宇宙世紀落語特選会

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1三遊亭円楽
全国○万人の演芸ファンと×万人のガンヲタの皆様、こんばんわ。
落語特選会、司会の円楽です。
さあ、今日は桜が見頃のサイド6公民館から、落語で語る宇宙世紀を
素人演芸家の皆さんに競っていただきましょう。
いいですか、オチがついてないと失格ですからね。では、どうぞ。

2通常の名無しさんの3倍:2000/12/12(火) 14:53
レツ「レツでーす」
キッカ「キッカでーす」
カツ「ギレン・ザビで御座居ます」
バシ
カツ「痛い!何すんのん?」
レツ「あほか!アホか!!お前は?お前なんか女にフラれて死んでしまえ。
このニュータイプのなりそこないが!」
カツ「ニュータイプにはなれませんでしたが、ニュービーズの金銀パールは
当てました」
3こんなんか?:2000/12/12(火) 15:04
コンスコン「ちゃんら〜」
円楽 「はいコンスコンちゃん」
コンスコン「領宙侵犯とかけて、イヤヨイヤヨも好きの内と説く」
円楽 「その心は?」
コンスコン「姦ったもん勝ち」
円楽 「山田君!3枚持って行きなさい」
4大喜利:2000/12/12(火) 15:36
円楽「じゃあ、山田君。例のもの持ってきて。皆さんにはオールバックの
カツラをかぶってもらいます。もう何だかわかりますね?で、私がどう
しました?と聞いたらギレン総帥になって一言いってください。

ありゃ、良かったですね。デラーズさん、毛が生えて。
山田君、デラーズさんに一枚あげなさい!」
5通常の名無しさんの3倍:2000/12/12(火) 16:29
コンスコン平「なお、チベの格納庫には若干の余裕がございます」
6通常の名無しさんの3倍:2000/12/12(火) 17:53
カムラン「カムランでーす」
スレッガー「スレッガーです。今日もこんなにお客さん来て頂いて」
カムラン「おう、そやな。俺の借金もこれでだいぶ返せるわ」
スレッガー「あー、そやったねえ。せっかく大財閥のお嬢さんと結婚
間近までこぎつけて、式場の予約も入れてねえ、ぜんぶ君が払ったんやろ」
カムラン「そや。金ぎょうさん使たわ。借金やけどな」
スレッガー「その嫁さんを」
カムラン「おう、その嫁さんをや」
スレッガー「僕に取られた」
カムラン「ハッハッハ。パーとくれたるわい、そんなん。て、待たんかい!」
7シーマ(島):2000/12/12(火) 18:03
これがジオン名物バシバシパンチやー!!

円楽「おお、シーマ様!!(ぼっきーん)」
8通常の名無しさんの3倍:2000/12/13(水) 01:28
つーか、「大喜利」ネタばかりでそれは落語じゃないぞ君ら。
9時ドム:2000/12/13(水) 04:16
アムロ「ひとつ、ふたつ、みっつ、よっつ、いつつ、むっつ、
    ななつ、やっつ、ところでおやっさん、今なんどきで?」
コンスコン「へい、ここのつで」
アムロ「そうか。とお、じゅういち、じゅうに、じゅうさん」
コンスコン「馬鹿な、13機のリックドムが3分で?・・・
      いや、1機残ってるじゃないか」
10へっついジオング:2000/12/13(水) 04:25
へっつい(かまどのようなもの)に、ギャンブル好きのジオングパイロットが
金塊を隠したまま戦死してしまった。
そのへっついは古道具屋に引き取られたが、金塊に未練があるジオング乗りの
亡霊が出るというので、ちっとも買い手が付かない。
そこで、あるバイニンがジオングパイロットを往生させてやろうと、勝負を
挑んだ。
するとさすがは腕利きのバイニン、イカサマを駆使してジオング乗りの持ち金を
全額巻き上げてしまった。でも、ジオング乗りもバクチ好き、持ち金がもう
残っていないというのに
「いや、まだ一勝負」
「勝負たって、お前さんもう金がないじゃないか」
「私とてジオング乗りのはしくれ、金はなくとも足は出しません」
11通常の名無しさんの3倍:2000/12/13(水) 08:26
キシリア女将「おーい、ちょいとしゃり阿の野良ブルはいるかい?」
しゃり阿「へへ、おばさん。そんな大声出さなくったって、オイラは
ニュータイプだから、おばさんの声は1里先でも聞こえるぜ」
キシリア「まあ、何だろうね、この子は。いつのまにアタシの膝の上
に。しっしっ、おどきよ。まったく油断もスキもあったもんじゃない」
しゃり阿「おばさんの膝はあったけえや。で、用ってな何だい?」
キシリア「そうそう。ここんとこ、ウチの軒先に立ち小便するバカが
いるんだよ。叱りつけてやったら、おばさん、立ち小便しなきゃいい
んだろっつって、今度は連れ合いの天竺娘に座り小便させてんだよォ。
お前、ちょっと行って叱りつけておやり」
しゃり阿「へいへい。へへ、おばさんも最近怒りっぽいなあ。ああいう
のが、連れ合いの頭ァフッ飛ばして『兄上も甘いようで』って言うんだな。
オイラも気ィつけなくちゃ・・・・・。
ああ、おばさん、こいつぁダメだ。だって『しゃあ』だもの」
12通常の名無しさんの3倍:2000/12/13(水) 08:47
>>10-11
ウマイね、どうも
13落語じゃないが:2000/12/13(水) 11:28
連邦とジオンの首脳が会談していたが、どちらの警護官がどれだけ命令に忠実かで言い争いになった。
連邦の大統領が自分の警護官に向かって言った 。
「今すぐあの崖から飛び降りろ」
崖の高さは数百メートル。落ちたら即死である。
警護官はすぐに言い返した。
「私には妻も子供もいるんです。とてもそんなこと出来ません」

次にジオンの総帥が同じ事を自分の警護官に言った。
警護官はすぐさま崖から飛び降りた…が、運良く途中に生えていた木に引っかかってすぐさま救助された。
救助された警護官に向かって新聞記者が尋ねた。
「どうしてあなたはこんな無茶な命令を断らなかったんですか?」
警護官は答えた。
「私には妻も子供もいるんです。とてもそんなこと出来ません」
14通常の名無しさんの3倍:2000/12/14(木) 00:24
ガロード「おいテイファ、昨日拾ったガンダムはどうしたい」
ティファ「なんだいガンダムって?夢でも見たんじゃないかいお前さん」
〜1年後〜
ティファ「お前さん、本当はあのガンダムあたしが奉行所に届けたんだよぉ」
15通常の名無しさんの3倍:2000/12/14(木) 01:37
じゃあ、あれかい、「君達が愛してくれた弟、ガルマは」ってとこかい?
いいえ、そこじゃないんで、
じゃあ、「悲しみを怒りにかえて、立てよ!!国民」え、ここだろう?
いえ、そうじゃなくて、ギレン様の立ってる所があたしの寝床なんです。
16通常の名無しさんの3倍:2000/12/14(木) 04:12
演説好きのオヤジ=ギレン、爆笑!!

難しいけど頑張ってね。
17通常の名無しさんの3倍:2000/12/14(木) 13:24
>>13うまい!うまいよアンタ!
18通常の名無しさんの3倍:2000/12/14(木) 13:52
最終決戦を前に、ジオン軍期待の新型モビルスーツが完成いたしまして・・・

ギレン総帥が命名した名前は、「寿限無寿限無五劫のすりきれ(中略)
長九命の長助」でした。期待の新型MSだけに、おめでたい名前をつけたくも
なるというもんですねえ。どうです、いい名前じゃありませんかお前さん。

ぷあーん、ぷあーん

「総帥!連邦軍が接近してきましたぜ!」
「へっ 片腹いてえや、シャアを出せ!寿限無寿限無五劫のすりきれ(中略)
長助で返り討ちにしてやれってんだ!」
「わかりやした!寿限無寿限無五劫のすりきれ(中略)長助、出撃せよ!」

ところがあんまり名前が長いもんだから、話してる間にガンダムってすごい
MSがふところにはいりこんできちまった。

「こりゃあいけねえ、総帥!寿限無寿限無五劫のすりきれ(中略)長助が
敵のガンダムと交戦中、劣勢みたいでさ!」
「なにい、いつのまに!急いで寿限無寿限無五劫のすりきれ(中略)長助に
応援を送れ!」
「了解、第五MS中隊、Sフィールドで戦闘中の寿限無寿限無五劫のすりきれ
(中略)長助を支援に出撃せよ!」

