新人職人がSSを書いてみる 23ページ目

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1通常の名無しさんの3倍

新人職人さん及び投下先に困っている職人さんがSS・ネタを投下するスレです。
好きな内容で、短編・長編問わず投下できます。

分割投下中の割込み、雑談は控えてください。
面白いものには素直にGJ! を。
投下作品には「つまらん」と言わず一行でも良いのでアドバイスや感想レスを付けて下さい。
荒れ防止のため基本「sage」進行を用いておりましたが、
現在当板の常駐荒らし「モリーゾ」の粘着被害に遭っております。
「age」ると荒れるという口実で「sage」を固持しつつ自演荒らしを続けるという状況が続いておりますので、
職人さんの投下作を恣意的に改ざんしたり意味不明な中傷レスが続いたりなどの場合は、
流れを見て自己判断でID出し進行に切り替えてください。
ID出しにより自演が煩雑になるので、一定の効果はあります。
また、職人氏には荒らしのなりすまし回避のため、コテ及びトリップをつけることをお勧めします。
SS作者には敬意を忘れずに、煽り荒らしはスルー。
本編および外伝、SS作者の叩きは厳禁。
スレ違いの話はほどほどに。
容量が450KBを越えたのに気付いたら、告知の上スレ立てをお願いします。
本編と外伝、両方のファンが楽しめるより良い作品、スレ作りに取り組みましょう。

前スレ
新人職人がSSを書いてみる 22ページ目(偽スレ)
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/shar/1327687392/

まとめサイト
ガンダムクロスオーバーSS倉庫 Wiki
http://arte.wikiwiki.jp/

新人スレアップローダー
http://ux.getuploader.com/shinjin/
2巻頭特集【テンプレート】:2012/08/20(月) 20:24:37.62 ID:K8+hWMqK
〜このスレについて〜

■Q1 新人ですが本当に投下して大丈夫ですか?
■A1 ようこそ、お待ちしていました。全く問題ありません。
但しアドバイス、批評、感想のレスが付いた場合、最初は辛目の評価が多いです。

■Q2 △△と種、種死のクロスなんだけど投下してもいい?
■A2 ノンジャンルスレなので大丈夫です。
ただしクロス元を知らない読者が居る事も理解してください。

■Q3 00(ダブルオー)のSSなんだけど投下してもいい?
■A3 新シャアである限りガンダム関連であれば基本的には大丈夫なはずです。(H22,11現在)

■捕捉
エログロ系、801系などについては節度を持った創作をお願いします。
どうしても18禁になる場合はそれ系の板へどうぞ。新シャアではそもそも板違いです。

■Q4 ××スレがあるんだけれど、此処に移転して投下してもいい?
■A4 基本的に職人さんの自由ですが、移転元のスレに筋を通す事をお勧めしておきます。
理由無き移籍は此処に限らず荒れる元です。

■Q5 △△スレが出来たんで、其処に移転して投下してもいい?
■A5 基本的に職人さんの自由ですが、此処と移転先のスレへの挨拶は忘れずに。

■Q6 ○○さんの作品をまとめて読みたい
■A6 まとめサイトへどうぞ。気に入った作品にはレビューを付けると喜ばれます

■Q7 ○○さんのSSは、××スレの範囲なんじゃない?
△△氏はどう見ても新人じゃねぇじゃん。
■A7 事情があって新人スレに投下している場合もあります。

■Q8 ○○さんの作品が気に入らない。
■A8 スルー汁。

■Q9 読者(作者)と雑談したい。意見を聞きたい。
■A9 旧まとめサイトは2012年3月でサービスを終了してしまいましたので、ご希望があればどこか探します。
3巻頭特集【テンプレート】:2012/08/20(月) 20:26:31.90 ID:K8+hWMqK
〜投稿の時に〜

■Q10 SS出来たんだけど、投下するのにどうしたら良い?
■A10 タイトルを書き、作者の名前と必要ならトリップ、長編であれば第何話であるのか、を書いた上で
投下してください。 分割して投稿する場合は名前欄か本文の最初に1/5、2/5、3/5……等と番号を振ると、
読者としては読みやすいです。

■補足 SS本文以外は必須ではありませんが、タイトル、作者名は位は入れた方が良いです。

■Q11 投稿制限を受けました(字数、改行)
■A11 新シャア板では四十八行、全角二千文字強が限界です。
本文を圧縮、もしくは分割したうえで投稿して下さい。
またレスアンカー(>>1)個数にも制限がありますが、一般的には知らなくとも困らないでしょう。
さらに、一行目が空行で長いレスの場合、レスが消えてしまうことがあるので注意してください。

■Q12 投稿制限を受けました(連投)
■A12 新シャア板の場合連続投稿は十回が限度です。
時間の経過か誰かの支援(書き込み)を待ってください。

■Q13 投稿制限を受けました(時間)
■A13 今の新シャア板の場合、投稿の間隔は忍法帖のLVによって異なります。時間を空けて投稿してください。

■Q14
今回のSSにはこんな舞台設定(の予定)なので、先に設定資料を投下した方が良いよね?
今回のSSにはこんな人物が登場する(予定)なので、人物設定も投下した方が良いよね?
今回のSSはこんな作品とクロスしているのですが、知らない人多そうだし先に説明した方が良いよね?
■A14 設定資料、人物紹介、クロス元の作品紹介は出来うる限り作品中で描写した方が良いです。

■補足
話が長くなったので、登場人物を整理して紹介します。
あるいは此処の説明を入れると話のテンポが悪くなるのでしませんでしたが実は――。
という場合なら読者に受け入れられる場合もありますが、設定のみを強調するのは
読者から見ると好ましくない。 と言う事実は頭に入れておきましょう。
どうしてもという場合は、人物紹介や設定披露の短編を一つ書いてしまう手もあります。
"読み物"として面白ければ良い、と言う事ですね。
4巻頭特集【テンプレート】:2012/08/20(月) 20:27:53.40 ID:K8+hWMqK
〜書く時に〜

■Q15 改行で注意されたんだけど、どういう事?
■A15 大体四十文字強から五十文字弱が改行の目安だと言われる事が多いです。
一般的にその程度の文字数で単語が切れない様に改行すると読みやすいです。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
↑が全角四十文字、
↓が全角五十文字です。読者の閲覧環境にもよります。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
あくまで読者が読みやすい環境の為、ではあるのですが
閲覧環境が様々ですので作者の意図しない改行などを防ぐ意味合いもあります。

また基本横書きである為、適宜空白行を入れた方が読みやすくて良いとも言われます。

以上はインターネットブラウザ等で閲覧する事を考慮した話です。
改行、空白行等は文章の根幹でもあります。自らの表現を追求する事も勿論"アリ"でしょうが
『読者』はインターネットブラウザ等で見ている事実はお忘れ無く。読者あっての作者、です。

■Q16 長い沈黙は「…………………」で表せるよな?
「―――――――――!!!」とかでスピード感を出したい。
空白行を十行位入れて、言葉に出来ない感情を表現したい。
■A16 三点リーダー『…』とダッシュ『―』は、基本的に偶数個ずつ使います。
『……』、『――』という感じです。 感嘆符「!」と疑問符「?」の後は一文字空白を入れます。
こんな! 感じぃ!? になります。
そして 記 号 や………………!! 



“空 白 行”というものはっ――――――――!!!


まあ、思う程には強調効果が無いので使い方には注意しましょう。

■Q18 第○話、って書くとダサいと思う。
■A18 別に「PHASE-01」でも「第二地獄トロメア」でも「魔カルテ3」でも「同情できない四面楚歌」でも、
読者が分かれば問題ありません。でも逆に言うとどれだけ凝っても「第○話」としか認識されてません。
ただし長編では、読み手が混乱しない様に必要な情報でもあります。
サブタイトルも同様ですが作者によってはそれ自体が作品の一部でもあるでしょう。
いずれ表現は自由だと言うことではあります。

■Q19 感想、批評を書きたいんだけどオレが/私が書いても良いの?
■A19 むしろ積極的に思った事を1行でも、「GJ」、「投下乙」の一言でも書いて下さい。
長い必要も、専門的である必要もないんです。 専門的に書きたいならそれも勿論OKです。
作者の仕込んだネタに気付いたよ、というサインを送っても良いと思われます。

■Q20 上手い文章を書くコツは? 教えて! エロイ人!!
■A20 上手い人かエロイ人に聞いてください。
5通常の名無しさんの3倍:2012/08/27(月) 00:16:56.94 ID:???
質問なんだなオリキャラはだしてもいいのかな?
6通常の名無しさんの3倍:2012/08/27(月) 01:25:55.25 ID:???
舞台が新シャアの作品で、特定の個人を思わせるようなものや極度のメアリー・スーでなければ問題ないと思う
オリジナル主人公の作品も完結作にはあるし
75です:2012/08/27(月) 11:39:11.14 ID:???
AGEのTV後の話を作ってるんだけど
キオやウッドピットの子供の世代が出るとどうしても目立ってしまって
どうしたもんかと
8通常の名無しさんの3倍:2012/08/27(月) 19:51:31.74 ID:???
本編終了とゲーム発売前に未来予想SS的なものが書きたいのであれば、
鮮度が大事なので上で挙がってるような問題がないなら早めに投下するのがいいと思う
終わってゲームでのネタバレも確認してから投下したいのであれば、
もう少し待って情報が出揃ってからオリジナルキャラの目立ち具合を調整してもいいかなと
本編放送や劇場公開前の予想SSで思わぬことが的中したこともあるよ
参考になれば
9あ ◆klcFbgW3xg :2012/09/05(水) 01:10:36.39 ID:???
こうかな、できてなかったら恥ずかしい
新人です初めて書きます
ageの短いやつです
10からあげ ◆klcFbgW3xg :2012/09/05(水) 01:40:39.14 ID:???
夢に向かって   その1

学校の帰り道を逸れて、少年ラーガンはちょうどケージより高いくらいの木に登りゆっくり動く機械の人間を見つめる。
周りが暗くなったのに気付いたのは機械人間のお腹から人が出てきた時だった
急いで家に帰ると母がキッチンに立ち、鍋を突いていた

少年の帰宅に気づいた母はやれやれといった表情で背中を向けたまま説教を始めた。
うつむいて謝ることしかできなかったが、母親に「ロボット」と言われるたびに
「モビルスタンダードだよ」と小さく愚痴った
11からあげ ◆klcFbgW3xg :2012/09/05(水) 02:00:06.70 ID:???
夢に向かって   その2

母親の説教と晩御飯を済ませるとラーガンはすぐ自分の部屋に入り机の上の雑誌を手に取る
表紙には大きく「生まれ変わるMS」と書かれている。
ベッドに転がり雑誌を読むうちに眠くなりついにそのまま目をつぶってしまった。

沢山の楽器が勇ましい音を奏でながら大きなステージ車で行進し、その後ろをMSが歩く。
ラーガンがまだジュニアハイに通うより前の光景を彼は夢で見ていた。
銀の杯条約によって本来の「MS」は存在しなくなり、このころは図書館の本に載ってる
古い写真を思わせる「モビル」カテゴリー黎明期のような人型で大きいだけの作業用メカのみ
稼働を許されていた。それでも幼いラーガンにとっては夢を形にしたものだった

パレードの1団が過ぎていくうちに目を覚ますと部屋の明かりは消されていた
12からあげ ◆klcFbgW3xg :2012/09/05(水) 02:23:42.24 ID:???
夢にむかって   その3

スクールの教室で一人黙々と分厚い本を読むラーガンに友人が話しかけ、いつものように友人と話し合う
毎日動くMSを見るために木に登り誰よりもMSに詳しいラーガンはスクールでも知名度が高く
よく笑われもしたが気にしたことは無かった

コロニーでは季節が極端だがその分わかりやすく、寒さを感じ始めたころスクールの終わるときにはすでに
辺りは暗くなって工事現場を眺める時間も少なくなる、そういうときが学年の終わりが近い時だ。
先生がしきりに進路の話をするが2年生のラーガンは「パイロットになる」の一点張りだった。

ある日いつものように学校を出ていつもの木に近づくと、普段やかましく響く作業音が聞こえなかった。
みると4階建てのビルが立派に立ち上がり、辺りには何も残っていなかった
13からあげ ◆klcFbgW3xg :2012/09/05(水) 02:42:29.55 ID:???
夢に向かって   その3

家に帰ったラーガンは夢が自分を置いて行ったように思えて寂しかった
ふと思い出し本棚から先週買って読みかけて眠ってしまった雑誌を取り出した、ページをめくるとこれまで見てきた
作業用とは打って変わってまるでパワードスーツを着た人間のような姿が載っていた。
コクピットがガラス貼りじゃない頭があって大きな楕円のバイザーが着いていて銃まで持っている

よく記事を読むとコロニー近辺を浮遊するデブリとの衝突事故を防ぐためそれらの除去など安全の為にのみ
一部技術の使用許可が連邦議会で採決されたとある、そういえばテレビでそんなこといってたかなぁと思い出し
先ほどまでの寂しさを忘れニヤニヤしながら雑誌を読み進めた

母親にドアをノックされいい加減寝なさいと言われたのは日付が変わってからだった。
すっかり夢中になってしまっていたラーガンはあわてて授業の課題を探し始めると、鞄の中から進路についてのプリントが出てきた
14からあげ ◆klcFbgW3xg :2012/09/05(水) 03:05:44.60 ID:???
夢に向かって  その4

週末を利用してラーガンは駐屯基地に訪れた、コロニーでは軍隊が警察と消防を管轄しているため
エントランスは多くの人が苦情や被害を訴えていた。数種類のパンフレットが山積みになった
テーブルを見つけるとその中から一つを取る「士官養成スクール」とでかでか書かれたパンフレット
には説明会が今日行われると書いてある、ラーガンもそれが目当てでここに来たのだ

時間より早く2階の会場に入ると自分と同じような年齢の人もいて少し安心した
時間どおりに職員が説明を始めるとみな真剣な表情になって聞き入ってたがラーガンは違った
自分が思ってたのと何か違う、コロニー間紛争鎮圧の指揮とか連邦軍本部勤務とか
説明会の終わりに質問がある人は、と聞かれ真っ先に手を挙げた
「MSには乗れないんですか?」

どうやらMS乗りは危険な作業が多くなる見通しが立ち、人手不足で名乗り出ればなれるような状態であるらしい
ラーガンは家に帰るとその場で書いた申込み用紙を親に見せてMS乗りになると言った
思いのほかすんなり親は納得しスクールの同級生や教員に惜しまれながら中退、念願のパイロットに志願した
15からあげ ◆klcFbgW3xg :2012/09/05(水) 03:42:43.41 ID:???
夢に向かって   その5

家に帰ると両親が怯えているように見えた、なにがあったか聞くと少し前にニュース速報で
コロニー「エンジェル」が崩壊したという、しかも原因は人為的なテロ行為でありMSのような
巨大な兵器が使われていた。

天使の落日と言われるこの事件の後MS乗りとそのラーガンのような訓練生までもエンジェルから
近いコロニーへ順番に転属の辞令が下った。
ラーガンの配属先は「ノーラ」だったエンジェルを中心とした警戒網の外縁でありエンジェル居住者
の難民収容も行っていた。

数日後、宇宙港でシャトルに乗ろうとしたとき、小さな男の子が話しかけてきた
「その軍服本物のパイロットでしょ?かっこいい!」
照れ臭くなってすぐシャトルに乗り込むと窓から船外で活動するMSが見えた
「待ってろよ、俺もノーラで1人前のパイロットになるからな!」
親指を立ててシャトルの発射許可サインを送るMSが自分を応援してるように見えた

おわり
16通常の名無しさんの3倍:2012/09/06(木) 02:00:35.76 ID:???
>>10
投下乙。
まさかのラーガン少年編GJ。
いきなり二世代目で無言でいなくなったと思ったら外伝ではすでにオッサンになってたり、
初登場で負傷とか本編での露出とか、
いろんな面で不遇な気がしたキャラにスポットが当たるのはいいことだと思う。
キャラの性格を反映してか穏やかな感じがするSSだった。
17通常の名無しさんの3倍:2012/09/08(土) 14:41:54.65 ID:???
>>10
投下乙
小説ではちょくちょく出てるラーガン
アニメではあれが見納めになってしまうのだろうか
18通常の名無しさんの3倍:2012/09/10(月) 09:14:02.06 ID:???
キラ達が00の世界に飛ばされソレスタをめっためったにするSS

キラ「アスランは先に行って、マリューさん達も」
アスラン「わかった」
キラ「もうやめろぉ!」
シン「はぁ!」
ストライクフリーダムのカドゥリスデスティニーの名無し砲がぶつかりその衝撃でブラックホールが生じる
キラ「?!」
シン「なんだこれは…?」
レイ「機体が…吸い込まれてゆく?」
ストライクフリーダム、デスティニー、レジェンドの三機は徐々にブラックホールの中へと呑み込まれていく

マリュー「キラ君!」
その現象に気づいたマリューが大声で叫ぶがその声は届かない
アスラン「艦長!」
艦長の判断を迫る声
マリューは頭の中で状況を整理しようと思ったがストライクフリーダムは既に機体の半分以上が呑み込まれていた
それを見たとうとうマリューがとうとう決断を下す
マリュー「キラ君を救助に行きます」
アスラン「了解」
マリュー達は旋回しブラックホールを目指した

アスラン「キラ!聞こえるか?応答しろ!キラ・ヤマト!」
俺は必死に呼びかけるがキラは応答しなかった
そしてブラックホールは急激に大きくなり
俺達をも包み込んだ
俺の記憶はここで途絶えた
19通常の名無しさんの3倍:2012/09/10(月) 09:46:11.25 ID:???
アスラン「ここは…?キラ?!」
目覚めて気を取り戻した俺は思い出したかのように親友の名前を叫ぶ
アスラン「通信機器は駄目か…救難信号…」
いや、ここはザフトの勢力圏だザフトに捕まりでもすれば議長は俺を始末するだろう
アスラン「くそぅ!」
俺は苛立ちを抑えるためモニターを両手で叩く
アスラン「っ…!」

その時俺は大きな爆発音を聞いた
かなり近く
つまりこの近くで戦闘が行われている、と言うことだ
それは近くに自分以外の人間がいると言う意味でもありこれまでの不安がいっきに和らいだ
アスラン「アークエンジェルか!」
俺はさっき爆発があった宙域へと向かうと
そこには見慣れないMSが戦闘を繰り広げていた
一方は薄い青の機体 もう一方は真紅の機体
後者は赤い粒子のようなものを散布している
真紅の機体数機が青い機体1機を追い詰めている、と言う状況だった
4機は俺に気づき戦闘を一時中断する

赤い方の男B「ガンダム?!」
赤い方の男A「識別にない機体だ、ソレスタルビーイングめ!こんなところにまで!」
アスラン「ソレスタルビーイング?」
赤い方の男C「やっちまえ!」
アスラン「ちっ…」
インフィニットジャスティスが放ったシャイニングエッジは円を描き3機を両断し手元に戻ってくる
コクピットは狙わず四肢のみを切断した
無駄な殺生はしない、それが俺達のやり方だ
それに奴らにはまだ聞きたいこともある

赤い方の男A「くっ…!殺される!」
赤い方の男B「撤退だ」
アスラン「待て!」
俺の言葉に耳を傾けず三機は撤退した
それを静止して見ていた青い機体
俺はその機体に聞くことにしたこの宙域のこと、さっきの機体のこと、そしてキラ達のこと

青い方の機体「助かった、しっかしあのアヘッドを圧倒してしまうんだからな」
アスラン「アヘッド?」
青い方の機体「知らないのか?さっきの赤いモビルスーツだ」
アスラン「どこの所属だ?」
青い方の機体「どこのって…アロウズに決まってるだろ…?」
少々呆れ顔で告げる
アスラン「アロウズ?地球連合の特殊部隊か何かか?」
青い方の機体「ち…地球連合?!あんた…ほんとにソレスタルビーイングか?」
アスラン「ソレスタルビーイング…聞いたことがないな、俺はオーブ軍所属のアスラン・ザラだ、そちらの機体は見慣れないがどこの所属だ?」
青い方の機体「冗談がうまいパイロットだな俺はカタロンの李・笊戸」
カタロン…ソレスタルビーイング…アロウズ…聞きなれぬ名前ばかりだ、一体どうなっているんだ?
20通常の名無しさんの3倍:2012/09/10(月) 10:11:18.16 ID:???
>>18-19
乙です!期待しています
21通常の名無しさんの3倍:2012/09/10(月) 10:44:16.76 ID:???
>>18-19
こういうのを待っていた!
22通常の名無しさんの3倍:2012/09/10(月) 11:24:16.07 ID:???
リボンズ「謎のガンダムのパイロット生体データが手に入ったけど中々興味深い内容だね、彼らもまた造られし者か」
23通常の名無しさんの3倍:2012/09/10(月) 11:34:54.93 ID:???
・まずどこで戦ってんだよお前ら
・いきなりアスランの一人称視点かよ
・爆発音=戦闘かよ、戦闘民族かおめーは
・通信機器駄目なのになんで会話が成立してんだよ
・円運動で四肢切り落としとか無理!
・台詞の前に人物の名前入れなきゃ会話が理解できないような描写にすんな
・句読点の使い方覚えてから文章書け

といった突っ込みを入れる練習をする分には大変面白く読ませていただきました
24通常の名無しさんの3倍:2012/09/10(月) 11:43:30.49 ID:???
まず日本語を覚えてから出直しましょう
臭いから二度と来なくていいですけどw
25通常の名無しさんの3倍:2012/09/10(月) 12:19:10.56 ID:???
黙れ種アンチoo厨モッさんの傑作に嫉妬すんなバーーカ
26通常の名無しさんの3倍:2012/09/10(月) 13:26:15.92 ID:???
18-25
キモイんだよセンスねえもの書くな強さが
ガンダムP(フェニックス)EP5期待してますよ
27通常の名無しさんの3倍:2012/09/10(月) 14:29:33.23 ID:???
ミルヒイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ
28通常の名無しさんの3倍:2012/09/10(月) 15:02:47.27 ID:???
通報しますた
29新人スレ住人 ◆RW2ij/dOfA :2012/09/10(月) 18:14:25.93 ID:FeIJmzq5
ここはSSスレです。

内容そのものについて論ずるのは構いませんが、
アンチだの厨だののレッテル貼りの場ではないのでしかるべきスレでどうぞ。
新シャアに関係のない意味不明のレスも自重願います。
詳細は>>1のテンプレをご参照ください。
職人氏には、以降コテ・トリップをつけての投下をお願いいたします。
(NG処理でスルーしてしまう場合があります)

また他板・他スレで当スレのurlを貼るなどSSの宣伝活動、
同様に当スレにおける他スレの宣伝活動もお止めください。固くお断わりします。

>>18-19の内容については他の方の指摘にも既にありますが、
全体的に不足気味だと思います。
形式的な不足を挙げるなら、句読点をつけたりつけなかったりとまちまちで、
文の終わりが明確でないことです。
句読点は便宜的なもので必要不可欠なわけではありませんが、
不特定多数の人間に「読んでもらう」ことを前提とするなら、
やはり全国共通の書式を用いるのが親切です。

小説家のようにMY書式にこだわるのはSSとしての評価を得てからでも
十分間に合いますので、まずは文章内での書式を、
国語表現の教科書から大きく逸脱しないレベルで統一することをお勧めします。

あと、(人名「セリフ」)の連続するト書きはSSとはみなされませんので、
地の文に発語者の名称なり特徴なりを溶け込ませる努力をしましょう。
ト書き文と地の文の混在は、地の文で説明をする労力をト書きで省いたとみなされ、
形式面での評価を低くします。
もし脚本の形式を用いるというのであれば、それを徹底してください。
30新人スレ住人 ◆RW2ij/dOfA :2012/09/10(月) 18:16:00.31 ID:FeIJmzq5
>>29
次に内容的な不足については、移転先の00世界はこれからとしても、
元のSEED・D世界での時間軸や場所が不明瞭で
どのような状況から移転に陥ったのかが明確にされていません。
タイトル通り状況を読ませるSSであるとするなら、
ブラックホール以外どうでもいいじゃないかと省かずに、
その状況をこそ「こまけえことが大事なんだよ(AA略」
と書いたほうが移転前・移転後のギャップが際立つと思います。

たとえばC.E.××、●●が○○を航行中…と冒頭に書くだけでも、
読者は世界を格段に想像しやすくなりますし、
詳しい人なら「本編のこのへんだな」と大体の目星をつけることができます。
そのあと「俺は」と視点キャラによる状況説明が行われれば、
読者の視点が比較的スムーズにアスランに移行すると思います。

他にも例を挙げれば、移転後のアスランの「薄い青の機体 真紅の機体」という
「見慣れない機体」への認識についてですが、
ザフトのものでも連合のものでもない、つまりここは異世界である、という結論に至る
MSの外見的な特徴についてほとんど触れられていません。

機体識別も機能しない異世界で、エース級のコーディネーターのMSパイロットが
目視で機体を識別するのであれば、色のみでなく外見的な細かな特徴を速やかに情報処理し、
非ザフト・連合機と認識するような描写が必要とされると思います。
登場人物に「アヘッド」と言わせれば、00を見ていれば機体の特徴なんぞ書かなくても分かるだろう?
という手法を用いるのはSSとしては横着といわざるを得ません。
地の文において、アスラン視点で直面したMS戦を通して
世界を説明する努力を惜しまない方がよいのではないでしょうか。

蛇足ですが、カタロンカラーは薄い青でしょうか?
お手元の資料をご確認願います。
31通常の名無しさんの3倍:2012/09/10(月) 18:18:35.00 ID:???
>>29-30
お前何様?
ここ新人スレだから指摘禁止だぞ
32通常の名無しさんの3倍:2012/09/10(月) 18:19:10.11 ID:???
30みたいな奴がいるから過疎るんだよ
33新人スレ住人 ◆RW2ij/dOfA :2012/09/10(月) 18:20:56.69 ID:FeIJmzq5
批評が不要であるならば
新人職人スレでないところで作品を発表されればよろしいのではないでしょうか
ここは無条件賞賛の場でないのは1スレ目から変わりありません
34通常の名無しさんの3倍:2012/09/10(月) 18:22:44.93 ID:???
いるよな30みたいなただ下を見下したいって理由だけで新人スレに居座る奴
SSへの指摘は書く気失せるんだからやめろよ
35通常の名無しさんの3倍:2012/09/10(月) 18:27:55.42 ID:???
>>33
まともな文章が読みたいなら新人スレ見るのやめたら?
36通常の名無しさんの3倍:2012/09/10(月) 18:32:19.63 ID:???
指摘厨のせいでまた住民が減るのか
指摘厨うぜえよ・・・
37通常の名無しさんの3倍:2012/09/10(月) 18:52:32.13 ID:37IsYrZf
>>29
そいつ各所で完全無視が推奨されてる有名な荒らしなんで、触れない方が吉だしまともな会話が成り立つこともないよ
38通常の名無しさんの3倍:2012/09/10(月) 18:59:53.72 ID:???
このまま荒らしが定住するようでしたら
職人さんにはID出しとトリップをつけて貰う方が良いと思います
それらが無い場合は如何なる場合でもスルーするのが宜しいかと
39通常の名無しさんの3倍:2012/09/10(月) 19:32:10.20 ID:???
他の職人さんはまともな文章だから基礎レベルの指摘はまず受けてないということになぜ気づかん
察しろ
40通常の名無しさんの3倍:2012/09/10(月) 21:13:25.44 ID:???
>>39
阿呆未満だからわかりませんと毎レスごとにゲロッてるだろ
41通常の名無しさんの3倍:2012/09/10(月) 23:55:33.65 ID:???
ド素人で申し訳ありませんが「トリップ」の付け方かいまだにわかりません
42トリップのつけ方 ◆KqWYYOhfQpYH :2012/09/11(火) 00:29:56.02 ID:???
>>41
名前欄に

コテ名#○○○○(任意の文字列、#から全部半角にすることを忘れずに)に入力すると
コテ名◆トリップ に自動変換される

たとえば荒らしが

コテ名◆トリップ を名前欄に入れてもその場合は
コテ名◇トリップ にしかならないので騙ることができない


例としてこのレスの名前欄に

トリップのつけ方#syokuninbosyu と入力すると
上のようなトリップがつきます

ちなみに専ブラを使うとトリップはすぐに確認できます
そしてなりすまし防止のため、くれぐれも#syokuninbosyuに当たる文字列の部分は他人に分からないようにしてください

レッツトライ
43ガンダ ◆OqUi2F7N76 :2012/09/11(火) 14:55:03.10 ID:???
ネタでもいいとあるので
AGEの自分のゲームの中のアセム投下します
44ガンダ ◆OqUi2F7N76 :2012/09/11(火) 14:59:50.73 ID:???
バルガス「アセム!町にヴェイガン奴らが来たぞ!」

アセム「卒業式だって言うのにまったく」
ガキョンバリバリドカーン
ゼハート「お前では私に勝てない」

アセム「ゼハートォ!、くそっ!負けた…」
45ガンダ ◆OqUi2F7N76 :2012/09/11(火) 15:05:04.70 ID:???
アセム「レベルタブレード使ったのに…」

バルガス「仕方ないだろアセムブースト無音で空飛び続けてたんじゃ空中に格闘は届かん時もある」
しばらくして
連邦に入隊
アセム「ディケさん!これ戦闘機ですか?」

ディケ「新しいガンダムだよお前の、ストライダー形態で高速移動ができる」

アセム「すごい!」

ディケ「めちゃくちゃコスパ悪いから気をつけろよ」

アセム「・・・」
46ガンダ ◆OqUi2F7N76 :2012/09/11(火) 15:14:38.48 ID:???
ゼハート「ハイパーキィィック!!!」
ガシャァァン
ゼハート「これが最後だアセム二度と私の前に現れるな」

アセム「くそ!変形はほとんど使わないしハイパードッズ強いけどそこそこしか削れない!」

ディケ「アセム新しい武器が完成したぞ!」

アセム「ウェアじゃないんですか!?」

ディケ「ダブルバレットは固有バトルスキルがカッコいいが
    まずはビームマシンガンだ!エネルギーパック沢山もってばらまいてやれ!
    しかもマシンガン系のバトルスキルはなぜか射程を超えて攻撃できる!」

アセム「すごい!これならXラウンダーとも戦える!」

ディケ「あぁ!あと格闘武器もハンマーに変えたからあいての行動を止めながら
    ゲージをためてバレットバーストを短い間隔で撃つこともできる!」
47ガンダ ◆OqUi2F7N76 :2012/09/11(火) 15:24:13.29 ID:???
ソロンシティ終了後

アセム「ディケさん!入り組んだマップだとマシンガン役に立たないし宇宙マップ
    じゃマシンガンだとすぐにEN尽きてEパックいくつあっても足りませんよ!」

ディケ「わかってるさ!今度AGEシステムで作った武器はこれだ!」

アセム「ウェアじゃないんですか!?」

ディケ「いやアルティメスはバトルスキルにレーザーあるけどダブルバレットの時に
    固有武器やバトルスキルは半分魅せ技扱いになってたから説明は省く!
    今回の武器はこれだ!」

アセム「なんですかこれ?」

ディケ「アニメキオ編が佳境だからってクロスプレイモードで先走って作った
    ツインバズーカだ!まず普通のビームバズーカでも良かったがヒット数
    が倍だし実弾のおかげで爆風ダメもあってダウンが非常に取りやすい!
    これならXラウンダーでなくとも大概何とかなる!」

アセム「すげぇすげえよ!AGEシステム!さっそくダウネス近辺に出撃だ!」
48ガンダ ◆OqUi2F7N76 :2012/09/11(火) 15:29:23.77 ID:???
ウルフ「アセム…スーパーパイロットになれ…」
ドカーン
アセム「ウルフさーん!!!畜生!クロノスボコボコにしたのにイベントが変わらなかった!」

デシル「なんだこいつ!バズーカよけきれなくてダウンしてる間に扇形の乱射バトルスキル
    使うから読みきれない!」

アセム「おれは…スーパーパイロット!アセム・アスノだぁ!!」

デシル「ぐわーー!」ドカーン

アセム「なんか…虚しい」
49ガンダ ◆OqUi2F7N76 :2012/09/11(火) 15:34:48.14 ID:QTImNcr+
時は流れて
キオ「砂漠じゃうまく動けない!これじゃ2丁バズで倒しても格闘が振れない!」

ウッドピット「キオ、コアファイターと合体してフォートレスに換装だ!」

キオ「やった!新ウェアだ!見た目からして固有武装持ちだ!強そう!」

ウッドピット「あぁフォートレスキャノンは『2丁バズーカ』だ!」

キオ「おい」

〜完〜
50通常の名無しさんの3倍:2012/09/11(火) 15:43:11.41 ID:???
さげ忘れてるぞ腐れブタ
51通常の名無しさんの3倍:2012/09/11(火) 15:51:30.00 ID:???
>>50ごめんね
52通常の名無しさんの3倍:2012/09/11(火) 15:53:08.13 ID:???
つまり阿呆未満の腐れブタの脱糞自演ショーか
53通常の名無しさんの3倍:2012/09/11(火) 16:28:04.25 ID:???
あらすじ
アスランは突如通信が出来ない状況になり謎のMSの戦闘に巻き込まれた
アスランだはとっさに不利な方に味方し戦闘を集結させる
そこで救助したパイロットから聞かされた「カタロン」「アロウズ」「ソレスタルビーイング」
ここがどこなのか 彼らが何であるか 全くわからないままアスランは近くに駐留しているカタロン所属の巡洋艦へと案内される

