーーーい！！！早くガルマをキャルフォルニアに呼び戻すのだ！仕方が無い、
木星船団へ左遷するはずだったシャアをガルマの下へ戻すしか無いか・・・。

　サイクロプス隊の補給を待てずに『木馬』を追いかける私であった。巨大戦艦１機に、いくらフルチューンしているとは言え
『ミッキーゲルググ；ぬいぐるみの中身は”高機動型ゲルググ”。右手には薙刀。そして片手にはロケットランチャー。
デギン公王がミネバ姫様にあたえられ、ミネバ様が成人する日までの間、このガトーが実践におけるデータをあつめ・・。
そしてＭＳの回りにはどういう人たちが住んでいるのか・・・不自由なく遅らしになれ
ているミネバ様にはぜひとも見ていただきたいもの・・。
そうだ！私はミネバ様の目となって！この地球の美しさ・・・その美しさが空気のように当たり前にあることだと思う人間が
美しい花々を蹴散らかしていく！貴様ら連邦の人間には！足下に咲く美しい名の無き花になど目もくれまい！
・・・・こんな地球ばかりじゃないんですよ、ミネバ様・・・。このアナベル・ガトー！
ミッキーゲルググ、傷一つ着ける事も無く、『白いＭＳ』と戦いましょう！！！

　・・・・あら？オデッサからカーゴが・・・。中身を開けると
「蒼い巨星ランバ・ラル」用蒼いドムと・・・・。リックドム�Uが２台！
そうしちゃったのかしら、最新鋭ＭＳはちょろまかすのが主義のマ・クベ大佐が。
「ハモン！これだけではまだ足りないのだ。あとで事情を話してマツナガ殿にも
降りてきてもらわなければならぬ・・・・。」
・・・・あなた、その助け出したい金髪の子って・・・まさか、先のジオン公の？？
あなた、何も言わなくていいのよ。そのお嬢さんを助け出し、もともと志望していたと言う
医学への道へ進ませてあげればいいのよね・・。

あなた！あなたたちがＭＳ線で戦っているうちに、私が『木馬』に入って
アルティシアさんを連れ出すわ！

しかし……いくら新鋭のモビルスーツとはいえ、
宇宙用のリックドム�Uを受領してどうするつもりなのだろうな、あの連中。
ふ、上司が上司なら部下も部下。
キシリア様や私のような戦略眼を期待するのは無駄というものか。

まぁ、せいぜい派手に失敗するがいい。
下品な戦闘バカには似合いの末路というものだ。
チン＜壷

なんか木馬討伐に自信がなくなちゃったんでハワイにバカンスに出かけたら
呼び戻されてしまった。でもさぁドズル兄さん、シャアが勝てない相手に僕が
勝てると思ってるの？え！？シャアを地球に降ろして僕の下に付ける？
あ、それなら勝てるかも。でさ、木馬に勝ったらイセリナとの結婚の件だけど
父さんとギレン兄さんに口利いてくれないかな。いいの？よ〜しヤル気出てきた。

ハワイでの短いバカンス中にガルっちは
「木馬・・・！木馬が・・・！」とうなされていた。
木馬？メリーゴーランド？やーだ、ガルっちかわいいじゃん。
イセリナ惚れ直しちゃうゾ！とか思っちゃった〜（はぁと）
あたしさー、あんまり今の戦争ってわかんないけどさ、
でも、ガルっちも、みんな頑張ってるんだよね・・・。
うちのオヤジは、ろくでもないけどね・・・・。

っていうか、ガルっちの部下にシャア！？
やべえ、ガルっちといる時ずっと着信拒否してたの
なんか言われるかなぁ・・・。っていうかまずいぞ・・・。

>>268おーいマ・クベ。全部聞こえてるぞ。お前キムチ壷に盗聴機つけてたろ？
いいんだよ、そういう態度取るなら軍法会議行く〜？いや、今木星行きが人手不足
なんだってさぁ。つーことだ。だいたいお前がちょろまかしたのはリックドムだけじゃないだろ？
嫌味ったらしく宇宙用のＭＳなど送らず普通のフルチューンしたドム持ってこい！
あ。行っとくけどもう壷はドズル閣下の所に送ってあって、「僕達が死んだら見てください」って
書置きもおいてあるから。「上司が上司なら部下も部下」というザビ家冒涜発言も録音したからね。

つーわけだ！監獄に入りたくなかったらちゃっちゃと協力しろ、壷オタク！

宇宙用のリック・ドム�Uを送りつけてくるとは・・・マ・クベめ。
とりあえず地上使用にしたがこのままではザク以下の性能しか発揮できん。
おい！ラル隊！今から木馬にゲリラ戦を仕掛けるぞ！来い！
ハモン、お前はカーゴで『木馬』に破壊された村々を巡って避難民を集めろ！
行くぞ！ラル隊、出動！

　ああ…、ラル隊は行っちゃった…。もうちょっと待てば、
ちゃんとドムが来るのに…。
　連中はＭＳ戦よりもゲリラ戦が得意だからいいか。
さて、どうせ襲撃は失敗するだろうが、連中の晩飯でも作っておくか…。

天然ガトーがまたキャリホルニアベースにやって来た。こないだの事を
根に持ってるかと思いきや「いやぁガルマ様この間は散々ご馳走になった
挙句オデッサに送っていただきありがとうございます」とにこにこして
頭を下げてる。天然で良かった。しかしマ･クベから新型MSドムと謎の
新兵器（DQのスライムにビーム砲を付けた様な機体）を手に入れるとは
天然らしかぬ手腕だ。とりあえずドムの1機は今度来るシャア専用にする
ことにしよう。赤く塗って角を付けておく様に。僕はこのスライムを移動
司令部に使うことにしよう。ガトーについて来たサイクロップス隊も臨時
に編入してしまおう。ゴッグの試作機があったよね。これで木馬対策は万全だ。
なんか僕司令官っぽくない？なぜかハワイから家に帰らず司令部にずっといる
イセリナは目をうるうるさせている。惚れ直したね、ふふふ。

　サイド３の兄貴から緊急通信が入った。何かキシリアが激怒しているらしい。
「実はな、マ・クベがキシリアに送った壷が、１００円ショップで売っている壷だと判明したんだ。
キシリアはもうカンカンだ。マ・クベを左遷させるくらいじゃ機嫌がなおりそうも無い。デラーズなんで
毎日八つ当たりされて傷だらけだ。どうしたらいいものか？」
兄貴にそう言われ、ガトーが送ってきた『自分に何かあったら開けてください』と書かれた
壷を開けてみることにした。・・・これは！汚職の証拠の領収書！！！マ・クベ許さん！木星どころか海王星
あたりまで左遷してやろうか！！！その時『ソロモン小惑星調査隊』から緊急通信が入った。
「ドズル閣下！やりました！鉱物資源が豊富に含有されている小惑星群を見つけました！」
なんと！！これで食物だけではなく鉱物資源も宇宙で取れるぞ！続いて地球資源探査隊から連絡が入る。
「閣下！調査したところオーストラリア大陸はまだ資源が豊富ですが、マ・クベ大佐の管轄するオデッサは
まもなく資源が枯渇するものと思われます！」
・・・・ふむ、マ・クベをこらしめるいい方法を思いついたぞ。さっそくガトーに連絡しよう。

　さてさて、２０人近くの飯を炊くのは大変だなあ。ソロモンから炊飯器を
三つもってきてよかった。ゲルググについてるコンセントにつないでっと。お米を
といで・・・。水加減間違えたり保温と炊飯のスイッチ間違えたりで、デラーズ閣下に
よく怒られたもんだ。さて、おかずは野菜が売るほどあるから鍋でいいか。楽だしっと
ドズル閣下から緊急通信だ！むむむ『マ・クベおしおき計画』・・・なるほど！よし！
私もラル隊を追うぞ！

　さあ、村のみなさん、カーゴに避難して下さい！え？１５歳の娘さんがさらわれた？
大丈夫、私の夫が助け出してくれるわ！みなさん、カーゴの中でじっとしてて！
よし、催涙弾をありったけ抱えて私も『木馬』潜入よ！連邦のＭＳ３機はラルたちのＭＳが
外へ出したわね！あなた、どうか守ってくださいましね。それ！女の敵め！これでもくらいなさい！
監禁されている女の子達は・・・・いた！みんな、向こうから逃げてカーゴに避難しなさい！

　さあ、アルティシア嬢を探さなくちゃ！あら、このあいだ来たフラウ・ボウって
女の子がよだれたらして倒れてるわね・・・「(ﾟ∀ﾟ)ｱｰｰｰｰｰﾋｬｯﾋｬｯﾋｬｯﾋｬ‥‥」
あら・・毎日慰み者にされてガイキチになってしまったのね。お気の毒だけど放置しましょう。
ここにもひとり・・・。名札がついてる、ミライ・ヤシマ？「(ﾟ∀ﾟ)ｱｰｰｰｰｰﾋｬｯﾋｬｯﾋｬｯﾋｬ‥‥」
この子も廃人になってるわね・・・アルティシア嬢は無事なのかしら？
いた！金髪の女の子・・・。あなたがアルティシアさんね？監禁されている女の子達は無事保護したわ！
（一部除く）もう大丈夫よ！さあ、私と行きましょう！・・・え？？？残る？？？
どうして？？？？

　医者になろうとサイド７へ渡ったものの・・・・戦争に巻き込まれ拉致同然にＷＢのクルーと
なった私・・・。何度も氏ぬことを考えたけど、偶然がキャスバル兄さんがジオンの中で生きているらしい
ことを知って・・・。兄さんはジンバ・ラルから父が謀殺されたという事を知って、「俺は復讐のために
女千人切りを達成し、ジオンの中に俺の子供を1000人作って復讐するんだ」とわけのわからないことを叫んで
家出してしまったの・・・。ここのブライト艦長も鬼畜だけど、1000人もの女性を婦女暴行するなど、できも
しないことをやろうとしている兄を刺し違えても止めるために、私はここに身を置かなくてはならないの・・・。
ハモンさん、ありがとう、ごめんなさい・・・・。早く艦から民間人の娘さん達と脱出して！
そしてラルと幸せになって・・・。

　お！ハモンからの信号弾！民間人脱出が完了した合図だ！よし！地上部隊は
『木馬』の中へ強行突入！ワシらＭＳ隊は集中砲火だ！むむ？白いＭＳにいつの間にか
後ろを取られた！しまった！ここまでか？？？ズドーーン！もうダメかと思ったその時、
ワシに向って振り落とされた白いＭＳの腕を、バズーカ砲の一撃が吹き飛ばした。誰だ？
お！ガトーのミッキーゲルググ！いいところに！おおお！赤いＭＳ（あとで知ったけど
ガンキャノンとか言うんだと）も一撃で大破させるとは！『さすがソロモンの悪夢』だ！

　ふう、間に合ってよかった。急ごしらえのドムじゃ無謀ですぞ、ラル殿。
さてさて、ドズル閣下の命令どおり拡声器で・・・・。
「え〜っと『木馬』ことホワイト・ベースのみなさん、あっちの方角へ行きますと
『オデッサ』ってところがあります。そこには資源も食料もかわい子ちゃんもたくさんいます。
そっちへ行って下さい。壷マニアの大佐が歓迎してくれますよ〜」
形勢不利になっていた『木馬』は進路をオデッサに変えて逃げていった。
「・・・これは一体？」ラル殿が質問してきた。オデッサは資源が枯渇寸前でもうお払い箱だが、
運良くソロモン宙域で資源豊富な小惑星も見つかった。この機会に汚職が全部ばれたマクベを懲らしめるために
わざと『木馬』を差し向けることになったのだ。ガルマ様達にはジャブローに向っていただいている。
我々は村の復興を手伝ってからジャブローへ向いましょう。

　村を焼き払われ娘達をさらわれ・・・地獄絵図のようだったが、通りかかった
ランバ・ラル隊とミッキーマウスカラーのＭＳを操る若者が娘達を取り返してくれた・・・。
どうかお礼をさせて下さい。
「お礼などいりません。どうしてもと言うのなら花の種をくれませんか？ふふっ！
”宇宙で待ってるお姫様”がお土産に欲しがっているのですよ。」
私たちは若者にヤマユリの種とコスモスの種を渡した。この辺で一番きれいに咲く花だ。
「みなさん、村の復興が早く進むように祈ってますわ・・・」
ランバ・ラルとハモンという夫婦、そしてにぎやかな部隊（とチャボとウサギ）が
笑って去って行った。あれが４８億人殺したと言われるジオンの兵士達・・・？
どっちが悪でどっちが善なのか？？？彼らは私たちの心に意思を投げかけて去って行った・・・。

　ガトーから連絡があった。「たぶん”木馬”はオデッサ経由でジャブローに
行くと思われますのでシャア少佐とともに直でジャブローに行って下さい」と。
もう、あっちこっち進路が変わるんだから。ねえ、イセリナ。あれ？どうしたの？
そわそわしちゃって。あ、シャアがお面かぶった変な奴だから落ち着かないの？
大丈夫。あいつああ見えても根はいい奴だから。でもさっきシャアのメモ帳をちらっと
みたら、『正』の字がたくさん書いてあった。「何これ？」ってシャアに訪ねたら
「ふ・・・認めたくない若さゆえの過ちの数だよ」とかワケわかんないこと言ってたなあ。
あれ？どうしたのイセリナ、顔が青いよ。船酔い？？？

む、通信？
これはこれはキシリア閣下、ごきげんうるわしゅう。
は？　うるわしくない？
おお、嘆かわしい。閣下ともあろうお方がこのような下劣な策にはまろうとは……！
よくお考え下さい。まず美術品などは転売してこそ価値が出るもの。
私が送った美術品をサイド６から連邦に転売すれば、それだけジオンが潤います。
汚職などという嫌疑もまた馬鹿馬鹿しい言いがかり。贈収賄に領収書を残すバカがおりましょうか。
もちろん私にはまったく心当たりがございません。
ええ、現金の取り扱いはウラガン一任しておりますので……私にはなんとも。
はい。はい。
了解しました。謹んでオデッサの綱紀粛正に励みます。

……っと、切れたか。どうやら言いくるめることができたようだな。
おい、ウラガン。適当な尉官をピックアップして人事考査を書き換えとけ。
綱紀粛正の成果をあげねばならん。

しかし、最近なんか小汚い連中がオデッサに増えたなあ。
消毒するか、核で。

おい、ウラガン。ザンジバルと核ミサイルの用意しとけ。
あと船倉には入るだけ壷を詰めておくように。

あたし、大変な事聞いちったみたいだよ・・・！
シャアは、シャアは、ガルっちを嫌いらしい。
なんでも、シャアっちのお父さんが1000人斬りを
果たせなかったのをシャアっちに託して死んじゃって
しかも、それを阻止したのが今サイド３にいるデギっちらしい。
デギっちは、シャアっちのお父さんの狙う女の子を
片っ端からこっそり食ったらしいよ。あのエロジジイ。
シャアっちはその恨みの矛先を今、ガルっちにむけてる。
・・・あたしは、５人目なんだって。それがガルっちへの
復讐になるって、言ってた・・・・。まずい。
シャアは、言う気なのかな、ガルっちに。

今病院からオデッサを眺めている。ちょうど連邦のお偉いさんがオデッサ攻略を開始したのでマ・クベももう終わりだろう。
さて・・・ゆっくり体を休めよう。全治一ヶ月だからな。
ん？ドアが・・・ミネバ様ですか。いえいえ、心配なさらなくても結構です。
ささ、こんなジジ臭い病室は速く出ていって下さい。キシリア様やゼナ様に見つかったら殺されてしまいます。
おじちゃんも大変なんですよ。それでは。

ﾏﾀｰﾘが失われてきている……。

うーむ、どうしたものか。私は今ガルマの下で働いているのだが..
一応、何時父の無念をザビ家に晴らすかを見計らっているんだが、
そのたびにこの前サイド3に行ったときのミネバの顔が浮かぶのだ.

｢シャアおにいちゃんはガルマおじちゃんやキシリアおねえちゃん
をいじめたりしないよね.きっとだよ。やくそくだよ！！」

その面影は幼き日のアルテイシアとダブり、私の心を締め付ける.
ふふふ、私もまだまだ非情になりきれんようだ.

ミネバよそのまままっすぐに育ってくれ.ザビ家打倒をもくろむ私が
言うのもなんだが。

ん？ガルマか。

つかつかつか

バキッ！！

｢な、な、何をする！！シャア！！｣
｢すまん、ガルマ.今君の頭に蚊が止まっていたんだ.｣
｢だ、だが！！それにしても加減というものがあるだろう！！｣
｢いや、この辺の蚊はたちの悪い伝染病を持っている可能性が高いと
聞く。そのためにはすばやく駆除する必要がある.」
｢だが、それにしても.....グーで殴っただろう、今。思いっきり.｣
｢すまない。ガルマ。だが、君もカラテの正拳突きが通常の平手の
3倍の速さを持っていることは士官学校主席の君なら知っているは
ずだろう？知らないはずはない。｣
｢ん？..あ、ああ、そうそうそう、そうだったシャア。君の好意を
素直に受け取れないとは。友としてすまない、シャア｣
｢いや、わかってくれればそれでいい。君の力になれればそれで十
分だ.｣
｢はははは、それではイセリナたんが待っているので、これで失礼
する.ではありがとう、シャア.また、よろしくな.｣

うーむ。相変わらず、おちょくりがいのある奴だ.

ミネバ、これぐらいは許してくれるな.
ちなみにイセリナのことは最後の切り札のつもりなのでもう少し
寝かせておこう.

　さて、当初予定されていた任務は、一通り終わった。
『木馬』がジャブローに向かうまでに時間もある。
報告と休暇も兼ねて、一度サイド３に戻るか…。
　ミネバ様へのお土産もあるしな…。

官邸もようやく落ち着いてきたなぁ。
一時期キシリアがピリピリしてたが、>>284の通信以来、
ちゃんと公務に専念してるし。
あ、ミネバちゃん。え、も一回デラーズおじちゃんのお見舞いに？
じゃ病院食にも飽きてるだろうから、クラブサンドの差し入れでも…
え、ミネバちゃんも手伝ってくれるの？じゃ、そこのマヨネーズと
マスタードを混ぜてくれるかな。
もちろん！すごく喜んでくれるよ！きっと元気になるって！

　いつまでも怒っているわけにもいかないので兄上達の前では平静を装っているが、
なんだ、あのマ・クベの言い訳は！（>>284）証人喚問された国会議員じゃあるまいし、
まったく見苦しい。私は執務室に入り、一枚の人事書類を書いた。春といえば人事の季節。
よし、ジオン官報にこれを載せるように。
「マ・クベ　本日付をもって大佐から三等兵に降格する　キシリア・ザビ」

　ぐわぁぁぁぁ！エリート官僚コースを歩んできた私がなぜ三等兵に・・・。屈辱だ・・・。
何？こんな時にランバ・ラルから通信？？
「ははは！マ・クベ『三等兵』こんにちは。いや、木馬討伐をしくじってしまい、本当に申し訳ないことで
あります。我々もオデッサに向っている木馬討伐のお手伝いをしたいんですけどね、ほら、うちらみたいな
能無し軍団、マ・クベ『三等兵』の足手まといでしょうから次の指令が来るまで野菜の行商をして回りますから。
それじゃご愁傷様・・違った、お疲れ様です。ガチャ！」
・・・・ラルめ・・・何？ガトーからも通信？
「マ・クベ『元』大佐、お元気ですか？いやあ、木馬を取り逃がしてしまい本当に面目がありませんことでした。
いや、オデッサまで行きたかったんですけどね、急遽サイド３に帰ることになりまして。ははは！マ・クベ『元』大佐
ならば私などの手を借りずとも木馬討伐など余裕でしょう。それではご冥福・・違った、ご武運をお祈りしています。ガチャ！｣
くそ〜！ウラガン！電話回線引っこ抜いておけ！え？三等兵だから自分でやれって・・？屈辱だ。

　久しぶりにサイド３に帰ってきた。
なんか、最近はあっち行ったりこっち行ったりで疲れたなあ。
　ギレン閣下に一連の報告を済ませ、今日はゆっくりとしよう。
「あっ、ガトーおじちゃん　お帰りなさい〜！！」
おお、ミネバ様！このガトー、地球に下りてからミネバ様の事は
いつも案じておりましたぞ！
　ミネバ様によると、デラーズ閣下はあれからお体を悪くされて
入院されているそうだ。早速お見舞いに行く。
　「おお、ガトーよ。貴公が帰って来てくれて本当に良かった…。」
閣下…、私がいないばかりにいらぬ苦労をお掛けして申し訳ありません。
一日も早く、良くなってくださいませ…。」
　私がいないことによって、サイド３では方々で迷惑をかけてしまった。
　よし、これからは沢山働くぞ！　手始めに…　おい、サイクロプス隊！
私をつけている分かっているんだ！　とっとと牧場に行って干草を牛にやって来い！」
　そうそう、ミネバ様、お花の種を沢山貰ってきましたぞ。
　一緒に植えましょうねぇ〜♪
　えっ、いや、ゼナ様。　だから違いますって。私は決してロリ…
　またしても官邸の池に突き落とされてしまった…。池のピラニアは、
いつにも増して元気だった…。

　サイド３も桜が満開。デラーズの退院に祝いを兼ねて官邸の庭で花見を
することにした。デラーズを病院送りにした張本人のキシリアも一緒なので
デラーズはかなり緊張気味だが。さあミネバ、ギレンおじちゃん特製の桜餅
だよ。アンコの材料の小豆はパパがいるソロモンで取れたんだ。おいしいかい？
キシリアもたまには外に出るのもいいだろう。家族で花見をするなんて母上が
生きていた時以来じゃないか。目の前には牧場もあるし。平和だなあ。
・・・あれ・・・なんか風が強くなってきたか？？？うわぁ！空からミッキーゲルググが
降下してくる！ミネバ！伏せるんだ！・・・ちゅど〜〜ん！
「アナベル・ガトー！地球での任務を終えてただいま帰還いたしました！」
バカモン！今の爆風で桜がみんな散ってしまった・・わぁ！牧場の柵が壊れて
牛が市街地に脱走した！ガトー！今すぐ捕まえて来い！デラーズは・・・
牛にひかれて気絶している・・・。また入院だな。こりゃ。

やべ、３分違いでかぶった・・・。>>295は無かったものにしてくれ（汗）

>>296
いや、「入れ繰った」って事で考えましょう。

　朝４時…
ガトー「さあ、サイクロプス隊！　放牧を始めるぞ！　とっとと起きろ！！」
　やれやれ、今日も仕事を頑張るか…。
そういや、我々はキシリア閣下からガトーの監視役を仰せつかって、とある言葉を
発したら即座に取り押さえるらしいのだが、どこでどう違ったのかガトーに
監視されてしまっている…。
　朝７時…
ガトー「さあ、メシにしよう。朝飯は力の源だ。たくさん食え！」
　ガトーは人使いは荒いが、食事に関してはとても気を使っている。
ソロモンで野菜が異常なほどに取れるのもあるが、そういった作物が
前線のすみずみにまで行き渡っているのは良いことだ。さすがは「ソロモンの悪夢」
この二つ名のを聞いて不正を行なうヤツはこの世にはいないだろう。
どこかの三等兵のようになるのが関の山だ。
　さて、牛共よ。今日も元気に遊んでおいで。

　まあ、なんか忘れている気もするが、まあいいか…。平和だし。

　民間人救出の功績として、ドズル閣下から特別ボーナスをたくさんもらった上に、
野菜の売上を全額ラル隊の給料にできることになった。これでみんなにいい暮らしを
させてやることができる・・・。
よし！ハモン、クランプ、コズン、アコース、みんな、そしてチャボ男とぴょん子、
次の指令が来るまで、野菜を売りながら気ままに世界を旅して回るぞ！

　気ままな野菜行商の旅を始めた我らランバ・ラル隊。春の景色が美しい、
日本で野菜の露店を開くとした。軽トラで野菜の宅配サービスに出ていたクランプが、
ダンボールに入ったネコを一匹拾ってきた。「名前は『しぃ』です。かわいがってください」
との書置きがある。
「ダメだ！ネコなんて！」「そうだそうだ！チャボ男とぴょん子が襲われたらどうして
くれるんだ！」
コズンとアコースが大反対するが、クランプが目を潤ませて哀願する。
「ううう・・・ちゃんとしつけますから飼わせてください・・・。」
仕方無いなあ。動物拾ってくるのはもうこれで最後だぞ。
こうしてラル隊に「しぃちゃん」が加わることとなった。

　しぃちゃん飼い出したランバ・ラル隊萌え・・・。
　　　∧_∧＿___
　 ／(*ﾟーﾟ)　.／＼
／|￣∪∪￣|＼／ 　　　　　
　 |＿＿＿＿|／
　

格納庫はさすがに野菜に占拠されることは無くなった。
しかし！今度は取れた宇宙鉱山資源がソロモンに入ってくることとなった。
嬉しいことだがまた格納庫が占拠されるかも知れないと言う恐怖におびえて眠れん。
こういうときはミネバに通信でもするか。
「あ！パパ！ミネバは元気でやってるよ！」
かわいいなぁ・・・・子煩悩だけどいいか。
ん？マツナガか。なに！？野菜が突然変異を起こして３日で収穫
出来るようになった！？
ええい！そんな野菜すて・・・うぬっ！栽培するのは一株だけだぞ！いいな！

最近はミネバに勧められてメル友を捜している。というか今はレンビリー殿と通信しているのだ。
お？もう来たか。
「ギレ殿、お元気ですか？こちらは元気です。オデッサでは核が使われそうになったらしいですね。怖いなぁ。コロニーはどうですか？地球は相変わらず危険です。」
何！？核！？マ・クベめ・・・何という真似を！キシリアか！？マ・クベを即彗星調査隊隊長に任命しろ！いいな！？

age

上からの命令で、いきなりわが隊に新入りが入ることになった。
こんな辺境に配属って、なにかヘマでもやらかしたヤツだろ。
ん、今到着したって？どれ、どんなツラか拝んでやろう…

アレ？地球にいるはずのマ・クベ大佐がなんでココにいる？

　予想通り『木馬』にボコボコにされ、オデッサから逃げ出してきたマ・クベ『三等兵』。
同じようにキシリア様の怒りを買い、辺境の地に左遷されたシーマの元で清掃夫として働く
ことになったらしい。シーマ艦隊はこれから、７６年に一回だけ地球に接近する彗星を追いかける
任務につく。次にマ・クベ『三等兵』に会うときはワシ生きてないだろうな。ワッハッハ！
彗星追っかけて次に地球に戻ってきた時は、『伍長』くらいにまで昇進してるといいねえ、
マ・クベ『三等兵』。

なんかかんやで木馬はオデッサに逃げてしまった挙句マ･クベがヘマをして
オデッサが陥落してしまった。僕らといえば「ジャブロー奇襲作戦」と
銘打って中南米をトルティーヤを食べたりインカの遺跡を見物しながら
南下しているブラジルでは臨時のサンバチームを結成してカーニバルに参加
したりした。イセリナのカッコたらもうﾊｧﾊｧ。
で、今はジャブローがあるんじゃないかと言われてるジャングル地帯に来てる。
しっかしジャブローってどこにあんの？地下基地って言っても入り口くらい
ありそうなもんでしょ。キャリホルニアに帰ろうかな。え？シャアが入り口を
探してくれるって？それじゃこのゾゴックを君専用にしよう。ブーメランを
バシバシ飛ばすイカス奴さ。あと部下にこのアカハナとアッガイ部隊を付けよう。
ミネバと学友達が幼稚園でお絵かきしたモビルスーツを試作したのだよ。
右からアッグ、アッガイ、アッグ・ガイ、ジュアッグだ。ちなみに君のゾゴック
はエルピー･プルちゃんという女の子が考えたのだ。じゃ、がんばって。
あ、フラミンゴの群れだ。ビデオ回しといて、ミネバに送ってあげるんだから。

お気楽ガルマ（藁

　ガルマから野生のフラミンゴを撮影したビデオが届いた。さっそく
ミネバと一緒にビデオ鑑賞する。「何のビデオだ？」「瞳リョウかな？」
後ろでサイクロプス隊がわめきだした。ガトー、こいつらつまみだして牛小屋に
監禁しておけ。「わぁ〜とりさんきれい〜！」ミネバも大喜びしている。
コロニー育ちのミネバは、犬猫の類の愛玩動物以外の、野生に生息している動物など見たことが
無いのだ。キシリアが買い与えた動物図鑑を眺めては「ほんものがみたいな〜」と
つぶやいている。うーむ、ミネバだけじゃなくてコロニー育ちの子供は動物に接する機会が
無いんだよなあ。よし、地球から絶滅に効きに瀕した動物を保護する意味も兼ねてサイド３にあつめ、
サファリパークコロニーでも作るか。なあ、ガトー。
「それはいいお考えであります。私も一回”熊殺し”と言うのをやってみたいであります」
あっそ。最初に言っとくけど、熊にかまれて死んでも恩給出さないんで命がけでやってね。

　うげ！上空をガルマ・ザビとシャア・アズナブルが率いる大艦艇が航行中だって？
し！声出すな！ほら！お前ら外出るなっての！今見つかったらペンペン草も生えないほど
攻撃されるに決まってるんだから。あーーーー早く通り過ぎてくれないかなあ。
俺、今日の夜はマチルダとアマゾン川クルージングディナーを予約してたって言うのに・・・。
お！うまくメキシコ方面へと行ってくれたらしい・・・。あそこはメキシコ・ブラジルは
観光名所。多分一ヶ月はこっちにこないだろう。助かった。

　がちゃ！執務室のドアはしっかりと閉めた。ふふふふ。私宛に届いた宅配便の中身は！
「ＳＭＡＰ」のＢＥＳＴアルバム（青色）だ。今は便利だ、すべてネットで注文できる。
「Ｖ６」の森田剛がくだらない女に美人局されたときも、事を収集させるべく私のポケットマネーを
使うこととなったが、別に痛くは無い。ミネバに「おっはー」を教え込みたいのだがやはり照れがあって
できなかったりする・・・。『嵐』はちょっと私的にはなーイマイチだ。キンキは隙だけど。
・・・・サイクロプス隊、さっきから何で窓を覗き込んでるんだ。窓から蹴落としたので三メートルほど下に
落下していった。気分がわるくなった。ＳＭＡＰのファンページの掲示版にカキコするか。
いつか地球をこの手に治めたら、国賓としてジャニーズ全員招待し、豪華なパーティを開くのが私の夢だ。
うまく行けばミネバの花婿候補も見つかるかもしれんしな。

ソロモンは限界だ。だっていくらか野菜を販売しているとはいえ、三日で出来る野菜を作ってしまったのだから。
ん？ドズル閣下デスか？嬉しいお知らせ・・・はあ・・・
ええっ！サファリコロニー！？やった！コレで野菜が減るぞ！よし！野菜をどんどんサイド３へ送れ！
１０トン単位でもかまわん！戦艦を使え！

さんざんジャングルで遊んだしサファリコロニーに送る動物も捕獲したしで
そろそろ帰ろうかと思った矢先シャアがジャブローの入り口を見つけてしまった。
流石に移動司令部キングスライム（命名：僕）は入りそうに無いので僕専用
ゾック（機体のあちこちにロココ調の彫刻が施された豪華仕様）で出撃だ。
オーディオ（ナカミチ）で『哀・戦士』を流しながら洞窟を進撃する僕のゾック。
なんかガンダムっぽくな〜い？白い奴のパチモンが藁々現れビームをバンバン
撃ってくる。ひゃあ！するとパチモンの頭に次々ブーメランが突き刺さる。
おぉシャア！我が親友。シャアの部下達もアッグがそこら中を掘り崩し敵を
生き埋めにしている。アッガイ、アッグ・ガイ、ジュアッグも大活躍だ。
ビデオに撮ってミネバに送ってあげよう。幼稚園の子供達も大喜びだろう。
と、目の前をホバークラフトがひょろひょろ飛んでいるので捕まえると連邦
の士官が乗っていた。そいつは「この宇宙船ドックに核を仕掛けたんで早く
逃げないとヤバイですよ」と言う。マジィ！？連邦にもマ･クベみたいのが
いるんだなぁ。とてもそいつが嘘を付いてる様には見えなかったのでさっさ
と撤退する事にする。ガウがジャブロー空域から出た途端キノコ雲が見えた。
やっぱホントだったんだ。教えてくれた捕虜（ウッボーだったっけ？）に
お礼を言い一番待遇のいい収容所（デゼニーワールド収容所）に送る事にした。
シャアは「オデッサで戦力を消耗しなければ占領も可能だった」とか言っている。
まぁそんな欲をかいてもしょうがないよ。ドックを壊したから連邦は宇宙に攻めて
これないから本国は当分安全だし。なんかジオン本国が懐かしくなったよ。今度
イセリナを連れて帰ろうかな。いいよね、イセリナ？

ここ何日かで戦況に変化があったらしい。一段落したからか、
ガルっちが、「なんかジオン本国が懐かしくなったよ。今度
イセリナを連れて帰りたいな。いいよね、イセリナ？」
と、いってくれた！わーい。宇宙に行けるのね？
こんなガルっちの気楽な部分が結構ラブいんだよね★きゃっ
あたし、ミネバちゃんに会いたいな〜。一緒にミッキーの
パラパラ、したいんだーーー。ガルっちも、一緒にやろう？
ごはんは、実際あんま得意じゃないけどさ！
色々お手伝いしようと思う！みねばちゃん、遊ぼうね！

ガルマが連邦のドック破壊に成功したらしい。さすがは将来指揮官確実なヤツめ。
それはそうと久しぶりにミネバの顔が見たいので、野菜輸送中の戦艦に密航している。
周囲が野菜だらけなので少しでも動くと崩れてきそうだ。ソロモンには人形をおいてあるので大丈夫だろう。
ん？通信？なんだ。マツナガか。え！？ジャブローは核爆発だと！？
うおっ！大声あばぁぁぁぁっ・・・・・（ずどどどどどど・・・・）