でもやっぱり長すぎのはよろしいもんじゃありませんなあ、応援が
出撃しないうちにシャアの寿限無寿限無五劫のすりきれ(中略)長助は
撃墜されてしまったそうでございます。おあとがよろしいようで・・・
19通常の名無しさんの3倍:2000/12/14(木) 21:38
レベル高いけど難しすぎて作れない・・・。
20ジオンのさんま1:2000/12/15(金) 02:05
みなさんご存じ、ガルマの坊ちゃんが趣味の乗馬に出かけていたときのこと。
コロニー内とはいえ、さんざん馬を走らせるとさすがにお腹が空いてしまいました。
そこで、たまたま一見の民家を見つけまして、折しも昼食時。民家で焼いている
さんまの香りが漂ってくると、ガルマ様矢も盾もたまらなくなりまして、
その民家の戸を叩き、さんまを所望しました。
侍従が「若様、さんまなどは下衆の食すものにございます。おやめ下さい!」
と諫めても、
「怒るなよ、民が見ている・・・」
と、全く聞き入れず。
しかしそのさんまの美味しかったこと。漁業プラントで取れた養殖物とはいえ
空きっ腹に、焼きたてのさんまですからね・・・ガルマ様5匹も
平らげてしまいましたとさ。
その後、ガルマ様が大佐として地球に赴任したのは周知の通り。
実際に地球の海を見ますと、あの時のさんまが思い出してなりません。
ついには、恋人のイセリナ様にも生返事、心ここにあらずという状態です。
心配した部下が尋ねました。
「ガルマ様、どこかお体の調子でも悪いのでしょうか」
「いや、何でもない」
「そうですか・・・何か私に出来ることがあればご遠慮なくお申し付け下さい」
「そうか。ならば一つだけ頼み事をしていいか?」
「はっ、何でありましょうか」
「・・・さんまが食べたい」
21ジオンのさんま2:2000/12/15(金) 02:05
そこで、漁業用グラブロ、ゴッグ、ズゴッグその他が出動し、全力でさんまを
捕獲、そしてジオン腕利きの料理人を雇い、調理させました。
ところが一流の料理人、さんまなどという下魚を扱ったことがありません。
とりあえず、油が多いので蒸し焼きにし、小骨が喉に刺さるといけないので
すべて取り除き、そうすると身の形も何もなくなってしまうので、すりつぶして
シチューに入れお出ししました。
「ガルマ様、さんまにございます」
「これがさんまか、かすかに香りはするようだが、形がないな・・・」
「あんなものは飾りです」・・・と言ったかどうかは定かではありませんが。
しかし、あんな調理をされたさんまが美味いはずもありません。
「あまり美味ではないな・・これはどこで取れたさんまか」
「はっ、日本の東京シティ、ツキジ港にて今朝上がったさんまにございます」
「そりゃいかん、さんまはやっぱりジオンに限る」
22通常の名無しさんの3倍:2000/12/15(金) 02:21
>>21
落ちてんの、それ?
やっぱ>>13が現在最高のできかな。
23通常の名無しさんの3倍:2000/12/15(金) 05:02
>>22
21は元ネタが落語にあったような気がする。
13は海外のジョークみたいで俺は好き。
24通常の名無しさんの3倍:2000/12/15(金) 05:17
>>21
オレはウケた。
落げもばっちり。
25通常の名無しさんの3倍:2000/12/15(金) 05:42
目黒の秋刀魚
26通常の名無しさんの3倍:2000/12/15(金) 08:33
「隊長!ジュピトリスは遠いんでありますか?」
「黙って泳げ」
27先を越されたが:2000/12/15(金) 10:24
宇宙暦0079年の夏っていいますから、ガルマ様ぁ戦死されて、シャア
が無聊を囲っていた頃の話でございやす。このシャアがちょいと色気に
飢えてきまして
「ああ、こんな薄汚ねえ部屋ん中でネズミ相手にモビルスーツ談義をし
たって仕様がねえや。俺も吉原とまではいかねえまでも大川あたりで夜鷹
を冷やかすくれえの銭ぁ持ってる」
てんで、気持ちのいい夜風に吹かれながら、仮面の上にボロ手拭いで頬
かむり、小伝馬町の八軒長屋から大川へと参ります。するってえと、夜鷹
ども、妙な野郎が来たってんでピーチクパーチク騒ぐ騒ぐ。
「ちょいと女将さん!ゴキブリ野郎が頬かむりしてうろついてるよ」
「まあ、何だろうね?夜逃げしたゴキブリ亭主の間違いじゃないのかえ?
あらまあ、ありゃあ赤い彗星のシャアだよ」
「いやだよ、女将さん。あたしゃあ、お赤飯ならもう20年前に済ませて
今じゃ立派な女だよ」
「何だね、このババァは?お前の事言ってんじゃあないよ。あのゴキブリの
事だよ。あらあら、あんな40がらみのばあさんに小判ちらつかせてるよ。
よっぽど女と遊んだことがないんだねえ。お前、ちょいとシャアの旦那、
引っ張っておいで。え?アタシもあんな変態コスプレ野郎は嫌だ?いいんだよ。
ホラ、土間で握り飯作って食べてる梅毒病みのインド娘がいるだろ。あれに
相手させてやんな」
と、まあ、こういうわけで、女と遊んだことのないシャアの旦那ですから、
このインド娘にぞっこんほれ込みまして、おまけに娘の梅毒は人類の革新
なんて言い出す始末。さて、今日はシャアの旦那、百両揃えて娘を身請けに
やって参りました。
「それにしてもシャアの旦那、あんなゴミタメに良く惚れなすったね」
「うむ、娘はインドに限る」
28通常の名無しさんの3倍:2000/12/15(金) 11:35
>>14
「芝浜」なんだな。

あんなMS手に入れたら、あんたがまた仕事をしなくなるんじゃないかと思ってね、
あたしがお上に届けておいたのさ。
それが一年経って落とし主が現れないってんで戻ってきたんだから、
ほらあんた、お乗りよ。

……いや、止そう。
打ち切りになるといけねえ。
29通常の名無しさんの3倍:2000/12/15(金) 11:44
みんなうまいなぁ。
個人的には>>26みたいのも好きなんです。
大爆笑しました。
30通常の名無しさんの3倍:2000/12/15(金) 12:40
>26
ワラた
でもそれじゃ小咄だよ
31通常の名無しさんの3倍:2000/12/15(金) 15:31
20 21は元ネタ知ってる人には面白い
俺はジオンの秋刀魚 一番面白かった。
32通常の名無しさんの3倍:2000/12/15(金) 16:40
ここ教養が高くないと参加できないよ。
面白いからがんばってくれ!
33通常の名無しさんの3倍:2000/12/15(金) 19:52
名作期待age
34通常の名無しさんの3倍:2000/12/15(金) 21:28
ジオン公国の公王デギン・ザビ,倅で総帥のギレン・ザビ,
二人そろって大酒のみだった。
連邦との戦争が始まって,このままでは国家存亡の危機!
と言うわけで,二人とも禁酒を約束した。

ところが,ギレンが南極条約調印のために地球に出かけると,
デギン公王は「酒なんて水みたいなものだよ」と飲み始めてしまう。
ちょいと1杯の積もりで呑んで,いつの間にやら深酒してしまう。

ギレンもギレンで,条約調印レセプションのパーティー席上で,
レビルと杯を交わすという屈辱からついつい飲み過ぎてしまう。

さて,ギレンがサイド3に帰国するとデギン公王はこう言った。
「貴様のようにぐるぐる廻る顔が3つも4つもあるような奴は
俺の息子じゃねぇ!ジオン公国公王の身代なんか渡すものか!」

ギレンもギレンで答える。
「てやんでぇ,俺だってこんなぐるぐる廻るコロニーなんか
いらねぇやい!」

えぇ,お後がよろしいようで。
35通常の名無しさんの3倍:2000/12/15(金) 21:39
>>34

おまえ三国志演義見たな?
3614:2000/12/16(土) 00:08
28ありがとう、タイトル思い出せなかった。オチもきれいだし。
3734:2000/12/16(土) 00:30
>>35
三国志?知らないぞ。

元ネタは「親子酒」という歴とした落語なんだがな
http://member.nifty.ne.jp/kanbayashi/kamigata/index1.htm
38通常の名無しさんの3倍:2000/12/16(土) 02:22
>>34
コロニーはぐるぐる回ってないとまずいんじゃないか?
39通常の名無しさんの3倍:2000/12/16(土) 02:45
「ダイクンからキャスバル・レムがいでまして、その名も赤い彗星のシャア……」
「うーん、ではクワトロにしておけ」
40通常の名無しさんの3倍:2000/12/16(土) 04:07
「ジオンからMS-06がいでまして、その後はグフ、ドム、ゲルググ…」
「うーん、ではドライセンにしておけ」
4126へ:2000/12/16(土) 04:16

