新人職人がSSを書いてみる 23ページ目

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131奪われた2号機 ◆lo0Ni729yM
俺はラテールの神、そう呼ばれている。T県のK中学の3年生にして、成績優秀、スポーツ万能、そして自分で言うのもおこがましいが人望も厚い、方だと思っている。
まあ、女の子にもモテモテな訳なんだが、俺を妬む奴等が居る。

種アンチ。

奴等とも戦う、俺の日常の生活を見てくれ!

「ラスト1球!」
県大会を前に部員みんなが張り切っている夏、俺にとっても大切な夏。
今日、最後の球を投げ込んだ。
「うわぁ、速え!」
キャッチャーがボールをこぼす。
スピードガンを構えてた部員が呆然としながら口にする。
「150キロ・・・」
「マジで? そりゃ捕れるわけないよ」
よし、今年一番のストレートだ。
でも、スポーツ推薦ではなく、一般入試で商業高校を受けるから、この夏の大会を終えて勉強に励みたいのだ。
「よし、もう日も沈んだしこの辺で切り上げよう」
部員が片付けを始める。
顧問のセンセは全く野球を知らないため、実は俺が監督代行もやっているのだ。
「ラテールの神先輩、ちょっとスイング見てくれませんか?」
後輩が一斉に集まり、色んな事を頼んではくるが、残念ながら全部には応じることができない。
「すまん、今日用事があるんだ、お前見てやってくれ。」
そう言ってグラウンドを後にすると、可愛い後輩達が「ええ!」とか「そんな」といい不満そうな顔になっていた。

こうして、俺の中学最後の夏が始まった。
132通常の名無しさんの3倍:2012/09/16(日) 23:30:51.61 ID:???
>>128
乙です!
現在臭い粘着荒らしに居つかれて荒れてますが、NGにでも放り込んで無視してやって下さい
133通常の名無しさんの3倍:2012/09/16(日) 23:33:57.33 ID:???
安価ミス
>>129さん宛てです
134通常の名無しさんの3倍:2012/09/17(月) 00:11:26.84 ID:???
Fate/seed わんわん☆fight「第3話」

皆様、自身は誰よりも優れていると思っていた事はありませんか、誰よりも強いと思っていたことはありませんか
そのほとんどが大人になるにあたって現実をわきまえていくことでしょう、しかし・・・彼、ライダーを召喚した少年は己の分をまだわかっていない子供なのです
これを愚かと笑うでしょうか、それでも大人になろうとしている少年の心こそ最も熱いと言えるのではないでしょうか