なんかZとごっちゃになってるけど、いいのか？

　まったくガルマめ。ゾックに乗ってジャブローに潜入したっつーのに安っちいガンダムもどきに
瞬殺されそうになるわ味方が掘った落とし穴に落っこちるわ退却時にはずっこけて
起き上がれなくなるわ・・・。私がそのたびにブーメラン投げたり落とし穴から引っ張りあげたり
起き上がれなくなったゾックを持ち上げたり・・・もう、私がいなけりゃ死んでるぞ。お前。
士官学校のときから世話を焼かせる奴だなあ。思えばテストの時も私の答案カンニングして主席に
なったんじゃないか。やっぱ私が面倒みてやらなきゃダメなんじゃないか・・・って・・・。

　なんで憎いザビ家の息子であるガルマと、なんだかんだいいながら私はつるみ続けているんだろうか？
まさか復讐に燃えているはずの私がガルマとの友情に目覚めたとでも言うのか・・・。
「シャアおにいちゃんはガルマおじちゃんのおともだちなんだよね！だからふたりともずっとなかよし
なんだよね！！！」
・・・・ミネバが私に言った言葉が脳裏に浮かんだ。ふっ。私も甘いな。

　>>315さてさて、今日もソロモンから野菜が届いたぞ。よーし、市場へ運べ。
何？？？野菜の下敷きになって牛が気絶している？マツナガ殿、牛なんて頼んでないのに。
手違いかな。よし、とりあえず精肉工場にでも運んでおけ・・・・ってドズル閣下・・・。

　さあミネバ。３時のおやつだよ。今日はおじちゃん特製ショートケーキだ！
あ、デラーズは糖尿の気があるんだから食いすぎるなよ。はは！ミネバおいしいだろ？
生クリームは牧場の牛さんからできたものだしイチゴはパパがいるソロモン産だ。
ミネバ、あとでキシリアおば・・・いや、おねえちゃんのところにも持っていってあげなさい。
お紅茶もいっしょにな。キシリアは「最近クラシックに興味を持ちまして」と執務室に
こもって音楽を聞いているようだ。執務室は完全防音なので何を聞いているのかはわからんのだが。
・・・地球は荒れてるようだが宇宙は平和だなあ。むむ？？ニュース速報？？？
「本日未明、地球連邦ジャブロー本部にて核が使われた模様です」
・・・連邦め、なんてことを！コロニー落としの重罪人である私が言えたことではないが・・・。
「ふえ〜〜〜ん！どうぶつさんのなきごえがきこえてくるよ〜かわいそうだよ〜！」
ミネバ、よしよし、泣くんじゃないぞ。ガトー、ラル隊に連絡を取れ！地球の絶滅危惧種の動物を
保護し、現在建設をいそいでいる『サファリパークコロニ』ーへ運ぶんだ！

　おいバカ親父！あたしはガルっちと一緒に宇宙へ行くことに決めたからね！
親父はザビ家を嫌ってるようだけど、てめえだって外に女作って、死んだママを
泣かせてたくせにエラソーな口聞いてんなよな！だいたい本当にザビ家が悪党の
集団だったら、ガルっちやミネバちゃんみたいないい子が育つわけ無いだろ！
あんたみたいなクズに育てられたあたしのほうがよっぽどバカだよ。

　つーことで、今日からあんたとは父でもなければ子でもないから。バイバイ。

>>319「はい、すぐにラル隊に連絡を取ります！ところでギレン閣下・・・”これ”もサファリパークコロニー行きでしょうか？」
ガトーが指差した大八車を見ると・・・気絶しているドズルが横たわっていた。
「パパだ！」大声をあげて喜ぶミネバ。
「どうやらミネバ様に会いたい一心で野菜運搬船に潜り込んだようなのですけど・・もう少し発見が遅れてたら
精肉工場に運ばれるところでした」
気持ちはわかるがドズルも心配性だなあ。私がしっかり親代わりを勤めているというのに。公務をすっぽかして
くるとは。仕方が無い。３日くらいはサイド３の滞在を許してやるか。ちなみにゼナは昨日から
『天の川ツアー６泊７日の旅』というツアーに出かけてしまったのだがこれをどう説明したらいいものか。

　窒息死寸前だったドズルを医務室に運びこんだ後、管制室から連絡が入った。
「移動指令本部『キングスライム』が入港してまいりました。ガルマ様のご帰還でございます！」
何？ガルマが？ジャブロー強襲を終えたので里帰りにでもしに来たのかな。
「やっほ〜！ギレン兄さん久しぶり！実は地球で彼女ができたんだけどさぁ、彼女の父親が
結婚認めてくれないからかけおちしてきちゃった！ほとぼりが冷めるまで彼女と一緒に官邸に
いさせてね！」
「えへ！イセリナで〜す！初めまして！ギレっちって呼んでいい？あー！本当に眉毛がないんだぁ！
超おもしれ〜！！！あ、この子がミネバちゃん？あーん！ガルっちに聞いてたけどマジかわいい！！」
・・・ゼナとキシリアに加えてギャル系イセリナまで・・・・。私はこれ以上人間関係で禿げたくは無い・・・。

ジャブローの宇宙船ドックを破壊（って核で吹っ飛ばしたのは連邦だけど）した功績で
ジオン十字章を貰える事になった。勲章よりもイセリナを本国に連れて行けるのが嬉しい。
父さんは僕の話に目を細めて（元々細いけど）聞き入っている。イセリナも気に入ってくれた。
ギレン兄さんはイセリナにちょっと戸惑ってるようだが地球の女の子はだいたいこうなんだ、彼女
は優しい娘だからいずれ兄さんも分かってくれるだろう。
ドズル兄さんも帰ってきたそうだが入院中だそうだ。相変わらず無茶だなぁドズル兄さんは。
キシリア姉さんは部屋に篭りきりで全く顔を見てない。一応上司なんで報告しなきゃいけないのに。
まぁ報告って言ってもシャアの書いた報告書読むだけなんだけどね。
来週ギレン兄さんがジオン十字章授与式と祝賀会をやってくれるそうだ。ガトーがパーティーに
最高級の牛肉を出す、と張り切っている。やっぱり故郷はいいなぁ。
ところでジャブローの留守居役だったジャミトフという大佐は銃殺になったそうだ。

　うっはぁ〜野菜が・・・キャベツがぁ・・・うぅ！夢か！！！
俺はどうやらベッドに寝かされてしまっているようだ。
「パパ！」起き上がった俺の胸にミネバが飛び込んできた。ほんの数ヶ月
家を開けていただけなのに、大きくなったなあ・・ミネバ。
「ドズル、ミネバが大きくなって驚いたろう？毎日『パパが作った野菜だから』
と残さず食事を食べて、そしてガトーと私とで三角ベースで遊んだり・・・。
勉強はキシリアがきちんと見てやっていた。ガルマもミネバからのメールがとても
楽しみで、イセリナという娘も『そんなにかわいい妹ほしぃ〜』とサイド３まで
押しかけてしまった始末だからな・・・。」
　そうか・・・ミネバがみんなの心の掛け橋に。外を眺めた。外では
ガトー達が牧場の牛の世話に励んでいる。庭には色とりどりの花畑・・・。
この楽園が・・・俺達に帰ることが許される場所？48億人殺しの悪党が・・・。
「その話は・・・戦争が終わってお互いじじぃになったら語ろうじゃないか。
とりあえずは、戦後、ミネバを始めとするジオンの子供たちがいい暮らしを
していく方法を探すのが一番最初だと思っている。」
「えへ！パパ。次にパパが帰ってくるときは、お花畑でかくれんぼするんだから、
ちゃんと飛行船で帰って来るんだよ！パパもおっちょこちょいなんだから！えへ！」
・・・次に帰ってくるときは、『サファリパーク・コロニー』が出来上がっているといいなあ。
ギレンおじちゃんにお弁当作ってもらって、家族で行こうな。
「えへへ！約束！！」ミネバの小さな小指で「うそげんまん」とやった。
兄貴、本当にありがとう。こんないい子に育ててくれて。ザビ家は長い目で見れば、
『コロニー落としの重罪人』として歴史にその名を刻むかもしれないな。
でも俺は満足だ。次の世代にこんないい子を残すことができるんだ。なあ、兄貴。

え？もしかして最終回？

まだ続く。「ランバ・ラル隊パンダ捕獲大作戦」や「ジュリアナ世代ゼナＶＳヴェルファーレイセリナ」
のお立ち台対決。「ギレンとイセリナのお料理教室」「サファリパークコロニー営業開始」「ラブラブガルっち＆イセリナ」
等などまだまだ物語は進むのです。お楽しみに。

ドズル閣下は大丈夫であろうか？私に公務を押しつけていって・・・
なに！？野菜の処理！？ええい！連邦サイドにも送れ！こちとらサファリに送った程度ではまだまだなんだぞ！？
ああっ！やべ・・・大声出したら野菜が崩れる・・・
あ、連邦の１０分の一の価格で売れ。そうでないと売れない・・・というか大量に売れ。
かつての宇宙要塞ソロモンを取り戻すのだ！
！？げっ！キャベツほわぁぁぁぁぁぁ・・・・・・（ずどどどどどどどど・・・・）

とうとう宇宙にきちゃった！！スペースコロニー★☆★うれしいっ！
みなさーん、イセリナでーす！よろしくっ。と、得意のポーズを決めた。
ギレっちに色々お手伝いさせてくださーい！といったら、「・・・うむ。」
と目を合わせず言われた。やーだ、照れちゃって！ギレっち、かーわいー☆
サイド３は、地球なんかより全然環境が良くてカンドー！
さっそくみねばちゃんと、かくれんぼをした。人数が少なかったので
ガルっちと、デラっちにも一緒に参加してもらった。
あたしが最初鬼だったんだけど、最初にデラっちを植え込みからみっけた。
だって、頭ひかってたんだもん！と、大声で言ったらデラっちは
泣きそうになってたよ。怖い顔のくせに、結構可愛いじゃん♪
そして、ガルっちとみねばちゃんがなかなか見つからなかったから
デラっちにも手伝ってもらって探すことにした。やっと見つけたと思ったら
2人でおひるねになってた。ふたりがすやすや寝息を立ててるのを見て
デラっちと二人でほほえんじゃった☆まさに、天使の寝顔だねっ。
ごはんのじかんまで、寝かせておこう。ねっ。

ジャニオタ　キシリア姉さん萌え

…ふふ…ふふふふふ…
執務室の書棚の裏、秘密の隠し部屋にこもり壁一面のブロマイドにほくそえむ私。
至福の一時だ……と、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　よぉおこそ〜ここえ〜〜　あぁそぼぉ〜よパラァダ〜イス…♪

かすかに聞こえるこの歌は…！
私は慌てて執務室に戻り、窓から庭を見下ろした。
そこには、ミネバと例のコギャルが、ローラーブレードを履いてぎこちなく踊っている。
脇にはラジカセを抱えたガルマが二人に声を掛けていて、どうやらローラーダンスの練習らしい…
や、やめろ、ガルマ！この歌には私の声帯が勝手に反応するのだ…！！
喉をかきむしり、進退きわまった私の眼に、マ・クベが勝手に送りつけてきた壷が映る。
私はやおら壷に頭を突っ込み、力の限り叫んだ。
　「きゃあああああああ！！諸星くぅううううううううんん！！」

翌日から、皆の私を見る眼が変わったような気がするのは…気のせいだと思いたい。

今日はサイクロプス隊の作戦行動を外れ、
例の「ピラニア池」の周りに柵を作るようギレン閣下から指令がでた。
牛の数も増えてきたことだし、ミネバ様にもしものことがあったら
大変だからということだ。
しかし、俺にも運がまわってきたぜ、
あんな結果がろくにでない部隊行動より、閣下の目の前で汗水たらして
働いたほうがよっぽど出世できそうだ･･･クックック
忌々しいアンディのヅラ野郎、いまにみてろ･･･俺ぁてめえのパシリじゃ
おわらねぇ･････

先日キシリアの部屋から奇怪な叫び声が聞こえてきた。諸星くんとかなんとか・・・
まあいい、今日もデラーズと一緒に牛の世話だ。ははは、なめるな。可愛い奴め。
サファリコロニーも完成に近づいている。何しろ周辺のコロニーがたくさん協力してくれるからはやいはやい。
完成が楽しみだなぁ。

　体も回復したし、いつまでも『ドズル君人形』でソロモン屯田兵達の目を
くらますわけにもいかないので、ソロモンに帰還することにした。ミネバの元気な
姿もみれたし、本当に良かった。しかし、兄貴が用意した帰還用の船は、行きと
同じ家畜輸送船だった・・・。今度は野菜ではなく牛と相部屋か？
「だいたい今現在ソロモンにいるはずのお前がここから堂々とシャトルで出航
するわけにもいかんだろう。仕事を放り出して密航してきたんだから自業自得だ。
あきらめて牛と一緒に帰れ。」
うう、しかたが無い。牛と一緒に貨物室に乗り込む。小さな窓から外をのぞくと
デラーズと、兄貴に肩車されたミネバ・・・。
「パパー！お仕事がんばって〜！」
あ・・ガルマとイセリナも・・・。
「兄さ〜ん！僕のジオン十字章授賞式には帰ってきてよ〜！」「ドズルっち〜！またね〜！」
ずっと離れた建物の影にはキシリアが・・俺に対して敬礼を・・・。
おお！牛にまたがって輸送船を追いかけてくるのはガトーか！
「閣下〜！ご健勝をお祈りいたします〜！！！」牛の後からはサイクロプス隊が
ぜいぜい息を切らしながら走ってくる。

みんな、元気でな。ミネバを頼んだぞ。

　サファリコロニーの完成も近い。さてさて、中の構成はどうしたものか。
「ミネバは観覧車に乗りたい！」・・そうか、でっかい観覧車もつけるか。
「ワシのような年寄りには徒歩の移動はちときついのでシャトルバスをつけて
もらいたいですのう。」・・デラーズの意見ももっともではあるな。
「イセリナたんとボートに乗りたいから湖も作って欲しいな、兄さん」
「あたしはクラブ作って欲しいな！豹柄の服たくさん持ってるからサファリルックで
決めちゃうよ！」・・・ガルマ＆イセリナの意見は保留としておこう・・・。
「兄上、開園日のイベントには地球からジャニーズとやらを呼ぶのがいいかと思われます。
いや、私としてはＮＨＫ交響楽団にでも来て欲しいのですが、国民の要望に答えるのも
大事と思われますゆえに。」
キシリアの意見は何か遠まわしだが目がマジだった。
さて、にぎやかなテーマパークコロニーができそうだ。

やっとドズル閣下が帰ってこられた。とりあえず報告・・・
「マツナガ！連邦側に野菜を売るのか！？」
え・・・ええ・・・・
「良し！今すぐ売りに行くぞ！マツナガ！家畜をおろしたらそれに野菜を詰め込んで行け！」
は、分かりました！
「お前のようなマイナーキャラは早々ばれんからな！」
はあ・・・ドズル閣下も大変だな。でも野菜の価格は？そうだ。１０分の一でいいや。
さ〜、行くか。

　サイド３のガトーからまた指令が来た。今度は動物園を作ることになったので
動物を捕まえてこいとのことだ。ちなみに現在ラル隊はインドにて野菜の行商を
している。この辺の野生動物・・・トラと象か・・・。

　とりあえずトラから捕獲することにし、ワナをしかける。トラがオリに入ったら
オリの扉が落ちる仕掛けのポピュラーなワナだ。さて、中におびき寄せるためのエサを
いれなければな。

　さて、エサはどうしたものか？とコズンにたずねてみた。
「・・・トラはでっかいんですから、小さなチャボ男なんて見向きもしませんよ！」
そうか、アコースはどう思う？
「やめてくださいよ！ぴょん子はチャボ男より小さいんです！」
しょうがないなあ、じゃあクランプ・・・・。
「トラはネコ科です！しぃちゃんを食ったら共食いです！絶対ダメです！」

　結局隊員たちの提案で、ワシがオリに入ることになってしまった。トラがオリの
中に入ったら即麻酔銃をトラに撃ちこむと言っているが・・・。あいつらゲリラ隊の
くせに射撃下手なんだよなあ・・・・。

　地球へ野菜を売りに行かせたマツナガから連絡が入った。
「私が降下した地方は連邦の爆撃のせいで家を失った人々や親を亡くした
子供であふれかえっており、目を覆いたくなるほどの惨状です」
・・・なるほど。噂以上のひどさだな・・・。

　それから一週間後。新聞を読んだ俺はあるニュースを目にした。
「宇宙世紀のネズミ小僧か？難民キャンプや養護施設に大量の野菜が！」
どうやらそれらの施設に、大量の野菜と『お金はいりません。おなかいっぱい
食べてください』との書置きを残し、野菜をばら撒いている輩がいるとか・・・。
・・・おまえだな、マツナガ。そうだよな。腹をすかせた子供たちにジオンも
連邦もありはしない。どうせ食いきれないほど取れる野菜だ。役に立てて来い。

　さぁて牛の世話も一段落した。さぁ〜ミネバ様〜！遊びましょう〜！
お？あそこでガルマ様とイセリナ様と遊んでいらっしゃる。何をしてらっしゃるの
ですか？え？ローラーブレード。ほうほう、ローラースケートのようなものですな。
私スケートの類は得意なんですよ。まあ私にも昔は彼女がいましてねえ、手をつないで
スケートしたもんです。結局、連邦の士官学校生と２股かけられて別れちゃいましたけど。
・・まあ湿っぽい話はやめにして私の華麗な姿でも見てくださいませ。
お、なかなかスピードがでますなぁ・・・って止まらない！ぐわぁぁぁぁ！
・・・ガルシアが作った池の柵は手抜きだったらしく、私は柵をぶち抜き、ピラニアの池に
転落してしまった。

ﾏﾀｰﾘ＆面白さが急激に回復してきている……。
うれしいのでage

しぃちゃんあげ
ジャニ壺あげ

ラル隊から虎が送られてきた。働きは素晴らしいがエサがラルというのは驚いた。
それにしてもまたガトーが転落したらしいな。おい、ガルシアを呼んでこい。


そうだ、今度は鉄柵にするんだ。ガトーがぶち抜いたらしくてな。
鋼鉄を使ってもかまわん、やれ。

ハッ！ご命令通り連邦より奪取した「がんだりうむ」を使います。
残った分は総帥のお部屋の修理に使わせてもらいます。
（すっげー堅いんだよなコレ…）

少し前の話になるが、
ドズル兄がこちらに現れた際にどこでどうなったのやら、カラオケに行く事となった。
無論、私はジャニーズを歌いたいが、それでは例の一件以来深まるばかりの疑惑を自ら証明してしまいかねない。
よって私は断わろうと思ったのだが……
…まて、ここでジャニーズに触れなければ私の疑惑も晴れるのではないか？
そう考えた私は、念の為にガトーに釘を刺す事とした。
　「は？じゃにーず…一体何の事でありますか？」
天然はこのような時には有り難い。どうやら忘れているようだ。

一人留守番のデラーズを置き、カラオケボックスにやってきた。
ミネバの振り付き「じゃんけんピョン」に始まり、ガルマのＢ’ｚ、イセリナの宇多田と続き、ガトーがマイクを握った。
…血管がぶち切れんばかりに絶叫する「マジンガーＺ」。
つばを散布しながら鬼の形相で吼え続ける。いつ脳天から血しぶきを上げて倒れるか心配したほどだ。
ダブルおやじは意外だった。
ギレン兄は中条きよし、そしてドズル兄はローリングストーンズ。
小指を立てて歌う長兄と、十分に上手い次兄。ドズル兄にこのような芸があったとは…てっきりジャイアン系と考えていたのだが。
その後、親子デュエットの「三年目の浮気」（教育上良いのか？）などありつつ、私は中森明菜で茶を濁していたが…
聞き慣れた前奏とイセリナの「あ〜間違い、取り消しぃ！」の声に目を向けると、
モニターには「ライオンハート」の文字が！！？？
こ、このような形で奇襲に遭うとは不覚！沸沸と沸き立つマグマのように歌への欲求が膨れ上がる。
青くなり赤くなりしている私を見て心配したのだろう、「だいじょうぶ…？」というミネバの呼び掛けにも応えず、私はカタパルト発進したＭＳの如く駆け出した。
あっけに取られる一同を置き、カラオケボックスの御不浄に飛び込み大きく息を吸い込んでから私は存分に熱唱した、「ライオンハート」を…

後日、そのカラオケボックスには「女子トイレのスマ厨」という噂が立ったが、今のところ私との関連付けは為されていないようだ…と思う。

予想以上に長くなってしまいました、お許しを。
精進が足らぬなあ…

私はいつも脇役である。いや、それは別にいいのだが・・・総帥。
「あ、デラーズ、お前料金節約のため残れ。」
それはないですよ。脇役は結構ですがそうはっきり・・・言わなくても！
せめてもうすこしフォローの言葉は！？
うう、誰か私を目立たせてくれないかなぁ？

　デラーズがカラオケに行けなかったと愚痴をこぼしているらしい。
そりゃまあ、冗談であんなことは言ったけど、折角ドズルが帰ってきているので
ザビ家の面子が連れて行きたいし、天然ガトーに留守番させたら
帰る家が無くなってるぞ…。
　公国軍に何かあったら貴公が頼りなのだ。

>>345
面白かったから、良し！！

　あいたたたた・・・カラオケではちょっと飲みすぎてしまったようだ。
二日酔いで寝込んでいる私に、デラーズがお茶づけと漬け物を運んできた。
「まったく総帥ともあろうお方が二日酔いとは何事でございますか？私が
お供をしていればこんなにまで飲ませなかったものを。ぶつぶつ・・・。」
まあ、そういうな、デラーズ。次は連れて行ってやるから。俺の３倍は飲んでいる
はずのガトーは、二日酔いなど無縁のように元気に牛の世話をしているらしい。
奴は化け物だな。まったく。

　トラ捕獲作戦には成功したが、ワシは現在、ギャロップの中で寝込んでいる。
と言うのも、オリにトラが入ってきた瞬間、ラル隊の面々がトラに打ち込むはずの
麻酔弾を何をとち狂ったのかワシに集中砲火させてきおって・・・。
気絶してトラに食われる寸前だったワシだが、すんでのところでハモンが至近距離から
トラに麻酔銃をぶち込んでくれたおかげで助かった。
コズン「はははは〜！猛獣用の麻酔弾を５発も食らって生きてるなんてさすが隊長ですね〜！」
クランプ「次はライオン捕まえますかぁ？はははは〜！」
アコース「大丈夫ですよ。次はちゃんとライオンに弾当てますから。」

・・・・きさまら、次のエサ役はアミダくじで決めるからな・・・。

　ガルシアに命じて私の部屋の修繕をやらせていたのだが、やっと部屋が完成した。
これでプレハブ小屋での生活も終わる。私の新しい部屋は「がんだりうむ合金製」と
やらの超合金でできているらしく、キシリア達の部屋がアンティーク風の木造なのに
対して、なんだか私の部屋だけかなり浮いてるんだが・・・。とりあえず中に入ってみるか。
・・・うう！扉が異様に重い！！！中は・・・。裸電球にパイプベット。そして
折りたたみイスと安物の机・・・。独房みたいな部屋で暮らす羽目になってしまった。

「う〜す、戻ったぜい。」
「どーだった？」「イケるレイヤー撮れたかよ？」「まあまあだな。」
「おめぇ牛の世話俺達に押し付けたんだから、ロクでもなかったら中佐にチクって二階級降格な。」「俺なんか部屋の修理だぜ、板金屋じゃねぇっつーの。」
「んな事より早くデジカメ接ごうぜ。」「どれ…」
　　　　　「「「おおおおおおおお！！」」」
「このさくら、ほんとに小学生じゃねーか？」「白ぱんちゅがなんとも…」「さくらたん、ハァハァ…」
「このマルチえれぇ巨乳だなぁ。」「邪道っスよ！」「いやこれはこれで萌え…」「まるちたん、ハァハァ…」
「お、また来てるなミンキーモモ。」「育ち過ぎ」「そのギャップがいいんだって、見ろこのふともも！」
「ぱんちゅ食い込んでるぜ、こりゃＴバックだよな。」「いいケツしてんなぁ…」「ももたん、ハァハァ…」
「しかしよぉ、なんとかカーンに似てねえか？」「ハマーンだっけ？」「んな訳ねーだろ。」
「はまーんたん、ハァハァ…」

公務に復帰してから大分経つ。相も変わらずソロモンは農業一直線である。
格納庫に在るビグ・ザムは動かすことが出来ない。何しろ周囲が野菜だらけで少し動かせば野菜が潰れるのだ。
かく言う私も屯田兵達と共に毎日毎日野菜の水やりと鶏にエサ（野菜）をあげるのみ。
はあ・・・なんか、こう緊迫感の在る生活が懐かしいなぁ。
ん？司令室から報告か。なに！？『木馬』にドレンの艦隊が全滅させられただとぉ！？

　で、ドレン達は？？戦艦に積んでいた野菜と金品をみぐるみ強奪されて
宇宙に放り出されたところを味方艦に保護された？ふぅ、無事ならよかった。
何ぃ？？？『木馬』がソロモン宙域に向っているぅ？？？よし！ピグザムと
ＭＳ隊を出せ・・・何？野菜に埋まって身動き取れない？？？

　うぎゃ〜！ピンチだ！

　わー！『木馬』がやって来た！
「あ〜ひゃひゃひゃ！食い物と女を出せやｺﾞﾙｱ！そしたら命だけは助けてやるぞ！」
馬鹿にするではない！ソロモンの野菜は元はと言えば戦災孤児やジオンの子供たちを
飢えさせないために作ったものだ！貴様らのような山賊まがいの奴らになんぞ、
キャベツ一つも食わせはせん！食わせはせんぞぉ！！！
「だったら氏ねやｺﾞﾙｱ！！」
ひいい！木馬のメガ粒子砲が動き出したぁ！！！・・っとその時光を放とうとしていた
メガ粒子砲を一筋のビームが撃破した。味方ＭＳ？
「ドズル閣下〜！ご無事ですか〜！シン・マツナガ！帰還しました！サイド３から
応援が来るまで守り抜いて見せます！」
おお！マツナガのゲルググか！よし！頼んだぞ！（俺ら見てるだけだけど）

　サイド３は今日もいい天気。ガルマ様とイセリナ様は今日も花畑で愛を語り合っている。
私はミネバ様と一緒にキャッチボールをしていたのだが、何かを感じられたミネバ様がいきなり
泣き出してしまった。「ふ・・ふえ〜〜〜ん！パパが・・パパがいじめられてるよぉ〜！」
ミネバ様？お父様はソロモンでお元気ですよ？必死にあやしていた私のところへ、ギレン総帥と
デラーズ閣下が慌てふためいて走ってきた。
「ガトー！大変だ！ソロモンが『木馬』に強襲されている！ミッキーゲルググで
すぐに救援に行ってくれ！」なんということ！このアナベル・ガトー！命にかえてもドズル閣下を
お守りいたします！
「そんなこといわないで！パパもガトーおじちゃんもしんだらやだよ！」
心配なさらないで下さい、ミネバ様。ミッキーゲルググには傷一つつけませんよ！
「ガトー、ドズル兄さんを頼むよ！」「ガトちゃん、ケガしないでよ！」
ガルマ様、イセリナ様、ありがたきお言葉でございます。
それではアナベル・ガトー！ミッキーゲルググ行きます！

　何か外が騒がしいなあ。おっ！ガルシア、この画像拡大！！！
でもよぉ、ガトーが個室与えられてるのに俺らだけタコ部屋ってのはなんか
不公平だよなあ。・・・ってミッキーゲルググが飛んでってるなあ。
ガチャ！「こら！貴様ら！！！」ありゃ、キシリア様。ちょうど良かった。俺らも
個室が欲しいんですけど。「何を寝ぼけたことを行っているか！ソロモンが強襲されている！
貴様ら『ケンプファー』と『ゲルググＪ』を持ち込んできているだろう？早く行け！」
はいはい、とりあえず夕飯食ったら出ますね。
「バカモン！今すぐいかんか！（ズドドドド！マシンガン乱射）」
わ！わかりました。行きますよ、行きますってば。おい！おめえら、行くぞ！

ソロモンに行く途中、何やら光るものがある。不思議に思って近づいてみると、
連邦の大艦隊が…、連中は何か鏡のようなものをたくさん並べている。
不思議に思い、連中の無線を傍受すると、

『…提督、ソーラシステムの準備はあと３０分程で終わります。』
『ウム、ソーラシステムさえあれば、ソロモンとて一たまりもあるまい。
　ソロモンさえ取れば、ジオンも和平交渉に応じるだろう。』

連邦め…、木馬を囮にしてソロモンを落とす腹積もりか！決してやらせはせんぞ！！

サイクロプス隊！連邦のヤツらが出している鏡を残らず叩き割れ！
私は、旗艦を仕留める！！

　さすが「白狼」シン・マツナガ。『木馬』を食い止めている。マイナーキャラ
とか言って悪かったなあ。『木馬』もガルマがジャブローをふっ飛ばしてきたから
補給を受けられず、略奪を繰り返して宇宙に上がってきたのか・・・。
お！！！ミッキーゲルググ！ガトーか？それに続くはサイクロプス隊。
「ミネバ様を泣かせる狼藉ものどもがぁ！このアナベル・ガトーが成敗してくれようぞ！
サイクロプス隊は援護しろ！！！」おお！いきなり白いＭＳの片腕をビーム薙刀で切り落とすとは
すごいぞガトー！牛小屋の世話以外に能がないと思っていたサイクロプス隊も『木馬』の
主砲を破壊している。マツナガもよくわからん雑魚ＭＳを蹴散らかしている。
何か俺、出る幕無いなあ。

すいません、またかぶりました・・・（汗）

　ふふふ・・・もうすぐソーラシステムも準備完了だ・・・。何？鏡がどんどん
叩き割られている？？ジオンのＭＳ隊か？
「夜の校舎窓ガラ〜ス壊して回った〜♪っと」尾崎豊を口ずさみながら連邦最新鋭兵器を
叩き割るとは・・・。なんと言う戦力だ！うわ！！戦艦の前にミッキーマウスが？？？
わ！バズーカを出してきた・・・ひえええええい！（ちゅどーーーーん！）

…それはあっという間だった。
ミッキーマウスのペイントをしたＭＳが来たかと思うと、
あっという間に我が旗艦「アサンテ」を撃破して去っていった。
おまけに、連中が現れてから消える７分間に、ソーラパネル
の４６％とコントロールを行なう我が艦が撃破され、ソーラシステム
照射は不可能となってしまった。
これでソロモンを攻めたてる手立てを失った。連邦は潰えるのか…。
　あんな、官僚共が治める連邦など、どうなってもよいかもな…、レビル将軍。

　ガトー・マツナガ・サイクロプス隊の働きでどうにか『木馬』を退ける
事ができた。『木馬』はよたよたとサイド６方面へと逃げていった。ガトー、
あっちは中立地帯だ。深追いはするな。
「ドズル閣下！ご無事で何よりでした！途中で連邦の艦隊にも遭遇しましたが、
全部叩きのめしてきました。」さすがガトー。ぶち切れさせたら天下一品だな。
「俺達も結構がんばったんすよ〜鏡、山ほど叩き割って。」「つーか夕飯食ってないんすよ。腹減って
死にそうなんですけど・・・。」サイクロプス隊もよくやった。飯でも食っていけ。
あーあ、俺もピグ・ザムで大暴れしたかったなあ。

＞359
　「白いＭＳの片腕をビーム薙刀で切り落とす」

　ガトーの天然愛国心パワーはＮＴをしのぐ・・・。

ソロモンはなんとか無事だったらしい。ミネバもなんとか泣きやんでくれた。
ん？レンビリー殿からメールが・・・
「先日ソロモンに攻撃が仕掛けられたそうですね。大変だったでしょう？
ジオン側でも連邦側でも、民衆は戦争の終結を望んでいるのにねぇ。」
おかしいな・・・情報が速すぎるぞ・・・まさか！連邦の高官・・・？

　ちょっと気になったのでレンビリー殿にメールを送ってみた。

「レンビリー殿はずいぶん政治通なようですがお仕事は何をなさって
いるのですか？ちなみに私はジオン政庁庶務課のしがない公務員です。」

　レンビリー殿からの返事
「私は地球のど田舎の町の助役をやっています。もうすぐ定年ですけどね。
でも幼なじみが連邦のお偉いさんになったんで情報だけは早いんですよ。
どちらにしろギレ殿とはいい友達でいたいものです」

　まあ、私も身分を隠してメールしているわけだし、レンビリー殿も
いい人のようだ。このまま一市民として親睦を深めていくとするか。

　どうにかドズル閣下をお守りすることができた私は、サイクロプス隊とともに
サイド３へ帰還した。
「ガトーおじちゃん！パパをまもってくれてありがとう！はい、おはなのくびかざり♪」
ミネバ様がお花畑の花で作ってくれた首飾りを私の首にかけてくれた。うう、感激です・・。
「ガトー、ミネバからの勲章なんて僕のもらうジオン十字賞より価値あるよ」
「ははは！ガトちゃんってミネバちゃんの王子様だよね！カッコいいよ！」
ガルマ様、イセリナ様、照れてしまいますよ・・・・。でもまんざらでもない私だったりする。
じゃあ、ミネバ様、せっかくですからおままごとをして遊びますか！
私がパパ役、ミネバ様がママ役。ガルマ様とイセリナ様はお子様役。
は〜い！パパでちゅよ〜！・・・・はっ！殺気が！！！

・・・・ゼナ様、天の川ツアーからお帰りになられたのですか・・・。いえ、誤解です！
お医者さんごっこでは決してありません！！

ゼナ様に投げ飛ばされた私は、鉄柵を軽く飛び越え、池に飛び込んでしまった・・・。

　ソロモンも無事だったし連邦の兵力も低下させることができて、しばらくは
平和が続きそうである。私も安心して総帥やミネバ様のお世話ができるというものだ。
さて、洗濯物を早く干さねば。おや、イセリナ様。
「デラっち〜。あたしも手伝うよ。ガルっち今日仕事に行っちゃって暇なんだよね〜！」
じゃあ、洗濯物を干すのを手伝ってくだされば・・・おっとっと！干すのにはコツが
ありましてな、いっかい伸ばしてはたいてから干すとしわがつきにくいのですよ・・。
「へ〜！地球で暮らしてた時は家事なんてやらなかったけどさぁ。やってみると面白いもんだよね〜。
そういやギレっちってイチゴパフェまで手作りでミネバちゃんにつくってあげてたんだよね〜。
あたしもガルっちに作ってあげたいなあ。」
むむむ、最初の印象は派手なアイシャドーにケバケバしいマニキュア。ミニスカートに
ルーズソックスとかなり引いてしまったものだが、こうやって話してみると意外と心のやさしいおなごの
ようじゃのう・・・・。

