機動戦士ガンダムSEED DESTINY PHASE-254

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251福田×マリュー 投下中
…ああ…また今日も320の帰りが遅い。
きっとまた仕事が大変なんだろう。
昨日は残業で、真夜中帰ってきてベッドに倒れ込んだ320。
…かと思えば唇を奪われそのまま激しく求められ、眠っていた脳を覚醒へと導かれる。

ここ最近320は仕事が上手くいっていないらしく、スタッフとの意見のスレ違いや、
矛盾の多いこのアニメ業界の状勢にストレスを感じているようだった。
仕事が終わって真夜中帰ってくる320は、ここ最近、毎日といっていいほど酒に酔いつぶれ乱れていた。

…体がいくつあっても足りない…

それが最近の私の悩みだった。


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一人で酒を飲んで意識が途切れる。
腹立たしい出来事を酒で紛らわせ飲みすぎた結果がこれだ。

「…仕事…やっぱり上手くいってないの?」

マリューが心配そうな声で伺うと、さっきまで床に寝転がっていた320が身体をのっそり重たそうに起こし
「マリューが気にする事じゃねぇよ」…それだけ冷たく残し、ふらつく足で寝室に行ってしまった。

「…320?」

結局どんな事が原因で320が苛立っているのか分からなかった。
仕事が上手くいっていない事は確実だろう。
252福田×マリュー 投下中:2014/05/01(木) 19:10:17.62 ID:???
寝室に戻ると、ベッド上で俯せに倒れ込む320が視界に入る。
風邪を引いたらまずいだろうと思い身体に羽布団をかけてやると、彼の大きくて綺麗な指に捕まれ、布団の中に引きずり込まれた。

「ちょっ…な…!」

いつもの事だったので驚きはしなかったが、そのままベッドに押し付けられスプリングが大きく軋むと、ふっと重たい身体がのし掛かってきた。

「…っ、ん、う…っ」

ぬるりと口腔内に入ってくる生暖かいモノに息苦しさを覚え、マリューは瞳を閉じ、320が自分に重なって来るのを感じた。
激しいキスの雨。
キスだけでこんなに水音がたつものなのかと口角を濡らしながら恥ずかしさに耐えた。
しかし明日は320もマリューも仕事が早い。

「ね、…明日…仕事っ」

…があるから今日は早く寝た方がいいわ、と喋ろうとするマリューの言葉を塞ぐように、熱い吐息が重なる。
激しく吸われるようにされて、舌が蛇のように絡まってくると、少しキツいあの酒の味が広がった。
このまま彼に抵抗しなければ確実に明け方までゆっくり寝させてはくれないだろう。
こんな毎日がこれ以上続くのは身体の負担が大きく、彼にとっても早く睡眠した方が疲れもとれるだろうと自覚し、マリューは320の腕を突っぱねようとした。

だがその腕がどうしても動かない。

「ちょ…も…32ッ…?」

止めようとしても強引に押し付けられ、言葉さえ聞いてはくれない。

今まで以上に機嫌が悪いのは明らかだった。
320は自分の巻いていたネクタイをシュルリと解いて、それでマリューの腕とベッドベッドをくくりつける。

「何、して…っ、う、あ…っ」

「いいから…もう黙れよ」

完全に彼は飲み過ぎている。
飢えた狼のように欲望を掻き立て、乱れたバスローブの縁から露わになった豊富な胸にしゃぶりついてくる。
253福田×マリュー 投下中:2014/05/01(木) 19:10:44.13 ID:???
「あぁ」

ビクリと腰を震わせ、マリューは驚いた様子で320の指が下肢をまさぐっているのを見た。
気がついたら下着が膝の辺りまで下ろされ、320の手によって秘部が愛撫されていた。

「明日、朝早いんでしょ…?」

「かまわねぇよ…そんなの…」

「でも320っ!?!」

一瞬腕を縛られている事を忘れ、状態を起こそうとしたが、背中と腰を浮き上がらせる程度の身動きしか出来ず、失敗してスプリングがまた大きく軋んだ。

「じっとしてろっていったろ」

320は乱暴に私服を脱ぎ捨てながらマリューを圧倒する。

「ふぅ…あぁ//」

マリューの足に体重を乗せた320が乱暴に彼女の秘部の奥をかき混ぜ抉りにかかるものだから、水音にも似た粘り気のある音が静かな部屋に響いてイヤらしい。

グチュグチュ…グチ…

抗議しようとした声は甘く掠れてしまい、マリューは顔を歪めた。

「やめて…っ、は、離して…今日は…私、そんな気分じゃ…」

「冗談だろ…見ろよ、こんなに濡らして…」

意地悪く言って320がわざと音が立つよう襞を丹念に指で擦りつける。

「ァ、ァ、あぁ…ん!」

そうする事で、320の指に襞が絡みつき、身悶えてしまう程の擦れる感覚がマリューを狂わす。
快楽への上昇が更に速度を増して行く。
だが、何だか今日の320は、意地悪で、乱暴で、少しずつ不安感が増した。
いつもはこんな乱暴なふうにはしないのに…。
254福田×マリュー 投下中:2014/05/01(木) 19:11:03.28 ID:???
「ね、何か…あった…ん…でしょ…?」