第二話 再会

アスラン「ザフト軍特務隊アスラン・ザラですく(^^)」
ブリッジで艦長と対面し仏頂面で敬礼した
ジャイロ「君が…ソレスタルビーイング所属のガンダムマイスターだね私は艦長のジャイロだ」
アスラン「いえ…オr…いや私はそのような部隊に所属した覚えはありません」
ジャイロ「ううむ…まぁ、これ以上の追求はよそうそちらにも機密というものがあるのだろうしな
何にせよ君のお陰で助かった」
アスラン「礼には及びませんジャイロ艦長あそこで抵抗していなかったら私もやられていましたので」
ジャイロ艦長「まぁ、君にはこれから我々に同行してもらう」
アスラン「なぜです?!私は仲間とはぐれてしまいました こうしてる間にも戦闘に巻き込まれているかもしれない」
ジャイロ艦長「君の気持ちもわかるが これより2時間後我らはメメントモリ攻略戦を決行しなければならない」
アスラン「メメントモリとはなんでしょうか?」
ジャイロ艦長「巨大なレーザー…と思ってくれていい 話すよりもこれを見たほうがわかりやすい」

ブリッジのモニターに巨大な光の柱が現れる
柱は地上に降り注ぎ地上は荒廃した
アスラン「これが…」
ジャイロ艦長「メメントモリだ 半径100キロメートル圏内は全滅だ都市も森林も街も何もかもがなくなる」
アスラン「…」
ジャイロ艦長「これがアロウズのやり方だ わかるな?今は時間が惜しい」
アスラン「わかりました ザフト軍特務隊アスラン・ザラ!この艦に同行します」
ジャイロ艦長「わかってくれて助かるよ」
アスラン「(キラ…お前たちなら大丈夫だろう)」
CIC「か、艦長!先遣隊の反応途絶」
ジャイロ艦長「な、何だと!アロウズか?!」
CIC「そ…それが…ガンダムに襲撃されたと」
オペレーター「映像出します!」
アスラン「え?!」

モニターに映されたのは見覚えのある機体だった
赤い羽根にブルーのボディ デスティニーガンダム シン・アスカの搭乗機だ

アスラン「私が行きます このままでは全滅します発進の許可を」
ジャイロ艦長「やむをえんな 発進を許可する」
ブリッジを出た俺は急ぎ格納庫へダッシュしインフィニットジャスティスに搭乗する
アスラン「(シン…お前はまた何をやっているんだ)アスラン・ザラ!出るぞ!」
インフィニットジャスティスが全速力で先遣隊がロストした場所へと向かう
こちらに気づいたシンが俺の機体を見て焦ったのか少しだけ硬直した後に名無し砲を撃ってくるがそれを回避する
アスラン「シン!こんなところで何をやっているんだ」
シン「アスラン?!アンタにはわからないさ アンタにはな!」
突如再会したシンとアスラン その結末はどうなるのか
54通常の名無しさんの3倍:2012/09/11(火) 16:35:29.21 ID:???
ID:FeIJmzq5が丁寧に教えてくれてることを何ひとつ聞いていない…
さすがは腐れ豚、人語を解してないぜ
55通常の名無しさんの3倍:2012/09/11(火) 16:56:44.55 ID:???
◆RW2ij/dOfAをNGにするわ
モリーゾじゃないってんなら節穴してみな
56通常の名無しさんの3倍:2012/09/11(火) 16:57:27.04 ID:???
ガンダ ◆OqUi2F7N76もモリーゾくせぇ
文章力無さすぎ
57通常の名無しさんの3倍:2012/09/11(火) 16:59:40.24 ID:???
>>4 が読めないガンダ ◆OqUi2F7N76は腐れ豚でしょ
58通常の名無しさんの3倍:2012/09/11(火) 17:00:13.94 ID:???
ガンダですけど
すいませんモリーゾってなんですか
最近シャア板来たからそういう単語にうといです
59通常の名無しさんの3倍:2012/09/11(火) 17:02:01.16 ID:???
書く前に>>4くらい読め
人が読むってことを意識しろ
60通常の名無しさんの3倍:2012/09/11(火) 17:02:48.93 ID:???
>>58
荒らしと判別するために節穴お願い
61通常の名無しさんの3倍:2012/09/11(火) 17:04:03.26 ID:???
節穴ってなんですか
62通常の名無しさんの3倍:2012/09/11(火) 17:05:16.73 ID:???
名前欄に「fusianasan」って入れるとIPが出る
これを嫌うのは荒らし
63161.108.150.119.ap.yournet.ne.jp:2012/09/11(火) 17:06:02.02 ID:???
こうですか
64通常の名無しさんの3倍:2012/09/11(火) 17:07:26.65 ID:???
ガンダも荒らしで確定か
って荒らしじゃなかったらテンプレくらい読むか
65通常の名無しさんの3倍:2012/09/11(火) 17:08:37.98 ID:???
>>63
確認した
でも書くときはテンプレ意識しろよじゃないと荒らしAGE厨になるから
66通常の名無しさんの3倍:2012/09/11(火) 17:08:59.77 ID:???
すいませんなんでも歓迎みたいなことかいてあったんでつい
67通常の名無しさんの3倍:2012/09/11(火) 17:10:17.68 ID:???
だからって最低限のルールを見なくていい理由にはならないよ
初心者なら初心者なりに勉強してね
68通常の名無しさんの3倍:2012/09/11(火) 17:10:54.93 ID:???
>>53
投下乙
面白い!!!!
69通常の名無しさんの3倍:2012/09/11(火) 17:12:21.51 ID:???
お前らあんまいじめんなって
ルールを見ない新人さんにも非はあるが謝ってんだからそれ以上言うなよ

すまんね新人さんこのスレは基本種ファンでAGE厨には厳しいから
70通常の名無しさんの3倍:2012/09/11(火) 17:15:42.34 ID:???
すいませんAGEが好きなだけで厨ってほどじゃないんです
ageたこともすいません
ここまでボコボコ言われてアレなんですけど何が悪いんでしょうか
71通常の名無しさんの3倍:2012/09/11(火) 17:16:20.60 ID:???
それもこれもAGEの出来の悪さが原因だな
リマスター放送するまでスレ崩壊してたし
72通常の名無しさんの3倍:2012/09/11(火) 17:16:57.69 ID:???
種厨の腐れ豚の言う事は無視していいよ
ただの荒らしだから
73通常の名無しさんの3倍:2012/09/11(火) 17:18:08.69 ID:???
>>4に注意して書いてりゃ何も言われんよ

───────────────────────────────────
■Q16 長い沈黙は「…………………」で表せるよな?
「―――――――――!!!」とかでスピード感を出したい。
空白行を十行位入れて、言葉に出来ない感情を表現したい。
■A16 三点リーダー『…』とダッシュ『―』は、基本的に偶数個ずつ使います。
『……』、『――』という感じです。 感嘆符「!」と疑問符「?」の後は一文字空白を入れます。
こんな! 感じぃ!? になります。
そして 記 号 や………………!! 
───────────────────────────────────

ここ、特に注目な
74通常の名無しさんの3倍:2012/09/11(火) 17:19:51.27 ID:???
記号の使い方がダメでしたか 
以後気を付けます
75通常の名無しさんの3倍:2012/09/11(火) 17:19:52.59 ID:???
AGE好きなのが悪いだろ
やらおんさんとか見て視野を変えてみろ
76通常の名無しさんの3倍:2012/09/11(火) 17:19:54.66 ID:???
リマス種が爆死一直線だから他の作品を貶したくて仕方ないんだよ
基本的にネタに貴賤は無い
後はルールを守って荒らしの無視を徹底して下さい
77通常の名無しさんの3倍:2012/09/11(火) 17:21:14.44 ID:???
>>74
>>53の人の文章すごく上手だから参考にするといいよ
78通常の名無しさんの3倍:2012/09/11(火) 17:25:47.55 ID:???
AGEに厳しいんじゃなくて、名前とセリフだけのいわゆるト書きはSSじゃない
と散々上で言われてるのにその内容で投下されても感想のつけようがない
ちゃんとSS形式で書いてる人はAGE小説でも普通の感想がついてるのはそのため
種がどうこうっていってるのは対立を煽っているだけの人なので気にしない
79通常の名無しさんの3倍:2012/09/11(火) 17:26:20.56 ID:vNtbAN7E
臭いのが湧いてるからage進行にするか。

>>43
ゲームの雰囲気が伝わってきて面白かったよ。
あと、誹謗中傷してるのはID出せない荒らしだから気にしないでね。
80通常の名無しさんの3倍:2012/09/11(火) 17:31:31.85 ID:???
>>78根本から勘違いしてましたすいません
81通常の名無しさんの3倍:2012/09/11(火) 17:45:03.92 ID:Znx99VGI
>>80
>>1にあるような状況なんでね
新シャアのガンダム(種・種運命・00・ビルダーズ・・・・・・あと他にあったっけ抜けてたらゴメン)なら基本OKだよ
ただしSSスレなんで、ただのト書きは相手にされなかったり
今みたいに荒らしがSSを書けずにト書きを連投するので、荒らしの手法と思われる

モリーゾってのは何年もいる粘着荒らしで、作品間の対立を煽って
ガンダムの監督やアニメ関係者に嫌がらせをしたり2chのスレを荒らしたりする基地外なので
徹底的に相手にしないのがいいよ
82通常の名無しさんの3倍:2012/09/11(火) 19:19:14.23 ID:???
>>81
ここまでこちらに粘着してきた貴方がモリーゾの様な気がするのですが…
違うなら申し訳ありません

00とか一部のオタにしか人気がないガンダムよりAGEは面白くSSを書くのが楽しいのでこれからもよろしくお願いします
83 ◆mEq.Fp/iL. :2012/09/11(火) 19:19:41.53 ID:???
者は試し
84 ◆I30knqCXtk :2012/09/11(火) 19:20:08.60 ID:???
85通常の名無しさんの3倍:2012/09/11(火) 19:39:30.78 ID:???
>>43-49
ガンダ ◆OqUi2F7N76ヘ

[地の文]というものに挑戦しよう
あと、セリフの前にキャラ名付けないで話を展開してみよう
86通常の名無しさんの3倍:2012/09/11(火) 19:59:34.89 ID:???
ガンダ ◆OqUi2F7N76は腐れ豚
スルー推奨
87通常の名無しさんの3倍:2012/09/11(火) 21:08:55.86 ID:???
自分を腐れ豚呼ばわりか…
やっと自覚できたんだなw
88通常の名無しさんの3倍:2012/09/11(火) 21:50:42.79 ID:???
しばらく見てない内に凄いボコボコにされてて自分じゃない人がガンダってことになってた
>>85まとめとか見てたらキャラのセリフだけでもSS扱いだったんで勘違いしてました
過去スレとか見て勉強しますご迷惑をおかけしました
89通常の名無しさんの3倍:2012/09/11(火) 22:01:30.66 ID:???
ここの荒しが良く使う手法だからね>セリフのみSS

日本語かつ会話が書けていてもウッカリ勘違いする事もあると
90通常の名無しさんの3倍:2012/09/11(火) 22:38:29.57 ID:???
>>88が荒らしでないガンダ氏だとしても、コテトリつけなきゃ>>82みたいに荒らしに成りすまされるわけで
職人氏は創作の範囲を侵されないためにも、コテトリつきがおすすめ

過去スレの1スレ目冒頭からセリフのみ文はSSとしては?というのは継続的にいわれているので
SSスレならではの指摘だと思う、ネタ専門スレなら文章力は問われないのでセリフのみは普通だが
91作ってみた ◆B0FhnhyCYI :2012/09/11(火) 22:46:48.01 ID:???
トリップテスト
セリフのみSSはご法度なんですね、何はともあれ日本語ウンヌンは自分も「俺は完璧だぜ!(ドヤァァァ!)」とはとてもいえない
作ったSSをこれは違う、改めてみたら違うと、疲れたからまた次に・・・と作り直してどれだけたってしまったか
さらには初めて製作したSSがシャアスレにおいて、むしろSS全般においてFate x GUNDAMというジャンルを見たことがない点において
自分がどれだけ横道それた異物を作っているのか思い知らされる限りです、でも「作ってみた」ので思い切って投稿してみます
92作ってみた ◆B0FhnhyCYI :2012/09/11(火) 22:48:21.94 ID:???
Fate/stay GUNDAMfight「第2話」

もし宜しければ皆様に聖杯戦争の経緯をご説明させていただきましょう、そもそも180年前のことです。
魔術師の悲願である{根源への到達}を果たすため、召還したサーヴァントが再び英霊の座に戻る際に生じる孔を固定し大穴を空けるための儀式が御三家
聖杯の器を用意したアインツベルン、土地を提供した遠坂、聖杯運用のシステムを作り上げた間桐の手によって行われました
しかし実際に聖杯を使えるのは一組のみのため、ある者は自身の願いを叶える為、儀式を画策した御三家も聖杯の所有権を主張して諍いが発生し儀式は大失敗におわりました
それから60年に一度、冬木の地脈が満ちる時に7人の魔術師がサーヴァントとして英霊を呼び出し聖杯戦争と称し戦って、戦って、戦い合わせ、最後まで勝ち残った一組が聖杯の所有権を得ることができる
そのような業の深い争いが過去三度と繰り返され今まさに四度目が行われていようとしているのです
しかし、今回の聖杯戦争はなにやら様子が違うようです
 
「俺のコードネームは刹那・F・セイエイ、俺はお前のガンダムだ」

さて、ガンダムという存在がこの聖杯戦争にもたらすものはどのような嵐なのでしょうか
今回の主役は前回紹介した殺し屋風の男「衛宮切嗣(えみやきりつぐ)」
それではFate/stay GUNDAMfight・レディィィィゴォォォォオオオオ!
93作ってみた ◆B0FhnhyCYI :2012/09/11(火) 22:54:52.72 ID:???
聖杯戦争とは7人の魔術師がそれぞれサーヴァントを召還して戦いあわせるものである
そのサーヴァントは伝説を生きた超人達である、サーヴァントの召還には通常は聖遺物を触媒に用いる
目当ての英霊を召還するためである、彼が使用した聖遺物は伝説の聖剣エクスカリバーの鞘「アヴァロン」その鞘の所有者は決して傷つくことも老いることもない
目論見どおりいけば伝説の円卓の騎士アーサー王を呼び出せていただろう、しかし目の前の銀の男はどのような縁をもってこの場に召還されたのだろうか
儀式に手抜かりはなかった、万全を期した、どうみてもアヴァロンとはまったく縁のない存在だ
「何者だ」切嗣が問うと銀の男、刹那は「ガンダムだ」と答えた
「ではガンダムとは何のことだ」と切嗣は再び問うと「戦争を根絶する者」と答えた
戦争の根絶?有史以来、いや人間の歴史の中で戦争が根絶された世界など存在しない
だとすれば未来から来た英霊?聖杯は過去、未来問わずその可能性から英霊を呼び出す事すら可能と聞く、だとすれば目の前の英霊の正体に予想がつく
デウス・エクス・マキナ
機械仕掛けの神、解決困難になった事態を力づくで終わらせる機械神、どのような手段で終わらせたかと思うと切嗣が抱いた感情は侮蔑と吐き気しかなかった
その神が為す結末のほとんどは「終末」にほかならない
切嗣はこの召還を事故ではなく必然と悟った、英霊の召還は聖遺物を用いないでも可能だ、その場合召還者にどこか似ている存在が呼ばれるという
そう、彼が目指したのは正義の味方しかし彼の手段はできうる限り多数を救うために必要な少数を切り捨てて殺す天秤の守り手
こんな在り方は正義の味方として間違っている、きっと他の方法があるはずだと縋った万能の願望器である聖杯とソレを手に入れるためのサーヴァント
・・・ああ、なんと僕に相応しいサーヴァントだろうかと切嗣は心の奥で自虐的に毒づいた
だがそのサーヴァントと共に勝ち抜かなくてはならない、たとえ自身の手でマスターを6人血祭りに上げてもサーヴァントがいなければ聖杯に触れることができないのである
「刹那・F・セイエイ、君がサーヴァントとして召還されたクラスを教えてくれ」おそらくはその鉄巨人からライダーのクラスとだとは思うが
聖杯戦争に召還されたサーヴァントにはクラスが存在する
優秀な基礎能力値と絶大な対魔力を誇り最優のサーヴァントと呼ばれる:セイバー
単独行動能力を持ち、マスターからの魔力供給なしでもある程度行動できる:アーチャー
俊敏で燃費の良い攻撃方法を持つ:ランサー
この上記のサーヴァントは三騎士と呼ばれ対魔力を確実に持っていることで知られている
最速の機動力を持つ:ライダー
気配遮断を持ち姿を隠す:アサシン
優秀な魔術と専用の陣地を用意できる:キャスター
理性と引き換えに能力を底上げした:バーサーカー
この中で自身が呼んだサーヴァントがどれに該当するかと言えばライダーだ、それは刹那の傍らにいる鉄巨人の存在に他ならない、しかし・・・
「俺はセイバーとして召還されたようだ」
・・・最悪だ、魔術師としてセイバーがどのような能力を持っているか見抜こうとする

セイバー:刹那・F・セイエイ マスター:衛宮切嗣
筋力:A 耐久:A+++ 敏捷:A 魔力:EX 幸運:C 宝具:A++
クラス能力 対魔力:EX 騎乗:D

・・・魔力と対魔力のステータスがEX(数値化不可能)まともに戦わせたら最優の名をほしいままに聖杯戦争を戦い抜くだろう、しかし
膨大な魔力はもはやマスターを必要とせずにこの世に現界するだろう、膨大な対魔力はあらゆる神秘を悉く無効化するだろう
脆弱な人間であるマスターが英霊という超人を従えることができるのには理由がある
一つは英霊の座からこの世界に存在するための楔としての役割、サーヴァントはマスターがいなければほどなく現界できずこの世から消え失せる事になる
二つ目はサーヴァントを従える三つの「令呪」の存在、消費すれば絶対的な命令権としてサーヴァントを行使することができる、しかしその令呪も対魔力の影響を受ける
Aランクもあれば二つの令呪を使用しなければならなくなるだろうし数値化不可能な対魔力ならば全ての令呪をもってしても眉一つ動かすことすら叶わない
(僕には、このサーヴァントを御しえる手段がない・・・)切嗣は途方に暮れるしかなかった。
94作ってみた ◆B0FhnhyCYI :2012/09/11(火) 22:57:56.10 ID:???
刹那が召還されてから翌日、切嗣は最後の問答を最後に言葉をかけることはなかった
その内容は刹那が切嗣に聖杯戦争を戦う目的、聖杯にかける望みを問うた時
「俺に聖杯はいらない、俺の目的はこの戦争で戦うのではなく対話するためにきた」であった
氷に閉ざされた最果ての地の城、かの城は聖杯戦争を画策した御三家の一つアインツベルン一族の城
衛宮切嗣のような外来の魔術師が名家アインツベルンに招かれたのは四度目の聖杯戦争に勝利するためである
アインツベルンの目的は第三魔法ヘヴンズ・フィールを手に入れること、その内容を端的に言えば不老不死である
その当主、ユーブスタクハイト・フォン・アインツベルンはその魔法を手に入れるためだけに二世紀の時を生き抜いた妄執の大魔術師である
過去三度の戦いにおけるアインツベルンの敗北は戦闘力の欠如によるものだった、それゆえ四度目に必勝を賭けアイツンベルン一族へ加える事を報酬に切嗣を迎え入れたのだ
その衛宮切嗣が既にユーブスタクハイトを裏切り、聖杯を自らの目的に使うつもりだということを彼は知らない
冬木に旅立つ日、切嗣は自分の娘イリヤスフィール・アインツベルンを肩にのせ遊興の時を過ごしていた
もし彼が敗れれば、これが最後になる遊興を愛娘に悟られることがないよう笑顔で接していた
その姿を見つめる金色の眼差し・・・
「何を見ているの?セイバー」
刹那に声をかける女性の声、切嗣の妻であるアイリスフィール・アインツベルン
「アイリスフィール・アインツベルン・・・」
刹那は声の主に答える
「切嗣のああいう側面が、意外だったのね?」
その問いに刹那は無言で頷く、あの冷徹な男にこのような一面があったのは驚きだった、何よりも彼に妻子がいたということである
これは自身が妻を持つこともなく、子を為す事もなく理想を駆け抜いた事と関係がないと言い切れるだろうか
一人の人間として、男として幸せを手に入れているとしか思えない男がなぜ苛烈な戦いに挑むのか
理想を追い求めるのも戦いだが、家庭を為してそれを守るのも戦いだ、切嗣が抱いた望みを刹那はまだ知らない
全ての争いの根絶と言われてもわからないのだ
「教えて欲しいアイリスフィール・アインツベルン、衛宮切嗣はどのような戦争根絶を望んでいる」
極論を言えば全人類を殲滅したり完全に洗脳したりしても戦争根絶は成る、だが衛宮切嗣がそのような結末を望んでいるとは思っていないのだ
アイリスフィールはその問いに押し黙ってしまう、彼女は切嗣の理想を完全に理解しているわけではない
ただ愛する夫のために、夫の理想のためにただ死ぬ女よりも同じ理想に死ぬ女の方が切嗣の負担にならないと信じて振舞ってきただけなのだ
「ごめんなさいセイバー、私には答えられないわ・・・だけど信じて?あの人の理想を、そして私を守って欲しい」
貴婦人の懇願に刹那はただ頷いた、彼女が言うにマスターである切嗣とサーヴァントである自分は別行動をとるらしい
これに対しても他のマスターやサーヴァントと相対し対話の機会を得る点については異論を挟む点はなかった、その中でアイリスフィールの役目はアインツベルンのマスターとして立ち、自分は彼女を守る役目らしい
おそらく切嗣は影で暗躍する目論見なのだろう、彼が最も得意とする暗殺という手段によって
「そうだセイバー、ガンダムについて教えて?貴方が語った戦争を根絶する者について、貴方がどのようにして戦争を根絶したか知りたいの」アイリスフィールは刹那の事を知りたかった
もし刹那が切嗣の心に招き寄せられて召還に応じた英霊なら終末をもたらすような機械仕掛けの神であるはずは決してないと、もしかしたら切嗣を導いてくれる光になってくれると
「俺がしたことは人類が誤解なく相互理解できるきっかけになったくらいだ、たいしたことじゃない」
大したことじゃない、後に骨身を削って対話をやりつづけた人達に比べると本当に大したことじゃない、刹那はそう思っていた
95作ってみた ◆B0FhnhyCYI :2012/09/11(火) 23:00:05.93 ID:???
アイリスフィールは刹那はやはり機械仕掛けの神だと思った、彼は魔法のような事を体現し世界を力ずくで救った
でもよかった、彼は終末の英霊なんかじゃない、切嗣を導いてくれる、救ってくれる、あの人の理想は必ず成る
でも切嗣は刹那を、セイバーを無視してマスターの暗殺に懸けるだろう
刹那は戦わないと言った、対話するために来たと、直感の鋭い人だから私の聖杯戦争に課せられた役目と結末も本能的に感づいているのかもしれない
でも私は戦ってくれると信じている、たとえ相互理解ができても本当に必要なら戦うしかないのだから
そしてこの聖杯戦争に参加するマスターには引けない事情があるはずだから
「もうすぐ日本という国に立つのだろう、俺と話していないでイリヤスフィール・アインツベルンと別れを済ませなくていいのか?」
刹那が話題を切り替える、切嗣が娘を愛していると同じように彼女もまた同じはずだ、貴重な時間を無為にするには忍びない
そしてこれから向かう地に少なからず因果を感じてもいた、これから向かう冬木の街がある国の名前は日本
かの国経済特区日本は平和を謳歌している国の象徴のようなものだった、そのような国で戦争が起こる光景はなんとしても阻止したかった
「それは大丈夫よセイバー、あの子も私と同じ、アインツベルンの女ですからね」
微笑を浮かべる彼女、そしてそれをみつめる金色の眼差し
それは彼女におこる逃れられない死を刹那に予感させていた
「衛宮切嗣、お前が叶えようとしている理想は理解できる、しかしその奇跡を叶える代償を許容できるのか?そしてその願いは奇跡をもって叶えるべきなのか?」
誰にも聞こえる事なく心の奥でつぶやく、今ならまだ間に合う、取り返しがつかなくなる前になんとかしなければと刹那は決意していた
96通常の名無しさんの3倍:2012/09/11(火) 23:00:11.02 ID:???
支援
97作ってみた ◆B0FhnhyCYI :2012/09/11(火) 23:03:32.10 ID:???
以上、投下終了です
一応ですが1話は前スレにまだ残っています
尚、愚にもつかないミスがありまして、よりにもよって
×「GANDUM」
○「GUNDAM」
というミスをしていたこと、お前はそれでもシャアスレSS描きの端くれかと
98通常の名無しさんの3倍:2012/09/11(火) 23:05:57.03 ID:???
乙です!まさかFateと絡めてくるとは…w

ガンダムファイトと言うからGガン勢が来るのかと思ったが、よくよく考えたらガンダムファイターが暴れたら冬木がヤバイw
99作ってみた ◆B0FhnhyCYI :2012/09/11(火) 23:18:59.55 ID:???
今のところ判明しているのは
セイバー:刹那
ライダー:東方不敗大先生、最も気が充実し、病にも冒されておらず、晩年の迷走もない、心・技・体万全の東方不敗、聖杯とはそういう召喚の仕方も可能
バーサーカー:???、女性
アーチャー:青い羽のガンダムのパイロット、彼を召喚した魔術師は相当の期待をかけている模様
ランサー:不明
アサシン:不明
キャスター:不明
 
お察しの通り冬木の街一つですめばいいかもしれないレベルです
100通常の名無しさんの3倍:2012/09/11(火) 23:34:58.97 ID:???
>>99
ライダーの項の若かりし日の東方先生を召喚する件で、Fate/EXTRAのアサシンを思い出した。
「二の打ちいらず」の李書文を若かりし日の拳法家として呼び出すんだよな。

つか心技体万全の東方先生とか勝てる気がしないw
まぁ、せっちゃんの場合は対話が目的だから戦わずに済ますかもしれないけど
101通常の名無しさんの3倍:2012/09/11(火) 23:41:14.40 ID:???
作ってみた氏再投下乙です!
前スレよりも冒頭の語りがストーカーらしい雰囲気を増し、懐かしさを感じました。
続編を期待しております。
102ユーラシア兵 ◆fhWVlI7Zkg :2012/09/12(水) 02:55:59.19 ID:kqD3My5P
コテドリ試してみました。

CE71年  C.E.70年2月11日、地球連合はプラントに宣戦布告

同日中にプトレマイオスクレーターに建設された大西洋連邦軍の月面基地、プトレマイオス基地から
旧大西洋連邦軍所属 地球連合軍第9艦隊が発進した。

この際、大西洋連邦軍内のブルーコスモス派将校らによる強い要請により、1発の核弾頭が
旗艦、アガメムノン級宇宙空母 ルーズベルトに持ち込まれた。

この核弾頭は、対宇宙軍事拠点破壊用のもので、通常戦力によるザフト軍の排除が不可能な場合、或いは
戦力の半数が損害を被った場合にザフト軍唯一の軍事拠点である旧理事国艦隊駐留宇宙ステーションに対して
使用するためと表向きは連合軍関係者には説明されたが、核弾頭搭載を主導した将校らとその背後にいたブルーコスモス強硬派
の幹部達の目的は別であった。




103ユーラシア兵 ◆fhWVlI7Zkg :2012/09/12(水) 03:27:36.57 ID:kqD3My5P
影から核弾頭搭載を推進したブルーコスモス強硬派幹部らは、今回の作戦で
プラントをたとえ制圧できたとしても、一度調子付いたプラントのコーディネイター
はナチュラルからの自主独立を諦める事無くザフトを再建し、ナチュラルに対してのテロを
行い続け、地球全体の脅威となり続けると考えており、それを阻止するには核攻撃によって
プラントの中枢となっているアプリリウス1を破壊することで、抵抗の意志を完全に削ぐ
ことでしか達成できないと考えていた。

そのために宇宙艦隊の旗艦 アガメムノン級 ルーズベルトの士官クラスのクルー、モビルアーマーパイロットは
全員ブルーコスモスの人間で固めて置く等の根回しを行っていた。
104ユーラシア兵 ◆fhWVlI7Zkg :2012/09/12(水) 05:14:33.91 ID:kqD3My5P
C.E.70年2月14日 ザフト軍は、宇宙ステーションに設置した試作段階のニュートロンジャマーを作動させることで地球軍宇宙艦隊の誘導兵器と電子機器を無力化。
ザフト軍は地球軍宇宙艦隊とモビルアーマー部隊に対して戦闘を優位に展開、地球側の最新鋭モビルアーマー TS-MA2 メビウスもザフトのモビルスーツ
プロトジンとその発展機 ZGMF−1017 ジンによって次々とクレー射撃の的のごとく撃墜されていった。

自軍の戦力が次々と削られていくのを見た艦隊司令は、核攻撃命令を発令、
艦内で待機していた核攻撃機とダミーのメビウス ボンバータイプ6機と護衛機のメビウス24機が発艦した。
その20分後、第9艦隊は、戦力の8割を失いながらも直掩機のメビウス隊の決死の奮戦によって退却に成功する。

同時刻、核攻撃隊も防衛用宇宙ステーションとアプリリウス1への侵入が困難と判断、ダミー部隊と散開した。

核攻撃隊は目標への攻撃が不可能な場合は、撤退せよ と厳命されていた。
だが攻撃部隊の多くは撤退することなどすでに眼中に無かった。

その理由は、彼らの多くが、初めての大規模な実戦によって冷静な判断が出来なくなっていたことだった。
彼らも無論厳しい訓練を耐え抜いた優秀な軍人であったが、レーダーと通信機、誘導兵器が満足に使用できない状況下での戦闘など誰も経験したことの無いものだった。

核攻撃部隊は、ダミー部隊が派手に陽動を行っている隙に防衛部隊か手薄なコロニーを探した・・・・そして核攻撃機のパイロットは、ユニウス市への攻撃を決断した。

彼がユニウス市を選択した理由は、今となっては知る由はないが、単に一番距離的に近かったためと考えられている。






105通常の名無しさんの3倍:2012/09/12(水) 06:51:16.30 ID:???
Fate/seed WANWANfight「第2話」 sunlightの前日OBA

もし宜しければ皆様に聖杯戦争の経緯をご説明させていただきましょう、そもそも180年前のことです。
魔術師の悲願である{根源への到達}を果たすため、召還したサーヴァントが再び英霊の座に戻る際に生じる孔を固定し大穴を空けるための儀式が御三家
聖杯の器を用意したタカナシベルン、土地を提供したマルティノッジ、聖杯運用のシステムを作り上げたヒナミザワの手によって行われました
しかし実際に聖杯を使えるのは一組のみのため、ある者は自身の願いを叶える為、儀式を画策した御三家も聖杯の所有権を主張して諍いが発生し儀式は大失敗におわりました
それから60年に一度、冬木の地脈が満ちる時に7人の魔術師がサーヴァントとして英霊を呼び出し聖杯戦争と称し戦って、戦って、戦い合わせ、最後まで勝ち残った一組が聖杯の所有権を得ることができる
そのような業の深い争いが過去三度と繰り返され今まさに四度目が行われていようとしているのです
しかし、今回の聖杯戦争はなにやら様子が違うようです
 