　あー今日は久々に仕事したって感じだなあ。一日中書類にハンコ押して。
でも明日は僕の晴れ姿。「ジオン十字賞授賞式」なんだよね。イセリナたんも
「何着ていこうかな〜♪」とクローゼットの服を楽しそうに選んでたっけ。
ただいま〜！ギレン兄さん。夕飯できてる？わ！今日はハンバーグとカニコロッケ！
僕の大好物ばかりじゃないの。
「ガルっちおかえり！えへへ！今日のご飯はギレっちとデラっちと私の共同作品で〜す！」
ああ、かわいいエプロン姿のイセリナたんﾊｱﾊｱ。イセリナたん、指にばんそうこうたくさんつけて・・。
「いや、しょっぱなから米を砥がせようと思ったらママレモンを入れたからどうなるかと思ったが」
ギレン兄さん、その辺は初心者ってことで。
「お！メシができてるぞ！」「あー腹減った。ガルシア！早くメシをよそれっての！」
「こら！貴様ら！手を洗ってから食卓につかんか！ミネバ様にバイキンがうつるぞ！」
「ガトー、硬い事言うなっての。牛の世話でクタクタなんだからよー。」
牛小屋当番のサイクロプス隊、そしてガトーやミネバも加わってとてもにぎやかな食事だ。
キシリア姉さんも黙って座っているけど、本当は楽しいんだろうな。
やっぱ平和はいいよね、イセリナたん。

ﾎﾉﾎﾞﾉﾏﾀｰﾘ

　がるまおにいさんたちががかえってきてから、ごはんのじかんは、
とってもにぎやかなです。
　ぎれんおじさんはみんなのせわで、じぶんのごはんをゆっくりと
たべるひまがありません。
　みねばもてつだうから、いっしょにたべようというと
「みんながおいしくたべてくれるのが、おじちゃんのしあわせだよ」
そういって、いつもみんなのごはんをよそってます。
ありがとう。ぎれんおじちゃん。

　でも、がとーおじちゃんとさいくろっぷすたいのおじちゃんたちは
もうすこししずかにたべたほうがいいとおもいます。

サイド６方面に逃げた『木馬』が気になる。ま、ビグ・ザムが在れば蹴散らせるがな。
しかしガトーのミッキーゲルググ、今回で少々パワー不足だったようだ。
ついでだからソロモンの技術の結晶、大型ビームライフルを持たせてやった。
しっかし・・・マツナガ！格納庫の野菜はどうなんだ！？
なに！？ビグ・ザムが埋まった！？何と言うことだ！

何と言うことだ！
ビグ・ザムが埋まってしまったところへ、木馬が早くも戻ってきおった！
おのれ、サイド６でも無法の限りを尽くして物資を補給、否、強奪してきたに違いない！
ええい！ＭＳ隊を出せ！

副官「しかし、閣下！ＭＳの格納庫も既に野菜でいっぱいであります！」

ぬぅぅぅっ！
早くなんとかせい！

　木馬が目前だと言うのに！もう！「モーモー」「モーモー」なんだ、もーもー
言いたいのはこっちだ・・・おや？ピグ・ザムの頭が出てきた。キャベツが減ってる？
「モーモー」「モーモー」おお！サイド３から連れてきた牛がどんどんキャベツを食べて
いるのか！あと３０分食べつづけてくれれば・・・。
「あーーーひゃひゃひゃ！このあいだはえれえ目にあわせてくれたなｺﾞﾙｱ！」
木馬がやって来た！間に合わんか？？？むむ？赤いＭＳ・・・シャア・アズナブル！
「ふ・・・ガトーばかりにカッコいいところをもっていかれてはいられませんからな」
おお！さすがシャア！通常の３倍の速さで敵を切り抜けている。ピグ・ザムはどうだ？
コックピットまで出てきた？良し！乗り込むぞ！マツナガ専用ゲルググ機はもうでれるな？
よっしゃー！このあいだは見逃してやったが今日はペンペン草もはえんくらいに懲らしめてやるぞ！

　ふっ！『木馬』なぞ操舵室あたりを一撃すれば一発で沈む。それ！
・・・・・え？アルティシアが縛られて床に転がっている？？どうして
アルティシアが『木馬』に・・・・うわ！しまった油断している隙に白いＭＳが！
「ぼけっと突っ立ってる奴はとっとと氏ねやぁ！」むぅ！これまでか！
「貴様らぁ！！！またミネバ様を泣かせおって！今日と言う今日は許さんぞ！」
白いＭＳの背後を一撃で！おお！ガトーのミッキーゲルググか？「シャア殿、民間人が人質に取られていて
とどめをさせなかったのですな？とりあえずＭＳと木馬の火力兵器を破壊いたしましょう！」
「あーあ。なんで飯時に敵襲なんだよなぁ」「めんどくせーな」ぶつくさいいながらも
主砲破壊に向っているのは『ケンプファー』と『ゲルググＪ』そして数機の『ザク改』・・。
サイクロプス隊か！

よし！ハッチ、開けろぅ！よしよし！今度こそ・・・
おい！この様子をビデオにとっておけ！ミネバに見せてやるのだ！わはははは！メガ粒子砲とクローで落としまくり！むっ！木馬か！
なんだ？あの遠方からくる・・・
「ドズル閣下？ラルです！ソロモンへ来たと思ったらいきなりコレですか！？」
ラル！？地球で任務は・・・シャアか！
「民間人が内部でとらわれています。ラル隊に救出を願いたいのですが。」
うむ！了解するぞ！ラル隊！『木馬」に突入しろ！ワシが援護する！

　よし、やっと牛達がキャベツを全部食べてくれた（足下が牛糞だらけになったけど）。ピグ・ザム発進！
「うんだよクソまみれのカエルがでてきやがってよー、氏ねや〜」
誰がカエルだ！戦闘機が一機突っ込んで来たのでその糞にまみれた足で踏んづけてやった。
閣下ー！ＭＳ隊はほぼ全滅させましたぁ！ピグ・ザムのメガ粒子砲で『木馬』の
エンジンを！足を止めてください！民間人がまだ人質に取られているので撃墜はできないのです！」
よし、わかったぞガトー！よっしゃくらえ！ビーム！よし！命中・・・って
勢いが強すぎて木馬が回転しながら飛んでいってしまった・・・。
「あっちはルナツー方面だよなー」「あいつらサイド６から来たんだろ？」「ってことは俺らがぶっ壊す
予定だった『ガンダムＮＴ-1』型盗んでるかもなあ」「クリスたんﾊｱﾊｱ」
そうか、サイクロプス隊はサイド６の任務を中断してサイド３に来たんだったな。
・・・むむ・・。かなり破壊してやったから当分は出てこないとは思うが・・・。
油断はならぬな。

　地球にて動物をたくさん捕獲し（ほとんどワシが囮になって）ソロモンに帰還しようとしていた
我らラル隊。いざソロモンに戻ってくるといきなり戦闘が始まっている！
『ガトー！中に民間人が！』『撃墜せずに木馬の足を止めましょう！』
・・・民間人？アルティシア様が！『ラル隊！いいところに戻ってきた！ワシが木馬のエンジンを
止める！中に入って民間人を救助するのだ！』ドズル閣下！了解です！
・・・ってメガ粒子砲の出力強すぎですってばー！あーーーー『木馬』が
吹き飛んでいってしまった・・・。アルティシア様・・・・。
「あなた、大丈夫・・・きっとご無事よ・・・。あっちはルナツーだから・・・。」
・・・どうかご無事で・・・。

ﾏﾀｰﾘ編もおもろいけど戦闘編もおもろい。うまく共存をきぼーん

マツナガ専用ゲルググなのか？
ギレンにほしかった・・・

とうとうサファリコロニーが完成したぞ！サイド３の民間人を呼び寄せて開園式をやった。
勿論私は得意な演説を約４時間３８分にわたって繰り広げたが、途中からみんなアトラクションへ行ってしまった。
さすがにコレは効いた。キシリアの要望に応えて一応ジャニーズとか言うグループを呼び寄せたが、
最前列の席で「きゃぁぁぁぁぁぁぁ！かっこいいわぁぁぁぁぁ！気が狂いそうよぉぉぉぉぉ！！！」
という声が聞こえていた。キシリアの声に似ていたような気が・・・
ミネバとガルマとイセリナはパークツアーへ突撃し、そのまま日没まで帰ってこなかった。
私の演説を熱心に聞いたあと、私と一緒に展望台からパークを眺めていた。
ガトーやサイクロプス隊が居なかったのは残念だが、あいつらには一日タダ券でも与えておけば問題ないか。
さて、今日の夕飯は牛を一頭おろそうかな・・・

訂正、上の演説を熱心に聞いたのはデラーズです。脱字スマソ。

　気にせずに。自分はマイナーなサハリン家の長男の名前を書き間違えた
経験ありです（ランバ・ラル隊の米騒動参照のこと）

　ソロモンを守った功績として『サファリコロニーフリーパスポート』を
もらい、サファリコロニーに遊びに来た我らがランバ・ラル隊である。ソロモン戦の
ごたごたで開演式に参加できなかったのが残念だ。地球の芸能人（ジャニーズ）を
たくさん招いてとても盛り上がったそうだ。

　隊員たちは気をきかせてくれてハモンと二人きりにしてくれた。『アマゾンクルーズ』
で２人乗りの小船に乗って川くだりをしながら動物を見る。コズン達は『さわれるワンニャン館』
と言うアトラクションへ行ったようだ。そこでは犬やネコを抱っこできるらしい。
川を下っていくと右手にビアホールが見えた。『ビール飲み放題券』をもらったらしい
サイクロプス隊が泥酔して裸踊りをしたり木によじ登ったりしている。恥ずかしい奴らだ。
お、ちょっと寒くなってきた、北国の動物コーナーのようだな。ありゃ・・・。
ガトーが熊と取っ組み合いをしている・・・。ガトーとサイクロプス隊を開演式に呼んだら、
ジオン公国末代までの恥をさらすことになったであろうなぁ。

　先日はサファリコロニーにてこけら落しが行われた。ふふふふ・・・。
今日のスペシャルイベントはジャニーズが勢ぞろいだ。ＳＭＡＰにＶ６にＴＯＫＩＯ
に・・・。緩みそうになる顔を必死にこらえる私だったが「すいません、少し気分がすぐれません
故に休ませていただきます・・・」と席をたち、すばやくトイレに駆け込んだ。

　隠してあったカツラをかぶり洋服に着替え・・・裏から手を回して手に入れた
アリーナ席のチケットを片手に私は会場に舞い戻った！おお！ちょうど慎吾ママが！
「おっは〜！おっは〜！！！！おっっっはぁぁぁぁぁぁ！」た・・たまらん！力の限り
絶叫した。各ジャニーズのイベントをたっぷり堪能した後、服装を元に戻し貴賓席に戻ったが・・・。
「キシリア、どうしたのだ。声がガラガラになっているぞ？」と兄上に突っ込まれ
かなりあせってしまった。

『さわれるワンニャン館』
・・・・俺も行ってみたい(笑)

　『木馬』の爆撃・略奪で甚大な被害を出したサイド６から援助要請が
来たので、ギレン総帥の名代として私が出向くこととなった。カムラン検察官、
お初にお見えにかかります。このたびは大変な目にあいましたそうで・・・。
「ええ、もうそれは地獄絵図でした・・・。『連邦艦が保護を求めている』というので
入港を認め、コロニーに入ったとたん・・・『コロニーに穴あけられたくなかったら物資と
食い物を残らずよこせやｺﾞﾙｱ！』と市街地を爆撃しだし・・。ごらんの通りの焼け野原にされて
しまったのです・・・。」
中立コロニーで・・・さらに民間人にまで牙を向けるとは！わかりました。援助いたしましょう。
幸いジオン公国は野菜や畜産、サファリコロニーなどの観光収入でかなり潤っていますゆえに。
特に野菜は『だるまさんがころんだ』と言っている間に生えてきてしまう始末ですからな。
「ううう、ありがとうございます・・・。『木馬』こと『ＷＢ』には私の婚約者も監禁されていて・・・えぐっ！えぐっ！」
カムラン氏の情報によると、『木馬』は「ＮＴ-１アレックス」という新型ＭＳも入手したらしい。
まだまだ戦局は気の抜けない状況にあるようだ。

今サイド６・・・何だけど、『木馬』がやってきてメチャメチャに・・・
難民シェルターはパンクなので今日も野宿だ。
サイクロプス隊のみんなは任務が入ったらしく、俺だけ置いて行かれちゃった。
ま、とりあえず一人でサイド６に来たかいはあったよ。彼女が出来たんだから。
クリスって言う可愛い女性なんだけど今隣で眠っている。アルって言う子も居る。
それにしても寒いな。ヘックシッ・・・う〜、さすがにシャツ辛いなぁ。クリスやアルにきせちゃったからなぁ。
「しかし非道い有様ですな。」
「ええ、死者が居ないのが唯一の救いです。」
ん？あの人は前にテレビで見た・・・デラーズ閣下？
「おや？あの人影は？」
「難民でしょうか・・・お〜い、そこの人！」
おお〜〜い！こっちだぁぁぁぁぁ！

　お、そこで保護を求めている若者が・・・あれは我が軍の兵か？ケガが無くて何よりだ。
「デラーズ閣下でいらっしゃいますね！私はサイクロプス隊所属のバーナード・ワイズマン
と言います。この女性は私の恋人のクリス、このアルという子は爆撃で両親とはぐれてしま
ったのです・・・。」
　両親を・・・それは不憫だ。カムラン検察官、この３人の身柄は私が引き受けましょう。
もともとサイクロプス隊は官邸（の牛小屋）で勤務していますし、女性のほうはジオン公立
幼稚園の保母さんに欠員がありましたのでそっちで働いてもらえばいいでしょう。
坊や、アルって言うのかい？お父さんとお母さんが見つかるまでおじちゃんたちと暮らそう。

デラーズが人を３人連れてきた。一人はバーナード・ワイズマン、通称バーニィらしい。わが国兵士。
そんで一人はカワイコちゃん（死語）なクリスチーナ・マッケンジーさんだ。
どうやら彼女は連邦軍にいたらしく、ガンダムのテストを行っていたらしい。
一応コロニーで働けるのだが、問題は最後のアルとか言う少年。
両親を失ったらしく気の毒に・・・
デラーズは私達で育てると言っているが・・・まあいいか、ミネバの遊び相手にもなろう。
さて、身元保証人はこの私だからな・・・今日中に官邸内の住居申請と滞在書類を仕上げねば。

　さ〜て今日も牛の世話っと。あれ、先に来てる奴がいるなぁ。お？バーディじゃ
ねえかよ。どうしてお前がここにいるんだぁ？え？サイド６で焼け出された？
『アレックス』も持ってかれたのかよ。まったく情けねえ野郎だなあ。
まぁとりあえずここにいればメシには困らないけどよ。連れてきたガキの面倒は
テメエがみろよ。さ！牛の世話！

バーディ×
バーニィ○
です・・・誤字スマソ・・。

僕のジオン十字章授与式が無事執り行われた。こないだソロモンが奇襲されたので延期されていたのだが
とにかく嬉しい。ギレン兄さんはノリノリで大演説だ「諸君等が愛してくれているガルマは大戦果を挙げた、
何故か？我がジオンの戦争目的が正義だからである！（中略）ジ〜ク ジオン！！」
僕も列席者も腕を突き上げて「ジークジオン！！」と叫んだ。気持ちいいねぇ〜。デラーズもガトーもサイ
クロップス隊も腕を突き上げ絶叫している。父さんは公王の席で目を細めてうんうん頷いている。
ギレン兄さんも普段おさんどんばっかりやってる姿とは大違いのカッコ良さだ。兄さんからジオン十字章を
首に掛けて貰う時兄さんは僕にだけ聞こえる声で「天国のかあさんとサスロは見てくれてるかなぁ」と呟いた。
二人のことを考えるとちょっと涙が出てきた。

ジオン十字章を貰ってこれでお開きかと思っていたら司会のトワニング大佐が
「ここでガルマ大佐より列席の皆様へご挨拶がございます」と言ってる。
わ、忘れてたよぉ〜！どーしよー。ええい、僕とてザビ家の男だ。
演説のひとつやふたつアドリブでやってやる！
「え〜、本日はぼ、いや小官の為にかくもにぎにぎしくお集まりいただきありがとう
ございます。え〜、ぼ、いや小官には姪がおります。名をミネバといい今年4歳になり
ます。大変利発でなにより心優しい女の子です。小官が地球に降下する際無事戻れる
ようにとお守り代わりに僕と家族の絵を描いてくれました。僕にはどんな高名な画家の
絵画よりずっと価値の有る絵です。この子の為ならどんな大敵とも戦えると思いました。
ここにお集まりの皆さんやTVの前でこれをご覧の国民の皆さんのご主人、お父さん、
お兄さん、恋人が今も戦地で戦っています。彼らにも僕と同じく大事な人がいてその人の為
に戦っているのです。今日僕がいただいたこのジオン十字章は彼ら大事な人を守る戦いを
続けている人たちみんなの物です。僕は彼らの代表者にすぎません。彼らは一日も早く
この戦争を終わらせる為今日も歯をくいしばって苦難に耐えています。皆さんも寂しい
思いをされているでしょうがどうか彼ら兵士達を励ましてあげてください。大事な人の
一通の手紙がどんな勇ましい演説や軍歌より彼らを勇気付けるのです。
僕の話はこれで終わりです。最後にまたお礼を言わせてください。ジークジオン」
ふぅ、終わったぁ。うわ、なんかし〜んとしてる。お客さん引いちゃったかな？
と、思ったらいきなり大歓声が会場にこだました。足踏みをしてる人達もいて大変な騒ぎだ。
なんだか受けたみたい。でも、僕が何言っても関係無かったかも。とにかく「ジークジオン！」
の大合唱の中僕らは会場を後にした。その後のレセプションはガトーがMSで牛の丸焼きを出して
話題をさらっていた。夜のニュースにも流れたそうだ。宴会も終わり家に帰った後キシリア姉さんは
「あの演説ガルマにしては上出来でした」と誉めてくれた。姉さんにしては優しい言葉だ。ギレン
兄さんは「今度俺の代わりに議会で演説しない？」と言った。遠慮します。ミネバは途中までTVで
観てたがおねむになったらしい。父さんは「立派になった、かあさんに見せてやりたかったのう」と
目を潤ませている。僕が今日一番会いたかった人、イセリナたんは家で待っていてくれた。パーティ
が人一倍好きなのに地球人ということで僕の立場を慮って出席しなかったらしい。そんなこと気にする
ことないんだよ、僕が言うと「ガルマっち、ううんガルマ様に迷惑かけたくないから....」と言って
くれる。そのうえお茶漬けまで用意してくれて、イセリナたんありがとう！今夜は僕頑張っちゃうよ。

　イセリナたん、本当に今日はよかったの？
「もうガルっち、何度も言わせないの！サイド３における今の私の立場は『難民』
ってことになっているんだから、ね♪
ぼくの腕枕の中でちょっとさみしそうに笑うイセリナたんﾊｱﾊｱ。兄さんたちはちゃんと
彼女達の席も僕の隣に用意していたのに、気を使わせていたんだね。
「ギレっちったらさあ、戦争が終わったらあたしの実家に結婚を許してもらいに行くって言ってるの。
あんなクソ親父にさ・・・。ギレっち、『ガルマの名目だけではなく、イセリナだって私の妹のようなものだ。
結婚式を挙げるにも新婦側の出席者がないとな』って・・・。気を使う価値無いクソ親父なににさ。」
「でもあたし、ずっとガルっちの側にいるよ・・・。地球じゃ親にほったらかしにされて独りぼっちで
でもここは暖かい家族がいるし・・・炊事も洗濯も毎日いろんなこと教えてもらえるし・・・・。
・・・それに、いきなり押しかけてきた私を受け入れてくれてさ・・。それが一番嬉しかった。」
うん、地球にいた時のイセリナたんは・・・いつも時計を気にしていて・・回りを気にしていて・・・。
ずっと心が休まらなかったろうね。でも大丈夫。これから楽しく暮らしていこうね、
イセリナたん・・・。（イセリナたんのあたまなでなで）

いつものようにサイクロプス隊と牛の世話に励む私であったが・・・。官邸の入り口座り込んでいる少年が気になる・・・。
戦災で親とはぐれてしまったところをデラーズ閣下に保護されたというのだが。

「うーん少年よ、おじちゃんもな、２０年近く前のコロニー間紛争で親を亡くしているのだ。
サイド６でご両親が見つからなかったって事は『木馬』の中にいるに違いない。
そしたらおじちゃんが絶対助け出してやるから・･･･。再会する時にそんな悲しそうな顔でいたら
ご両親は悲しむぞ！」
「ほんと・・・・？」
さあ、元気を出すのだ！まず、牛でも見るよい！
「うわぁぁぁぁぁ・・・おっきい・・・。」
少年よ。再会の日が来るまでここでたくさんのことを学び
人間的に豊かになるのだ。たくさん、いとんなことを教えてやるからな！

ﾏﾀｰﾘ、いいねぇ。
>>395の、イセリナたんの台詞で少しばかり目に涙が･･･。

サイクロプス隊のみんなに会えたのは良かったけど、彼女が出来たと話したら一斉に睨まれた。
部屋はどこだ？と聞かれたので教えてあげたんだけど・・・
どうも気になるから後でクリスの部屋へ行くと案の定バスルームにカメラが仕掛けられていた。
怒鳴り込む訳にもいかないので配線を切って置いた。これで何とかなるだろう。
当のクリスは今日もギレン総帥に尋問されている。
勿論ガンダムのパイロットだったというのはまずいかも知れないけど、もう３日・・・
大丈夫かな？しかし『木馬』も非道いことするよなぁ。
ガンダム受け取りの名目でサイド６に来て爆撃して行くんだから。
爆撃の前にガンダムをテストパイロットごと出向させていたんだ。
そこでクリスがあの艦長に襲われそうになったところを助けて逃げ出したんだ。
だからシェルターへ行く事も出来ず・・・あそこで救援をまってたんだ。
ガンダムは奪われたけど、命より大切ってワケじゃないもんね。

デラーズ閣下が保護なされた少年、アルを元気付けるために、私が「漢の強さ」というものを見せることにした。
「漢の強さ」とは、もちろん愛するものを守る、優しさと力である！
都合の良いことに、サファリコロニーに連れてきた虎が暴れているらしい。
まずはその虎を調教してみせよう・・・。無論、素手だ。

ガトーがサファリコロニーで起こった問題（猛獣が暴れている）を解決すると言い出した。
しかも、アル君を連れていき、ジオンの戦士の強さを教えるつもりらしい。

・・・しかし、虎という動物はカラテという東洋の武術をマスターするくらいの強さを持っていなければ仕留められぬと言うぞ・・・。
かも、北極熊を倒すに至っては地上最強と呼べるだけの実力がないと無理らしい。
それでも、やると言うのか？

　宇宙世紀005X年。とあるコロニーで起こった市民運動を連邦が武力弾圧した
との情報を得て、ジオン・ダイクンの側近デギン・ザビ閣下の指令によりそのコロニーへ
調査に出かけた。
・・・ひどい・・・街は破壊され、人のいる気配すら・・・おや？子供が瓦礫の中に
置き去りに？
「ふえ〜〜ん！おとうさーん！おかあさーん！」
坊や、１人なのか？お父さんとお母さんはどこに？
「れんぽうのひとたちに・・つれていかれっちゃったんだ・・ふえ〜ん！」
同行してきた部下が私に言った。
「コロニー政庁に勤めていた人々は残らず粛清されたそうです・・・たぶんこのこの親も・・。」
・・・なんと言うことだ。こんな惨いこと子供に説明できるはずもない・・・。
「おじちゃん、おとうさんとおかあさんはどこにいったの？あいたいよ〜！」
・・・坊やのお父さんとお母さんは、坊やが強い子に育つように神様にお願いしに行ったんだよ・・。
さ、おじちゃんがおんぶしてあげるから一緒に行こう。・・・坊や、名前を聞いてなかったね？
「ぼく・・ガトー。アナベル・ガトーっていうんだ。」
そうか。いい名前だな。おじちゃんが強い子に育ててあげるからな・・・。

　え？サファリコロニーから急患ですって？
いきなりトラの檻に入って暴れるトラを素手で取り押さえようとした？
そんな無謀な人が・・・。えーと、ひっかき傷が全身１００箇所以上に
骨折５ヶ所。患者名は・・・アナベル・ガトーさんね。先生、診断は？
はいはい、全治一ヶ月っと。

　クリスティーナ・マッケンジー嬢から聞き取り調査を行った結果、
本人の希望もあるのでジオン公国への政治亡命を認めることとした。
地球連邦に戻しても、新型ガンダムのテストパイロットだったために
口封じにあう恐れがあるからだ。しばらくして落ち着いたらジオン公立
幼稚園の保母さんとして働いてもらおう。
それにしても若い女性が来たのでサイクロプス隊の面々が興奮している。
彼女にとっては違う意味で連邦並（またはそれ以上）に危険かもしれない。

　やった！クリスの政治亡命が認められた。さすがギレン総帥、お心が広い。
僕もできればクリスと相部屋が良かったんだけど、サイクロプス隊のみんなと
同じタコ部屋に入れられることになってしまった。でもいいもんね！夜中にこっそり・・。

〜そして真夜中〜

よし、みんな寝静まったな・・・こっそり布団から出て・・・「チリンチリンチリ〜ン！」
わ！いつの間にか布団の上に鈴が仕掛けられてる！
「うんだよバーニィ、どこ行くんだよ。」「牛の世話で明日も早いんだぜ？夜更かしはいけねえな。」
結局僕は布団にぐるぐる巻きにされたあげく、ヒモで縛られてしまった。うう、クリス・・。

ガトー坊や＆バーニィあげ〜

「ジオンは選民思想でいけない」ってテルコットが言ってたけど、
ここの人たちは皆いい人ばかりだ……顔は怖い人が多いけど。
バーニィは牛の世話で忙しいし、クリスはここで働くための勉強をしている。
僕はというと、ミネバと一緒に絵を書いている。ミネバはとても素直ないい子だ。
僕はもちろんバーニィのザクだ……でもミネバの書いてるＭＳは何か変わってる……
「これはね、ミネバがおじいちゃんから貰ったミッキーゲルググなの。
今はガトーおじちゃんに貸してあげてるの。ガトーおじちゃんが、ミネバのミッキーゲルググで
わるい人をやっつけてくれるよ！」
……虎と戦って怪我をした人だ。ちょっと変わってるけどいい人……だとは思う。
ここは本当にいいところで……でもここには父さんも母さんもいない。
チェイ、テルコット、ドロシー……皆……無事だと……。
ああ、駄目だ。泣いたら、優しいミネバが心配するじゃないか……。
僕はミネバよりお兄ちゃんなんだから……。
「どうしたの、おめめ痛いの？」ああ、そうじゃないんだ……ミネバ。
そ、そうだ、ガトーさんのところにお見舞いに行かない？
あの人は元気な人だから、きっと退屈してるよ。その絵をお見舞いに持っていってあげよう！
「うん、そうだね！　きっとおじちゃん喜ぶよ！」
僕たちは二人でお見舞いに出かけた。

ミネバ様とアルが見舞いに来てくれた。しかし私は既に退院寸前。
見舞いなど無用だというのに・・・ミネバ様はお優しいな。
え？アルが・・・ふむ、ミネバ様に負けず劣らず優しい子であるな。
散歩ついでにサイド３の案内でもして差し上げましょうか？
いや、大丈夫です。医者も気絶するはやさで回復したこのアナベル・ガトー、案内などたやすい事！
早速医者に外出許可を・・・え！？ダメ！？そ・・・そんな！
なぜですか！もう身体はこの通り！サンプル！？私は実験台ではないぞ！
ミネバ様！アル！このような病院はもう出ていきますぞ！
「おじちゃん・・・頭に血が上って吹き出てるよ。」
え！？なんですと！？ギャーーー！血だ！血！！！ひいいいっ！


私はそのまま気絶したらしく、数日間目を覚まさなかったそうだ。

アルテイシア様の行方が気になる。いったい・・・
ハモンか。何か方法はないか？
「そう言えば、以前アルテイシア様を助けようとしたとき盗聴器を渡したわ。
髪に付けられるタイプなんだけど・・・周波数はどこだったかしら？」
うむ！・・・とりあえず山勘であわせてみる。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・聞こえた！


ガチャ・・・
「セイラ、私に話とは何だ？」
「艦長・・・私の・・・私の兄はシャアです。シャア、アズナブルなんです！」
「なんだとっ！？」
「今まで秘密にしていました・・・すいませんでした。」
「ふむ・・・そうか。・・・フフフ・・・ククク・・・」
「艦長？」
「ｱｰｰｰｰﾋｬｯﾋｬｯﾋｬｯ！！！バラされたくなかったら一発ヤらせろぉ！艦長命令だ！」
「な！？そんな・・・艦長命令でも聞けません！」
「ｱｰﾋｬｯﾋｬｯﾋｬｯ！！！拒否はゆるさネェぞｺﾞﾙｧ！」
「ああっ！い、いやっ！」
「ｱｰﾋｬｯﾋｬｯﾋｬｯ!!!顔が赤くなってるぞ！まんざらでもねえんじゃねえのか！？」
「くぅ・・ううっ・・・あぁ！た、たすけて・・・」
・・・・・・・・・・・・・・・・・私はそこでヘッドホンを外した。

ガチャ・・・
ん？何だ、ラルか。
「総帥、お願いがあります。私にゲルググを貸していただけませんか？」
何に使うのだ？
「ホワイトベースの民間人救助のためです。」
・・・・・わかった、許可しよう。
「ありがとうございます。・・・では。」
ガチャ・・・バタン。


なんだ、ラル・・・いつもと随分違っていた・・・一体どうしたのだ？

>>400-402

大ﾜﾗた

泣かせたあとで骨折さすな！（ﾜﾗﾀ

　さて、今日も各官邸に仕掛けた盗聴機をチェックしなくてはな。最近馴れ合ってしまって
『打倒ザビ家』の野望が薄れつつあるが、情報を得ておいて損は無い。さて今日は
ズムシティを・・・・。
ギレン『ガトー、ラルが思いつめた様子で木馬討伐に向ったのだ・・・。恐らく命すら
　　　　捨てる覚悟かもしれん・・・。ミッキーゲルググで後を追ってくれないか？』
ガトー『ラル殿の身内が監禁されているのかもしれません・・・。サイド６で強制連行
　　　　された民間人の安否も心配ですのですぐに追いかけます！』

　民間人・・・ラル、アルティシアが監禁されていることに気がついたのか？
私も通常の３倍早いシャア専用ゲルググで後を追うぞ！

　ハモン、みんな・・・すまん。今度の作戦では命を落とすかもしれん・・・。
「ルウム戦役であなたに助けられた時から、私の命はあなたに預けたも同然だわ。」
「俺達も隊長についていきます！チャボ男もぴょん子もしぃちゃんも、サイクロプス隊に預けてきました。」
ありがとう、ハモン、みんな・・・。ザンジバルにゲルググを乗せてある！
木馬の位置は割り出したな！行くぞ！

「隊長！木馬を発見しました！」「俺達はリックドム�Uで出ます！」
よし！ワシはゲルググで出る！コズン！クランプ！まずは木馬の火力と足を止めるんだ！
ワシはＭＳを相手にする！アコース達は木馬に潜入するんだ！
・・・ハモン、ワシらにもしものことがあったらすぐに脱出しろ！
「そんな事はできないわ！私もガトルで出ます！」
ハモン！無茶だ！退くんだ！！！む！ガンダム？新型か？？？
「ｱｰｰｰｰﾋｬｯﾋｬｯﾋｬｯ！！！じじぃのくせに金髪のいい女連れてるじゃあねえか！
女は生け捕りにしてかわいがってやるから安心して逝けやｺﾞﾙｱ！！！」
ぬぅ！新型！動きが違う！！うぐぅ！
「あんた達みたいな外道に、私のラルをやらせはしないわ！！！」
ハモン・・・？特攻する気か？？やめろ！ハモンやめるんだぁ！

　ハモンのガトルが新型ガンダムに突っ込もうとしたまさにその時
「貴様らぁ！アルの両親と友達を誘拐しおって！貴様らのようなクズには地獄すら生ぬるい！」
ガトーのミッキーゲルググが突入してきた。そのすぐ後ろには・・・赤いゲルググ！
シャア少佐・・・いや、キャスバル様・・・。
「ラル。もう私の正体はわかっているのだろう？やはり私も非情にはなりきれなかった。
この世でたった一人の妹を見殺しにはできん。私とガトーでＭＳは引き受ける。『木馬』
に入ってアルティシアを救ってくれ！」
「ラル殿、事情があるのだろうから詳しくは聞きはしません！ただ・・アルに私と同じ思いは
させてはならんのです！サイド６の民間人を救ってください！」
キャスバル様・・・ガトー・・・よし！ワシも木馬へ侵入だ！

　よし！木馬に潜入したぞ！アルティシア様〜〜！！！！おい！金髪の少女はどこだ！
あ！いた！アルティシア様！お兄様も助けに来てくださったのですよ！
ザビ家への復讐も思いとどまってくれるそうです！（女千人切りは続けるだろうけど）
私と一緒に！
「兄さん？キャスバル兄さんが？やはり、サイド７とジャブローで会ったのは
キャスバル兄さんだったのね！」
そうです、さぁ行きましょう！あ、サイド６で捕らえられた民間人達はどこへ？
「全員ルナツーで連邦に引き渡され、その後は各地の強制労働所へ送られたそうよ・・・。
つらい労働を強いられているのは確実だけど、生存しているのは確かだわ。」
くぅ！連邦め！人件費をケチるためにサイド６から民間人を誘拐したのか！
とりあえず、脱出しますよ！！！

