3 :
通常の名無しさんの3倍:2014/04/13(日) 22:45:52.17 ID:PKU0uxe4
保守
前スレはdat落ちしたのか?
保守
どんくらい保守っているもんなの?
心配なのでほっしゅ
くれくれしたり急かしたりしたい訳じゃないけど…
純粋に先が楽しみなので378氏の復活を願っております
いつの日か続きが読めますように(-人-)
378氏のは一番先が気になるところで止まってるもんなー
続きを書く気があるのかないのかだけでも知りたいわ
ちょこっとでいいから顔出して欲しいよね
返ってくる場所を守るため
ほっしゅ
ならば俺は新たなイノベイターがやってくる場所を守るため
ほしゅ
なんで最終書き込みから3日たたずに落ちるんだ…
あ、続きは執筆中です
980越えたスレは24時間で落ちる
だったような
ゴールデンウィークだけど今日は投下あるかな?
ってことでガ裸ッゾでト裸ンザム!!
保守
ほ
ほ
ほしゅーー!!
>>378氏の更新が止まってから結構経つね
ここも過疎っちゃって寂しい限りだ
でも今日は日曜日
いつもの習慣でガ裸ッゾでト裸ンザム!!
378氏はもう諦めな
時々来ては諦めろって繰り返す奴はなんなんだろうね
理想郷やハーメルン、なろうとかなら半年以上の間隔で不定期更新してるのもあるし
希望を捨てるのにはまだ早い、スレの主旨や雰囲気的にも期待レスは有りでも逆は無しでしょうに
つーわけでト裸ンザム
単に待ちたい人が待ってるだけなのに諦めろとか脇から口挟む意味がわからん
自分が諦めたから皆も諦めないと駄目なのー
途中になっちゃった
自分が諦めたから皆も諦めないと駄目なのー
って言いたいのかな
別に他人が待ってたって自分には関係ないんだから好きにさせればいいのに
自分は378氏の話しが好きだからいつか読めるといいなと思って待ってるよ
待っても来ないよ
378氏やほかの職人が帰ってくるまでお目汚しですが投稿します
トリップを入れてみましたがこれで平気でしょうか?
では、どうぞ
プラント宙域、本隊とは別にネルソン級が1隻とドレイク級2隻が分隊として哨戒任務を行っていた
「艦長、レーダーに感あり」
オペレーターが艦長に報告し、すぐに艦長が対応する。
「所属と機数はわかるか?」
「機数は3機です。所属は・・・識別信号が出ていません!」
ざわつく艦橋内、だが艦長は冷静に判断した。
「このプラント宙域での所属不明機は無条件で撃破の許可が降りている!総員!第一種戦闘配備!繰り返す!第一種戦闘配備!僚艦にも連絡しろ!」
即座に応対するオペレーター
「りょ、了解!全艦!第一種戦闘配備!第一種戦闘配備!」
艦内に警報とオペレーターの声が響く
艦内で戦闘配備が行われている時に艦長が未確認機を確認する。
「不明機の映像を出せるか?」
「待ってください・・・最大望遠での映像をモニターに出します!」
数瞬後に映る映像、そこには後にジンと呼ばれる人型兵器が写っている。
「ひ、人型だと・・・」
呆然とする艦橋内、そこに格納庫から通信が入り、我を取りした艦長は通信に応えた。
『艦長!ミストラル隊!いつでも行けるぞ!』
スーハー・・『わかった!ミストラル隊発進後!ミサイル一斉射!その後にミストラル隊による包囲殲滅と行こうか』
『了解!通信を終了する』
「僚艦にも通達しろ!ミサイル一斉射後にミストラル隊で包囲殲滅を行うと」
「了解!」
指示を出し終えた艦長は椅子に深く腰をかけボソっと独り言を呟いた
「嫌な予感がするな・・・」
場面は少し進んでミストラルの映像のようだ
「ミストラル全機に告ぐ!ネルソン所属の5番、6番機は直衛だ!各艦所属ごとに4機1小隊で行動し3方向から包囲をする!」
『『了解!』』
「未確認機は人型らしい、どう転ぶかはわからんがやることは1つ!包囲し蜂の巣にするだけだ!行くぞ!味方のミサイルに当たるなよ!」
練度が高いのか、これだけの指示で小隊を組み移動を開始するまでムダがほとんどなかった。
オペレーターからの通信『ミサイル!発射します!』
艦隊からミサイルが発射され、すぐにミストラルたちを追い越していく。
「さあ、どう対応する?」
3機の人型兵器は回避行動をせず右手に保持している銃を斉射しミサイルを破壊した
「野郎ども!武装はマシンガンタイプだ!射線に気をつけろよ!撃てぇぇ!!」
ガガガガガッ!12機分の40mm機関砲が火を噴いた!
『よし!やっこさん蜂の巣だぜ!』『早く帰ってサラダを食べたいぜ』などなど口にしているが・・・
煙が晴れるとそこには人型兵器がいた。しかも目立った損傷が無いというオマケつき
「各員!回避行動!急げ!」
『クソ!なんで!?』『なんて装甲だ!』
愚痴をこぼしながらも回避行動をする。
ここで人型兵器がミストラル隊を無視し艦隊に向かい移動を開始した!
「く!回避行動中止!やつらを艦隊に近づかせるな!」
指示通りに人型に向かい40mm機関砲を斉射するが当たらない!
『なんて運動性だ!』『上下左右!どこにでも動けるなんて!』『当たらねぇ!』
人型が攻撃が終わり旋回中のミストラルに向かい右手のマシンガンを向け発射!ガガガッ!
「た!隊長!たすブッ」・・・通信が切れた・・・爆発はしなかったようだが錐揉み回転をしたまま戻らない
『くそ!よくもジェームスを!』
1機のミストラルが回避行動を止め人型に真っ直ぐに突っ込んでいく
「よせ!単機で行くな!」
『死にさらせぇぇ!!』40mm機関砲を撃ちまくるが人型はダンスでも踊るように華麗にステップを踏み攻撃を避け、そのままマシンガンを向け斉射!
・・・コックピットのガラスが割れた・・・
別のミストラルは
『上に張り付かれた!助けてくれぇ!』コックピットの真上に張り付いた人型がマシンガンを斉射
「・・・ミストラル隊全機に告ぐ・・・船が退避する時間を稼ぐぞ・・・」
『了解』『ただじゃ!やられねぇ!』『それしかないっしょ』
「みんな、すまん。艦長、この通りだ至急退避してくれ」
『わかった・・・貴重な情報だ。最後の1人になっても月に持ち帰ってみせる。急速回頭!目標!プトレマイオス基地!』
「直衛!なんとしても守れよ!」
『了解!』『了解!』
この間にもまた2機落とされ、残り7機
指示を出し終え1人吠える
「貴様らぁ!道連れだ!」
・
・
・
ここで映像が途切れた
以上です。
戦闘シーンを書ける人って素晴らしい。
他の人のSSも見たいお(・ω・`)
乙です、トリップはそれで出来てると思いますよ
しかしアストレイの時も思ったが何を考えて機銃しか武器のないミストラルを主力にしてたのだろうか
見た目的にもアストレイ作中の動き的にもキャノンの無いボール程度の能力っぽいのに
乙です
>>35 ミストラルもガンダムシリーズでよくある元々作業用だったのを兵器に転用じゃなかったっけ?
それを主力にしてるのがどうにもって話でさ
いくらMSとNJのコンボが便利だからって数年でジャンク屋や宇宙海賊が蔓延る世界だし
宇宙も元から相応に物騒だったと思うんだよね
>>35 NJがあるから積んでないだけで
ミサイルだって積めると思うが
>>37 とはいえ、MSが存在しないならミストラルで十分ともいえるわけで
宇宙海賊の装備だって艦艇かミストラルより旧式のMAしかないわけだし
それ相応に物騒な世界の宇宙軍で制式採用されてるのが
現場に駆け付ける際のスピードも現場での小回りも効かず
人間+既存兵器でボコれそうな底スペ機ってのがって話
海賊を倒すのに必要な性能は満たしてても十分かどうかだと犠牲前提になりそうだし
MS登場とほぼ同時にメビウスを量産出来るんだからもっと軍用機としての汎用性があって良いし
作業用として使う機体にミストラルで良かったんで無いかなと、数ヶ月でMS量産しだすチート国家連合だし
週末ほっしゅ
戦艦同士の戦いに、小型ボートがくっついてるようなもんだしなぁ
爆弾積んで特攻かますような使い方しか出来なさそう
普通に考えて艦載可能な航空機にあたる機体は必要になるはずだし、
宇宙時代にもなってメビウス以前に航宙機が開発されてないってのは考えづらい
地上にはたしか航空機が普通にあったとおもうが、ベアヘッドとかそんなんが
スピアヘッドじゃなかった?
ムウさんがサイクロプスのこと伝えるためにアラスカでアークエンジェルに突っ込んだ時乗ってた代物
スピアヘッドか
ううう、また会話パートになってしまいました
思いつきで書いているためグダグダですorz
他の人の見たいお(・ω・`)
「映像は以上になります」
動揺していたのが落ち着いたのか、いつもの笑顔に戻っているアズラエルであった。
「そしてもう1つ、こちらのデータをご覧下さい」
モニターにとあるデータが表示された。それは
「これはメビウスといい、次期主力MAです。来年には配備が始まる予定で現在最終調整が行われています。機体下部にあるリニアガンならデータ上では一撃でジンを破壊できます」
モニターに表示されているメビウスのデータを見ているティエリアと刹那、だが表情は優れない。
「はっきり言わせてもらおう。この機体、メビウスでは先ほどの人型・・・ジンというMSには勝てない」ティエリアは断言した。
「ふぅ」と、ため息を吐きティエリアに問う
「予想はできていましたが、根拠を聞いても?」
表情は変わらずに笑顔だが、視線に圧力が加わったようだ。これが商人として成功した男の視線なのだろう。
そのことを感じ取ったティエリアは嘘偽りなく回答することに決め
「まず、ジン、モビルスーツと呼びましょう。それとミストラルとメビウスのモビルアーマーでは運用方法が違います
まずモビルアーマーは一撃離脱戦法を主体としています。最高速で突撃し攻撃、すぐさま安全圏に離脱。それを繰り返す戦法であればジン相手に相討ちには持っていけるでしょう」
間を空けるため水を一口含み話を続ける
「次にモビルスーツだが、ある程度接近しての格闘戦を想定している。手足を動かしての姿勢制御、方向転換、それの応用によるダンスを踊るような細かい回避行動、そしてなにより腕に銃を持っているのが利点です」
話の途中だが、アズラエルが質問する
「すいません、ティエリアさん。腕に銃を持つことの利点を教えてもらえますか?」
「ああ、そうか。画面に出ているメビウスのリニアガンを敵に当てるには敵を機体の正面に捉えなければ当たらない。これは見ればわかるだろう。だが腕で銃を持っていれば射角はどうなる?」
ティエリアがアズラエルに問う
自分の腕を動かしながら
「それはもちろん・・・ああ、そういうことですか・・・上下左右、好きに撃てますね。それにメビウスには難しい細かい方向転換も簡単にできますね。これは参りました」
頷くティエリア、そして続きを話し始める
「あとは簡単だ。メビウスの初撃をやり過ごしたら艦隊に接近、そうすれば艦隊防衛のためメビウスは不利な格闘戦を強いられる。あとはわかるな?」
腕を組み考えるアズラエル。
「ええ・・・これは参りました。これでは人命もお金も捨てているようなものですねぇ・・・このあと月で会議があるんですよ、この大敗後どうするかの」
更に考えるアズラエル、「よし」と一言。考えがまとまったようだ
「ティエリアさん、刹那さん、二人にお願いがあります。モビルスーツの技術提供をお願いできませんか?このとおりです」
深々と頭を下げるアズラエル。
ティエリアと刹那は脳量子波で相談をしていた
《このままだと紛争ではなく、戦争に発展しそうだ》とティエリアが刹那に伝える
一方の刹那は
《コロニーを占拠したテロリストか、介入しても問題ないだろう》と、刹那は応える
《技術的にみてティエレンかフラッグあたりだな、あとはEカーボンの精製技術と水素プラズマジェットエンジンか》
脳量子波での会話がまとまったのでティエリアが応える
「分かった。協力しよう」
安心したのか、一気に表情が和らぐアズラエル
「ああ、良かった。後で詳細を教えてくださいね。ちなみにジンと1対1で戦った場合どちらが勝ちますか?」
「2機、情報提供をする。1機は五分以上、もう1機はエースパイロット用で圧勝だ」
笑顔になるアズラエル。だがいつもの胡散臭い笑顔ではなかった。
「それはすごい!月にある我が社の施設を使ってください。必要なものは全て届けさせます。戸籍とかも、ですね」
以上です。
ここで1つ募集があります
MS開発計画のコードネームみたいなのでいい案はありますか?
ネーミングセンスがない自分にショック
901氏、乙
SEEDの命名規則って英語が多いよね
武装は神話から取ってること多いけど、機体や作戦名は大体英語
00と無理やり絡めるとしたら、「Grace of Neighbor(隣人の恩恵)」計画とか・・・
901氏乙
一般用…ティエレン
エース用…フラッグ
って感じにMS製作は、なるだろうな。
さてと他の職人も投下あったらいいなって事でガ裸ッゾでト裸ンザム!!
ほしゅ ってどんくらいの感覚でやるもんなの
1週間くらい大丈夫だったり?
詳しくは知らないけど、レス数が1桁や900超え辺りだと1週間間隔でも危ないっぽいね
特にこういうSSスレみたいな全体のkBの数字が大きくなるスレは900超えると直ぐ落ちるとか
フラッグはMAのりに受けるかな?
グラハムスペシャルが出来ないと運用がMAとほぼ同じになりそうだけど
MA乗りのムウや戦車兵のモーガンがわりとすぐにMSへの機種転換が出来てるから
OSさえちゃんとした物になっていればパイロット側の問題はなさそう
それにノウハウが全くない状態から複雑な変形機構を持ったMSを一発で完成させた連合の技術力なら
フラッグの結構単純な変形機構をちょっと弄って普通に変形出来るようにするぐらいは出来そう
CBの行動理念的に、どちらか片方に協力するのはおかしくない?
細かい単位や個人レベルで見れば両方に正義と呼べる部分は有るけど
SSの作者さんがバランスとりとかの為に意図的に設定を変えない限り
雇われ先の国営工場を乗っ取って世界規模のテロを起こした、少数民族の中の過激派
これが無印のザフト&プラント政府だから(但し901氏の時系列的に全世界テロはまだ)
連合側にも悪い部分はあれど先に攻撃したのも連合以外までナチュラルの括りで攻撃したのもザフトだし
年号変更前後〜CE60前後まで平和だった事を考えるとザフトを解体するのが戦争根絶に一番近いくて早いし
ただそうやって設定準拠で行くと善悪偏り過ぎてて面白くないけど
ライザーソードでプラントぶった切れば良いんじゃない?(適当)
>>52 フラッグの変形は構造的な問題でなく重力下での急激な減速による失速と過剰なGが問題だったような気がした
>>50 そっか、ありがと
>>52 >それにノウハウが全くない状態から複雑な変形機構を持ったMSを一発で完成させた連合の技術力
ムラサメってオーブだよな・・・って思ったら、良く考えたらイージスか
>>56 その戦闘中の変形が現実的でない構造をどうにか出来るんじゃないかな、と
今となっては意味が解らないけど、ジョージグレンのいった人類の先の存在ってなんだったんだろうなぁ
UCのニュータイプや、西暦のイノベイターだと思っておけばいいのだろうか
橋渡しをする調停者が必要でその調停者をコーディネーターと呼ぶ、って話だから
既存人類とは明確に違う何か(進化したのは精神じゃなくて身体能力か知能か?)を持った生物なんだと思う
NTやイノベも別に聖人君子ってわけじゃないから違うかどうかは解らないけど
保守
右腕と左足を失ったザクを、ミネルバのMSハンガーにインパルスが収容する。
メカニックマンたちが機体が固定し始めるのを見届けると、シンはインパルスからフラフラと降りた。
先ほどの大気圏に突入しながらの戦闘。高温と強い振動、通常ではありえない戦場にシンの体は疲弊しきっていた。
「シン!!」
MSと降りたシンを、ルナマリアが熱い抱擁で迎え入れた。
「怪我はしてない? どこか痛いところとかない?」
ルナマリアが矢継ぎ早に尋ねながら、心配そうにシンの頬や体のあちこちにペタペタと触れる。
疲れ果てていたシンは、ルナマリアに押し倒されるように足がもつれて倒れた。
周囲で作業をしていたヴィーノやヨウランたちメカマンが囃し立てる。周囲などお構いなしにヒートアップ
しそうなルナマリアを、シンは力の入らぬ腕で押しのけようとした。
「ちょ、離れろルナ」
「アンタね、私は心配してんのに!!」
「そこまでにしておけ、ルナ」
頬を膨らませ、拗ねた表情のルナマリアの肩をレイがポンと叩く。
どこか納得のいかないながらも、ルナマリアはシンから離れた。
体にまとわり付いていたルナの重みが無くなると、シンは表情を緩めゼーゼーと荒い呼吸をする。
MSハンガーの床に寝そべったまま、疲れ果てているシンにレイは飲料チューブを差し出した。
差し出されたそれをノロノロと受け取ると、一気に飲み干す。染み渡る水分に、体が癒されるのを感じる。
フゥーとため息を一つ付き、ようやく落ち着けたシンは軽く身を起こして座り込む。
すぐさま、ルナがシンの後頭部や背中あたりを軽く払い、ゴミや汚れを落とそうとする。
「いいってば、ルナ」「良くないっての!ちゃんとしないと、笑われるのはアンタなんだからね!!」
鬱陶しそうにしているシンに、それでも世話を焼くルナマリア。それをレイが見守っていると甲高い声が
MSデッキに響いた。
「アレックス!無事か!」
「カガッ……代表、見ての通り私は無事です」
「良かった、本当に良かった」
アレックスがザクのコックピットから降りてくると、オーブ首相のカガリが彼に駆け寄る。
MSを降りた途端精根尽き果て、ルナマリアに押し倒されたシンと違いアレックスには余裕が見られた。
さすが、前大戦のエース。自分よりも経験値も体力もあるアレックスに負けてたまるか。
シンは力の入らぬ体に活を入れ、ヨロヨロと立ち上がり彼らのほうへ向かう。
立ち上がったシンを見届けると、アレックスはすっと手を差し出した。
「ありがとう、シン。君のおかげで、俺は命を救われたよ」
まだ先ほどの戦闘を引きずっているのか、アレックスの顔に憂いの色が滲んでいる。
それでも彼の口から出た言葉は紛れも無い本心であり、握り返した手の平から伝わる力強さに、シンは
素直に思っていることを口にする。
「いえ、俺……自分は、ただ救える命を見捨てたくなかっただけです。お礼を言われるようなことは……」
「そうか−−−−その気持ち、無くすなよ」
「え?」
返されたアレックスの言葉に、シンはどういった意味が込められているのか理解出来ないでいた。
敵を殺し、仲間が殺される。戦場の狂気に、目の前の純粋な少年が壊されぬことをアレックスは祈った。
無事に戻ってこれたこと、それから大気圏突入中に見た未確認MSのこと。グラディス艦長に報告する
ことがあったシンは、サッと敬礼をしてMSハンガーを後にした。
刹那はMSが隠せる小島に着地すると、クアンタの手を使いフェルトとともに地面に降り立った。
一部光学迷彩を張り衛星などから見つからぬようにすると、その場に簡易テントを建て始める。
クアンタに収納しておいたキャリーケースなど旅行用の荷物を取り出すと、フェルトに告げた。
「フェルトはテントで着替えてくれ。なんだったら、そのまま少し休むといい」
「ありがとう、刹那」
はじめてMSに乗っての介入、張り詰めた戦場の空気。大気圏の降下。
慣れぬ事の連続だったフェルトは、刹那の何気ない気遣いに胸が熱くなった。
手渡してくれたキャリーケースを嬉しそうに微笑み受け取る。フェルトがテントの中で着替え始める。
彼女がテントに入るのを見届けると、刹那はさっさとパイロットスーツを脱ぎ捨て着替えを済ます。
懐にはCBから支給された拳銃をしっかりと携帯する。
刹那には他にもやることがあった。携帯端末を取り出し、クアンタの状況を確認しておく。
「GN粒子、規定値をクリア。各部、各関節、コンデンサーオールグリーン……良し」
今後、整備は受けられない。そのことを鑑みれば、機体状況を逐一把握する必要があった。
そして、いつまでに戻って来いと指示されていない。
緊急事態が発生しない限り、資金の確保と平行して『この世界を見て来い』。
スメラギの言葉にしていない指示であると、刹那は受け取っていた。
そんな想いに耽っていると、背後からテントの開く音とともに、柔らかな声が届く。
「お待たせ、刹那……どう、かな?」
振り返るとそこには、今まで見たことのないフェルトの姿があった。
白のロングワンピースに、ふわりと羽織った新緑色のカーディガン。首に小さなネックレスが揺れる。
薄く化粧を施した彼女の頬は薄く赤みを帯び、唇はリップか口紅によって彩られふっくらと色付いていた。
刹那は言葉を無くす。いつも身近にいるのが当たり前で、家族のような存在の彼女の新たな一面。
控えめながらも女性らしい艶やかなフェルトの姿に、今まで抱いたことの無かった何かを感じる。
少し驚いた表情のまま固まってしまった刹那に対し、困ったようにフェルトが呼びかける。
「刹那?」
「…………よく、似合っている」
思わず口をついた刹那の答え。フェルトの表情がほころんだ。
「嬉しい。あのね、刹那。この服、昔にクリスティナと一緒に買ったものなの。
背が伸びたら、きっとこういうのが似合うからって、クリスが言ってくれてね。
それでね−−−−」
彼の返してくれた一言がよほど嬉しかったのか、少女のように無邪気にフェルトが語る。
嬉しそうに、楽しそうに、懐かしむように。
刹那もまた表情が緩み、穏やかな顔立ちになる。
「行きましょう、オーブへ」
「ああ、そうだな……フェルト」
オーブへ向かう刹那とフェルト。
かの国で、彼らはこの世界で懸命に生きる少年と出会いを果たす。
それは運命が導いたのか、イノベイターの予感が生み出したものなのか分からない。
ただひとつ言えることは、この出会いが小さく、だが確かなうねりを生み出すということであった。
以上、17話でした。
チョー短いですね、スミマセン。そして、まあラブい空気ですこと。
901氏の話はどうなっていくのか気になりますね。自分のは基本的に本編ありきで
話を進ませる予定なので、あれなんですが。
864氏久しぶりの投下乙!!
>この服、昔にクリスティナと一緒に買ったものなの。
背が伸びたら、きっとこういうのが似合うからって、クリスが言ってくれてね。
それでね−−−−
このセリフで
「もうちょっと……オシャレに……気を遣ってね……」
って1st24話のクリスの遺言思い出したわ。
それと次はいよいよ刹那達とシンが面と向かって対面するのかな?
とにかく続きを楽しみにしています
やったー更新キター!!投下乙!
864氏の文体好きだわ。一応誤字>MS「と」降りたシンを
864氏乙
この話で両サイドから同時に話に入れたのって初めてのような
864氏乙です
自分もクリスの言葉思い出してしんみりした
864氏お久しぶりです
この世界ではフェルトを幸せにしてあげたいですね
864氏
いいものを見させていただきました
自分のは駄文ですがよろしければご覧下さい
「これからは我々もモビルスーツを扱う時代なのだ!やつらに対抗するにはそれしかない!」
とある大佐が吠えている。
「しかしもうメビウスは最終調整に入っている。今更変更などできんよ」
少将が応える。この少将は腹部がぽっちゃりしているようだ。
(まったく・・・こんな中身のない会議ををいつまで続けるんでしょうね・・・ティエリアさんたちと今後の話を煮詰めたいのに)
周りにわからないようにため息を吐くアズラエル
数日前のことを思い出している
「ティエリアさん刹那さん、コペルニクスに到着しました。それにしても光学迷彩ですか?すごいですね・・・」
月に向かう際の監視の対策としてクアンタが光学迷彩を展開、レーダーはアズラエルのシャトルに張り付いて誤魔化していた。
「それよりも僕はこの広大な場所が貴方の会社の所有地というのに驚いた」
コペルニクス近辺にアズラエル財閥の工場がある、正確な広さは不明だがとんでもなくでかい。
そこのアズラエル専用のプライベートスペースにシャトルとクアンタを収容していた。
「これでもお金持ちなんです」
ウインクしながらおどけて言う。正直キモイというのが2人の気持ちだ。
「貴方に渡す情報がコレに詰まっている。イノベイターの情報もだ。ただしまだ誰にも情報は見せないこと。誓えるか?」
ティエリアがアズラエルに問う。その目は光っており脳量子波を使っていることをわざと見せつけている。
(僕を試しているんですね。嘘をついてもわかるぞ。と)
「ありがとうございます。この情報は誰にも見せません。でもいつ頃なら一部に公表してもいいですか?」
「そうだな・・・情報の中にあるEカーボンの生成を成功したら、順次公表といこう」
「わかりました。では、まずここの研究所でEカーボンの生成を始めましょう。職人気質の研究者を数名用意させます」
こうして2人は施設で宿泊しEカーボンの生成をすることになった。
さらにアズラエルから指示を受けていたため特に問題もなくアズラエル財閥の施設を利用していくことになる。
1人自室でデータを見ているアズラエル
「モビルスーツ・・・ティエレンとフラッグですか・・・
ティエレンは数を揃え部隊単位で運用、陸戦と宇宙戦はパーツ換装で対応、破損を前提としているのでパーツもブロック単位で簡単に交換可能、
武装もバリエーション豊富、装甲はEカーボンを複層で配置・・・これでジンの動きを抑えて側面からメビウスが攻撃というパターンですか。
フラッグ・・・航空機と人型に変形可能ですか、乗ってみたいです。そして換装なしで地上と宇宙で運用できるのは素晴らしいです。
運用方法は現在の航空機に近いですね。ディフェンスロッド・・・?回転させ弾を弾き直撃を防ぐ・・・たしかにエースパイロットでなければお金の無駄遣いです。
メビウスと同じような運用方法ですが色々とトリッキーな動きができるみたいですね。空中変形でわざとバランスを崩し急激に減速を行うなど今まででは考えられません」
2機のモビルスーツのデータを見ながら色々と考えているようだ。そしてとうとうイノベイターの項目になった
「イノベイター・・・脳量子波・・・テレパシーみたいなものですか?
稀にいる空間認識能力はコレの劣化版でしょうか?肉体強度に反応速度の期待値が一般人と比べるのもバカらしいほどに圧倒的ですね・・・
コーディネイターとも比べ物にならない・・・
うん?コーディネイターとは『新たに生まれるであろう新人類と人類の架け橋となる調整者となるように』
初めはこういう意味だったはず・・・と、なるとジョージ・グレンはイノベイターの存在を予期していた?
まあどっちでもいいでしょう。イノベイターのことをうまく世界に発表すればコーディネイターへの差別意識も消えていくでしょう。
『コーディネイター(怖)』から『コーディネイター(笑)』になりますね。ふふ、今から考えるだけでも楽しいです。
それに、これに僕が・・・ふ、ふふ、ふふふ、ふはははは!いやったァァァァァァ!!」
部屋に防音設備が無ければ守衛が飛び込んできただろう叫び声が木霊した。
思考から戻り会議中、未だに会議は続いている
「だからモビルスーツがなければコーディネイターには勝てん!」「メビウスで十分だ!」「ナチュラルでは動かせないんだぞ!」
(この人たちはそんなにメビウスを製造して利権を守りたいんですね・・・僕がこんな考えになったものあの2人のおかげでしょうか)
このような思考をしている間、会議という名の口喧嘩にまでなってきていた。
「お前たちの練度が低いから艦艇が4隻しか戻ってこないのだ!」
「損傷率が80%を超えているんだぞ!4隻も戻ってこれたのだ!」
「貴様が無能だからだ」「それはお前だろ!ハゲ狸!」
(まったく、これでは埒があきません。しょうがない、僕が何とかしましょうか)
咳払いを一つ、ただそれだけで会議という名の言い争いは終わり静かになった
「モビルスーツを作ると言ってもすぐにドウコウはできませんよね?なので我が社はメビウスの計画はそのまま続行をします」
明らかに安堵の表情を浮かべている人が多数いる。だが険しい表情の人も少数だがいる。
「ただ、ハルバートン大佐の言うことも一理あります。
彼に資金援助いたしましょう、それでモビルスーツを開発してみてください。
それと同時に我が社でもモビルスーツの開発を始めてみます。みなさん、これでいいですか?」
一瞬ざわつくが利権は守れる。モビルスーツを作る金は手に入る。これ以上駄々をこねてもムダだと各々が判断したのだろう、反論はなかった。
最終的に
@プラントは破壊しない
Aメビウスを量産し、防衛網を固める
Bジンのデータ収集、ならびに鹵獲
Cモビルスーツはハルバートン大佐が独自に開発、成功した場合は提督に昇格。
Dアズラエル財閥は独自にモビルスーツ開発計画を実施。
Eハルバートン大佐とアズラエル財閥のモビルスーツ開発が同時に成功した場合、トライアルを実施
以上が軍として今後の対応になった
C.E.69年
2つのモビルスーツ開発計画が進行していくことになる
以上です。
次はC.E.70年に入る予定です
その場の思いつきで書いてますのでどうなるか
901氏乙
ジオニックvsツィマット
アナハイムvsサナリィ
フラッグvsブラスト
グフvsドム(CE)
みたいな次期主力MSコンペの話に次はなりそうですね
864氏901氏に続いて他の職人の投下があるかな?
ってことでガ裸ッゾでト裸ンザム!!
901氏乙です
乙
切れ者アズラエルは見ていて爽快だ
901氏乙
ムルタさんはコーディへのコンプレックスさえなければ、皮肉屋のやり手商人だからなぁ
機体の開発合戦は、別スレだが0093アムロとムルタが結託したSSを思い出すわ
種世界で世界の根幹から変化を促すにはトップとの繋がりが不可欠だから、
連合ならムルタ、プラント側ならデュランダルかクラインかが大体出ずっぱりになるな
ほす
なんか2chのURLがtoroからpeaceに変わってる上に
各スレが両方のURLで独立した進行になってるんだけどこれなんだろ?
作者さん達のブクマによっては誤爆?が怖いなぁ
新シャア板が鯖移転した影響だよ。だから鯖落ち情報スレで詳しいことを確認した方がいいかも
最近は日曜以外の投稿も有るし、月曜までずっとト裸ンザム!
避難所に864氏の投下がありました
代理投下を行いたいのですが、皆様、どうでしょうか?
>>84 避難所より、転載OKとのことです
162 名前:864[] 投稿日:2014/05/24(土) 17:30:10 ID:aracGKZ20 [4/4]
書き込めなかったのでこちらに投下しました。
どなたか気づいた方いらっしゃったらお願いします。
スマホから書き込もうとしても上手くいかないであります!
では
87 :
84:2014/05/24(土) 23:15:53.15 ID:???
本人確認の件について回答しようと思ったら
>>86氏が先に答えてくれてたとは・・・
ありがとうございます
それでは投下開始します
「刹那は上手くやれてんのかね」
ため息を付くように、ロックオンがぼやいた。
ロックオンたちは今ある部屋で寛いでいる。その証拠に、彼らはあるものを手にしリラックスしている。
『カリッ』 小気味よく何かを齧る音がした、音の主はスメラギだ。
「んー!!採れたてのキュウリってどうしてこうおいしいのかしら。
ああ、もぉー。早く刹那たちがおみやげ持ってきてくれないかしら?」
酒のいっぱいを引っ掛けたい思いが、スメラギの口をつく。
重力ブロックの一室に、それらは育てられていた。豊富な水が循環し、緑が生い茂っている。
艦のなかで水生栽培でいくつかの野菜を育てていたのだ。手入れをしているアレルヤが苦笑する。
食糧問題を解決するための一環として、プトレマイオスの一部で野菜作りを始めていた。
主にここの管理を行っていたのは、以外にも刹那とアレルヤだった。
幸いにも、GNドライブのおかげでエネルギーは豊富にある。光と水でいくつかの栽培に成功している。
トレミークルーの年長者たちがおのおのに語り合る。
「確かにな。このジャパニーズ・ミソをつけるとホント美味いぜ」
「おいおい、ラッセ。そこは塩だろ?」
「あら、二人とも分かってないわね。何もつけないで野菜の瑞々しさを味わうのが通ってものよ」
なにやらキュウリの食べ方について語っている。
酒を美味いと感じるスメラギたちとしては、瑞々しい野菜は最高の肴であるようだ。
育てた側のアレルヤは、おいしく食べていることに嬉しそうだ。上手く作ることができ喜びを感じていた。
朗らかな様子のアレルヤのことを、マリーが微笑ましそうに見守り作業をしている。
「アレルヤ、ここを摘んでいいの?」
「ああ、そうだよマリー。ところでロックオン、刹那たちがミッションに失敗すると思ってるのかい?」
「ん?ああ、そっちじゃねぇよ」
手にしている野菜をさらにひと齧りする。今度は真っ赤に熟れたトマトだった。
瑞々しさと心地よい酸味が口の中に広がる。「こいつは美味いな」 ロックオンは思わず唸り、アレルヤに答える。
「そうじゃなくて、フェルトとのことだよ。彼女持ちの癖に、鈍いねぇ」
「そ、そうかい」
どもりながら口ごもるアレルヤに対し、ロックオンは口元にニヤリと意地悪い笑みを浮かべている。
マリーはこういったことに対し耐性が無いのか、頬を赤らめ野菜の手入れをすることでごまかしていた。
のんびりと休んでいるクルーたちは、未だ初心な二人に対し色々と思うところがあった。
「そろそろ二人はくっついてもいいと、ミレイナは思うのです」
画面越しにいるティエリアと情報収集システムの構築に当たっていたミレイナがいきなり喰いついた。
彼女は人の恋路が気になる年頃である。いきなりそんなことを言い出したミレイナに対し、ティエリアは
どうしていいか頭を抱えている。肉体は無いのに、こういったポーズをするあたり、彼の人間らしさが垣間見える。
「そうね。あの鈍感はともかく、フェルトの恋路は応援してあげたいわね」
「母親として?」
「お姉さん、としてよ!!」
「でも、本当にどうしたらいいのかしら?」
「心配せんでも、年頃の男女が一つ屋根の下にいるんだ。何とかなるだろ」
スメラギの一言に、ラッセが口元にからかうように笑みを浮かべている。
そんな二人をよそに、本当にどうしたものかしらね、と頬に手を当てながらリンダが考え込んだ。
そしてイアンの一言に、ついに全員が押し黙ってしまった。
本当にそれぐらいのことで、あの刹那がフェルトの想いに気づき、応えるのだろうか?
誰かが答えを出す前に、ミレイナの手にしている小型端末にテキストの通信が入る。
『ユニウスセブンの破壊を確認、これより地球に降下する。 フェルト・グレイス』
シンプルに書かれたそれを見て、スメラギは嘆息した。無事にミッションを完了することが出来たか。
彼女は寝そべるように深く腰掛けていたソファーから立ち上がり、全員に指示を下す。
「みんな、聞いて頂戴。もし私の推測が正しければ、この後、世界はかなりの規模の争いに発展するわ」
全員が重苦しく頷く。ティエリアが作ったシュミレーションと、自身が想定していることをすり合わせながら
スメラギは仲間に説明する。今後、コズミック・イラはプラントと地球に二分した争いに発展していくはず。
そう、今回のテロ事件で民衆は知ってしまったのだ、とある恐ろしいことに。
「イアン、ガンダム各機の修復状況はどうなってるの?」
「サバーニャ、ハルートともに3割の修復状態だ。ラファエルに関しては4割組みあがっている。
擬似GNドライブの整備の方も順調に進んでいる。ケルディム、アリオスともにいつでも出撃可能状態だ」
「そう……。ロックオン、アレルヤ。今後、出撃してもらう機会があるかもしれないわ。準備しておいて」
「りょーかい」「分かりました」
「ティエリア。世界の推移と情報収集の方、お願いね」
『了解』
デブリベルトに光学迷彩を張り身を隠している限り、トレミーを見つけることは容易ではない。
そのことを加味し、スメラギは今後起こりうる事態に対処すべく、どう戦力を割り振るのか考えた。
彼女の思考が、ある答えにたどり着く。ガンダムを1機、プラント方面に派遣することを決定したのであった。
書き込めなかったのでこちらに投下しました。
どなたか気づいた方いらっしゃったらお願いします。
スマホから書き込もうとしても上手くいかないであります!
では
代理投下終了です
864氏も代理投下した84さんも乙!
364氏に始まり色んな職人さんのSSでも恋愛関連の描写が無かったから新鮮な気分になれる
864氏お疲れ様です
センスがある人はいいですねぇ
本日は短いので夜にももう1つ投下(できればいいな)いたします
楽しみにしているよ
C.E.70年1月1日 某所でテロが発生。プラント側の議員1名が死亡。
ブルーコスモスが犯行声明を出す。
「おかしいですね・・・」
オフィスで報告書を読みながら険しい表情をしているアズラエル
先日発生したテロの発生現場、被害者、犯行声明の発信先など一般人では入手できない情報まで持っている
そこへ専用の秘匿通信がかかってくる。表示されている相手はティエリアのようだ
『お待たせしました、アズラエルです』
『ティエリアだ、テロの情報は集まったか?』
『これ以上ないほどに集めました。ですが不自然な点があります』
『詳細は後で教えてくれ、簡単に頼む』
『実行犯はブルーコスモスに登録してますが、登録より過去のことが一切わかりません』
『戦争でもしたいのか?データを送ってくれ』
『分かりました。それで、そちらの開発状況はいかがでしょうか?』
『例の素材の研究所での開発に成功、量産の設備も数日中に調整が終わりそうだが、エンジンの方が若干遅れ気味だ』
『そのくらいであれば予定通り試作機が6月頃ロールアウトできそうですね』
『抑止力として間に合えばいい。和平工作はどうだ?』
『理事国側はイノベイター化を餌になんとかまとまりそうです。
国連が仲介するように仕向けたのでプラント側も納得するでしょう。作った分の金は払えってね』
『了解した。また十日後に定期連絡を行う』
『わかりました、ではまた』
ため息を1つするアズラエル。
今のところかなりの個人資産を使いうまくいっているが嫌な予感が消えない。
(コーディネイター側にプラントを買い取らせそれを元手に減税を行う。
これで多数の市民は納得するでしょう・・・ですがなにかおかしい・・・嫌な予感が消えません)
「今はできる事をするしかありません、来月の交渉成功のタイミングでイノベイターを発表すればコーディネイターへの偏見も消えるはずです。
根回しも出来てますしこちらも問題ないでしょう」
1月某日の出来事でした
以上です
ほかの職人もきてー
新規でもみたいお(・ω・`)
更新乙でしたー
アズラエルでも詳細掴めないって、「一族」が何かしてるっぽいな・・・
この時代の当主、「戦争で人口減らそうぜ!」って方針だった筈だからなあ。
901氏乙
一族、ロゴス、ターミナル、GGを産み出した研究機関、メンデル
CEの裏世界は変な組織が多すぎるからどこが関わっててもおかしくないかも
ロゴス以外は戦争を起こす理由がなくもないし
864氏及び代理人乙
プラントに誰か行かせるみたいだけど誰が行くのが適任だろう?
そして901氏一旦乙
あるかもしれない夜の投下に備えてガ裸ッゾでト裸ンザム!!
トレミーには何機積めるの?
ケルディムとアリオス入らないと思うんだけど
>>101 18m級なら最大で5か6だな
第3格納庫は支援機なら2機積めるがMSは1機だけかもしれん
お待たせしました。
それでは投下します。やっぱり短いです
C.E.70年2月5日
月面会議
理事国側とプラント側、仲介する国連代表団がコペルニクスにて和平会談が行われる
そして・・・
ピピピピ
アズラエルに秘匿通信がかかってくる
彼はそれを確認すると人払いをし通信に出る
『お待たせしました』
『アズラエル、予定が大幅に変更だ』
『なにかあったのですか?』
『コペルニクスでテロが発生した。場所は・・・月面会議の会場だ』
驚きのあまりしばし呆然としているアズラエル、そして
『ひ、被害者はわかりますか?』
『おそらくだが理事国側と国連は全滅だ。
プラント側は・・・被害0・・・シャトルが故障でまだ到着していない』
『はぁ?彼らは戦争でもしたいのですか?バカなんですか?』
『計画の大幅な見直しが必要だ。この先どうなるかもな』
『そうですね・・・イノベイター発表もこのニュースには負けます』
『1度そちらに向かう、デトロイトだったか』
『わかりました。お待ちしております』
ピ
しばし目を瞑り考え事をしているアズラエル
(これはプラント側が行ったテロとみせてますね・・・
戦争をしてメリットのあるところ・・・プラントを破壊して理事国の経済にダメージを与える?
ただ単に戦争をしたい?)
「ダメですね。先月のテロと同様に相手は尻尾は出さないでしょう。
核ミサイルでも使い一気に決めたいのですがおそらくコレこそ相手の狙いな気がします」
この日から二日後、地球連合が設立。
さらに三日後、地球連合はプラント側に宣戦布告を行った。
この時、核ミサイルを持ち込もうとした将校がいたが、ブルーコスモス盟主直々に
「何があろうとプラントを破壊してはいけない」と指示を受けたため実行されることはなかった。
以上です
MS開発が終わるまではこんなのが続きそうなのである程度飛ばします。
エイプリルフールクライシスはやらないとなぁ
乙です
901氏のSSはやや設定重視の連合寄りモノっぽいが、AFCはどのレベルまで描写されるんだろうか?
想像される被害例を客観的に箇条書きしていくだけでも阿鼻叫喚っぷりが解る事件だし
乙です。
アズラエルが核の使用禁止を訴えてるなら血のバレンタインは回避できそうな雰囲気ですね
それでも独断専行する阿呆はいるものだ
んー、血のバレンタインも正当化できないことは無いんだけどね、種の戦時条約は今と違うっぽいし
開戦後だし、目標は違法改造コロニー1基(テロリストが現地の邸宅を拠点にしたようなモノ)に限定だし
「流石に敵国とはいえ理事国の資産であり民間人も多数住んでいる素のコロニーは避けて
明らかに違法な改造を受けザフトの支配下で研究施設や活動の象徴として使われているユニウス7〜10の内
7番コロニーを威嚇や運動の鎮静化を目的として攻撃した」とか
あともう1つ言うなら、宇宙線の飛び交う宇宙だと核兵器ってただの熱線兵器だから
破壊力がある通常弾頭の大型ミサイルを数発打ち込んでも同じ結果は起こせたりする
>>101>>102 2期最終決戦時には
ダブルオー、ケルディム、アリオス、GNアーチャー、セラヴィー、Oガンダム、エクシアR2 の7機とオーライザーを積んでるな
セラフィムを含めれば8機+1だ
あの時デュナメスリペアは積んでたのかな? よく分からんが、
>>864氏が挙げた分なら余裕で積めるんじゃない?
>>109 あの時点でザフトの領土がプラントコロニー群しかないから他に攻撃できた場所が無いってのもあるな
相手の感情論を煽って報復としてNJの使用を多数無差別投下まで拡げる結果になったのは失敗だったが
NJ投下しまくってだけど、やり過ぎじゃね?
反対する奴居なかったの?
1:知ったこっちゃ無い
2:そんな気はなかったけど、一部が暴走した
3:クルーゼが暗躍してた
地上にもコーディはいただろうし、連合=地球ではないのに地球全土を潰してしまおうとか考えたり
すげー大雑把にいうと、フランスと戦争になって東京大学近辺が潰された日本が報復にヨーロッパ全土を焦土化するような感じ?
どっちかってっと北海道の農大って方が正しい気もする
ただ、ここで1つ注意点がある
上の例えだと元々の土地の持ち主も開発者も日本人だけど
プラントの場合コーディネーターは地方の工場に勤める社員とその家族でしかない
>>113-114 やっぱそこら辺のせいで設定重視のSSだと連合寄りになっちゃうんだよね、要調整というかなんというか
それはそうと最近土曜投稿が多いしト裸ンザム!!
とあるビルの1室
そこで1人、仕事をするのでもなく腕を組み数時間何もせずにそこにいる。
何かを感じ取ったのか目を開け、扉の方を見る。
トントン
「どうぞ」
秘書と思われる女性が入室し報告を始めた。
「先日のプラント進行の報告が入りました。こちらが報告書です」
書類を受け取り確認していく
(予想していた通り被害が大きいですね、ミストラルではどうしようもないですね。
ほう、胴体部が無事なジンを捕獲できたのですね、パーツを合わせればなんとか1機分ぐらいは作れそうです)
「この報告書を見る限り予想通りなんですが、他にもなにかありますね?」
「はい、軍本部より通信がきてます。出られますか?」
頷くアズラエル、回線はすぐに繋がりモニターに複数の軍人が映し出される。
相手が話しかける前にアズラエルが先手を取った。
『報告を聞きましょう。悪い方からです』
『ハ、ハイ!た、大変申し上げにくいのですが・・・あの・・・』
少しばかりイラっとするアズラエルであったが表情には出さずに応対する
『報告内容は貴方のせいではないのですよね?報告もできないのでしたら路頭に迷いますよ?』
『失礼いたしました!完結に申し上げますと・・・ユニウスセブンが崩壊いたしました』
続きは明日!
仕事が疲れたお(・ω・`)
乙
コンスタントに上げてくれるのも良いね、期待してます
乙です
901氏の血バレはどういう風に起こったのか、気になりますな
901氏乙です。
結局血のバレンタインは起こったか……
そして他の職人の投下に備えてガ裸ッゾでト裸ンザム!!
× 完結に申し上げますと
○ 簡潔に申し上げますと
>>121さん
誤字報告ありがとうございます
そして毎度のごとく短いですがどうぞ
『ユニウスセブンが崩壊いたしました』
流石に驚いたのかしばらく思考停止になるアズラエル。だが数秒もしないうちに復活
『詳細をお願いします』
『はい、我が軍の進行に対し、ザフトはユニウスセブンを守るような陣形で待ち構えておりました。
罠も考えたのですが、ユニウスセブンに何かあると考え強行突破し内部の撮影をし、今後を有利に進めようと行動をいたしました。』
『それで罠だったのですね』
『それが判断がつきません。戦線を強行突破したミストラルはユニウスセブンの内部に侵入、そこで撮影できた映像がこちらです』
モニターには一面の畑が映し出される。
そのまま進むミストラルであったが畑の先に不釣合いな建造物が見えてきた。
そこから大量のジンが出撃してくる。
少しでも接近し、撮影を試みるが数も相手の方が多く尚且つ性能差があるため次々に撃墜されていくミストラルたち
そして映像の最後に映ったものは巨大な掘削機のようなものであった・・・
『映像は以上です。
大量のジンが待ち構えていたので罠と考えたのですが、最後に映った掘削機を守るための防備と考えた場合成功とも考えられます。
その後、我が軍の損傷率が4割を超えたので撤退を開始
ある程度宙域から離れましたらユニウスセブンから爆発が確認され・・・真っ二つに・・・爆発の規模から推測して核かと思われます』
しばらく間が空きアズラエルが応える
『どなたかわかりませんが余計なことを・・・あれほど壊すなと言ったのに・・・フフフ
真実はどうあれ、これでプラント側もコロニーを破壊されたと大義名分を得てしまいましたね・・・
メビウスの生産を急がせましょう。しばらくは防衛に専念してくださいね?』
『りょ、了解いたしました!通信を終了いたします!』
秘書も退室しており1人、部屋にいる。
一目見れば回れ右をしたくなるほど怒気を孕んだ表情をしている。
「フ、フフ冷戦が一番儲かるというのに・・・コペルニクスの悲劇といいどこかの組織が暗躍しているのは確実ですね。
必ず潰します。そう思うでしょう?ティエリアさん。刹那さん」
いつの間にかに現れた二人も戦争の原因がどこかの組織の暗躍だとわかり、かなり怒っているようだ。
「あの掘削機は危険な感じがする。
それとフラッグのテストパイロットは俺がやる」
「珍しいな、刹那がそこまで介入する気になるのは」
「フラッグの動きは体で覚えてもらうのが一番だ。優秀なパイロットを集めてくれ」
「分かりました。ご期待に添えるよう全力をつくしましょう」
そして4月・・・
以上です。
どこの組織がやったのか、それは誰にも(作者にも)わからない
おいww
可能性があるならロゴスかな?(戦争起これば自分達が儲かるって思想の連中だし)
いや、その理屈はおかしい
劇中でも「戦争が起こって儲かってる」と発言したメンバーは居ないし
リアルに考えても軍需系の企業複合体なんてものが安定して儲かるのは冷戦状態
軍需以外の基盤的な産業が衰退していく戦争状態は経済自体が崩れるから好ましくない
901氏乙
理由のでっちあげなら、どの陣営でも出来そうではあるな
>>124乙
ASTRAYでおなじみ一族の仕業ってわけでもなさそう、なのかな?
