復刻!新・シャアの一日

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私が持ってる限りを復刻します。あとはみなさんで続けていきましょう。
2はい:1999/12/03(金) 08:14
「チリリリリリリリリリ....」
通常の3倍の音量とピッチで鳴り響くシャア専用目覚まし時計によって、
シャア専用ベッドに身を沈めたシャアの身体は覚醒されつつあった。
今日もシャアの一日が始まるというわけだ。
物憂げに上体を起こすと、シャア専用目覚し時計のアラームスイッチを切る。
なにしろこの目覚し時計、ただでさえ通常の3倍の音量だが、さらに30秒ごとに
どんどんと音量をアップしてゆくのだから堪らない。しまいには部屋全体が振動を起こしてしてしまうのだ。
キュートな艶ありレッドの丸いボディにハイポテンシャルを秘めた逸品というわけである。
シャア専用ベッドの上で軽く身体をほぐしたシャアは、ベッドの横にあるシャア専用室内スリッパを
足にすると、洗面所へと向かった。
ふさふさの起毛で覆われた深いピンクのシャア専用室内スリッパはソールに付けられたシャア専用特殊ソール材によって、
室内のあらゆる床面での確実なグリップと静音性を約束する。シャア専用品ならではの細部へのこだわりであった。
洗面所に向かう途中にあるシャア専用室内線専用電話器のエンジ色の受話器を取ると、
受話器の向こうのシャア専用メイドに朝食前のシャア専用モーニングコーヒーを頼んだ。
3ハロ強行偵察型:1999/12/03(金) 08:15
「本日はシャア様専用地鶏卵の調理法は、いかがなさいますか?」
シャア専用メイドが言った。
4わい:1999/12/03(金) 08:16
「そうだな、ベーコンエッグにしてもらおうか、それとフレッシュサラダを」
シャアは答えた。さらに、念を押すように、
「解ってるだろうとは思うが、量は3人前で頼む」
と、付け加えた。
「かしこまりました。コーヒーの後でお持ちいたします」
シャア専用メイドの返事を聞いてからシャア専用受話器を置いたシャアは、洗面所へ向かい、
まずは左側にあるシャア専用トイレの赤いドアノブを回した。
5ハロキャノン:1999/12/03(金) 08:17
シャア専用シェフは、手際よく朝食を調えていった。
冷蔵庫から出されたシャア専用ベーコンは、外側が鮮紅色の鯨ベーコンだった。
6初代シャア専用作家:1999/12/03(金) 08:19
シャア専用便器に腰掛け、今日一日のスケジュールを頭の中で整理しつつ排便を済ませると
シャア専用レバーを回し水を流す。水流はもちろん3倍である。
シャア専用洗面台に向かい、シャア専用シェービングクリームを頬にこすりつける。
シャア専用シック3枚刃は切れ味がいい。
7じゃこびに:1999/12/03(金) 08:20
そして、シャア専用電動ハブラシで歯を磨くシャア。
もちろん、動きは通常の電動ハブラシの3倍である。
やはり通常より3倍はすっきりしたようであった。
8いえす:1999/12/03(金) 08:21
逆剃りなしでもバッチリのシャア専用シック3枚刃と
シャア専用電動ハブラシの性能に満足をおぼえたシャアは、
洗面台の上にある、シャア専用洗顔ソープで顔を洗う。
脂を完璧に落としながらも、自然なしっとり感を与えてくれるスグレ物だ。
目の前のシャア専用鏡に映った自分の男前に満足したシャアは、部屋へと戻った。
9初代シャア専用作家:1999/12/03(金) 08:24
リビングのシャア専用テーブルにはシャア専用メイドによって運ばれた
シャア専用モーニングコーヒーが熱い湯気をたててシャア専用ダイニングテーブルの上に置かれていた。
シャア専用スターバックスコーヒー今日のおすすめコーヒー豆を丹念に挽いた
シャア専用モーニングコーヒーの味は格別だった。
コーヒーを啜りながらシャア専用読売新聞とシャア専用朝日新聞、
そしてシャア専用サンケイスポーツに目を通していく。
10はい:1999/12/03(金) 08:25
シャアはシャア専用メイドを呼ぶと、コーヒーのおかわりを要求した。
シャアが専用のサンケイスポーツのアダルト欄に目を通した頃、
コーヒーの2杯目がやってきた。
通常の3倍の容積を持つシャア専用マグカップを口に運ぶシャア。
大きいので取り回しに不便な上、手にとってもまるで様にならない専用マグカップだが、
シャア専用品が通常の品と同じというのは許す事が出来ないシャアであった。
11:1999/12/03(金) 08:27
2杯目のコーヒーを飲み終えた時、シャア専用メイドにより、朝食が運び込まれて来た。
シャアが、その通常より遥かに大きなサラダボウルに目を落とすや、「ンヌゥ!」
思わず、口から驚きが込み上げた!
サラダはトマト、赤ピーマン、ラディッシュと見事にシャア専用だったのだ。
12わい:1999/12/03(金) 08:29
「まさにシャア専用、というわけだな」
満足の微笑みを浮かべたシャアは、シャア専用テーブルの上のシャア専用野菜
ドレッシングをサラダボウルに直接かけてゆく。
これまた厳選された素材のみを使った薄紅色のペーストが、サラダに一層の彩りを加えた。
「お待たせいたしました」
続いてシャア専用ベーコンエッグが、シャア専用メイドによって運ばれてきた。
カリカリの鯨ベーコンの上に、良質のシャア専用地鶏卵を乗せた二つ目だ。
量は指定通りの3倍、黄身の形は丸ではなく、シャア自身のアイマスク型だった。
これぞシャア専用のベーコンエッグといえる逸品であった。
「トーストはいかがですか」
「いや、今日はこれだけにしておこう。それからトマトジュースを頼む」
それだけ言うとシャアはベーコンエッグを口に運び始めた。
13初代シャア専用作家:1999/12/03(金) 08:30
シャア専用ベーコンエッグの味は正に格別だった。
シャア専用鯨ベーコンの程よい塩味とシャア専用地鶏卵の濃厚で丁度良い
半熟加減の黄身が織り成す絶妙のハーモニー。
「さすがはシャア専用コックだ」
シャアは自分のお抱えであるシャア専用コックの腕を讃えた。
シャア専用サラダに使用されている野菜も新鮮でみずみずしい。
シャア専用農場で化学肥料は一切使用していない、有機栽培で育成された野菜である。
ビストロスマップで使用される野菜とは雲泥の差である。
「お待たせいたしました。トマトジュースでございます」
「ありがとう」シャアはシャア専用メイドに微笑んだ。
シャア専用トマトジュースもまた、見事な赤であった。
14わい:1999/12/03(金) 08:36
食事を終えたシャアは、再びシャア専用洗面室で歯磨きをした。
そしてシャア専用ドレッシングルームへと向かう。
部屋に入ってシャア専用ナイトガウンを床に落とすと、
そこには真紅のシャア専用ビキニブリーフ一枚の逞しいシャア専用ボディがあった。
「ふむ..」
目の前に整然と並べられたシャア専用衣類を物色してゆくシャア。
鮮やかなショッキングピンクのスリーピースに黒のシルクシャツ、
そしてエンジ色のネクタイといった組み合わせでキメる。
靴もシャア専用オールデンの真っ赤なドレスシューズである。

屋敷を出たシャアは、隣にあるシャア専用ガレージへと向かった。
電動式のシャア専用耐熱耐衝撃耐核シャッターを開く。中にはシャア専用自家用車が並んでいた。
シャアはその中からシャア専用フェラーリ500マラネロを選ぶ。
ボディカラーが赤なのは言うまでもないが、ホイールやタイヤまでもが
赤でコーディネイトされたシャア専用フェラーリだ。シャア専用エンジニアと
メカニックによってチューンされたエンジンは、通常の3倍のパワーを
出しちゃったりなんかしちゃったりしていた。
「何年ぶりかな...」
フェラーリのシートに身を沈めつつ口に出して呟くシャア。
実は今日、この地球で、妹のアルテイシアと会う約束をしているのだ。
連邦のホワイトベースがジャブロー基地に寄るこの時を見計らって、
密かに連絡をつけていたシャアだった。
15しまった:1999/12/03(金) 08:37
シャア専用邸宅の敷地から出て、シャア専用ハイウェイに入った時
出会い頭にシャア専用コンボイと激突!と思いきや通常の3倍の長さと
重量のコンボイは車高も通常の3倍であったため、辛くも下をすり抜けることができた。