ミルヒ「問いましょう・・・あなたが私のマスターですか?」

今回の主役はfate/seedの主人公した殺し屋風の男「キラ・ヤマトス」
それではFate/seed WANWANfight・レディィィィゴォォォォオオオオ!
106通常の名無しさんの3倍:2012/09/12(水) 06:52:03.31 ID:???
ミルヒが召還されてから翌日、キラは最後の問答を最後に言葉をかけることはなかった
その内容はキラがミルヒに聖杯戦争を戦う目的、聖杯にかける望みを問うた時
「私に聖杯はいらないです、私の目的はこの戦争で戦うのではなく歌で分かりあうためにきました」であった
氷に閉ざされた最果ての地の城、かの城は聖杯戦争を画策した御三家の一タカナシツベルン一族の城
キラのような外来の魔術師が名家タカナシベルンに招かれたのは四度目の聖杯戦争に勝利するためである
タカナシベルンの目的は第三魔法ヘヴンズ・フィールを手に入れること、その内容を端的に言えば不老不死である
その当主、ユーブスタクハイト・フォン・アインツベルンはその魔法を手に入れるためだけに二世紀の時を生き抜いた妄執の大魔術師である
過去三度の戦いにおけるタカナシベルンの敗北は戦闘力の欠如によるものだった、それゆえ四度目に必勝を賭けアイツンベルン一族へ加える事を報酬に切嗣を迎え入れたのだ
そのキラが既にユーブスタクハイトを裏切り、聖杯を自らの目的に使うつもりだということを彼は知らない
冬木に旅立つ日、キラは自分クーベル・もふもふ・バスティヤースを肩にのせ遊興の時を過ごしていた
もし彼が敗れれば、これが最後になる遊興を愛娘に悟られることがないよう笑顔で接していた
その姿を見つめる金色の眼差し・・・
犬日々のAUO「何を見ているのです?セイバー」
ミルヒに声をかける女性の声、キラの妻である犬日々のAUO
ミルヒ「AUO様・・・」
キラは声の主に答える
「キラのああいう側面が、意外だったのね?」
その問いにミルヒは笑顔で頷く、あの冷徹な男にこのような一面があったのは驚きだった、何よりも彼に妻子がいたということである
これは自身が妻を持つこともなく、子を為す事もなく理想を駆け抜いた事と関係がないと言い切れるだろうか
一人の人間として、男として幸せを手に入れているとしか思えない男がなぜ苛烈な戦いに挑むのか
理想を追い求めるのも戦いだが、家庭を為してそれを守るのも戦いだ、キラが抱いた望みを刹那はまだ知らない
全ての争いの根絶と言われてもわからないのだ
「教えてくださいAUO様、キラはどのような戦争根絶を望んでいるのですか?」
極論を言えば全人類を殲滅したり完全に洗脳したりしても戦争根絶は成る、だがキラがそのような結末を望んでいるとは思っていないのだ
犬日々のAUO(犬A)はその問いに押し黙ってしまう、彼女はキラの理想を完全に理解しているわけではない
ただ愛する夫のために、夫の理想のためにただ死ぬ女よりも同じ理想に死ぬ女の方がィラの負担にならないと信じて振舞ってきただけなのだ
「ごめんなさいセイバー、私には答えられないですぅ・・・だけど信じてですよ?あの人の理想を、そして私を守って欲しいです」
貴婦人の懇願にミルヒはただ頷いた、彼女が言うにマスターであるキラとサーヴァントである自分は別行動をとるらしい
これに対しても他のマスターやサーヴァントと相対し対話の機会を得る点については異論を挟む点はなかった、その中で犬あの役目はバスティヤースのマスターとして立ち、自分は彼女を守る役目らしい
おそらく切嗣は影で暗躍する目論見なのだろう、彼が最も得意とする暗殺という手段によって
AUO「セイバー、ガンダムについて教えて?貴方が語った戦知りたいのです?」犬Aはきらの事を知りたかった
もしミルヒがキラの心に招き寄せられて召還に応じた英霊なら終末をもたらすような機械仕掛けの神であるはずは決してないと、もしかしたらキラを導いてくれる光になってくれると
ミルヒ「私がしたことはフロニャルドが誤解なく相互理解できるきっかけになったくらいです、たいしたことじゃないですよ」
大したことじゃない、後に骨身を削って対話をやりつづけた人達に比べると本当に大したことじゃない、ミルヒはそう思っていた
107通常の名無しさんの3倍:2012/09/12(水) 06:52:44.94 ID:???
AUOはキラはやはり機械仕掛けの神だと思った、彼は魔法のような事を体現し世界を力ずくで救った
でもよかった、彼女は終末の英霊なんかじゃない、キラを導いてくれる、救ってくれる、あの人の理想は必ず成る
でもキラはミルヒを、セイバーを無視してマスターの暗殺に懸けるだろう
ミルヒは戦わないと言った、対話するために来たと、直感の鋭い人だから私の聖杯戦争に課せられた役目と結末も本能的に感づいているのかもしれない
でも私は戦ってくれると信じている、たとえ相互理解ができても本当に必要なら戦うしかないのだから
そしてこの聖杯戦争に参加するマスターには引けない事情があるはずだから
「もうすぐ日本という国に立つのだろう、私と話していないであうおと別れを済ませなくていいのか?」
ミルヒが話題を切り替える、キラが娘を愛していると同じように彼女もまた同じはずだ、貴重な時間を無為にするには忍びない
そしてこれから向かう地に少なからず因果を感じてもいた、これから向かう冬木の街がある国の名前は日本
かの国経済特区日本は平和を謳歌している国の象徴のようなものだった、そのような国で戦争が起こる光景はなんとしても阻止したかった
「それは大丈夫ですセイバー、あの子も私と同じ、バスティヤースの女ですからね」
微笑を浮かべる彼女、そしてそれをみつめる金色の眼差し
それは彼女におこる逃れられない死をキラに予感させていた
「キラ、あなたが叶えようとしている理想は理解できます、しかしその奇跡を叶える代償を許容できるのですか?そしてその願いは奇跡をもって叶えるべきなのですか?」
誰にも聞こえる事なく心の奥でつぶやく、今ならまだ間に合う、取り返しがつかなくなる前になんとかしなければとミルヒは決意していた
108通常の名無しさんの3倍:2012/09/12(水) 06:59:30.26 ID:???
乙です!まさかFateと絡めてくるとは…w

わんわん☆ファイト!!ということで
今のところ判明しているのは
セイバー:ミルヒ
ライダー:ルナマリアみたいなリス
バーサーカー:ゴドウィン
アーチャー:ベール
ランサー:ロラン=狂化していない
アサシン:ひなだおさん
キャスター:ベッキー
 
お察しの通り楽しさ満載戦工業♪
>>99
ライダーの項の若かりし日のひなだおさんを召喚する件で、Fate/EXTRAのアサシンを思い出した。
「二の打ちいらず」の李書文を剣聖として呼び出すんだよな。

つか心技体万全のひなだおさんとか勝てる気がしないw
まぁ、姫様の場合は対話が目的だから戦わずに済ますかもしれないけど
109通常の名無しさんの3倍:2012/09/12(水) 07:24:20.92 ID:???
人の作品をパクるな腐れ豚
110通常の名無しさんの3倍:2012/09/12(水) 07:32:51.52 ID:???
腐れ豚は2chではパクリかバ改変かコピペしかできないから
111通常の名無しさんの3倍:2012/09/12(水) 08:02:58.73 ID:???
NG登録推奨ワード:ミルヒ

これでスッキリw
112通常の名無しさんの3倍:2012/09/12(水) 09:48:59.45 ID:???
NG登録のやりかたがわからないです
113通常の名無しさんの3倍:2012/09/12(水) 10:21:36.28 ID:???
専ブラ(たとえばJane)なら
「ツール」→「設定」→「機能」→「あぼ〜ん」→「NGWord」
のとこに特徴のある不快な用語をぽいぽい入れとくだけ
もう最初っから見えないんで快適だぞ
114 ◆09G0/0Fn.s :2012/09/12(水) 20:58:53.68 ID:???
昔ある所にピーマン君と人参君がいました
「こんにちわピーマン君」
「こんにちは人参君」
ふたりは待ち合わせをして一緒に公園に行くのでした
二人は公園への道を歩いていると何やら茂みからガサガサする音が聞こえました
「僕に構わず逃げるんだ!」
「人参君!」
ピーマン君は人参君の最期の命令を受け入れ逃げました
するとGにやられた人参君の断末魔が大きく響き渡ったのです
「人参君…僕は君の仇を討つ!いつか!必ず!」

第一章 血塗られた過去 終わり

初めてなのでへたくそですがどうぞよろしくお願いします
115通常の名無しさんの3倍:2012/09/12(水) 21:06:31.94 ID:???
なんだ!?誤爆か!?
116通常の名無しさんの3倍:2012/09/12(水) 22:24:42.68 ID:???
>>1のテンプレと>>2の「新シャア」を無視したスレ違いの意味不明のレスに該当

よって荒らしと判断し
◆09G0/0Fn.s
>>113の「あぼ〜ん」→「NGName」に追加すれば解決
117通常の名無しさんの3倍:2012/09/13(木) 20:52:24.30 ID:???
腐れ豚は救いようがないな
118通常の名無しさんの3倍:2012/09/13(木) 21:37:49.91 ID:???
おお!ホントだ!消えたぞ!
ってこち亀みたいな反応してみる
119通常の名無しさんの3倍:2012/09/14(金) 01:15:02.20 ID:???
>>102-104
ユーラシア兵さんGJ
アニメだけで小説版は読んだことがないけど本編の隙間をうめるような年代記でわかりやすい
続き期待してる
120通常の名無しさんの3倍:2012/09/14(金) 13:54:53.94 ID:???
キラ、アスラン、シン、レイ、イザーク、ニコルが男装の女性で
かつカガリ、フレイ、ルナマリアも男装している設定のSSを希望!
121通常の名無しさんの3倍:2012/09/14(金) 14:11:19.59 ID:???
120
キモいなOO厨
モッさん達がヒナミザワに行ってババアと山犬そして操られた羽入と戦うSS希望
モッさんはダークサンライトボールで13歳の姿になっていてスーパーブレイブ4になれる
ヒロインのミルヒはあまり戦闘向けではないが物語のカギに良くなる
キランクスは長年の修行をさぼっていたためかかませになること多いがここぞという時には頭脳プレイをする
羽入戦はスーパーブレイブ4のモリーゾでもボコボコにされるが時空を超えてきたシンクとスーパーブレイブ4同市のヒュージョンでモシンクとなり悪の気を浄化希望
して倒すというSS希望
122通常の名無しさんの3倍:2012/09/14(金) 22:00:15.70 ID:???
おう29歳無職のモリーゾさんよぉ、悔しかったら>>53の続きでも書いてみせろやw
なることなすこと中途半端だなんて太陽の勇者()の名が泣くんじゃねぇのかwww
123通常の名無しさんの3倍:2012/09/15(土) 15:45:07.87 ID:???
エレベーターに突っ込んで死ぬ韓国人の音声付き映像
http://www.youtube.com/watch?feature=endscreen&NR=1&v=0tPbisA4q-c
124作ってみた ◆B0FhnhyCYI :2012/09/16(日) 21:32:18.67 ID:???
続きを描けとせかされたとして、一般職人の投下感覚はどれほどなのだろうか疑問に思った
前回の投下から五日、つまり何度も何度も手直しとかしておりません、かなりのアラと誤字が予想されますがよろしくおねがいします
125作ってみた ◆B0FhnhyCYI :2012/09/16(日) 21:34:26.59 ID:EzimkOrx
Fate/stay GUNDAMfight「第3話」

皆様、自身は誰よりも優れていると思っていた事はありませんか、誰よりも強いと思っていたことはありませんか
そのほとんどが大人になるにあたって現実をわきまえていくことでしょう、しかし・・・彼、ライダーを召喚した少年は己の分をまだわかっていない子供なのです
これを愚かと笑うでしょうか、それでも大人になろうとしている少年の心こそ最も熱いと言えるのではないでしょうか

「小僧、貴様がワシの、東方不敗マスターアジアのマスターか」

聖杯戦争に参加した少年「ウェイバー・ベルベット」とライダーとして召喚された「東方不敗」の出会いは何をもたらすのでしょうか!
それではFate/stay GANDUMfight・レディィィィゴォォォォオオオオ!
126作ってみた ◆B0FhnhyCYI :2012/09/16(日) 21:38:49.02 ID:EzimkOrx
「馬鹿にしやがって馬鹿にしやがって馬鹿にしやがってッ・・・あれが講師のやることか!」
ウェイバーが魔術協会の総本部、通称を『時計塔』にて憤慨の中歩いていた・・・今より一年前の事である
構想三年・執筆一年、魔導の血脈の差を埋めるべく作り上げた論文は彼の講師、ケイネス・エルメロイ・アーチボルトによって破り捨てられた
九代を重ねる魔導の名門アーチボルト家の嫡男、学部長の娘とも婚約し若くして講師の座を手に入れ魔術師として磐石な地位を手にした鼻持ちならない男・・・
「ボクの才能に嫉妬しているんだ!血脈に胡坐をかくだけが能の偏屈魔術師め・・・ぐわっ」
何かにつまずくウェイバー、何もない廊下で何が・・・と思うなか声をかけられる
「大丈夫かいキミ、ところで今は講義の時間だと思うけど何をしているんだい?」
ここで初めて人の存在の気付く、どうも頭に血がまわって廻りが見えていなかったらしい
「あ・・・えっとアーチボルト先生に用事を申し付けられて」とっさに言い訳を並べるウェイバー
「だったらこれをアーチボルト先生に届けてくれないか?」そして手渡される一つの小包、それは・・・
「聖杯戦争?」手渡された小鼓の中身は征服王イスカンダルが所有していたとされるマントの切れ端
それは聖杯戦争で呼び出すサーヴァントのための聖遺物にほかならなかった、そういえば近々極東の地で行われる儀式に参加すると聞いたことがある
それは魔術師同士の殺し合い、肩書きなんて何も意味を成さない正真正銘の真っ向勝負、そしてその戦いに勝てば誰も僕の力を疑うこともない!
そう思うや否やウェイバーはありったけの金をかき集めて日本へ、冬木の街へ飛び立って行った
127作ってみた ◆B0FhnhyCYI :2012/09/16(日) 21:44:57.05 ID:EzimkOrx
かくして現在、右手に宿した三つの令呪、召喚に応じたサーヴァント「僕は聖杯に選ばれたんだ!ざまぁみろ!僕を馬鹿にした魔術師どもめーーーーっ」
しかし様子が変だ、最初の違和感は召喚したサーヴァントの傍らに立つ鉄巨人、何よりもどうみても東洋人だということ
「えっと・・・イスカンダル・・・さん?」ウェイバーがおそるおそる問いかける
自身が用意した台本は威厳に満ちた少年魔術師を演じる予定であったが彼にはその器量はなかった
「東方不敗マスターアジアといっておろう小僧 もう一度問う、おまえがワシのマスターか」
・・・失敗した?いや、サーヴァントの召喚そのものには成功したんだからまるっきり失敗したわけじゃないんだ、それならそれでこの聖杯戦争を勝ち抜いてやる
自身の采配と共にライダーが他サーヴァントを蹴散らす幻想を抱きながらウェイバーは自身を奮い立たせる
「ぼっ ぼくがお前のっ じゃなくて ワタシがおまえのマスターです!じゃなくてマスターなのだ!なんだってば!」
どうしてこうなるんだよ、思い描いた理想と行動が噛み合わない、失態である、それに意を介さぬ東方不敗
「ならば契約は成立だ、では小僧 お前の聖杯戦争に賭けるのぞみを聞かせてもらおう」
こんどこそ失態は冒さない、次こそマスターとしての威厳を見せてやる
「僕が聖杯戦争に賭けるのはな・・・・・・・・・・ひとえに・・・正等な評価だけだ」
その答えに対する東方不敗の返事は鉄拳であった、その一撃に吹っ飛ばされるウェイバー
「馬鹿者!おまえは己の沽券を示すためだけにこの戦いに参加したのか! そんなもの、真に己を鍛え上げれば良い話ではないか!」
ウェイバーは何も言い返せない、むしろ先ほどの鉄拳で景色がぐるぐる回っている
「真に強くなればおのずと評価も変わる!それをなんだお前は、そんなものを聖杯に賭けるというのかこの馬鹿弟子が!だからお前はアホなのだ!」
どうしてこうなる、マスターから弟子へ格下げである
「まぁ、それほど他人に畏敬されたいというならばまずは己の背丈を30cmほど伸ばすのだな」
ウェイバーの身長は150cm程、一般から見ても小男の部類である
(馬鹿にしやがって馬鹿にしやがって馬鹿にしやがってッ・・・!)己のサーヴァントの度し難い行為に目にものみせてやると怒りに燃えるウェイバー
(令呪に告げる!この者ライダー、東方不敗に・・・・)三つの令呪、それはサーヴァントに対する絶対命令権
(おちつけウェイバー、もし全ての令呪いを使いきってしまったら僕はこいつを制御できなくなるんだ、だから・・・)すんでのところで冷静さを保つウェイバー
こんなことで令呪は使えない、そんなことをすれば聖杯戦争そのものを戦い抜くことがおぼつかない
「・・・ライダー、僕は聖杯が手に入るなら文句はない、その後でお前が何をしようとしったこっちゃない、だから優先順位はわかってるんだろうな」
「もちろんわかっておるわい、まずは未熟な小僧を鍛えなおすことからだな」
・・・どうしてこうなる
「心配そうな顔をするな、初心者向けの極々やさしい修行だ、さぁ!時間は待ってくれぬぞ小僧」
・・・どうしてこうなるんだよ!今夜何度目になるかわからない嘆きと共にウェイバーとライダー:東方不敗の聖杯戦争は始まりを迎えた
 
128作ってみた ◆B0FhnhyCYI :2012/09/16(日) 21:48:35.91 ID:EzimkOrx
翌朝、呻きと共にウェイバーは目蓋をあける、ここは冬木に在住している外国人老夫婦、マッケンジー家
慎重に慎重を期すため孤独な老夫婦に目をつけ暗示魔術を行使し彼はこの夫婦の孫として偽の身分と住居を手に入れていた
ホテル代も浮いて一挙両得である、本当は自分専用の魔術工房を設置したかったがなにぶん先立つ金がなかった、ないものは仕方ない
目蓋をあけるが起きられない、全身の筋肉が悲鳴をあげていた
「ウェイバちゃん〜、朝ごはんですよ〜」1階から呼びかける老婆の声、行かなくてはならない
息子夫婦、孫から顔どころか便りすら途絶えた老夫婦にとって理想の孫を演じなくてはならない
「とっとと行かんかウェイバー、食べることも修行の内ぞ、実戦において最後に物を言うのは体力ぞ」
「筋肉痛で動くわけないだろライダー」
急かす東方不敗に地獄の亡者が呻くような返事を返すウェイバー
「またライダーか、ワシのことは師匠と呼べといっておるだろう」
ライダー、それは聖杯戦争における騎乗兵のクラス、それは最速の英霊の称号
「自分のことを師匠とよばせる英霊ということで真名がバレるかもしれないだろ、そもそも聖杯戦争のしきたりみたいなものなんだ、これだけは譲らないぞライダー」
聖杯戦争において英霊はその真名を隠すものである、たとえ無敵の肉体を持っていたとしてもその正体がアキレスとわかれば踵を狙われる
また数多くの英霊において自身の死に様は弱点へとつながるのだ
「そうか、しきたりならば仕方ない、ワシをライダーと呼ぶことを許そう、わかったから食事を取りに行けウェイバー」
気力を振り絞り上体を起こすウェイバー、その様は酔っ払った熊・・・いや、小熊の如く
その日も治療をほどこしては修行、治療をほどこしては修行、昏々とふけていく夜、これはどこの武峡小説の1シーンだろう
僕は武道家になりたいんじゃない、魔術師なんだ、魔術師として聖杯戦争に・・・そうだ聖杯戦争だ、僕は聖杯戦争をしにこの冬木にきたんだ
「ライダー、お前はこの聖杯戦争に勝算はあるのか」
その言葉が意味するところは一つ
「つまり、ワシの力が知りたいと」
抑揚のない口調で返す東方不敗
「そ、そうだよ、当然だろ?でないとお前のことをどう信用していいかわからないじゃないか」
ふぅ、と溜息をつく東方不敗
「仕方のない弟子だな、来い!風雲再起」
東方不敗の愛馬がけたましい鳴き声と共に現界する、ウェイバーの手がつかまれ、持ち上げたと思ったときにはウェイバーは東方不敗と共に馬上に跨っていた
「気分転換だ、座学の時間を始めるぞ、戦いにおいて地の利を知るのは必然!さぁゆくぞ」
そう言うや否や彼の愛馬は漆黒に染まった夜の冬木の空を疾駆していた、怖い、とても下を見ていられない、そして速い、目をあけていられない
「うわぁぁぁぁぁぁっ、ライダーーーーーー!」
どうしてこうなるんだよーーーー!ウェイバーの嘆きはもまた冬木の空に掻き消えていった
風雲再起は冬木の空を翔る、時には橋へ、ビルへ、森へ、風よりも、音よりも早く翔る
「ライダーぁ〜、もうわかったよ、わかったからおりよう、そうだ地に足をつけて地に足ついた修行をしよう・・・」
その声は精神的に憔悴しきっていた、もうジェットコースターなぞ鼻で笑うレベルだ
そして速度を緩め地におりたつ風雲再起、場所は砂浜、ウェイバーは転げ落ちるように地面に落ち、転がった
そこには自分とライダーとその馬と一組の男女、中東風の青年と長い銀髪の女性・・・へ?意識をはっきりさせ体を起こすウェイバー、そして東方不敗が高らかに声を挙げる!
「我が名は東方不敗マスターアジア、この聖杯戦争においてライダーのクラスとして現界された」
声にならない悲鳴を上げるウェイバー、よりにもよってこのライダーは自身の真名をあっさりバラしやがったではありませんか

「聖杯に招かれしガンダムよ、貴様に、ガンダムファイトを申し込む!」
その先に見据えるのは金色の目をした中東風の青年、刹那・F・セイエイ
第四次聖杯戦争の火蓋が、今まさに斬って落とされようとしていた。
129作ってみた ◆B0FhnhyCYI :2012/09/16(日) 21:50:04.03 ID:EzimkOrx
投下終了です、あとは野となれ花となれ
執筆速度、一週間に一話を目指します
130通常の名無しさんの3倍:2012/09/16(日) 22:41:59.77 ID:???
>>129

>>4をちゃんと読んでから投稿してくださいね
読めないなら投稿しないでください
あとここは種ファン優先スレなので種以外は可能な限り別のスレでやりましょう
131奪われた2号機 ◆lo0Ni729yM :2012/09/16(日) 22:48:57.27 ID:???
俺はラテールの神、そう呼ばれている。T県のK中学の3年生にして、成績優秀、スポーツ万能、そして自分で言うのもおこがましいが人望も厚い、方だと思っている。
まあ、女の子にもモテモテな訳なんだが、俺を妬む奴等が居る。

種アンチ。

奴等とも戦う、俺の日常の生活を見てくれ!

「ラスト1球!」
県大会を前に部員みんなが張り切っている夏、俺にとっても大切な夏。
今日、最後の球を投げ込んだ。
「うわぁ、速え!」
キャッチャーがボールをこぼす。
スピードガンを構えてた部員が呆然としながら口にする。
「150キロ・・・」
「マジで? そりゃ捕れるわけないよ」
よし、今年一番のストレートだ。
でも、スポーツ推薦ではなく、一般入試で商業高校を受けるから、この夏の大会を終えて勉強に励みたいのだ。
「よし、もう日も沈んだしこの辺で切り上げよう」
部員が片付けを始める。
顧問のセンセは全く野球を知らないため、実は俺が監督代行もやっているのだ。
「ラテールの神先輩、ちょっとスイング見てくれませんか?」
後輩が一斉に集まり、色んな事を頼んではくるが、残念ながら全部には応じることができない。
「すまん、今日用事があるんだ、お前見てやってくれ。」
そう言ってグラウンドを後にすると、可愛い後輩達が「ええ!」とか「そんな」といい不満そうな顔になっていた。

こうして、俺の中学最後の夏が始まった。
132通常の名無しさんの3倍:2012/09/16(日) 23:30:51.61 ID:???
>>128
乙です!
現在臭い粘着荒らしに居つかれて荒れてますが、NGにでも放り込んで無視してやって下さい
133通常の名無しさんの3倍:2012/09/16(日) 23:33:57.33 ID:???
安価ミス
>>129さん宛てです
134通常の名無しさんの3倍:2012/09/17(月) 00:11:26.84 ID:???
Fate/seed わんわん☆fight「第3話」

皆様、自身は誰よりも優れていると思っていた事はありませんか、誰よりも強いと思っていたことはありませんか
そのほとんどが大人になるにあたって現実をわきまえていくことでしょう、しかし・・・彼、ライダーを召喚した少年は己の分をまだわかっていない子供なのです
これを愚かと笑うでしょうか、それでも大人になろうとしている少年の心こそ最も熱いと言えるのではないでしょうか

リーシャ「へえ君が私のマスターか・・・よろしくね♪」

聖杯戦争に参加した少年「前原幸一」とライダーとして召喚された「リーシャ」の出会いは何をもたらすのでしょうか!
それではFate/seed わんわんfight・レディィィィゴォォォォオオオオ! なのです〜☆(羽入)
幸一「馬鹿にしやがって馬鹿にしやがって馬鹿にしやがってッ・・・あれが講師のやることか!」
幸一が魔術協会の総本部、通称を『時計塔』にて憤慨の中歩いていた・・・今より一年前の事である
構想三年・執筆一年、魔導の血脈の差を埋めるべく作り上げた論文は彼の講師、刹那・エロメロイ・バクシボルト(名前忘れた)によって破り捨てられた
九代を重ねる魔導の名門バクシボルト家の嫡男、学部長の娘とも婚約し若くして講師の座を手に入れ魔術師として磐石な地位を手にした鼻持ちならない男・・・
幸一「俺の才能に嫉妬しているんだ!この超天才エロリスト前原幸一様に・・・ぐわっ」
何かにつまずく幸一、何もない廊下で何が・・・と思うなか声をかけられる
「大丈夫かいキミ、ところで今は講義の時間だと思うけど何をしているんだい?」
「聖杯戦争?」手渡された小鼓の中身は空の芸術家リーシャが所有していたとされるパンツの切れ端
それは聖杯戦争で呼び出すサーヴァントのための聖遺物にほかならなかった、そういえば近々極東の地で行われる儀式に参加すると聞いたことがある
それは魔術師同士の殺し合い、肩書きなんて何も意味を成さない正真正銘の真っ向勝負、そしてその戦いに勝てば誰も俺の力を疑うこともない!
そう思うや否や幸一はありったけの金をかき集めて日本へ、冬木の街へ飛び立って行った
135通常の名無しさんの3倍:2012/09/17(月) 00:12:00.19 ID:???
かくして現在、右手に宿した三つの令呪、召喚に応じたサーヴァント「俺は聖杯に選ばれたんだ!ざまぁみろ!僕を馬鹿にした魔術師どもめーーーーっ」
しかし様子が変だ、最初の違和感は召喚したサーヴァントの傍らに立つ鳥、何よりもどうみてもリスの耳としっぽを生やしたバスティヤージュ人だということ
「えっと・・・リーシャ・・・さん?」幸一がおそるおそる問いかける
自身が用意した台本は威厳に満ちた少年魔術師を演じる予定であったが彼にはその器量はなかった
「バスティヤージュ空軍隊長よ♪ねえ坊や もう一度問う、おまえがワシのマスターか」
・・・失敗した?いや、サーヴァントの召喚そのものには成功したんだからまるっきり失敗したわけじゃないんだ、それならそれでこの聖杯戦争を勝ち抜いてやる
自身の采配と共にライダーが他サーヴァントを蹴散らす幻想を抱きながらウェイバーは自身を奮い立たせる
「俺がお前のご主人様だ!!今日からはスク水メイド服を着ること!!何よりご芳志の心を忘れるなよ〜」
どうしてこうなるんだよ、思い描いた理想と行動が噛み合わない、失態である、それに意を介さぬリーシャ
リーシャ「げ・・・何こいつ・・・ま一応契約成立ね♪」
ぐふふいいのいいのうwそのちょっと引いたけど照れる仕草が大好物だ〜
「俺が聖杯戦争に賭けるのはな幸一パラダイスを作るだけだ!!俺の奉仕の心を持つ超絶美少女達のパラダイス♪」
その答えに対するリーシャの返事は鉄拳であった、その一撃に吹っ飛ばされる幸一
リーシャ「キモイ!この変態!女をなんだと思ってるわけ?チョーキモイんですけど!」
幸一は何も言い返せない、むしろ先ほどの鉄拳で景色がぐるぐる回っている
リーシャ「まあいいわ・・・その変態根性この私が叩きなおしてやるわ!いいわね?」
どうしてこうなる、マスターから弟子へ格下げである
(このクソリスッ娘・・・!)己のサーヴァントの度し難い行為に目にものみせてやると怒りに燃える幸一
(令呪に告げる!この者ライ・・・・)三つの令呪、それはサーヴァントに対する絶対命令権
(おちつけ幸一、もし全ての令呪いを使いきってしまったら僕はこいつを制御できなくなるんだ、だから・・・)すんでのところで冷静さを保つウェイバー
こんなことで令呪は使えない、そんなことをすれば聖杯戦争そのものを戦い抜くことがおぼつかない
「・・・ライダー、僕は聖杯が手に入るなら文句はない、その後でお前が何をしようとしったこっちゃない、だから優先順位はわかってるんだろうな」
「もちろんわかっておるわい、まずは未熟な小僧を鍛えなおすことからだな」
・・・どうしてこうなる
「心配そうな顔をするな、初心者向けの極々やさしい修行だ、さぁ!時間は待ってくれぬぞ小僧」
・・・どうしてこうなるんだよ!今夜何度目になるかわからない嘆きと共にウェイバーとライダー:東方不敗の聖杯戦争は始まりを迎えた
136通常の名無しさんの3倍:2012/09/17(月) 00:13:09.02 ID:???
ライダー、それは聖杯戦争における騎乗兵のクラス、それは最速の英霊の称号
「自分のことを師匠とよばせる英霊ということで真名がバレるかもしれないだろ、そもそも聖杯戦争のしきたりみたいなものなんだ、これだけは譲らないぞライダーちゃん」
聖杯戦争において英霊はその真名を隠すものである、たとえ無敵の肉体を持っていたとしてもその正体がアキレスとわかれば踵を狙われる
また数多くの英霊において自身の死に様は弱点へとつながるのだ
リーシャ「そうか、しきたりならば仕方ない、ワタシをライダーと呼ぶことを許す朝飯だ幸一」
気力を振り絞り上体を起こす幸一、その様は酔っ払った熊・・・いや、小熊の如く
その日も治療をほどこしては修行、治療をほどこしては修行、昏々とふけていく夜、これはどこの武峡小説の1シーンだろう
僕は武道家になりたいんじゃない、魔術師なんだ、魔術師として聖杯戦争に・・・そうだ聖杯戦争だ、僕は聖杯戦争をしにこの冬木にきたんだ
幸一「ライダー、お前はこの聖杯戦争に勝算はあるのか」
その言葉が意味するところは一つ
リーシャ「つまり、私の力が知りたいと」
抑揚のない口調で返すリーシャ
「そ、そうだよ、当然だろ?でないとお前のことをどう信用していいかわからないじゃないか」
ふぅ、と溜息をつく東方不敗
リーシャ「仕方のない弟だな、来い!」
リーシャの愛鳥がけたましい鳴き声と共に現界する、幸一の手がつかまれ、持ち上げたと思ったときにはウェイバーはリーシャと共に馬上に跨っていた
リーシャ「座学の時間ね、戦いにおいて地の利を知るのは必然!さぁいくよ」
そう言うや否や彼女の愛馬は漆黒に染まった夜の冬木の空を疾駆していた、怖い、とても下を見ていられない、そして速い、目をあけていられない
幸一「うわぁぁぁぁぁぁっ、リーシャーーーーーーん!」
どうしてこうなるんだよーーーー!幸一の嘆きはもまた冬木の空に掻き消えていった
風雲再起は冬木の空を翔る、時には橋へ、ビルへ、森へ、風よりも、音よりも早く翔る
幸一「ライダーぁ〜、もうわかったよ、わかったからおりよう、そうだ地に足をつけて地に足ついた修行をしよう・・・」
その声は精神的に憔悴しきっていた、もうジェットコースターなぞ鼻で笑うレベルだ
そして速度を緩め地におりたつ風雲再起、場所は砂浜、幸一は転げ落ちるように地面に落ち、転がった
そこには自分とライダーとその鳥と一組の女、ピンク髪で犬耳の優しそうな美少女と王冠をかぶった巨乳でアホげが目立つ美少女・・・お、お持ち帰り〜❤星良く前回の幸一
リーシャ「お久しぶりですビスコッティの姫君!私はバスティヤージュのリーシャです」
幸一「ちょwおまwwwwwww」よりにもよってこのライダーは自身の真名をあっさりバラしやがったではありませんか

「はい!私もお元気ですよ♪それでは戦興業わんわん☆ファイト・・・スタートです☆」
第四次聖杯戦争の火蓋が、今まさに斬って落とされようとしていた。
137通常の名無しさんの3倍:2012/09/17(月) 07:33:15.80 ID:???
腐れ豚は死ね
138通常の名無しさんの3倍:2012/09/17(月) 08:05:19.86 ID:???
モリーゾよぉ、お前人の作品まるまるコピペしてそれをバ改変するだけって恥ずかしくないか?
リアルで誰からも構ってもらえないぼっち野郎だからって2chで構ってもらうために荒らすのは情けないと思うんだけど。
139通常の名無しさんの3倍:2012/09/17(月) 08:21:08.04 ID:???
これは、ライダーはルナマリアみたいなリスじゃねーのかよと突っ込んでやればいいんだろうか
それはそうとNG設定ですがIEでもできるでしょうか、専用ブラウザを手に入れた方がいいのでしょうか
140通常の名無しさんの3倍:2012/09/17(月) 08:52:05.59 ID:???
>>139
専ブラがおすすめ

今回は
「ツール」→「設定」→「機能」→「あぼ〜ん」→「NGWord」欄に「幸一」を入れ、

                   「あぼ〜ん」→「NGName」に◆lo0Ni729yMを追加すれば視界すっきり

>>129
作ってみた氏投下乙であります

師匠の登場に名セリフで、話もウェイバーも(キャラの方は不本意ながら)ぐいぐい引っ張られていくのが面白いです
Gガンキャラの原作を思わせる気迫というか生身のパワーを感じます
今後の刹那と師匠の掛け合いに期待

