ユウキとの再戦時にビルストは借りた腕で戦ったが、アレも物語上は結晶体破壊の際に失ったからだが、裏には別の演出意図があると思う
それはビルドナックルを強制封印して、標準的な機体と武器のみで純粋に技量だけで再戦するのを見せたいと
セイ/レイジ組はビルドナックルその他のギミック頼みだけで優勝まで来たのではなく、名人に匹敵する技量も持ち合わせてますよと視聴者に知らせる為にね
そしてユウキは二代目ならさっさとトランザムを使って瞬殺を狙う所を、敢えて使わず素の機動力でビルストに合わせているし、パイロット交代の折は待ってやる
この戦いが彼らがやりたかったガンプラの楽しみを伝える試合なら、作り込みやギミックに頼った「盛った」ガンプラの比べ合いが主流になっているあの世界のガンプラバトルには、強烈なアンチテーゼだな
ボロボロの機体に手足が借り物でも、ここまで楽しく戦えるんですよと証明してしまったのだから
ガンプラバトルはあくまで操縦技量の戦いであって、改造は技量に機体が対応できるようにするチューン程度でよい
無駄に大火力な武器やチート臭い技で楽に勝とうとかつまらないだろ?と
それで勝ってもガンプラがすごいのであって、使い手がスゴいとは限らない
ラルさんにはどこかで
「見事だな
しかし小僧、自分の力で勝ったのではないぞ
そのガンプラの性能のおかげだという事を忘れるな」
と言わせて欲しかった