鬼畜＆外道のホワイトベース設定age(藁

　アルティシア様を連れて木馬から脱出し、ザンジバルに乗り移った。ハモンも
無事帰還した。ワシの為に命をかけようとしてくれたなんて・・・すまぬ、ハモン。
新型ガンダムはシャアとガトーに袋叩きにされ、木馬とともに逃げていった。

　アルティシア様は、『シャア少佐のまたいとこの嫁ぎ先の弟の娘』としてキャスバル様と
暮らすこととなった。千人切りなんてしないように目を光らせるといっていたが多分無理だと思う。
ガサ入れしたときにはもうすでに両手じゃ足りないくらい・・いや、それはいいとして
サイド６の民間人がまだ行方不明なのでガトーは気落ちしているが・・・。

　しかしワシはハモンとの愛を再確認できたし、部下との絆も深まった。
コズン・アコース・クランプもチャボ男達ペットに再会できて喜んでいた。
一段落はついたがワシらランバ・ラル隊！まだまだ戦いはこれからだぞ！

マジ編終了です。ﾏﾀｰﾘ編戻りますよ〜(笑)

　木馬が逃げ去って、ソロモンは平静を取り戻しつつあるが、依然として
野菜であふれかえっているのは変わらない。
　ガトー！　　サファロコロニーに早く野菜を運べ！！
　マツナガ！　ソロモン内の野菜を整理しろ！！　今度こそピグ・ザムをすぐ出せるようにしておけ！！！
　デラーズ！　兄貴の許可は取った。公国代表としてサイド６に野菜の緊急支援をして来い！！
　ラル！　　　また地球に下りて、野菜の行商を頼む。これは下呂温泉のとある一流旅館の宿泊クーポンだ。
　　　　　　　ラル隊連れてリフレッシュしてから行商を励め！

援助物資を輸送する為の様々な手続きをこなし、久方振りに一日だけ休暇を頂戴した。丁度ミネバ様も幼稚園がお休みで、御希望に拠り広大な為に殆ど廻りきれていないサファリコロニーへとお連れする事となったのである。
アルフレッド少年も同行させるべきと考えたが、通い始めた学校を休むわけにはまいらんので致し方ない。　　　　　　　　　
このコロニーには地球上全ての地域から動植物が収集されており、北極圏もその例外ではない。今日は目先を変えて毛深い獣どもをミネバ様にお見せしようと考えた次第。
しかし、この決断は後に波瀾を呼ぶ事になるのだ…
事の起こりはトナカイの群れを見物しておった折に始まる。
群れの中に、あろう事か子作りに励み始めた者がおるではないか！
ええいこの畜生共、ミネバ様の御前で何たる破廉恥な振舞い！ここはミネバ様が悟られない内にさっさと通り過ぎてしまわねば…
　「デラーズおじいちゃん…あのトナカイさんたちはなにしてるの？」
…脱出失敗。
「いいいいや、あ、あれはですな…」
トナカイめ、貴公らはサンタのそりを曳くと云う子供達に夢を与える存在である事を何と心得ておるのか。
兎も角、ここは何とお答えするべきか、誤魔化しは結局のところミネバ様に嘘を申す事になる。さりとて本当の事をお教えするのは気が引ける…
が、わしは腹を括る事にした。遅かれ早かれ知る事になるのだ。
「ミネバ様、あれらは仲の良い牡牝が子供を作ろうとしておるのです。」
「ふうん…」
ミネバ様は判ったような判らないような、複雑な表情をされている。
しかし、これで良いのかエギーユ…
「じゃ、けっこんしてるの？　あのトナカイさんたち。」
「そ、そうなりますかな。」
「それじゃ、みねばのパパとママもあんなふうにしたからミネバがうまれたんだね♪」
ぎゃわあ。
「そ、そ、そ、そそそそそれは…」
…神よ…！
「ちがうの…？」
なぜか寂しそうな顔をされるミネバ様。わしは一つ息を吸いこんでから言葉をつないだ。
「いや、違いませぬ。ただ人間は、本当に好きな人と結婚して一緒に子育てをしたいなと思った時にだけ、子供を作るのです。」
「じゃ、みねばも、みねばをおよめさんにしてくれるひとがみつかるまで、あかちゃんもらえないの？」
「左様です。ミネバ様のお父様とお母様もお互い本当に好きだからミネバ様が産まれたのです。拠って、ミネバ様の中にはお二人の[好き]という気持ちが沢山つまっておるのですぞ。」
「えへへ、なんかうれしいな…」
おなかの辺りに手を当て、うつむいて微笑むミネバ様。
「では爺からもう一つ、子供を作るという事は簡単に口に出してはなりませぬ。それは恥かしい事なのですぞ。」
「はずかしいんだ…うん、わかった。でもけっこんしたらいいんだよね…？」
「はい、その時は御自由になさいませ。」
その時がきたら、この老いぼれとこのような言葉を交わした事など覚えておられないでしょうな。
古い輩と笑うものもおるだろう、しかし、わしはそれが正しいと信じておる。

ミネバ様、どうか真っ直ぐにお育ち下され。

疲れちゃった…
血も涙もないって聞いてたジオンのイメージと全然違うんだもの。
あのギレン総帥がおさんどんしてるなんて想像もできなかったし、
怪物なんて呼ばれてるドズル中将は優しいパパさん。
それにラルさんやガトーさんはアルのために命をかけて戦ってくれた。
…ちょっと変だけど。
アルはミネバちゃんと仲良くなったみたい。
ギスギスした連邦軍より、ずっと人間味があるのね。
………
あの人達に協力してしまった私の罪が消えることはないけど、
もしあの時バーニィが助けてくれなかったら私、どうなってたんだろ…。
（ぎゅ…）
バーニィ、もうちょっとだけこのままでいて…。

セイラさん陵辱＆救出記念上げ(笑)

「おい！バーニィの野郎は牛小屋の不寝番に出したな！」「よーし！モニターＯＮ！」
　　　『『『おおおおおおおおお！』』』
「バスルームのビデオカメラだけ回ってねーな。配線間違ったか？」
「おい！それよりベッドの上にしかけたＣＣＤカメラ、クリスたんの寝姿ﾊｱﾊｱ」
「すげぇ！タンクトップとショートパンツ姿だぜﾊｱﾊｱ」「布団から出た太ももが・・ﾊｱﾊｱ」
「バーニィの野郎、絶対夜間外出禁止だなﾊｱﾊｱ」

・・・・・・あわれバーニィ、そうとも知らず寒い中毛布をかぶり、
牛小屋の見はりを徹夜で続けているのであった。

毛布一枚かぶって牛小屋の番だなんて・・・ヒックシっ！
あ〜・・・寒い。ギレン総帥が使ってた小屋に入ろう。


ふぅ〜・・・少しは楽になったか。しかし会うこともかなわず厳しいなぁ。
窓から覗いてみようかなぁﾊｧﾊｧ・・・いや、そんなことは・・・
でもやっぱりう〜ん・・・いや！愛する彼女の安否を確認するのだ！そうだ！そうだよな！


クリスﾊｧﾊｧ・・・ん？カメラ・・・まさかっ！まだ仕掛けてあったのか！？
くそう・・・窓は開いてるか・・・
配線を切ってやる！彼女は僕のモノだ！

ギレンさんやデラーズさんはジオンのとても偉い人なのに、なぜかご飯も作っている。
いつも大変そうだ。僕も少し手伝ってみる。二人とも喜んでくれた。
……台所を見て驚いたけど、野菜がたくさんあるなあ……。
『アル！　ちゃんと野菜も食べなきゃ駄目でしょ！　サラダが嫌なの？
お野菜には色々な食べ方があるのよ』
……かぼちゃを使ったコロッケや春巻き、ロールキャベツ……。
ほうれん草のグリーンポタージュは「緑色なんて気持ち悪い」
にんじんの果汁をたして作ったアイスは「にんじんのアイスなんて嫌だ」って
食べなかった……。母さん、ごめん、わがまま言って……。
……キャロットアイスって、どんな味がするんだろう。
今度クリスに頼んで……いや、クリスだって忙しいんだ。
まずはキャロットジュースを作ってみよう。こんなに野菜があるなら、
僕が少しくらい使ってもわからないだろうし。美味しくできたら、
クリスたちに飲んでもらおう。……ガトーさんにはトマトジュースの方がいいかな。

いきなり作るのは不安なので、こっそりデラーズさんの書斎に忍び込んだ。
ごめんなさい、デラーズさん。……たくさん料理の本があるなあ。
……ありすぎて、どれから読めばいいのかわからない。
でもご飯のおかずの本が多いのはわかる。……お菓子作りはギレンさんの方が得意みたいだ。
ん、「料理　基本のき」……これ、読んでみようかな……。僕が本に手を伸ばした時、
ドアのノブが回った！　慌てて大きな机の下に隠れる。
……どうしよう、どうしよう！　よく考えたらデラーズさんはジオンの偉い人なんだ！
僕がここにいるってわかったら、連邦のスパイだって疑われちゃうかも！
そんなことになったら、バーニィやクリスが……。
僕はドキドキしながら、そっと入ってきた人を見た。……あれは……たしか
ミネバのおじさんの恋人さん……？　イセリナさんだっけ……。
イセリナさんは僕と同じようにそっと部屋の中に入ると、本棚を見始めた。
そしてさっき僕が見つけた本を取ると、そっと出て行った……。
……イセリナさんも、料理をしたいんだな……最近がんばってるけど、
ギレンさんやデラーズさんには全然かなわないし……。
僕はこのことを誰にも言わないことを決めた。いつかイセリナさんの料理が食卓に並んだら、
「いつの間にこんなにうまくなったの！」って言ってあげよう。
僕はデラーズさんの部屋を出た。キャロットジュースの作り方は、他の方法で調べようっと。

サイド３にお世話になり始めてから、チョーーーー幸せな日々を送っている。
激ヤバだよー！まじで、廃れた地球での生活が嘘みたいなんだもん！
地球では一晩中遊びまわって、オヤジに怒られてばっかりだった。
怒られれば怒られるほど、あたしは家に帰りたくなかったんだ････。
ここのみんなは、あたしをちゃんと見てくれてる気がしてチョーーうれしい！
ガルっちもジオンの、なんだっけ、えーっと、すんごい賞貰っちゃったんだもんね！
ジュージ？あは、あたし頭悪いからわっかんないやー！！
ギレっちがその時に「この戦争が終わったら君のお父さんにガルマとの結婚を承諾して
もらいに行こう。その話が終わったら、ギレっちはやめて、義兄さんと呼んでくれ。」
といった。こーりゃやばかったね。ギレっちあんな怖い顔して、すごく家族想いでさ〜。
泣くかと思っちゃったよ。しかし、あたしも家事おぼえなきゃねっ。
いっつもデラっちやギレっちに迷惑かけまくりだけどさ！いつかは一人で全部作っちゃうよー！

・・・あれ？キーちゃんなにしてんだろ？今、あたしのローラーブレードはいてなかった？
鼻歌でガラスの十代歌ってたよねえ？・・・なーんだ、かわいいじゃん！キーちゃんっ。
一番とっつきにくいっておもってたけど、仲良くなれそう★

あたし、色々頑張るよ！ガルっち！！いつか、お嫁さんにしてね（はぁと）

うふふふ・・・皆が出払っている好きにイセリナのローラーブレードを貸して貰った。
ガラスの十代歌ってしまった。ふふふ・・・病みつきになりそうだ。
コンコン・・・ん？入れ・・・ってイセリナ！？な、何のようだ！
持っていたグッズを素早く隠した。
「ねぇねぇ、カラオケ行かない？」
カ、カラオケ！？
「そうそう！いこいこ！」
そう言われるまま私は連れて行かれてしまった。
そのまま日没までジャニーズの曲を二人で歌いまくり、声がガラガラになってしまった。
その後は総帥の料理を食べずにイセリナの作った何やら訳の分からない料理を食わされてしまった。（以外と美味かった）
いったいどこで私の秘密を・・・イセリナ、他言は無用だぞ。

『虎に敗北したのは私の鍛練の至らなさによるもの。精進するために
サファリコロニーにて修行してまいります』

　とガトーが書置きを残してサファリコロニーへ行ってしまい一週間。
何も連絡が無い。虎に食われたか熊に張り倒されたか・・そろそろ捜索隊でも
送ろうかと思っていた矢先、サファリコロニーの園長から連絡が来た。
「・・・あの・・・そちらのガトー大尉らしい人物が、サファリコロニー内のジャングルで
ゴリラと取っ組み合ったりヤシの木によじ登ったり奇声を張り上げたり・・・サファリコリニーの
イメージダウンになるので引き取りに来てくれませんでしょうか？」
　ガトーはすっかり野生化したらしい。私は迷わず麻酔銃での狙撃を許可した。

　自らを鍛えなおすためにサファリコロニーのジャングルで野営生活を
始めて早一週間。修行の成果により、ジャングルのボスゴリラを素手で屈服させる
まで体が鍛えられた。ふっ！これでこそジオンの漢。今の私ならば虎どころか北極熊さえ
倒すことが可能であろう。ヤシの木にのぼり、雄叫び声をあげると非常に気持ちが良い。
川くだりをしている観光客の目が多少気になりはするが。

　・・・あれ？あんなところに飼育係の連中が？また猛獣でも暴れだしたのか？そんなの
私がこの鍛えられた体で押さえつけると言うのに・・って麻酔銃の銃口がこっちに・・・。

・・・捕獲された私は、サイド３に強制送還されてしまった・・・。

ガトーが運び込まれてきた。勿論檻に入れられて・・・
おい！ガトー！ガトー！
「ふあ・・・？で、デラーズ閣下ですか・・・？」
そうだ。一体何をしている！？
「いえ・・・確かジャングルエリアに入ったところまでは覚えてるんですが・・・」
無茶なことを！敵が来たらどうする気だ！？すぐ戻れ！
「は、はっ！」
まったく・・・無茶をする。ミネバ様やアルが心配していたというのに・・・
私も安心した。いつもは天然だが、居なくなると寂しいものだなぁ・・・

やべ、かぶった・・・と思ったら上手く話がつながっているぞ？

　再び地球に降下してきた我らランバ・ラル隊。ドズル閣下のはからいで
下呂温泉の高級旅館にて休養中だ。そして広い混浴風呂にてハモンと一緒に、お湯に
お盆を浮かべて日本酒を飲んでいる。うーん風流だ。
　バチャ！バチャ！ははは！ハモン、お湯をかけるなんて子供みたいだなぁ。
「え？私じゃないわよ？」
何？じゃあバチャバチャお湯のしぶきを飛ばしてるのは・・・ありゃ？チャボ男が
泳いできたぞ？？？

　コズン「こらー！チャボ男！遠くに行っちゃダメだろ！」
　アコース「いいなあ、一緒に入れて。俺もぴょん子と入りたかったけどウサギは
　　　　　水浴びの習性無いからなあ」
　クランプ「お前はまだいいよ。しぃちゃんなんてノミ取りシャンプーですら嫌がるんだから」

　こらー貴様ら！なんでここに居るんだ！
「え？隊長パンフ見なかったんですか？この旅館、高級なだけあってペット同伴可なんですよ」
そんなことを言ってるんじゃない！スケベそうな目でハモンを見るなぁ！

　クリスの部屋のビデオカメラを壊したのが隊長たちにばれてしまった。
「バーニィ、おめぇは夜中にうろつく癖があるみてえだなあ。布団に固定しとくからな」
・・・また布団でぐるぐる巻きにされて身動きできなくされてしまった。
隊長たちは、なんとガルマ様が出張で今晩帰ってこないことをいい事にイセリナ様の寝姿を
盗殺しだした・・・。
「おお！パジャマの上着とパンティだけ・・・ﾊｱﾊｱ」「ちらりと見える胸の谷間がなんともﾊｱﾊｱ」
「ガルマ様は毎晩この豊満なイセリナ様の肉体を・・・ﾊｱﾊｱ」
うう、クリスにこの人たちと同類だと勘違いされたらどうしよう・・・。
隊長、ところでキシリア様の寝室にも隠しカメラ仕掛けたんですか？
「おめえは一言多いのが欠点だな」
・・・僕は身動き取れないまま、隊長たちに袋叩きにされた・・・・。

>>421大爆笑・・・。

ジオン十字章を貰ったついでに准将に昇進した。さらにドズル兄さんやキシリア姉さんの様に
自分の軍を設立する事になった。本拠地はア・バオア・クーに決まったがスタッフが全然
決まって無い。参謀長はシャア司令部はキャリフォルニアの連中に頼むとして僕の親衛隊やら
なんやらはどうしたものか。ドズル兄さんはマツナガでも誰でもよこしてくれる、と言うが
ギレン兄さんが無名の人材を発掘して成果を挙げなきゃ誰も僕を認めてくれないと言うし
この際新人を登用するべきだな。う〜ん、そうだ！バーニィ伍長はどうだろう。サイド6で
白い奴と渡り合った勇士だし年も近いから気も合いそうだ。サイクロップス隊全員となると
キシリア姉さんの手前難しいがバーニィ一人なら問題無いだろう。一人決定、っと。
しかし結構面倒くさいなぁ。いっその事オーディションでも開こうかな。
「明日のシャアは君だ！」とか言って。

クリス嬢・・・なかなかイイ女だ。
さっそくアルティシアの眼を盗んで口説きにかかったが、
恥ずかしがっているようでどうもなびいてくれない。
ならばと少々強引にせまってみたが、その後の記憶がない。
気が付くと頭が包帯でぐるぐる巻きになっていた。
謝っているクリス嬢と・・・私に怒りの視線を向けるアルティシア。
そんなに騒がないでくれアルティシア、頭が割れるように痛い・・・
何、実際に割れている？！

「確かにクリスはちょっと内気ですけど、パニックになるとバット
振り回すんです。自分も一度、勘違いで頭カチ割られて死ぬトコでした（藁」
バーニィ君、そういうことはもう少し早く言ってくれたまえ・・・

サイクロプス隊の諸君、彼女にはヘタに手を出さない方がいい（痛

ガトーさんは怪我が多い。絶対死にそうにない人だけど、僕やミネバは心配だ。
でもガトーさんに「気を付けて」って言っても「心配するな！」の一言で片付けられてしまうから、
僕は僕なりに少し考えてみた。虎と戦うっていうのはガトーさんのせいだけど、
池に落とされるのは、ガトーさんのせいじゃない。
色々な人に落とされているけど、一番はミネバのお母さんのゼナさん。
この池にピラニア（初めて見た時はびっくりした）がいるのがいけないからだけど、
「ピラニアとアナベル・ガトー、この2つの存在が対立の原因なのだ。
だから僕はピラニアを排除する！」っていう発想は僕にはない。ちゃんと共存の道を探そう。
でも頑丈な柵があるのに、どうしてガトーさんは落とされるんだろう。
……数日後、僕は東の池へと飛んで行くガトーさんを見た。投げたのはゼナさん。
ミネバによると「勲章授与ごっこ」をして、ミネバの胸にガトーさんがタンポポの勲章をつけたら、
ゼナさんがガトーさんを投げたそうだ……。何がいけなかったんだろう？
とにかくゼナさんがガトーさんを投げなくなれば、ガトーさんの怪我は通常の三倍、
じゃなくて、現在の半分くらい少なくなるだろう。……でも、どうすればいいのかな。

>>415
くっそ〜！！
俺も木馬退治したかったぁー！！
俺も結構エースって言われているけど好きなジオン兵士沢山いるんだぜ！
噂じゃガトー殿、シャア殿のゲルググのタッグが見れたっていうじゃないか！
なんと言っても蒼き巨星のラル殿までゲルググで殴り込んだらしい。
こんな豪華なメンバー滅多にそろわないぜ！
よーし俺もＢ型早く自分のカラーに仕上げるぜ！そうだ色紙も積み込むぞ。

　ガルマが昇進したので（それに伴いシャアも大佐に昇進した）ガルマ直下の部隊を
作ることに決めたのだが、隊員がまだバーニィ（しかもサイクロプス隊兼任）しか決まっていない。
軍の中で公募したのだが『ドズル様やキシリア様直下の部隊ならともかくガルマ様の部隊だと
戦死率が高そうだ』とか噂が立っているらしく応募が無い・・・。
『キングスライム軍』と言うネーミングも悪いと思うのだが。
　確かにジオン十字賞をもらうきっかけになった『ジャブロー破壊』は棚ボタだったわけだが・・・。
ガトーでもつけるか・・・？いや、天然同士組ませたらどんな恐ろしいことになるかわからん。
サイクロプス隊もアホの集団に見えて戦闘時にはガトーの後方支援をしっかりやってるし・・・。
はぁ、我が弟はあの出歯亀軍団以下なのか・・・・。
　むむ？管制室から連絡が？？？
「ガルマ様の部隊に入りたいという者がアポ無しでやってきました。ＭＳも持ち込んできてます！」
外を眺めると上空から赤いゲルググが降下してくる・・・赤？でもシャアのゲルググではない・・。
「ぼ〜くは深紅の稲妻さ〜♪ジョニー・ライデンって言うんだぜ〜♪」
コックピットでギターの弾き語りをしながら降りてくるとは・・・アホが１人増えただけか・・。

　ジョニー・ライデンが持ってきた履歴書を見ると、キシリア直下の突撃機動軍に
所属していたらしい。ジョニーがどんな人物か、機動軍の隊長に問い合わせてみた。
「はあ・・・あいつは腕は立つのですがとにかく目立ちたがり屋でナルシストで・・・。
>>415の新聞記事を見て『かったりい！ジムなんて相手にしてられるかよぉ！』と言って部隊を
飛び出してしまった始末で・・・総帥さえよろしければそちらで面倒見てくれませんでしょうか？
あ、ダメならうちの部隊に戻さずにサファリコリニーの飼育係にでもしてやってください。
うちじゃもう手におえませんので。」
・・・・うう、面倒見るしかないか・・・。

おりょ？うまく混ぜてもらってるぞ？ありがとう。

　ガルマ様の部隊にジョニー・ライデンという若者が押しかけ入隊してきた。
名前からしてキザったらしいなぁと思っていたのだが、夕飯の場でいきなり
イセリナ様に対して『君の瞳に乾杯』とか言い出し、ガルマ様に張り倒されていた。
「なんだよこのチョー痛い奴〜！」とイセリナ様も困惑していた。
うーむ・・・まだまだ半人前のバーニィとこの馬鹿と・・・。ガルマ様の部隊は
この先大丈夫なのだろうか・・・？

　なんてことだ！シャア大佐までクリスに目をつけているなんて・・・。
ルックスも戦闘の実績もかなわないよ。クリスが心変わりしちゃったら
どうしよう・・・。

　よし！こうなったらガルマ様の部隊で功績を上げて、どんどん出世して
シャア大佐を超えてやるぞ！（でも『キングスライム軍』って名前はどうにか
ならないかなあ）

はあ・・・ガルマ様の部隊に配属されてしまった。というか死んだらまずいなぁ・・・
このことを話したら、
「まだ・・行かないでね・・・」
と抱きつかれながら半泣きで言われてしまった・・・うう、駆け落ちしようか？
そんなことを考えている間に隊長がビデオを繋げた。
「うおおおおおおおおおおおお！」
「バスタイム直撃！」
なに！？み、見せろ！ぐはっ！う、動けない！
「おおおっ！制服ぬいだぞ！」
「ク、クリスたんｾﾞｪｾﾞｪ･･･」
「ひーーー！スカートに手を掛けたぞ！」
「た、たえられん！」
うわーー！目を覆いたい！でも手が使えないからみちゃうのだﾊｧﾊｧ
「うおおおっ！とうとうブラの紐に手を掛けた！」
何！？畜生！意地でも目に焼き付けるぞ！テレビの前に突撃！おりゃあ！
・・・・ボンッ！！！・・・・


僕がテレビに突撃したおかげで肝心のシーンが見えなくなってしまった・・・
無論、その後サイクロプス隊の面々にボコボコにされてしまった・・・
ああ、あそこで退いていれば・・・

やべ、かぶった・・・

　出歯亀サイクロプス隊馬鹿ウケしたから問題なし！

私は元気なのだがいまだに外出許可がでない。
そんな私の元にバーニィ君が見舞いに来た。どうすれば強くなれるか？
と問い掛けてきた。
まずは「強い体」だとドズル閣下に習った健康法を教えたのだが浮かない顔をして
帰って行った、やはり今の若者には（宇宙戦艦の甲板での）乾布摩擦などは
合わないのだろうか、閣下が要塞外（真空中）で鍛えているとよく部下達から
ブリ○イ指令のようだと言われていたがさぞかし立派な軍人の名なのだろう…
私も早くトレーニングに励みたいものだ。

　先生、301号室の患者さん、アナベル・ガトーさんが退院させろってわめいてますけど・・・。
担ぎ込まれた時はピラニアの噛み傷が全身６８ヶ所、ピラニア池に落ちる直前に鉄柵に激突したとかで
肋骨３本骨折・・・全治三ヶ月のはずなんですけどねぇ、なんか３日で動けるようになってるし。
さっき屋上で見かけたんですけど上半身裸でヒンズースクワットしてましたよ・・・。

　やかましいから退院してもらいましょう。先生。

　さて、やっと退院できた。バーニィ君を鍛えるために腕立て伏せ１００回腹筋１００回
５０メートルダッシュ５０回を命じたのだが、腕立て伏せ１５回目で挫折してしまった。
何をやってるのだバーニィ君。シャア殿などこの程度のメニュー、通常の軍人の３倍でクリア
するぞ。ま、私にとっても朝飯前のメニューだが。
「ひっくひっく・・・僕はあの人には負けたくないんだぁ・・・。」
泣くんじゃない！君はガルマ様ひきいる新設部隊の隊員1号だろう！
ところで隊員２号の新入りは・・・。こら！ジョニーとか言ったな！
官邸に住むものは牛の世話をすると決まっているのだ！さぼってないで
働け！！！

ヒャッホー！本物のガトー少佐じゃないか！俺ジョニーって言いますー。
サインもらえますか？ジョニー・ライデン君へっと、ふふふっ
やったぜ！
好きなジオン軍人なら階級なんて分け隔てなくファンなんですよ〜！
へっ？牛の世話？俺ならよく暴れ馬といわれるんですが…
おっ！？あそこにいる連中はサイクロプス隊か？シュタイナー隊長
はスッゲー切れ者らしいな！でもなんで官舎にカメラ仕掛けてるんだ？

僕のキングスライム軍（仮名）への志願者がいまいち少ない。やっぱみんな僕じゃ不安なんだろうなぁ。
とりあえず隊員1号のバーニィ伍長と2号のジョニー大尉の訓練はガトーがしてくれている。
バーニィは今にも死にそうな様子だ。がんばってね。
そういえばいつまでも仮名のままじゃなんなんので正式名称を決めないとなぁ。
ドズル兄さんの宇宙攻撃軍、キシリア姉さんの突撃機動軍みたいなカッコいいのを付けたいなぁ。
とりあえず隊員にアンケートを取ってみた。
・レッドコメットフリート（シャア）君のじゃなくて僕の軍なんだってば。
・キノコの山（イセリナたん）確かにア・バオア・クーはキノコみたいだけど。
・ガルフォース（バーニィ）みんなでウサ耳ヘルメットとか被るのかい？
・タイタンズ（ジョニー）MSを黒く塗るの？なんかヤな感じ。
なんかいいのないかなぁ。

　うううううう！いきなりサインをせがまれてしまった。どれどれ、ジョニー殿の
戦績は・・・。むむ？わずか３分でジム１２機撃墜、これはすごいなあ。
・・・お、ミネバ様、幼稚園からお帰りになったのですね？彼は今日から官邸に住み込むことになった
ジョニー・ライデン殿です。ジョニー殿、ドズル中将のお子様でミネバ様だ。
「ジョニーおじちゃんっていうの？はじめまして！わたしミネバ！」
「あなた様がミネバ様！私は『真紅の稲妻』ことジョニー・ライデンです！ギターと
トランペットが得意なので毎日歌をお聞かせしましょう！」
え・・え〜と、こちらにおわせられるのがドズル中将の奥様、ゼナ様だ。
「・・・ふ・・・噂通りのお美しい女性・・・そうそこに咲く薔薇のよう・・
しかしゼナ様、私に惚れてはなりませぬ・・なぜならあなたは人の妻・・うげご！！！」
ジョニー殿は初日からゼナ様のアッパーカットを食らい、奥歯を２本折られてしまった。

　ガルマ様に軍の名前を考えてくるように宿題を出された。
さっき提出した名前はボツになっちゃったし・・・。うーん・・。
「何だバーニィ、考え事かぁ？」
あ、隊長、宿題なんです。軍の名前考えるの。みなさん一緒に考えてくれますか？
「そうだなぁ。へたれのお前にピッタリな名前だろ？」「メタルスライム軍なんてどうだ？」
「おもしれえ！防御力も強いし、おまけに逃げ足が速いとくらぁ！」
「へたれにはお似合いの名前じゃねえか！なぁバーニィ！」
・・・ううう、絶対強くなって見返してやる〜。ガトーさんに鍛えてもらって
ガンダムを瞬殺するんだ〜（とかいってボールに瞬殺されたらどおしよう・・。）

連邦の総攻撃も失敗に終わり、ソロモンは今日も平和だ！
早速ミネバにビデオレターを送るとするか。撮影開始だ。
イチゴ農園からスタートしてソロモンを案内しよう。どうだこの
スペースポート！でっかいだろう？輸送船がいま出て行くところだよ。
お〜いマツナガ、お前も一緒に映っていいぞ。
ん？何？聞こえんぞ！あぁまたノーマルスーツを忘れていたよ。
ミネバもパパのように強い人になるんだぞ！（顔はパパに似なくていいぞ。
性格はゼナに似ないでくれよ…ぐっすん）また合いに行くからな！

　みんなどんなＭＳ持ち込んできたのかなぁ・・・。ちょっと格納庫を
覗いてみよう。あ！ガトー少佐がミネバ様からお預かりしているという
プーさんザクとミッキーゲルググ・・・。中身は高機動仕様なんだよね。
すごいなあ・・・。赤いゲルググが２機・・・。でっかい盾がついてるのが
シャア大佐ので隣のがジョニー大尉・・・。いいなあ、専用機・・・。
ガルマ様のが・・・。わ！イフリートだ！（でも持ってても乗れるのかなﾎﾞｿ･･･）
すみっこにあるのが・・・僕のしょぼいザクだ・・・。見劣りするよなぁ・・・。
隊長、ゲルググＪかケンプファー貸してくれないかなぁ・・・今夜頼んでみよう。

　お！ミネバからメールが来た。画像も添付されてるなあ。どれどれ。

『パパ、げんきではたらいてる？ミネバもようちえんにかよいだしました。
アルおにいちゃんもしょうがっこうにかよいだしました。』
アル・・確か木馬に両親を誘拐されたのをデラーズが保護したという・・・。不憫な。
『あたらしくジョニーおじちゃんがすみこみではたらくようになりました』
ジョニー・・・ジョニー・ライデンか。兄貴から聞いたな。シャアやガトーと
タッグを組んで木馬をボコボコにしたいが為にガルマの新設軍へ入隊したという。
『にちようびはおじちゃんたちとサファリコロニーへいってどうぶつさんとあそびます』
添付された画像には兄貴とソフトクリームを食べたりデラーズとトナカイを見たり
ガトーと一緒に象にまたがったりジョニーと一緒にポニーに乗ってる写真が・・・。
新入りのジョニーまで・・。うう、父親の俺でさえ一緒にサファリコロニーに行ってないのに・・。
・・・ドズル君人形は押入れにしまってあるな。椅子に座らせてっと。
マツナガに書置きを残しておこう。「一週間ほど探さないで下さい。あとよろしく　ドズル」

…閣下。ドズル閣下！　　これはドズル君人形！　おまけに書き置き！！
ミネバ様にまた会いに行かれたのか…。閣下、私には家族はいませんが、
閣下のお気持ちはよく分かります。閣下のいない間は、私がソロモンを
お守り致します！！
　さて、敵も当分攻めてこないようだし、野菜の作付けを増やすか。
ラル殿が地球で野菜の行商をしていたり、サイド６への支援をしたり、
はたまた木馬が攻めて来たせいで野菜の生産量が減ってしまっている。
　おっと、鶏の数も増やさねばな。

　ジョニーも加わり作らなければいけない食事の量がふえてしまった。夕飯の
支度は私とデラーズとイセリナとアル少年（気を使って手伝ってくれるようだ）
の４人がかりで用意する。
「ギレン総帥〜！ソロモンからやたらでかい箱が届きました・・・うう、ジョニー大尉、重いです」
「あーもう！バーニィ！そっちちゃんと持てよ！本当にお前、ヘタレだなあ。」
ドズルが野菜を送ってきたのだろう。開けてよいぞ。
「じゃああけますね。バリ！バリ！・・・・うぎゃああああ！（気絶）」
「バーニィどうした？何が入って・・・・・うげえええええ！（気絶）」
箱の中身を見たとたん、バーニィもジョニーも気絶してしまった。何だ？牛の臓物
でも入れてきたのか？おそるおそる中身を見ると・・・。
「悪い、兄貴・・・」ニタニタと微笑むドズルが中から出てきた。

　「そういやよぉ、新入りのジョニーが個室もらえたってのに俺らまだタコ部屋かよ」
「８畳間に男５人はむさくるしいよなあ」「おう！それより、今日も手に入れてきたぜ、お宝画像」
「今日はなんだよ」「お嬢様学校の”サイド３女学院”だぜ！」「マジか！早くつなげよ！」

　『『『『おおおおおおおおおおおお！』』』

　「ギャル系じゃない真性のお嬢様だぜﾊｱﾊｱ」「セーラー服だよﾊｱﾊｱ」「白いソックス萌えﾊｱﾊｱ」
「ポニーテールのうなじがなんともまあﾊｱﾊｱ」「藤崎詩織系だよﾊｱﾊｱ」