「ふぅ、危なかったぜ」つぶやきながらシャア専用CdmaOneを取り出し
シャア専用交換手を呼びだし、シャア専用運送会社に電話、即座にコンボイの
運転手のクビをはねる。退職金も通常の3倍であるため、過去に文句が出たことはない。
16はい:1999/12/03(金) 08:39
その後は快調にシャア専用ハイウェイを飛ばすシャア。シャア専用関係車両しか
入れないので、流れはスムーズだ。
待ち合わせ場所までには、あと2時間は掛かるだろうか。シャア専用フェラーリの
周りを、シャア専用ハイウェイの赤いアスファルトが流れてゆく。
センターラインも赤なので、見にくいことこの上ない。さすがにシャア専用だ。
手持ちぶさたのシャアは、フェラーリ搭載のシャア専用パイオニアカーCDコンポの
赤いスロットに、シャア専用ディープパープル『マシンヘッド』のCDを挿入する。
読み込み速度は当然通常モデルの3倍だ。
シャア専用カーオーディオスピーカーから流れるシャア専用「ハイウェイ・スター」の
3倍速超人プレイに、満足の表情でうなずくシャアであった。
17そして:1999/12/03(金) 08:40
 そういえば今日はシャア専用インデペンデンスディの放映日だ。
シャアはシャア専用車載TVのシャア専用スイッチを入れた。
 シャア専用チャンネルではシャア専用CMが流れている、
今はちょうどシャア専用なっちゃんのCMだ。シャア専用田中麗奈がシャア専用の
くらい顔をしている、通常の3倍のくらさだ。
18すぱんく:1999/12/03(金) 08:42
 「久々に面白い映画だったな、、、」シャア専用インデペンデンスデイを見終わった
シャアがつぶやく。特にラストの「ジークジオン」の大合唱が気に入ったようだ。
映画の余韻に浸りつつ、更にアクセルを踏み込むシャア、今日は潮風が心地よい。
 その時、シャアの目の前にニュータイプの光が!「むっ、いるな!」華麗な
クラッチ操作とハンドルさばきで急停車するシャア。と、同時に車の鼻先
わずか30cmのところに発射されるビームライフル!
 「ちいっ!外したか!」声が響く。
「その声は、、アムロか!」
 すると岩陰から白いモビルスーツが現れた、シャア専用アムロが操縦するガンダムだ。
「シャア!っ勝負だ!」通常の3倍のニュータイプ能力を持つシャア専用アムロにとって、
シャアの行動を予測することなど朝飯前なのだった。
「こしゃくな!チェーンジ!」シャアはボンネット上のシャア専用変形スイッチ1を
激しく押し込む!するとシャア専用フェラーリ500マラネロはシャア専用ザクへと
通常の3倍の速度で変形した!
 変形と同時にシャア専用マシンガンが咆吼をあげる、やった!全段命中だ。
「な、なにっ!直撃のはずだ!」そこにはまるで損傷を受けていない白いモビルスーツが!
「連邦軍め、なんてモビルスーツをつくったんだ」通常の3倍驚愕するシャア。
「させるかぁっ!シャア!」シャア専用アムロがビームサーベルを抜く。
「ちいいいっ!」すかさずシャア専用ヒートホークで応戦するシャア。
19わい:1999/12/03(金) 08:44
「このままではラチがあかんな」
明らかに劣勢のシャア。所詮フェラーリ改装型シャア専用ザクは緊急用に過ぎない。
シャア専用アムロの乗るアムロ専用ガンダムには敵わないのだ。しかし何故かシャアの
表情に焦りは見られない。
「使わねばならんな...」
そう呟いたシャアは、今はコクピットになっているシャア専用フェラーリの
コンソールから何やらスイッチを押した。すると、シャア専用ハイウェイの壁面の
一部がスライドし、中から本物のシャア専用ザクがリフトアップされてきた。
シャア専用に抜かりはないというわけだ。ハイウェイ区間の全64個所に
モビルスーツ用ベイが設置されているのだ。
シャア専用フェラーリの変形を素早く解いたシャアは、直ちに真シャア専用ザクへと乗り移った。
早くケリをつけねば...こんな所で時間を食ってる訳にはいかない。アルテイシアが待ってるのだ。
...それにしても何故ここにアムロが...アルテイシアが漏らしたというのか?
20ゆう:1999/12/03(金) 08:46
 本物のシャア専用ザクに乗りこもうとしたその瞬間、白いモビルスーツの
バルカン砲が火を噴いた!「させないぞぉっ!シャア!」
「うおっ!」ニュータイプ能力を駆使して、かろうじて弾丸から逃れられたものの
シャア専用ザクのシャア専用コックピットが被弾してしまった。
「ちいぃぃっ!これでは使えん!」

最後の武器を失ったシャア、しかしその顔に焦りの色は無かった。
むしろ戦いを楽しんでいるかのようだ。

間髪を入れずに白いモビルスーツからビームライフルが発射される。
しかし、上体を軽くそらしてビームをやりすごすシャア、一歩も動かない。
「むう、正確な射撃だ、それだけに予測しやすい」

白いモビルスーツに向かって駆け出すシャア、その手から白い光芒が走る!
「なにっ!どこだ、どこなんだ、シャア!」シャア専用アムロの視界から
シャアが消えた、そのころシャアは白いモビルスーツへロープをかけ、
ターザンのように宙に舞っていたのだった、そのまま白いモビルスーツの後方、
海へとジャンプダイビング。さすがのシャア専用アムロの目にもその素早い
動きはつかめなかったようだ。
21初代シャア専用作家:1999/12/03(金) 08:47
「アムロ、貴様にかまっている暇はないのだ!!」
シャアはシャア専用ライバル、アムロ・レイにそう言い放つとシャア専用ハイウエイの
高架下に用意されているシャア専用ホバークラフトに乗り込みその場を離脱した。
このまま海沿いにジャブローへと向かうのである。
もちろんシャア専用ホバークラフトは真紅のカラーリングで速度は3倍である。
22おい:1999/12/03(金) 08:48
「まずは一安心か」
通常の3倍の速度で波を切り裂いてゆくシャア専用ホバークラフトを自動操縦にすると、
飛び降りる時に抜け目無く抱えてきたシャア専用スーツケースを開く。
傷んだ服を着替えるためだ。ピンク色のシャア専用スリーピースを脱ぎ、ケースの中を物色する。
今度は上品なウールのシャア専用ジャケットとスラックスを選ぶ。ジャケットの色は
先ほどよりも落ち着いた濃い赤、スラックスは更に深いエンジ色であった。
カラーバリエーションの少ないのがシャア専用の泣き所だ。それはともかく着替えを終えたシャアは、
操縦席へと戻った。しばらく前方の景色を見ていたシャアだが、ふと思い出したように呟く。
「久しぶりの再開に、プレゼントも無しとは、いささか無粋だな..」
23:1999/12/03(金) 08:50
 「まてっ!シャア!」
「な、なにいっ!」なんと前方の海からシャア専用アムロの操縦する白いモビルスーツが!
やはり通常の3倍のニュータイプ能力を持つシャア専用アムロに隠し事はできなかった。
「認めたくないものだな、若さゆえの過ちというものを」
通常の3倍後悔するシャア、しかし彼の動きに無駄は無かった。
シャア専用ホバークラフトのシャア専用ボンネットの下からシャア専用レバーを激しく
引いた!するとシャア専用ズコックへと通常の3倍の速度で変形した!
 「水中ではこちらに分があるはずだ!」
通常の3倍の速度で水中を移動しつつ、シャア専用アムロを翻弄するシャア!

