刹那が種・種死に介入するようです15

「もしも刹那がコズミック・イラに現れたら」について語り合い、
ＳＳを投稿し、職人をＧＪ！するスレです。

荒らし煽りは徹底スルー、職人さんへの敬意を忘れずに。
次スレは>>950を踏んだ方か480KBからお願いします。
スレは、基本的にsage進行です。

前スレ
刹那が種・種死に介入するようです14
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/shar/1364138750/l50

まとめページ：
ガンダムクロスオーバーSS倉庫
http://arte.wikiwiki.jp/
避難所
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/10411/1297454125/

刹那以外の00キャラの来訪等違う形の00・SEEDクロスSS、
新規職人さんも随時大歓迎です

二

>1乙
いやこれはアーヴァンクを横から見ただけでなんたらかんたら

↑なぜBX-4がｗ
そして１乙樽

諸君！
新スレの挨拶、すなわち>>1乙という言葉を謹んで送らせてもらおう！

敢えて言おう、>>1乙であると！！

お前も>>1乙だ

前スレ埋まったね

ねー

だったら>>1さん・・・
俺にとっては、あなただって乙すべき大切な仲間だ！（BGM:Life Goes On）

メイン>>1が乙しただと!?狙ったか、刹那介入スレ15!!

デカルト機できました。
よりによって広域規制巻き添えでPC>携帯で打ち直しでの書き込みなのでURL間違ってたら済みません。
http://itp.2ch-library.com/i//0952433-1373296977.png
機体は22ｍ程度を想定。
メインカメラは前スレで出たご意見を全部採用してみました。
上から、変形時、リミッター解除時&胴体、射撃戦モード、格闘戦モード(青目でカバー開いている方)、電子戦&特殊機能使用モード(色々閉じてる方)になります。
腕の間の白いのは肩部内蔵型増設バッテリーユニット、ライフルはホールドオープン、上に18連エンブロック･クリップと単発実包、グリップ後方にドラゴンブレス弾(実在するショットシェル)を配置してます。

低レベルな上、部位毎のバラバラで申し訳ありませんでしたm(_ _)m

これかな
ttp://iup.2ch-library.com/i/i0952433-1373296977.png

>>12
それです。やっぱりミスってた…
ありがとうございますm(_ _)m

なんというネクスト

スローネっぽい

鷲尾福地石垣の成分が融合してるな

正直これは種世界にゃあミスマッチすぎやしないか？

アリーヤとアルケーを足して2で割った感じ

アリーヤっていうかライールっていうかグリントっていうか

うん、どこから出してきたんだこのデザインラインと突っ込みどころ満載だな
(強いて言えば柳瀬かもだが)

だが異質感が出てていいと思う

もはや原形の欠片も見当たりませんが、元々はブリッツのラインを基に改変してたんです。
ところがＮジャマー入れるとなった時にバイタルパート内に収めようとした結果、どう見ても重量過多な感が否めなくなってしまって…おまけに変形機構も入れる予定だったので…
結果、内部容積と見た目機動性、趣味とコンセプトをごちゃ混ぜにぶち込んだ結果がこれです。もはやデュエルもブリッツも消えてしまいました。

トンデモ兵器枠になりそうｗ
いっそデストロイレベルの巨体にしてしまうのも面白いか

00世界でフラッグとスローネをミックスさせたらこういうデザインになるかもしれんが、コズミックイラのMSじゃないな
ザムザザー系列のMAデザインでもないし
ただ、382氏がAC好きなのは伝わってきた

一番左端が戦術機のスラスターに見える

まぁ待て、バーニアはCEの面影があるぞ

初見でバスターソードとサイドアーマーが戦術機のやつに見えた
が見方によっては頭を格納している時はフォビドゥンの系譜に近い
それにユークリッドを人型にしたと考えれば或いは

>>24
バーニア辺りにはIWSPの面影を見た

皆日曜だぞト裸ンザム！

日曜日だよ全員ト裸ンザム！！

ファフ○ー・ＭＳモデル・マークネイキッド、ト裸ンザムで発進します！

今日の種死リマスターは､アスランがセイバーでミネルバに合流する回のようだな。

それはさておきガ裸ッゾでト裸ンザム！！

部屋の冷却にGN粒子を使いすぎた

パンツ

こんばです。仙台は雨が降って涼しくなってます。皆さんの地元はどんな感じでしょうか？
では投下します。ちょっと急ぎ目に執筆したので文法がおかしいとこあるかも。

７日後、ＵＳ艦内第27医療室

「大尉、術式終了です。お疲れ様でした」
「…いや、ありがとう」
デカルトが新たな左腕を動かしながら、医務官に礼をする。
「…存外早く済むものなんだな。１ヶ月は掛かるものかと思っていたが…」
「大体の施術はナノマシンの仕事でしたからね。尤も、軍等の管轄の下の施術は16年ぶりの筈ですが…」
「…聴かなかった事にしておく…」
施術は、殆どが出血を伴わないものだった。
施術期間の殆どが右腕に繋がれた筋電探知機によるデータ集めであり、BMIの術式は接続部の移植以外は初日の注射数本で終わり、義手.義眼の移植も神経節や皮膚の定着も含め３時間の施術で終了してしまった。尋常な医療技術ではない。
「随分インチキじみた医療技術じゃないか。こんなのが一般に出回っているのか？」
「いえ、むしろこの施術は真っ黒と言っても過言でもありません。16年前にナノマシン絡みらしいバイトハザードが起こってて、それ以来生物実験も何もかもがタブー視されてしまって…」
「バイトハザード…一体どんな？」
「詳しくは知りません、国連レベルでの情報統制が敷かれていて…噂では生物兵器のようなバケモノが出たとか言われてますが…まあそのお陰で他の技術立証も出来ず、足止め状態なのが今の医療技術の現状ですね。」
国連レベルで情報統制を敷くとなると、さぞ大規模な実験だったのだろうか。
「…成る程な。術後は安静が第一か？」
「今日１日比較的安静にしていれば大丈夫でしょう。組織定着進度もクリア済みですし、このまま即実戦行きも可能です。まあ、義手に慣れるものと考えてもいいですね。あと、機体担当の技師が後で第７ハンガーに来て欲しいそうです。だいぶ形になったみたいですよ」
「了解」「お大事に」
医務官に軽く会釈を交わし、デカルトは医務室を後にした。

「お！やっと来なすったか、マイカスタマー」
「待たせたな。機体が形になったと聞いたが？」
デカルトがハンガーに着くと、色黒に近いアジア系の技師が迎えてくれた。今まで作業に当たっていたのだろうか、体からは鼻を摘みたくなるような汗と機械油の匂いが漂ってくる。
「…おっと申し遅れちまった…Ｒ＆Ｌテクノロジー第二技術部ＭＳ研究部長、アレックス・イノウエであります！機体のほうは７割方上がっておりますが…」
イノウエがハンガーの下のほうを見ると、そこに横たわっているであろう機体の上に、保護用であろう黒いシートが掛けられていた。その下では数人の技師が作業に携わっている。
「おいスティーブ！さっさと邪魔なシートを片付けろ、機体との顔合わせだ!!」
イノウエの怒号が飛び、技師達がシートを片付け始める。どうやら足はまだ組み上がっていないらしく、足周りのシートはそのままだ。
「…大きいな。4mはデカくなったか？おまけに外観も大きく変わっているが…」
「何せパーツ共有率は10％止まりですからねぇ…02から引き継いだのはフレームと一部内装、それにマニュピレータ程度でさぁ」
頭を掻きながらイノウエがごちる。その手元には部品の一覧らしき本がある。厚さからして尋常な枚数ではない。
「ま、変わったのは外観や部品だけじゃないんでね。運用自体も02とは別モンだ」
言いながら、デカルトにフォロスクリーン端末を手渡す。その中に入っていたのは、「P02-C1LWSP」すなわちこの機体の運用マニュアルだった。
「02デュエルは白兵仕様に近かったが、こいつは完全な奇襲・電撃戦仕様だ。機体はＮジャマー領域の如何を問わずのステルス性を与える為、前面を中心にRCS低減をさせてある。
全身だと数分って制限付きだがミラージュコロイド展開も可能だ。フライトユニットはロケットとジェットの統合型を採用、宇宙大気圏問わず運用可能だ」
「RCS低減？Ｎジャマーでレーダーを無力化出来るのにか？」
「あんたの上司、アズラエルの兄ちゃんからの要求さ。俺らはそれに合わせてこいつを調整してんだ。…ザフトの連中は専用のＮジャマー搭載ＭＳを持ってるが、地球にゃＮジャマー領域下に無い地域も多いからな。
海洋なんかは敷設したＮジャマーが地熱を得られず稼働出来ずに転がってるって噂もある」

Ｎジャマーを包む削岩ユニットとそれの原形になった対隕石用破砕兵器「メテオブレイカー」は堅い地面に接地した上で掘り進む事が前提になっている。
ところが海底は柔らかい海洋堆積物に包まれている影響でユニットが安定せず、横転ないし空回りし易い。おまけに余りに高い地熱を持つ地形や地震が多発する地域にも適応出来ない。
結果として太平洋の孤島や海浜地帯はＮジャマーが効果を発揮出来ない事が多く、日本やアイスランド、カリフォルニアやオーブ等はＮジャマー領域下にある国土が非常に少なくなっている。
「つまりは非Ｎジャマー領域下の不穏分子に対する先制攻撃と施設破壊がこいつの運用方法か」
「そういうこった、要するに一番槍の機体そのものだな。ま、それに特化し過ぎたせいで対ＭＳ戦闘は不得意になっちまったがな…」
そう言いながらまた頭を掻く。その理由は、マニュアルの次のページに込められていた。
「こいつのメインアームは70口径８インチ砲Mk.47、18連エンブロッククリップ給弾方式で総弾数が予備も合わせて二丁で108発。
対艦戦闘と空力補正用に大型のブレードを装備してるんだが、そのせいで一丁15t近い大物になっちまった。こいつでＭＳを撃つのは正直無茶ってもんだな…」
「…まるで長槍だな…」
「対ＭＳ用には副腕とアンカー兼用のヒートブレードを装備してるが、むしろそれしか無いってのが実情だ。それ以外だと対地対空迎撃用の散弾ロケットしか無い。
おまけに重量削減の為にバイタルパート以外は耐候カバー程度の装甲しか張られていない。全く極端な機体になっちまった」
イノウエの言うとおり、手足等の装甲は悉く20mm程度に抑えられており、耐弾性は期待出来そうにない。ただ、フレーム強度はかなりのものであり、空中分解の危険は無さそうだ。
「つまりは、パイロットの腕に全てが懸かるという訳か…」
「そういうこっですな。ま、旦那の許可が降りるなら、あのデカブツの資材を使って構造を強化するのも可能ですが？アレの装甲、見たところかなりの強度っぽいですが？」
「…」
ガデラーザは軍の機密の塊だ。無闇やたらに探られるのは拙い。かといって、ただ置かれていてもいずれ調べられるだろう。ならばいっそ…
「…こいつの完成と調整が完了次第、お前の云うデカブツ、ガデラーザから使える部品を抜き取る。Ｎジャマー領域下でも使えるものがあるかも知れない。」

「ほうほう…そいつぁ面白そうだ…！技術屋としちゃあね…」
「但し、調査中は俺の指示に従え。こちらにはこちらなりの事情がある。」
どうやら、うまく乗せることが出来たららしい。GNドライヴが気懸かりだが、この脳量子波の伝わり難さからいって、既に稼働状態ではないだろう。
どの道、ガデラーザの装甲素材たるEカーボンは元は建設資材だ。GN粒子を浸透させなければ機密レベルの技術には及ばない上、こちら側の技術レベルを向上させる事が可能かも知れない。
それが出来れば、もし連邦軍と連合が接触する事になった際の友好の始点にも成りうる。これは悪い話ではない。
「どの道、一度下見をしてみないことにはどれだけの資材を再利用出来るか解らん。ガデラーザは今どこにある？」
「あのデカブツなら…確か第８艦船ドックに収容されてたなぁ。全長700m、全幅300m、高さ100m、この船最大の空間だ。艦内図を見ればすぐ判ると思いますぜ」
「分かった。今日はありがとう。お陰で機体に乗る心構えが出来た」
会釈もそこそこに、デカルトは足早にハンガーを出た。以前より妙に軽くなった左腕を鬱陶しく思いながら。

投下完了です。何故かすぐ先ではなく超終盤のほうの展開が頭の中に浮かんで執筆が遅れる今日この頃。
デカルト機の腰のフライトユニットはモロに戦術機が元ネタです。殲撃10型の機動がカッコ良かったんだもん(但し知ったのは半年前)
では今日はこれにて

>>382氏
乙です
バイオハザードと来たらもうLRの研究所に下水道、あと発電所でわらわらしてたあれしか...
デカルト機もロマン武装に産廃の代名詞の拡散バズとゴミナントお断り仕様だし
後、NJに関しての設定って連合が原作であれだけ早くMS量産出来てた事も繋がりますね

382氏乙

ガデラーザってELSに侵食されたときコンテナにファングあったっけ？
あれが残っていたらファング無双のデュエルが出来そうだな。

乙です！なんかAOZに登場しそうな「とりあえず理論上は作れるんで作ってみました」なトンデモ兵器になったなぁ…ｗそれが良いわけなんですがｗ

それにしてもデカルトにとっては義手とか義眼とかは馴染みが薄そうだなぁ…。
西暦世界では再生医療発達してるっぽいし。

脳細胞の修復処置は完了したとか言っちゃうレベルだもんね
ただ今回読んでこのSSの医療技術だとリハビリ等に時間取られなそうだと思った
遺伝子改造やらが流行った世界とは発達する分野が違うだろうし

お疲れさまっす！
義手っていうと、サンダーボルトの
ダリルもか… デカルトのはどんな義手
ですかね〜

>>40
だよな＞再生医療

ニールの潰されて失明した右目が数週間の治療で生身の右目を再生できるレベルだもんな
・・・よくよく考えると凄い技術だよな
アリーも確か半身なくなったのを戻したんだろ？
即死してなけりゃ救助治療までの時間が短ければどんな怪我でも治せるんじゃないかと思うレベルだ

>>43
その医療技術をもってしてもどうしようもないという疑似ＧＮ粒子障害って怖えぇ…

>>44
そのトンデモ医療技術をもってしてもどうしようもないという疑似ＧＮ粒子障害を全快させる
トランザムバーストはもっとすげぇな

クアンタムバースト＞トランザムバースト＞擬似GN粒子＞ガンダム西暦の医療技術

こうしてみると、大した事ないな！

バーストは悪玉コレステロールを善玉コレステロールに変える様なもんだと思えば良い。

別のトコでは某宇宙蟲の腸内細菌病を治療してたりもしたなｗ

後の西暦ではGN粒子健康法とかトランザムバーストダイエットとか流行ってたりして

劇場版からさらに時を経てそれなりの数の純正GNドライブが確保できたなら
あるいは擬似GNドライブがGN粒子そのものは純正と同等になるほど技術が進めば
GNエステとかGNサウナとかGN温泉とか生まれてるのかもなｗｗｗ

自然中のＧＮ粒子を貯め、定期的に放出する。ＧＮダム（ﾎﾞｿｯ

さてと…参議院選挙の結果よりも職人の投下が待ち遠しい私はガ裸ッゾでト裸ンザム！！

negative。操作ミスって色々消えてしまいました。ちょっと今週は無理っぽいです。申し訳ありません。
というわけで俺もト裸ンザム！

なんとぉー！？裸ンザム！！

昨日『中居の“ミ”になる図書館』見てて思ったけど､CEとOOの時代って『書道』の文化は存在しているのかな？
アニメ本編にはそういった描写なかったけど

炒飯の趣味が日舞だってんだから書道くらい残ってるんじゃないの

00でも残ってるんじゃないか？
ブシドーが日本かぶれになってたし

CEはオーブが日本語使ってるし(『忘れん』の件とか不安は有るが)00はブシドー居るし
国がとして無かろうが列島がある以上余程の事が無いと消えないと思う
多民族国家や連合国家でも、地形によって言葉からして違うとかざらにあるし

さてと日曜日になったからガ裸ッゾでト裸ンザム！！

あいむしんかーとぅーとぅーとぅーとぅとぅー
あいむしんかーとぅーとぅーとぅーとぅー
こんばです。先週はバグって済みませんでした。投下します。
…高校時代に戻りたいなぁ

「いやー、酷いなこりゃ。バラすのも一苦労だ。」
翌日、技術部の殆どが、ＥＬＳ漬けになったガデラーザに群がっていた。
目的はＮジャマー領域下でも使用可能な筈のファング管制用量子通信機の摘出、なのだが…
「本当、何なんだよこの金属体はよぉ!?」「判っていたとはいえ、やり切れないよなぁ…」
ＥＬＳの侵食が胴体部や動力部に集中し、厚い金属体に阻まれて未だに本体に辿り着けない状況になっていた。
「…仕方ないな…。機首砲口のほうはどうだ？」
溜め息をつき、デカルトが指示を出す。あそこを通るということはGNブラスターの機関部に触れられるという事になる。そこにGN粒子が残ってでもいれば…
（…その心配は…無さそうか？）
しかし、そのGN粒子の気配が全く感じられない。それどころか、ＥＬＳが発する筈のあのけたたましい脳量子波の叫びも聞こえない。感じられる脳量子波は、作業従事者の未知の技術に対する好奇心と興奮程度だ。
（機関部単体なら、機密レベルは低い…大丈夫そうか）

最新技術の結晶に見えるガデラーザだが、実は脳量子波技術以外はそうでもない。コスト削減の為、各部Ｅカーボンの質や、武装のパーツ単位の質をGN-X�Wよりも低く抑えている他、各パーツの40％近くをコストの安い民生品に置き換えている為だ。
GNブラスターも機関部はGN粒子兵器にはあまり向かないプラズマキャノンの機関部を集積多層化したものに過ぎず、その大威力を叩き出す超大型GNドライヴもかつて行われていた対反政府勢力に対する通信妨害に用いられていた大容量可変出力型の流用である。
それらの工夫もあり、300mを超す超大型ＭＡにも関わらず一機あたりの建造費はブレイヴ試験飛行隊所属の６機編隊の６割増しにまで抑えられており、パイロットの条件が非常に厳しいガデラーザがブレイヴと次期主力の座を争う事が出来たのはこれあってのことである。

「大丈夫そうです！皮膜も疎らです！」
どうやら侵食された際に閉じていた為か、砲口部はかなり状態がいいらしい。内部の侵食状態にもよるが、メンテナンス用の通路は問題無さそうだ。
「よし！全員砲口から内部に侵入、量子通信機を探せ！無重力下での整備が前提の機体だから足元には注意しろ！」

「…で、頑張ったこれかい？大尉」
「…悪いな」
２時間後、デカルトは「また」技術研究室に足を運んでいた。
「替えがある腕だからって無理させるのを悪いとは言わないが、もうちょっと丁寧に扱ってくれないかな？制御部以外は安上がりだからまだいいけど…」
そうぼやきながら、技師が押し潰された左腕の配線を外していく。傍らには同じように壊れた義手が二つ、無残な姿を晒していた。
メンテナンス用の通路であっても、ガデラーザの内部は意外と狭い。普通であればメンテナンスハッチを解放する事でユニット毎の交換も可能な設計にはなっているが、そのハッチがＥＬＳまみれではどうしようもない。
砲口部は侵食が軽度であったが、やはりと言うべきか内部はＥＬＳに所々が侵食されていた。そのＥＬＳを作業に先んじて撤去していたのだが、剥がれてくる破片から作業従事者を庇った結果、瞬く間に義手を破損してしまったのだ。
「…生身の命には代えられん。連中が無事なら壊した甲斐はあるさ。」
「…それはそうなんだがなぁ…そんな危険を冒すなら本体を一回ポッキリと折ったほうがいいんじゃないのか？」
「…あれだけの大物を折るって発想がどこから出るんだ…？…それより」
ふと、デカルトが義手着用時から不満に思っていた事を口に出す。
「この義手、何でこんなに軽いんだ？付けないよりはマシだが、ここまで軽いとバランスが取れなくて困るぞ」
「あー、バラスト入れとくべきだったか」
技師が思い出したように引き出しから鈍色に輝く物を取り出し、義手の前腕を外部信号で操作する。すると前腕の片側のカバーが跳ね上がり、内側に色々物が入りそうなスペースが現れた。
「普通じゃ普段は何も入れないんだが、お前さんの場合は片腕だってのを忘れてたよ」
「…何やら訳ありのブツとでも言いたげだな」
「いやいや、こいつはもとより純正の軍用品さ。これならどうだ？」
瞬く間に配線を繋ぎ直し、デカルトに伺いを立てる。義手は先程とは段違いに重くなり、生身の腕と変わらない程の重さになっていた。これならば日常的な違和感も解消されそうだ。

「こいつは元々はアメリカ海兵隊の兵士強化計画、HBMSPの産物だ。四肢を機械に置き換えることによる総合的戦力の強化の、な」
技師は説明しながら端末を操作し、あるファイルを開く。そのファイルに入っていたのは、HBMSP計画の概要だった。
「発案は今から６０年は前になる。日本の如月生体工学研究所のキサラギ研究員の論文が初出だった筈だ。全く、あの国はタブーってもんを恐れないから怖いもんだ。ま、あの大戦の後じゃ仕方ないって面もあるがな」
別のウィンドウで今度は年表を表示する。時期は―西暦の終わりとコズミック・イラの始まり、その狭間の時期である。
「再構築戦争、もとい第三次世界大戦。アレで出た死傷者は尋常じゃなかった。それが連中を刺激したんだろうさ。特に四肢の銃創が原因で失血死した兵士は多かったからな…」
この簡素な年表からは何があったかは読み取れない。しかし、人類史上最大規模の戦争であった事に変わりはないだろう。
「四肢の一時的サイボーグ化によるバイタルパート以外の出血の根本的阻止、腕部への緊急医療品収納による即時救命環境の向上、被弾時のパーツ交換による早期復帰。世界の一番槍たるアメリカ海兵隊にとっては有り難いものだっただろうさ」
「切除した四肢は保存、退役時に再接合、か…。ということはこれも？」
「ああ、アメリカ海兵隊制式軍用義手MA-24E-7。今も海兵隊の、さらには各国兵士や民間人の命をも救ってる、ヌアザの銀腕（アガトラム）さ。お前さんの場合は本当にヌアザの銀腕と同じだがな」
「…仕事を全うするまではミアハはお預けか…」
「そりゃ違いないな、デカルト」
いつの間に入ってきたのか、ハイネマンが何やら指令書のようなものを持って後ろに立っていた。実に一週間ぶりだろうか。
「…久しいなハイネマン。用は自分にか？」
「ああ、お前の機体の試験飛行命令みたいだ。ちょっと覗き見してみたが、なかなか面白そうな内容だぞ？」
「…？どういう事だ？」
「…ま、こういうこったよ…」
ハイネマンは、その指令書の一枚で紙飛行機を折り、わざとらしく高い仰角で放り投げた。
紙飛行機はぐんぐんと高度を上げ、少し滞空したと思うと一気に高度を下げ、元の場所に戻っていった。
「素晴らしく、ファンタスティックな眺めだと思うぜ？」
ハイネマンの視線は、ただただ天井の先へと注がれていた。

投下完了です。
義手の開口機構はフラッグのソニックブレイド収納機構まんまと思って下さい。アレかっこいいよね。
…一部ミスったまま投下しちゃったのは内緒だ…
恥曝しヽ(0w0)ﾉｲｼﾞｪｰｸﾄ!!

乙！
一瞬R-TYPE�Uやらの設定が思い浮かんだが退役すれば返してくれるんだ･･･
人を助けるという範疇に収まってて良かった
どうでもいいけどアガートラーム云々の洒落た切り返しがスッと出てくるのがいい

>>382氏GJ！

こちらも久々の投下、お待たせして？申し訳ありません。
例の如くあまり長くはありませんがご容赦下さい。

MSのコクピットで見ていたのとは違う、目が眩む様な強い日差しにアスランは目を細めた。
調整された人工的な光しか無いプラントでは、
この様な肌を焼く程の日差しは体験出来ない。
そういう意味では希少な体験をしているのだが、
今のアスランにとっては親友を殺した罪を晒し出されている様で気が滅入った。
「アスラン、連絡が取れたぞ。迎えが来る」
船室から金髪の少女、カガリが顔を覗かせた。
先程見せた涙は、今はその跡を目じりに残すのみとなっていた。
「連絡・・・？」
「ザフトとのだ。他に何があるんだ？・・・お前ホントに大丈夫か」
呆けた様子のアスラン心配するカガリ。
心外だな、と口にするものの、色々な事が有り過ぎて一杯一杯なのは事実だった。
「・・・・でもやっぱりお前、あのパトリック・ザラの息子だったんだな」
「気付いていたのか」
予想外の発言に、アスランはさっきに増して呆けた顔になる。
その反応に、馬鹿にするなとカガリは頬を膨らませた。
「当然だろう？ザラって性で、育ちも良さそうだしな。しかもザフトの赤服だ」
施されたコーディネートレベルも高そうだ、とは言わなかった。
カガリ自身、そういう人の見方は嫌いだ。
こう見えて、カガリは各主要国の内情は大体把握している。
勿論、プラント最高評議会議員、パトリック・ザラの名も頭に入っていた。
「それに連絡したらすぐ迎えを寄越すと来たもんだ。
それも、お偉いさんの御曹司だからだろう？」
何か思う節があるのか、彼女は口をへの字にして顔を顰めた。
しかしアスランはそれに対して首を振った。
「そんな事は有り得ない。父上は、そういう事をする人じゃない」
「お前・・・」
行方不明になった息子が見つかったのだ。親なら早く無事を確かめたいのが当たり前で、
寧ろそうで無い方がおかしいくらいなのに、アスランはそれを否定した。
母が死んだあの日から、アスランは父とまともな親子としての会話をした事が無い。
以前に増して仕事に没頭する様になった父の背中を幻視し、アスランは悲しげに言った。
子を子として見てくれない父が悲しいのか、
それを仕方ないとどこかで諦めてしまっている自分が悲しいのか。
「きっと迎えが早いのは・・・アイツのせいだ」
アスランが水面の向こうを指す。
釣られて視線を向けると、連絡であったザフトの船が近付いてきていた。
その船上にいる人間の姿がハッキリするより先に、
波の音に負けない大声がカガリの耳を突いた。
良く見ると、大声を出しているのは船から乗り出している銀髪の男だ。
凄まじい形相でアスランを睨んでいる。
「・・・お前の知り合いか？」

「まぁ、そんな所だ」
戦友なのだろう。少しばかりの嬉しさを滲ませるアスラン。
ただその声とは裏腹に、その横顔は今すぐにでも壊れてしまいそうなくらい歪んで見えた。
「ちょっと待て」
ザフトの船に移る準備を始めようとするアスランを呼び止めて、
カガリは自分の胸元に光っていた首飾りを外した。
「ハウメアの護り石だ。お前、自分で思ってるよりずっと危なっかしいからな。
これに守って貰え」
「・・・キラを殺したのにか？」
投げられた冷めた視線に、一瞬怯んでしまう。
しかし、まるでアスラン自身に向けている様なその視線に、
カガリは護り石をぐいっと突き出した。
「もう誰にも死んで欲しくない。それだけだ」
「・・・・・・」
ほら頭下げろ、と護り石を自分に掛けようとする彼女に、アスランは素直に従った。
記憶が正しければ、この石はかなり貴重で付けられる人間自体限られる代物だった筈だ。
その場の勢いで譲り受けて良い物では無い。しかしアスランは断れなかった。
それを突き出す彼女の顔が、瞳だけで泣いていたから。


「貴様、どのツラ下げて帰っていた！」
ザフトの船に移ったアスランに向けられた第一声は、戦友の怒声だった。
「ストライクは討ったぞ」
「ふっ」
慣れた調子で怒声を流したアスランに、イザークは頬を緩ます。失ったモノは数多い。
それでも、常に自分の先を奔る男は健在だ。
イザークにとって、これ以上嬉しい事は無かった。
「だが、」
「ん？」
「なんださっきのは！貴様、クライン嬢というものがありながら・・・！」
「・・・・・・」
一瞬の間の後、胸に提げた護り石を摘まんでアスランは首を振った。
「お前の思う様な話は無いぞ。
大体、イザークは女性経験が無いから簡単にそういう想像をする」
「なっ・・・！」
的確な指摘に、イザークの顔が固まる。
彼はアスランより一つ年上であったが、堅物なその性格が災いしてか女性経験が無い。
その容姿、家柄、士官学校での成績、どれをとってもモテそう、
実際女子人気はあったのだが、浮いた話は一つも無かった。
一時期はディアッカとのホモ疑惑が流れた事もあった程だ。
ディアッカの軟派具合を知っていた身近な仲間達は反応に困ったものである。

「おっ、俺はまだまだ修行中の身だ。
プラントの、コーディネーターの未来を憂いれば、女遊びなどしている暇は無い」
「分かった分かった」
アスランにとっても、この状況でイザークの真っ直ぐさは救いだった。
キラの死、ニコルの死、考えなければ、悲しまなければならない事はいくらでもある。
でも今は、戦友に甘えるとしよう。
今まで張り詰めていた体からホッと一息抜いて振り返れば、
カガリの乗ったオーブ船は既に波間の向こうへと消えてしまっていた。


戦闘機の編隊に誘導され、アークエンジェルは海上を進んでいた。
既にザフトの制空圏を脱出して、アサスカの防空隊と合流していた。
艦内は戦闘の事後処理が一先ず済み、警報も解除された事で静けさを取り戻していた。
その通路を、何時もに増して背筋を伸ばして歩く女性が一人。
「アーガイル二等兵」
「どうしたんですか艦長？」
警報が解除されて非番に入ろうとしていたサイに、女性―――ナタルが声を掛ける。
手には両手に収まるサイズの黒い箱が三つ。
続く言葉は、サイには信じられないものだった。
「ヤマト少尉とケーニッヒ二等兵の遺品整理をしろ」
「えっ、だってまだ死んだと決まった訳じゃ・・・」
「MIAだ。そういう決まりだからな」
三つの内の二つの箱を一方的に渡されたサイは、無言のまま立ち尽くす。
黒い箱を渡されて、実感の無かった友人達の死が、じわじわと実感を帯びていく。
「返事は」
「はっ・・・はい・・・」
依然呆けたままのサイの姿に、ナタルの心が不愉快な軋みを立てた。
ここで謝ってしまうのは容易い。自分の指揮で、自分の命令で死なせてしまったと。
しかしそれは傲慢だ。自分の力不足を棚に上げて散々使いまわした結果の彼らの死だ。
謝るなど言語道断だった。ただその事実を確認し、身に刻む為に、
ナタルは本来なら部下に任せれば良いだけの仕事を自分で行っているのだ。
「・・・後は、マジリフ曹長の分か」
トボトボと歩いて行くサイを見送り、ナタルは残り一つの箱を見やる。
遺品整理は、基本的に死んだ者と親しかった者が行う。
単に部屋にある私物を回収するだけなのだが、
箱に入り切らないモノも余す事無く持って行ける様に、
という古くからのシキタリの様なものだ。しかし刹那と親しかった者が思い付かない。
口数少なくとも誰にでも分け隔てなく接していた彼は、
逆に言えば特別親しい者もいなかった。
「・・・どうするべきか」
一瞬ムウにでも頼もうかと考えたが、今彼は戦友を一気に失って怒りに身を焦がしている。

親しい者を失った喪失感を、悲しみではなく痛みに変換出来るのは
戦士として優れた特性といえる。
しかし、当の刹那達を置いてきた張本人である自分が
彼の前に立つ事は流石に避けたかった。
今ムウがこの黒い箱を見たら、本当にスカイグラスパーに飛び乗って捜索に出かねない。
「仕方ない、自分でやるか」
それが一番厄介事が少ない。ナタルは陰鬱な気分のまま、黒い箱を見詰めていた。