ランバ「雷は怖いねえ」
ハモン「鳴るほど!」
42通常の名無しさんの3倍:2000/12/16(土) 04:19
シャア「ここらで一杯、少女がこわい」
43通常の名無しさんの3倍:2000/12/16(土) 04:24
15はいいね。「寝床」好きな噺のひとつだよ。
44通常の名無しさんの3倍:2000/12/16(土) 05:13
長屋の八五郎が、ある晩隣に住むご隠居の家からなにやら話し声がするってんで、
壁に穴を空けて覗いてみると、年の頃なら三十路ちょっとの
気は強そうだが育ちの良さそうないい女がいるじゃありませんか。

翌朝八五郎がご隠居を問い詰めると、
いやいや実は昨日ア・バオア・クー宙域へ釣りに行ったのだがどうした事かさっぱり釣れない、
さて帰ろうと思ったら突然藪の中からザンジバルが一羽飛び出した。
何かと思って見てみると、野ざらしの頭骸骨がひとつある。
どういう事情かわからぬが、これも何かの縁だから、
酒をその骸骨にかけてひとつ回向をしてやった。

すると夜になって家を訪ねるものがある。こんな遅くにどなたかと尋ねたら、
昼間お世話になったものでございます、
可愛がってやった坊やに裏切られて殺されて、成仏できず彷徨っておりましたが
あなた様のお陰で浮かばれましたので、ひとつお礼に参りましたと言うじゃないか。
せっかくきてくれたのだからと家に上がってもらい、肩もみなどしてもらったというわけだ。
だからお前さん、昨夜の女はこの世の者ではないのだ。幽霊だ。老けて見えるが享年二十四だ。

それを聞いた八五郎、あんないい女だったら幽霊でもかまわねえってんで、
早速グランドキャニオンへ釣りへ出た。
釣りの方はさっぱりだったが、夕暮れになると藪の中からアドラステアが飛び出した。
見ればヘルメットに入った頭蓋骨がひとつ落ちている。
喜んだ八五郎、そそくさと用意してきた酒をかけてやり、頭蓋骨に自分の家まで教えてやった。

夜になると、八五郎の家の戸を叩く者がある。
さては昼間の女がやって来たかと勇んで戸を開けてみると、
えらそうな男がお前はミューラ・ミゲルの関係者かなどといきなり問い詰めてくる。
腹を立てた八五郎、おめえは一体なにもんだと聞くと、
男はザンスカールでゾロアットのパイロットをやっているという。

「なに、ゾロアット。しまった、昼間の骨は、骨は骨でも魚の骨だったか」
45時ドム2:2000/12/16(土) 05:56
>>9 の続き。
それを見ていましたハヤト
「すげぇな、アムロ。ひとつ、ふたつ・・・あ、あいつ撃墜数
ひとつごまかしてやがら。上手くやったもんだな。よっしゃ、
おいらも同じようにやってやろ」
で、ソロモン戦にて。
ハヤト「あ、ひとつ、ふたつ、みっつ(中略)やっつ、
ところで旦那、いま何どきで?」
ドズル「4つである」
ハヤト「いつつ、むっつ・・・
糞、おいらはアムロに勝てないのかよ・・・(どかーん)」
46通常の名無しさんの3倍:2000/12/16(土) 12:53
ガンオタがこんなに落語、小噺に含蓄深かったとは・・・
47通常の名無しさんの3倍:2000/12/16(土) 13:09
>>46
おまえか!オウム<ガンオタのスレを立てたヤツは
48通常の名無しさんの3倍:2000/12/17(日) 02:16
「おーい、だれかいないかね」
「へーい」
「おお、シャアか。実はなこの間から連邦がソロモンを狙っておってな
 昨日も白いのにリックドムを13機もやられてしもうた、何とかしとくれ」
「じゃあ、取られないように核パルスエンジンかなんか付けて小惑星帯に
 跳ばしましょう」
「ばかだねおまえは、あたしゃアクシズが欲しいわけじゃないんだよ
 他の手考えとくれ」
「やりました」
「はやかったね、どうしたい」
「MSと兵士は逃がしましたが、ドズル様がビグザム一機で残ってます
 どうしましょう」
「・・・・・・まったくおまえは。そうじゃおまえんとこにニュータイプ
 がいただろう、あれを呼んどくれ」
「おお、来たか。このエルメスでな連邦と例の白いのをやっとくれでないかえ」
 ・・・・・・・
「さっそくやっとるな、取り返しの付かないことをしてしまったー、じゃと
 連邦の戦力もここまでじゃな」
「すいませんやられました」
「なにエルメスにのったニュータイプは無敵のはずじゃ、エルメスはどうした」
「いえこのとおり、ララアが乗ったのでビグロ(地黒)になりました」
49通常の名無しさんの3倍:2000/12/17(日) 03:26
>>48
おっ、新作落語かい?
50通常の名無しさんの3倍:2000/12/17(日) 10:12
ビグロじゃ負けるわな。面白い。
5148:2000/12/17(日) 10:17
いいえ、「猫と金魚(圓蔵版)」です
52通常の名無しさんの3倍:2000/12/17(日) 11:08
「いい音色だろ?」
「はっ!良いものなのですか?」
「フフフ、何でも音のする物に限るぞ…。」
「はぁ?」
「但し、半鐘はいけないぞ、おジャンになるからな…」
「はぁ……。」
53通常の名無しさんの3倍:2000/12/17(日) 11:17
「ゆンべ、でっかい茄子の夢を見たんだよ。」
「でっかいって、ザクマシンガンの薬莢ぐらいかい?」
「いやいや、そんなモンじゃねぇ。」
「てぇと、モビルスーツぐらいの大きさかい?」
「まだまだ。」
「じゃあ、サイコガンダムぐらい?」
「もっともっと。」
「ムサイ艦ぐらい?」
「ぜんぜん。」
「空母ドロスぐらい?」
「ハイ消えた。」
「まさか、コロニーよりでかかったなんて言うのかい?」
「もう一声!」
「おいおい、いいかげんにしろよ、どんだけでっかい茄子だってんだよ」
「え〜と、宇宙(そら)にヘタぁくっつけたぐらい」
「そいつぁずいぶんと虫食い茄子だね」
54元ネタ・旧ソ連の小噺:2000/12/17(日) 11:24
「ガルマ様の葬式で『坊やだからさ』って言った奴が逮捕されたって?」
「なんでまた…罪状はなんだ?」
「ザビ家を侮辱した罪と、国家機密漏洩罪だとさ」
55通常の名無しさんの3倍:2000/12/17(日) 21:20
撃ち殺したギレンにカンカンノウを踊らせるキシリアはイヤだ。
56通常の名無しさんの3倍:2000/12/17(日) 23:45
55は出直してこい
57通常の名無しさんの3倍:2000/12/18(月) 00:55
>>54
うまい!
58通常の名無しさんの3倍:2000/12/19(火) 13:52
ブライトとミライがアムロの処遇について相談中。
「アムロをガンダムから降ろそうと思う」
「そんな、ブライト・・・」
ガタン
「アムロ・・・聞いていたの・・・」
アムロは拗ねてしまいました。
「どこ行くの、アムロ」
「ホワイトベースを降りるんだよ・・・ブライトさんが僕
は不必要だって言ったんだ」
報告を受けたブライト
「勝手にしろアムロ。だがな、ハッチを出れば、お前は
敵前逃亡の罪で銃殺刑だ」
「なら、MSを奪ってモビルスーツ・デッキから出てってやる」
「そうはいくか。モビルスーツ・デッキ閉鎖だ!」
「ハッチからもデッキからも出られない。じゃあどこから
出ていけばいいのさ」
「出ていくところが無いんなら、ここにいりゃいいじゃないか」
59通常の名無しさんの3倍:2000/12/19(火) 17:18
なんでザクってぇ名前がついたかってぇとだ、

むかし、一人の白髪の連邦士官が要塞の銃眼から宇宙の方を眺めていると、
遥かサイド3のほうから一台のモビルスーツが
ザーーーーーっと走り込んできて、クっと止まった。

だから、ザクだ。
60通常の名無しさんの3倍:2000/12/19(火) 17:44
へぇーぇ、なるほどねぇ。
そいじゃご隠居さん、「ドム」はどういった訳で「ドム」っていうんで?
まさかドーーーーーっといってムって止まったんですかい?
61くわとろ亭ばじいな:2000/12/19(火) 17:45
えー、大きな事を言うようですが、
かつて赤い彗星のシャアと呼ばれた男と言えば 宇宙では〜、