「大佐!いま行きます!」上の方から声がした。
24つめ:1999/12/03(金) 08:51
「ら、ララァっ!」(当時はまだ生きていた)
「大佐!ご無事ですか!」シャア専用ララァだ。シャア専用ララァ専用エルメスに
乗っている。残念ながら地球上ではシャア専用ララァ専用ビットは動作させられない。
 「ララァ!どうしてここへ!?」
「見えたんです、大佐と、、、アムロの姿が」やはり通常の3倍のニュータイプ能力を
もつララァにもシャア専用アムロ並の洞察力があるのだった。
 「話は後だっ!あの白い奴を引きつけて置いてくれっ!」
「わかりました!大佐」
「ララァっ、どうして、どうしてなんだ」シャア専用アムロが叫ぶ。
「あなたが、あなたと出会うのが遅すぎたのよ、私はもうシャアと、、、、
出会ってしまった!」
「ララァっ!」泣きながらビームサーベルを抜くシャア専用アムロ
25はい:1999/12/03(金) 08:52
「済まないなララァ、そっちは頼む」
そういってシャアはシャア専用緊急用改装型ズゴックのコクピットにある変形スイッチを押す。
するとたちまちズゴックはシャア専用パワーボートへと変形した。変形第2モード、というわけだ。
通常の3倍の速度で波を蹴散らしてゆく真紅のシャア専用パワーボート。失った時間を取り戻さねばならないのだ。
その状況でも、冷静なシャア専用頭脳は先程のプレゼントの件を忘れてはいなかった。
しばらくボートを走らすと、入江にボートを止めて岸に上がる。このすぐ近くにシャア専用ショッピングモールがあるのだ。
海沿いにいまだ続くシャア専用ハイウェイまでたどり着いたシャアは、ハイウェイの
脇にあるシャア専用コントロールボタンを押す。先程の様にハイウェイの壁面がスライドし、
中からシャア専用クライスラー・バイパーGTSが姿を現した。色は赤だ。
シャアはバイパーに乗り込むと、シャア専用ショッピングモールへと飛ばした。
26初代シャア専用作家:1999/12/03(金) 08:54
シャア専用ショッピングモールにはシャア専用シャネル、シャア専用グッチ、シャア専用
プラダ、シャア専用コムデギャルソンなどの超一流デザイナーブランドがひしめいていた。
全てがシャア専用である為、デザイナー達は赤を基調とした店づくりをしている。
ショッピングモール全体が赤く染まっているのだ。
シャアはとりあえずシャア専用グッチに入り、シャア専用ファッションアドバイザーに、
ウインドウに飾られたリブ編みのタートルニットを見せて欲しい、と伝える。
もちろんシャアの妹アルテイシアへのプレゼントである。そのニットの色は鮮やかな赤であった。
27黄レンジャー:1999/12/03(金) 08:55
 「そういえば、ちょっと小腹がすいたな、ふっ、さっきの戦闘のせいか」
シャア専用ショッピングモール内のシャア専用マクドナルドに入るシャア
「いらっしゃいませ、ようこそシャア専用マクドナルドへ」シャア専用スタッフが笑顔で迎える
「こちらでお召し上がりですか?」うなずくシャア。
「シャア専用ビッグマックとシャア専用エッグマフィン、ああ、ドリンクはシャア専用コーラにしてくれ」ちょっと慌てて「ああ、それからシャア専用ポテトはいらないから」決められたセリフを言おうといまかいまかと待ちかまえていたシャア専用スタッフの女の子は、機先を制されて、内心むっとしたが、そこはぐっとこらえて。「かしこまりました、ワンシャアビッグ、ワンシャアエッグ、ワンシャアコーラ、お願いしまぁす」「恐れ入りますお先にお会計よろしいですか」
シャアはシャア専用アメックスを提示した、もちろんシャア専用ゴールドカードだ

