機動戦士ガンダムSEED DESTINY PHASE-214

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401通常の名無しさんの3倍
膝を軽々と持ち上げられ胸板まで折り曲げられる。キラには、もうすでに抗う気力など無かった。ぐちゅり、と粘着質な音を立てて自分の中に異物が挿入される。咄嗟に逃げようとした腰を掴まれ、ぐ、と押し込められた。
「ひっ……は、ぁっ…!」
内壁を押し広げるようにもう一本指が入ってきた。ゆっくりとしたその行為に嫌でもリアルにその感触を感じてしまう。
いっそのこと、何も考えずにいられるくらい酷くしてくれればいいのに。そう望む自分の胸の声に、無性に泣きたくなった。
「っ……んんっ、ぃぁ………ああっ…!」
指がさらに増やされる。ぎちぎち、と肉のこすれあう音が聞こえた。それでも気遣うように動かされるそれに、泣きたくなるような感情が湧き上がる。
「はっ…あ、んっ…やだ、そこっ…んんっ!」
いきなりビクンと身体が跳ね上がる。自分でもわからぬ、内から沸き起こるそれに混乱した。
「ココ?気持ち悦い?」
クスクスと楽しそうにその一点を三本の指でつつき始めてきた。
「やあっ!やだっ…やだやだ、それ、やめっ…!」
ガクガクと身体がついていかぬ快感に震えだす。頭が白く塗りつぶされる。自分が何を言っているのかも良くわからなかった。
「もう平気だろう?」
ぐちゅっ…と指が引き抜かれた。急に訪れた空虚感にぞくりと何かが這い上る。
足首をいっそう高く持ち上げられ、腿に走る引きつった痛みに、はっと意識が戻された。自分の秘処にあてられる、熱い塊。脈打つそれ。
「いや、だ…ヤダっ…ヤダヤダ、や、ぁっ…!」

「アスランっ―――……!!」

今夜初めてまともに呼んだ彼の名。ずっと呼んでいた彼の名。
ぐちゅりっ――――
「……っ――――――!!!」
キラの喉奥から引きつった悲鳴が漏れた。
「ねえキラ。呼んで?」
額に張り付く髪を優しく梳き、耳を掠め、頬を撫で、唇をなぞる。
「あっ…ああっ…!ひ、ぃっ……!」
脳天から爪先まで駆け上がる激痛。焼き鏝を押し付けられたような白い熱さ。彼の声は聞こえているのにその言葉を理解することなど不可能なほど。かきまわされる。