当スレはテンプレ>>2の巻頭特集にあるように、新シャアの範囲であれば作品を問いません
(クロス先は自由ですので、旧作でももちろんOKです)

参考までに投下速度……ですがここ数年の記憶をたぐると、筆のノッている時は週2というのもありましたし
お仕事や学業や災害などで数ヶ月〜お休みされる方もあります
いずれも体調とリアルに支障をきたさない程度に、しかし新シャアのガンダムSSを書いてくださる方を歓迎いたします

GJ!
141ユーラシア兵 ◆fhWVlI7Zkg :2012/09/17(月) 12:44:50.19 ID:???
>>119 感想ありがとうございます。元々はブルーコスモスの略歴語りで済ます予定でしたがCE
年表を見ていると次々と疑問が浮かんできたのでCEの独自解釈となりました。

これより投下します。
142ユーラシア兵 ◆fhWVlI7Zkg :2012/09/17(月) 12:49:33.72 ID:???
この時、ザフト軍の大半は、補給のため母艦や宇宙港に帰還しており、残った数少ない部隊もダミー部隊の追撃に出払っており、纏まった防衛部隊が展開していたのは、アプリリウス等の政治的、軍事的に攻撃される危険性が高いと判断されていたコロニーだった。

ユニウス市は、食糧生産用として農業コロニーへと改装されていたものの当初のジャガイモや穀類といった農作物生産はいまだに試験段階のものであり、

ユニウス1〜6で行われていたのは、嘗てジョージ・グレンらがツィオルコフスキー号で行った

合成食品素材の水耕栽培によるクロレラや藻類の生産でユニウス7にいたってはプラント内向けの宣伝用に生態系研究用のバイオスフィア区画を

北アメリカの田園風景を再現したのみで到底プラントの全人口を賄うこと等不可能で、まだまだ先のことであった。
143ユーラシア兵 ◆fhWVlI7Zkg :2012/09/17(月) 12:54:34.46 ID:???
またユニウス市の周辺宙域に展開していたザフト側戦力は、中型輸送艦を改造した仮設防空艦1隻とジン2機のみ。
さらに運の悪いことにジン2機は推進剤補給のために後退していた。
攻撃隊のメビウス ボンバータイプ、メビウス8機を阻止するのは、仮設防空艦ただ1隻だったのである。

しかし仮設防空艦のクルーは果敢にもユニウス市に向う攻撃隊に対してレーザー機銃による迎撃を試みた。
攻撃隊が有効射程範囲に入った同時に仮設防空艦は、8基のレーザー機銃の火線を開いた。
その青紫の炎の雨を7機のメビウスは難なく回避した。

皮肉なことにこのときニュートロンジャマー対策のため、火器の照準は手動で行われていたのだ。
一応銃座を操作する人間は、飛来物処理課のメンバーで使用経験はあったものの一定のスピードで直線的に接近する隕石やスペースデブリを破壊するのと
高い回避能力を持った最新式のモビルアーマーを撃墜するのとは勝手が違った。

そして攻撃を回避したメビウス部隊は散開するとそれぞれ胴体にマウントされた対装甲リニアガンを発砲した。
144通常の名無しさんの3倍:2012/09/17(月) 12:59:03.96 ID:???
ユーラシア兵氏を支援射撃!
145通常の名無しさんの3倍:2012/09/17(月) 13:47:43.62 ID:???
投下お疲れ様です
個人的な意見ですが小出し投下するよりは「一話」「二話」と区切ったほうが見る人には理解しやすいかなと
たとえば今回は「この時」から話が始まりますがどの時?と前レスを探して内容を確かめる羽目になります
また対装甲リニアガンを発砲した結末は次回に続く!のか話の区切りになるのか
物語のメリハリにも影響してくると思います
146通常の名無しさんの3倍:2012/09/19(水) 02:41:19.89 ID:???
147ユーラシア兵 ◆fhWVlI7Zkg :2012/09/19(水) 09:30:58.50 ID:???
電磁加速されたその一撃を強引に武装化され、機動性が固定砲台に等しかった仮設防空艦が回避できるはずがなかった。
碌に装甲も施されていなかった防空艦は、メビウスの対装甲リニアガンを機関部と艦橋に受けて推進剤と外付けバッテリーを誘爆させ、瞬時に内側から火の球と化した。
同時に補給を終えたジン2機がメビウス部隊に襲い掛かった。重突撃機銃を受けたメビウス3機が次々と砕け散る。
だが、護衛のメビウス4機も核攻撃機を援護すべく死に物狂いでジン2機に襲い掛かった。

その隙に胴体に核弾頭ミサイルを抱いたメビウス ボンバータイプがすり抜けていった。
それを見たジンの1機が反転し、追撃を図ろうとした。
もう1機のジンも援護のため重突撃機銃を掃射、1機のメビウスが左メインスラスターを抉られる。

だが追撃しようとしたジンの腰部に被弾して操縦不能に陥ったメビウスが激突、爆散した。
残ったジン1機も不用意に接近したメビウスを近接戦闘用の重斬刀で叩き切ったものの別のメビウスが放った対装甲リニアガンに右足を吹き飛ばされ、
返す刀で下方より接近した別のメビウスが背部メインスラスターの左側にバルカン砲を叩き込んだ。
バランスを崩したジンは重突撃機銃を乱射、1機を撃墜した。同時に最後のメビウスがジンに特攻した。
2機を爆炎が呑み込んだ。

時同じくして、メビウス ボンバータイプはユニウス7を射程圏に捉えていた。

「蒼き正常なる世界の為に!!」


そしてパイロットはトリガーを引いた。
メビウスから切り離された核ミサイルは、ブースターから青白い推進炎を吐きながら
砂時計型の構造物へと突進していった。

続く
148ユーラシア兵 ◆fhWVlI7Zkg :2012/09/19(水) 11:52:50.96 ID:???
核ミサイルは、ユニウス7の砂時計の括れ部分の宇宙港に停泊していた資材運搬用の中型輸送船に着弾、2秒後に起爆した。
直後、恒星のごとき輝きと高熱が膨れ上がり、瞬時に宇宙港を蒸発させ、ユニウス7を呑み込み、コロニー内部を巻き起こった突風と業火が都市部の高層建築、化学工場も素朴な田園も等しく叩き潰し、
人工の大地が次々とパズルの様に崩壊させた。

住民の多くは成す術も無く、吹き荒れた突風に吹き上げられ、灼熱の業火に呑み込まれていった。
建物に逃げた者は、建物ごと、車でシェルターまで移動しようとしたものも人工地盤の崩壊と突風に吹き飛ばされ、
絶対零度と数百度の高温が交錯する真空の死の世界へと投げ出されていった。

生き残れたのは運良くシェルターの近くにいて避難出来た者位だった。

更に飛び散ったユニウス7の残骸が即席の砲弾となって周辺のコロニー、太陽光発電衛星や宇宙船に突き刺さり、犠牲者を増やした。
これに巻き込まれたものの中には攻撃後、全速離脱を図っていたメビウス ボンバータイプの姿もあった。
次々とユニウス7の周囲で無数の爆発の華が咲いたが、ユニウス7の核爆発に比べれば、
植物園のラフレシアと野に咲くタンポポ程の差があった。

続く
149通常の名無しさんの3倍:2012/09/19(水) 17:29:53.15 ID:???
投下乙です
150通常の名無しさんの3倍:2012/09/20(木) 19:38:38.88 ID:???
151通常の名無しさんの3倍:2012/09/20(木) 19:39:11.68 ID:???
タンポポワロタ・・・・取敢えず投下乙 
152通常の名無しさんの3倍:2012/09/26(水) 22:03:23.49 ID:???
作ってみた ◆B0FhnhyCYI殿
さっさと続き書きやがれです
153通常の名無しさんの3倍:2012/09/27(木) 12:36:06.19 ID:???
日本語でしゃべれ
154通常の名無しさんの3倍:2012/09/27(木) 12:47:27.39 ID:???
いわゆるツンデレのテンプレ的表現じゃないのか
一昔前ここじゃないけどSSスレで見た「乞食の私めに続きをお恵みください」みたいなもんでさ
表現を卑屈にしてみたり高慢にしてみたり粗雑にしてみたりしながらも、詰まるところ続きが気がかりなのだ
155通常の名無しさんの3倍:2012/09/29(土) 02:18:33.76 ID:???
前作までは数字より命中回避の判定緩かったが
近作は65×6全部外れてた初代の頃なみにシビアな気がするな
156通常の名無しさんの3倍:2012/09/29(土) 02:27:06.50 ID:???
Gジェネかw
157通常の名無しさんの3倍:2012/09/29(土) 18:59:39.83 ID:???
ボトムズのレッドショルダー予告風モリーゾ解説

汚物と脂肪に濡れた身体
吹上汚物と人の言う
2ちゃんねるに SEED放映期の亡霊が蘇る
吹上の大地 新シャアのスレッドに
無価値と謳われた 種厨ナンバーズ
知性無用 恥無用のリトルバー
この命 −100億ウォンなり
最も無価値なネットキムチ

次回「モリーゾ」
ケ、地獄に向うが本能か
158通常の名無しさんの3倍:2012/09/29(土) 23:18:01.39 ID:???
マイナス・・・無価値というよりも疫病神扱いが相応しい
かかわりたくねぇ
159通常の名無しさんの3倍:2012/10/07(日) 20:22:43.78 ID:???
 そ 君  (__          ┌―‐―┐     ) き
 ん !  (_             |`l TT了|      }  ゃ
 な     (_           j .| .|:| .l |      /  あ
 か 待  (_            | | .|j .j |       イ  |
. っ ち  (,_     ,,..‐-- ..,, |.| .|l .|:|  ,. -‐ /_.  っ
 こ  た  (  ,,-''"      "'‐、 |! | /     / !
 う  ま  ./ ,,. .ノ''ノ "''ノ"''ノ,,.. ヽ /..:::::\≧,,,、:::7___
 で え   / ノ                (:::::::>'´ == \::⌒l^⌒
_     (⌒,' )             ノ く彡/// ∪,ノ   ;|
.レ⌒Y^'⌒` |.  iiillllllii    iilllllliii   く:::::∧ '_,. -、 く/::::::::/
   |:::| \ |  -=・=- ヽ / -=・=-  | \:::::l、ヽ ,ノ  \,,∠,,__
 \|:::| _,....!,|     ̄   l    ̄   `|ノ / ヾ.\,,..イ    |::::::::,
   `7´ _,\       l       し'    _,..-/7゙h _|:::::://
 \.{n|.ィァ it} |∴\  ∨   、/ r'"三¨7´\|    |´.|:::://
   |:::トl、 rュj | ∴ i ´ー===- i ∴/ ゚`.|n./  .イl   ,∧ |:://
   |::,|  'ーケト\∴!   ̄   ! tっ r'l゙  /⌒`lくミV / /
 ,r1´|`'六´ //`  ̄ ̄\_/ ̄└┬シj / 7ヽ〈  /ヾ)<
./ | ∨|::|∨ ! { r  ,、 _,シ /゙丁〈 /      } { { \
  |   ',|::|/ !  ,ゝ-< (   /   .| |/     ∧ \|
   l  .Y。 .|  |`  〃 ̄ ̄⌒  / 〈     /! ', __,,....::-‐
  .∧.  |。 {  ゙爪` ' ‐- 、..,,,...イ   '、   / .|  `|:::::::::::::::::
\/  l  |。./  ,l | l,  .|  .  ||    `'ー' i |  j::::::::::::::::::
ヽ、`'::、L.∧/  / |.{  u   〈.|        イ 〈  /::::/::::::::::::
::::::::`ヽ、 ∨  / ̄| | 、   /  l:l.       | j /::::/:::::::::::::::
:::::\::::.....  ̄`|   l |  鬱鬱  .l:l//    l| ∨:::/::::::::::::::::::
160通常の名無しさんの3倍:2012/10/08(月) 23:47:18.73 ID:???
作ってみた ◆B0FhnhyCYIさんが3つも連載遅れてる
161通常の名無しさんの3倍:2012/10/09(火) 01:16:16.57 ID:???
まあまあ
待機はしてるけど職人さんのリアルも忙しかろう
162通常の名無しさんの3倍:2012/10/11(木) 01:43:08.50 ID:???
ユーラシア兵氏に期待
163通常の名無しさんの3倍:2012/10/18(木) 03:57:56.75 ID:???
まともな返事帰ってこないだろうけど少し相談のってくれ
年齢、性別、キャラは聞かないでくれ
ある漫画に恋しているキャラがいる
どうしてもこのキャラを自分の手で幸せにしたい
自分を作品に出して、その子をくっつかせてほしいと作者にテガミ書きたい
作品に影響する事はないと思うけど、こんなテガミ書いたら無視されるのがオチだよな
とりあえず好きなキャラには踏み台になってほしくないし幸せになってほしいけど
それかオリキャラ投稿でもして自分自身を書いて送りたい
それでも無理だったら自分で同人作ってその子と結婚して幸せになりたい

けれど俺には同人作る才能がない
そこでこのスレを偶然みつけた
俺と彼女を主人公にしたSSを書いてくれる親切な人はいないだろうか
164通常の名無しさんの3倍:2012/10/18(木) 09:35:45.91 ID:???
その妄想力を作者への働きかけでなく、ご自身の二次創作に活かして下さい
原作者には原作者の創作上の意図というのもがあるのでしょうから、要望が容れられなくても仕方ないと思います

全ての職人さんにとって必ずしも主人公=俺ではないにしろ、ああだったら、こうだったらという
作品への何らかの思いがSS創作に繋がっているのではないでしょうか
それをネット上のみのやりとりで第三者に代弁させるのは容易なことでしょうか

また、俺=主人公×アニメキャラ的SS(ドリーム小説と呼ばれることがあるようですが)は
当スレに限らず自己満足的度合いの濃いものですから、たとえガンダム二次小説としての体裁を保っていたとしても
新シャアではあまり歓迎されないかも知れません(これは他の創作スレを含めた傾向とお考え下さい)
主人公をどこまで客観的に自己像と切り離し、なおかつ同じような欲求を持った第三者も
楽しめるものとして書けるかが問われるところだと考えます

個人的な意見ですが、参考になれば幸いです
165通常の名無しさんの3倍:2012/10/18(木) 11:39:54.32 ID:???
???
166通常の名無しさんの3倍:2012/10/19(金) 22:17:27.14 ID:???
>>165
まあ短くまとめるとこうだ
・ネーナは実は生きていた
・しかし記憶喪失でそのことで悩んでいるが前向きな女の子
・俺と出会い様々な土地を旅して記憶を取り戻していく
・中盤で自分が極悪非道な武力介入をしていたテロリスト(一般人として暮らしていた故にそのギャップは大きい)という過去に苦しめられる
・それでもちゃんと受け入れ前に進んでいく
・MSとか一切登場しない(出てきてもネーナの回想ぐらい)
・主人公はマサキ・サザン・ノーザン(ちょいテキトー)
でお願いしたい
167太陽の勇者 ◆rhcHOVhbL8xd :2012/10/21(日) 18:38:45.98 ID:???
サンライトエムブレム 
第一話「冒険の始まり」
日本の勝ち組の町
そこにはアルバイトをする一人のカッコイイ青年モリーゾ・S・エルロン(29)がいた
モリーゾ「ふう・・・疲れるな・・・人の役に立つってのは悪くは無いがな」
彼は人助けが仕事で困ってる人を張っておかない性格だから一つの仕事をせずにアルバイトばかりしている
モリーゾ「早く家に帰って何か食いたいな・・・ん?」
モリーゾが見た先には何かの紋章が刻まれた石がある
モリーゾ「なんだこれ?・・・うわああああああああああああああああ!?」
石が発行し周囲を異空間へと包み込むそしとぇモリーゾは飛ばされる
モリーゾ「うわあああああああああああああああああああああああなんだこりゃあああああああああああああああああああああああああああ!?」
モリーゾ「ん・・・イテテ・・・ここは一体?・・・そうだ俺は確か変な空間に!?」
モリーゾは草原で目覚めた。なにも人口ものmのがない自然の中・・・
モリーゾ「どこだこことりあえず町を探さないと!!」
???「陽にーちゃん金出せよ!!」
モリーゾ「誰だ!?」
バンゾクオー「うへへ・・・俺達はここらの蛮族の一味だ痛い目に会いたくなければさっさと気姉を出せ」
モリーゾ「待て!!金なんてねえしそれにテメエらの人生バクシオーとか知るか」
バンゾクオー「バクシオー・・・OOを貶したな許さねえ・・・やっちまえええええええええ」
部下「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」
相手は武器を持っているので逃げるしか出来ないモリーゾ
モリーゾ「たべえぞ!!・・・?」
石が光を出し始めモリーゾを導こうとする
モリーゾ「信じるしか道は無い・・・いくぞ!?」
168太陽の勇者 ◆rhcHOVhbL8xd :2012/10/21(日) 18:52:40.69 ID:???
必死に逃げるモリーゾに対しデブメタボと言われてるOO番族は追いつけるはずもなく
バンゾクオー「このままじゃあの神龍の神殿に逃げられる!!野郎ども邪竜を放て!!」
オリに入れられた邪悪な引くを着た人間が悪魔の竜に変わる
モリーゾ「なんなんだあいつら!?こっちに飛んできた早い」
邪竜の炎ををよけまくるも反動で吹き飛ばされたりしてボロボロのモリーゾもうすぐそこに神殿があるのにボロボロで動けない
バンゾクオー「よくやった・・・さあ殺してたるよガキいいイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ」
その時大地が割れてその避けた所に落ちたモリーゾ
モリーゾ「うわああああああああああああああああああああああああああああああああああ」
バンゾクオー「この高さなら死んだか!?他に降りる場所がないか探せ」
そこまで落ちたモリーゾ・・・しかし痛いどころか痛みがなくなりk字が回復している
モリーゾ「なんなんだここは・・・これは!?」
龍の石版がありそこには石と同じような紋章が刻まれている
モリーオはなんとなくそこに意志をはめると凄い光が空間を覆う
モリーゾ「眩しい過ぎる!!」
バンゾクオー「あいつ生きてたのか!?野郎ども見つけ次第ぶっ殺せえええええええええええええええええ」
部下達「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」
強い光の中で何者かが現れたのを感じるモリーゾ・・・やがて光は収まっていく
モリーゾ「くっ・・・おん・・・なのこ?」
眠そうなライトグリーンの髪でエルフのような耳、頭に黄金のつけもの、露出多めの服を着た10歳くらいの美少女がいた
???「もう待ちくたびれたよぉ・・・」
モリーゾ「お前は誰だ!?」
ノノ「ノノはノノだよ♪その意志を通して読んでたのは分かってくれたんだ!!ノノ嬉しい♪」
モリーゾ「だからお前は何者なんだよ!?俺を殺そうとしてきたのは誰だ!?ここはどこだ!?」
ノノ「質問が多すぎて訳分からないよ。ノノは神様だよ!!こう見えて1000年以上生きてるからモリーゾにとってはお姉さんだね☆
ここはフリイダムという世界だよモリーゾ達の世界とは違うノノ達の世界なのそれで追ってきた奴らは悪の大魔王刹那の部下達
この世界を救えるのはモリーゾしかいないんだよ!!」
モリーゾ「俺が世界を救う?」
169太陽の勇者 ◆rhcHOVhbL8xd :2012/10/21(日) 19:03:15.11 ID:???
そこにバンゾクオーがやってくる
バンゾクオー「おお・・・それが神の龍か売り飛ばせばいくらになるだろうな」
モリーゾ「そうはさせるか!!・・・でノノ、俺に武器とかはあるのか?」
ノノ「ここには何もないよえへへごめんね☆ノノ、別の場所に置き忘れ気来ちゃった♪」
モリーゾ「なん・・・だと・・・!?」
バンゾクオー「さっさと捕まえてやる・・・いけ邪竜達!!」
モリーゾ「や、やばい!!」
モリーゾはノノを庇うようにするが自分が死ぬと思った・・・しかし強い光に包まれて
???「ぐごおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
なぞの光り輝く巨大な竜がモリーゾを庇い邪竜を吹き飛ばした
モリーゾ「な、なんだこちう!?」
バンゾクオー「まさかあの小娘返信まで使えたのか!?」
モリーゾ「小娘・・・ノノ!?」
龍ノノ(凄いでしょ!?これがノノの力だよ!!神様だって信じてくれた?)
モリーゾ「あ・・・ああ」
バンゾクオー「ならば一斉にかかれええええええええええええええええええええええええええええええええ」
バンゾクオー達が襲ってくる
龍ノノ(いっくよー!!シャインフレア!!)
白く輝く炎がバンゾクオー達を包む
バンゾクオー「アイゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ刹那様アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア」
ノノ(命は奪わないよ。モリーゾ今のうちに逃げよう)
ノノはモリーゾを背中に乗せてよら高く飛び去る
170太陽の勇者 ◆rhcHOVhbL8xd :2012/10/21(日) 19:07:58.70 ID:???
夕焼けになって村の近くに降りるノノ
モリーゾ「本当に空を飛んだ・・・ノノ・・・じゃなくてノノ様凄いな・・・」
龍の姿から人の姿に戻るノノ
ノノ「えっへん♪ノノはこれくらい余裕だよ!!それにノノはノノでいいよモリーゾ」
モリーゾ「分かったノノ、それでここは一体どこなんだ?」
ノノ「ノノが知ってる村だよ大丈夫、ここまではOO教は来ないから☆」
モリーゾ「俺が選ばれたのはどうしてだ?ノノはこんなに凄いのに」
ノノ「それは・・・うう〜おなかすいたよ〜ご飯を食べてからでいい?」
モリーゾ「ああ・・・」

第一話終わり
171通常の名無しさんの3倍:2012/10/21(日) 19:17:49.63 ID:???
つまんね、チラシの裏にでも書いてろ
172通常の名無しさんの3倍:2012/10/21(日) 20:02:15.64 ID:???
専ブラ
「ツール」→「設定」→「機能」→「あぼ〜ん」→「NGName」に
太陽の勇者 ◆rhcHOVhbL8xdを追加
173172訂正:2012/10/21(日) 20:06:33.18 ID:???
専ブラ
「ツール」→「設定」→「機能」→「あぼ〜ん」→「NGName」に
◆rhcHOVhbL8xdを追加
174通常の名無しさんの3倍:2012/10/28(日) 22:37:39.64 ID:???
作ってみた ◆B0FhnhyCYIはクビ
何が週一じゃ禿カス
こんな長期の空白が許されるのはハンターだけだ
175通常の名無しさんの3倍:2012/10/28(日) 22:40:27.96 ID:???
書いてみればその苦労の一つもわかるんじゃないか?
学業なり就職活動なり仕事なりあるかもしれん
セリフだけでしかも他人様の作品を改変するだけなら読む価値もない簡単なお仕事だが
176通常の名無しさんの3倍:2012/10/29(月) 08:14:34.27 ID:???
なら太陽の勇者 ◆rhcHOVhbL8xdは永久追放でいいな
ただのキチガイ荒らしだし、読む価値も無い
177通常の名無しさんの3倍:2012/10/29(月) 20:45:51.74 ID:???
つまんない素人SSなんて落とさないでくれる?レベル高い、毎日読みたくなるSSを提供するのが職人の義務じゃん。職人として文投下するなら義務果たせる力量身に付けてからにして欲しいなぁ
178通常の名無しさんの3倍:2012/10/29(月) 20:48:49.72 ID:???
NGワードの奴以外は大歓迎
179通常の名無しさんの3倍:2012/10/29(月) 23:55:30.29 ID:???
じゃあお前ら的に今おもしろいのどれだよ
スレとかヨロ
180通常の名無しさんの3倍:2012/10/30(火) 01:17:32.63 ID:???
素人以下が嫉妬して荒らしに行くからやめとけ
181通常の名無しさんの3倍:2012/10/30(火) 09:04:02.66 ID:???
太陽の勇者()が荒らしに行くからここで挙げない方がいい
182通常の名無しさんの3倍:2012/10/30(火) 13:44:23.47 ID:???
新人SSスレに素人SSを落とすなと言ったらこのスレの存在価値って皆無だよな
だがそれでもだ、いくら素人でもここはシャア板だからガンダムに関係無い作品を落とすのは論外、まさに批評にあたわず
183通常の名無しさんの3倍:2012/10/30(火) 16:04:40.74 ID:???
ましてやその素人SSのパクリ改変では作品とも呼べず、まさに見る価値もなし
素人なのは新人スレなんだから当たり前、だが自分で考えない上書きは非礼にして論外である
184通常の名無しさんの3倍:2012/10/30(火) 20:28:08.45 ID:???
つーかレベルの高いSSなんてどうせケのハズレクジ頭には理解出来ないんだからw
185通常の名無しさんの3倍:2012/10/31(水) 23:36:52.70 ID:???
サンライトエムブレム
第二話「帝国騎士団」
ノノ「はぅ〜食べた食べた♪ノノもうおなかいっぱい♪」
モリーゾ「よく食うなノノは流石女神・・・というべきなのか?」
ノノ「ノノ大きくなって美人なお姉さんになるんだよ☆」
夜の飯を食べたモリーゾとノノ店を出ると目の前に黒い騎士たちがいる
セイバー「お前達がここ辺りで有名なサンゾクオーを捕まえたのか?」
アオイ鎧を着た金髪の美少女が言ってきた
モリーゾ「ああ・・・というよりほとんどのの一人だが」
キラ「ほうその娘がカ・・・やはり噂は本当だったか」
ウッソ「僕が分析したと売りでした彼女こそ神龍の化身・・・誰が封印を解いたのか」
キレイ「小僧・・・その娘をこちらに渡せ」
ノノが怯えているのを見たモリーゾは強い表情でキレイを見つめ合う
モリーゾ「アンタがどこの誰だか知らねえ・・・けど女の子一人にそこまで詰め寄る必要はないだろ」
キレイ「ふん・・・ならば力ずくで」
セイバー「待て!!綺麗・・・その宝玉は勇者の宝玉・・・ならば君も置いておくわけにはいかない」
モリーゾ「いい加減にしろ!!お前達は一体何な!?」
殴られてモリーゾが気絶する
???「この無礼者が!!青空騎士団団長セイバー様になんて口のきき方だ?」
キレイ「エクレール・・・お前はすぐいつもそう力で解決したがるな」
エクレ「綺麗殿!!も、申し訳ありません・・・わふ」
セイバー「いや連れていく手間が省けた・・・神龍様・・・どうか我々に御同行をお願いします」
ノノ「モリーゾ・・・モリーゾをいじめるとノノが許さないの約束だよ!!」
モリーゾが連れていかれる
186通常の名無しさんの3倍:2012/10/31(水) 23:37:34.06 ID:???
モリーゾ(ここはどこだ!?)
モリーゾが夢の中で目覚める
すると狐耳の巨乳の忍者美少女が赤ちゃんを抱いているのを目にする
そしてどこかで見た男が一緒にいる
??「モリーゾ!!起きて!!起きてよ〜!!」
モリーゾ「ん・・・こkは?」
モリーゾが目覚めたのは広井豪華な部屋のベットだった
ノノ「おはようモリーゾ♪ノノこんなお城初めて♪」
モリーゾ「お城?・・・!!そだ取るに変な奴らに襲われて!!」
エクレ「ダレガヘンナヤツラダこの大バカ者が!!」
緑の犬耳の美少女がモリーゾを蹴り飛ばす
エクレ「お前こそどこの誰だ?この常識知らず!!」
???「エクレールおやめください!!」
するとふんわりした感じのピンクの犬耳の美少女がやってくる
エクレ「ひ、姫さm」
ミルヒ「彼女のご無礼をお許しくださいモリーゾ様、ノノ様」
モリーゾ「あ・・・ああ・・・良かったなたれ耳w」
エクレ「たれ耳言うな!!」
モリーゾ「と子どでここはどこなんだ?」
ミルヒ「ここはキレイ・コツム・ガルハウト卿の別荘です」
ノノ「すごーい王様じゃなくてもこんなに大きなお屋敷に住めるなんて」
187通常の名無しさんの3倍:2012/10/31(水) 23:38:14.25 ID:???
キレイ「目が覚めたようだな小僧・・・」
モリーゾ「!!お前・・・」
ミルヒ「落ち着いてください!!綺麗は悪い人じゃありません!!」
キレイ「私とてそんなわけのわからん子供に用は無い、新龍ノノにようがあるのだ
エクレール!!神龍様をお連れしろ」
エクレ「了解!!」
モリーゾ「テメエ編なことしてみろ許さねえからな!!」
キレイ「私はこれでも貴族だ・・・邪魔なガキは屋敷から出て行け!!」
騎士が現れモリーゾを外に連れ出す
モリーゾ「クソっ話しやがれえええええ」
屋敷の外
モリーゾ(なんなんだよあの男・・・そういや夢の男もあいつに似てたな・・・)
ミルヒ「あの・・・大丈夫ですか?」
モリーゾ「ミルヒ姫?」
ミルヒ「私のことはミルヒでいいですよ勇者様♪」
モリーゾ「俺もモリーゾでいいよ」
ミルヒ「分かりましたモリーゾ♪モリーゾは違う世界から来たらしいのですがあなたは救世主ですからね」
モリーゾ「分からないよ・・・あのたれ耳犬に気絶させられるし、あの嫌味な侯爵の方が力があるだろう・・・」
ミルヒ「でもモリーゾが持っているその宝玉は勇者の証・・・まだまだこれからです頑張れです><☆」
モリーゾ「ありがとうミルヒ、そうだなんかして遊ばないか?」
ミルヒ「!?もちろんです!!」
モリーゾが見る人フリスビーとかをして遊んでいるシーンが映る
モリーゾ「ミルヒは凄いなすごく上手にフリスビーを投げる」
ミルヒ「えへへ♪久しぶりに遊べて私は嬉しいです❤ひゃん♪」
モリーゾが思わずミルヒの頭をなでる
モリーゾ「わ悪い」
ミルヒ「いえ・・・sの嬉しいです/////でできればもっと撫でてください///▽///」
ミルヒが幸せそうに横たわっていると何者かが二人に突撃する
エクレ「このケダモノ野郎!!」
エクレがモリーゾを殴りつける
ミルヒ「エクレ!?」
エクレ「騎士団長に加え姫様も馬鹿にするか馬鹿が」
ミルヒ「おやめなさいエクレ!!ごめんなさいモリーゾ・・・エクレはまじめ過ぎるのです・・・」
モリーゾ「たれ耳犬もなでてほしいのか?w]
ekure「エクレうるさい///////////////////」
188通常の名無しさんの3倍:2012/10/31(水) 23:38:47.88 ID:???
突如謎の音が響き渡る
モリーゾ「何だ!?」
エクレ「この屋敷が攻撃を受けている・・・暗黒騎士団か!!」
モリーオ「暗黒騎士団!?」
ミルヒ「はい!!この世界を支配しようとするOO厨の兵士です!!彼らにより我が国は滅亡の危機を迎えていて勇者としてモリーゾを呼んだのですが・・・」
ミルヒが頼りなさそうにモリーゾを見つめる
ミルヒ「で、でもノノ様の預言が本当なら!!」
ノノ「いたいたモリーゾと姫様はやく屋敷の中へ!!」
その時地面に亀裂が走りモリーゾ達はノノと離れ離れになり岩が降り注ぐ
ノノ「二人とも!!ぐぬぬ・・・まだ力が回復していないよお・・・」
キラ「ノノ様早くお這入りを音は我々が」
屋敷の正面では青空騎士団が迎え撃とうとしている
しかし相手は一人の黒い騎士で償還術を使い魔物を大量に呼び出した
セイバー「迎え撃てえええええええええええええええええええ!!」
しかし魔物にかまれた兵士が魔物へと変わる
セイバー「魔物騎士団か・・・早くけりを付ける!!」