・・・・あわれバーニィ。布団巻きにされたあげく押入れに閉じ込められ
クリスにもあえずお宝画像も見れず悶々と夜を過ごすのであった。

あーあ、サイド７でのんびりしてるのも退屈だねえ。
ソロモンや本国はなんだかドタバタしてるみたいだけど、ここはえらく平和だよ。
え？　彗星の観察？
はっ、そんなの適当に数字だけ書き込んどけばいいんだ。それより、今日の洗濯は終わったのかい？
「へいっ、シミひとつなく仕上げやしたぜ。リリー・マルレーンのワックスも完璧でさあ！」
んー、てきぱき働くじゃないか、あの三等兵。
最初は何日もつかと思ったけど、今じゃすっかり海兵隊だ。そろそろ二等兵あたりに昇進させてやろうかね。

ソロモンからミネバのお父さんのドズルさんが来た。……びっくりした。
人は本当にびっくりすると声も出ないっていうけど、声もでないし動けない。
「これからもミネバと仲良くしてやってくれ」というドズルさんを前に、
僕は頷くことしかできなかった。ミネバはとても嬉しそうにドズルさんに甘えている。

その日、僕は具合が悪いと嘘をついて部屋に閉じこもった。
ギレンさんがおかゆを作ってくれた。……ミネバも来てくれたけど会わなかった。
……ドズルさんとミネバを見てるとつらいんだ。
でも夜の九時頃にクリスが来てくれた時……僕はクリスにしがみついて泣いた。
ここではつらいことは何もない……でも父さんや母さんや友達がいないのは、
やっぱり寂しいよ、クリス……。
その夜、僕はクリスの部屋で一緒に寝かせてもらった。少し誰かに甘えたかった。
次の日、僕は誰かからの凄い視線を感じたような気がした……。

今日はミネバとサファリコロニーに出かけた・・・が！
動物が居ないではないか！いやっ！居るにはいるが逃げ出すのだ！
「ぱぱ、どうぶつさんたちはどこ？」
うぐっ！ええい！係員！コアラの飼育埠頭に案内しろ！


・・・・・・・はじっこのほうに逃げてしまった・・・
なぜだ！？ムリして抱きに行ったら引っかかれたし・・・
「ぱぱ、なんであのこあらさんにげるの？」
す、すまんミネバ・・・許してくれ・・・

ねぇ、パパ。ゴリラさんたちバナナをいっぱいパパにあげるって、持って
きてるよ？　どうしてかな。

>>464->>465ﾜﾗﾀ････

>>462三等兵になったマ・クベも元気そうだ（ﾜﾗ

　私がデラーズと昼食の準備をしていたところへ、グラナダから緊急通信が入った。

「総帥！大変でございます！ＥＸＡＭシステムの開発を進めていたクルスト博士が！
木馬と思われる軍団に一家丸ごと誘拐されましたぁ！！！」

　な・・・なんてことだ！きっと今ごろは連邦に引き渡され、家族の命を盾に脅され
無理矢理研究させられてるに違いない・・・。まだ開発初期だったからまだ完成は
していないはずだが・・・。できるだけ早く軍の連度を高めないと（特にキングスライム軍）
やっかいなことになるな・・・・。

「ガルマ准将！さっきキッチンにつまみ食…イヤ通りかかったら総帥
達の話を聞いちまったんだが
ＮＴ用のシステム作ってたクルスト博士が木馬にさらわれたらしいぜ！
たぶん自分の知り合いのニムバス殿がテスト機持ってたんで追っかけてるん
じゃないかと思うんですが、あの人も結構強いけど大丈夫かな？
ちょっと無口でＭＳの肩を赤く塗る趣味があったけど…。」
（おいバーニィ、クリスちゃんお前の分だけ多く盛ってたぞ、ヤルネーコノっ！

ドズル・コングあげ（笑）。

ああ、だめだ。すまぬ妻よ・・・
「おい、早くしやがれｺﾞﾙｧ」
く・・・分かっている。
はあ・・・連邦の施設に連れ去られて早３日・・・まだシステムの基礎すら完成していないのに・・・
ん？爆発音・・・うおっ！窓の外からＭＳが！？ギャーーーー！（ズガ〜〜〜ン・・・）


う・・・うう・・・い、いきなり・・・何だ？
「博士！？博士！！！どこにおられるのですか！？」
ひいっ！ＭＳに踏みつぶされる！そうだ発煙筒・・・
「ん？足下から煙か・・・あ！博士！」
き・・・君は・・・って後ろからＭＳが！あー！あれは私の試作型を搭載したヤツ！
「・・・・・・・・」
「ええい！連邦のＭＳなど！ちょええい！」
ドガーーーン！
ぐお！まてーーー！私の救出が任務だろーーー！？ほげーーーっ！（ズギャーーーン！）

現在オーストラリア大陸を旅行中。
と言うのもハモンがナマのカンガルーを捕まえるという無謀な考えを起こしたからだ。
サファリコロニーのを奪うわけにも行かないのでマジモノを捕まえようとして居るんだが・・・
迷った。
「隊長ー、水が切れました！」
「ガソリンがヤバイです！」
余談だがエレカでは持たないのでジープなのだ。
「あなた、気分が悪くなってきたわ・・・」
「隊長ー！しぃちゃんがもらしましたーーー！」
ぬおおっ！まずい！近くに町は！？あ、あったぞ！！！「いや〜・・・あなたがラル大尉ですか。」
ははは、申し訳ない。オマケに妻を看病してくれて・・・
「いえ、元彼女に比べれば造作もない事で・・・ううう・・・」
な、何故泣くのです！？中尉！
「いえ・・失礼。あの頃の仕打ちがなんと厳しかったか・・・」
そ、そんな辛い過去が・・・ん？ハモン、目を覚ましたのか！
「あら・・・あなたあのお方は？」
ヴィッシュ・ドナヒュー中尉だ。我々を助けてくれたのだ。感謝しろよ。

「クルスト博士〜どちらにおられるのですか〜！！！」
ここだってさっきから言ってるだろ！！！！わ！またミサイルが！！！
　「博士〜！！！私はニムパスです！無事ならお返事を〜！！！」
返事してるけどお前が騒音起こしてるから聞こえないんだろうがぁぁぁ！！
　「くそ！返事が無い・・・。別の施設に移送されたか・・・。いったん戻ろう。」
あ！こら！帰るな！バカモーン！役立たず〜！！！！
・・・うう、ギレン総帥、救助してくれるならもうちょっとマシなのよこして下さい・・。

　地球ではシナプス博士の救助に失敗したらしい。また戦局が激しくなる前に
ミネバと今日こそサファリコロニーで動物とのツーショットを撮るのだ！！！
そうだ！ポニーならおとなしいから逃げないかも・・・。
「うん、パパといっしょにポニーさんにのる！」
よしよし、２人でポニーに乗って写真とってもらおうな！
おい！係員、ポニーを連れて来い！
「・・あの・・・すいません、ドズル中将ほどのデブ・・じゃない、巨漢ですと
ポニーが潰れてしまいますのでこちらの闘牛用の牛じゃダメでしょうか？
ちょっと気が荒くて職員を５人ほど病院送りにしている牛ですが・・・・。」
ううう、毎日通ってきてるのにゴリラと水牛の写真しか撮れないなんて・・・。

すいません・・・。

シナプス博士×
クルスト博士○

です・・・逝ってきます・・・。

これだけ探しても見つからないとは！連邦め思ったよりやるではないか！
とりあえず最寄の艦で補給だな…総帥からもらったこの命令書があれは
弾薬だろうとレンタルビデオだろうとすべて最優先でまわしてもらえるのだ。
…友達の少ない私にとってはありがたいが…そう言えば本国に行ってる
ジョニー・ライデンだけは私と仲良くしてくれたっけ…博士をお救いしたら
会いに行ってみるか、ムッ！何か動いた！全弾発射だ！
（命中した先で誰か飛んでいったみたいだが連邦の兵士か？）

　ミネバ、気を取り直して『さわれるワンニャン館』へ行こう。
「うん！ミネバねこちゃんとワンちゃん抱っこしたい！」
犬猫ならどうにか・・・と思っていたのだが・・・。
犬『ガルルルルルルルルゥ！！！』　猫『フゥゥゥゥゥゥゥゥ！！！』
みんな部屋の隅に固まって威嚇体勢に入ってしまった。うう、俺の顔は犬猫にすら・・。
「パパ！ねこちゃんがいっぴきだけそこにいるよ！」
むむ？人相の悪い猫だなあ・・・。首に名札が・・・。『ギコ』という名前なのか。
「ああ、その猫すげーへそ曲がりなんですよ。よろしければお持ち帰りになりますか？」
俺はギコと呼ばれるその猫が何だかかわいそうになったので連れて帰る事にした。
ソロモンで飼おうかな。

「あ〜ひゃひゃひゃ〜！早くしやがれｺﾞﾙｱ！”モルモット隊”で実験するんだからよぉ！！」
ううう、しかしこのシステムはとてもデリケートなのだ・・・。あんたらみたいな人格破綻者が
乗ったら間違い無く暴走する・・・ううう・・・。
「あ〜ひゃひゃひゃ！できねぇってのならいいんだぜ？おめえの女房を肉奴隷にするだけだからよぉ！」
やめてくれ！協力するから妻には手を出さないでくれぇ！！！
「わかりゃいいんだ！手抜きしやがったら承知しねえからなｺﾞﾙｱ！！！」
・・・誰か早く助けに来てくれ〜〜〜！！！！

　あなたが荒野の七三分け・・・違った、『荒野の迅雷』ヴィッシュ・ドナヒュー中尉。
噂は聞いておりますよ。こちらは妻のハモンです。
「数々の武勇伝は聞いておりますよ。しかし、チャボやらウサギやら猫やらお連れになって
意外とアットホームな部隊でいらっしゃるのですねぇ。」
はい。『家庭的』がモットーですから。うちの部隊・・・・。あ、端末に連絡が・・・。
『ＮＴシステムを研究していたクルスト博士が連邦に誘拐された。ニムパス中尉を救援に行かせたが
もし合流することがあったら協力して救出作戦にあたるように　ギレン・ザビ』
ニムパス・・・知ってます？ドナヒュー中尉？
「ありゃぁ・・ニムパス中尉って言ったら花見の席で泥酔して上司を半殺しの目に合わせて左遷されたって
クセモノですよ・・・。できれば一緒に仕事したくないです・・・。」
博士がオーストラリアに監禁されてないことを祈ろう・・・・。

　ふぅ、ＥＸＡＭシステムのテストパイロットのニムパス中尉を博士の
救助に行かせたが・・かなりの酒乱らしい。何か不安になってきた。
あの技術が連邦に渡ってしまったら、ガルマの部隊が真っ先に襲われそうだ。
・・ガルマはシャアがフォローしてくれるから大丈夫かな・・・。ジョニー・ライデンも
前いた部隊じゃエースだったから大丈夫だろう・・・。心配なのはヘタレの
バーニィくんだな・・・。よし、ガトー、ちょっとバーニィ君を徹底的に鍛えてやって
くれないか？
「わかりました。最近の若者は体が弱いのであります。サファリコロニーのジャングルで野生生活を
送らせれば少しは逞しくなるでしょう。私も北極熊との対決がまだですので一週間ほど行ってまいります」
ガトーは泣いて嫌がるバーニィ君を連れてサファリコロニーへ行った。二人とも行方不明にならなきゃいいけど。

さあミネバ今日はここまでにしよう、この猫を連れてかえって兄貴の
作ってくれる晩飯を食べよう（ゼナはどこ行ってるんだろう…）！
オォ！？向こうから誰か人を肩に担いでやってくるぞってガトーではないか！
（恐怖再び）ミネバこっちに来なさい、コラそっちを見ちゃだめだって！
「ガトーおじちゃ〜ん！！」
「これはこれは、ミネバ様ではないですか！」
ああ、バーニィ君を担いだガトーと出くわしてしまった…。

ラル大尉と会ってもう３日・・・彼もなかなかな器だ・・・
ん？今更携帯にメールとは・・・なになに？マヤ・コイズミ・・・
と、とりあえず中身だけは見てやるか・・・
「ヴィッシュへ。最近ホワイト・ディンゴと言う部隊がこの大陸で暴れ回っているらしい。
一人は女だと確認している。戦闘中部下が通信を傍受したらしいが、
その時喘ぎ声が聞こえて来るという異常事態だったらしい・・・
と言うわけでやって来たらぶちのめしておけ。出なければ復縁は無いと思え。」
・・・・・！誰が復縁など望むか！貴様と付き合っただけで俺は死んだんだぞ！
ん？なんだ！？げっ！敵！？まさかあのヤロー！コレを見越して送ってきたな！
くそ！俺はグフで出る！

「ガトーおじちゃん、どこいくの？キャンプするの？」
ギコ猫を抱いたミネバがガトーにたずねた。
「いや！雨風を気にするようではジオンの漢にはなりませぬ。野性の中で
バーニィ君に逞しいサバイバル生活をさせ、立派な漢にしなくてはなりませぬので、
私はもう少しジャングルの奥に進みます。それではミネバ様、お土産もって来ますからね」
「うん、いってらっしゃーい！ガトーおじちゃん！」
嫌がるのを手刀で気絶させられたらしいバーニィ君を担いだガトーはジャングルの奥深くに
消えていった。バーニィくん生きて帰れるかな。

まちがってｓａｇｅてしまった

　わ！ドナヒュー中尉！あなた１人でいかれるのですか？
「私の部下はみんな学徒兵なんです。戦争が終わるまで死なせるわけには
いかないのです。」
・・・なんという大きな人物。よし！ギャロップで留守番させてるやつらを
すぐに呼ぶのだ！！！ワシ専用蒼いドムで「ホワイトディンゴ隊」を蹴散らすぞ！

目が醒めると、そこは別世界・・なわけない。
近くにはガトーさんが座って火をおこしている。
あの・・・僕はなんでここに・・・？
「ん？バーニィ殿を鍛えるためにここへ来たのであります。」
いや、だから別にこのコロニーでなくても・・・
「大事なのは野生の勘であります。」
そ、操縦技術のほうが・・・
「口答えは許しませんぞ。」
うう・・・・・そ、そんなっ・・・クリスぅ・・・
「女性に泣き言を言うとは情けない！さあ！まずはゴリラと戦うのです！手加減はしてくれます。」
い、いやじゃああああ！！！
「さあ！副ボスゴリラよ！やっておしまい！」
ああああああああああ・・・・・・・・・・・・

「バーニィどこに行ったか知らない？」
「ガトーにつれられてサファリコロニーへいっちまったよ。」
「残念だ。せっかくお宝が手に入ったのに・・・」
「おいおい、あんなヤツに見せてやるのか？」
「いや、アイツ今日誕生日だろ？確か。」
「そうだったな。」
「せっかくだから祝いに見せてやろうと思ったんだが・・・」
「この際俺らでみちまおうぜ。」
「で、どこのビデオだ？」
「以前見損ねたあのシーンの続きだ。」
「ク、クリスたんｾﾞｪｾﾞｪ・・・」
「は、早くしようぜ！」
「だめだめ、夜になってからだ。」
「ちっ・・・」

「ラル殿〜！『ホワイト・ディンゴ隊』は『ジムスナイパー』で遠くからでも
狙撃してきます！お気をつけ下さい！！！」
ドナヒュー中尉、我々もゲリラ戦のエキスパート！向こうのＭＳは３台、オペレーション
が一台・・・なんだ、うちらの隊２０人近くいますから。質より量です。
「俺らﾎﾜｲﾄﾃｨﾑﾎﾟ隊だぁ！ｱｰﾋｬｯﾋｬｯﾋｬｯ!!!お前らがオーストラリアに居るのは目障り
なんだｺﾞﾙｱ！女を置いて出て逝けや！！鉱山でおいしい思いしやがってよぉ！」
コズン、クランプ。オペレーションカーらしいホバークラフトを叩け。
あとは物量戦だぁ！ありったけの火力でやりますぞ！ドナヒュー中尉！

ドム、グフ、ギャロップからの集中砲火！！！！くらえ！！！！
ズドーン！！！ジム3台はひっくり返って逃げていった。

　バーニィ君を鍛えようと、サファリコロニーに来て早３日。
最初の頃は泣きじゃくってばかりいた彼は、ボロボロになりながら
副ボスゴリラと組み手が出来るようになった。今の彼に足りないのは
「闘志」だ。心の中に闘志さえあれば自ずと強くなる方法を自分で
見つけるであろう。さて、今回の修行はこれぐらいにして帰るか。
一応は、ＭＳの操縦訓練もしなきゃならんしな。
　おっと、忘れていた。
　「バーニィ君、これから漢のあり方を見せてやる！北極熊との対決を、
　　その目に焼き付けておけ！！」

　またサファリコロニーから急患ですか？今度は2人。はいはい。
1人は全身衰弱と殴打されたことによる打撲傷・・・ゴリラと取っ組み合った？
患者名は・・・・バーナード・ワイズマンさんね。はい、全治２週間。

　もう１人は・・・北極熊と相打ちに？？？引っかき傷が全身138ヶ所、
肋骨5本骨折、大腿骨骨折、裂傷も多数。全治３ヶ月・・・あらやだ、また
官邸に住み込んでるって言うアナベル・ガトーさん・・・先生、カルテを
全治３日に書き換えときます。

「バーニィ入院したらしいなぁ」「ガトー相手じゃへたれのほうが体力もたねえだろ」
「そういやあいつよぉ、生意気にも専用機欲しいとか言い出しやがってよぉ」
「今与えてる学徒兵用大量生産型ザクへたれ仕様でももったいねえのによ。」
「クリスたん俺の専用機にﾊｱﾊｱ」「そういやよぉ、中佐がカッコワリィＭＡ押し付けられたとか言ってたぜ」
「それバーニィに押し付けりゃいいだろ」「取り寄せるか。」「なんてＭＡだ？」

「写真もあるぜ。みろよ。”ザクレロ”だとよ」

「なんだこりゃ！秋田のナマハゲかよ！」「へたれにはそれ十分だろ」
「へたれ色に塗ってやるか」「バーニィの喜ぶ顔が見てえなぁ。」
「退院祝いにはもってこいだろ」

　〜あわれバーニィ、自分の愛機が『ザクレロ』にされてしまったことなど
露知らず、病院のベッドでゲルググでかっこよくガンダムを倒す夢を見ていたのだった・・・。

>>486　ｵｵﾜﾗｲage

エッ？　これを実戦配備するんですか？そりゃあ、口ん中の
拡散メガ粒子砲は、ゲルググのビームライフルぐらいの威力は
ありますが、この「マサカリ」は思ったほど切れませんよ。
これを「ヘタレ色」に塗るって、ヘタレ色ってナニ…。
まあいいや、こないだザンジバルの塗装に使った塗料を使おう。
でも、実戦配備するなら「マサカリ」は取っ払って、ビグロの腕を
くっつけておいてやるか。拡散ビーム砲とエンジンユニットもチューン
しといてやろう。こいつ、試作品だけあって部品はいいものを使ってある。
ま、オレがチューンすれば「ミッキーゲルググ」ぐらいの速さは出るな。

　さて、オデッサを連邦に占領され、地球内のミリタリーバランスは崩れかけている。
最近は、「地球攻撃軍」だった筈のガルマがこっちに戻ってきてるもんだから、兵達の
士気も落ちまくっている。私はサイド３、ドズルはソロモンの守りがある。
　ガルマはもうちょっと手元において兵法の何たるかを学ばせる必要があるので、
しばらくはキシリアに行ってもらおう。

　「総帥、私に重要な用事とは？」

　「ウム、貴様に地球侵攻作戦の指揮を頼みたいのだ。ガルマでは荷が重過ぎる。」

　「しかし総帥、私にはグラナダ防衛の任務があります。こことア・バオア・クーは
　　ジオンの最終防衛線。私が離れる訳には参りません！」

　「確かにそうだ。しかし、地球での勢力が衰えると不幸な人々が増える。先日も
　　極東方面軍司令が定時報告の際に言っていたが、サファリコロニーの
　　開園式の時に出ていた『ジャニーズ』とかいう連中も、連邦がトーキョーを
　　実効支配してからは、拘束されてしまったらしい。
　　特に連中は、我々のサファリコロニー開園式に出たせいでヒドい目に会わされて
　　いるので、なんとか助けてやりたいのだが、そのためにも地球での勢力を広げねばならん。

　「そうですか。先ほど言った通り、私には重要な任務があるのですが、総帥がそれ程までに
　　おっしゃるのならば、考えておきましょう。」

キシリアが素直に言うことを聞くとは思えないが、しばらくは様子を見よう。
マスクで覆った口元が、少しヒクヒクしていたが…。

　いやーかっこいいよなー、こうやって赤いゲルググが２つ並んでるのを
見ると・・・。これでガトー殿のミッキーゲルググとラル殿の蒼いゲルググと
ゲルググ４天王で木馬をボコボコにしたらかっこいーだろーなー！俺も新聞載っちゃう
よな！あー早く暴れて〜〜！！！・・・・。って整備兵がチューンしてるのは
廃棄されるはずだった『ザクレロ』か・・・？
「はい、バーニィ君用にカスタマイズしてます！見かけよりは使えますよ！」
・・・・でもやだ・・・。こんなのとタッグ組むの・・・。

　ミネバとつかの間の休日を楽しんだ俺は、名残惜しいがソロモンへ帰る
事にした。クルスト博士が誘拐された事により、連邦がＥＸＡＭ搭載型新型ＭＳを
ぶつけてくるだろう事は確実であるし、ソロモンで野菜や鉱物資源を採取して
サイド３や戦禍の傷跡が癒えぬサイド６へ供給しなくてはいけない。
俺はギコを連れて（また牛輸送船に乗せられて）ソロモンへ戻った。俺とミネバと
ギコが写っている写真を胸に抱いて・・・。

　ミネバ！お前の為に絶対平和な世の中を作るからな！

　うむ・・はっきり言ってオデッサは資源が枯渇してるし今では食物も
鉱物資源もすべて宇宙でまかなえるのだから私にとっては地上に戦略価値は
無いのだが・・・。ジャニーズが・・・剛が・・光一が・・・タッキーが・・・。
拘束されたと言うのか・・・。むむ、しかし、これを口に出して地球に下りる
ワケにはいかないな・・・。
「兄上、わかりました。ジャブロー破壊後、我が軍が地上を放置してしまったが為に
連邦が山賊同様に落ちぶれてしまい民間人を襲うようになってしまったわけです。
今一度地球侵攻作戦を行い、ジオンの統治の元に秩序を取り戻して参りましょう。」
「うむ、キシリア。頼んだぞ。地上では連邦の爆撃により難民が日々増えてるようだからな。」

さて、とりあえずは日本を制圧してジャニーズを救わねばだな。

ひいいいいいっ！ゴリラ・・・・・？
あれ、ここは・・・
「大丈夫なのバーニィ・・・」
あっ、それにアル。何でこんな所に・・・ってここは病院？
「お兄ちゃん、ガトーさんに鍛えられてたらしいんだけど、すぐここに運ばれてきた見たいなんだ。」
「もう、心配したのよ。勝手にいなくならないでよ・・・」
うわわっ！泣かないで・・・ってサイクロプス隊・・・
「女泣かしだな・・・」
「仕置きだ。」


全治一ヶ月に延びた・・・

ガトーさんとバーニィが帰ってきた……あまり心配させないでほしい。
でもいいこともあった。バーニィ専用モビルスーツがあるらしい！
ちょっとのぞいてみよう。……僕はその場に突っ伏した。……これは……ほんとにＭＳ……？
「何だ、ぼうず。こんなとこうろうろしてると危ないぞ」
あ……整備の人だ……あのＭＳはいったい……。
「あれはＭＡのザクレロを改良した奴だ。ほんとはアームがマサカリだったんだが
ビグロのに変えてみたりして、性能だけは悪くないぞ」
……これにバーニィが乗るのか……。もうちょっとかっこよくならないかな。
そうだ、前にチェイとテルコットが「男の武器はハンマーだ！」「いやドリルだ！」
とか言ってたっけ。男の武器、なんかかっこよさそうだな。
「お兄さん、このＭＡにドリルかハンマーつけません？」
……整備のお兄さんの顔が硬直した……僕は思わず謝って逃げちゃったけど、
ドリルやハンマーっていけない武器なのかな……。

その手があったか…さすがザビ家の方々と暮らしているだけはあるな
あの少年！たしかガッシャのハンマーガンやアッグのドリルは
倉庫にあったな、もう使わないだろうし長いアームで背中から取り出す
のはどうだろう？班長に相談してみよう。そうだ！アームドベースって
名付けるか！（この整備兵は戦後の巨大なＭＳ開発計画に関わることになった…

ガルっちが、新しい軍のトップになるんだってー。
キーちゃんは、地球にジャニ君達を救いに行っちゃうかもだってさ〜〜。
イセリンは暇でしゅ。キーちゃんとカラオケ行きたーい！
ガルっちと・・・・・きゃんっ（はぁと）
しかし、最近眠りが浅いんだよね〜〜〜〜・・・。
なんか、視線を感じる日があるのよ。なんでだろ？
あまりにきになるのでガルっちに相談したら、
「気のせいだよー！イセリナは心配性なんだからっ★
このサイド3の官邸内に、悪い奴は入ってこないよ♪」
って言ってた。そーかな？ま、いっか♪

今日は、網タイツ&ガーターベルト（ぱんつなし☆）で
ガルっちといざ、しょーーーーーーぶ！！

サイド３の軍艦発着所に巡洋艦並みの巨大なＭＡが係留されていた。
大出力スラスターに巨大な武器コンテナが装着された機体。
機体の右側には巨大なロングビーム抱、左にはＩフィールド発生装置、
機体下部には大型ビームサーベルを装備できる巨大マニュピレータ。
そして、機体前部中央には黄色い顔が・・・・・・。

そう、バーニィ専用機として改造？されたザクレロだった！！

大出力スラスターで、どんな機体も追いつけないスピードを発揮！（でもザクレロ）
武器コンテナの無数の武器で近づくＭＳを打ち砕き！！（でもザクレロ）
超高速と巨大ロングビーム抱で戦艦を一撃離脱で葬り去る！！！（でもザクレロ）
Ｉフィールドでどんなビームもへっちゃらさ！！！！（でもザクレロ）
巨大カニバサミとビームサーベルで敵基地すら真っ二つ！！！！！（でもザクレロ(^^; ）

さぁ、バーニィ、ザクレロ・スティメンとザクレロ・オーキス（アームドベース）で
連邦を葬り去るのだぁ〜〜〜〜〜〜！！

ｵｵﾜﾗﾀ　　　　
>>（でもザクレロ）

全治一ヶ月と診断されたのに・・・何故僕は３日で回復しているんだろう？
「いやーはっはっはっ！バーニィ殿も素晴らしい身体ですな！」
ははは・・・少佐に鍛えられましたから・・・って違うでしょ。あ、アル。
「バーニィ！ぐ、軍艦発着所に来て！」
な、なんだなんだ！？
「バーニィ殿先に帰っておりますぞ。夕飯は退院祝いでケーキですぞ。」
はぁ〜い、分かりました〜・・・


「これがバーニィ専用らしいよ！」
僕はその場で空中三回転して宇宙空間へ飛び出したくなった。
なんだこの非常識な大きさは！？専用ＭＡじゃん！
「おいおい、勘違いするなよ。中央にＭＳあるだろ？」
整備兵さん・・・あ、確かに。
「あそこに乗るんだ。脱出装置完備だ。」
いえ、撃墜されたら修理費が・・・
「大丈夫。スクラップから作ったから修理費タダさ。」
うっ・・・不吉なよかんが・・・帰ってケーキでも食うか。いこうアル。


「どうですか！？拙者の最高傑作ですぞ！」
・・・・・もうだめだ。
僕はその場でガトーさんを殴り飛ばしてしまった。随分力が付いたんだなぁ・・・

な、何だこのMAは・・・！
おい、そこの整備員、何なんだこのでかいのは!
「は、はい！バーナードワイズマン伍長専用のザクレロ・デンドロビウムですぅ・・・」
ぬぁにぃっ！バーニィ君専用のザクレロだとぉっ!?
「ひぃぃぃっ！そんなに詰め寄って胸倉つかまないでごめんなさいごめんなさい殴
らないでぇぇ〜〜〜(泣)」
はっはっは！すばらしい！まるでジオンの精神が形になったようだ！なによりこのでかさがいい!
男ならこれくらいでかいのじゃなければなあ!
バーニィ君、これで君も漢(おとこ)を上げるんだぞ!ジーク・ジオン!

かぶってるし・・・(;´Д｀)

しまった！ガトーの作ったケーキはザクレロケーキです。脱文スマソ（謎）

５０５さんへ。
後でガトーが見に行ったと言う設定ならオッケーでは？

ザザ…オーストラリア方面軍全兵士に告ぐ！ノイエン・ビッター中将だ。
つい先ほどニムバス大尉が補給に寄った際、クルスト博士の所在が
わかったこのオーストラリアにいるらしい、しかし…
弾薬の補給と一緒に奴を知らない新兵が酒を与えてしまった…
らしい…ザザ…”イフリート改を見たら近づくな！”
繰り返す”イフリート改を見たら近づくな！”ザザァー

ん？またメールが・・・ってあいつからかい。
「酒乱のニムバス・シュターゼンがそちらに向かっているという情報を得た。
ヤツはクルスト博士奪回のためにいるらしいが、新兵が間違えて酒を与えたらしい。
と言うわけでやって来たらぶちのめして任務に復帰させろ。でなければ復縁はないと思え。」
こ・・・この野郎・・・なんだ！？分かっている！イフリート改来たんだろ！？
チクショー、あのクソアマ！なめた真似しやがって！俺はグフで出る！

　ドナヒュー中尉と彼が率いる学徒兵はとても規律が取れている。取りあえず
ﾎﾜｲﾄﾃｨﾑﾎﾟ隊とか言う発言するのも恥ずかしい奴らを追い払ってから、お礼として
学徒兵達ともども野菜の行商を手伝ってくれている。彼のような人物が地球でくすぶっているのは
もったいないが、若者達を教育するためには彼のような人材が必要なのだろう。

　しかしドナヒュー中尉、またモト彼女から無理難題メールですか？いいかげん無視すりゃいいのに。
「そうすりゃいいんでしょうけどね、俺もお人よしなんすかね。ひどい目に合わされたのに」
「ふふふ・・あなた、ドナヒュー中尉は何だかんだいいながらその人のことが忘れられないのよ、きっと」
ははは！ハモン、そんなモンかもな！
「ちょっとアホが（味方機だけど）押し寄せてきているみたいなんで追っ払ってきます」
ドナヒュー中尉、なら私もお手伝いでも・・・その時、ギャロップで野菜の宅配に出ていたコズン達から
連絡が入った。
「隊長！ソナーで地下を調べたんですけど、どうも隠し施設があるようなんです！何かを
建造しているような物音がするんです！調査する必要がありそうです」
地下施設？ドナヒュー中尉！クルスト博士はオーストラリアに監禁されている可能性が高いそうですな！
行って見ましょう！

　むむ・・・確かに地下に何か反応がある。どっかに隠し扉でも無いものか・・・。
ラル隊と学徒兵君たちでしらみつぶしに調べてもらっている最中、肩を赤く塗った
ＭＳが降下してきた。あれは・・・初めて見るが『イフリート改』か！！！
「ラ・・・ラル殿！下手な敵より厄介な奴が来ました！あのＭＳのパイロットは酒乱です！！」
え？ドナヒュー中尉、それはどういう・・・ってドッカーン！！わー！市街地で発砲しだした！
「ｱﾋｬﾋｬﾋｬﾋｬ!!!仕事が何だってんだよぉ!!!やってられねえぞｺﾞﾙｱ!!!」
わー！！ハモン！民間人をカーゴに避難させるんだ！！！ひー！！またミサイルが！！！
「ラル殿！私があの馬鹿を取り押さえます！学徒兵達も避難させてください！！！」
ド・・ドナヒュー中尉！！危険です！キチガイにＭＳ・・・あー！！地面に穴が！！・・穴？？？
イフリート改が地面に開けた穴に階段が？？？ラル隊！中に潜入だ！

　博士ー！クルスト博士はいらっしゃいませんか！ドカーン！！！うう、上ではまだドンパチが・・。
この地下施設にもホコリが大量に待っている・・。博士ーーーー！
「ううう、ここです、ゲホゲホ！！！」
クルスト博士ですね！ランバ・ラルです。お救いに参りました！さあ、行きましょう！奥様も救助したと
言う報告が入りました！
「ｺﾞﾙｱ!!!そいつは死ぬまでこき使う予定なんだ！勝手に逝かせるんじゃねえ！」
ﾎﾜｲﾄﾃｨﾑﾎﾟ隊！！！性懲りも無く悪さを繰り返すか！今日は全滅させてやるからな！！
「ラ・・・ラル殿・・・本当に恐ろしいのはあいつらではなく・・・私は完成させてしまったんです・・。
脅されていたとは言え恐ろしい・・・殺人兵器を！！！！」
博士、それは一体！！！！ゾゴーーーーン！！！！わぁ！！！まだＭＳが・・・青い・・ＭＳ？？
「・・・・・。」
あぎゃーーーー！無口のヒッキーが操縦してるのか！！！！かなりやばい！！！

　とりあえずワシも蒼ドムで・・ってうわーーー！敵味方関係なく集中砲火！
うげええ！！！ギャロップまでたどり着かないとＭＳが・・ドカーン！ひぃぃぃぃ！
「ラル殿〜〜！！！イフリート改をタコ殴りにしたらニムパスがショックで
正気に戻りました〜〜！でもイフリートは大破です〜！ニムパスは外に落っこちました。」
「あいててて・・・俺またやっちゃったか・・・。あれ？何で街がボロボロなの？」
おめえがやったんだ馬鹿！ひぃぃぃぃ！ﾎﾜｲﾄﾃｨﾑﾎﾟ隊とあのＭＳ・・博士、『ブルーディスティニー』ですね？
ドナヒュー中尉のグフだけでは・・・ああギャロップまでたどり着ければ・・・。
ズドーン！！！もうダメか！！！あれ？ﾎﾜｲﾄﾃｨﾑﾎﾟ隊が吹き飛んだ。誰だ？？？
「貴様らか！我ら”ホワイト・ディンゴ”隊の名を騙りオーストラリアで略奪・誘拐を繰り返してたのは！
私が本物のホワイト・ディンゴ隊隊長、マスター・Ｐ・レイヤーだ！！貴様ら許さん！」