>>126 アズラエルもロゴスの一員だったわけなんだがw
で、このアズやんの考えがおおかたのロゴスの共通認識だろう
明日は投稿あるのかね、ま、とりあえずト裸ンザムしとこか
とりあえずでトランザムできるようになってるスレ民、という状況に笑いが込み上げてきた
どうなってんだw
俺達はガガみたいなもんだ
ト裸ンザムバーァァア素ト!!
>>132 そろそろこのスレからイノベイターになるやつが出てきてもおかしくないかもしれんw
今日も投下に備えてガ裸ッゾでト裸ンザム!!
C.E.70年 4月1日
1機の航空機倉庫から出庫してくる。
それは、通常の航空機とは違い、流線型ではなく角ばった印象を受ける。
特に特徴的なのが前方と後方に伸びる2本のスタビライザーのようなもの。
『刹那、具合はどうだ』
『現時点では問題はない』
『そうか。初のテスト飛行だ、巡航速度で飛んでリニアライフルを撃って戻ってくる
まだチェックを終えてないから変形はするな』
『了解』
『時間だ。タイミングをフラッグに譲渡』
『アイ・ハブ・コントロール。フラッグ。作戦行動に入る』
徐々に加速し滑走路から飛び立つフラッグ。離陸が成功し安堵の表情を浮かべるスタッフたち
アズラエルもその一人となり安堵の表情を見せていた。
高度も十分に上昇したフラッグはテスト項目の消化に入る。
テストと言っても初回なため巡航速度での直進、左旋回、右旋回程度だ
「初回のテスト飛行でこれだけ動ければ上出来ですね」
「そうだなアズラエル。とは言っても巡航速度での飛行と旋回だけだが」
刹那から通信が入り『最後のテストを行いたい』
『了解、今日の最終項目は飛行形態時のリニアライフルの発射試験だ。連射と単射を行ってくれ。
準備が出来次第開始だ。タイミングは任せる』
『了解』
旋回し、体勢を整え発射しようとした時、ふと上空になにかを感じた。
『・・・ティエリア』
『どうした、刹那。なにか異常か?』
『上空に何か感じる』
『レーダー班!上空になにかあるか!』
『索敵します・・・軌道上に戦艦のようなものを確認!
なにかを大気圏に大量に落としているようです!降下予想進路から無人機と思われます!うち2つがこの近くに落下してきます!』
『刹那、実験は中止。片方の落下予測地点に向かってくれ。』
『了解。これより目標地点に向かう』
『いいか!変形はするなよ!』
『刹那さん。出来れば鹵獲を、無理なら破壊して下さい。直ちに陸上部隊を向かわせます』
以上です。
なにが降ってきたのでしょうか(すっとぼけ)
乙です。
無人機ってことは目的は偵察かな?(北朝鮮のアレみたいに)
避難所の方に投下が有ったね
141 :
通常の名無しさんの3倍:2014/06/08(日) 20:25:17.73 ID:doWmsup2
『いいか!変形はするなよ!』
『トランザムはry』といわれてんのに使ったせっチャンの前科考えたらw
141は自分です、スイマセン
じゃあ864さんの奴投下するどー
144 :
投下代理人:2014/06/08(日) 20:36:35.44 ID:???
901氏、乙!
さてさて何が来たのか。そして、使うな使うなといわれれば使ってしまう刹那がどうするのか
きになるところw
特にフラッグの性能実験の描写とかいいっすね!
というわけで、19話目です。
145 :
投下代理人:2014/06/08(日) 20:37:09.15 ID:???
シンは自分のベッドに横たわり、手にしている写真を眺めていた。
その中には、幸せそうな笑顔があふれている。父が、母が、妹が、そして自分が。
オーブが戦場になる前にしたキャンプの時に撮った写真。あの時は本当に楽しかった、幸せだった。
今、ミネルバはオーブに入港し、搭乗員の大半に上陸許可が与えられた。つい先ほども、ルナマリアが
何度もシンのことを誘いにやってきた。
彼女は彼女なりにシンのことを思い、誘いに来た。部屋に籠っても気分など晴れはしない、外へ行こうと。
だが、今の彼としてはそれが疎ましかった。
色々ありすぎた…………新型MSからはじまった今回の騒動。
初めての実戦、カガリ・ユラ・アスハとの出会い、ユニウスセブンの落下阻止。
特に彼の心を掻き乱し、複雑な思いにさせたカガリの存在は、シンに大きな衝撃を与えた。
シンは瞳を閉じ、あの出来事を思い返し始めた。
「そう−−つまり、未確認MSらしき物体がいたということね」
「はい、そうです」
シンは、先ほどの作戦の際、地球に降下していく未確認の物体について報告していた。
インパルスに残されていた画像データをタリアに提出する。いくら画像処理をかけたところで、鮮明に
なることの無いそれは、おそらくMSだろうとしかいえなかった。
報告を受けたタリアは、疲れたようにイスに体を預け瞳のあたりを軽く押さえる。
度重なる戦闘による緊張感に、彼女もまた疲れ果てていた。やや間が空きようやく考えがまとまったのか、おもむろにタリアが口を開いた。
「この件は、私が預かります。他言しないこと、いいわね?」
「はい」
「それと、先ほどの戦闘の際、何故帰還信号を守れなかったの?」
敬礼をし、頷いたシンに一瞬タリアは顔を綻ばせかけたが、すぐに厳しい口調で問い詰める。
ひやりとシンの背筋に冷たい汗が流れる。艦長のタリアはこういったことには非常に厳しい。
ブリッジにいるメイリンから、よく愚痴を聞かされているシンとしては、思わず身構えてしまう。
「あの、作戦に協力してくれたアレックス・ディノが、最後のメテオブレイカーを作動させようとしていたのでそれを支援しました。その際、敵の奇襲を受け帰還することができなくなりました」
「…………」
一気に報告し終えたシンは思わず生唾を飲み込む。タリアの沈黙と冷ややかな視線が痛い。
彼女が重たいため息をひとつ付き、おもむろに口を開いた。
146 :
投下代理人:2014/06/08(日) 20:37:41.16 ID:???
「いいこと、パイロットの判断ミスや命令無視が艦を危険にさらすということを理解しなさい」
「は、はい!」
「シン……あなたの状況はある程度理解しているわ。便宜を図りたいとも思っている。
だからこそ、ちゃんとこちらの指示に従いなさい。命を守るためにも。いいわね?」
「はい、艦長」
思わぬ言葉に、シンは言葉に詰まった。
上官とは、指示をまわす側の人間とは自分たちのことを消耗品程度にしか思っていないのでないか。
事実、アカデミー在籍の時には非効率的で、パイロットの命を軽んじている指示に対しシンは怒りと
憤りを感じよく反抗的な態度が目立っていた。
背負っているもの、守らなければならないもの。そんなものがある人間に対し、死んでこいという命令を
出す人間をシンは到底受け入れられなかった。
故に、シンは反抗的なヤツというレッテルが貼られてしまっていた。
何度も心配し、力を貸してくれていたルナマリアやレイに諌められたが、ついに直ることは無かった。
タリアの瞳に慈愛を色を見たシンは何故と思った。
何故、この人はパイロットでしかない自分に対し、こんなことを言ってくれるのだろうか。
彼女の言葉には嘘偽りが見えなかった。本当に、自分のことを心配していてくれると感じる。
このとき、シンは知らなかった。彼女には幼い息子がおり、シンやレイ、ルナマリアたち若いパイロットに対し、わが子の面影を重ね、守らねばならないと思っていることを。
「報告は以上?」
「はい!」
「そう。休んでいいわよ」
「し、失礼します」
動悸の治まらぬシンは、外の風に当たろうと甲板へ向かう。
そこには幾人かの先着者たちがいた。
「太平洋って海に降りたんだろ?あのすんげーデカイ!!」「何暢気なこと言ってんだよ、お前」
ツナギのあちこちを機械油で汚したヴィーノやヨウランたちが話していた。
元々楽天的なヴィーノが楽しそうにしているのに対し、ヨウランガ小言を言っている。
シンが視線をめぐらせると、ルナたちの姿を捉える。すぐ傍らには、あのアスハやアレックスたちがいる。
シンがいることに気が付いたルナマリアが手招きしている。疲れたように嘆息し、シンが近づくとカガリの声が聞こえてきた。今回の事件に対して何か言っているのだろうか?
147 :
投下代理人:2014/06/08(日) 20:38:13.13 ID:???
「本当にとんでもないことになってしまった……だが、プラントが、ザフトが懸命に事に当たってくれた。
本当に感謝している、ありがとう」
結果はどうあれ、懸命に戦ってくれたプラントに対しカガリは感謝していた。
素直に感謝することのできるのはカガリの美徳であった。だが、シンはそれが癪に障った。
やわらかく微笑んでいるカガリを、シンは素直に受け入れることができなかった。
「そのことは、地球の人たちもきっと分かって……」
「やめろよ!!」
奇麗事に聞こえたカガリの言葉を、シンがさえぎる。
怒りに任せたその声に、カガリは驚き瞳を瞬かせた。
「アンタだって、分かってるだろ!ユニウスセブンを落とそうとしたのが誰かって!コーディネイターだよ!
あそこで家族を殺された人たち恨みを晴らそうとしてたんだってこと!!?」
「一部のものたちがやったこととはいえ、俺たちコーディネイターがやったことにかわり無い」
アスランがシンの言葉をつなぐようにつぶやく。そうだ、コーディネイターの仕業だといわれる。
「それに、やつらのリーダーが言ってたんだ。パトリック・ザラのとった道こそが唯一正しいものだって!」
シンの心はぐちゃぐちゃになった。戦うことで、争うことで出来ることなんて何も無い。
命を奪い、建物を壊し、無くしていくばかり。でも、軍人であり続けなければ、マユの命を守ることができない。
アスランもまた、鬱々しい表情で俯いていた。父の言葉に囚われ、再び地球とプラントの対立を煽った者たちがいる。ようやく手に入れた平和。だが、それもかりそめに過ぎなかったのだと、思い知らされる。
二人が負の思いに囚われているとき、カガリが話し出した。
「そうか、そうだったのか」
「そうかってなんだよ!そんな他人事みたいに!」
「待ってくれ。まだ言いたいことはある。確かに、今回の事件で一部のコーディネイターが起こしたこと、これは事実だ。認めなければならない」
カガリの言葉を受け、アレックスが悔しげに拳を握る。
やはり、ナチュラルとコーディネイターは憎み続けなければ、争い続けならないのか。
悲しみが彼の心の中で満たされていく。だが、カガリの続けた言葉に、彼は一筋の光を見出した。
「ザフトが地球を救おうとしてくれたことも事実だ。私は知っている、イザークやミネルバが戦ってくれた。
きっと地球とプラント、手を取り合えるはずだと私は信じている」
カガリのゆるぎない姿に、シンは素直に認められなかった。
家族を奪う原因を作ったオーブのトップ。もっと憎しみを抱いていたはずなのに……それが揺らいでいく。
許せない……何を?オーブが?アスハが?連合が?
分からない。シンは本当に分からなくなっていた。
唇をかみ締める。認めたくない。自分の気持ちを、そしてカガリ・ユラ・アスハを。
シンが物思いに耽っていると、レイが部屋に入ってきた。
ロッカーを開き着替えを始める。先ほどまで整備の手伝いでもしていたのか、所々汚れたツナギを脱ぎ軍服に着替える。黙々と着替える音だけがする穏やかな沈黙が部屋を満たす。
レイといるときはいつもこうだ。話していたりしなくても苦にはならない。アカデミー時代に激しくぶつかったのが遠い昔のように思えるから不思議だ。
そんなことを思っていると、不意にレイが話しかける。
148 :
投下代理人:2014/06/08(日) 20:42:51.92 ID:???
「いいのか?」
「いい、ってなにが?」
着替えている途中の手が止まり、レイの口元に小さな笑みが浮かぶ。
自分の言葉が足りなかった、彼の笑みにはそんな意味が見受けられた。レイはシンに背を向けたまま続ける。
「もう、2度とオーブへ来れないかもしれない。気持ちの整理が付いていないとしても、祈りに行かなくていいのか?」
「……ッ!」
シンも思うことは多々あった。亡くなった父と母に対して祈りをささげたいという気持ちもあった。
行きたくないという思いもあった。両親の死を受け入れられない想いが、行動に歯止めを掛けていた。
レイは着替えを終えるとロッカーを閉め、シンのほうに振り返る。
「行って来い、シン。誰のためでもない、お前自身のために行ったほうがいい」
「レイ……」
レイの言葉を受け、シンは頷いた。行こう……父さんたちが死んだあの場所に。
「ここが、オーブ?」
「思っていたよりも、にぎやかな国だな」
あらかじめ用意しておいたパスポートを使い、二人は無事にオーブに入国していた。
目の前には賑やかな通りが広がっていた。人が雑多に行き交いしている。
ある人はテラスのある喫茶店に入っていき、ある人たちは大きなデパートへと入っていく。
平和な国……マリナの目指しているのはこんな国なのだろうか?争うことなく、飢えることなく、人と人が
当たり前に過ごせるそんな国。
刹那が瞳を細めて目の前の光景を見守っていると、不意にフェルトが声を掛けてきた。
「刹那、部品とかの売り買いをしているジャンク屋の店があっちの方に集まっているみたい」
「そうか。まずはパーツを売ってから今日の寝床の確保などしよう」
「あ……・う、うん、そうだね」
先程までと違い、フェルトが頬を赤らめ口ごもりながら刹那の言葉に返事をする。
宿泊先が同じ部屋になるのではないかと想像した彼女は思わず上がってしまったのだった。
そんな彼女の気持ちなど知る由も無い刹那は、荷物を持って先を歩いている。
彼の足が止まる。視線の先には、このあたりの観光案内をしている市街マップがあった。
何か気になることでもあったのかな?ようやく落ち着くことの出来たフェルトがそっと刹那に声を掛ける。
「どこか、気になるところでもあった?」
「……ああ」
「あとで行こうか、刹那」
小さく頷き同意する刹那を見ていると、フェルトは何故だかおかしくなった。
少し前までイノベイターとしての力に思い悩み、孤独になっていた刹那が、こんなに身近に感じられる。
ただそのことが嬉しかった。フェルトの表情が朗らかな微笑みで満ち溢れる。
どこまでも真っ直ぐで柔らかな愛が刹那に向けられていた。刹那の少し後を歩き、フェルトが付いていく。
149 :
投下代理人:2014/06/08(日) 20:43:24.50 ID:???
シンの足取りは決して軽くは無かった。
目指す場所に近づけば近づくほどに、複雑な思いが去来する。
唐突に発令された非難指示により、戦火の中を駆けていたあの日の想いが蘇る。
母がマユの手を引きひた走る後を、荷物を抱えたシンが追いかける。
父が先頭に立って必死に自分たちのことを鼓舞していてくれた光景が目の前に浮かぶ。
あの日、爆撃を受けた軍港はすっかり様変わりしていた。
アスファルトで覆われていた足元は、石畳のおしゃれな遊歩道に変っている。
レンガで作られた花壇に植えられた花があちこちに咲き、まるで公園のようだ。
少し先にはあの日、両親が無残に死にマユが壊れてしまったあの坂がある。
心地いいはずの潮風が吹いているのに、シンの心は怒りと憎しみで支配されていた。
グラグラと湧き上がる負の感情を抑えきれず、地面を殴りつける。
溢れ出す涙を抑えることが出来ない。忘れようとしているのだ、ここであったあの凄惨な出来事を。
まるで休日に憩いに訪れるような公園に様変わりさせることで、すべて無かったことにしようとしている。
薄れ掛けていた怒りと憎しみが再びシンの心に宿る。やっぱりアスハは、この国の偉いヤツらは奇麗事だけじゃないか!
ここで蹲っていても仕方ない。シンはノロノロと起き上がると、少し先にある慰霊碑に向かう。
そこで祈りをささげて戻ろう、ミネルバへ。
両親の死を少しでも整理しようとして訪れたはずなのに、シンの心はさらに混沌とした。
戦うことで出来るこは壊すことばかりで、故郷はあの日あったことを忘れようとしている。
シンがもっと大人であれば、もしかしたら受け入れられたかもしれない。
生きるということは、時に辛い出来事を忘れなければ、前を向くことが出来ないのだということを。
純粋な少年にそれを求めるにはあまりに早すぎた。
日が沈みかけている。オレンジ色の光があたりをやわらかく包む。
海空をミャーミャーとウミネコの鳴き声が聞こえる。
海辺に小さく作られた慰霊碑があった。本当にこじんまりとしたものだ。
シンは息を呑んだ。人がいたのだ……ただ一心に祈りをささげ続けているその人の姿に見入った。
夕日に照らされながら、純粋に祈り続けているその姿を、シンは美しいと思わずにいられなかった。
150 :
投下代理人:2014/06/08(日) 20:45:59.04 ID:???
以上です。今日も今日とてこちらにしか書き込めなかったのでどなたか代理投下願います。
あと、まとめのほう自分でやってみました。どうかな?うまくいったかな?
では、ご意見ご感想あれば嬉しい限りです。
追記。今日一日で書き上げたので荒いところあってもごめんなさい。
そして、やっと自分が書きたくて仕方ない話のあたりに突入して来ました。
そのくせまだ刹那はまともに戦闘していないというこの状況!スミマセン。
でわー
転載以上。
連レス規制に引っ掛かって久々にルータ再起動させたわ
864氏及び代理人乙です
次でシンと刹那達がいよいよ出会うのかな?
とにかく続きが楽しみです
901氏、864氏、864氏代理乙です
864氏のマユは生きてるのかな?
そしてシンは誰と会ったのか…
>>152 確かマユは生きててプラントの病院に入院中だった気がする
チラ|д゚)
誰もいない。投下するなら今のうち
「そろそろ予想ポイントか」
降下予想ポイント付近に到着したフラッグ。
本部からの誘導と自身のレーダーを頼りに付近を探索する。
ピピ
「レーダーに反応。そちらに向かう」
『了解。まだテスト中なのだから無理はするな』
方向転換をし少し移動するとカメラが物体を捉えた。
それは将来“メテオブレイカー”という名前で世界に知られるものと同じ形をしていた。
「目標を捕捉。画像データを送る」
その画像データを受信した本部では
「なんだこれは・・・ドリル?がパラシュートを使って降下している?」
何かを考えているアズラエル。
(この画像・・・どこかで・・・?たしか)
「あー君、ユニウスセブンでのミストラルが撮した最後の画像を表示しなさい」
「かしこまりました。少々お待ちください・・・お待たせしました。メインモニターに表示します。」
「これは・・・」
モニターに映った画像はアズラエルの予想通り現在降下中のものと同じに見える
「ティエリアさん・・・」
「どうした?」
「正直、コーディネイターは頭がいいと思ってました。
ですが、コレを見ると勉強はできるが抜けている。という印象しかありません。」
「うん?・・・ああ、このドリルを作っているのをバレないようにするためコロニー1基を技術者もとろも破壊したと?
あとは戦意高揚のためか・・・通常なら通常ではありえないが・・・軌道上から大量にばら蒔いているから否定が難しい。
で、刹那への指示はどうする?」
「・・・破壊でいいでしょう。下手に鹵獲しようとして地面に潜られたら手が出せません」
「了解。と、いうわけだ刹那。破壊してくれ」
『了解。目標を破壊する』
ドリルの周囲を旋回していたフラッグが体勢を整える。そして
「連射照準。ロックオン。」
試験的に導入した音声認識システムが自動でロックオンをかけるが、まだテスト中のため時間がかかってしまう
約2秒後ロックオンが完了。すぐさまリニアライフルを発射する
ガガガ!
目標となったドリルに弾が当たり破壊していくが、装甲が厚いのか多少のダメージしか与えられていない。
「単射照準。ロックオン。」
やはり単射でもロックオンに時間がかかってしまうが、その時間をチャージに当てているのでそこまで気にならないようだ。
「チャージ完了。狙い撃つ。」
ドン!
連射のときと音も違う
目標に命中した弾丸は一撃で貫き真っ二つにしてしまった。
『任務完了。これよりパラシュート側を鹵獲する。』
『刹那!?』
『変形!』
こちらも音声認識で変形を開始する・・・が
ピーピーピー!
『・・・変形中にエラーが発生。腕と頭は展開できたが足がそのままのようだ。
腕が動くのでこのまま鹵獲する』
呆然とする本部。一部のおやっさんが
「あのバカやりやがった!」などと叫んでいるが気にしない
『目標との距離50、40、30、20、10、5、キャッチ成功』
安堵の表情を浮かべるアズラエル。
「では、そのまま戻ってきてください。落下した方は地上班に回収させます。
あと、ティエリアさんが後で説教だと言ってましたよ。」
『・・・了解。帰投する』
ふと、空気がゆるんだときそれはおこった。
以上です
原作と違い破損しているがNジャマーを1機アズラエルが入手しました
どう絡ませよう(・ω・`)
乙
ひょっとして刹那、変形するなって言われてたのにやっちゃったってこと?
変わってないw
乙
連邦ならすぐにキャンセラー作りそうだな
901氏乙です
>>137 >『そうか。初のテスト飛行だ、巡航速度で飛んでリニアライフルを撃って戻ってくる
>まだチェックを終えてないから変形はするな』
しちゃった、テヘペロ
乙デース
さすが刹那、やるなよって言われたことをやる精神は健在のようだなw
乙
Nジャマーによるエネルギー不足をGN粒子で解決されたらプラント涙目ってレベルじゃないな
刹那&ティエリアなら軍事的利用をある程度制限しつつ提供とかしそうな気がするな
流石に電波も電源も切れて阿鼻叫喚状態の地球を見て見ぬふりは出来ないだろうし
せっちゃんは年とっても空気読めない子なのは変わらないんだろうか
日本に潜伏してる間に習得した空気の読み方なんだろう
ダチョウ倶楽部ですねわかります。
どうぞどうぞも出来たりして´ω`
「電波ジャックです!発信場所は・・・軌道上の戦艦です!」
今までとは違うわざめきが起こる司令部。そこへ何かを察したアズラエルが指示を出した。
「メインモニターに回してください。そこの君は刹那さんへの着陸指示を優先して下さい。
地上の回収班に急ぐように指示を。ふう、さあ落ち着いてみましょうか」
指示を出し終えたアズラエルは大きな動作で椅子に座りリラックスしているようにみせた。
「流石だな、アズラエル」
「なんのことでしょう?ティエリアさん。僕はじっくりと見たいのですよ。コレを落とした犯人の言葉をね」
「映像!入ります!」
モニターには一人の男性が映し出される
『私はプラント最高評議会議長シーゲル・クラインです。
さて、地球のみなさんは如何お過ごしでしょうか?プラントでは連邦の核のせいでユニウスセブンが破壊されました。
24万3721名が犠牲となり、私の友人の妻も亡くなっております・・・
やられたら、やり返す。目には目を。ですが核は使いません、非道な連合と同じになってしまいますから。
そこで私たちが考えたのがこちら“ニュートロンジャマー”です。この影響下では核分裂が行われない。
よって発電所が止まる。真っ暗な中いつ私たちに復讐を受けるのか怯えて過ごすがいい!
クハハハハハハハ!』
映像が切れるとほぼ同時に司令部の電気が切れる。
すぐに予備の電源が作動し電気が戻る
「先に言っておきます。予備電源が切れるまでが勝負です。途中休憩なんてありませんからね?トイレに行く人は今行ってください」
急いで出ていく面々。しばらくして全員が席についたのを確認し指示を出すアズラエル。普段と違いかなり焦っているがソレを表には出さないようにしている。
「先ほどの落下物がニュートロンジャマーなのでしょう。回収班が戻り次第解析を始めてください。
えー至急大統領に繋いでください。被害範囲の特定を。全世界が範囲だと仮定して予想被害総額と影響を。
とりあえずこのくらいですね。始めてください。」
慌ただしく動き出す司令部であった。
今回も短いですが以上です。
(ある意味)空気が読める刹那って素敵ですよね
901氏乙
だけどシーゲルって原作だと温厚な性格であんまり怒らない感じだから今回みたいな発言するかな?って思った。
さて、他の職人の投下あるかな?ってことでガ裸ッゾでト裸ンザム!!
>>171 シーゲルが音頭とってジャマー落としたんだったらたち悪い
外面だけいい陰湿な奴ってことで
901氏乙
キチ演出は自国も他国も悪印象だから、淡々と語るか(デュダンダル)、熱狂的に煽るか(パトリックザラ)の方がいいんだが、
このシーゲルさんはよく評議会の椅子ゲットできたなw
SEED談義だとどこでも言われてるけど、「コロニーやられたから、地球全部滅べ」の思考はやはり頭おかしいな
地球に住むコーディや、関係のない人はどうすんねん
>>901氏乙です
>>173 あんまり理性的じゃなくてかしこさのパラメーターが前衛物理職並みの自分でも
1.連合以外の国家(特に反連合国家や連合内のキナ臭い所)は出来るだけ仲間に引きこむ
2.ちゃんと除去出来る手段を確保しつつ、連合の主要都市に限定して最低限の数だけNJを投下
3.NJ除去をちらつかせつつ、NJ関連で証明された技術力と仲間に付けた地球国家の後押しで独立を主張する
とかの方がマシだったんじゃないかと考えられるわけでして、本当にプラント評議会の考えが理解できない
プラントの為政者はコンピュータが選ぶそうだしそれを組んだのもプラントの人間だから知的レベルしか考察してないのだろう(嘲笑)
よって専門外の学者ばかりで現実的な考え方をする為の経験が圧倒的に足りずちょっとしたことでテンパる阿呆だらけなんだろう設定からしても
シーゲルが穏健派になったのも馬鹿やった自責の念だけだろう
プラントをライザーソードでぶった切れば
プラントが勿体無いだろ!
>>176 トリニティと違ってさすがに民間人を殺すようなことはしないだろ
>>177 誤解や秘匿の存在しない情報伝達手段として全裸空間を利用
→戦争の原因、正統性の話をプラント民間人に伝える
とか?
でも逆ギレが加速する可能性が高そうだなぁ
>>173 多分こんな思考なんだよ
評議会「テロが起きたのも独立が認められないのもその他諸々全部ナチュラルが劣等種だからなんだ!」
民間人「な、なんだってー!!」
>177
でも全裸空間とかでどっちが悪いのかとか常識的な事とか説いたって逆ギレしそうじゃない?
保守ついでにト裸ンザム
フラッグの動力源が気になる
Nジャマー撒かれる前もバッテリー駆動が主流だったんだっけ
>>183 いやNジャマーを撒くからそれに影響されないバッテリーにしたって設定だったと思う
じゃあそれ以前はどうやって動かしてたの?ってなるとなんなんだろうな…
Nジャマーの影響を受けないようにだから核?んな馬鹿な
そもそもNジャマー食らう前はMS無かったからなぁ連合。発電施設は原発とかだったかな
00準拠でバッテリー+水素じゃない?
無事にフラックが着陸し刹那が説教を受けている最中にオペレーターが報告を行った
「理事、レーダーの有効範囲が半分以下になっています。それと地上の回収班と連絡が取れません。」
「おそらくニュートロンジャマーの影響下だからでしょう・・・有線は問題ないのですね?」
「そちらは問題ありません。ホワイトハウスと繋がっておりますので、大統領があと5分ほどで通信に出られるそうです。」
「わかりました。出たらこちらに回してください。」
(ニュートロンジャマー・・・厄介ですね。原発が動かない、通信もレーダーも遠くに届かない
航行中の船舶は大丈夫でしょうか・・・?GPS信号も届かないはずですし・・・今は置いときましょう。このまま頬っておくと赤字が積み重なります。早く何とかしなくては・・・)
このような思考をしているとすぐに5分ほど立ち
「大統領が通信に出られます。そちらに回します。」
『アズラエル理事、挨拶は省略させていただく。非常にまずい、このまま電力不足が続くと北部では凍死の恐れが出てくる。もって3日だ。
他の地域から電力を送った場合食糧生産が間に合わずに餓死者が大量にでる恐れがある。このままいけば予想では世界中で合わせて最低数億は亡くなると予想されている。』
「何とか手を打ちましょう、適切に行動をしなくては会社が倒産するどころか食料が無くなりますからね」
『財閥が力になってくれるのはありがたい。ブルーコスモスとしては今回の件はどうするのだ?』
「地上にいるコーディネイターは保護して下さい。彼らが中立から味方に転じてくれればこの先楽になります。
この後に『地上のコーディネイターは被害者。悪いのはプラントにいるコーディネイター』と声明を出します」
『わかった。今回の件だが特例で法人税免除とする。それでよろしいか?』
「それで手を打ちましょう。電力の件は手がありましたら連絡を入れます」
『よろしく頼む』
「ふう・・・法人税免除、まあ妥当でしょう
戻ってきたティエリアさん、刹那さん、力を貸して下さい。」
「詳細を聞こう」「・・・・・・」
「ニュートロンジャマーの影響で原発が止まりました。現状のままいくともって3日ほどで凍死者が出てきます。他の地域から電力を融通できたとしてもそっちそっちでは食糧生産が危険になります。」
「・・・予想被害者数は?」
「最低でも数億はくだらないかと」
ティエリアは非常に迷っていた。対処する方法はあるがすぐに手を打つとなるとELSの力が必要になってしまう。
ある一線を超えて介入をするのか、それともソレをやらずに見殺しにするのか。だが刹那の一言で決まった。
「たとえ偽善でも命を見捨てたりはしない」
「刹那・・・わかった。アズラエル、衛星軌道上に使っていい小惑星はあるか?それと原発の敷地内に立ち入り禁止の指定を。」
「手があるのですね、分かりました。僕のコネを使って世界中から協力を取り付けましょう。」
被害を抑えるための戦いが始まる
いつも通り短いです
ちなみにフラッグの動力は00と同じバッテリーと水素エンジンです
乙デース
乙
むう、ついにプラントのコーディ涙目な展開がきてしまうのか
胸熱だな
クロス物としてのバランスは気になるけど
まあ最初はプラント劣勢になっても
何らかの理由で技術がプラントに流れれば盛り返すんじゃない
技術奪取してからの応用スピードは自由&正義よろしく凄いし
コンデンサーなら技術流出しても問題ないな
実際のドンパチよりこういう経済だの資源だのを回す戦いが最近面白くて仕方ない
年取ったなぁ
乙
だが残念ながら誤字が、最初のフラッグがフラックになってます
一兵士の立場で壮大な考えを持って無双するより
ある程度権力持った奴が戦略的に世界を動かす方が納得できるからな
一歩間違えると俺TUEEEの様に主人公を褒め称えるだけの
SEIJIやNAISEI物になってしまうから注意が必要だけど
ほ
政治物や経済物は3つ以上の勢力を出すと、バランスとれたりする
どこかが漁夫の利を狙ったり、AをBにけしかけるC、一時だけの同盟・裏切り
みたいに動きが映えるしね
各勢力の管理の煩雑さと、なかなか終わらなくなるのが欠点
ほしゅ
中途半端ですが投稿します
ELSたん超チート
ニュートロンジャマーが発動した翌日
電力不足による被害。
電車が動かないため会社に行けず、たとえ会社に着いても停電で仕事にならず
商品の受注ができないため発送も出来ず、商品が届いても店員がいないため販売できず
物流だけでも相当な混乱が起こっていた。
「ティエリアさん、刹那さん、お待たせしました。
静止軌道付近にある人工衛星、小惑星はすべて使用許可が下りました。好きに使ってください。」
「よくもまあ許可がおりたな」
「電力不足が解消出来るなら好きに使ってくれ。と、どこのトップも言ってましたね」
「そこまで了解した。刹那、これがミッションプランだ。宇宙は任せたぞ」
「了解」
刹那は格納庫に向かい、そしてティエリアは人払いの済んでいる個室に入っていった。
格納庫のさらに奥、物理的に立ち入りが禁止されている区画に刹那はやってきた。何もない空間に向かい
「GNシステム、リポーズ解除。プライオリティを刹那・F・セイエイへ。外壁の迷彩被膜解凍。フローディングモードへ」
何もないはずの空間から1体のモビルスーツが姿を現した。刹那が愛機としているダブルオークアンタだ。
機体に乗り込むと各部のチェックを開始するが、基本的にELS(銀ハロ)が万全の状態にしてくれているため本当にチェックだけである。
「コンデンサの粒子貯蔵率90%。GNドライブ正常稼働。目標座標は静止軌道だ。銀ハロ、行けるか?」
「ソードピットテンカイ、ソードピットテンカイ」
秘匿を優先しているため粒子ワープで移動するようだ。
「ダブルオークアンタ、刹那・F・セイエイ。出る!」
ソードピットで創られた粒子の中に突入し、ワープを実施した。
静止軌道についたクアンタ、すぐさま索敵を行い、自身には光学迷彩を行った。
「目標地点に到達を確認。付近に機影無し。近くの小惑星まで移動を開始する。」
GN粒子を放出し移動を開始し、途中に放置してあった人工衛星は確保しながら近くにあった1kmほどの小惑星に接近する。
「目標と接触。銀ハロ、侵蝕を開始し、データ通りのものになってくれ」
「マカサレテ、マカサレテ」
触れている部分から結晶みたいなものが発生し、小惑星を覆っていく。
完全に覆い尽くし少しすると今度は姿を変えていく。そしてそれは直径が300mほどあるパラボラアンテナのようなものが3つ出来上がった。
「変体完了、次に移る」
こうして刹那は静止軌道上に同じものを半日で10体創り指定位置に移動するように指示をしたところでティエリアに脳量子波を送った。
『ティエリア、10体作成した』
『そうか。では30分後に試射を行う。出来るだけ数を揃えてくれ』
『了解。移動を開始する』
以上です。次回はティエリア側の予定です
乙です。
一体刹那達は何をする気なんだろう?
乙
せっちゃんたちが何やるか
まあNJ投下したアホ共が涙目発狂するようなモンなのは確実だろうなw
乙
小惑星に行くせっさん、マジ天使。
本気になればプラント内部までワープで行って一瞬で片付けられるってことだぜ。
ELSがほんと便利だのう
>>204 鼻を摘まめるってことは、眼を潰せるってことだぜ
を思い出した
オービタルリング→軌道エレベーターのコンボでオーブにトドメ刺してやろうぜ
>>207 軌道エレベータを作るなら、むしろオーブに資金援助して友好関係作るべきじゃない?
軌道エレベータってテロに恐ろしく脆弱なイメージがある
種世界じゃ数年でぶっこわされるとおもう
建設途中にぶっ壊されるw
とりあえず外装はPS装甲にしよう
なお、完成まで50年かかる模様
ザフトはジェネシス数ヶ月で作るし対して年月必要なさそう
ELSなら一日もかからないだろうな
>>214 『人類が危機に瀕したとき、天へとそびえ立った銀の柱。それは翡翠色の雪で世界を救った』みたいな?
宗教の権威が失墜したとかいう謎設定と組み合わせると新興宗教が出来上がりそうな予感
軌道上から下に垂らして、同じだけ上に延ばすだけのお仕事だからにゃあ<軌道エレベータ
ELS教か
実利もあるからそうとう拡散されそうだな
軌道エレベーターといえばオーブが健造しようとしたけど結局断念して宇宙ステーションになった「アメノミハシラ」があったな
wikiだと、連合とプラントが戦い始めたから中止した、ってなってるな
今日はティエリア側いきます
その頃のティエリアは部屋の中で横になり、何も知らない人が見ると寝ているように見えた。
(刹那に世界を回っている時に仕込んでもらったのを使うことになるとは・・・)
以前、刹那が世界を見て回っていた理由の1つに世界中にELSの分体を用意するというのがあった。
無論、なにか事を起こすときはELSだけではある意味危険なのでティエリアの意識データを送ることが必要だった。
《よし、夜になっている地域から開始だ。ELS、頼む》
ELS同士の脳量子波でティエリアの意識データが運ばれていった。
地球、某所にある原子力発電所
現在はニュートロンジャマーの影響で完全に停止している。そして政府からの指示で人払いもされているため無人である。
完全に無人にするには危険という意見もあったのだがアズラエル財閥からの支援がもらえるため了承。
表向きは家族が不安になるため一時帰宅。ということになっている。
「ここか・・・」
無人の原子力発電所にやってきたティエリア。敷地内に入り建物に触るとすぐさまELSの侵食を開始させた
(建物はアザディスタンのを流用しよう。あとは細かい調整をして・・・よし)
1時間程度でアザディスタンにあった太陽光エネルギー受信アンテナと巨大な蓄電池を複数兼ね揃えた建物ができていた。
この蓄電池1つで1つの都市の約1時間分の電力が貯められる代物であった。
「出来たか、次に行こう」
次の日に出勤してきた従業員が目を丸くしたのは言うまでもない。
何件かの作業が終わった頃刹那から脳量子波が入った。
《ティエリア、10体作成した》
《そうか。では30分後に試射を行う。出来るだけ数を揃えてくれ》
《了解。移動を開始する》
1度、部屋で寝ているティエリアに意識を戻しアズラエルに通信を送る
『アズラエル。最低限の準備が出来た。1度試射を行いたいがどこか希望はあるか?』
『場所ですか・・・そうですね。市街地の近くの所でお願いします。急いでピックアップいたします』
『了解。30分後に行う』
『わかりました。関係各位に伝えておきましょう』
それから30分後。
大統領や世界中の重鎮が試射をする場所の映像を見ている。一般には成功したあとに情報が流される。
その映像にアズラエルが写り、説明を始めた。
「まもなく時間なので始める前に簡単に説明いたします。
我々が極秘に建造していた太陽エネルギー発電衛星が静止軌道にあります。
そこからまずは照準用レーザーを照射します。レーザーが受信アンテナに到達してから1分後マイクロウェーブを発射します。
それを受信アンテナで受け電力に変換、蓄電池に保存。という流れです。
また、電波妨害により衛星と通信できるのはレーザー回線が繋がっている間のみです。
それと安全のため照準用レーザーが到達してから1分の間にセーフティーを解除しなければマイクロウェーブは発射しません。」
「何か質問はありますか?・・・無いようなので時間までお待ちください。」
説明を終えたアズラエルも少し緊張しているのか声が震えていた。
静止軌道上にあるパラボラアンテナは太陽の方を向いている。そしてよく見ると小さいが地球を向いているものもあった。
発射予定時刻になり小型アンテナの中央からレーザー光線が地球に向け発射された。
「照準用レーザー、進路クリア!・・・受信アンテナに到達しました!」
「発電衛星との通信を確認!セーフティー解除します!」
「レーザー到達から57、58、59、60!」
「4.03秒後にマイクロウェーブ・・・来ます」
「マイクロウェーブの到達を確認!バッテリーに充電中、充電完了まであと15秒」
「充電完了しました!同時にマイクロウェーブの照射、終了」
「付近の都市に送電開始します!」
成功。
マイクロ波を使った発電、充電は無事に成功した。
そしてこのレーザーは付近の住人に録画され、回復した電力で動画投稿サイトに投稿、再生回数がすぐに○万回に到達した。
世界中に速報の記事が流れる。そして照準用レーザーが地球上、主に地球連合の勢力内に照射され電力が回復していった。
地球連合がほかの国に提供を申し入れしたが、大国ほど申し入れを拒否。インフラを他国に握られるのは危険と判断したのだろう
それでもそこそこの数の国が提供を受け入れ、電力を回復させていった。
だが、宇宙から照射しているので万能ではなく、使えない条件下もある。
1.発電衛星が太陽を捉えていることが必要。そのため照射できない時間帯が存在する
2.悪天候だと照準用レーザーが若干ずれるためセーフティーが働きマイクロウェーブが照射できない
以上です
次回はプラント側を予定してます
乙
太陽光発電のほうでしたか
00がクロスとなればこの電力不足の解決法としては当然ですね
まあELSやクアンタの超パワーでNJ機能停止じゃやりすぎだし
どうせプラントの馬鹿たちは妨害しに来るんだろうな
巡り巡って自分たちの首絞めるだけなのに
乙
>照準用レーザー、進路クリア!
>4.03秒後にマイクロウェーブ・・・来ます
つまりXのサテライトキャノンと同じ方式で行う太陽光発電か
しかしこうなった以上、ザフトが発電衛星を攻撃しない理由は無いな
>>227 >真っ暗な中いつ私たちに復讐を受けるのか怯えて過ごすがいい!
>クハハハハハハハ!
こんな声明出してるからこのSSのシーゲルは黒いシーゲルさんみたいだから攻撃するだろうね
今気がついたけど、このクハハハハって笑い方をするキャラを昔ネットワークRPGで見たことがある
鎌を持たせたら似合いそうだ
そして
>>206が的中か
乙
>>227 確かにザフトは一機残らず全戦力を投入してでも叩くべきだと思うよ。
守備しているのはたかがMS一機だけ。楽勝、楽勝(震え声
最初から最終決戦じゃねーか
乙
ザフトは発電衛星攻撃するんだろうけど素材がPS装甲より頑丈なアレだからなぁ
そういやこの世界ガンダムは生まれるのだろうか
アストレイは開発前に死にそうなんだが
宇宙にできた発電および送電衛星ってELSでしょ
つまりザフトが攻撃したところで…
>>233 送電衛星だと思った?残念!ELSガデラーザちゃんでした。テヘペロ
コロニーか小惑星落として核の冬にするくらいしか有効な一手が思いつかんな
実弾もビームも効かないチート……
しかも不用意に接触すると侵食される……
ザフトオワタ \(^o^)/
実弾取り込ませてビームで打てば爆発するだろ!
そんな頭のいい事、できるわけないだろ!
しかもこの時期のザフトってビーム兵器はジンのバルルス改重亜粒子砲しかなかった気がする
>>239 カートリッジ式で弾は3発、しかも威力は連合のライフル以下という産廃大型砲か
戦艦に搭載されてるそれなりの威力があるビーム砲か
ただし、種世界のビームは“プラズマ”です、フラッグのプラズマソードと同じヤツな
駄目だ、ザフトの肩を千葉害伝キャラが持ちでもしない限り戦力バランスが絶望的だ
これはELSを超える脅威、BETAエヴィデンス&マルキトホテップを出してだな()
種世界限定の究極の脅威ならアンラッキークローバーと千葉害をかいn(ry
いや忘れてくれ
>>235 一気にユニウス7落としか
ライザーソードの出番が早すぎると思うが
ELS自体が詳細不明だからもしかしたら無理かも知れないけど
ユニウスセブン全体か、最低でもエンジン部分を浸食すればわざわざ壊さなくてもいいと思う
壊した時のデメリットが全然ないから別にライザーソードでいいけど
ここは意外性で
プラント全滅!!衛星は地球外生命だった!!とかでも…
というのは嘘です
まあELSの脅威の一端を見て恐れおののくというのはちょっと見たいかも
西暦の人たちが味わった恐怖をCEの人たちもぜひ
とりあえず擬似エルスクアンタを100機位だしとけばええんちゃう?
一列に並ばせてさ
とりあえずクアンタ一機でなんとかなりそうなこの感覚
オロナインと正露丸があれば大丈夫的な安心感
ライザーソードで破壊(クアンタ無双)
ELSで侵食
マイクロウェーブをプラントに照射
やりたくてもできないwww
だれか書いてくれないかな
|д゚)チラ
と、いうわけで相変わらず短いですが行きます
その頃のプラント
演説を行ったシーゲル・クラインが休んでいる。
そこへパトリック・ザラが入室してきた。
「ふう・・・パトリックよ、アレでよかったのか?あそこまで不安を煽らなくてもよかったと思うのだが・・・」
「なにを言う、まだまだ足りないぐらいだ。
妻を殺された恨み、プラントを我々の大地として認めるまでナチュラル共と戦い続ける」
「そうは言ってもなパトリックよ、ニュートロンジャマーでは人は殺せんよ
工場の稼働率を落とさせ戦況を有利にさせるのが目的だっただろう。それはわかっておろう?」
「むぅ・・・戦争を続けるには金も資源もかかるからな・・・コレでナチュラル共が停戦を受け入れてくれれば問題はない」
このような会話がなされた数日後ある意味凶報が届いた。
最高評議会が開かれ、議論している最中に扉が開かれ秘書が一人、部屋に入ってきた。
「会議中に失礼します。緊急の情報が届いたので報告です。」
現在会議中の地球侵攻作戦。これを一時止めるのか全員が議長に注目した。
「現在の議題を一時中断し報告を聞こう。」
「ハ!報告いたします!
地球監視班から昨日は暗かった都市が明るくなった。と報告を受けました。
理由を調べたところ、この衛星の仕業と確認いたしました。映像を出します」
その画像は金色の大きなパラボラアンテナであった。
地球に向いている小さいパラボラアンテナからレーザーを地球に照射している映像もでている。
「解析班が調べたところ、この衛星でエネルギーを作りレーザーで位置を特定し、マイクロウェーブで地上にエネルギーを送っていると思われます。
実際にレーザーを地上に向け照射しているのも確認いたしました。こちらがその資料になります」
書類を評議委員に渡し、秘書は部屋から退出する。しばしの間書類をめくる音だけが響いていた。
「ナチュラルがこのようなものを用意していたとは・・・」
「ですが、原発より発電量は少ないみたいですね。実際に都市部の光量は減っていますから不便でしょうね」
「・・・死者数が数百万・・・確認できただけでこの数だから実際はもっといるでしょう。追撃は必要ない」
「血のバレンタインの報復だ。全てはナチュラルが悪い」
「これ以上の追い打ちは必要なのか?」
などなど、意見がでている。
「では、今回の件だが決議を取る。この発電衛星すべてを破壊するか否か。」
・・・
「賛成6、反対6、同数か・・・
今回の件は議長権限で対案を取る。衛星を1つ破壊し、降伏勧告を出そう。それでどうかな?」
周囲を確認し全員が肯定しているのを確認した。
「では破壊作戦を行う、パトリックよ、どのくらいの部隊が必要だ?」
「発電衛星だけだ。1部隊でいいだろう。それなら本国防衛隊からすぐにでも捻出できる」
「わかった、そうしてくれ。本日はこれで解散とする」
以上です。
次回もこのくらいの時間に投稿します
おつー
『衛星を1つ破壊し』
あっ(察し)
『発電衛星だけだ。1部隊でいいだろう。』
フラグいただきましたー
GN衛星
ガモフ1隻だけとか言わないよね?
乙です
コーディネーターってすごいなあ
「こんなものを用意していたナチュラル」が防衛戦力でも思いもつかないものを用意している可能性を一切考えないとか
乙デース
>>255 だってコーディだものw
ほかのGの世界でもあまりいない無能がわんさかといるのが本編だからこのSSでも
違和感が無い
>>257 種を知らない人間からすればこの流れはアンチが荒らしてるように思えるのかも知れないけど
実際に種を全編通してなんとか見終わった人間からすれば当たり前の感想なんだよなぁ
259 :
通常の名無しさんの3倍:2014/07/20(日) 11:47:07.04 ID:TX0qXapF
乙〜
ELSガモフとかELSジンとかELSシグーとか胸圧
一個師団出せば良いのにww
>>258 本編でのコーディの扱い自体が中途半端だから仕方ない
MS関連で言うならOSでなんとかなるレベルの差しかないって程度だし
ナチュラルでも空間認識能力とかいう半チートくさい能力目覚めちゃう人いるし
逆に本編アズラエルはキチってるけど言ってる事自体は正論だったりする
まともに見える人の方がおかしくて、頭おかしそうな描写されてるキャラは実は有能、ってのはなかなか見れない
これも知らない人から見たらアンチに見えてしまうなw
ユニウスセブンはやらせでしょ
こんなんで死んだ地球の人かわいそう
ユニウス7の残骸落としはどう解釈してもプラントに落ち度が有るんだよなぁ
確かに緊急出撃が間に合わなかったりファントムペインが暴れてたり連合にも責任の一部は有るけど
停戦の記念碑にされた場所であり、かつてテロを受けた場所でもある大型建造物周辺に警備を置かなかった
テロリストの装備的に大きな組織の筈なのに実行部隊を殲滅しただけで捕虜も関係組織の調査も無しに終了
こんな杜撰な対応じゃバカか狂人に核ミサイルの発車スイッチを持たせてるようなもん
正直ジブリールみたいなコーディネーター憎しの人間じゃなくても余裕で開戦するレベル
ユニウス落下のときも阻止に動いたのがたった2部隊とか、上層部が真剣に阻止する気があったのか謎だしな
イザーク・ディアッカは真剣にやってたが、シンたちは「何すればいいの?」って感じだったし
あそこちょうど交戦状態のときに到着したから戦闘してたけど、航戦になってなかったら何していいのかわからずに
ぼっと突っ立ってたかもしれない
プラントって人口の割に軍事力凄くないか?
あれじゃ一般人は配給生活じゃないの?
ユニウス動いた時点で近くにいた部隊がイザーク達しかいなかったのかな
でもメテオブレイカーなんて普通なら使いそうに無い物は用意出来てるんだよね
ユニウスセブンの保全については、どういう取り決めかはわからん
でもプラントの感情的に連合に触らせたくないだろうから、プラントの管理下だろうなあ
やっぱ危機管理能力ないよなあ
刹那とティエリアがすんなり破壊させてくれるわけないしな
機体だけ破壊して乗り捨てられたガモフにELS同化させて
今度はプラントを視察でもするか
逆に、一つ壊すと二つ増え、二つ壊すと四つ増え、四つ壊すと…と言うパターンでも
>>262 >>テロリストの装備
生産数の少ないジンハイマニューバ2型が激レアなレアメタル製の斬機刀装備だしな
プラントの精鋭部隊と言われてもおかしくないレベル。
つかほんとどっからあの装備ちょっぱってきたんだ?