カギの部分に穴が開いたドアを潜ると、その先には殺風景な部屋が広がっていた。
どこを眺めても、軍の備品以外の物が見当たらない。
ベットもしっかりとメイキングされているせいで、
カマル・マジリフなど初めから存在しなかったと言われても信じてしまいそうだ。
「あったのは・・・これだけか」
唯一あった私物と言えば、ナタルが今握っている端末である。
見た事の無い型だったが、恐らく映像端末の類だろう。
黒い箱にそれだけ入れると、素手で開けたというドアの穴以外、
本当に何も、刹那の存在を感じさせる物は無くなってしまった。
さっぱりとし過ぎていて、悲しみも、罪の意識すら湧きづらい。
ディンを足止めする為に、最期に見せたジンオーガーの後ろ姿が、
あまりに潔過ぎたせいかもしれない。まるで大空を翔る風の様な人だった。
ナタルが一人感傷に浸っていると、艦内放送から自分を呼ぶ声が聞こえた。
どうやらそろそろアラスカに着く様だ。
部屋の電気を消し、ナタルは感傷を振り払う様にその場を後にした。

支援

>>71支援感謝！

投下終了です。
刹那が風の様な人、というのは刹那は空（宙？）から大地を見ているから瞳が茶色で
マリナが大地から空を見ているから瞳が蒼い、という又聞き設定からです。
次回は皆さんお待たせ？のELSさんががが。
ではでは。

お二方乙！
ガデチャンにELSついてきてたのか
もし活動してたらAFC?BTW?なにそれおいしいの？な大災害にもなってたかも

>>378氏お久しぶりです！
ナタルさん出てきて嬉しいけどせつねえ…
だれかナタルさん助けたげて！ドミニオンに載るか載らないかにかかわらず壊れてまう！

投下が１日に２本も！
こんなにうれしい事は無い
乙です

>>378氏だ！>>378氏のＳＳだ！
投下乙です
ELSさんは今オーブにいるんでしたっけ？

382氏378氏乙

確かELSクアンタは刹那でもどこにいるのかわからない､現在行方不明状態だったはず

378氏お久しぶりです！！
久々の更新、すっごい嬉しいｖｖ

刹那とキラは生きてるけど、AA組はまだ知らないもんなぁ・・・
ナタルの行動は表面だけ見ると凄く冷たい感じがするけど、アニメで見た時も仲間の死に引きずられないようにって
ことなんだろうなって思ってました
規則大事な人だけど、その根っこは仲間を守るためってのがちゃんと分かる良いキャラですよね
ドミニオンに行っちゃうのかどうかで死亡フラグが決まる・・・
マリューが整備班だし、ぜひAAの艦長として残って欲しいなぁ

382氏378氏投下乙でした！
>>72
刹那とマリナの瞳の色の設定は公式のものではないけど、二次作品好きにはとても素敵な話ですね

378氏、382氏、乙。

ナタルさん、その謎の通信機はきっとお守りです。

こんばんわ、更新ラッシュに乗り遅れた864です……。
多くは語りません、ただ一言。
もう、仕事がいやになってきました（泣

では、え〜っとかなり短めの９話目です。

刹那の発した一言、凍りついたトレミーのブリッジ。
皆思うことはひとつであった。大出力衛星軌道兵器−−−−メメントモリ。
それに類する兵器、『ジェネシス』がこの世界にはすでに存在していた。
ならば、それに似た兵器が開発され、一方的な虐殺が行われようとしているのか？

刹那はブリッジに居る仲間の考えていることがわかっていたのか、ゆっくりと頭を振り話を続ける。

「焦燥感がある。何か行動を起こさなければならない。さもなければ、取り返しの付かない事態になる。
そう、感じるんだ」
「イノベイターの直感？」
「分からない」

フェルトの問いかけに短く答える刹那。
そっと胸の上に手を当て微かに表情をゆがめている刹那のことを、フェルトは心配そうな瞳で見守っている。

今、彼らの置かれている状況はあの当時と違う。
あの時はメメントモリを破壊すれば、目前にある問題はひとまずクリアしたといえた。
だが、CEの収集できた情報は限られていて、一体これから何が起こるのかすら皆目見当が付かない。
刹那の話してくれたことを踏まえ、スメラギはイアンに状況確認をしつつ思考を奔らせる。

「イアンさん、ガンダム各機の状況はどうなっていますか？」

問いかけられたイアンは、携帯端末に上げられている情報を読み上げながら自分の意見を加え報告する。

「ダブルオークアンタに関しては、量子ワープ以外問題ない。
サバーニャ、ハルートについては現在急ピッチで修復を進めている。だが、如何せん損傷箇所が多すぎる。
まだまだ時間がかかりそうだ。二機に搭載してあったGNドライブはすでにケルディムとアリオスに装着済。
また、一から建造しているラファエルは当初の予定より早く終わりそうだ」
「そうですか。戦力に関しては一応整っている。あとは刹那の言うこれから起こる『なにか』が気になるところね」

スメラギは己の考えたことをまとめるようにつぶやくと、オペレーター席にいるフェルトの傍に寄る。
幾つか情報収集について確認しているのか、途切れ途切に会話の切れ端が聞こえる。
おそらく、情報収集ルーチンの構成について議論しているのだろう。

画面越しに存在しているティエリアも、電子情報をトレミーの処理能力を使いある程度独自に構築していた。
ゆえにその会話の輪に入ろうとしたが、一瞬にして表情を険しくし仲間に警告を発する。

『皆、緊急事態が起こった。モニターに映像を回す』

簡潔に伝えるティエリアの声色に、焦りの色が見える。
いったい何が起こったのか。全員が固唾を呑む中、切り替わった映像には巨大な物体が映し出された。

「これは」

つい先ほど見たばかりのものだ。この世界の悲劇の始まりと言える建造物、コロニー・ユニウスセブン。
死者の無念を思うと、黙祷を捧げたくはある。だが、そうではない。

『フェルト、ユニウスセブンの軌道をシミュレートしてみてくれ』

ティエリアの言葉と、映し出されたユニウスセブンの動き。ハッと何かに気が付いたフェルトがすぐさま
キーボードを操作し軌道のシュミレーションを行う。
コンピューターがはじき出した結果に、フェルトは顔を青ざめさせながら結論を告げた。

「ユニウスセブンは現在本来の軌道から反れ、地球の重力に引かれていますッ」
「そんな、どうして…」

全員が息を呑む中、マリーが唇を震わせながらつぶやいた。
100年の単位で安定軌道に乗っていたはずのユニウスセブン。直径10キロ近くになるそれが地球に
落下すれば、あの美しい水の星は死の星と化してしまう。
多くの自然を残し、美しい営みを見せるあの星が死んでしまう。マリーの胸に言いようのない痛みが走った。

「フェルト、軌道修正は可能か！」

矢継ぎ早に刹那が問いただす。焦りのためか口調が荒く、問うというより詰問するかのようだった。
苛立ちを含む彼の声色に怯えもせず、フェルトはすぐさまキーボードをタッチし計算をする。

「…………あれだけの質量のものを再び安定軌道に戻すのは、現状では不可能です」

フェルトの答えを聞くと、刹那は苦虫を噛み締めたように顔をしかめる。
一瞬の空白。何をすればいいのか、どうすればいいのか。
思考が追い付かず明確な答えを出せずにいるなか、スメラギに、全員に問いかけるように彼がつぶやいた。

「スメラギさんよ、今俺たちは分岐点に立たされてるんじゃねぇのか」
「分岐点？」

いつもの軽さ消え去り、真剣な面立ちで頷きロックオンが続ける。
言葉に出来ずに居る自分たちの想いを聞くかのように、クルー全員が彼の言葉に耳を傾けた。

「ああ。このままこの世界のやつらに任せておけば、俺らには波風立たない。
だが、助けられる命を見捨てることになるかもしれねぇ。それを良しとするのか、しないのか。
そういうことじゃねぇのか、今の俺たちの立ち位置は」
「それは……」

スメラギが思い詰めたように翳りが見える。
自分たちの存在が明るみになれば、無用の争いを生む可能性がある。それによって失われる命がある。
だが、同時に現状この世界ではあれだけの質量のものを完全に消滅させるだけの手立てがない。
フェルトに調べてもらっているが、現在遺伝子調整を受けたもの、コーディネーターの軍隊・ザフトが破砕
作業をすべくメテオブレイカーを準備しているとの情報が入っている。
だが、それにしてもあくまで出来るのは砕くことだけだ。

小さくなった破片が、都市部や都市周辺の海などに落下すれば、どれだけの被害をもたらすか……。
直感的に語ったロックオンの言葉は、まさに的を射ていた。このまま見過ごせば、民間人がシェルターに
非難していたとしても、尋常ではない被害をもたらす。
思わずスメラギは自分の唇を噛み締める。

「スメラギさん、僕たちに戦術予報をください」
「−−アレルヤ？」

不意に掛けられた言葉に、スメラギは顔を上げる。
視線の先には、確信に満ちた顔をするアレルヤがいた。
彼が小さく頷き、考えていたことをゆっくりと語る。

「偽善だ、エゴだと誰かに後ろ指を差されてもかまいません。それでも、僕は……助けられる命を見捨てたくないんです」

アレルヤの言葉はとても不器用で、でも自らが苦しみに抜いた先にたどり着いた答え。
その想いに従った言葉はとても重く、価値あるものであった。
『そう思ってるのは、あなただけじゃない』そんな想いをのせ、マリーがそっとアレルヤの大きな手を握る。
言葉にしなくても伝わる想い。アレルヤは胸のうちで火がともるように熱いものが込み上げた。

ティエリアが小さく微笑む。アレルヤの言葉を受け、胸のうちに響いた懐かしい言葉を口にする。

『僕たちソレスタルビーイングに沈黙は許されない。そうだろう、みんな』
「そうね、そうだったわね。私はソレスタルビーイングの戦術予報士、スメラギ・李・ノリエガ。
立ち止まることは許されないわね」

ティエリアの継げた言葉に息を呑み、そしてスメラギは決心した。
晴れやかな表情となったスメラギは、メンバー全員の顔をゆっくりと見ていく。
ラッセ、イアン、リンダ、ミレイナ、ティエリア、マリー、アレルヤ、ロックオン。
そして懐かしさに涙ぐむフェルトと、決然とした表情を崩さない刹那。

数瞬、瞳を閉じスメラギは思考を奔らせる。以前から考えていたプランも合わせ、思い描く姿が見えると
スメラギは小さく微笑みを浮かべ告げる。

「刹那。現状稼動できるMSでユニウスセブンを破壊できるのはダブルオークアンタのみ。あなたに行ってもらうわ、いいわね？」
「了解」
「ミレイナ、フェルトと交代して情報収集に当たって頂戴」
「わかったです！」
「あの、スメラギさん？」

突然交代を命じられたフェルトは釈然としなかった。何か、不手際でもあっただろうか。
フェルトが感じているであろう感情を先読みし、スメラギは小さく笑みを零しながら指示を下す。

「フェルト、あなたには他にやってもらうことがあるわ」
「やってもらうこと？」

フェルトが小首を傾げる。オペレーター以外の仕事などした事のない自分に、出来ることなどあるだろうか。
鎌首もたげる不安に顔を曇らせる。彼女のことを慮ってかスメラギが頭の中で思い描いていたミッションプランを提示する。

「フェルト、あなたには刹那のサポートをしてもらいます」
「サポート、ですか？」
「まだ細かいところまで詰めてないけど、今回のミッションについて説明します」

ゆっくりと語るように説明を始めるスメラギ。
淡々と語る大まかなミッション内容。だが、次第に自分の置かれた立場を理解するとフェルトは頬を朱色に
染め困惑した。刹那のサポート。それは文字通り、彼の半身として過ごす日々の始まりを告げた。

しくしく。
382さん、378さん、投下乙です。
自分には今これでせいいっぱいです。
では、ご意見ご感想いただけたら幸いです。
でわ…

乙。ちょっとジパングを思い出した。あっちと違ってこっちは頑張れば帰れそうだけど。

乙！
ところでスメラギさんって、イアンにもため口じゃなかったっけ？

>>88
乙です。
種組との絡みが楽しみです。

864氏投下乙

そういえば864氏の話では378氏の話と違ってELSの星に行く前にCEに来たから刹那は普通のイノベイターで機体もダブルオークアンタのままでしたな

久々に来たら更新ラッシュきてたー！
皆さん投下乙です！
CB組がこれから種の歴史に介入してくると思うと楽しみ
あと>>72の設定が二人の関係性から凄くしっくりきた、でも公式じゃないのね

>>65
R-TYPERよ、大丈夫だ問題ない
なにしろバイドもここにいるからだ

864氏、乙です。

ドアの穴懐かしすぎ

さてト・・・乱ＴＨＥ☆無！

今日はお盆だから投下はさすがに無いだろう

と思いつつ､もしかしたらの可能性に備えてガ裸ッゾでト裸ンザム！！

ト裸ンザムをさせてもらう！

ト裸ンザムをしようと思ったら既に全裸だった

話は変わるけど、378氏のSSは劇場版の後だから
クアンタは↓の形態なのかな？
ttp://p-bandai.jp/item/item-1000076361/

うん､そうだよ。
でも現在はどこにいるのか刹那が把握できない行方不明状態だし脳量子波通信もやっていないんだよね。

今日も暑いな、ト裸ンザム！
乗りと勢いで生きる男は公開しません！っていうか、今回のは分量控えめ、
内容控えめ！
ってわけで、10話？です

ダブルオークアンタのコックピット。CBの戦況オペレーター、フェルト・グレイスはそこに居た。
ヴェーダの小型ターミナルユニットを取り外し、開いたスペースに簡易座席を取り付け、人一人がなんとか
同乗できるだけの状態が確保されていた。
それだけではない。今回のミッションの一環に、現地貨幣を入手する予定がある。
このときのために集めていたCEのMSの部品の数々。それらを搭載した小さなコンテナがクアンタの
あちこちに備え付けていた。
生きるために、この世界を知るために、現地貨幣は必要不可欠である。
イアンを中心に、CBの仲間たちが出撃までの短い時間の間に準備してくれた。

彼女のすぐ傍、パイロットシートに腰掛ける刹那が抑揚の小さな声で、言葉を掛ける。

「大丈夫か、フェルト。MSで出撃するのは初めてのはずだ」
「うん…………そう、だね」

フェルトの返事が硬い。しかし、それもしかたないことであった。
彼女はオペレーターであり、トレミーのブリッジから戦場を見渡し、情報を伝達するのが仕事である。
武力介入初期の頃はガンダムマイスターたちのバックアップのため、地球に降りオペレートしたこともある。
その時にしても、命懸けの戦場を駆る刹那たちとは違い、王留美の用意した安全な別荘からだ。
生死をかけた泥沼の戦場にこれから先赴くと思えば、か弱く震えるのも仕方ないことであった。
脳量子派を使わずとも刹那には理解できた。彼女、フェルト・グレイスは戦地に赴くような人間ではない。
だが、彼女は刹那の予想を裏切る。そう、フェルトは−−−−

「でも、大丈夫。信じているから。イアンさんの作り上げた、クアンタのこと。そして刹那、あなたのことを」

優しく小さな微笑を浮かべ、ささやくように告げるフェルト。
未だ彼女の細い体は小刻みに震えている。恐怖を感じながらも、刹那のことを慮っての柔らかな表情。
こんな時でも刹那を思いやるフェルト。彼女の心の強さはCB一かもしれない。
フェルトの一途な想い。胸のうちで宿る小さな想いを言葉にし、刹那は呟いた。

「ありがとう、フェルト」

自分自身に言い聞かせる小さな声は、フェルトに届くことなく消える。
『ピッ』と小さな電子音を鳴らし、コックピットのモニターの一部にスメラギの顔が映る。どうやら出撃直前に何か伝えたいことがあるらしい。

『刹那。分かっていると思うけれど、無用の戦闘は避けて頂戴。もし戦闘状況を回避できない場合は…』
「出来ないときは？」
『ソードビット、およびトランザムの使用を禁じます』

切実な願い。
連合、ザフト両軍でも未だ地上で使用出来る操作可能なビット兵器は存在しない。
どうしても地球の重力に逆らうことが出来ず、宇宙空間でしか扱うことの出来ない兵器に留まっている。
そんな中、CBのガンダム各機が装備している地上でも使用可能なビット兵器…………その存在が
明るみになれば、CEの世界がどのような反応を示すか。スメラギはそれを危惧していた。

また、高濃度GN粒子開放システム『トランザム』使用による圧倒的な戦闘能力。
CBのガンダムの力を見せつけたとき、この世界がどのように反応をするか。
スメラギの危惧している状況を理解した刹那は小さく頷く。フェルトもまた背筋に伝う冷たい汗を感じた。

「了解した」
『信じているわ、刹那。それとフェルト、刹那のバックアップ頑張ってね』
「え、えっと……はい」

刹那は生真面目に頷き、フェルトは頬を赤らめながら頷く。
彼と違い、フェルトはスメラギが含みをこめて言っているように聞こえたためだ。
『これを機会に刹那にアタックなさい』 スメラギの表情に浮かぶ微笑が意地悪気にそう言ってる気がした。

伝えたい注意事項を終えるとスメラギは他のメンバーに通信を代わる。
はじめに変わったのは、ロックオン。彼はいつもの飄々とした雰囲気で話し始めた。

『土産にアイルランド産のスコッチとタバコ、あと…………フェルト』
「どうしたの、ロックオン」

瞳を細めてフェルトに語りかけるロックオン。その瞳はどこか哀愁を秘めていて、悲しげだ。
彼の雰囲気を感じ取り、フェルトは柔らかく問い返した。いったいロックオンは何を頼みたいのだろう？
彼女の疑問はすぐに晴れた。ロックオンが口元に笑みを浮かべ、頼んだからだ。

『女物の香水を頼む。落ち着いた感じの女がつけるような奴な』
「…………わかった、なにか良いのがないか探しておくわね」

亡き恋人、アニュー・リターナーを想っての頼み。
ロックオンの願いを受け止め、フェルトは穏やかな笑みを浮かべて頷いた。
気遣って微笑みかけてくれるフェルトを見ると、ロックオンは思った。
（本当にいい女になったな。まあ、あいつほどじゃないけどな）

ロックオンが苦い笑みを浮かべながら思い出にふけっていると、仲間たちが次々と刹那たちに土産を頼む。

『俺は筋トレグッズな』
『ミレイナはスィーツが良いです！』
『わしは機械工具一式かな、リンダは何を頼むんだ？』
『私はレシピ集かしら。スィーツと料理の両方。マリーさんは？』
『あの、私もそれ見ても良いですか？』
『もちろん、いいわよ。一緒にいろいろ作りましょうね』
『は、はい。ぜひ、お願いします！アレルヤは何か頼みたいものあった？』
『僕はそうだね、野菜の種をお願いしようかな』
『私もお酒頼もうかしら』
『スメラギさん、禁酒したんじゃなかったのかよ』
『たしなむ程度よ。ティエリアは何を頼むの？』
『僕はこんな体だからな…………二人が無事帰ってくるのが何よりの土産だ』

温かく送り出してくれる仲間たち。胸のうちに暖かなものが宿り、フェルトは嬉しそうに表情を緩めた。
刹那もきっと同じ思いのはずだ。表情こそ変わらぬが、醸し出している雰囲気が柔らかい。

「了解した。ダブルオークアンタ、出撃する。ミレイナ、発進シークエンスを頼む」
『はいです！リニアボルテージ上昇、730を突破。射出タイミングをセイエイさんに譲渡するです』
「ダブルオークアンタ、刹那・F・セイエイ」

ちらりと刹那がフェルトに視線を送る。彼女は小さく頷き、刹那の言わんとしたことを言葉にする。

「フェルト・グレイス」
「出撃する！」

GN粒子を広げるように放出し、宇宙に飛び立つダブルオークアンタ。
ユニウスセブン破壊ミッションに向かう白い機体。それは死者の眠りを妨げるような行為かもしれない。
それでも刹那は…………CB全員の想いはただひとつであった。
救える命を、一人でも多く救いたい。
光る粒子を放ちながら突き進む刹那たちに願いを、想いを託す。
どうか、争いなど−−−−戦争など起こらないでくれと。

ほんとうに乗りと勢いです。いろいろともう一ひねりできればよかったかな？
次回はぶっ飛んで運命サイドになる予定です……長かったなー。後もうひと越えで
接点が出来そうです
では、語彙堅固感想ありましたらありがたい限りです〜

すごい誤字脱字だorz

864氏乙
早く続きが読みたいですね

864氏乙です
ソードビット＆トランザム使用禁止でもクアンタが負ける気がしないｗ
…と思ったけどソードビット禁止ってことはそれとGNソードを合体させる必要があるバスターソードやバスターライフルも使えないってことかな？
ユニウスの破砕目的で出撃したのにバスターライフルモードが使えないのはちょっときついかな…？そのへん含めてどう料理してくれるかが楽しみです！

トランザム無いとライザーソード出せなくね？

超遠距離でライザーソードなら分からないんじゃない？

ビットを使ったバリアもできないのか
まあ躱せばどうとういことはないか

破壊の為ならビット等OKなのでは？

投下乙

次のカガリ達パートの方はカオス・ガイア・アビスの強奪に突入していくかな？

種世界の人間と接触した際にソードビット使用不可だから
前もってバスターライフルにしとくのはアリなのかな？

トランザムについては…使うなよ、と言われる程使うせっさんだからなーｗ

ガデラーザが欲しくなるな

日本語って難しいな…………乗りと勢いパート２であります
今回もちょい短め、内容薄め？第11話です

「けど、あれは安定軌道に乗ってたんじゃなかったのかよ」

レクルームでヴィーノが顔を青ざめさせながら喚いた。
度重なる戦闘で疲弊したミネルバの修復作業の片手間に与えられた休息時間。整備士であるヨウランと
ヴィーノは軽食片手にここに訪れていた。同期であり親友であるシンたちと話しでもして、休憩しようと彼らは思っていた。
だが、訪れてみるとそこで織り成されていたのはあまりに突拍子もない話であった。
全長8キロ近くに至る悲劇の地、ユニウスセブンが地球に落下するというバッドニュース。タチの悪い冗談はよしてくれ。
疲弊しきった頭と体を休ませに来たはずなのに……ヴィーノはあまりにスケールの大きな話について行けず頭が真っ白になった。

「隕石でも当たったか、なにかの影響で軌道がずれちまったのかもな」

どっかりとソファーに腰掛け、ヨウランがぼやく様に仮説を言う。片手にしているバーガーにかぶりつく。
いつもは舌を強烈に刺激してくれる味が、今日は何故かちっともしない。ヨウランは不味そうにそれを食べ進める。
ヴィーノもそれに習うように腰掛け、手にしているサンドイッチをもそもそと食べ始める。
不機嫌そうに鼻を鳴らすヨウランに苦笑しながら、シンは一声掛けた。

「こんなときに良く食べられるな」
「食べられるときに食べて、休めるときに休まないと体が持たないんだよ。お前らだってそうだろ」
「そりゃそうだけど」

アカデミー時代に同室であったヨウランの物言いに『なるほど』と頷きつつすぐ傍らに居る少女、メイリン・ホークに問いかける。

「地球への衝突コースだって−−ホントなのか？」
「うん……バードさんがそうだって」

メイリンが小さく頷き答える。この艦の索敵係であり、今も当直に当たっている彼がユニウスセブンの異常
軌道に気が付いた。時を同じくしてプラント本国でもこの事案に対して察知したのか、評議会からミネルバに
同乗しているデュランダルの元に報せが入った。

「アーモリーワンでの強奪騒ぎ！それもまだ片付いてないのに、今度はユニウスセブン！どうなってんのよ！ホントにもぉ」

度重なる戦闘と、絶えず変化し続ける状況についていけず、赤髪の少女ルナマリア・ホークが疲れたように
呟いた。そして彼女は皆が思いつつも、口に出来ずに居たことを呟く。

「それで、ユニウスセブンをどうすればいいわけ？」

彼女が問いかけると、皆一様に口をつぐみ考え出す。
悲劇の地、ユニウスセブン。死者の眠りを思うと悲痛な思いに駆られるが、今生きている人間を救うにはどうすべきか。
皆が神妙に考える中、レイがささやくように答えた。

「砕くしかない」

あまりの唐突な答えに、全員がレイのほうに振り返り目を白黒させている。

「砕くって…」「あれを？」

ヨウランとヴィーノが素っ頓狂な表情でぼやいた。
彼らのことなど気にせず、レイは淡々と自身の考えを話し続ける。

「あれだけの質量が地球の引力に引かれているというなら、もはや軌道修正は不可能だ。
そして、完全に破壊のもまた不可能。なら、細かく砕き断熱圧縮によって燃え尽きさせ被害を抑える他ない」
「でも、どうやってあんな巨大なモン砕くんだよ！全長8キロはあるんだぜ」
「それに、あそこには死んだ人たちの遺体もまだたくさん……」
「だが、手をこまねいていればあれは地球に衝突するぞ。そうなれば何も残らない……そこに生きるものは」

沈痛な表情で告げるレイの言葉に、反論していたヴィーノと死者を思い悲しんでいたメイリンが押し黙る。
レイの明示した答えがレクルームに冷え冷えとした空気を流す。シンは思わず呟いた。

「なにも……？」

シンの脳裏に、かつて捨て去ったはずの故郷が浮かんだ。
きらめく美しい海が、潮風のにおいが、友と過ごした幼い日々が、家族と過ごした懐かしき日々が。
思い返されるたくさんの思い出に胸が苦しくなり、シンは拳を握り締め震わせる。
無くなってしまうのか、あれらすべてが。殺されてしまうのか、地球に住む数十億もの人々が。
シンは歯を食いしばる。戦争で家族を殺された彼は知っている、命の失う意味を。大切なものを失う悲しみを。

「やってやるさ！」
「シン？」

決然とした態度で居るシンにルナマリアが目を見開く。
入院している幼い妹の命をつなぐため、日々アカデミーで戦い続けたシンのことを彼女はよく知っている。
年下の彼が家族の命を背負って賢明に戦っている。自分にはない強さをシンは持っている。
だからこそ、彼女はシンの力になりたいと思った。また表情や態度が分かりづらいレイもまた、ルナマリアと
同じくシンに協力的であった。だが、争いに身をおくことは、自分の家族を奪った者たちと同じ行為をするということ。
シンは積極的にアカデミーの課題に取り組みつつ、どこか自分自身を否定している節があった。
そんなシンのことを知っているからこそ、彼女は驚いた。戦うことを否定しているはずのシンが、闘争心を滾らせていることに。

「砕くしかないってんなら、やってやる！それで、地球に住む人が助けられるんなら、俺がやってやるさ！」

燃えるように赤い瞳。
憎しみでも、憎しみでもない。純粋な闘志に満ち溢れたシンの姿を見ると、何故だがルナマリアの胸の
うちに安堵の想いが湧き上がる。
怒りや憎しみといった負の感情。幼い妹の命を繋ぎ止めないといけないという義務感。
そんなものばかり抱えていては、やがてシンが壊れえてしまうのではないか。
女性的な思考から表にこそ出さないが、心の奥底でそう思っていたルナマリアは、どんな理由でもいい……
そういったものからシンが解き放たれることを願っていた。
熱く語るシンに同調するように肩をすかしたヴィーノとヨウランが続く。

「ま、地球には配属された同期もたくさんいるしな」
「だな。けどシン、あんま肩肘張ってばっかいると疲れて失敗しちゃうぜ。もうちっと力抜けよ。
失敗しても良いって思うくらいにさ」
「んだよ、ヨウラン」

シンの肩から力が抜けた。こういうやつだ、ヨウランは。絶妙のタイミングでシンの力を抜いてくれる。
気がそがれたシンは思わず唇を尖らせた。まるで子供のようだ。
その姿がおかしくて、ヴィーノが思わず噴出すように笑った。それにつられてレクルームに居る全員が小さく笑う。
ヴィーノが、ヨウランが、ルナマリアが、メイリンが…………そしていつも表情に乏しいレイが。
シンは思わず目を細めてその光景を眺めた。
アカデミーに入ったばかり頃には考えられない光景だ。いつも回りに突っかかってばかりで、妹の命のこと
ばかり考え余裕のなかった自分に仲間が出来るだなんて。
胸が熱くなったシンの瞳に涙が浮かぶ。まだ泣けない。シンは瞳をそっと指でなぞり、浮かんだ涙を消す。
口元を思いっきり吊り上げて笑う……その時だ、彼がこの世で最も聞きたくない声を聞いたのは。

カガリは新造戦艦、ミネルバの廊下を随員のアレックスを伴い歩いていた。
先ほどプラント最高評議会議長、ギルバート・デュランダルより告げられた衝撃の事実。
先の大戦時の悲劇の地、ユニウスセブンの地球への衝突コースに乗ったという報が、彼女の胸を苦しめた。
何か出来ることはないのか……地球ではすでにシェルターへの避難が勧められているらしい。
一方で地球連合軍はこの事態に対して明確な行動を示していない。地球壊滅の危機の事態に陥っても
まだ、地球とプラントは手を携えることの出来ない事実が、カガリの心を蝕む。

「アレックス、プラントは……ザフトはどう動くと思う？」
「あれだけの質量を再び安定軌道に戻すのはもはや不可能です。ならば、現状できる手段はただ一つ。
ユニウスセブンを砕くほかありません」
「そんな……」

カガリの表情に翳りの色がにじむ。彼女は知っているのだ、あの地に今もまだアレックスの……アスランの
母、レノアの遺体が眠っていることを。胸が痛くなる。父母が亡くなり、あまつさえ安らかな眠りすら妨げられるのか。
辛そうにしているカガリの顔を見て、アレックスは小さく呟くように彼女に答えた。

「大丈夫です、代表。私は大丈夫です」
「……ッ！！？」

それからは会話らしい会話も出来ず、ひたすら廊下を歩いていた。そんなときだ、彼女の耳に微かに声が聞こえてきた。
光のこぼれるレクルームから聞こえてくる。どういった会話がされているのかは分からない。
今の状況、ユニウスセブン落下の報をザフトがどう受け止めているのか知りたかったカガリは足早に進む。
だが、耳に届いた言葉の切れ端に、カガリは自分の中にあった何かが切れた。

『−−−−失敗しても良いって思うくらいにさ』

最悪の一言。地球など、ナチュラルの命など、コーディネーターにとっては無価値でしかないのか。
カガリはそう思った。そう、思い込んでしまった。
瞳の端を吊り上げ、怒りを露わにし彼女はレクルームに飛び込む。

「よくそんなことが言えるな！お前たちはっ！」

レクルームの和やかな雰囲気は一変し、戸惑いに支配された。
ヨウランは腰掛けていたソファーから飛び上がり、シンたちも焦って声のしたほうを見る。
そこには顔を紅潮させた前大戦の英雄、カガリ・ユラ・アスハがいた。唐突な物言いに全員が押し黙った。
何故、自分たちがこのような非難を受けなければならない。地球のために精一杯のことをしよう。シンを
中心にまとまりかけていたはずだ、先ほどまで。

反発心に支配されそうな中、無表情にレイだけがサッと敬礼をして向かえる。
他の面々もレイに倣いしぶしぶ敬礼をしてオーブの代表を迎え入れる。

「失敗してもいいだと！！？これがどれだけの事態か分かって言ってるのか！
地球がどうなるか、そこに住む人間がどれだけ死ぬことになるのか、本当に分かっていっているのか、お前たちは！！？」

敬礼している全員にうんざりとした空気が漂った。誤解され、あまつさえこれだけの非難を受けかければならないのか、余所者に……。
ムスッとしたヨウランが視線を逸らし、ヴィーノもまた面白くなさそうな表情をしている。
表面的には至って平静に受け止められているのはホーク姉妹だけであり、シンもレイも表情が氷のように冷め切っていた。

「申し訳ありません、アスハ代表」

能面のように凍った表情で謝罪した。その姿にカガリは頭にきた。やはり、ザフトはそう思っているのか！
凝り固まった先入観にとらわれ、真実を見失い、ただただ怒りに飲まれて言葉を発するカガリ。

「やはりそうなのか、お前たちザフトは！あれだけの戦争をして、あれだけの想いをして！
やっとデュランダル議長の姿勢の下、変わったんじゃなかったのか！」

あまりの一方的な物言いのカガリに、シンの心は掻き毟られた。
（お前が言うのか！とうさんとかあさんを殺したお前たちアスハが！）
だが、怒りの感情に飲まれていたのはシンだけではなかった。レイもまた必死に怒りを自制していた。
（何も知らぬ貴様が、ギルのことを語るな！）
表情こそ冷ややかであったが、レイの謝罪は真実そう思ったから発せられた言葉であった。
今この艦に乗っているのは自分たちだけではないのだ。いつオーブ代表やデュランダル議長に自分達の
会話を聞かれるかもしれないリスクを忘れていた。だからこそ、謝った。

カガリの口調が激昂すればするほど、シンたちの表情は冷めていく。
それに気付いたアレックスはそっと彼女の腕を引きこの場を立ち去ろうとするが、その彼の手を振り解き
カガリはその場に残ろうとした。良くも悪くも真っ直ぐな彼女は許せなかったのだ、彼らの態度が。
この勘違いから、彼女は知ることとなる…………怒りを抱いた少年のことを。

「勘違いで無茶苦茶言わないでくれますか」

カガリの態度に耐え切れず、シンは呟いた。

…こうしたらよかったよな、ああしたらよかったよなというアイディアと乗りと
勢いでごった煮になった感じだな　（しみじみ
これが吉と出るか凶と出るかは…自分でも分かりませんｗ

まあ、カガリさんがものの見事に誤解したといった感じには書けたかな？
では、ご意見ご感想いただけたら幸いです。

>>130
投下乙です！
カガリさんの勘違いはよく書けていたと思いますw
導入部分がゆっくりなだけに続きが楽しみになってきました

>>130
乙です
早く続きが読みたいです！

>>130
投下乙

さ〜てと､投下に備えてガ裸ッゾでト裸ンザム！！

本編では実際に地球出身者からしたらブチ切れ必至な不謹慎発言の連発だったのに、これではカガリを悪く見せようとしているように感じます。

あの・・・８６４氏やそれに同意する人たちは、カガリ嫌いなの？ＳＥＥＤのオーブ戦でどのような選択すればよかった？

>>135>>136
どうでもいいが、sageてくれ

さらに地球任務のザフト兵に対しても不謹慎だからな
同胞なのにさｗ

>>135
オリキャラ出さない前提なら、既存キャラで善玉悪玉割り振るしか無いだろ
現実を省みない直情的な理想家、政治家としてはダメダメなのは本編も同じだったし
ただしKガリは除く
>>136
中立掲げるオーブの前首長の娘がホイホイ出奔して反ザフトゲリラに参加するな、とか
散々父親に反発して↑みたいな事までしたのに結果は思考停止して中立の理念マンセーかよ、とか
まあSEEDのオーブ戦の時点だったら七光り少女でしかないから出来る事は無いだろうけど
理想しか見なかった父親が犠牲にした国民(例:アスカ家)や国の財産(例:マスドラ、モルゲン)を見て
何も学ばなかったのがダメだと思う(周りの人間がアスハの狂信者とラクシズって考えると妥当か?)