私一人でございます。
62通常の名無しさんの3倍:2000/12/19(火) 17:52
面白いネタとつまらんネタとの落差が激しすぎるな。
単なる批評なのでsage
63通常の名無しさんの3倍:2000/12/19(火) 17:58
落語は、元ネタ知らないとわからないのがあるね
半分ぐらいわからない・・・
でも気にせずやってください。

旧ソジョークはわかりやすすぎ(笑)
64通常の名無しさんの3倍:2000/12/19(火) 22:05
age
>>64
それ春風亭なんとかさんだっけ?
6564:2000/12/19(火) 22:07
間違えた。>>61
66かみいゆ亭美談:2000/12/19(火) 22:13
>60

ドムは、ドム―――――っと走りこんできて、黙って止まったんだよ。
67通常の名無しさんの3倍:2000/12/19(火) 22:40
誰か落語の小噺のネタのページをあぷして。
落語初心者なので元ネタも教えて欲しい。
教えてクンでスマソ。
68通常の名無しさんの3倍:2000/12/20(水) 01:25
個人的には古典落語縛りがいいなあ。
ソ連ジョークはタダのコピぺじゃん。
と、時間稼ぎage
69通常の名無しさんの3倍:2000/12/20(水) 02:11
「え、また死んだってなんだい?またってのはなんだい、またってなァ?」
「だからね、またパイロットが戦死したんだよ。これで3人目。」
「ああ、そう言う事かい。こないだ回収されてきたあの新型だね。
ありゃお前、いいMSだよ。」
「ああ、いいMSだ。最高にカッコ良いもの。」
「いいか、そういう機体に乗って戦場にでてみなよ・・そりゃあ早死にだ
「ええ、すると何ですかい?核エンジンから放射能がスー」
「漏れやしないよ!新型じゃないか。いいかい?ここは激戦区だよ。
そこへきてお前、こっちは惚れ惚れするようないい機体だ。」「うん」
ちょっとはお前、ニュータイプにでもなった心持でよ、行きマース!!
なんつってだ、無理な戦いもして見たくなるじゃねえか。」
「ああ、それで早死にか、なるほどねえ」
・・成る程ネエ、俺もそんな気分になってみてえなあ。あっちからメガ粒子
砲が来るのをスーッかわしてだ、こっちの戦艦にエイヤってナ具合で
・・・なんて考えてると整備中の自分のゾゴックと目があっちゃった。
「ああ、俺は長生きだ」
70こんな感じかな:2000/12/20(水) 03:50
「ブライトさん、僕がガンダムでオトリになりますよ」
先刻大喧嘩したばかりのアムロがどういう風の吹き回しか
殊勝な事を言ってくれる。
「そうか、では頼む。」
これ幸いとブライト艦長、二つ返事で了承したもんだ。
「正面敵機接近!このスピードは、赤い彗星です!」
「発進だ、アムロ!」
「アムロ、行きまーす!!」
颯爽と飛び出したガンダム・・と思ったらば、
突然180°反転してすたこらさっさと逃げ出したもんだ。
「おいおいアムロ、ガンダムでオトリの仕事はどうした?」
そう聞くブライトに、アムロがひとこと。

「へえ、こいつは看板で・・・」
71通常の名無しさんの3倍:2000/12/20(水) 10:17
「なんだ、このビームサーベルは、抜けんではないか。」
「はあ、そいつはジャベリンですから」
「ええい、話にならん、なにかちゃんと抜けるものはないのか?」

「へえ、それならジオングの首がぬけます。」
7261:2000/12/20(水) 11:21
>>64

あ、良かった。わかってくれた人がいた(笑)。
春風亭柳昇師匠です。

またの名を春風高校校長、柳 昇……。
73通常の名無しさんの3倍:2000/12/20(水) 12:51
大きなことを言うようですが、ギレン・ザビといえば
地球圏ではあたしひとりです
74名無しサンタクロース@クリスマス:2000/12/20(水) 13:28
この、真っ赤で派手なのがシャア大佐のMS、
こっちの緑色の丸っこいのがララァさんのMA、
最後こっちの茶色くってうすらでかいのがクエスさんのMA。

で、この独楽を三つ一緒に回して、赤いのが緑色を撃墜するとララァさん。
赤いのが茶色を撃墜すると、ロリコン。

と、こうなっておりますが。
75頼朝公のしゃれこうべ:2000/12/20(水) 15:36
ふだんは非公開の秘物を公開する「1年戦争回顧展」を戦争博物館で
行うことになり、記事にしてもらうためにマスコミへ事前公開を行った。

ハヤト「これはすごいぞ、カイ。かつてジオン公国の総帥であったギレン=ザビ
  大将のしゃれこうべだ。そばへ寄ってよく見てくれよ。ほら額と後頭部の
  ところに穴が空いているだろう? ア・バオア・クーで妹のキシリア=ザビ
  少将に撃ち抜かれたものだよ」

カイ「ギレンのしゃれこうべは大きいと聞いていたがこれはやけに小さいんだな」。

ハヤト「これはギレン=ザビ幼少の頃のしゃれこうべ」
7664:2000/12/21(木) 00:45
というかオレ、柳昇校長を知ったほうが先だった(笑)
柳昇のハゲを悼んでアゲ
77通常の名無しさんの3倍:2000/12/21(木) 10:15
これ、もとねた分かると面白いんだけど、分からん人はつまらんだろうな。
78アムロ家三平:2000/12/21(木) 11:09
やーもう大変なんすから。
あたしがココに稲妻出したら撃墜されてくらはい。決まりなんで。
どーもすいません。えー、ギレン様がエリーって娘に惚れちゃって、
あー、コレがホントのエリーマイラブ総帥。(稲妻)
「好きです♪好きです♪好きです♪マぁチルダさぁぁぁ〜ん♪」
79通常の名無しさんの3倍:2000/12/21(木) 16:46
レッドモビルスーツ、カモ〜ン
グリーンモビルアーマー、カモ〜ン

キッス・オブ・ファイアー
80通常の名無しさんの3倍:2000/12/21(木) 17:22
>>78
三平の声が聞こえてくる・・・。
81こんなのはどう?:2000/12/22(金) 00:40
古MSショップでプチモビを買おうと試乗していたら
コックピットが狭くて、いざ降りようとしても
どうにもこうにも抜けやしない。
「仕方ありませんね、このままお買い上げって事で・・」
「やむをえん・・で、いくらだ。」
「こんなところで(と電卓をみせる)」
「畜生!足もとを見やがって!・・今は手持ちがない。
 俺の家まで一緒に来てくれ・・」
てな訳で、その男はプチモビを操縦しながら、
店主は自家製のシャトルに乗って、
男の住む隣のコロニーに一緒に出かけた。
しかし、いざ港に接舷って時にその店主、
開閉ハッチに尾翼が挟まっちまって
にっちもさっちもいきやしない。
観念した店主が男にひとこと。

「すいません、このコロニーはいくらでしょう・・・」
82アムロ家三平 今際の言葉:2000/12/22(金) 01:14
医師「レイさん、レイさん、私の言ってる事分かりますか?」
医師「お名前は?」
三平「シャア・アズナブル.....」
83通常の名無しさんの3倍:2000/12/22(金) 02:49
なんか落語しらない人が無理して書き込んでるなあ。
84まんじゅうこわい:2000/12/22(金) 03:07
シャアに戻れといえば「私はクワトロ=バジーナだ。それ以上でもそれ以下でもない」と
はぐらかし、修正されれば「これが若さか……!」とわけのわからないことをぬかす。

そんなシャアを怖がらせてやろうと、アーガマの面々があのてこの手を使って
シャアの怖いものを聞き出すと、なんと「赤いのが怖い」とおっしゃる。
そこでブライト艦長以下、赤いザクだのズゴッグだのゲルググだのをシャアのもとに
たっぷりととどけてやった。そうしたところがシャアは「赤いの怖い赤いの怖い」と
わめきたてたあげく、「こんな怖いものはさっさと撃墜されてしまわねばな」とほざいて
赤いMSをとっかえひっかえして出撃してしまう。

