新人職人がSSを書いてみる 23ページ目

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702通常の名無しさんの3倍
第一話 はじまり
CE73 10月X日
俺達はセカンドシリーズの機体が連合に盗まれたこと、ユニウスセブンが地球に向かっていることを知らされた
ミツオ「我々は直ちに宇宙へ上がり、これを阻止することとなった」
ロリエーン「と言ってもここジブラルタルにはマスドライバーがないでしょーが」
ミツオが黒板のような形をしたスクリーンに表示された地図の位置を指さす
アジア・・・?
ミツオ「カオシュン基地へ向かいそこから宇宙へ上がる」
しかしロリエーンが立ち上がる
ロリエーン「待ってください、カオシュンは連合の基地でしょうが」
ミツオ「だが今は戦時中ではない 地球の危機にみなが協力しなくてどうする」
ロリエーン「フン・・・だが俺は信用しないけどねナチュラルなんか」
作戦の説明を終えそれぞれが自分の部屋へと戻った
これから艦に乗り込み宇宙へと上がるのだ
荷物をまとめて準備をしなければならない
でも俺はとてもそんな気分じゃなかった
宇宙には嫌な思い出がある
ゲイツに乗りパニックに陥った俺は敵味方構わず攻撃した
目の前が真っ白になり、気がついたときには俺の部隊の仲間は後ろから俺に撃たれ全滅していた
ミツオ「ここに居たのか」
俺は振り返るとそこには俺の荷物をまとめた父が居た
「父上・・・!ぐぅ・・・!」
俺は父の胸に飛び込みただ泣いた
ミツオ「宇宙は・・・怖いか・・・」
怖い、俺は多くの仲間を撃ってしまった
これ以上、仲間を失いたくない・・・
ミツオ「安心しろ 今回はユニウスセブン破砕作業の部隊の支援と周囲の警戒 戦闘ではない」
俺はただ泣き崩れ、気がつけば朝になっていた
ベッドの上 とても爽やかな朝だ
俺は父がまとめてくれた荷物を持ち艦へと向かった
戦闘じゃない・・・けど・・・宇宙は怖い
歩いていた足はだんだん遅くなり止まる
駄目だ・・・行きたくない 怖い・・・
「どけどけー!」
背後から声がして物凄い勢いで何かが近づいてくる
とっさに振り向くと激突した
俺とそう歳は変わらない男で髪は長髪の黒 一目でわかるほどの美形だった