836氏、乙ンザムでした！
…勘違いってのはいつも起こり得る事とはいえ、ちょっとカガリは直線的過ぎるんだよなぁ…そこが彼女の魅力でもあるんだけど

さて、久しぶりの投下になります。
今回はちょっと執筆中にみなぎってきた結果色々とぶっ飛んでるかも知れません、てかぶっ飛んでます

「…だ、弾道軌道での大気圏再突入実験!?」
「…だ、そうだぜ？」

折られた指令書に書かれていた命令、それは色々と無茶な内容を含むものだった。
「ＵＳの小型マスドライバーと日本から提供された大型ブースターを併用し大気圏を離脱、軌道上に展開する日本宇宙軍第７機動艦隊分遣隊と合流しブースターを返還、終了次第大気圏に再突入、帰還しろ。だそうだ」
「…再突入の予備実験なんかはやったのか？」
「ぶっつけ本番だとよ、上からの強力な催促があったとか何とか」
「…」
改めて指令書を一瞥する。パッと見ただけでも弾道軌道だの大気圏再突入だの、不吉な予感のする語句がずらりと並んでいる。
「…で？これは何の為の実験なんだ？」
「海兵隊のＭＳの運用ドクトリン策定の為の予備実験なんだとさ。何か上のお偉方が企んでるみたいだが…」

「聴きたいならば聴かせてあげますよ」
突然低めのモーター音がしたと思えば、床の一部が凹み両側にスライドし、ドライアイスでも焚いたのか白い霧とともに空色のスーツ姿の御曹司が、胸の前で腕を組み脚を肩幅に開きながらせり上がってきた。
映画か何かのようにスピーカーからファンファーレのような音楽を大音量で鳴らしながら。
その様子をデカルトは
「…あ…アズラエル…理事…長…殿…？」
と腹筋を抱えながら必死に笑いを堪えながら見守り、ハイネマンは
「…なん…じゃそりゃ…」
と顔を歪ませ肩をがっくり落としながら呆然と凝視し、技師は
「ククク…こんなこともあろうかと用意しておいたエレベーターと噴霧機が理事長様に使われるとは…！そう！我らアメリカ人の演出力はぁ!!世界一ィ!!!」
と訳の判らないことを口走りながら狂喜乱舞して出迎えた。

「P02の設計依頼自体は僕が出したものでね、実は宇宙空間での運用はあまり想定してないんです。というより対ザフト目的の設計でもない。戦後の戦略的駆け引きに用いる為の駒、そのプロトタイプがP02です」
「…何故今から連合の友軍との戦闘を想定する？」
「…プラント群の利権絡み、ってやつですよ」
アズラエルは溜め息をつき、壁に寄りかかりながら話を進める。
「プラントは表向きは国際プロジェクトとされてます。でも元から国際プロジェクトだった訳じゃないんですよ。元々はロシア宇宙開発局が宇宙開発で一気に優位に立つ為の切り札として極秘に計画、建造を始めたものですから。
他の国はそれが進んで表向きにも成果を出し始めてから大船に乗っただけです。結果として全プラント中70%以上がロシア管轄下になっていましてね、各国がロシアの後塵を拝する結果になっていました。
ところが14年前にザフトが軍事蜂起、プラントはザフトの勢力下に落ち一方的に独立を宣言。ここまでは我々にとっては害でしかありません。」
そう語るうちにアズラエルの表情がだんだん喜々としたものに変わっていき、語るスピードも加速していく。
「しかぁし、これから先は私たちにとっては有り難いことなんですよ！仮にも連中はプラントを国家として認めるように我々に要求してきた、ならば認めてやりましょう！一瞬だけね、そして戦争の果てに消えて頂きます。
そして後に残るのは誰のものでもなくなったプラントォ！領土交渉は戦果に応じて、後塵を拝した者にも光が差し込む。これで我々もあのロシアの後塵を拝する事も無くなるというもの…ならばその栄光への道筋を切り開く為のプログラムを組んでおくのは同然の道理…
その為の駒がP02、則ちアナタの機体なんですよ…デカルト大尉ィ…」
一気にヒートアップしたアズラエルが語り終え、息を整えようとする。顔の至る所に汗が吹き出、表情は野望に燃える策略家そのものだ。
「…ということは、02はロシアへの外交手段の魁、ということか。まさかとは思うが、ミラージュコロイドの運用の想定は要人の暗殺も含めたものか？」
「…何を言っているんですか、デカルト大尉？」
アズラエルが、その狂気すら含む瞳をデカルトに向け、さも当然のように語り出す。

「戦争だけでなく政治ってのは損失は最小限に、そして利益は最大限になるようにやるのが筋ってものでしょう？ならば迷う事も無い。その邪魔になるようなもの、そんなものは…

プログラムには、不要だ。」

「…成る程、そういう訳か。気に入らんな」
「ご心配なく、そこまで手を汚させるようなつもりはありません、今のところは」
「あぁ…こりゃマズいな…」
場が一気に険悪な雰囲気と化す。ハイネマンが制止しようかとしたが、その雰囲気を和らげたのは開く途中のドアを潜り抜けてきた女性だった。

「えっと…申し訳ありません！エーファ・Ｌ・シュレーディンガー少尉、遅れて到着しまし…あれ？」
「遅いですよ、シュレーディンガー少尉。」
「…彼女は？」
熱くなった頭を冷やすような顔を扇ぎながらアズラエルが紹介する。
「エーファ・Ｌ・シュレーディンガー少尉です。今回のミッション以降P02に大尉と同乗、オペレーティングと機体とパイロット間のBMD情報管制を担当する」
「えと…よろしくお願いします！」
「…」
デカルトは妙な違和感を幾つか感じた。
一にその容姿だ。この容姿とよく似た少女をデカルトは見た事がある。ＥＬＳと同化し、連邦軍にサンプルとして収容されたイノベイター予備軍、アーミア・リー。その少女と瓜二つなのだ。それだけならまだ偶然と思えるが、２つ目がそれを不審に思わせる。
二にその脳量子波だ。イノベイタークラスとまではいかなくとも、普通の人間とは比べ物にならない強さの脳量子波を発している。さらに、一瞬ではあるがイノベイターのそれを上回る強さの脳量子波すら発している。
（何者だ…こいつは…）
こんなものを身近に置かれるとなると、何を聞き出されるか解ったものではない。デカルトにとっては非常に厄介な事だ。
「ミッション開始は明朝0830。遅れないで下さいね、少尉？」
「だ…大丈夫です！今日は…」
「なら明日は30分前には座席待機するんだな」
「…え？ちょっと、大尉!?」
「俺はもう寝る。明日に備えて、な」
適当にその場から立ち去る口実を作り、デカルトは早足でその場から立ち去った。
少尉に思考を読み取られぬよう、本当に寝る気で予定を立てながら。

ああ我慢出来ねぇ！投下完了だヒャッハァ!!…はい、ごめんなさい
艦これにハマって３週間、執筆忘れて嫁をペロペロしてました。古鷹姉さんマジ理想の姉さん。
多分次回も執筆遅い&量少ないだと思います、ごめんなさい

きもい

もっと罵ってくd...>>382氏乙です

シュレーディンガー少尉・・・何者なんだ
382氏投下乙でした

>>382氏キモイです（褒め言葉）

面妖な・・・・・・変態作者共め！

382氏乙

＞「…だ、弾道軌道での大気圏再突入実験!?」
＞「海兵隊のＭＳの運用ドクトリン策定の為の予備実験なんだとさ。何か上のお偉方が企んでるみたいだが…」

これでイグルーのエントリィィィなあの機体が思い浮かびました（別物なのはわかってるけど）

投下乙！まさかのガイナ立ちとは
ザク神様でも実戦投入する気なのだろうか…

種死×劇場板00のss更新まだかな

バスターソードの使用許可くらいください
ミススメラギ

ガ裸ッゾでト裸ンザム！！

祝・MB 00ライザー本日到着で、ト裸ンザム！！

投下を信じる

３７８氏今日こそ投下を・・・・

test

ピンポンパンポーン。
機動戦士ガンダムSeed Destiny -An Encounter with the Trailblazer-では
前原作『機動戦士ガンダムSeed』の主要キャラが手痛い目に合う描写が多々あります。
その前提をご理解上、用法用量を守り正しくお読みください。
では12話です。

背筋がゾッとするほど底冷えする声。怒りと憎しみと哀しみを綯い交ぜにした瞳。シンはその瞳でカガリを
見つめ、静かだがどこか危うさをはらんだ声で話しかけた。
カガリの肩がビクッと不自然なほどに大きく動く。知っているからだ、彼女は。
憎しみと哀しみを綯い交ぜにしたあの瞳を。何度この瞳を見なければならない……胸のうちで湧き上がる
悲しみにカガリは心が軋むように痛んだ。
理不尽に怒鳴られていたヨウランはもとより、レクルームに居た全員が一斉にシンのほうに振り返る。

「な、何を言うんだ、私はただ」
「ヨウランは俺たちの肩に力が入り過ぎないように言っただけだ。あんたが勘違いしたような意味じゃない。
なのになんでそんな風に言われないといけないんだ？」
「シン、言葉に気をつけろ」

すぐ傍らに居たレイが、シンのことをすぐさま取り押さえるように言葉で遮った。
シンの二の腕を掴み、グッと自分の方に引きよせ囁きかける。「お前の気持ちも分かるが、ここは抑えろ」と
告げる友の言葉に、シンは自分の想いを押し殺すように俯く。
言ってやりたいことは、山のようにあった。自分の家族を奪ったオーブの首脳陣……あの日見た父と母の
死に様は、忘れようにも一生忘れられない。目を覚まさなくなったマユの最後の叫び声が、今もシンの耳に
残っている。滅茶苦茶にしたんだ、こいつらが。
シンは憎しみで狂ってしまいそうだった。
だが、激情に飲まれかけたシンを現実に引き戻したのは他でもない、カガリであった。

「……すまない」

心からの謝罪。余計な言葉など必要なかった。
ただただ深く頭を下げるカガリの姿は潔く、憎しみで溢れていたはずのシンですら、一瞬言葉をなくした。
目を細め、シンはやり場のない怒りを爆発させることが出来ないでいた。
なんで……もっと嫌なヤツなら良かったのに。自らの過ちを認めようとせず、みっともない姿を晒すような
人物であれば、シンもためらうこと無く今まで溜め込んでいた呪詛を吐き出せたはずだった。
だが、今のカガリの姿を見てしまえば、それすらも叶わなかった。
自らの過ちを素直に認め、深く謝罪の意思を示す今のカガリには、清廉とした美しさすらあった。

ギリッ……認めたくない、でも認めざるを得ない。奥歯を噛み締め怒りを、憎しみを堪える。
だが、ここに居たのはシンたちだけではなかった。そう、彼は認めることができなかった。

何故、謝らなければならない。何故、認めなければならない。
このような瑣末なことで、何故彼女が苦しみ、謝罪しなければならないんだ。
その想いを表すように、彼はシンとカガリの間に割り入った。

「キミはオーブのことを恨んでいるようだな。どうしてなんだ、理由を教えてくれないか」
「アレックスッ！」

オーブを守るために奔走し、成果も出せぬままに傷つき、恨み辛みをぶつけられた。
何故だ、彼女は故国を守るため精一杯やっているではないか。なのに、憎しみをぶつけられ、嘆くことすら
許されないというのか。
アレックスの瞳が険しさを増す。目の前にいる少年、シン・アスカが疎ましかった。
元オーブ国民たちが疎ましかった。彼女のことを理解しようとしない彼らが疎ましかった。

「アンタが……アンタたちがそんなことを言うのか」

シンの瞳に絶望が奔った。
知らないのか。故郷を焼け出され、逃げ出したオーブ国民たちがいったいどんな想いをしてきたのかを。
激しい怒りがシンを襲った。

アレックスの言葉が足らなかったのもある。だが、シンは誤解した。
彼女たちは知っているのだ。オーブを追われた国民が、いったいどんな思いを抱いたのか。
怒りを、憎しみを、嘆きを飲み込み生きてきたことを。
だが、そんな想いなど今のシンには届かない。

「じゃあ、教えてやるよ…………」

シンの口元に小さく笑みが浮かぶ。いびつに歪んだ表情。
彼の顔は憎しみと怒りとで口元だけが微笑み、瞳は一切笑っていなかった。
ルナマリアはそんなシンの顔が見ていられなくて、目を背けた。

「俺の家族はアスハに殺され、壊された！」

シンは憎しみにとらわれ、禍々しく凶悪な顔立ちになった。
本来の彼の姿を知っている。だからこそ、ルナマリアは目を背けてしまう。眠ったまま目を覚まさない妹を
想い、か細い少女の命を必死に繋ぎとめようとしている姿こそ、本来のシンのはずなのに。
妹思いの優しい兄であるのに。

ルナは耳をふさぎたかった。だが、必死にその思いを堪える。
シンが、どんな思いをしてきたか知らなければならない。だって、ルナマリア・ホークはシン・アスカのことが……。

「国を信じて、あんたたちの理想とかってのを信じて、そして最後の最後に、オノゴロで殺された！
死んだ父さんたちを見て、妹の心は壊れた！」

あふれ出す憎しみが、想いが抑えきれず、言葉がとまらない。
叩きつけるようにシンの言葉が、カガリに投げ掛けられる。

「−−−−だから、俺はあんたたちを信じない！ オーブなんて国も信じない！そんなあんたたちが言う
きれいごとを信じない！この国の理念を貫くって……アンタたちだって、自分たちのその言葉で、理想で、
誰が死ぬことになるのか、ちゃんと考えていたのかよ！」

シンの脳裏に、前代表、ウズミ・ナラ・アスハが演説していた光景が思い返される。

『他国を侵略せず、他国の侵略を許さず、他国の争いに介入しない』
『我らオーブはこれを理念とし、様々に移り変わっていく永い時の中でも、それを頑なに守り抜いてきたのは
それこそ、我々が国という集団を形成し暮れしていくに当たり、最も基本的で大切なことであると考えるからです。
今この状況下にあっても、私はそれを正しいと考えます。今陣営を定めねば撃つという地球軍。
しかし、我々はやはりそれに従うことは出来ません』

そんな言葉を掛けるくらいなら、どうして……どうして！
あふれ出していた憎しみが、次第に悲しみに、嘆きに変わる。
息苦しい思いに、シンは胸元をかきむしるように握った。

「返せよ……父さんを、母さんを。返してくれよ、妹を……あいつの笑顔を、声を」

中途半端に伸ばされたシンの手。苦しくて、誰かにすがりつきたくて、助けを求めているようで。
いつの間にか、彼の瞳から涙があふれていた。溢れ出す涙が止まらない。
涙で顔をぐしゃぐしゃにしながらシンは続ける。

「なんで戦争を回避してくれなかったんだよ。
なんで、もっと早く避難警報を出してくれなかったんだよ。
なんで、あいつは、あの機体は！」

シンの脳裏に、大空を我が物顔で戦っている蒼いMSを思い出される。
なんで、あんなところで戦っていた。あのとき、逃げ出している民間人がたくさん居たはずなのに。
黒のMSと切り結び、緑のMSと砲撃の打ち合いをしていた。その流れ弾で死んだ、殺された。
人の死に様とは思えない父と母の遺体が、シンの瞳に飛び込んでくる。

「どうして、どうして……」

泣き咽びながら、シンは崩れ落ちそうになった。
レイがスッと手を差し出し、シンの体を抱き支える。いつもの冷ややかな面差しで、レイはカガリたちに告げる。

「申し訳ありません。これ以上は任務に支障が出ますので、退席させて頂きます」
「あ、ああ……」

カガリはあまりにショックが大きすぎて、レイの言葉など聞いていられなかった。
憎しみと怒りに駆られていた少年が、悲しみに押しつぶされ泣き咽ぶ。
自分たちの行いが、父の決断が、彼らに悲劇を巻き起こしたかと思うと、冷静に思考することが出来なかった。

『プシュッ』

シンとレイがレクルームから出て行く。冷たく息苦しい雰囲気が、部屋を満たした。
彼らが退席した直後、カガリの瞳から涙が零れ出した。重力の無い宇宙で、真珠のように美しい球体を描く
それが無数に宙に浮かぶ。分かったはずなのに、理解したはずなのに、どうしてこうもあふれている。

オーブの目指したものは間違っていなかったはずだ。
ナチュラルもコーディネイターも互いに手を取り合い、平和に暮らす。
理想を貫き理念を優先したが故に犠牲になってしまった人たちがいる、犠牲にしてしまった人たちがいる。
その事実が悔しくて、悲しくて……。

「……すまない、すまない」
「カガリッ！」

口元を手で隠し、涙をこらえ切ることが出来ず、カガリもまたレクルームから飛び出した。
一人残されたアレックスは、先ほどのシンの言葉が本当なのかどうなのか気になり、問いかけた。

「先ほどの話は本当なのか、オーブに殺されたというのは」

うかつな一言。その言葉を聞いたヨウランが、ムッとした表情で答える。

「本当もなにも、ウソ言ってるように見えたのかよ」

アレックスは言葉に詰まった。どう考えてもウソを言っているように見えるはずも無い。
どうやら彼も動揺しているらしい。だからだろうか、部屋に漂う空気に気付かず、思わず零してしった。

「カガリだって、父親を亡くし辛い思いをしてるのに、何故、彼女のばかり責められなければならない……」

愛しているが故に、カガリのことを擁護する言葉を思わず零してしまった。
だが、この優しさと甘やかすことを取り違えた一言は、思わぬ事態を呼ぶ。

「あんたは！」

先ほどまでシンから目を逸らし、沈痛な面持ちで片隅にいたルナマリアが吼えた。
憤怒の形相でアレックスに掴みかかり、締め上げるように襟首を持ち上げる。
思わぬ事態に目を白黒させ、反応の遅れたアレックスは無様に壁に叩きつけられた。
後頭部をしたたかに打ちつけ、アレックスの視界がチカチカする。
しっかりと見えるようになったときには、怒りと嘆きで満ち溢れたルナマリアの顔があった。

「シンは、マユちゃんは、本来守られるはずの存在だった！自分も父親が死んでるから、辛い思いしてる
から、それでチャラだとでも言いたいの！あんたは！」

ギリギリと万力のように力を込めるルナマリア。
首が絞まり、息苦しそうにしているアレックスの姿を見ると、さすがにヨウランとヴィーノが止めに入った。

「ちょ、やばいってルナマリア、死んじまうぞ！」
「そ、そうだよ。落ち着けってルナ！」

ヨウランとヴィーノの二人掛りで、羽交い絞めにするようにアレックスからルナマリアを引っぺがす。
フーフーと鼻息荒くしているルナマリアは、苦しげに首元を抑えるアレックスのことを見ると熱が冷めた。
アレックス・ディノのことを見下すように見つめ、辛辣な言葉を残しその場を立ち去る。

「もう、アスラン・ザラなんていう英雄はいなかった。ここにいるのはアレックス・ディノという現実から逃げた臆病者だわ」

吐き捨てるように言うと、ルナマリアはシンたちのことを追いかけるようにレクルームを飛び出した。
アレックスは射殺すようにルナマリアに視線を向けるが、視界の先にはもう彼女はいない。
残されたメイリンたちは、居心地の悪いレクルームから全員逃げ出すように持ち場へ戻っていった。

「俺が何をしたって言うんだ」

苛立ち混じりのアレックスの声が、虚しく響いた。



「大丈夫か、シン」
「ここは……」

自室に運び込まれたシンは、レイによってベッドに横たわられていた。
水で濡らしたタオルがシンの目元に当てられている。その当てられているタオルを少しだけずらし、シンは
レイのほうを見る。いつもの表情に乏しいレイの顔をがそこにあった。

「ごめん。オレ、またレイに迷惑掛けたな」
「気にするな、オレは気にしていない」

スッと手を伸ばし、シンがずらしたタオルをレイが直す。冷たく濡らされたタオルがシンの瞳を優しく癒した。

「でも」
「おそらく数時間以内に作戦行動に入る、それまで少しでも休め。そんなに気になるんだったら、貸しにしておいてやる」
「ありがとう、レイ」

小さく感謝の言葉を継げると、静かな寝息が聞こえてきた。
レイは小さく苦笑する。
（まったく、強情で直情的で、見ていて危ないな、お前は）

スヤスヤと寝ているシンをその場に残し、レイは立ち上がる。
休んでいるシンに代わり、レイは艦長のタリアの元へ現状を確認しに行こうとした。
ドアを潜ると、そこには何故かルナマリアが口を尖らせていた。

「どうした、ルナマリア」
「べっつに〜。あんたとシンが仲いいのは知ってるけど、ちょっとアレなんじゃないかって思っただけよ」

レイは小さく首を傾げる。何が言いたい、この同僚は。彼の仕草は言外にそう言っている様であった。
不貞腐れている様子のルナマリアに一声掛け、彼はその場を立ち去ろうとする。

「シンなら今、仮眠を取っている。傍にいるぐらいなら大丈夫と思うが」
「うぇ、あ……うん、そうさせてもらう。入っていいのよね」
「ああ、許可する。召集命令がかかったら必ず連れて来い」
「わかったわ−−−−ありがとう、レイ」

頬を赤らめ、ルナマリアがしどろもどろに頷いた。
シンたちの部屋へと入っていくルナマリアを見送り、レイはその場を後にする。
おそらく、数時間もしないうちに作戦が始まるだろう。地球滅亡を回避するための作戦が。
世界の命運を掛けたあまりも大きすぎるミッション。だが、それでも成し遂げなければならない。
ひとつでも何か新しい情報が無いか、厳しい表情でレイはブリッジを目指した。

あ………次回か、そのまた次回あたりは戦闘シーンか。
正直に言って自信ないです、戦闘シーンは苦手なもので。というか、メカものの
戦闘シーンなんて書いた経験ないので。
ちなみに、何故最初にあんな告知をしたかというと、今後前作主要キャラの方々の
大概が痛い思いをします。うん、まだ序盤で序の口ですし、むしろ早いうちに
痛い経験するカガリとか、まだマシなほうじゃないかな〜と思ってます（苦笑

では、ご意見ご感想いただけましたら幸いです〜

追記、前話にて『憎しみでも、憎しみでもない。純粋な闘志に満ち溢れたシンの姿を見ると、
何故だがルナマリアの胸のうちに安堵の想いが湧き上がる』

憎しみでも、憎しみでもない→憎しみでも、怒りでもない

に直して読んで頂けると助かります。
というか、2ch形式だとこういう修正ができなくて難しい（泣
では！

864氏、投下乙です。

原作はパンツ書き直しされる位の関係だったのに、
ルナマリアがアスランを締め上げる展開は予想できなかったw

投下乙です

このアスランひょっとしたら絶望的かもしれない。
カガリ擁護の気持ちはわからんじゃないが、元国民の技術者宅を一緒に歴訪して
それぞれ拒絶の意志を聞かされて、カガリ自身はかなり痛感させられ、
今回も誤解を解かされまたシンの境遇を教えられると素直に自分を恥じたというのに
いまだに「カガリを責める非国民ウゼエ」で留まっているというのは…
どこかでキッチリとした転機がないと、歴代二次アスランの中でも最低記録を
更新しかねないぞ…

投下乙

クアンタが戦闘にどう介入するのか楽しみです。

投下乙

このアスランは生きて再びミネルバに乗ることが出来るのだろうか

ＣＢの介入次第でどう転ぶかわからないから断定はできないとはいえ、
少なくともメイリンが将来投げうってまでかくまったり一緒に脱走したりは
しなさそうとは思う…たぶん

>>168
投下乙！！

カガリは良い方に変わっていくと思いますが、このアスランは現状ではDQNすぎますね…
カガリと同じく変わっていくのか、それとも駄目なままなのか、アスランの今後が気になりますw

乙！！
このアスランはいつになれば某UレッXさんの様になれるんでしょうか…

テスト

投下乙です。
これからユニウスセブン落下阻止作戦なんですよね。
何とか変わろうとするカガリに頑ななアスラン、そして現在向かっているであろう00クアンタの二人。
かつての悲劇の地に一体何が起こるのか・・・目が離せませんね。

そういえばあったな
カガリは改心したものの、ほかのラクシズはほぼ全滅というクロスが…

>>179
風景画スレのあれか

閃光のハサウェイ、W-DESTINY、ジョジョ、クロスデスティニー等々
綺麗で裏切らず、シンはじめミネルバ組とも確固たる信頼で結ばれてる
アスランも居るには居るだがねえ。
現在の最悪印象からこれらあたりまで成長してのければ大したもんだがハテ

某カードゲーム漫画の「自分が世界で一番不幸みたいな物言いをするんじゃない」
ってセリフを思い出した。

どっちがどっちに向かって言うんだ…
凸⇒シンだったらそれこそフクロでレイも赤黒ももう止めねえぞ…

>>182
よく見りゃ上の方で、改変それ自体が気に入らないとか言ってた御仁か。
悪いこと言わないから二次覗くのやめてずっとＴＶ版だけ観てれば？

いつぞや中途半端な線画を上げてしまったものです
ちょっと加筆してみました
http://i.imgur.com/JK4Rq05.jpg

いや、もっと早くにあげようと思ったんですが、テストやら規制やらがあったから(震え声)

そういやアスランってなんで英雄視されてるんだっけ
種でやったことといえばジャスティス持ち逃げしてクライン派に寝返った挙句ジェネシスもろとも自爆
さらにジェネシスで地球の生命体もろともナチュラル根絶とかヒトラーやドゥガチが小物に見えるくらいの虐殺を失敗に終わったとはいえ実行しようとしたキチガイの息子なのに

>>186
それぞれの組織での評価とラクシズの影響を比較すればすぐ解る
・連合
ラクシズの影響力はかなり低い、凸の評価は特に無し
・オーブ
権力の集中する国で元首がラクシズメンバーで凸の元カノ、凸(及びラクシズ)の評価はかなり高い
・ザフト
コーディはラクスの声(ryという設定、当然その配下であるラクシズ所属メンバーの評価は高い
・ジャンク屋、火星、その他中小勢力
マルキオやターミナルと関係が強いジャンク屋に地球の情報が伝わりにくい火星では評価は高め

．．．な?