ここに至ってはめられたと気づいたアーガマの面々、案の定赤いMSも無傷のまま
着艦したシャアをどうしてくれようかとばかりに手ぐすね引いて待ちかまえていた。
そんな皆にシャアが言うには
「ここいらでちょいと一人ちっちゃい女の子が怖い」
8584:2000/12/22(金) 03:21
いけねぇ、>>42でさげが既出だよ
鬱だ
86通常の名無しさんの3倍:2000/12/22(金) 11:27
>>84=85
でも、このさげ以外にはありえんでしょ。ワラタから問題なしかと。
87通常の名無しさんの3倍:2000/12/22(金) 19:14
ジオン公国軍のマ・クベ大佐と云えば,世に並ぶ者も居ない骨董の大家,
後の世では,「マ・クベ大佐が手にとって,しげしげと眺めた」というだけで,
二束三文の古壷に高価な値段がついたという逸話もございます。

さて,大佐が中央アジアに来ていた時,ソドンの町に立ち寄よれ,町に
一軒しか無いレストランに入られました。
「大したおもてなしもできませんで」と謝辞を述べながら主人が差し出した
古くさい茶碗を,マ・クベ大佐は熱心に観察されたのです。

大佐が去った後,店内に居た古物商はその事に気づき,主人にその
茶碗を譲ってくれと頼みます。
結局,その古茶碗は100万クールという値で旅の商人に売られたのです。

次の日,大佐が再び店を訪れるや,主人は先日の事を話し,あの茶碗に
そんな価値があったとは驚きましたと語るものの,当の大佐の言われるには,
「あの茶碗は,どうも中から水が漏っていたようなので,どこから漏れているのか
気になり,眺めていただけだ」との事でした。

なるほど,ただの水が漏るだけの茶碗に100万クールの値段がついたのか?
と,主人もやっと気づく。

その時,
店の外を巨大なサムソントレーラーが通り過ぎ,レストランは揺れに揺れる。
戸棚の食器もガチャガチャと割れ,水を汲んでおいた大きな瓶(かめ)にも
ひびが入ったか,水が漏れ始めた。

主人曰く
「やや,100万クールの瓶が出来ましたぞ。」
88千両みかん(その1):2000/12/22(金) 20:15
スウィートウォーターのダイクンの若旦那、5thルナ落として疲れ果てたのか、どっと
病の床にふせってしまいます。愛人兼ネオ・ジオン幹部のナナイとしては
心配というのはひと通りでございません。

 さてある日のことでございます。ジオン1の名軍医と評判の高い先生に診てい
ただきますと「これは医者や薬では治りません、気病じゃ」という見立てが下り
ます。「胸に何ぞ思いつめてる思い事が有るに違いない、その思い事をかなえて
やりさえすれば、治るでしょう」ということであります。

ナナイといたしましてはほっと一安心でありますが、愛人にも言いにくいことなら
却って聞き出すのもむつかしかろうということで、かわりに政治向きの番頭役である
ホルストを若旦那の元に使わします。

「ホルスト、それで大佐は、何と言ぅております?」
「大佐さん、耳の根元までシャア専用カラーになりまして。
『実は番頭、欲しいものが一つある』と」
「欲しいものが一つ、そら一体何?」
「へぇ。大佐さん、何ともいえんウットリした目ぇしはりまして、
『あのごつごつした、色艶の、がっしりとした……』」
すると眉をひそめながらナナイはたいそう激しい口調で
「いつまでもロリコンだと思ってたら……、先さんはお幾つぐらいの?」
「……思いなさるでしょう?言っておきますが、大佐の欲しいと
おっしゃるのは、女の人じゃありませんよ」
「女じゃない?じゃあ何だ?まさか大佐、ショタの趣味まで……」

「アクシズです」
「えっ?」
「アクシズです。アステロイドのあの色艶のえぇごつごつしたやつ、
あれ地球に落としたらどんなに粛正になろうかと、それ思いつめて
病気に……。大笑いでしょう、ナナイさん」
89千両みかん(その2):2000/12/22(金) 20:50
「でホルストさん、そなたなんと言ってくださった?」
「何もなにも、それで『お望みとあらば、スウィートウォーターまでアクシズ引っ張って
参りましょう』と言ってやりましたら、『そうかホルスト、承知してくれるか。あぁうれしい、
急に少女とヤりたくなった』とおっしゃって、急に元気になりまして、これで大佐さんの
病気ご快癒間違いなしです」

「それは良かったけどね、ホルストさん。アクシズは今日び誰の持ち物と思ってなさる?」
「え〜と、以前はハマーン派の持ち物でしたが、ハマーンが敗死してからは……あ」
「あぁ、じゃないでしょう。なるほど大佐が言うも不幸、言わぬも不幸とおっしゃったのも
無理はない。今は連邦の管理下でしょう?そこにそなたが大胆にも『アクシズぐらい
引っ張ってこよう』なんて言って、ふっと気がゆるんだところで『やっぱりアクシズは
手に入りませんでした』てなこと言ってみなさい、ガクッときてそのままなってしまう
かも分からん。そうなったらホルストどん、あなたは大佐殺した下手人と言うことに
なりますよ」

主殺しは今も昔も重罪でございます。ましてスウィートウォーターと言えばシャアの
若旦那に心酔した人間ばかりが集まった土地柄、若旦那を死に至らしめたなんて
ことになったら生きてコロニーをでることすらままなりません。
ホルスト、真っ青になってあわてて連邦軍に交渉に向かいます。

「ごめんください、アデナウアーさん」
「おやネオ・ジオンのホルストさん、今日は何用で」
「アクシズ、ありますか」
「アクシズ?へぇ、確かにうちにあります」
「ある〜!!それを売ってくれませんか」
「連邦も慢性的な赤字、買うてはもらいます、買うてはもらいますけれども、よくよく
アクシズがお入用と見えますが、ぜんたい、こらどういう?」
「よく聞いとくなはった、実は手前どもの若旦那……」
ホルストも政治交渉には長けておりますゆえ、アクシズ落としの部分だけは隠して、
若旦那が自らの民の困窮を思うあまり、アクシズの資源を欲して病にかかってしまったの
だとアデナウアーに説明いたします。
「へぇ、へぇ、……へぇ、へぇ、……はぁ〜〜っ、アクシズの資源をほしい一心で和平を……
そこまで思いつめられたら小惑星も幸せ、またアクシズを管理しておりますわれわれ
連邦といたしましても、まことに冥加に尽きます。これちょっとでも早く曳航して帰って、
使ってもらってくだされ。いえいえ、お代金は入りません。武装解除して和平を結んで
くれればそれで十分です。どうぞ持って帰っとくれ」
「それではいけません。季節はずれのアクシズ、高いのは承知です。どうぞ、どうぞ値を
おっしゃっておくれやす。私どももジオンの残党、金に糸目はつけませぬ」

アデナウアーのせっかくの好意「そんなら有難く」と頂戴すればいいものを、
「ジオンでございます」「金に糸目は付けません」口にしましたものですから、
それならばそのジオンに相応しい値を付けさせていただきましょうと、主人の
気持ちがどこかでプッチンしてしまいます。
「さようならば、このアクシズ、金の延べ棒千本の値を付けさせて頂きたい」
90千両みかん(その3):2000/12/22(金) 21:19
実のところネオ・ジオンにも金はありません。民が困窮しているというのは本当の話でして。
ですからホルストも必死に巻き返そうとしますが、アデナウアーもいざこうと決めると頑固な
男で、延べ棒千本から断固として値を下げようとしません。
あぁこれで死刑確定だとしょんぼりとして、仕方なくスウィートウォーターに戻ります。

「ホルストさん、顔色が悪いじゃない?アクシズは無理だったんでしょう」
「いえ、手に入ります、ナナイさん」
「買えるか」
「へぇ、買えます、けどいけません。とてもとても。高か過ぎます。
始めは向こうが、武装解除するならやろう、とおっしゃってくれたんですけど、
わたしがしょうもない意地はりましたところから、値が付いてしまいました。
面目ございません。アクシズ一つ、金の延べ棒千本になってしまいました」
「千本!……安い!」
「??……安い?」
「大佐の命が延べ棒千本で買えると思えば安いやないか……これこれ、
アタッシュケースを一つこれへ………」
ドーーン、と普段はけちなナナイが景気良く延べ棒千本差し出します。
「ワッ!!」
番頭さん、またひっくり返ってしまいました。

さて日を改めて、すっかり元気になった大佐とともに、ホルストはランチに
アタッシュケースを乗せてロンデニオンに参り、引き替えに連邦との偽りの
和平を成立させ、おまけに大佐好みの小娘も連れてかえるのですが、
これはガンヲタのみなさまにはよくよくご存じの講釈ですので割愛いたします。