　なんと！連邦内で部隊の名を騙って悪事を働いていたと言うのか？腐れ連邦が！
「連邦内で不祥事が行われていると言う噂は聞いていたが・・・我らの部隊の名を
汚すとは許さん！取り押さえてレビル将軍の前に突き出してやる！レオン！マイク！行くぞ！」
おお！こっちの隊長も七三分けだがカッコいいぞ！
「ばれちまったらしょうがねえなあ！ユウ・カジマ！ＷＢに戻れ！退却するぞｺﾞﾙｱ!!!
禿げ野郎！俺達はテメエとまともにやりあうほど馬鹿じゃねえんだよぉｷﾞｺﾊﾊ！」
「・・・・・。」「ははは！将軍にチクったって証拠は何も残してねえんだ！せいぜい悔しがれｺﾞﾙｱ！」
ううう汚い奴ら！地面を突き破って木馬が！ﾎﾜｲﾄﾃｨﾑﾎﾟ隊とブルーディスティニーが木馬に入って
退却していった。

　なんと！連邦内で部隊の名を騙って悪事を働いていたと言うのか？腐れ連邦が！
「連邦内で不祥事が行われていると言う噂は聞いていたが・・・我らの部隊の名を
汚すとは許さん！取り押さえてレビル将軍の前に突き出してやる！レオン！マイク！行くぞ！」
おお！こっちの隊長も七三分けだがカッコいいぞ！
「ばれちまったらしょうがねえなあ！ユウ・カジマ！ＷＢに戻れ！退却するぞｺﾞﾙｱ!!!
禿げ野郎！俺達はテメエとまともにやりあうほど馬鹿じゃねえんだよぉｷﾞｺﾊﾊ！」
「・・・・・。」「ははは！将軍にチクったって証拠は何も残してねえんだ！せいぜい悔しがれｺﾞﾙｱ！」
ううう汚い奴ら！地面を突き破って木馬が！ﾎﾜｲﾄﾃｨﾑﾎﾟ隊とブルーディスティニーが木馬に入って
退却していった。

「私はジオンの肩を持つわけではないが連邦内の不正を許すわけには行かない。
内偵を進めながらオーストラリアの治安を維持していくつもりだ。」
「私も学徒兵達を預かる身だ。無用な戦闘は避けたい。レイヤー中尉。しばし休戦だな。」
七三分け同士で握手がかわされた。連邦内にもマジメに任務についている人はいるのだな。
・・・・それにひきかえこの酒乱！あやうく俺は死ぬとこだったぞニムパス！
「いや、博士も救助できたし、どさくさにまぎれてブルーを一機ちょろまかしてきたし・・・
ラル殿、結果オーライって事で・・・ダメ？」
知るか馬鹿！それよりきちんと博士を本国のギレン総帥の下まで送り届けるのだぞ！酒は飲むなよ！
あれ？ドナヒュー中尉、また携帯を地面に叩きつけて・・・どうしました？
『とりあえずオーストラリアの治安を取り戻すことができて結構なことだ。お前にしてはよくやったな。
まあ復縁について少しは考えてやるとする　マヤ・コイズミ』
・・・あの、ワシらしばらく地上で野菜行商してますから・・・やなことあったら呼んでくださいね。
ああよかった。ワシは悪い女にひっかからなくて。なあハモン(笑)

それいけ！ランバ・ラル隊外伝コロニーの落ちた地で戦慄のブルー�Xで
二重カキコになってしまいました。逝ってまいります・・・・・。

　あうううう・・・。ジオンの祭典に出席したってだけで事務所のみんなが
連邦に拘束されてしまった。社長も先輩達も無事かなぁ・・・。
「ｱﾋｬﾋｬﾋｬ!!!お前らは明日から連邦高官たちの肉奴隷だ！女性将校の相手も
してもらうからなｺﾞﾙｱ！！！」
嫌だぁぁぁ！！！脂ぎったおっさんやおばちゃんのオモチャにされるなんてぇ！！
あれ、窓から見える東京湾に大艦隊が・・・・ジオンの？？？？

「私はジオン地球進行軍総司令キシリア・ザビである。すでに日本内の連邦軍事施設は
すべて制圧した。今から３０分以内にすべての民間人を釈放し投降せよ。」

　おお！助かったぞぉ！あ！社長も釈放された！
「剛も光一もみんな無事だったか！ところでキシリア少将が『お礼はいいから武道館で
私だけのコンサートを開いてくれ。極秘裏にな』と言っているのでとりあえずリハだ。」
ありゃ？まあいいか。助かったから。でも社長、地球も危ないから戦争が終わるまで
俺らも宇宙で活動しますか！なんつったりして！

　キシリアが地球に降下したが、あっという間に日本を制圧してしまったらしい・・。
その後オデッサに向かい、枯渇寸前の炭鉱で強制労働されていたサイド６の民間人を
解放したのだが、その中にもアル少年の両親と友人らしき人物は見つからなかったらしい・・。
・・・まさか？苛酷な労働の末に？？？・・・いや、連邦の労働所は地上のほかにルナツーにも
ある・・・。アル少年を絶望させないためにもこのことは黙っていよう。

　今日、僕はすごいショックなことを聞いてしまった。ギレンさんと
デラーズさんの話を立ち聞きしてしまったんだ・・・。

『ギレン総帥、ではアル少年の両親も友人も・・・。』
『最悪の事態は予想したくないが・・・シベリアやルナツーで
　長く働かされていたら体力が持たない・・・いまいましい連邦め！』

・・・なんてことだ！・・・みんな・・お腹すかせてるのかな・・・。
僕もバーニィに連れられて逃げることができたからここでお腹をすかせる
こともないけど・・・でもみんなは・・・。ダメだ！泣いちゃいけない！
僕は裏庭で必死に涙をこらえたんだ。・・・いつのまにか横にガトーさんが
座っていた。
「アル、こんな時は泣いてもいいのだ。私もあの日、デラーズ閣下の背中で
一度だけ大泣きしたのだ・・・。瓦礫の中１人取り残され、両親を失ったところを
閣下に助けられて、安心したのと両親がもう居ない、という事実でな・・・。」
そうか、ガトーさんの両親はもう・・・。うぅぅ、ごめんねガトーさん！

　僕はガトーさんの大きくて暖かい背中にしがみつき、思いっきり泣いた。

　お？ニムパス殿からメール来てるよ。
「ジョニー君へ。クルスト博士を助けたのはいいんだけど・・・元の部隊
戻りたくないんだよなぁ・・・。花見で一回酔っ払っただけなのに、噂が
尾ひれ背びれついて、いつのまにか上司を撲殺したことになってるんだよぉ（涙）」
いや、君は間違い無く酒乱だ。撲殺はしてないが上司はあごの骨を折って
しまったんだろうが！でも酒飲まなきゃいい奴なんだよなぁ。よしメール返すか。
「ニムパス君へ　ガルマ様の新設部隊がまだ人手不足なんだよね。連邦のＥＡＸＭ搭載型
かっぱらってきたんだったら、それ持ち込んで官邸にくれば雇ってもらえるよ。俺も
頼んでやるからさ。しかし、戦闘時以外は牛の世話をするんだぞ。酒も控えろよ！　ジョニー」

　さて、ギレン総帥とガルマ様に隊員３号について頼んでくるか。万一あいつが泥酔しても
北極熊と相打ちの勝負をしたガトー殿がいれば押さえてくれるだろうし。あ、バーニィ君を
からまれ役にするのもいいな。俺は逃げるけど。

>>511-517それいけ！ランバ・ラル隊おもろかった・・・。

隊員3号が志願してきた。うわ！ガンダム乗ってるよこいつ。
「はっはっはっ、このジオンの騎士ニムバスとブルーさえあれば連邦なぞ恐れるに足らずですぞ！」
ふ〜ん騎士なんだ。じゃ、家系図見せてよ。マツナガんちはサムライだそうだけどなんか凄い長い家系図見せてもらったよ。
「え！？いや、あの、その....、そういうのは持ってないんですが....」
そうなの？じゃお父さんは何やってた人？やっぱ軍人？
「いえ、市役所の戸籍係です.....」
お祖父さんは？
「会社員です.....」
もしかして騎士って君が勝手に名乗ってるだけ？
「．．．．．．．．」
あ、凄く凹んでしまった。体育座りしてなんかブツブツ言ってる。
さすがに気の毒になったので、まぁ君の働き次第じゃ「ザビ家の騎士」にしてあげるから、
と言うといきなり立ち直って「このニムバス粉骨砕身、身命を賭して勤めます！」とか言って
張り切っている。なんかガトーとちょっとキャラかぶってるな。
考課表には「酒飲ましちゃダメ！ゼッタイ！」と書いてある。飲み会には呼ばないことにする。
あとガンダムはさすがにマズイので技術将校に頭をすげ替えるよう指示しておいた。

死ぬほどワラタ

ジョニーはニムバスが暴れてもガトーが何とかしてくれる、と思ってるようだが
彼はギレン兄さんの親衛隊だから僕らがア・バオア・クーに行ったらお別れなんだよ。
ところでニムバスに僕の軍はどんな名前がいい？と聞くと『愛国騎士団』と即座に答えた。
士官学校の頃愛読してた小説にそういう右翼団体が出てきたなぁ。
なんか面倒になったから参謀Aが言ってた『戦略防衛軍』とか言うのでいいかなぁ。
インパクトは無いけどア･バオア･クーと月のラインで防衛線を張るのが任務だとかギレン兄さんが
言ってた気もするしこれでいいや。第一『キングスライム軍』のままじゃ志願者が増えないよ。

例のザクレロを慣らしている。とりあえず武器とかの扱いは覚えないと・・・
えーと、コレがドリルか・・・（うぃ〜〜〜ん）
あの岩石に使ってみよう。（どがーん）
わっ！砕けた！いいな〜、最初は文句言ってたけど専用機だし使ってやるかぁ。
え？通信？あ、整備兵さん。
「すぐ戻ってきてくれ。そいつに改造を加えたい。」
ああ、はいはい。すぐ戻ります。


「これにのって。」
ええ、改造じゃないんですか？
「いや、これをザクレロの部分に取り付けるんだ。さすがにださいだろう。」
ええ、でもコレ前に見かけましたよ？ガンダムとか・・・
「いやなに、これニムバスさんの機体なんだけどさ、メカだけ残してフレーム廃棄処分なんだ。」
ああ、だから。じゃあ適当にお願いします。

ふぅ、よく死なないで帰ってこれたものだ…ギレン総帥から
労いのお言葉を頂くと共に、次の研究所勤務を告げられた、
何でもキシリア様に無理言って地球行きを命じたので、その代償に
キシリア様直属の「フラナガン機関」が人手不足なのでの技術指導
に行って欲しいとの事だ、…フ、フフフ次は何を作ろうかな…
（やっぱりマッドサイエンティスト

ザクレロもテンドロビゥムも元々は、拠点防衛用だったような気がする。
有る意味、親衛隊にはぴったりの機体かも・・・・・。
この機体で活躍したらバーニィの通り名は、「黄色い顔デカ」になるのかな？(^^;

いや、むしろ「ザビ家の鬼瓦」。

我が軍は地球で思っていたより鉱物資源を集められたって話だ。
最近資材が潤っている。グラナダでは何でも有名な博士が帰ってきた
とかでやたらとＭＡの開発が（異様に）進んでいるらしい。
おっと、ザクレロ（？）の改造がもう少しで終わるぞ。パイロットをのせて
最終調整だ！

>「ザビ家の鬼瓦」
オオワラタ。
鬼瓦＝守神、ザクレロ＆テンドロビゥム＝拠点防衛用ＭＡ、バーニィ＝ザビ家の親衛隊
もう、ピッタリやん。(^^;

「班長、あの機体、スゴイ加速です！！ ７５０、７６０・・・８００突破！！」
うーん、通常の３０倍のスピードだなぁ。
「あの、班長、あんな加速してたらパイロットが潰れちゃうんぢゃ・・・・・」
な、ヤベェッ、バーナード伍長、応答しろ、バーナード伍長！！
「はい、なんでしょう？」
おや？、そのＧでなんで、そんな普通の声なんだ？・・・おい、映像は？
・・・・・って、ぶぁはははは！！

（大爆笑に包まれるスタッフ達、Ｇにより、バーニィの顔の表面が歪み、ザクレロや
鬼瓦のような表情になっていたのだ！！！）

「なんで、笑うんです、酷いなぁ」
いや、だってその顔・・・・・・・と、ちょっとまてい、何で平然としてるんだ！！
今のＧじゃ、人間は生きてられないハズなんだが ・・・・・。
うーん、バケモン（ガトー）の弟子はバケモンってことか？
まぁ、この機体はバーナード伍長専用で決まりだな。

ってゆーか他の人間には乗れねーよ、こんなもん！！(^^;

なあ、師匠のガトーにもさ、
こんくらいスピードがでて同じくらいの武装ついてるＭＡつくってみねえ？
（この同僚、後にアクシズに渡ってノイエ・ジールを開発する）

♪俺はザビ家の鬼瓦〜　同じお前も鬼瓦〜
　どうせ二人はこの土地じゃ〜　バケモノ扱い鬼瓦・・・
仲良くしようぜ、相棒。　

バーニィ専用鬼瓦……じゃなくてザクレロの調整で、バーニィは忙しい。
僕としてはザクらしさを残すために肩にトゲとかカラーリングを緑にするとか
してほしいけど、これ以上は整備兵さんたちも大変みたいだし。
「男のＭＳにはもえるデコが必要！」というのを民明書房ってところから出てる本で
読んだことあるけど、目立たないところに入れたら怒られるかな？
それに「もえる」ってどういう意味なんだろ。熱いって意味なのかな。
……バーニィがガルマさんたちと一緒にア・バオア・クーに
行く前に、こっそり書いちゃおう。何を書こうかな。

今日からアルテイシアの目を離れて、しばらくサイド６に行ってくる。
ガルマには戦略上の偵察の様なものだと行っておけばＯＫだろう。
実際は優秀な人材を迎えに行くのだが、（手元の写真を見て）
ララァたん…ﾊｧﾊｧ(；´Д｀)
ゲルググを積み込んで、よし発進だ！

わ、このおじさんすごいな。
いま、民明書房の本読んでて、ジョニー･ライデン少佐と同じ名前の人
が出てくるんだけど、おでこになんか難しい字が書かれてるんだよ。
えっと、｢大往生｣ってかかれてるんだけど、辞書によると｢だいおうじょう｣
って読むらしいよ。早速整備員のおじさんにお願いしてバーニィのザクレロに
も書いてもらおう。

おじさーん、お願いがあるんだけど。
｢え？ザクレロの額に文字？別にいいけど、なんて書くんだい？｣
えっと、だい･･･あれ、だい･･･じょう？だい、なんとか、じょうなんだけど･･･。
｢だいなんとかじょう？ああ、はいはい、わかった。書いとくよ｣
おじさん、ありがとー。よろしくねー。
｢おう、まかせとけ。さて、はじめるか。えっと、だいなんとかじょう、どう
考えても『大吟醸』だよな･･･｣

最近ソロモン付近で未確認飛行物体が確認されているらしい。
なぜらしいというのかは、司令室まで野菜だらけになりメインモニターがいかれてしまったのだ。
ん？また反応か。モニターに表示しろ。野菜で？わかっておる。
牛をつれてきて食わせろ。


「ぶひゃひゃひゃひゃひゃ！！！」
な、何だこの機体は！？ザクレロの頭に・・・えーと・・・
識別コード！・・・なに！？ザクレロ・デンドロビウム！？
真っ黄色と言うのは何事だ！？しかも大吟醸って額に書いてあるし・・・
ええい、通信回線を開け！


「だーーーーーーー！」
その瞬間我々はずっこけた。目の前にはぺちゃんこになった兵士の顔が写っていたからだ。
「あの〜・・・何のようですか？」
うぬっ！ソロモン宙域を無断で飛行するな！
「あれ？もうソロモンの方まで・・・すいません。すぐ戻ります。」
か、帰っていったか・・・いったい何だったのだ？
今度兄貴に問い合わせてみよう。

最近、ミネバ様の様子がオカシイと思っていたら、どうもアル君の
お兄さんのような存在のバーナード君が気になるらしい。
まぁ、男の子も女の子も、一度は、友達の兄や姉に憧れを感じるものだ。
淡い恋心というのは、見ていて微笑ましい・・・・・・ってゼナ様、
なんですか、そのハンマーは。
私は微笑ましくて見ていただけですってば、えっ、やらしい目って
そんな・・・ヒッヒィ〜〜〜〜〜〜〜！！

ホワイトディンゴ隊が電波だったらどうしようと思ったけど、
良識のあるキャラ設定でよかった。相変わらずヴィッシュは
苦労しているみたいだけど。
ユウの無口な引きこもりはマッチしすぎ。あれ以上の設定は
ないと思った。

　というわけで未確認飛行物体のことを兄貴に問い合わせてみた。
「あ、あれはな、廃棄するはずだったザクレロを改造した『ザクレロ・テンドロビウム』だ。
整備兵達が張り切ってチューニングしたもんだからすごいスペックになってしまったのだ。」
ちょっとまて兄貴〜！前に『ピグザムの腕』を廃案にしといてあれはねえだろ！
俺らが野菜作ったり小惑星で炭鉱掘ったりした金で何作ってんじゃい！
「そうか？あの『ザクレロ・テンドロビウム』はすべて廃品で作ったからヤンキーの改造車程度の
予算しかかかってないぞ。ほら明細。」
・・・・ヤンキーの改造車どころか軽自動車の車検並の値段だな・・・。
よし！マツナガ！こっちも独自の技術でピグザムをチューンするぞ！
ソロモン整備兵！本国の整備兵に負けるな！低価格ですごい改造をするのだ！

　よいしょっ！よいしょっ！最近かなり忙しいぞ〜！急にＭＳやＭＡの生産量と
技術がアップして本国やグラナダにたくさん資源を送らなければ行けなくなった。
ドズル閣下自ら鉱物を採取しにいらっしゃる時もあるくらいだ。でも頭にライト付き
ヘルメットに作業服のドズル閣下って結構ハマリすぎなんだけど。

　こら！ソロモン整備兵！ピグザムのスピードをザクレロ・テンドロビウムの３００倍に上げろ！
え？Ｇで体がもたない？俺を誰だと思っているのだ。毎日真空中での乾布摩擦をかかさず３０分間
行っているし炭鉱を掘るときもツルハシなど使わず、正拳づきで岩を砕く！
この俺の体力に合わせてカスタマイズするのだ！

　北極熊と相打ちになってから、北極熊と心を通じて友情を交わすことが
できた。さすが北国の漢だ。今日はミネバ様をお連れして北極熊に会いに来たのだ。
「しろくまさんだぁ〜！あたまなでさせてくれるよ〜！」
ミネバ様もお喜びになっている。ミネバ様、ジャングルエリアに行って副ボスゴリラにも
会って来ましょう。おみやげにバナナをくれますよ！
「・・・！ガトーおじちゃん！たいへん！ごりらさんがたおれてる！」
副ボスゴリラ！どうしたのだ！しっかりしろ！！！誰にやられた
「ｺﾞｯﾎｺﾞｯﾎｺﾞﾎﾎﾎ･･･（訳：兄貴、ざまぁねえぜ。アナコンダにやられた・・・）」
なんと！ジャングルにまだ無法者がさまよっているというのか！
副ボスゴリラ、すぐに病院に運んでやるぞ！
「ガトーおじちゃん！ミネバがごりらさんをおいしゃさんにつれていくよ！」
ミネバ様！私はジャングルの秩序回復のため、アナコンダを素手で調教してまいります！

　またサファリコロニーから急患？常連のガトーさんかしら？
患者名は「副ボスゴリラ」？ちょっと！ここは動物病院じゃないわよ！
・・・あ・・・あなた様はミネバ様・・・・。
「おねがいかんごふさん、ゴリラさんをなおしてあげて！おいしゃさんよんで！」
わ・・わかりました・・・。ガトーさんも類人猿みたいなものだからどうにかなる
かしら・・・・。

スレをまとめ読みしたけど・・・ダメだ、笑いすぎてマジで腹痛え（藁

　ホント忙しいぞ〜！ニムパス殿の『ブルー・ディスティニー』を塗装しなおさなきゃ
いけないし、ジョニー殿も
「俺だって基礎体力あるんだぜ〜！チューニングよろしくね！」
と目の前でリンゴを素手で握りつぶして去って行った。クルスト博士もＮＴ専用ＭＳと
ガトー殿専用ＴＴ（天然タイプ）システムの開発のため本国とグラナダを行ったり来たりの
忙しさ！でもこの忙しさは技術者冥利に限るってもんだな！

・・・そう言えば、シャア大佐が連れてきた（なんでもマンションを借りてやっているらしい）
ララァちゃんって女の子、ａｉｋｏをくちずさんでたな。『カブトムシ』型のＭＡでも
作ってあげようかな。（この整備兵は後にグラナダへ転勤し、”エルメス”の製造にかかわることになる）

鉱夫と共に汗を流しておられたお陰か、ドズル閣下の体型もすっかり
以前のような筋肉質に戻られた。しかし、お互い鉱夫の格好様になって
ますな。

ガトー達のおかげで先のソロモン戦では怪我人がほとんど出ないという
素晴らしい勝ち軍だった。俺も左手の指を突き指しただけだった。
今は平和なソロモンで輸送船の荷卸しなどを（ビグロで）手伝っている。
ん！これはドズル中将どうなされた？そんなに怖い顔をしなくても、
「うるさい！誰も怒ってたりせんわ！」…お怒りになってるよな…
えっ？ビグロの腕をよこせですと？
「お前はグラナダの工廠で新型もらってきてもかまわん、今必要なのだ！」
ご命令とあらばこのビグロ喜んでお渡しいたします！
（今度もＭＡがいいな、できたら赤い奴が欲しい…）

　マツナガも屯田兵と炭鉱夫の両立ですっかり太った体が引き締まったもんだ。
さ、今日も掘り進むぞオラァ！＞素手

　やってきたぞ！グラナダの軍事工場。すいません、ドズル閣下の書面です。
好きなＭＡもらってくよ。何もらっていこうかな・・・。この作りかけの
ＭＡもらってくよ。できてない部分はソロモンで自分で作るから。

　名前は決めてあるのだ！『ヴァル・ヴァロ』って名づけよう。地球で勤務
してた時食ったカニがうまかったからちょっと形似せようかな・・・。
む？部品がいっぱい落ちてる・・・。これもらっていっていいっすか？
ドズル閣下が廃品拾って来いって言ってたから。

ＮＴ専用の新型精神波反応機とＴＴ専用（笑）のシステムをようやく
形にすることがきた…っておい！ここにあったカニバサミのイカス
ＭＡはどうした？ＴＴ専用のシステムの試作ヘッドだったんだぞ！
あれは天然愛国ジオン軍人にしか扱えないのだぞ！
作業員「えっ！？ケリィ大尉が普通に乗ってソロモンにかえっちゃいましたが。」
後で聞くところによるとケリィ大尉はガトー殿の親友らしい…類友か…
まあ仕方がないこの”とんがり帽子”から仕上げるか。おいサイド3からきた
元整備兵、今度は設計も任せてるんだから頑張れよ！

フッ、ようやく私のブルーが帰ってきたヘッドや盾は次期主力からはずれた
”ギャン”というＭＳの部品らしい。何でも騎士にふさわしいＭＳだったそうだ。
うーむ、祝いに一杯！…なんだライデン殿そんな引きつった顔して、
こんなシャンパンの一杯くらい、・・ﾋﾋﾋ、ｱｰﾋｬﾋｬなんか早速テストと
いくか〜！
（すばやくゲルググに飛び乗るジョニー。しかしガトーはサファリだ！
大ピンチ！）
ジョニー　「まっ、やるしかないな！（汗）」

　ジョーニー殿もさすが『真紅の稲妻』と呼ばれるだけある。泥酔し
ＥＸＡＭシステムとシンクロし化物と化したニムバス機をコックピット
膝蹴り一撃で沈めてきた。さすがスピードアップしただけあるよ！
しかしブルーは、また修理か・・・。

・・ども、ガイアです
ジョニーとかマクベとかが宇宙にあがっちまったし
ラル隊が野菜の行商をしている都合上
黒い三連星だけであのドキュソ木馬の相手をさせられております

ふぅ・・なんか宇宙は楽しそうだなぁ・・
マッシュ、オルテガそろそろ時間だ、いくぞ・・・・

今日は木馬の侵攻先に黒板消しをしかけるぞ

ガトーが帰ってきた・・・が、全身傷だらけとはどういうことだ？
「は、はぁ・・・例のアナコンダがメチャクチャ強くて・・・」
だから、本国が襲われたらどうする気だ？お前ぐらいしか戦えるやつはいないのだぞ？
「はっ！お褒めいただきありがとうございます。」
・・・うむ。それから、ドズル達が鉱山資源を採掘しているらしい。
偵察ついでに手伝ってこい。
「はっ！アナベル・ガトー、任務に就きます！」
そう言ってヤツは飛び出していった・・・しかし私の部屋に体当たりをかけていくな・・・
がんだりうむ合金とやらでもひびが入ってしまったぞ！

このＭＡは未完成ながらかなりの性能を持っているらしい。
ソロモンに帰ったらコツコツ組みあげるとしよう♪
それにもの凄く自分がジオン軍人であることに誇りを感じるぞ〜！

キュピーン！！

見えるぞ！サイド７宙域にジオンの志を曲げようとする影
がある！ザンジバル？女？ゴーグルつけた変な男が見える！
ん！？後ろからはジオンの精神の固まりみたいな男が来る！コレは
ガトーか！

　いてててて。打撲とついでにやった健康診断で肝臓を少し悪くしてるのが
わかり、一週間ほど入院する羽目になってしまった。止めるならもっと手加減してくれ
ジョニー君。
「官邸内でライフルぶっ放そうとしたお前が悪い。敵だったらビーム薙刀で８分割にしてやったとこだぞ。
ミネバ様にケガでもさせようものなら次の転勤先はシーマ艦隊くらいしかないぞ。」
ミネバ様もバナナを持ってお見舞いに来てくれた。何でバナナ？
「ｺﾞﾎﾎｺﾞﾎｺﾞﾎ。（訳：おう！お隣さん、ミネバちゃんからの見舞いの品だ。一緒に食おうぜ！）」
どうして隣のベットでゴリラが寝てるんだよ！
「ニムバスおじちゃん、バナナはぼすごりらさんのだいこうぶつなの！いっしょにたべて！」
はぁ。ミネバ様がおっしゃるなら。うう、（自称）ザビ家の騎士も酒乱で肝臓障害のレッテルを
貼られては面目が無い。酒は飲んでも飲まれるな・・だな。（何回同じ事を誓ったことか）

Ｔ-ＴＹＰＥ・・・それはたぐいまれな天然・単細胞・体力さを持つ人物である。
私はこのＴ-ＴＹＰＥ専用のシステムを開発するようギレン総帥から勅命を
うけた。

天然過ぎるほどのまっすぐな愛国心、恐れを知らぬ単細胞、システムの強化により
生じる人体への負荷をものともしない体力、これらがなくてはこのシステムは作動しない。
私はこのＴ-ＴＹＰＥ専用システムをミッキーゲルググに搭載し、Ｎ-ＴＹＰＥ専用システムを
組み込んだ機体と共にジオン公国の最終兵器として開発を進めて行くとことする。

　前を行くカニ型ＭＡ・・・おお！ケリィか！ものすごいＭＡを手に入れたものだな！
さすがジオンの漢だ！
「やはりミッキーゲルググ・・・ガトー！元気だったか？お前こそミネバ様の
ＭＳをお預かりする身にふさわしい活躍ぶりじゃないか！」
堅苦しい挨拶は抜きだ！ドズル閣下はお元気か？
「元気も元気、素手で鉱山の岩盤を打ち砕き鉱夫の仕事をしていらっしゃられる」
なんと素晴らしい。体がうずうずして来た。よしケリィ！鉱山のある小惑星へ直行だ！

ふう・・・あらかた掘り進んだか・・・司令部から？
なに！？謎の機体が接近中！？迎撃しろ！
なんだと！？迎撃できない程のスピード！？ならなんとかし・・・
ぎゃーーーーーーーーーーーーーーーー！！！（ずがーーーーーーん！！！）


ガトー・・・何のつもりだ？
「え・・・えーと・・・」
何のつもりだ？
「閣下のお手伝いをするために・・・」
・・・・・ケリィ、お前は？
「グラナダから受け取った機体を報告しに・・・」
・・・・・司令室か？ビグザムでこの小惑星を狙撃しろ。かまわん。もう資源は見あたらん。
おい、ガトー、ケリィ。私は少し休む。ここを掘っていろ。
ゲルググとカニは持って帰る。採掘兵。すぐ帰るぞ。


私がソロモンに帰還した直後、小惑星は塵と消えた。

「閣下〜冗談が過ぎますぞー！」
やはり殺しても死なない奴らだ。ガトーとケリィは宇宙遊泳でソロモンへ
帰ってきた。
「閣下、本国から持ってきたミネバ様の写真まで灰にするところでしたぞ！」
な、何？それを早く言わんか！見せてくれ！
「サファリコロニーで副ボスゴリラと仲良くなりまして、２ＳＨＯＴの写真です」

・・・ガトーが差し出した写真は、ミネバと俺の２ＳＨＯＴ写真だった・・・。
俺がガトーをノーマルスーツ無しで真空中に投げ飛ばしてやったのは言うまでも無い。

ガトー　「危ないところだった！閣下たちがいなくてよかった！」
ケリィ　「まったくだ！このようなマネをするのは一体？そうだ
　　　　　ガトー、ザンジバルで女指揮官の艦隊を知っているか？」
ガトー　「それならシーマ艦隊だろうリリー・マルレーンはザンジバル
　　　　　級だ。それが？」
ケリィ　「先ほど感じたのだ！ジオンの志を汚すものを！」
ガトー　「この攻撃も？」
ケリィ　「おそらく…。」
ガトー　「シーマめ！」
二人とも補修テープでつぎはぎだらけのノーマルスーツでソロモンを目指していた！

ごめん564は飛ばしてくれ！上が優先！

未だにガルマ様の部隊は人数が集まらない・・・
あ、ミネバ様。
「あ、あのう・・・これ、おにいちゃんに・・・」
・・・コスモスの花？いや〜、ザビ家の人から花を貰うなんて・・・
ありがとう。飾っておくよ。え、質問・・・？
「ね、ねぇ。おにいちゃんは・・・クリスおねえちゃんのことをどうおもってるの？」
え？それは・・・好きだよ。愛している。結婚して欲しいと思ってる。
「そ、そうなの・・・」
あ、コレはクリスには内緒だよ？じゃあね。

　キシリア少将に救助されてから、俺たちは戦災地慰問団としてキシリア少将の
艦隊と同行している。なんかすっげーメシも豪華だし艦内に与えられた部屋も
最高級の部屋だし、リハーサル用の部屋までもらっちゃったし超ＶＩＰ待遇なんだけど・・。
社長の話だとキシリア少将は
「慰問ももちろんですが私は文化的に優れたものに投資は惜しまない主義です」
と言ってたらしい。すごい器だなあ！俺たちも毎日忙しいけど、念願のワールドツアーが
タダでできるんだもんな！がんばるぞ！さ、城島リーダー、音合わせしましょ！

はぁ・・・バーニィ、出来れば戦争へ行かないで・・・
あら？ミネバ様・・・走ってる？
「うえええええん！おにいちゃんがおねえちゃんをあいしているだなんて！」
・・・それってもしかして・・・？ううん、考え過ぎよね・・・あら、立ち止まった・・・って！
きゃー！石投げないでよー！痛い痛い！
「う、うええええん・・・・」
は、走り去って行っちゃった・・・何があったのかしら？

　シャアが新しい女の子をスカウトしてきた。名前は『ララァちゃん』。写真を見たら、なんとガングロギャル！
シャアも僕とタイプは違えどもギャル系好みだったのか・・・。でも僕はあゆ系イセリナたん
が一番だけどね！『イセリナたんの手前、若い女の子は官邸に住み込ませることはできないよ！』
って言ったんだけど（注：クリスは政治亡命扱いなので官邸にて保護されている）なんか、
『自腹でマンション借りてやったからいい』とか言っててさ。へんなの！

>>568
ミネバたん可愛い

　うう、ミネバ様が木陰で泣いていらっしゃる。様子から察すると、バーニィ君と
クリス嬢が恋仲であることを察してしまったらしい・・・。あ、イセリナ様、
ちょうどいいところに！かくかくしかじかと言うわけで女性としてのご意見をぜひ！
「・・ふ〜ん。そりゃ、ミネバちゃんにはショックだったろうけどさ、バーニィ君は
”取られたくないおにいちゃん”って感じだと思うんだよね。」
ふむふむ、そのようなものですかな・・・・。
「あたしが察するにさっ！ミネバちゃんの本当の王子様は別にいると思うよ！」
むむ！それは一体・・・？
「デラっちもよく知ってる人だってば♪ミネバちゃんのパパやたくさんの人を助けるために
悪い奴らをやっつけて、小さなミネバちゃんにとっては王子様・・・いや、ヒーローかもね。
かなり天然だけど優しくて逞しくて強い人！今ごろソロモンで元気に鉱山掘ってんだろうけどさ♪」

・・・・・それはそれでかなり複雑な気持ちだ・・・・・。
ミネバ様、お年頃になったら花婿はぜひ慎重に選んでくだされ・・・。

>>571
＞かなり天然だけど優しくて逞しくて強い人！今ごろソロモンで元気に鉱山掘ってんだろうけどさ♪
ってだれ？
ミネバの王子様ってタクナ・S・アンダースンじゃないの？