「カードの方、お預かりいたします」CATを操作する女の子。「お客様、大変申し訳ございませんが、このカードは有効期限が切れております」
「な、なんだって」慌ててカードを確かめるシャア、確かにカードに刻印された有効期限は先月だ、そういえば、自宅のシャア専用机の上には、未整理のシャア専用郵便物が山のように貯まっていた。忙しいのでついつい後回しにしてきたのだ。まずい、日頃カードでしか買い物をしないシャアは現金の持ち合わせがないのだ、しかもカウンターの奥では、すでに商品が用意されて「サンキュー」といいながら、女の子が袋詰めをはじめている。いまさらキャンセルはできない。
28初代シャア専用作家:1999/12/03(金) 08:56
「すまんが、新しいカードを忘れてしまった。ちょっと時間をもらうが、いいかい?」
シャアはシャア専用グッチのサングラスをとり、シャア専用スタッフの女の子に微笑んだ。
美しいサファイヤのようなシャアの瞳にシャア専用スタッフは見とれてしまった。「…あ、どうぞ」
シャアはシャア専用Cdma Oneでシャア専用下士官、マリガンに電話をかける。
ちなみに通常のCdma Oneは基地局がドコモの3倍だが、シャア専用Cdma Oneはさらにその3倍なのでドコモに比べると9倍の電波の安定感が得られる。
「マリガン、私だ。私のシャア専用机の上にアメックスから封書が来ているだろう…。そうだ、それをシャア専用ショッピングモール内のシャア専用マクドナルドへ15分以内に持ってこい。私のシャア専用ポルシェ911を使用してかまわん。いいか、15分以内だぞ、マリガン」
電話を終えるとシャアはシャア専用スタッフの女の子に微笑みながら言った。
「私の部下がカードを持ってくる。後払いでもよろしいかな?」
シャア専用スタッフはすっかりシャアに心を奪われてしまっていたので小さくうなずいた。
「いい子だ…」そう呟くとシャアはトレイを持って席についた。
シャア専用マルボロ(もちろん赤いパッケージの方である)にシャア専用ライターで火をつけ、紫煙を燻らしながらマリガンを待った。
29おまたせしました:1999/12/03(金) 08:57
 「大佐殿!お待たせしました」きっちり15分後にマリガンが到着した。
さすがはシャア専用下士官だ。
 「済まなかったな、マリガン」ほっとして笑顔がこぼれるシャア。
「はっ!光栄であります!ではこれを」マリガンが差し出すカードを受け取るシャア
「ん?これは」顔面蒼白になるシャア「マリガン!なんだこれは!」
「は?大佐殿のご指示どうり、カードを持参したのでありますが」
「馬鹿者!私が指示したのはアメックスだ!これはヨドバシのゴールドポイントカードじゃないか!」
「し、失礼しました、同じゴールドカードですので、つい」
「ちいいぃっ、これだから地球の重力に縛られた輩は、、、」
再び窮地に陥るシャア。
30ヘタクソ作家:1999/12/03(金) 08:58
シャアはヨドバシのポイントカードを忌々しく見つめながら次ぎの行動を考えていた。・・・その時、シャア専用マリガンがシャアに言った。
「大佐!確かこの辺にはシャア専用ドズル中将がいるはずです。この際お金を借りてみてはいかがでしょう?」
「うぬう・・・確かにシャアともあろう者が払えないと言う訳にもいかないしな」
早速、シャア専用cdmaoneを取りだしシャア専用ドズル中将にかける。
トルルルル・・・・トルルルル
「もしもし」低い下品な声がシャアのcdmaoneから聞こえてきた。
「ドズル・・私だ、急な事だが金がいる。シャア専用ショッピングモール内のシャア専用マクドナルドに300万ほど持ってきて欲しい」シャアはなんとも嫌な気分になったがマックごときの金が払えない方がもっと嫌なので我慢した。
「赤い彗星が金を欲しがるとはな・・・ふはは!いいだろうムサイで渡しに行くから待っていろ」
「頼む急いでくれ、時間がないんだ」シャア専用マックの店員の視線を感じつつドズルに頼むとシャア専用cdmaoneのスイッチを切った。
まだ窮地は続いている・・・
31キシリア:1999/12/03(金) 08:59
 「シャア!」高圧的な呼び方に少しビビルシャア、なんとシャア専用ドズル中将のかわりにシャア専用キシリアが立っているではないか!
「はっ!」さすがのシャアもシャア専用キシリアには頭が上がらない。
「シャア、ドズルから聞いたぞ」意外にも機嫌の良さそうなシャア専用キシリア。
「はっ!自分の不注意で申し訳ありません」裏になんかあるのを察するシャア。
「まあよい、ここの支払いは私が済ませておく、貴様は外で待っていろ」
「はっ!光栄であります」いまいち釈然としないシャア、しかしシャア専用キシリアに逆らうわけにもいかず、指示どうり行動するシャア。いつの間にかシャア専用マリガンの姿が見えない。
32ガルマ:1999/12/03(金) 09:00
シャアは焦っていた・・・キシリアの命令は絶対である、しかしアルテイシアの約束も大事だ。今度はいつ会えるかどうかも分からない・・・そうだ!奴を使おう、シャアはシャア専用cdmaoneを取りだしガルマに電話をかけた。
トルルル・・トルルル「もしもし?」相変わらずの気だるい声だ「やあガルマ実は相談があってな」「赤い彗星が直々に電話とは・・何かな」
「いや、君の姉さんに呼ばれたのだがひとつ外せない用があってな・・・
君からキシリア閣下に遅れると言ってもらえないか」シャアはシャア専用ガルマがこの条件を飲んでくれるか不安だった・・・が「分かった、他ならぬ君の頼みだ僕から姉さんに言っておくよ」「ありがとうガルマ、この借りは必ず返す」
そう言って携帯の電話を切った。
33続きダス:1999/12/03(金) 09:00
まずは一段落付いたが、まだ問題がある。そう、シャアは今金無し太郎なのだ。
「何とかせねばならんな」そう呟くとシャアはシャア専用ショッピングモール内のシャア専用チケットぴあに足を向けた。「いらっしゃいませ」シャア専用スタッフが笑顔で迎える「シャア専用即ぴあカードを作って欲しいのだが」
「かしこまりました」そう言うとシャア専用スタッフは通常の3倍の速さで手続きを始めた。「こちらでございます」そう言われると赤いカードを手渡された。
「ありがとう」手続きが上手く行った事に喜びを感じながらシャア専用チケットぴあから出た。シャアはその足でシャア専用ニッポンレンタカーに向かった。
「すまんが車を貸してくれ、そうだな・・F40でいい」そう言うと出来立てのシャア専用即ぴあカードを提示した。「申し訳ありません、お客様のカードではF40はお貸し出来ません」なにい!シャアは愕然とした・・・そうかシャア専用即ぴあカードは30万しか使えない事を忘れていた、しかし今更帰る訳にもいかない。「では何なら借りられるのだ」店員はすぐさま「お客様のカードですとこちらの車になります」シャア専用スタッフの指先には真紅のシャア専用マーチがあった。「こ、これを乗れというのか」シャアは落胆した。確かにシャア専用マーチは3ナンバーであり、通常の3倍の馬力も出ているがこれではシャアとして威厳が足りない。しかしアルテイシアとの約束の時間は刻々と近づいている
「仕方があるまい」そう言うとシャアは3倍の速さで手続きを済ませシャア専用マーチに乗りこんだ。ハンドルを握ったシャアは思わずつぶやいた
「これが日産車というものなのか・・・」
34さいとうたかを:1999/12/03(金) 09:01
 やむを得ずシャア専用マーチを発進させようとするシャア。
すると道を歩く子供が「あっ!シャアだ、シャアがマーチに乗っている」と大声を上げた。
次から次へと集まってくる子供達、騒ぎを聞きつけて大人までが。
「あら、シャアがマーチになんか乗って」蔑むような視線。
「マーチ!マーチ!シャアがマーチ!」すでに子供達の大合唱が始まっている。
屈辱のあまり、通常の3倍も顔面が真っ赤になるシャア。もうこれ以上は耐えられない。
可能な限り颯爽と、車から降りると、シャア専用レンタカーのシャア専用スタッフに向かい「なんだ、ちゃんとエンジンはかかるじゃないか、きっと踏み込みが足りなかったのだろう」とまわりに聞こえよがしの大声を出す。そして何事も無かったかのように歩き出すシャア。
「何言ってるんです、お客さん、いまレンタルしたばっかりじゃないですか」
やけに声の大きいシャア専用ニッポンレンタカースタッフだ。シャアは相手の耳元に口を寄せて「な?わかるだろ。気を利かせてくれよ」
「えー、なんですかー気を利かせるって」これまた大声で返答するシャア専用スタッフ。ひときわざわめきが大きくなる、群衆。
35ヘタクソ作家:1999/12/03(金) 09:02
「ぬぐぐ、うぐ」シャアはシャア専用ニッポンレンタカースタッフにやり場のない怒りを向けていた。この男の狙いは分かる、首になって3倍の退職金を手にしたい様子がありありとでていた。シャアは相手をするのを止めてシャア専用マーチに颯爽と乗りこみ群衆の中をシャア専用マーチで突っ切って街道に出た。
「ぬうう私はシャア専用ネオジオン軍総裁になる予定の男だ、それなのにこんな仕打ちを受けるとは」シャアは通常の3倍憤りを感じてしまいシャア専用マーチのアクセルを思いきり踏み込んだ。シャア専用マーチは3千回転から通常の3倍の加速をした。「たまには日本車もいいかな」そんな事を思った瞬間、シャア専用マーチの後ろから通常の3倍の加速で追い上げてくる車がいた。
それは真紅のシャア専用パトカーだったのだ。「そうか!今日はシャア専用交通安全の日だった」通常の3倍後悔するシャア。なにしろ反則金や切符も通常の3倍取られるのだが、何と行ってもシャア専用警察官に通常の3倍説教を受けるのだ。「認めたくないものだな、自分自信の若さゆえの過ちというものを」
シャア専用パトカーはもうそこまで来ている
36わい:1999/12/03(金) 09:03
「まずいな、これは..」
スピード違反で切符を切られ、説教を食らうシャア、などという「こんなシャアは嫌だ!」を地で行く様な行為だけは何としても避けねばならない。
「前の赤い車、止まりなさい」
後ろに付いたシャア専用パトカーのスピーカーから警告が聞こえてくる。
それを聞いたシャアはシャア専用マーチのブレーキを思いっきり踏む。シャア専用AP製ブレーキキャリパーが通常の3倍の制動力を発揮してシャア専用マーチは急停止した。後ろのシャア専用パトカーはたまらずシャア専用マーチの後部に突っ込んだ。そこへ飛び出してゆくシャア。
「何をやってるんだ!」
「いきなり止まるなんて無茶です!」
「止まれと言ったから止まったんだ!私を誰だと思ってるのかね」
と、横柄な態度でへ理屈をこねるシャア。この調子で乗り切るつもりだ。切符を切られるよりもこの方がよほど見苦しい気もするが、今のシャアの頭にはそんな考えは無いのだった。
「まったく、君らじゃ話にならん!上に話してくれ、上に」
その時シャア専用パトカーの無線にコールがあり、シャア専用警察官が応じる。シャア専用下士官のマリガンが、さっきの失態の償いとばかりに手を打ったのだ。
「まだかね、急いでるんだがね!」
そんな事とは知らぬシャアがしつこく催促する。
「解りました、結構です、お帰り下さい。お車の方はこちらで弁償させて頂きます」
「やっと解ってもらえたかね、ま、それなら良いんだよ。じゃ、急いでるから」
自分の威光が警察を動かした、と勘違いしたシャアは、上機嫌でシャア専用マーチのアクセルを踏んだ。
37危なかった、、、:1999/12/03(金) 09:04
 (時間がないな、、、)シャアは通常の3倍焦っていた。
それにしてもおかしい、今朝からつまらない出来事が続いている。生粋のニュータイプである自分に、なぜ予測が出来なかったのか?

考えようとすればするほど頭が重くなる。いままでに無かった事だ。
その時、シャアの耳に鋭い金属音が聞こえた!考えるより先に身体が動き、車は180度スピンして停車した。シャアの真横に弾痕がある。シャア専用防弾ガラスの通常の3倍の強度がなければ貫通していたところだ。

シャアの視界にライフルを構えた女が飛び込んできた「クスコ・アル!」
ズキューン!さらに別の方向から銃声が!振り向くシャア「し、シャリア・ブル!」

(そうか、そうだったのか、奴ら2人によって私のニュータイプ能力が抑えられていたという訳か、、、それにしても、この二人を動かすとは、、、)

ようやく事態が掴めてきたシャア、と、同時に黒幕の正体もハッキリとわかった。
しかし、さすがのシャアもニュータイプ二人を敵にまわすとなると簡単にはいかない。しかもこの二人はジオン最強の名を恣にしたニュータイプなのだ。

シャアに活路はあるのか!
38クワトロ大尉:1999/12/03(金) 09:05
「貴様ら!何をやっているのか分かっているのか!」通常の3倍怒るシャア
・・・がそんな事はおかまいなしの二人、ガンガンシャアに向かって撃ってくる。
「やむをえんな」シャアはシャア専用アタッシュケースからシャア専用クワトロバジーナの衣装を取りだし通常の3倍の速さで着替えはじめた。
クワトロバジーナといっても袖が短くグラサンを変更した程度である。
「おっと忘れたな」シャアは額に小さな傷を付けた、これでクワトロに変身した訳である。シャアはクスコ・アルとシャリア・ブルに向かって通常の3倍の声で叫んだ「貴公らは誰と間違えている!私はクワトロバジーナ大尉だ」