そこでアクシズ落としの作戦を始めたところ、シャア大佐がホルストさんに
慇懃に礼をもうします。
「ホルスト、すまない。私の気はこれですっかり治った……おおきに、有難とう……
アクシズの居住区のかけらが3つ残った……ひとつはナナイとニュータイプ研究所に、
一つはスウィートウォーターの民に、後のひとつは……ホルスト、おまえが使い道を
決めてくれ……」
「いつに変わらぬ大佐さんのお優しいお心、皆に……申し伝えますでございます……」

さて、番頭、小惑星のかけら3つ曳航して宇宙へ出ましたんですが……

「何が何か、さっぱり訳分からなくなってきた。いくら、人類の革新のためとはい
いながら、アクシズひとつに千両。……百両、二百両、三百両……七百両も
地球に落としてしまった。ひぃ、ふぅ、みぃ、三百両……、私は一年戦争の折
ご当家へ奉公に上げさしてもらって、終戦したら退官させてもらって民政を
させてもらうからだになったけれど、その時出してもらえる退職金が高々四十両、
よう出してもろて五十両、間違うても六十両とは出してもらえまいなぁ……

……その十三年の汗と油が五十両、……この小惑星三つが三百両……五十両…
三百両……五十両……三百両……五十両……三百両……五十両……三百両…

…………え〜〜〜いっ、ままよっ!!!」

ホルストさん、アクシズのかけら3つ引っ張ってトンズラこいてしまいました。
91米子(´ё`):2000/12/22(金) 21:38
とてもおもしろいです
このスレ
92通常の名無しさんの3倍:2000/12/23(土) 01:39
>>88-90
そう来ましたか、素晴らしい。
元ネタが分からずに呆然とする人々の顔が目に浮かびますな
93通常の名無しさんの3倍:2000/12/23(土) 01:52
>>92
自分は元ネタわかると自慢したいのか?
そのぶん英単語でも覚えろ厨房
94通常の名無しさんの3倍:2000/12/23(土) 01:56
>>93
オマエモナー
95三遊亭円楽:2000/12/23(土) 03:00
まあまあ、野暮は言いっこなしってことで。
ダメですよ介護2と3の爺さん同士が喧嘩するなんて洒落になりません。
じゃあ、続きどうぞー。
96ジェリド亭目紗:2000/12/23(土) 13:24
時は宇宙世紀の頃、ホワイトベースにアムロくんなるちょっと頭の弱い少年が搭乗しておりました。
ある日の事、ホワイトベースが補給のためにコロニーに寄港しました。
ブライト艦長、久々にうまい物が食いたくなって、
ブライト「おいおいアムロくん、悪いがひとっ走り、何か食い物を買ってきてくれんかな」
アムロ「へーい、どんなものがいいんですか?」
ブライト「そうだね、わたしは甘い物が好きだから、ここはひとつタイヤキを買ってきてもらおうか」
アムロ「へい、わかりました。」
ブライト「ああそうそう、お前さんはちょいと物覚えが悪いから、買い物に行く途中ずっと『タイヤキタイヤキ』と言いながらいくんだよ」
アムロ「へい、合点承知の介」
アムロくん、言われたとおり『タイヤキタイヤキタイヤキ…』と呟きながら小走りに駆けて行きました。
道すがら、怪しい男がいます。どうやらジオンのスパイ。
見つかった、と思ったスパイはアムロくんに襲いかかってきました。
アムロくん腰の銃を抜き、
「う、うつぞ、うつぞーーー!!」
気おされたスパイは退散して行きました。
アムロ「ふう、あぶなかった。あ、はやくブライトさんの買い物行かなきゃ」
アムロくんは銃を腰にしまい、『うつぞうつぞうつぞ・・・』と呟きながら
再び小走りで駆けて行きましたとさ。
97通常の名無しさんの3倍:2000/12/23(土) 15:57
>>96
一体何を買って帰ったのやら
元ネタと関係なしに笑えたのでage
98皿屋敷:2000/12/23(土) 21:20
星一号作戦終了直後の事でございます、ソロモン宙域に幽霊が出るという
噂が立ちまして。なんでも「ラ・ラァ」という声がしてきてそれが10回
聞こえると何処からともなくビームが飛んできてたちまち墜とされてしま
うというんですが。
よしゃあいいのに暇な連中が10回聞かなきゃいいんだろうってんで見物
に行って参りました所が
「おい、ありゃあすごかったな」
「俺なんか額ン所にビカビカッとなんか光ったとおもったら黒いねえちゃん
 が目の前に立っててよ『刻が見える』とかなんとか言ってたぞ」
「ちぇっいいなあ、俺なんか声しか聞こえなかったぞ、くやしいから
 もう一回行ってこよう」
「おい、忘れんなよ聞いてもいいのは9回までだぞ」
てんで噂が噂をよんで毎日ぞろぞろ見物に行く奴が引きも切らず、声から
「ララア」さんなんてえ愛称も出来ましてファンクラブまで出来る大人気、
人混みを当て込んで屋台は出るわサイド6あたりから観光シャトルまで出て
くる大騒ぎとなりました。
「さあて、今日もそろそろ出るぞ」
「ラ・ラァ・・・」
「いょっ、まってましたララアちゃーん」
「2回、3回・・・・・7回、8回・・そろそろ逃げるぞおっ」
ところが見物人が多すぎて大渋滞、ぶつかるMSは出るわサラミスは回頭
しそこなうわでとても逃げられません
「9回10回・・墜とされるたすけてくれーっ」
「11回、12回・・・・・」
「おいなんだよ、10回きこえたらビームでドカンじゃ無かったのかい」
「どうなってんだよララァちゃん」
するとにっこりしながらララアが答えて
「はい、明日はお休みですから2日ぶんやってるんです」
99通常の名無しさんの3倍:2000/12/23(土) 22:27
いい^^俺みたいなジジイには・・・
なんかジジイで良かったって思うよ。
100通常の名無しさんの3倍:2000/12/24(日) 02:07
98ウケタ。
もう俺にはネタが無い。みんな頑張ってくれ
101通常の名無しさんの3倍:2000/12/24(日) 02:48
やべえ、39が口についてしょうがねえ(藁

102通常の名無しさんの3倍:2000/12/24(日) 08:19
連邦の若いパイロット衆が、戦闘の息抜きにと酒盛りを始めた。
つまみに用意した豆腐の味噌田楽を、ただ喰うだけじゃつまらねえってんで、
各員これまでの戦闘報告をして、言葉の中に「ん」の出た数だけ田楽を喰えることになった。

「じゃあ最初は俺が・・・”マゼラン撃沈”」
「この野郎、いきなり最初から縁起の悪い事ぬかしゃあがって。まあいいや、ほれ、2本。お次は?」

「左舷、弾幕薄いぞ!なにやってんの!!」
「うわ、艦長いつからそこにいたんで?・・・あーあ、何も言わねえで3本持って行きやがった」

「”兄さん、兄さん、キャスバル兄さん、兄さーーん!!”4本いただくわね」
「そりゃあ反則だよ・・・まったく、姐さんにはかなわねえなあ。」

「次は僕が・・・”ガンタンクで宇宙空間戦闘、もうさんざん”」
「・・・お前さんも苦労してるんだなあ・・・オマケだ、10本持ってきな。
次は・・・おっと、いよいよエースパイロットのご登場かい?」

「じゃあ、行きまーす。”ソロモン掃討戦、フォン・ブラウンの反対側から救援発進、
戦艦グワジン巡洋艦ザンジバル艦隊発見、双方半分撃沈、とんがり帽子の新型無人兵器殲滅、
ジオン・ダイクンの長男乱入ザビ家に怨念大混戦、ギレンの陰謀デギンは戦死、演説興奮ジーク・ジオン、
ガンダム先陣、ジオング未完成品・・・・・・”」
103通常の名無しさんの3倍:2000/12/24(日) 09:43
参考までに。
www.hi-ho.ne.jp/hga00161/rakugo/daihon/index.html
104桂プル枝:2000/12/25(月) 20:51
誰か『ジオン八景亡者の戯れ』書いてくれない?
長すぎるか…。
105hoge:2000/12/26(火) 02:42
ルウム戦役は、戦力比的には連邦の方が有利であったが、MSの活躍など
により、散々に敗退、レビル将軍は捕虜になったりしてしまった。

この大失敗のあと、連邦政府・軍高官たちの間で責任のなすり合いという
醜い事態が起こった。レビル将軍はジオンから帰還後、その責任を受け止め、
V作戦を発動するわけだが、皮肉めいた批評を一言いわずにはいられなかった。

「しばしばいわれてきたことですが、勝利には1000人の父親がおり、
敗北は常に孤児なのであります」
106hoge:2000/12/26(火) 02:49
一年戦争でまだジオンが優勢だった頃、ジャブローに緊急電が届いた。ホワイトベースが危機に瀕している、との知らせであった。