あんな男がモテモテなのは理解できないな

>>186
ガンダム強奪を忘れんなよ！ジェネシス自爆は素直に評価してもいいかもしれんだろ、日本で海軍左派の評価が高いのといっしょだろ。種死時点でのプラントの世論はわからんけど多分好戦的なものじゃないなら、売国奴扱いはされまい。
それはそれとして今回のアスランのカガリを甘やかしてしまうところが当然ながらかなりマイナスに働く話は妥当すぎるわ…

>>185乙！
これは良いオーガー
緑の蛍光色がらしさを出してるね
個人的には青はもっと濃いのをイメージしてたが
次の乗機は一体何なのか……

まさか今のいままで乙がないとか
凸ヘイトはよそで、どうぞ

無印アスランは情報操作さえ上手くやっときゃ
・上層部の息子で生え抜きエリート
・失敗する奴がいる中でも初任務の敵主力MSを奪取
・他が連合のエースを倒せない中玉砕覚悟で打ち倒す
・引き続き任務を遂行してたら父親がとち狂ったんでクライン派と協力してザラ派の間違いを正す

って風に見えるようにしたんじゃね
最後は売国奴というより派閥争い近い風に見られたかもしれん
後ラクスの婚約者扱いなんで姫(ラクス)を守る聖騎士補正もある筈

事実を言うとヘイトとは腐は呆れるね

>>186
簡単に言うと勝てば官軍側の主要人物だから

ガルマ謀殺してキシリアバズーカで撃ちぬいてジオン裏切ってスペースノイド派閥とはいえ連邦についても
最終的に民衆はシャアズビリービングアワズプレイ♪だろ？
アスランも同じだよ

>>191
確かにクライン派除いたラクシズの面子は蝙蝠オーブと連合脱走したゴロツキ共とフリーダム窃盗犯だな
凸親父にジェネシス関連の全責任負わせないとプラント存続出来ないしアスラン英雄化は必然の流れだったのか
議長頑張ったな

>>190>>192
雰囲気や脚本で誤魔化されてる部分を排除して
本人の行動をキチンと見つめてありのままの彼を評価した結果
>>187>>191>>195の様な結論に達しただけの事
嫌いだからとかアンチしようとか思って言ってる訳じゃなく
ただ単にこいつはこう言うキャラだねって話をしてるだけ
>>195
自由の警備を政治家の娘とザフト所属じゃない男が近づける位緩めたり
エターナルを持ち出したりした辺りクライン派もそうとうアレな希ガス
いくら階級が無いザフトでも兵器ごとに管轄や配備先は決まってるだろうし

うーん、ジェネシスをぶっ壊したのが連合ではなくて凸だったことはもう少し評価されてもいいと思うけどねー…

フリーダムとジャスティスの存在って民間に開示されてたっけ

いやごめん確かに言い方が悪かった(´・ω・｀)
凸の話とか腐認定とか俺は別にいいのよ
何が言いたいかって>>185氏スルーしすぎじゃね？
頑張って描いただろうに(´・ω・`)
おまえらオーガーか

>>197
あれラクシズが邪魔してなきゃプラントの後にジェネシスも核攻撃で破壊出来てた気が
γ線レーザーなんて普通は大気で拡散するから地表まで届かないし
まあ陽電子砲が放射線出さない世界でなにいってんだって話だけど
>>199
言い訳をさせてもらうなら話に夢中で関係ないレスは読み飛ばしてたのさ
>>185乙、後すまんかったです
それにしても378氏、何処にいってしまったんだろうか
リアルで病気とかしてなきゃ良いんだがな

人の名前や集団名は普通に言ってほしいな
アスランの凸呼びはともかく、ラクス陣営をラクシズってのはアンチの呼び方じゃないの？

ここにはラクス陣営のファンもいるだろうし（逆にプラントアンチもいるだろうけど）、その辺を考えて呼び名は
書いて欲しいんだけどな

まぁせめてこの場では三隻とかで言って欲しくはあるね
ラクシズも相性と自分は思ってるけどそれ嫌うﾋﾄﾓｲﾙﾜｹﾀﾞｼ

話に夢中で関係ないレスは読み飛ばしてたとか、それが言い訳で通じると思ってるなら頭がおかしい
スレ違いの話を延々と続けて投下も支援も蔑ろにするんじゃ、そりゃ誰もいなくなるよ

頭がおかしいから俺も含めていい年してガンダムに夢中なんだろ。

三隻同盟→種のAA、永遠、草薙で構成されたラクスを旗頭に置く武装集団
クライン派→ザフト内でのシーゲルの派閥、種死以降はラクスを信望する者を指す事も
ラクシズ→アラスカ以降種死の後までラクスの主義主張に共感して行動した集団、要はラクス陣営
だいたいこんな感じで微妙にニュアンスが違う
種の三隻はAAと草薙が宇宙に逃げた所に永遠が合流して同盟の形になってたけど
ラクス陣営全体としてみれば種死では基本AA中心で終盤に艦隊になってたから
ラクシズと三隻はイコールと言うより全体と部分の関係だし、三隻は種死以降は存在しない
まあ全体をラクシズじゃなくてラクス陣営と言えってのは同意するが

>>205
そんなニュアンスで分けられれてたとか初めて聞いた
……いや、別に文句がある訳じゃ無いけど

ただ、ラクシズって呼び方は多かれ少なかれアンチ要素含んでるからなぁ……

>>206
三隻が種の時の実働部隊でクライン派はザフト限定でラクシズは全体ってことじゃね?
ニュアンスっつうより区分けの方が正しい様な気は駿河

乙強要とかアンチヘイトは出てけとか自治厨じゃあるまいしウゼェ

どうせ種厨（主にラクシズ厨）がファビョってるんでしょ…

そういうことにしたいんだよね
分かるよ
悪いのは全部○○だもん
僕たちは絶対に悪くないもんね

とりあえず、ラクシズを叩きたいなら該当スレで
キラ嫌スレとかでやればいいんじゃないかな、あそこはラクシズアンチスレだし

かといってここでのラクシズ擁護はNG、相応しいスレがあるだろ

おまえらラクシズ云々言うが
ぶっちゃけ今回叩かれてるのは
キラやラクスやカガリは関係なくてアスランだぞ

864氏のSS内でのアスランはクズ臭漂ってるな→本編でもそんなに変わんない気がする
→そもそも所属してる勢力も冷静に考えれば本編でのageっぷりが功績に比例してない
って話の流れなんだが、スレ違いって言うほど脱線してるか?
クロス元でこのキャラはこんな行動してたけどよく考えるとおかしいよな、ってだけの話だし
ss投下終了後に次の投稿を待ちわびつつ原作の話をして何が悪いんだと

それがダメってんなら刹那が介入した時に起こる変革の妄想をひたすら垂れ流そうじゃないか
黒歴史ノートの内容でこのスレを埋め尽くしてやろうぞ

スレチとかスレチじゃないとかじゃなくてさ

職人がわざわざ貴重な時間割いてイラスト投下してくれたわけじゃん
それに感謝しろとは思わんがお疲れの一言位あってもいいんじゃないって話
議論が楽しいのも夢中になるのも解るよ
でも俺らの反応を職人は大なり小なり期待してるかもしれんだろ
反応がなきゃ、わざわざこんな所に投下する意味なんてないぞ

作品が投下されなくなって最終的に困るのは俺らな訳で

よーしここから空気換えて「なぜなにELSコ」はっじまるよー！

ﾅｷｶﾞｼﾅｲﾃﾞﾓﾅｲﾖｰ

そう思って乙するのは勝手だが、しない他人に強要すんな

乙しないのは勝手だけど、いらん議論はするのな
ホント勝手ですね

そういうのもういいから
そろそろ別の話しようぜ

いらん議論って何か都合悪いんですか？

スレ趣旨的に別にアウトでも無い話を自分がつまらないからいらん話認定するんですね
確かにホント勝手ですよ

おもしろいおもしろくない云々じゃないっつってんのに
言っとくが俺は凸とかラクシズとかどうでもいいのよ
議論するのは大歓迎だが、物事には何でもタイミングってもんがあるだろ
議論中断しろとは言わん
でもせっかく投下してくれたモノに対して、せめて文頭とか文末にお疲れって意を添えることも出来ないの？
ほんの当たり前の一般的な挨拶も礼儀もなしとか、どんだけ横柄だお前

あのね、せっかく投下したものをシカトされる職人の身にもなれって言ってんの。言ってること何かおかしいか？
おかしいと思うならそこに対して切り返してくんない？
正しいこと言われて言い返せないからとりあえずレッテル張りとか、そんな程度低い真似すんのやめてくれよ

何深夜に暑くなってんの

熱帯夜だからね
仕方ないね

シカトされた経験のある職人乙

これでいいんだろ

それもレッテル張りだって自覚は勿論あるんだよな
ならそれでいいんじゃないかなもう

喧嘩なら他でやってくれ、要らん事でレスを消費するな

変に荒れるよりは、他のSSスレみたいにそこそこ過疎ってた方がまだましってね

関連してるように見せかけて余所でもできる話を延々としてる奴より、ここで1番人気の378氏の投下の支援絵のほうが重要度高いに決まってるじゃん

大分進んでいたからまた投下あったのかと喜んでいたらなんだ荒らしか

この流れ、絵師さんが一番いたたまれないだろうなｗ

なんだか変なのがいて白けちゃったな

>>1に職人さんへの敬意を忘れずにってかいてるんだから乙するのはスレの大前提
だから絵師さん無視してそのまま凸の話してた連中に非があるってのは間違いない
けど>>199の注意に>>200が謝った上で乙したのにソコで丸く納めなかったのは間違いだった

って事でこの話は終わりにしようぜ、これ以上は泥沼だ
後は凸の話続けたい奴は続けりゃ良いし、他の話がしたいなら話題を出せば良い

他の話題……

>>378氏のせっさんの次の乗機について
クアンタ出すのはもっと後だろうけど、プラントで手に入る機体で良いのって何がある？
オーブ防衛戦もあるし、最低でもストライク並みのが欲しいよね
ゲイツって大気圏内でも大丈夫だっけ？

ジン・シグー同様に空中戦はグゥルの運用が必要不可欠だけど多分大丈夫じゃないかな。
でも……ゲイツってスピットブレイク前後の時点で完成してたっけ？

単独大気圏突入できそうなのがジャスティスしか居ないような

ゲイツできてる。イザークと整備兵の会話にでてくる

せっさんの次の愛機はやっぱゲイツで決まりかな？
でも改造案とか思いついたらどうするんだろ？
マリューさんはいないし、せっさんは専門家じゃないし・・・
ザフトに有名なエンジニアとか居たっけ？

>>235
外伝で発泡金属装甲の赤枠やTP装甲の量産型レイダーがデブリ利用して大気圏突入してるし
追撃食らってたりしないかぎり突入用ポッドでも使えば良いんじゃない
>>237
一応、元最新の工業コロニーで現ザフトの本拠地なんだから
本編に名前が出てないだけで実力のあるエンジニアはいるんじゃないの
後、核機の型式番号の数字が連続してるのと、空白期に核ザクが三十機造れてたの考えると
X01〜08に当たる機体が有っても良さそうだし、オリ機体として核抜いて出すとか...無いかw

嫁「そろそろ私の出番のようで……え、まだ早い？」

プロトタイプザクでも作ってせっさん乗せればいいんじゃないかな

そしてそのデータが将来種死にいかされるみたいな

>>240
データが活かされた結果、機体のピーキーさにパイロットが逝かされる未来しか見えない

刹那専用ゲイツを妄想して見た結果
盾は発振機をビームガンに変えて、回収したグランドスラムを取り付ける
追加武装として四本のビームサーベルに大小の斬機刀で↑と合わせて合計七本
オマケに装甲を削って推力・機動性強化の為のスラスターを全身に追加
ゲイツを元にしたなんちゃってエクシアセブンソードのでっきあっがりー

だがしかし待ってほしい
刹那がプラントに行くとは限らないのでは？
プラントにすら行ける導師のツテさえあれば地球のどこへ行くのも朝飯前な気がする
>>378氏の刹那はモノアイ系が合いすぎて他が想像しづらいのはあるが
ここで初のデュアルアイ系とか
無いか

マルキオ導師に横流しする予定のドレッドノートとか、
パーツ状態でジェネシスαに放置されてるテスタメントを持ってくるのは？

>>243
ドレッドの方は有りかも知れない、まだαが建造中だろう作中でテスタは放置されてないだろうけど

>>244
もうジェネシスαは建造済みじゃないか？
ＭＳの形式番号が
ZGMF-X09aジャスティス
10フリーダム
11リジェネレイト
12テスタメント
で、フリーダム＆ジャスティスは実戦投入できる所までいってるわけだし


…と、ここまで書いて
ゲイツ火器運用試験型のことを思い出した。
後はリジェネレイトのＭＳ部分を魔改造するのもありか。数はたくさんあるし

さすがにドレッドさん流したらハイペリオンさんが本編介入してしまう
でもそうなったらガンダム好き同士の対決が見られるのかも・・・・

いっそマルキオの力でフリーダム/ジャスティスの予備パーツ使ったキメラMS作って貰おうぜ

なぜ順当なM1アストレイが出ない…
あんな当たらなければ（ｒｙなアホ機体凄腕じゃないと扱えんぞ

アストレイはすでにオーブ寄港時に魔改造の素材にされてなかったか

ほぼジンのガワを被ったM1だからな、あれ

あ、そういえば刹那に装甲つけるようにアドバイスされてたな
本編のM1はもうないと考えるべきか

刹那専用M1アストレイになるとすると、
エクシアの武装をもったアストレイになると予想

続き待ってます！

刹那のせいでオーブ攻略の難易度が格段に上がったけど連合側に何か隠し球でもあるかな
というか現時点での連合の戦力って原作と全く同じだよね

一応アークエンジェルに刹那の戦闘データあると思われるしSダガーの戦闘力上がるかな、くらい

>>254
あれって、参考になるのか……？

>>253
あの戦いの原因ってザフトのウロボロス作戦に対して
一基でも多くマスドラを確保したいっていう連合側の事情にあるから
まともに交渉すれば戦争回避どころか代償に使用料とか技術提供とか引き出せた筈なんだけど
ウズミが理念に拘り過ぎて交渉を放棄してたから外交の最終手段である戦争になってしまった
NJやヘリポリの件で充分ザフトに敵対する材料は有るんだし
マスドラある以上いつかはザフトに狙われたんだからさっさと連合と組んじゃえば良かったのに

ト裸ンザム！

原作分+常人にはとてもじゃないが参考に出来ないデータがある位だな連合は
ただムウが予想以上に強かったからエースパイロットが隠れてそう

外伝こみなら結構居るんだけどね
空間認識持ちのモーガンやバスターダガーからソードカラミティまで乗りこなすレナ
赤いシグーに乗ってるハーフコーディネーターにコーディネーターのルカス
戦闘用コーディネーターのソキウスシシリーズにまだまだ沢山

>>256
いまだにあの戦いを回避する二次創作は見たことないな…

国を守ることは国民を守ることと同義ではないってことだよな

そこ外したらカガリが完全に空気になる
カガリの数少ない山場イベント取っちゃダメでしょ

>>261
カガリ主体で戦争を避け…いやごめん無理だ

>>260-262
ガンダムクロスオーバーSS倉庫にある逆行のシン⇔キラは？

投下に備えてガ裸ッゾでト裸ンザム！！

>>262
無理だ…

自爆戦法の捨て駒に腹立ててトンズラこいたって理由があるにしても脱走兵抱え込んじゃった時点でなぁ

テスト

お前らちょりーす！日曜夜はト裸ンザムバースト！

>>266
AA自体結構怪しい艦なんだよな
アルテミスも第８艦隊もAAと合流して直ぐに陥落、壊滅してて
地球ではザフトのエースを倒しはしたもののオーブ寄港時に連絡も寄越さない
挙げ句の果てにザフト所属らしい新型MSに助けられて脱走、その後オーブへ
開戦前にいきなり中立宣言してヘリポリ崩壊でザフト抗議の一つも出さなかった国だったけど
コレでさらにオーブとザフトの繋がりが疑えてしまうようになったわけで

今日も３７８氏の更新なしか・・・・

どうもこんばんわ。投下しますね。

待っていたぞ、ト裸ンザム！（ﾇｷﾞｯ

マルキオ導師と出会ってから5日。刹那はプラントにいた。
どこをどうやったのか、あっという間にプラント行きのシャトルを手配し、
プラントでキラを治療する医者も見つけたというのだから、
成程世界の有力者に警戒される事はある影響力である。
当のマルキオは、プラントに協力者がいると言って島に残った。
「しかし、導師の言っていた協力者が君だとはな。驚いた」
「ふふっ、そうですか？マルキオ様とパイプがあるのは正確には父ですが」
刹那の前に立つのは、一度見たら忘れようが無い可憐な少女、
ラクス・クラインその人だった。
家の中だろう、以前着ていた衣装とは違ってゆったりとしたワンピース姿だ。
刹那も目立たぬ様に、宛がわれた白いシャツに黒いスラックスを穿いている。
ここクライン邸は、プラントの首都アプリリウスワンの中でも特に金持ちや有力者が
家を構える区画の、その外縁部に当たる部分にあった。
市街地の様に人目は少なく、人を匿うには打ってつけの場所だ。
キラは現在、クラインお抱えの医者による手術を行っている真っ最中だった。
「長閑だな」
「私のお気に入りです」
人工太陽の光を余す事無く通す全面ガラス張りのテラスに、手入れが行き届いた庭、
高台からコロニー内全域を見渡せる絶景には小鳥が囀る。

マリナと過ごした花畑とは違うものの、
間違い無く楽園と呼べる空間がここには広がっていた。
「良い場所だ」
「お気に召した様で何よりです」
遠くを見る様な目をする刹那に、ラクスは微笑んでみせた。
心地良い沈黙が流れる中、ラクスが再び口を開いた。
「こうしていると、今が戦争中だなんて、忘れてしまいそうですわね」
「そうだな」
静かに揺れる木々を見ていれば、戦争などという出来事は
遠い物語の様に思えてしまうだろう。
しかしその明るい空間に似合わず、ラクスの声を暗かった。
「本当は―――、貴方方に助けられた時には、歌を止めようと思ってました」
「君が？」
突然の告白に、刹那は目を丸くした。
長い付き合いでは無いが、彼女の歌う事への執着はかなりのものだ。
そんな彼女が、そんな事を言うとは。
「私はあの時、ユニウスセブンの追悼慰霊団代表としてあの場にいました。
そこに連合がやってきて私は逃げ出した」

「ああ」
「それで、私はほとほと嫌になってしまったのです。
プラントの船だというだけで非武装の船を襲う連合も、
それに対して大した対話も試みようとしない周りの人間も」
コーディネーターを敵と見なしている連合は元より、
追悼慰霊団に参加している反戦派のコーディネーターでさえ、
ナチュラルと話が通じると思っている者は稀だった。
「くだらない」
ラクスは言葉を切り、そう吐き捨てた。
「そんなに殺し合いが好きなら、勝手に殺し合っていればいい。
きっと世界で最後の2人になったとしても、彼らは殺し合うでしょう。
そんな世界で歌う事自体、空しく感じ始めていたのです」
「・・・・・・」
諦念と言うにはあまりに激しい彼女の言葉を、刹那は口を挟まず聞いていた。
また暫くの沈黙を挟み、ラクスは刹那に振り返った。
「でも―――、でも貴方と、キラさんを見ていて考えが変わったんです」
こちらに振り返った彼女の目には、先程までの諦念は無かった。
「異世界からの来訪者である貴方がこんなに奮闘しているのに、
当事者である私が諦めてどうするのか、そう思いました。そして―――」

「そして？」
「コーディネーターの身で連合の艦にいるというのに、
ナチュラルの友人達の為に頑張る彼を見ていたら・・・
この世界も捨てた物では無いと思える様になったのです」
彼女は、希望を見付けたのかも知れない。キラ・ヤマトという小さな光を。
（俺と同じか）
ヘリオポリスを拠点に、この世界から争いを無くそうと奔走していた日々を思い出す。
ナチュラルの事を、コーディネーターの事を、調べれば調べる程、
C.Eのどうしようも無い状況に刹那の希望は陰り、燻っていった。
そんな中で現れたのがキラだった。
僅かな、ほんの小さな篝火でしかなかったがそこには確かに希望があったのだ。
「だから私は歌い続けます、この世界で。
例え次の瞬間業火に呑まれようと、最期の一瞬まで」
強い女性だと、刹那は思った。アークエンジェルで話した時も感じた事だが、
ラクス・クラインにはその年齢に不相応な程の強靭さがあった。
その分危うさも見え隠れしていたが、敢えてそれは口にしない。

それを支えてやるのは、自分の仕事ではない。
刹那が思考に身を沈めていると、今までの真剣な顔を一転させて、
ラクスが両手を胸の前で合わせた。
「ふふ、では真剣な話はここまで、お友達を紹介しますわ」
そう言って足元で転がっていたピンクちゃんを促す。
ピンク色のハロが意味不明な言葉を連呼しながら庭の向こうに消え、
一分も経たぬ間に戻ってきた。
「・・・なんだアレは」
刹那は呆気に取られた様子でそれを見る。
ピンクちゃんの後ろには優に二十体は降らない色とりどりのハロ達が付いて来ていた。
一斉に跳ねながら近付いてくるその光景は中々に迫力がある。
それらはあっという間にラクスと刹那を囲むと、ワイワイと無秩序に騒ぎ出した。
「全部アスランがくれた物です。皆同じに見えますけど、性格も仕様も全部違いますのよ」
「それは・・・凄いな」
ハロに囲まれるのはトレミーの整備で慣れているものの、
西暦のハロはここまで騒がしく無い。刹那は少々辟易としながらも、曖昧な笑顔を作った。
「あら、一人足りないですわね。どこにいったのかしら・・・シルバーちゃーん！」
「・・・シルバーちゃん？」

支援入ります

「・・・シルバーちゃん？」
ピンクちゃんに比べると幾分可愛げの無い響きの名前に、刹那は何故か嫌な予感がした。
ラクスが呼んで少し、草むらの中から、件のシルバーちゃんが現れた
――――――ゴロンゴロンと転がりながら。
『ハロ、ハロ、ゲンキ』
しかも声が他より若干低い。名の由来となっているだろう銀色の体も、
どう考えても他とは材質が異なる光沢を見せている。
極め付けにいえば他のハロより一回り大きく、目が紫の釣り目だった。
「最近お友達に加わった子ですの。アスランに貰った記憶は無いのですけど」
「・・・・・・」
足元まで転がってきたそれを、刹那は無言で持ち上げた。重い。
『ハロ、ハロ、ヨロシク、ヨロシク』
「・・・ELS、ここで何をしている」
『ハロ、ハロ、ココデナニヲシテイル、ココデナニヲシテイル』
「・・・何のつもりだ？」
『ハロ、ハロ、ナンノツモリダ、ナンノツモリダ』
「・・・・・・」
『・・・・・・』
ラクスに聞こえぬ様に小声で話し掛けると、シルバーちゃんはオウム返しを繰り返し、
遂には黙り込んでしまった。この微妙に似ていない擬態具合は、間違い無くELSなのだが。

「あ、あの・・・刹那さん？」
突然オモチャを掴みあげて何やらしている刹那を不審に思ったのか、
ラクスが覗き込んでくる。
ラクスの脳量子波のレベルでは、これがELSだと疑い様も無いだろう。
それにしてもこんな所で出会うとは。
「少しこのハロを借りるぞ」
「どっどうぞ」
真剣な顔で言ってみれば、相対するラクスは戸惑っている―――
というより若干ヒき気味な表情を返してくる。
「有難う」
そんな事は御構い無しに、刹那はシルバーちゃんを小脇に抱えてその場を後にした。

『やれやれ、歳を重ねても突飛な行動は変わらないな君は』
「・・・今俺が抱えている物が無ければ同意する所だな」
ラクスから遠く離れた茂みの中、シルバーちゃんが漸く口を開いた。
ライルの声で発せられるホトホト呆れたと言わんばかりの口調に、
刹那は抱えた金属物を投げ捨てたい衝動に駆られたが寸での所で自重する。

我支援求ム我支援求ム

支援いたします

支援するぞ支援するぞ

支援

了解
コレヨリ支援スル

何度でも支援してやるぜ

支援了解

支援開始

大量の支援有り難うございます。てかこんなに読者様いらしたのか･･･。
申し訳ありませんがこれ以上はちょっと無理みたいなので残りは避難所に投下します。

うおお支援するぜ

なんやて

「で、何故お前がここにいる、ELS」
手頃な場所にシルバーちゃん、もといELSを置くと、自分も地べたに座り込んで問い質す。
どこにいるかはたまに気になっていたが、ここにいるのは些か都合が良すぎる。
『何を疑っているのかは知らないが、俺は特に何の意図も持ち合わせていないぜ』
「説明を」
脳量子波で伝えれば済む話なのに、ELSはハロとしての声を発する機能を使って話す。
それにも特に意図は無い。単に声を出す、という行為が気に入っただけの事だった。
『お前が俺をヘリオポリスに置き去りにしただろう？
その後ジャンク屋と名乗るこの世界の住人に他のMSと共に回収された』
「何故そんな危険な事をした」
『悪意を感じなかったからな。代わりに好奇心が旺盛でね。気に入ったのさ』
ELS自身好奇心の塊の様な存在だ。その人間に惹かれたのだろう。
「だが、ジャンク屋ならばMSを弄る筈だ。変な物を見られてはいないだろうな」
『その心配は無いね。リーダー格らしき男が
「コイツは主人を待ってる、俺には分かる」とか言って一切触ってこなかったからな』
「なんだそれは」
『さぁな。それで、連中の船がプラントに寄った際強い脳量子波を感知した。
それでジャンク屋の船から密かに抜け出して辿り着いてみたら、ここだったという訳だ』

成程、刹那は合点がいった。ELSの言う強い脳量子波というのは恐らくラクスの事だろう。
何の事は無い、西暦の地球に彼らが来た理由と何ら変わる所は無い。
『・・・今お前失礼な事を考えただろう。融合はしなかったぞ』
ELSも結局変わっていない、と考えたのを読まれたのだろう。
不機嫌、というよりは拗ねた様な反応を見るに、彼らも反省しているという所か。
「で、肝心のクアンタはどうした？
大体、人間大の大きさでなければELSは活動出来ない筈だが」
『クアンタは心配するな。このコロニーの外壁と融合させている。バレる事は無い筈だ。
この個体については、勿論これ単体では活動していない。
お前さん達の技術を応用させて貰った。
軌道エレベータからMSへエネルギーを送るのと同じ様な物だ。要は子機だな』
軌道エレベータからのエネルギー供給は、フラッグに使用されていた技術だ。
何時になっても彼らELSの技術力には感心させられる。
と、何かを感知したのかELSは顔？を上げた。
『あの嬢ちゃんが来る。
お前はペットロボットが好きすぎて真顔で話し掛けていた痴呆気味な老人を装うんだ！』
「・・・長いし俺はボケていないしこの世界では24の設定だ」
「刹那さん、ここにいましたか」
刹那のツッコミが炸裂した直後、ラクスが息を切らしながら走って来た。
「キラさんの手術が予定より早く終わって―――」
「結果は？」
「―――成功です！」
「そうか・・・良かった」
ラクスの花が咲いた様な笑顔に釣られてか、刹那の顔にも安堵の色が見える。
足元では、すっかりシルバーちゃんとなったELSが二人の周りをゴロゴロと転がっていた。

投下終了です。
すいません最近詰まってます。
書きたい所になってくると以前以上にあーだこーだ考えてしまって中々進まない・・・。
文章に出力するって難しいですね。とりあえずELS合流です。ではでは


＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
代理投下終了。
378氏乙乙ＧＪでした！！

378氏、378氏代理の方お疲れ様です。
久しぶりの投稿楽しく読ませて頂きました。無理をなさらず頑張って下さい！

ジャンク屋ｗｗｗｗ

お二方乙！
ここでELSが来るか！
クアンタも来るのかな？
いつもはボケの刹那がツッコミを入れるとは…
これで俺の燃料補給ができた！

自分が好きなものを出力するのって難しいですよね
理想に近づけたいけど思うようにいかないですもんね

お二方乙！

ラクス登場でシリアス展開と思わせて
まさかのギャグ回…だと…！？

面白かったです
ELSがいれば刹那も心強いですね

378氏乙です！ご帰還お持ちしておりました、代理の人にも感謝です
なんていうかELSがすごくかわいく見えてくるから不思議

>>378氏、代理の方乙です！
ライル口調のELSハロが新鮮
いつもは天然なのにELSに対してはツッコミなせっさん・・・

脳内を文字にどう起こすかは、他の書き手の方々もそうでしょうが、やはり悩ましいところですね

地球残留を予想してたら既にプラントに移動した後とかｗｗ
シルバーは入野ボイスかと思いきやまさかのライルボイス
投下乙！！

378氏、代理の方、乙でした。
やっぱりロウは漢気がありますね。
三隻同盟の補給に来たロウとELSの再会とか、今からちょっと楽しみです。

このssのハロって機嫌でキャラ変わるから
ひょっとして拗ねてるからライル声なんじゃないかと
ちょっとだけ思ってしまった

>>378氏久々の乙です！これだけの燃料があればあと十年は全裸待機できる
ELSwww

投下乙！そして代理の人も乙だ！
唐突に設定年齢という単語が飛び出した辺りに黒田脚本臭を感じたw

前にふと思ったんだが、この世界のキラがイノベイターに覚醒して種割れもしたら刹那より強くなるのかな？
でもキラは種割れ状態でクルーゼやレイと大体互角で、このｓｓの刹那もイノベイターの力を使わない状態でもクルーゼと互角だから
キラがイノベイター+種割れでもイノベイターの力を使った刹那と互角って所なのだろうか

強さ議論は荒れそうなので遠慮願いたい…

重複しないんじゃないかな
種割れとイノベならイノベが優先されると思う

戦闘経験が違いすぎるし刹那がクルーゼと互角なのは機体のせいだからな

>>308
…ごめん

覚醒して能力上がるとしても戦闘経験の差をどう埋めるかの方が重要だと思うな
クルーゼにフルボッコにされた時や対アスラン戦が分かりやすいが経験の少なさは未だにネックになってるし

仮定の話とはいえ、今んとこ脳量子波読めてるけどこのままイノベになるとも限らないしな
種割れ機能と強い脳量子波をもつ、イノベに似て非なる何かになるとしたら
他のスペックは推測できないし
まあなおさら先が楽しみになるってことで

378氏乙
ついに嫁が自重しきれなくなったのかｗ

外壁とオトモダチに加え痴呆老人呼ばわりｗｗｗｗｗ

378氏・代理投下氏乙でした。

刹那とロックオン(弟)のボケ突っ込みがCEでも見ることが出来るとはw

>軌道エレベータからのエネルギー供給は、フラッグに使用されていた技術だ。
これはイナクトではなかったでしょうか？

>>316
マイクロウェーブ受信システムは先んじてフラッグにも実装されてる
型式番号のSVMSはソルレシーブド・ヴァリアブル・モビルスーツの略だから
イナクトはAEUでは発採用ってだけ

そもそもCE世界ではGN粒子が少なすぎて、イノベ化自体が難しそうだ

378氏､代理人投下乙
ELSクアンタはヘリオポリスでロウ達に拾われてからラクスの脳量子波に反応後ずっとアプリリウスコロニーに擬態していたのか。
それとライル口調のシルバーハロ（ELS）出てきたけど今後行動をともにして刹那が乗るＭＳにいっしょに乗り込むんだろうな。

とにかく続きを楽しみにしております。

>>319
＞今後行動をともにして刹那が乗るＭＳにいっしょに乗り込むんだろうな。
ラクスにハロをおねだりする刹那かｗ

378氏乙です！

刹那はプラント行きかぁ〜
ラクスもアニメとはちょっと違って挫けそうになったこともあるっていうのが年齢相応っぽくて好感触

とか思ってたらまさかのELS登場ってｗｗ
しかもハロに擬態。でもちょっと似てないｗｗ

刹那とELSのボケとツッコミに笑った
ELSもかなり人間っぽさが出てきてるね。いっぱい勉強したんだろうか

しかし刹那もプラントに来てるってことはキラが地球に帰る時に同行するのかしら？
それともラクスの所に残るんだろうか？
いずれにしてもキラがAAに戻った時にAAクルーにも生存は伝わるだろうし、ムウは部下が二人とも生きてて喜ぶ
だろうね

>>317
間違い指摘感謝。
378氏、ごめんなさい。

>>378氏のみが楽しみで楽しみで...