シャアの変装は通用するのか?
39弐代目シャア専用作家:1999/12/03(金) 09:06
通用しなかった。むしろ銃撃はますます激しくなった。
「くぅ!なぜだ。完璧な変装のはずだ。このシャアの変装を見破るというのか。」
絶体絶命のシャア。

そのとき、遠くから一頭の馬が通常の3倍の速さで疾走してきた。
銃撃の中をその馬が通過するとシャアの姿は消えていた。

「なれないことをするものではないな。やはり、地上では馬での移動の方がスムーズだ。」
シャア専用馬を操りながら、シャアはつい最近までの自動車教習所での苦労を思い出していた。苦い思い出だ。
通常の3倍の早さで教習を終えるシャア専用教習コースを選択したにもかかわらず、量産タイプの教習車しかなかったため、シャアは他の生徒の3倍の苦労をすることになってしまったのだった。当然、教官のしごきが3倍だったのは言うまでもない。
そして、終わってみれば通常の3倍の時間と料金を費やす羽目になっていたというわけだ。

サングラスの奥から涙が一筋流れ落ちた。
「これが、免許をとるときの苦労というものか。」
シャアはもう自動車のハンドルは握るまいと心に誓っていた。

この日以降、シャアが自動車を運転している姿を見た者はいない。
40物語は続く:1999/12/03(金) 09:07
シャア専用馬で疾走するシャア。
通常の競走馬ならば平均時速は時速60km/h…そう、通常の3倍のスピードを誇るシャア専用馬は時速180km/hで走っている。しかし通常の3倍の馬術に長けている彼にとってはシャア専用馬を操る事など朝飯前なのである。
手綱を握り、揺れる愛馬に跨りながらシャアは呟いた。
「急がねばならんな…」
先ほどよりも更に3倍焦るシャア。
アルテイシアとの約束の時間は刻一刻と迫っている。
41あぽーん:1999/12/03(金) 09:08
しかし通常の3倍で走れるシャア専用赤馬も命ある生き物である。疲れるのも通常の3倍であった。道路脇に10km感覚で設置してあるシャア専用馬専用休息所で一旦馬を休ませ、シャア専用CdmaOneでアルティシアと連絡を取ろうとするシャア。しかし全くつながらない「今日はミノフスキー粒子がとりわけ濃いようだな、、、」やむを得ず、いまのところは馬と一緒に休むシャア。
42青虫:1999/12/03(金) 09:09
ピーーーーーーーーーーッッッッッッッッッッッ!!!!
凄まじい音が辺りに響く。さすがのシャアも心臓がフリーズした。慌ててシャア専用携帯電話を見る。
「な・・なんということだっ」
シャア専用ディスプレイが、シャア専用バッテリーのパワー不足を訴えている。その警戒音は、もちろん通常の3倍である。はっきり言ってうるさい。
「アルティシア!」
シャア専用赤馬との一時の安らぎも全て吹っとび、シャア専用電話ボックスへと急ぐ。シャア専用携帯電話が鳴り止むまでに、急いで連絡をとらないと・・・!
 目標のシャア専用電話ボックスを見つけ、急いで中に入ろうとする。しかし、扉がスムーズに開かずに、ただ気持ちだけが焦る。
「ちいいぃっ、これだから地球の製品はっ・・・!」
 ごきっ、と、鈍い音を立てて扉が開く。通常の3倍の速度で中に入ったシャアは、懐からシャア専用テレフォンカードを鮮やかに抜き出すと、未だにけたたましい音を鳴らすシャア専用携帯電話を取り出す。
43あおむし:1999/12/03(金) 09:10
「アルティシア・・・アルティシア・・・」
番号を出そうと、通常の3倍の速さで検索するシャア。「ア行」で登録されている名前を、上から順に表示していく。すると・・・
「アムロっ!!」
先ほど襲われた記憶が蘇り、顔まで赤くなるシャア。その瞬間、
「ああっっっ!!!」
シャア専用携帯電話は、その他各社製品の3倍の速さで、その充電池を使いきってしまった。
「あ、、アムロおっっっっ!!!」
 罪のないシャア専用携帯電話は、地面に叩きつけられてしまった。
「・・・・どうする・・・・!?」
 常に携帯を利用していたシャアは、アルティシアの番号など覚えているはずもなかった・・・・。

 どれだけ遅刻するかも分からないこの状況を、赤い彗星はどのように打開するのか!?
44たれぱんだ:1999/12/03(金) 09:11
 「そうだ!電話帳だ!」シャア専用ボックスには、シャア専用の真っ赤なタウンページが装備されている。シャアは通常の3倍の速度でページをめくりはじめた。
 「あ、あ、あ、ある、ある、あるて、、、、ない、、、」
実はアルティシアは最近しつこいストーカー被害にあっているために、電話帳には番号を記載していないのだった。シャアもそのことについて相談をされていて
「じゃ、電話番号変えろよ」とアドバイスしたことを今ハッキリ思い出した。
 「ちいぃぃっ、これだから地球の重力に縛られた男どもは、、、」
シャアはこのやりきれない怒りをどこにぶつければいいのかわからなかった。

と、その時!
45おう:1999/12/03(金) 09:11
 シャアはひらめいた!「そうだシャア専用104だ、あそこならば、私に隠せる番号はないのだ」そう、シャア専用NTTのシャア専用104には、シャア専用NTT不良社員からの情報漏洩により、全ての電話番号が登録されているのだった。
 通常の3倍の速度でプッシュボタンを押すシャア「はい、こちらシャア専用104です」「私だ、シャアだ。至急調べて貰いたい番号がある、アルテ、、」「お待ち下さい、お客様はいまシャア専用公衆電話からおかけですね?このサービスには50円かかりますが、現在テレホンカードの残り度数が足りません」「な、なにっ!」
あわてて度数表示を見るシャア、そこには10の文字が!「ま、まて、私だ!シャアだ!」「おそれいりますが、テレホンカードを入れ替えてもう一度おねがいします」事務的な口調と共に回線は一方的に切られた。呆然とただ立ちつくすシャア。
46煮代目シャア専用作家:1999/12/03(金) 09:12
だが、シャアは通常の3倍の早さで冷静さを取り戻すと、シャア専用電話ボックスの電話を注意深く調べてみた。

「やはりな。」
その電話には通常のカードのスロットとコインのスロットの他に、「シャア専用」と書かれた金塊用のスロットがあった。
シャアはおもむろにシャア専用革靴を脱ぐと、通常の3倍の厚さを誇るかかとを取り外した。そこには、いざというときのために金塊が仕込んであったのだった。

シャア専用スロットを使うと通常の3倍の電話料金がかかるが、この際しかたがない。
シャアはシャア専用スロットに金塊を押し込むと、先ほどの3倍の速さでシャア専用104をプッシュした。

「はい、こちらシャア専用104です」オペレータの声に安堵したシャアはもうカードによる商取引はするまいと心に誓っていた。

この日以降、シャアが金塊以外の手段で清算しているのを見た者はいない。
47へい:1999/12/03(金) 09:13
 「私だ、シャアだ、アルティシア・ソム・ダイクンの電話番号を頼む」
「はい、かしこまりました、少々お待ち下さいませ」ようやくほっとするシャア。
「お待たせしました、シャア専用コンピュータがご案内します。ありがとうございました」と、シャア専用オペレータの声が終わる、メモの用意をするシャア
「きゅるきゅるきゅる」聞こえてきたのは通常の3倍の速度を誇るのシャア専用コンピュータの通常の3倍の速度の音声だった「な、なにっ!?」全く聞き取れなかったシャア「む、まて、確か案内は3度まで繰り返すはずだ、今度こそ」神経をとぎすますシャア「きゅるきゅるきゅる」「030−345の、ええいっ!最後の方が聞きとれん!」再び神経を集中するシャア「きゅるきゅるきゅる」3度目だ、今度を逃せばもう後がない。シャア専用スロットに入れた金塊ももう余分は無いのだ。「345の9835、、」そこまで聞き取れた所で、耳をつんざくようなエンジン音が!
「な、なんだ!?」シャア専用電話ボックスの外には数百台は連なろうかという、シャア専用ブラックエンペラーの軍団が暴走行為に及んでいた。勿論シャア専用警察が後を追いかけ回している、どちらも通常の3倍の馬力にエンジン出力を上げ、更にシャア専用暴走族はマフラーにアナを開けているからたまらない。コロニーが落ちてきたかと思うような轟音があたりにとどろき渡る。「ちいぃっ、これでは聞きとれんではないか!」いらだつシャアを横目に最後の音声はちっとも聞き取れないまま終了し、シャア専用104の回線は切られた。