第二話終わり
189通常の名無しさんの3倍:2012/10/31(水) 23:43:02.20 ID:???
>>185-189
今回も神作乙
三話期待大だな
190通常の名無しさんの3倍:2012/10/31(水) 23:44:51.51 ID:???
レスが飛んでる所を見るとまた臭いのが来たか…うぜ
191通常の名無しさんの3倍:2012/10/31(水) 23:46:31.47 ID:???
俺も飛んでるw
虚しくならないのかねえ、見る価値もない処理されてんのに
192通常の名無しさんの3倍:2012/11/01(木) 06:47:09.24 ID:???
>>191
見る見ないは人それぞれなんだしいちいち文句いうのはやめてもらおうか
気分悪い
193通常の名無しさんの3倍:2012/11/01(木) 07:07:33.29 ID:???
192
腐れブタモリーゾ惨め(笑)
194通常の名無しさんの3倍:2012/11/01(木) 08:24:13.74 ID:???
192-193
自演オーオフ豚グロ豆キモ
195通常の名無しさんの3倍:2012/11/01(木) 10:18:26.47 ID:???
ところで本編におけるキャラの立ち位置や設定を変えるのは創作スレ的にはセーフ? アウト?
例えばキャラがその陣営にいる理由だとか、本編では赤の他人だったキャラを幼馴染にしたりとか
196通常の名無しさんの3倍:2012/11/01(木) 11:05:58.07 ID:???
それはifモノとしてアリだと思います
このスレに投下するかifスレに投下するかは職人さん次第です
197通常の名無しさんの3倍:2012/11/01(木) 13:09:39.55 ID:???
おれもアリだと思います
198通常の名無しさんの3倍:2012/11/01(木) 18:21:22.51 ID:???
>>195
完全にアウト
199通常の名無しさんの3倍:2012/11/01(木) 18:28:36.21 ID:???
有りでしょうな
変なオリキャラやガンダム関係無いキャラ出すとか馬鹿みたいな真似しなければ
200通常の名無しさんの3倍:2012/11/01(木) 18:51:03.00 ID:???
>>195
問題はないと思います
既にシンがCE71でストライクに乗ったり、キラがアスランと共にプラントに渡って赤服の一人だったりする二次創作もあるわけですし
運命の悪戯はかくも不可解也といった感じで作るのも面白いと思います
201♯neenalove:2012/11/01(木) 20:57:29.34 ID:W74Gu3nb
2013年6月17日
某expo
20年ぶりの某劇場版アニメが遅れながらも世界的な賞を受賞それの監督の公演が開かれていた
俺の名はカイラン……シャア板分裂事件での生き残りでありそのセンスから国家直属のエージェントとなった
今回の依頼はテロリスト種厨からの監督の護衛だ
俺の手にかかれば種厨なんてゴミでしかなかった…簡単な任務のはずだった

種厨ハザードゼクス
「アフィー!ウリアゲエエエエー!」
地面を這いつくばる肥満気味の男が狂った表情で這い寄ってくる
「監督お願いです!これ以上近づかないでください!」
高三ののイケメンエージェントが銃を向けている
暗闇の中…だが装飾はパーティでもあるかのような華やかなことに疑和感がある
「やめて…お願い監督!」
もう一人の赤い髪の別部隊のエージェントが銃を向けている
「アフィイー」
それでもただおそうことだけしか能がないように来るイキモノ
ソレが赤い紙の女性を襲おうとした瞬間
パーン
銃声が鳴り響く
引き金を引いたのはカイランだった
「はあ…はあ…すまない監督」
その場で立ち尽くす回覧
「あなたは悪くないわ…子の元凶を引き起こしたのは私かもしれない」
赤い髪の女性が言う
「なんだと?」
「落ち着いてカイラン…」
「お前は何者だ?」
予想外の返答に焦るカイラン
「私はネーナ・トリニティア…あなたと同じエージェントで監督の警備を任されてた」
「同じエージェント?」
202作ってみた ◆B0FhnhyCYI :2012/11/04(日) 17:45:16.69 ID:???
>>128
×「ウェイバちゃん〜、朝ごはんですよ〜」1階から呼びかける老婆の声
○「ウェイバーちゃん〜、朝ごはんですよ〜」1階から呼びかける老婆の声

×武峡小説の1シーンだろう
○武侠小説の1シーンだろう
 
「SS製作は学生限定で、社会人になると作るのが難しくなるんだ・・・そんな事、もっと早くに気づけばよかった」
(UP主はこのSSを作る経験はこれが始めてです、学生も学生で忙しいですよね?でもネタとして)
ハッキリいって超忙しいです、社壊人になるわけにはいきません、合間みてゆっくりつくっていきますのであまり気にせずにお待ちください
203通常の名無しさんの3倍:2012/11/13(火) 00:22:01.96 ID:???
待ったり待ってますよ
就活なり卒論なり多忙な時期と思います
204からあげ ◆klcFbgW3xg :2012/11/20(火) 18:49:50.97 ID:???
新しいの書いてたんですけど
なんかパソコンにトラブルがあったようで「予期せぬシャットダウンが」
って出たあと来たら忍法帖消えてしまいましたorz
どのくらいのレベルがあったら余裕持って投稿できるでしょうか
205通常の名無しさんの3倍:2012/11/20(火) 19:02:46.86 ID:9G8RK6Jq
からあげさんこんばんは、お久しぶりです
投下作は何行何レスという単位で、どれくらいの長さでしょうか
質問ばかりですみませんが、今のレベルだと何行くらい投下できますか
無理そうなら>>1のうpろだにアップして頂き、急遽規制などが入らなければ
私が12時間以内に代理投下します
206通常の名無しさんの3倍:2012/11/20(火) 19:41:17.36 ID:???
>>205ありがとうございます
まだ大夫書きかけなので投稿は先になりますが
大体1レス630〜670文字35行ぐらいで1行は広いところで45文字です
207通常の名無しさんの3倍:2012/11/20(火) 19:50:45.78 ID:9G8RK6Jq
>>206
了解しました
また投稿でお困りの際にはお声かけ下さい
遅くとも同日夜中にはお返事できると思います
それでは職人さんの投下をお待ちしております
208195:2012/11/20(火) 20:13:02.17 ID:???
超絶亀だけどレスthx
AGEの二次創作ネタでやろうと思ってたんだけど、反感もありそうだし公開はやめとく
展開的には放送当時言われてた「ユリンってUEなんじゃね」が叩き台になってる内容

ブルーザー指令と共に、孤児となったフリットの身元引受人になった夫婦とその娘ユリン
家こそ別だが家族のように付き合いを持ち、ノーラで救世主ガンダム開発に情熱を燃やすフリットを支えていた
しかし両親は実は潜伏していたUE、ノーラ襲撃の日にそれを明かされ賛同を求められたユリンは…って展開だった
209 忍法帖【Lv=6,xxxP】(2+0:5) :2012/11/25(日) 01:05:40.60 ID:???
ちょっと聞きたいんですけどこのレベルならどれぐらい載せれます?
210からあげ ◆klcFbgW3xg :2012/11/25(日) 16:15:59.15 ID:???
>>207もうすぐ書き終わりますが
やはりレベルの関係で代理していただく事になりそうです
1番長いところで37行45文字で1400〜1500バイトぐらうで7パートです
お願いできますでしょうか
211通常の名無しさんの3倍:2012/11/25(日) 22:48:01.56 ID:1+eOQaFS
>>210
こんばんは、了解しました。
完成ののち>>1のアップローダー上部の「アップロード」にて
テキストファイルをアップロードしてください

可能な限りそのままの形で投下させていただきますが
文字行数制限にてやむをえず分割することもありますのでご了解下さい
それではご連絡をお待ちしております

>>208
公開されるかどうかは職人さんにお任せします
前例を見る限りでは原作との設定変更ではなく
キャラが作者の悪意によって故意歪められたような描写があるのでなければ
反感ばかりということはないと思います
こうだったら、という設定変更自体はアリだと思います
212通常の名無しさんの3倍:2012/11/25(日) 22:55:28.70 ID:???
一気に全部投下していいんですか?
213通常の名無しさんの3倍:2012/11/25(日) 22:59:01.15 ID:1+eOQaFS
>>212
アップローダーにですか?
それでしたら一つの文書ファイルに今回投下分をまとめて
アップロードしていただいて問題ありません
1レス(投下)分ごとに改行か通し番号をつけていただくとわかりやすいです
214通常の名無しさんの3倍:2012/11/25(日) 23:01:02.53 ID:???
>>213複数のファイルで同時にアップできるようなので
1つにまとめて、ではなく1つ1つを一回でって伝わりますか?
215通常の名無しさんの3倍:2012/11/25(日) 23:05:02.61 ID:1+eOQaFS
>>214
どうもすみません、了解しました
よろしくお願いします
216からあげ ◆klcFbgW3xg :2012/11/25(日) 23:06:30.83 ID:???
>>215ありがとうございます
一応全てアップできたようです
217からあげ ◇klcFbgW3xg氏の代理投下:2012/11/25(日) 23:12:22.37 ID:1+eOQaFS
それではこれより代理投下を行います
全7レス、連投規制にひっかかりそうなので途中ご支援レスをお願い致します

AGE―MS・ウェア外伝
file1―1「ガンデットの砲火」


緑髪の少年がデスクに伏したまま浅い眠りから目を覚ますと
少し狭く感じる暗い部屋で、デスクのパネルが光を放っている
コウモリ退治戦役からの2ヶ月程の時間を置いてガンダムは有用性を認められ
バルガス・ダイソンを後見人として正式に民間の協力者となったのは
つい先日グルーデック・エイノアの軍事裁判が終了してからであった
現在はヴェイガンのMSによる行動の目立つ宙域の調査任務に就いている
1手遅れて攻撃を受けたコロニーや特に意味もなくデブリ・小惑星帯の探索が殆どで
戦闘に使われることは殆ど無かった

「眠っちゃったのか、報告書…早く書かないと」

フリットは割り当てられた部屋でつい先ほど行っていた調査活動の報告書を作成していたが
とくに何か発見できたわけでもなく、廃墟の基地に友軍の残骸が音もなく漂うのみであった

「これじゃな何の為に軍に入ったんだ…」

フリットは少しイラつき、部屋を出て格納庫に向かった

「バルガス、ガンダムの補給できてる?」
「あぁ、動かせるが…少し前に戻って来たばかりで今は休みじゃろ?」
「分かってるけど、あんなに何も無いんじゃ報告書書けないから
 僕達と入れ替わりで出た部隊、まだ調査続けてるよね?」

コクピットに入りデバイスをセットしモニターは細かに各部位のコンディションを伝える
作業用のタラップが外され、ガンダムは発進口に向かう

『今はスチュアートの部隊が破壊された基地に残ってデータの回収作業中じゃ
 色々あって気持ちの整理がつかんのもわかるがあんまり無茶はするなよ』
「心配ないよ、フリット・アスノ、ガンダムAGE1出ます」

ガンダムは青白い炎を吹き加速しながら調査の続く基地へと向かう
218からあげ ◇klcFbgW3xg氏の代理投下:2012/11/25(日) 23:14:02.60 ID:1+eOQaFS
>>217

file1-2

基地の入口ドックではジェノアスが小さなコンテナを運び出し
作業ポッドがランプを回し誘導していた

「スチュアート隊長フリットです、何か作業の手伝いを」
『うーん、資料やデータ以外使えそうな物もないしなぁ…悪いがもう1周基地周辺を探索してくれ』
「そうですか…了解です」

ため息をついて向きを変える
(さっき1度調べた時は何も出なかったけど、ここはいくつかのコロニーから
 ちょうど同じくらい距離にある基地、戦力だって並の駐留軍以上だ。
 きっと戦闘も相応に激しく、何か敵を知る手がかりがあるはず)
この任務のついてから始めて手応えを感じることができそうに思い
暗い宇宙で細心の注意を払い調べていくとゴン…と小さなノイズを拾った
すぐに反応しドッズライフルを向けるとノイズは増大し歪んだ大きな鉄塊が赤い炎を上げ粉々になっていた

「これは…こちらフリット、隊長聞こえますか」
『どうした?何か見つけたか』
「この基地には自動砲台って配備されてましたよね?」
『あぁ、かなり古い大型のタイプで今は飾りみたいなもんだ』
「MSだけで完全に破壊することは?」
『難しいだろうな、奴らのMSが強くたって倍近いサイズだから戦闘不能にする事はできても
 こっちはあと少しで作業も終わるから切り上げろ』
「了解すぐに帰投し…」キュイイン!

フリットの脳に気味の悪い感が走る、経験したことのある感覚、近くに能力者がいる
しかしながら過去共感してきた者達に比べると著しく弱いものだった

「隊長!すぐに避難を!」
『どうした!こっちは…なんだ!どこから…ズズ』

通信が途切れフリットはすぐにドックへ向かった
「母艦が来てるのか、だとしたら最悪だ…」
219からあげ ◇klcFbgW3xg氏の代理投下:2012/11/25(日) 23:15:07.44 ID:1+eOQaFS
>>218

file1-3

フリットが駆けつけた時にはすでに部隊は交戦状態に入り
戦闘力を持たない作業ポッドでさえ容赦なく蹴り飛ばされていた

「間に合った!僕が注意を引き付ければ!」

素早く銃身を敵に向けてトリガーを引くと鮮やかな光が螺旋を描きガフランの横腹を抉る
そして爆発の瞬間フリットに一瞬風に当たる程の感触が伝わる
爆発の煙から2機のガフランが飛び出しビームバルカンを放つ
素早く盾を構え敵の攻撃を防御しながらXラウンダーの勘に合わせ敵の先を射つ
ボディに直撃する確信があったが、またしても微弱な感触があり
次の瞬間ガフランは体勢を変え、ビームは右の手足を同時に打ち抜いた

「な…今のに反応したのか!?」

バランスを崩したガフランはいくつかのデブリに連続して衝突し動きを止めた
数秒もなく迫るもう1機が右手を振り上げ掌からビームサーベルを形成する
フリットは素早くライフルを手放し盾で振り上げられた手を抑え
さらに空いた手で頭部にビームサーベルを刺す、またしてもあの感触

「Xラウンダー…じゃない、動きは少し速いけど何か…」
『全隊!艦砲射撃を加える、今の内に下がれ!調査隊収容完了と同時に撤退だ!』
「ダメだ!今前に出ちゃ!」

高い出力のビーム砲が戦場を貫き、発射されたミサイルが起爆し目をくらませる
生き残った調査隊のジェノアスも応戦しつつ後退し始めた時

『な…なんだあれ!?』

狼狽した隊員の声に遅れてモニターの端で新しいマーカーが点滅し
廃墟と化した基地の上方に巨大な三股の戦艦が虚空を割いて現れる

「やっぱりいたんだ!ここを起点に他の基地やコロニーを襲う為に!」
220からあげ ◇klcFbgW3xg氏の代理投下:2012/11/25(日) 23:16:49.35 ID:1+eOQaFS
>>219

file1-4

連邦の戦艦はMSと比べかなり大型であるが
ヴェイガンの戦艦「ファ・ボーゼ」はさらに連邦の戦艦よりさらに大型で
コクピットのモニターからでもその巨大さは十分に伝わる

「誰かと思えば先遣隊の報告にあったガンダムではないか
 ここで同胞の仇討ちと行きたいところだが、奴は新兵器のテスト隊まで挫いて来た
 我々は先ずは正面の敵艦を叩く!連邦の新型がいようと頭を取れば良い」

着物のような装束を纏う指揮官が命令を下しファ・ボーゼ側面の砲塔が戦場に向く
AGE1も後退し始めるが、戦艦に収容されるタイミングが無い

「くそ!今から艦を後退させても間に合わないか!」
『フリット君!もうじき調査隊の回収は済む、君も戻れ!』
「隊長!生きてたんですね!」
『あぁ、なんとかな!』

連邦艦を斜め上からファ・ボーゼのビームが掠める
直撃弾をフリットがAGE1の盾で庇うが、あまりの威力に左手が吹き飛んでしまう

「バルガス!タイタスを出して!」
『修理したばかりじゃ!調整はしてないぞ!』
「それぐらいはなんとかするよ!」
『わかった!アメンボで出すぞい!どっせーい!』

アメンボが射出され、AGE1が速度を合わせ並走し手足をパージする
レーザで軸を合わせアメンボのアームが大柄な手足を装着させカメラと胸部が発光する

「撤退の支援だけでも!これなら!」

飛びかかるバクトをパンチで弾き、ビームタックルで胴体を拉げさせ、さらにビームニーで突き破る
すかさず戦艦前方に立ちはだかりタイタスの両の拳を合わせてハンマーのようにし前方に突き出す
リストカバーがシフトし両手首のビーム発生器が共振、たちまち巨大なビームの円が出現する
円の中にビームが飛び込むが尽く弾けて消える

「なんだあれはガンダムがやっているのか!」
「高出力のエネルギーがガンダムから出ています!ビームが輪の外側に流されて通りません!」
「火線を集中させろ!エネルギーも無尽蔵ではないだろう!」

逃げる調査隊もなんとか艦にたどり着き、ヴェイガンのMSもビームの円に火線を集中する


「長くは持たなくても後退の時間くらいは作れる!」
221からあげ ◇klcFbgW3xg氏の代理投下:2012/11/25(日) 23:17:45.58 ID:1+eOQaFS
>>220

file1-5

格納庫では収容された基地のデータやジェノアスの整備が慌ただしくなっていた

「今からでも出れるだろ!」 
「同時に何機も整備しとるんじゃから喚くな!」
「ガンダムのオマケの機械が勝手に動いてますけど?」
「機体から直接データを転送してるんじゃ!もうすぐ何かできるわい!」

AGEビルダーは現在までのガンダムとの戦闘データを素にパーツを考案、すぐさま整形に入る
煙を吐いて卵の殻が割れ出現したのは黒い装甲に赤いパイプが通り
右手には二つ折の四角い砲と左肩にウェア専用のエネルギータンクが装備されている

「こいつが新たなガンダムパーツか!」
「整備士長!MS隊は半分以上健在だ!ガンダムを換装させる時間ぐらいなら稼げる!」
「それではお前らが危険じゃろうが!」
「攪乱膜を展開してもらえば十分戦える!いくぞお前ら!」
「ぐぅ…すまん、フリット聞こえるか!もうすぐビーム攪乱膜を展開するから
 お前は戻ってガンダムの換装じゃ!」
『新しい武器ができたの!?』
「そうじゃ!スチュアートの隊が時間を稼ぐ内に戻れ!」

連邦艦のミサイル砲塔が稼働し特殊弾頭が装填される
タイタスの後方からビームの円に何発もミサイルがぶつかりキラキラと粒子が撒かれる
途端にビームの円は手元を覆う程に小さくなり
横を掠めるビームも獲物に届いても殆ど無傷な程弱くなった

『よーし!ジェノアス出るぞ!』
「ありがとうございます、すぐに戻りますから!」
『ごゆっくり!向こうはまともな武器は封じてるからな、こっちには作業用の武装がある!
 ガンダムの手を借りるまでも無いさ、MS用のレーザートーチで焼き切ってやる!』
「無理しないでくださいね!」
222からあげ ◇klcFbgW3xg氏の代理投下:2012/11/25(日) 23:19:02.16 ID:1+eOQaFS
>>221

file1-6

『スタンド固定!換装作業準備できたよ!』
「よし!換装作業開始!」

手早く四肢を交換し、コクピットではモニーターから新しいデータを確認する
これまで作られたウェアのどれとも似つかない新たな姿、AGE-1ガンデット

「格闘武装はノーマルのサーベルのみ…射撃戦用のウェアか」

各部のチェックが終了し戦場に戻るフリットとガンダム
戦況は劣勢であり少しづビームの攪乱効果も薄くなっている

『この緑の奴らどうにかならんか!パワーが違いすぎる!』
『こちら3番機、頭を潰された!トーチもヒートスティックも役にた』ズズ
『距離はできてるが向こうからの艦砲が厳しい!』
「遅くなりました!皆さん、その緑のから離れて!」

電磁装甲と圧倒的なパワーで戦場を荒らすバクトをモニターでロックする
数機の視線がガンダムに向けられ、近づかせまいとフリットがトリガーを引く
ガンデットの右腕から巨大なビームの奔流が1体を飲み込み、近くにいたもう1機も半身を削がれる

「凄い、戦艦や大型兵器の砲塔並だ…」
『それが新たなガンダムの姿、ガンデッドじゃ!
 腕部のギガント・ブラスターは弾数は少ないがドッズライフルの数倍の威力がある!』

敵機は放たれた威力を警戒し散開して多方向から仕掛ける
Xラウンダーの直感が最初の攻撃を予測しサーベルを抜いて正面の敵の関節を縫うようにして斬る
迫る数機の攻撃を回避し、少しずつ味方部隊から離れていく

「こっちだ!ついて来い!」
『おいどこ行くんじゃ!一人では危険じゃ戻れ!』

ガンデッドは敵の攻撃をギリギリでかわしつつファ・ボーゼに迫る
しかしガンデッドは機動力に優位を持てず
少しずつガンダムを挟む艦とヴェイガンMSの距離が縮まる
223からあげ ◇klcFbgW3xg氏の代理投下:2012/11/25(日) 23:27:14.73 ID:1+eOQaFS
>>222

file1-7

掌から打ち出された小粒なビームがガンデッドを捉え始めた時

「ここだぁ!」

フリットは急激な逆噴射で敵MS群を過ぎ去りその全体と敵艦を同じ視界に入れたた時
ガンデッドは自身の左腕を右腕に差込みコアと左肩のジェネレータからエネルギーを集める
右腕に折りたたまれた砲身が展開し、コクピットに情報を送る

「プラズマエネルギー収束、ギガントブラスター出力最大、ハイパー・キャノン砲発射!」

フリットがトリガーを引くと目の前が眩い光に溢れ、目の前のMSやデブリが一掃され
後方のファ・ボーゼの側面が深く抉られる

「うおおおおお!」

そのまま腕の向きを変え周辺のMSをなぎ払いながら表面装甲を切り裂く

「な…なんだこの衝撃は!?」
「第3ブロック中央から後方被弾!エンジンの一部も破壊されました」
「くぬぅ!生意気な!」
「レーダーに新たな敵影!連邦のパトロール艦隊です!」
「ガンダムは捨て置けんが…このままでは本隊まで嗅ぎつけられかねん、傘を使え!離脱するぞ!」

煙を吐きながら目の前から巨大な戦艦が消えていく様に連邦兵は驚きを隠せず
ただ見ているだけで先ほどの戦いが嘘の様に基地廃墟周辺は静かになった

『フリット!無事のようじゃな、近くのコロニーのパトロール隊が来ておる
 合流してわしらもコロニーに寄港するぞ、お前も早く帰還しろ』
「分かってるよすぐに戻るって、なんとか追い払えたけどこのままじゃいずれまた被害が出る…」
『全くお前は無茶しよる、後見人になったばかりなのにハラハラさせんでくれよ』
「あのさバルガス、連邦の軍学校って僕でも入れるかな…もっと多くの人を守れる様に」
『なに士官学校?まだ入れる年齢でないし、第一お前さんは先にスクールの修了証明をだな』
「うわぁ忘れてた、学校無くなったんだった」

時A.G151年、フリット、頭を抱えながらも士官学校を目指すと決意
224からあげ ◇klcFbgW3xg氏の代理投下:2012/11/25(日) 23:28:49.06 ID:1+eOQaFS
代理投下完了
これより帰投する

からあげ氏投下乙です
225からあげ ◆klcFbgW3xg :2012/11/25(日) 23:34:45.49 ID:???
>>224代理投下ありがとうございました
これからもウェアの話を書いていきますが
その時は自力で投下できるように精進します
226通常の名無しさんの3倍:2012/12/11(火) 09:25:49.32 ID:???
からあげ氏投下乙
227通常の名無しさんの3倍:2012/12/11(火) 17:32:28.84 ID:u4LC0ePA
PSPゲームのオリジナルウェアにストーリーをつけてきたか
からあげ氏GJ
228 【大吉】 :2013/01/01(火) 01:19:42.97 ID:???
久しぶりの保守
229通常の名無しさんの3倍:2013/01/14(月) 18:10:37.86 ID:???
成人の日ほしゅ
該当者の方おめでとうございます
230からあげ ◆0ruoTWHO/A :2013/01/15(火) 20:08:47.96 ID:???
ELSinCE

コズミック・イラ75
世界を救ったラクス・クライン、キラ・ヤマト達は来たるべき戦いにそなえ力を蓄えていた

キラ「この数は」
キラの前に無数のエルスの大群が待ち受ける
アスラン「行くぞキラ!シン!」
キラ「うん 何としても僕達の地球を護るんだ」
シン「ああ!皆これが最後の戦いだ」
231からあげ ◆0ruoTWHO/A :2013/01/15(火) 20:18:52.23 ID:???
オリジナル登場機体

アルティメットフリーダムガンダム
ストライクフリーダムをさらに改良した機体

ジャッジメントジャスティスガンダム
インフィニットジャスティスを改良したガンダム

デスティニーガンダムSAMURAI
格闘に特化したデスティニーガンダム

ゲルググヘヴン
ザフトの最新鋭機
配備されているのはごく少数



アガメムノン改ハルバートン
新造されたアガメムノン級の戦艦
知将として名高い第八艦隊指令ハルバートンの名前が使われている
232からあげ ◆0ruoTWHO/A :2013/01/15(火) 20:21:43.74 ID:???
オリジナルキャラ

 スズ
ロゴス残党の首領


メット
 ロゴス残党のエース
233通常の名無しさんの3倍:2013/01/16(水) 11:58:00.00 ID:???
なりすますにも地の文が書けないと
自己紹介してるのとかわらんな
234通常の名無しさんの3倍:2013/01/16(水) 12:41:05.77 ID:???
VIPと新板のネタスレのパクリ
235からあげ ◆0ruoTWHO/A :2013/01/17(木) 12:46:02.19 ID:???
俺のSSもまおうゆうみたいに書籍化したいな
236通常の名無しさんの3倍:2013/01/17(木) 12:51:02.78 ID:???
腐れブタモリーゾの文字の羅列に商品価値無し
日本語ができるようになってから出直してこい穀潰しが
237からあげ:2013/01/17(木) 13:00:57.52 ID:???
>>235本物って言うと逆に胡散臭いかもしんないけど
今自分のパソコン規制されてて書けませんので
そういうことはしない方がいいですよ
238通常の名無しさんの3倍:2013/01/17(木) 14:25:47.87 ID:/q+s/VKe
職人さん、大丈夫です
鳥も偽装は出来ないし一目瞭然ですので

またのお越しと投下をお待ちしております
239通常の名無しさんの3倍:2013/01/17(木) 15:38:27.96 ID:???
良い事を教えてあげよう
自費出版すれば売り上げの大半手元にくるぞ
240通常の名無しさんの3倍:2013/01/17(木) 16:23:27.37 ID:???
売れればな
241通常の名無しさんの3倍:2013/01/17(木) 17:54:00.28 ID:???
まず日本語が理解出来るようにならんとなw
まぁ、無理なのは分かってるけどさw
242通常の名無しさんの3倍:2013/01/17(木) 18:35:27.25 ID:???
専ブラ
「ツール」→「設定」→「機能」→「あぼ〜ん」→「NGName」に
からあげを追加
243通常の名無しさんの3倍:2013/01/17(木) 19:51:44.68 ID:/q+s/VKe
専ブラ
「ツール」→「設定」→「機能」→「あぼ〜ん」→「NGName」に
からあげ ◆0ruoTWHO/A を追加
こちらは>>1に明記した当板の常駐粘着荒らしの成りすましですので必要に応じてご処理下さい

なお、お分かりと思いますが
からあげ ◆klcFbgW3xg 氏は本物の職人さんです

図らずも鳥をつけることで成りすましを避けることが出来るという例となりました
244通常の名無しさんの3倍:2013/01/17(木) 20:01:26.10 ID:???
>>243
トリップ変えられる手めんどくさいし
本物の文章は残念だからまとめてNGでいい気もするが
245通常の名無しさんの3倍:2013/01/17(木) 20:04:35.50 ID:???
地の文も書けない人類として残念は黙ってろ
246通常の名無しさんの3倍:2013/01/17(木) 20:05:00.58 ID:???
シベリア移住すれば解決するだろ…
247通常の名無しさんの3倍:2013/01/17(木) 20:05:48.71 ID:???
前やって全く意味がなかったことを再度やる意味は皆無
248通常の名無しさんの3倍:2013/01/17(木) 20:10:16.66 ID:???
文章で見分けが付くから
確認次第即NGに突っ込めばいい
相手にすれば調子に乗って居座るだけだし
本物のからあげ氏へのストーキング行為もやりかねない
249通常の名無しさんの3倍:2013/01/17(木) 20:10:57.89 ID:LOOLm9ax
ほう
ということは意味があったのか
250通常の名無しさんの3倍:2013/01/17(木) 20:13:38.91 ID:???
んだな
251通常の名無しさんの3倍:2013/01/17(木) 20:30:53.45 ID:???
既にストーキングする気マンマンのようだがな…
別スレでも粘着して追い出した人の名前騙って荒らしやってる真性の屑だし
252通常の名無しさんの3倍:2013/01/17(木) 20:34:48.25 ID:???
恥のストリーキングだろ、やってるのは
書くなら病院でカルテか警察で調書でも書いてもらえ
迷惑かけた企業や個人に涙目で出した謝罪文か念書でも自費出版してろ
253通常の名無しさんの3倍:2013/01/17(木) 20:56:24.56 ID:???
無視すりゃ付け上がるし、構えば付け上がるし、ホントどうしようもないやつだよなケは。
リアルで痛い目に遭っても学習しないんだろうな。マジ○ねばいいのに。
どうせ今のままじゃ糞の役にも立ちゃしないだろうし、○んでも誰も悲しまないだろw
254通常の名無しさんの3倍:2013/01/28(月) 17:59:25.91 ID:???
ちょっと聞きたいんですけど
人物の会話ってその場に名無しを含む数人いる場合
名有りの場合は口調とかである程度わかりやすくできるけど
他の名無し人物は無理に名前付けるとちょっと不自然に感じるし
どうしたらいいんでしょうか
255通常の名無しさんの3倍:2013/01/28(月) 19:05:31.53 ID:???
階級とか服装、容姿で形容するのが一番楽かと
あとはもう喋らせないという荒業w
名有りキャラに喋らせてそれに同意していると言う形で名無しの意思表示を行うってのもある
256通常の名無しさんの3倍:2013/01/30(水) 10:29:03.72 ID:???
>>255ありがとうございます可能な限り喋らせないようにしますww
おそらく1番賢明な判断なので
257通常の名無しさんの3倍:2013/01/31(木) 19:39:06.98 ID:???
>>256
ガンバレ〜
楽しみにしてるよ
つか俺もブルコス所属のコーディーのSSの続きをさっさと書いてアップしたいのぅ
258作ってみた ◆B0FhnhyCYI :2013/01/31(木) 22:36:35.47 ID:???
×「年が変わるまえにはなんとしても上げるぞ!」
×「正月中になんとしても上げるぞ!」
○「2月になる前に上げるぞ!」
・・・今までで一番書き直ししました、自重をするか否か
一応しない方向で作ってみました
その後「さっき投稿した話はナシ」となるかもと緊張しております
では、投下開始ー
259作ってみた ◆B0FhnhyCYI :2013/01/31(木) 22:40:22.19 ID:???
4-1
Fate/stay GUNDAMfight「第4話」

皆様、とうとうガンダムの担い手達がここに相見えました
ガンダム同士が出会った時、それはGUNDAMfightの始まりの時に他なりません
 
「聖杯に招かれしガンダムよ、貴様に、ガンダムファイトを申し込む!」
 
高らかに名乗りを挙げファイトを申し込むライダー:東方不敗マスターアジアに対して
対話を望むセイバー:刹那・F・セイエイはどのように応えるのでしょうか!
さぁて!第四次聖杯戦争最初のカードは・・・

最優にして鋼の英霊セイバー:刹那・F・セイエイの駆るELSクアンタ
 
           VS!