G兵器並とは言わんが強奪されたとしたらかなり大事になるシロモノのはずだが
あいつら一部隊がそのまま離脱したもんだと思ってた
エイノー艦隊みたく
>>269 離脱した部隊だけじゃ補給や整備が不可能なんだよね
通常の何十倍ものサイズの日本刀や、生産数が少なく予備パーツもろくにない機体
更に通常の作戦行動時に積んでるどころか一般流通も怪しい超大型推進機
サトー一派って終戦後に雲隠れしたのか、それともユニウス落とし直前までザフトに在籍していたのか
後者だとIFFの誤作動とかあると思うし、さすがに「○○所属のサトー他10名です!数日前より行方不明になっていました!」みたいな話くらいでるよね
普通に前者かね
整備の問題は、拠点と人員とパーツ確保できればそれもクリア
そんだけの金がどこにあったのか、明らかに裏でパトロンしてる奴がいるはず
キラ達を襲ったアッシュ部隊もそうだが、物語的に使い捨ての存在の設定は想像の域をでないな
議長のマッチポンプ説が出てくるのも宜なるかな
ヨップとかサトーとか歴戦の英雄の行方をしらないのかっていうね
ヨップなんて3次元の動きができない地上で、フリーダムの神速の初撃を
やすやすとかわす化け物だしな。
でも虎もきな臭いんだよな
「アッシュはザフトの新型だ」って情報を仕入れてる事もそう
あと新型MSなんか盗まれるもんじゃん
キラなんかストライク以外の4機盗まれてるところ見てたり、フリーダム自分で盗んじゃったりで2回も当事者になってるのに
疑いの目で見ると種世界は闇が深すぎる
ラクシズとジャンク屋ェ…
そういやデスティニーアストレイでロウ・ギュールが日本刀型の武器の製造に精通しているからジャンク屋ギルドも関与しているんじゃないか?
ってのあったな
ラクシズも含めプラント関係者が全部グレーなのが致命的なおとぎ話でしたな、種死
いっそ、勝ち残ったラクシズが作った英雄譚の映像化作品なのではないだろうか
00劇場版の劇中映画みたいな扱い
ラクシズってアンチ用語みたいなもんだろ?
ここにはラクスたちが好きな人も来るし、そういうあからさまな用語は使わないようにしたほうがよくないか
>>279 その流れは前にもやった気がする
三隻同盟やクライン派もそれぞれ種終盤の主人公勢、シーゲルを中心にしてたカナーバとかの派閥ってことで
代わりになる解りやすい略語が無いってことでうやむやになった感じだし
正直、そういう単語に一々突っ込むのが一番荒れる原因になると思うよ
特にラクスは中の人のコメントや種厨の行動のせいで擁護→種厨めっ!って感じの風潮があるし
中の人にさえ「理解できない」一番好きというファンからの手紙に「マジで?」
言われるくらいだしな(ラクシズほぼ全員この状態というのがまた…)
俺はラクス嫌いじゃないよ、ターミナルとか杜撰な暗殺()とか裏で色々やってそうな所が
皮肉とかじゃなくてそういう表向きは善人のように振る舞ってるけど裏で策謀してるキャラが好き
だからこそラクシズとかラクソとか言われる様な脚本の想定外の悪人キャラとしてのイメージ定着も
そこまで言われる悪役が世界を握るとか一瞬厨二的なストーリー展開への解釈が出来ていいと思う
俺はラクスやキラは嫌いだし、だからってシンが好きってわけでもない
誰が好きっつったらサイとか、地球降りる前あたりまでのキラとかその辺だし
後になるほど主人公勢は何言ってんだお前的な言動が多すぎて、内面掘り下げが出来ねえ
だから行動がどうだったかでしか判断できん、シンは感情をそのまま言葉にしてるとは思うが、冷静な言動と言えないし
ぶっちゃけ脚本のせいだけど、脚本否定したら、脚本の上で成り立ってる種のキャラ批判が意味なくなるんだよね
世界の成り立ちについて論じてるときに「全部神様が悪い」って言ってるようなもんだし
だからキャラ批判の時には、脚本がーって触れないようにしてる
284 :
通常の名無しさんの3倍:2014/07/26(土) 20:59:18.06 ID:5uq5HJEW
>議長のマッチポンプ説
超ハイリスク、超ローリターンだからね。どううまくいってもプラントやコーディネーターへのマイナス感情が避けられない
>キラ達を襲ったアッシュ部隊
そもそも他国で暗殺するのに犯人は私ですと言わんばかりに最新機種でくる馬鹿が何処にいるw。
普通はネジ1本すら製造元がばれないくらいに偽装を行う。
逆説的に言えばコーディネーターに罪を擦り付けたい「プラント以外の勢力」ってことになりますね。
お待たせしました。
なんでこんなに武器名が長いのだろう・・・
とあるオフィスにて
「ふう、ようやく一息つけました。
でも良かったんですか?受信アンテナの管理を各国に任せるなんて・・・僕からしてみたらおかしいですよ」
「大丈夫だ。問題ない。
それに支援した各国からアズラエル財閥宛に感謝状などが届いたじゃないか。目先の利益を取るよりも儲けられるのではないか?」
「それを言われたら僕の負けです。僕でしたら無料ではなくなにかしら対価を貰いましたけどね。」
アズラエル、ティエリア。刹那が会話をしている。正確に言えば刹那は食事をしているが。
「それで各国の被害状況は?」
「北方の国を中心に合計で数百万人ってとこですね。事故や入院患者も含めてます・・・最悪の予想は数億人でしたからかなり減ってはいます」
「最悪は免れたか。電力も不足気味だが、こっちは慣れてくれとしか言えないな。地球に住んでいるコーディネイターはどうだ?」
「はい、保護するようお願いしました。これも対価の1つなので動いてくれているでしょう。
ブルーコスモスも『地球にいるコーディネイターは被害者。悪いのはプラントのコーディネイター』として声明を出しました。
強硬派には『コーディネイターの同士打ちとか最高ではないですか?』と言ってみたらノリノリになって手伝ってくれてます。
ああ、それとティエレンは開発どころではなくなりましたね。電力不足でEカーボンの精製が遅延してます
なのでフラッグの量産を優先し大体10月後半に量産機が出来上がる予定です。
ハルバートン側は開発の目処すら立っていないようです。なんでも新技術を大量に詰め込んでいるようですね。」
そんな会話をしていると刹那がなんかを感じたのか顔を上に向けた。
「どうしました?刹那さん?」
「・・・発電衛星付近にザフトのものと思われる戦艦が3。しばらくすれば帰るだろう。」
そう言って食事を再開した。
「・・・はぁ・・・本来なら慌てるところなんですが、まあいいでしょう。」
その頃静止軌道付近
ザフトの戦艦が2隻で発電衛星に向かっていた。
「艦長!衛星をレーダーで捉えました!」
「付近に敵影は?」
「ありません、罠でしょうか?」
「そう思って行動したほうがいい。まったく・・・こんな無謀な作戦とも言えない作戦を考えるなんて。
まあいい、任務は任務だ!2隻で撃ちまくる!MS隊は発進準備!敵機が現れたら対応してもらう!
125mm単装砲、450mm単装レールガン、450mm2連装レールガン、937mm2連装高エネルギー収束火線砲起動!目標!前方の衛星!」
「了解!125mm単装砲、450mm単装レールガン、450mm2連装レールガン、937mm2連装高エネルギー収束火線砲発射準備!
パイロットはコックピットで待機!繰り返します!パイロットはコックピットで待機!」
「全艦!射程に捉えました!発射準備完了!」
「よし!撃てぇぇぇ!」
2隻がレールガンや高エネルギー収束火線砲を発射し、着弾
「命中を確認!破壊状況は・・・え?」
「どうした?報告は正確にな。オペレーター」
「は、はい、目標は・・・損傷を確認できません!赤い光の膜?で全体を覆っています!」
「な・・・なん・・・だと!?バリアとでもいうのか!?連合の衛星は化物か!」
「か、艦長・・・どうしましょう?」
「・・・全艦!もう1斉射だ!砲撃後、最大船速で離脱する!そしてできる限り相手を観測し情報を持ち帰る!」
「艦長!全艦射撃準備完了!」
「よし!砲撃後全速で撤退する!全砲門!撃てぇ!」
ローラシア級の全砲門の全力射撃、フルバーストを実行!
だが、煙が晴れるとやはり赤い光の膜で全体を覆った発電衛星が無傷で存在した。
「だめか・・・全艦に通達!これより我々は帰還する!途中で伏兵がいることを前提に行動しろ!最悪戦艦1隻、MS1体でも本国に帰還しこの情報を渡すのだ!」
この数日後、一度も戦闘をせずに帰還した。その時の艦長が嘆いている。
「おかしい・・・なぜ伏兵を用意しないのだ」
実際には兵を用意したくてもできないという連合の事情があるのだがそんなことは知らず悩み続けるのであった。
以上です。
次回は少し飛びます。
乙です
乙です。
刹那不在でもELS超有能。
一斉攻撃も豆鉄砲以下w
901氏乙です
赤バリアってことは擬態の枠を超えて疑似太陽炉の生産が出来るようになったのか
それとも外宇宙技術に依るものなのか、どっちにしてもELS自身も劇場版の時より成長してるのかな
そりゃGNフィールドはこの世界の技術では破れないよな
一応1st21話で破る方法があるのは判明してるけどザフトの技術力では無理だな
武器名が長いなら主砲、副砲とかで名前分けすればいいじゃん
乙
フラッグ量産開始か
連合にもバケモノ級のパイロットがゴロゴロいるし1stのジンクス並の活躍が期待できそうだな
というかこれでナチュラルOSが前倒しで登場することになるのか
>>293 破れたとしてもバリアの中身がアレだからなぁ
>>295 破ったらミサイルとかも吸収されて形変わったりする瞬間を目の当たりにするかもしれないから恐ろしいな
>>291 企業のぎっちょんエクシアがこちらをみています
>>294 「バリアント、ゴットフリート、てーっ!!」
>>295 ナチュラル相当の真人間しかいない軍が長年運用して洗練されたOSだから早まるどころの話じゃない希ガス
乙です
砲門は、正式名称を出すなら地の文にとどめて、
台詞内では「主砲1番から4番、副砲1番から8番、一斉射用意……撃て!」
みたいなのはどうでしょね
その艦の武装をちゃんと調べて、前方攻撃用、後方警戒用、近接用、とそれぞれ役割持たせて整理する事が前提ですが
劇中でもナタルが兵装名+番号で指示出してる光景が多かったですね
299 :
sage:2014/07/30(水) 00:51:38.70 ID:+Am4HD1g
wikiまとめてくれる人は居ないのかな?
久々に来たら新たな職人が来てたので前のやつも読んでみたいんだが
ブライトみたいに現場はわかるのだから主砲一斉射みたいな命令でも良いんじゃない
わからんなら部下の質の問題だろ
お待たせしました。
武装名については省略していく方向でいきます。いちいち調べるのが大変で
今回から出てくるオリジナルキャラですが、基本モブキャラと思ってください。
やはりフラッグは小隊運用が基本だと思うのです。
あれから何度かザフトの部隊が発電衛星を破壊しようとしたが全て失敗に終わっている。
最終的にに戦艦9隻とMSが54機の大部隊による一斉砲撃を行ったがGNフィールドを抜けられずにまったくの無傷であった。
現状では破壊したくてもできないジレンマに陥っていた。
そして季節は巡りC.E.70年10月某日
戦争は小康状態を保っている。
電力は不足はしているが節電でやりくりをしている中で予定より遅れたがフラッグの量産機がロールアウト、実際に志願兵を呼びテストを行う段階になった。
ハルバートン側のモビルスーツ開発計画はオーブの企業であるモルゲンレーテと共同開発を行い、オーブ首長国連邦のコロニー、ヘリオポリスで本格的に開発を開始した。
アズラエル財閥の飛行場にて
「なんとか9機がロールアウトできましたか。ティエリアさん、この先はどうするのですか?」
「明日パイロットが来て小隊での運用テストを行う。その後はトライアルだな。たしか・・・スイカグラスパーだったか?」
「スカイスラスパーじゃなかったですか?それで、勝てそうですか?」
「コストパフォーマンスと最高速以外では負ける要素はない」
「それは頼もしい。まずは明日が楽しみです。」
このような会話があった翌日、テストパイロットたち9人がやってきた。
格納庫にやってきた9人はまずはフラッグ(飛行形態)に驚き、そしてアズラエル本人がいることに更に驚いたのだった。
アズラエルの前に整列し
「クリス・ハワード中尉以下8人、現時刻をもって着任いたします。」
「ムルタ・アズラエルです。僕から簡単に言いますね。」
咳払いを1つし
「このフラッグならザフトのモビルスーツと互角以上に戦えます。貴方達次第で戦争が終わるかもしれません。期待してます。
後のことは開発主任のティエリアさんに聞いてください。では、僕はこれで」
言うだけ言ってほかの仕事に行くアズラエルであった。
アズラエルが出て行ったあとを引き継ぎ、ティエリアが話し始める。
「疲れているだろうから今日はこれで解散とする。各自でマニュアルは読んでおいてくれ。
明日は座学の後にシミュレーター訓練を行うので場所は地図で確認しておけ。以上だ」
翌日
座学を終えシミュレーター訓練を開始する。
3人で1小隊として1小隊づつ練習を行っている。他のメンバーは観戦やミーティングを行っている。
その中でもやはり変形に伴う調整が難しいようで挙動が安定しない。それでも1度安定してしまえばMS形態での機動は光るものがあった。
OSでの補助があってこれなのだから空中変形をマニュアル操作で行っていたあの男の技量はずば抜けていたのだろう。
数日、シミュレーターでの基礎訓練を行い、次にフラッグの利点を理解するためジン対フラッグの小隊での対戦を行うことになった。
もちろんシミュレーターだが。
訓練を行う3人以外は見学だが、他人の技を物にするため集中して見ている
「ゲロルト・リース。フラッグ。行きます」
「マクシミリアン・フェーリンガー。フラッグ。出る」
「ハインツ・カペルマン。フラッグ。発進する」
ジン対フラッグの戦闘が始まる。
短いですが以上です。
次回は戦闘シーン(予定)
乙ー。
乙です
とりあえずwikiに追加しといた
乙です
確かフラッグには無いけどブレイヴには変形の補助用OS搭載されているんだよな
901氏乙です
SS書いてない身で文章につっこむのもアレな気がするけど、一応
302の6行目、“電力は不足しているが節電でやりくりをしている中で予定より遅れたが”ってところ
何々が何々が、って感じで同じ文末?が続いててちょっと違和感が有りました、句読点がなかったので余計に
“電力不足による節電の中やりくりし、予定より遅れたが”みたいな書き方の方が違和感が無いかもしれません
正直自分でもこれは“読者様の意見()”だと思うので気に障ったらすいません
LEIFだっけか、エイフマン教授に因んだ名称だったのは覚えてる
310 :
通常の名無しさんの3倍:2014/08/03(日) 15:56:41.58 ID:IIxewkZ8
必ず刹那・F・セイエイが武力介入して欲しい
絶対に刹那・F・セイエイが武力介入して欲しい
確実に刹那・F・セイエイが武力介入して欲しい
100%刹那・F・セイエイが武力介入して欲しい
十割刹那・F・セイエイが武力介入して欲しい
この後ヘリオポリスのガンダムが完成して、機体スペックはガンダムが上、
フラッグは空飛べるのが利点って感じか。バランス取れるし
そういや、フラッグもティエレンも実弾武装が基本だったきがする
PS装甲相手だとマズくね
セカンドシーズンで荒熊が乗るティエレン全領域型が疑似太陽炉無しでビームライフルが使えてたから、ブラック共々改良すれば問題ないはず。
そういえば、ティエレン全領域型って、空も飛べてたな。疑似太陽炉無しでどうやって飛んでたんだろ?
映画で刹那が使ってたオービタルパッケージのフラッグも
コンデンサとGNソード装備してるだけで、本体はノーマルのフラッグだっけか
>>313 慣性制御効果自体はGN粒子依存だからコントロール用のOSさえあれば飛べるはず
高機動型の時点で滑空は出来てたからユニオンやAEUの技術との統合発展とかで改良された可能性もある
乙
???「戦艦9隻にMS54機で襲われたときは(融合しちゃおうかな?)悩みましたが、何とか乗り切れました」
乙
キラ、マリューごとストライクが拉致られたらヤバいな
>>317 いつから『刹那が種・種死に介入する』のにAA勢の存在が必要だと錯覚していた?
>>312 素のフラッグでもプラズマサーベル(原理的にCEのビームサーベルと同等)あるし格闘戦なら問題ない
>>318 前から思ってたんだがこのSS、ひょっとしてキラたちの出番って…
いや、そう判断するのはまだ早いか
>>320 でもこっからSSとして話のバランスを取るには宇宙鯨をELS以上の化物生命体として登場させでもしないと
原作if+ちょっとしたイレギュラーによる『連合が順当に勝利ルート』で終わっちゃうし
まあ商業じゃない、言い方は悪いけど職人とスレ民の自己満でしかないSSならそれもアリだとは思うけど
>>320 だって
・キラ
スーパーコーディネーター成功例でザフトとオーブの要人に縁がある
しかし設定上彼1人で世界がどうこうなるといった存在ではない
・マリュー
PS装甲の開発者(ソース不明、プラモインストや二次設定の可能性も)
しかしやっぱり(ry、量産機のほとんどは非PS機なのが追い討ち
・アークエンジェル&初期G
最新鋭兵器とそれを運用する新型戦艦
設計データや同型は地球に存在しているので実機は余り重要じゃない
フラッグ開発とかの要素どけて原作設定だけでも結構要らない子だし
別に、戦争が過激化する事なく沈静化し
キラが一切戦争に関わる事なく平和を謳歌するENDがあってもいい
・ストライク強奪阻止
>>322 ・ナチュラル用OS開発
単に開発が遅れてただけで、普通にキラでなくても可能。
初期Gについてはそもそも試作品なので、完全な品求める時点で間違っている。
・フリーダム無双
むしろ戦争の長期化、被害規模の拡大を防げる。
ジェネシス兵器転用の時間やNJC横流しイベも回避。
うん、完全にキラ要らない子だわ。
ジェネシスに関してはNJCが手に入らなくなるとボアズの攻略が遅れて
その時間の分でジェネシスが完成するんじゃないかという考察もありましてな
三隻同盟が暴れてたのもドミニオンが追撃してたからで連合本隊の足並みにはほとんどは影響してないし
初期GのOSはティエレンかフラッグのものを流用するのでは
開戦CE70年バレンタイン(将校独断で核が1発持ち込まれた)、宣戦布告布告は3日前の11日
ヘリオポリス崩壊CE71年1月25日
約19日の間にGのデータ取、アルテミス崩壊、デュエルAS化、フレイ親父死亡
↓
AAの大気圏降下が2月13日
2月28日ドレッドノート、ロールアウト(NJC初搭載、NJC搭載頭部と背中以外はゲイツをほぼ流用設定)
フリーダム&ジャスティスロールアウト 4 月 1 日
この日にいわれたのが、ナチュラルに正義の鉄槌を下し、コーディネイターの真の自由を勝ち取る旗印()
↓
ニコルウウウウウウウウウ!の死亡日が4月15日(NJC開発親父が戦争派になる)
フリーダム(強奪から現場まで移動に3日)初暴れのスピットブレイク発動が5月5日、予定変更に伴う攻撃開始が5月8日
パナマ攻略(マスドライバー1本目崩壊)が5月25日
オーブ解放戦線が6月15日、マスドライバー施設カグヤの貸与通達が13日
48時間後にオーブ側が拒否で戦闘開始、その翌日に2本目自爆
↓
6月18日、ビクトリア攻防戦開始、1週間後の6月25日に陥落
自爆させようとした所を特殊部隊で防ぐ、26日ザフトで宇宙戦力の増強を決議
9月11日エルビス作戦発動、23日ボアズ攻防戦で105ダガー部隊と3機のGと戦力で優勢に
この時点で残存部隊の撤退を検討、核を使われた事でヤキンへ撤退
↓
ヤキンドゥーエが同年9月26〜27日
ジェネシス事態が宇宙探索の為の宇宙船加速装置として建造されてて開戦と同時に軍事転用を検討された
形自体は殆ど完成していて、プロトタイプのジェネシスα(加速装置つき)なる存在もある
こうみるとひどい時系列だな・・・
ヘリオポリスから2ヶ月でフリーダム作ったのか。
ありえんだろ
378氏が投下しなくなってもうすぐ1年か...
どうしちゃったんだろうね
>>328 種→種死が2年しか経ってない事も結構ヤバいよね
シンが赤服になるまでが短すぎる
71/6/15にオーブ炎上→プラントに移住→アカデミー入学→73/10/2にセカンドシリーズ強奪事件
自衛隊でも最低3年、幹部候補生はさらに特別教育過程がある
>>330 アスランたちも似たようなもんじゃないか?
お偉いさんの息子たちだったとはいえ民間人であったのは違いないし。訓練とかやったのはアカデミー入学後では?
>>329 378氏の失踪前後に数人生まれた新しい職人もほとんど消えちゃったなぁ
>>331 ちゃんと厳しい環境で訓練してたら、幾ら相手がエースのMA乗りとスーパーコーディネーターだとはいえ
エリート四人+エース仮面+準エース西川+その他モブ数人ががりでたった二人を落とせないわけがない
物資もねぇ、エネルギーもねぇ、人材もねぇ、何より時間がねぇ……でも物は出来ます
いやまあ塩が無いレベルに現実味出さなくてもいいけど、原作がこうまでファンタジーだと二次創作ではそれこそ何でも出来そうでイイ題材だわ
>>311 シンもアスランも赤服(察しろ)って事になってしまう。ルナマリアからして射撃が苦手、という体たらくだし
お待たせしました
>>308 初心者丸出しなので指摘はとても嬉しいです。
特に句読点は非常に悩んでますので・・・
キラたちも出てくるから安心してください?
シミュレーター上の岩場を飛行する3機のフラッグ。
ゲロルド機を頂点としてハインツ機とマクシミリアン機が左右の後方に付き、真下から見ると綺麗な三角形の編隊を組んでいる。
『ハインツ、マクシミリアン、レーダーに反応は?』
『ありません』『同じく』
『この岩場では隠れるところが多い、このまま索敵を続ける』『『了解』』
それからすぐにハインツが前方にわずかだが光るものを確認した。
『左前方の岩場に光る物体を確認!』
フラッグの全周囲モニター上に敵機と思われる地点に光点で印がついた。
『反応を見る!速度を維持しわずかに右旋回!』
『『了解』』
注視しないとわからないぐらいすこしずつ右側に曲がっていくフラッグの編隊。そこへ銃弾が浴びせられた。
ジンが予測射撃を行っているが曲がっているフラッグには当たらない。逆に自分たちの居場所を教えてしまった。
『敵機を確認。ジンが3機の模様』
『1度距離を取り高空から突撃する!』
射撃をやり過ごし速度を上げ一気に距離を取りそのまま高度を上げていく。
ジンは物陰から出て追いかけてくるようだ。
『武装はライフルが2、ミサイル1確認』
『了解。シミュレーターだがフラッグの初戦果は俺が、いや俺たちがいただく!ランチャー発射後!パターンA!』
ジンがいる位置に最高速で高空から突撃を開始。ジンも重突撃機銃で射撃を行っている。
その内のミサイル装備型(M66キャニス 短距離誘導弾発射筒)がミサイルを発射した。
『ちぃ!迎撃!』
突撃しつつ20mm機銃を発射しミサイルを迎撃するフラッグ。3機からの迎撃であっさりとミサイルを撃墜した。
『固まっているな、よし!撃てぇ!』
フラッグの脚部から2発づつミサイルが発射されると同時にハインツ機、マクシミリアン機が左右に離れていきゲロルト機がジンの頭上をパスするような軌道で飛行している。
一方のジンはミサイルを迎撃するのに手一杯で6発放たれたミサイルの内4発は撃墜できたが2発は命中
1機はミサイル装備を盾にし無傷、もう「1機は咄嗟に盾がわりにした左腕を失うだけで済んだ。
「いくぞ!変形!チャージ!」
ゲロルド機は煙に突っ込みそのタイミングで変形をした。そしてフラッグは急激に減速し最小半径で旋回。
フラッグを見失っていたジンに向けリニアライフルを発射。それはジンの胴体部に命中し爆発した。
『1機撃墜!』
元ミサイル装備型を撃墜。だが、残った2機のジンはMMI-M8A3 76mm重突撃機銃でゲロルド機に向け連射をする。
「ぐ!シールド!」
速度の落ちたゲロルド機は距離を取れず、回避行動を取りつつディフェンスロッドで銃弾を逸らす。
「そんな攻撃!当たるか!」
見事な回避行動でジンの視線を釘付けにするフラッグ。
そして完全に意識の外にいった2機のフラッグが棒立ちで撃ち続けるジンに左右からリニアライフルを発射、命中、爆散した。
『よっしゃぁ!目標撃破!』
フラッグが受けたダメージは跳弾した弾がかすった程度なので完勝と言ってもいいだろう。
シミュレーターが終わりこっそりモニターしていたアズラエルがティエリアに伝える。
「ここまで一方的になるのですね。ジンを動かしているのは僕のところの戦闘用コーディネイターですよ?
まったく・・・コレを量産すれば膠着している戦争も動きそうです。」
「量産しても扱えるパイロットがいないぞ。技量の低いパイロットではあの空中変形の減速に耐えられず気を失うか、よくでもバランスを整えている間に攻撃を受ける。
だが、1つの戦場に数小隊いれば反撃も進むだろう」
「扱えるだけの技量を持つパイロットですか、難しい問題ですね」
他の2小隊も問題なくジンを撃墜しポテンシャルの高さを示すのであった。
以上です。
パターンA
1機が囮になり左右に分かれた2機が挟撃するフォーメーションだったりします
乙です!
ちゃんとパロットの技量としっかりした戦術を描かれているのはいいですね
乙です
342 :
代理:2014/08/10(日) 21:49:12.58 ID:???
173 名前:864[] 投稿日:2014/08/10(日) 18:18:20 ID:fGOEWrK20
ども、2ヶ月ほど消息たっていた864です。
や、完全に書かなかったわけじゃないんですよ←いいわけ
25〜30話くらいかな?もしかしたらもっと先かも。
オーブ出向に伴う戦闘シーンを書いてました。
なんでここから?当面、バトルシーンを書く予定がないから先取ってかいてみたんですが、
あれなですよ。
というわけで、2X?話です。
あいも変わらずこちらでしか投下できないので、気づいたひとよろしくですー
343 :
代理:2014/08/10(日) 21:49:37.16 ID:???
174 名前:864[] 投稿日:2014/08/10(日) 18:20:10 ID:fGOEWrK20
「何だよ、アレ……」
少年の真紅の瞳が見開かれる。突如戦場に現れた、青と白の色が鮮やかなMS。
そのMSは、『左肩』と『背中』からキラキラと光る粒子を放出している。
左腰に長剣をマウントしており、戦闘する意思が感じられない。
ジッと静かに空中に立たず舞い光を放つ姿は、シンの瞳に、兵器でない無い別の何かに見えた。
色は似ている。シンの家族を奪い、壊したあのフリーダムに。なのに、何故か嫌悪感を抱かなかった。
むしろ、シンの脳裏に思い浮かんだのは、オーブで出会った、ある人の姿だった。
刹那・F・セイエイ
口数が少なかった……しかし、シンに再び戦う決意を、戦う意味を教えてくれた。
時を巻き戻そう。何故、こんなことになってしまったのか。
ミネルバがオーブに入国して、早3週間程。艦の修繕が完了したタリアは、オーブを出国することに決めた。
ユニウスセブン落下後、地球連合軍の一方的な宣戦布告。それに伴う急速な情勢の変化。
事実、プラント本国も連合軍の攻撃にあったという。核ミサイルまで使われて。
艦長、タリア・グラディスは決断を迫られた。オーブを出国し、カーペンタリア基地へと向かうことを。
「まもなく、オーブ領海を抜けます」
アーサーが、明るい声でタリアに報告する。
オーブという異国にいる状況からやっと抜け出せる、そんな心境が、彼の声色から伝わってきた。
タリアは苦笑する。プラント出身の彼なら、仕方ないことだ。艦を預かるレベルの人間ならなおのこと。
若いものたちは、オーブでリフレッシュ出来たかもしれない。だが、タリアたちは絶えず変動する情勢に頭を悩ませていた。
いつオーブが、自分たちに牙を向くか。そんな不安すらあった。
彼女の口元にも、柔らかな微笑みが浮かんでいた。まず、カーペンタリアに着きさえすれば何とかなる。
……彼女がそんな思いに耽っていると、索敵担当のバードが緊迫した声で、その想いはかき消された。
175 名前:864[] 投稿日:2014/08/10(日) 18:20:42 ID:fGOEWrK20
「本艦前方20に、熱紋多数!これは、艦隊です!地球軍艦隊」
「なんですって!」
「スペングラー級4、ダニロフ級8、ほかにも10隻ほどの中小艦艇を確認!本艦の前方に展開しています」
「ええっ!!」
タリアがバードの報告に耳を疑い、アーサーが素っ頓狂な声を上げる。
副官が顔を青ざめさせている中、タリアは情報を必死に精査する。
地球軍が20隻以上もの艦隊を持って、待ち伏せていた。
ザフトの最新造戦艦とはいえ、ミネルバ1隻に対して仰々しいまでの対応にタリアは苛立つ。
「ミネルバを待ち受けてたってことか!連合軍はカーペンタリアじゃなかったのかよ!」
「後方、オーブ領海線にオーブ艦隊!展開中!」
「な、なんだって!」
オペレーターたちが矢継ぎ早に報告をあげる。
砲塔を向けられてはいないが、オーブの原則に基づき戻ることは許さないといったところか。
攻撃をされそうに無いだけまだましだ。タリアはそう思うことにした。
「艦長!」
アーサーが顔を青ざめさせながらタリアに振り返る。タリアは小さく舌打ちし、気持ちを切り替える。
「コンディション・レッド発令!!ブリッジ遮蔽。対艦、対MS戦闘用意!メイリン、大気圏内戦闘よ。
パイロットに注意するよう伝えて!」
「りょ、了解!」
「アーサー、何やってるの!」
「は、はい!」
シンはコンディションレッド発令に伴い、コア・スプランダーで待機しながら情報を整理していた。
メイリンの次げる情報を耳に入れつつ、機体を起動させるべく素早くスイッチを入れ続ける。
前方に地球軍艦隊が、ミネルバを取り囲むように展開。後方にオーブ艦隊が展開し、後退できない。
泣きそうな顔になりながら、メイリンがオーブの戦艦が自分たちに砲塔を向けていないことを告げる。
自分たちを地球軍に売り払ったわけではない。オーブの原則に則っているのだ、と言いたげだとシンは感じた。
出発する直前、アスハと交わした言葉を思い出す。
『私が後ろ指さされることで、国民を守れるなら安いものだ』
毅然とした表情で彼女は言った。あの時、シンは確かに彼女のことを認めた。
それでも、現実にこうなってしまうと、シンは苛立ちを募らずにいられない。
叫びたい思いをぐっと飲み込む。
(また、……まだ戦争がしたいのか、アンタたちは!)
連合軍が攻めてこなければ、ウズミがもっと早く避難指示を出していれば。
……フリーダムがあんなところで戦っていなければ。
色々な想いが交錯し、シンの心を掻き毟る。
不意に、シンの心に言葉が響いた。それは強い言葉だった。シンに戦う決意をさせたそんな言葉。
『命を――――仲間を――――守り、救うことだ』
穏やかな表情で告げられた、あの人の言葉。戦うことで、仲間を、命を守る。
「そうだ、俺は決めたんだ。戦うって……守るために戦うって」
シンの中から苛立ちが消え、静かな闘志が胸のうちに燃え盛る。
先ほどまでの苛立った心境と違い、今なら冷静に周りを見ることができる。
そんなときだ、ルナマリアのザクがインパルスに回線を繋いできた。
(行数オーバーのため分割)
346 :
代理:2014/08/10(日) 21:52:20.89 ID:???
176 名前:864[] 投稿日:2014/08/10(日) 18:21:31 ID:fGOEWrK20
「レッドって、なんで!?」
「地球軍がいるんだ。戦わないといけないってことだろ」
シンの静かな切り返しに、ルナマリアは言葉を詰まらせる。
いつものシンなら、もっと苛立っていたはずだ。理不尽な力に対して、彼は常に怒りを抱いていた。
だというのに、こんなにも落ち着いている。ルナマリアは気に入らなかった。
自分の知らないところでシンが成長していることが、何故だか腹立たしい。
女の独占欲がルナの顔に表れる、彼女のふくれっ面が、面白くないと語っていた。
ルナが何故そんな顔をするのか分からぬまま、続けざまに響いたタリアの言葉に、シンは耳を傾けた。
『艦長、タリア・グラディスよりミネルバ全クルーへ通達する』
『現在、本艦の前面には、空母4隻を含む地球軍艦隊が、そして後方には自国領海警護と思われるオーブ艦隊が展開中である』
艦長から言葉にされると、いよいよ緊張感が高まってくる。
レイが静かに聞き入れ、ルナマリアが微かに震えている。無理も無い、敵は大艦隊だ。
シンも、落ち着いた様子とは裏腹に、腹の辺りが重くなるのを感じていた。
『地球軍は本艦の出向に対して網を張っていたと思われる。また、砲塔を向けられてはいないが、オーブ軍が後方に展開。領海へ引き返すこともかなわない』
チャンネルをつなぎっぱなしのメイリンが、寒々しそうに震えた。負ければ死ぬのだ。
死……そうだ、今シンは軍人なのだ。負ければ、戦いに敗れれば死んでしまう。
シンはグリップをきつく握り締める。
(そんなこと、させるもんか!)
『我らには、前方の地球軍艦対突破のほか活路は無い。
これより開始される戦闘は、かつてないほどに厳しいものになると思われるが、本艦はなんとしてもこれを突破しなくてはならない!』
『諸君らの奮起に期待する!!』
タリアが締めの言葉を継げると、メイリンが「コア・スプランダー発進どうぞ!」と震える声色で告げる。
ミネルバから飛び立ったコア・スプランダーが、チェストフライヤー、レッグフライヤーとドッキングする。
フォースシルエットを背負い、ただ一機の航空戦力になったインパルスに、タリアは微かな希望を胸に抱く。
彼女もまた、こんなところでは死ねないのだ。本国に残した幼いわが子を、残してはいけない。
「シンには発進後、あまり艦から離れるなと伝えて。レイ、ルナマリアのザクは甲板上からシンのサポート
および上空の敵を狙撃!”イゾルデ”と”トリスタン”は左舷の巡洋艦に火力を集中!左を突破する!!」
宇宙での戦闘を前提に造られたザクは、空戦することが出来ない。
ここにきて、大気圏内での戦闘に対応する装備が無いことが恨めしく思えた。
副官のアーサーが、CICで指示を振るう。
『イゾルデ、ランチャーワン一番から四番、パルジファルてー!!』
目の前に広がる大艦隊に風穴を駆けるべく、ミネルバは敵艦隊にミサイルの雨を降らせる。
インパルスが、敵最新鋭量産型MS『ウインダム』に対し勇猛果敢に飛び込んだ。
こうして、ミネルバにとって絶望的な戦いの火蓋が、今切って落とされた。
177 名前:864[] 投稿日:2014/08/10(日) 18:22:44 ID:fGOEWrK20
「行ッけぇえええ!!!」
自分を奮い立たせるように叫び、シンは突貫する。
立て続けにビームライフルを3連射。歪な三角形を描くビームが、点ではなく面で敵MSに飛んでいく。
出撃したばかりで固まっていた敵が2機、インパルスのビームに貫かれた。
爆散する敵機に目もくれず、シンはインパルスのスロットルを全開にして、敵の只中に飛び込む。
ウィンダムが隊形を組んでビームを撃ち返して来る。シンはそれをシールドで防ぎ、回避運動を取らせ、敵の陣形の中を猛然と駆け抜けていく。
シンは反撃することなく、鋭く駆け抜ける。圧倒的な速度のインパルスにより、敵の陣形が一瞬崩れた。
無防備になったインパルスの背中を打とうと、ウィンダムが振り返る。次の瞬間、エネルギーの奔流がMS2機を飲み込み、撃墜する。
ビームの先には、ルナマリアの赤いザクが巨大な砲塔、オルトロスを構えていた。
「ナイスサポート、ルナ!」
『あったりまえでしょ』
『シン、後ろは気にするな』
「ああ、任せたぜレイ!』
シンには頼りになる仲間がいる、守りたい者たちがいる。
レイのザクが、バックパックからファイヤビー誘導ミサイルを撒き散らす。
インパルスのことを取り囲もうとしていたウィンダムの幾つかが被弾し、包囲陣形を作れずにいた。
ビームライフルを腰にマウントし、ビームサーベルを抜き払う。シンは得意の近接戦闘に持ち込み、
接近戦をすることで、敵がビームを打ちづらい状況を作り出していた。乱戦になれば、下手にビームを撃つと味方を巻き込む。
ビームを打つことを躊躇う一瞬の隙を逃すことなく、シンは敵を一機また一機と落としてく。
「いけますね、艦長!」
「油断は禁物よ、アーサー。メイリン、状況が動くかもしれない。いつでも指示を出せるようにしておいて」
「了解!」
まだ敵の数も多く、予断を許さぬ状況ながら、MS隊の巧みな連携により希望が見えかけていた。
レイがシンのフォローをしつつ、ミネルバに敵が寄り付けないようビームで迎撃する。
ルナマリアが腰に下げているハンドグレネードを投擲、爆発により敵機の幾つかに損傷を与えた。
アーサーが、CICにて迎撃の指示を飛ばす。まるでハリネズミのごとく、ミネルバは弾幕を張り続ける。
いける、包囲網を突破できるぞ!ミネルバブリッジの誰もがそう思う中、バードが何かに気が付いた。
「敵艦隊より、機種不明機発進!これは……」
「なに、明確に答えなさい!」
「モニターに映します」
バードをフォローするように、メイリンがモニターを切り替える。
ブリッジのメインスクリーンに映し出されたそれは、今までに見たことも無いものであった。
まるで亀の甲羅のように肉厚なボディ。甲殻類のものを思わせる凶悪なツメ。
「なんだアレ!」「地球軍の新型……」「あんなにデカイ!!?」
ミネルバのブリッジが騒然とした。ようやく、突破できそうな希望を抱きかけたというのに。
敵の司令部は中々にしたたかだ。戦いの流れを強引に奪い返した地球軍に、タリアは煮えくり返りながらも指示を出す。
「あんなものに取り付かれたら終わりよ!アーサー、タンホイザー起動!アレもろとも左前方の艦隊をなぎ払う!」
「ええ!!?し、しかし大気圏内で……」
「沈みたいの!」
「いえ、タンホイザー起動。メイリン、インパルスには斜線上に入るなと通達!」
「りょ、了解」
349 :
代理:2014/08/10(日) 22:04:08.57 ID:???
178 名前:864[] 投稿日:2014/08/10(日) 18:23:21 ID:fGOEWrK20
艦首から砲身がせり出す。ブリッジでエネルギーがチャージされていくのが分かる。
だのに、敵のMAは不気味に、その場から動こうとしない。こちらが攻撃することは分かっているはずだ。
嫌な予感がタリアを襲った。一瞬タンホイザーを取りやめようかとも考えた。だが、もう遅い。
エネルギー充填を終え、次の瞬間アーサーが発射の指示を下す。
「タンホイザー、てー!!」
ザクのオルトロス砲などとは比べ物にならないエネルギーの塊が、砲身から放たれる。
白い閃光が辺りを包む。陽電子砲の光が掠めた海面を蒸発させながら突き進む。
新型MAは奇妙な行動をとる。海面の対し直立するように、その場に機体を傾ける。
まるで自分の背後にいる艦隊を守るようだ。
陽電子に飲まれ、巨大MAは消滅するはずであった。事実、付近にいた敵小艦艇は一瞬にして消えた。
光が収束していく。水蒸気のもやと、光が消え去った後に残った光景に、タリアは息を呑んだ。
彼女だけではない、この光景を目にしたミネルバクルー全員がショックを受けていた。
新型MAは何事もなかったかのように、その場にたたずんでいた。
「やはり、これからの戦場の主役は、こういった大型MAになっていくだろう。ザフトを真似て造った蚊トンボのようなMSよりもな」
地球軍艦隊の総司令は、モニターを眺めながら呟いた。口元にはいやらしい笑みを浮かべている。
先ほどまでシンたちの活躍により、戦場の流れはミネルバに傾いていた。
その流れを奪い返したのは、誰の目に見ても明らかだ。地球連合軍新型MA『ザムザザー』
艦隊を守るように展開していた陽電子リフレクターを、ザムザザーはしまう。
MAがスラスターを噴かし、機体をユラユラと揺らす。MAの巨体が、ミネルバを力でねじ伏せようというのだ。
圧倒的な力で、宇宙のバケモノどもを叩き潰す。デモンストレーションとしては最高の見せ場だ。
総司令の笑みが、ますます深くなっていく。MAに突撃の指示を下そうとした瞬間、索敵が声を上げた。
「指令!正体不明の何かがこちらに接近してきています!」
「なんだ、こんなときに。オーブ軍のヤツラか!!」
罵倒するように、指令は問いただす。そう、この戦場に近づいている者たちがいた。
この世界とは異なるところより迷い込んだ、彼らの乗ったあのMSが……。
猛スピードで、そのMSは戦場に舞い降りた。
青と白の色鮮やかな機体、ダブルオークアンタ。常時放出しているGN粒子が、戦場に薄く広がっていく。
美しい光の粒子が、レーダーや通信が次々と機能不全としていく。戦場が一時的に止まる。
地球軍も、ミネルバも、オーブも、戦場にいる全ての者たちが、突如舞い降りたクアンタへ視線を向ける。
突然の通信不全に伴う戦場の混乱に、どの軍も慎重になった。
コックピット内にいる刹那は、思い描いていた行動に移る。
「GN粒子放出量を最小に。フェルト、光通信でこう伝えてくれ」
「え……本当に?」
「ああ、頼む」
GNソードを腰にマウントし、戦う意思を示さないダブルオークアンタが取った行動は意外なものであった
350 :
代理:2014/08/10(日) 22:15:32.08 ID:???
179 名前:864[] 投稿日:2014/08/10(日) 18:26:47 ID:fGOEWrK20
以上!はい、せっさんたち戦闘してないですね。
でも、あっちこっちに伏線と取れるものがあるような気がしますので整合性
とれるか今からがくぶるです。
では、ご意見ご感想いただけましたら幸いです。
追記
戦闘シーン苦手なんで、次話でせっさんがあまり活躍しなくても怒らないでくださいまし
以上終わり
したらばで48行フル書きでしたので一部分割してます
>>344-345と
>>347-348は分けてますので編集の折にはご留意ください
さるさんに何回引っかかってすいません
864氏、代理さん、乙
864氏と代理の人乙
前回投下されたシーンからいきなりここまで飛ぶとは……正直不意を突かれました
こうなると次回以降で描かれるであろう慰霊碑前のシーンが余計に気になりますね
それと今回は誤字脱字が結構目立ちました(オーブ出向→オーブ出港、指令は→司令は等)
日常生活の合間を縫ってSSの執筆をするのは結構大変でしょうけど、投下前には
文法の間違いや誤字脱字のチェックをよろしくお願いします
ちょっときつい事を言ってしまいましたが続きを楽しみに待ってます
乙です
戦闘が目的じゃないのなら刹那は何しに来たんだろう?
乙です。
>>353 対話(物理)に決まってるじゃないか
姿見せちゃって大丈夫なんかな
まだ介入は早いと思う
901氏&864氏&代理の人乙
>>328 一年戦争はもっと酷いぞ、白い悪魔がガンダムにinしたのが9月18日
それから大晦日まで3ヵ月もないのだから
それを言うならVはウッソがシャッコー強奪〜エンジェルハイロウの最終決戦が2ヶ月だぞ。
まぁ他と違ってレジスタンスの抵抗戦だったけど
VはVガンが試作機ではなくて量産機なんで、初代や種とは条件が違うな
量産機のくせに変形無しで空飛べてビームシールドも完備、
バックパック装備で拡張性もそれなりって結構チートだな>Vガン
機体特性やサイズ的にサナリィ系っぽいのにザンスカ系のがサナリィなんだよなぁ
V2も本編が始まるかなり前から開発されてたものだしな
MS云々より、僅か2ヶ月でカテ公があそこまで突き抜けた事の方が恐ろしい
>>356 一年戦争後半も結構な詰め込み具合だよねw
1月3日にMSの存在を知らされて、どこかで鹵獲して、9/18にガンダム出来ました!
で、データ取得しつつ、マチルダさんがデータ運びつつ、をやって
11/30(2ヵ月半)でジャブロー大攻勢、ここの時点でジム生産ライン出来あがってる
データ取り用の機体があるとはいえ、2ヶ月で新型が完成
(MSVや外伝も採用するなら)そこから異常なまでのバリエーションも作られてたりでジム系もかなりの急ピッチやね
戦争が技術を発展させた、というアレなのかしら
現実の戦争でもそんなかんじなのかね
戦争は金は喰うが技術の発展とかもそれ相応にはあるからな
最近じゃゲリラ部隊がミサイルで航空機落とせるレベルだし
昔はゲリラ部隊は爆弾持ち込みでやってたのにな
お待たせしました。
今回は会議?パートです。
11月某日。地球連合の会議が行われていた。
「今日の議題はモビルスーツの正式採用についてです。現在の進捗状況を発表していただきます。
初めにハルバートン大佐、どうぞ」
「は!」
演壇に上がり各種データをモニター上に表示し、説明を始める。
「製作中の機体に共通する装甲としてフェイズシフト装甲を採用してます。電力を流すことで実弾を無効化します。
そして、こちらが現在製作中のモビルスーツです。
コードネーム『デュエル』、この後に発表する4機の元になった機体です。
武装は頭部に75mm対空自動バルカン砲塔システム イーゲルシュテルン、
手持ち装備に175mmグレネードランチャー装備57mm高エネルギービームライフル、350mmレールバズーカ ゲイボルグ、ビームサーベル、対ビームコーティングを施したシールドです。
「次がこちら、コードネーム『バスター』
後方支援向けの機体でごらんの通り武装が豊富になる予定です。
両肩に220mm径6連装ミサイルポッドを装備、左腰に94mm高エネルギー収」
「ああ、すまん、ハルバートン君、正式な武装名を言ってくれるのはいいのだが長すぎる。次からは略式で言ってくれ。」
「了解いたしました。
『バスター』の武装は両肩にミサイル、左腰にビーム砲、右腰に散弾、そしてこの武装はそれそれに小型電源を装備し、連結することでそれぞれの威力が上がります。
以下、ブリッツ、イージス、ストライクと続きますが長いので省略
以上、5機になります。」
「質問、よろしいですか?」とアズラエルが挙手をしながら議長に話しかける。
「アズラエル氏、どうぞ」
「実際に完成しテスト運転しているのは?また、製作中の機体はどこまでいってるのですか?」
「ハルバートン大佐、回答を」
「・・・現在、完成しているのは『デュエル』です。が、OSの調整に戸惑い歩くのが精一杯です。残りの機体は製作中です。
「次にアズラエル氏、どうぞ」
「わかりました。説明はこの開発主任であるティエリアが発表します。」
「開発主任のティエリアです。まずはこちらの映像をご覧下さい。」
モニターに映し出されたのは巡航形態で飛行するフラッグ、それが人型に変形し飛行機では取れない機動で回避運動を行っている。
「機体名『フラッグ』ご覧の通り飛行形態と人型と変形できます。
武装はミサイル迎撃用の機銃、翼と両足にミサイル、手持ち武装兼機首になるライフルとソニックブレイド、左腕に装備している棒状のものがディフェンスロッドです。」
小隊以上での運用を想定し、航空機以上の汎用性を持たせた機体です。
機体には水素エンジンを搭載し、燃料は水から精製する水素です。このエンジンで発電もできるので、バッテリーのみの機体より長時間の作戦行動が可能です。」
一旦区切り、周りの反応を見るが誰もがこれで決まった。というような顔をしている。だがここでティエリアが爆弾を落とした。
「次の映像をご覧下さい。普通のパイロットが変形を行った時の映像です。」
飛行しているフラッグが変形をする。先ほどの映像と違い、機体のバランスを崩し明らかに安定を欠いていた。
「このパイロットは航空機を100時間ほど乗っています。が、変形した時のGでバランスを崩しています。そのためエースパイロット用での配備がふさわしいと考えます。」
周りの空気を読むため間を空けるティエリア。
「そのため、別の機体を量産型として配備することを提案します。」
モニターに映った機体、それはティエレンという名前のモビルスーツであった。
「最前線ではメンテナンスをする資材が限られてきます。なので破損を前提にブロック単位で交換ができるように設計されてます。
装甲ですが、Eカーボンを積層で積んでますので重くなってますが同じ大きさの金属より遥かに軽く、かつ硬くなっております。」
お互いの説明が終わり、その後の議論が長時間に及んだ。
実用性の他、それぞれの派閥の利害、建前、予算など会議は3日間にも及び以下の事が決定した。
@ハルバートン大佐は、モビルスーツ開発に一応の成功を収めたので少将に、そして第8艦隊の指令に就任。
AG計画は続行し、5機のモビルスーツを完成させること。
Bビーム兵器の情報はハルバートン側からアズラエル側に提供すること。代わりにアズラエル側はフラッグのOSを提供すること。
Cフラッグの実践配備を決定、エースクラスのパイロットに機種転換訓練を行い地上には12月後半、宇宙には1月後半に配備することを目標。
Dティエレンの開発、製造は地球連合が主導で行うこと。
以上が会議で決まった。
余談だが、フラッグのOSでデュエルを動かそうとしたがPS装甲などの特殊装備の影響で動かすことも出来なかった。
以上です。
あと2ヶ月ほどでアークエンジェル組の出番です。
>>368乙!