リーシャ「へえ君が私のマスターか・・・よろしくね♪」

聖杯戦争に参加した少年「前原幸一」とライダーとして召喚された「リーシャ」の出会いは何をもたらすのでしょうか!
それではFate/seed わんわんfight・レディィィィゴォォォォオオオオ! なのです〜☆(羽入)
幸一「馬鹿にしやがって馬鹿にしやがって馬鹿にしやがってッ・・・あれが講師のやることか!」
幸一が魔術協会の総本部、通称を『時計塔』にて憤慨の中歩いていた・・・今より一年前の事である
構想三年・執筆一年、魔導の血脈の差を埋めるべく作り上げた論文は彼の講師、刹那・エロメロイ・バクシボルト(名前忘れた)によって破り捨てられた
九代を重ねる魔導の名門バクシボルト家の嫡男、学部長の娘とも婚約し若くして講師の座を手に入れ魔術師として磐石な地位を手にした鼻持ちならない男・・・
幸一「俺の才能に嫉妬しているんだ!この超天才エロリスト前原幸一様に・・・ぐわっ」
何かにつまずく幸一、何もない廊下で何が・・・と思うなか声をかけられる
「大丈夫かいキミ、ところで今は講義の時間だと思うけど何をしているんだい?」
「聖杯戦争?」手渡された小鼓の中身は空の芸術家リーシャが所有していたとされるパンツの切れ端
それは聖杯戦争で呼び出すサーヴァントのための聖遺物にほかならなかった、そういえば近々極東の地で行われる儀式に参加すると聞いたことがある
それは魔術師同士の殺し合い、肩書きなんて何も意味を成さない正真正銘の真っ向勝負、そしてその戦いに勝てば誰も俺の力を疑うこともない!
そう思うや否や幸一はありったけの金をかき集めて日本へ、冬木の街へ飛び立って行った
135通常の名無しさんの3倍:2012/09/17(月) 00:12:00.19 ID:???
かくして現在、右手に宿した三つの令呪、召喚に応じたサーヴァント「俺は聖杯に選ばれたんだ!ざまぁみろ!僕を馬鹿にした魔術師どもめーーーーっ」
しかし様子が変だ、最初の違和感は召喚したサーヴァントの傍らに立つ鳥、何よりもどうみてもリスの耳としっぽを生やしたバスティヤージュ人だということ
「えっと・・・リーシャ・・・さん?」幸一がおそるおそる問いかける
自身が用意した台本は威厳に満ちた少年魔術師を演じる予定であったが彼にはその器量はなかった
「バスティヤージュ空軍隊長よ♪ねえ坊や もう一度問う、おまえがワシのマスターか」
・・・失敗した?いや、サーヴァントの召喚そのものには成功したんだからまるっきり失敗したわけじゃないんだ、それならそれでこの聖杯戦争を勝ち抜いてやる
自身の采配と共にライダーが他サーヴァントを蹴散らす幻想を抱きながらウェイバーは自身を奮い立たせる
「俺がお前のご主人様だ!!今日からはスク水メイド服を着ること!!何よりご芳志の心を忘れるなよ〜」
どうしてこうなるんだよ、思い描いた理想と行動が噛み合わない、失態である、それに意を介さぬリーシャ
リーシャ「げ・・・何こいつ・・・ま一応契約成立ね♪」
ぐふふいいのいいのうwそのちょっと引いたけど照れる仕草が大好物だ〜
「俺が聖杯戦争に賭けるのはな幸一パラダイスを作るだけだ!!俺の奉仕の心を持つ超絶美少女達のパラダイス♪」
その答えに対するリーシャの返事は鉄拳であった、その一撃に吹っ飛ばされる幸一
リーシャ「キモイ!この変態!女をなんだと思ってるわけ?チョーキモイんですけど!」
幸一は何も言い返せない、むしろ先ほどの鉄拳で景色がぐるぐる回っている
リーシャ「まあいいわ・・・その変態根性この私が叩きなおしてやるわ!いいわね?」
どうしてこうなる、マスターから弟子へ格下げである
(このクソリスッ娘・・・!)己のサーヴァントの度し難い行為に目にものみせてやると怒りに燃える幸一
(令呪に告げる!この者ライ・・・・)三つの令呪、それはサーヴァントに対する絶対命令権
(おちつけ幸一、もし全ての令呪いを使いきってしまったら僕はこいつを制御できなくなるんだ、だから・・・)すんでのところで冷静さを保つウェイバー
こんなことで令呪は使えない、そんなことをすれば聖杯戦争そのものを戦い抜くことがおぼつかない
「・・・ライダー、僕は聖杯が手に入るなら文句はない、その後でお前が何をしようとしったこっちゃない、だから優先順位はわかってるんだろうな」
「もちろんわかっておるわい、まずは未熟な小僧を鍛えなおすことからだな」
・・・どうしてこうなる
「心配そうな顔をするな、初心者向けの極々やさしい修行だ、さぁ!時間は待ってくれぬぞ小僧」
・・・どうしてこうなるんだよ!今夜何度目になるかわからない嘆きと共にウェイバーとライダー:東方不敗の聖杯戦争は始まりを迎えた
136通常の名無しさんの3倍:2012/09/17(月) 00:13:09.02 ID:???
ライダー、それは聖杯戦争における騎乗兵のクラス、それは最速の英霊の称号
「自分のことを師匠とよばせる英霊ということで真名がバレるかもしれないだろ、そもそも聖杯戦争のしきたりみたいなものなんだ、これだけは譲らないぞライダーちゃん」
聖杯戦争において英霊はその真名を隠すものである、たとえ無敵の肉体を持っていたとしてもその正体がアキレスとわかれば踵を狙われる
また数多くの英霊において自身の死に様は弱点へとつながるのだ
リーシャ「そうか、しきたりならば仕方ない、ワタシをライダーと呼ぶことを許す朝飯だ幸一」
気力を振り絞り上体を起こす幸一、その様は酔っ払った熊・・・いや、小熊の如く
その日も治療をほどこしては修行、治療をほどこしては修行、昏々とふけていく夜、これはどこの武峡小説の1シーンだろう
僕は武道家になりたいんじゃない、魔術師なんだ、魔術師として聖杯戦争に・・・そうだ聖杯戦争だ、僕は聖杯戦争をしにこの冬木にきたんだ
幸一「ライダー、お前はこの聖杯戦争に勝算はあるのか」
その言葉が意味するところは一つ
リーシャ「つまり、私の力が知りたいと」
抑揚のない口調で返すリーシャ
「そ、そうだよ、当然だろ?でないとお前のことをどう信用していいかわからないじゃないか」
ふぅ、と溜息をつく東方不敗
リーシャ「仕方のない弟だな、来い!」
リーシャの愛鳥がけたましい鳴き声と共に現界する、幸一の手がつかまれ、持ち上げたと思ったときにはウェイバーはリーシャと共に馬上に跨っていた
リーシャ「座学の時間ね、戦いにおいて地の利を知るのは必然!さぁいくよ」
そう言うや否や彼女の愛馬は漆黒に染まった夜の冬木の空を疾駆していた、怖い、とても下を見ていられない、そして速い、目をあけていられない
幸一「うわぁぁぁぁぁぁっ、リーシャーーーーーーん!」
どうしてこうなるんだよーーーー!幸一の嘆きはもまた冬木の空に掻き消えていった
風雲再起は冬木の空を翔る、時には橋へ、ビルへ、森へ、風よりも、音よりも早く翔る
幸一「ライダーぁ〜、もうわかったよ、わかったからおりよう、そうだ地に足をつけて地に足ついた修行をしよう・・・」
その声は精神的に憔悴しきっていた、もうジェットコースターなぞ鼻で笑うレベルだ
そして速度を緩め地におりたつ風雲再起、場所は砂浜、幸一は転げ落ちるように地面に落ち、転がった
そこには自分とライダーとその鳥と一組の女、ピンク髪で犬耳の優しそうな美少女と王冠をかぶった巨乳でアホげが目立つ美少女・・・お、お持ち帰り〜❤星良く前回の幸一
リーシャ「お久しぶりですビスコッティの姫君!私はバスティヤージュのリーシャです」
幸一「ちょwおまwwwwwww」よりにもよってこのライダーは自身の真名をあっさりバラしやがったではありませんか

「はい!私もお元気ですよ♪それでは戦興業わんわん☆ファイト・・・スタートです☆」
第四次聖杯戦争の火蓋が、今まさに斬って落とされようとしていた。