レビル将軍はその知らせに、満足だと静かに言ったのみだった。周囲のものが驚くと将軍は言った。

「実はわしの小さい頃、隣に住んでいた羊飼いのことを思い出したのだよ。羊が病気にかかってバタバタ倒れていったのだが、1頭の鳴き声を聞いて『うちの羊のうち、まだ死んじゃいないのがまだ1頭いた』とね。」
107hoge:2000/12/26(火) 02:55
ソロモン攻略のとき、レビル将軍は上機嫌でつぎのような話をした。

ワルシャワ戦の時、敵を1人も倒せなかったジオン兵がしょんぼりしていた。彼が上官であるマ・クベにそのことを報告すると、マ・クベは教えた。

「次の時には『レビルくたばれ』と叫べば、連邦の連中が塹壕から出てくるぞ」と。

ジオン兵はオデッサ戦で教わったとおりにした。すぐさま連邦兵が「ギレンくたばれ」と叫びながら塹壕から飛び出してきた。

「で、もちろん私と同じ同志を殺すわけにはいきませんでした」とジオン兵はオデッサ脱出時に報告した。
108hoge:2000/12/26(火) 03:00
マ・クベは極めて用心深い人という評判が高かった。自分が確かめたもの以外はほんの少しも信じようとしない、諜報活動には最適と思われる人物だった。

オッデサ降下後、ヨーロッパを進撃している際、羊の群れがみえた。マ・クベの副官が言った。

「あの羊は最近毛を刈ったのですね」

マ・クベは考え深そうに羊をみつめてから言った。
「そうらしいな、少なくともこちらの側面だけはな」
109通常の名無しさんの3倍:2000/12/26(火) 12:17
>>108
マ・クベじゃなくたっていいだろ。もうちょいひねって。
生意気言ってスマソ…
110hoge:2000/12/26(火) 21:52
うう、すまぬ。わし0079見たのって相当前で細かいキャラ設定とか
全然覚えていないだす。諜報といえば赤鼻ぐらいしか思いつかなかった
けど、赤鼻とはなんかイメージがちがうっぽいし。

「ガンダム世界で、このイメージにはこのキャラが似合う」とか
まとめてるページって無いかしらん?
111通常の名無しさんの3倍:2000/12/26(火) 22:12
そんな・・・便利なページ・・・。
112通常の名無しさんの3倍:2000/12/26(火) 23:18
だから落語しらんのに無理してコピペかきこむなや。
落語をガンダムネタにアレンジする妙を楽しんでるのに。
ttp://www.edo.net/goinkyo/
113通常の名無しさんの3倍:2000/12/26(火) 23:50
自称落語好きガンヲタのヲナニーかよ(w
114通常の名無しさんの3倍:2000/12/27(水) 00:36
そういうスレッドだもん
115>112:2000/12/27(水) 03:09
とうとう見つけたな、そこを(笑
116通常の名無しさんの3倍:2000/12/27(水) 20:07
新ネタキボンヌ
117犬の目:2000/12/27(水) 23:46
陸戦型ガンダムを配備された某小隊、最前線に送られるのですが新型だけに
補給が続きません、今日も一機が頭を無くして帰ってまいりました。
「まーたやられたんですか、もう部品有りませんよ」
「そんなこと言わないでさあ、GMのでもいいから着けといてよ」
「GMだってもう無いんです、しょうがないなあ、ぶつぶつ・・・」
とかなんとかいいながら整備兵は部品をかき集めて修理を終えましたが
翌日、そのガンダムで出撃した兵士が怒って怒鳴り込んで来ました
「いったいどんな整備をしたんだ、まったく戦闘になんなかったぞ」
「おかしいなあ、メインカメラのパーツが無いんで転がってたザクの
 モノアイを使ったんですけど、ちゃんと写ってたでしょう?」
それを聞いたパイロット
「どうりで、味方にしか照準が付かない訳だ」
 だけなんだけどちゃんとカメラは見えてたでしょう?」
118通常の名無しさんの3倍:2000/12/27(水) 23:48
>117
すまん最後の一行消し損なってた
119通常の名無しさんの3倍:2000/12/28(木) 02:25
誰か、ザビ家版「士族の商法」を書いてちょ、、
120通常の名無しさんの3倍:2000/12/28(木) 05:28
シャアの「会長への道」(馬風師匠のやつ)書いてくんなまし。
121テレスコ:2000/12/28(木) 14:15
ジオンと連邦が戦争を始める前の頃の話でございます。
ある時,哨戒艇が小惑星に衝突して漂流中のジオンの新兵器を発見したのです。
「こりゃぁ珍しいモノじゃわい」と拾い上げ,レビル将軍の元に運んで参りましたが,
何せ秘密厳重なジオンの新兵器,さっぱり正体が分かりません。
そこで,将軍は情報に詳しい諜報部の者に尋ねました。

「将軍,これはジオンの新兵器ザクに御座います。」
「ほほぉ,ザクとは変わった名前の兵器だのう。」
「田舎者のジオンの考えた新兵器です。恐れるには足りません。」

ところが,戦争が始まるやジオンのザクによって,連邦軍はさんざんに
打ちのめされ,レビル将軍も捕虜となってしまう始末です。

なんとか敵から脱出してきた将軍ですが,情報部の男への不審がつのります。
そこで,件のザクをあちこちいじって改造し,改めて男に尋ねます。

「将軍,これはザニーに御座います。」
「なんと,先だって貴様はこれをザクだと答えたではないか?それを今になって
ザニーと称するとは,この儂を謀ったな!」

哀れ,牢に囚われた諜報部員は面会に来た技術部の将校にこう言いました。
「なぁ,MSを改造するのはかまわんが,ザクを改造したのを,ザクに似てるからって
ザク似>ザニーというような安直なネーミングはするなよな。」

この話を聞いた将軍は誤解を悟り,安易なオラザクを公式設定としようとした事を
恥じ入り,V作戦へ全力を注力する事を命じましたとさ。めでたしめでたし。

サゲが決まらなかったのでsage
122天狗裁き:2000/12/29(金) 21:03
シャアがまだ士官学校時代の話でございます。
「うわあーっ、たすけてくれぇーっ、やめろぉーっ」
大声でうなされているシャアを同室のガルマが揺り起こしまして
「どうしたんだおまえらしくもない、よっぽど酷い夢を見たんだろう
 いったいどんな夢だったんだ」
「それがどんな夢だったか覚えてはいないのだ」
「まあそう恥ずかしがらずに、誰にでも怖い物は有るもんだ、おまえが
 怖がるなんて珍しい事だし、親友の俺にくらい教えてもいいじゃないか」
「いや本当に覚えてはいないのだ」
「なに、親友の私に隠し事をするとは友達概のないやつだ、おまえは
 そんなに薄情なやつだったのか」
「覚えていないと言うのに」
てなぐあいで大喧嘩が始まりました
そこへやってきたのがたまたま学校に訪れていたガルマの兄、ドズルで
ございます
「いったい何をやっているのだ、おまえ達は」
「あっ、兄上、シャアは酷い奴です」
てなわけでガルマが訳を話しますと
「ガルマ、おまえは行く行くはジオンを背負って立つ男だ、それが
 たかだか人の夢ごときでなにを言っておるのだ、何でも知りたがる
 のは良くない事だぞ。シャアには俺の方からよく言っておく」
と言ってシャアを自宅へ引き連れていきました
「さてシャアよ、おまえは士官学校を卒業したら俺の元に配属されることに
 なっておる、つまりおまえの未来の上官と言う訳だ。上官としては部下の
 事を良く知って置く必要がある。そこでだ、おまえが夢に見るほど恐ろしい
 物とは何なのか、俺にだけ教えてくれないか。もちろんガルマには秘密に
 しておいてやるぞ」
「いえ、閣下本当にどんな夢だったか覚えてはいないのであります」
「なに、貴様上官たる俺に話せないことが有るというのか」
てなわけでこちらでも大騒動
そこへ今度はドズルの兄、ギレンが通りかかりまして
「ドズル、何を騒いでおるのだ」
「いや兄貴、実は・・・・」
「たかがそのようなことで、少しはつつしむべきだなドズル。
 私はシャアに用がある、借りてゆくぞ」
といって連れていきました
「シャアよ、私はおまえを将来は私の片腕とも頼む男になると思っておる
 私に忠誠を誓ってくれるな」
「はっ、もちろんであります」
「ならば話してもらおう、ガルマが知りたがりドズルにも話せないおまえの
 その見た悪夢とやらを。忠誠を誓ったのなら出来るな・・・」
「いえ、閣下先ほどからお話ししている通り覚えていないのであります」
「なに、この総帥たる私にも話せないというのか。おのれかくなる上は
 どんな手段をもちいても聞いてみせる、ジオンの恐ろしさ連邦の無能
 共より先におしえてやろう」
とギレンが手を挙げた時、とつぜん視界が光につつまれシャアは見知らぬ
場所に立っておりました
「ここは月だ、そして私はかってニュータイプと呼ばれし者」
「はあ、にうたいぷですか、なんだかよく判らんのですが、それにもしか
 すると時代が大分早いような気が・・・・」
「なにを言っておる、おまえの苦悩する心が私を呼び覚まし、ここへ
 導いたのだ、争いは無意味なことだ。」
「取りあえず御礼をいいます、助かりました」
「いや、本当に酷い目にあったことだ、まあ私は争いはきらいだしここは
 だれにも知られてはおらん、それに私はすでに人では無い。つまり何も
 気にすることは無いのだ。」
「はあ」
「まあ、争いは嫌いだがその原因については知っておくに超したことはない
 聞きたいとは思わないが、どうしても話したいので有れば聞いてあげよう」
「いえ、ホントにどんな夢だったか覚えていないのです」
「なに、命の恩人たる私に話せないなどと、なんたるやつ。こうなれば
 ニュータイプの恐ろしさをたっぷりと味わうがいい」
「うわあーっ、まただ、やめろおーっ、誰かたすけてくれーっ」

