【僕も賄賂は】ガンダムSEED裏話22【welccome】

このエントリーをはてなブックマークに追加
430通常の名無しさんの3倍
http://web.archive.org/web/20090202001056/http://members.at.infoseek.co.jp/tanepo/hatu.html

福田インタビュー
もとめあうこころ

「ガンダムSEED]、濃厚な人間ドラマが展開していますね。

キラとアスランを核に、いろいろなキャラクターがどう絡んでいくのか、あるいは周りの キャラクターによって、キラとアスランがどう動かされていくのか。
そういう群像劇は、「ガンダム」 という作品においては外せない要素だと思っています。とりあえず2クール目までは、 キラは周りによって動かされていく。
平和な世界に育って、それは今の日本と同じ環境なんですけど、 平和の中で暮らしてきたのが、実は一歩外へ出ると、非常にきな臭い世界が広がっていて、
実は今いる 場所の平和は偽りなんじゃないのか、というのが1話のスタートで、そこから戦争を意識していく 話をずっと描いてきたつもりです。

??アスランは、キラと違って最初から軍人でしたね。

そうですね。アスランは、平和のためには自分が戦わなければならないんだという明確な意思を 持ってスタートしたので、キラと比べて安定しているんです。
反対にキラは非常に中途半端な状態が 続いてますね。戦う力はあるけど、軍人としての意識はないですから。

??キラの意識は、1話から今までどのように変わってきたのでしょう?

まずは、友達のために戦うことを選びました、キラはワケあって、コーディネイターなのに ナチュラルの子供たちに混じって生活していたので、
とても友人関係を大事にする子だと思うんです。 それは裏を返せば、ナチュラルの輪からはみ出すのを恐れているとも言える。
3話で、マリュー達の 前でコーディネイターだとカミングアウトした瞬間、兵士達に銃を向けられたじゃないですか。 自分がそういう不安定な環境にいることを、
キラは自覚しているんです。だから、トール達の グループの中で、特に誰と仲良くするということがない。グループのみんなを守って自分の居場所を 作るために戦いを始めたんです。

??でも、最初の頃は戦いを嫌いつつ、しょうがないからやっているという感じでしたね。

戦うということは敵を殺すということですからね。罪悪感と、友人達との関係を守りたいという 思いが、ずっとせめぎ合っていたはずです。
だが、そういう中途半端な気持ちが戦場で通用する はずがない。フレイのお父さんの死で、キラはそれを痛いほど実感することになります。

??「本気で戦っていない」と、フレイにかなりキツいことを言われていましたね。

すごくショックだったと思います。なぜなら、図星だったから。
キラの苦しみに触れた唯一の存在、フレイ