呆然を通り越し、座り込んでしまったシャア、その横をものすごい勢いで通り過ぎるシャア専用ブラックエンペラー&シャア専用警察。

シャアに明日はあるのか?
48はい:1999/12/03(金) 09:14
 再びあたりに静寂が戻った、もうシャア専用ブラックエンペラーもシャア専用警察の姿はどこにも見えない。
 よろよろと立ち上がったシャアは、とぼとぼとシャア専用馬の所に戻る。馬はもう十分休息をとって、元気いっぱいだ。
「お前だけが頼りだよ」寂しげに微笑むシャア、そしてシャア専用馬に角砂糖をあげて、ご機嫌をとる。喜ぶシャア専用馬。
 「さ、出発しようか」通常の3倍の速度で馬にまたがり、再び走り出すシャア。その目には光るものがあった。
49荷台目シャア専用作家:1999/12/03(金) 09:14
涙を拭き、通常の3倍の速度でシャア専用馬を疾走させていると、再び爆音が近づいてきた。
音は前方から聞こえる。どうやら、シャア専用ブラックエンペラーに追いついてしまったようだ。
通常の3倍の速度でローリングしているとはいえ、もともと暴走族というものは音ばかり大きくてスピードはさほど出ていないのだ。

先ほどの記憶が甦りシャアの体内にはシャア専用アドレナリンが駆け巡った。
シャア専用アドレナリンは通常の3倍の怒りとエネルギーを生み出す。
力が漲り、シャア専用スーツがはち切れそうになった。
「ぬおおぉぉぉーーーーーー暴走族めえぇぇーー許さんーーー!!!」
シャアはシャア専用馬に通常の3倍の速さでシャア専用ムチを振り下ろし続けた。
シャア専用馬はちょっぴり迷惑な顔をしたが、通常の3倍の加速で騎手に応えた。

先にシャアの姿をとらえたのはシャア専用暴走族を追尾していたシャア専用警察だった。
「後方から何か高速で接近してきます。」「暴走族の仲間か?」
「違います。..う、馬だ。馬がものすごいスピードで追ってきます。」
「そんな馬鹿な!こんなスピードで迫れる馬なんていません。通常の3倍以上のスピードです。」

後に、赤い彗星の新たな伝説として語り継がれることになる”黒色皇帝戦役”の幕開けである。
50はい:1999/12/03(金) 09:15
 シャア専用警察を軽く追い抜き、ついにシャア専用暴走族との直接対決!
「コラァ!頭はどこじゃい!」ついヤンキー時代の言葉遣いに戻ってしまうシャア
「なんじゃあ、わりゃあ、どこのもんじゃい!」
「わしがシャアじゃい!なんか、文句あっか、コラァ!」
「シャア、シャアじゃないか!」遠くの方から呼びかける声が
「誰じゃい!」そっちの方へ向けてシャア専用馬を通常の3倍の速度で転回させるシャア、なんとそこには親衛隊に囲まれ、巨大なハーレーにまたがるシャア専用ガルマがいた、後部シートにはまるでズベ公のような格好のイセリナ・エッシェンバッハがガンジャをキメてハイになっていた。
「ガルマ、君が頭だったのか」
「シャア、どうしたんだ馬になんか乗って」
そういうシャア専用ガルマの格好も、まるでイージーライダーのワンシーンを切り取ったかのような格好だった。
 「うむ実はな、、、」相手がシャア専用ガルマとわかり、通常の3倍の速度でいつもの自分を取り戻したシャア、そして通常の3倍の速度で今日起きた出来事を事細かに説明した。
51はい:1999/12/03(金) 09:16
「そういえばガルマ、さっき電話したじゃないか、あの時はどこにいたんだ?」
「うむ、あの時はスカイラークで休憩中だったんだ。ああキシリア姉さんにはよろしく言っておいたよ」
「ありがとう、ガルマ私は良い友を持った」心の中でほくそ笑むシャア
「水くさいなシャア」

「ところで、ガルマ、頼みついでなのだが、アルティシアの電話番号を知らないか? 確かイセリナ嬢とは懇意にしていたはずだが」
「ああ、そうだな、イセリナの携帯には登録されているはずだ、おい、イセリナ」
しかしガンジャでかなりハイになっているイセリナには通じなかった、どうやらガンジャだけでなくチョコもかなりキメていたようだ、へらへら笑っているばかりで応答がない。苦笑いするシャア専用ガルマ。
「すまんな、肝心のイセリナがこんな状態では」
「い、いやいいんだガルマ」心の中では「このアバズレめ!こないだちょっと誘いをかけたらホイホイついてきて、簡単にヤラせたじゃないか」と思っていたが勿論微笑みはたやさない。

「ところでシャア」と語りだすガルマ。
52続き@シャア専用ゴーストライター:1999/12/03(金) 09:17
「私の寝室にこのような物が落ちていたんだが…」
シャア専用ガルマはそう言うと、ガルマ専用革ジャンのポケットから何かを取りだし、シャアに差し出した。
シャア専用ガルマが差し出した赤い物体…物体の中には何やら白っぽい液体があるようだ。
「はぅっ!!!」シャアは絶句した。
シャア専用ガルマの手の中には真紅のシャア専用うすうすコンドーム(シトラスの香り)が存在していたのだ。シャア専用オカモトゴム株式会社で研究・開発されたシャア専用うすうすコンドーム(シトラスの香り)は、通常の3倍の耐久性と快感を与えてくれる一品なのである。しかもご丁寧に「シャア専用」の刻印までされているではないか…。
シャアは、シャア専用ガルマが留守中に、シャア専用ガルマの邸宅でイセリナを落とした事を思い出した。
「まずい…まずいぞっ」
通常の3倍のスピードでこの窮地から逃れる術を必死に考えるシャア。
53はい:1999/12/03(金) 09:18
「何と!こんな所にあったとは...」
不釣り合いに大きな声を出すシャア。だが内心の動揺は表にはまるで出さない。
「大事な物なのかい、シャア」
とガルマ。お坊ちゃま育ちのためか、この手のモノにはやや疎いのだ。
「うむ、新型の非常用飲料水携帯パックでね。私がテストをしていたのだよ」
「この白いモノは何だい?」
「これまた新開発の濃縮飲料水だ。体積は通常の1/20で済むというわけさ」
淡々と嘘を並べるシャアだが、ガルマはまるで疑っていない様子である。
「これは興味深いな、これからの戦場はこういうモノが主流になるというわけか...」
と通常の3倍の薄さを誇るシャア専用コンドームを眺める。そしてやおら、
「どういう風に使うんだい?見せてくれないか」
と、それをシャアの目の前に差し出した...
54ああ:1999/12/03(金) 09:19
「ああ、構わないとも」心臓はバクバクしているが表情はまるで変わらない、さすがに年期が違う。
「そうだな、よし」シャアは通常の3倍の速度で、シャア専用コンドームの結び目を解くと、通常の3倍の速度でイセリナの口にその中身をそそぎ込んだ。
「あっ、な、何をするんだシャア」同様するシャア専用ガルマ。
「いや、ちょっとイセリナ嬢の体調が優れないようなのでな、これには気付け作用もあるんだ」口から出任せを言うシャア。一方イセリナは、普段から飲み慣れた白濁液をさも美味しそうにゴクゴクと飲み干すと「もっと、もっと欲しい、、、」あらぬことを口走り、ガルマに身体をすり寄せるイセリナ。
「ほう!あんなにラリっていたイセリナが、すごい効果だな!」ただ感心するばかりのシャア専用ガルマ。