>>572
まあまあ、無粋なことは言いなさんなって

　ミネバ様は泣きつかれて眠ってしまったようだ。ミネバ様、お部屋に入りましょう。
お風邪をお召しになられてはいけませんゆえに。爺の背中におんぶなさりませ。
「うん・・・・。」
ミネバ様、まだまだ小さいですのう。こうしていると、あの日ガトーを保護した時を思い出す。
「ねえデラーズおじちゃん、ガトーおじちゃんこんどはいつかえってくるのかなぁ？」
今度のお仕事はお父様のお仕事を手伝いで小惑星群の鉱山掘りを手伝うだけですからね。
長くはかかりませぬよ。・・・ミネバ様はガトーが好きですのかな？
「うん！だいすきだよ！だってパパをいつもたすけてくれてるし、こまっているひとを
たすけるためにがんばってるんだもん！・・・ミネバにおはなをたくさんとってきてくれたし。」
・・・ガトーは幸せ者だな。お姫様のヒーローになったのだからな・・・。

>>572
ジュドー説は？

>>573激しく同意。ミネバ様の年齢設定も変えてあるし読んでて単純に
面白いんだからいいと思われ。

と言うわけで本編に戻ります。

>>575
さすがに、それは却下しておきたい。

　さて、次の小惑星で資源発掘開始だ。正拳づきでおりゃぁ！（ぐわしゃ！）
「ふふふ！ガトー、やるようになったな。だが俺も負けてはおらんぞ？とりゃあ！（ずどどど！）」
さすが閣下！しかし私も伊達にジャングルで鍛えてはいませんゆえに。オラオラオラァ！
「俺も真空内の乾布摩擦は毎日かかさんぞ。あたたたたたたたぁ！」

　Ｔ-ＴＹＰＥ同士の一日はこうして過ぎていくのであった。

ミネバちゃんの、初恋話をきいて、なんだか純粋な
いい気持ちになっちゃったなぁ〜〜♪うふふ♪
夜ご飯の片付けもてきとーに終わったし、さー部屋にもーどろっと。
・・・ん？ガングロギャル発見！！だ、だれ！？
シャアっちの部屋から出てきたっぽいなぁ・・・。でも、知らない女だ。
ま、いっか♪とりあえず、すれ違っちゃえ！さささっ
「・・・あなたとあたしでは、愛され方が違う・・・。うふふ、しりの軽い女・・・」

！

なんだとー！この、インド人面ぁぁぁっっっっ！！！！！
叫んだら、そいつはもういなかった・・・。むかつく・・・。
今度すれ違うときは、「シャアなんてレベルの低いの、イケてねーの」
って、かならずいってやろーーっと！！ふんっ

久しぶりの４８時間のＯＦＦ。
クリスとズム・シティーでデートしている。
軍隊に入っているとお金を使う暇がないから、安月給でも
結構たまるんだよね。
だから、今は夜景をバックに二人でシャンパンを飲んでる。
どこでだって？、そんな野暮なこと聞かないでよ。
スィートではないけど良い部屋さ。

シャンパンを飲みながら、さっき「途中」でクリスの肌に
アザを見つけたので、その事をさり気なく聞いたら、
どうやら、ミネバ様に石をぶつけられたらしい。
そしてミネバ様が泣きながら話してた事も・・・・・。
そっか、ミネバ様話しちゃったんだ。
おかげで、なぜだか解らないけど、心の中で躊躇していた
言葉を口にすることができた。

結婚しようって。

クリスが、嬉しい、嬉しいって泣き出すから、思わず
抱きしめたけど、彼女の次の言葉にはさすがに驚いた。

だって「生理が遅れてたの」て言うんだもん。
逆算すると前のデートの時らしい。
軍隊やってると、滅多にあえないけど、記念日は解り易い。
メリットなんだか、デメリットなんだか。(*^_^*)

でも思い出せば出すほどむかつくぞー！あのヤマンバガングロ女！
「どうしたのイセリナたん？怒った顔は似合わないよ？なでなで」
えへへ！なんでもないよ♪ガルっち、気分治しにクラブ行こ！

・・・でもあのヤマンバ・・・シャアっちの彼女なのかな？シャアっちは
ガルっちを逆恨みするのをやめたとは言え１０００人切りの真っ最中なのに・・・。
ちなみにー！ガルっちはこのイセりんが初めてでした☆きゃ！

「よぉバーニィ、何にやついてるんだよ？」「そういやお前、昨日の休みかえってこなかったなあ」
「白状しろよ〜おい！」「昨日クリスたんもいなかったしなぁ〜。」

・・・・あの・・・その戦争終わったら結婚しようってクリスに申し込んで・・えとえと・・。
あ・・やばい・・みんなの顔がマジになってしまった！今日も布団巻きかな・・。

「おめーも専用機もたされるくらいだから一人前になったって事だな。」
「まーこれで戦死もできなくなったわけぞ。」「もうへたれとは呼ばないといてやるか」
「敵の流れ弾に当たんなよ！俺らの援護がなってなかったってクリスちゃんに怒られちゃうからな！」

・・・うう、みんな・・・。やっと僕もサイクロプス隊の一員になれた気がした。

このビグザム凄いよ〜！さすがアッザムの後継機！
マゼランのビームはすべてはね返している！
分かっているのか！ティアンム将軍！

絶好調である！

　〜ズムシティで甘酸っぱい物語が展開されてる中で〜

朝５時

ガトー「さ〜て鶏小屋の掃除だ！よしよし、小屋を綺麗にしたらエサをやるからなあ！
　　　　お、マツナガ殿、おはようございます！これからイチゴの朝摘みですか！
　　　　さて、朝の仕事が終わったら真空乾布摩擦だ！」

昼１３時小惑星内鉱山にて

ガトー「おりゃ！おりゃ！採掘兵！ツルハシなんて軟弱なものをつかうな！
　　　　漢なら素手だ！」
ドズル「お前にはできまい！１秒間に１６発の正拳づきを岩石に食らわせることを！」
ケリィ「採掘した分はコンテナに入れて〜！ソロモンへ運ぶよー！」

夜２０時

ガトー「あーメシがうまい！マツナガ殿、料理が上達しましたな！」
ドズル「お前のゲテモノ料理に比べたらなんでもうまいわ。」
ケリィ「”ソロモンの漢汁”はボツになったけどな・・。」

夜２２時

ガトー「明日も早いぞ！寝るとしましょう！」
ドズル「ミネバにビデオメールを送ってから寝るとする」
ケリィ「ミネバ様・・・お元気でいらっしゃるんでしょうね、きっと」
マツナガ「はいはいみんな！中央よって〜！私も写りますよ！」

Ｔ-ＴＹＰＥ達の一日は今日ものどかに過ぎていくのであった。

ﾗﾌﾞﾘｰ＆ﾏﾀｰﾘ･･･。ｲｲ!（・∀・）

「絶対帰る！」って言ってたけど、ホントだよね？バーニィ・・。
官邸に広がるラベンダーのの香りが心を和ませてる・・・。

あ、ミネバちゃん・・・もじもじして・・・どうしたの？

「あ・・・あの・・・このあいだはごめんなさい！」

そんなことはいいのよ・・・私のほうも・・・・。

「これ、もらって。」

綺麗な花束！これ、広いお花畑の中から全部？

「おねえちゃがうれしいことはわたしにもうれしいの。それじゃ」

きびすを返すかのよう走っていってしまった・・。

今日はドズル兄さんが理事長をしている「ジオン体育大学」の視察に出かけた。
有望な人材がいればスカウトするのだ。わっ！？液体窒素のプールで泳いでるよこいつら。
資料VTRによるとこいつら真空中でもノーマルスーツ無しでオッケイらしい。
う〜ん、ドズル兄さんやガトー並みの連中がこんなに大勢いるのか。これは心強い。
「で、MSの操縦訓練とかはしてるの？」と学長に尋ねると、「いやぁボタンが3つ以上ある機械は
扱えない連中でして。ただ専用MSの開発は進んでおります」と胸を張って答えた。
え？ボタンが3つ以下しかない操縦システムなんてあるの？
「はっ！これをご覧ください。」するとザクの着ぐるみを着たのが入って来た。
「なにこれ」「これぞ新兵器DD(DirectDrive)ザクであります！この上無くシンプルなシステム
を採用して驚異的な低コストを実現いたしました」
でもこのDDザクってただの装甲宇宙服じゃないの？いや、これ宇宙服ですらないぞ。
酸素ボンベも無いしところどころ隙間だらけで気密性０じゃん！
う〜ん。でももしかしてこんだけ常識外れだと素手でMS倒したりできるかも。
「はっはっは。お戯れをおっしゃいますな。いくら彼らが頑強でもGMには敵いませんよ」
い〜みな〜いじゃ〜ん！
「やはりフラナガン博士の方に予算を回すべきだな」同行したシャアが冷たく言い放った。
そうだねぇ。やっぱガトーはあれでMS操縦できるんだから大したもんなんだねぇ。

何やらシャアがおなごを連れこんだらしい。軍の規律に関わる可能性があるので調べろ。


何！あいつらはマンションを借りてやっているだと！？
ええいはしたない！シャアはどこだ！？
「ジオン体育大学に行っておられますが・・・」
・・・・・・そうだ。アイツを体育大学講師にしろ。ドズルには私から話を付けておく。
シャアは休み無しだぞ？いいな？

ガトーさんがいないと、静かだなあ。デラーズさんもうっかりガトーさんが
いる時の量ご飯作っちゃうし、ミネバもどこか寂しそうだ。
お父さんのドズルさんもガトーさんもソロモンかあ……。
昔「お父さんの仕事｣っていうテーマの社会科見学があって、
父さんがサイド6に戻っている時に見に行ったことがあるな。
いっそのこと、ミネバの方からソロモンに行ってドズルさんに会いに行くのは
どうだろう？　お父さんの仕事を見るってのは悪いことじゃないし。
戦争中だから、駄目って言われるかな。ご飯作る時に、ギレンさんに聞いてみよう。

ほのぼのイイ、age

まさかギレン総帥から
>>589
のような命令が下ろうとは思ってもみなかったが、ザビ家の周辺にいてまだ
私の正体がばれていないといったところか？しかしガルマの軍の参謀役はいいのだろうか？
まあいい、ザビ家に近づくのが私の計画の一つだからな。
幼少の頃かつてジンバ・ラルが取っていた「公国スポーツ」の新聞記事に
あった「デギン公ジオン首相を暗殺！？」という記事いまでも忘れん。
講師の話受けてみるか…。（注：彼は折れ曲がった反対側に「〜拳伝授！」
という部分を見ていない。）

上の注　「〜拳伝授！」　は　（反対側にあった「〜拳後継者に！」）の間違いです。
くだらん上に訂正スマン。

もう夕方だ！早く食堂に行ってギレンさんの手伝いしなきゃ！走る僕を
バーニィが呼び止めた。何？どうしたの？
「僕、今日ミネバ様の幼稚園お迎え当番なんだけど、急用が入っちゃったんだ。
ある、悪いんだけど幼稚園まで行ってミネバ様を迎えに行ってくれないかな？」
少し離れた木陰に、クリスの髪の毛がなびいているのが見えた。
・・・・なんだよ！バーニィったら！サイクロプス隊のみんなもジョニーさんも
ニムバスさんも、自分の仕事してるのに！勝手だよ！
「・・アル、どうした？」
・・・なんでもないよバーニィ。ミネバを迎えに行けばいいんでしょ！
僕は後ろを振り向かずに走っていった。

「あ、今日のお迎えはアルおにいちゃん？」
うん、ミネバ一緒に帰ろう。ギレンさんが夕飯を作って待ってるよ！
「うん！」
・・・とは言ったものの、今はクリスとバーニィに会いたくない気分だ・・。
なんか、ガトーさんの背中を思い出しちゃったな・・・。そうだ！
ねえミネバ！僕達２人でソロモンのドズルさんとガトーさんに会いに行こうよ！
「え？パパとガトーおじちゃんに会えるの？」
うん、ドズルさんはいつも野菜運搬船に密航して来ているんだ。僕たちも空港から
ソロモン行きの補給船にこっそり乗ればいいんだ。よし、ミネバ！一緒に行こう！
「うん！ミネバもパパとガトーおじちゃんに会いたい！」
こうして僕たちは２人で旅をすることにしたんだ！

注：人間語に訳しています。現時点でゴリラ語が理解できるのは心優しいミネバと
　　副ボスゴリラと拳を通じて心を通わせたガトーのみです。

　ふう、アナコンダにやられた俺もすっかり回復してやっとサファリコロニーへ帰れるぜ。
ああわかってるよ、このコンテナに乗ればいいんだろ？・・おや？あそこにいるのはミネバちゃんと坊やか。
おーい！何してるんだ〜！２人とも。なんだよ係員、ちょっと黙ってろ（ベキ！）
「ごりらさん！げんきになったの？これからね、ソロモンのパパとガトーおじちゃんにあいにいくの！あのふねに
こっそりのるんだよ！」
『ボス（ドズル）』とガトーの兄貴に会いに行くのか。でも子供だけじゃああぶねえよな。
俺もガトーの兄貴に会いたいし、『ボス』の弟さんには核爆発寸前のジャブローから
助けてもらった恩もあるからな。ボディーガード代わりに俺もついていくぜ。
・・・なんだよ係員、うぜえって言ってんだろうが！（ベシベシ！！）

　ミネバ様〜！！ミネバ様はいずこに〜〜！！ジョニー！幼稚園に電話しろ！
「保母さんの話だと、アル君が迎えに来ていっしょに帰ったそうです！」
な・・何だと？今日のお迎え当番はバーニィだろうが！お！ニムパスから連絡が！
「閣下、ズムシティ中の公園やデパートのオモチャ売り場を探しましたがどこにもいらっしゃられません！」
ああミネバ様にもしものことがあったら〜！！ミネバ様〜〜〜！！！！

　ミネバとアル君がいなくなってしまった！官邸は蜂の巣をつついたような
大騒ぎだ。ゼナは「流れ星きらめきツアー４泊５日の旅」にでかけているところ
だったな。こんなことがばれたら私ら全員ピラニアの池に投げ飛ばされるところだ・・。
いや、そんなことより２人を探さないと！・・・大騒ぎの最中にバーニィとクリス嬢が
帰ってきた。激怒しバーニィ君の胸倉をつかむニムバス。酒が入ってないのにかなりのキレ状態だ。
「てめえ！ミネバ様のお迎えをアル君に押し付けてどこほっつき歩いてたんだｺﾞﾙｱ!!」
「え・・・？ミネバ様とアル・・帰ってきてないんですか？」
「帰ってきてないんですかじゃねーだろうがｺﾞﾙｱ!!!馬鹿は氏ななきゃなおらねえか？」
バーニィ君を撲殺しかねないニムバスをジョニーが取り押さえる。
「よせ！ニムパス！・・・でもなバーニィ、専用機持たされたって彼女ができたってなあ、
やることもやらねえで浮かれてる奴は半人前なんだよ！だからテメエはいつまでたっても
ヘタレなんだよ！」
・・・よせ、みんな。一方的に責めても解決にはならん・・・。

個人的にアル×ミネバなほのぼの展開を期待してます

　事の重大さに気がついたバーニィとクリス嬢はその場に座り込んでしまった。
「ぼ・・僕・・・どうしたら・・・。」「わ・・私も悪いんです！アルをほったらかしにしてしまって・・。」
私は君たちを責める気など毛頭ない。この戦争下の中で君たちの恋が実ったのは誠に素晴らしいことであり
私もそれを歓迎する。ただな・・・・私たちがズムシティで平和に暮らしていられるのも
ミネバの父親のドズルがソロモンで体を張ってくれているからだ・・・。ミネバはいつ父親を亡くすかもしれない
不安を抱えて暮らしているのだ。いや、ミネバにはまだ私達がいるからいい・・・。
両親も友達もいまだ消息不明のアル君はどうする？アル君は自分だけ助かってしまった罪悪感と世話になっているからと
私たちに気を使うばかりの生活を送っているのだ。戦争でつらい目にあうのはいつの世も力の無い子供たちだ・・・。
一人ぼっちのアル君が本当に心を開けるのは、バーニィとクリス嬢だけなのだ・・・。
それだけは忘れないでくれ。

　輸送船が発射するぞ。なんかドキドキするなあ・・・。
「ああ〜！アルおにいちゃん！まちがどんどんちいさくなってくよ！」
本当だ！薄暗くなってきたから夜景が綺麗だね！ミネバ。
「ｺﾞﾎﾎｺﾞﾎ！（訳：メシにしようぜ！そこにバナナがあったから食いねえ！）」
副ボスゴリラがくれたバナナを食べながら窓をみた。わぁ！コロニーをでたら星がたくさんだ！
「みてみて！ほしがたくさんある！ああ！あれはサファリコロニーだね！みえる？ごりらさん！」
「ｺﾞﾎﾎｺﾞﾎｺﾞﾎ（訳：おう！見えるぜ！宇宙から眺めると意外と小さいものだなあ）」
すごい！何か僕たち冒険家になった気分だ！輸送船の終点、ソロモンはどんなところなんだろうね！
ワクワクするよ！

ギレン「しかし・・どうにか消息をつかむ方法は無いものか？ズムシティに連邦のスパイが
　　　　忍び込んで誘拐・・・という事も考えられる・・・。」
デラ爺「お！そうだ！ミネバ様の通園カバンにはもしもの時の為に発信機をつけておいたのでした！
　　　　このモニターでミネバ様の現在地がわかるはず・・・・っっっだーーーー！」
ギレン「ど・・・どうしたデラーズ？？？？」
デラ爺「は・・・発信機が・・・サイド３宙域を出てしまっています！」
ジョニー「今空港から連絡がありました！子供２人とゴリラ一匹がソロモン行きの貨物船に
　　　　乗り込んだのを係員が目撃したそうです！」

一同「だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！！！！！！！！！！！！！！！！」　

もうこのコロニーにあてはない！総帥！ソロモンに連絡を取ってみてくれませんか？
「いまやっている！・・・ドズルか！ミネバが行方不明なんだ！」
「ななななななななななんですとぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ！？」
「お前、心当たりはないか！？」
「え、えーと・・・以前通信したときに俺の仕事ぶりが見たいと・・・」
そ、それだ！ソロモン行きの船と言ったら・・・輸送船ぐらいか！
「あ、バーニィ！」
クリス、すぐ戻るよ！「お、バーニィか。デンドロか？」
すぐ出る、ハッチ開いて！行くぞーーーー！（どぎゅーーーーーん・・・・）

やべ、かぶった・・・・

　輸送船に何時間乗ってたんだそう？ミネバと彗星や人工衛星に見とれている
うちにソロモンに着いてしまった。よし、こっそり抜け出さないと！あ！扉が開いた！
みつかったかな？？？
「ありゃ？ドズル閣下、なんで輸送船に乗ってるんですか？あ！ミネバ様！お友達も一緒で？
もう閣下ったら！またミネバ様会いたさにサイド３へ密航して連れてきちゃったんですね！
しょうがないなあ。さ、ミネバ様もお友達も、足下に気をつけて降りてくださいよ」
・・・なんかよくわからないけどすんなりと入れてしまった・・・。
あとで聞いた話だと、この整備兵さんはかなりの近眼と言うことだった。

くっそー・・・輸送船が見あたらないじゃないか・・・
ん？反応が・・・あれかな？え、通信・・・
「ｱｰﾋｬｯﾋｬｯﾋｬｯ!!!そこのばかでかいヤツ！今の輸送船はどこ行った日しらねぇか！？」
も・・・『木馬』！？何でこんな所に・・・
「・・・返答無しか。ＭＳ部隊全機出やがれｺﾞﾙｧ！」
う、うわーーーー！ＭＳが一杯出てきた・・・コノヤロ・・・
もう輸送船はソロモンに着いてる頃だ・・・アイツをここでやっておかないと！
少し早いけど実戦テストだ！

　ミ・・ミネバぁぁぁぁぁ！！！ソロモン駐在全屯田兵に告ぐ！
子供２人とゴリラを見つけたらすぐに連絡するのだ！！！！！
お！ケリィ！今の放送を聞いてきたか！！！っと手に持っているバットは何だ！
「このゴリラがぁぁぁぁぁ！ミネバ様をどこに隠したぁ！！！！」
馬鹿者！（ベキ！）この顔をよくみろ！どこがゴリラじゃ！！！！
お！そこの屯田兵！お前は何か見なかったか？？？
「あれ？閣下？？？おかしいな、さっき執務室へミネバ様たちとご案内したばかりなのに」
くぅ、お前まで！し、執務室だな！ミネバ！ミネバぁぁぁぁぁ！ガチャ！
「あ！パパ！」「ドズルさん！」「ｺﾞﾎﾎﾎﾎ！（訳：『ボス』、しばらくぶりだぜ！）」
ギコを抱いているミネバにアル少年、生意気にも執務室のワシの椅子に座っている副ボスゴリラ・・・。
うう、ミネバ・・・無事でよかった！なんだケリィ、ワシと副ボスゴリラにむかって
「まるで鏡をみているようだ」とは！

ん？誰だ？入れ。・・・って・・・
「パパぁぁーーー！」
み、ミネバ！？何故ここに・・・ん？お付きの人。何故ミネバが・・・
「え、え〜と・・・ドズルさんの仕事ぶりが見たかったらしくて・・・」
「パパ、しばらくここにいても良い！？」
あ、ああ・・・かまわんが・・・？
「ｺﾞﾎｺﾞﾎﾎｺﾞﾎｺﾞﾎｺﾞﾎ（訳：ここまで来たんだ、当然だな。）」
ん〜・・・それもそうだな。良し、今日はパパと一緒に遊ぼう！
「わ〜〜〜〜い！」
ピーピーピー・・・待て、おじちゃんから通信だ。
「ドズル、ソロモン付近で戦闘が確認された！すぐむか・・・？ミネバじゃないか！」
あ、ああ・・・ついさっき来たんだ。
「み、見つかって良かった・・・輸送船が攻撃されているかと・・・
でも、じゃあ戦闘しているのは・・・？」
だれだろうな・・・み、ミネバ？
「パパ、パパ、バーニィのお兄ちゃんが・・・死んじゃう・・・」
・・・・・助けて欲しいのだな！？整備班か！？ビグザムをスタンバっておけ！！！

ま、またかぶった・・・逝ってきます・・・

どっちもいい内容なので問題なし！＞609

ビグザムは今頃ＳＤのガンダムフォースにでたガンキラーズのモビルモンスター
ビグザムみたいになってるのだろうか…（上半身ビグロがくっついている奴）

　よし！ピグザム発進！・・・ケリィは子供たちを見ててやってくれ！
あ!ガトー鉱山から帰ってきたのか？実はかくかくしかじかというわけで
バーニィ君がピンチらしい！ミッキーゲルググで後に続け！！！

　あれは・・アレックスＮＴ-1・・もう一台はニムバスさんと同じ機体だ！
お・・落ち着くんだ！照準を合わせて・・・拡散粒子砲発射！え！嘘だろ？よけた？
こっちは通常の３０倍で動いてるんだぞ！
「ｱﾋｬﾋｬﾋｬﾋｬ!!!額に『大吟醸』とか書いてあるドキュソな機体の割には性能がいいみたいだなｺﾞﾙｱ!!
アムロ・ユウ！聞こえるか！パイロットだけ逝かせてＭＡは持って来いやｺﾞﾙｱ！」
「ｱﾋｬﾋｬﾋｬ！女が乗ってないのはいまいち萌えず。野郎だけ逝かせりゃいいんだろブライトよぉ！」
「・・・・・。」
当たらない！・・・なんで当たらないんだ！ザクレロ・テンドロビウムの性能だけじゃないのか？
わぁ！！！前後を挟まれた！！！く・・急上昇して・・ああ！上には『ガンキャノン』『ガンタンク』が！
「ｱﾋｬﾋｬﾋｬ!!ユウ！エンジンぶっ壊せや！俺はコックピット串刺しだｺﾞﾙｱ!!!」
もうだめか・・クリスぅぅぅぅ！
「逝く前に教えてやるかｺﾞﾙｱ！軽自動車しか運転できない奴がフェラーリなんて乗りこなせるわけねえんだｺﾞﾙｱ!!」
ああああああああああ！

　あ・・死ぬのか・・・？え？白い光がテンドロとガンダムの間をすり抜けた・・・。
サーベルが離れて行く！ガンダムの右手首が切り落とされた？ミッキーゲルググ！
ガトー大尉！『木馬』をメガ粒子砲が直撃したぞ！ピグザム・・ドズル閣下だ！
「貴様らぁぁぁ！何回ミネバ様を泣かせれば気がすむのだ！その力をなぜ悪事に使う？」
「バーニィ君だな？ワシはドズル・ザビだ。ミネバが貴殿の危機を察知してくれた。」
ミ・・ミネバ様が？よし！僕だって！あ・・・しまった！『ブルー』にエンジンをやられた！
「・・・・・。」「ｱﾋｬﾋｬﾋｬ!!!上にもいるって忘れるなｺﾞﾙｱ!!」
あーーーーーーーーーーー！！操縦不能だぁぁぁぁぁぁ！！！！！
「逝けやｺﾞﾙｱ!!!!」あああああああああ！・・・本国から援軍！ジョニー少佐！ニムバス中尉！
「ジムよりは腕が立つかぁ？上の２台は任せろ！」「同じブルーでも俺のほうがキレ具合が違うんだｺﾞﾙｱ!!!」
「ふん。世話を焼かせないで欲しいものだな。バーニィ君。（ﾊｱﾊｱの予定がバア）」
ああ！シャア大佐！

ちぃ、今回はラクな仕事かと思ったらヘンなモビルスーツがワラワラ出てきやがる。
格好こそフザけているが、とんでもなく強いぜ。
「ブライト！　ここには、セイラしゃんはいないようだ。
　大吟醸ＭＡをさらったら、トットと消えるぞ！」
「ちっ、しゃーねーなぁ。ホントは代わりの女を２〜３人程拉致ろうかと思ったが。
　よし、砲撃手！　弾幕を右前方に張れ！　大吟醸だけはさらうぞ！」

「やりぃ！俺がやりたかったのまさにこれ！」「ふん。ミーハーだな。ジョニー君」
Ｗ赤ゲルググが上に向かった！ガンタンクとガンキャノンがいる！
凄い！ジョニー少佐のビーム薙刀がくるくると！おおお！ガンキャノンが
８分割された上にシャア大佐のビームライフルで８分割の部分がすべて粉々！
パイロットはよたよたと脱出してガンタンクに乗り移った。・・・ブルーは？？
「ｺﾞﾙｱｱｱｱｱ！こっちは改良式だぁ！！」「・・・・。」
互角に組み合っている！でもニムパス機が優勢だ！さすが本国の整備兵がチューンしただけある！
やった！ニムパス中尉！『木馬』のほうのブルーの頭部を破壊したぞ！あ・・・退却する？？
「逃げるなｺﾞﾙｱ!!!」「・・・・・。」
ドズル閣下！『木馬』を撃墜してください！
「それはできん！中に民間人が監禁されてたらどうする？？？」
「ｱﾋｬﾋｬﾋｬﾋｬ!!!人情馬鹿が！戦略的にはこっちのほうが利口なんだよ！
氏ぬほど悔しがれや！アムロ戻って来い！！退却だｺﾞﾙｱ！」
「卑怯者がぁ！貴様らそれでも漢かぁぁぁぁ！！！！！！」
「うるせえネズミ野郎！世の中しょせん金と力が物を言うんだｺﾞﾙｱ!!!」
・・・・卑怯だ・・・本当に卑怯者だ！

　ｱﾋｬﾋｬﾋｬﾋｬ！赤い彗星のシャアか！お前セイラたんの縁者らしいな!!
セイラたんはまた肉奴隷にしてﾊｱﾊｱするから楽しみにまってろｺﾞﾙｱ！
次は『大吟醸』もかっさらってくからな！かわいい女でも乗せとけやｺﾞﾙｱ！！
とりあえず退却だぁ！また別の場所で肉奴隷かっさらうぞ！！！

ドズル閣下。連邦軍から接収し、かねてからテスト中だった
「ソーラーシステム」が利用可能です。木馬を狙いますか？

　・・・あの瞬間・・・・
　ガンダムとテンドロの間をミッキーゲルググが光のように横切った時
僕にかけているものがはっきりわかった・・というより感じたんだ。
ガトー大尉とドズル閣下の全身から感じる強さと優しさを・・・そして大事な人々
の命を守ろうとするための『何者も恐れない強い勇気』・・・。わかったよクリス！

「おーいバーニィ！何ぼーっとしてんだよ！」「『テンドロ』エンジン損傷ですんでよかったな」
あ・・壊しちゃったんだ・・・。ごめん、『テンドロ』。
「シャア、気をつけて帰還してくれ。ワシもソロモンへ戻る。ミネバとアル君は
数日間ソロモンを見学させたのちにガトーと一緒に帰還させる。兄貴に伝えてくれ」
「了解です。ジョニー、ニムパス。『テンドロ』を本国まで引っ張っていけ。」
シャア大佐たちに連れられ僕は帰還した。何も、できなかったな。
「・・・バーニィ君・・・負けはしたが君も漢になったな。」
ガトー大尉！！！そうだ！僕も凹んでられない！がんばるぞ！

　バロム大佐、『木馬』に民間人が乗っている以上まだそれは使えん・・・。
ふっ。『コロニー落とし』の失敗でたくさんの民間人・・・ミネバのメール友達
まで殺してしまったザビ家の俺が言うのもおかしいがな・・・。

　・・・ガトー、ソロモンに帰還したらミネバとアルくんに農場や鉱山採掘場などを
見物させてやってくれ。

ミネバが大変だというので馴らし中の空母ドロスで駆けつけたがすっかり終わってしまっていた。
う〜ん僕専用ビグザム（やはりロココ調の豪華仕様）お披露目のチャンスだったのになぁ。
まぁみんな（特にミネバ）が無事だったからいいか。ところでバーニィ伍長は勤務怠慢につき減俸3ヶ月ね。

ミネバとアル君の楽しいソロモン見学編スタートしましょー。

　今回の戦闘では、ドズルやガトーの活躍もさることながら、ガルマの
部下達（バーニィ君除く）の活躍がめざましかった。さすが私の弟の部下達だ。

　それはさておき、ガルマ。イセリナは今年１８歳じゃないか。というわけで
『サイド３女学院』の３年生に編入手続きをしておいたぞ。ほら、制服
（セーラー服とルーズソックスと黒いローファー）だ。
何？シャアが連れてきたおなごも今年１８歳？規律上よくない。デラーズ、校長に
電話しろ。後見人はシャアの名義でいい。イセリナと同じ高校に編入させろ。

それとだ。バーニィ君、アル君が帰ってきても叱ったりしちゃだめだぞ。
「お帰り。」と一言言ってやれ。クリス嬢と一緒にな。

　いやーん☆イセりん今日からジョシコーセー復帰。しゅん。
でも考えようによってはサイド３に１０代の友達以内のかなりきまじーー！
制服がなかなかカワイーの♪せーら服なんてきるの初めて！スカーット。。。
短くきるのかなあスカートって、・・・・・・やっぱ、ミニだよね！

とりあえず今晩ガルっちと制服勝負して２４時間耐久レース決めだぁー☆☆

減棒３ヶ月か・・・タダでさえ安月給なのに。ショックだなぁ・・・
まあ、愛機ザクレロの修理費なんかただ同然だし・・・まあいっか。
「バーニィ殿。今回の件はこれで不問にしてくれるそうです。」
・・・・・歯を食いしばるんですか？
「そう。」
はぁ・・・しょうがないなぁ。どーぞ・・・って
ぎゃーーーーーーー！！！（バキィッ！！！）


殴られた僕は３０ｍ吹っ飛び、隔壁を突き破って宇宙に飛び出したそうだ・・・

　ザクレロ・デンドロビウム（愛称コバヤシサチコ）の修理は大変なんだよなぁ
むやみにでかいし……。そうだ！ついでに、ラボから試験依頼のきている燃焼
力強化剤を取り付けよう。なになに、『これを燃料に混ぜることにより通常の
１０倍の推力を発揮します』よしよし、いい感じじゃないか。

『ごそごそ、ガンガン、ぐりぐり、ちゅぃ〜ん、ぎしぎし』

「よっしゃ取り付け完了っと。バーニィを呼ぶか・・・え？今外に居る？
しょうがないやっちゃな・・・回収して来い」

彼は説明書の２行目を読むのを忘れていた

『非常に危険ですのでアルコールで10倍以上に稀釈してご使用ください』

　ああ、永久歯３本ほど折れちゃったよ・・・これって労災効くかなぁ・・・。
え、主任が呼んでる？

「見てくれ」
「あ、ボクのザクレロ！もう修理終わったんですか？」
「ああ、テストに飛んでみてくれ。ガルマ様の許可は頂いてある」
「はい！」

「いい感じですね。すっかり元通りですよ」
「たいしたもんだろ？……っとそうだそうだ、左前にある赤いボタンを押してみてくれ」
「え、ああ、これですか？何のボタンですか？」
「いいから押してくれ！」
「え、ええ、判りましたよ……ぷちっっと……」

『48時間後ザクレロとともに回収された
バーナード・ワイズマンは、まるでおせんべいでした』
……と、ある整備兵の日記には記されている。

院長、私、医者を辞めたくなりました。
「何故だね、突然」
ガトーさん達の担当をしていると、医者としての存在理由が解らなくなるんです。
全治３ヶ月のはずか、３日で直るし、骨折してるのに普通に歩いてるし、
何なんですか、アレは！！
伝染するのか知りませんが、部下のワイズマン（バーニィ）さんなんか、
ペチャンコになってたハズなのに、１日で元戻るなんて、人間とは思えません。
おまけに、折れたはずの永久歯まで生えてましたよ。
「そうか、君はＴ-ＴＹＰＥを知らないんだね」
何なんです、ソレは？
「君も医者なら、自分で勉強しなさい。まぁ、ヒントは、ガトーさんが真性で、
ワイズマンさんが、なりかけと言った所だろう。ワイズマンさんは、ガトーさんの
非常識な指導のおかげで、肉体的にはＴ-ＴＹＰＥになりつつあるようだよ。」

解りました、Ｔ-ＴＹＰＥだろうが、ニュータイプだろうが全て調べますよ、全てね。
（後年、この若い医者は、ムラサメ研究所に入所し、強化人間計画に携わる事となる。）

子供達がいい味出してるよね、ある意味登場人物ほとんど子供ともいえるが・・・(藁
職人さん､頑張って！！

今日からジオン体育大学に赴任か……。クソ暑苦しいマッチョ
ばっかりで萎え萎えだ……とっとと帰ってララァたんとハァハァしたい……。
等と考えつつ校庭を歩いていると運送屋がやってきた。
「ちわージオン運送です〜」
「なんだ？」
「お届けモノです。サインお願いします」
届いたのは大量の竹筒……水筒か？お、マニュアルがついてるぞ・・・なになに、
『これはＤＤザクのオプションパーツです。宇宙空間で息が
苦しくなったら竹筒から空気をすいましょう』。