フラッグやティエレンのOSではG兵器は動かせなかったか。
いかにG兵器が欲張り過ぎて複雑化したのかって事なのかな?
>>Eカーボンを積層で積んでますので重くなってますが同じ大きさの金属より遥かに軽く、かつ硬くなっております。
重くなってないじゃん
Eカーボンを積層で積んでますので(フラッグより)重くなってますが以下略
って感じか
従来の航空機に比べて体積比では重いのは確かだろうなー
可変機構とかもあるし
って、鉄人のことだったわ
フラッグOSでGが前倒しで稼動すれば略奪イベントが回避できたかもしれないのに残念だな。
その場合、スパコキラさんが歴史の陰に埋もれるが。
901氏乙〜
>>375 どんな環境下に於いても装甲全体に一定に保った電流を流し続けてある位相を維持し
被弾した場合も更に電流を流し装甲に劣化等を生じさせないなんていうプログラムとか凄く面倒そう
後はまあ、多少調整したとしてもPSVのOSで3DSは動かせないよなって感じ?
乙です
果たして後にダガーは製造されるのだろうか
ダガー量産するよりかはティエレン量産した方が安上がりな気がするな
鉄人桃子(相当)の名が鉄人ダガーになるかも
CEのMSの方が兵器以外の目的への適性が高いような気がするし、ナチュラル用人型汎用重機としてワンチャン?
フラッグは空中変形しなけりゃ良いだけなんじゃ……
901氏乙
鉄人とダガーのお見合いですね、判ります
鉄人もブサイクなだけであって、資材運搬から人命救助を余裕で出来てるんだよな
折畳み式の羽で空中もある程度飛べるし、砂漠地帯ではホバー移動とダガーの存在意義が・・・
CEはOSとパイロット次第でほぼ人間と同じ動作をさせられるから、人に近い体型と換装なしの地形適応が売りかな?
まあそもそもティエレン自体最低でもファントンと05式ティエレンの量産機2世代を踏んでる機体だし
本来ならストライクダガー(105やデュエル系は普及してなかった)ウィンダム(ダガーLは105の簡易量産型)の
次の量産機体、さらに言うならフラッグはその次の世代の量産試作機にあたるわけで
本来なら1話に出てきたアンフや、リアルド&ヘリオンを劣化させたような機体と比較されるべき機体なんですな
ほ
ところで、
>>378氏ってもう完全にエターなの?
諦めるしかないの?
“完全に”かどうかと聞かれると、長編SSスレだと数ヶ月越しに投稿されるパターンも無くはないから断言しかねる
リアルの事情とかで無理になったなら仕方ないけど、今もスレを見てて「期間が空きすぎて投下しにくいなぁ」とか
思ってるなら気にせず投下してほしい
387 :
通常の名無しさんの3倍:2014/08/20(水) 10:00:34.73 ID:DW5RVNIP
必ず刹那・F・セイエイは種と種運命に武力介入して欲しい
絶対に刹那・F・セイエイは種と種運命に武力介入して欲しい
確実に刹那・F・セイエイは種と種運命に武力介入して欲しい
100%刹那・F・セイエイは種と種運命に武力介入して欲しい
十割刹那・F・セイエイは種と種運命に武力介入して欲しい
もし378氏が投稿再開するなら暖かく迎えてあげようぜ
暖かく迎える事はあっても、冷たくする事はないものね。
誰であろうと投稿、再投稿共に大歓迎
391 :
通常の名無しさんの3倍:2014/08/21(木) 00:06:33.36 ID:vFf9Drys
商人天使アズラエル×擬態幼女えるすたん、とか誰か書いてくれないかなぁ
上がってた、ごめんなさい
つまんね
お待たせしました。
相変わらず短いですがどうぞ
12月某日、フラッグの機種転換訓練を終えた人数は27人となった。
慣熟訓練の他にマナーを叩き込まれているのも他にはない特徴だ。
ティエリアの前には今日で訓練を終える9人が整列し訓辞を待っている。
「君たちは今日で訓練を終え、カオシュンに向かうことが決まっている
そしてこれから出向く戦場では諸君らの命を賭けてもらうことになる。そんな状況でもフラッグファイターとして紳士に対応できるよう努力を重ねて欲しい。」
ティエリアが全員を見回し
「目を閉じろ。そして思い出せ、刹那との模擬戦を。」
その模擬戦を思い出したのか顔を顰めるもの、一瞬震えるものなど様々な反応があった。
「目を開けていい・・・君たちはエースパイロットとして名前が売れるぐらい強い。だが、上には上がいることを忘れるな。以上だ。」
お互いに敬礼をし、去っていく9人を見送りながら近くにいた刹那に話しかける。
「こういう役は慣れていない。」
「・・・似合っているぞ。可愛い教官殿。・・・すまない。」
かくしてフラッグの全9小隊27機はカオシュンに配備されることになった。
C.E1月15日 ザフト軍によるカオシュン侵攻
軌道上からの降下部隊と海運された地上部隊によるカオシュンのマスドライバー制圧作戦
初動が遅れ、戦線がズタズタにされかけた連合であったが、フラッグの全小隊が到着した。
『フラッグファイターのクリス・ハワードより全部隊に告げる。あと30秒で到着しミサイルを発射する。
その後、残存部隊は至急ポイントβまで戦線を後退させよ。殿は我々が受け持つ。繰り返す、ポイントβまで戦線を後退させよ』
通信を切り、深呼吸をした後にフラッグの全小隊に通信をかけた。
『リーダーより各機へ、ミサイル斉射後、各中隊ごとに移動、5分後に離脱。』
『『了解』』
『これがフラッグの初陣だ。全員死ぬことは許さん!いくぞ!全機ミサイル発射!』
フラッグの参戦により初戦の被害を最小限に抑えられた連合は立て直しを何とか成功させる
危険なポイントにフラッグが強襲を仕掛け、押し返すのだが多勢に無勢、フラッグの絶対数が足りず徐々に押されていく。
そしてカオシュン基地は同月26日に陥落したが、多数の兵が脱出に成功していた。
フラッグ全体での戦果は50機以上のモビルスーツを戦闘不能にし、被害は2機が中波しただけであった。
モビルスーツに否定的だった連合軍の将兵もこの戦果を聞き、態度を改めていった。
以上です。
最近刹那が空気なのは仕様です。
乙です
乙です
399 :
通常の名無しさんの3倍:2014/08/24(日) 14:53:26.65 ID:2M+m6h/p
乙でした
誤字かな?と思うので、最後から2行目
☓ 被害は2機が中波しただけであった
○ 被害は2機が中破しただけであった
>>367 > 余談だが、フラッグのOSでデュエルを動かそうとしたがPS装甲などの特殊装備の影響で動かすことも出来なかった。
これって特殊な部分を切り捨てれば動くってことなのかな
たとえば武装をソニックブレードとリニアライフルにしたストライクダガー・PS装甲をオミットしたデュエルとか
>>400 それ以前に可変機のOSを使って非可変機を動かそうとするのが無茶だよな
864氏は投下ないのかな
901氏乙
初陣で50機てザフトからする大痛手だよな
ヤキン・ドゥーエでエターナル追撃した部隊が50機だし
公式設定だと
地球圏のコーディ総人口5億人、全プラント(ユニウス含む)が収容出来る最大人数は僅か6000万人
地球の総人口150億、プラントと地球人口差は1:500(ナチュラル)
4億4000万のコーディは地球国家在住になるが、よく戦争仕掛ける気になったな
キルレシオやべえな……
数で勝る地球軍がこんなの手に入れたらあっという間に勝負がつくんじゃないか?
ただその資料、そのまま信用する気にはあんまりなれんのよね
NJ投下時の被害が地球人口の10分の1で10億ってなってる上に150億の時点でS2インフル後だから
開戦前の数年でL4に移住したか、取り上げられない程小規模な事故が連続して起こったのかは知らないけど
50億が謎の死を遂げたことになってるから
コーディネーターは世代を重ねると出生率が下がるみたいだけど、そんなんでよく新人類を名乗れるな
>>407 羽クジラ 「あなたはそこにいますか?」
>>407 自分たちの知恵で乗り切れるって信じてるからな
歴史が浅くて挫折の記憶がないからこその傲慢だろうかね
>>406 それでも90億対6000万人なんだよな・・・
国力比150倍なんてジオンも真っ青
理想値の時点で
“全ての戦場”において“全ての兵器”のキルレシオが15:1、でようやく互角の計算だからなぁ
元々なら何十年も続いた平和のお陰で今の日本みたいな日和見や戦争アレルギーな人間が大半だったろうに
下手にNJ全域投下なんかして1/10(人間関係が壊滅してなければ友人知人の1人は死んでる計算)殺すから......
切り裂きエドは原作のレイダーの代わりにフラッグに搭乗する事になるのかな? 待てよ!? フラガ大尉の乗機もどうなることやら!!
>>412 ウィンダムでフリーダムと渡り合ってたし余裕で乗りこなせそうだな
俺が気になるのはブーステッドマン組かな
コーディネーター(笑)で生体CPUの研究は完全凍結だろうし
幼少期から教育を受けてきた中からの選りすぐりのエリートだから薬なしでもかなりの脅威になるだろうな
414 :
通常の名無しさんの3倍:2014/08/27(水) 17:26:26.99 ID:U3bFC3ZS
>>413 前期三馬鹿はNJ後の地獄で罪を犯して司法取引で生体CPUになってるし
後期三馬鹿は種時点(正確には種本編より数年前)だとまだ10才前後だからMSに乗れるような年齢じゃないし
どちらかって言うと劾やソキウス辺りがぎりぎり存在するかなってレベル
それ以前にブーステッドマンの研究施設は……。
ねぇ、せっちゃん?ELSクアンタでどこ行って来たん?
150:1ってどのくらいかなあって思った
アメリカ人口 3億1千万 vs 栃木県人口 2百万人
ハハハッ
栃木すげぇ
とちおとめ買うわ
418 :
通常の名無しさんの3倍:2014/08/27(水) 19:32:54.85 ID:b1eWPRAd
>>412 やっぱ北大西洋連邦=ユニオン?
ユーラシア連邦はAEUより人革連っぽい国だが
栃木がアメリカ全土を阿鼻叫喚の渦に巻き込んで数年間戦争を続けた挙げ句
大西洋&太平洋上の無人島やアメリカの一部の州議会を栃木県議会に吸収したわけか
>>420 一応種でも東アジア連合として東アジア及び東南アジアに当たる地域に連合構成国家があるよ
首都的に中華民国の方が手動握ってるんじゃないかとか言われてるけど
421 :
通常の名無しさんの3倍:2014/08/28(木) 05:24:31.12 ID:G7WclTh+
必ず妄想して欲しい
絶対に妄想して欲しい
確実に妄想して欲しい
100%妄想して欲しい
十割妄想して欲しい
一応妄想して欲しい
多分妄想して欲しい
もしも妄想して欲しい
仮に妄想して欲しい
例え妄想して欲しい
寧ろ逆に妄想して欲しい
他に別に妄想して欲しい
当然正反対に妄想して欲しい
特に妄想して欲しい
勿論妄想して欲しい
無論妄想して欲しい
確かに妄想して欲しい
もっと更に妄想して欲しい
公式資料で判明してる最大でのキルレシオ比が
>>404 実際に所属してるのだけで判明してる人数だと
地球の総人口100億±10億、エイプリフールクライシス後
プラントの総人口2000万〜3000万、ユニウスセブン崩壊後
CE70年2月7日地球軍結成当初の総兵力 3850万人(200万人は地球在住コーディネーター)
ここから南アメリカ合衆国を吸収したりNJの件とか考えても、アメリカvs栃木よりマシな筈
3850万人だとアロウズより少ないのか
425 :
通常の名無しさんの3倍:2014/08/29(金) 21:55:40.70 ID:lpOrDdAw
>>416 というよりイスラエルとアフリカ全部みたいなイメージ
426 :
901:2014/08/30(土) 08:03:00.04 ID:???
携帯からですが901です。
すいません、PCがおかしくなったので今週は多分お休みします
了解だぜ、まったり直してくれ
了解です
429 :
代理:2014/08/30(土) 22:59:00.17 ID:???
今日も861氏が来てたので
お気付きの方支援していただけると助かります
181 名前:864[] 投稿日:2014/08/30(土) 21:55:22 ID:M1yA5kk.0
2X?話パートU!
430 :
代理:2014/08/30(土) 22:59:27.44 ID:???
182 名前:864[] 投稿日:2014/08/30(土) 21:55:55 ID:M1yA5kk.0
戦場を止めた刹那が取った行動は、あまりに不可解なものであった。
『コチラニ敵対ノ意思ナシ、停戦サレタシ』 クアンタから発せられる光通信は、ただこれを繰り返す。
地球軍の総司令は、突如現れた刹那たちに対して鼻で笑った。
「フン。いきなり現れたと思えば、何を。攻撃再開しろ、あのMSもザフトのものに違いない!」
「ですが、もしオーブのものであれば……」
「ヤツラにそんな度胸など無い!! 我らに組せねば再び国が滅ぶのだぞ。かまわん、攻撃再開!」
「りょ、了解!!」
連合軍がクアンタを敵と断定したとき、ミネルバでは違う判断が下されていた。
次から次へと変わる状況に、タリアは息苦しく思いながらも決断を下す。
「敵じゃないというなら、対応する必要はないわ!」
「艦長!!?」
「私たちに、あのアンノウンまで対応できる戦力はないわ。それに、あれが地球軍をひきつけてくれるならもうけものよ」
未だ連合軍の包囲網を崩すことの出来ない。それに、背中に張り付いているオーブ軍艦隊。
そして、戦場に乱入してきたあの未確認MS。とにかく、突破することだけを考え、タリアは指示を下した。
「メイリン、シンたちにあのアンノウンは攻撃しないよう伝えなさい。
もし、向こうから攻撃してきたときは、反撃を許可します。
あの未確認機のデータがほしいわ。モニターするのを忘れないで!」
「了解!インパルス、レイ機、ルナマリア機、聞こえますか……」
戦場を支配していたGN粒子が薄れ、通信機器が回復すると、地球連合軍は動き出した。
空中で停滞していた地球軍MS、ウィンダムが3機一編成でクアンタに襲い掛かる。
連合のパイロットたちは、巧みに連携しビームの雨をクアンタに降らせる。
地球軍は戦いをやめる気を見せない……だが、刹那は反撃をしなかった。
431 :
代理:2014/08/30(土) 23:00:05.01 ID:???
183 名前:864[] 投稿日:2014/08/30(土) 21:56:55 ID:M1yA5kk.0
小刻みに機体を動かし、襲ってくるビームを全て回避する。
ほとんど最小限の動きで攻撃を躱すクアンタに、連合のパイロット達は背筋に冷たい汗が流れた。
幼少から戦場を駆けてきた経験。イノベイターに変革したことで得られた先読みの感。
そして、刹那の能力を十全に発揮してくれるダブルオークアンタ。
ELSの圧倒的な攻撃を掻い潜った刹那にとって、地球連合軍の攻撃はさして脅威ではなかった。
敵の編隊がもうひとつ加わる。6機のMSによる攻撃が続く中、それでも刹那は反撃をしない。
ついに敵の一機が痺れを切らした。味方のビームの間を縫うようにクアンタに向かって突貫する。
腰に装備されているビームサーベルを抜き、大上段からクアンタを切り裂こうとする。
あまりに不用意な攻撃、隙だらけだ。避けるのは容易いはずだったが、刹那の体は違う反応をした。
クアンタの左腰にマウントされているGN-ソードが振り抜かれる。
左手で逆手に握ったGNソードが、ウィンダムを下から切り上げていた。
ビームサーベルを握り締めていたウィンダムの左腕と、頭部が逆袈裟に切り裂かれ、海へと落ちる。
「クッ」
刹那の表情が苦悶に歪む。戦場で培ってきた防衛本能が、彼の意思を無視し働いた。
こうなっては仕方ない。刹那は繰り返していた光通信をやめ、右腕にGNソードを構え直す。
「フェルト、防衛行動に入る」
「了解」
刹那の介入宣言に、フェルトが頷きシートから体が動いてしまわぬよう力を込めた。
先ほどまでとは違い、クアンタが戦闘モードに入る。
この戦場にいる全てのものたちが、CBの……ダブルオークアンタの力の一端を目の当たりにする。
機体性能ではない、刹那の存在感に戦場の空気が支配された。
数機のウィンダムが、クアンタを取り囲むように仕掛けてくる。
あるものは背後からビームで狙撃し、2機掛りで近接戦闘を仕掛ける。
背後から迫り来る殺気を読み取り、あっさりとビームを躱し、2体掛りの攻撃を裁いてみせる。
時に左肩のシールドで体当たりをして敵機の攻撃を逸らし、GNソードでウインダムの右腕部を切り落とす。
包囲していた敵の攻撃が、一瞬止む。刹那は素早くGNソードをライフルモードにして狙撃する。
狙い撃ったのは、攻撃を仕掛けてきている敵MS部隊に対してではなかった。
離れたところで戦っているインパルスをフォローし、なおかつその付近にいる艦隊の喫水線に向けてのであった。
432 :
代理:2014/08/30(土) 23:00:55.81 ID:???
184 名前:864[] 投稿日:2014/08/30(土) 21:58:38 ID:M1yA5kk.0
(刹那。海上で艦隊に包囲された際、最小限の損害で潜り抜けるには、どうしたらいいと思う?)
(決まっている。ブリッジを叩く)
もう、8年近く前の光景を、刹那は戦いながら思い出していた。
トレミーのブリーフィングルームで、スメラギが刹那と今は亡きロックオンに戦術講義をしている。
刹那は答える。頭を潰せばどのような部隊であっても、烏合の衆と成り果てる。
確かに、それも答えである。だが、スメラギの唱える最も最小限の被害とは到底いえなかった。
小さくため息を吐き、スメラギがもう一人のガンダムマイスター、ロックオン・ストラトスに問いかける。
(あなたはどういう答えかしら、ロックオン)
(そうだな、船底に浸水しない程度の穴を開ける、かな?)
(そうね。私の求める問いの答えとしては、ロックオンのほうが正しいわ。
より最適な解としては、船底ではなく、喫水線のほうがいいけれどね)
(喫水線に穴を開けることで、船舶は航行能力を削がれるわ。そして、その艦を守るためにMSを防衛に回さなければならない。うまくすれば、無用な血を流さなくてすむわ)
(…………)
顰めた表情をしている刹那を見て、スメラギは内心で可愛い一面があるじゃないと思っていた。
パイロットの個人情報は秘匿されているがため、刹那の過去をスメラギは知りえない。
だが、愚直に武力による戦争根絶を目指し、ガンダムに並々ならぬ思いを寄せている刹那に、スメラギはアンバランスな危うさを感じていた。
肩をすくめて、スメラギは胸のうちに宿った思いを留めておくことにする。
まだ、武力介入を開始するまで時間はある。自分に出来る全てを教え、そして生き残る力をこの少年に与えよう。そう、今度こそ大切なものたちを守るために……。
(次にいくわよ。以下の状況にあるとき、もっとも戦果を出せる戦術フォーメーションは、どうしたらいいと思う?)
(若いな……スメラギ)
今ならわかる。あの時、自分がどれほど危うい存在であったかを。
そして、スメラギが、ロックオンが、仲間が与えてくれたものが、今の自分をつくり上げてくれているのだと。
クアンタを取り囲む敵機を捌きつつ、敵が戸惑っている一瞬の隙をつき、狙撃を続ける。
艦の先端の喫水線を貫き、地球軍の包囲網に致命的ダメージが積み上げって行く。
あれだけ刹那のことを取り囲んでいたウィンダムの数が、いつの間にか減っている。
今では片手で数えられるくらいしかいない。
433 :
代理:2014/08/30(土) 23:01:32.26 ID:???
185 名前:864[] 投稿日:2014/08/30(土) 21:59:09 ID:M1yA5kk.0
襲ってくる巨大MAの鉤爪を避けながら、モニターの端に映る光景に、シンは目を奪われそうだった。
アンノウンの圧倒的な技量。あれほど鮮やかにMSを動かすことが出来れば、もっと戦いが楽になるはずだ。
言葉にできない焦燥感と、嫉妬心にも似たものが、シンの胸を疼かせる。
ミネルバも善戦してはいるが、地球軍の圧倒的な物量に屈し、ジリジリと後退を余儀なくされている。
突破口を開こうと敵艦を落としても、後方に控えている艦が、すぐにその穴を埋められてしまう。
焦りがミスを生み、シンを危機に陥れる。
巨大なクローが、インパルスの左脚部をがっちりと掴んだ。海面に叩きつけるようにMAが振り回す。
ついに鉤爪の圧力に屈し、インパルスのバッテリーが切れた。VPS装甲が落ち、脆くなった間接部の辺りから脚部がちぎれる。
「しまった!!」
シンは思わず叫ぶ。敵が止めを刺そうとしている。肉厚な鉤爪が、ゆっくりとコックピットに迫る。
死ぬ?死を意識したシンの脳裏に、さまざまなイメージがよぎっていく。
両親が死に、妹とともにプラントへと渡った。心が壊れ、妹を入院させるために莫大な金が掛かった。
たった一人の家族の命を守るため、今日の食い扶持を稼ぐため、軍に入ることを決意した。
……奪うものを憎んでいたのに、今はその憎んだものになっている矛盾。
視界が薄れ、朦朧とするシンの頭に彼の言葉が思い出される。
『生きろ、シン。生きて−−−−生き抜いて、明日を掴め』
思い出した言葉とともに、腹の底からある想いが湧き上がる。
人として、純粋な欲求。生きることに対する、強い執着心。
(生きるんだ、守るんだ、救うんだ!!)
シンは、己に課した誓いを思い出すと、頭の中で何かがはじけ力が沸いてくるのを感じた。
鋭敏な感覚。今なら誰にも負ける気がしない。あのフリーダムにだって!!
インパルスに止めを刺そうとしていたザムザザーの鉤爪が、消し飛ぶ。
シンは視線を向ける。その先には、未確認MSがシンを守るかのようにビームを放っていた。
アンノウンが地球軍に向け攻撃を仕掛けている。一射、また一射、敵艦の先端の喫水線近くを正確に射抜く。
何であんなことをするんだ?疑問に思いながらも、素直にシンは受け止めその行動を真似した。
「ミネルバ!デュートリオンビームを!メイリン、レッグフライヤー、ブラストシルエット、射出準備!」
己の直感を信じ、シンは矢継ぎ早にミネルバに指示を振る。
モニターの向こう側で、ブリッジクルーが戸惑っているのが伝わってくる。
今は説明する時間すら惜しい。緊迫した声から察したタリアは、シンの指示に従うようメイリンに命令する。
434 :
代理:2014/08/30(土) 23:04:43.00 ID:???
186 名前:864[] 投稿日:2014/08/30(土) 22:00:16 ID:M1yA5kk.0
「シンの指示に従いなさい!何か勝算があるはずよ!」
「りょ、了解。デュートリオンチェンバー、スタンバイ。測的追尾システム、インパルスを捕捉しました!」
「レイ、ルナマリア!シンの援護、出来るわね?」
『了解』『任せてください!』
インパルスのエネルギーを補給する際に出来る隙を、レイとルナマリアでフォローする。
レイのザクが、残弾数が残り少ないファイヤビーミサイルを撒き散らす。
背後から攻撃しようとしていた数機のウィンダムが、ミサイルの迎撃に怯み追いきれなかった。
猛追しているザムザザーに向け、ルナマリアがオルトロスをがむしゃらに撃ちまくる。
「シンを、やらせないんだからぁああああ!!」
冷却や反動など一切考えず撃ち続けた結果、四連射目でついにオルトロスの砲身が自壊した。
だが、シンのフォローをするには十分すぎる程時間を稼いだ。その証拠に、ザムザザーはルナマリアの放ったビーム砲を受け止めるためにリフレクターを展開し、追撃の中断を余儀なくされていた。
「レイ、ルナ……ありがとな」
『デュートリオンビーム、発射!』
「了解!」
ミネルバのブリッジ左方の射出口から、一条のレーザーが放たれる。
インパルスの頭頂部にある受光部で受け止める。コックピットにあるエネルギーゲインが上昇する。
シンは、操縦桿を強く握り締めた。これで戦うことが出来る!
燃え上がるシンの闘志に反応するように、インパルスが矢のようにザムザザーに飛んでいく。
「この、宇宙の化け物どもがぁあああ!!」
ザムザザーのコックピットにいるパイロットの一人が叫んだ。突進してくるインパルスの気迫に飲まれぬためか、はたまた恐怖に飲まれたか。脚部に装備されたビーム砲で応戦する。
今のシンに、この嵐を避けきる技量はない。インパルスの前面にシールドをかざし、強烈なビームを受け止めながら前進する。さながら重戦車のように突貫していく様に、彼らは恐怖していた。
『こいつらは、死ぬのが怖くないのか?』『なんなんだ、お前は』『くたばれ、化け物がぁあああ!』
恐怖により、彼らは判断を鈍らせた。リフレクターを展開し、後退すればやられることはなかった。
だが、シンはこの一瞬の隙を逃すほど、お人よしでもなければ余裕があるわけでもなかった。
懐に飛び込んだ瞬間、シールドを手放しサーベルを抜き払う。
頭頂部めがけ、ビームサーベルを突き立てる。内部で暴発を始めた瞬間、シンはサーベルを手放し、すかさず叫んだ。
「ミネルバ、シルエット射出!!」
『了解!』
シンを信じて、メイリンはレッグフライヤーとブラストシルエットを射出させる。
脚部を破損したレッグパーツとフォースシルエットをパージする。ミネルバから送られてきた新たなレッグパーツとシルエットと装着する。機体の色が青から緑へと変化する。
先ほどのような空戦能力を失った代わりに、今のインパルスは大出力のビーム兵器を携えている。
海上をホバーリングしながら、シンはトリガーを引いた。
「いっけぇえええ!!」
白波をものともせず、ケルベロスビーム砲から放たれたビームが、敵艦の正面喫水線に当たる……
が、さしたるダメージを与えることが出来なかった。
435 :
代理:2014/08/30(土) 23:05:22.34 ID:???
187 名前:864[] 投稿日:2014/08/30(土) 22:01:30 ID:M1yA5kk.0
「なんで!」
シンは即座に思考する。海上から蒸発している水蒸気に空気。これらによってビームが拡散してしまう。
判断するや否や、シンはコックピットのキーボードを取り出し、出力調整をする。
今必要なのは破壊力ではない。確実に当てるための貫通力だ。ケルベロスビーム砲の威力を一点に絞る。
細く細く、確実に貫くために。すばやく入力を終え、シンはもう一度トリガーを引いた。
彼の思い描いていた通りの戦果を、インパルスは上げてくれる。
喫水線付近に着弾したビームが、敵艦の装甲に風穴を開け、浸水を始める。
流石に沈むほどの水量ではなかったが、確実に艦の足は落ちていた。その証拠に、動きが鈍くなった船を守るように、ウィンダムが艦の正面に張り付き始めた。
あの機体は、これを狙っていたのか!実践して、シンは初めて実感する。
被害を最小限に、戦火を最大限にする戦術に、シンは感嘆し納得した。
「いける。これなら突破できる!」
希望が見え始め、シンは沸き起こる闘争心を抑えることが出来ず、吼えた。
視界の端に、ウィンダムが映る。敵機に過敏に反応したシンは、肩部に装備されたレールガンを放つ。
あてずっぽで放たれたそれは、ウィンダムの右腕部分を吹き飛ばす。
もう一撃。確実に手負いのウィンダムを攻撃しようとしたシンの脳裏に、言葉が響いた。
『生きるために、戦え!』
強く響いたその言葉に、シンはハッとした。
憎しみで攻撃しようとしたシンの手が止まる。地球連合軍はシンにとっては両親の敵だ。
連合が攻めてこなければ、父も母も死ななかった。憎しみが、殺意がシンを支配しようとしていた。
だが、シンの胸に沸き起こったのは、憎しみよりももっと大切なものであった。
ミネルバにいる仲間たちを、レイを、ルナマリアを守りたい。プラントで待っているマユを守りたい!
刹那の声で響いた言葉が、シンに大切なことを思い出させてくれる。
頭を強く振って、胸の内に沸き起こる黒いものを追い払う。
「守るために、生きるために、俺は戦うんだぁああ!!」
レール砲、ミサイル、ケルベロス砲。
ブラストインパルスの全ての兵装を使い、シンはミネルバの活路を開くために戦う。
命を奪うためではない。生きるために、生き残るために、シンは死力を尽し戦おうとしていた。
刹那の戦法を真似るように、シンも艦の喫水線を次々と打ち抜いていく。
436 :
代理:2014/08/30(土) 23:05:48.78 ID:???
188 名前:864[] 投稿日:2014/08/30(土) 22:02:22 ID:M1yA5kk.0
「どうなっているんだ!報告どうなってる!?」
「ザムザザー、大破!アンノウンを迎撃していたウィンダムの大半が、艦隊の防衛にまわってます」
司令官の苛立ち混じりの怒声に、オペレーターが答える。先ほどまでこちらが押していたはずだ。
なのに、何故、こんなことになる! 悔しげに親指の爪を噛み、司令官は考えた。
いつからだ。流れがおかしくなったのは?あれだ、あの機体が現れてからだ!!
「チィッ!ザムザザー二号機を出せ!」
「しかし、あの機体はまだ調整段階です。一号機ほどは安定しておりません!」
「出せといっている!それとも貴様、ここで死にたいのか!」
司令官に対し、反論したオペレーターはごくりと生唾を飲み込んだ。
血走った目をする司令官もそうだが、目の前に広がる戦火もまた、彼を恐れさせるには十分であった。
あれほどの戦力を投入したのに、未だに敵MSの一機も落とせていない。
それどころか、こちらの戦力はどんどんと削られている。
正体不明のMSが、正確に喫水線を撃ち抜く。包囲網を敷いている艦が、次々と航行不能になった。
浸水を処理するために人手を回し、さらに艦の防衛のためにMSをまわさなければならない。
このままでは包囲網が崩れるのも、時間の問題だった。これだけの戦力をつぎ込み、なおかつ戦果を挙げられない。
オペレーターの仕官は、通信をつなぐ。心を鬼にするしかなかった。
「ザムザザー二号機、出撃準備」
『お、おいおい、マジかよ。あの機体、いろいろと調整不足だぜ?』
「今戦わなければ、俺たちの首は文字通り飛ぶぞ?それでもいいのか?」
『チッ……わかったよ』
「よろしいですね、司令」
「もちろんだとも。目標はあのアンノウンだ。いいな、必ず落とせ」
いやらしい笑みが消え去り、真剣な面持ちで命令する司令官に、パイロットたちは圧倒された。
不平不満をたれる口をつぐみ、すばやくザムザザーへと向かうのがモニターから見て取れる。
『ザムザザー二号機発進!繰り返す、ザムザザー二号機発進!!』
巨体を揺らめかせながら、ザムザザーが飛び立つ。この戦場の異分子であるクアンタを排除するために。
437 :
代理:2014/08/30(土) 23:06:49.16 ID:???
189 名前:864[] 投稿日:2014/08/30(土) 22:06:39 ID:M1yA5kk.0
ターニングポイントですかね?
いろいろな意味で……
あと、すみませんが、どなたか気づかれた方いらしたら代理投下お願いします。
一応、投下できるように直そうと四苦八苦してみたんですが上手くいきませんでした(泣
では、ご意見ご感想いただけましたら幸いです。
代理投下以上です、さるさんに引っかかりにくいのは時間にもよるのかな、やっぱり
438 :
代理:2014/08/30(土) 23:12:59.83 ID:???
ああ、
>>429は861氏じゃなくて864氏でした、大変失礼しました
864氏、代理の人、乙です
こっちの刹那は、ユニウス落としの件に情報不足も相まって成り行きでシン達を助けてる感じかな?
シン達は地球に落ちそうな隕石?残骸?を怖そうとしていた以上、とりあえずは善人だと判断できるだろうし
乙
ユニウスセブンといえば、外伝のロウもゲルググモドキで砕くのに隠れて参加してたんだっけ?
乙です
刹那は連合から完全に敵と認識されたな
442 :
通常の名無しさんの3倍:2014/08/31(日) 17:43:52.28 ID:NxYeZeAW
乙
クアンタ無双いいゾ〜これ
AGE
ト裸ンザム!
ト裸ンザム!
乙ンザム
今週は投下なしか……
残念だが服を着させてもらう!
お久しぶりです。901です
PCが復活したので今週末から再開します。
やったぜ。
毎回楽しみにしております
おお、よかったすねー
了解です
お待たせしました。
それではどうぞー
プラント最高評議会にて
「目標であったカオシュンのマスドライバーを確保できた。だがパトリックよ、なんなんだ?この被害は?」
想定していた被害の2倍以上になっていた。
「幸いなことに人的な損害は軽微だが、モビルスーツの被害がとんでもないことになっている。パーツを作るにも送るにも金がかかる・・・
このままの損害が出続けたら危険だぞ。」
全員の視線がパトリックに向く中で腕を組み少し考えてから発言をした。
「今回の損害の原因だが・・・連合がモビルスーツを投入してきた・・・今から映像を流すので確認してほしい」
その映像には空中で人型に変形し、小刻みな軌道で回避行動を取る姿、その後再度変形し退避していく姿、ジンのマシンガンに被弾するも特に損害をうけた形跡がない姿などが映っていた。
「はっきり言おう。
我々の量子コンピューターで再現をしたのだが・・・できなかった。」
ざわつく評議会のメンバー達、それをどっしりと座り余裕を醸し出すパトリック。しばらく待ち、パトリックの様子を見て少し落ち着いたころに続きを話始める。
「奴の姿から再現を行ったのだが、ディンと同じ装甲と推力にすれば空中分解、画像から予想される装甲の強度にすればディン以下の速度しかでない。むしろ飛べない。
我々の知らない新技術、新素材を導入したのは間違いない。がサンプルがなければ再現もできん。
全ての性能がジン以上だ・・・開発最終段階に入っているゲイツでも地上では負けるかもしれん・・・
場の雰囲気が暗くなったことを感じ取ったパトリック・ザラは手札を切った。
「だが・・・勝機はある。」
期待に満ちた目でパトリックを見る評議会のメンバー
「奴の動きから推測してエースクラスのパイロットを集め運用している。つまり数が用意できないということだ。
さらに宇宙では変形時のエアブレーキによる急減速などおこらないため特性を活かせなくなる。
それに、さきほどクルーゼ隊から連絡があった。オーブのコロニー、ヘリオポリスにて連合の新型モビルスーツを確認、奪取すると。
奪取に成功しやつの詳細なデータがわかれば対策は取れる。恐れるに足らん。」
対策会議は続いていく
オーブ側
「我々のコロニーが破壊されたのに抗議すらしないのか!」
オーブの氏族会議にてウズミ・ナラ・アスハが発言した。
「・・・今回ヘリオポリスが破壊された原因は連合のモビルスーツを開発していたからだ。プラントに抗議をすればそのことを追求され、我が国は戦争状態になるだろう・・・」
その発言に対して別の首長たちが反論する。
「ウズミよ、この際だから連合に手を貸してみるのも手だぞ。すぐさま救援の申し入れをしてくれたからのぉ・・・国民の感情もそのようになっておる。」
「連合はコーディネーターの迫害はせずに対プラントで意思を統一し、我が国のコーディネーターからの評判もよい。」
「裏で糸を引いているムルタ・アズラエルとブルーコスモスも対プラント・・・というか『プラントが欲しいのなら作った金払え。だが断る』が戦争の原因だからな。」
考え込む素振りも見せず反射的にウズミ・ナラ・アスハは答えた。
「ならん!理由はどうあれ中立というのを破ったのは我々だ!国民を守るためプラントには責任を取り私が辞任をし、ホムラに代表の座を譲ると伝える。
これで会議は終了だ!解散!」
呆然とする首長たちを尻目にそのまま席を立ち部屋から出ていってしまった。
対外的に発表するのは
連合の救援の受け入れ。プラント側への釈明。代表の変更の3点となった。
地球連合
「アズラエル理事!ぜひ我々のところにもフラッグの配備をお願いします!」
「南アメリカに配備しパナマを守るほうが優先だ!こちらに配備を!」
「アフリカ戦線に投入すれば戦局が変わる!こちらが優先だ!」
カオシュンでのフラッグの戦果により大量配備を希望が各所から出ていた。が、並みのパイロットではフラッグの性能を100%発揮できない。
そのことを考慮しアズラエルは答える。
「わかりました・・・ただし、フラッグにリミッターをかけ色を変えますます。一般のパイロットが全開で空中変形など行ったら一発で気絶です。
それと、ティエレンの方を大量配備してください。」
「アズラエル氏よ、理由は?」
「簡単です。ティエレンとフラッグの1機当たりの値段が3倍ほど違います。そして整備性、操縦のしやすさはティエレンが圧勝です。戦車に乗れれば操縦できる。それがティエレンの強みです。
色を変えるのはわかりやすいからです。一般機とエース機とが」
そこへ1人の将兵が会議室に入室し、提督になにやら紙を渡して、そのまま退出していった。
「・・・ハルバートン提督側のG計画がザフトにバレた・・・オーブのコロニー、ヘリオポリスが破壊されたそうだ・・・」
ざわつく会議場内、救援部隊や対策について話し合いが始まろうとした時にアズラエルが発言する。
「先ほど宇宙に上がったフラッグチームを救援に行かせましょう。襲われていた場合にまともに応戦できるのは彼らだけですし」
「アズラエル氏。だが訓練のためにあがったのではないのかね?」
「そうです。実践に勝る訓練はありませんし、元々彼らはエースクラスのパイロット達です。」
(刹那さんも一緒に宇宙に上がりましたから問題なんてありません)
この一言により救援部隊が編成されることが決まった。
第8艦隊より先遣隊を出し、索敵を行う。その後に救援物資を載せた救援部隊とフラッグチーム、さらに後方に完全に準備を終えた第8艦隊という隊列に決まった。
オーブ側には地球連合の代表らが共同声明でオーブに伝え、同時にマスコミにも発表したのだった。
以上になります。
ヘリオポリスイベントはアズラエルたちの視点のため(略)になりました
乙
乙
連合製のGとフラッグ、ティエレンじゃ全然違うんだがな
パトリックザラ涙目くるか
そしてウズミ
責任とってやめるのはいいがなんかやはりクズミ臭が…
有能で立派な軍人政治家として描かれてるやつに限ってろくでなしの最低
なのが種本編だからな
乙です
ところでティエレンってOOと同じヘッドディスプレイを装着するコクピットなのかな?
乙です。
刹那専用フラッグは何色だろう?
ザフトは隊長機を狙って来るだろうから
刹那が心配だ(某)
乙!
ティエレンって内部容積に一番余裕があるのにパイロットは直立棺桶のマゾ仕様だからな…
(通常のコックピットを搭載してもGNドライヴ関連の部品を積める余裕のサイズです)
462 :
通常の名無しさんの3倍:2014/09/14(日) 19:39:44.09 ID:hrUjXF/X
しかも空気がなくて地上でも酸素供給用コードが必要と言う。
人革のMSのパイロットは部品扱いだからしょうが無いね
ティエレンで宇宙に配備された兵士は不満をタラタラ漏らすだろうな
強奪したGもティエレンの前では無力だろうな
純粋に物量で攻められてソレビ壊滅と似た展開で終わりそうだな
やっぱ操縦が簡単っていうのは何にも勝る武器だよな
GN粒子を使った武器が強力でやられてるんであってティエレンの装甲は
量産機としては破格だし
高機動型はエースが乗ればソレスタのGと短時間ながら渡り合うくらいだし
ストライクをはじめとした初期のGATじゃちゃんと連携してもフルボッコで終わり
ティエレンの継戦能力ってどんな感じだっけ?
まあ、Xナンバーより短いってことはないだろうから、やっぱりザフト涙目展開なんだろうけど
あれ、ゲイツ開発ってヘリオポリス襲撃後じゃなかったっけ……
>>467 元から実弾兵器オンリーだし、種のバッテリー(一部外付け取り外し式もあり)も取り入れたらかなりのものに
>>468 本体はシグーと同期かちょっと遅れで設計されてる。G奪取後にビーム兵器前提で再設計して遅れたらしい
>>458 狡猾なディアッカさんがアップを始めました
>>461 地上で立ちっぱなしはアレだけど、宇宙ではそこまで気にならん気がする
無重力だからむしろ寝てるような感じになるのかね、もしくはプールで浮いてる気分?
慣性とかを考えると、どんな体勢でも自分(機体)が進む方向に問答無用で浮かぶプールって感じだと思う
自分で言ってて想像できないけど、なんか恐ろしげな感じ
機体が足先の方向に垂直に移動したら頭痛くなって大変だろうな
慣性制御付きのGN機がいかに機動兵器として優秀かってことですよ!
もうザフトに勝ち目ないじゃん...
>>473 慣性制御出来るならそれこそ人型じゃなくて良いとMA信者が通りますよっと
球状の本体に脱着可能な多節脚型ウェポンラック兼推進機を装備する形が一番汎用性が高いと信じてる
Rtypeのフォース、アレの半透明部分がバイタルエリア
コントロールロッドが大型化して武装された脚になり、人形の球体関節の用に表面を滑る
そんなイメージ図
恐怖の試験管コクピット
人型はロマンだから仕方ないね
人革さんはティエレンで他の陣営に対抗しようとしてたの?
>>480 高性能型に当たる数タイプではガンダムに対抗できてたわけだし、スペックにそこまで差はでもないんじゃ?
戦いは数、だったんじゃないか
ただでさえデカイ図体に狭いコックピットのおかげで装甲が分厚くなり超耐久化
フラッグでもリニアライフル直撃か接近してプラズマソードを当てるしかない+数の暴力で割りと対抗できてる
どこかのラノベのロボットの解説でも兵器は信頼性と耐久性が一番
高性能な最新兵器ばかり欲しがるのはガキ、みたいなこといってたエピソードがあった農
エースや最新兵器がどんな頑張っても戦術Lvでの勝利でしかないからな
安定した戦力で数さえ揃えば幾つかの戦場は勝てなくても
それ以外を勝ってしまえば戦略としての勝利になる
ソレスタガンダム1期の砂漠戦やジンクス部隊戦が良い実例だな
そんなことよりおなかがs(ry
>>484 C-130「せやな」(基本設計半世紀以上前)
RGM-196「同意」(基本設計一世紀以上前)
F4EJ改はそろそろ空中分解しそうなので退役させてさしあげろ
その為のF35 じゃないのか?
MAだとMA解体技能1級持ちの刹那にダガー一本で解体されるから…
>>490 エクシアや00だけで世界には勝てないし、ライザーやクアンタの性能はツイドラ依存で本体形状ほぼ関係ないから
全体をティエレンで安定させつつ、一部激戦区にフラッグの集中運用、みたいな
エースやエース機がいると士気もあがるし、「俺もいつかあの機体に乗るんだ!」みたいなモチベアップにも繋がる
ティエレンとフラッグのダブル配備はそういう意味じゃ理にかなってると思うわ
兵器って言うのはその個性や能力に合わせた戦術で運用してこそ真価を発揮するからね
数を揃え易くて扱いやすく耐久力もあるティエレンはまさに戦線を支えるにはうってつけ
歩兵がいなけりゃ戦術も戦略も成り立たない
そしてここぞというところでフラッグで敵陣をかく乱、崩壊させるのが基本にして王道かな
いわゆるハイ・ローミックスって奴だよねこれって。
ここではハイがフラッグでローがティエレンか。
お待たせしました。
相変わらず短いですがどうぞ
ヘリオポリス住民の救助に向かっている救援部隊。
それの護衛にあたっているのがMS運用試作艦『エウクレイデス』の1番艦と2番艦に刹那とフラッグチームが搭乗している。
この船の形状は刹那たちが以前乗っていた『プトレマイオス』に酷似している。
オリジナルのものと違う点はコンテナの数が5つに増えたのと本体部分に2機分整備スペースがある。
あくまで実際に運用をし、問題点を洗い出し次に活かすことを想定しているのもで直接戦闘は想定されず、最低限の武装があるだけだ。
1番艦に6機、2番艦に4機のフラッグを載せている。
「ふう・・・」「はぁ・・・」「ふー・・・」
フラッグへの機種転換訓練を開始したばかりの3人がため息をついている。
「刹那教官・・・なんであんなに強いの?」
「俺たちはエースだエースだと周囲から言われてきたが・・・所詮、井の中の蛙か・・・」
「メビウスからフラッグに乗り換えて自分の手足のように動かせると思ったらボコボコにされたな」
「3人の弾幕はカスリもしない。射撃も嫌なところにピンポイントで撃ってくる。終いにいはなんで煙幕の中で高速で接近して斬れるのよ・・・」
刹那の教え方はプライドを粉々に粉砕し、その後に体に覚えさせているようだ。
「でもシミュレーターの最後に言ってたじゃないか。『君たちならこれぐらいできるようになる』と。期待されているんだ」
「他の2小隊もボコボコみたいだぞ。暗礁宙域で隕石を蹴って方向転換や加速は当たり前らしいからな」
刹那も訓練をしながら最短ルート、暗礁宙域を抜けヘリオポリス方面に向かっている先遣隊を追っていた。
その先遣隊の目的がヘリオポリス住民の救助のため、国際救難チャンネルで呼びかけを常に行っている。
そのため1度ザフトの戦艦が接近しフラッグチームに緊急発進がかかったが目的を理解するとザフトの戦艦が離れていったため発進することはなかった。
そして
「モントゴメリから通信です!地球連合軍所属艦アークエンジェルと通信が出来たとのことです!
また、避難民も乗せているとの情報があります!」
張っていた空気が緩んだ時、刹那がオペレーターに問う。
「オペレーター、先遣隊が接触するまでの時間は?またアークエンジェルはザフト艦に追われたりはしているか?」
「はい、接触までの時間は約3時間後、追われていたかは確認をとります。」
「頼む。追われている、もしくは戦闘を行ったかを聞いてくれ。」
「了解しました」
「・・・艦長、15分後にフラッグチーム全員でミーティングを行う。」
「ふむ。刹那さんは追われている可能性が高いと踏んでいるのですね?」
「ああ、俺なら合流するタイミングで襲撃をかける。確実に油断するからな」
「刹那さん、確認が取れました。戦闘を複数回行っており、追われている可能性もあるとのことです。」
「決まりだ。この速度のまま航行し、カタパルトの加速だけで先遣隊に向かって射出した場合の到着時間は?」
「えー・・・約30分で到着します」
「了解した、ありがとう。艦長、俺と1小隊で出撃し、2小隊を護衛に残す。」
「わかりました。ですが刹那さんのフラッグは目立ちます。マントを纏って出撃してください」
「了解・・・あの色は好きじゃないんだがな・・・」
その後、フラッグチーム9名とミーティングを行い1番艦から3機、2番艦から刹那のフラッグが出撃することが決まった。
以上です。
次回はどうなるのでしょう
乙
> 刹那さんのフラッグは目立ちます。マントを纏って出撃してください
なるほど。刹那のフラッグは被害担当機というわけか(ただし主にザフト側の
刹那カラー......劇場版のフラッグなら兎も角、エクシアやクアンタのカラーリングだと目立ちそうだなぁ
投下乙です
刹那のフラッグはトリコロールカラーかな?
乙です
もしかしたらジョージ・アルスター(フレイパパ)生存するかも
アルテミスも無事で済むかもなぁ
あげ
>>502 先遣隊合流時期だともう崩壊済みじゃねーの?
505 :
代理:2014/09/23(火) 20:19:19.19 ID:???
マターリ投下します、いつもの所から
191 名前:864[] 投稿日:2014/09/21(日) 17:48:15 ID:rm8xEMWk0
とりあえず、戦闘パート最後でっす。
2X?話パートV!
506 :
代理:2014/09/23(火) 20:19:45.71 ID:???