シャアはイカ臭さの漂うシャア専用コンドームをさりげなくポケットに隠した。
「うむ、これが完成した暁には、ジオン軍の勝利は間違いないだろう。ジーク・ジオン!」
「ジーク・ジオン!」「ジーク・ジオン!」「ジーク・ジオン!」
「ジーク・ジオン!」「ジーク・ジオン!」「ジーク・ジオン!」
「ジーク・ジオン!」「ジーク・ジオン!」「ジーク・ジオン!」
シャア専用暴走族も勿論全員ジオン兵なので、一斉に「ジーク・ジオン!」の叫びがこだました。
55初代シャア専用作家@覚えられててちょっと嬉しい:1999/12/03(金) 09:19
「疑わないところがお坊っちゃんなんだよ、ガルマ…」
シャアはこの危機的状況をうまく切りぬけたことに安堵感を覚えると共に心の中でそう呟いた。しかし当初の目的であるアルテイシアとの約束の時間は刻一刻とせまっていることは変わらない。
シャアは通常の3倍の変わり身の早さでガルマに向かって微笑んだ。
「すまないが、このままジャブローまで送ってはくれないか?」
ガルマは親友(と思っているのは自分だけということにはまったく気付いていない)の美しい笑顔につられて微笑み返し「お安いご用さ」と答えた。
シャア専用パシリ(すなわちガルマ)はイセリナをシャア専用暴走族四輪チームに引き渡し、シャアを後部シートに乗せ「ボ〜ントゥビィ、ワァ〜アアアアイ♪」と鼻歌をならしながらジャブローへと向かった。
56ゲリググ:1999/12/03(金) 09:20
シャアは後悔していた。
シャアの前に、新型のローレルが横付けされた時、運転手の知性が感じられない風貌と、ノーセンスなモディファイに一抹の不安を憶え、
「新型か・・・見かけだおしではあるまいな。」
と、念を押したのだが・・・。

バオキュクキュキュ!!バオキュキュキュキュ!
パリラリパリラリ。
なぜか道幅一杯に左右にローリングを繰り返し、音ばかり派手で、さっぱり前に進まない。
「これでは大幅に遅刻するではないか!!」
シャアは怒声を上げたが、車内はフルボリュームで「シャア専用矢沢永吉」の曲が流れ、その声は運転しているシャア専用ボラスキニフには届かなかった。
不思議な連中だった。
偏差値・IQともに30前後か。
葡萄のような不思議な髪型をしている。
あれでは、前が見えないではないか。
その上、ウインドウは、黒いフィルムで覆われ、なおさら回りが見えない。
「YANKII=MEET」。貼られたステッカーのスペルが思い切り間違っている。
「世露死苦」。不思議な4字熟語も散見できた。
でかいエアロ、たけやりのようなマフラーは、遅く走るための工夫か。不思議なことをするものだ。
そして、全くVIPじゃないのに、「VIPカー」と称するものに乗っているのだ。
何を聞いても、「ヨロシクう!」「バリバリだぜ!」としか答えない。
だめだ!こんな連中に付き合っていたら、アルティシアの所へは2万年かかっても到着しない!
57わい:1999/12/03(金) 09:21
「...らちがあかんな」
チンチラ張りの背もたれ付きガルマ専用ハーレー後部シートに座ったまま思案するシャア。
すでに待ち合わせ時間への遅刻は免れないほどだというのに.....
「ガルマ、やはりせっかくのパレードを邪魔するのは気が引けるからご遠慮するとしよう」
「そうかい?こっちは一向に構わないんだが」
「ありがたいものだな..そこで相談だが、メンバーの車を一台貸してもらえないか?」
「お安い御用だ、...みんな!止まってくれ」
一斉に停車した族車の群れを通常の3倍の速度でチェックしてゆくシャア。ぺったんこの4ドアセダンに混じって、一台だけあったフェアレディ240ZG改に目をつける。赤いボディにガンメタのワタナベ8スポークというクラシックなそれを「シャア専用Z」と勝手に命名した。
「この車を借りるとしよう。世話をかけて済まなかったな。キシリア殿にもヨロシクゥ!」
周りにつられてついカタカナ言葉が出てしまったシャアだが、シャア専用Zに乗り込むと一路アルテイシアのもとへと向かった。
58ゲリググ:1999/12/03(金) 09:22
ちょっと待てよ・・・。
シャアはシャア専用240ZーGを停めると、リアスポイラーのステッカーを剥がしにかかった。
<BURAKU卍ENPERAR>という恥ずかしいステッカーを付けて走るのがどうしても我慢ならなかったのだ。またスペルが思い切り間違っている。その上、ハーケンクロイツが地図の寺のマークになっているではないか!!はずかしすぎる!!
これでは運転している私までバカだと思われてしまう!
ましてや、こんなステッカーを付けて可愛いアルティシアに会えようか、いや、会えまい。(反語)

シャア専用ブラックエンペラーだけに、頭の悪さも通常の3倍なようだった。
なかなか剥がれない。勘弁してくれ!
道行く女子高生が笑っている。
ださださ?「ウーロン茶」?うざい・ロン毛・茶髪?
違う!この金髪は染めているのではない!違うんだ!

その時・・・
59ジャマイカン:1999/12/03(金) 09:22
今来た道の向うから、「ワンワンワン・・・パラリラパラリラ」という音がかすかに聞こえてくる。

「まさか・・・」
シャア専用ブラック・エンペラーだ。
付いてきたのか!!
勘弁してくれ!

先頭の車のボンネットの上で、ガルマが寺のマークの旗を振っている。
ガルマ!!お父さん、お母さんは泣いているぞ!!

シャアは、もし自分が親だったら、ガルマを即座に殺しているだろうと思った。
ハコ乗りをしていたクラウンが、手をすべらしてころげ落ち、後続車にひかれた。犬死にだ。
後続のバイクに2コ乗りしていたジッタルとリー・ホワンがそれに引っかかって転倒、台詞も無く死んでいった。

いかん!あんな連中に追い付かれたら・・・・。
それによく考えてみたら、あんな連中をアルティシアに会わせたら、間違い無く「金髪プリンセス」のような展開になってしまうだろう。それでは他の作者さんたちに申し訳ない。
シャアは、ステッカーを剥がすのをあきらめ、シャア専用Zに乗り込んだ。
60はい:1999/12/03(金) 09:23
その頃、ジャブロー近くにある自然公園のベンチにアルテイシアことセイラ・マスは座っていた。
白いブラウスにベージュのスカート、上には薄茶色のカーディガンという質素ないでたちだ。
「そろそろかしら...」
腕時計に目をやるセイラ。以前シャアから送られてきたシャア専用バセロン・コンスタンチンだ。
その時、自分を呼ぶ声が聞こえた。
「セイラさーん!」
はっと周りに目をやると、向こうから知ってる顔がこちらにやってくる。アムロだ。
「アムロ。どうしてここが?」
「シャアがここに来るんでしょう。僕もここにいます」
セイラの質問には答えずに隣に座るアムロ。実はシャアとの待ち合わせの電話を盗み聞きしていたのだ。寂しい夜のオカズ用にセイラ、ミライ、フラウなどの部屋に隠しマイクを仕込んでいるアムロなればこその技である。すぐさま勇み足でガンダムを出したはいいが、結局ララァに説得されて帰ってきてしまったのである。
「ダメだと言っても帰りませんよ」
「しょうがないわ..ムチャはだめよ」
「こんな所で暴れたりしません、会うだけです」
一気にダウナー気分のセイラとやる気満々のアムロが隣り合ってるその頃、シャアのドライブするシャア専用フェアレディZは、いまだシャア専用シーサイドウェイを走っていた。
61初代シャア専用作家:1999/12/03(金) 09:24
シャアはシャア専用フェアレディZの通常より3倍は遅いであろうスピードにいらだちを覚えた。
「ええい、これだから量産品はっ…!」
とその時前方から後方のシャア専用ブラックエンペラーとは違う一団がすさまじい爆音と共に接近してきた。
シャア専用スペクターの一団である。日頃からシャア専用ブラックエンペラーとは折り合いが悪く、小競り合いをくり返して来たジャブロー地域で一二を争う通常の暴走族より3倍はタチの悪い連中である。構成人数も3倍だ。
「ちぃぃっっ!このままでは巻き込まれてしまう!!」
シャア専用スペクターのシャア専用特攻隊長がシャア専用ブラックエンペラーのステッカーを張ったシャア専用フェアレディZに気がついた。
「えらそうに走っとるのぉ、コラァ!!」
62その頃公園では:1999/12/03(金) 09:25
アムロ「そういえば、セイラさん、小説版ガンダムって知ってます?」
セイラ「もちろん、あたしは朝日ソノラマ版の初版を発売日に買ったわ」ちょっとオタクが入っているセイラであった。
アムロ「じゃあ、話が早いや、角川版って言われたらどうしようかと思ってました」ちょっと赤面するアムロ。
セイラ「どういうこと?」
アムロ「お守りが欲しいんです」
セイラ「お守り?え、、、、まさか」
アムロ「ええ、そのまさかですよ」