最高でした乙！

>>317
フラッグの型式番号ってそんな単語の略だったのか！始めて知ったわ。

378氏乙！
ロウに発見されたとき、ELSクアンタの姿が映画ラストのままだったら、さすがに驚いただろうなｗ
たぶん、普通のクアンタに擬態してたんだろうな

>>319
もしELSが同乗したら刹那の耳元で怒鳴るな！が聞けるかもしれないのか
胸熱

ELS「いっけー！ハイパーＧＮライフルバスターソードモード斬りだあー！！」
刹那（長い…）

>>318
そういえば最初に言ってたな
ということは、この世界の連中はイノベイターになれないな

>>328
そのGN粒子を蒔き放題なのがELSクアンタん

そういや気になったんだけど、ツインドライブの時に相性が良いほど稼働率が上がるんだったよな
ELSなら模倣で全く同じGNドライブ複数を装備してツインドライブx100とか出来るんだろうか

けど、刹那が望むかな？
この世界の問題はこの世界の人たちが解決しなくてはならないというのは正しいと思うし、
実際、刹那は冒頭の方で、そんなこと言ってた気がする。

まあ確かにジェネシスにプラント爆撃やBtW並みの事でもないと西暦の力は使わないだろうけど
出来るとしたら瞬間的にも半永久的にも尽きる事の無いエネルギーを生み出す動力炉
様々な物を取り込み模倣でき、個が死んでも集団が無事なら生きる事ができる生命
その他宇宙の様々な文明に触れる事で自然と集まっただろう超技術
なんてものを合わせ持つ僕の考えた最強のロボットどころじゃない存在になってるんだよね

刹那からすればそんな事には何の意味も無いんだろうけど

>>327
ELSたんかわいいじゃないか
完全にマスコットキャラ

乙です
378氏はコテとか付けないのかな？
あと差し出がましいようだが、前回から刹那がやたら受動的だったり相手の言葉に問いかけたりする場面が多いのがちょっと気になる

今のクアンタの力ならジェネシスもレクイエムも片手で受けきるくらいやれそうだ
見てみたいがやるとただの蹂躙系になりかねんし
さじ加減が難しいですね

>>334
ジェネシスもレクイエムもオトモダチになればいいんじゃね？

この世界が取り返しのつかないことになれば刹那とELSクアンタがなんとかするかもしれないが
そのとき刹那はこの世界で何を思うんだろうな

一度すべての文明をやりなおして、一からこの世界が正しい道を歩めるように見守るのだろうか…

>>333
元々刹那は他人とのコミュニケーションで自分からぐいぐい行くタイプじゃないし
CE世界の人間に対しては出来る限り導くよりも見守るスタンスだしこんなもんじゃない?
色んな星を旅して交流して人生経験積んできたお節介焼きな老人としては
自分の考えや行動についてちゃんと考えてより良い人生送って欲しいだろうし

>>333
そればっかりはしょーがないでしょ
刹那の認識では自分は異邦人なわけで、CE世界のことはこの世界の人間主導で何とかすべきって考えてるのも
あって自分の意見をグイグイ押すのはしないだろうね

00世界で主張を通したのはそこが自分の世界だからだしさ

>>336
流石にターンAみたいな事はしないと思うけどなぁ
すべての文明をリセットって間違い無くCE世界の人間が起こしうる以上の災害になるし
刹那だって脳科学とかの知識は無いんだから文明リセットをしようってんなら
人間の脳をトライ&エラーで弄くり回したり赤ん坊を隔離して育てないといけないレベル

後、再構築戦争(CE以前)からCE70年前後まで何十年も戦争の無い平和が続いてたんだから
ザフトのプラント占拠から始まった作中の戦争が終われば何とかなりそうなんだよね

>>333
主張とか関係なく単純に文章の構成の話なら、話の展開上いつもより受動的な態度になるのは仕方ない
刹那に対するキャラクターの話の方に比重が置かれる場合、刹那は聞き手に回ることが多いし
問いかけの台詞も同じ理由で多くなるけど、まあ気にしすぎない方がいい

うーん、この後の展開が気になる。
このラクスは綺麗なラクスだけにフリーダム強奪がどうなるのやら。
アンチ系の小説じゃフリーダム強奪を切っ掛けに
クライン派叩き（没落）が始まるしなぁ。

>>341
むしろこのラクスだからこそあり得そうな気がしてるのは俺だけか？>フリーダム強奪

まぁ、原作ほど迂闊な手は使わんと思うが

>>342
むしろこのラクスなら、自由だと流石に足がつくから止めておいて
クライン派に機体性能図る名目で予備パーツと試験機からMSを一機でっち上げさせて
マルキオのツテでNJCのベースマテリアルを入手しコピーしたNJCのデータで動力を作り完成
後はジャンク屋の改造MS風に見た目を弄ってキラに与える、とかできそうな気がする

NJCつけた試験型ゲイツ……ｺﾞｸﾘ

むしろフリーダム強奪に刹那が関わってくる展開とか
刹那自身はエターナルで帰還する

ラクスがアニメ通りフリーダム強奪しても刹那はきっと止めないんだろうなー

その行為自体はどんなものを最終的な目標にするのかとか決意の強さとか問いはしそうだけど
ラクスがちゃんとどうするか考えるなら止めはしないだろうね
このまま三隻ルート入っても原作みたいに中身の無い理想で動くような事は無さそうだ

個人的にこのラクスは目的の為なら割りと手段を選ばないタイプに見える。

最期まで足掻くことをきっちり決心したしね
アニメの方のラクスもきっとそうだったんだろうけど、こうやってはっきりと宣言したのを読者が知ってるのは
ラクスへの印象をちょっと変えるな
自分はより良い方へ変わって先が楽しみになってきたよ

ELSハロ良く喋るなーって思ったけど、刹那の素性が知れた際に言葉少ない刹那に変わって事情とかをペラペラ
喋ってくれる（話して良い範囲で）役になってくれるかもな

足掻くのはいいんだけど、その結果が種最後から種死序盤のようになってしまうのはさすがにまずいよな。

原作も中高生ぐらいの子供に背負わせるというのは酷な話だとわかるんだけど、
戦うと決意したなら戦争の終着点まで頑張ってほしかった。

本当は刹那にとっても、彼らは守らなければならない人間なんだろうな。

>>351
やっぱり、社会的に立場のある組織じゃないと政治に関わるのは難しいし
客観的に見た立場が、脱走兵、亡国の残党、新兵器を盗んで内乱を起こした一派
の集合体の三隻同盟が終戦時のゴタゴタに関わって発言力を持つのは難しかった気がする

刹那的には自分が異世界人だからってのも含めて、自分達で成長してくれるのを望んでると思う
自分でしてくれないと意味がないから、いつでも助けられる位置で見守ってる親みたいな

成長を見守る大人がいて、時に立ちふさがり、時に手を携え共に歩んでいく。
そんな大人がいれば、種死のような未来にはならなかったと思えてならないな。

種の世界にはどうも頭のネジが緩んでいるような大人がおおいからな…

それは脚本の限界でしょ

もうすぐオオトリお披露目か
パーストの時といい結構いい仕事してくれるから楽しみだな

明日は日曜日
ト裸ンザムのためにＧＮ粒子を蓄積せねば

先週更新されたから、今週はお休みかもねー

了解！ト裸ンザム

僕達は、脱がせ合うことで未来を築くんだ！！（意味深）

>>357
378氏の投下が無くとも382氏､864氏の投下があるかもしれないよ。
ということでガ裸ッゾでト裸ンザム！！

378氏は次の投下が第100話になるのか

このままいけば一冊分の小説になるな

>>359
俺の裸イザーソードを見てくれ
コイツをどう思う？

いやむしろタクティカルアーッムズ

>>362
ラノベなら3〜4冊くらいにはなるんじゃない？

>>363
クラビカルアンテナ故障してんじゃないの？
ビームダガーしか見えないよ？

378氏の作品は、ぶっちゃけ少なく見積もっても終わるまで３年は掛かるんじゃね？（つーか途中で音信不通になる気がするんですけどねｗ）

二年以上も続いてるし大丈夫と思う
>>378氏が怪我とかされない限りは

ハードディスクが壊れたり、実生活が忙しくなってもスピードが落ちただけで投稿し続けてくれてるもんね
毎回ワクワクしながら読ませてもらってるから頑張って完結して欲しい

なんだかんだで全体の2/3を消化してるんだなー

サイクロプスかぁ…

378氏の刹那には個人的にドレッドノートに乗ってほしいなあ
無理かもしれないけど搭載してるドラグーンを改造してソードビッド的な使い方をできるようにしたドラグーンを使って戦う刹那が見たいな

>>371
ゲイツの腰のアレにバッテリーとドラグーン機能付けたらたぶんいけるんじゃないかと
ただ、ドレッドの実機はどうだろ?アレがないとXアストレイ関連の事象が全部無くなるけど
でも今のところ外伝関連は殆ど触れてないし問題は無いか

刹那がどの機体に乗るか皆期待してしまうだろうけど、
378氏の望むようにしてほしい。

そして、無理せず自分のペースで作品を仕上げてほしいです。

>>372
アストレイは原作通り進んでるっぽいぞ。
違いはヘリオポリスでアストレイ２機といっしょにELSクアンタを拾ったことと、
マルキオの所までキラを連れて行ったのがロウじゃなくなってるだけで。

ELSさんがホームから消えたのは宇宙クジラを見学に行ってＧＧユニットを貰ってきた時だな
…あれ？そういえば原作だとデブリ帯でラクスとニアミスしてたような…

>>374
言い方が悪かった、原作みたいに本編からは外伝部分が殆ど見えない状態って事が言いたかった
本編みててアストレイ関連で出てくるのって斬機刀や種死の核機の設定にM1位だし
別に話に絡ませる必要が無いから機体だけ本編キャラやクロスキャラに渡しても問題無いなと
ニアミスの件もヘリポリでELS拾ってバタフライエフェクトで展開が変わったって可能性もある

原作だとキラはこの辺りで急に人が変わったように吹っ切れたけど
ここのキラは大分暗黒面に傾いてるからどう処理するのかな

>>376
最期の最期で憑き物落ちたみたいになってたがどうだろうな。

>>376
アニメではキラは一人で結論だしたけど、378氏の小説とは精神状態も違うし刹那も傍にいるって違いもあるしね
最終的に出す結論自体は同じかもしれないけど、そこに至る経緯は大幅に違う可能性があるね

そもそも最終決戦のクルーゼがいう
知れば誰もが君の様に云々が
アスランだけでなくせっさんがいる時点で意味をなさないと思う

それに蒼い化け物が大天使にいたお陰で、キラが秀才よりに見えるしな

そういえば378氏の話はアラスカに到着したらアークエンジェルの人事異動ってどうなるんだろう？
ムウとフレイは原作どうりで問題無いけどナタルをどうするか気になるな。

それだよ
それが一番気になる
この優秀なナタルさんが抜けたらアークエンジェルヤバいでしょ
ていうかこのナタルさんは本当に死んでほしくない

ナタルさんが抜けないとしたらドミニオンの艦長は誰になるんだろう

>>380
フレイは記憶喪失だし原作通りに行くと飛ばされるのはサイのほうになるんじゃね

>>380
あの辺りの人事がどうなるか全然謎だね
アニメと違ってナタルが艦長だし、フレイはそもそも入隊してたっけ？ショックで記憶喪失になったからしてなかった
気がするんだけど
Nジャマーキャンセラーの情報は誰が運ぶことになるんだろうね？

それにナタルはAAの艦長で最高責任者だし、コーディネイターであるキラを機密機体に乗せた責任と、原作ではいなかった
刹那（素性不明で怪しすぎる）を機密に触れさせた咎を背負う羽目になるんじゃないかなー
原作ではマリューが咎められてたし
ドミニオン艦長就任は出世だったと思うんだけど、違ったっけ？

原作とはナタルの立ち位置は真逆とも言えるからね

原作では軍規を重んじるあまりマリューの行為を許せず、逐一上層部に報告していたわけで
それがマリューを艦長としての立場を追い詰めることになるということをちゃんと理解していなかったりして
（小説ではムウがそう感じている描写が合った）アークエンジェルを降りて一人になった事でようやく
それに気付いたが時既に遅し……みたいな感じで因果応報で結果がああなった形でしょ。

ナタルは元々軍人の家系だから、アラスカに着く前にはもう出世が決まってた可能性もあるなあ…。
何にせよ、どうなっていくのか楽しみだ。

>>385
軍規を重んじるってのもただ単純に決まりだから守るって感じじゃなくて、規律を守ることが人を守ることに繋がるって
信じてるからって感じがするよね
根っこはマリューと同じように人を守りたいって思ってるから、情に流された決断が多いマリューに反発を感じつつも
批判するだけでは終わらなかったんだと思ってる

378氏の小説ではどうなるのか、ほんとに楽しみだわ
しかしナタルが抜けたらAAの艦長は誰がやるんだって気もするけど…

どうせサイクロプスで消しちゃうんだし、代わりの艦長を配属する必要はないんじゃないか？
オーブまで逃げてきた後なら原作より成長してるカガリでいい。
ルージュは刹那に回せばELSクアンタ復活までの最終乗機にぴったりだし
ＰＳ装甲の電圧を青系に調整して、名前は「ストライクブルー」かな

>>386
感情だけで行動する軍なんてただの武装集団だから、ナタルも間違ってる訳じゃないんだよね
ただ若干視野狭窄気味で状況に合わせた判断が出来てないだけで
ドミニオンに乗った後は後で逆にAAのクルーに影響され過ぎて視野狭窄気味だったけど
AAはナタルが艦長だし、ドックに入ったまま乗員だけドミニオンに回されてサイクロで沈めるとか
ナタルやムウは勿論、マリューも整備士としては優秀でヘリポリ組もAA乗艦経験者だし

>>387
ルージュがフランス語だから、それにちなんで「ストライクアズール」とかじゃないか？
エクシアに似た配色で
赤（rouge）黒（noir）青（azur）とそろうし

シン「アズール…うっ、頭が…」

とりあえず、
ト裸ンザム！

さて、今日も今日とてト裸ンザム!!

投下待機

ガ裸ッゾでト裸ンザム！！

ガデ裸ーザでト裸ンザム！

刹那にストライク系とかのワンオフ機は流石にアウトでしょ(相手が)

今まで性能の劣る、ビーム兵装無し機体でPS搭載機＋αと良い勝負なわけだし
ビーム持ちのゲイツとM1(追加装甲無し)でも頼もし過ぎる位に感じる
戦力のバランスを保つ為にアスランやミゲルみたく相手方に補正が掛かるんじゃない？
三馬鹿とかめちゃ強くなってるんじゃないかなぁ
クルーゼもまだ底を見せてないし

ト裸ンザム裸イザーでト裸ンザムバースト！

今週は378氏の更新あるかな〜

ト裸ンザム！

ト裸ンザム〜！

お久しぶりです、暫く肺炎で入院してました。14年振りの入院は堪えたなぁ…
今回投下分は入院前と後でかなり開いてるので違和感覚えるかもしれません、ご了承下さい
投下、開始します

今日は無いかな

支援しておこうかな

『生体ＣＰＵ、パッケージング完了』『オペレーターのパッケージング完了、レイヴン・コアは機体接続の準備を完了』
『オペレーターよりコントロール、生体ＣＰＵのバイタルに異常無し。接続継続』
『コントロール、了解。レイヴン・コアの接続を開始、生体ＣＰＵは接続用意』
「生体ＣＰＵ、了解。機体制御系とコアのリンク準備良し、レイヴン・コアとの配線接続良し、オールクリア」
『オペレーター、了解。これより神経接続を開始、生体ＣＰＵは視界調整を開始せよ』

―若干頭が痺れるような刺激の直後、デカルトの「視界」が周囲の景色を映し出し始める。長大なマスドライバーと鋼鉄の四肢、足元には人が見える。
P02の視点だ。デカルトが着用しているパイロットスーツのヘルメットには鋼鉄の装甲が覆い被さっており、デカルト自身の目は何も映し出さない。コックピットの中自体も人一人がやっと入れるくらいの容積しかない。
「オペレーター、もう少し右だ。明度も黒04…よし、それでいい」
『オペレーター、了解。…気分はどうです、大尉？』
スピーカーからシューレディンガーの明るい声が響く。彼女のコックピットはデカルトのそれとは繋がっておらず、デカルトの後方の通常タイプのものに鎮座している。
「…モルモット以下の扱いを受けてる気がするよ、全く」
『私語は慎め。生体ＣＰＵ、発射シークエンスはほぼ最終段階だ。貴機のコールサイン、目標のコールサインは覚えているな？』
「こちらが黒い鳥、あっちがダモクレスの剣、だったか」
『よし。第二次接続へ移行、は大丈夫か？』
『こちらオペレーター、第二次及び第三次までクリア。シグナルに若干のノイズ有るも生体ＣＰＵのポテンシャルには問題無し。…接続適性は案外低かったのかな？』
「…ぶっつけ本番なら上々だろう。コントロール、軌道投入後の指示は？」
『敵性勢力と接触した場合は交戦を許可する。但し全力戦闘は認めない、機体慣れ程度にしておけ。それと、撃墜するなら確実にパイロットを仕留めてやれ。理由は…想像に任せる』
「…了解」
周りを見回すと、ブースターや機体に繋がれていたチューブが次々と外されていく。推進剤の充填が完了したようだ。
『推進剤積載完了、エアインテークへの酸化剤タンク挿入完了。パイロットは最終チェックを実施せよ』

「黒い鳥よりコントロール。全マニュアル・チェックリストクリア、発進準備完了」
『コントロール了解。エンジン始動、各作業員は甲板上より退避。…そのマスドライバーの最後の仕事だ、アラスカ停泊中に新型に換えられるからな。最後のお客さんとして存分に楽しんでやってくれ』
「…了解。メインエンジン始動、主フライトユニットフライホイール回転開始。」
『ブラストディフレクター展開確認、各推力系最大出力までのカウント同調、マスドライバー射出シークエンス最終段階へ』
機体の各所に増設されたブースターが青い炎を吐き出し始める。燃焼状況は正常。気のせいか、若干背中が熱いように感じる。
『Ｎジャマー粒子制御正常。P02「ブラックバード」全システム最終チェック終了。カウントダウン開始』
『カウントスタート。…発射10秒前』
「I have control…full blast！」
デカルトが背中に意識を集中する。途端に追加ブースターが全力で青い爆炎を吐き出し、ブラックバードとシャトルを背後からカタパルトごと推進する。
『Take off』
直後、その推進力を無理やり抑え込んでいたシャトルが拘束から解放され、両隣のレールから掛かる膨大な電力から発するローレンツ力でブラックバードを更に加速させる。マスドライバーの最後まで進む頃には音速の壁を超え、ほぼ垂直に宇宙に向けて上昇していく。
その中でデカルトは感じた事もない違和感に苦しんでいた。
（…体中が…痛い!?）
『制御系にノイズが混じってます。どうかしましたか？』
「体中が引き裂かれるような痛みを感じる！神経接続強度を緩めろ!!このままでは操縦に専念出来ん！」
『無理です、空中分解防止の為の予防策でもありますから』
デカルトが感じているのは、ブラックバードのフレームに掛かる負荷そのものだ。元々あまり強靱なフレームではないものに大質量と大推力を与えれば当然負荷も多大なものになる。
それが限界に達するのをパイロットに痛覚として警告するのが「機体の痛覚」をシャットアウトしない理由の一つだった。
「…なら、やってやりますとも…やってやりますとも！」
デカルトは人機一体の痛みに耐えながら、「黒い鳥」をさらに加速させた。

―同時刻、衛星軌道
ザフト所属改ナスカ級航宙機動重巡洋艦「ソクラテス」

「艦長、『演習』の首尾はどうだ？」
「よろしくないようですな、ありゃまだまだ青いヒヨッコだ…」
ウェーブのかかった長い黒髪の男が艦長らしき老人に問い掛け、返ってきた答えに溜め息をつく。
ブリッジの正面、メインモニターに拡大投影されているのは、日本宇宙軍第14宙雷戦隊第2駆逐隊・ミッションコード「ダモクレスの剣」だった。そしてその周りを幾つもの火球と光条が彩り、宇宙に華を添えている。
「まだまだ殺しの覚悟が出来とらん。あれではいたぶり殺しているも同然だぞ」
「…彼らはまだ若い。勢いで決めたはいいが、いざ本番となればああもなる。それでは困るがな、敵も、味方も…」
第2駆逐隊の周りを飛び交っているのは「ソクラテス」所属のＭＳ隊、厳密には訓練最終段階の志願兵たる少年達だった。
彼らは、特に技術不足という訳でもなく、パイロットとしてはほぼ完成レベルにある優秀な若者だ。ただ、ある一つの覚悟が足りない故に戦場を元来以上の悲惨な場所に変える。
宇宙は速度がそのまま活きる。破片は弾丸になり味方艦による救助を妨げ、死ぬにしても少年達は殺す覚悟が無く、結果として多数の乗組員が窒息死していくという惨劇が戦争初期に起こされている。
いつしか「宇宙では殺しきるのが戦場の礼儀」という暗黙の了解が形作られ、両軍ともそれに則した育兵に迫られていた。
「…やはり彼らに自発的に覚悟を決めさせるのは無理、か…」
「…出ますか？」
黒髪の男が諦めたように俯く。その瞳は憐れみとも悲しみとも取れる暗い影が落ちていた。
「ああ、彼らにも戦場の掟には従って貰わねばならん。どの道ライフルのテストもせねばならんからな」
男が呟きながらドアの向こうに消える。それを悲しい目で見送ってから、艦長が吼えた。
「…ＭＳデッキ！マニューバセカンド用意！試作ライフルと太刀を忘れるな！」

ソクラテスのカタパルトデッキに、赤いＭＳが姿を表した。
ジンの最新鋭の高機動タイプ、ジン宇宙用J-2型、通称マニューバセカンド。最新鋭ＭＳたるゲイツの本格配備までの中継ぎとして配備されているエースの証。
「…せめて介錯人は勤めさせて頂く」
右の腕に長銃身のビームライフルを携え、発進許可が降りたことを確認し、彼<1st Ace>は征く。
「ギルバート・デュランダル、マニューバ・セカンド、出撃る!!」

投下終了です。投下一回あたりの文量少ない気が…
自分の場合貧弱過ぎただけかも知れませんが、皆さんも体調には気を付けて…特にこれからの季節…
それではまたm(_ _)m

肺炎……だと……
なんというか、とりあえず退院おめでとうございます
そして投下乙！

382氏投下乙！
そしてくれぐれも体に気をつけてください
健康は宝ですよ

>>389
青はフランス語でもbleuで、読みもブルーだぞ？

そして382氏投下乙でした
無理をせず、ゆっくりご静養ください

アズール ネロ ロッソ これはイタリア語
っす

お疲れ様

382氏投下乙

デュランダルがＭＳに､しかも赤い通常の三倍早そうな機体で出撃だと！？
続きがとても気になる！！

382さん投下、乙です。
デカルトとデュランダルの出会いによって宇宙で、いったい何が引き起こされるのか
すごーく気になります。


肺炎にかかり入院されていたんですか・・・くれぐれもお体にはご自愛ください。
では

乙
自分も小学二年生の夏休み、肺炎で入院したからその辛さは多少なりともわかるつもりです

そういや382氏のSSは今本編でいうとどの辺りなんだ？
そもそも完全パラレルの再構成？

>>415
AAのアラスカ入港前あたりです。
世界観はかなり改変気味に、重要キャラの立場変更等もやろうかと思ってます。メンデルあたりまではAA組の航程は変わらない予定です。

382氏ありがとうございます
今後も楽しみにしています

メンデルまでって…後はもうヤキン・ドゥーエしか残ってないような…

少なくともアラスカ後にオーブ近辺でイベント発生したりそのあと宇宙でなんやかんやするのは決まってるという事か

さてと今日は日曜日だから投下に備えてガ裸ッゾでト裸ンザム！！

ト裸ンザム！

お願いします。３７８氏更新お願いします。初トランザム！！！！！！！

ト裸ンザム･･･
最近MBエクシア&リペアを弄っていたからかもしれんが刹那の新機体が待ち遠しいな

みんなト裸ンザムするのが遅いなぁ
俺なんか３連休に合わせてもうずっとト裸ンザムしっぱなしだぜ

今日も無さそうですね

朝からト裸ンザム！
あ…月曜だた…まだだ、まだ終わらんよ

火曜日だけどト裸ンザム！！

中盤の山場を越えて重要な局面だからじっくりやってほしい

次の機体はゲイツかなー
フリーダム強奪は確実に起きるだろうし刹那が同行するのならそれなりの機体を見繕って実行しそう

まさかのジャスティスとか。アスラン涙目だなｗ。
まぁ普通に考えたら刹那が使ったらこの世界では鬼に金棒ってレベルじゃねーぞｗ。

・正妻、クアンタ（外装偽装）登場
・斬機刀装備のジン・ハイマニューバ2型
・ミゲル用に用意されたいた改造機、ゲイツ・ハイマニューバ+グランドスラム

ってとこかな？

と言うかビーム兵器標準装備の機体に乗るだけでも一撃必殺に
なるから危険だよなぁー。
今までフルボッコしててもPS装甲で助かってたんだし。

>>429
・ゲイツ
・ゲイツ火器運用試験型
・リジェネレイトの予備パーツから１機でっちあげる
・同行せずエターナルに乗って帰還
あたりの可能性も

だなー(笑)
ジャスティスって確か近接戦闘に特化してるタイプだし、刹那が使ったら相性ぴったりだね
でもジャスティスはアスランに使って欲しい気持ちがあるけども

次の機体は何になるんだろ
M1かなーって思ってたけど今プラントにいるし、プラント製の機体になるんかね？
というか、フリーダム強奪の際にキラと一緒に地球に戻るのか、ラクスについてプラントに残るのかも予想付かないな
ただラクスにはシルバーちゃんというELSが付いてるし、身の安全は保障されたも同然ならキラについていくのかな？

アストレイにGNソードビットを持たせればいいんじゃないかな

あ、M1の方ね

エクシアカラーに塗装した近接戦特化仕様のM1でいいんでね？

まさかのELSが擬態したジン

そうかELSと合流したから何かしら持たされる可能性もあるのか

序章込みで100話だが未だにビーム兵器使ってないんだな
そういや序盤に至っては飛び道具すら無かったっけ
流石にビームサーベル位は持てるかな？
･･･問題はサーベル投擲というある意味一番恐ろしい攻撃手段が解禁される事だが

>>438
ＣＥのビームサーベルって手から放してもビーム刃維持できる構造になってたっけ？
技術的に問題は無いだろうけど
マイダスメッサーやバッセルがあることを考えると、サーベルにその機能は積んでないと思うんだ

>>389
ストライクがバクゥ相手にサーベルを投擲したことがあるよ

たしかラゴゥが出てきた回で

でもアストレイの序盤で赤枠vs青枠でビームサーベルを投げたけど
届いた時にはビームが消えてましたけど。

>>439
逆に言えば、発振機を多少弄ったら投げても出っぱなしになるって事だ
>>441
一応本編描写の方が外伝よりは優先されると思う

まぁ本編とか外伝がどうとかより作者さんがどうするかってだけの話だな

>>442
いや、エネルギー供給の問題ね
投擲を前提とした武器があるのに、わざわざビームサーベル内にバッテリー積むのかってこと

>>444
本編で無改造サーベルも投げて暫く刃が出続ける程度のコンデンサは積んでる
だから別にバッテリーは積まなくても良いし、発振機を弄って出力落とせば持続時間も長くなる
まあ別にどっちを積んでも対して変わらないし両方積んでも構わないと思うけど

SS作中でもバスターに対してストライクがサーベル投げてるな

私的には、そろそろ刹那の無双してもいい気がするんですが皆さんは、反対のようですね・・・

>>447
ジンでＧ４機を手玉に取ってるんですがそれは…

単純にビーム兵器やらが解禁された時のバランス取りがどうなるかが予想できないという話がたまにあるだけで反対はしてないと思う
てか砂漠でバクゥ部隊を10機以上撃墜したりG兵器込みの3対1で苦戦しつつも完璧に抑え込んだりしてる訳だが

その内無双シーン来るんじゃない？
機体性能が上がる度に戦場での影響力が増してるし

今のところ一番分かりやすいのは>>449が触れた砂漠編の大立ち回りか

ただ他作品のキャラが種世界で無双するだけの話ならそれこそ理想郷にゴマンとあるんじゃない？
偏見だけど

>>451
単純に無双作品が見たいんじゃなくて378氏の刹那で読みたいんじゃないかな
自分も読みたい
でも上で指摘されてるけど今までも結構無双状態っぽいよね
CEの常識での不可能を可能にしてるわけだし

そういえば、378氏の話でムウが自分を不可能を可能にする男って言った事あったっけ？

危険な状況で出撃しようとしてなんやかんやあった後マリューを安心させる為に一回言ってる筈
話数は忘れたが

アルテミスの時かな

個人的に、ビーム兵装どころか斬機刀でも十分過ぎるんじゃないかと思ってる
それだけ、取り回しがいいとは言えない、重斬刀やグランドスラムが良い塩梅で縛りになってたと思うから
いくら実体剣でも取り回しが良かったら、この刹那ならPS装甲搭載機相手には普通に関節斬りしそうなイメージ

>>454
むしろ、グランドスラムみたいな大剣は刹那が一番得意な獲物じゃないのか
ＧＮソードしかり、ライザーソードしかり

GNブレイドとかGNソード�Uとか�Xとか、普通のもいっぱいあるよ
どれもまんべんなく使いこなしてるイメージ
でもGN粒子の慣性操作ないからでかいとやりにくいかも

>>454
そういえば砂漠でキラとジンオーガーで模擬戦やったときはマリューに「ストライクを本気で破壊する気だったのか」って怒られてたな。

次の相手は実体剣の方が有効そうなんだよな

次っていうと…３バカか
あいつらＴＰ装甲だし、ビームサーベルの方が有効だよ
フォビドゥンがビーム飛び道具に対して無敵ってだけ

TP装甲はバイタルパートだけとかいう設定だったから足とかはPS装甲に覆われてないんじゃない？

>>460
それブルーフレームセカンドな
第二期Ｘナンバーは全身ＴＰ装甲

>>461
http://simple.s59.xrea.com/jiten3/detail-020-0001-seed.html

>>461
公式サイトでは特に触れられてないけど、結構な数のサイトでバイタルパート限定って書いてるよ
面倒だから一々書かないけど、バイタルパートとトランスフェイズでggってみ
まあだからってビームの方が燃費以外で何かと便利なのは確かだけど

達　磨　確　定
あ、でもミゲルみたいに強化されてるかもな
ブーステッドマンって結局ちょい劣化超兵だし(超兵はデザインベビー)

脳量子波使えないし、薬漬けだし、人格形成に問題ありで、まともに命令もこなせない

莫大な額の金をかけてるわりには、正直スウェンたちのほうが完成度高くないか？

神経の反応速度とか肉体の耐久性とか筋力などのスペックだけ高いんではｗ

で、道具(生体ＣＰＵ)なんだから上位者・指揮官が使いこなせ的な

完成度はともかくパイロットの力量は3バカの圧勝でしょ
種シリーズの中でもトップじゃないの？

機体性能的に劣る３機で最高クラスのコーディネイター２人に互角に戦えてたしな

かしこさが２０に達していない（けど初期ステが高い）ＤＱ５の仲間モンスターのようなもんか

月末だし何とか更新お願いします。３７８氏と裸んざむ！！

投薬による無理やりの底上げ（しかも制限時間付き）だから、兵士としては
使い辛い事この上ないと思う。

種の３バカは種死より魅力的だったね

今日は更新あるかな
ト裸ンザム！

>>472
逆だろ。種３バカ３人揃ってもステラ１人に勝てんわ

刹那なんか最初のジンにやられておしまいなのにひでえ妄想スレだな

エクステ程楽な相手いなくね？
だって死ねと言うだけで自滅してくれるし、ましてや回線開きっぱの戦場で

475
処断スレで泣かされたからって出てくるんじゃねえよ吹上豚

>>477
あんまりからかってやるな
こういう奴はかってに言わせておけばいい

リアルでも友達や恋人いない悲しい奴なんだよ

後で手ェ消毒しとけよ〜

スルースキルを磨くことを強いられているんだっ　AA(ry

かなり煮詰まっているようだ
ここからどう動かすかで今後の展開変わってくるし仕方ないね

･･･単純に忙しすぎる可能性もあるが

煮詰まるという言葉の意味は(ry
まあ伝わるからいいけどね

ここから先はどう行動しても、ある程度力のある組織がバックにつきそうだし
縛りプレイする意味がなくなったら
最低限でもビーム解禁にはなりそうだよな

たぶん行き詰まるといいたかったんだろう。

満足のいく形で、無理せずに頑張ってほしい。

>>482
ビームライフル＆サーベルが解禁するだけでCE製の機体でももう誰も勝てなくなりそうだ(笑)
パイロット暦が60年くらいあるんだっけ？50年近くの外宇宙放浪中は戦闘はしてなかっけ？
その辺あまり良く知らないなぁ

ビーム解禁した刹那とかち合った敵は今まで以上に可哀想な目に合うのは間違いない
しかし流石に単騎で戦況を変えるレベルとまではいかないとは思う
刹那の力が及ばない所が崩されたら意味が無い
まぁ力が及ぶ範囲の仕事は確実にこなせるだけでも充分すごいけど

ＧＮバスターライフルかいき…いや、恐ろしいことを書くのはよそう。

>>484
実戦経験なら７年近く
対エースパイロットの数が頭二つぐらい抜けてる

>>486
リボーンズガンダム「ガタッ」

>>487
グラh…ブシドーとかサーシェスとかとやり合ってたからなぁ
そもそも、ジニンとかアロウズ連中の中堅以上はCE基準だとかなりヤバいエース級だし

>>489
第二期までの間に機体が強化されて習熟してカタロン相手に実戦経験積んだアロウズ
多分所属者の全員が一期のジンクス部隊と同等かそれ以上の実力者じゃないかと
非GN機でガンダムに食らいつく(ジンやストダガでストフリに食らいつく)
レベルの猛者が少数ながらも確かに存在してる世界でエリート扱いな訳だから

>>490
それは流石に評価が高すぎる気が>全員が一期のジンクス部隊と同等かそれ以上の実力者
一期ジンクス部隊は各陣営のエース、ジンクスも機種転換が割と楽らしいから乗換前の経験が活かせる機体だし
それとアヘッド以上はともかくジンクス�Vはジンクス以下だぞ

でもＭＳの運用歴が長い分対ＭＳ戦の戦略と連携は煮詰まってそうで手強そうだなアロウズ

>>491
西暦世界は連携とか頻繁にやってくるから怖いよね

ザフトは個人能力重視で連携とかほぼなし、連合は運用暦短すぎてそこまでいってないし
コーディネイターの能力で連携取ってきたら刹那でも非ビーム搭載機ではもっと苦しくなってただろうし

刹那がストライクに乗らなかったことで助かったのが主に敵の命なんだよなｗ

>>492
スペエディ2でもさらっと「ケルディムの足止めはアヘッド、ジンクスは直掩のセラヴィーに数的優位作りながら母艦に攻撃」
なんて戦術行動を取ってたしな、アロウズの連中…

連合にしろオーブにしろザフトにしろバッテリーで空飛ばしたり太ビーム撃たせる技術があるのに
いまいち活かせてない感じがするんだよな、特にザフト系
パイロットを00レベルに引き上げ、太陽炉やGN系の技術を取り込んだCEのMSは結構強そうだ

「パイロットを00レベルに引き上げ」ってさらっと言ってるけど
西暦世界はガンダムが登場する前から延々10年以上MS運用の蓄積があるからこそ
一般パイロットにMS戦の戦術が叩きこまれてるわけだからなぁ

軍が群れとして機能してるというか、ブシみたいな一騎当千なのは確かに居るんだけど
それ以上にアロウズっていう部隊として機能してるほうが目立ってたイメージ
刹那達の協調性の表れか長崎演出によるものかはさておき
アレルヤ奪還回の戦術・連携もここまでしないとアロウズ相手には辛かったのかと思える部分がある

ライザー無双とクアンタ無双はとりあえず置いとく

ttp://www.nicovideo.jp/watch/sm17306641
スペエディの戦闘なんかもウザい遊撃の相手をアヘッドがやって、重装機には常に複数で当たってる

実際モブがセラヴィーの砲撃を超至近距離で回避した時はマジでビビった
あんな連中が戦術込みで物量戦しかけてくるとか怖すぎるぞ西暦世界
ダブルオーライザーみたいな切り札用意しないとやってられんわ

そのダブルオーライザーも最高クラスの性能を持つとはいえガ系やマスラオなどに劣る部分があったということを考えるとやっぱ二期は機体よりパイロットの技量があってこそなんだと考えさせられる

>>474
ねえよw

>>500
なんでだ。ステラ可愛いだろ

可愛いはジャスティス！ﾍｧｰ!

