機動戦士ガンダムSEED DESTINY PHASE-221
キラのベッドにドスンと乗ったアスランはその勢いのままキラを押し倒した。
「えっ、えっ?」
「キラ…。良い匂いがする…」
「ちょっ…!アスラン!?ど、どこ触って…!!」
「キラ…柔らかくて気持ちー…」
「ひゃぁっ…?あっ…アス…」
明らかに、アスランの様子が普段と違う。そういえば、ほんのりと頬が紅い。
「…まさかアスラン、酔ってる…!?」
昨日はクリスマスイヴだ。飲んで無いわけも無い。
「酔ってようが、酔ってまいが…キラは俺のモノ♪」
また、先程と同じ不敵な笑みを浮かべてキラの胸を貪る。
「きゃぁんっ…だっ駄目だってばぁ!アスラぁン!」
「もう…。キラは素直じゃないなぁ…。俺の言う事聞いてれば良いのに…」
「やだってば!酔ってるアスランなんて、嫌いっ!お、お酒臭いもん!!」
「………」
嫌い、と言った瞬間、だろうか。アスランの行為がぴたりと止まった。
「あ、アスラ…?」
「優しく言ってるうちに、言う事聞いてれば良いのに。本当に馬鹿だなぁ…、キラは。」
「ほぇ…?」
アスランはキラの着ていたブラウスを全て剥ぎとると、そのブラウスでキラの腕をきつく、縛りつけた。
「あっ!アスラン!?やだ、何これ…?ほどいてよぉっ!」
「キラ…?少し静かにしてもらえる?」
「アスラぁン!これ、ほどいて!!」
「…やっぱりキラは、無理矢理が好きなのかな…?口も塞いじゃった方が良いみたいだね」
「ふぇっ…!?」
アスランはそういってキラの唇に無理矢理キスをした。
「はぁっんっ…」
「キラ、口開けて…」
アスランはキラの舌に自分の舌を絡ませ、熱い唾液を送り込む。
「キラ、可愛い。」
アスランはにっこり微笑むと、アスランが持っていた小瓶を開ける。
「キラも…おかしくなっちゃおっか…。」
「んゃ…ぁ…」
アスランはキラの口から口を離すと、小瓶の中の液体を口に含んだ。
「これは弱いし、後からじわじわと来るヤツだから…安心してね?」
「やだっ!?何それ!?まさか…っ」
キラに拒める術等無く、再びアスランに唇を奪われてしまった。そしてアスランの口に含んでいたモノをキラの口に移す。
キラの意識は熱い空気に犯され、キラのパンツも既にぐしょぐしょに濡れていた。
「キラ…」
アスランが口を離すと、二人の間にはねっとりとした糸が走り、それが生めかしく映る。
「はぁっ……ぁ、すぅ…」
キラはぼんやりとした目でアスランを見つめ、もっと…とキスをねだる。まだ唾液が滴る口端がそれを一層際立てた。
「駄目。」
しかし、キラのおねだりをはねのけ、アスランはベッドへと腰かける。
一人、熱い雰囲気の中置いていかれたキラは目を見開いた。
「えっ?やっ…ん…。や、アスラン…っ」
「なぁに?キラ。"嫌"なんでしょ?」
アスランは低い声でキラの耳元へ囁いた。
「そんな…っ。ここまでして、酷いっ…!」
「ここまで?どこまで?俺にはキラの今の状態なんてわからないなぁ」
「嘘つき!…んっ。アスラぁン!」
キラは足を大きく開き、腰を振りながらシーツに股を擦りつけている。
「キラ、じゃあ言ってごらんよ?」
「な、なんて…?」
キラは虚ろな目でアスランを見る。
「前に教えてあげた…。わかってるでしょ?」
アスランはキラの頬にキスを落とすとそっと離れ、キラの言葉を待った。
「は…はひ…。ぁ…。アスラン…?キラに…アスランをください…」
キラは真っ赤になり、アスランは、くすりと優しい笑顔を浮かべる。
「そんなので良いと思ってるの?」
しかし、アスランの表情はすぐに冷たくなり、キラの髪を鷲掴みにした。
「俺に挿入れて欲しいなら、それ相応の事をするべきだよな?」
「ぇ…っ?」
アスランはそのままキラの髪を引っ張り、自分の股間に近付ける。
「しゃぶれ。」
「ぁ……」
「欲しいんだろ?」
「はぃ…」
アスランはキラの腕の拘束を解き、キラはおぼつかない手付きでアスランの勃起しかけたモノに触れる。
「んっ…クチュ…クチュっ」
「相変わらず下手だね、キラ…。教えてあげた通りにできないなんて。」
アスランの言葉に急かされる度、キラの熱はあがり、舌の動きは早くなる。
「はっ…大分良くなったよ、キラ…。」
アスランはくしゃあ…とキラの髪をすくう。キラはそれが嬉しかった。
「キラ…!」
そして、アスランはキラの頭に腰を強く押し付け、アスランのソレがキラの喉奥に当たると同時にアスランはキラの口の中に己の欲望を注ぎ込んだ。
「っく…キラ…」
「っん……コホッ…」
キラの口からは飲みきれなかった性液にまみれ、いきなり射精されてむせてしまったので、口元がベタベタになってしまった。
アスランは飛び散ったその汁を掬い、キラの顔になすり付ける。
「うまくなったね、キラ」
キラは虚ろな目で微笑む。
そして、キラの上に覆い被さった。
「キラ…もう0時だ。…メリークリスマス」
「あっ…アスラン…早くぅ…」
アスランは一度、キラの細い髪を優しく撫でると『あいしてるよ』と唇だけで言い、キラの膝裏を押し上げ、一気に挿入した。
「っ痛…ぁあっ……」
「せまいな…」
普段アスランにされ慣れているせいと媚薬のせいで多少潤ってひくついていたが解いていない其処はキラに痛みを追わせた。
しかし、高ぶったアスランが止まるわけもない。
「ごめん、キラっ…。」
そう言うと一気にキラを突き上げた。
「ちょっ……待っ…いゃぁああああっ…」
「はぁっ…。キラっ」
「やっアスラン…はぁんっ」
「キラっ…キラぁっ」
2人の行為は朝方まで続いた。