192 名前:864[] 投稿日:2014/09/21(日) 17:49:08 ID:rm8xEMWk0
母艦から飛び立ったザムザザー二号機が、クアンタ目掛け突進する。
先ほどまでシンが相手していた機体と違い、こちらにはリミッターが掛かっていなかった。
スラスターが焼け焦げ爆発しそうなほど、驚異的なスピードでザムザザーがクアンタに迫る。
刹那はクアンタを翻し、MAの初撃を軽やかに躱す。
殺人的な加速Gに顔を歪める連合のパイロットたち。不意をついたはずの初撃すら、あっさりと躱された。
「今の攻撃も躱すかよ!化け物か!!?」
「攻撃がくるぞ!操縦手、急停止後、反転。防御姿勢!」
「クソッタレ、貧乏くじ引いたもんだぜ!」
「愚痴るのは奴を落としてからにしろ。砲手、弾幕を晴れ!」
操縦手と砲手に、冷静に指示を割り振る機長。
彼も内心、気が気でなかった。完全に不意をついたはずの攻撃であった。
CE製のMSであれば、攻撃に気づいてから躱したのでは確実に間に合わないタイミングであった。
だというのに、完全に躱されている。
これが何を意味しているのか? 分析力が求められる機長は気づいてしまった。
あの正体不明機は、腕が立つだけではない。何らかの理由で、こちらの攻撃を察知しているのだ。
確かに貧乏くじだ。撃墜するためには、相手の察知の上を行かなければならない。
アンノウンがビームを放つ。
訓練通り操縦主が機体を反転させ、何とか陽電子リフレクターを展開した。
かなりの衝撃を受けたが、確実に攻撃を防ぐことが出来た。
507 :
代理:2014/09/23(火) 20:20:14.26 ID:???
193 名前:864[] 投稿日:2014/09/21(日) 17:50:22 ID:rm8xEMWk0
00クアンタの攻撃が、完全に防がれた。
刹那は初めて見る連合軍の装備を見極めるため、もう一度ビームを打ち込む。
やはり完全に防がれている。だが、おかげで分かったことがあった。
どうやら機体から突き出た発振機を中心に、防御フィールドを展開しているようだ。
バックステップしながら距離を取り、刹那はビームライフルの射角を微調整する。
陽電子リフレクター発振機目掛け、ビームライフルを二連射。
刹那の直感と経験から基づいた攻撃は、功を奏す。
一度目のビームを防ぐことの出来た防御フィールドは、二度目のビームを防ぎきることが出来なかった。
精密に連続で打ち込まれたことで防御フィールドがほつれ、貫通したビームが発振機を打ち抜く。
「チクショウ!リフレクターをやられた!!」
「落ち着け、操縦手!」
「落ち着いてられるか。やらなきゃこっちがやられる!!」
「砲手!」
三箇所あるうちの一箇所が破壊されたことで、陽電子リフレクターの機能は破壊された。
唯一の勝機である防御システムが破壊され、ザムザザーのパイロットたちは捨て鉢になった。
ビーム砲で距離を稼ぎながら戦おうとしていたスタイルを捨て、遮二無二突っ込む。
もはや彼らからは冷静な判断力が失われていた。
クローを展開し、クアンタを鷲掴もうと攻撃を仕掛ける。
明らかな悪手であった。運動性の勝るMSにたいして接近戦を挑もうとするのが、まず間違いである。
そして不運なのは、近接戦闘のスペシャリストの刹那に対して、格闘戦を挑んでしまったことであった。
刹那は雑な攻撃を躱し、ザムザザーの内側に機体をすべ込ませる。
一太刀目でザムザザーの左爪を上から切り落とし、返す刀で機体を反転させ下から右爪を切り上げる。
ザムザザーを踏み台にするように蹴り飛ばし、距離を取るとビームを拡散モードにして打ち込んだ。
戦う術すら奪われたザムザザーは、各部から煙を上げながら海面へと落ちていく。
勝敗は決した。
戦果を期待していた新型MAも落とされ、地球連合軍の戦艦のほぼ半数以上が航行不能になっている。
508 :
代理:2014/09/23(火) 20:20:39.94 ID:???
194 名前:864[] 投稿日:2014/09/21(日) 17:51:00 ID:rm8xEMWk0
「メイリン、フォースシルエット射出しなさい。同時に、撤退信号打ち上げ!
薄くなった左翼を一気に駆け抜け、離脱するのよ!」
「りょ、了解!」
タリアは素早く、そして的確に指示を下す。
メイリンが通信を入れる。離脱するため、ミネルバに戻るためにフォースシルエットを射出すると。
シンは指示に従い、フォースシルエットに換装する。
インパルスが上昇したのを見計らい、ミネルバから撤退信号が打ち上げられた。
ミネルバを攻撃をしている数機のウィンダムを排除しながら、シンは甲板上にインパルスを着地させる。
離水するとともに、ミネルバはその強力な推力を持って、戦闘宙域から離脱に成功していた。
「撤退したか……」
戦場を離れていくミネルバを見送りながら、刹那は一人つぶやいた。
せめて、この戦場を狂わせたクアンタだけでも撃墜しようというのか、数機のウィンダムが攻撃してきた。
時に近接戦で、時に射撃戦で排除すると、刹那はミネルバとは違う方向へ機体を急加速させる。
ミネルバが無事を確認するかのように、刹那もまた戦場から撤退した。
戦場を離れ、穏やかになったコックピット内で、フェルトは柔らかく刹那に声をかけた。
「ねぇ、刹那……」
「どうした、フェルト」
刹那は前を見据えたまま、フェルトに応える。
彼の穏やかな横顔を見つめながら、戦闘中ずっと感じていたことを彼に問いかけた。
「さっきの戦闘への介入、偶然じゃないよね?」
「…………………………ああ。すまない、フェルト」
長い沈黙の後、刹那は素直に答え、フェルトに謝罪する。
フェルトは少しだけ嬉しそうに頬を緩ませた後、気になっていたことを刹那に聞く。
「私は大丈夫−−−−それより、シン君、いた?」
「ああ、ガンダムに乗っていた」
「彼、大丈夫かしら?」
509 :
代理:2014/09/23(火) 20:21:13.58 ID:???
195 名前:864[] 投稿日:2014/09/21(日) 17:51:35 ID:rm8xEMWk0
慰霊碑で出会った少年が、大気圏降下中に見たMSのパイロットであることに、フェルトは驚いた。
妹の命を背負い、両親の死に負けないよう懸命に戦っているのが印象的だった、赤い瞳の少年。
シンの明日を想いながら、フェルトは彼に問いかける。
真摯な想いのフェルトに応えるため、刹那は少しの間だけ自動操縦に切り替え振り返る。
フェルトの瞳を見つめながら、あの戦場で自分の感じていたことを話し出した。
「分からない……だが、感じていたものはある」
「なにを、感じたの?」
「シンを支えようとする想いと、護ろうとする強い想いだ」
「支えると、護る?」
「ああ。あれだけ強い想いがあれば、きっと−−−−」
戦闘宙域に広がったGN粒子により、刹那は脳量子派で感じていた。
母艦の甲板上で応戦していた、2機のMSから発せられる強い想いを。
護りたい、支えたい、あいつの力になってやりたい。
あれだけ純粋で、強い繋がりがあるのなら、きっと大丈夫。
刹那の表情と言葉から、フェルトも確信した。きっとシン君は大丈夫だと。
彼の明日に、穏やかな日々が訪れることをフェルトは願い、瞼を閉じ強く祈った。
シンが帰還したミネルバは慌しかった。
無事に戻ってきたシンに対し、ヴィーノやヨウラン、多くの整備士が取り囲み、歓声を上げていた。
「シン!聞いたぜ、このぉ!」「ホントよくやってくれたな!」「お前のおかげで俺たち助かったんだな」
整備士たちの荒々しい祝福を受けていると、ルナマリアとレイがやってくる。
瞳に大粒の涙を溜めたルナマリアに、冷ややかで、でもどことなく嬉しそうな表情のレイ。
ルナがシンの手をとり、瞳に浮かぶ涙を拭いながら話しかける。
「生きてるんだよね、あんたも、あたしも、レイもみんな……」
「ちょ、ルナ、泣くなって」
まだ仕事に戻りきっていない整備士たちが、ニヤニヤと笑っている。
「お熱いなー、あー熱い熱い」「エース殿はモテモテですこと」「ちょ、お前それ死語だろ!」
カーッと頭に血が上りそうになったシンの耳に、メイリンの館内放送による呼び出しが聞こえる。
『整備班長、およびパイロットは速やかにブリーフィングルームに集まってください。
繰り返します。整備班長とパイロットは速やかにブリーフィングルームに集まってください』
「何だよ、休ませてくれないのかよ」
「さあな。呼び出されたのなら、行くしかないだろう」
「そうだね……それにしても、シン。さっきの戦闘すごかったね。MAにやられかけてから、急に動きが良くなったいうか。何があったの?」
「−−色々と頭ん中過ぎってさ、こんなところで死ねるかって思ったら、ある人の言葉を思い出したんだ」
「言葉?」
ようやく落ち着いたのか、目じりにたまった涙を指で拭いながら、ルナはシンに問いかけた。
道すがら、歩きながらシンはレイとルナマリアに、先ほどの戦闘であったことを自分なりに話した。
「『生きろ、シン。生きて−−−−生き抜いて、明日を掴め』って、オーブで知り合った人に言われた言葉を思い出したら、急に腹の底から力が湧いてきたって言うか、頭の中がクリアになったって言うか」
「誰よ、その知り合った人って」
面白くなさそうにルナが頬を少しだけ膨らませ、シンに問いかける。
シンはというと、ルナの変化に気が付いておらず、ありのままに感じていたことを語っている。
510 :
代理:2014/09/23(火) 20:24:26.18 ID:???
196 名前:864[] 投稿日:2014/09/21(日) 17:52:09 ID:rm8xEMWk0
「刹那さんって言う人だよ。俺も知り合ったばっかりで知らないこと多いけど、あの人の言葉で立ち直れたって言うか、戦うことを肯定できたっていうか……」
「だから、その人、男、女!」
「お、男だよ。何でそんなに怒るんだよ、ルナぁ!」
「べ、別に男ならいいのよ、うん」
「だが、いい言葉だな、シン」
「お前もそう思うか、レイ!」
頬をほんのりと赤くしてそっぽを向いているルナマリアをよそに、シンはニコニコと嬉しそうにしている。
レイは、シンの語った言葉に何か思うところがあったのか、口元に珍しく笑みを浮かべている。
「生き抜いて明日を掴む、か。確かに俺たちには必要なことだな。特にお前には」
レイはそういってポンポンとシンの肩を叩く。
レイも、ルナも、ヨウランやヴィーノだって知っている。シンにはプラントに眠ったままの妹がいることを。
「そう、だな」
「とにかく、お前の背中は俺とルナマリアが守ってやる。だから、お前はお前らしく突き進め」
「なんだよ、それ。でも、ありがとな、レイ。ルナも。今日はルナのおかげで助かったみたいなもんだし」
「ま、任せなさいよね!あんたのことは、ばっちり守ってあげるんだから!!」
「ハハッ。こんなに心強いこと無いよな」
「とにかく、俺たちは生きている。生きているということは、それだけで価値がある。
明日があるということだからな」
レイの言葉に、シンもルナマリアも神妙に頷く。
そうだ、あの絶望的な戦力差の中を潜り抜けたのだ。今すぐではなくてもきっと自信に、明日に繋がる。
先ほどの戦闘で感じたことや、思ったことをあれこれ話し合いながら、シンたちはブリーフィングルームに向かった。
511 :
代理:2014/09/23(火) 20:25:06.86 ID:???
197 名前:864[] 投稿日:2014/09/21(日) 17:52:40 ID:rm8xEMWk0
「疲れているところ、集まってもらってありがとう。早速だけど、始めたいと思うわ」
「あの、タリア艦長。始めるとは、何をするのですか?」
「ルナマリア、それはこれから流す映像を見てもらえば分かるわ。メイリン、はじめて」
「分かりました」
照明の落とされ、室内に流れはじめる映像。つい先ほどの戦闘だ。
焦点を当てて映し出されるのは、つい先ほど戦闘に介入してきた正体不明機。
地球連合軍の攻撃を軽々とかわし、艦隊を次々と航行不能にする様は、見ていて背筋が冷たくなる。
特に分析力に長けたレイなど、眉間のしわを深くして映像を観察している。
最後にシンやミネルバがあれほど苦戦したザムザザーを苦も無く戦闘不能にするさまは、脅威どころか畏怖すら覚えさせるには十分であった。
室内が明るくなり、映像が終わったことを告げる。
「私の言おうとしていたことは、全員分かってくれたようね」
全員思うところのある表情になっていることに、タリアの目論見は成功していた。
視線をこの部屋の中で、最年長の彼に向け切り出した。
「MSの整備に携わるものとして、このアンノウンをどのように分析してるかしら。教えてもらえる?」
「俺はメカニックマンであって、科学者じゃありませんからね。なんともいえませんが……
ひとついえるのは、この機体は、俺たちのMSとは違う技術が使われているんじゃないかと思います」
「違う技術?」
「ええ。あの機体が戦場に現れたとき、光る粒子のようなものを発していたそうですね。
そして、その粒子が戦場を満たしていた間はレーダーや通信が不能になったとも」
神妙な顔でタリアは頷く。
レーダーや通信を遮断できればどれ程脅威であろうか。それを思うと、タリアは身震いした。
「そんな技術が出来たなんて話も聞いたこと無ければ、理論が確立されたなんてことも聞いたこと無い。
後はあの機体を鹵獲するなりして、構造解析しないと何もわかりゃしませんがね」
「そう、ありがとう……パイロットとしての意見はどうかしら?」
512 :
代理:2014/09/23(火) 20:25:47.60 ID:???
198 名前:864[] 投稿日:2014/09/21(日) 17:53:19 ID:rm8xEMWk0
タリアに視線を向けられたレイは立ち上がり、先ほどあった映像のあるシーンでとめる。
「まず言えるのは、この機体はまだ武装を備えているのではないか、ということです」
「武装?」
「はい。今映し出されている画像から、あの機体の左肩辺りにあるシールド。
明らかに主武装と同じ素材が使われています。わざわざ防御用に使うでしょうか?」
「予備兵装、ということかしら?」
「断定するのは危険に思えますが、概ねそうかと」
「続けて頂戴」
「次に、このパイロットの腕です」
「腕?」
「ええ。技量、といってもいいでしょう。この不意を付いた敵巨大MAの突進をいとも容易く躱しています。
シン、お前ならどうだ?ここまで鮮やかに躱せるか?」
「え?俺?……ちょっと自信ないかな。このタイミングだと、きわどい感じだ」
事実、シンは不意を疲れたときザムザザーにつかまっている。
だが、この未確認機はそれすらもやすやすと躱している。
「ああ、それは俺も同じだ。インパルスにもし自分が乗っていたとしても、正直厳しいものがある」
「では、どうしてその攻撃をあのアンノウンは、躱すことが出来たのかしら?」
「おそらくですが、洞察力が異常に高いのではないかと推察します」
「洞察力?」
「はい。戦場に長くいたのか、それとも別の何らかの方法なのか。事前に攻撃を察知し躱している、と考えれば色々と納得が出来ます」
前後から攻撃を仕掛けられても、容易く対応している。明らかに回避が間に合いそうに無くても躱す。
なるほど、確かにパイロットとしては着目せざるを得ないポイントだ。
支援
514 :
代理:2014/09/23(火) 21:00:21.42 ID:???
199 名前:864[] 投稿日:2014/09/21(日) 17:53:52 ID:rm8xEMWk0
「ルナマリアは?何か無いかしら」
「えっと、私は……」
「落ち着いて、別に無いならないで構わないわ。それよりも、見落としがあるほうが問題なの。
あなたから見て、何か感じることは無いかしら、ルナマリア?」
やんわりと問われると、ルナマリアはおずおずと答えた。
「私は、このパイロットの狙撃能力の高さが、脅威だと思います」
タリアは小さく微笑みながら先を促すように頷く。
「巨大MAのシールドを貫く攻撃もさることながら、地球連合艦隊を航行不能にした攻撃も、恐ろしい精度に思います」
「そういう意味では、アンノウンが取った戦術も恐ろしいな。浸水することで航行不能にし、戦力を削る」
レイがルナマリアの意見に、自分の感じていた考えを重ねる。
意見を補強してくれるレイのおかげか、ルナマリアはそれから幾つかの意見を上げた。
映像だけでは分からないが、未確認機のビームはザクウォーリアのオルトロス砲よりも強力なのでは?
あの機体は、ウインダムやインパルスのような大型のバックパックが無くとも飛べるのか。
ルナマリアの素朴な疑問から、整備班長であるマッドが喰いついたりした。
幾つかの議論を経て、タリアは最後に今回の戦闘の功労賞であるシンに問いかける。
「シン、あなたは何か無い?」
「俺−−いえ、自分はこの未確認機は敵じゃないような気がします」
この場にいる誰もが驚いた。
誰しもこのアンノウンの技量に畏怖し、分析しようとしているというのにまったく異なる視点で語るのだ。
シンは素直な想いを続ける。
515 :
代理:2014/09/23(火) 21:01:10.83 ID:???
200 名前:864[] 投稿日:2014/09/21(日) 17:54:28 ID:rm8xEMWk0
「このアンノウンは俺のことを助けてくれてます。
それに、今回この機体が介入してきたから戦闘が楽になったように思えるし、それに、わざわざ俺に見せているような気がするんです」
「見せているって、なにをかしら?」
グッと拳を握り締め、まずシンが伝えたいことを出し切るため、タリアは問いかける。
「艦隊を浸水させ、航行不能にする戦術です」
アッと全員が息を呑んだ。いわれてみると、シンはあの未確認機の戦闘を真似ていた。
それに、ザムザザーの攻撃からシンを守っているのも頷ける。強さばかりに目がいき、見落としていた。
その後も幾つか気になっていることを、シンは語り続ける。
あれだけ強固に見えた連合の新型機も、方法次第では戦いようがあるのでは。
近接戦闘はとても参考になるし、もっと自分もこんな風にインパルスを動かせるようになりたいこと。
シンの素直な想いを受け取り、タリアは小さく嘆息した。
「フゥ……あなたの気持ちは分かったわ。
軍人としてどうかと思うけれど、人としては大切な考え方ね。
大事になさい、シン」
タリアは疲れたように、けれども柔らかな微笑を浮かべた。
こうして、ミネルバのミーティングは終わった。
パイロットには休息が与えられ、整備班長のマッドは仕事に戻っていった。
「今のって、褒められたのか?」
部屋を出る際、シンはタリアのほうを見ながら首を傾げていた
516 :
代理:2014/09/23(火) 21:01:44.34 ID:???
201 名前:864[] 投稿日:2014/09/21(日) 17:55:15 ID:rm8xEMWk0
以上です。だいぶキャラ変わってきたかな?
ちょっと文章量多いので、代理投下よろしくお願いします。
さるさん喰らいました、すいません、保守してくださった方ありがとうございます
乙です
次に刹那が出るならダータネルスかな?
ローエングリンゲート突破作戦でアリオスが囮としてでるのも面白そう。
ローエングリンを「当たる訳ねぇーだろぉぉ」とか言ってうれしそうなハレルヤ
お待たせしました。
864氏に続いて投下します。
母艦より出撃する刹那の黒いマント付きフラッグとそれを追従する3機の黒いフラッグ、
カタパルトから射出され慣性で移動している。
「このまま慣性で先遣隊とアークエンジェルの合流ポイントまで移動する」
『了解』
「以後、無線を封鎖する。今後の指示はハンドサインで行う。通信終了」
こうして刹那たち4人はサイレントランに入った。
先遣隊、モントゴメリのブリッジにて
「アルスター外務次官、間もなくお嬢様とお会いできますね。」
「うむ。コペルニクスが崩壊したと聞いたときは心臓が止まるかと思ったが、こうしてまた会えるとは嬉しいものだ」
「外務次官が小型艇でアークエンジェルに移られましたら我々は避難民を探しに移動を開始します。アークエンジェルの護衛は後詰めの部隊が行います」
「無理を言って乗せてもらったのは私だ。諸君らは任務を全うしてくれ」
小型艇が安全に移動できる相対速度にまで減速した先遣隊とアークエンジェル、モントゴメリの中では小型艇の発進準備が終わろうとしていた。
モントゴメリ格納庫
「アルスター外務次官殿、こちらへどうぞ。物資が満載で狭くなってますので気を付けて下さい」
「うむ、すまないな」
アルスター外務次官が小型艇に乗り込んだその時警報が鳴り響いた。
『モビルスーツ接近!ジンが3!イージスの反応もあります!メビウス発進準備!メビウス発進準備!』
一瞬ざわつく格納庫内だが、すぐに迎撃のためメビウスの発進準備に入る。
「私がいると邪魔になりそうだ。おとなしく小型艇で待たせていただこう」
「すんません、失礼します。」
モントゴメリはザフトの船を見つけ慌ただしくなっていた。
「ナスカ級が1隻か・・・総員!第1種戦闘配備!オペレーター!エウクレイデスに通信、救援要請だ!
アークエンジェルに通信、ランデブーは中止、反転し退避してくれと。
ミサイル!目標イージス!1秒の時間差で連続発射!対空砲火はジンをローとバーナードの射線に誘い込め!メビウス隊!当てなくてもいい!相手の動きを制限しろ!!時間を稼げばいい!」
なんとか時間を稼ごうとする艦隊だがミサイルも機銃もモビルスーツの機動性について行けず、逆に被弾し少しずつ機銃が破壊され弾幕が薄くなっていく。
「メビウス2機大破!左舷被弾!機銃の約30%が破壊されました!」
「むぅ・・・アークエンジェルは?」
「アークエンジェルはこちらに接近してきます!アークエンジェルの砲撃でジンを1機撃破!こちらを援護する模様です!」
腕を肘掛に叩きつけ驚きを表す艦長
「馬鹿な・・・」
「イージス!バーナードに接近!」
バーナードに接近しスキュラを放ちそのまま抜けていくイージス。そこへアークエンジェルから発進したストライクがやってきた。
「バーナード!直撃!爆散します!ストライク!イージスと戦闘に入りました!」
「目標をジンに集中しろ!近寄らせるな!」
どんな理由であれストライクがイージスを引き寄せてくれているためジンに火力を集中し始めた矢先、このタイミングで今まで沈黙していたナスカ級がミサイルをローに向け発射した。
「ナスカ級!ミサイルを発射!ローを狙っています!」
「くそ!迎撃しろ!被弾したら沈むぞ!」
事実、今までの戦闘でローもモントゴメリも多数被弾し、直撃を受ければ沈むかねないほどのダメージを受けていた。
「ダメです!弾幕の薄くなっている左舷からローに向かっていきます!」
なんとか回避しようとしていたローの側面にミサイルが当たり爆発。船内の可燃物に引火したのか引火し大爆発を起こした。
「ロー!大破!ジン2機が散開し接近してきます!ナスカ級の移動を確認!こちらに接近してきます!メ、メビウス!残存数1!」
「・・・事務次官殿を小型艇で脱出させろ!」
薄くなった弾幕を軽々と抜けバズーカを構えるジン。モントゴメリのブリッジにいた誰もが諦めた時、それはおこった
ジンが砕け散った。
なにがおきたのか理解できないが、オペレーターは次の情報を正確に報告した。
「入電?・・・ふ、フラッグから入電です!」
『こちらオーバーフラッグス教官、刹那 F セイエイだ。遅くなって済まない、これよりモントゴメリを援護する』
『こちらモントゴメリ。援護を感謝する』
「後方より熱源!ミサイル!数6!ナスカ級に向かっていきます!」
モントゴメリを狙っていた最後のジンが回避行動を取りつつフラッグに向かっていく。
そしてストライクが抑えていたイージスもフラッグに向かって行く。ストライクはモントゴメリの直衛に入るようだ。
『フラッグ初の宇宙戦だ、大破はさせるな。クラリスはナスカ級を牽制。マヌエラ、フィデールはジンだ』
『『『了解!』』』
4機のフラッグは1機がナスカ級に向かい、2機がジンに、そしてマントを纏っているフラッグがイージスにむかっていった。
「ストライク・・・イージス・・・この顔は・・・この世界のガンダム・・・だが!」
イージスと刹那の乗るフラッグは接近しながらお互いライフルで牽制している。
「P.S装甲・・・厄介だが重大な欠点がある」
刹那のフラッグがマントを取り、徐々に接近を開始した。
「か、艦長!金色!金色のフラッグです!宇宙で・・・」
「・・・ああ・・・宇宙で全身金色など目立つだけだ・・・それほど腕に自信がある証拠か。見せてもらおうか、フラッグファイターの実力とやらを」
刹那の乗る金色のフラッグは機銃とリニアライフルを連射し、イージスに浴びせている。
初めは回避行動しながら反撃していたイージスであったが銃弾が大量に命中し初めてからは防御重視にシフトしたがシールドのない部分に銃弾が当たり続けている。
「1つ機銃でも無効化するため電力消耗が激しいこと、2つめ」
ソニックブレイドを取り出し高周波で振動させ投擲。すぐに予備のソニックブレイドを取り出しスラスターを全開でイージスに向かう
イージスは機銃の直撃で大量の電力を消費し、ギリギリの状態になっていた。そこへ投擲されたナイフ。エネルギー残量が気になるためシールドで弾いて対処をしたが腕を開いてしまった。
そこへ接近した黄金フラッグがイージスに向け一閃。駆け抜けていく。
左肩から先を切り裂いたのである。
「関節部やモニターまでは強化できない」
形勢が不利と判断したのかナスカ級から撤退信号が出された。
『クラリス、マヌエラ、フィデール追わなくていい。生き残っている者の救助活動に入れ』
『了解』
先遣隊に被害はあったがアークエンジェルと避難民は無事に合流できたのだった。
以上です
???<私色に染め上げてやろう!
乙
百式フラッグかよ
金色、エクシア、CV:松本 保典、onoho・timusako・tarakit
うっ頭が……
乙
金色てのはビームコーティングかもしれん
>>524 暗黒卿、黄金神、バロックガン
スタ・ドアカに帰りましょうね
乙
まっきんきんとはw
赤じゃ刹那っぽくねーし、青じゃ目立つという目的に役立たなそうだし、真っ白あたりかと思ってたからびっくりしたわ
乙
フレイ父生存ルートか
AA内にまだ居るであろうラクスの処遇がどうなるか気になる
乙です。
オーバーフラッグ・オブ・ゴールドwww
良い意味で裏切られました。
乙です
当たらなければどうということはない!!
金色はそういうことですねw
>>525 百式と同じだな
・・・でもそれ刹那な赤いMSに乗ってユニウス7落とすフラグじゃん
こうなったらもう擬似人格タイプR-35か某マッドサイエンティスト口調でアルヴァトーレに乗せてみたいという欲求が…
「こんにちはー!転校生の刹那IN金ジムで〜す、よろしちょりーす!」
「フゥーハハハ!世界よ!私色に染まるがいい!」
刹那に金色は合わないよ
グラハム「見損なったぞ、少年!」
だが待ってほしい
虹彩が金色に輝くという時点で、すでに刹那は大使色に染まりつつあるのではないだろうか(おかしな目つき)
とある世界では騎士エクシアが三種の神器をまとい
アルヴァロンと融合することで黄金神00になるから問題ないさ
嫌だよそんなの
乙
>>524 よう、お前ら…満足か?こんな世界で…
エルガイヤー、ルーン&ガンレックスが埋まってたり、結晶鳳凰が自作自演する世界なんて
俺は…嫌だね…
乙
さすがせっちゃん
この世界の軍事レベルじゃ当然の結果だ
開発「刹那さん、次の機体できましたよ」
刹那「なにこれ」
開発「ゴールドの上といったらプラチナですよ!」
敵「なにあれ、すっごいまぶしい」
ゴ ール デ ンセ レク ショ ン, プ ラチ ナム ハー ト, ダ イヤ モン ド セレ クシ ョン .. .. .. ウッ アタ マガ
>>540 TRT!
ここにバイド素子を埋め込んだテストパイロットがいるぞ
なんでこうなるまで放っておいたんだ?
何らかの実験でB-5Cプラチナ・ハートとB-5Dダイヤモンド・ウェディングの名前を間違えるようになるまで放置しておいたんじゃね?
マントの下にパイルバンカー装備しよう
544 :
通常の名無しさんの3倍:2014/09/30(火) 18:48:43.54 ID:jsRT2EWF
火炎放射器とパイルと生体兵器とかどうかな?
おーれーはー ふぁーっとまーん
AGE
半透明の黄金装甲と聞いて
ハーモイドエンジンはちょっと…
お待たせしました。
金色の反応の多さにびっくり
今回も短いですがどうぞ
戦闘を終えたアークエンジェルとモントゴメリは第8艦隊のいる方向、地球軌道の方向に向け移動をしている。
ジョージ・アルスターの乗った小型艇とそれを護衛する4機のフラッグはアークエンジェルに着艦をした。
「パパ!」
「フレイ!」
アークエンジェルの格納庫でアルスター親子が涙を流しながら再会を喜んでいた。
その様子は割愛
その横で刹那達オーバーフラッグス4人とマリュー・ラミアス、ムウ・ラ・フラガの2人が対面していた。
「オーバーフラッグス教官、刹那・F・セイエイ少佐以下3名。着艦許可をいただきありがとうございます」
「艦長代行のマリュー・ラミアスとメビウス・ゼロのパイロットムウ・ラ・フラガ大尉です。あなた達のおかげで助かりました。ありがとうございます」
「ムウ・ラ・フラガだ。有名なオーバーフラッグスの教官殿に来ていただけるとは・・・あの金色のフラッグは教官でしょうか?あと趣味?
あのイージスを簡単に追っ払っちまうなんてすごい以外ありません」
刹那はふと、過去に戦闘を行った金色の粒子を放出する金色のモビルスーツを思い出した。
「・・・金色はアズラエルの指示だ。俺はこの色は好きではない、が周囲の意識をこちらに集めるため仕方なく乗っている。あと敬語はいらない」
「そ、それはそれで大変なんですね。いやぁ、敬語って疲れるのよ」
「それで任務の話だ。今回の任務、ヘリオポリスまでの道中と避難民の探索及び救助に限り私が最上級の権限を持っている。これがその証明書だ」
「拝見します」
驚いているマリューに証明書を渡す刹那。それを受け取り確認をするマリューとムウ。
「確認しました。刹那少佐。お返し致します」
証明書を受け取り話を続ける。
「彼らに休憩できる場所を用意してくれ。それとここでは邪魔になる。他の場所で情報の共有を行いたいが何処かあるか?」
「では会議室にご案内いたします」
「すまない。それとストライクのパイロットを連れてきてくれ。あとはイレギュラーなことがあれば全て報告してくれ」
「・・・了解しました。用意いたしますので30分ほどお時間をいただいてよろしいでしょうか?」
「了解。俺は先に会議室で待たせてもらおう」
そう言って刹那は案内人の後について会議室に移動をした。
「フラガ大尉」
「ん?どうした?」
「イレギュラーな事全てって彼女のこともよね?あとキラ君も・・・大丈夫かしら?」
「なにが・・・?ってああ、そうか、ヘリオポリスにずっといたからわからないのか」
「? なんのことかしら?」
「ブルーコスモスのことを心配してるんだろ?それなら平気だ。悪いのは『プラントに住むコーディネーターで地球に住むコーディネーターは被害者だ』っていうのが今のブルーコスモスのスタンスだ」
「そうだったの・・・でも心配だわ」
「ま、そこは軍人だ。割り切れよ」
先に会議室に到着した刹那。一人でデータ整理をすると言い案内の人を返し一人きりになった。
小型端末を取り出し艦内データベースにアクセスし一人呟く。
「頼むぞELS」
《マカサレテ、マカサレテ》と脳内から聞こえてきた。
(ヘリオポリスから脱出、ザフトの部隊と交戦、ストライクが救助ポットを拾う・・・G計画の残り4機とは交戦経験有り・・・アルテミスに行ったがザフトにやられたか
ストライクのパイロットは・・・一般人のコーディネーターか、ストライクのOSは彼がカスタムし他の者では扱えないと。交戦データは・・・訓練を受けていない初心者だが反射神経がいいのか、無駄撃ちも多い。運もある。む)
データを直接視ていたが人が近づいてくる気配を感じ取り意識を戻したのであった。
コンコン
「失礼します」
そう言って入ってきたのが先ほどあったマリュー・ラミアスとムウ・ラ・フラガ、それと線の細い少年とピンク色の髪の少女の4人であった。
最近忙しいのでいつにもまして短いですが勘弁を
次回で話し合い終わらせます(予定は未定)
結局技術士官の魔乳が艦長代理やってるのはやはりどうもな
このスレだとナタルの印象が強い
378氏はどうなったの?
もう一年位投下無いんじゃないの
乙です
さて、こっちのキラと刹那との初対面はどうなることやら
乙
こっちのキラは刹那と共闘ってことはなさそうだな
マリュー「技術士官だからパス」
ムウ「パイロットだからパス」
ナタル「しゃーねえ、やるか」
のパターンは割りとよく見る。なんかのssだと、マリューはMS整備に、ムウはキラ達の世話係になってて、
ナタルが方針の相談できる人がいなくて「副官が欲しい」とか言ってるのもあったな
今日は投下無かったね
お待たせしました。
ほぼ会話だけ&分岐点だったので口調とかもろもろがグダグダです
では、どうぞ
(4人か。少年がストライクのパイロットだとして少女は?)
「オーバーフラッグス教官、刹那・F・セイエイ少佐だ。時間よりも早いが始めようか」
「もう少ししましたら副長をしております、ナタル・バジルールが参ります。先ほどの戦闘の後始末を頼んできましたので」
「了解した。先に言っておくが敬語はいらない」
「ナタルが来る前にこちらの2人を紹介します。この子はキラ・ヤマト君で私が頼みストライクのパイロットをやってます」
「キラ・ヤマトです。元々はヘリオポリスで学生です。」
気弱そうな態度だが目はしっかりと刹那を見ている。
「そうか、キラ・ヤマト、この船と避難民を守ってくれていたのか、ありがとう」
そう言い頭を下げる刹那
「い、いえ!僕なんてなんの力にもなってません・・・さっきもイージスに遊ばれていただけだし・・・」
「・・・いいか?一般人がいきなりモビルスーツに乗り込み、戦闘をし、しかも生き残る。これがどれだけ難しいかわかるか?
しかもその後もムウ・ラ・フラガ大尉と協力し、相手を追い払っている。けなすところなどない大手柄だ。自分に自信を持て」
「でも・・・人殺しを上手くなりたくない」
「君が戦うのは相手を殺すためではない。友人を守るためではないのか?」
力なく頷くキラ
「少し昔の話をしよう。俺の知り合いだが相手の誤解から追われ、その途中偶然保護をした。誤解が解けるまで同じ船にいた。
そいつは始め、戦うこと自体嫌っていたが、途中から手伝ってくれるようになった。だが、相手側にそいつの彼女がいる事を知り、悩んだ。
が、俺たちに彼女と話し合いたいと頼んできた・・・」
「・・・その後はどうなったのですか?」
「彼女の乗った機体を行動不能にし、そいつと話し合い、殺されそうになったが分かり合うことができた。そいつのすごいところは一発の銃弾も撃たなかったところだ」
「僕とは大違いですね・・・怖いから、頼まれたからって何発も撃っている・・・ダメダメですね・・・」
「そうだ、だがそれでいい」
「え?」
「どんな状況、理由があったにしろキラ・ヤマト、お前が戦うことを選んだ理由は?」
「・・・僕の友達を守るため・・・」
「ならそれでいい。キラ・ヤマトが戦うよう命令したのはマリュー・ラミアスだが上官は俺だ。お前は命令を聞き実行しただけだ。なにかあった場合に責任をとるのが俺たち上官だ。繰り返し言う。君は悪くない。友人を守るという褒められて当然の事をした」
「・・・ありがとうございます。少し気分が楽になりました」
2人の話が一段落し、たところでノックをする音が聞こえ入室を促す
「ナタル・バジルール少尉であります。遅れてしまい申し訳ございません」
「理由はマリュー・ラミアスから聞いている。席についてくれ」
「ハッ」
刹那が目線でマリューに次の人物の紹介を促した。
「こちらの少女はラクス・クラインさんです。プラント最高評議会議長の子です。ユニウスセブンの宙域で私たちが保護いたしました」
「ラクス・クラインですわ。刹那さま、よろしくお願いします」
「刹那だ・・・ラクス・クライン。そのピンクのはなんだ?」
「この子はピンクちゃんです。婚約者のアスランが寂しくないようにと作ってくださいましたの」
「ハロ、ハロ、テヤンデイ、テヤンデイ」
「・・・そうか。」
「この船には優しい方がいらっしゃって楽しいですわ。でもお部屋から出てはいけないのがつまらないのです」
「プラントには帰りたいか?」
「それはもちろんですわ。お父様が心配していらっしゃるはずですので早く帰りたいですわ」
「ならばこの封書を父親、シーゲル・クラインに渡してくれ」
「こちらは何ですの?」
「停戦の申し入れだ」
5人「!!!」
「ラクス・クライン。中身を確認してもいい。ああ、それからこれはコピーだ。機密でも何でもないから見てくれ。これは今回の目的の1つでもあった。捕虜を取り、封書を直接プラントに持っていってもらう」
「なあ刹那少佐。本当にこの条件で停戦を結ぶのかよ・・・」
「その通りですわ。プラントはお父様方が汗水垂らしお作りになられたものですわ」
「え?おかしくないか?」
「どうかなさいました?」
「そこが歪みか・・・ラクス・クライン」
「お呼びでしょうか?刹那様」
「地球上では、本来、資金を提供した宗主国が作る「プラント運営会議」の支配下だ。そこへ従業員として雇ったコーディネーターが不法占拠し武力を持ち現在に至る」
「私は全てコーディネーターが作り、完成後に武力で支配していたのが宗主国だと教わりましたの・・・」
「どこかで情報を歪めている者達が居るな」
「・・・この封書は私が必ずお父様にお渡しいたします。刹那様、私をプラントに帰してくださいませんか?」
「わかった。先ほどのナスカ級が近くにいるはずだ。後で国際救難チャンネルで連絡をつけよう」
「了解しました」
ラクスだけを部屋に戻し、今後の話し合いが始まった。
「あ、あの・・・僕もここにいていいのでしょうか?」
「問題ない。キラ・ヤマト。君の意見も聞きたい」
「わ、わかりました」
「本題に入る。本来ならモントゴメリはヘリオポリス宙域に行く予定だったがアレでは無理だ。フラッグを3機アークエンジェルに乗せ護衛に付け第8艦隊に合流してもらう。ここまでで質問は?」
周りを見渡し質問がないことを確認し、続きを始める。
「第8艦隊に合流後、アークエンジェルはオーブ近海に降下、避難民を送り届る。合流後はハルバートン少将の指示に従ってくれ」
「了解しました。刹那少佐はいかがなさいますか?」
「俺は、ヘリオポリス救援部隊が追いつき次第本来の任務に戻る。ラクス・クライン受け渡しは、ナタル・バジルールに一任したいがいいか?」
「ハッ!了解しました」
「あ、あの・・・いいですか?」
「何でも言ってくれ、キラ・ヤマト」
「は、はい。僕がストライクで彼女を送りたいんですが・・・ダメですよね?」
「ナタル・バジルール。ストライクを出すことに問題はあるか?」
少し考えをまとめるナタルそして「問題ありません」と、答えたのだった。
「ありがとうございます」と頭を下げるキラ。
「ムウ・ラ・フラガ大尉にフラッグの戦闘中の指示を任せる。大まかな指示で構わない」
「りょーかい。いくらなんでも流石にもう襲ってはこないだろ」
しばらくし、救援部隊が接近してくると刹那のフラッグ1機がアークエンジェルから飛び立ち、エウクレイデスに帰還したのだった。
ちなみに停戦内容は『プラントを作った金払え。そうすれば売ってやるから』という内容が書かれていた。
以上です。
話の分岐点って難しいですね。
次回はアークエンジェル側になります。
901氏、乙。
> プラントを作った金払え。そうすれば売ってやるから
そうきたか。
これを全世界に向けて発信したらZAFTはメンツ丸つぶれ手に
なって面白い。
とある漫画で国際的テロリストの罠にはまって捕まった女性刑事が
自分でワイシャツを破いて「お前の罪は婦女暴行未遂だ」と言った
シーンを思い出した。
>>『プラントを作った金払え。そうすれば売ってやるから』
この条件で済む段階は過ぎてるような……
ユニウスセブンの件はどうするのさ
>ユニウスセブンの件はどうするのさ
ユニウス内部取った映像の時点で、巨大な掘削機(Nジャマー)が建造されていて
地球に落す気マンマンと言えばいいし、犠牲者やらもNジャマーでの被害が多い
更に言えば映像の時点で、部隊が離れて行ってから核の爆発
ザフト側がユニウスへ連合が核撃った映像を流さない限り、前述の事と合間って
自作自演の自爆と思われるし、本当に撃った映像があるなら宣戦布告の時点で流し続けるべきだった
戦争吹っ掛けてきたザフト側の大儀名分>プラントを作った金払え。そうすれば売ってやるから
民衆からすればコペルニクスでの地球全滅ザフト被害者0の件、Nジャマーを落されて後の地球側の対応
ザフト内部から裏切りが続出するレベル
乙です
次はキラがアスランにラクスを引き渡す場面か
となればイージスは左腕が刹那に斬られた状態ってことになるな
乙です
>>『プラントを作った金払え。そうすれば売ってやるから』
一応プラント側が勝利条件を一つ満たしたとも言える、事実上お前達を国家と認めるって事だから
連合側からの譲歩案の一つだね
唯一の強みであるMSの運用も、フラッグとティエレン増産されたら吹っ飛ぶんだよなあ
勝機も大義も実利も無く、全てにおいて負けてる状況で停戦条件出された状態
しかも条件が緩い
感情を抑えてこれを受けないとプラント上層部はバカの極みだが・・・
国民に条件を隠して「酷い条件で停戦しろと行ってきた!俺は拒否したぞ」とか言い出しそう
これすげぇ譲歩だよな
普通に考えたら不法占拠してるんだから
その期間の利益損失と慰謝料とプラント建設費用の満額請求されてもおかしくないんだよな
手の打ち所としては絶妙だと思う
種世界の政治家や軍人って優秀だの人格者だのと言われてるやつに限って
救いようの無いアホだし
この譲歩案も自分たちのやってきたこと棚に上げて顔真っ赤にして否定しそう
>>救いようの無いアホ
仕方がないんだ、頭が良かったキャラやまともな事
言ってたキャラですら突然バカか痴呆になってしまう世界だから
ブチ切れた演技のアズラエルが割りと正論言ってたりするのがSEEDの凄いところ
あれ?
確か前に同じ条件を上げたらザフトが切れたって聞いたことがあったけど?
で、その後に話し合いに月でシーゲルと会談する予定だった国連首脳の謎のテロによる全滅があって、
何故か呼びつけた形になるホスト役のはずのシーゲルだけが
前日入りもせずシャトルの不調で遅刻して助かったもんで「限りなく黒に近い灰色」扱いだったはず
>>575 今はフラッグ部隊やティエレンが出来てザフトが不利になってるからこそのこの条件だろ情勢が変わってる
お待たせしました。
停戦案は現実できそうなのがコレぐらいしか思いつかなかったってのもあります。
ただ、ラクスの反応通り、プラントは全部自分たちで作った。と、教育しているのでどうなることだか
それではどうぞ
「行ったか・・・」
「ええ、アークエンジェル。無事に地球までたどり着けばいいのですが」
「・・・そうだな・・・任務に集中する」
「了解。刹那少佐、現在救援艦隊は予定通りヘリオポリス宙域に向け進んでおります。これから先はザフトの襲撃も予想されますので注意が必要です」
「了解した」
後日、ヘリオポリス宙域に着くまでに2回戦闘を行い2回とも捕虜を取る事に成功。
すべての捕虜に地球連合からの封書を渡し母艦に引き渡したのだった。
ひさびさの脳量子波
通常の通信手段では、地球とヘリオポリス間はリアルタイム通信が出来ない。イノベイターの脳量子波でもGN粒子が少ないこの世界ではきついだろう。
だがELSは違う。木星と地球間でも脳量子波でやり取りができるのだから、ヘリオポリスぐらいでは朝飯前である。
ELSの身体に意識データを移しているティエリアと、ELSと共生している刹那だから出来るのである。
《ティエリア、聞こえるか》
《刹那か、どうした?》
《ヘリオポリス宙域に到着。漂っていた2隻の避難船を確保。その船に乗っていた避難民を収容している。フラッグで周囲を捜索しているが大破した避難船がほとんどだ。》
《そうか・・・コロニーを襲撃するのはユニウスセブンの件で懲りているのではないのか?自分たちがやるのはいいのか?まったく》
《ティエリア、続き、いいか?》
《す、すまない。続けてくれ》
《停戦の封書は3通渡した。うち1人は現議長の娘だ。偶然出会えた》
《了解。アズラエルが愚痴を言っていたぞ。外交でコンタクトを取る前に返事もなにもないから手が打てない、なにを考えているのかわからないと。延々と愚痴をきかされた》
《政治の世界はわからない》
《僕もだ・・・探索が終了したら戻ってこい》
《了解。通信終了》
少し巻き戻り刹那と別れた直後のアークエンジェルの会議室にて
ナタル、キラの2人がいる
「キラ・ヤマト、書類に書いてある通りだが説明する。質問は説明後に聞こう」
「わかりました」
「まずはナスカ級に通信を繋げるのだが、これはアークエンジェルの通信士が行う。
通信を繋げたら『民間人を保護したから引き取れ』という内容を伝える。ラクス・クラインの映像付きでだ。
その後に接触。ここまではいいか?」
「はい、大丈夫です」
「接触する相手だがラウ・ル・クルーゼを呼び出す。
接触中はアークエンジェルの砲塔は全てナスカ級に向け発射準備。
メビウスゼロとフラッグは艦外待機、アークエンジェルの影に隠れ万が一の場合対応する。
ラクス・クラインを引き渡したら速やかに帰投、すぐにに向け移動する。質問は?」
「モントゴメリはどうするのですか?」
「先行し、小惑星の影に隠れてもらう」
「・・・わかりました。よろしくお願いします」
「よし、これから艦長に報告をしてくる。相手とコンタクトが取れるまでは自由時間だ、休んでおけ」
「はい」
数時間後、キラの自室の通信機が鳴った
「はい、キラ・ヤマトです」
『マリュー・ラミアスです。ナスカ級と連絡がついたわ』
「本当ですか!?」
『ええ、引渡しは3時間後、予定と違うのがラウ・ル・クルーゼと一緒にアスラン・ザラというラクスさんの婚約者も一緒に来るわ』
「わ、わかりました」
『ラクスさんには私から伝えます。作戦開始まで少しでも休んでいてね』
通信が切れ、1人佇むキラ
「そっかぁ・・・アスランも来るのか・・・」
以上です。
毎回短いですがよろしくお願いします
投下乙です
投下乙
乙っす
>外交でコンタクトを取る前に返事もなにもないから手が打てない、なにを考えているのかわからないと。
プラントは外交途絶状態かよw
ユニバーサルチャンネルみたいなので全世界に向かって「交渉してくれ!」って叫ぶくらいしないと反応なさそうだな
乙
>>583 そんな事をすれば調子付くじゃね?
野蛮なナチュラル共は我々に恐れをなして見振り構わずwwwとか
第二世代の出生率ですら碌に解決出来てないのに地球に喧嘩売る奴等だし
>>584 「連合には交渉の意思があるが、プラントが反応してくれない」
というのを世界各国や連合の民に伝えることが重要かな、と
今更であっても連合の正統性は常に明示しておいて損はない
つーか普通、最低限のチャンネル開いてる(ただし国民にそれが周知されているとは限らない)もんだけど、
この場合アズラエルすらお手上げな状態
ガチで殲滅戦になってプラントが滅ぶのは構わんが、連合としては金の無駄
このアズラエルは泣いてもいいと思う
せっかく作ったプラントを店子が勝手に自分のものだと占有して地球にエネルギー危機起こす兵器打ち込んで一切の外交チャンネル閉ざすとか
本編の盟主王も泣いて良い
多少、思想は偏ってるけどプラント占領とかしてるし
血バレ以前は穏便に外交しようとしたらテロ
止めにNジャマーだから、普通に考えれば皆殺ししても問題ない
現実のイスラム国に近い、Nジャマーを
エボラ感染して世界中に撒き散らす聖戦士と変換すれば判りやすい
BFTで運命がライバル機っぽくて泣きそう
報われてくれ!