話かわるけど、擬似GNドライヴってGN粒子の生成に外部からの電力供給が必要らしいね
じゃあ、擬似GNドライヴに核動力で電力供給できれば時間制限による問題解決できない？

デットウエイトっぽくなってGN機の機動性のよさが失われる気がする
西暦でも予備バッテリーみたいなのつんでないし

>>503
というかバッテリーだけで稼働できるある種マジキチ技術のあるC.E.だから、普通に擬似GNドライブ積むだけで超長い稼働時間と出力が得られそう

>>504
中からガンダム背中にガンダム背負いガンダムと1.5機分位の重さはあるだろう
ヴァーチェ系がそこそこ機敏に動けててるし
核機もその他バッテリー駆動MSと同程度かそれ以上の機動力を持ってるからそれは無いと思うが

もし、種世界に擬似GNドライヴが流れ着いたら、
核動力と組み合わせてとんでもない性能を発揮するMSが、
オリジナルGNドライヴなしでも可能というわけだ

>>505
西暦の非GN機のほとんどがバッテリー式なんだが
で、そのバッテリーを疑似GN機も積んでる

つか冷静に考えたら核動力ってこええ
下手に被弾したらバニング大尉どころじゃない騒ぎだな
まあ、プラントからすれば宇宙ならその程度の放射線は屁でもないし
地球なら敵地汚染できてOKって考えなのかもしれんけど

>>499
映画だとGNソード持ってるだけのオービタルフラッグでGN-XIII3機を瞬殺とか
お化けじみた技量を発揮してるイノベさんがおったしな…

内一機は煙幕の中、装甲抜けないはずのスパークソードで、だっけ

プラズマソード投擲でも、当たり処次第では撃破できるらしい
問題は針の穴通すようなコントロールが要求される点であるｗ

劇場版はもっと刹那の戦闘見たかったな

全然戦ってないクアンタでも真後ろからのビームを最小限の動きで避けたり
四方八方からのビームを神回避したりと技量を見せつけてるからな

blu-ray版で戦闘シーン追加してくれると思ったのに残念

全体的に見易くなったから良かったな〜BD版
特にハルートが何してるか分かりやすくなったのはありがたい

追加の戦闘シーンは次世代規格でリマスターされた時の特典として密かに期待してる

マモー・ミヤノ「スタンバっておきます」

特撮はもう間に合ってますwww

>>505
そんなバッテリー機が数分でエネルギー切れ起こす装備を常時フルスペックで
使える核動力スゲー

まあザフトの技術がヘボくて核でないと賄えない位燃費が悪いせいだが。
その頃連合はカラミティみたく同レベの火力をバッテリー機で実現してるし。

西暦の燃料電池の方が優れてると思うけど
フラッグなんて機体に水素燃料が組み込まれててしかもそれが安定してるんだぜ
しかも軌道エレベーターから遠隔で充電できるいったいどんな超科学かと

CEのバッテリー
常時電圧をかけるPS装甲とビーム(荷電粒子、粒子の種類は不明)の併用可能
サイズがビームサーベルの持ち手と同サイズで軽量、機体によっては戦場での交換も可能
機体の性能とエネルギー効率次第では核機(太陽炉搭載程では無いが特別な機体)とも張り合える
西暦の水素燃料入り装甲
ビームの使用は事前にコンデンサにGN粒子を貯める事で使用可能(それ以外のビームは非実用化?)
機体に溶け込んでいるので通常(現実)の燃料より効率が良く軽いと思われる
機体によっては軌道エレベーター周辺限定されるものの戦場での充電が可能
機体の性能事態が太陽炉搭載か否かで大きな性能差が出る(4：三大国同盟でやっと)

太陽炉及びGNドライブの性能が飛び抜けてるだけでそれ以外はCEと西暦で一長一短だと思う

新しくSSの投下始めるときって、投下時期の予告とかした方がいい？

>>521
定期か不定期かとか何曜の何時位とか、書いといてくれると読ませていただく方としては有難い
まあなんにせよ書き手が増えるのは大歓迎

>>522
了解

とりあえず今書き進めてる所
投下は早くて１３日の夜になると思う
基本、区切りのいい所まで書きあがったらその週の日曜日に投下する不定期更新で行くつもり
告知はなるべくする

書き手増えるのマジで？
えマジで？
今から全裸で待機してるから

トリップとか付けてくれたら区別しやすくていいと思います全裸待機

新しい人もがんばってー！

俺もト裸ンザム！

来週から新しい職人による投下が見られるのか。
どんな内容なのか楽しみだなぁ〜。

さてと378氏382氏864氏のどなたかの投下をガ裸ッゾでト裸ンザムして待つとするか。

ちょりっす・・・864です。
新たな戦士の登場のようですね。以前から何度かテストと投稿されている方が
いたのでもしかしたらと思っていたのですが、喜ばしい限りです。
えー・・・今回はものすごく短いです。本来なら5000字くらいになる予定でしたが
もうギブアップしました。どうあっても上手く書けないので省略した形で投稿しまっす。
では、13話です

カガリとアレックスに与えられたミネルバの一室。その室内で、カガリは部屋の明かりを落としたまま
ベッドに浅く腰掛け、柔らかく手を組みじっと一点を見つめていた。
俯き垂れ下がる前髪によって、彼女の表情をうかがい知ることが出来ない。
悲しみにくれているのか、怒りに満ち溢れているのか、それとも憎しみに焦がれているのか。

「カガリ」

部屋に戻ってきたアレックスは、気落ちしている様子のカガリが心配になり声を掛けた。

「アレッ−−アスランか」

微かに頭を上げ、アレックスの言葉に反応するカガリ。だがやはり彼女の表情はまだ分からない。
この部屋には二人以外誰もいない。だからだろうか、彼女は気兼ねした様子なく彼の本当の名前を呼ぶ。
久方ぶりにその名を呼ばれたためだろうか、アスランはやや居心地の悪そうな顔をする。
そんな彼の様子を感じ、カガリの口元に小さく笑みが浮かぶ。
だが、そんな笑みすらもすぐに消え、彼女はゆっくりと口を開いた。

「なあ、アスラン……私はオーブを強い国にしたい」
「ッ！」

何を思い、カガリがその言葉を口にしたか図りかねたアスランは数瞬考え、そして問いかえした。
その言葉を口にしても良いのかとはばかられもしたが、それでも確かめねばならない。

「他国に侵略されない、軍事力のある国としてか？」
「違う！ そうじゃない。そうじゃないんだ」

俯いたまま頭を振ってアスランの言葉を否定する。
彼女の言う強い国とはいったい何だ。答えが分からず、少年は胸が締め付けられるような思いになった。
カガリの頭がゆっくりと持ち上がる。彼女の瞳には負の感情など一欠けらも無かった。
やや力の無い表情だが、それでも絶望などに身を任せたりせず、何かを求める瞳をしている。
ゆっくりと彼女の唇が動く。

「私は知らなかった。父が、ウズミ・ナラ・アスハが、あれほど憎まれていたなんて」
「カガリ、それはッ！！」

ウズミのことを否定するかと思ったアスランは、慌てて言葉を挟もうとする。
だが、そんな彼のことなど気にも掛けず、カガリは淡々と語り続ける。

「父は世界の明日を願い、そして自国の民を傷つけた！」

握り締めている手が、小さく震える。

「血がつながっていなくとも、ウズミ・ナラ・アスハは私にとってただ一人の父だ。
その父が過ちを、罪を犯したというなら、私は贖いたい。許されると思ってなどいない。
それでも父のために、父が残した国のために何かしたいんだ！」

純粋な想いをこもった瞳でカガリはアスランを見上げた。
見詰め合う二人。だが、彼はその真摯な瞳を見つめ続けることが出来ず、フッと視線をそらせた。
彼女の言葉がまるで棘のように少年の胸に刺さる。

父親が犯した過ち。アスランの脳裏に父の言葉が響く。
『撃たねばならぬのだ、撃たれる前に！何故それが分からぬ！！』
最愛の母を亡くし、狂気に蝕まれていった父を思い出し、彼の胸に苦い想いがよぎった。
アスランの表情に翳りを見つけ、カガリの顔もまた暗くなる。
だが、それでも彼女は語ることを止めない。そう、彼女は願っていた。

「傷ついた人も、傷つけた人も、病める人も、弱き人も明日を夢見れるような、そんな国。
……力強い国にしたい。今はそのための道も、どうすればいいのかも分からない。それでも！」

カガリは大きく息を吸う。彼女の瞳には力強い輝きが宿っていた。
『そんな国にしたいんだ』と彼女は己に言い聞かせる。
アスランは思った。どれだけ道が険しくとも、カガリは真っ直ぐに自分の選んだ道を歩むのだと。
父親の遺したもの。選択肢が無かったわけではない、国を手放すという選択肢もあったはずだ。

だが、彼女は選んだ、手に取った。国を、父の想いを。
カガリの語った想いに答えるかわりに、アスランはそっと包み込むように彼女の手を握る。
アスランとカガリの瞳が重なった。フッと彼は微笑む。彼女の目指す険しい頂を思えば、誰もが顔を顰めた
かもしれない。だが彼は微笑んだ、あまりに彼女らしくひたむきで真っ直ぐであったから。

「カガリなら出来るさ。そんな優しい国になれば、きっと帰ってきてくれるはずだ。国を離れていった人たちも」
「そ、そうかな……」
「ああ。だから、俺は今、俺に出来ることをしようと思う」
「アスラン？」

自分の想いを認めてくれたアスランに、カガリは頬を赤らめながら微笑んだ。
アスランも己の思いを言葉にする。地球を、オーブを、カガリを助けたいから。

「オレは、ユニウスセブンの破砕作業を手伝おうと思う」

はい、以上です。
ホントならこの後シンたちのミーティングとか刹那たちの移動の話を書こうと
思ってたんですが、砂吐くほど甘ったるい感じになりそうなのでオミットします！
というか、ちょっと書く期間が空いたので上手くまとまりませんでした。
いや、カガリたちの話より書ける気がしなく……
では、ご意見ご感想いただけましたら幸いです。
次回こそは戦闘シーンの予定です・・・

追記

自分の中で書きたかったカガリ像は大体出し切れたかな？

彼女は言わなくてもわかると思いますが『馬鹿』なんですね。
この馬鹿っていうのは、頭が悪いという意味ではなく、馬鹿正直とかそっちの感じです。
裏表なく、己が悪いと思えば頭も下げるし、誰かが悪いと思ったことなら非難を浴びてでも
言わずにはいられない。そんなイメージがあります。
ま、もちろん王侯貴族として育ってきた弊害とかもあるでしょうが（苦笑

乙
カガリ、そしてアスランの株も少しは上がったかな
政治家としては失格としても馬鹿正直ならまだ良かったのに、ＴＶ本編
残るはクアンタの刹那フェルトコンビか
フェルトも映画での描かれかたに加え監督達からも色々言われちゃってるんだよね
このＳＳでは刹那との関係も活躍もちゃんと説得力のある描写を望む

864氏乙。

むぅ、このカガリには頑張って欲しいぞ。

864氏投下乙です
ここまででも色々空回ってきたけど、このカガリには上手くいってほしいな

プロローグ部分のみ校了。続けて第一話を執筆中
第一話が13日に間に合うか微妙

>>537
521氏報告乙。今度の日曜日の投下を楽しみにしていますよ。

更新

ちょっと早いがト裸ンザムでエントリィィィィィィ

進行状況報告
現在時点で３〜４割といった所
完成してもしなくても１１時にまたきます

>>541
521氏投下を楽しみにしています。それと他の職人さんも今日は投下あるかな？
ということでガ裸ッゾでト裸ンザム！！

フフフ…ト裸ンザム！

書きあがりませんでした…
１レスで終わるプロローグ部分だけでもよろしければ投下しますが…

>>544
それで問題ないかと、後は次回の予定くらいで。

378氏・・・・・今日も更新なし？

では、プロローグ部分の投下です


「まさかこの私がガンダムに乗ることになるとはな…運命とは、数奇なものだ」
金髪碧眼の青年がコクピットでつぶやく。
「もっとも、数奇といえばこの私が今ここに存在すること自体が数奇といえるか」
端正な顔の半分を覆う大きな傷に指を這わせ、かつて経験した激闘と自身の死の瞬間に思いをはせる。
そう、青年は一度死んでいる。いや、死んだはずだった。
西暦という暦を使い続けた世界において、異種知性体との対話のための礎となって。
しかし、いかなる神の配剤によるものか。彼はこのコズミック・イラの世界に存在する。
「…考えても仕方のないことか」
出撃の順番が回ってきたようだ。すでにストライクとバスターは艦を離れ、連合のＭＳ部隊と交戦に入っている。
機体をカタパルトに乗せると、ヘルメットのバイザーを下ろす。
「進路クリア、行けます！発進どうぞ！」
通信越しにかわいらしい少女の声が響く。
元は巻き込まれただけの民間人だったが、ここまでの戦いで軍服姿もずいぶん板についた。
「とはいえ、せっかく拾った命だ。存分に使わせてもらおうか！」
操縦桿を握り、フットペダルを思い切り踏み込む。
カタパルトの生み出す強烈なＧが肺から空気を絞り出そうとする。
「グラハム・エーカー、イージス、出る！」
男が叫ぶとともに、装甲をマゼンタに染められたモビルスーツはオーブの空へ舞いあがった。

“機動戦士ガンダムSEED -B rave of the Trailblazer-”

って名前消えとる

>>547は自分です
初投下がこれって前途多難かも…

次回第一話ですが、20日はリアルの方で夜遅くまで予定があるため
27日の日曜23時ごろを予定しています

521さん投下お疲れ様です。

個人的にはめちゃくちゃおもしろそうなので期待しています・・。
更新頑張って下さいね！

521さん投下乙
まさかのハム介入とは…見る限りオーブ防衛のあたりかな？
何はともあれ、新たな書き手がどんな展開をしてくれるか今からwktkです。

自分も続きますか。ほんとのことを言うとちょっと完成度がなぞ。
初めて書くロボットバトルだし、基本アニメと小説をなぞったように書いたから
特に真新しい点が無いですが…
というか、こう、ノリと勢いがピタッと一致してくれないのでどうにもこうにも

では、14話です。

ミサイルが縦横無尽に飛び交い、ビームライフルで撃墜されたMSよって火球が作り出される。
所属不明のジンハイマニューバ2型がユニウスセブンの地面を駆け巡る戦場の中、シンは圧倒されていた。

「なんだよ、これ」

ユニウスセブン破壊作業で3度目の戦場だ。その空気に圧倒され呑まれたわけではない。
むしろ、徐々に慣れてきて十全に実力を発揮出来るようになりつつあった。
それでも、今シン・アスカは圧倒されていた、あの存在に。

『工作隊は破砕作業を進めろ！ このままでは奴らの思うつぼだ。迎撃隊、3機1編成で事に当たれ！
ディアッカ、貴様はその位置から迎撃隊への援護射撃。シホ、お前はオレについて来い』

ザフト軍は、突如現れた所属不明の敵MSの攻撃に戸惑い翻弄され、編成がズタズタにされていた。
だが、イザークの乗ったザクファントムの登場により戦場は好転する。

覇気のある声で檄を飛ばし、矢継ぎ早に指示を出すイザーク・ジュール。
その声に呼応するように、戦場にいる全てのザフト兵の動きが機敏になっていく。
通信機越しからも伝わる圧倒的な存在感に、シンは身震いした。
的確な指示に、勇猛果敢な指揮官がいると戦場はこうも激変するのか。
先ほどまで敵に回避されたことによる焦りで射撃が鈍っていたディアッカ・エルスマンは冷静さを取り戻し、
迎撃部隊も浮き足立ち、バラバラに動いていたのが、味方のフォローをしつつ一機、また一機と確実に敵を撃墜していく。

「貴様が隊長機か！」

一機のジンがビームライフルを無作為にばら撒きつつ、イザークのザクファントムに突進してくる。
左腰に装備されている斬機刀を抜き払い、大上段に振り上げた。
まだザクファントムまでは遠間であったが、ハイマニューバの推進力ならば一瞬でその間合いなどなくなる。
それを計算に入れ敵MSは斬機刀で攻撃することを選択したが、イザークはその一枚上手を行った。

イザークは慌てることなく対処する。右手に装備されている武器を素早く突き出す。
鋭く突き出されたハルバード型の柄の長い武装が、ハイマニューバのコックピットに当たる。
ビームを展開していないため、軽くMSの装甲がへこむだけで、敵パイロットは怯みもしない。

「そんな攻撃でこの俺が止まると思ってッ」

だが、それ以上先の言葉を敵パイロットは口にすることができなかった。
パイロットが怯むことが無くとも、MSは確実に停止する。一瞬でいいのだ。
イザークはその一瞬でビームアックスを巻き込むように構え、ハイマニューバのコックピットを切り裂いた。
シンの脳裏に言葉が浮かぶ。

『ヤキンドゥーエの英雄』

前大戦を生き抜いた一部のパイロットたちに囁かれた称号。
その名に相応しい鬼神のごとき活躍に、シンは気づかぬうちに見惚れ動きを鈍らせていた。
イザークの視界に映るMSの動きが鈍い。苛立ち混じりに彼は吼えた。

『インパルス、ぼさっとするな！状況は待ってくれんぞ！』
「は、はい！！」

イザーク・ジュールの存在感に圧倒され、動きが鈍っていたインパルスにまで激は飛んできた。
シンは慌てて返事をして機体を動かし、工作部隊の護衛にまわる。
そうだ、戦場では一瞬のミスが命取りになる。わかっていたはずなのに、出来ていなかった。
そのときだった。インパルスのコックピットに熱源探知のアラームがけたたましく鳴り響く。
カメラに映るその姿を確認すると、シンの目つきが険しくなった。

「あいつら、なんでこんな時に」

幾重のビームが戦場に降り注いだ。ボギーワンに強奪されたアビスである。それだけではない。
ガイアとカオスも追従しており、破砕作業を始めようとしている工作隊のMSを次々と撃墜し始める。

「冗談じゃないぜ、こんなところでドタバタと」
「お前らのせいかよ、こいつが動き出したのは」
「……ッ！」

突如介入してきた強奪機のせいで戦場が再び崩れかける。
それにいち早く対応したのはミネルバから応援として駆けつけたシンたちであった。

「あいつらぁああ！」

ルナマリアが吼えた。それもそうだ、今は一刻も早く破砕作業を進めねばならないというのに、
あの所属不明のパイロットたちは作業の妨害をしているのだ。
あまつさえ、その攻撃によって命を失っている味方もいる。怒るなというのが無理な話だ。
シンがインパルスのスラスターを全開にしてアビスに肉薄する。ビームサーベルを抜き払い切りかかる。
当然、アビスのパイロットもそれに呼応するようにビームランスで受け止めた。

『目的は戦闘じゃないぞ！』
「分かっています！それでも、あたしたちがあいつらを抑えるしかないじゃないですか！
それとも、味方が落とされるのを黙って見てろとでも言うんですか！！」

通信機越しにアレックスが何か言っていたが、シンは気にしなかった。
シンの代わりにルナマリアがヒステリックに返していた。戦場の空気と味方が撃墜されていく姿に、怒りが
振り切り彼女の言葉遣いは荒いものになった。半ば切れ気味だ。
一瞬たじろいだが、アレックスも言い返す。彼女たちより戦場の経験はアレックスのほうが多いのだ。
必要最低限のことは伝えなければならない、そんな気持ちを乗せシン、ルナマリア、レイに通信を繋いだ。

『そんなことは言っていない。冷静になれ、逆上していては目的を見失うぞ！』

伝わったのかどうか分からないが、所属不明のジンが２機とカオスがレイとアレックスを敵と定めたのか
接近してくる。アレックスは小さく舌打ちをし、どちらの対応をするか迷っていると通信が入った。

「オレはジンをやります。あなたはカオスをお願いします」
『ああ、分かった』

アレックスは素早く機体を切り返し、レイのザクから離れる。
どうやらカオスも彼のことを標的と定めたらしい。MA形態からMSへと変形し、攻撃を仕掛けてくる。
彼が機体を小刻みに動かし、回避行動をとっているとカオスは止めとばかりに兵装ポッドを分離した。
アレックスの顔に、口元に小さく笑みが浮かぶ。
この手の兵装を使う人種は大抵ある攻撃パターンに偏る傾向にある。

「そこだ！」

ザクの背後から攻撃しようとしていた兵装ポッドを、アレックスはビームライフルで撃ち抜く。
自分を囮にして、スキだらけになった背後から攻撃をする。ドラグーンを使うものは総じてこの傾向がある。
前大戦、足つきに搭載されていたメビウスゼロを相手に戦った彼だからこそ、導き出せた答えであった。
ここぞとばかりにアレックスはカオスに接近する。焦ったカオスがバルカンを乱射しているが、アレックスは
意に介すことなくMSの頭部を殴りつける。

「くそッ！」

カオスのパイロット、スティング・オークレは殴りつけられた振動の中、毒づきながらも攻撃を続ける。
彼の意思が乗り移ったかのようにポッドは執拗にアレックスを追撃する。だが、それは長くは続かなかった。
シールド内に装備されているビームトマホークを投げつけ、アレックスは兵装ポッドを撃墜してみせる。

アレックスがカオスに対し優勢に立っている頃、ルナマリアは強奪されたガイアと対峙していた。
互いにライフルを打ち合うが、回避能力が高いため放たれたビームは虚空の宇宙に消えてゆく。
獣形態に変形したガイアが、通常のMSではありえないような変則的な動きで赤いザクを追い詰める。

「チッ、やってくれるわね！」

ルナマリアは焦れたように舌打ちし、機体をユニウスセブンの大地から上昇させる。振り向きざまに
大口径のビーム法を腰だめに構え放つ。銃口から、強烈なエネルギーの奔流が迸る。
だが、俊敏な獣形態のガイアは素早く回避してみせる。それだけに留まらず浮遊しているユニウスセブンの
残骸を足場に見立て、獲物を追い詰める獣のごとくルナマリアに迫る。
勢いそのままにルナマリアのザクは蹴り飛ばされ、ユニウスセブンの大地にしたたかに打ちのめされる。
俊敏な動きのガイアに対し、ガナーウィザードはデッドウエイトでしかない。

「これで終わりね！ 赤いの」

止めと言わんばかりに迫ってくるガイアを目にすると、ルナマリアは決断した。
ウィザードをパージし、身軽になったザクでお返しとばかりにガイアを蹴り飛ばす。
止めを確信していたガイアは無防備に攻撃を喰らい、吹き飛ばされる。

ガイアのパイロット、ステラ・ルーシェは突然の事態に一瞬頭が真っ白になった。
それでも、長年叩き込まれた戦闘技術により、頭ではなく体が反応する。即座に機体の制御を立て直し、
ライフルでザクを狙う。
ルナマリアもまた、ようやく掴んだ一瞬の隙を見逃すことなく、ライフルで狙い打った。
まるで互いに示し合わせたかのように右脚部をビームが貫く。

「やるわね、アイツ！」

後退しながらビームライフルでガイアを迎撃しつつ、敵パイロットの腕をルナマリアは認める。
片足をやられ機体バランスが取り辛くなっているにもかかわらず、彼女は器用に機体を操作してみせる。
一方ステラは、仕留め切れなかったことに憤り、執拗にザクを追い始めた。

その頃、ジュール隊の工作隊によってメテオブレイカーがひとつ、またひとつと打ち込まれていた。
ユニウスセブンの凍った大地を巨大なドリルが掘り進み、内部で爆発する。
縦横にいくつもの亀裂が走り、やがて大きな衝撃が訪れる。ようやくユニウスセブンが割れたのであった。
工作隊の通信にいくつもの歓声が上がる。

『まだだ、もっと細かく砕かないと』
「「アスラン！」」

砕けた破片を煙幕代わりにカオスから距離をとり、工作隊へと機体を寄せたアレックスが通信を入れる。
冷ややかな声の主に、イザークとディアッカは驚いた。戦友であり、今はオーブに亡命しているはずの男が
何故ここに？問いかけるよりも先に、アレックスは行動で示した。
未だにいるジンをビームライフルで迎撃し、メテオブレイカーを守ってみせる。

『工作隊、半分に割れたといえまだまだ気を抜くな！作業に当たれ！』

アレックスの姿に思うところがあったが、すぐさまイザークは工作隊に指示を出す。
半分に割れたといえ、まだまだ楽観できる状況ではない。もっと細かく破砕し、大気圏で燃え尽きるサイズ
にしなければならない。さもなければ地球は壊滅的な被害をこうむる。
未だナチュラルと融和など出来ると思ってないが、むやみに命が失われても良いとも思っていない。
前大戦でそう学んだイザークは機体を瞬時に動かし、岩陰から飛び出してきた2機のジンを迎撃する。

援護を入れようとしたシホよりも早く、彼の攻撃をサポートするものがいた。
アレックスのザクである。ビームライフルを幾重にも打ち込み、イザークが突貫しやすい状況を作り出す。
大振りのビームアックスを振り回し、イザークはジンを撃墜して見せた。
もう１機のジンは、中距離で放つイザークのビームガトリングガンの弾幕を避けてる所を狙い済ましたように
ディアッカのビーム砲により撃墜される。流れるように援護し合い敵MSを屠っていく3人。

戦場を支配する3機のザクに危機感を覚えたのか、アビスとカオスがイザークたちに攻撃を仕掛ける。
突っ込んできたアビスをイザークが正面から迎え撃つ。ビームコーティングされていない柄の部分を
ビームアックスで叩ききり、背後から忍び寄ったアレックスのザクがアビスの脚部を切り払う。
一瞬にして戦闘能力の一部を無力化されるアビス。今度は加勢に駆けつけたカオスに攻撃対象を移す。
正確な射撃でアレックスがカオスの動きを封じ、バーニアを全開にしたイザークが一瞬にしてカオスの
懐に飛び込む。振り下ろしたビームアックスによりビームライフルを手にしている右腕を切り飛ばす。
返す刀で、さらに逆袈裟切りにカオスの頭部が切り捨てられた。
こうなっては後退するしかない。アビスがすぐさまカオスの残った左手を引き、撤退していく。

支援入ります

「あれが、ヤキン・ドゥーエを生き残ったパイロットの力かよ」

遠目に見ていたシンはまたも圧倒された。あれだけ苦戦していた強奪機をたやすく戦闘不能に追い込む。
シンの口から思わず感嘆の声がこぼれた。
的確な指示を下し、圧倒的な存在感を見せ付けたイザーク・ジュールだけではない。
長大なビーム砲で次々と敵を撃墜していくディアッカ・エルスマン。
そして……偶然とはいえミネルバに同乗することになったオーブに亡命した前大戦の英雄、アスラン・ザラ。

辺りに敵が見当たらなくなり破砕作業を再開しようとしていた全MSに、ミネルバよりテキスト通信が入った。



攻防きらめく戦場を、遠くから見守るものがいた。
ユニウスセブンの大気圏突入コースに先回りし、待機していたダブルオークアンタである。
地球の引力に引かれながらもGN粒子を放出し、その場に機体を留める推力は、この世界のMSとは
一線を画しているのがよく分かる。
そんなMSのコックピットの中で、心配そうに彼女はつぶやいた。

「刹那、早くしないと……」
「まだだ。まだ戦っている者たちがいる」

今、クアンタからはユニウスセブンの底面しか見えないため、フェルトは気付かなかった。
ユニウスセブンで、まだ戦っている者たちがいることを。だが、彼女の言うことも一理あった。
メテオブレイカーによって細かく破砕されてしまうと、ダブルオークアンタでは手の施しようが無くなる。
この場にガンダムサバーニャがいれば、細かくなった無数の破片もライフルビットで撃ち落すことも可能だ。
クアンタも早撃ちをすることは可能ではあるが、ロックオンの乗るサバーニャほどの性能は無い……。
だからこそ、一塊になっている状態でライザーソードを叩き込み、ユニウスセブンを破壊する必要があった。

はやる気持ちを抑えるように、刹那は瞳と閉じた。
視界による情報を閉ざすことで、ある感覚を研ぎ澄ますことが出来る。
『脳量子派』
刹那がイノベイターに変革したため、扱えるようになった新たな感覚。
それを使い、刹那はユニウスセブンを戦場に戦っているものたちが撤退する瞬間を待っていた。
最悪、撤退が間に合わなければあの場にいるものたちもろともライザーソードで破壊しなければならない。

「間に合ってくれ」

刹那の願いが思わずこぼれた。

弾幕

支援あざーっす。
以上となります。
ふー、初めてのロボ戦闘ものでドキドキです。
なんだか、基本的にアスランが光らないんだよな。
今回だと、イザークと色黒さんカッコいい！って感じになってしまうであります。

書くのに戸惑ったり、詰まったりしたので久方ぶりに種デスクロスSSを読んで
いたんですが・・・完成度たけー。自分もこんな風に綺麗に終わらせられるかなと
今から要らぬ心配をしています。

では、ご意見ご感想ありましたら幸いです。

乙
イザーク達も最終戦でラクス側に寝返った奴らなのに何故だろうなｗ

まずは521氏乙
CEにやって来たのはグラハムでしかも機体がイージスですか。
フラッグ・ブレイヴと言った可変機に乗り慣れてる彼にピッタリですな。
どんな経緯でアークエンジェルと行動を共にするようになったのか今後の展開が楽しみです。

続いて864氏乙
なんかシンとアスランが残ってるときに刹那がユニウスセブンの残骸を下から破壊しそうな気がする……

CBで散々人を殺してきたんだから容赦なくやってほしいね

521氏乙です！
刹那もそうだけど、ハムがいてくれるだけで安心感が半端ないですな。キラの精神的成長にも一役買ってくれそう。
…でも劇場版ハムって青年って歳かな？中年と呼ぶにはまだ若いけど…。

864氏も乙です！
原作よりもイザーク、ディアッカ、アスランの活躍増し増しで良かったです。元クルーゼ隊の連携が光ってていい感じでした。
CEの人間の思惑と刹那の思惑が食い違うというのがなんとももどかしいです。まとめてぶっ壊せなくなるからなるべく細かくしないで欲しいってなかなか贅沢な注文ですよねｗ

独り言

何か馬鹿が混じろうとしてるようだ


>>549乙！！
グラハムはAA陣営ですか
プロローグということですが、これからも期待しています

>>560乙！！
次回で刹那とザフト組が出会ってしまうのかな、続きに期待しています

ところでさ、フェルトが一緒に乗っている意味あるの?

>>564
劇場版ハムは壮年って感じだと思うの

トランザムしてライザーソードなら小さくされても振り回せば問題ないだろうけど（劇場版で使ったの）
今回はトランザム禁止なんだっけ？

お二方乙

なんだけど、このままじゃ>>378氏のSSが自然消滅してしまうんじゃないかっていう危惧を覚える…

>>566
ネゴシエーター

>>568
刹那はトランザムに関してはダチョウ・出川系芸人魂を持ってるから大丈夫

>>571
つまり使ってしまうんだな

ライザーソードって、トランザム発動中が条件だった筈

刹那、出発前に何言われたか、忘れたのか？

…………まあ、他にとりえる手段が無いのも確かだが

劇場版見る限り、クアンタのライザーソードってめっちゃデカイよね
ユニウス７飲みこんで消滅させられそうだけど、
トランザムなしだとどれくらいの規模になるんだろう？

ちなみに>>573はOOライザーのことじゃない？
クアンタに関しては何も言われてなかったような…

劇場版で見せた規模のライザーソード(バスターライフル照射)をやるには
トランザム必須なんじゃないかな？
そうでないとティエリアの制止を振り切ってトランザムした意味ないし

まぁ刹っさんの芸人魂が疼いた説もありえそうだがｗ

んで、今回のユニウスセブン破壊だが
破砕ではなく消滅、あるいは大気圏突入で燃え尽きるまで粉々に完全破壊させるのであれば
求められる規模は劇場版のアレだと思う。

劇場版のライザーソードはフルパワーじゃないからトランザムなしでもフルパワーでうてば同等の太さになるんじゃないか？

>>575-576
劇場版のバスターライフルってＧＮソードにビットを合体して使用するんだよな。でも今回スメラギさんからトランザムだけでなくソードビットの使用も禁止されているよ。
まぁ、見られなければ問題無いって感じで刹那は使用しそうだけどねｗ

GNドライヴ直結させてライザーソードすれば、劇場版以上になるのかｗ
よくまあそんな機体で対話用なんていえるなｗ

対話(物理)

何が恐ろしいってクアンタもガデラーザも立場的には実験機ってとこなんだよな

クアンたんに至っては対話に特化したバースト関連の機能やシステム分
戦闘には必要ない部分が有る上にちょっと追加武装付ければELSとも渡り合えるレベルだからなぁ

ふと思ったんだが、ライザーソードで消滅させてもどうせ大騒ぎになるんだから
ＥＬＳ達も来てくれていたら彼らにどんどんユニウス７を同化させるのもありだったんじゃない?