最速の騎乗拳士ライダー:東方不敗マスターアジアのマスターガンダム

それではFate/stay GUNDAMfight・レディィィィゴォォォォオオオオ!
260作ってみた ◆B0FhnhyCYI :2013/01/31(木) 22:43:53.08 ID:???
4-2
時はその日の昼頃に遡る・・・
刹那が冬木の地に足をつけていたとき、己のミスを理解した
それはアイリスフィールが空の旅を楽しむ機会をつぶしてしまった事である
GNドライブによる粒子ワープ、それは外宇宙への転移すら瞬時に行う移動能力
そのことに酷く落胆するアイリスフィール、それに対し刹那は願い事を一つ叶えることで謝罪することになった
それはプライベートでのエスコート、彼女は冬木の街を見て周りたいと言うのだ
危険だ、まずは拠点に辿り着き方策を詰めるべきだ、切嗣もすでにこの地にきている、しかし・・・
「せっかくの日本だもの、戦いが始まる前に満喫しておかないと」そう語る彼女の顔は童女のごとく
まるで絵本に目を輝かせる子供のような純粋さ
「それに、初めてなの・・・」口どもるアイリスフィール
「外の世界に出歩くのは初めてなの」今、彼女が目に映す世界は何もかも初めての体験なのだ、生まれてから今までの生涯はアインツベルンの城のみ
「私は聖杯戦争のために作られた人形(ホムンクルス)だったから」
人形?聖杯戦争のために作られた?これは何を意味するのかと刹那は思案する
「もちろん何も知らないわけじゃないのよ、切嗣が映画とか写真とか外の景色や出来事を一杯教えてくれたもの」
だが、愛しい男の名と共に自身を語るアイリスフィールに刹那は言葉を挟むことができない
「・・・でも、この目で世界を見るのはこれが初めて、だから・・・ごめんなさい、はしゃぎすぎちゃった」
刹那の眼にはその姿が容易く崩れ落ちそうな儚さを感じた、アインツベルンの城にいたときから感じた死の気配、それは何なのだろうか
それは避けえることができるものなのだろうか?だが、なんであれ彼女に人間としての幸福があるなら感じるままに生きて欲しいと思ったのだ
「構わない、アイリスフィール・アインツベルン、及ばずながらエスコートを努めさせてもらう」
貴人のエスコートはこれが初めてではない、文化の相違はあるが上手くやろう
今までただ一瞬たりとも忘れたことの無い、50年越しに再会し理解しあえた彼女のように
261作ってみた ◆B0FhnhyCYI :2013/01/31(木) 22:48:22.54 ID:???
4-3
その日の月夜の晩、空の合わせ鏡のように月光が映る海岸ではしゃぐアイリスフィール
その姿はやはり、年相応の女性ではなく童女を連想させた、自身を作られた人形というのが言葉通りなら
彼女の実年齢はその姿よりも遥かに若いのかもしれない、そんな彼女が抱いた願望を刹那は理解する
「本当は衛宮切嗣と共に街を歩きたかったのではないか?」
アイリスフィールに問いを投げる刹那、今は聖杯戦争の最中、だがもしも叶うのならそれを望んでいるのではないだろうか
「あの人は・・・ダメよ、つらい思いをさせてしまう・・・」
その顔に暗い影を落とすアイリスフィール
「あの人は幸福であることに苦痛を感じてしまう人だから」
自身の幸福を受け入れられぬ男 衛宮切嗣、彼が望む願いは自身を満たすことができるのだろうか、そのときである
「アイリスフィール・アインツベルン、他サーヴァントに補足された、まもなく来る」アイリスフィールに警告を告げる刹那
こちらに向かってくるサーヴァントに敵意は感じられない、その気になれば粒子ワープで逃走も可能、故に
「お迎えする?セイバー」笑顔を浮かべるアイリスフィールに「そうしよう」と刹那が答える
今、サーヴァント同士が・・・否、ガンダム同士が相見える時がきたのだった
262作ってみた ◆B0FhnhyCYI :2013/01/31(木) 22:54:06.91 ID:???
4-4
白馬に乗って現れた男、ライダー:東方不敗のガンダムファイトの申し出に対し、刹那の返事は
「その戦い断る、俺はこの聖杯戦争に戦うのではなく対話するためにきた」当初の目的を語る刹那
その答えにいくらか困惑を見せる東方不敗、そして隣で正気を維持していられないウェイバーが素っ頓狂に声を上げる
「なんてことしやがりますかこのバカライダァァァァァァー!あれほど真名は伏せろってッグヘ」
少年の悲鳴にも似た叫びは東方不敗の鉄拳によって遮られる、ウェイバーは沈黙し、帰りたい・・・イギリスに帰りたい呻き続けた
「やれやれ、武人の心意気はまだ理解できぬか・・・と話の腰を折ってすまぬな、ではその対話とやらの真意、聞かせてもらおうか」
顔には出さないが東方不敗は多少なりとも困惑していた、聖杯戦争とは万能の願望器を奪い合う殺し合いである
「聖杯戦争の平穏な終結を求めている、お前も理解しているはずだ、この聖杯戦争がこの街にどれほどの惨劇をもたらすか」
なるほどと東方不敗は理解する、その願いは別に珍しい物ではない、そのオーラから見紛うはずもなかったがセイバーは清純な存在のようだ
「それゆえに対話か、では対話の通じぬ相手に対しお前は如何に応える?セイバー(剣士)よ」
まだ刹那は自身のクラスも名前も告げていない、しかし東方不敗は刹那が割り当てられたクラスを告げる
人の理を超えた武人故の恐るべき心眼、クラスを一目で見破られ動揺するアイリスフィールと最優のサーヴァントが相手と強張るウェイバー
「その時は剣を取ろう」
かつてダブルオークアンタを創り上げようとした時に武装はいらないと頼んだ事がある
それは現実的ではないという友の忠告に従う形で彼の機体は武装されたのであった
「だが、最後の最後まで対話できる機会を諦めるつもりはない」
全ての人と分り合える事はできはしない、剣によって物別れになることもあるだろう、しかし最終的には対話で決着をつけなくてはならない
剣の力だけならば相手を滅ぼして終わるだろう、対話のみで挑めば自身が滅ぼされて終わるだろう、その中で根気良く妥協点を見つける
それが彼の、刹那・F・セイエイの結論であった、外交などに勤める人間ならば基本中の基本だろう
しかし自身は愚かにもその結論に達するのに50年の歳月を必要とした
263作ってみた ◆B0FhnhyCYI :2013/01/31(木) 23:00:07.39 ID:???
4-5
「そうか、お前の在り方は良くわかった。でだ、その上でお前にガンダムファイトを申し込む!」
刹那には東方不敗の真意は理解できない、しかしその申し込みが戦いに狂った者でもなく世界に混沌をもたらす者の言葉でもない
秩序を重んじ、混沌と悪を忌避する清純な戦士の言葉であった
「ワシはファイターよ、武人よ、武と武とのぶつかり合いの中互いの本気を晒さなければ相互理解できぬ愚か者よ」
あまりにも不器用なガンダムファイターという存在
「そして誓おう、この地に一片たりとも傷つけぬという事を、それでもこのファイト・・・受けてくれぬか?」
東方不敗の口に嘘はない、いや・・・魂そのものに嘘がない。その申し出に刹那は応えた
「東方不敗マスターアジア、お前にって対話がガンダムファイトというならば、そのガンダムファイトを受けよう」
今両者に戦いの誓約が結ばれた、この地を傷つけずに戦うというならば戦場は遥か天上の星の海か?

「良くぞいったセイバー!」
東方不敗の声とともに彼らの景色が一瞬にして{別のものへと切り替わる}
それは戦いに荒れ果て大地はひび割れて廃棄された街並み、遥か天上の宇宙には巨大な建造浮遊物が規則正しく並んでいる、この世界は・・・?
「固有結界ですって?そんなバカな・・・心象風景の具現化だなんて!」アイリスフィールが驚きの声をあげる
そんなことができるのは卓越した魔術師だけ、魔術師でなければこんな魔法に最も近いといわれた魔術である固有結界なんて作れるわけがない
魔術師でない東方不敗がそれを行使できるのはどのような理によってだろうか
だが現状でもっとも最悪なのは退路を絶たれた事、そして固有結界とは術者にとって都合の良い世界に塗り替える所業なのである、そんな中、東方不敗はアイリスフィールに声をかける
「心配いらんよお嬢さん、この世界はただ頑丈なだけの世界、己にとって有利な世界などワシの武には不要!言語道断!本末転倒ぞ!」
誰が知ろうか、その世界は未来世紀という世界、ガンダムファイトによって打ち砕かれた大地に対する東方不敗の悲しみ、戦いへの怒り、そして世界への愛によって具現化された世界なのだ
ウェイバーも常識外の中混乱していたが相手の退路を絶った事、そしてライダーとしての最大のアドバンテージを用いれば容易く勝利できると確信していた
セイバー・アーチャー・ランサーの三大騎士クラス、暴れるだけが能のバーサーカーなどライダーが駆る鉄巨人によって屠る
もし僕らを討ち果たす者がいるとすれば絡め手をもってウェイバー自身を害そうとするアサシン・キャスターのみであろう
だからいかに最優セイバーであろうともこの戦いは容易い・・・だが、その幻想は一瞬にして砕け散る!
264作ってみた ◆B0FhnhyCYI :2013/01/31(木) 23:06:08.77 ID:???
4-6
「ガンダム!」
そう告げると共に中東風の青年がその体を銀に変え、巨大な鉄巨人?を現界させ自身はその中に入っていった
ソレはまるで生き物のような鉄巨人・・・否、ガンダムに、ELSクアンタにだ
一方東方不敗も自身のガンダムを現界させ乗り込む、その名はマスターガンダム、東方不敗と共に最後まで命運を共にしたガンダム
「あれもガンダムなの・・・?」
困惑するアイリスフィール、刹那はガンダムを戦争を根絶する者と語った、彼のライダーも同様の存在なのだろうか
「なんだよこれ・・・反則じゃないか・・・!?」
悲鳴を上げるウェイバー、聖杯戦争のマスターが持つ透視能力でセイバーの能力を看破する
なんでライダーでもないのにあれほどの騎乗兵装をもってこれるんだよ、セイバー:ELSクアンタの放つ緑の粒子の奔流は
あまりにも幻想的で、かつ・・・敵対するに当たってあまりにも威圧的過ぎた、だが悲鳴を上げるほどに至った理由はそれではない
軒並みAランク以上の怪物的能力を持つセイバーに対してライダーは

ライダー:東方不敗 マスター:ウェイバー・ベルベット MS:マスターガンダム
筋力:C 耐久:D 敏捷:A+ 魔力:E 幸運:B 宝具:E
クラス能力 騎乗:B+ 対魔力:E
 
かろうじて上回っているのは敏捷と幸運のみ、まともに戦えば万が一の奇跡でも起こさなければライダーは敗れる
ライダーはあのセイバーに殺される、僕も同様に殺されると震え上がるウェイバー
「ら、ライダー・・・ッ」
逃げよう、敏捷で上回っているなら、世界を塗り替えるほどの力があるならばなんとか逃げ切れる
そう言葉にしようも恐怖で口が回らない、ウェイバー・ベルベットは今、明らかに到来する死を実感していた
「心配そうな顔をするな、言ったであろう?座学の時間を始めると」
もしかしてライダーは怒っているのだろうか、いや違う、付き合いは短いがそんな短慮をする人間では決してない
「お前はそこでしかと見るのだ、東方不敗マスターアジアの戦いを、その武技の全てをだ!」
ELSクアンタの背に左右三対と背面に大きく伸びた触手、その内左右に伸びた触手一対が切り離され、その両手に収まり二本の剣と姿を変える
対するマスターガンダムは徒手空拳で構える

「ガンダムファイト・ファイティングシグナル カクニン コレヨリ ガンダムファイト ヲ カイシ シマス 」
遥か上空からアナウンスと共に浮遊建造物から別の建造物へビームのロープが張られる

「準備は良いか?セイバー」
東方不敗の問い
「問題ない」
即座に返す刹那、ならば

「ガンダムファイト!レディィィィゴォォォォオオオオ!」
東方不敗の叫び
「ELSクアンタ、出る!」
刹那もまた高らかに声を上げる
第四次聖杯戦争最初の戦いは、最後の7騎目が召喚される前の前哨戦として、セイバーとライダーによって始まった
265作ってみた ◆B0FhnhyCYI :2013/01/31(木) 23:17:09.08 ID:???
4-7
双剣を振りかぶるセイバー、迫る二閃は稲妻よりも速くライダーに叩き込まれる
それは瞬時に対象を三つに斬り分けるだろう、たとえ回避しようとしたとしても剣圧だけでタダでは済まない
これを無傷で済ますとしたら敏捷を生かした「完全回避」のみ・・・だが、ライダーは動かない!
圧倒的剣圧によって生じた衝撃音、それは大地を割り・・・空気が裂け・・・世界そのものが震えたように感じた
(終わった・・・・!)
思わず目を瞑るウェイバー、そんな彼に力強い叱咤の声が響く!
「何をしておる馬鹿弟子が!しかと見れと言ったであろうが!」
続くセイバーの剣撃、しかしライダーはそれをなんらかの方法で「防ぎきって」いた
ライダーは尚も健在・・・でもどうして・・・・!?ステータス差は歴然
このような戦い方をすれば筋力・耐久力共に劣るライダーが押し込まれるのが必然のはずなのに東方不敗マスターアジアのガンダムは
圧倒的な戦力差相手の敵に対して悠然と相対していた
しかし彼等の戦いを見ろといっても見れるわけがない、彼らの攻防は稲妻を超える速度で展開され視認は不可能
神代の嵐とすら思える衝撃の嵐は正気を保つことすら困難であった
そもそもこれが固有結界の中でなければ元々存在した冬木市は既に何度は灰燼に帰していたかわからない
その中でウェイバーもアイリスフィールも不可視で何らかの障壁によって守られていた、ライダーの固有結界だろう、その恩恵に預かっていなければ確実に命を落としている
その嵐そのものの戦場の中で東方不敗は優しき父のような声でウェイバーに語る・・・
「ウェイバーよ、心の眼で見るのだ」
何を言っているかわからない、僕は魔術師でそれ以上のことはできない、そんな伝説上の英雄の真似なんてできやしない
「出来ぬ訳がない!おまえは既にセイバーの初太刀がどのようなものか理解することが出来たではないか、それと同じ事をすればよいのだ」
・・・思い返せばそうだ、なぜ僕はあの攻撃を理解することができたのだろうか
「今までの修行に何一つ無駄はないのだぞウェイバー、お前の心眼は、既に開かれておる」
考えるな、判断するな、東方不敗との修行において幾度となく叱咤された怒号、彼は言う、ただあるがままに「感じろ」と
何度目の衝撃音だろうか、ウェイバーの折れかけていた心は不思議なほど平静を取り戻してサーヴァント達の戦いを注視する
266作ってみた ◆B0FhnhyCYI :2013/01/31(木) 23:21:37.49 ID:???
4-8
ウェイバーは見る、見ることができた
自身のサーヴァントであるライダー:東方不敗がいかにしてあの剣撃を防ぎきっていたか
それは掌打、一切の無駄がない一打、その一つ一つの体捌き、腕、手、指の動き全てが芸術的な一打の繰り返し
流派東方不敗の基本奥義「光輝唸掌(こうきおんしょう)」
拳ではなく掌を使い敵を倒す!元来 人間の気(エネルギー)はすべて手のひらに集まる
サーヴァント達は「宝具」というものを持っている、それはその英霊のシンボル
セイバーならば剣、アーチャーならば弓を始めとする飛び道具・・・だがそれは基本的な話に過ぎず何事にも例外が存在する
それは武器どころか特殊能力だったり一つの攻撃手段ということもある、ならばライダー:東方不敗の宝具とは
「神すら打ち砕かんばかりに研鑽を積んだ武技・・・」ウェイバーは理解する、否、その一端を理解した
流派東方不敗の武技の深淵はまだ遥かに深いのだ
双方の攻防が止む、たった三分程の時間で辺り一面が混沌とした瓦礫の大地と化していた
その時間の間に何合の剣と拳がぶつかりあっていただろうか、先ほどの攻防で両者が受けた被弾は「0」
「付き合わせて悪かったのぅ、セイバーよ」
ライダー:東方不敗が不敵に笑う
「俺はお前が納得いくまで応えるだけだ、東方不敗マスターアジア」
返すセイバー:刹那・F・セイエイ
次はこうはいかない、次こそ東方不敗はその武技の深淵をもって挑んでくるだろう
果たして自分はこの今までの常識を遥かに覆す難敵に対して対話を挑むという自身の意思を保つことができるだろうか
第四次聖杯戦争の火蓋は、たった今落とされたばかりなのだ
267作ってみた ◆B0FhnhyCYI :2013/01/31(木) 23:25:36.17 ID:???
第4話、投下終了
感想お待ちしております
268作ってみた ◆B0FhnhyCYI :2013/01/31(木) 23:35:42.50 ID:???
言い忘れてました
皆さん、あけましておめでとうございます(遅!)
269通常の名無しさんの3倍:2013/02/01(金) 18:16:34.19 ID:???
>>268あけおめ!投下乙です!
ガンダムもFateも媒体とっ変え引っ変えでよく見るから脳内再生が余裕ですなぁ
元のキャラも「らしさ」がそのままだから読みやすいです
270通常の名無しさんの3倍:2013/02/05(火) 21:21:18.53 ID:G7YgQ24A
作ってみた氏投下乙、そしておくればせながらあけおめ
盛り上がってまいりました!!
271からあげ ◆klcFbgW3xg :2013/02/13(水) 17:09:45.58 ID:???
作ってみた氏投下乙、勢いで自分も投下します
今回はザンテツウェアの話を書きました
272からあげ ◆klcFbgW3xg :2013/02/13(水) 17:10:49.20 ID:???
AGE―MS・ウェア外伝
file2―1ザンテツ見参

地球連邦とヴェイガンの戦いが本格化し
地球への降下を成功させたヴェイガンはあらゆる地域で工作・活動を開始した
大きな戦火は上がらないまでも地球上のそこかしこで小さな戦闘が始まり
技術レベルの差で圧倒するヴェイガンに連邦は地形と数でカバーし、大きな損害を出さずにいた
そしてノートラム防衛戦から1年後の勇気の日の襲撃事件から遡ること数日
アセム・アスノは地上本部ロスト・ロウランに居た

「荷物はこれで全部か、せっかくここのジャングルも気に入ったとこだったけど仕方ないか」

部屋のモニターから電子音が鳴り、回線が開かれる開く

『アセム軍曹、次の作戦について話があるので司令室まで来て頂きたい』

「了解です、すぐに行きます」

多少雑に荷物まとめ、ボストンバッグを肩に掛けて司令室に向かうと
そこには参謀アルグレアスと連邦軍司令フリットが大きなモニターを眺めていた

「戦況はまだ大きく動かないでしょうからこちらも十分に備えを、っと来ましたか」

「お呼びでしょうか…て、父さじゃなくて司令!?なんでここに」

「驚くのも無理はありません、司令は本当ならまだビッグリングにいる事になってますからね」

「い、いいんですか?」

「アセム、お前が気にすることでは無い。それより次の作戦だが行き先を変更してもらう」

「え?いやしかし、もう輸送機にガンダムやチームの機体は搬入しましたけど」

「その輸送機ですが、君と一緒に司令も運んでもらう事になります、目標は地球首都ブルーシア。
 貨物を移している暇はないから急遽護衛部隊を増員した事にしてガンダムを載せた輸送機もブルーシア行きにコードを出しました。
 途中から輸送部隊を離脱して、メリダ基地経由でブルーシアに、大体2〜3日で到着する予定です」

「待って下さい、司令を載せた輸送機単機でブルーシアまで行くんですか?
 いくらヴェイガンの組織規模が小さいって言っても遭遇しないって保証はないんですよ」
273からあげ ◆klcFbgW3xg :2013/02/13(水) 17:11:41.85 ID:???
file2―2

「味方も知らないって、どういう事ですか?」

「私の知人が残してくれたあるデータの復旧作業が終わってな
 そのデータにはヴェイガンに通じる内通者のデータがあったんだ、私はこれからその内通者を捕まえる
 念の為にビッグリングから囮の要人用シャトルと護衛部隊も降下準備してある」

「まぁそういう事です、敵だって今地上にいる戦力を考えれば輸送機相手に割く戦力にも限度があるでしょう
 から特務隊だけでも十分ですよ。まぁ当日になって言うのは私も反対したんですけどね」

「そういう事だ、いくぞアセム」

言うか早いかフリットは自分の荷物を担いで足早に出て行き、アセムもその後を追った
格納庫には巨大な輸送機が並び、特務隊を載せる輸送機の周りには既に人員が集結していた
早速アセムがブリーフィングを開始し今回特務隊の行き先が急遽変更されたことを説明し
フリットの件については重要な物資とだけ伝え、早速出発の準備かと思われたが

「そういうわけだ、かなり重要な物資だから気を抜くなよ、以上だ」

「アセム隊長!彼はどちらさんでしょうか!」

「彼はトム・クレーザー准尉だ、本部から来た情報士官で…」

多くのメンバーの視線がフリットに向く、変装の為一般の制服を来て制帽も深く被っている
確認すると手元のリストには見知らぬ名前があり、アセムが読み上げるとフリットが手を挙げたので
偽名の登録と分かり、当たり障りのない紹介にとどめてブリーフィングを終了した
その後離陸まで特務隊のメンバーがフリットにやたらフレンドリーに話掛け
それを見ていたアセムは緊張しっぱなしであった
274からあげ ◆klcFbgW3xg :2013/02/13(水) 17:12:55.60 ID:???
file2-3

輸送チームは予定通り途中でブルーシア行きに進路を取り
特務隊は離脱してメリダ基地に向かう、その道中格納庫では敵の襲撃に備え
特務隊メンバーが待機していた

「隊長、どうですガンダムの調子は?ザンテツウェアは模擬戦じゃ不調だったじゃないですか
 中継基地にはもうすぐ着くんで、向こうで調整でも」

「肩の多段装甲が柔軟性もあってビームも実弾も耐えられるけど重量がな
 あの時みたいに集中して抑えられたら今一歩踏み込みが遅くなってしまって…
 オレもまだまだ宇宙一のスーパーパイロットには遠いな」

「なんですかそれ?」

『総員戦闘配置!!ヴェイガンと思われる機影が接近、各員第1種戦闘配置に着いて下さい!』

「来たか!全員出撃用意!基地は近くだから増援もすぐだ!
 俺たちは先に降下して奴らを叩くぞ!」

徐々に輸送機が高度を下げ後部の大きなハッチが開き、アセムのAGE2‐ザンテツを先頭に
数機のアデルも続いて降下する、足元には森林が広がり山と湖が点在しており
アセムがすぐに脳内で戦い方を組立始めると、輸送機のフリットから通信が入る

『アセム隊長聞こえるかこちらトム准尉だ、戦況分析はこちらでも行う
 敵は少数だが伏兵の可能性もある、突っ込み過ぎないように』

「了解、こちらからも補足してます、ゼダスタイプもいる…Xラウンダーか
 輸送機は全速で基地へ!MS隊は少しづつラインを下げて敵を1機づつ確実に仕留める」

背の高い木々に高低差のある地形はMSの巨躯でも自在に動くことは適わず
アセム達はMSの体勢を低くし、敵を誘う
痺れを切らして無理に上昇・前身すればヴェイガンの堅牢なMSもいい的になってしまう
275からあげ ◆klcFbgW3xg :2013/02/13(水) 17:13:47.81 ID:???
File2-4

思惑通りヴェイガンは派手な身動きが取れなくなり
アセム達も援軍を待つばかりかと思われたが、正面からゼダスが勢い良く飛びかかる
大部分は赤くカラーリングされているが、どこか旧時代を思わせる芸術味を帯びた配色に
獰猛な戦闘スタイルはよく知った親友とは大きく異なっていた
変形したゼダスはアデルのドッズガンを難なく潜り抜けガンダムに接近する
「やはりこいつが問題か…
 全隊!こいつはオレが引き受ける!無理せずに分断して各個撃破だ」

『待てアセム隊長!こいつの感じ…狙いはガンダムだ!』

「好都合だ!地球じゃ機動力の差は大きくない、司れ…准尉達はまっすぐ基地に!」

ザンテツではガンダムをストライダーにできず、そのままブーストを吹かして山を超える
山肌に身を下ろしライフルを上空に向ける、すぐに追って来た敵機の速度を考えれば
動きを止めたガンダムに合わせて迂闊にブレーキングをかけた場合
丁度山を超えた所で背後を晒して停止する絶好のチャンスだが、ゼダスは頭上を高速で過ぎる

「やはり見えてたか、だが背後は取った!」

素早く照準を合わせトリガーを引くが、まるで軌道を知ってるようにビームを避ける
ゼダスはMS形態に戻りガンダムの正面に着地する、ライフルを向けたその時

『ガンダムだな!私はヴェイガンの戦士タンバ!我が同胞の為「鬼」となって貴様を討つ!
 堂々一騎打ちである!他の者も一切の手出し無用!』

アセムが戦場に大音量で轟く声にあっけに取られている内にゼダスは素早く剣を抜く
ガンダムのハイパードッズライフルをかいくぐり接近、アセムはすぐにライフルを放り
ビームサーベルを抜いて応戦しようとするがいとも簡単にサーベルを裂かれブレイドが胴を掠める

「改良型か!?パイロットもどうかしてる!」

すぐにもう1本ビームサーベルを抜き十字でゼダスブレイドを受けるが、出力が劣り少しづつ圧される
素早く刃を横に流し体を当てて距離を取り、ライフルを拾い上げ発射する
体勢を崩し座り込んだゼダスに絶好のタイミングで攻撃がなされたが
驚くことに座り込んだ状態でゼダスはブレイドを振り抜き
ハイパードッズライフルの閃光は真っ二つに引き裂かれ、それぞれ森を穿った
276からあげ ◆klcFbgW3xg :2013/02/13(水) 17:53:11.98 ID:???
File2-5

輸送機は視界にメリダ基地を捉え、既に着陸の準備を始めていた
フリットの脳に不安が過る、敵の中にいたXラウンダーは確かに高次元の能力者である
彼は自分の息子であり一人の軍人として大きく成長したアセムを信じていたが
一瞬であるが傷付いたガンダムのビジョンはフリットの不安を煽るのに十分な材料だった

「トム准尉!基地にいたMS第1、第2小隊が既に出撃したそうです!」

「安心できん数だな、片方はアセムの援護に回らせろ!
 敵は少数だから頭を潰すのが一番効果的だろう、機長ガンダムと回線を繋げるか?」

その頃アセムは敵の高い操縦技術と地形を分析し、簡単にではあるが策を練っていた
山一つ挟んで友軍がヴェイガンの部隊と交戦し、見渡せば同じような森林地帯である
防戦に徹しながら周囲を観察すると、高い山に囲まれ遠目には湖も見える

(後は味方が来るのを待つだけだ、それまで耐えられるか)

『アセム!聞こえるか!既に増援は向かった、すぐに到着するだろう』

「了解!、良いタイミングだ」

『貴様逃げてばかりいるな!いい加減観念しろ!』

「そうやって頭に血が昇るの待ってるんだよ!」

『アセム!敵と会話などするな!』

アセムはジリジリと後退し立ち位置を調整しながらゼダスの攻撃を受け流す
コクピットのモニターで真背面に湖を確認し、一気にフットペダルを踏み込む
一方、ゼダスのパイロットであるタンバもコクピット全面に広がるモニターと
自身のXラウンダー能力からガンダムのさらなる後退を察知し
勢いに乗って、フットペダルに体重を載せガンダムと共に湖の上に飛ぶ
直後に自分のミスに気づくが、時既に遅く一瞬の隙を突かれ蹴りを胴体に見舞われ
バランスを崩して同時に水面に叩きつけられる
MSの重量では腰ぐらいの水深でも姿勢を正す事は難しく、動作に重みが増す
277からあげ ◆klcFbgW3xg :2013/02/13(水) 17:54:52.25 ID:???
File2-6

大声を張り上げゼダスブレイドを振り回すが、足が重く思うように踏み込めないので
ガンダムが軽く上体をそらすだけでも簡単に回避できた
勝ちを確信したアセムが見渡すと山を越えてアデルがぞろぞろと出て来た

「全機聞こえるな、俺には当てるなよ!」

指示を出された部隊は半身を湖に浸けてもがくゼダスに発砲する
大きな水柱が爆音と共にそびえる

『卑怯だぞ!貴様武士の戦いを愚弄するのか!』

「そっちが勝手に言ってるだけだろ?」

『ぬぅ!許さんぞガンダム!』

『特務隊長!このままやつを落とします!』

「待て!逸るな!」

弾ける水面が上手くビームの威力を抑え、ゼダスに大きなダメージは無かった物の
このまま攻撃を加えれば確実に撃破できる。そう感じたMS隊は前進し始めた
その時ゼダスの浸かる水面が発光し1段と大きな水柱を上げた
ボディのビームキャノンによる水飛沫はゼダスの姿を隠しMS隊を困惑させた
さらにこの時ゼダスは強引に水面から上昇し変形、ビームバルカンを放ちながら高速でMSの合間を縫い
いとも簡単に背後をとりブレードでアデルをバターのように引き裂き
掌からビームサーベルを出現させ、ドッズガンを両手のビームサーベルと強化ブレイドで切り伏せながら
1個小隊をあっさり斬り刻んで見せ、アセムに介入させる余裕も与えなかった

『今回は水入りだ!次会う時は正々堂々と一騎打ちで蹴りをつける!
 精々腕を磨いておくことだ!』

と、また大声を張り上げると飛び去って行った
状況を確認すると既に他のヴェイガンは特務隊と増援の小隊によって撃退されており
不自然とさえ思える程にフレームや関節に沿って斬られたアデルは爆発する事もなく
その残骸がむしろ不気味で無惨に思え、無駄な犠牲を出したと心から悔やんだ
278からあげ ◆klcFbgW3xg :2013/02/13(水) 19:20:38.44 ID:???
今回は前半のみってことでこれで終了です
バイバイ猿さん状態になってますけど
できるだけ早く後半も投下したいです
279通常の名無しさんの3倍:2013/02/13(水) 19:58:46.61 ID:???
支援
ガンガレからあげさん
280通常の名無しさんの3倍:2013/02/13(水) 20:10:46.02 ID:???
投下乙です
281通常の名無しさんの3倍:2013/02/26(火) 18:39:56.34 ID:???
からあげといえばさっきからあげ君買いにいったときにコンビ二ストフリ見に言ったら爆売れだった
282通常の名無しさんの3倍:2013/02/27(水) 10:12:12.82 ID:zsZDirkz
ほしゅ
283魚介系男子 ◆an5sroH2xt8e :2013/03/01(金) 01:02:03.31 ID:???
tst
284魚介系男子 ◆an5sroH2xt8e :2013/03/01(金) 05:03:03.63 ID:???
あんまり人気ないですが・・・ガンダムOOの設定にて、
革新後の人類の戦いを描ければとおもっております。
原作のテーマとは少し離れる為、設定引用という感じです。

以前、少し書かせて頂きましたがその分も含めて投下させて頂きます。
285通常の名無しさんの3倍:2013/03/01(金) 05:05:35.22 ID:yePvHBYw
[ラインサイト]

眩い粒子の光を刹那に燃やし、MSは爆散した。


「残存機2機。敵はまた機動性を上げたな・・・少尉帰投だ。」

後部座席のオペレーターからの報告を聞き、慣性前速から姿勢制御で残存機に背を向けた。

「了解。S-12パーソナルネーム『エレノア』、帰投する。」

エレノアは光に弾かれ、星屑になった。
286魚介系男子 ◆an5sroH2xt8e :2013/03/01(金) 05:07:57.93 ID:???
-Unstable GNP compression-
エレノアが粒子圧縮率が安定しないとぼやいている。
-Vigilance around sector-
何を恐れているエレノア?