ごめんなさいスレ間違えました
外交チャンネルはあるよ
マルキオ(ナチュラル)はフリーパス
検疫すら受けないのは重体だったキラを連れて行っていることで証明済み
お待たせしました。
いつも通り短いですがどうぞ
『キラ君、気をつけて』
『わかってます。イザとなったら逃げ回りますから、マリューさん』
『それでいいわ。大尉とフラッグが救援に行きますから時間をかせいでね』
ストライクのコックピットにいるキラとブリッジにいるマリューがモニター越しに会話をしている。
そこへ『キラ、時間よ。ストライク、発進どうぞ!ラクスさんをよろしくね』と、ミリアリア
一度だけ深呼吸をし『キラ・ヤマト、ストライク、行きます!』
エールを装備した非武装のストライクが発進していった。
「狭くないですか?」
「ええ、大丈夫ですわ。私、モビルスーツに乗ったの初めてですの」
「しっかり掴まってて下さいね」
ラクスの引き渡し予定ポイント付近には非武装のジンと小型シャトルが1機待っていた。
ピピッとストライクに通信が入る。
『ラウ・ル・クルーゼだ。ジンに乗っている。ラクス・クライン嬢はどこだ?』
「ラクスさん。モニターに映って下さい」
「わかりましたわ」
『ラクスは一緒に乗っています。停止しましたらコックピットを開けますから確認して下さい』
『了解した』
「アスラン、あの方がラクス嬢で間違いないか?」
「・・・間違いありません」
『ラクス嬢を確認した、予定通り武装を解除する』
ラウ・ル・クルーゼがそう言い、持っていたライフルを投げた。
ある程度の距離まで接近し停止したストライクがコックピットハッチを開ける。
「ラクスさん、よろしくお願いします」
「お任せくださいませ、キラ様。この手紙はお父様にお渡しします」
ジンのコックピットも開き赤い服の人が1人出てきた。
「アスラン・ザラだ。ラクスの顔を確認したい」
「アスラン、私ですわ」
「・・・確認した。こちらへ」
ラクスはキラの方を向き1つ微笑むとアスランに向かって宇宙空間ちに飛び出したのだった。
そして、無事にアスランに掴まり、そのまま二人でシャトルに向かって行った。
「・・・ストライクのパイロット・・・キラ・ヤマトだな」
「久しぶりだね、アスラン」
「なぜコーディネーターであるお前が俺たちの敵になる!そんな必要はないはずだ!」
「・・・あの船には僕の友達が、同じコロニーに住んでいた人が乗っているんだ。オーブに帰るまでは僕が守る。それに・・・ユニウスセブンの件があったのになんでヘリオポリスを壊すような武器を使うの?そんな人達がいるプラントには行けないよ」
刹那との少しの会話で守りたいものを再認識できたキラはアスランの誘いを明確に断った。
「・・・今度戦場で会うことがあったら・・・俺がお前を撃つ!」
そう言いラクスとシャトルに乗り込み後方に控えているナスカ級にジンと共に移動し始めた。
深呼吸をしたキラは反転しアークエンジェルに戻っていった。
ナスカ級艦内にて
仮面の男、ラウ・ル・クルーゼがアスランとともに艦長室に来たラクスに伝える。
「ラクス嬢、ご無事でなによりです。」
「・・・ラウ・ル・クルーゼ様ですね。護衛ありがとうございます」
「その持っている封筒はなんでしょうか?規則なので拝見します」
「え?あ、構いません。こちらは連合からの親書ですわ」
「では、失礼して」
読みふけるクルーゼ、表情は仮面のせいで読めない。
「・・・これは無くすといけませんな。そこの金庫に保管しておきましょう。至急プラントに戻ります」
「わかりましたわ。保管はお任せいたします」
「アスラン、・・・いやいい。ラクス嬢はお疲れだ。部屋に案内をし、休んでもらえ」
「了解しました」
アスランがラクスをエスコートし、艦長室を退出していく。1人になったクルーゼはどこかに通信を繋げたようだ。
『どうされました?クルーゼさん』
『連合がラクス・クラインに親書を渡していた。内容は・・・』
『他の船からも報告がありました。通常のルートでも連合からの停戦の要請が出てます。まぁ揉み消してますが』
『では、これも揉み消しで?』
『ただの兵士とは違いラクス・クラインですからね、内容を改ざんしたものを用意し渡して下さい』
『了解した。同士よ』
『では、これで』
一瞬、口元を綻ばせながら改ざんの作業を開始した。
以上です。
クルーゼが個人でいろいろやってるのって無理ありますよね・・・
>>594乙です
なるほどプラント内部の徹底抗戦派が色々と工作してやがったと。
これらの真相が判明した場合盟主王やせっさん等はどう動くのかな?
乙でした
通常ルートですら揉み消しが発生したならばプラントとの対話不可能と連合内部をまとめあげる材料になるだけかな
ただし、ここで恐るべきと称する他無い行動力を持つラクス・クラインに親書の内容が知れる事となった
彼女がこの歴史のヒロインとして立つ土台が出来上がった展開とも言える
ラクシズの印象のせいでラクスに忌避感あるのはそうなんだけど、
この段階ではラクスはまだただのラクスだし、平和を願う者として奔走する分にはヒロインしていられると思う
でも誰か貢献人になる人がいないとプラント内では動けないとは思う
シーゲルは
>>169の通りだし、プラントもうだめかもわからん
原文のコピーをラクスが持ってるとも知らずに。
599 :
通常の名無しさんの3倍:2014/10/30(木) 08:44:53.86 ID:haNIkB4p
そこは原文のコピーを渡した可能性も否定できない
2ちゃんとかついったー的ななにかで拡散しよう(提案)
物凄いクソレスしまくるプラント評議会と一生懸命マジレスする盟主王
そしてクソレスを次から次へと削除しまくるティエリア
刹那「俺が、運営だ」
クルーゼは戦争が泥沼状態になるのが目的なんだから、改竄したって結果さえあれば
控えがどうとか関係ないんじゃない?
むしろ勉強出来るだけの馬鹿ばかりのプラントなら、不利な状況になればなるほど
やらかしてくれるだろうし。
一部のコーディーさん:ナチュラルと和解wwwありえねwww
ザフトエースのナチュラル:俺が長生き出来ないから人類抹殺!
ザフト評議会:新人類な俺等が、なんで買わなきゃいけないだks
もうELS達が侵食した方が早いじゃないか
クルーゼのテロメア問題ならOO世界のナノマシン(イノベイド用のやつ)で
治療or緩和はできそうな気はするな
キュピーンが脳量子波由来ならイノベイター化という可能性もあるし
イノベクルーゼ「ではこの力を使って世界に復讐する」
>>606 刹那「その歪み、この俺が断ち切る!!」
>>606-607 エクバフルブマキブで日常的に見られる光景ですなw
んで最後覚醒技なり俺がガンダムだなりN格前派生なり決まって
「世界の歪み、この俺が断ち切る!!」カキッ
「ハーッハッハッハッハッ!!」あぼーん
となったりするわけで。
お待たせしました。それではどうぞ
ラクス・クライン引き渡しが終わり第八艦隊と合流するために航行しているアークエンジェルとモントゴメリ。
合流まで約1日のポイントまで来ていた。
キラとムウ、それにフラッグファイター3人のパイロット5人が今後の確認をしていた。
ムウが質問を投げかける
「ザフト軍の戦艦がアークエンジェルのレーダーの端にずっと写っている。
楽観的に見れば追跡してるだけ、悪く見ればチャンスを狙っている。」
フラッグファイターの一人が答える
「悪い方に考えておいて損はない。第八艦隊の合流前に一当てあるとみておこう」
「だよなぁ・・・キラは出てくれるか?」
「えと、刹那少佐から避難民を降ろすオーブ近海まで、と頼まれています。」
「助かるぜ。相手はイージス以外のGが載ってる船だからな」
フラッグファイターが問いかける
「お二人さん、俺たち3人でジンなら5機までならなんとかできる、だがG計画の機体はデータしか知らない。いろいろ教えて欲しい」
「そうだなぁ・・・デュエルのパイロットは突撃バカって感じだな」
「ムウさん、そうなんですか?」とキラ
「ははっ、相手にしやすいぜ。他は?」とフラッグファイター。
「バスターはパイロットと機体の相性がよくないな、パイロットは近、中距離が好きっぽいのに機体は遠距離特化、距離を詰めれば盾がないからフラッグなら楽だな」
「そうか、面制圧を多用するか?」
「うーん・・・あまり使うイメージはないな。だが火力は厄介だ」
「ふむ・・・最後にブリッツは?」
「最後・・・って、イージスは!?」
「さっきいないって言ってただろ。それに刹那教官に片腕切られたし、載ってる船はプラントに戻ったし、なにより1度見てる」
「そ、そうか・・・ブリッツが一番厄介だ。パイロットが慎重ぽいから隠れられたら判らねぇ。それよりもフラッグについて教えてくれ。なぁキラ」
「ぼ、ぼくですか!?」
「当たり前だ、お前が乗る前まで歩くのも大変だったのにフラッグはビュンビュン動いているからな」
「た、確かにそうですけど・・・いいんですか?」チラチラとフラッグファイターたちを見ながら話しをするムウとキラ
「ははっ、構わないよ。なんならコックピットにでも行くかい?」
「いいノリだな!行こうぜ」
フラッグのコックピットにやってきた5人専属の整備士がアークエンジェル所属の整備士に教えていた。
そこへ声をかけるフラッグファイター
「おーい!2番機をシミュレーターモードで起動するぞ!」
手を上げ了解を示す整備士。
「詳しくは言えないがフラッグの起動は生体認証が必要でな、ちょっと待て・・・OKだ、入ってくれ」
興味を隠そうとしないムウが先に入り、後からキラが周りを観察しながらコックピットに顔を入れる。
「モニター起動」の言葉と同時に全周囲モニターが起動するが、ハッチを開けているため前方は何も写ってない。
「すごい・・・ストライクと大違いだ・・・音声認識に壁全体がモニター・・・ブツブツ」
「キ、キラ?」
苦笑しながら「ほっとけ、俺もそうだった」
「動かし方はメビウスとはかなり変わる。が、慣れればいける。音声認識で補助しているからな。俺用にチューンしてあるからピーキーだぜ」
「シミュレーターで動かしたいんだけどいいか?」とムウが問う。
「問題無い。設定を基本でやるぞ。結果が良ければフラッグに乗れるかもな」
「楽しみだせ!」
まだ自分の世界から戻ってこないキラを外に出し、ムウと2人、コックピットに入っていく
「サブシードから指示を出すから好きに動いてくれ」
「OK!ムウ・ラ・フラガ、フラッグ、行くぜ!」
省略
シミュレーターを終えたムウが感想を言う
「これはすごいな!ゼロとは比べ物にならないスペックだ」
「オレの機体を褒めてくれてありがとよ、キラ君も乗るかい?」
「い、いいんですか?オーブに着いたら降りるんですよ?」
「刹那教官からの指示だ。理由は知らない」とドヤ顔で答える。
「そ、そうですか、じゃあお願いします」
「おうよ!」
コックピットを閉めキラと2人になる。
「キラ君」
「はい?」
「おそらくだが、オーブに戻ったら君はオーブ軍から招集をかけられるだろう。その時に少しでも助けになればってことじゃないかな?」
「ぐ、軍ですか!?たんなる学生ですよ!?」
「モビルスーツに乗り、実戦を経験し、自分専用だがOSを構築した人材を、わざわざ見逃すはずはない。オーブは外から見れば選挙がない独裁国家だからな」
「・・・そうですか・・・嫌ですね、そう言うの」
「ま、始めるぞ」
省略
フラッグのシミュレーターが終わり、パイロットの更衣室で話始めた。
「キラ君、フラッグとストライクを比べてどうだった?率直な意見が欲しい」
「・・・運動性がすごいですね。エール以上な感じです。ですがパワーはストライクのが上でした」
ムウは「そっかぁ・・・ゼロとは比べ物にならないぜ」とため息
「で、フラッグと戦うとしたらどうする?」と、キラに質問する。
「うーん・・・ソードはダメ、ランチャーも当たる気がしない。エールで接近するしかないですね」
「だろうな。こちらは接近される前に弾を当てまくってPS装甲を剥がさないとな」
少し考え込むキラだが、すぐになにかを決心し、フラッグファイターに向け声をかける。
「あのザフト艦が仕掛けてきた場合。どう動きますか?」
フラッグファイターが答える
「俺たち3人で速攻でバスターを沈黙させる。その間はデュエルとブリッツを足止めしててくれ。時間を稼げばいい」
「・・・うん、お願いします。僕を鍛えてください。みんなを守るためデュエル相手に時間を稼げるぐらいにはなりたいです」
「OK、付け焼き刃だが何とかしてみよう」
キラの特訓が始まった。
第八艦隊との合流まであと1日
余談だがアルスター親子はアークエンジェルで幸せそうにしている。
以上です。
ラクス(プラント側の対応はしばらくしたら出てきます
そろそろ地球への降下ですね・・・
投下乙
投下乙
クルーゼ隊が全員捕虜になる未来しか見えない
フレイ「ぱぱー」
パパ「ふれいー」
『あははははー、うふふふふー』
サイ(白目)
乙です
618 :
通常の名無しさんの3倍:2014/11/04(火) 22:10:29.00 ID:skenPC0E0
>>616 なんでや、麗しい親子愛やないか
投下乙です
投下乙です
乙
このままじゃ後付いて来てるザフト軍、最悪全滅だなw
やはりちゃんと機体の特性に基づいた戦術を立てて戦うのは面白いですね
イザークと炒飯にキラとフラッグファイターたちの会話を聞かせてやりたい
まああの二人、特にイザークはそれでも反省せずに突っ込んできそうだけど
たしかバスターにはショットガン系の散弾装備がなかったっけか
FPS脳だと迂闊な接近は即死に繋がるイメージが
ストフリやバスターの連結で火力アップという仕組みは未だによくわからない
バスターなんか、片方実弾で片方ビームだし
あんまり細かい所は気にするなよ
種なんだから
ビームライフル1本に変更機能を持たせられない→2本あるから直結させてしまおう!
本体供給である事を考えると、ビームライフル2本分のエネルギーをチャージ出来るから
もう片方をロックしてしまえば誤射する事は無い、バスターのも同じ理屈だろ
最初からビーム兵器2本じゃないのは、エネルギー切れ時での応戦能力的な考えと
CE世界の歪な技術系だから、深く考えたら負けだ
最初にGを作った奴or建造指揮した奴は馬鹿でしかないが
フェイズシフト装甲は優秀の一言につきるから馬鹿と天才は紙一重ということで
高出力で撃ってる以上、砲身が耐えられるように作ってるのは確定
にも関わらず単体では最大出力が出せる設計になっていないのが問題
出力の調整ができない?そんな馬鹿なことがあるか!
二つを組み合わせて、エネルギーのタンクキャパが増えて持続が伸びるとかならまだわかる
まあビーム兵装で出力をあげるのも↑↑のつっこみはあるけど、許そう
実弾兵装が強力になるってどうなってんだ
レールガンだぞ、出力が上がったからって射出回数は増えても射出速度は大してかわらねえよ!
例え射出速度変更を実装していたとしても、
最大射出速度に適した弾頭と、加減した場合の弾頭を使い分けないと結局ロスが出るし、非効率極まりない!
なんか弾種の変更も出来るみたいだけど、そんなに大量にカテゴリ細分化したら使い勝手がクソすぎる!
ガンダムのつっこみどころはSEEDに限った話ではないんだが、
種の場合無駄に詳細があるせいで違和感が浮き出るというアレ
福○「SEEDはスーパーロボット」
つまりキノコ狩りのテーマが流れる中、オレンジ色のマスプロ機(しかも実は練習機)に落とされるんですね。
あれはヒイロが乗ると突然硬くなるリーオーみたいな物
みんなもっとキリコさんを見習うべき
Gの装甲材質は、ルナチタニウム合金精製途中で発見したガンダニウム合金
どう言う訳か精神感応があるから硬さや色が変わるので発展させたらDG細胞ができました
Wのガンダニュウムも上と似た様な感じで発見されて似た性質を持ってるんだろ
エレガニュウム合金だからエレガントが在るほど硬くなる、逆にMDとかはエレガントないからボコボコ穴が開く
むせる男のは下手するとボールより酷いからな、一番装甲が厚い部分で14o、平均値は6mm
全体に血液の様にポリマーリンゲル液が流れてるから表面装甲の火花ですら引火し爆発する始末
それでも技術を煮詰め込むとスーパーロボットが出来てしまうけど
ベルゼルガ SSS-X テスタロッサ「ん?俺のことかな?」
ト裸ンザム!
お待たせしました
忙しかったので見直ししていませんが、どうぞー
翌日
『総員!戦闘準備!後方のザフト艦が近づいてきてます!』
ブリッジにてマリューが艦内に指示を出す。それと同時にミリアリアがマリューに伝える。
「モントゴメリより通信!速度を上げ先に第八艦隊に合流する、とのことです」
戦闘能力を喪失しているモントゴメリでは足手まといになるため逃げるという選択肢を取った
「了解。と伝えて、モビルスーツ、準備が出来次第発進!カタパルトは使わないで」
「了解!モビルスーツ隊、・・・」
ブリッジが慌しくなっているころ格納庫でも整備員が最終確認をし、パイロットはコックピットで待機している。キラもキーボードで最終調整を行っている。
「ブツブツ・・・」
そこへフラッグファイターから通信が来た
『キラ、敵はデュエル、バスター、ブリッツの3体だ』
「わかりました」
『ブリッツがミラージュコロイドで隠れていないのが気になるが、まあいい、指示を出す』
「はい」
『予想戦闘時間は10から15分、それ以上の時間をかけると第八艦隊も相手にする必要がある。そんなことはしないはずだ』
「そうですね、わかります」
『なので10分・・・いや、5分だ。デュエルの足止めすればいい、シミュレーター通りにすれば問題無い。フラガ大尉はブリッツだ』
『了解だ』
「わかりました」
『よし、行くぞ!』
3機のフラッグとストライク、メビウスゼロが出撃していく。
ザフト艦から出撃した3機はアークエンジェルとガモフの間に入り目視で相手の船を確認できなくしていた。
3機が散ると同時にガモフが主砲を発射、アンチビーム爆雷がギリギリ間に合い、直撃を避けた。
「こちらの回避パターンが読まれているの!?」
不安そうなマリューを尻目にナタルが指示を出す。
「艦尾ミサイル!バリアント!ザフト艦に向け発射!」
モビルスーツ隊も相手と接触しようとしていた。
『フラガ大尉!キラ、足止め頼むぞ!俺たちはバスターだ!』
『『了解!』』
「行くぞ!パターンC!」
ビーム砲で牽制していたバスターに向け、フラッグ3機はミサイルを発射し、3方向から包み込むように移動をする。
バスターは正面のミサイルに対処するため散弾で破壊する。が、それが狙いだった。
「散弾は連射できまい!」
既にバスターの情報を頭に入れているフラッグファイターたちはウィークポイントを的確に突いていく。
リニアライフルを連射モードでバスターに撃ちまくる。バスターも回避行動を取っているが大量の銃弾に晒され、エネルギーが一気に減っていく。
エネルギーが気になるビームも撃てず、散弾も撃った直後で撃てず、ミサイルも誘爆が気になり撃てず、戦闘開始3分でエネルギーの切れかかったバスターは撤退していった。
『追撃はいらん!俺がデュエル、2人はブリッツだ!』
バスターが撤退する前からメビウスゼロとブリッツは撃ち合っていた。
「時間を稼げば援護が来るってのは気分が楽だな!」
メビウスゼロはブリッツの弱点を利用し、立ち回り、時間を稼いでいた。
オールレンジ攻撃を仕掛けるメビウスゼロだが、ブリッツの方が運動性が高く簡単には攻撃が当たらない。
ブリッジもレーザーを撃ち迎撃を試みるが、1つのポットを狙おうとすると他のポットと本体から攻撃を受け、シールドで防ぐか回避しポットを攻撃できない。左腕のアンカーではメビウス・ゼロを捉えるほどの速度がでない。
延々と繰り返し、時間を稼ぐつもりだ。複合兵装、シールドとライフル、サーベルが一体化している弱点を見事に突いた時間稼ぎである。
弾薬の残りも気になるが、バスターを撤退させたフラッグが接近してきているため問題無いだろう。
「これを長時間やるのは流石にしんどいが、もう少しだ・・・」
ストライクとデュエルは、お互いライフルを撃ち合っている。
ただ、ストライクは回避を重視し、発砲しているのはデュエルの半分程度だ
「相手の視線をを釘付けに・・・当てなくてもいい、この距離で・・・アークエンジェルに近寄らせない」
一方のデュエルは
「ええい!邪魔だ!逃げるな!腰抜けがあ!」
アークエンジェルに向かいたいが、ストライクの背中を晒すことになるため相手をせざるを得ないが、接近しようにもストライクのが機動力が高く近寄れない。
「おのれ!ストライク!時間稼ぎか!」
イザークのイライラが貯まっていく。
そこへフラッグが接近してきた。
「な!?バスターが殺られたのか!?」
慌ててレーダーを確認し、バスターが撤退しているのを確認し安堵する、が
「情けないぞ!ディアッカ!ナチュラル如きに!」
だが、イザークもストライクとフラッグ、2対1はキツイらしく反撃より防御が増えていく。
「ええい!フラッグ!邪魔だ!」
対ビームコーティング付きのシールドを装備したストライクがデュエルの正面で牽制し、フラッグはデュエルの背後を取るように動き、攻撃を加えていく。
技量の劣るストライクに突撃してもいいが、装甲の無いバーニアに攻撃を食らうといけないので踏み切れないでいた。
「ちい!こうなれば先にフラッグだ!いくぞ!」
イザークは気合いを入れ、ストライクに牽制を入れるとフラッグに突撃していく。フラッグの銃弾は実弾のためPS装甲を抜けない。後方からストライクが発砲するがシールドで背中を守っている。
「ぐぅ!この程度の衝撃!」
銃弾は無効化され、ビームもシールドで受けているのでダメージは無いが、衝撃までは無効化されずイザークは顔をしかめる。
そこへフラッグがミサイルを放った。ダメージは無効化できるが、衝撃は銃弾の比ではない。
「な!?くそ!厄介な!」
バルカンでミサイルの迎撃をするが距離を詰めていたのが災いし全て迎撃できず1発直撃を受けてしまった。
「ぐうう!こなくそぉぉぉ!」
気合を入れ衝撃を耐えるが
接近警報
動きの止まったデュエルに後方からストライクが接近し、ビームサーベルを突き刺しに来ていた。
流石の反応速度か、咄嗟に機体を捻りコックピットへの直撃を避け、脇腹付近に攻撃を受けてしまった。
電気機器がショートし、なぜかコックピットで爆発が発生した。
「痛い痛い痛い痛い痛い」
両手で顔を抑え痛がるイザーク、そこへニコルから通信が来る
『イザーク!大丈・・・ぶじゃなさそうですね!行きます!』
動かなくなったデュエルを尻目にフラッグが接近していく
「キラ!デュエルを鹵獲する!援護を頼むぞ!」
『わかりました』
ゆっくりとデュエルに接近するフラッグ、万が一に備えデュエルのライフルとサーベルを遠くに蹴りとばす。
そして「掴むぞ!」と、言ったタイミングで
『ブリッツが!』と通信が入った。
見ると被弾も気にせずデュエルに向け突撃してくるブリッツがいる。
「ちっ!距離を取る!」
デュエルを鹵獲しようとしていたフラッグが距離をとり、迎撃しようとしているが、ブリッツは構わずにデュエルに接触し撤退していく。
『追わなくていい!伏兵に備えろ!』
フラッグファイターのリーダーが指示を出し、アークエンジェルの付近に戻っていった。
キラは、アークエンジェルの横に付くと、荒くなった息を整え少しだけ気を緩めた。
「ふー・・・僕にも守れたかな」
すでに目視で確認できる距離にいる第八艦隊を確認しながら、友人たちを守れた安堵感から体をリラックスさせた。
以上です。
機体数が多く、総合性能も同等ぐらいではこうなる(はず)
乙でした
生き延びて撤退成功した赤服三人組に敢闘賞を与えるレベル
投下乙です
しかしこうまで連合のフラッグがお偉いさんの息子達を圧倒して見せたんだから
ザフトでも新MSの開発が早まりそうですね
自由と正義(笑)か…機動力のある砲台、自由は兎も角、背負子が無線ドラグーンになるだけの正義は(接近戦強かったのは凸のおかげ)いらない子かも
乙です
この後の大気圏突入の戦闘楽しみだな
乙
>>641 本来の自由だとハイマットフルバーストなんて出来ないだろうし(本来なら設定や機体構造レベルできない)
砲台を守ったり、他のザフトガンダム種目系の指揮官機として役に立つだろうさ
乙したー
ジャスティスのリフターはよくわからん設計だ
ストライクみたいに換装前提だって話なら、素体は近接重視、バックパックで砲撃や機動性・継戦能力なんかを補うっていう話でもわかりやすいんだけど
初期案はバーストモード中のフリーダムを守る盾とフリーダムの移動用だよ
だがハイマットフルバーストでせっかくの案が没なんだが
本編の接待戦闘などとは比較するのも失礼
ちゃんと戦闘かける人間にやらせてれば本編も…
SEEDはどいつもすぐ空飛ぶしなあ
せっかくの地上なのに地形の優位とかがあまりにも無さ過ぎる、種死のローエングリン潰すところくらいか
おかげで宇宙に行っても全方位バトルが新鮮に感じないという弊害もあるし
ローエングリンのとこは力押しのせいで無意味な坑道突破のとこしか地形関係しなかったやん
種なんだから設定が破綻してるのは当然だし
死体蹴りは辞めようぜ
時間制限とかドダイとかがあるとは言え元気のGもすぐ空飛んでるけどな
単純に子供には空飛んでる方がカッコよく見えるからしゃない
初代のことならあれはジャンプしてるだけだから...
元気のGと書いてあるからどう考えても最新作のレコンギスタの方だろ
つかもう普通に飛んでピンク攻撃飛ばしたり、主人公の親殺しかけてたな
宇宙世紀の後ということで技術的に問題ないレコンギスタと
種の頃はディンとグゥル乗りぐらいしか飛ばなかったのに種死になったら誰も彼も飛ぶようになったのを比べてはいけない(戒め)
自立飛行できないせいで地上降りてからは砲台役ばっかだった赤白ザクのパイロットが泣くぞ!
ト裸ンザム!
種世界の技術発達速度は異常な分、頭の回転はよろしくない感じだな
普通に考えればザクが核分裂炉な機体だったのにブレイズウィザードで飛べないのはオカシイ
最新艦、運用予定な機体がない、クルーはザク乗りならグゥルくらい用意しとけと思うが
お待たせしました
毎度ながら短いですがどうぞ
デュエル、バスター、ブリッツの3機は追っ手もいないことから無事に船に戻ることが出来た。
ただ、イザークは着艦すると同時に医務室に連れて行かれたのだった。
ニコルとディアッカは戦闘の疲れからか格納庫の隅で座っている。
しばらく時間が立ち、ディアッカが独り言のように呟く。
「イザークのやつ、大丈夫か?」
その言葉に反応したニコルが返す。
「意識はあったから問題無いとは思いますが・・・」
「やつら、上手かったな」
「ええ、そうですね。彼らがアークエンジェルを無視してこの船を狙ってきていたら全滅していたでかもしれません」
「違いねぇ」
2人はそれぞれの機体を見ながらニコルが話す。
そこへ整備員がやってきた。
「機体の状態だが・・・非常に悪い」
予想していたのか、ディアッカは軽く返事をする。
「やっぱなー、んで、直るのか?」
「ブリッツは背中・・・特に推進系にかなりのダメージがある。」
「そっかぁ・・・バスターはどうだ?」
「ほぼ全身から異常が出てる。ほんと、よく戻ってこれたもんだ」
「ちっ、あいつらめ」
「機体を奪った時の予備パーツを使いきれば今回のは何とかなる」
「次はない・・・か」
「一番の問題はデュエルだ。サーベルでやられたダメージがかなりひどくてな・・・PS装甲が最低ラインで起動しない。本人次第だが追加装甲を付ける必要がある」
「・・・追撃しても勝てる気がしません」と、聞き役に徹していたニコルがもらす。
「俺達も連携しないとダメかね」
「それはイザークが戻ってきてから考えましょう」
無事にアークエンジェルに戻ってきた5機。
キラとフラッグファイター達がお互いの健闘を称えている。
そんな中にメビウスゼロが戻ってきたが、フラガ大尉らしくなくフラフラだった。
万が一に備えて、ネットも用意されたがなんとか使わずに着地に成功。
すぐさま整備員がコックピットに向かう。
そこには大量の汗をかき、疲れ果てているフラガ大尉がいたのだった。
整備員が肩を貸し、コックピットから降り、キラ達の所にやってきた。
「つっかれたー!あーあ、頭がクラクラするぜ」と、まだ多少は余裕はあるようだ。
「ムウさん、飲み物です。医務室に行かなくて平気ですか?」
「お、サンキューな。医務室には行きたくねーなー」
そんな二人の会話にフラッグファイターが割り込む。
「よくメビウスゼロでブリッツを完封できたな。すごいぜ」
「さんきゅ。ただ、俺も機体もギリギリだ。連続で分離したガンバレルを操ったのは初めてだし、弾薬も推進剤もギリギリだし、まじでフラッグが来なかったらあと3分も持たなかったはずだ。助かったぜ。あー頭が頭痛で痛い」
「それだけジョークが言えれば大丈夫だな」と、フラッグファイターの1人が苦笑しながら言う。
「奴らが連携を取らず、予想通りの展開だったからな。あれなら速攻で行ける。キラ君もよく頑張ったじゃないか。」
「ありがとうございます。フラッグファイターに褒められるのは素直に嬉しいです。デュエルは残念でしたね」
このような会話をしている中、無事に第八艦隊と合流。ハルバートン提督がアークエンジェルに通信を入れる。
『ラミアス大尉!無事でなによりだ、それにヘリオポリスの学生達も手伝ってくれてありがとう。』
『ハルバートン提督、わざわざありがとうございます。ふふ、学生達はあなたの態度に驚いてますよ?』
『はっはっ、アークエンジェルはこのまま大気圏に突入してオーブ近海に行ってもらう。そこで避難民を直接受け渡しだ、オーブに追加の人員が待機している。学生達はそれまで頼むぞ。以上』
通信が切れ、学生達にも笑顔が浮かぶ。
マリューは艦内放送で直接オーブに向かう旨を伝え、避難民も久々の明るいニュースに暗かった雰囲気が一気に吹き飛んだのだった。
以上です。
そろそろ年末の忙しい時期なので毎週はきついと思います
投稿するかは書き込みしますので、よろしくお願いします。
乙ラエル
投下乙です
乙です
次はアサルトシュラウドvsフラッグが見れるのかな?
乙
連携の大切さを知ったニコルたちだがちゃんとその経験を活かせるか
本編見た限りじゃ怪しいけど
特にイザーク
イザークがぶち切れ特攻、そこをブリッツが巧みに援護
炒飯が二人の連携を邪魔されないよう後方援護に専念出来るかやね
ザフトにはいつまでティエレンとフラッグで通用するんだろうね
自由正義天帝相手だと辛いかな?
>>666 武装が実弾・実体剣だからPS装甲持ちとは相性悪いぞ。
まぁ、フラッグはプラズマソードあるから接近戦はパイロットの腕(クルーゼのドラグーンかいくぐれるレベル)次第で対応できるかもな
刹那たちがCEの技術革新速度の変態さに気づいたら
ジンクスとかブレイヴの情報も出してくると思う
>>666 でもその3機は結局ワンオフ機だからねぇ。
ゲイツ相手だったらタイマンでも問題ないだろうし、刹那やティエリアなら阿修羅すら凌駕すれば対応出来るんじゃないだろうか
グラハムは初見でファング見切ってたしメタル刹那なら誘導兵器の天敵みたいな物だし
ゲイツでもフラッグには対抗出来なさそうだから核搭載ゲイツが量産されるんじゃないかね?
自由とか正義とかのPS装甲機は量産無理だろうし
しかしそれでもフラッグにはもう一回変身が残されてるという(オーバーフラッグ)
>>670 さらにフラッグカスタムもあるじゃん連合では15Gに耐えられるムウさんぐらいしか使いこなせる奴いないだろうけど
一応フラッグカスタムはブシドーさんの専用機だしオーバーフラッグの試作機みたいな物だから入れなかった
GNフラッグとかもCEに過度の技術を漏洩させないために実現不可能だろうし・・・
そういや核搭載型のフラッグとか出るのかな?
でも太陽炉と違って慣性制御の出来ないCEの核分裂炉はフラッグには重過ぎるか
>>672 フラッグは元々電池(と言うか水素電池)じゃなかったか
>>673 水素は推進剤
動力源はバッテリーでマイクロウェーブ充電可能
フラッグに核積んでも宝の持ち腐れどころか戦力低下にしかならんわ
このままいくと種死ゲルズゲーとフラッグの融合なんてありそう
>>676 イナクトのアグリッサみたいにフラッグとゲルズゲーの下半分が合体するのか。
て
ジンクスもブレイブもGNドライブ積んでこそのあの性能でしょ
ふつうにCE製のバッテリー式でビームライフル持たせたほうが強いでしょ。
GNドライブの情報なんてださんだろうし
Zガンダムの武器みたいに、
エネルギーをパック化したビームライフル作れないのかな
種世界のエネルギー効率考えたらいけそうだと思うのよね
後発の開発武装でOS側が対応できなくて、
「持たせられるけど、照準は光学(パイロットの目視)頼り」みたいな足かせを作ればいい感じに拮抗するんじゃね
確か熊さんのティエレンもビームライフル持ってたけど、ロックオンは熊さん依存だったよね
バスターとかザクはその技術使ってたはず>エネルギーをパック化
ハイペリオンの武装はエネルギーパック式だから、不可能ではないんだよね
武装を奪われたときにそのまま敵に利用されるから、という理由だった気がする
このため、掌についてるコネクターが陣営ごとに違う規格になってるとか。
機体ごと奪われちゃ世話ないけどな……
だからこそ機体ごと盗むのだろうと考えよう
オーブ製のストライクのライフルをガイアが普通に使ってる。
なんか当然のようにガイアパクってるのもヤバイ
ラクシズがファクトリーでコネクタ増設したんだろ(白目)
>>681 何気にストライクのアグニもエネパック内臓だから3発くらいは
単体で撃てるんだっけか。
ラクシズにCBが介入してほしいわ
ストフリ&インジャ関しても色んな所の技術パクッて完成させた機体だしな
それこそリジェネレイトみたくMSではなく武器コネクタさえ在れば
全部を乗っ取る様に改造していてもおかしくはない
キラさんが「規格さえ同じなら乗っ取ってみせる!」と手動ハッキングすれば
死に設定がちょっとは活きるのではないだろうか?(彼は真顔で書き終えた)
>>685 ストライクはオーブ製だけど、コネクタは連合規格なんだぜ…
オーブ機ではゴールドフレームにしか使われてない
記事の上の方チラ読みしただけだが、衛星ガニメデの影だって?
すごいな、こんなくっきり映るのか
ならザフト性のガイアのコネクターを連合規格かえたんかな・・・
そんでストライクのライフル使えたということか
アナハイムの都合で流用できちゃうUCと違って
CEにはその手の設定ないもんね
死の商人「えー、また俺らのせいっすかー、勘弁してくださいよー」
ジャンク屋ギルド=死の商人(ボソッ
CE世界の設定は深く考えない方が良い
突けば突くほど矛盾が出てきてしまうし
お待たせしました。
それではどうぞ
小型シャトルでアークエンジェルにやってきたハルバートン提督。
アークエンジェルの主要メンバーと話した後、フラッグチームの所にやってきた。
「フラッグの性能は素晴らしいの一言だ。私主導で作り上げたGたちより洗練されておる。」
「はっ!もったいないお言葉!」
「フラッグの量産型とティエレンだったか?G計画のストライカーパックが正式採用された。まぁ、ストライクの物とは互換性が無いが、今後、連合で生産されるモビルスーツはストライカーパックが標準装備になる。
そこで、君たちにアズラエルから伝言だ。
試作した宇宙用のストライカーパック2種類の評価を頼む。だ、そうだ」
「了解しました!」
「詳しくは技師から聞いてくれ」
そう言い、今度はキラの所に向かっていく。
「ハルバートンだ。アークエンジェルとヘリオポリス避難民を守ってくれたことに礼を言う」
「き、キラ・ヤマトです。
礼を言われる程のことじゃありません・・・フラッグファイターがいなければモントゴメリは沈んでました」
「それでも君は守ろうと手を尽くしてくれた。礼を言うのは上官として当たり前だ」
「・・・ハルバートン提督、聞きたいことがあります」
ハルバートンの秘書らしき人が口を挟む。
「提督、時間が押してます」
「む?そうか。キラ君、もっと話したかったが失礼するよ」
フラッグファイター達は格納庫の隅に移動し、ストライカーパックの説明を始めるところだった
「では、新型のストライカーパックの説明です。」
新型のストライカーパックの名前はリーゼとリッターと言うコードネーム
リーゼは強襲用近距離広範囲攻撃型。
従来のものより推力が上がっており、なにより肩の上の部分に大型のウェポンコンテナが来るようになっており、それが非常に目立つ。
リッターは高機動遠距離狙撃型。
ストライカーパックに繋がっている槍みたいに長いライフルが一丁。銃口が上下2つありビームと実弾が発射出来る。威力はストライクのビームライフルとほぼ同等だが有効射程距離がバスターほどもある。
両方共に変形可能ではあるが、リーゼパックはウェポンコンテナのおかげでバランスが非常に悪い。
「以上です。リッターパックのビームはフラッグ初のビーム兵器です」
右手にリニアライフル、左手にリッターパックからのビーム、狙いが甘くなるが手で保持しなくてもビームが撃てるようだ
「ティエリア教官・・・はぁ、リーゼパックのウェポンコンテナには何が入ってるのだ?」
「小型のベア・・・じゃない炸裂弾が大量に入っている。それを前方に射出し、範囲攻撃だ」
「・・・関節部を破壊するのと、パイロットにダメージを与えるか。」
「他にも色々作っているが、シミュレーターで試して、結果が良いものを試作している」
「・・・ちなみにどんなのがボツになったのだ?」
「翼を対艦刀にしたり、サブアームを付けて阿修羅になったりかな?他社はもっと独創的なものもあるらしい」
「・・・ボツの理由は?」
「対艦刀にしたやつは翼で切ろうとしたら相手が動き機体ごと突っ込んで大破」
「おい!」
「阿修羅はOSに負荷がかかり過ぎて落ちた」
「・・・この2つでよかったわ」
「そんなわけでこれから組み込むぞ」
バックパック部分を換装し、バランス調整するだけなので時間はかからないようだ。
そんなことをやっている時、ザフト艦ではイザークの処置が終わり、医務室にディアッカとニコルがやってきた。
顔には包帯が巻かれ片眼しか見えないが、その瞳には復讐の炎が宿っている。
「ディアッカ、ニコル、ストライクを倒すぞ。このままやられっぱなしではすまさん」
「って言ってもなぁ、あいつらにボコボコにされたの忘れたのか?何もなしじゃ同じ結果だぜ?」
「そうですよ、イザーク。デュエルの状態が一番危険なんですから」
「ぬう・・・」イザークは思考する。ストライクにリベンジをしたいが、フラッグが邪魔で、しかもデュエルの状態が悪いと。
流石のイザークも意見を聞くことにした。
「・・・そう言うってことは何か手があるんだろうな」
「ああ、整備員が改修案を出してくれたぜ。これを見ろ」
「これは・・・」
「アサルトシュラウドだそうだ。オーバーホールしないとPS装甲がほぼ役に立たないから装甲を追加、遠距離火器を追加し火力を上げる。バーニアも増設し機動性を保持」
「これだ!これを頼むぞ!」
「グレイト!今から伝えてくるぜ」
「今は安静にしてて下さいね」
そう言い残し医務室から退出していった。
連合サイドまとめ
ティエレンの量産化が開始され、パナマとアラスカに配備。
Eカーボンはアズラエルの独占供給。
ストライカーパックは様々な企業が企画し、シミュレーターでテストしているようだ。
フラッグ(空戦、高額)
ティエレン(重装歩兵、並)
量産型ストライク(汎用、安い)
この3機共がストライカーパック仕様で今後の柱になる
ザフトまとめ
PS装甲の燃費改善
Nジャマーキャンセラーの兵器転用試験
外宇宙向け加速装置の兵器転用
オペレーションスピリットブレイクの予定繰り上げ
ラクス・クライン→???
以上です。
見直ししてないので誤字あると思います。
おっつおつ
連合強い設定だなぁ
おつです
新規パックで普通にビーム兵器追加か
フラッグは機動性とのバランス取りが大変そうだな、そのためのテストなんだろうけど
>フラッグの量産型とティエレンだったか?G計画のストライカーパックが正式採用された。
ティエレン+ストライカーパックって割りと使い勝手良さそうだな
いま地球防衛軍4やってるせいで、
フラッグ=ウィングダイバー、ティエレン=フェンサー、量産スト=レンジャーのイメージになったわ…
乙です
ダガーもちゃんと開発するみたいだな
投下乙です。
機体ごと突っ込んで大破、アリオスを彷彿とさせるなw
でもそんなに強くなると連合って馬鹿だから俺たち最強
身元もしれねぇやつらの言うことなんてきかねぇ
コーディネーター皆殺しーって結局暴走するよ
で刹那にその歪み断ち切るってなるよ。
バクゥにどれだけティエレンが対抗できるかだな。どっちが優れてるんだろう
>>708 取り合えずバクゥの無限軌道に対抗するならティエレンは防塵仕様の高機動B型ってことになるな
>>708 アズラエルとハルバートンがちゃんと正常な働きしてるっぽいから、暗殺でもされなきゃ大丈夫じゃね
むしろコーディが慢心やめて高性能MS開発合戦が加速する可能性がある
乙
リーゼとリッターって
古い鉄さんと白銀の堕天使さんだよな?
712 :
代理:2014/11/24(月) 20:29:36.71 ID:hJtwcsdi0
この時間だったら制限喰らわずに行けるか…?
いつもの所から転載
202 名前:864[] 投稿日:2014/11/24(月) 20:04:05 ID:kUEg/O1Y0
フェルト「刹那がCEに介入するようです」
713 :
代理:2014/11/24(月) 20:30:02.77 ID:hJtwcsdi0
203 名前:864[] 投稿日:2014/11/24(月) 20:05:15 ID:kUEg/O1Y0
慰霊碑で祈りをささげ続ける人がいた。
海風が強く吹き付けているのに、そんなことに気づかぬまま祈りをささげ続けている。
黒い服と、沈み行く夕日に照らされた姿から、シンはまるで巡礼者のようだと思った。
跪くように祈りをささげていた青年が立ち上がり、シンのほうに振り返る。
浅黒い肌と堀の深い顔立ち。異国を思わせる顔立ちだが、シンはそれよりも彼の瞳に引かれた。
鋭い眼差しの中に、深い悲しみの色が見えた。
もしかしたらこの人も、ここで大切な誰かを亡くしたのだろうか?
素朴な疑問が、シンの心を過ぎる。
「……慰霊碑、ですか?」
シンは思わず彼に尋ねていた。
あなたも連合軍の侵攻で、誰か大切な人を亡くされたんですか?
自分と同じような悲しみを、この人は背負っているのではないだろうか?
そうでなければ、こんなところにひっそりとある慰霊碑に深く祈りをささげるなんて、考えられない。
複雑な想いが絡み合ったシンの問いかけに、目の前の青年は首を小さく縦に振り答える。
「ああ、そのようだな……」
「え?」
思わぬ答えに、シンは唖然とした。はじめてここに訪れたような、そんな答え方だったからだ。
何度も何度も、ここに来て祈りを捧げていたのではないのだろうか?
それほどまでに、先ほど見入った彼の祈りをささげる姿は、清廉で美しかった。
シンの考えていることが顔に出ていたのだろうか、彼は応える。
714 :
代理:2014/11/24(月) 20:30:33.71 ID:hJtwcsdi0
204 名前:864[] 投稿日:2014/11/24(月) 20:06:23 ID:kUEg/O1Y0
「この国には、つい先ほど着いたばかりでな」
「来たばかりの国の慰霊碑に、祈りを捧げていたんですか?」
「……死者に祈るのに、理由が必要か?」
彼は小さく微笑を浮かべる。
沈み行く夕日に照らされたせいだろうか、ひどく哀愁を思わせる微笑みに、シンには映った。
シンは思わず呟いた。本来、初対面の人間に…………いや、レイたちにも語ったことの無い想いを。
「ここで、たくさんの人が亡くなったんです。
俺も、俺の家族も突然攻めてきた連合の侵攻から逃げ惑って、そして……」
どうしてこんなことを話しているのか、シンにも分からなかった。
連合軍が攻めてきて、家族で逃げ惑って、突然の攻撃で両親が死んだ。
妹が壊れ、プラントに移住し、軍人になった。
争いが憎いのに、奪うものを憎んだはずなのに、その憎しみの対象である軍人になってしまった矛盾。
どうして、自分はこの人にこんなことを話しているのだろうか。
混沌とした想いが上手く纏まらず、目に付いた花に例えて言葉にする。
「こんな風に、花や緑で彩っても、人はすぐに吹き飛ばそうとする」
ユニウスセブンが落下しようとした影響だろうか、潮風を浴び慰霊碑を彩っていた花々が萎れていた。
刹那は目の前で懇々と語る少年の言葉に、耳を傾けていた。
言葉の裏側に見え隠れする、複雑に絡まった想い。少年の表情に浮かぶ、様々な感情。
怒り、憎しみ、迷い、悲しみ……戦うことへの忌避。
イノベイターに進化したからといって、全てのことを理解し、分かるわけではない。
言葉足らずで、自分でも混沌とした想いを伝え切ることの出来ない少年。そんな彼に、なにを話しかけていいのか刹那は掴みかねていた。
だから、刹那は自分の思っていること、学んできたことをストレートに伝えることにした。
715 :
代理:2014/11/24(月) 20:31:08.73 ID:hJtwcsdi0
205 名前:864[] 投稿日:2014/11/24(月) 20:07:28 ID:kUEg/O1Y0
「そうだな……確かに、争いのために失われるものがある−−−−そして、二度と戻らないものも」
刹那の脳裏に、大切な仲間たちの顔がよぎって過ぎる。
クリスティナが、リヒティが、Drモレモが、アニューが、そしてロックオン・ストラトスが。
もう、二度と会うことの出来ない仲間たち。奪いもした。奪われもした。
戦争根絶を願い、未来のためにと戦い続けてきた。
自分の言葉が、想いが、この少年の救いになるかどうか分からない。
それでも、伝えずにいられなかった。刹那の言葉を受け、シンは一瞬顔を綻ばせる。
自分の悲しみに共感してくれた刹那の言葉が嬉しかったのだろうか?
しかし、刹那の続けた言葉を受け、少年の瞳に怒りが宿り反発する。
「だが、戦いの中から生み出すこともできる」
「いったい、いったいなんだって言うんですか!何が出来るって言うんですか!!?」
少年が叫んだ。悲痛な叫びだ。
おそらく、不条理な争いに巻き込まれ、大切な何かを失い、奪われたのだろう。
先ほどの途切れた言葉からも、容易に想像できる。それほどまでに、赤い瞳をした少年の叫びは痛々しいものだった。
「戦いは、人の命を奪って、何かを破壊するだけじゃないですか!憎しみが憎しみを呼んでぐちゃぐちゃになって!」
大粒の涙が、少年の瞳からあふれてこぼれる。
悲しみに溢れた少年の言葉を受けても、それでも刹那は語った。
「出来ることはある。命を−−−−仲間を、守り、救うことだ」
ゆっくりと、力強く刹那は語った。
怒りと悲しみでぐちゃぐちゃだった少年の顔に、一瞬戸惑いが見られた。
言葉にはしなかったが、少年の強い想いが脳量子派に乗って、刹那に伝わる。
『砕くしかないってんなら、やってやる!それで、地球に住む人が助けられるんなら、俺がやってやるさ!』
溢れていた涙を手の甲でゴシゴシと拭い、少年は刹那に問いかけた。
「本当に、出来るんですか?戦うことで、誰かを守ることが」
「ああ……数は少ないがな」
716 :
代理:2014/11/24(月) 20:31:51.70 ID:hJtwcsdi0
206 名前:864[] 投稿日:2014/11/24(月) 20:08:47 ID:kUEg/O1Y0
刹那の表情に、柔らかな笑みが浮かぶ。先ほどまでの笑みと違い、本当に柔らかな微笑だった。
シンは彼の表情に胸打たれた。きっと、本当に何かを助けることが、命を救うことが出来たのだろう。
自分にも出来るだろうか?奪われることの悲しみと憎しみを胸に秘め、軍人を続けている自分にも。
シンは問いかけたかった。どんな風に助けられたのか?誰を助けることが出来たのか?
だが、シンはそのことを口にすることが出来なかった。何故なら柔らかな女性の声が、小さな慰霊碑に響いたから。
「刹那ぁ」
淡い桜色の髪をした女性が、右手に花束を抱えて、左手を大きくゆっくりと振っていた。
綺麗な人だとシンは思った。花束を抱え夕日に照らされながら微笑む姿は、本当に美しいと思えた。
名を呼ばれた青年のほうに、シンは視線を向ける。
夕日を背に、彼は穏やかな表情をしていた。嬉しそうに微笑んでいるわけではない。
それでも、シンには伝わってきた。この人は、きっとあの女性のことが好きなのだろう、と。
女性が両腕で大切に花束を抱えながら、小走りに二人の下に駆け寄ってくる。
彼女はシンのことに今気付いたのか、困ったような表情をしながら話しかけた。
「あの、邪魔しちゃったかしら?」
「い、いえ……大丈夫です」
不意に話しかけられて、シンはドキッとした。綺麗に整った顔立ちに、柔らかく、でも困った表情。
年上の女性にこんな表情をされたことのないシンは、内心気が気でなかった。
そんな少年の心情を知ってか知らずか、鋭い眦に戻った刹那がフェルトのそばによる。
傍らに寄り添う刹那に、フェルトは嬉しそうに腕の中に抱いている花束を見せた。
「綺麗な花が売っていたわ、刹那」
「そうか……フェルト、その花束を彼に」
「え?」
717 :
代理:2014/11/24(月) 20:35:15.31 ID:hJtwcsdi0
207 名前:864[] 投稿日:2014/11/24(月) 20:09:36 ID:kUEg/O1Y0
シンは驚いた。何故花束を自分に渡すのだろうか。
思っていたことがシンの表情に浮かぶ。刹那は穏やかに花束を渡す理由を伝える。
「この国を知らない旅人より、この国を知っている……愛しているものが捧げたほうが、きっと喜ぶ」
「そうだね、刹那」
刹那の思いを受け、フェルトは穏やかに微笑みながらシンに花束を差し出した。
彼女の白い腕に抱かれていた花束を、シンはそっと受け取る。
花束を受け取りながら、シンは戸惑った。本当に、自分にこの花束を受け取る資格があるのだろうか?