864氏の刹那はまだELSの母星行って対話してないから、
言うこと聞かせるのは無理だな

50年頑張った378氏の刹那なら可能かもしれないが

その辺が今後の展開に影響してくるかもね〜
378氏の方はかつての戦友達の力を借りられないがELSがいて逆にこちらはCBのメインがいる

ｔｓ

真夜中のト裸ンザム
521氏、864氏、382氏はもちろん今日こそ378氏を・・・

おーる　うえぽんず　ふりー
ト裸ンザム！

さぁ〜て今日も職人の投下をガ裸ッゾでト裸ンザムして待つとするか

３７８氏どうか更新お願いします
ト裸ンザム！

日曜恒例のト裸ンザム！

コタツに入ってト裸ンザム！

どうやら昨日は職人の投下が一切なかったようだな

だが服は脱げたのだ、これでまだ来週まで戦える。

残念だけど378氏はエターだろうね
お疲れ様でした

>>594
そういう事にしたくてしたくてたまらないというのはよくわかった。
わかったから死んどけコジキ

年末は忙しいからね
受験生や卒論書いてる職人もいるかもしれないし
服を着させてもらう！

今週はなかったか残念
また気長に待つか

>>597
久々に書くべきか
いや、1年くらいご無沙汰してるからなぁ

>>598
書いてくれるならぜひ見たい
待つことには慣れてるからね

>>598
＞久々に書くべきか
いや、1年くらいご無沙汰してるからなぁ

もしかして……グラハムがイノベイドっていうオリジナル設定でCE世界に介入する話を投下していた職人ですか！？

>>600
うんにゃ
投下していたのはこのスレじゃないんだ

職人の好きにしてくれていいんだけど、なんで皆日曜投下なんだろう
週刊誌なのか
個人的には曜日がバラけてた方がごっちゃにならずに見やすいんだけどなー
投下が同日だと本文がごちゃごちゃ混雑するし、感想レスが埋まっちゃうし

一番人気の378氏の投下も無いし潮時かな

378氏どうしちゃったんですかね？・・・・・最高に面白いのに
このまま自然消滅ってことだけはないと信じたい！！

種再構成ものはフリーダム強奪あたりでエタる奴ばっかだな

地球降下・アスランとの決闘
この辺りは区切りやすいし
その後キラが第2.3クローンみたいにかわるからね

>>602
単に職場が日曜休日な人が多いからじゃないか？
明日休みならゆっくり構成考えたり文章を書く余裕もあるだろうけど、平日はちょっとしんどいんじゃないだろうか

仕事してる人なら平日は仕事に疲れてるだろうし別段不思議じゃない

801板
【総合】ガンダム・シリーズ【復活】
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/801/1381186052/

ネタはあるけど
中々文章に纏まらない
プロットだけでも投下していい？
完成した所は本文も書くし

自分もプロットはあるけど文章力が無いから自分の妄想だけで楽しんでる。
文を書いてくれる職人さんって流石にいないよね。

日曜日だ全員ト裸ンザム

待て、ここ数日でかなり冷え込んで来た
許可するまでト裸ンザムは使用するな、いいな

>>613
了解、ト裸ンザム！

では、私もガ裸ッゾでト裸ンザム！！

了解した
ト裸ン寒！！

>>613 代わりに裸イザーシステム作動する。

>>613
了解
ト裸ンザムバースト！

>>613
了解、ト裸ンザム！

521氏今夜の更新楽しみにしていますぞ。
圧縮粒子充填中……

すみませんsage忘れました……

>>619
3倍の速度で書き上げてくださいオナシャス！

今夜も更新なし？・・・・・・・

書きあがらなかった。すまぬ

とりあえず前回の投下時に出てた質問に答えます
>>564
>>567
心理学上、長くて39歳までは青年期と言っていいこと
グラハムの顔が若作り(主観)なこと
から、この作品では青年で統一します。

太陽炉（ＳＳ）の作成には時間が必要だからな・・・

…申し訳ありません…かなり手間取ってます。複数ルートに入れるようにしようと高を括ってたら見事に詰みました…
皆様の意見(許容-拒絶)を決断材料にしたいと思うのですが、宜しければご協力下さると助かります
１.生物兵器の可否(AMIDAやエヴァみたいな方)
２.キラの非コーディネイター化(意見によって程度はかなりズレる予定)
３.一部重要人物の添削･統合(かなり重要なポジションのが含まれる)

宜しくお願いしますm(_ _)m

>>626
無理せず382氏の書きたい様にやるのが一番だと思いますが

>>626
私の主観ですが3などは許可をとらずにしてしまって全く問題ないと思われます

>>626
2のキラがコーディネーターで無いとはどういう意味なんでしょうか？
ナチュラルなのか、それともセフィロスよろしく胎児の時にELSでも植え付けられているのか。

１.SEEDでやる必要性・テーマがあるなら問題無いが、ただ強くする為なら賛否は出てくるかと
２.ナチュ・ＮＴ・イノベ等ガンダム関係から離れないなら問題無いと思う
３.作者の書きたいよう自由で良いと思う

後2をする場合、　当作品のキラは××化しています。
って感じの簡潔な注意書きがある方が助かるかも

という感じの主観だけど、作者の書きたい事を書いてくれるのが一番

個人的には種にも00にもない要素でさえなければ何入れても気にならない

>>626
デカルトの介入という話の芯がぶれなければ本編の設定等はどう変更しても私は構いませんよ。

ラストとか全然決まって無いんだが、投稿しようかな。
……フラガ家関係の正確な年代が分からないとちょっとやりづらい。ラウが家を燃やしたのは何歳の時だ？

　とにかくあの場所から離れたくて、ほんの僅かな希望にすがりたくて、プラント行きのシャトルに乗った。
　喜怒哀楽、期待と恐怖。周りの人々の表情など見なくとも伝わって来る。厭わしい。
　眠れなかったせいだろうか、鈍い頭痛が先ほどよりしている。
　なにもかもが不快だった。


　<<行くのか>>
　<<ウン>>
　<<気をつけろ>>
　<<ワカッタ>>

　翠の光に送られて、銀色の種子が旅立つ。

連投すまん。
まずはプロローグだけ

新しい作者だと...ｗｋｔｋ

378氏は生存報告も無しか
完全に逃げたな

独り言
何故いちいち貶す奴が湧くのかね

>>626
AMIDAなんて繁殖する00オートマトンたんみたいなもん
スパコ、クローン、ソキウスなんてのがあるCEで生物兵器が出てもあんまり違和感無い

>>637
もう年末だから忙しいだけだけでしょ
社会人なら年末に向けて仕事の山だろうし
学生なら受験や就活、卒論もあるし
長い目でみようよ
もしかしたらＰＣがご臨終したのかもしれないし

SSスレで完結まで年単位かかるなんてザラですし
どんだけ我慢弱いんだよ

キラキュンに好き勝手にヤメテヨネーさせず矯正更生を促すタイプのSSは
たいてい何かというとすぐ終わりにさせたがるゴキブリがわくもんでね。
まあお里があっ…とお察しだが。

そういう挑発する奴もお里が知れますよ

378氏のは変なヘイトとかも無いから読みやすくて一番好きだわ
本編が本編のせいかよくキララクスカガリsageシン爆ageなのあるけど
それって負債とやってる事は同じだなぁ、と思うから尚更

　<<チキュウ？>>
　
　
　低く高く、金属を擦るような（ 昔聞いたチェンバロのような ）極めて不快な（快い）ざわめき。
　徐々に大きくなる。
　それがある一点を超えた瞬間、頭が割れるような、あるいは、何かがさしこまれるような痛みが襲う。

　「くう、うっ」
　耐えられずに体を丸めてしまう。

　<<マタシッパイシチャッタ>>
　<<ゴメンナサイ>>
　<<スグニヤメルカラ>>

　誰かの声を聞いた気がした。
　駆け寄って来た客室乗務員の手を振り払う。触れられたく無い。

　唐突に強まった痛みは、やはり唐突に消え去った。そればかりでなく、不快感までもがぬぐい去られたように消えている。

　「ええ、持病の偏頭痛で……大丈夫ですから」

　咄嗟に口から出任せを言う。実際より年上にみられることこそ多い自分だが、乗務員はそれでも年若く、一人旅のこちらをほっとけないようだ。こちらを心配そうにみやるのをなだめる。

　「本当に、大丈夫ですから」

調べてもよくわかんなかったんで、捏造設定多数でお送りいたします。
ついでにストックきれたんで、次から更新不定期になります。
すんません。

シンにELSが同化した？
とりあえず、次からトリつけてください

>>644
だからこそ感想にヘイトが多いの気になる

正直、ヘイトだヘイトだと騒ぐ奴が一番鬱陶しい
気に入らなければスルーすれば済むだけの事
スレ違いのキャラ叩きもどうかとは思うが
昔あった某SSスレなんか酷かったなあ、狂的なラクシズアンチとヘイト連呼厨が湧いて
（自分も本編のラクシズは嫌いな方だが、スレの住み分け位きちんとしろと思った）

まあこのスレに投稿されるSSを全部読まなきゃいけないってわけじゃないしね
好みが合わないなと思ったらスルーすればいいし

トリップってこれでいいんでしょうか。
投稿したあとで表現直したくなるのがつらいなあ。
あと一話の投稿量が短すぎだ。反省。

　みられて……いる？

　目の前の乗務員に見られているのは当たり前だ。追手の気配もないのに、どうしてわざわざこんな言葉が脳裏によぎったのだろう。乗務員が心配そうにしつつも立ち去るのをなんとはなしに眺めながらそんなことを思う。ふっと緊張が解けて、自然にまぶたが下りた。


　<<ボクタチノコエガキコエルヒトガイタ>>


　砂時計のような形をした人工物を目的地として、シャトルは宇宙を進む。

　同じ場所を目指して、鈍い銀色の隕石が動くのに気付かずに。

前のレスと合わせて一つの場面。


>>647
ありがとうございます。
ELSと同化するのは、さて誰でしょう？

　みられて……いる？

　目の前の乗務員に見られているのは当たり前だ。
追手の気配もないのに、どうしてわざわざこんな言葉が脳裏によぎったりしたのだろう。
　乗務員が平熱と簡易ウイルス検査陰性を確認する。彼女が心配そうにしつつも立ち去るのをなんとはなしに眺めながら、そんなことを思う。ふっと緊張が解けて、自然にまぶたが下りた。


　<<ボクタチノコエガキコエルヒトガイタ>>


　砂時計のような形をした人工物を目的地として、シャトルは宇宙を進む。

　同じ場所を目指して、鈍い銀色の隕石が動くのに気付かずに。

訂正はもうこれっきりにしたいです。
病気を確認する描写を追加しました。

では失礼します。

>>655
６３４さん、執筆には何を使っていますか？
切りのいいところまで書き溜めておいてからコピーペーストで一気に投下した方が
事前に見直しもできますし面倒がなくていいですよ？

>>656
スマホのメールで書いたのをコピペしてます。
見直しても気づかなかったりするので……

クルーゼとELS?
ちょっと期待

とりあえず執筆環境はPCを推奨しまっす

　プラント、アプリリウスが目前に迫ってきた。
　連絡はいっているはずだ。
　自分の持てた財産全てと自分自身を対価に、とある医師に匿ってもらう手筈になっている。
　彼は自分の余命の診断を下した人間だった。皮肉なものだ。
　さらにいうと、S2インフルエンザ流行のゴタゴタの中、公的な御披露目前にこうなったことで、かなり簡単に自分の行方をくらませられるらしい。
　あちらでは死んだことになっている……いや、恐らく最初からいなかったことになっているだろう。
　自身が幽霊めいて感じられる。もしかしたらそれ以下かもしれない。

　「ラウ君だね？　ようこそプラントへ。さあ、こちらへおいで」

　それでもかまわない。おぞましい名前を捨てることができるのなら。

　迎えにきた医師の手をとって、一緒に歩きだす。微かに震える体。

　そのまま、エレベーターに乗り込んで「大地」へと降りていく。
　二人、黙っている。漸く地面に着き、そのまま、クルマで市街中心部へと向かった。


　<<オオキイネ>>
　<<タクサンアルネ>>


　「ラウ君、プラントには慣れたかね？」

　「ええ」

　プラントはまだまだ建造中、なにかが始まるところ特有の活気にみちている。

　「風があるのに驚きました」

　「はっは、プラントは大きいし、地球の環境を出来るだけ再現するようにしているからね。人口も少ない上に密集しているから、下手したら地球より自然が豊かかもしれんぞ？っと、さすがにこれは冗談だが」

　思っていたより地球への未練は無かった。
　地球では余り良い思い出も無かったし、宇宙にいる恐怖よりも、解放感の方が大きい。ずっとここで暮らせたらどんなにいいだろう。

　ただ、確かに自然は多いのかもしれないが、どことなく距離が遠いような印象を与える。
　ふと、森の中コーンスネークと目が合った時のことを思い出した。
　あの時感じた静寂は、いったいなんだったんだろう。

>>658
正解。

なかなかELSとの接近遭遇まで行けないぜー。
戦争描写書ける人尊敬します。
この先がマジで思いつかない……

ELSが日本語で考えてる…もう刹那と対話した後の話なのだろうか

クルーゼとELSか、この組み合わせは初めて見た
面白そうな導入だな

今日は日曜日だ。脱ぎ占めたいな、早乙○ア○ト！byグラハム・エーカー

ガ裸ッゾでト裸ンザム！！

どうか、どうか今日こそは３７８氏お願いします。３連休の内一日くらいは休みのはずでしょうから更新お願いします。

>>660
乙！
さてクルーゼはどう変わるか


ト裸ンザム

>>637
というかそいつに限らず全て書き上げてから貼り付けるどころか
ラストまでのプロットすら決めずにその場の気分で適当に書き始めるような愚劣なことやってりゃそりゃ終わるわけねえさw
SS職人（）ってそういうタコばっかだからな
途中でトンズラかますようなマネするならハナっからなんも書かねえほうがマシ

>>665
出来ればsageて欲しかった、君の下の下にカスが湧いてるので

同人SS痛なんて言葉があったな、たまにこのスレにも湧くから困る

　「ただいま」

　「おかえりギルバート」

　「その子が前言ってた子？」

　「そうだ。ラウ君、」

　「はじめまして。ラウ・ル・クルーゼといいます。」

　「僕はギルバート・デュランダル。よろしくね」

　「こちらこそ。貴方のことはかねがねお父上からうかがっております」

　「そんなに畏まらなくていい、そうだな、ギルとでも呼んでよ。僕もラウっていっていいかい？」

　「では、……ギル」

　「なんか君みたいなかわいい子に言われるとドキッとする」

　「こら！　ラウ君はれっきとした男だぞ」

　「いや、解ってるって。ちょっとした冗談だってば」

　「バカ息子がすまないな。こんなのでも一応医者になろうとしているのだ。少々年上ではあるが、仲良くしてくれるね？」

　「バカとはひどいなぁ。そうそう、僕は普段………というか今フェブラリウスに通ってて、専攻は生命科学。これから臨床も学ぶんだ。こういうの興味あるかい？」

　「……それなりには」

　「そうか、嬉しいな」

　「それにしても、早く帰って来るならそう言いなさい。びっくりさせるな」

　「実習が思ってたより早く終わったんだ。いい切符もとれたしね。急だったのはごめん」

　暖かな空気。とても心地よい。でも、胸が痛い。

　「あの、お手洗い行ってきます」

　二人の注意が自分から逸れた瞬間、小声でそう言ってその場から離れた。

　どうした、という声をききたくなかったから。

　「ただいま」

　「おかえりギルバート」

　「その子が前言ってた子？」

　「そうだ。ラウ君、」

　「はじめまして。ラウ・ル・クルーゼといいます。」

　「僕はギルバート・デュランダル。よろしくね」

　「こちらこそ。貴方のことはかねがねお父上からうかがっております」

　「そんなに畏まらなくていい、そうだな、ギルとでも呼んでよ。僕もラウっていっていいかい？」

　そういえば宇宙でも水洗なのか、と最初は感動したな、といささかどうでもいい考えが逃避気味に起こった。
　逃避したいのは、あの場面での居たたまれなさと、それに気づいた自分自身。
　親子の会話はとにかく苦しい。
　自分に備わる感覚は、他人の感情に敏感にさせる。こんなもの！
　互いに愛しあい慈しみあう情。
　叫び出したい。
　二人ともこちらのことも大切に思ってくれるだろう、でも、でも……！

　「うるさい」

　自分の声で我にかえる。

　柔らかく弱いなにかがさわさわと触れる感じがしている。ざわめき？

　声を出したら一瞬止んで、再開して、唐突にまた無くなる。

　首をひねりながらも、奇妙に冷えた頭で自分の頬が濡れていることを理解した。


　<<ハナシタイ>>

改行多すぎって言われたのでまたも2レス使うはめになりました。
しかも後半、前半と同じ部分が消えてない……
orz

ギルのノリが軽すぎる気ががが
一人称は捏造。俺って言ってるイメージがない。

f1MYi9y4vE氏乙
クルーゼにとっては色々と複雑な気分になる会話だね

乙

634さん、乙です。
確かに、デュランダルとラウの出会いはこんな感じになりそうですね。

しかし、予定していたよりもカガリが成長しているような気がする。
……ホント、物語って生き物だなとおもう今日この頃。

えーっと、15話いきます。

ユニウスセブンの大地に、強い光が差し込んだ。
色とりどりの光が宇宙の闇を切り裂く。所属不明艦、ボギーワンが撤退信号を打ち上げたのだ。
信号弾が上がるよりも早く、先の大戦の英雄たちによるコンビネーションで戦闘不能になったアビス
とカオスが後退していた。
執拗にルナマリアのザクを追いかけていたガイアもまた、信号弾の指示に従い後退していく。
戦場を駆けていたシンは言いようの無い苛立ちさいなまれた。
引っ掻き回すだけ引っ掻き回し、涼しげな顔をして去っていく正体不明の敵。

「クソ。なんなんだ、アイツら！」

苛立ち気に毒を吐き、シンは機体を翻す。
未だに抵抗しているもうひとつの正体不明の敵を撃退し、ジュール隊の工作作業を支援するためだ。
メテオブレイカーを打ち込むゲイツを攻撃していたMSを、シンはビームサーベルで切り裂く。
地球に落ちようとしているユニウスセブンを破砕しているというのに、なんで邪魔ばかり……。
シンは怒り任せに操縦桿を動かす。


信号弾の上がった直後、ザフト最新鋭艦ミネルバでもその様子を捉えていた。
再三にわたり正体不明の戦艦、ボギーワンに向け国際救助チャンネルにてザフトが地球に落下する
ユニウスセブンを破砕すべく、工作活動をしているのだと伝える。
正体不明の敵がジンを使用しているせいで、事態に当たっていたザフトも一緒くたに攻撃を受けていた。
せめて工作作業の邪魔をしないでくれればと、コンタクトを取り続けていたがようやく実った。

「ようやく信じてくれたか」

デュランダルがシートに深く身体を預け、疲れたように呟いた。
これで所属不明のMS部隊とユニウスセブンの破砕に集中することが出来る。微かな希望が見えたとき、
キャプテンシートに座っている艦長が首を緩やかに振り、冷ややかに答えた。

「いえ、別の理由かも知れません」
「別の理由？」
「高度です」

デュランダルとカガリがハッとしたように計器類のほうに視線を向ける。
ユニウスセブンは地球の重力に引かれ、ミネルバもこの場から撤退出来るかどうかの位置に来ていた。
もう時間が無い。一刻も早く破砕しなければ、大気圏を抜けた巨大な質量が地表を破壊する。
カガリは背筋に冷たい汗が流れていくのを感じた。
タリアが小さく俯き、そして己に言い聞かせるようにつぶやく。

「我々も、命を選ばねばなりませんわね……助けられるものと助けられないものを」

タリアの意味深な言葉に、ブリッジにいるものは指揮官である彼女のほうに視線を向ける。
プラント議長デュランダルとオーブ代表カガリもまた、彼女に真意を問いかけるように視線を向けた。

「こんな状況に申し訳ありませんが、議長方は"ボルテール"へお移りいただけますか？」
「なに？」

その言葉の真意を掴めず、険しい表情になったデュランダルが問い返す。
カガリもまた同じ想いであった。いったいタリア艦長は何をしようと考えているのだろうか。
二人が思索するよりも前に彼女はあっさりと答えた。

「ミネルバはこれより大気圏に突入し、限界まで艦首砲による対象の破砕を行いたいと思います」
「ええ！！？」
「艦長、それは！！」

アーサー・トライン副官以下、ミネルバのブリッジにいる者たちに不穏な空気が奔った。
この場にいる誰一人として、地球に降下するなど想定していなかった事態である。
ブリッジに不安や不満が吹き荒れそうになる。躊躇している部下たちに構うことなくタリアは告げる。

「どこまで出来るかわかりませんが、未だユニウスセブンの破砕作業は不十分です」
「タリア艦長…しかし」
「できるだけの力を持っているのに、やらずに見ているだけ奈度、後味悪いですわ」

力強く、そして冷静に現状を把握しているタリアとは裏腹に、デュランダルが渋面を浮かべている。
ミネルバは確かに大気圏突入スペックを備え、大気圏での飛行も行えるように設計、建造されている。
だが、この艦は先ほどボギーワンとの戦闘により痛手をこうむっているのだ。カタログスペックの能力が
当てには出来ない。もし、耐熱能力が予定値より下回れば、この艦はすぐに摩擦熱で燃え尽きてしまう。
議長の慮っていることを理解しているかのように、タリアが力強く頷き朗らかに笑った。

「私はこれでも運の強い女です。おませ下さい」
「−−わかった」

議長が小さく微笑む。
そのやり取りを見ていたカガリは、タリア・グラディスを強い女性だと感じ、また何か議長と彼女の間には
言葉に出来ない絆のようなものがあるのでと感じた。

「すまない、艦長。……頼む」
「いえ、議長もお急ぎください。ボルテールにデュランダル議長、およびアスハ代表の移乗を通達！
MSに帰還信号！」

鋭くタリアが指示を下す。すぐさま帰艦信号を打ち上げ、テキスト通信でミネルバが艦首砲による破砕
作業を開始する胸をシンたちMS隊に通達。同時に艦内の乗員らにも備えるように通達していた。
デュランダルがスッと立ち上がり、カガリに手を差し伸べた。

「では、代表」
「私はここに残る」

議長が差し出した手を取ることなく、カガリはゆっくりとかぶりを振る。

「アレックスが未だに戻らない……それに」

間を空けるようにカガリは瞳を閉じた。
数瞬、彼女はある考えをまとめていた。そう、タリア艦長が命掛けで地球を救おうとしていてくれている。
ならば、自分が彼女たちに報いるにはどうすれば良いのか。

「ミネルバは、これから大気圏突入シークエンス中に艦首砲による破砕作業を始めるのであろう？」
「ええ…それがなにか？」
「ならば、私が乗っているほうがこの艦にとって利となる」

声こそ上がらなかったが、ブリッジに言いようの無い空気が流れた。
いったい何をいようとしているのだろうか、オーブ代表は。そんな感じであった。
ざわついた空気の中、ただ一人デュランダルの表情だけは楽しげであった。

「整備も補給もままならぬまま、カーペンタリアやジブラルタル基地までたどり着けるだろうか？」
「ッ！」
「あまつさえ、この艦は先のボギーワンとの戦闘により装甲やスラスターに深刻な痛手をこうむっている」
「私がいれば、少なくともオーブに入国することは可能だ。そして、条件次第によっては整備や補給も」

大気圏突入予測地点よりやや離れた位置に、ブリッジクルー全員の視線が集まった。
オーブ首長国連合。カガリ・ユラ・アスハが代表を務める国がそこにはあった。
艦長のタリアの視線が険しくなる。彼女の表情は、艦の弱さを失念していた己に、腹を立てているように見えた。

一方のカガリはというと手にじわりと汗をかき、推移を見守っていた。
なにぶん駆け引きに疎い彼女が、精一杯考え持ちかけたことである。
最新鋭艦を建造するのにも、その人員もプラントとしては惜しいはずだ。さらにはこれをきっかけに、
プラントと少しでも友好関係を維持するためのカードを手にしておきたい。
胸に秘めた想いを悟られぬよう、カガリは口元を真一文字に引き締め、傍らにいる議長を見上げた。

「ハハッ！これは一本とられたな、艦長」
「議長！」

議長が快活に笑う。
冷えたブリッジの空気にそぐわぬその声色は、カガリの提案を愉快に感じているように見受けられる。
クルーの表情に困惑の色が浮かぶ。差してそれを気にした様子も無く、もう一度カガリに手を差し出す。
カガリはそれに答えるように立ち上がり、握り返した。

「アスハ代表、ミネルバのことをお任せしてもよろしいですかな？」
「議長…」
「ブリッジにいる諸君。君たちには無事、この任務を成し遂げてもらいたい。
そして、プラントのために君たちにはまだまだ働いてもらわねばならない……分かるかね」

カガリの細い手を力強く握り返しながら、デュランダルはミネルバのクルーに告げる。
起立できるものはすぐさま立ち上がり、議長に向かい敬礼を取った。
議長が、国が、自分たちのことを必要としている。軍人としてこれほどの誉れ高きことは無い。
そんな想いが、ミネルバクルーの一人一人の敬礼から見て取れた。
デュランダルはその光景を満足そうに微笑み、長い黒髪をなびかせブリッジから去った。

−−本艦はMS収容後、大気圏突入しつつ、艦首砲による破砕作業を行う。速やかに帰投せよ−−

ミネルバからの帰艦信号が上がった直後、入ってきたテキスト通信にシンは目を通す。
カオスたちやジンによって破砕作業は妨害され、思ったほど作業は進んでいなかった。
半分に砕いた後も、メテオブレイカーを打ち込み破砕作業をおこなったが、未だ大きいものでまだ一辺
数キロ以上のものがある。タンホイザーでどこまで細分化できるか分からないが、少しでも地表への
被害を抑えるための英断だと、シンはタリア艦長のことを誇らしく思った。
命令に従い、インパルスを翻し帰艦しようとした矢先、彼の視界に未だ作業を続けるMSを発見する。
今回に限り特別に協力をしてきた民間人、アレックス・ディノのザクであった。
シンは彼のザクにインパルスを寄せ、苛立ち混じりに声を掛ける。

「なにをやってんです！帰艦命令が出ていたでしょう！？死にたいんですか！」
『ああ、分かっている。君は早く戻れ』
「一緒に吹っ飛ばされますよ、いいんですか！？」

命令無視もそうだが、この場にとどまり続ければミネルバの艦首砲により命を落とす危険性がある。
最悪ミネルバが破砕作業を行うことが出来ず、地球への被害を抑えることが出来なくなる恐れがあった。
シンの口調が荒いものになる。何を考えているんだ、コイツ。
そんなシンとは裏腹に、アレックスは黙々と作業を進め、くぐもった声で返事をした。

『ミネルバの艦首砲といっても、外からの攻撃では確実とはいえない。これだけでも…打ち込めれば』

その言葉を聞くと、シンは操縦桿を素早く正確に動かす。
ユニウスセブンに対し、メテオブレイカーを垂直に取り付ける作業を手伝う。
アレックスが一瞬驚いた表情をしたが、シンがそれを知る由も無い。
あとはメテオブレイカー起動させるだけ。シンとアレックスが気が抜けた瞬間、けたたましくアラートが鳴り響く。

「こいつら、まだ」

急接近してきたジンに対してシンはサーベルで応戦する。
ビームコーティングされた斬機刀と鍔迫り合いになると、不意にノイズ交じりの通信が聞こえてきた。

『我が娘の墓標、落として焼かねば世界は変わらぬ！』

憎しみを纏った怒声に、シンは一瞬顔をしかめた。
娘、墓標。キーワードの意味を理解しようとするが、一瞬でも気を抜けばこちらがやられる。
奥歯をギリギリとかみ締め、シンは剣戟を繰り広げた。敵パイロットの怨嗟の言葉が続く。

『ここで無残に散った命の嘆きを忘れ、撃った者らと何故偽りの世界で笑うか！貴様らは！！？』

ノイズ交じりに聞こえてきたその言葉に、アレックスは一瞬ひるんだ。
なにを−−−−なにを言っているんだ。
息苦しい思いに駆られながらも、アレックスは自分を襲ってきた敵を一機屠った。
押されているシンをサポートしようとするが、それを阻むように敵の呪詛がアレックスのコックピットに響く。

支援

『軟弱なクラインの後継者どもに騙され、ザフトは変わってしまった！何故分からぬか！
我らコーディネイターにとって、パトリック・ザラのとった道こそが、唯一正しきものと！』

アレックスはシンをフォローしようとしたが、思わぬ言葉に手が震えて動けなくなる。
後頭部をしたたかに殴りつけられたかのような衝撃が、彼を襲う。
ここに、父の言葉に囚われた者たちがいる……嘆きと怒りに飲まれ、他者を許すことが出来ず
むやみに悪意をばら撒くものたちが。アレックスの胸に鈍い痛みが疼く。

動きの鈍ったアレックスのザクに向け、ジンがライフルを放った。
右腕が被弾し、戦闘能力を奪われた。続けざまにザクを襲おうとするが、サーベルで切りかかってきた
インパルスにより阻まれる。シンは怒りを抑えきれず、ジンのパイロットに怒鳴り返した。

「だから、なんだ！！」
『シン！』
「自分の子供を殺されたのは悲しいよな、悔しいよな、憎いよな！
分かるよ、その気持ち！オレだって父さんと母さんが殺された。連合が攻めてきて、オーブのやつらは
国を守れるだけの力も無いのに守れるふりして！！ ああ、憎いさオレだって。オーブが！地球軍が！」
『ならば、何故我らの邪魔をするッ！！？』

再びビームサーベルと斬機刀で鍔迫り合いが起こる。
両機ともに後に引けない。スラスターを全開にして機体ごとぶつけ合うような状態になった。
接触回線がつながった状態で、シンは吼えた。

「でもな、地球に住んでる全ての人がコーディネイターを迫害したわけじゃない！
静かに暮らしてる人がいるんだ。穏やかに暮らしてる人がいるんだ。そんな人たちまで巻きこむなぁあああ」

シンの気迫が勝ったのか、インパルスが斬機刀を押し上げた。
無防備になった胴に吸い込まれるようにビームサーベルが斬撃の軌道を描く。
撃墜した瞬間、シンはなんともいえない後味の悪さと、言いようの無い寒気を感じた。
もし、マユという守るべき存在が居なかったら、自分もあのテロリストたちと同じになったのではないか。
背筋を伝う冷たい汗を振り払うように、シンは頭を振って後ろ暗い想いを振り払う。
そのときだ。亀裂が奔っていたユニウスセブンの大地が大きく震えた。
不安定になった大地から、シンとアレックスの機体が放り出される。重力の底に引きずり込まれた二機は
ミネルバへと帰投することが出来なかった


「彼のザクとインパルスは！！？」
「だめです、未だ帰投していません」

タリアの怒声が響く。ミネルバのブリッジでは、未だ戻らないシンとアレックスに肝を冷やしていた。
メイリンが声を震わせながらも懸命に艦長に答えた。シンとはアカデミーからの付き合いである。
少女の複雑な思いをよそに、ほかのクルーは淡々と状況の変化を捉えていた。

「降下シークエンス、フェイズ・ツー」

操舵主のマリクがタリアに告げる。灼熱により赤化したユニウスセブンがモニターに映っている。
もう、こうなってはMSを収容することなど出来ない。手をこまねいていれば、大気圏を突き破った破片が
地上へと落下してしまう。だが、インパルスとザクがどこに居るかも分からない……。