アムロの表情は真面目だった、ちょっと引くセイラ。シャアの窮状も知らずに、、、、
63ゲリ:1999/12/03(金) 09:28
「こ、こいつらは!」
シャア専用スペクターと思ったら、新興のグループ・「亞死魔悪」ではないか!!
黄色い日の丸に、チーム名が染め上げられている。
コンスコン率いるスペクターを、3分で壊滅させ、傘下におさめた、恐ろしいチームと聞く。
スペクターのステッカーが貼ってあるマシンが多いのはそのせいだ。
連邦系のチームで、やはりエンペラーとは仲が悪い。
「まずいな・・。やはりステッカーは剥がしておくべきだった。・・・」
シャアは通常の3倍後悔したが、もう遅かった。

ロケット・カウルが頭上の3メートルも上にあるという、不思議なフォルム
のバイクがマックス・ターンで横付けされた。
あれでは、スピードを出したらフロントに浮力が働いて危険なのではないか・・・。

金髪のリーゼントの男が降り立つ。
「俺は、亞死魔悪のヘッド・武乱=武琉多亞苦。貴様、エンペラーか?いい度胸だ。」
やばい!
シャアはすっかり彼らに囲まれてしまった。
64はい:1999/12/03(金) 09:31
「いや、私には何の事だか解らんが...」
と、一応トボけてみるシャア。だが勿論通じる筈も無い。
「そうかな?このZにゃ見覚えがあるんだがね。ちょっと降りてきてもらおうか」
と武琉多亞苦。周りのメンバーがシャア専用Zのボンネットやウィンドウを叩く。
その時、今来た道から多数の爆音が響いてきた。そう、シャア専用ガルマ率いる
ガルマ専用ブラックエンペラーである。先頭はガルマのハーレーだ。
「よう、シャア。楽しんでるじゃないか、急いでるんじゃなかったのかい?」
「ガルマよ、あんたんトコの仲間だろ、コイツは」
武琉多亞苦が、いまだZの中でハンドルを握ったままのシャアを指差す。
「もちろんだ。昔からの親友さ、なあ?シャア」
さすがのガルマであった。
シャアは通常の3倍の速さで自分が捨て鉢な気分になるのを感じながら、やけくそな大声で叫ぶ。
「おうっ!エンペラー特攻隊長“赤い彗星”たぁオレのことよっ!!」
シャアの目には再び光るものがあった。
65はい:1999/12/09(木) 14:41
 もうやけくそになったシャアは上着の内ポケットからシャア専用グロック60
ピストルを取り出すと、亞死魔悪の連中に向けて乱射しまくった!
(※シャア専用グロック60:通常の1/3サイズ、通常の3倍の破壊力
を秘めたシャア専用特殊弾丸を使用して60連発を実現したもの)

やけくそになっているとは言え、ニュータイプである上に通常の3倍
の射撃テクニックを誇るシャア!一発で一人の亞死魔悪メンバーが確実に
倒されていく!予備の弾倉も3本あるので、通常の3倍の構成メンバー
を誇る亞死魔悪といえども、ひとたまりもない。
さらに!シャア専用弾丸は弾頭がシャア専用特殊鉛、しかも十字の切れ込み
が入れてあるダムダム弾だ!ゾウでも一発で倒せる破壊力を持っている。
南極条約ではフルメタルジャケットしか認められていないが、今のシャア
にはそんなことは関係なかった。

通常の3倍の速度で、次々と弾倉を交換し、乱射しまくるシャア
その姿にはシャア専用ガルマも旋律を覚えた。

数分後、亞死魔悪のメンバーは全滅していた、一人を残して。
そう武琉多亞苦だ!シャアはわざと彼一人を残していた。
その真意は?
66あれ?:1999/12/09(木) 14:46
ここは新作でなくて古いのを復刻するスレッドでは?
67復刻だけしてもしょうがないから:1999/12/09(木) 14:50
続けましょうよ。どうせあめぞうの方は復活する見込みないし。
68へい、復刻した者でござんす:1999/12/09(木) 14:52
>▼ ▲1:67復刻!新・シャアの一日
>1: 名前:説明の必要もありますまい 投稿日:1999/12/03(金) 08:06

>私が持ってる限りを復刻します。あとはみなさんで続けていきましょう。

当初、私がアニメ板に地道にコピペして復刻し、続けよう!と目論んでおり
ましたが、ガンダム板ができたため、焦っておりました。
この度、どなたかわかりませんが、アニメ板からガンダム板に移され
ましたので、是非みなさんで続きをやっていただきたいと。伏してお願い
申し上げますm(_ _)m

69はい:1999/12/09(木) 22:08
武琉多亞苦「くっ!なかなかやるじゃねーか、赤い彗星さんよぉ」
シャア「武琉多亞苦、お前はわざと生かしてある、なぜだかわかるか?」
武琉多亞苦「、、、、、」
ガルマ「シャア、どうしてだい?そんなゴミ虫さっさとやってしまえばいいじゃないか」
シャア「ああ、確かにこいつにはなんの価値もない、だがこいつらの装備にちょっと興味があってな」
ガルマ「どういうことだい?シャア」
シャア「うむ、ちょっと今日は色々あってな、先を急いでいるのだ。
こいつらはクズの集まりだが、乗り物だけは良い物を使っている。
頭のこいつなら、どのマシンが一番足が速いか知っているだろうと
思ってな」
ガルマ「なるほど、そういうことか」
シャア「武琉多亞苦よ、そういうことだ、さぁ!教えて貰おうか、どの
マシンが一番速いんだ?」

武琉多亞苦に否やは無かった、彼は死体の山の中からフェラーリF40
のビンテージ物を探し出すと、それをシャアに差し出した。

上手い具合に真っ赤な塗装が施されていた、シャアは思わぬ収穫に
小躍りしたい気分だった。

シャア「ガルマ!武琉多亞苦は君の好きにしたまえ、それじゃすまんが
私は先に行かせて貰う」
 早速リンチがはじまっているようだ、いままでどんな抗争があったのか?
と思うほど凄惨をを極めている、これでは武琉多亞苦の命も長くはあるまい。

ガルマ「シャア、また借りができたな(きらり)」
シャア「水くさいな、ガルマ、それじゃ!」

真っ赤なボディのF40に乗り込むと、通常の3倍の速度でエンジンを
始動し、ジャブローに向かって疾走をはじめた。残り時間はもうほとんど無い
果たしてアルティシアとの約束には間に合うのか!シャア!
70その頃公園では:1999/12/10(金) 13:56
アムロ「これは、僕だけのためじゃないんです!連邦軍、いや地球環境がいま破壊されているんです!」
とセイラを「落とし」にかかっていた。16歳にしてアム○ェイの子ネズミとして大活躍をしてきた
アムロにとって、世間知らずのお嬢さん育ちのセイラを「落とす」のなど朝飯前だった。

セイラ「なるほど、その洗剤を買えば地球を救えるのね、それにお守りも必要だわ」
アムロ「そうなんです、わかってもらえて嬉しいな、テヘ☆」
セイラ「支払いはカードでいいかしら?」
アムロ「勿論です、あ、本契約は事務所でやりましょう、いま契約書が無いんで」
ちゃんとクーリングオフまで計算に入っているアムロ、さすがとしか言いようがない
(良い子はまねしないように)

セイラ「でも、お守りの方は、、、こんなところじゃ困るわ」
アムロ「大丈夫ですよ、ほら、あそこに野猿があります」
用意周到なアムロであった。
セイラ「わかったわ、あそこで、でも急いでね、兄さんと約束があるの」
アムロ「はい!わかりました」

早速、野猿に向かう二人、シャアの窮状も知らずに、、、、
71hai
 その頃シャアはシャア専用ハイウェイを歩いていた
武琉多亞苦から徴収したF40は確かにスピードは出たが
亞死魔悪のノータリンな連中に無駄な改造を施されていたため
燃費が最悪に悪いのだった!なんとリッターあたり30cmしか
走れないのだった!
 亞死魔悪のメンバーとつるんで走っている間は、無制限に補給を
受けられたものの、単独で走行などしようものならあっという間に
ガス欠になってしまうという史上最低の乗り物だったのだ!

「武琉多亞苦め、、、知っていてわざと、、、」
通常の3倍、胸の底から怒りがわき上がってくるのを感じたが
いまさらどうすることもできない、通常の3倍の速度で歩いている
シャアにガルマ達が追いつくことは永久にないだろう。このまま
ジャブローまで歩き続けるか、他の移動手段を見つけるしかない

シャアに活路はあるのか!?