この国のことはよく知っている。生まれてから2年前まで、ずっと暮らしていたのだから。
だが、愛しているかと問われると、「はい」と素直に答えられなかった。
確かに好きだった……2年前までは。あの日、あの時までは。
おぼつかない足取りで、こじんまりとした慰霊碑とシンは向き合う。
シンが背を向けたことで、刹那は瞳を閉じた。
(GNドライブ、リポーズ解除。プライオリティを刹那・F・セイエイへ)
刹那の脳量子派によって、00クアンタのツインドライブが再稼動する。
遠く離れた小島に秘匿しているクアンタのGN粒子が、一時的に開放され溢れた。
自分たちのいるほうに粒子が流れるよう、刹那は指示を与える。
こうすることが、今必要に思われた。イノベイターの直感などではない。
今のシンに必要なものを、きっとGN粒子は見せてくれるはずだ。刹那はそう信じ、少年の背を見つめた。
718 :
代理:2014/11/24(月) 20:35:44.39 ID:hJtwcsdi0
208 名前:864[] 投稿日:2014/11/24(月) 20:10:54 ID:kUEg/O1Y0
静かに跪き、花を供えて祈る。静かに、ただ静かに両親が眠れるよう願いを込めて、シンは祈った。
瞳を閉じて祈っていたシンは気がつかなかった。夕日の赤い輝きだけではない。
淡く、今にも消え入りそうな温かな光が、彼らのいる慰霊碑に漂っていることを。
『シン……シン』
微かにだが、シンを呼ぶ声が聞こえる。
慰霊碑にいる彼らにまだ名前を告げていない。だとしたら、今聞こえている声は幻聴だろうか?
恐る恐るシンは瞼を開いた。彼の視界に映ったのは、2年前にここで亡くなったはずの両親がいた。
(父さん!母さん!!?)
『シン……すまない』
(どうして謝るんだよ、父さん!)
手を伸ばそうとするが、どれだけ伸ばしても父のいるところまで手が伸びない。
すぐ傍にいるはずなのに!シンの瞳に涙が溢れた。会いたいと思っていた。会えるなんて思わなかった。
『シン、マユのことお願いね。あの子にはもう、あなたしかいないのだから』
(母さん、そんなこと言わないでよ!
マユにも、俺にだって、父さんと母さんはいてくれないとダメなんだ!)
『シン、負けるなよ』『無理しちゃダメよ、シン』
両親の姿が薄れていく。居なくなってしまうのだと直感したシンは、必死に手を伸ばし続ける。
遠く遠く、離れて消えていく両親。行かないで、行かないでと手を伸ばす。
「待ってよ、父さん、母さん!!?」
瞳からは涙が溢れ、慰霊碑に向かってシンは手を伸ばしていた。
慌てて周りを見渡す。夢というにはあまりにもリアルで、掛けてくれる言葉の一つ一つに、父母の想いが詰まっているのを感じた。だが、あたりを見渡せば日の沈んだ慰霊碑に自分と、先ほど花束を渡してくれた彼らしかいない。
シンは瞳に溢れた涙を拭い、刹那たちのほうに振り返る。
「今、ここで亡くなった父さんたちが見えたんです。おかしいですよね、もう会えないって分かってるのに。
夢を見たみたいに、はっきりと見えたんです」
自嘲するように、シンは刹那に話しかける。見えるはずのなかったものを見た自分を笑ってほしい。
シンの願いとは裏腹に、刹那は小さく頷き穏やかに語りかける。
「おかしいことなんて、何もない。俺も、似たような経験があるからな」
719 :
代理:2014/11/24(月) 20:36:11.79 ID:hJtwcsdi0
209 名前:864[] 投稿日:2014/11/24(月) 20:13:27 ID:kUEg/O1Y0
刹那の口元に、小さく笑みが浮かぶ。
ELSとの意識共有を果たそうとし、彼らの情報量に押しつぶされそうになったときのことを思い出す。
『なにしてるんすか。みんなまだ、必死に生きてるっすよ』
いつもとぼけた表情をしていた彼が、厳しい表情をして刹那に告げる。
『世界を変えようとしてる』
弱気になっていた刹那を叱りつける様に、彼女が諭す。
『言ったはずだぜ、刹那。……お前は変わるんだ。変われなかった、俺の代わりに……』
いつも飄々とした笑み浮かべていた眼帯をつけた青年が、鋭い眼差しで語りかけた。
『生きている−−−−そうだな。お前はまだ、生きているんだ』
リヒティが、クリスティナが、ロックオンが、背を押してくれた。
変わるのだと、生きるのだと、肯定してくれた。だからこそ、今こうして自分はいる。
目の前の少年にも、きっと必要なものは肯定してくれる他者だ。
刹那は鋭い眼差しを和らげ、シンに語りかける。
「戦うことを無理に肯定することはない。だが、生きろ。生きて−−−−生き抜いて、明日をつかめ」
何故、この人ははじめて会ったばかりの自分に、こんなに親身になってくれるのだろう。
掛けてくれる一つ一つの言葉が、染み入るようにシンの心を満たしていく。
否定ではなく肯定。
言葉足らずで、うまく自分の想いを伝えられない。それなのに、不器用ながらも対話してくれる。
嬉しかった。自分の気持ちを慮って語ってくれる言葉が、ただ嬉しかった。
気がつけば、シンは泣いていた。みっともなく、まるで駄々を捏ねる幼子のように。
クシャクシャにして泣き続ける恥ずかしい姿。それでも、刹那は笑うことなく、シンが泣き止むのをただ静かに待ち続けた。傍らに待ち続ける姿は、まるで彼の兄のようにフェルトの瞳に映った。
720 :
代理:2014/11/24(月) 20:36:37.97 ID:hJtwcsdi0
210 名前:864[] 投稿日:2014/11/24(月) 20:18:34 ID:kUEg/O1Y0
いつもどおり書き込めないので、こちらに投下します。
お気づきの方いらしたら代理投下願います。
それにしても、ずーっとこの話を考えてたけどうまく伝わったかな?
では、ご意見ご感想いただけましたら幸いです。
GJ
鉄人は信頼性、安定性が売りだからジャスティスのほんた…、リフターつけても
自立余裕に見える
乙です
そういや864氏のSSってマユ生きててプラントの病院で入院生活だったな
投下乙です
フラッグやティエレンにビーム兵器が装備となるとますますザフト涙目ですねw
新型パックはすげーピーキーな機体だな。そのままのフラッグでも空中変形できんのに。
最終的にキラガ乗るストライクの強化パックとして出てくるんですよね
肩に大型のウェポンパック、
右手にビームマシンガン(のちのハイペリオン用)
左手は改良型トリケロス
ビームのところからランサーダートが出る仕組み、ただし飛ばない
本来ランサーダートが付いてた所に3連装グレネードランチャー
腰に350mmガンランチャー
背中にエールストライカー(ただし使用目的と異なり、姿勢制御用スラスター)
どっかの鉄くずをぱくってなんてない
お待たせしました
途中ですが投稿します
地球周回軌道上
これから大気圏突入をするアークエンジェルを守るように第八艦隊が展開している。
そこへ索敵班から入電があった。内容は・・・
「提督!索敵班から入電!ザフト艦3隻、ローラシア級2、ナスカ級1を確認したと報告がありました!こちらに接近しております!」
「Gを奪ったやつらか!しつこい!総員!第一種戦闘配備!
オペレーター、アークエンジェルに繋げろ」
「了解・・・モニターに出します!」
『マリューです。提督、どうなさいました?』
「ザフト艦が3隻ほど接近中だ。戦闘経験のあるフラッグファイターの意見を聞きたい」
『了解しました。繋げます』
『お待たせして申し訳ありません』
「挨拶はいい。敵はザフト艦3隻だ。戦闘経験のある君たちに聞きたい」
『はっ!』
「相手モビルスーツを1箇所に集めれば相手の戦力を一気に削ぐことは出来るか?」
『はっ!可能であります!』
「敵モビルスーツを正面、中央に集める。やり方は任せる。以上、通信を切る」
目をつぶり、戦略を錬るハルバートン。考えがまとまったのか指示を出し始めた。
「各檻に通達!ザフト艦を正面に捉えろ!分散陣形で待機!メビウス隊発進!ミサイル発射準備!敵モビルスーツを掠めろ様にし、そのまま後方のザフト艦に到達するルートを調べろ!一斉に発射する!」
その指示に応えるよう、慌ただしく動き出す。そして
「ザフト艦をレーダーで捉えました!Nジャマー反応増大!」
「レーダーから光学に切り換えろ!」
「アークエンジェルからフラッグ3機の発進を確認!このまま最前線に付きます!」
「敵モビルスーツ発進!Gが4機確認できます!」
両軍ともに展開が終わり、射程内に入れば戦闘が始まるという状態である。知将?ハルバートンは射程内に入る前に手を打った。
「先手を取る!10秒後にミサイル連続発射!全て使い切れ!・・・よし!撃て!」
第八艦隊の全艦艇からミサイルが放たれた。たかだか3隻に向けるには過剰とも言える量のミサイルが連続で放たれる。
その時のザフトの対応は
「ミサイル!モビルスーツを避ける様にこちらに向かってきます!」
「ちぃ!ハルバートンめ!全砲門で迎撃しろ!モビルスーツにも迎撃の支持を出せ!」
大量のミサイルを処理するためザフト艦が回避行動を行いながら迎撃をする。モビルスーツもミサイルの迎撃のため、足を止めざるを得ない。
その中でバスターが活躍している。
左腰の散弾銃で範囲攻撃をし、範囲外の物にはミサイルで対応。
イザークも珍しく手放しで褒めていた。
だが、そこに1機のフラッグが突っ込んできた。
リーゼパックを装備したフラッグである。
「流石、ハルバートン提督だ!後少しで射程内!」
ミサイルの迎撃で忙しいザフトのモビルスーツ部隊もフラッグ・リーゼに気づき、数機のジンが対応するが、いままでの、フライトユニット以上の加速で駆けるフラッグ・リーゼにはかすりもしない。
「射程に・・・入った!クレイモア!全弾持っていけ!」
ウェポンコンテナが開き、大量の炸裂弾が前方、扇状にばらまかれた。
ジンのパイロット
『なんだ?なにを出した!?』
疑問に思った次の瞬間、機体が揺れ動き、モニターが死に、右肘と右膝から下、関節部分からもげていた。それにあまりの揺れに気絶してしまったようだ。
『何が起きた!?』とイザーク
『全員!被害状況を伝えろ!』とアスラン
『機体に損傷無し。ですがエネルギーを使わされました』とニコル
『左膝から先がない!』とディアッカ
被害をまとめると、大破した機体は無いが損傷した機体がほとんどである。この結果にアスランは撤退を指示しようとするが、イザークによってその指示が出されることは無かった。
『許さんぞ!フラッグ!』
そう言い残し、バーニア全開でノーマルのフラッグに向け突撃していった。
『戻れ!イザーク!・・・聞いてないか、ええい!全員このまま押し切るぞ、デュエルと俺のイージスに続け!』
アサルトシュラウド装備によってエネルギーを使っていないデュエルと、クレイモアの範囲外にいたイージスが先行し、その後方にブリッツ、バスターと多数のジン。
まだ戦闘は始まったばかりだ。
以上です
クレイモア強いですね(棒読み)
新型パックがめちゃくちゃピーキーなのは、データ取り用のキワモノ仕様って言われれば納得は出来ないこともないか。
連合はMSの運用ノウハウ少ないから、特殊状況下のデータなんていくらあっても損は無いし。
問題はそんなもんを前線部隊に持ってくんなって事だなw
投下乙です
試作兵器を行き成り前線に投入するのは初代からの伝統だから仕方ないっちゃあ仕方ない
乙
アーア、予想通りイザークは全然学習して無い
そして知将?ハルバートンってw
疑問符付けないであげてwww
>>『左膝から先がない!』
なんかワロタ
宇宙ならフラッグも人型⇔飛行機と自由に変形できるんかな。墜落の心配ないし・・・
リッターパックもなぁ人型で狙撃、変形離脱とか出来るのが理想だけどパイロットいるかなぁ
グラハムも血反吐を吐くほどだから無理か・・・
目標を狙い撃てる人でもいいけど、ザフトが可哀想過ぎるか
そういや、ハルバートンさんってGジェネオーバーワールドだと指揮値か魅力値で盟主王に負けてたんだが…それでいいのか?
>>730 こういう試作機ってどこまで出来るかを調べるのが基本なんだろうな、つまりは限界値
RPGでいうと毎度ステータスポイント全振りするような設定になるんじゃないかな
量産機は、そこから遊びを持たせて、余剰ステータスポイントを残しておいて、
射撃値だったり機動性だったりに割り振って特化機体、満遍なく振って誰でも使いやすい機体、みたいな
フェルトの刹那介入の方はトレミー連中は何してんのかね
ヴェーダで情報収集?
>>739 情報収集とELS戦で壊れたガンダムの修理
異世界だからヴェーダは無い
はやくセイバーとカオスとアリオスのドッグファイトが見たいな(ゲス顔
>>742 あんたは鬼かw
まあ自分も見たいけど
アリオス相手に何秒持つかという意味で
>>737 機動面に全部注ぎ込むとグラハムスペシャル機になり実戦投入するとデータが取れてオーバーフラッグが出来るんですね
>>742-743 劇場版以降ならハルートのお出ましじゃ....(震え声
超兵じゃなくてもハレルヤ一人で余裕そうw
ハルートとサバーニャ修理中だってさ。
でも00の機体は装備だけ付け替えられるよね。SEEDは固定だから無理そうだけど
お待たせしました。
見直し?何それ?美味しいの?
「ミサイル!撃ち方やめ!残弾を報告しろ!」
ハルバートン提督が指示を出す。
「・・・残り2割ほどか、副長。戦況は?」
「はい、機動兵器同士の戦闘が始まりました。提督の指示通り、メビウス隊はフラッグの指揮下に入ってます」
「よし、我が艦隊は現状を維持、敵艦を牽制しアークエンジェルに近寄らせるな!」
戦闘宙域ではフラッグとデュエルが撃ち合っている。
「デュエルか!見た目が変わってるな・・・鈍いな、武装を追加と装甲もか?PS装甲もあるのに?まあいい。」
『フラッグリーダーよりメビウス隊に!3機一組で行動し攻撃より回避に専念だ!ジンを相手にしろ!相手の気を引きつければいい!』
『了解!』
「それにしても、バスターが邪魔だな!」
運動性でデュエルに勝るフラッグだが、追加装備で鈍くなったデュエルの背後を取ろうとするが、バスターからの的確な援護で攻めあぐねていた。
『落ち着け!イザーク!』
『ちょこまかと!腰抜けが!逃げるな!フラッグ!』
「・・・聞いてねえや、はぁ」
クレイモアでザフトのモビルスーツ部隊に打撃を与えたフラッグ・リーゼは、再攻撃のため突撃していた。
「メビウスは一撃離脱・・・範囲内には留まらないな、狙いは・・・イージス!スラスター全開!突撃する!」
フラッグ・リーゼが近づいて来ているのに気づいたニコル。
「アスラン!さっきのフラッグが!」
『こちらでも確認した!援護を頼む!』
「了解です!」
イージスとブリッツの弾幕に突撃するフラッグ・リーゼ。
「この速度だ!そうそう当たるか!だが、きつい!」
最高速で駆けるフラッグ・リーゼ、極力回避はせず、ディフェンスロッドによる防御で接近する。
そこにイージスが放とうとしたビームが直撃コースに入った。とアラートが教えてくれた。
「アラート!?くっ!」
ディフェンスロッドを割り込ませビームを弾くが、運悪く左のコンテナに命中したのだった。
「くそ!コンテナに!?パージ!」
左コンテナをパージし、数瞬後に爆発。
「やったか!?」と、アスラン
『まだです!』と、ニコル
爆炎から飛び出てくるフラッグ・リーゼ、残っている右のコンテナを開き
「射程には入ってないが!これで打ち止めだ!全弾!持っていけ!」
残った右のコンテナから炸裂弾をばら撒き、回避行動を取った。
「ちい!撃たれたか!」
イージスは、電力の残りが少ないブリッツを庇う位置にいたため、そのままシールドを構え手足を出来るだけ曲げて被弾する面積を小さくした。
射程外、コンテナ1つ分だが、それでも大量の炸裂弾が命中する。
「ぐうううう!」
シェイクされるアスラン。
炸裂弾が過ぎ去った後、ニコルが声をかける。
『アスラン!大丈夫ですか!?』
ブリッツがフラッグ・リーゼを牽制し、イージスの状態を確認している。
外から見れば五体満足のイージスだが、被弾時の衝撃を覚えているニコルはアスラン本人を心配した。
『な、なんとかな。それより奴は?』
『向こうが距離を取っています。再突撃があると思いますが、今のは打ち止めのようです』
ニコルの言う通り、コンテナの無いフラッグ・リーゼが旋回しているのを視認した。
『イザークとディアッカで1機、俺たちで1機、落とすぞ!ニコル!』
『そうですね。アレを落としま・・・?』ふと、違和感を感じたがイージスの後を追い、フラッグ・リーゼに向け攻撃を始めた。
(なんでしょう?この違和感は・・・なにか見落として?)
ふと、ジン部隊を見るとメビウスが善戦しているのか、機体のダメージが大きいのか、動いているジンの数がかなり減っていたのだった。
以上です
アリオスとセイバーのガチバトル・・・ゴクリ
乙
短くても濃い戦闘描写です
セイバーでアリオスの相手務まるかなあ
乙
アリオス(55.4t)vsセイバー(77.13t)はどちらが先に尻に叩き込むか次第じゃね?
フラッグ&イナクトが戦闘機と同等(明確な数値は出されず、現実のとするとマッハ2前後)
ティエレン高機動型が時速900km、キュリオス以外の第三世代ガンダムはフラッグMA形態以下
肝心のアリオスは3.5世代でキュリオスの飛行性能やら武装面を特化させた機体
アヴァランチユニット装備のエクシアで大気圏内でイナクトやフラッグと同等になる
アリオス>キュリオス≧アヴァランチ≒フラッグ&イナクト(MA形態)&戦闘機>第三世代ガンダム
VLユニット搭載のデスティニーと戦えるアカツキ(オオワシユニット)が亜音速(マッハ0.6〜0.7時速換算736km〜835km)まで加速可能
ディンは亜音速にすら達成不可能、連合の戦闘機スピアヘッドの半分程度しか出せない模様、フラッグやイナクトて結構強かったんだな…
戦闘機以上の速度を大気圏内で出せる機体って案外少ないからなぁ
フラッグが戦闘機と同等、オーバーフラッグがその2倍、キュリオスがそれ以上と考えるとアリオスはマッハ6以上は堅そうだよな
まぁ、極超音速巡航余裕な木馬がいたりもするんだけど
ただまあ、現実でも戦闘機の強さは機動力だけで決まるわけじゃないからね
武装が通じる過程ならやりようはあるだろう
×過程
○仮定
>>754 2倍なのはリミッター解除した変態専用機だけ
変態機が耐Gシステムを作動させて最大旋回すると12Gの付加が発生する
5G:航空ショーでの旋回とかアクロバティック、世界有数のジェットコースターでの一番キツイ所
6〜7G:グレイアウト〜ブラックアウトの境界(パイロット目指すなら10秒耐える事)
8G:酸素マスクしてても呼吸器系に異常、現時点での宇宙飛行士の訓練はここまで
9G:人間の限界、数秒でも鍛えているパイロットがGスーツ着用してても柔らかい部分での内出血開始、酸素マスクの後が残る
10G:機体の脆い部分にクラック(ヒビ割れ発生)、ロケット打ち上げ時の瞬間最大負荷
12G:永久変形
アリオスと運命いい勝負できるじゃん!!(中の人が誰になるかは決まってない)
アリオスには大正義GNシールドクローがあるからな、インパ搭載時のシンなら避ける
かもしれんが、運命時のゴリゴリ状態じゃコックピット潰されて終わりだろうな
ゴルゴ13がF-15で12G旋回こなしてたな…
乙です
原作通りキラとフラガの出撃あるのかな?
761 :
通常の名無しさんの3倍:2014/12/07(日) 22:41:04.19 ID:H3N/VaWSO
G二機をフラッグ一機で何とか相手出来てるのにか?
残りの一機がジンをあらかた終わらせれば加勢出来る状態だしな
原作と違ってオーブに民間人届けて整備うけるのがゴールだから余計な真似して計画狂わせることはしないでしょ
カガリと虎さんはアフリカに放置かな
>>755 機動力だけで決まるわけじゃないが、ドッグファイトで重要なのは旋回性能より最高速の方
ゲッター機動できるトランザムハルートさんとその速度を追従できるシザービットさんが
最強って事で>>ドッグファイト
アリオスもつかえるんかな?シザービット コンテナん中いれとかばいいか
最強クラスの量産機であるブレイブさん忘れるなよ
重武装化(機動力低下)前のハルートに普通に追いついてるし
ハムのダブルドライブ仕様とハルートだとどっちが上なんだろうか
一番凄いのはトランザム理論への自力到達から開発もした童貞か
>>765 ハムさんC.E.に来てないじゃん……
いや、保管庫にはあるけど、あれは別の話だし
たぶんスペックはブレイブの方が上だと思う
でも装備している武装、アレハレソマリによるマルートモード、の機動に耐えれる超兵の身体能力で
戦闘力はハルートの方が上だと思う。
グラハムスペシャルで苦痛に歪めてるハムに対してハルートに乗っても平気な顔してるアレルヤ
コックピット周り?の慣性制御がおかしい(イアンのGN粒子の知識量と技術面が他を圧倒している。
>>767 12Gどころじゃない機動かましといて汗だらっだらで済んでるハムブレイヴも大概頭おかしいけどな…
比較対象がトランザムでゲッター機動かますド変態なので仕方ない
親方!空からメタル変態が!!
正直な話、00外伝辺りで刹那と同類みたくなると期待していた
少年、私も君と同じ極に達したぞ!(カシャンカシャン
>>767 >アレハレソマリ
アレハレ”ソマリ”
なんか海外で発売されたソニック+マリオのゲームを思い出したw
お待たせしました。
それではどうぞ
キラとムウはそれぞれのコックピットで待機しながら戦況を見ていた。
『ムウさん、2機のフラッグで4機のGを抑えてますよ。僕には出来ません』
キラは興奮気味にムウに話しかける。
『俺にも無理だ。戦況をここまでコントロールしたハルバートン提督はやっぱすげぇな』
『そうなんですか?教えて下さい』
『あー・・・まずはミサイルだ、これの飽和攻撃でモビルスーツの動きを封じた。』
『そうですね。モビルスーツを囲うようにミサイルが発射されてましたね』
『そうそう、あの数のミサイルは戦艦だけじゃ抑えきれない。そこでモビルスーツもミサイル迎撃をするために足を止める』
『そこにあのクレイモアですか、でもあれ撃墜出来なかったですよね?』
『あれでいいんだよ。1機を撃墜するより、多数の機体に損傷を負わせて弱らせるのと、士気を下げるのが目的かな。お前なら2発目のクレイモアをどうやって防ぐ?』
『うーん・・・距離を取るしか・・・あ、そうか!そこに遅れてきたメビウス隊なんですね』
『正解、クレイモアを撃ったフラッグを追撃すれば、時間差で来たフラッグとメビウスが側面から攻撃。動かないか、無視したら側面からもう1撃クレイモア』
『す、すごいですね』
『さらに、ダメージを負って機動力が落ち、メビウス隊を相手にしているとこに狙撃兵が狙い撃ち』
『う、うわぁ』
『誤算は相手が分散したことだな。2発目のクレイモアがイージスにしか当たってないからな』
『すごいですね。これなら僕たちの出番はなさそうですよ』
そう言いつつも、集中は切らさず戦況を見ていた。
ノーマルのフラッグ対デュエル、バスター
『ディアッカ!このまま押し込むぞ!』
『って言ってもな!あいつ速いんだよ!くらえ!』
デュエルがフラッグに接近する、フラッグがそれを嫌がり距離を取る、そこにバスターが射撃を加える、回避したところにまたデュエルが接近。以下エンドレス
運動性で優るフラッグが奮戦している。が、初めは余裕をもって回避出来ていたが、今ではディフェンスロッドを使わざるを得ない状況になっている。流石は赤服と言ったところか
「この2機相手はきついな!だがもう少しは!」
コンテナを無くしたフラッグ・リーゼは、その分速度が上がり、イージスとブリッツはフラッグ・リーゼを捉えられないでいた。
「運動性はノーマルに劣るがこの速度なら!」
『くそ!速いな!ニコル!左右から挟み込むぞ!』
『了解です。アスラン』
デュエルたちの状況をチラチラ見ながら、イージスの援護をし、ジン部隊を注視しているニコル。違和感を感じているようだ。
(おかしい、いくら損傷したからといっても、メビウス相手にここまで一方的になるなんてありません)
ジン部隊、その内1機がメビウス隊をやり過ごし、反転しようとした時にニコルは見つけた。
近くにあるモビルスーツサイズの小惑星から光が見えたのだった。
(あれは!?)
次の瞬間、メビウスの方を向いたジンが背中から爆発がおきたのだった。
(撃たれた!?間違いありません。狙撃されてます!)
『アスラン!イザーク!ディアッカ!』
『どうした?ニコル』
『なんだ!』
『グレイトじゃないぜ』
『スナイパーです。多分3機目のフラッグがジンを狙撃してます。データを送ります』
戦闘をしながら3人はデータを確認する。
その中でもディアッカが驚いていた。
『なっ!連結ライフルの最大射程付近から撃ってやがる』
『ディアッカなら狙撃はできるか?』
『もちろんだぜ!と、言いたいんだけどキッついな』
『ディアッカ!俺への援護はいらん!奴を狙撃しろ!』
『了解っと!』
デュエルへの援護を中断し、連結ライフルを小惑星に向け狙いを定める。
それを見ていたフラッグが狙撃しているフラッグ・リッターに通信を入れる。
『バレた!バスターが狙っているぞ!』
『グゥレイト!』と、ロックオンした小惑星に向けビームを発射するバスターだが、着弾する前にフラッグ・リッターは離脱した。
『出て来なすったぜ!』
『ディアッカ!後はジン部隊に対応させる!イザークの援護を!』
慌ててデュエルの援護を再開するバスター。やはり運動性の低下したデュエルではキツいようだ。
フラッグ・リッターに向かってくるジン部隊だが、なにかしらな損傷を受け動きが鈍っている。
それを見たフラッグ・リッターのパイロットは
「この曲芸に当てられるかな?ブースト!」
ノーマルのフラッグよりも運動性を上げたフラッグ・リッターは、散開して襲ってくるジンをあざ笑うかのように急旋回や急加速、急減速で狙いを付けさせず、距離をとり、ジン部隊をからかっているようにみえる。が、パイロットへの負担は相当だ。
「明後日の方向に撃ってるぜ!んじゃこっちも!」
槍のように長いライフルをジンに向け発砲。ロックオンまでの時間がかなり短いようだ。
「よし、命中!」
狙われたジンは回避行動を取る余裕もなく、下半身を持っていかれた。
そうこうしているうちに、ザフト艦から信号弾が上がった。撤退信号だ。
それに気付いたアスランは通信を送る。
『みんな!撤退信号だ!戻るぞ!』
『だがアスラン!こいつだけでも!』と、イザークが怒鳴る。
『ダメだ!ジン部隊が壊滅状態だ!狙撃のフラッグまできたら俺たちもやられるぞ!』
『ちっ!おのれ!フラッグ!ストライク!覚えていろ!』
もちろん、フラッグには聞こえていないが撤退していった。
『撤退したか・・・各員!救助を開始しろ!敵兵もだ!捕虜にするから丁重に扱えよ!』
ほぼ同時のタイミングで第八艦隊全艦に通信があった。
『アークエンジェルが大気圏に突入します!』
ハルバートンはそれを聞き
「オーブにいるアズラエルが余計な事をしなければいいが・・・」
と、小声で言ったのを横にいた副官は聞かなかった事にした。
フラッグファイターたちも
「これで俺たちも任務完了だ。すぐに次があるのだろうがな」と、おどけて言った。
以上です。
次回は年明けを予定してます。
皆様、良い年末を。
乙です
第8艦隊ほぼ無傷だから今後の展開楽しみだな
乙ー
キラ覚醒&ニコル死亡フラグはこれで潰れたか
乙
戦術がちゃんと描かれた戦闘シーンは熱いですね
乙ー
>『撤退したか・・・各員!救助を開始しろ!敵兵もだ!捕虜にするから丁重に扱えよ!』
規模はでかいけど、従業員が工場を勝手に占拠して武装してるだけだから捕虜も何もないんだよな…
その事を知らされてないご家族が主力みたいなのでお教えするチャンスじゃないか
ガデラーザVS.デストロイ×8
結果↓
開始一分以内にデストロイ全滅
GNブラスターはリフレクターで防げるかもしれないけど
レジェンドのビームスパイク防げなかったから、ファングに対応できないと思う
302mvs56m×8
サイズ差や戦う場所を考え、勝利条件次第ではデストロイにも分はある
CE世界でも上位陣で到達できてるか出来てないかの音速機動する東京タワー
21基の擬似ドライブは伊達じゃない
全長1kmもある調査船を消し飛ばすブラスターを防げるのか疑問ではある
防げたとしてもGNバズーカ並の口径である、GNビームガン連射されつつ防御してる所を
小型ファング×140、大型ファング×10でお終い
対戦の場所が宇宙なのか大気圏内かにもよるな
デストロイ側が勝つ為の最低条件としたら
大気圏内で尚且つガデラーザの機動性が失われファングが撃墜しやすい地形である事
宇宙じゃ機動力が違い過ぎて倍の数でも無理ゲー、一般兵リックドムでウッソ搭乗のV2に挑むようなもん
ジンクス4はザク何機分の強さ?
ジンクス4ってスペック上じゃ4世代ガンダムと同等の性能だからな・・・
何機とか言うレベルじゃない。
でも種の艦隊戦のレベルも低い。高速戦艦とはいえ旧世代のエターナルを落せないくらいだから。
SEED運命最後のメサイア攻防戦、全ての組織が手を組んだとしてもジンクスWを10機投入すれば全滅できる
種世界のビーム兵器って宇宙世紀やACやAWや00西暦のそれよりも熱量低そうな感じが。
(種以外の世界は荷電粒子ビームだけど種のは電子ビームなんだっけ)
もしかしたらガンダリウム合金各種やGN粒子コートEカーボンはおろか
チタン合金セラミック複合材系統の装甲すらも抜けなかったりして?
>>788 擬似GNドライブのジンクスWじゃメサイヤ攻防戦では流石にエネルギー尽きるだろw
純正ドライブ持ちなら楽勝だろうが
>>788>>790 さすがにそれはOOひいきすぎじゃない?
種MSだってビーム兵器持ちなんだし、そこまで一方的にはならないでしょ
機動力や継戦能力ではOOの圧勝だろうけど、劇中の描写を見る限り、
ビーム兵器の出力自体はそんなに差が無いと思う
初期設定では旧ザクより出力低いんだっけ?>ストフリ
ヴェーダ計算で
ジンクスW×15=第二期のソレスタ(ダブルオーライザー含む)と同等戦力
オナルトさん搭乗ガデラーザ>第二期ソレスタを同時に相手
ソルブレイヴス隊=ガデラーザ
第二期のガラッゾに遠距離移動用ブースターをつけていて78kmセカンド=28万km/h
ガ系とは別のブースター装備のアヘッドが追従できてる程度
ジンクスWはその改良型を標準搭載しているので機動力は段違い
そんなジンクスWが武装に粒子回せない程必死こいて追い付こうとした
劇場版の探査船エウロパに簡単に追い付くのがガデラーザ
ELS本隊が木星から地球までのタイムリミットが3ヵ月=細かい数値はなしで秒速80km
防衛線を突破した中型ELSに対してトランザムすればジンクスWでも一瞬で追い付く
00の劇場版に関してはジンクスWですら時速云十万kmの世界で戦ってる
CE世界のMSとしてはビーム兵器や吃驚兵装で隙をつくしかない
オナルトシャーマンってなんか賢者モードになると精霊と交信できそうだな
ビームの火力、出力が同レベルなら対等とでもいうのか
まずストフリとレジェンドは論外、隠者は接近戦の手数でなんとか・・・
運命がGNドライブ搭載MSに有効な対艦刀を装備してるがGN粒子で制御してないのに当たるとは思えん
ジンクスWの擬似GNドライブはオリジナルより高性能。
ジンクスWの擬似太陽炉は元々自称イノベイターが使用していた改良型擬似太陽炉
性能はオリジナルとほぼ差がないが、出力を調整出来る分場合によってはオリジナルを超えることがある
オリジナルの優位性はないな
人の反射神経でついていけるのか?
やべえなジンクス
ソーナンデスヨ、着いていけないから異能生命体のコーラさん以外ろくな生存率じゃないんですヨー
映画00だと、そんなジンクスでもやられてるのに
一瞬しか映らないけど最前線で鉄人が頑張ってる猛者も居るんだよな
00のパイロットの腕の高さの平均は尋常じゃないってことか
ヴェーダのサポートのおかげでもあるな。
刹那=純粋種、アレハレ=超兵 ロックオン=ハロ2個は超人およびサポートメカに
頼ってるし、ハムとコーラは何もなしであの腕だからヤバイ
ポテンシャルが凄いのに(劇中では)活躍出来ない、という役目のコーラを見ると、
タイガーバニーのありがとうさんを思い出す
碌に活躍せずに死んだ剣聖とかいましたね
カイエンさんはいっぺんだけ本気出したろ!ぱんつ見るために!
本気出した挙げ句に通用しなかったんだから更に質が悪いわなぁ。
>>804 (剣聖でオルランドゥ伯が真っ先に思い浮かんだ)
それは置いといて年末年始だけど更新あるのかな?
>>807 あの人って中の人の更に中の人が超帝國の剣聖だからな…
age
test
あけましておめでトランザム!
明けましておめでとうございます
それではどうぞ
無事に大気圏を突破したアークエンジェルは高度を落とし、滑空している
「地球・・・いろいろあったけれど、なんとか戻ってこれたわね。索敵頼むわね」
「了解・・・艦長!着水予定ポイント付近に連合の艦艇が多数!」
(護衛ってことかしら?)
「わかったわ。このまま予定ポイントに向かいます」
『全艦に連絡します。
まずは、無事に大気圏を突破いたしました。このまま減速し、着水します。
着水の衝撃に備え、なにかに捕まっていて下さい。
まもなく着水します』
「アークエンジェル!着水まであと10m!9、8・・・1m!着水!」
マニュアルに沿って十分に減速していたアークエンジェルは無事、着水に成功した。
「艦内に異常がないか確認を。あと、現在地は?」
「現在地は・・・オーブ近海、予定ポイント付近です」
「ありがとう。このままオーブに向かって微速前進」
ピピピ
「連合艦から通信が入ってます」
『連合軍最高司令部の統合作戦室所属、ウィリアム・サザーランド、階級は大佐だ』
『マリュー・ラ』
『傍受の可能性があるため連絡事項のみを伝える。整備員とパイロットにも通信を繋げておけ』
『了解しました』
『1つ、フラッグの全データは確実に削除すること。
1つ、アークエンジェル並びに艦載機は、オーブ到着後に礼という名目で整備と補給を受ける。
1つ、乗組員はオーブで休暇の後、アラスカに向かう。その際に我が艦艇が護衛に入る。
1つ、ヘリオポリスからの志願兵はオーブ到着後、兵役を継続するか選択する。まあ連合を辞めてもオーブ軍から勧誘、もしくは強制されるだろうがな。
1つ、カタパルトハッチを開け、そこから避難民に外を見せろ。オーブ領海に入ったらマスコミのヘリが空撮に来る。以上
ああ、後、ストライクのパイロット、オーブ到着後にアズラエル氏がお会いになられる。粗相の無いようにしろ』
用件だけ伝えるとそのまま通信を切ってしまった。
・・・
「か、艦長、オーブの艦隊が接近。まもなくオーブ領海に侵入します」
「え?ええ、オーブ艦隊が接近しているから早口だったのね。
うん、避難民たちにカタパルトデッキに行くように指示を。
アークエンジェルはオーブ領海の外で一旦停止」
「了解。機関停止します」
アークエンジェル格納庫
待機していたキラとムウは整備員と一緒にサザーランドからの通信を聞いていた。
「・・・マードックさんよ、どうすっか」
「フラガ大尉か・・・おまえら!荷物を片付けするか固定しろ!民間人が来るから、見せれないものはシートで覆え!」
サザーランドのインパクトが強かったのか、いまだに、( ゚д゚)ポカーンとしているキラにムウが話しかける。
「キラ、戻ってこい」と言い、肩をゆする。
「え?あ?ムウさん?」
「さっきの大佐さんの話は聞いていたな?」
「聞いていました。いまだに理解が追いついてませんが」
「ま、確実に勧誘は受けるわな」
「ムウさん。なんで確実ってわかるんですか?」
「簡単だ。オーブ軍は実戦を経験していない。
で、だ。お前は数少ないモビルスーツの操縦が出来、尚且つ実戦を経験している。
新兵ってのは使い物にならないからな。経験者ってだけでも誘う理由になる」
「面倒ごとの匂いがプンプンしますね。ハァ」
「幸いにもオーブに着く前にわかったんだ。考える時間はある」
キラとムウの会話が一段落したらちょうど艦内放送が流れた。
『これより、オーブ領海に入ります。尚、付近にいるのは護衛のオーブ軍です。ご安心してください』
周りを見渡してみると、いつの間にか避難民達が格納庫にやってきていた。それを整備員たちが注意事項を伝えている。
「海を見れば戻って来たって気分になるんでしょうか?」
「コロニー育ちじゃなきゃそうだろうよ。しかも普段は絶対に行けない場所から見る特等席だ。自然と笑顔になるだろうよ」
アークエンジェルのブリッジ
「艦長、カタパルトデッキのハッチオープン完了です」
「わかったわ。カタパルトはロックできてる?」
「はい、電源を切って機械的にロックをかけてます」
「オーブのヘリコプターを確認」
「モニターに出して」
モニターには非武装のヘリコプターが映っており、カメラマンが身を乗り出して撮影している。
「ヘリコプターに通信、本艦はこのまま直進するので正面にはあまり近づかない様に注意を」
「了解。伝えます」
ヘリコプターは少し迂回し、左舷にいる避難民から撮影を始めた様だ。
避難民は疲れてはいるが、終わりが見えている為、笑顔で手を振っている。
その映像は生放送で流れている。
1部の識者が、連合の戦艦が入港することへの危機感を煽っているが、長い道程をザフトから襲われながらも無事に送り届けてくれたアークエンジェルには、基本的に歓迎、友好、感謝が多数を占めていた。
アズラエルが世論を誘導したのもあるが、手を入れなくてもほとんど結果は変わらなかっただろう。
こういった空気の中、アークエンジェルはオーブに入港していった。
以上です。
拙い文章ですが、今年もよろしくお願いします
乙です
フラッグのデータ削除はモルゲンレーテへの技術流出を防ぐためだろうな。
そして今年の更新も楽しみにしてます
投下乙です
『うっかりでーたーをけしわすれてしまった』のフラグがビンビンとw
刹那がクアンタとELS大群で消去しにくるから大丈夫だよ。
まあ普通ならアズラエルと敵対するという虎の尾を踏む様な真似はしないと思うけど
そこは安定のオーブだからなぁ
中立という妄言を盾に代表がアホなことをやり出す可能性がかなりの確率で存在
外交努力なんてせずに国土焼かれるまでひたすら甘い汁吸い続けた国だからね。
中立云々が完全に自分たちの都合ってのを結局最期まで理解してなかったし。
知恵遅れ見たらいまだにオーブが連合に焼かれたのを連合だけのせいにしてたり
シンのオーブに対する恨みを逆恨みだといってる能無しがいて呆れた
種厨ってのは本当に自分たちにのみ都合のいいことしか見ないんだな
901氏の描くウズミ像がどんな風になるのか楽しみではある。
シーゲルみたいに(ハッタリ?とはいえ)はっちゃけたところを
見せるのかどうか。
>>819 原作通り進行しても十分ヤバい
機密に触れまくったキラがナチュラルOS開発に関わるわけだからな
お待たせしました。
オーブの評判が素敵すぎて草生えたwww
オーブ国民へのお披露目を終えたアークエンジェルは、港で避難民を降ろし、そのままドックに収容され、オーブの作業員が船体の確認を行っている。
引き継ぎと言う名の技術漏洩もあるが、翌日にはアークエンジェルの乗組員全員が休暇に入れるだろう。
面倒な交渉事は、丁度外務次官殿が乗船されていたため、全て引き受けてくれた。そのおかげでブリッジ要員はリラックスしている。
アルスター外務次官は今ごろアズラエルと調整を行っているだろう。
特に何もなく翌日
アークエンジェルの乗組員は全員が午後から休暇に入ることになった。
休暇に入る前、午前中にアズラエルがアークエンジェルに乗船し、キラと面会を希望した。
もちろん拒否も出来るが、なにされるか分からないため、マリューが「キラはまだ未成年」ということで、同席を希望。
アズラエルは『』キラの意思を尊重するために助言を行わないこと』を条件に同席を認めた。
「初めまして、ムルタ・アズラエルです。ブルーコスモスの盟主だったり財閥の会長だったりフラッグの開発の責任者だったりします」
胡散臭い笑顔で自慢げに挨拶をするアズラエル。対してキラは
「キラ・ヤマトです。えと、ヘリオポリスで学生でした」と、アズラエルがブルーコスモスの盟主とは聞いていたが、予想以上の大物すぎて緊張が隠せないでいた。
「さ、キラ君。そんなに緊張しないで下さいよ。僕はアナタにお願いをしに来ただけなんですから」
「お、お願いって・・・僕にできる事なんて・・・」
「刹那さん」
「え!?」
驚くキラを見てなんとなく成功を確信したアズラエルがいる。
「刹那さんからアナタを勧誘しろと指示を受けましてね。オーブに来たわけなんですよ。
ほら、まずは自分から礼を尽くさないとOKって出にくいじゃないですか」
「は、はぁ」
マリューは困惑している
(え!?なんでコーディネーター憎しのブルーコスモスがキラ君を誘うなんて!?)
マリューの困惑を、表情から何となく読み取っているアズラエルは、無視をすることを決めていた。
「そんな訳で君をオーバーフラッグスの一員として勧誘します。
まあ、オーブに残ってもいいんですけど、この国って選挙も何もないし、首長が気に食わない人をその場で逮捕もできるし?
なにより中立だ理念だって言ってるのに、ストライクの建造に参加するわ、プラントには食料品だけならまだしも、レアメタルなどのモビルスーツの部品に必要なものを輸出して、私腹を肥やしているので信用ならないんですよ」
(まあその利益は国民に還元されてますが言う必要はないでしょう)
キラは驚き
「え?ちゅ、中立って・・・え?そんなことをするために・・・困っている人がいるのに?」
ニヤリとし「ええ、そうです。この国の中立とは甘い汁を吸うための道具ですよ。はいこれ、ここ1週間のマスドライバーの打ち上げリストです。
どんな物をどこに向けて打ち上げるかが書かれています。これを見てオーブに残るか、僕のところに来るか、アークエンジェル出発の前日までに決めて下さい。
じゃあ、僕はこれで」
そのまま立ち上がろうと、腰を浮かせたが、キラがそれを止める。
「あ、あの」
「質問ですか?ハイ!喜んで!」
アズラエルは深く椅子に座り、話を聞く態勢になった。
「僕はコーディネーターです・・・ブルーコスモスの盟主がなんでコーディネーターを誘うんですか?」
「あー・・・そこからですか・・・ブルーコスモスにも主に3つ派閥があります。
細かい説明は省きますが、一つが過激派。もう一つが隔離派。最後がナチュラルとコーディネーターの融和派です。
ここまではいいですか?」
(名前からして過激派はその通り、隔離派はプラントとかに押し込めるってことかな?融和派は・・・?なんだろう)
「すいません、融和派を教えてください」
「いいですよ。
融和派は、コーディネーター同士だと子供が出来にくく、今の若い世代に至っては婚姻統制を行ってます。
この一番簡単な解決策が『ナチュラルと結婚すること』です。これによりコーディネーターの血を薄め、最終的にナチュラルに戻してしまおう、ってのが融和派です。
ちなみに僕は融和派に属してますし、盟主である僕の意見を聞き、他の派閥の人たちはプラント以外のコーディネーターには手を出さない協定になってます。
なにより『たかが』コーディネーターと、いうだけで能力がある人を使わないのは僕の会社にとって損ですよ」
アズラエルにとってはどうってこともない事だが、キラとマリューには、アズラエルの考えである融和派の衝撃が大きすぎてしばらく動けなかった。
「じゃあ、僕はこの辺で。アークエンジェルが出航する前日に答えを聞きに来ますね」
そう言い残し今度こそ帰っていった。
「・・・キ、キラ君」
「あ、はい、マリューさん」
「すごい人だったわね。ブルーコスモスの盟主だから警戒してたんだけど、必要なかったみたい」
「あー・・・そう言えばそうでしたね」
「そろそろお昼だし、私達も休暇にいきましょう」
「はい、このマスドライバーの資料は貰っていっていいですか?」
「ええ、どうぞ」
こうしてアズラエルとキラの初対面は無事?に終わった。
以上です。
では、また来週に(これから続きを考えないと)
投稿乙です
乙です
フラッグにキラが乗ることになったら早くもストライクにムウが乗ることになるな
乙
>>831 ムウも可変機に乗せた方が強いしカガリ居ないしサイでいいんじゃね
乙
うわー、盟主様のオーブに対する容赦のない批判が心地いいw
カガリにも聞かせてやりたい
種死でシンに批判されたときみたいにピーピー泣き喚くかな
中立と五月蝿いくせに目先の利益ばかり追求していて、盟主王の言ってる割と間違ってないんですよね。
日本が現在の立場を維持するために、諸外国にどれだけ実弾ばらまいてる事か…
>>834 種のオーブの話をしているのに、なぜ現実の日本が出てくるのかがわからん
日本とオーブは全然似てねえぞ
>>834 種のオーブの話をしているのに、なぜ現実の日本が出てくるのかがわからん
日本とオーブは全然似てねえぞ
二重投稿失礼
種のオーブってあの夫妻主観で日本投影して書いてるもんだし
>>838 負債の理想とする日本の姿だっけ?>オーブ
どう見ても北朝鮮です、本当に(ry
種死のときには嫁を退却させたほうが良かったな
ガンバレルオーバーフラッグ(ムウ専用機)
飛行形態時はガンバレルによる機動力向上
MS時はガンバレルを切り離すことでバランスを損なうことなく火力が向上する
くらいが利点か ぶっちゃけファングでいいけど
お待たせしました。
今回(も)いつも以上に微妙ですが、生暖かい目で見逃してください
アークエンジェル到着から数日後。
アルスター外務次官とアズラエル(表向き地球連合要職)は、オーブとの事前折衝を連日行っているが手応えを全く感じていなかった。
「アルスター外務次官、初めて参加しましたが、事前折衝ってこんなにめんどくさいんですね」
「アズラエル理事、それはこの国だけです。自分の経験からいえば、事前に何らかの要望が出て、お互いに何となく譲歩する所や押すところ、着地点が予想出来るのですが・・・なにも要望も無く、簡単に言うと『時間稼ぎ』しかしないのは有り得ません」
アルスター外務次官の言葉通り、地球連合からはアークエンジェルとストライクの情報と避難民を送り届ける。と、いう事をオーブに対して行ったが、それに対する対価をなにも提示していなかった。
しょうがないので、地球連合への参加、もしくは資金の提供を打診したが、いずれも拒否し対案すら出さない状態である。
「うーん・・・まあ、僕の息のかかったマスメディアを使ってますので、近日中には動きがあるでしょう。ないと困りますけどね」
アズラエルの情報戦略はいまのところ上手くいっている。
地球連合に対する感情を生放送でネット、電話等で受け付けたところ
友好を結ぶべき 85%
オーブから出ていけ 5%
何も感じない 10%
と、いう結果になった。
「最悪、適正金額でマスドライバーの優先使用許可でも構いません」
「理事・・・私の感覚だと何らかの援助とマスドライバーの時間指定での使用許可が妥当だと考えてます。マスドライバーだけでは譲歩しすぎだと愚考いたします」
「そうとも言えないんですよ。地球連合に残ってるマスドライバーがパナマだけになってしまったので、ペイロードに余裕が無いんですよ」
「あー・・・こちらの弱みですか」
オーブ側の事前折衝に当たっている官僚
「はぁ・・・地球連合は無茶も無理も言ってないんだよな」
「ああ、アスハ家が無茶を言ってるだけだ」
「ありえねえよ、なにが『我が国は中立を維持するという理念があるため資金も軍の提供も断れ』だ。理念とか言っても、戦争から逃げるために中立になったんだろうが」
「かといってなぁ・・・プラントには、ヘリオポリスを破壊されたのに、大洋州連合からの物資をカグヤで送っているからな。中立(笑)って」
「あはは、しょうがね。カグヤのカグヤでの打ち上げ後のポイントに軍を展開されたんだ。
それに、そんな事言ってると不敬罪で捕まるぞ」
「ヘリオポリスを破壊されたのに、なぜか自分たちが謝罪してる。
な・・・何を言っているのか、わからねーと思うが、おれも何をされたのかわからなかった・・・
頭がどうにかなりそうだった・・・もっ と恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…」
「おいおい、まぁ気持ちはわかるが」
オーブ側の愚痴は続いていく。
翌日
「ホムラ代表!オノゴロテレビをご覧下さい!」
「なんだね。騒がしい」そう言いながらもテレビをつける。
そこには
『オノゴロテレビは、この映像を偶然入手しました。
この映像はヘリオポリスでの実際の戦闘です。CGでも、模擬戦でも、2000回でもありません。』
そこには拠点攻撃用のD装備のジンと、それに対抗するソードストライクが戦闘をしていた。
『連合の白いモビルスーツは、剣を装備しコロニーに配慮しながら、時にはジンのミサイルからヘリオポリスを守ってくれています』
「ホムラ!なんだこれは!?」
「ウズミ・・・私も今初めて見ている」
「止めさせろ!」
『この戦闘によりヘリオポリスは崩壊した!原因はザフト!誰がどう見てもそれしか言えない!』
ヘリオポリスが崩壊し、一瞬映像が途切れ、次に映ったのはストライクから見た映像だ。
『連合のモビルスーツは、ヘリオポリス住民の乗っている避難艇を発見した!