と叫んだ所で誰かが体をゆすりながら聞きました
「おい、シャアどうしたんだ悪い夢でも見たのか」
123名無しさん:2001/01/02(火) 11:21
a
124名無しさん:2001/01/03(水) 19:43
age
125名無しさん:2001/01/03(水) 21:06
三木助死んだの?!
126通常の名無しさんの3倍:2001/01/08(月) 03:16
氏んだよ?
127笑福亭ハマーン:2001/01/08(月) 05:10
オチだけがいしゅつだけど「ツル」で。

どん、どん。
時は宇宙世紀の頃、木馬長屋の大屋、ブライトのご隠居の家の障子を叩く物があります。
「ブライトのご隠居さん、こんばんわ」
「お、誰かと思たらアムロやないか。まあこっち上がって座りいな。」
アムやん、障子をがらりと開けて
「へぇ、派手にあがろか、陽気にあがろか、それとも額から火花出してあがろか」
「たかだか人の家に上がるのに、額から火花出してっちゅうのんは聞いた事ないなぁ。
ひとつ、それで頼むわ。」
「へえ。アムロ、行きまーす!!!……見える!!!」
「何が見えるんやいな。座敷へ上がるのに大げさな。…まあええ。ほんで、今日は一体どないしたんや?」
「へえ、それですねん。是非とも木馬長屋の生き地獄、ブライトはんの知恵をお借りしたくて」
「チョ、ちょっと待ちいな。だれが生き地獄やねん。それを言うなら生き字引とちゃうか?」
「ああ、そうでしたわ。」
「ふむ・・・地獄呼ばわりされたんははじめてやな。…で、わしの知恵を借りたいって?」
「へえ、実は辻向かいの長屋のリュウやんと、『ザク』の名前の事で揉めたんですわ。」
「ザク言うたらジオンモビルスーツやないか。それがどうしておまはんらの揉め事のタネになるんや」
「へぇ、ザクはなんで「ザク」っちゅう名前なんやろうと思いまして。わしは雑魚やからザクなんとちゃうか、と言うたら
リュウやんは『違う、ザクザク歩くからザクなんや』とぬかしけつかりやがりまして」
「ぬかしけつかりやがった、とはまたエライ言いようやな」
「で、ブライトのご隠居さんにホンマのところを教えていただこうと思ったわけですわ。」
「ふぅむ。いや、まあ、そないなこときかれてもなぁ・・・・・・」
「まぁ、そうもったいぶらんと。ご隠居さんはなんでも知ってはるって、この長屋では評判ですさかいに」
「ん、ん、まあ、わしは、おまはんらの聞くような事で知らんことはないつもりや。」
「ほなひとつ、その名前の由来っちゅうのをお聞かせ願います」
「ん・・・・そうやな、昔ルウム戦役の頃一人の監視兵がおった。」
「へぇ」
「その監視兵の視界に、緑色の巨人が見えたかと思うと、ザー――――っと
こちら寄ってきた。」
「へぇ」
「そのあと、今度はツガイの赤い巨人がクー――――――っとこちらへ寄ってきた。」
「へぇ」
「そやさかい、ザクや。」
「へぇ、なるほど。さすがご隠居はん。なんでもよく知ってはるわ。」
「わしは長屋の生き字引きやさかいな」
「ほな、わしは早速この話しをリュウやんに話してきます」
「あぁ、ちょっと待ちいな。ああ、言ってしもうた」
続きはまた今度
128笑福亭ハマーン:2001/01/08(月) 21:52
>127のつづき

ブライトのご隠居の家を出たアムロやんは、さっそく辻向かいのリュウやん
のところにいきました。
「おう、りゅうやん、おるか」
「お、アムやん、どないな用や」
「どないもドダイもあるかいな。こないだ言ってたザクの名前、決着つけるでぇ」
「えらい威勢がいいやないか。ザクはざくざく歩くからザクや。歩兵の軍靴の音から
つけたんや。サンライズの公式設定やでぇ」
「と、思うところが素人の浅はかさ。ええか、ホンマはちがうんや。
時はルウム戦役のころ、一人の監視兵がおった。」
「ほぉ」
「すると、向こうから緑色の巨人がザー―――――っと飛んできて、
監視兵の目の前でクッと止まった。
ついで、つがいの赤い巨人が通常の3倍のスピードで……あれ?」
「赤い巨人がどないしたんや」
「赤い巨人が通常の3倍のスピードで……」
「せやから、赤い巨人がどないしたんや」
「おかしいな………通常の3倍のスピードで……通常の3倍のスピードで……」
「ええかげんにさらせ、赤い巨人は一体どないしたんや」
「…………だまって飛んで来よったんや」

お後がよろしいようで。
チャカチャンリンチャンリンチャンリン♪でんでん♪
129:2001/01/08(月) 23:29
>「へえ。アムロ、行きまーす!!!……見える!!!」

爆笑!
130股引(ももひき):2001/01/10(水) 00:34
「よう,ブライトの旦那ぁ,シャアがまた新しいモビルスーツを手に入れたんだって?」
「シャアはよせ,今はクワトロの若旦那という事になってるんだから」
「どうでもいいじゃねえか,そんな事はよ,ちょっくら見せてくんな」
といって勝手に格納庫に入り込む。

「こりゃまた,なんというか,成金趣味かい?」
「本人は気に入ってるんだから,そんな口きくのはおよしよ」

「じゃぁ,誉める事にするよ,こんな立派なモビルスーツは今まで見たことが無い,
さぞかし高貴なお方が乗りなさるのだろうねぇ」
「高貴ったって,乗るのはクワトロの若旦那だよ,
もっともご幼少のみぎりには『百敷き(ももしき)』とやらに住んでいたらしいから,
まんざらでもないか」

「なんです,ブライトの旦那?『百敷き(ももしき)』ってぇのは?」
「あぁ,古い言葉で,「宮廷」とかを意味する言葉だな」
「へぇー,旦那,学があるねぇ」
「伊達に士官学校を出てはおらんぞ」

「しかし,良い事を聞いた,みんなにも教えてやろう。
そうだ,忘れないうちに何処かにメモしとかないとな………,目立つ所がいいな,
肩の所にでもちょちょいと………」

というような訳で,
金色に輝くモビルスーツの肩には,何故か「股」の字が書かれているのである。
131通常の名無しさんの3倍:2001/01/10(水) 05:52
かなり上のほうでネタになってた「はてなの茶碗」はアッサリしすぎで惜しいなあ。
132通常の名無しさんの3倍:2001/01/10(水) 15:14
age
133通常の名無しさんの3倍 :2001/01/11(木) 05:27
age
134通常の名無しさんの3倍:2001/01/11(木) 11:15
ここは難しいよなー、ほんとみなさん関心します。
135通常の名無しさんの3倍:2001/01/11(木) 13:47
http://cocoa.2ch.net/rakugo/index2.html

伝統芸能板できたよー
136通常の名無しさんの3倍:2001/01/19(金) 23:59
age
137鬱だ京都に逝こう:2001/01/24(水) 22:08
age
138そうだ選挙に行こう
名スレage