「周辺に異常はないか?」

「異常は無い。どうした少尉?」
そう言うと、オペレーターはGNレーダーに視線を落した。

「...GNディスペンサーを射出する。目標座標3S6。」

この宇宙では、GN粒子のエネルギー放出圧が異常に高いためすぐに粒子は消失してまう。そのためGNレーダーの感知範囲はせいぜい数百キロだ。
ディスペンサーで、特定アリアの粒子濃度を上げればレーダー性能を格段に上がる事ができる。

「ディスペンサーもタダじゃないんだぞ、少尉。」
オペレーターのレインマンが呆れている。

ディスペンサーが射出される。
しばらくすると、前方で薄っすら淡い光が見て取れた。
287魚介系男子 ◆an5sroH2xt8e :2013/03/01(金) 05:10:01.00 ID:???
[ピコンッ]

オーブ型のレーダーモニターがUnknownを捉えた。

「二時!目標Unknown。IFR味方識別反応無し!こんな宙域に敵だと!?」

「こちらに向いたな。こいつやる気か。」

エレノアのウェポンシステムをアンロックしていく。

「まて!少尉!まだ敵と分かったわけでは無い!」

レインマンは、戦闘機動で浮いた体をシートに押し付けながら叫んだ。

「味方ならコンタクトを取れ!」

「今やっている!こちら、ラインサイト、S-12(エストゥエルヴ)エレノア。応答せよ。」

暗闇の中を2機が光を尾に引いて交差する。

「見ろ!少尉!バウティタイプだ。味方だ!」

「エレノアはそうは言っていない!」

交差後すぐにスプリットし、目標下部へと滑り込む。
目標のIFRがUnknownからEnemyへと変わる。

エレノアが『敵』にロックした。激しいGに踊りながら、トリガーを絞り込む。
ショットGNライフルから短い間隔で、圧縮粒子が放たれる。


光は『敵』の半身を宇宙に溶かした。



「目標消失・・・少尉、軍法会議ものだぞ。」

-Mission Comp..RTB...-
「S-12エレノア、帰投する。」
288魚介系男子 ◆an5sroH2xt8e :2013/03/01(金) 07:37:59.60 ID:???
「少尉。報告には視認の後に交戦とあるが、君にはこれが味方には見えなかったのかね?」

第一独立戦略情報局、局長『フロイド・マクドナル大佐』は表情を変えずに質問した。

「エレノアが敵だと判断しました。ならば、それは敵です。」

大佐は眉間にシワを寄せて、報告書をテーブルにそっと投げた。

「レコーダーの記録によると、攻撃は敵機判別後だと確認できております。」
第三独立情報戦隊、通称ラインサイト戦隊長、『テッペイ・サイガ少佐』がそれらしく言い訳する。


西暦2407年。

スメラギ級外宇宙航行艦は4番艦まで完成していた。
同一番艦スメラギが木星経由に、今なおELS母星を目的地として外宇宙を航行している事は、もはや歴史となっている。
ソレスタルビーイング・イノベイドとの戦争。ELSとの対話は人類に多大な被害を出したが、同時に恩恵ももたらせた。
それにより地球で待つ者達は恒久平和を満喫している。
だが、母なる惑星が緩やかに壊死する事実は教科書に載っていなくとも知らない者などいない。

『人類は焦っている。』

科学技術の進歩、脳量子派による相互理解をもってしてもフロンティアは作れないのだ。

未だに増加している地球人口、出生率は減少したがイノベイドの寿命は長い。
外宇宙航行艦の建造は、事実上の口減らしとなっているのが実情だ。
289魚介系男子 ◆an5sroH2xt8e :2013/03/01(金) 07:48:07.86 ID:???
そんな中突如、月の裏側にあるラグランジュポイントに空間の歪みを観測。『向こう側』から無数のMSらしき機動兵器が出現した。そして月のグラハムシティを強襲したのだ。
エルスローズと、4番艦カエサリオンの援護により月の全滅は免れたが、戦争状態へと発展した。
約1年のも戦闘状態を経て、『ゲート』と名づけられた空間の歪みへと押し戻す事が出来たのだ。

だが被害は甚大だった。グハラムシティ機能の半数を失い。救援に駆けつけた、2番艦アマテラスは廃艦となった。
統一地球機構として発足した、ガイアフロントは、ゲートから断続的な電撃攻撃を行う存在に対して、
『外宇宙未感覚思考体 -EXtragalactic EXtrasensory EXtravert- 』
通称エクスと呼称し、本格的に対応体制を取った。

スメラギ級外宇宙航行艦・4番艦カエサリオンは『ゲート』内部へと進行し、迎撃と探査任務に就くこととなり、
エルスローズは、月・地球間の遠方ラグランジュポイントへ移動し、『ゲート』監視任務となったのである。


『ゲート』内部はというとまさにフロンティアだった。
空間としては、天の川銀河と同じ3次元空間であったが、座標は特定出来なかった。
ただ目の前には、青く美しい星が静かにそこにあるだけだった。


「まるで地球だ。」


見た誰もがそう言うだろうと思う程、美しく、豊かな星だった。
290魚介系男子 ◆an5sroH2xt8e :2013/03/01(金) 08:07:25.07 ID:???
内部に進行したカエサリオンは周辺の小惑星を使い、『ゲート』とエクス母星と思われる惑星との間に、宇宙ステーションを建造して防備を進めた。
しかし、この宇宙ではGN粒子は自由粒子化した時点で激しくエネルギーを放出して消失する現象が起きたため、探知範囲が極端に狭かった。
何より、GN粒子を媒介とした脳量子波でのコミュニケーションが取れないのだ。
そのため、後に2隻の準スメラギ級戦艦、ロキとヘルベレンディをもって制空権を確保していた。

MSにも改修が求められ、機体ジェネレータにGN粒子を全投入し、間接的な運用となった。そのため、トランザムシステムは使用出来ない。
またジェネレータをハイブリットユニットとしたため補給を要する事となった。
しかし、機体性能は極めて高められ、GN粒子を用いた武装はその高出力から銀河系での使用とは桁違いの威力を見せ付けた。


そして現在、西暦2427年。

防衛調査隊は、ヴェーダ型演算処理システム『ヤーマ』に統制され、人員は地球からの移送が80%を超え、その名をカエサリオン軍と変えた。


地球から見上げた向こう側は『リヴァイブ』と呼ばれている...。
291通常の名無しさんの3倍:2013/03/01(金) 08:10:15.36 ID:???
投下乙です
とりあえず「エレノア」がどんな物なのかわからない
コンピューターAIなのか人物なのか
少なくても前者であればどのようなシステムなのか描く必要があると思います
さもなくば少尉殿がたかが機械の判断に思考停止した○○のように見えるだけになってしまいます
292通常の名無しさんの3倍:2013/03/01(金) 08:11:23.75 ID:???
・・・と早まった、申し訳ない
293魚介系男子 ◆an5sroH2xt8e :2013/03/01(金) 08:30:08.33 ID:???
「失礼しました!」

サイガ少佐が、完璧な敬礼で退席する。俺は首元を咥えられたネコの様に准将の部屋を後にした。

「どうおもうかね。ジム君。」
「形状はどう見ても、PD(パーティカルドライヴ)装甲搭載型の『ガンダムフォールバウティ』ですね。ヴァリアブルスラスターノズルはあの機体にしか実装されてませんからね。」

大佐の問いに、第二独立戦術機動隊、通称『ファクトリー』の『ジム・ラインハルト技術大尉』は少し自慢げに説明を続ける。

現在カエサリオン軍は、『CSF』(Caesarion Space force)本隊と3つの独立部隊で構成されている。
本隊は主に銀河用MS、形式番号GNT-108『カリスト』の改修機である、GNT-108R『ガリアン』と、リヴァイヴ運用試験量産機CGN-002『インディ』からなる3個師団規模だ。
命令系統は、カエサリオンベースにあるヤーマを頂きに、ロキ・ヘルベレンディの『リグ・ヴェーダ』・『ヤジュル・ヴェーダ』の3系統となる、システムの塊だ。
ただし、作戦行動宙域では量子波によるリンクが確保できないため、新第6世代支援AIの補助があるとはいえ、スタンドアローンである。

独立部隊はそれぞれ、『第一独立戦略情報局』・『第二独立戦術機動隊』・『第三独立情報戦隊』の三部隊となる。
294魚介系男子 ◆an5sroH2xt8e :2013/03/01(金) 09:24:44.79 ID:???
「...PD装甲のみでの限界旋回速度は...」
「未帰投機体、脱走機体の報告は?」

いいかげんにしろ。と言わんとばかりに技術大尉の説明を凛と遮った。

第三独立情報戦隊指令、『レベッカ・スタンリー准将』だ。
ELSもどきと罵られても納得してしまうような、ラインサイトのガンダムドライバー達の女王だ。

「共に報告はありません。」
スタンリー准将の影から、同席した『エリ・フライト准尉』が報告する。

「ふむ、ジム君。DEPとIFRのレコーダーの差異が無いか確認したい。」
「了解しました。ヤーマに直接確認させます。」
「准将。これ読む限りでは機体に問題はなさそうですね。ラインサイトでの機体回収は控えて頂きますよ。」

そういうと、ラインハルト大尉とマクドナル大佐は部屋を出て行った。
295魚介系男子 ◆an5sroH2xt8e :2013/03/01(金) 10:16:00.85 ID:???
「たぬきめ...。」
スタンリー准将は明らかに苛ついていた。
「すぐにラインサイト全機のメンテナンス作業に入りなさい!」

「りょ、了解しました!」
フライト准尉は、女王に敬礼し玉座から離れた。


歩きながらサイガ少佐はクスクスを笑っている。先ほどの敬礼の姿など、微塵も無い程砕けた表情で話していた。

「大佐の顔をみたか?お前の言った事は間違ってはいない。脳量子波が使えないリヴァイブでは機体の判断、要するにヤーマの判断が原則だ。」
「…」
「謹慎中は俺がコキ使ってやるよ。気はまぎれるだろ?」

サイガ少佐は元MSドライバーだ。優秀なドライバーだったらしいが、運悪く被弾時に両足を失っている。
足は再生医療で元通りなのだが、宇宙空間でMSに搭乗すると、空間識失調。いわいるバーティゴに陥る。

本人曰く、足元から浮遊感に襲われ、平衡感覚を喪失するらしい。
MSを降りた後は、ラインサイトの出撃管制とブリーフィングを担当している。
女王とELSもどきの中間管理職というわけだ。
296魚介系男子 ◆an5sroH2xt8e :2013/03/01(金) 10:24:47.49 ID:???
第三独立情報戦隊『ラインサイト』はスタンリー准将を頂に、サイガ少佐と12人のガンダムドライバーで構成されている。
主な任務は戦闘の観察、情報収集と解析である。至上命令はレコーダーを持ち帰る事だ。
そのためなら救援要請の破棄をも許可されている。
得体の知れないエクスとの戦闘では情報は何よりも重要なファクターなのだ。
整備員を含め、50人弱の組織のトップに准将が与えられている事がその重要性を証明している。
如何なる状況でも帰還を果たすため強靭な精神力と卓越した操縦技術が要されるラインサイトでは、ドライバーは
CSF全体から選抜されている。機体も最新鋭機『ガンダムフォールバウティ』が用意されてる。
強靭な精神とは、感情の起伏が少ないとも言い換えれる。そのため、ラインサイトの事をELSもどきと呼ぶ者も少なくない。
そんな変わり者集団をまとめる少佐の胃はリナチタリウム複合素材で出来てるに違いない。
297魚介系男子 ◆an5sroH2xt8e :2013/03/01(金) 11:14:16.71 ID:???
「アーク!今日晩メシ食いにこいよ!」
テッペイがハンガーから叫んでいる。

俺の名前はアーカード・ツェぺシュ。階級は少尉。
ちなみにCSFでのドライバーは少尉からなので最低階級である。
CSF軍人のほとんどは地球出身者であり、研究者や傭兵もいるが犯罪者や社会不適合者が移送されてくる事が多い。
テッペイはカエサリオン出身者で、グラハムシティ防衛戦にも参加したらしい。

「またライスにヌードルをかけて食うのか!」
日本人の味覚は脳量子波が使えても、共感できそうにない。
298魚介系男子 ◆an5sroH2xt8e :2013/03/01(金) 11:16:26.05 ID:???
今回はここまでです。
次回は機体詳細や戦闘の予定です。

ページ付け忘れててすいません。
最後の方箇条書きみたいなってて自分で読んでて恥ずかしくなりました・・・
299通常の名無しさんの3倍:2013/03/01(金) 16:34:29.66 ID:???
からあげさん他のスレを荒らすのはやめましょうよ
300通常の名無しさんの3倍:2013/03/01(金) 20:55:47.53 ID:???
魚介系男子さん、投稿お疲れ様です
感想としては「西暦ではなく、いっそ自身でアナザーを作ってしまってはどうです?」と思いました
どうも連邦系の組織がガンダムを使うようですが連邦が他組織(しかも事実上テロリスト)のMSを使う?プライドはないのか?などと感想を持つのは私だけでしょうか
何よりガンダムOOに出てきた組織の数々が時代と共に変貌をしてしまっているので舞台装置にすらなっていない点です
ここまでオリジナルに徹しているのなら、いっそ自身で全て作ってしまったほうがやりたい放題できるかと思います
301通常の名無しさんの3倍:2013/03/22(金) 18:09:39.37 ID:???
保守
302作ってみた ◆B0FhnhyCYI :2013/03/28(木) 22:36:57.31 ID:???
「フェイト/エクストラ CCC発売!今日発売!」
「ツクッテミタ、ステマ!ステマ!」
前回の投下から二ヶ月・・・か
ホントはこの話まではスパっと投下したかったのです
このFate/stey GUNDAMfightの方向性が決まる話だったもので
それだけに「コレじゃない」感が出るだろうかなと・・・
では投下開始します
303作ってみた ◆B0FhnhyCYI :2013/03/28(木) 22:40:40.96 ID:???
5-1
Fate/stay GUNDAMfight「第5話」

とうとうGUNDAMfightが始まりました
交錯する剣と拳、打ち合わされる力と技
それは大地を割り、天を裂き、世界を震わせます!
されど彼等の望みは遥か至らず
セイバー:刹那・F・セイエイは相互理解と対話を
ライダー:東方不敗マスターアジアは全力を出し切った先の真実を
 
「俺はお前が納得いくまで応えるだけだ、東方不敗マスターアジア」

このガンダムファイトがこのまま終わる訳がありません、彼等の戦いは更にヒートアップしていくのです!
それではFate/stay GUNDAMfight・レディィィィゴォォォォオオオオ!
304作ってみた ◆B0FhnhyCYI :2013/03/28(木) 22:45:25.06 ID:???
5-2
東方不敗マスターアジア、その拳は生身であってすら鉄の巨人と打ち合い、容易く屠る
それは病に冒された体でも、人類抹殺という愚行に心を染めても尚その拳は色あせない
だがその「体」が病から解放されたのならば、その「心」が純粋な拳士として向き合えていたのならば
そして彼のマスターガンダムは聖杯の神秘の加護により、彼の動きをトレースするシステムのタイムラグは無い
東方不敗の「技」を完全な形で再現可能としていた、もはやガンダムは枷ではない、完全に人機一体を再現した彼の体そのものであった
心・技・体全てが揃った夢想は今ここに、現実として此処に存在した!

「流派!東方不敗が奥義・・・」
東方不敗が動く!遂にその武技の深淵を見せる!
「マスタァァァァシャドォォォォォォォッ!」
マスターガンダムの姿がいくつにも別れる、それは上下左右、前面後背・・・{全ての方向}からELSクアンタに襲い掛かる
残像?ならば本物はどこから、セオリーにのっとった後ろからか?それとも正面か・・・全方向から殺気をぶつけられる感覚
刹那は自身の直感に導かれるように空へ跳ぶ、その体を緑の粒子に変えて、それでも東方不敗の魔拳は容赦なく非実体と化したELSクアンタを捉える

正解は残像に見えるその全てが{本物}多少の被害に目を瞑ってもその囲いから逃げ出す必要があった
もしその地に留まって迎撃しようものなら一瞬にして叩き潰されていた!
「そんな、こんなの多重次元屈折現象(キシュア・ゼルレッチ)じゃないか・・・第二魔法そのものじゃないか・・・!」
ウェイバーの驚愕は今日で何度目だろうか
アイリスフィールもこれを見ることができていたのならば様々な解釈を語ることができただろう
しかしこの場に存在する人間で彼等の戦いを視認できるのはウェイバー只一人のみ

第二魔法「並行世界の運営」もしAではなくBという選択を選んでいたらどのような結末を迎えていたであろうか
世界は別の道筋を歩む。そういった、数限りなく存在する平行世界(パラレルワールド)を行き来するというもの
ただし並行世界の“移動”ではなく“運営”であるため、後述のような並行世界に関係するあらゆる事象を引き起こせる
結果、正面から攻撃、後ろから回り込んで攻撃といった行動を{同時}に行うことができる
もし七つの攻撃を同時に撃たれたらどこから迎撃するか、それを七つ同時に行ってしまえば良いという発想から生み出された流派東方不敗の技
この世界で魔法と呼ばれる実現不可能とされる存在が、限定的ではあるが東方不敗の手によって現実化されていた!
305作ってみた ◆B0FhnhyCYI :2013/03/28(木) 22:50:41.00 ID:???
5-3
空に逃れたELSクアンタ、再実体化したソレは無数の損傷を受けていた
「胸部の損傷・・・軽微、脚部の損傷・・・右足中破」
刹那は自身と相手の戦力を冷静に分析する
(接近戦は圧倒的に不利、しかし射撃攻撃で捉える事は不可能・・・牽制射撃・・・効果なし)
(トランザムの使用・・・既に身体性能は{限界}まで強化、放出による使用以外効果を望めず・・・)
ただ努力と経験で培った戦闘理論、それは1%でも勝機があればその道筋を見出す
手痛い損傷、しかしELSクアンタは別だ、異常とも言える高い耐久力と規格外の魔力は瞬く間にその体を補修する
ELSクアンタの装甲は数秒と経たない間に完全再生させていた
一瞬で押し切られさせなければ幾度でも挑める、ならば

刹那がとった一手は一撃離脱戦法、双剣は再び鋼の触手として本体に収まり、かわりに取り出されたのは背面部の最も巨大な触手
それがELSクアンタの手に収まり機体の全長を超える刀身をもった巨大両手剣へと姿を変える
迫るELSクアンタ、マスターガンダム目掛け振り切られるその巨剣、東方不敗はそれに対して{完全回避}にて対応した
受け流そうとすればマスターガンダムは木っ端微塵に粉砕、贔屓目に見積もっても手足の一本はもがれていた
その証拠にその巨剣の発する緑の粒子の輝きは剣圧となって周辺空間そのものに干渉して・・・破壊
果ては巨大両手剣の先から伸びる光の剣が、地平線の彼方まで切り裂いていた
それはダブルオーガンダムのライザーソードに匹敵して余りある
さしもの東方不敗もこの天地を真っ二つにするような剣撃に対して攻撃機会を失っていた、回避に専念したためである
再度空へと舞い、第二撃に移る刹那、しかしそれを座して待つ東方不敗ではない
敏捷で勝っても空中戦は不利、だがこの戦いで最速の存在は誰か、こと移動において最大のアドバンテージをもっているのは誰か!
ならば呼ぼう、ライダーとしてその名を指し示す者を!
「風雲再起!我が足となり翼となって戦えぃッ!」
現界され空を翔る彼の愛馬
「さぁ行くぞセイバー!ワシと風雲再起の力、とくと見せてやろう!」
その背にマスターガンダムが堂々たる姿で仁王立ちしていた

そのままELSクアンタに迫る、両者は螺旋を描くようにぶつかり合う、その交錯する一つ一つの中で凄まじい攻防が繰り広げられていた
「流派東方不敗人馬一体奥義、風雲烈火ァッ!!!」
それはライダー:東方不敗の駆るマスターガンダムと彼の愛馬である風雲再起と共に高速打撃を浴びせる
その奥義を一撃離脱の邂逅の中、一つ、また一つと叩き込む!
306作ってみた ◆B0FhnhyCYI :2013/03/28(木) 22:55:39.67 ID:???
5-4
攻防は続く、刹那は単調な一撃離脱戦法を繰り返す、それを東方不敗は完全回避しつつもすれ違い様に幾度も拳打を叩き込んでいた
その度に迫り来る攻撃を身を捩って回避するELSクアンタ、回避し切れぬ拳打は触手を盾にして防御、表面に展開されたGNフィールドを打ち・・・装甲を砕いていく
胸部へ、腕へ、脚へ、頭部へ・・・何度も、何度も、ELSクアンタは打たれる、手も足も出せない
誰がみても優劣は明らかだ、東方不敗の勝利は疑いようが無い

「凄い、圧倒的じゃないか!」
もはや魔法の域にある力を持つライダー:東方不敗マスターアジアの勝利を確信したウェイバーの眼差し
一方アイリスフィールはウェイバーの様子からセイバーの不利を悟っていた
(耐えてセイバー、私達に・・・切嗣に勝利を・・・!)
そんな二人を他所に、当事者たるガンダムの担い手達は逆のことを考えていた

「この我慢比べ、ワシに不利か!」
一方的に拳打を浴びせる東方不敗が不利を悟った理は如何なるものだろうか
それは第一にセイバーの尋常ならぬ再生能力、ライダーはこの攻防の中でセイバーのエネルギー源を把握する
それは二つ・・・いや三つのエネルギー源、それが全て同調し莫大なエネルギーを生み出しセイバーの体を構築している
かつてセイバーが存在した西暦のGNドライブ二つを同調させたツインドライブシステムを凌駕するエネルギー
ならばこの三つ目は何か!それはセイバー:刹那・F・セイエイ自身、彼がガンダムそのものを目指した生き様そのもの
それは彼自身を三つ目のGNドライブと化していた、それは{スリードライブシステム}と言うべきものなのだろうか
そのエネルギーは通常のGNドライブ機の10,000倍・・・!
生み出される莫大なエネルギーはこの世界における魔力となってELSガンダムを形成、その強力無比なステータスとして存在させていた

第二の不利はセイバー自身の継戦能力、このまま攻撃を続行しセイバーが根を上げるのを待ち続けるとしよう
東方不敗の攻撃は全力をもって三日三晩その拳打を衰えさせることなく浴びせることができよう
しかしセイバー:刹那・F・セイエイは何十年であろうと耐え抜くであろう、まるで強固な信仰と呼べるほどの精神力
更にはセイバーの肉体はもはや人のそれではなく生きた金属、飢えも病からも開放された存在だった
それで彼はかつて、50年もの間宇宙を休むことなく旅を続けていた、救いを求めた新たな仲間を引き連れて

ELSクアンタは難攻不落の銀の砦、それを打ち破るならば決定的な物理攻撃
ライダー:東方不敗の放つ奥義、マスターシャドーならば可能であろう
しかしこれではダメなのだ、一撃離脱における一瞬の邂逅ではダメなのだ!
あのセイバーの懐に飛び込み、完全な囲いを形成した形で放つマスターシャドー・・・
それでなければセイバーを討ち果たすことは不可能であった
307作ってみた ◆B0FhnhyCYI :2013/03/28(木) 23:00:13.54 ID:???
5-5
再び双方の攻撃が止む、セイバーは瞬く間に装甲を修復し無傷の姿となる、ならばどうする
このまま効果が無いと知りながらセイバーに苦痛のみを与えるのは武人として名折れであろう
ライダーはセイバーの意図を汲む、あの巨大両手剣は回避されるのを前提に放っている
ならば本命はなんだ、セイバーは奥の手を隠し持っている、感であるがそう確信する
巨大両手剣は魅せ技、本命はそれを掻い潜った後に殺し業、ならばどう挑むか
受けて立つしかあるまい、腕に一本、脚の一本失って上でその身を打ち砕いて見せよう、
乾坤一擲にてセイバーの殺し技に挑んで見せよう
そう思ったその時である

「東方不敗マスターアジア、この戦いを{双方の持つ最強の一撃}で決着をつけたい」

響く刹那の声、東方不敗にとってそれは予想外の提案であった
「セイバーよ、お前はワシのもつ最強の一撃を知っての言葉か!」
それはライダーの持つ流派東方不敗の最終奥義に他ならない・・・!
「東方不敗マスターアジア、その一撃はお前も知らない彼方にある」
東方不敗は知らない、自身がどれほどの力を今秘めているのか
かつては未熟な技が阻んだ、晩年は歪んだ心と病・・・しかし今は違う
心・技・体全てが十全に整ったコンディションで放つ最終奥義、それこそ望んだ{全力を出し切った先の真実}
更にはそれを受けるべき強友(ライバル)までいるのだ、ならばその提案を断る理由は存在しない
「受けてくれるというのか、ワシの!最強の拳をッ!」
ライダー:東方不敗の歓喜の声
「受けよう、その一撃を、魂そのものを懸けた一撃を!東方不敗マスターアジア!」

セイバー、ライダー共に大地に脚をつける・・・

「圧縮粒子完全開放ッ トランザムッ!」
ELSクアンタは銀から赤へ、GNドライブに圧縮されたエネルギーが解放される・・・それは通常の3倍ものエネルギーを瞬間的に生み出すシステム
GNドライブ一基の力を100とするならばトランザム化したGNドライブは300・・・それがスリードライブシステム(三乗化)ならばどうなるか!
単純計算すれば従来のGNドライブの270,000倍・・・だが今のELSクアンタは明らかにそれを凌駕するエネルギーを放つ
天へ向け、巨大両手剣を掲げるセイバー、更に三対の触手は体から切り離され宙を舞い
その巨大両手剣へと組み合わされ歪な超巨大両手剣へと姿を変える

「流派東方不敗ッ最終奥義!」
マスターガンダムは黒から黄金へ、その姿を変える
それは感情の爆発、愛と怒りと悲しみの明鏡止水の心
武術の真髄に宇宙との一体化を図る理が存在する、それは自身だけでなく大いなる世界そのものを味方につけ、力とする理
ライダー:東方不敗によって集約された莫大な気のエネルギーは宇宙・・銀河そのもののような力がマスターガンダムの右手に宿る

凄まじいエネルギーの奔流、世界が揺れる、もはや街どころか星・・・宇宙そのものが崩壊してしまいそうな感覚
準備はよいか?そんな言葉はもはや両者に必要ない、もはや両者のエネルギーは頂点に達している
ならば放つ、最強の一撃を
308作ってみた ◆B0FhnhyCYI :2013/03/28(木) 23:04:47.97 ID:???
5-6

「ライザー―――――――――!」
ELSクアンタが持つ超巨大両手剣から天を貫く光の剣が形成される、それは星を、銀河すら斬りさかんとする光の剣

「石破ッ―――――――――!」
マスターガンダムの拳が真っ赤に燃える、強友に・・・否、自身の限界に挑めと轟き叫ぶ!

「ソーーーーーーーード!!!」
「天驚拳ッ!!!」
今、両者の最強の一撃が放たれた
{最強の剣}と{最強の拳}が交錯し・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・それは人の意識と意識が交わる場所だった

刹那は一人の男の意識に触れる、それは罪人、人類抹殺を企てた罪人の意識
戦争によって砕かれた大地への{悲しみ}、それを生み出した戦いへの{怒り}
人間など不要、人間など害悪、{愛する}母なる星のため男は全てを捨て
人類を抹殺すべく孤独な戦いに身を投じた、だが・・・その戦いは尚も男を愛してくれた者によって止められた
男は悟る、人類もまた母なる星に宿る森羅万象の一つだと、男は満足してこの世を去った

東方不敗マスターアジアもまた一人の男の意識に触れる、それは希望、希望を抱いた少年の意識
この世界に神はいない、掛け値なしの絶望が支配する戦場の中で出会った希望・・・
颯爽と自身を救ってくれた希望が存在した、それに少年はあこがれた、自分もその希望になりたいと憧れた
時は流れ、少年は青年となり現実は残酷に青年を打ちのめす
希望と信じた物は悪辣な悪魔そのもので、自身が救われたのは悪魔の気まぐれだったと
青年が信じた物は幻想であった・・・しかし、青年は信じた物こそ尊いと自らの道を貫いた
望む世界は{この世全ての争いの根絶}数多くの少年が一度は胸に抱き捨てていく幼稚な幻想
されど青年は走りぬいた、様々な物を振り切って!そして遂に成し遂げた!
 
ならば彼等が聖杯に望む物は一体如何なる願いだろうか・・・
309作ってみた ◆B0FhnhyCYI :2013/03/28(木) 23:07:27.19 ID:???
5-7 
少年の声が響く・・・
「そういえば聞いていなかったけどライダー、お前が聖杯に懸ける望みって何なんだ?」
間髪入れずに初老の男が返す
「武人なら決まっておろう、{受肉}だ」
今この身はサーヴァント、聖杯の奇跡によって現界を許されているだけの身
男が聖杯に託す望みは一つ、大地に再び一つの命として立ち、己の人生を出直すためにだ
「・・・意外と俗っぽいんだな、ライダー」
少年がやや呆れた感じで返す、初老の男から課せられた特訓メニューをこなしながら・・・
今は知らせるべきではない、東方不敗がこの聖杯戦争に参戦したその真意を

{身の程知らずの小僧がほっとけなくておせっかいを焼きに来た}などとは

それは少年の心を傷つけるだけであろう
少年は己の埒外に挑んでいる、それは大人になろうとして足掻く最も熱き少年の心
ならば自身が受け止めてやろうではないかと東方不敗マスターアジアが立ち上がった
手に入るなら受肉という手段で今一度大地へ立つと願うだろう
だがそれは目的ではない、手段であり二の次でありついでである
もし仮に、聖杯が東方不敗マスターアジアの誇りを穢す物であったならば
彼は何の未練もなく聖杯を捨てるであろう
310作ってみた ◆B0FhnhyCYI :2013/03/28(木) 23:11:59.20 ID:???
5-8
別の意識が見える・・・それは銀の男が見た一人の男の夢
男は駆けていた、炎と瓦礫の山と化した街を駆けていた
地獄と化した死都の中、生存者を求めて駆け抜けていた
抱きかかえた人影はその手の中で塵芥となって崩れて消える
絶望と悲しみの中、絶叫を上げる黒衣の男・・・

それは{この世全ての争いの根絶}を望んだ正義の味方の成れの果て
望みを叶える為、修羅に堕ち、そして全てを失った・・・そんな悲しい男の夢だった
聖杯の力で世界を救済したい、それが男が夢みた望み
だが、その男は気付いているのだろうか
己一人のエゴで求めた世界平和など、その人物が望む「人形劇」に過ぎない事を

「俺はこの聖杯戦争を止めたい、だがそれと同じくらいにこの男を絶望から救いたい」
それが銀の男、刹那・F・セイエイの望み
誰よりも理想に燃え、それ故に絶望した男「衛宮切嗣」
だが男を救うのは戦争根絶が成った世界であろうか、いや・・・もっと単純な物のハズだ
見えるのは銀の髪の女性と女の子、男の妻とその娘、彼はもう救われているハズなのだ
既に過ぎ去った過去だが自身にも他の未来があったかもしれない、
しかし、自分はその行為を赦す事が出来なかったであろう、丁度この男のように、衛宮切嗣のように
かつての仲間達が、いわゆる男女という関係に対し、お前はまだ子供だなと比喩することが度々あった
刹那・F・セイエイは一人の男としては未熟な存在だ
自身は背を向けた、一人の男ではなく、戦争を根絶する者・・・ガンダムとして、世界を救済するために
しかし衛宮切嗣は違う、一人の男として確かな幸福を手に入れている
だが、その幸福な自身を赦す事ができずに戦い続けた
311作ってみた ◆B0FhnhyCYI :2013/03/28(木) 23:14:51.82 ID:???
5-9
・・・・・・・・・・・光が消える
そこに在るのは左腕と左脚、頭が左半分が消し飛んだELSクアンタは剣を杖のようにしてその体を支えていた
東方不敗マスターアジアの最強の拳は、掠めただけでその半身を破壊していた
対してマスターガンダムもまた右腕が完全に消失していた、しかしこれはライザーソードによって消失したものではない
自身に挑んだ限界として、自身の力に耐え切れなかった結果としての損傷であった
「意外と、自身の事ですらわからなくなる事があるようだ、東方不敗マスターアジア」
戦いは終わった、対話も、全力を振り絞った先も・・・
「そうだな、ワシもまだ未熟だと思い知らされたようじゃ」
そして新たな戦いが始まる、東方不敗マスターアジアは自身を召喚した少年のために
そして刹那・F・セイエイは・・・

「セイバーよ、この聖杯戦争の裏という裏、全て調べつくせぃ!」
突如、東方不敗が高らかに声を上げる、その真意は何であろうか、それに対し刹那は
「わかった」
即答した、理由など知らない、たとえ感働きであろうとかまわない
僅かな可能性でも手繰り寄せて、望む真実に辿り着く
そうして彼等は互いに背を向けて歩き出す
ELSクアンタは光の粒子に姿を変えて消える
マスターガンダムもまた非実体化し消え去る
破壊され尽くした世界も消え、再び冬木の砂浜へと景色を変える
残された者は・・・
「・・・うーむ、もう少ししっかりせんといかんのぅ」
東方不敗がひっくり返って泡を吹いている少年を見て呟く、彼の愛馬が首根っこを咥えて無理やり立ち上がらせる
無理もない、知る事ができる故に彼の思考は許容限界をとっくに超えていたのだ。風雲再起の背にウェイバーを乗せる
「ではまた会おう、セイバーよ、次は共に酒でも酌み交わそうぞ」
東方不敗はその愛馬に跨り冬木の空に消えた、ウェイバー・ベルベットもまた、彼と共に・・・
312作ってみた ◆B0FhnhyCYI :2013/03/28(木) 23:18:05.16 ID:???
5-10
残された一組の男女
銀の男はその体を人間としての体面を繕う、その体は銀から人の姿へ・・・
銀の髪の女は戦いを無事に切り抜けた事に安堵する
序盤からここまで派手な戦いは聖杯戦争において過去にあったのだろうか
いや、決して無い、セイバーもライダーも極め付きのイレギュラーだ
セイバーが、刹那・F・セイエイがアイリスフィールに話しかける
「アイリスフィール・アインツベルン」
その声に明確な決意を込めて
「俺はこれから単独で行動する」
唖然とするしか無かった、彼女にとって刹那の行動は、理解の遥か外であった

聖杯戦争は始まった、それは彼等二人の戦いの事ではない
奇しくもこの日、全てのサーヴァントが召喚を果たしていた

そして全てが動き出す

最後に現れた鉄巨人はすぐさまその姿を眩ます、明確な邪悪な意思をもって冬木の街の闇に消える
冬木の街を蛇が這う、只の蛇ではない、巨大で、金属の体を持ち、顔がある蛇が冬木の街を蠢く
空には鉄巨人が舞う、突撃槍を携え目的地へ一直線に向かう
とある邸宅に青い羽の鉄巨人が佇む、自身に刃向かう者を完膚なきまでに叩きのめすために
そして・・・トリコロール色の鉄巨人が獲物を見定める、その足元には神父服の男が一人・・・
「今から御三家の一つ、遠坂邸へ行ってもらう」
その男の右手に刻まれた三つの令呪、この鉄巨人の、否、ガンダムのマスターであろう
「徒に慎重になる必要は無い、要塞のような魔術結界もこの力ならば容易く踏み潰せる」
聖杯戦争のマスターとして細かく指示を出す神父服を纏った男、そして命じる・・・
「すみやかに遠坂の頭首、遠坂時臣を抹殺しろ」

   Fate
今宵、運命が始まる。
313作ってみた ◆B0FhnhyCYI :2013/03/28(木) 23:23:38.52 ID:???
投下終了です
最近ファンタジー世界を考察するスレというものを見ていたりするのですが
バトル物は難しいとそこのスレ主さんは語ります・・・ええ、本当に難しかったです
刹那と東方不敗の戦い、皆様どのように感じたでしょうか
サーヴァント達は、いや英霊達は自分達の伝説を現実に再現します
木の枝で完全武装の騎士をキリキリ舞にした伝説は、手にもった物を武器として強化する能力だったり
他人の代わりに戦った伝説は、変身能力となったりします
ならば今回の場合は・・・皆さんはどう感じるかわからないですが7体の中で彼等が最も「序の口」です