それを、この残骸が飛び交う危険な中、一番安全な戦艦に連れていってくれた!』
ストライクが避難艇をアークエンジェルまで運んでいる。
『この後は皆さんが知っている通り、ザフトからの襲撃から退避しながらオーブまで連れて来てくれた!
プラントの奴等、自分達のコロニーが壊された時は血のバレンタインと言っているが、同じこと、コロニーの破壊を行った!
自分たち以外はどうなってもいい。そう考えているとしか思えない!そんな連中に五大氏族は頭を下げカグヤで物資を送っている!
これのどこが中立だ!理念だ!ふざけるな!
これより3時間後、行政府前にて抗議を行う!
だが、私一人ではなにも変わらない!テレビを見ている方々、どうか力を貸して欲しい!この国をよりよブツ・・・ツーーー』
「・・・放送、切られました」
そうですか、わかりました」(エル、お前、馬鹿な父さんを許してくれ)
アズラエルはこの映像をこっそり流出させたが、予想以上の反応に笑いが止まらなかった。
「あーっはっはっは!五大氏族がどう対応するか楽しみです。
今頃、各所に配置したサクラが行政府に行くように煽っているはずです。いやぁ楽しみだ」
以上です。
エルちゃんのお父さんマジ行動派
乙
本当にオーブというかウズミの掲げる理念とやらは矛盾と自己満足の固まり
いいぞアズラエルもっとやれ
追加
模擬戦でも二千回でもに草不可避w
乙
原作よりも結構有利な条件なのに連合もかなり追いつめられてきてるな
乙です
乙です
セイラン家はどんな感じなんだろうか?
ロゴスにも参加してるんだから内部工作くらいしてくれそうな気もするが…
セイラン家の工作の成果がエルパパの行動では?避難民乗っけたまま降りた筈だし…エルちゃんはピンピンしてるだろ?
お待たせしました
相変わらず進みが悪いですが、どうぞ
テレビの放送から約3時間後
行政府周辺には少なくとも数百人規模の人が集まり、さらには近隣からやってくる人の流れが止まらない。
彼らは口々に
「プラントを許すな!」「連合に加盟しろ!」「氏族はなにをやっている!」
等、今までの不満を爆発させていた。公式発表では支持率100%の国で、だ。
そこに用意されている大型モニターや用意されたモニターが点灯し、テレビに出ていた人が壇上に上がり、付近は静まり返った。
『皆さん!忙しい所、ご足労いただきありがとうございます!
今回の目的は、ヘリオポリス住民を、オーブまで連れてきてくれた、連合の恩に報いるため、この様な強硬な手段で広報を行いました!』
彼は、1度言葉を区切り
『連合の戦艦は、ザフトの戦艦に襲われながらも、救命艇を収容してくれました!
ザフトの戦艦は、救助活動すら行わず、連合の戦艦を追っていった!
・・・皆さんの中にも、知り合いにお亡くなりになられた方もいらっしゃるかと思います。
ザフトが救助活動を行っていれば、救えた命もあるかもしれません!
そんなザフト、プラントに対して、なぜか謝罪をしました!
自分達の税金で作ったコロニーを壊され、自国民を殺されたのに、だ!意味が分からないし笑えない!
私たちが政府に求めるものはただ1つ!
連合への支援!これだけだ!
氏族たちよ!反論はないのか!言える物ならいってみろ!』
民衆のボルテージは上がっていく。
と、そこへ、門で閉ざされていた行政府から人が出て来るのがみえた。
「誰か出てきたぞ!」「氏族だ!氏族の服を着ている」
「軟弱者!」「プラントの属国じゃない!」
誰が出て来たのか確認もせずに口々に批判をする人々。
そこへ、出て来た氏族が口を開いた
『私は、ウナト・エマ・セイランである!』
ウナト・エマ・セイラン
オーブの五大氏族の1人が護衛も付けずにやって来たのである。
多少はアクションがあると思っていたエルの父親であったが、大物の出現に動揺している。
(動揺を表に出すな!さっきエルと電話をして勇気をもらったじゃないか!)
と、自分に喝を入れた。
『ウトナ様、お忙しいところ、ありがとうございます』
『構わん。現在、我々氏族は、連合の恩に報いるため、会議を行っている。
連合からの要望も聞いたので、中立を守りつつだが、出来うる限りの協力をしていく』
そのころ、行政府の中、特にアスハ家ではてんやわんやの大騒ぎである。
アスハ家としては、のらりくらりと時間を稼ぎ、貰う物だけ貰って出て行ってもらおうと考えていた。完全に想定外である。
そんなことは知らぬと、ウトナとエルの父親の対談は群衆に見守られながら続く。
『ウトナ様。具体的に、どのようにしていかれますか?』
『そうじゃな・・・交渉中なので合意しそうなモノを1つ。カグヤで連合の物資を月基地に送ろうとしている。無論、武器は無しだ。他はまだ連合の許可無く言えん』
対談が続いているのをモニターで見ているアズラエル。
「あーっはっはっは!セイランもやる時はやるんですね。今度、儲け話に乗せてあげましょう。
メンツを潰されたアスハ家がどう動くのか、世界中の笑い者にされるのかどうか、僕の直感に従ってメンドクサイ事前折衝を受けたかいがありました。
そうは思いませんか?アルスター外務次官」
アルスター外務次官は眉間にしわを寄せ盛大にため息をついた。
「はぁ・・・アズラエル理事、素晴らしい性格をしていますね。ですが、これで夕方からの交渉も進みますよ。」
プラントを含み、世界中にこの映像は流れている。オーブが戦火に巻き込まれるかは、それぞれの思惑次第が交錯する
以上です。アスハ家をどう動かそうか・・・
投下乙です
アスハ家の成果を語れば狂ったかのような中立宣言以外の内政はマトモで国を潤していたのは事実トカ
国が潤い国民が守られるなら、トップが汚いことしてても別にいい
てかそれが仕事だし聖人君子がトップになる方が怖い
現実問題、人道支援とかも各国の印象がプラスになって将来有利になるから、という点もあるからな。ボランティアじゃねえんだ
が、オーブのこの状況だと、戦争に巻き込まれ続けるのは確定
実際に国民に被害が出ているし、ザフトに配慮するメリットも大して無い
ただ、エルパパやその他一般国民が感情的に「助けてもらったから、連合に行こう」というのは偏り過ぎでもある
一度傘下になったら、抜け出すのはきついからな
中立を保つ手段が乏しい以上、
「中立より」でい続けるためにも連合との消極的協力体制になるように尽力するのがオーブ首脳の仕事になる
途中からウナトがウトナになってますよ
そもそも901氏の話の中ではザフトはプラントを不法占拠したテロリストって括りだからな
そんな奴等に対して中立がどうこう言うのは筋違いかと
乙です
オーブ側が交渉にどう立ち向かうか見物だな
>>856 そこら辺、WWI時のオランダモデルじゃないかとかねがね思っとります
交戦国両陣営の中間に位置する中立国として、
一方から一方へと製品のロンダリング貿易やって馬鹿みたいに儲けてました
遣りすぎてWWII時には道路にされた上、過酷な占領政策が適用されましたが
プク田が知ってるかどうか…
>>858 俺、ウトナだと思ってた( ̄∀ ̄)違うの
少女革命ウトナ
ウナトがうなっとる で覚えてたから、ウナトのはず
種死本編見れてばわかるだろ
それとも聞き違えるほどのツンボなのかよ
>>866 今さら本編観ろとかなんの苦行だよ、サディストめ
調べればわかるだろマゾめ
そして俺がガンダムだ!
俺たちがガンダムだ!!
ト裸ンザム!!
お待たせしました。
小国ならでは対応を考えるのってきついです(・ω・`)
>>858さん
誤字報告ありがとうございます
行政府内、会議室にて
そこには五大氏族と、現在オーブに在住している氏族のほとんどが集まっていた。
ウナトが入室するなり、すぐにウズミが怒鳴りつけた。
「ウナト!貴様!なんのつもりだ!」
怒りを隠そうともしないウズミ・ナラ・アスハが行政府の玄関ホールで待ち構えていた。
(ウズミ・ナラ・アスハ・・・アズラエル氏に我々の行動が読まれているのをわかっていないのか)
ウズミからのプレッシャーをものともせずに、笑顔で応対するウナト。
「ウズミよ、あのまま放っておいたら暴動に発展していたぞ。
そうなる前に、市民に情報を一部でも公開するべきだ」
ウナトの言い分を聞いても怒りのボルテージはさらに上がっていく。
「そんなことはどうでもいい!」
まったく聞く耳をもたないウズミ。
そんなウズミの言動を聞き流しながら、自分の席に移動し、立ったまま話し始めるためマイクを取った。
流石のウズミもまだまだ言いたいことがあるが、記録に残る発言を遮るのは不味いので言い訳を聞くことにしたのだった。
「皆も知っていると思うが、連合の船が我が国民を救助し、はるばる我が国まで連れてきてくれた。
これに対して、初めは謝礼として金銭での解決を考えていたが・・・
交渉人にアズラエル理事が来た」
一気にザワつく会議室、ウナトもわかっているのか、落ち着いてから続きを話始める。
「アズラエル理事は承知の通り、ブルーコスモスの盟主であり、財閥の会長でもあり、フラッグの開発を主導している人物でもあり、太
陽光発電の指示者でもあり、生粋の商人だ。
私が独自に調べたところ、我々が大洋州連合からカグヤでプラントに物資を送っているのがバレている。」
1度、区切るために飲み物を口にするウナト。周りを見回すと、顔面蒼白の者が複数見受けられた。
「このまま何も見返りがなければ、良くて経済封鎖、悪くて・・・戦争だ・・・連合対オーブのな」
そこへ、落ち着いたのか、ウズミが挙手をしているのを発見し、ウズミにマイクを預けた。
「ウナトよ、理由はわかった。理解はしたが納得はしない。
それで連合は、マスドライバーが残り1つしかない。そのために我が国のカグヤを使うのか。」
「その通りです。」
「ふむ・・・」
言いたいことを言ったウナトは椅子に座り、発言が終わったことを周りに示し、ウズミは考え込んでしまった。
そこへ末席にいる一人の氏族が挙手をした。その人物は、大洋州連合寄りの氏族の1人である。
「まず前提として、大洋州連合はカグヤの大口のお客様であり、戦争が開始される以前から、カグヤを利用してくれている。ここまでは
よろしいか?」
周囲を見回し、確認をとってから続きを話す。
「仮に、連合の物資を打ち上げることになっても、大洋州連合の分は維持していただきたい。今後もカグヤを利用して、我が国にお金を
落としてくれる」
別のものが発言をする。今度は連合よりの人物のようだ
「いっそのこと連合の枠を一気に増やし、頂いた以上の恩を渡したらどうだ?アズラエル理事なら無下にはしないだろう」
その後、会議は紛糾した。
連合と大洋州連合経由でのプラント。両方からの無言の圧力がオーブにかかっている。。
しかも片方に肩入れすれば、オーブが干上がるか焼け野原ひろしになる可能性がある。
補足だが、プラントはオーブから届く物資が無ければ、補給が満足にいかなくなるというのは、まだ誰も気がついていない。
連合との交渉10分前
オーブ側の草案がなんとか決まった。
その中身は
カグヤで連合の物資(非軍事品)を打ち上げる。
打ち上げる時間は毎日固定とし、大洋州連合からの打ち上げ依頼分と時間をずらす
オーブ製の機械部品を連合に一部無償提供
以上を軸に交渉にあたるよう、外務官に指示を出したのだった。
それとは別に、大洋州連合にも非公式にこの情報を伝え、顔色を伺うのであった。
以上です。
波風立たないように立ち回る乗ってきっついです
乙
何故かアザディスタンを焼いたサーシェスが思い浮かんだけど、
なんでだろう(棒)
>>焼け野原ひろしになる
ここは黙ってスルーするべきなのでしょうか
乙です
思うことは皆同じか
乙です
シリアスなのに焼け野原ひろしでわろてまったやないか
乙です
流石にひろしはやっちまった感がw
商人に徹して立ち回っていればひろしは無かったのだろうかねぇ
きっとたぶんただの誤変換だ!…と信じたい!
GJ!
まさかのサーシェス介入フラグですかねwクルーゼと組んで欲しいな。
「お前さんの考えてることは興味ねぇ。俺は戦争ができればそれで十分だ」
機体はジンハイマニューバで とりあえずGJ!!
?????「あの聞かん坊がまた無茶やらかすらしいぜ。ったく、フェルトも大変だな」
安いホテルの深夜の一室。
ベッドに腰掛け、どこか遠くを見るかのような刹那の隣に、フェルトはゆっくりと腰かけた。
しっとりと濡れた髪と微かに上気した頬から、シャワーを浴び終えたのが見て窺える。
刹那の隣で、クスクスとフェルトは口元を嬉しそうに緩ませ、微笑んだ。
「不謹慎かもしれないけど、楽しかったね、刹那」
「……そうだな」
刹那はフェルトの方に顔を向け、頷く。
微かにだが、刹那の表情が穏やかに見えるのは気のせいではないだろう。
二人は先ほどまで、この世界で初めて知り合った人物と夕食を共に楽しみつつ、色々なことを語った。
主にはシンの身の上話であることが多かったが、それでも二人は聞き入っていた。
この世界の人たちが何を思っているのか。また何が起こっていたのか知る機会となった。
そして、何より二人は強く思ったのか、シンという少年に好感を抱いていたことだ。
突然始まった戦争に巻き込まれ、父母を亡くし妹が入院しても挫けずにいること。
争いを憎み、戦争を憎み、故国を憎んでも、それでも故郷で出会った懐かしい人たちとの繋がりを大切にしている。
彼のなじみの店で垣間見えたシンの姿に、フェルトは胸の内が暖かくなる思いだった。
似ていると感じた……誰に、などと口に出す必要はなかった。
不器用にだが、それでも前に進もうとしている姿。どうしようもなくフェルトの胸の内を掻き立てる。
この世界に来て、彼女は解き放たれていた。
ソレスタルビーイングの一員としての自分を、強く意識する必要がなかった。
だからだろうか、フェルトはずっと胸の内に秘めていたことを刹那にぶつける。
「ねえ、刹那。何か話をしない?」
「話?」
「うん。こんなに穏やかな時間は久しぶり……ううん、初めてかもしれない」
「――――」
「私、もっと刹那のことを知りたい。刹那にも知ってほしい……私のこと」
「……フェルト、何を話そうか?」
小さく頷いた刹那にフェルトは嬉しくて、ずっとずっと胸に秘めていた想いを尋ねる。
「刹那は、人を好きになるってどう思う?」
「フェルト?」
「男の人が、女の人を。女の人が、男の人を好きになる。
異性を好きになるそういった想い。刹那は、どう思う?」
頬が熱い。フェルトは胸が苦しくて、右手をギュッと押し当てた。
刹那の答え次第では、フェルトの想いはここで終わる。終わらせなければならなかった。
きっと自分の恋はここで終わる。じっと刹那の答えを待っていると、思わぬ言葉が彼の口をついた。
「大切なことだ。人が人を愛するのは、誰かに想いを寄せることは、生きていく上でなくてはならないものだ。だが……」
「刹那?」
刹那が言葉を詰まらせる。
苦悶の表情で、言葉にしようか迷っているように見受けられたフェルトは、彼の名を呼ぶ。
伝えようとしている何かが、とても大切な何かを、彼が言い出せずにいるように感じた。
刹那がフェルトのほうを見る。
じっと彼女の瞳を見つめた刹那は、小さく、絞り出すように告げる。
「俺は、誰かを――愛してもいいのか?」
思わぬ刹那の答えと、その思いにフェルトは胸が苦しくなった。
どうして、そのような悲しい考え方をするのだろう。
ソレスタルビーイングに参加していたためだろうか?
戦争をなくすために、世界を変革させるためにあまたの命を奪った罪の意識からだろうか。
己は幸せになってはいけない。強く自分を罰しているようでフェルトは悲しかった。
いくら考えても、なぜと己で問いかけても、答など出るはずがなかった。
だからこそ、フェルトは語りかけた。刹那のことが知りたいから。
「どうして、そんな悲しい考え方をするの、刹那」
「フェルト、俺は……」
刹那の瞳が小さく揺れる。
誰にも、マリナにもさらけ出したことのない心の闇を、トラウマを、静かに語る。
「俺は、両親を殺した」
衝撃的な言葉に、フェルトは言葉を無くした。
ふー。901さんのどんどんキレッキレになってますねー。面白いです。
こっちは、相変わらずゆるゆる進行する予定です。オーブ出国までがいろいろな意味で
ターニングポイントになりそうなので、ぽつぽつと書いてきますよー。
では、ご意見ご感想ありましたら幸いです。
乙です
けど唐突に更新が来てビックリしたわ
乙
こっちに書き込めるようになったんだな
あげ
soup が脳内再生された...
お待たせしました
自分から見ても微妙ですがこんな流れって感じで!
その後の地球連合とオーブの交渉は、オーブ側の指針が決まれば一気に進んだ。
アークエンジェルは、ヘリオポリス住民を『善意』でオーブまで連れてきた。
その礼として『誠意』を示す。ただそれだけである。
アズラエル理事が来たり、デモがあったりしたので難しくなったが、元は簡単である。
そのため、オーブ側からの提示に対しては、連合の予想範囲内だったのと、オーブに恩を売るため即時合意したのだった。
後日、オーブのマスドライバー打ち上げ到着予想地点で、連合とプラント両軍が睨み合いをする事が多々あったが、オーブ側から『該当宙域
で戦闘があった場合は両方共にしばらく打ち上げをしない』と通達があったため、戦闘になることはなかった。
両軍ともに物資は大事なのである。
時は少しさかのぼり、アークエンジェルの乗組員が休暇に入った日
キラ達、学生組は両親たちに迎えられ帰宅していった。
それぞれが今後どうするか、家族と話し合うのであった。
キラは両親たちとの普通の日常を楽しみ、難しい話は翌日ということで自分の部屋でゆっくり過ごしていた。
本来は自宅警・・・パソコンをいじるのが好きなインドア派の青年である。
ふと、アズラエルの事が気になり、調べることにした。
地球に住んでいるコーディネーターを積極的に自社に勧誘しているのがわかり、迫害などは行っていないようだ。
魔が差したとしか言えないが、ふとフラッグの情報を裏表の問わず、調べ始めた。
そこそこの時間が立ち、得意のハッキングで調べているが、どうやっても見つからない。
どんな情報でも漏れでるものだが、痕跡すら見つからない。
キラは高速で思考する。
(このまま普通の場所を探しても見つからない・・・なら軍の専用サーバー・・・いや、アズラエル財閥側だ!軍のサーバーだったら漏れてい
るはず)
こうしてキラの持ちうる全ての技を駆使してアズラエル財閥のサーバーに侵入していく。
(ここでもない。これはダミー、これは違う・・・ん?)
「あった!」
つい、声を出してしまったキラだが、気にせずに手早くフラッグの情報をコピーし始め、自分は流し読みをする。
(すごい、装甲がカーボン素材!え!?水素エンジン!?
・・・新型からストライカーパックに対応・・・)
「え?」と声を出し、一瞬思考が停止してしまう。
自分のパソコンのモニターに文字が映し出された。
『You have witnessed too much…』
(まずった!)
すぐに全ての接続を切り、途中にダミーやらを仕込み自分の閲覧先を誤魔化すように仕込み、最後にケーブルを抜いたのだった。
(ヤバイヤバイヤバイヤバイ)
過去にハッキングがバレたことは何回かあるが、逆探されたのは初めてだった。
眠れぬ夜が明け翌朝、少しは寝れたが、寝不足のキラは生欠伸をしながらカーテンを開けようとした。
ふと、何かが気になり、ちらっとカーテンの隙間から道路を見たキラは目を見開いた。
黒塗りの車が数台止まっているのが見えてしまったのだった
以上です
864氏次回も楽しみにしてます
前回のひろしは見直し時に気がついてましたがあえてスルーしました。ひろしは出てきません
反省はしてないが後悔もしていない
乙です
あなたは知りすぎた
まぁ、そうなるな
そうか、キラは尻好きたのか
乙でした
乙
セキュリティガバガバすぎんよ〜
わざとハックさせて抜き差しならない状態にする絡め手と見た。ここのアズラエルならそうしかねん。
まぁキラを引き込む手口だろう・・・そしてキラの細胞からブースデッドマンの超強化と
イノベイドがワラワラ出てくるんですね。ザフトオワタw
何かと思ったら00のエイフマン教授のシーンかw
乙でした
ブーステッドマンはもう研究中止したんじゃない?
イノベイターの方が圧倒的に強いし
CE版ヴェーダとイノベイドは作ってるかも
乙です
「お前は知りすぎた」
作品によってはホラー一直線だなw
お待たせしました。
皆さんが予想したとおりの流れですが、どうぞ
キラは、両親との朝食を終えリビングでくつろいでいるように見えた。内心はどうしていいのかわからずに混乱しっぱなしである。
(はぁ・・・なんでハッキングしたんだろう・・・)
キラの手元には自分の携帯がある。画面には
アズラエル財閥法務部です。キラ・ヤマトさん、素晴らしいハッキングの手腕です。理事の推薦もありますので、本日スカウトに伺います。
と、書かれていた。
そんな時、事態は動く。
『ピンポーン』
「はーい」キラ母が玄関に向かっていく。
(き、きた!)キラは内心ドキドキが止まらない。
「あの・・・どちらさまですか?」
そこにいたのは漆黒のスーツとサングラスを装備し、髪はオールバック、手にはスーツケースを持った人が3人いた。
「私達はアズラエル財閥の法務部所属の者です。こちら、名刺ですので、お受け取りください」
「は、はぁ」
「キラ・ヤマト君が在宅ですね?御両親も含め、少々お話があるのですが」
「少々お待ちください」
一旦扉を閉めてリビングにいるキラに確認に行く。
「キラ、アズラエル財閥の人が来てるんだけど、帰ってもらう?」
一瞬居留守を使おうか悩んだが、この緊張感から早く開放されたいため、来てもらうことに決めた。
「母さん、呼んでもらえる?アークエンジェルにいた時、アズラエル理事に会ってるし、大体予想がつくからさ」
「そ、そう。それなら父さん連れてきて」
「わかった」
キラは父を、母は自称法務部の人達を呼びに行った。
数分後、リビングに全員が揃い、キラ母がお茶とお茶請けを用意し、自分も席についた。ここまで、自称法務部の人達は礼儀正しく行動して
いるため、キラ母の警戒心は少し緩んだ。
お茶を一口、口につけサングラスを外し、自称法務部の人が話し始める
「私は回りくどいのが好きではないので、単刀直入にお伝えします。
キラ・ヤマトさん。あなたをスカウトしに来ました」
キラの目を見て話しているが、キラには全く別の言葉が相手の目から伝わってきた気がした。
(スカウトに応じればハッキングは見逃してやる。と)そして思った。(あ、これ詰んだ?)
ハッキングのことを知らない両親は驚いた後、嬉しそうにしているが少し複雑な心境だ。
両親ともに、オーブで技術者をやっている。キラの腕は知っているので、同じ職場で働きたいが、世界有数の企業で揉まれ、レベルアップし
て欲しいとも考えた。
キラ父「すごいじゃないかキラ!世界で揉まれて来い!」
キラ母「応じた場合、職場はどこになるのですか?どの位の頻度で帰ってこれますか?」
キラ(働きたくない働きたくない働きたくない)
法務部「今から話す内容は一部に機密が入ってますので他言無用、並びに録音させていただきますがよろしいですか?」
キラ父「どうぞ」
法務部「では・・・キラくんにはアークエンジェルに乗ってもらい、そのままアラスカ基地に行っていただきます。
そこで、一般兵用のフラッグの最終調整に参加していただきます。
機密の塊に触れる為、外部との連絡は常に検閲が入ります。
帰省については最低でも半年に1度、半月ほどまとまった休みをとっています。
詳しくはこちらの書類をご覧下さい。」
キラ父は書類を受け取り、さっと流し読む。
「流石、一流企業ですね。しっかりしていらっしゃる・・・ただ、給料、年俸のところが空白なんですがこれは?」
自称法務部の人が表情を変えずに言う。
「はい、好きな金額を書いてください。もちろん2年目以降は前年の成果で変わります。」
キラ母「最低保証はありますか?」
「あります。10年契約で最低年俸400万を保証します」
キラ「い、今すぐに返事をしないとダメです・・・よね?」
「今すぐでなくても問題ありません。アークエンジェルが出発する2日前までに、名刺に書いてある連絡先にお電話をお願いいます」
キラ(なんとか時間が稼げた!ゴロゴロしたいゴロゴロしたいゴロゴロしたい!)
とにかく現実逃避をしているキラであった。
話し合いは終わり、キラは両親から行くように説得を受けた。
キラとしても行く以外に選択肢が無いため、適当なタイミングでokと両親に伝えたのだった。
こうしてキラは連合軍兵ではなくアズラエル財閥の社員になることが決定した。良いのか悪いのかはまだなんとも言えない。
その後、特にイベントも無く、人生で最後かもしれないニート生活を満喫したキラだった。
ティエリア
「キラ・ヤマトと言ったか・・・(ダミーの)フラッグのデータまでたどり着いたのは君で3人目だ。同じ職場で働けることを心待ちにしている」
以上です
次回はザフト側の対応を予定しています
乙です
キラの前にそこまでたどり着いた二人って誰だろう?
乙っす
キラのソフト面の優秀さはどのssでも(もちろん原本でも)描写されてるけど、別にそれが唯一ではない、という事なのか
連合の層がどんどん厚くなっていくなw
そろそろト裸ンザムしようと思って見に来たら投下されてたで御座るの巻
何気にキラの駄目人間っぷりがひどいwww
そういや901氏、台本形式にしたんですか?
......個人的な意見なんですが、一人称視点と台本形式を同時に使うとちっとばかし違和感が有ります
脚本第三者視点で書き割ってる台本と、個人の主観の一人称との噛み合わせがと言いますか
読ませて貰ってる身でこんなこと言ってすいませんね?
めんどくさいレスだと自分でも思うんでスルー推奨です
当然ザフトもハッキングするよな。オーブも。だれだろな
>>909 貴重な意見ありがとうございます。
今回は4人での会話ってことで試しに入れてみました
要望でもなんでもガンガンお待ちしております
キラで3人目ってのは適当にいれましたw
コーディネーターは秀才を量産するものってイメージがあるので。
(ジョージ・グレン的に考えて)
なんかこちらのキラは駄目人間でも可愛いなw
本編でもこれくらいなら…
>911
前の2人が適当だと思いませんでした。王道ではない方の甘いもの好きの情報屋とお姉い語の大物の二人だと思いましたので。
あっ!この二人なら逃げおおせているかな?
キラも最初はサークル内で言う序列は下っ端で、想いを寄せている女の子は許婚が
いるから告白もできないウジウジ君なんだぞ。
そんな小さな世界で生きてるキラがそれを守るために勇気を振り絞って戦う
種ってそんなすばらしいお話 趣味はハッキングだからな
まぁキラ以外にも優秀だが迂闊な奴らがいたということで・・・
基本はひかえめな性格で容姿も端麗に部類するキラと先輩二名との化学反応が楽しみです(投槍)
お待たせしました
今回は赤服4人の動向です
プラントに戻ってきたクルーゼ隊、その内のアスラン達4人は、評議会からの呼び出しがあり、評議会の円卓の間にやってきていた。
「忙しい所すまないな。君たちの今後の予定を伝える」と、クライン議長が話し始める。
「我が娘、ラクス・クラインを連合から救出した功績により、新型モビルスーツを授ける」
「ぎ、議長!」
アスランは狼狽えた。第八艦隊との対決に、完敗した責任を取らされると思っていたが
全く反対だったからだ。
「現在、ビクトリア宇宙港は我々が掌握し、連合の宇宙港はパナマだけだ。だが、この作戦で痛手を受けたのも事実、赤服のパイロット4人も
遊ばしている余裕などない」
「・・・クライン議長、次の作戦で戦果を取り、帳消しにしろということでよろしいのですね?」と、ニコルが確認を取る。
「もちろんだ。作戦名『オペレーションスピットブレイク』表向きはパナマを狙っているが、本当のの目的はアラスカ基地だ。誰にも言わんで
くれよ」
姿勢を正し、アスランが代表で答える。
「了解しました!これより新型モビルスーツの受領にまいります。オペレーションスピットブレイクでの戦果をご期待ください!」
一人前に見える自分達の息子を、誇らしげに見つめる評議会のメンバーであった。
格納庫への移動中、沈んだ空気の中、ディアッカが軽口を叩く。
「いやぁ、新型を貰えるなんて最高だね。これで百人力だぜ」
それに対してイザークが苦言を示す。
「バカもんが!これで戦果を上げられなければどうなるかわからんのだぞ!少しは考えろ!」
それをニコルがなだめる。
「まぁまぁ、そう熱くならないで下さいよ。新型の性能次第ではフラッグに対抗できると思いますよ」
最後にアスランがまとめる。
「そうだな、とにかく新型に慣れないといけないな」
格納庫に到着し、技術者の案内で目的の場所に到着した。
「これが我々の技術の全てを注ぎ込んで作った機体です」
照明がたかれ、機体の全容が明らかになる。
そこには、2種類の機体がそれぞれ2機づつ、合計4機の灰色のモビルスーツが佇んでいた。
片方は背部にある大きな翼が特徴、もう片方は頭にあるセンサーと思わしき部分が、トサカみたく尖っているのと、背中にグゥルがあること
以外、これといった装備が見当たらない。
「どうですか?連合の技術をより洗練した機体は」技術者が自慢げに言っている。まだ続くようだ。
「翼がある方がフリーダム、もう片方がジャスティスと言う名前です。一番の特徴がNジャマーを無効化するパーツを装備しているため、核動
力を採用してます」と、ドヤ顔の技術者がいる。
ふと、ニコルが疑問に思ったことを聞いた。
「え?バッテリーじゃないってことは・・・PS装甲のエネルギー切れは・・・無くなったのですか?」
技術者はニヤリとし「PSダウンが起こる確率は限りなく0に近いです。
もちろん、発電する以上の電力が消費されたらPSダウンもしますが、まず無いでしょう」
長々と技術者の説明が続くためまとめ
共通装備
頭部バルカン、ビームライフル、ビームサーベル、バックパック(換装可能)
フリーダムパック(10枚の羽と2門のビーム砲)
ジャスティスパック(強化グゥル、ビームと実弾を装備)
ミサイルパック(フラッグの劣化パクリ、ミサイルと大型対艦刀を装備)
フリーダムの腰部にレールガン、ジャスティスの肩部にビームブーメランを、それぞれ固定武装で装備している。
機体特性としてはフリーダムは対多数用の調整を、ジャスティスは近接用の調整となっているようだ。
「簡単に説明しましたが、質問はありますか?」と、聞きながらまだ話し足りないようだ。
「いえ。大丈夫です!有難うございます!これよりシミュレーター訓練に言ってきます!」と、アスランが有無を言わさず終了させる。
技術者だからか、説明が長かったようだ。
シミュレーションの結果、フリーダムにディアッカとニコルが。ジャスティスにアスランとイザークが乗ることになった。
ザフトの地上、宇宙共に、ほとんどの戦力を投入するこの作戦、連合に察知されてはいるが、パナマ狙いだと認識されている。
そのため、パナマの宇宙港近辺には連合の援軍が次々と到着している。
これが吉とですか凶と出るか、神のみぞ知る。
以上です
原作と違いバックパックを換装可能にしてみました。
他は同じですが、2機ずつ存在します
乙
自由と正義が二機ずつとは大胆ですな
と言うか本編でもやっておかしくないような気したけど
さあ刹那たちはこの強敵に対しどう対応するか
乙
全く話題に上がっていないティエレンはアラスカに大量配備されてたりするのか
このアズラエルさんは自爆戦法とらなさそうだし
乙です
キラはフラッグでこれに挑むことになりそうだな
910氏乙です
技術者「発電する以上の電力が消費されたら〜まず無いでしょう」
フラッグのリニアライフルやティエレンの滑空砲の弾幕に曝され続けてダウンとか
プラズマフィールド系の装備で装甲より先に電子部品やパイロットがイカれるとか
何かしろの手段で封殺されるフラグにしか聞こえないのは気のせいじゃない筈
って901氏でした、失敬
もう正義と自由を投入してきたか
でも従来の奴の試験用みたいなイメージだな・・・NJCのテスト的な
試験機が実戦投入後正式に導入されるのはガンダムだからだ
(刹那談)
なるほど、それが実地試験というやつですね(違う)
901氏、乙です
ジャスティスでは飛行形態フラッグの加速に追いつけず、フリーダムでは固定装備の取り回しが
悪くロックオンできないなんてことにならなければ良いが・・・
>>928 そうだ、ジャステイャスパックにコクピットとフリーダムパックをつけて
人型スタンドを外そう
後のMA万能時代の先駆けである
ジャスティ・ヤス って何者だろうって一瞬考えてしまった
合体パックですね
グゥルにビーム砲、腰にレールガン、対艦刀をもって、シールドにミサイルランチャー装備
あれ…?ギャン子?
お待たせしました
それではどうぞー
学生組はカズイがオーブに残り、フレイは外務官になるための勉強をするため、ニューヨークに行くようだ。
アークエンジェルに乗り、アラスカ基地ち向かうのはサイ、トール、ミリアリア、キラの4人だ。
ただし、サイはフレイの許嫁に相応しくなるために士官候補生としてアラスカ基地に向かい、そこからは別行動をする。
トールはパイロット、ミリアリアはオペレーターの訓練を、キラはアズラエルの社員としてアラスカ基地に出向という名目らしい。
アークエンジェルの出航までに、キラの無用心な所を大笑いされたり、フレイとサイが別れを惜しんで2人で展望デッキで密会などをしていたが、それは別の人が書いてくれるだろう(無茶ぶり)
アークエンジェルを見送っている人達をモニターで見ながら、オーブ艦隊の護衛を受け、領海外で待機している連合艦隊と合流をする。
カーペンタリア基地が近いため緊張感はあるが、オーブ艦隊と連合艦隊を同時に相手取る馬鹿は流石にいないらしく、無事に連合艦隊と合流を果たした。
その後、ナタルのスパルタに涙目なサイがいたり、ムウを教師として学科?を教わるトールとキラなど、大局からみて何事も無くアラスカ基地に到着したのだった。
「じゃあ、またな」サイはその言葉を残し、3人から遠ざかっていく。
「メールするからなー!」と、トールは手を振りながら応える。
そしてキラは
「じゃあ、キラ君はこっちです。早速仕事をしましょう!」笑顔のアズラエルに、キラはどんよりした雰囲気で引っ張られていた。
「は、はは、キラの奴が1番大変かもな」
「そうね・・・私達もがんばりましょ!」
トールとミリアリアは手を繋ぎ、アークエンジェルに戻っていった。
アズラエルに拉致、もとい連れられたキラは、仕事場としてとある部屋の前に来ていた。
「さあキラ君、ここですよ。皆さん揃っている筈です」
アズラエルが無造作に扉を開け、中に入っていく。そこにはなんと、マリューとマードック、他4名ずつの2組が待機していた。
その中に、いかにも軍人とは思えない人が2人いたが、キラは気にせずに「え?マリューさんとマードックさん?」と、思わず呟く。
マリューとマードックは知っていたのか、こっちに来るように手を振る。
マリュー達の所に行っていいのか、確認のためアズラエルを見ようとしたキラだが、その前に、アズラエルにマリュー達の方に行くように押され、そのまま移動をする。
「皆さん、これで揃いましたネ。
初めましての方もいますので、簡単に自己紹介を
ムルタ・アズラエル。フラッグの開発をした会社の会長兼ブルーコスモスの盟主です。
じゃ、お仕事の説明をします。
オーバーフラッグを、3組それぞれで好きなように改造して下さい。期限は1週間、最終日にシミュレーターでテストをします。
武装は既存のでもいいですし、データだけを入力して使うのでも構いません。
はい、質問ある人挙手」
そう言って見回すと1人、手を挙げている。その人はポッチャリ体型の髪型が七三寝癖付きで軍人には見えない。
「あ、あのう・・・負けたら何かあるんですか?」と、なんとか聞き取れる程度の小声で質問した。
それに対しアズラエルは「勝敗に関係なく、有用であれば採用で、特別ボーナスが弾みますよ」と、答えた。
その後、これといった質問もなく、それぞれに分かれていった。
「マリューさん、マードックさん」
「よう、キラ。やっぱお前だったか」
「やっぱって、え?」
「ふふふ、それはね、それぞれのチームがメカニック2人とパイロット、プログラマーが1人なんだけど、わたし達の所だけ3人でしょ?パイロット兼プログラマーが来るからここだけ人数が少ないっ
て聞いていたの。
そんなのができるのはキラくんぐらいしか思いつかなかったのよ」
「おうよ!んでキラ!俺もさっき聞いたのだが、フラッグ量産型がロールアウトしたそうだ。
そんで分かりやすくするために今までのフラッグをオーバーフラッグって名前にしたんだってよ」
「そうなんですか・・・じゃあ、あんまり改良の余地はなさそうですね」
「わたし達は戦闘しているところを見てますからね。いいアドバンテージだと思います。キラくんが実際に乗ってみて、欲しい武装や改良点を教えて。そこから改良していきましょう」
マリューの意見で方向性が決まり、それぞれが準備を初めて行った。
以上です。
次回のビルドファイターズでのフルクロスが気になって夜もぐっすりです
1期のメイジン対レナート兄弟みたいなのを書ければいいな。とか思ってます
乙
どんな魔改造フラッグが出てくるか楽しみw
乙
そういやアフリカ編丸々飛ばしてるからスピットブレイクまで一か月半くらい余裕があるんだったな
901氏、勝手に外伝
それぞれの道(カズイ編)
----------
アークエンジェルが収容されたドック付近に小さな食堂があった。
昼時ともなればモルゲンレーテ職員がごった返すこの食堂も、今はランチタイムが過ぎまばらに人がいる程度だ。
その窓際の席。港の一部が見えるテーブルに一人の少年が座っていた。
「降りるしかないよね」
外の景色を眺めつつ、カズイ・バスカークは自嘲気味に小さく笑った。
キラみたいに皆から頼られる戦闘能力は無い。
トールのような底抜けの向上心も持てない。
サイのように誰かとの絆を守るため、という意志も無い。
女子達のようにバイタリティ溢れる行動力があるはず無い。
自分に実力が無いのは分かっていた。
しかし、戦闘という極限状態に晒され成長する友人達。
彼らを見るたびに、取り残されていくという孤独感と何もできない無力感が自分を支配する。
ネガティブな言動が多い自分ですら抑えなければいけないと思えるくらいの嫉妬と劣等感を覚えた。
それは今も変わらず、考えるたびに拳に力が入り――
「お待たせしましたー。特製カレーライスと海草サラダ、ドレッシングは胡麻風味。それとジンジャエールです」
ウェイトレスの言葉で思考が中断される。
てきぱきと料理を並べ、会釈して去っていく。
地味な制服を着た後ろ姿。きっと自分より1つか2つ年上くらいだろう。
一般人であり戦闘なんかとは無縁な彼女を見ていると、自分とは違う人種にさえ思えてくる。
ふと気がついてしまう。
軍で残ろうと一般人に戻ろうと自分はこの共有しがたい孤独感をずっと抱えて生きていくのだろうか。
暗い感情がまた自分を支配していく。
不意に――
「辛い」
口の中を突く鋭い刺激に、ネガティブ思考が一気に吹っ飛ぶ。
特製カレーライスは、想像していたよりもスパイスがふんだんに使用されていた。
モルゲンレーテ職員、とりわけ力仕事が主となる作業員やメカニック達からのリクエストで、
疲労感を緩和させるために通常の物よりも辛めに味付けされた物を店主が開発したらしい。
「これ、辛いなぁ。はは、辛い」
なぜだか、甘ったれるな!とビンタされた気分だった。
「でも、……美味しいや」
昼食を済ませた後、少しだけさっぱりした顔のカズイは割り当てられた自分の部屋へ向かう。
(ご飯だけでこんな気持ちになるなんて)
(そういえば、アークエンジェルでの食事は味気なかったな)
(ずっと戦闘の怖さで味なんかよくわからなかったし)
たかが、1度の食事だ。
でもそんな些細な事で、自分は――。
嫉妬心と劣等感は、未だある。友人達についていく事はきっと無理だろう。
だが、全く別の方向からならどうか。先ほどのカレーライスのように。
そして彼らを驚かせ、ざまあみろと笑ってやるのだ。
彼はネガティブな思考のままつき抜け、暗い感情を原動力に行動を開始する。
他人からすれば、あまりにも筋違いな『復讐』。
後に、とある業界にその名を轟かす彼の第一歩。
カズイ・バスカークは動き出した。
----------
思いついたので支援を兼ねて投下
カズイって種世界の俺らだよな
カズイがどんな業界に名を轟かすのかは、お好きにどうぞ(901氏に無茶ぶり返し)
闇料理界を創設してもいいし、アイドルをプロデュースしてもいい
俺らの数だけカズイはいる
GJ
> アイドルをプロデュースしてもいい
ミーア生存ルートかな
>>941氏さすがです。
無茶ぶりを返されるとは・・・だがそれでこそガンダムだ!
近日中にお返し投稿します
オーバーフラッグに試乗したキラはその性能に驚いていた。
(1度乗せてもらったんだけど、こうしてじっくり乗ると良く分かる・・・ストライクより完成度が高い)
事実、オーバーフラッグとエールストライクを比べた場合、ライフルの威力と対弾性、重量以外はオーバーフラッグの方が数値的に上である
。
コックピットから降りてきたキラにマードックが質問する。
「外から見てたんだが・・・まいったね。完成度が高すぎる。乗ってみてどうよ?」
「うーん・・・これより上って早々思いつきませんよ」
「じゃあ、方針だけでも決めて、今日は解散しましょうか」と、マリューが発言する。
「そうだな!ゆっくり休めばいいアイデアが出てくるはずだ」
・・・話し合いの末、運動性を上げていく方向で改良することになった。
翌日、キラとマリューはアイデアが思い付かなかったが、マードックがアイデアを思い付いたようだ。
「足にフライトユニットのスラスターを内蔵したらどうだ?」
「面白そうね。キラくん、データ入力してもらえる?」
「わかりました。えーっと・・・膝から下にそのまま移植出来そうです」
「よし!やってくれ!」
ふと、何かを思いついたマリューが言う「ねえ、膝関節を逆側にも曲げられるようにできる?」
「えっと、いけます。強度もギリギリ規定値以内です」
キラの高速入力ですぐに入力は終わり、シミュレーターでのテストに入った。
シミュレーターとはいえ、地上で動かすのな初めてなので、慣熟運転から始まった。
(宇宙で1度乗せてもらったけど、やっぱりすごい・・・)
『キラ、そろそろいいか?脚部のスラスターを起動して一気に加速してみてくれ』
『了解、いきます!』
青白い炎が脚部から放出され、オーバーフラッグは一気に加速をする。
「すごい、通常の1.6倍で加速してる・・・スラスターに異常はなし。マードックさん、機体の状態は?」
「ラミアス艦長、負荷がかかっているが、許容範囲内だ」
「ありがとう、あともう艦長じゃないわよ?」
「そうでしたね。技術顧問殿」『キラ!巡航速度に戻してくれ!』
『わ、わかりました』
脚部スラスターの出力を抑え、巡航速度に戻す、シミュレーターとはいえ、高速で飛ぶ機体を制御するのは大変だったのか、目を閉じ、深呼吸をするキラだった。
『マリューさん、マードックさん。次行けます』
『よし、次は脚部を下前方に向け、スラスターオン。』
『え・・・マジですか?』
『マジもマジ、大マジよ。普通じゃ出来ないようなアクロバット飛行になるな、常識的に考えて』
『え、あの、シミュレーターだし、いきます!』
オーバーフラッグの脚部を腰から徐々に下に曲げていく。無論、キラは機体のバランスを調整しながらだ。
数分後、見事に『つ』のように折れ曲がった形で飛行するオーバーフラッグがいた。
『で、できた、状態もなんとか安定してる・・・じゃあ脚部スラスターオン!』
感の良い人ならお気付きだろうか、フライトユニットのスラスターは後方に向けて炎を放出し、足の裏のスラスターを下前方に向け放出した
らどうなるか。
結果、機体のバランスを崩し、縦回転
『目、目がぁぁ』
『キラくん!どうしたの!?』
『目が回るー』
マリューとマードックは言葉を無くした。
回転しながら地面に向け落下をしていくオーバーフラッグ。だが途中でキラが気付き、姿勢制御を始める。
『流石にまずい!まずは回転を抑え!』
スラスターの出力で無理矢理回転を抑えるが、後少しで地面にぶつかりそうだ。
『くっ!こうなったら一か八か!脚部スラスターオン!』
落下していたオーバーフラッグの脚を地面に向け放射、地面と水平飛行を試みたようだ。
『あがれー!』
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『た、助かった』
足の裏を地面に向けて、スラスター移動をしている。先程までと違い、安定しているようだ。
『あれ?マードックさん。この移動方法が便利なんですけど』
上半身は飛行形態、下半身は地面に向け脚を伸ばし、足の裏のスラスターでホバー移動をしているようだ。
しかも足の向きを少し変えるだけで前後左右、まるで舞っているように動くオーバーフラッグがそこにいた。
『よし!キラ!これでいくぞ!』
マードックは諸手を挙げて賛成した。
マリューは『詳細を煮詰めましょ』と、こちらも乗り気だ。
一方のキラは『し、姿勢制御がきつい、これをある程度オートで動かすプログラム打つの?・・・き、きつい・・・徹夜は嫌だ・・・』
泣き言を言っていた。
以上です。
半人型とか半飛行機とか大好物です。
マク・・・う!頭が!
乙です
つまりバ〇キ〇ーのガ〇ォ〇ク形態ですねわかりますw
>>948 オービタルフラッグがあるからイインダヨ、、、グリーンだよ
乙
まあ00外伝にキュリオスの試作機でまんまなやつが登場してるしw
これ見た刹那とティエリアがどんな反応するか
最終形態のハルートもそんな感じだ。足なんて飾りです。
ガンダムタイプとは別方向へと進化したフラッグが生まれそうだ。
>>952 あれキュリオスガストが元だからな
元の元はストパン(しかもフミカネ謹製)のアレだし
>>すごい、通常の1.6倍で加速してる・・・
パイロットが死ぬんじゃないか?
カスタムフラッグでもヤバかったのに
そういやCE世界だとカオスのMA形態こんな感じじゃなかった?
上半身通常で下半身飛行形態の逆パターンならキュリオスもやってたね
飛行形態のまま足のスラスターの方向を変えるだけで変態機動できるな
前に向けるだけで簡単にグラハムスペシャルも可能!!中の人はどうなるか知らんが
武器もリニアライフルもといガトリングポッドを装備させてだな