福田己津央&両澤千晶 vs 山口晋&日野晃博207

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696通常の名無しさんの3倍
キラ「アスラン・・・」

アスラン「キラ様・・・ご無事・・・ですか」

アスランはなにかをつかもうとするかのように震える手を差し出した。キラはその手をしっかりと握る。

キラ「アスラン。お前のおかげだ。見えないのか?」

アスラン「もう、わたくしは、キラ様のお役にたてそうもありません・・・お許しください」

キラ「ばかっ、なにを言う。もうすぐ医者が来る。こんな傷はすぐ治る。
治ったら姉上のところへ勝利の報告に行こう。なっ、そうしよう」

アスラン「キラ様・・・」

キラ「医者が来るまでしゃべるな」

アスラン「宇宙を、手にお入れください」

キラ「・・・あぁ。あぁ、もちろんだ。お前といっしょに」

アスラン「それと、ラクス様にお伝えください。アスランは、昔の誓いを守ったと・・・」

キラ「嫌だ! オレはそんなことは伝えない。お前の口から伝えるんだ! お前自身で!
 オレは伝えたりしないぞ。いいか。いっしょにラクスのところに行くんだ! アスラン」

キラ「アスラン! 返事をしろ! アスラン、なぜ黙っている! アスラン!!」

ムウ「だめです、亡くなりました・・・この上は、せめて安らかに・・・」

キラ「嘘をつくな、ムウ・・・卿は嘘をついている! アスランが、私をおいて先に死ぬわけはないんだ!!」

キラ「さあ、目を開けろ、アスラン・・・アスラン! アスラン! アスランー!!・・・・・・」 キラの叫び声がこだまする・・・