「間もなくフェイズ・スリー」

マリクが呻くように進行状況を伝えてくれる。
タリアは英断を迫られていた。ギリギリと歯軋りを立てながら考えをめぐらせている彼女をよそに、副官の
アーサーが「砲を撃つにも限界です、艦長！」とはやし立てる。
シンたちのMSがどこに居るのか分からない…最悪、斜線上に居る可能性だってある。決断を迫られた。
部下の命をとるか、地球を救うための取るか−−−−そんなの決まっている。
決然とした表情になった彼女はうつむいていた顔を上げ、素早くブリッジクルーに号令を掛けた。

「タンホイザー、起動！目標、右舷前方、構造体！！」

ブリッジに居る全員が息を呑んだ。成し遂げなければならない任務。そう、自分たちの行動に
数十億もの人命の運命がかかっている。
艦首が開き、陽電子砲QZX-1タンホイザーの砲口があらわになる。
ジリジリとエネルギーがチャージされ始めたその瞬間、メイリンが悲鳴を上げるように叫んだ。

「高エネルギー体、急速に接近！！」
「何ですって！！？」

反射的にタリアが叫んだ。突如として現れたエネルギーの奔流。
それは、まるで惑星すら切り裂きそうなほど巨大なものであった。ユニウスセブンがじりじりと巨大な
エネルギーに削り取られる。あれほどザフトが手をこまねいていたものが、徐々にその形を失っていく。
突然の事態に呆気に取られていたタリアがハッと我に返り、すぐさまメイリンに指示を出す。

「あのエネルギーを発しているポイントには何があるか調べなさい！」
「ダメです、艦長。センサーに障害発生！最大望遠映像にしても何があるのか映しきれません！」

もともと大気圏の摩擦熱と、砕けたユニウスセブンの破片のせいで、レーダーが当てに出来ない。
メイリンの報告に、タリアは歯噛みをする。無理なことをやれといってもどうしようもない。
それよりも問題なのは、こんなことが出来るのはいったい何者だ？組織である可能性がある。
後ろのシートに座っているオーブ代表のほうをちらりとのぞき見る。
彼女もこの突然の事態についていけないのか、呆然とした様子である。この様子から、オーブでは
無いだろうとタリアは考えた。無論、かの国が一枚岩ではない可能性も考慮に入れる必要はあったが。

では、地球軍なのだろうか？でも、何故このタイミングで？
もし地球軍ならば、もっと早い段階で実行すればいいはず。そうであれば、ユニウスセブンで破砕作業を
行っていたジュール隊とミネルバを消し去ることも出来き、ザフトの力を削ぐことも出来たのだ。
むしろ、ギリギリまでひきつけたのでは、地球に住む市民の反発心を育てるだけである。

彼女がフル回転で思考していると、ユニウスセブンは消滅していた。
そう、文字通りに消滅である。あれだけの巨大な構造物をだ。跡形も無く破壊することが不可能な
ために、ザフトはメテオブレイカーによる破砕を決定した。
だが、それを嘲笑うかのように消滅させる何かが存在する……。
何か大きなうねりが生まれたように、彼女には感じられた。

支援する

以上です。
今回はなんだか難しかったな・・・なんだか読み返すと・・・（汗
カガリが成長したかな？アレックスはまだまだ試練のときかな？

では、ご意見ご感想ありましたら幸いです。
でわ

864さんも乙です。
ライザーソード炸裂しましたね。
シン格好いいが、ここではマユちゃん生きているのか。（良かった）

ギルとラウの出逢いって公式でもあまり触れられていない気がします。
今回はプラントで会いましたが、メンデル等で会った可能性もありますね。

それにしても皆さまの作品と比べると悲しいくらい地の文が少ない……
こんなのでも読んでくださる方々に、改めて感謝を。

では私も続いて投下を。

　涙を拭いて戻って、結局何も言われなかった。

　彼の帰宅からこの家は更に明るくなった。なにげない会話が楽しく、しかし自分はどこか場違いな感じがする。

　「何をしているの？」

　「ディセンベルからの通信教育です」

　「へえ、随分難しそうなのをやるんだ」

　「それほどでもないですよ」

　「いや、充分凄い。あと、敬語も別にいいよ。」

　「それは、年上の人に悪いです」

　「ラウは僕の弟みたいなものだろう？」

　「それは、そう……ですが……」

　笑みかけてくる彼には邪気が無い。無いのに、信じきれない。完全に自分のせいである。

　「ラウ君、支度は済んだかね」

　「はい」

　「あれ、ラウ……ああ、そうか、いってらっしゃい」

　「いってきます」

　「フェブラリウスのように集中してこそいないが、アプリリウスの医療もかなりのレベルだ。心配することもないさ」

　「先生がいらっしゃるだけで安心ですよ」

　「はは、いうようになったな」

　「ラウ・ル・クルーゼ様ですね。部屋の中へどうぞ」

　「さあ、いこう。また後で」

　採血、身体測定、MRI 、と種々様々な、しかし一般的な検査の最後、

　「なんだこれ」

　「脳血流量と脳波、あと神経細胞ひとつひとつの発火を観察できる機器を組み合わせたものみたいですね。へーっ、バイオフィードバックの確認……
失礼しました。こちらへどうぞ」

　大きなお釜のような物体を被るはめになった。

明日は誰の更新があるのかな

ト裸ンザム！
今日は土曜日だった服を着るか・・・

コタツの季節になってきましたね
ト裸ンザム！

さてと今日もガ裸ッゾでト裸ンザム！！

ガデ裸ーザ、出撃をする

投下は無いか・・・
悪いが服を着させてもらう！

　目を開いても何も見えない暗闇に、しんと音もなく、ただ頭に機械の内張りの、柔らかな布が触れる感触がするばかり。

　だが怖くは無い。
むしろ、検査続きで疲弊した心身が、ゆっくりとほぐれていくようだ。

　「これで星が見えたら宇宙に浮いているようだな」

　<<キコエマスカ>>

　「聴こえています」

　<<アナタニアイタイ>>

　えっ……？

　検査の人かと思って反射的に返事をしたものの、よくよく考えてみればそのとき自分の耳は音を拾っていない。

　まさか、幽霊？

　「気のせいだろう。気のせい」

　そう自分に言い聞かせておく。「感覚」を極めれば死者とさえも会話できる……そんな昔聞いたことはたぶんよた話だ。たぶん。

　<<イキテル>>

　「そうか、生きてるのか。って違う！」

　<<アナタヲシリタイ>>
　<<ELSヲシッテホシイ>>

　「……」

　随分勝手なことを言うものだと、口をつぐむ。それにしてもエルスというのは声の主の名前だろうか。「感覚」は自分に相手の実在を否応なしに突きつけるが、その「感覚」こそが間違っている可能性もいまだに棄てきれなかった。

　<<ダメナライイ>>

　「……いいよ」

　<<！ELSウレシイ>>

　それで、どうすればいい？　そう口にしようとした瞬間、

　「ラウ君、聞こえるか？」

　「……あ、はい」

　「少し手違いがあったみたいだ、今回はそれはやらなくていいよ」

　「……わかりました」

　もうあの声は聴こえない。

◆f1MYi9y4vE 氏
改行がやたら多くないですか？
読みにくいです

それは自分も思ってました
前一行が長すぎるとエラーが出たので改行多目にしたのですが、なるべく少なくするようにします。
行の空きは入れない方がいいですかね？

634氏乙です
クルーゼとELSの会話なんだかほのぼのするね
自分は文章とかまったく書けないからあまり言えないけど、
確かに行の空きはもっと減らしてもいいと思います

今日は投下あるかな？
っていうことでガ裸ッゾでト裸ンザム！！

ト裸ンザム！

378氏刹那の次の機体はゲイツで安定なんだろうが
起動力上げて爪外して代わりに盾にビームサーベル引っ付けて
擬似的なゲイツRになるんじゃないかと予想

ゲイツRのビームサーベル付きの盾ってどことなくGNソードっぽくない？

378氏のはキラの手術が成功したってところまでだっけ
ここから戦場に戻るまでがまた長そうだなと思うわ。描写が丁寧だからさ
さすがにジャスティスまでパチったら流れが変わりすぎてしまうからそれはないと見る
もうそろそろビーム兵器搭載の機体をゲットしたいところだがゲイツってビームあったっけ？

むしろゲイツからビーム兵器とったら何が残るのってぐらい
あ、元デザインが一般公募っていうアイデンティティーはあるか

378氏は投下辞めたの？
辞めたら辞めたで報告は欲しいね

忙しいだけだろ多分

いくら忙しいからって生存報告位は出来るでしょ

>>706
お前みたいなの見てると生存報告も必須でなくてもいいなと思う。
投下がある時はあるだろうし。

書き込み自体は別に出来るけど
わざわざ生存報告するのもなんか自意識過剰かな？

って思ってるのかもしれないだろ！

まぁ別に書いたり読んだりすることを強いられてるわけじゃないんだし気楽に待てばいいんじゃね

そうやってエターになった作品がどれだけあることか
強いられてはないけど期待はさせてるだろ、そこ無視するなよ

喧嘩すんなや

紳士諸君、ここは落ち着いて投下を待とうではないか。

全裸で。

怒んなよ…
期待してるのは皆同じなんだから多分

２ヶ月以上もほったらかしで気長に待つなんて俺には出来ないね

スレの雰囲気が悪くなってエタる事は多々ある
そんなに急かさなくていいだろ

前から気になってたけどさ
さも>>378氏がエタって欲しいみたいな言い方の奴がいるよな
>>714の言うような状況を作ろうとしてるように感じる
嫉妬か何か知らないけど冷めるから辞めて欲しいんだけど

あと年末はガチで仕事忙しくなるからな
ただでさえ風邪やらウイルスやらが流行り始めてるのに加え引っ越し先が雪国だし

そういう気も利かせられないで喚いてるだけの金払ってるわけでもないお客様気分のガキは黙ってろ見苦しい

気長に待とうよ
待てば待つほど新作が投下された時の嬉しさは5倍10倍だぞ

1年くらいなら普通に待つけど

こういう場所なんてそんなもんだろ
何かの責任があるわけじゃなし

今日は投下あるかな？ってことでガ裸ッゾでト裸ンザム！！

もう無理だろ、諦めろ

なら我々はなんの手立てもないまま、
裸体をさらし続けるしかないというのか！？

それでも善だ！じゃなくて全裸！
ト裸ンザム！！

ト裸ンザム！

今日も無ければ放棄したね

>>715
また湧いてきてるね、同一個体だか知らんが

ところがぎっちょん!!
某理想郷や笛吹きでは月どころか年単位で待たされる事など日常茶飯事
もう読者には関係ないんだ、音信不通も消息不明も、ぁ愛してるんだぁぁぁぁ書き手達ををぉぉお!!

前はあんなにハイペースで投下してたのにな

リアルが忙しいんだろうね
まあ小説の執筆とかは趣味なわけで、気長に待つしかないでしょ

終盤、下手すりゃ種死冒頭まで見据えた長期的かつ綿密なシナリオ練らないとやってけないあたりだからな
気長に待とうぜ

>>724
まぁ多分一人でしょ
荒らしたいだけみたいだから放置安定だね

リアルの仕事が忙しいなら仕方ない
何らかのトラブルじゃと少し心配にはなるが

ト裸ンザム！

今日もト裸ンザム！

ここんとこ投下が無くて閑古鳥状態だけどガ裸ッゾでト裸ンザム！！

理屈なんざどうでもいい！
待つだけだァアア！

いい加減待ちくたびれたよ

お前そのセリフ何回目？死ねば？

ニートだから他にやることがないんだろ

どうやってもスレをそういう方向に持っていきたいんだろうけど
お前みたいなのに同調する人間このスレにはいないから
他にやることないんなら親のすねかじりながら寝てろニート

ニート、ニートって鏡見ながらでも言ってるんですかね
そんなんじゃ煽り言葉になんないよ

図星突いて悪かった
巣に帰って、どうぞ

どうやってもスレをそういう方向とは言うけど実際に書き込みが無いとな

>>738
熱くなんなよ

待てないなら待たなきゃいい話
そもそも、もし本当に職人の投下を待ってるなら
職人が投下しづらくなるような書き込みはNGだって事くらい解るだろ

読まないといけないわけでも
当たり前の話、職人に金を払ってるわけでもない
勝手な期待で職人に一方的に責任を押し付けて自分は上から目線とか、ただのクレーマーじゃない
職人にというか、人に対する敬意が感じられないんだわ
程度が知れるからもう書き込まないほうがいいよマジで

雰囲気を悪くしてんのはわざわざ反応してやるほうだろ
さっさとNG突っ込んで何事もなかったようにしたらいいのに

もしかして、荒らしてるのは吹上の廃棄物なのかな？
三■目の可能性も有りうるが

そんなに待てないって言うなら自分で書けば良いのさ
さあ、Let's write さあ、さあさあ
そうすれば刺激された職人がひょっこり顔を出したり新人さんがやって来たりするかもしれないぞ
〜ここまでネタ
真面目な話、雑談とかせずに平日書き込み無しで土日にト裸ンザムだけしてる状態だと
なんか過剰に期待されてるみたいで職人さんも投下や報告し辛いのかも知れない

>>746
隗より始めよってか？
それなら言い出しっぺの法則だ君がやるべきだ

勝手な期待って...
３ヶ月も放置しといて敬意とか有り得んでしょ
>>746
お前面白くないよ

独り言

投下されない事に絶望して、荒らして雰囲気を歩くする位なら、このスレを見限ればいいのに
どれだけ未練がましくて女々しいんだよと

そういう予防線張ったレスはいらないです

ダメだこりゃ、完璧ストーカーみたいになってる
某吹上の廃棄物と同じ扱いにしなきゃなあ

以下お天気スレ

ここまでガキみたいないい歳して甘えてるニートみたいなレス出来ることに畏敬を感じざるを得ないわ
何度もいうけど待てないなら待たなきゃいいだけだからな？
ここにいるだいたいの人間は恐らくそうしてる
そして皆がしてるのは心配であって催促じゃないから
それともこのスレにしか人生の楽しみがないのかな
ないんだろうなこれまでのレス見る限り

この人誰と戦ってんの？
スレの趣旨ちょっと忘れすぎじゃないか

>>753
モリーゾ（腐れ豚）とかいう基地外種厨の自演じゃないの？以前にもこのスレに湧いた事があったし
対立を煽って、スレの雰囲気を悪くしたいだけなんだろう
これから荒らしが湧いた時は、モリーゾと同様、徹底スルーするしかないと思う

>>748
ssを投下する訳でもなく投下されるのを待つ訳でもない
刹那がCEにやって来たらを語る事もせず常識的に考えれば空気が悪くなると解る書き込みをする
ゴメン、お前がここにいる理由が解らない
待ちくたびれたなら自分で勝手に諦めてたら良いじゃん

ID出して書き込めば対立煽りするようなアホは尻尾巻いて逃げ出すさ。
職人の皆様方が戻るまでは無用な対立は避けたいよね。

>>755
他スレもそれでスルーしてっからそれでいいと思う

ト裸ンザム！
とか寒いだけだよね

>>757
しばらくはそうします？

結局BBDかぁ……
以下スルーの流れでいきましょう

378氏刹那がビーム兵装使ったらチートなわけだけど、流れからしてビーム持ち機体になるのは確定じゃん？
だから刹那の方を縛るのではなくて敵方に補正が掛かると思うんだよね
アスランとかミゲルみたいに
かなり強く描写しないと釣り合わない気がするんだが皆どうよ？

ニコル死亡でブーストかかったザラ隊みたいにきっちり連携とれる奴とか出すだけで驚異だな
てかここだとニコルや虎のように敵を侮らず冷静にきっちり自分の得意分野で戦おうとする奴が強いな

そんな戦い方出来る奴らはまだいるはず

しかしいくらザフト側に補正が掛かろうともビーム兵器持った刹那の前には無力のような…
今のところ一番可能性がありそうなのがオーブ防衛戦でM1もらうパターンかな？
ラクスの傍に残ってもザフトのビーム兵器装備のMSをパチって行きそうな気はするが

一発でももらったらアウトってのはきっついよなｗ
PS装甲があって刹那がビーム兵器を持ってないから追い詰められても何とか無事なわけで…

それにあまりCEキャラに補正かけすぎて強くなりすぎると逆に違和感ないか？
種をディスるわけじゃないが、刹那とは歴然とした経験差があるのにあまり肉薄されてもな…
展開を面白くするためにある程度はしょうがないなって思うんだけど

ここでまさかのフリーダム強奪しないルートへ
キラはストライク改（仮）刹那はシグーを貰って逃走します

>>762
CEと西暦を比較しても戦争の頻度が違うからなぁ
種は再構築戦争からCE70年代まで小さな紛争があった位でMSもここ数年で開発されてて
00は民族間や軌道エレベーター関連で紛争が結構起きててMSも代替わりする位の歴史がある
更に言うなら378氏の状態だと二度の世界レベルの戦い＋ELS戦も行われてるし

ただ、技術的に見るとMS開発前からビーム兵器が有ったり
地球側が最初に作ったMSが携帯ビーム兵器と実弾無効化装甲、対ビーム盾を標準装備してて
それぞれ変形ステルス換装と多機能な上、数年で様々なシステムが出てくるCEは凄いと思う
もしかしたら西暦がGN系一本化したから技術の向上が見えにくいだけかも知れないけど

>>760
アスランと終盤まで敵対する展開というのはどうだろうか
主人公側が強すぎるせいで加入フラグが潰れてるし種割れアスランなら機体性能差で刹那を抑えられるんじゃないかな

>>764
GN粒子がチートすぎて霞みかねんが、CEのエネルギー変換率の良さは凄いんだっけ？


>>765
バッテリー機と核エンジン気だと馬力からして全然違うんだっけ
アスランも接近戦強いみたいだし、それなら食い下がれるかもね
ただ、378氏の話はアニメ基準で進んでるからアスランも同じくらいのタイミングで合流しそうだけど

ジオンがグフフ・ライトタイプ
連邦（ティターンズ）がバイアランでやっと人型を飛ばせているのに
ザフトがバッテリーでディン飛ばしてるからかなり効率はいい

アスランイザークが敵で正義自由に乗り、3馬鹿も優秀にして
キラがI.W.S.P.位なら刹那が魔改造ビーム兵器もってもいけそうだが
378氏は基本原作通り進むからアスラン味方化は避けられんな

>>766
ビームサーベルの柄とほぼ同サイズのバッテリーで実戦レベルの稼働時間を確保
常に電力を消費する装甲と消費の高いビーム兵器を積んだ実験機が実戦に投入可能
核エンジンに依って実現した性能に近いレベルのバッテリー機を数年後には複数体開発終了
正直、ナチュラルコーディネーター関係なくCEの技術者は人外の変態だと思う
>>768
ヤク中で死に際も微妙だったからそんな印象もあるけど、実際3バカはオーブ戦で
設定的には種でトップクラスの実力で相性も良い上に核機体に乗ったコンビ相手に
三体がかりとはいえ前期GATより多少ましな程度の実験機で優勢だったんだから優秀じゃないか?

>>769
CEのバッテリーってそこまで小さかったっけ？
ストライカーパックのエールの後ろに伸びてる白いやつがバッテリーだけど、かなり大きいし……
ただ、変換効率がいいことは間違いないとは思う

>>770
アストレイRで出たのはちょっと大きめの家庭向け冷蔵庫サイズ（ジン用？）

>>771
外伝かぁ……
アストレイはだんだん本編との内容のずれとか、実は本編キャラの行動はすべて外伝キャラの手の内だった　とかが大きくなってる気がするんだよなぁ……
まぁ外伝の賛否はここで話すべきじゃないね

本編ならパーストの外付けバッテリーか

そっちにしたって一つ一つは00のGNコンデンサより小型で中身も蓄電池(金属系?)だし
核融合炉やGNドライブと比べれば小型な動力源だったりする
まあその分色々と制約があるんだけど

>>773
あれランチャーやソードにも同じのついてる

セカンドシリーズのインパルスでさえデステニーシルエット装備すると
満足に動けなくて核積んでまともに動かせるようになったのに、
連合オーブは2年前に、しかも初期型でそれを実現させてる。
オーブがすごいんか、ザフトがしょぼいんか

>>776
デスインパの問題はバッテリーじゃなくて分離機構で剛性の下がったフレームが耐えられない事
分離合体なんて無茶機体に全載せして最大稼働させると空中分解しますってだけで
それを分離機構無くして再設計するついでに核機体にしたのが運命
連合側は最初からそんな無茶してないからそういう事態が起きなかっただけ

ザフトは連合より若干劣る上に技術力に見合わない新しい事をしたがるからしょぼく見える

>>ザフトは連合より若干劣る上に技術力に見合わない新しい事をしたがるからしょぼく見える

コーディの優越性とは何だったのか…

コーディネーターが本当に優秀だとしても
総人口が数億で大半が慢心してる秀才100%のザフト
総人口が何十億でNJのせいでマジになってる90%凡人、5%秀才、5%化物の連合
総人口が数億でほぼ全員狂信者、85%凡人、10%秀才、5%化物のオーブ
どこが勝つか何て言うまでもない

てかなんでこんなに地球連邦ポジ勢力を有利にしたんだ設定屋

そういやコーディネーターは多数のナチュラルより優位には立つが
ガチ天才のナチュラルには勝てない設定だったよな

スパコディ様は除いて
設定的に投薬とかせずに普通訓練しただけのガチ天才で、
アスラン以上の強さを持つナチュラルが連合に何人か居てもいいもだがなんでいないん

オーブから技術パクリまくったのにあの体たらくだしなぁ


種から種死までの間に連合は陽電子リフレクターだのデストロイだの開発してたのにザフトの技術屋は何やってたんだ

小学生の頃神童と呼ばれて努力の仕方を知らずに中高大と悲惨になっていく奴なんでいくらでもいるだろ？
そういうことだよ

>>780
ハッキリとした資料は無いけど
・ジョージが出たオリンピックで金メダルを獲得した選手やガーベラの爺さん
フラガ一族、マリュー、バリー、ロウ、その他コーディネーターを上回るナチュラルが居ること
・遺伝子を削る方式の調整だからある程度は親の遺伝子の影響が残る上に
遺伝子の調整技術や解析も不完全な為、調整が既に判明したパターンに依存しがち

こんな感じで劇中描写と舞台裏設定の両面から‘秀才を量産する技術'説が後押しされてる
上の話と出生率問題から遺伝子の多様性の無さが証明されてS2ウイルス自演説まで出てくる始末

多分設定考えたスタッフ狙って殺ってるよね

>>781
ウズミが自爆した時にアスハ政権下で認められて優秀だった奴は大半カガリについてってるか
サハクかジャンク屋に流れて行って、残りもセイランとかの復興政権で働いてたんだろう
マトモな判断が出来る奴なら連合が強力なMS開発して地球上のザフトが駆逐されてると解る
言い方は悪いけど勝ち馬に乗るなら残って連合に協力したり連合に帰依したりとかもある

ザフトに行ったのは連合とオーブの両方に嫌気が差した上ジャンク屋に成れるほど能力の無い奴とか

HEY、ユー達大事な事忘れてないかい?
毎週土日はト裸ンザム!!

ト裸ンザム!!

ガ裸ッゾでト裸ンザム！！

ダブルオーの１、２巻BD（中古）届いたんザム！裸関係ないって、はっきりわかんだね。

BD版映画OO見ながらト裸ンザム！

さてとガ裸ッゾでト裸ンザム！！するか

>>784
ザフトというかプラントに移住できるのはコーディネーターだけだから、
地球で技術力で仕事をするならコーディの場合、不安定・不定住なジャンク屋か
安定したプラントに流れるしかない、地球でコーディの能力で働ける場所って少ないしね

でもオーブは戦後どうやって復興したんだろうね。外貨獲得の命綱のマスドラは破壊しちゃったし
モルゲンの技術力も人員（各勢力）、ＭＳ部品（レイスタ）、量子演算機も外部に拡散してしまって
オーブの上層部が一方的に破壊した上で全員自殺。国としては完全に死んでるよな。

あの状況だとカガリ達脱出したあと連合の支配下に入って連合の力で再興してもらったとしか思えない。

セイラン「超頑張った」

セイランマジ有能だよな

だが本編ではあのザマでした

頑張りすぎて燃え尽きちゃったんだよきっと

セイラン本編でも割りとまともじゃね？
周りがアレなだけで

政治家に軍の指揮を取らせるオーブ軍
周りがおかしいだけだね・・・

ユウナを責めているわけじゃなく、本編での扱いの事を言ったのさ

>>797
シビリアンコントロールの意味を福田が間違えてただけだろ

周りに任されて指揮を取っちゃう政治家も政治家だｗ

種だと盟主王がオブザーバーとしてナタルの出したプランに口出す感じだったのが
どうしてこうなった……。

軍人でもないただの企業の長が前線で軍人の作戦に口出しって末期もいいとこだよね

>>802
盟主王の事を言っているなら結果的にほぼ正しかったのが末期ぶりに咽び泣くレベルだよな
プラント本体への核はもはやこれまでとか思ってしまったんだろうか

>>791
コーディネーターとナチュラルの違いは外見から解るもんじゃないし
シモンズやクルーゼの事からして隠そうと思えば普通に隠せるレベルな気がする
アズラエルの経営する会社に至っては有能ならコーディネーターでも雇うスタンスだし

アレハンドロもヤバい
前線の兵士から国連大使が金色のＭＡに乗ってやってきてテロリストの母艦破壊しましたって報告が入ったら司令部が数秒停止するレベル

ドロ大使は元ユニオン軍人でリアルド乗りだったんだよな
そういう設定の後出しがあって、MAを操縦できた理由や、当時のせっちゃんの操縦を期待性能に頼りすぎとか言ってたのはまあ分かる でも元軍人とはいえ国連大使なのに最前線に乱入してOKだった理由はやっぱり分からない

>>806
裏でボンズリが色々と手を引いてた可能性、とかはどうなんだろうね。

>>806
はたしてＯＫだったのか
本人が死んだから不問にされてるだけの可能性も

>>807
ボンズリが大使が視察に来るとでも吹聴して回ってたのかね
実際に来たのが私色のデカブツ乗っているのが(少なくとも現在は)有名な民間人
しかもいきなり敵艦破壊だから司令部は間違いなくポルナレフ状態になっただろうがｗ

もしアレハンが勝利して生き延びてたとしても取り敢えず拘束されそうな気がする

小説だとアレハンドロは発見されたスローネの秘密基地を視察している描写が
あったんだっけ？

>>791
プラントからの賠償金じゃね
中立なのにコロニー内部でドンパチやったあげくぶっ壊したんだし

>>809
勝ちそうになったら自爆させるだけだし生き残るのは難しそう

>>811
戦後処理でプラントの悪い所は大概クルーゼのせいで片付けられてるし
本土周辺まで追い込まれてた状況から独立どころか地球上の土地までゲットする
マジカル☆カナーバがいる状況で連合占領下のオーブが何か出来たとも思えない

AAの連中を匿う見返りにファクトリーとかから金貰ってた可能性は有るけど

ファクトリーなるの反社会的勢力からの金程度なら恥知らずな金ピカ開発に消えそう

暁関連は
・ヤタノカガミのコストがバカ高くてM1二十機分のコストがかかる
・国民にも隠して秘密裏に開発していた
ここまではまあ良いさ、新技術も最初はコストがかかるもんだし
秘密にしてたのも帝国海軍の大和とかの前例があるし
けど
・開発の指示を出したのは国のトップでもなければ軍部の人間でもない
・親から子への極めて個人的なプレゼント
ここがふざけてるんだ

>>814
カザハラ博士「すまんな。子供の誕生日プレゼントが新型機で」

>>815
それってジョークじゃなかったか？

？？？「対等の勝負をするためにライバルに新素材送ったらフルボッコにされたでござる」

>>816
第４次だとマジで送ってる。というかそのジョークの元ネタ

>>戦後処理でプラントの悪い所は大概クルーゼのせいで片付けられてるし
連合からしたら「ふざけんな！！！」って話だよな

年末はお忙しいですもんねぇ。
ここしばらく、音沙汰がない378氏は体調が悪いのか、ただお忙しいだけなのか・・・
忙しいだけならいいですけど、けがや病気で入院ってなっていたら、心配だ・・・

皆さんも体調にはお気をつけて。

新年明けましておめでとう！
職人さんたちがまた降臨してくれますように

今日は新年最初の日曜日だ
やる事は分かってるな？

行くぜ！
ト裸ンザム初めだぁぁぁ！

ガ裸ッゾで新年あけましておめでト裸ンザム！！」

過疎っても守りたいスレがあるんだぁぁッ！！

>>791
連合はオーブを早々に放棄して復興はジャンク屋ギルドに丸投げした。

と裸ンザム！

ガ裸ッゾでト裸ンザム！！

最近になってce71に刹那が介入した奴を知ったが、続きはまだかね

>>828
投下待ち状態の現状ですよ。
職人から何も報告が無いもので……

さて、いつものようにガ裸ッゾでト裸ンザム！！

>>829
楽しみに待っておるがやっぱそうか

書き込んではないけど
もしや投下や報告があるかも、と
毎日来てる人間が俺以外に何人いるんだろうか

巡回スレに入れてるからね
毎日気にしてるよ
お気に入りから外せない

毎日来てるさ
いつか更新があるその日まで気長に待つだけだが

毎日来てるけど、年末までは職人3，4人いたのに急に全員居なくなったな

俺も毎日来てるよ
ネタも持ち合わせてないからただ待つだけだが

俺も毎日とは行かないけど週末は見に来てるよ
ト裸ンザムとは書き込まなくなったけど
年始で忙しいだろうしある程度落ち着いて投下来るまで待つだけだよ

生存報告〜
本編を書いてて違和感が出たので、SEEDと00を再勉強中です

おお！

他の職人の近況報告及び投下はあるかな？
ってことでガ裸ッゾでト裸ンザム！！

生存報告……やったぜ。

378氏はどうなったん？

また一つ、エタが増えてしまったか……

378氏の作品はこっからどう詰めて行くか難しいところだろうからな

生存確認出来てよかったよほんと
他の職人方も確認出来たらいいんだけど

刹那ジン中期型とジンオーガー描いた俺もいるよ

生存報告嬉しい(＊＾＾)

まあ521氏もレス内容からして直ぐ再開、ってわけじゃないだろうし
他の職人さん達の投下もまだ無いだろうなぁと考えて
過度な期待をしないようにと思いながらも

ト・裸・ン・ザ・ム!!

職人の復帰を心待ちにガ裸ッゾでト裸ンザム！！

スレ保守ということでガ裸ッゾでト裸ンザム！！

>>825
ジャンク屋組合ギルドはモルゲンレーテ社、マルキオとの繋がりが深い
戦後は種世界一金持ちアスハ家とも繋がりが出来た
そしてそのアスハ家は、モルゲンレーテ社の筆頭株主でもあると同時に、ターミナル、ラクシズのスポンサーにして独自の私兵軍（大天使とオーブ宇宙軍）を持つ
アスハ家はカガリが当主に為って以降、本来持つ力を発揮し始めた

今日はプラントでは毎年「血のバレンタイン」の追悼式典やってそうだよね

何かとユニウス7ユニウス7言われてるけど
崩壊したL1世界樹宇宙ステーションやL4コロニー群の住民や
NJ投下で死んだ地球(連合以外含む)人口の１割の事も忘れないであげてください

プラントからしたら地上人は只の塵ですが！

明らかにプラントは外道
ユニウス7の前にも怪しい事いっぱいしてるし
核も自作自演にしか思えないよな

>>855
自作自演かどうかっていうと明確な証拠が有るわけでも無いし断言は出来ないけど
設定や年表とか見たり考察系のスレ見てわまったら怪しい印象を受けるのも確か

宇宙世紀のジオンみたいにまだ同情できる部分が有るわけでもないし
設定の段階から片方の勢力が圧倒的に悪いってのは二次創作する上で面倒かもね
意図的に無視や改変して進めるかそれとも前面に押し出して追及するか

>>855-856
プラントを叩きたいだけならブルコススレへ行け
ここは職人さんのSSを読んで、その内容について話すスレだ

>>857
嘘の内容言ってたりSSに関係ない話してる>>825>>851>>854は無視なのな
SSについて〜とか言ってる割りに>>856の最後の行の話はスルーしてるし

ツベコベツベコベと
何故素直に噛みつかれたのが気に入らないとはっきり言えないんだ！