ここの学生はバケモノか……。

俺の名はゼロ・ムラサメ。
本当の名は知らない。
初めに覚えていることは「空が落ちてきた」ことだ。
それ以前の記憶はない。
それからというもの「空が落ちてくる」ことに異常に恐怖を覚える。
しかし…「空が落ちてくる」て…どんなことだったんだろう？
どうもあやふやなんだけど、とにかく「空が落ちてくる」のが怖い…らしい。
さらにその後の記憶が飛んでいる。
いつの間にか俺は病院のようなところで医師達に取り囲まれていた。
毎日のように注射や薬を飲まされその都度頭がボーとしたり妙に鬱になったり
気分が良くなったりした。
ふと気づくとモビルスーツのコックピットに座っていることがある。
なんだか知らないが敵のモビルスーツを全機撃墜したりしているらしい。
俺は回りの連中に強化人間て呼ばれているのを知っている。
知らないうちに俺は脳味噌をいじくられて強化されたらしい。
嫌な響きだ。まるで人間ではないみたいだよな。
今日の俺はかなり鬱だ。
昨夜変な色した液体を注射されたせいだろうか。

俺だって人並みの生活をしたい。
もうこんな生活は嫌だ。
噂に聞くところによるとジオンは意外といいところらしい。
連邦ではジオンのギレン総帥は鬼畜外道と言っているが、なんとなく違うような気がする。
こんな風に考えられるのは脳味噌が強化された為だろうか。
俺から言わせると連邦こそ悪だ。
俺の身体と心をこんなふうに改造した奴らこそ鬼畜だ。
いっそのことジオンに亡命しちゃおうか。
強化人間のデータでも手みやげにしたら受け入れてくれるんじゃないかなぁ。
あ、ついでに連邦で強化人間用のモビルスーツのサイコなんちゃらて設計図なんてのも
持ち出してしちゃおう。
どうせ俺がいなくなったら役にたたないもんね。
今日の俺て頭冴えてるわ。
今朝飲まされてた薬のせいかな？

あら、ちょっと。そこに置いてあったコップ・・・知らない？
え、兵隊さんに間違って出しちゃったって？
あれって婦長の玉子二個仕様オロナミンセーキ養命酒割りだったのに〜！
又作り直さなきゃいけないじゃないのよ・・・ぶつぶつ。

　宇宙もにぎやかなようだが俺たちも最近忙しい！キシリア様指揮下で日本を連邦の弾圧から解放し、
ジャニーズのみんなを慰問団として連れ歩き、連邦の弾圧を受けている地にジェットストリームアタックをかけ
民衆を解放し、復興を手伝った後に慰問としてジャニーズのコンサートを行う。ステージを
組み立てたり破壊された家屋の修復を手伝ったりで大工仕事がかなり得意になった！

お！ソロモンから野菜が届いた！オルテガ！マッシュ！難民肉に配る豚汁とおにぎりを早く作れ！
はいはい街の皆さん！食べ物はたくさんあります！並んでくださいよ〜！！！
ふぅ、破壊ばかりの戦争だけど、こうやって物を作ったり人々に喜ばれるのってなんかいいなぁ。

「ｺﾞﾙｱｱｱ！マチルダ！補給の品物を持ってきたか！」
・・・もう・・もう嫌よ！罪の無い人たちから強奪を繰り返して
あなたたちに補給するなんて！ブライト艦長お願い！もう解放して！
「ｱﾋｬﾋｬﾋｬﾋｬ!!!別に逃げてもいいんだぜ？おめえの婚約者のウッディを逝かせても
いいんならな？」
ひ・・・卑怯者！！！嫌！！！何をするの！
「ｱﾋｬﾋｬﾋｬﾋｬ!!!卑怯者といわれると俺は萌えるんだｺﾞﾙｱ!!!今日の肉奴隷はおめえで決まりだ。
こら！アムロ、俺が先だぞｺﾞﾙｱ！」
「マチルダたんﾊｱﾊｱ･･マチルダたんﾊｱﾊｱ･･。マチルダたーーーんﾊｱﾊｱ」
「や・・やめて！嫌ぁぁぁぁぁぁぁ！！！！！！」

哀れマチルダ・アジャン・・・彼女は恋人ウッディがジャブローですでにジオン軍に投降し
デズニワールド収容所にいることを知らされず、むりやりミディアで補給をさせられて
いるのだった・・・・。

>>635マチルダさんには申し訳ないがあまりの鬼畜ぶりにﾜﾗﾀ･･･。

>>６３５
＞「マチルダたんﾊｱﾊｱ･･マチルダたんﾊｱﾊｱ･･。マチルダたーーーんﾊｱﾊｱ」
　ﾜﾗﾀ

　ジオン体育大学で学科の講義を行った後（と言ってもかけざん九九の唱和だが）
学生が数名、私の下にやってきた。うわ！よるな！気色悪い！！！
「押怒！我々はシャア大佐にお願いがあるであります！」
お願い・・一応言ってみろ。
「押怒！自分たちは故国ジオンのためならいつでも氏ねるであります！しかし
人生でいまだかつて『合コン』なるものをしたことがありません！聞いた話によると
大佐は『サイド３女学院』にツテがあると言うお噂、是非とも合コンをセッティング
してほしいであります！

・・・お前ら鏡を見たことがあるのか？しかし・・ララァが通いだした『サイド３女学院』
はかなりの上玉ばかりと聞いた・・・。こいつらと一緒に私も出ればこいつらが引き立て役
となって女子高生とうまくﾊｱﾊｱできるかも・・・。しかしララァの同級生とﾊｱﾊｱするのもまずいか・・。
何？イセリナも通っている？？？さらにヤバイ・・・がやはり合コンは捨てがたい・・。
（ちなみにアルティシアは『ジオン医大附属高校』に通っている。こっちでメンツ集めるのは無理だな）

今日の俺は絶好調だ。
先日飲んだ薬は婦長特製の健康ドリンクだったらしい。
アレを飲んだ時以来ぼやけてた頭が冴え始めた。
毎日飲まされる薬はこっそりと捨て、逆に婦長に
「のどが渇いたからあんたが飲んでいるドリンクをくれ」と頼むことにした。
婦長は自分と同じ趣味を持った人間がいたことに喜んだとみえて、毎日作って
くれるようになった。悪いな。あんたのおかげで最近はすこぶる調子がいい。
今日は宇宙（そら）でテストがあるらしい。
連邦最新鋭のモビルアーマーのデータ採取の為、俺がテストパイロット
として選ばれたわけだ。
チャンス到来だ。
あの日以来密かにハッキングして取り出した強化人間とサイコシステムのデータ
とその最新鋭モビルアーマーを手みやげにジオンに亡命する。
決行だ！

「指令！ムラサメ研究所の強化人間による最新モビルアーマーのテスト良好です！」
うむ。あんなものをあそこまで見事に乗りこなすとは…すごいものだな強化人間というのは…
「はい。金をかけたかいがありました。さすがムラサメ研究所です」
「モビルアーマーのデータもいいです。思った以上に性能がでています。あれの量産体制が
整えば、ジオンなど恐るに足らないでしょう」
そうかもしれんな。しかし…どんなモビルスーツもモビルアーマーも結局はそれを
操縦するパイロットの技量によるところもあるだろう。過信は禁物だぞ。
「あ！大変です指令！」
ん？どうした？
「ゼロ・ムラサメが逃亡しました！」
な、なに！？ゼロめ、あの機体ごとジオンに亡命するつもりか！
マズイぞ、あれの機密がジオンに知られたら我が軍は…ええい！反逆者を追え！
モビルアーマーごと撃墜しても構わん！
「む、無理です！ゼロとあのモビルアーマーに太刀打ちできるパイロットなど我が艦にはおりません！」
「ど、どうしましょう指令…あの連邦最新鋭の『ボール』がジオンの手に渡ってしまったら我が軍は…」
…なんてことだ

「ふーう、バーニィの野郎、誉めてやった次の日にヘマしでかしやがってよ」
「隊長も災難だな。総帥に頭下げる羽目になってよ。」「しかたねえよ。一応部下だしな」
「気晴らしに今日のお宝画像でも見るか？」「今日はなんだよ？」
「ズムシティ３大美少女制服画像だ！！！」「マジか！早くつなげ！！！」

　『『『おおおおおおおおおおおおおおおおお！』』』

「金髪さん・・セイラたんのブレザー姿萌え・・。」「イセリナたん・・おさげ髪のセーラー服ﾊｱﾊｱ」
「いや、俺はガングロララァたんにﾊｧﾊｧ」「靴下だ！靴下写せ！ﾊｱﾊｱ･･･」
「生足・・生足がﾊｱﾊｱ」「イセリナたんのセーラー服の下は・・・ﾊｱﾊｱ・・・」

　ミネバと副ボスゴリラとソロモンへやってきて３日。ここもズムシティとは
違う感じで活気があって凄いところだ。朝は鶏の鳴き声で自然に目が覚める。
目をこすりながら外へ出るとマツナガさんがいた。
「アル君もう目が覚めたのかい？これからイチゴを摘みに行くんだ。一緒に行こうか？」
うん！コロニーじゃ畑も温室も見たことが無いんだ！わー！大きなイチゴだ！

　あ！ミネバと副ボスゴリラがやってきた。２人（？）とも手にカゴを持っている。
「アルおにいちゃーん！」「ｺﾞﾎｺﾞﾎﾎﾎｺﾞﾎﾎﾎ（訳：坊や、早起きだな。俺たちは鶏小屋で卵取りだ）」
あ！ガトーさん！何故か上半身裸で手ぬぐいを持参している。何するんだろう？
「おお、もう目が覚めたのか？私はこれから真空乾布摩擦の時間だ！アル君もどうだ？」
・・・・・遠慮します・・・・。うわ！！！今地面が揺れた？？？
「おりゃ！！おりゃあ！！！！」
・・・・ドズルさんが大きな木の幹に正拳づきをかましている・・・・。
マツナガさんの話によるとドズルさんとガトーさんは「ジオン体育大学」を学年は違うけど
主席で卒業し、特別推薦で士官学校に入ったそうだ。すごい！エリートなんだなあ！
かなり尊敬してしまった僕だった。ジオン体育大学、きっと偏差値が70は無いと入れないんだろうな・・・。

　昼間は鉱山見学に連れて行ってもらった。副ボスゴリラはドズルさんの
予備のノーマルスーツを着ている。２人並ぶとどっちがどっちだかわからない。
僕たちは子供用のノーマルスーツを着て鉱山の中に入った。みんな一生懸命働いてる！

「おりゃ！おりゃ！見るのだアル君！これが採掘の現場だ！」
「ｺﾞﾎﾎﾎｺﾞﾎｺﾞﾎ（訳：兄貴、さすがだな。俺はツルハシを使わせてもらうぜ）」
ガトーさんは素手で岩盤を砕いている・・・ドズルさんもだ・・・。
体力うんぬんよりドリルを使ったほうが作業的に効率がよいと思ったのだけど
それは言わないでおいた。『岩盤砕き』はジオン体育大学の必須課題だったらしい。
「・・・・あれぇ？？？？」
ケリィさんに宇宙遊泳を習っていたミネバが小さな声をあげた。どうしたの？
「ねえ、だれかきてるみたい・・・。たすけて！っていってるよ！」
「ドズル閣下！硬式野球のボールみたいなものが浮遊しております！人が乗っているようです！」
「何？漂流者か？すぐに救助してソロモンで手当てしてやるのだ！」

漂流者にソロモン産の野菜と卵のミックスジュースを与えたら一発で目が醒めた。
「む、ここは？」
宇宙要塞ソロモン・・・否農業要塞ソロモンだ。
「そうか。ジオンか・・・」
しかしなぜお主はここに？
「俺は亡命しようと思っている。だから連邦の機密を持ってきた。」
なんだとぉう！？すぐ兄貴に問い合わせる待っていろ！

そういえば、この時代だとハマーンとグレミーって何歳ぐらいだったっけ?
良い感じのお子様だったような…

　若者よ、兄貴から政治亡命の許可をもらって来た！・・・しかし随分と
衰弱しているようだな・・・。む？注射針の後？？気の毒に、人体実験を
されていたのか。体力が回復するまでここで静養するがいい。

・・・ところで連邦の機密とは？？？
「・・あれだ・・・・。」
若者が指差した先にあったのは、どう見ても硬式野球のボールだ。
本当にこれが連邦の最新鋭機密兵器なのか？？？？
「そうだ・・・あれが量産されたらジオンは終りだ・・・だから亡命してきた」
あの・・・あれ、別に最新鋭でも無いけどワシのピグザム。あれより凄いのか？
「あ・・うううう！頭がぁぁぁ！！！うげご！！！」
ワシが指差したピグザムを見たとたん、若者は気絶してしまった。
医者に診察させたところ、かなり強い薬を投与されつづけていたらしく意識が混濁しているようだ。
緑の豊富なソロモンで人間味あふれた生活をさせれば治るかもしれん。
めんどうみるとするか・・・・。

　連邦政府から超機密最新鋭兵器『ボール』を持って亡命してきた『ゼロ・ムラサメ』
さんは記憶喪失にかかっているらしい。今の名前も連邦の研究機関が勝手につけたそうだ。
ゼロさんが寝ている医務室へ、僕とミネバで食事を持っていってあげた。
「俺・・いつも薬や栄養剤しか飲まされてなかったから・・・でもおいしいな・・
何か・・・懐かしい味だ・・・。」
懐かしい味？きっとお母さんの料理の味に似てるんだよ！
「母親か・・・覚えてないんだ・・・。どんな人なんだろう・・・・。」
僕と同じだ。両親がどこにいるかわからないなんて・・・・。
「げんきだして！ミネバがおともだちになるから！」
ミネバは本当に優しい子だ。ゼロさんは窓の外を見ながらつぶやいだ。
「暖かいな・・・ここ・・・。外の緑の田園も懐かしい・・。空が落ちてきてから
のことは何もわからないんだ・・・。」
僕の両親も友達も今どこにいるのかわからない。でも僕にはまだ想い出がある。
・・・でもゼロさんには何もないんだ・・・・・。
ゼロさん！ゆっくり休んでよくなってね！（よくなったら鉱山夫にされるんだろうけど）

ゼロが出てきたときはどうなるかと思ったけど、
こう言う風になるとは。
ネタの消化がうまいなぁ。職人さんマンセー！

ドズル閣下たちの食事係を務めるようになって早幾年。
あまり上達が感じられない我が手料理よ。むろんガトーやケリィに劣るとは思わぬが、
あの二人に料理で負ける者を捜す方が難しいわ。比較的作りやすい鍋物やカレーを
一ヶ月に何回か作ってしまうことがある。閣下を始め皆うまいうまいと食べてくれるが、
どうにかレパートリーを増やせないものか……。
「あ、マツナガさん。台所借りてもいい？」
む、アル君ではないか。いったい何を？
「ドズルさんがイチゴをくれたから、イチゴのババロアでも作ろうかなって
思ったんだ。みんなでおやつに……あ、ゼラチンと生クリームがないなあ……」
ババロアとな！　……ううむ、この少年、かなりの達人と見た！
あー、アル君。君は料理が得意なのかな？
「ギレンさんやデラーズさんと一緒に色々作ったから。……サイド6に
いた頃は、母さんにまかせっきりだったけど、今は結構作れるようになったよ」
……うぬう……色々あったのだな……。しかしこのマツナガにとって、これは好機。
アル君！　このシン・マツナガにぜひ料理をご教授いただきたい！
「え、僕が！？　そんな教えられるほどうまくないよ」
いやいや、そういわずに。ドズル閣下の食生活改善のため、是非！
「……そう？　じゃあ僕でよければ」
かたじけない！　こうして、私はアルくんに料理を教わることになった。
ふふ、閣下！　マツナガの上達をお待ちくだされ！

そんなわけでマツナガさんに料理を教えることになった僕だけど。
うーん、基礎はしっかりしてる。お米の炊き方、おみそ汁の作り方とかはバッチリ。
僕が教えることなんてないんじゃない？
「いや、もっと作れる料理の種類を増やしたいのだ。食卓に毎日とは言わずとも、
頻繁に同じ物が並んだり、冬でもないのに鍋にするのはおかしかろう？」
マツナガさんは、鍋物が多いのが嫌みたいだ。鍋物ってキムチ鍋とか
肉鍋とか石狩鍋とか、そんな感じ？
「キムチで鍋が作れるのか！」
そんなに驚かなくても。キムチ鍋ではキムチは出汁みたいなものだよ。
辛いけど、お酒には合うんだって。
「ふむ……石狩鍋とは？」
ニホンっていう国の料理で、鮭を入れた鍋物だって。まだ作ったことはないけど。
「魚は焼く以外の方法では料理したことないな……」
そう？　色々試してみようよ。
「それと……これは非常に言いづらいのだが……菓子の作り方なども
教えてほしい……い、いや、けっしてクレープを一人で買うのが恥ずかしいとか
周囲の視線が気になるとか、そういう理由ではないのだ！
いつもお疲れの閣下に、甘い物を食べていただいてその疲れを……」
そんなに照れることないのに。いいよ、チョコクレープでも作ろう。
でもここの台所はお菓子作りの材料が足りないから、買いにいかない？
「チョコクレープ……はっ、いやいや、なんでもない。では材料の調達に参ろうか！」
マツナガさん……クレープが食べたかったんだね。

マツナガが買い物に出かけている最中、昼飯の時間が来てしまった。
「閣下〜！ご飯が出来ましたぞ〜！」
うう、胃が痛い。あんなヤツの料理を食うのか・・・・
「パパ、おじちゃんのりょうりおいしいんだよ？」
そ、そうか？じゃあ・・・食うか・・・それを食った直後、俺はサスロに手を引かれそうになった。

こんな時代でも金は必要なんだよねぇ。すまないねバスク殿。
この辺境にいてももらえる時はもらわないとやってられないよ。
彗星の観測なんて形だけやっておけばいいやね。
そういや〜連邦は何でソロモンが農業要塞だとか、ガルマ様の新設部隊
が手薄なんて知ってるのかねぇ〜♪私は知らないけどねぇ〜♪(\_\)v-~
フフ、あの二等兵、ゲルググのワックスがけうまくなったね〜。

アルとミネバちゃんが無事保護され、バーニィも無事帰還したけれど
私の心は晴れなかった。
あの日病院（産婦人科）にいくのにバーニィに付き添ってもらったのが
こんなことになるなんて……。

「子供は時に予想もつかないような行動をします。決して目を離しては
いけません」

……保母ならば当然の心構え。それが私には欠けていた。
このままでは安心して子供を任せてもらえる保母さんにはなれないわ。
いや、それどころか炎天下に車の中に我が子を放置したままパチンコを
するような駄目な母親になるのが関の山。あの時は悲しかったけど幸い
妊娠はしていなかったし、一旦ジオン公立幼稚園のお話は断って、立派
な保母になるようもう一度最初からやりなおそう！

今日は、お父様に連れられて、官邸に参りました。
さすがに官邸だけあって、雅やかな方々も多かったのですが、個性的な
方々もいらっしゃいました。
中でも、ギレン総帥が割烹着姿で家事をしている姿には、驚きました。
意外と皆さん、家庭的なのですね。私も頑張らないと。
でも、多分、警備の方(サイクロプス隊)だと思うのですが、男の方達に
囲まれたのは、怖かったです。ハァハァ言われてましたし。

でも、おかげで、有名なシャア少佐に会えました。
囲まれて、怯えている所を、抱き上げて、助け出して下さったのです。
警備の方も、視線だけで退散されましたし。
抱き上げられた時は、恥ずかしかったのですが、マスクをされていましたが、
あの端正な顔立ちに見惚れてしまいました。
お母様、はしたない娘をお許しください。

シャア少佐は、私を下ろして、頭を撫で下さった後、肌の色の濃い綺麗な
女性と一緒に外に出られました。まるで、子供扱いです。
はぁ、私も、大人になれば、シャア少佐も見てくれるのでしょうか？
髪型変えようかしら？ 腰までのストレートは子供っぽいかもしれないし。

（そんなハマーンは、まだまだ、ウブなお嬢様だったのです。(^^; ）

……いつもよりたった三人少ないだけなのに、この寂しさは何だというのだ。
庭で遊ぶアル君とミネバ様。ピラニアの池に落ちるガトー……。
騒がしくもにぎやかな官邸が、火が消えたようた。
お、午後三時である。夕食の買出しに行くか。今日のおかずはミネバ様のお好きな……
……ミネバ様はいらっしゃらないというのに。……ふう。
「デラーズ」はっ、閣下。どうされました？
「イチゴパフェを作った。食べるがいい」ありがとうございます、閣下。
……しかし閣下、これは二人で食べるには量が多すぎるのでは。
「ミネバたちがいないことを忘れていてな」閣下……閣下もやはりいつもと違う
この官邸に違和感を覚えているのですな
私たちは暖かい日がふりそそぐ穏やかな庭で、二人きりでイチゴパフェを食べた。
……むなしい。

……おや？クリス嬢…そんな思いつめた顔で何の御用です……
「あ、あのアルとミネバちゃんがいなくなった日のことなんですけど…」
あのことですか。いやあれならばミネバ様のご無事は確認されましたし
もはや済んだことです、お忘れなさい……
「い、いえ！あれは私が悪いんです…私がバーニィに…産婦人科に付き添って
もらったばっかりに…」
……さ、産婦人科！？う〜む…こんな可憐なクリス嬢が婚前交渉（死語）
とは。やはりわたしの考えは古くさいのだろうか……。あ、して結果は？
「え？あ、妊娠はしてなかったんですけど」
それはよかった…。ミネバ様の初恋のお相手がいきなりできちゃった婚
ではあのサファリパークでお話したことをどうフォローしてよいやら…。
まだそんなに時間も経っていないというに。

「それで………一人前の保母になるためもっと勉強をしたいと……」
その後の話はクリス嬢の聡明で責任感のある考えが窺い知れるもので
あった。バーニィ君は大変良い女性と巡り合ったものだ。願わくばこの
二人が結婚した後！…可愛い子供が授かることを願いたい。

自分は最近ここに来てアルを多く書いている者ですが、
このたび書きたくなったので、マツナガやデラーズにも手を出してしまいました。
もしかして「自分以外にこのキャラを書かれるのは嫌だ」という方いらっしゃいます？
とくにマツナガは書き込む方が少ないので、専門の方がいらっしゃるのかと。
ネタスレに質問的なカキコ、もうしわけない。

拝啓 ザビ家の皆様
ギレン総帥、かねてよりの命令であった大規模宇宙テーマパーク、アクシズ
が完成いたしました。ミノフスキーコースター、富野式大観覧車などの乗り物もいっぱいです。
マスコットキャラのジークジオン君が皆様を各所に案内致します。
ミネバ様を連れて1度来てみてください。

　自分はギレン総帥やランバラル（特にクランプにしぃちゃんを拾わせてきてしまった）
デラース、ガトーといろいろ書いてます。他の職人さんが書いてくれるものを
読むのもものすごく楽しいしそこからネタがわきでたりするので自分的にはＯＫ！っす！

私はかなり広げて書いています。大量に書いていますが文句はあまりないですし、
皆さん固定キャラは持ってないと思います。では。

なにやらマハラジャ・カーンから手紙が届いた。なになに・・・


ほ〜う、招待券まで同封しているではないか。あやつも悪よのう。
しかしあいにく私は行く暇がない・・・そうだ！逃げ出したついでにあの二人をアクシズに行かせよう！
しかし付き添いは誰に・・・う〜む、ガトーじゃ心配だ・・・
ドズルにでも行かせるか、最近ミネバと遊んだこともなかっただろうし、
「男の子が欲しかったけどなぁ・・・」
と嘆いていたからアル君を連れていくのに文句は言うまい。さて、連絡を・・・


「兄貴！それ本当か！？」
ああ、これからシャアに券を届けさせるから、すぐ向かうと良い。
「分かったよ！兄貴！やっぱり良いヤツだな！」
うおおっ！顔を近づけるなぁ！（ブツッ・・・）
ふ〜・・・あんなに幸せそうなドズルを見るのも久しぶりだな。
・・・ゼナはどうしよう？ま、いいか。

それは、いつものごとく、盗撮カメラで除きをしている時であった。

「さすがに、昼間はムリかぁ」「他の場所はどうだ？」「ドコも似たりよったり」
「おや、デラーズ閣下」「バカ、ジジイなんて写すなよ」
「でも、クリスたんが一緒にいるぞ」｢｢｢なに、不倫か？！｣｣｣

『い、いえ！あれは私が悪いんです…私がバーニィに…産婦人科に付き添って
もらったばっかりに…』

「・・・・・」「・・・・・」「・・・・・」「・・・・・」「・・・・・」

気まずい空気が流れる。

「俺たちが気を使ってやるべきだったのかなぁ」
「いや、仕事なげたのは事実だし」
「でもバーニィに仕事押し付けたのお前ジャン、俺ら飲みに行くからって」

「・・・・・」「・・・・・」「・・・・・」「・・・・・」「・・・・・」

「でもまぁ、バーニィの布団巻きは決定だな」｢｢｢なぜに？｣｣｣
「自分だけ、アーンなコトや、こーんなコトしてたってことだぞ。
しかもクリスたんに」「そりゃそーだ」「決定」「俺も女欲しい」

「ともかく、事が終わった後なんだ、普通にしてや良いんだよ、普通にな」
「行動で示すって事ね」「ＯＫ」「下手にほじくらずにおこう」

「空が落ちてくる」恐ろしい夢と伴う頭痛に目を覚ました。
いつもと同じ目覚めだ。しかしあたりの様子がちょっと違うような…
ここは病室か？
「ゼロのおにいちゃんだいじょうぶ？」
幼い少女が心配そうに俺の顔を覗き込んできた。
だれだこの娘は？
…そうだった。俺は宇宙を漂流しなんとか宇宙要塞ソロモンに拾われたのだったな。
まだ記憶に混乱があるようだか、たしかこの少女が俺の気配を感じて助けを呼んでくれた
と聞いたような気がする。ミネバといったか。
大きな瞳でまっすぐ見つめるその顔立ちはあのドズルのおっさんの娘とは思えぬ程愛らしい。
「ああ、ありがとう。大丈夫だ」
俺はこの少女を心配させまいと頭の痛みを堪えながら懸命に微笑み返した。
「あのね。お兄ちゃんにソロモンでとれたフルーツをもっててあげなさいてお父さんに
　いわれたの。ミネバが朝とってきたんだよ」
小さな手には採れたてのイチゴにリンゴがあった。
うまそうだ。こんなに立派なリンゴを見たは初めてだ。
いや記憶喪失だからなんともいえないか…
しかし、宇宙要塞で採れるのか？これ？？
そういえばドズルのおっさんが農業要塞と言っていたような気がする…
ジオンてなにやってるんだ？

最近のミネバは漢字が使えるほど頭が良くなったんだなぁ・・・（感動）

>664
聞いた側の文だから良いんじゃない？
聞いた側は、感じで理解してたって事で。
独白の時に平仮名にすれば、良いんちゃう？

すまん…

　さて、今日は大規模宇宙テーマパーク『アクシズ』の開園日だ。私が館長兼
『ジークジオン君』のぬいぐるみに入るとする。ハマーン、お前は子供たちに風船を配りなさい。
そうそう、今日はザビ家の皆様方もいらっしゃるのだったな。ギレン総帥は多忙なようだが。
「・・・・いやぁぁぁぁぁぁ！お・・お父様！！！！」
ハマーン、どうした？あっちは開演記念イベントとして『もーにんぐむすめ』とやらを呼んだステージ・・。
むむ！！！最前席でカメラを持ってかまえているのはサイクロプス隊！こら！貴様らなど呼んどらん！
「うんだよー俺ら総帥から券もらってきたんだぜ！ほら見ろよ！」
・・・・『この券で１０名様までご入場できます』・・・・・。
わぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！間違えて団体券をたくさん贈ってしまったのかぁ！

「どもー！マハラジャ・カーン閣下。お久しぶりっす！」
おお、貴殿はジョニー・ライデン少佐。ガルマ様と婚約者のイセリナ様も
ご一緒ですか。では『ジークジオン君』になってご案内を・・・。
「ところでニムパスって奴も一緒だったんですけどはぐれちゃって・・・はっ！
ひょっとしてここビアホールとかあります？え？ある？大変だ！早く行かないと死人が出る！」
・・・・何？管制室から？ど、どうした！
「シャア大佐から入電です！ソロモンからドズル閣下とミネバ様とご友人、およびソロモン屯田兵団体
３０名ほどを乗せたシャトルがアクシズへ向うそうです。内一頭はゴリラだそうですが・・・。」
うわああああ！ガトーやケリィを筆頭とする恐怖のＴ-ＴＹＰＥ軍団まで来るのか〜！！！！
「でもお父様・・・シャア大佐もいらっしゃるのですね・・・・。」
そ！それよりも開園初日にアクシズをぶっ壊されたらどうしたらいいのだぁぁぁ・・・！

これが後のシャアの「忌まわしい記憶」になりそう・・・・（藁

「あの・・・マハラジャ様、そちらの方はこの方のお連れ様で
いらっしゃいましょうか？
ご休憩中のハマーン様に近づかれた時にこのオバ・・・いえ、
ご婦人が投げ飛ばされたものでお怪我をなさったようなのですが。」

そこには空のジョッキで殴り倒された上ぶん投げられ、ぐったり
のびているニムバスと酔ったあげくミネバと間違えたのだろう、
ハマーンを必死に庇おうとするゼナの姿があった。

ふふふ〜、今日はミネバと遊園地へ行くのだ〜ん。何着ていこうかな？
「パパ〜、まだぁ？」
ああ、すまんすまん。服なんてどうでも良いか。どうせ俺に似合う服はないし・・・


「閣下。この券、１０名まで入場可能らしいのですが？」
お前らも行きたいのか？問題さえ起こさなければいいぞ。
「あ、ありがとうございます！おーい！みんな、許可が出たぞ！」
う、うおーーー！何だ！？屯田兵達が一杯！？何事だ！
「いや〜、最近屯田兵達もあまり休息が無かったので。」
ぬぅぅぅぅ、まあいい！今日はミネバが居るから許す！許す許す！！！

ランバ・ラル隊とキシリアはどうなった？

｢諜報部からの情報によるとアクシズというテーマパークにジオン高官の妻子
等が遊びに来るらしい。そこで諸君達に人質の奪取を依頼したい。｣
｢将軍、我々にメリットはありますか。｣
｢そのリストにある女は君達の好きにして良い。
ただしミネバ・ザビだけは無傷で連れてくるように。｣

無頼と｢聞いたかよ！このリストにある女みんな好きにしていいらしいぜ。｣
｢このピンクの髪の子かわいいなあ。ハアハア！まだ十二歳だって？成長し始めがたまらん。｣
｢コイツって裏切り者のクリスじゃねえか。こいつに俺達のピーをぶち込んでお仕置きしてやろうぜ。｣
編むろ｢またセイラたんにナカダシできるハアハア・・・｣


秘書｢将軍、あのような下賎なもの太刀を使うとはどういうおつもりです。｣
レビル｢一刻も早く戦争を終結させるためにはやむをえないのだ｣
秘書｢本音は？｣
レビル｢一度幼女の味を味わってみたいのだよ。｣
秘書｢このひとは・・・・・・・・・・・｣

おお〜、あれがアクシズか！素晴らしいな！
「わ〜・・・おっきい！」
「入港しま〜す。」


「どうも、お待ちしていました・・・って何ですかこの人数は？」
マハラジャどの・・・すまん。今日は許して下され。
「う、う〜む・・・まぁ、開園祝いですしね。」
よーしミネバ、ミノフスキーコースターへ行くぞ！

〜ジャブローから移転した地球連邦本部の地下室〜

コツコツコツ・・・（足音）ふふふ・・居心地はどうかね？レビル将軍？
「貴殿はいったいどういうつもりだ！私をこんなところに監禁して！」
ふふふ・・・将軍、あなたはジオンと和平を結ぶお心積もりですね？それでは私たちは
潤わないのですよ・・・。まだまだこの戦争、続いてもらわないと・・・・。
「コロニーがジャブローをはずれ、シドニーに落ちることが数時間前にわかっていながら
シドニー市民に避難勧告を出すように私は指示した！それを握りつぶし、シドニーを壊滅させたのも
貴殿か！落ちてきたコロニーも事前にジオン軍によって住民の退去、移住が完了し無人だった。それを
情報操作したのも！！！！」
・・・・ふふふ・・・。ギレンには悪人になってもらわなくてはいけません。あくまで『正義』はこちらに
あるという名目にしておかないと・・・・。
「貴様！まだ何かたくらんでいるのだな！悪行は長くは続かんぞ！」
せいぜい吠えていてください、将軍。こちらには『将軍の影武者』を用意して指示を出させておりますから・・・。
「地球人の恥さらしが！このままではすまないぞ！」
・・・・・バタン（ドアが閉まる音）

>>675
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イセリナ「セイラちゃーん！来てくれたんだね！ガルっち！この子がメルトモのセイラちゃん！
　　　　　ジオ医大附属に通ってんだよ！超あったまいいの！」
セイラ　「サイド３に来てからはじめて友達ができたから嬉しいわ！勉強にも集中できるし」

クリス「アル！・・・ミネバちゃんとドズル閣下と一緒なのね・・・。後で話しかけて仲直りしなきゃ。」

ハマーン「・・・あら？お父様・・・何か・・よこしまな心が近づいてきているような？？？」
マハ爺　「サイクロプス隊が近くにいれば誰でもそう感じるだろうな」
ハマーン「いえ・・お父様！はっきりとした敵意を感じます！私に・・ミネバ様に！！！」
マハ爺　「・・・お前の感は外れたことが無かったな！管制室！聞こえるか！付近に怪しい飛行物体はいないか調べろ！」