切れ切れに熱い吐息を漏らしながら、そう不安そうに問えば、キスで唇を封じられる。
もうそれ以上話さなくていい、と言い聞かせられているようで、とても寂しい思いになりながらも必死に320を受け止めた。

腕はキツく縛られ頭上へ…。
腿は大きく開けられ彼の大きな肩へと乗せられている。
とても卑猥で恥ずかしい格好だったが、320になら構わない。
彼の為なら、どんなに恥ずかしい事を要求されても素直に受け入れられる。
自分は、どんな時でも彼をこうして受け止めてやる事しか出来ない。
そうする事でしか彼を癒やしてやれないと密かに感じていたから。

「ん、ねぇ…320…もう…ッ」

暫く指で攻め立てられていた秘部から指が引き抜かれ、高度を増した楔が押し当てられる。

「んんっ…あ…」

上半身を起こしていた320が最奥部を目指してゆっくりと楔を侵入させるにつれ、抱えられていたマリューの腿も一緒に折り曲げられ、腿が胸にくっつく形で押しつけられた。

「ああっ…あん…!」

少しだけ腰が浮き上がり、苦しい体勢に瞳を歪めた瞬間、320の熱塊が最奥部に到達し、「あっ」と声が漏れる。

「は…っ、はぁ…っ、あ…っ」

最奥に到達した楔は、中をゆるりゆるりとした優しい動きをしていたが、マリューの喘ぎ声に煽られ、次第に激しいものへと変貌していった。

「いあ…ッ」

最奥を突き上げられた瞬間の痛みと快楽が火花のように散って、マリューは何度も仰け反った。

「あ、…あ、ぁん、あん!!」

喘ぎ声がひときは艶のある響きに変わる。
もうほとんどイキそうになったマリューの乱れた表情がたまらなくエロい。

「お前、今自分がどんな顔してるか分かってる?」

意地悪そうな顔つきで笑い、肩に担いでいたマリューの両腿を更に広げさせる。
こうする事で、楔が子宮の辺りまで届き、更に感度が高まるのだ。
255福田×マリュー 投下中:2014/05/01(木) 19:11:38.85 ID:???
「ん、う…っ!」

「イかせてって言ってみろよ。そうしたらイかせてやってもいいぜ」

いつもはそんな事言わせようとしないのに、今日は一段と意地悪で激しい夜だ。
紫の瞳は『言えよ』と訴えるように此方を見据える。
私はそんな彼の強引な押しに弱い。

「も…イ…、イかせ…て…」

身体の発する熱と押しに負けてマリューが呻くように告げる。
すると320は、沸点を超えてしまったように勢いよくマリューの腹の中にある最奥壁を目掛けて楔を打ちつけた。

…瞬間、グジュッと卑猥な水音が鳴るのと同時にマリューは頭上でくくりつけられた両腕を引っ張って、腰を大きく浮き上がらせ声にならない声を漏らした。

「…ーっ…!?」

今までに感じた事もないような、ひとたまりもない突き抜けるような刺激だった。
あまりに凄くて、突き上げられるたびに口を開けて鋭く息を吸い込んだ。

「も、…や…だ、…イ…く」

激しくしっかり奥まで打ちつけられ、息も絶え絶え訴えるが、320の腰の動きは止まらなかった。
襞が擦れて麻痺してくると、手足が痺れるようにジンジンして、思うように抵抗しようにも出来ないこのリアルな状況に快感さえ覚えた。

「ま…っ、待って、あ…っ、ああ…っ」

ろくに抵抗も出来ぬまま、息がめちゃくちゃに乱れた。
怖いほどに320が腰を振って、肌と肌のぶつかり合う音とグチャグチャしたイヤらしい音が響く。

「あっ、や、ああ…っ!!」

マリューはグッと拳を握って、耐えきれず腿をビクビク振るわせながら達した。
少し遅れて320がマリューの中に精液を勢いよく放ち汚す。

「はぁ…っ」

マリューは大きく胸を隆起させると、ドサリとその上に320が重なってきて、首筋を乱暴に吸われた。

「んっ…」

思わず身じろぐマリュー。

「動くなよ…まだ、出てる…」

乱れた息を散らしながら、320が囁いた。最後の一滴まで残す事なく注ぎ込もうとする320の言葉に、何故かゾクゾクッと背筋を熱いものが駆け巡った。