それでは感想お待ちしております
>>269>>271
改めて感想ありがとうございます
314通常の名無しさんの3倍:2013/03/31(日) 23:14:37.98 ID:???
久々の投下乙
いきなり派手に破損してるが大丈夫なのか・・・って2機とも自己修復持ってたか
あと3つ子ドライブはトリプレットドライブな
315からあげ:2013/04/05(金) 16:42:28.04 ID:???
家の回線がザンテツ前半投下直後に規制されて投下できず2ヶ月近く…
現在は他所のパソコンをお借りしていますけど肝心のssのファイルを持ってくるの忘れる始末
早くても月曜日くらいなんですけどまた代理投下をお願いしたいです
また規制自体解けず規制中の事故で忍法帳も無くなり今後何度も代理投下をお願いすることになるやもしれません
自己満足のssですがよろしければお付き合い頂きたく思います
>>313本格的にドリームマッチが始まってワクワクしてます。投下乙です
316からあげ ◆klcFbgW3xg :2013/04/08(月) 10:30:35.54 ID:???
トリはこれであってるはず
代理投下をお願いしたいのですが
AGEのザンテツのSSの後半です
317からあげ ◆klcFbgW3xg :2013/04/08(月) 19:45:30.26 ID:???
時間がないので勝手ながらアップローダーに置いて置きます
これ以降いつ書き込めるのかわからないので
318通常の名無しさんの3倍:2013/04/08(月) 20:08:06.07 ID:???
File2‐7

ヴェイガンの襲撃から1時間程して、アセム達はメリダ基地に到着した
小さな基地である為設備も揃わず、特務隊は輸送機の中で整備や調整をしていた
輸送機の格納庫ではではアセムがハロに戦闘データを分析させ、頭を捻る

(ゼダスタイプの改良機、ブレイドが強化されてビームも受けられる
 もしXラウンダー能力を使えるなら銃口から軌道も予測がつくだろうし)

「難しそうな顔をしているなアセム
 さっきの奴、戦闘データを見る限りXラウンダーのようだが?」

「反応はできるんだけど、それ以上に飛び込んでくる速度がかなり速かった」

「その速さなんだが、ちょっとハロをモニターにつないでくれるか?」

「いいけど、何か気になる事でも?」

「ちょっとな、あとこれも頼む」

メモリーチップを渡され、ハロと格納庫の壁面モニターをコードでつなぐ
モニターにガンダムの各カメラからの映像が映される
アセムが映像と同時進行でその時の自分の操作を思い返し、その操作以外の行動の選択肢を考えていると
フリットは何か納得したような顔をして

「ここだな、渡した映像データも開け、撃墜された味方の機体の戦闘データが有るはずだ」

そう言うとガンダムや味方の複数の視点から同じ時間の映像を同時に見始めた
そしてアセムもあることに気づく

「これは、ホバー?いや…違う」

「摺り足だな、足を地面に付けるかスレスレで運んでいる
 体の揺れが上下に小さいから仕掛ける側は切り込む姿勢を維持して前に出られる
 仕掛けられる側にはいつの間にか深く踏み込まれているように見える
 士官学校の戦闘教練で習った、極東武術の基本だ。」
319通常の名無しさんの3倍:2013/04/08(月) 20:17:58.15 ID:???
すまん忍法帖リセットされた…
320通常の名無しさんの3倍:2013/04/08(月) 20:52:52.29 ID:???
実は私も巻き込まれ規制中でなんともはやすみません
321通常の名無しさんの3倍:2013/04/08(月) 21:40:52.20 ID:???
File2-8

「あの機動力のテクニックは分かったとして、対処法は?」

「そうだな、こちらも同じ土俵に立つか…こいつの癖を利用するのも手だな」

「土俵?」

「こっちの話だ続きを見ろ、脚部が湖に入った時バランスを崩しているな
 これは無意識に摺り足を不安定な地面でやって地面に突っかかっている証拠だ
 まさしく奴の癖だな、水面から脱してそのまま切り込んではいるが…」

「無駄に一度上昇してる、あの推力と装甲なら直接MS隊の間に入れたのに
無意識に摺り足動作をしているから過剰に地面を意識してるんだ」

「奴自身も調整が聞かないほどにその動作が染み付いている
 初見で破るのは難しいが分析さえできれば対策もそれほど難しくはないだろう」

 相手の基本的な動作から付け入る隙を探すが、もう1つ問題があった
武装の面での差は大きく、最悪相手が改造した武装で強引に押し切られてしまう可能性もある
ビームサーベル2本で受けても推しが効く程強化されたテイルブレードを破る方法
どうしたものかとアセムがハロのモニターに視線を落とすと、ブロック毎に分けられたガンダムの図と
ガンダムが現在使用可能な武装が表示され、その中に可能性を見つける
322通常の名無しさんの3倍:2013/04/08(月) 21:43:20.24 ID:???
 安定性の問題から整形後のテスト以来使われなかったザンテツウェア用の武器「ザンテツブレイド」である
その威力は連邦軍機体の装甲は勿論、ヴェイガンの電磁装甲も容易に切り裂く威力を持つ
しかしその強大な出力の制御が難しく、両手で出力をコントロールしなければ刃の形成もままならない
乱戦ともなれば激しい機動や近接戦闘の応酬で「両手」のグリップが安定しなくなる為
アセムはザンテツブレイドの使用を控えていた

思案にふけっている所をクルーに声をかけられる、気づけばフリットの姿は無かった
「アセム隊長、よろしいでしょうか」

「ん?どうした」

「輸送機は無事なんですが、MS隊の損傷がいくつかありまして
 ここの設備も駐留軍の整備で手一杯です、予定通りに給油後すぐ出発というのは…」

「そうか、護衛が減れば少数の敵にも気を配らなきやならないしな
 出撃は明朝まで待ってもらおう、後で俺から基地の司令に言っておくから整備をしっかり頼む
 ついでにザンテツブレイドを使えるようにしておいてくれ」

「はっ!…え、アレを使うんですか?」

「また同じ奴が攻撃してきたら普通の装備では心許ないからな」
323通常の名無しさんの3倍:2013/04/08(月) 21:51:05.79 ID:???
File2-9

アセムはメリダ基地メリダ基地司令部を訪ねていた
事情を説明し出発の延期を伝えると基地の司令は苦い顔をしていた
メリダ基地は首都ブルーシアからそう遠くない位置だが連邦軍にとって
山や森に囲まれ、資源や人口の少ないこの地域の有用性は低く、駐留軍の実戦経験も演習のみ
ヴェイガンの降下した部隊もこの基地を放置していた
長らく戦いから隔絶されてきた為に士気・経験のないメリダ基地にとって
アセム達はヴェイガンを引き寄せる危険な存在であり、一分でも早く立ち去って欲しいものだった
324通常の名無しさんの3倍:2013/04/08(月) 21:55:40.95 ID:???
「パイロット全員!今の内に食えるだけ飯を食うんだ!」

「「「了解!!」」」

「食べながら聞いてくれ、給油はすぐにできるが出発は明朝0600、日の出前まで延期だ
 で、今1900だから次に出る巡回MS隊と合流して2000から俺たちも巡回
知ってると思うが全機が万全というわけじゃない少数のMSを数人のグループで使いまわしてくれ」

 アセムの言葉に返事を返しながら素早く口に詰め込み特務隊のパイロット達は自室に駆けて行った
用意された食事を素早く平らげてアセムも準備に向かう
 空は暗く、基地内のサーチライトが数本に伸びている
警戒態勢を敷いているのが珍しいと言うのも戦時中ではおかしな話だがすれ違う基地の人員は
いつ来るとも分からないヴェイガンに緊張しているか、来ないだろうとたかをくくりダラダラとしていた
アセム達が巡回に加わるが何事もなく時間が過ぎていく、しかしただでさえ戦力の低いこの基地では
気を抜くことができず、深夜から明け方に架けても気が休まる事は無かった
325通常の名無しさんの3倍:2013/04/08(月) 21:59:26.91 ID:???
 何事もなく出発1時間前になり、輸送機が滑走路前の準備位置に出てその周囲をMSが囲むように立っていた
丁度朝日が空を明るくし始めた時、基地管制塔から警戒警報が通達された
前回と同じ、視界に入る前にレーダーにとらえられているのにまるで気にも止めず少数で突っ込んでくる
識別信号の先頭にあるのは前回の赤いゼダス

「やはり奴が来たか敵は少数だが前回のように足場が悪くない
 各員基地のMS隊と連携して各個撃破に専念しろ!やばいと思ったらすぐに下がれ!」

『隊長はどちらにつきますか!』

「戦闘のエースはガンダムが狙いだろうから陽動を掛ける!
 輸送機の『重要物資』の事も忘れるなよ!あんまり下がると無視され兼ねないからな」

基地から一人離れた場所に移動するアセム、嗅ぎつけるように遠くに見える一団から一機こちらに向かうのが見える
326通常の名無しさんの3倍:2013/04/08(月) 22:02:30.00 ID:???
File2-10

『対空機銃射撃開始!ミサイルバギーは撃ったらすぐ戻れ!』
『2機づつで分散しました!ヴェイガン機も攻撃を開始!』
『MS隊射撃開始!機銃と合わせて基地内に入らせないようにしろ!』

 ガンダムのコクピットに通信が響く、戦いが始まったようだ
独自に飛行能力を持つヴェイガン機相手では足止めして輸送機を先行させる、というのは難しく
少数なら可能な限り地上に釘付けにして集中砲火で潰してしまうのがベターな選択である
通信を聞く限りではセオリー通り、損害は可能な限り抑えて展開できている
残る問題は目の前の敵、いつまでも睨み合ってるわけにはいかない
ザンテツブレイドを両手でグリップすると、ビームがまっすぐに伸びる

『今日こそ決着だガンダム!今回は邪魔も入らんぞ!』

前回同様フリーの回線で声を荒げるゼダスのパイロット・タンバ
改造されたセダスブレイドを右手に装着し、少し身を屈める

「そこだぁ!」
327通常の名無しさんの3倍:2013/04/08(月) 22:05:30.47 ID:???
敵機が構えるのと同時にアセムはレバーを入れ、ガンダムが長柄の刀を振り下ろす

『な、なんだこれは!?』

咄嗟に腕を上げて手首から伸びる剣でザンテツブレイドを受ける
本来格闘武装では届きようのない距離で競り合いとなる
通常のビームサーベルの倍以上もある刀身とその高い出力で一合目からタンバを圧倒する

『間合いに踏み込ませないつもりか!だが甘い!』

ゼダスは素早く刃ザンテツブレイドを左に受け流しガイドに、ゼダスブレイドを盾にして滑らせながら接近する
想定していた通り地面にするように足を上げずに接近してくる
ここで後退するのは深い踏み込みからさらに追い詰められる、ガンダムはブーストして肩を当てる
自分の速度もあってゼダスは大きく後退する。

『手の内を読まれているのか!やるな、そうでないと甲斐がない!』

「戦いに何を求めてるのか知らんが、今は相手になってやる!」
328通常の名無しさんの3倍:2013/04/08(月) 22:08:29.75 ID:???
File2-11

 メリダ基地では徐々に戦況が悪化していた
既に対空砲はいくつか潰されMS隊も基地所属の隊はほぼ心が折れかけていた
輸送機では最悪の場合に備えて離陸の準備を始めており、フリットは急ぎブリッジに入って来た

「基地の部隊の指揮もこっちに回せ!私が動かす!」

「トム准尉!滅茶苦茶言わないでください!」

「准尉じゃない、私は…フリット・アスノだ!
 極秘任務でここにいる、特務隊の運んでた『重要物資』は私だ」

 帽子を投げ捨てるように取って機長席のクルーに言いつける
その場にいたクルー全員が驚き、中には声を出す者もいた
急いでオペレーターが管制塔につなぐと、フリットはヘッドセットを奪いすぐに回線を全体に繋がせた

「倉庫を盾にしてる奴がいるな!ジャンプすれば11時の方向の1機を直接狙える!
 今前に出てる隊が足を止めろ。2、3発でお前らに意識が行くはずだ!」

『盾がありませんよ!』

「上下に動いてる限りは当たらん!さっさとやれ!残り2機は固まってるな…
 ミサイルバギー隊は後ろに回り込め、スモークを撃ち込ませよう
 ん、今やられたのはどっちのMSだ?特務隊はラインを下げ始めてもいいぞ」
329通常の名無しさんの3倍:2013/04/08(月) 22:11:04.96 ID:???
指示を出してる内に敵の反応が1つ消え報告が届き、フリットはすぐに次の命令を出す

「機長!滑走路に出ろ!近くのMSも呼び戻せ!」

「離陸なんてできませんよこの状況で!」

「滑走路に出るだけでいい!」

 ヴェイガンの機体が2機近い距離で攻撃を交互に繰り返す、既に施設の被害も無視できるものではない
ミサイルバギーが回り込む前に残った砲台からスモーク弾が撃ち込まれ2機は煙に巻かれ始める
そしてその2機から丁度見えるように輸送機が滑走路に出る
すかさず飛び上がり輸送機への攻撃を強行しようとするが背面のミサイルバギーに撃ち込まれ
威力は低いものの無防備な所を突かれてしまい、翼が折れてスラスターが変形、爆発し地面に叩きつけられる
そこからの指示は必要なかった
330通常の名無しさんの3倍:2013/04/08(月) 22:14:14.68 ID:???
File2-12

 アセムとタンバの戦いは続き、切り結んでいる所で基地から上がる黒煙にタンバは勢い付く
味方の被害か敵の被害か、どちらにせよ基地に与えたダメージは相当な物であるとそう考えた
一方アセムは実戦での敵の挙動を掴み始めていた

「よく喋るパイロット!喋りついでになぜ司令がここに来ることを知ってたか話してもらおうか!」

『司令?ふん!人間一人ならいつだって寝首をかけるわ!
 狙いは貴様の首だけだ!そのガンダムと言う機体は戦力的には勿論
 こちらとしては落とせば我らの士気に大きなプラスとなる!』

「そうか、それだけ分かれば安心だ」

『なんだと!?貴様舐めるな!』

 ゼダスは全速で踏み込みブレイドを構える、タンバの脳裏にXラウンダー能力で浮かんだのは
足元をザンテツブレイドが払おうとするビジョンであった
一瞬の踏み込みから素早く跳躍すると、ガンダムの長いビーム刃が地面を抉る
次に浮かんだビジョンはガンダムをザンテツブレイド毎派手に切り裂くものだった
通常では上から振られても電磁装甲とビームの反発で終わるが
飛び上がった今、体重を載せることで刃を押し切ることができる
予想通りガンダムはザンテツブレイドで振り下ろすゼダスブレイドを受ける
331通常の名無しさんの3倍:2013/04/08(月) 22:17:37.54 ID:???
 徐々にゼダスブレイドがビーム刃に食い込み始めたとき
アセムはコクピットの操作パネルを少し弄り、エネルギー発生の設定を手動に切り替えレバーを強く握る
深呼吸し集中力を高め、ガンダムの片手をビームサーベルの持ち手から離す
瞬間ザンテツブレイドの刀身は消えゼダスブレイドが深く左の肩口から切り込まれ左腕が全て飛ぶ

『獲ったぞ!ガン…』

 バシュン!と弾くような音を立ててゼダスの頭部に溶解した穴が空き、通信が途絶える
右手だけではザンテツブレイドの刀身を維持する事は出来ないが、瞬間的に発生させる事はできる
アセムは片手のみでさながらビームライフルのように、剣を振り切って無防備なゼダスの頭部を打ち抜いた
332通常の名無しさんの3倍:2013/04/08(月) 22:19:40.26 ID:???
片膝をついたまま動かなくなったゼダスを後にアセムは帰投した

『アセム、無事か?ガンダムを収容次第離陸する
 あと特務隊には私の事を話して置いた』

「自分からも報告があります、今回の奴らは指令を狙ってた訳じゃなさそうです」

『そうか、ならブルーシアまでの数時間はよく眠れそうだ』

敵の攻撃を凌ぎ一路ブルーシアへと向かうアセム達特務隊。
損壊したザンテツウェアは左腕がフレームから内部装置まで殆ど全とっかえが必要であるのと
効果的な運用に必要な技量からウェアの修理とアデルへの転用は見送られた
時A,G,142年この後、勇気の日襲撃事件を契機に、地球連邦の大改革が行われる
333通常の名無しさんの3倍:2013/04/08(月) 22:22:15.05 ID:???
ブツブツに切っちゃってゴメンネ
俺も引越しで忍法帳がリセットされてるの忘れてた
334からあげ ◆klcFbgW3xg :2013/04/11(木) 10:12:44.09 ID:???
>>318>>333代理ありがとうございます
手間をおかけしました
ここに表示されてるだけでもありがたいと思っています
335作ってみた ◆B0FhnhyCYI :2013/04/15(月) 21:31:44.54 ID:???
投下乙です、本編アニメでも奇想天外なウェアが縦横無尽に暴れてくれたらなとつくづく思います
さてこちらも出来たので投下を開始します
336作ってみた ◆B0FhnhyCYI :2013/04/15(月) 21:34:18.72 ID:???
6-1
Fate/stay GUNDAMfight「第6話」

皆様お待ちかね、今宵もまたFate/stay GUNDAMfightを御覧頂きまことにありがとうございます
ところで皆様は「Fate」という言葉の意味をご存知でしょうか
Fateとは運命の事を指しますがDestinyとは違い、よりネガティブな意味を持ちます
言うならば「死を伴う運命」
                   
魔術師達は自らの運命を懸けマスターとなり、万能の願望器「聖杯」を求め、聖杯戦争と称し殺し合います
聖杯戦争が従来の戦争と違うのはその規模が7人という極小規模なのもさることながら
自身の力を遥かに超えた存在である英霊をサーヴァントとして呼び出し使役し、戦い合わせる物であります
しかし、今回の聖杯戦争はなにやら様子が違うようです

天にも届く剣と、生物のような体を持つ銀の鉄巨人
全てを破壊する拳を放ち、巨大な機械馬と共に戦場を駆る黒き鉄巨人
他にも多数の鉄巨人が、この聖杯戦争の舞台となった冬木の街に蠢いているのです
彼等は一体何者なのでしょうか、このような英霊は過去どのような時代にも存在しておりません
何時の時代からやってきたのでしょうか、いや、何処の世界からやってきたのでしょうか
そして今もここに、マスターとなった者が鉄巨人に、否・・・ガンダムに戦いを命ずる

神父服を纏った聖杯戦争のマスター「言峰綺礼(ことみねきれい)」はどのような願望を聖杯に託すのか

それではFate/stay GUNDAMfight・レディィィィゴォォォォオオオオ!
337作ってみた ◆B0FhnhyCYI :2013/04/15(月) 21:38:08.93 ID:???
6-2
聖杯戦争が始まる三年前・・・
言峰綺礼は年老いた神父に、自らの父に招かれ一人の男と引き合わされていた
会談相手の赤いスーツを着た男は、いかにも魔術師といういでたち男だった
彼の右手に刻まれた三つの令呪、自身の右手にも柄こそ違うが令呪と言える文様が三つ
それはサーヴァントを統べるために与えられた聖痕である

「そろそろ本題に入りましょうか」
赤いスーツを着た魔術師、遠坂時臣が意味ありげな言葉で老神父に先を促す。
その内容は第4次聖杯戦争において遠坂陣営を援護し、勝利に導く事
年老いた神父、自身の父である言峰璃正は聖杯戦争を監督する者だ、彼が遠坂陣営に加担する理由はいくつもある
恩義ある縁故、教会との教義の摩擦の有無、浅ましい欲望を叶えようとする輩への牽制
そして遠坂時臣の目的は{根源への到達}
この目的は言峰綺礼が所属する聖堂教会において容認できる内容であった
つまり遠坂時臣の悲願をかなえるため、聖堂教会にとって脅威となる願望器を使い潰すため
言峰綺礼は聖杯戦争のマスターになれという事だった

しかし重大な疑問が残っている
「何故、私がマスターに選ばれた」
彼には{聖杯に懸ける願望を何一つ持ち合わせていない}のだ
更に言峰綺礼は魔術師ですらない、では何の因果によって自身はマスターに選ばれたのだろうか
答えを知る者はいない・・・
338作ってみた ◆B0FhnhyCYI :2013/04/15(月) 21:41:34.66 ID:???
6-3
遠坂時臣は此度の聖杯戦争において数多くのアドバンテージを持っている
一つは召喚するサーヴァントが従来の英霊外の者を呼び寄せる事ができるのを知っている事
二つは同盟者の存在、それは倒すべき敵が一つ減る事もさることながら共に戦える仲間が一つ増えるという事
三つは監督役である聖堂教会、言峰璃正との密通
四つは御三家としての特権・・・
通常の場合サーヴァントを倒されたマスターの令呪は聖杯の元へ還される
しかし御三家のマスターの令呪は回収されることなく残る、それはマスターを失ったサーヴァントが出た場合
即座に再契約できるという特権である、しかし彼がその特権に頼る事はないだろう

遠坂時臣が呼び出すサーヴァント・・・いや、ガンダムは従来のサーヴァントを物理的に凌駕する
たとえサーヴァント達が英霊たるシンボルである宝具に頼ろうともこのガンダムならばいかなる兵器であろうと封殺できる
もし相手が同等のガンダムたる存在ならば尚の事である
「私が招くガンダムは全ての敵に対し優位に立つだろう」
周到な計画に裏打ちされた遠坂時臣は絶対な自信を抱いていた
339作ってみた ◆B0FhnhyCYI :2013/04/15(月) 21:44:51.01 ID:???
6-4
そんな折、一つの報告が遠坂・言峰陣営に届けられた、それは聖杯戦争に参加するマスターの情報
御三家の一つアインツベルンのマスター、衛宮切嗣
魔術師でありながら魔術師らしからぬ手段で魔術師を狩る危険な男、この聖杯戦争に打ってつけの存在
狙撃、毒殺、公衆の面前での爆殺、乗り合わせたターゲットごと旅客機を撃墜・・・殺し屋、暗殺者という表現が至極妥当だ
常に冷静な対応を心がける遠坂時臣もこの時ばかりは露骨な嫌悪と怒りを表していた
魔術師とは世間の法から外れた存在、だからこそ魔術師は己のルールを厳格に守る
しかし衛宮切嗣は魔術師としての誇りを一切持ち合わせていない、そんな手合いは断じて許せない
・・・だが、言峰綺礼は別の感想に行き当たっていた

衛宮切嗣は世界各地の出没しているが、そのタイミングは常に「戦況が最も激化した時」であった
それはもう誇り云々の話ではない、自滅的な強迫観念である
ならばこの男の目的はなんだ、間違いなく言えるのは衛宮切嗣という男に利己という思考は無い
実利とリスクの釣り合いが完全に破綻した行動原理・・・では何を求めて?
飽く無く事繰り返された戦いは9年前、アインツベルンとの邂逅により幕を閉じる
・・・つまり、そのとき彼は答えを得たはずなのだ

自身にまだ聖杯を求める願いは見つからない、本来そんな人間が令呪を宿すはずがない
だがあの男には問わなくてはならない、何を求めて戦い、何を得たのか
たとえそれが必滅の戦場の只中であろうとも・・・
言峰綺礼の聖杯戦争は、こうして幕を上げた
340作ってみた ◆B0FhnhyCYI :2013/04/15(月) 21:48:04.56 ID:???
6-5
台本はこうだ
言峰綺礼は聖堂教会から派遣という形で魔術教会に転属し、遠坂時臣師の元で魔術の修行を行う
しかし聖杯戦争が始まる段になって令呪を宿した言峰綺礼に遠坂時臣は激怒し破門、袂を分かつ
利害がぶつかり合った魔術師どうしが殺しあうのは日常茶飯事のためこれを疑う「魔術師」はいない
今から行う戦いは茶番劇だ、彼がサーヴァントとして呼び出したガンダムの担い手はキャスター(魔術師)として現界した
彼は不死身の存在だ、しかし彼が差し向けたのはその使い魔たる存在、キャスター自身は召喚されて程なく聖杯戦争に興味を無くし
自身の城に引き篭もった、もっとも彼の使い魔達が問題なく動くため令呪をもって強要する必要はない
強力なサーヴァントを手にしたと思い込んだマスターが強引な手段で強襲をかけ、返り討ちに合う
敗れたマスターとして聖堂教会の保護を受け、安全な場所でキャスターの使い魔達を動かし諜報に当たる
そこにアクシデントが一つ・・・

「イヤッホオオオオオオオオオオオオオオゥ!」
同じく強引な強襲をかけた別の勢力であった
 
突撃槍と共に突進してきた鉄巨人は一撃の元にトリコロール色の機体を一突きにして仕留めた
「やったぜ!遠坂って奴のガンダムッ討ち取ったりーーーーー!」
歓声を上げる男の声が突撃槍をもった鉄巨人から響く、だがその後ろに青い羽のガンダムが動く
何時からそこに居たのだろうか、このガンダムこそ遠坂の頭首が招いたサーヴァント

「やめてよね・・・」
絶対零度の地獄の底から出した冷たい声、突撃槍をもった鉄巨人は動かない
「僕が本気で戦ったら」
遠坂時臣のガンダムがその羽の全てを向け
「誰も生き残れる訳がないだろう」
色とりどりの光が穿たれた

「なんじゃそッ・・・!」         
突撃槍をもった鉄巨人は

  ・・・・・・・・・・・・
「指先一つ動かす事も叶わず」光の中に消えた
トリコロール色の鉄巨人も同じ運命を辿った
後には、カケラ一つ残ることは無かった
341作ってみた ◆B0FhnhyCYI :2013/04/15(月) 21:51:34.85 ID:???
6-6
青い羽のガンダムの主がコクピットから降りる
その目は常に虚空を見開き、どこか人間離れしたような印象を与える
それはある意味死人のような目であった
「さて、首尾は上々・・・と」
遠坂時臣は優雅に笑みを浮かべる
アクシデントも思わぬ戦果になった、これで倒すべきサーヴァントは残り4騎

「お美事です、キラ・ヤマト元帥」
それは青い羽のガンダムの主の真名、彼は自身のサーヴァントに対し臣下の礼を持って振舞っていた
そのクラスはアーチャー、三騎士の一角
「時臣さん・・・すぐさま他のサーヴァントを炙り出してください、この戦いを即座に終わらせます」
冷徹な強さが込められた声、それは幾ばくか狂気を纏っていた
尋常ではない苛烈な意思、彼がそこまで聖杯戦争に駆り立てるのであろうか
「お待ちください元帥、今宵の仕儀は煩瑣なお手間をかけぬよう今後に備えた露払いでございます」
常に余裕を持って優雅たれ・・・遠坂時臣の態度は洗練された貴族のように振舞われる
「元帥の威光を知らしめた今、もはや徒に噛み付く野良犬もおりますまい、聖杯戦争とは、最後の一匹を仕留めれば事足ります故」
それに対して無言を貫くキラ・ヤマト、彼が自分のマスターの声を聞いているかどうかは怪しい
「しばらくは野の獣どもを食い合わせ、倒すべき獅子を見定めます、どうかそれまで今しばらくお待ちを・・・」
アーチャーは単独行動の能力がある、それはマスター無しで現界することを許される能力
それ故にアーチャーはマスターを軽視することができる、たとえその関係が致命的な破綻にならなくても
魔力経路を絶たれたまま出歩かれては何処で何をされても把握することはできない、しかし・・・
今のところは予定通りだ、遠坂時臣はこの聖杯戦争の勝利を確信していた

アーチャー:キラ・ヤマト マスター:遠坂時臣 MS:ストライクフリーダム
筋力:B 耐久:D 敏捷:A+ 魔力:C 幸運:A 宝具:EX
クラス能力 対魔力:C 単独行動:B
342作ってみた ◆B0FhnhyCYI :2013/04/15(月) 21:54:20.99 ID:???
6-7
御三家のマスター達の利点が聖杯戦争における特権や既に構築した陣地である
ならば飛び入りの参加者達は彼等に比べ不利なのであろうか、否である
対するマスター達のアドバンテージはその正体が秘匿される点にある
故に正体の知れた陣営に偵察のための使い魔を放つのは至極当然の事である
・・・しかし、この展開を予想できる者がいるであろうか
「2騎やられた・・・?」
聖杯戦争に参加した少年、ウェイバー・ベルベットは目をぱちくりとひらく

「おいライダー進展だ!2騎も脱落したんだ!」
興奮した声でまくしたてるウェイバー
「それでどうした?ウェイバーよ」
抑揚のない声で返す東方不敗マスターアジア
「どうしたって・・・2騎やられたんだよ!聖杯戦争はもうこんなところまで進んでいるんだよ!」
さらにまくしたてるウェイバー、しかしライダー:東方不敗マスターアジアの態度は変わらない
ふぅ、と溜息をつく東方不敗
「その2騎はどうやられた、その場の戦い、しかと見たのであろう?」
明確な問題点を告げる東方不敗、つまり戦況ではなく戦う相手そのものを知るべきと言っているのだ
提出された問題が予想外だったのかしどろもどろに話すウェイバー
「えっと・・・一瞬のことでなにがなにやら・・・グヘッ!」
東方不敗の鉄拳が飛んだ、落第点である

「たわけが!ワシ等が戦うとすれば勝ち残ったほうであろう、そちらを見ないでどうするこの馬鹿弟子が!だからお前はアホなのだ!」
マッケンジー家に怒声が轟く、もし家主に聞かれたらどうするんだよと突っ込むこともできない
さっきから頭の中がぐるぐる回っている
「とにかくだ、その生き残っている方に気になるところはなかったか?」
そんな事を言われても・・・あった、重大な事を言っていなかった
「ガンダムだった・・・」
ウェイバーがポツリと・・・
「そこにいたサーヴァント全てがガンダムっていう鉄巨人だと思った」
その場で起こった戦いの全てを思い出せる限り語った
343作ってみた ◆B0FhnhyCYI :2013/04/15(月) 21:59:03.88 ID:???
6-8
夜はまだ終わらない、そして戦いはガンダム達のぶつかり合いに留まらない
ビルの屋上にてスナイパーライフルを構える男がいる、アインツベルン陣営のマスター:衛宮切嗣
標的は他の陣営のマスターである
ナイトビジョンスコープを付けたワルサーWA2000は300m先に標的の姿をとらえていた
それは御三家の一つ、間桐陣営のマスター・・・間桐雁夜は死人のような姿をフードで隠し街を徘徊している
この男については既に仔細な情報が集められている
一年前に急遽聖杯戦争のマスターになった男、この一年以外彼が魔術の修行を行っていた形跡は無い
今もこうやって無防備を晒している、魔術師としても戦士としても論外の存在
仕留めるのは容易い、標的以外に人影は一切無し、銃爪は引かれ、弾丸が吐き出される
それは真っ直ぐ間桐雁夜の心臓を捉えた・・・はずだった

「馬鹿な・・・!」
スナイパーライフルの弾丸を個人装備で防ぐのは不可能、たとえ遮蔽物に隠れたとしてもそれごと貫通する、ならば魔術を行使したのか?
魔術に一生を費やした天才的、かつ何代も血脈を重ねた魔術の使い手でもなければ防御不可能である
たった一年魔術をかじった者が為しえる結果ではない、疑問は雨のように降って沸くが結論には思い至らない
しかし現実はその体で弾丸を弾き返し、五体満足で地に脚をつける間桐雁夜
その目は怒りと憎悪に燃え・・・狂気の咆哮を上げる、それはこのビルまでに響いていた
切嗣の反応は遅れた、羽虫が羽ばたく音が聞こえる・・・それは間桐の使い魔であり
切嗣の居場所が知られた事を指している、牛骨すら噛み砕く肉食虫「翅刃虫」の大群が迫る
344作ってみた ◆B0FhnhyCYI :2013/04/15(月) 22:03:25.50 ID:???
6-9
  タイムアルター
「固有時制御―――」
自らの魔術を発動させる切嗣、それは時間操作魔術

 ダブルアクセル!
「2倍速!」
時間操作魔術は本来煩雑で大掛かりな魔術である
しかし自分の体内の時間経過速度のみを操作することで、たった二小節の詠唱で戦闘中に発動が可能となっている
これは魔術師にとって極限の魔術、固有結界をごく狭い範囲で行使する事によって実戦的に使えるようにしたものである

その体を加速させ走り出す切嗣、ビルを飛び降り置き土産には火炎手榴弾、スナイパーライフルと・・・押し寄せる羽虫の軍勢を焼き払う
さすがは聖杯戦争のシステムを、サーヴァントを縛る令呪を作り出した一族か
使い魔を使役する能力は三流以下の魔術師ですらこれ程の能力をあたえるのか、しかし・・・蟲は体に油を含む、火に弱いのだ
スナイパーライフルも焼き払った理由は逃走に極めて不利なため、もし官憲の目に留まる事があれば銃の取締りが厳しい日本ではたちまち行動不能だ

ビルから落下する切嗣、自身は2流の魔術師だがある程度の落下制御は可能
着地点は花壇の上、鍛えられた運動能力の持ち主ならその衝撃はパラシュート着地とさほど変わらない
固有時制御の反動に耐えながら落下制御の魔術の行使・・・全身の血肉が沸騰しそうになる感覚

逃げ出す時間は稼いだ
用意したバイクに火を入れ逃走する・・・その前に間桐雁夜がその姿を晒す、それもたった50m先にだ
ビルから飛び降り、着地するまでにそこまで追い縋って来た事になる、いったいどのような身体能力であろうか
「ぉぉぉおおおおおお■■■■■■■■■■■■ーーー!」
またも狂気の咆哮を上げる間桐雁夜、それはまるで自身がバーサーカーになったかのごとく
345作ってみた ◆B0FhnhyCYI :2013/04/15(月) 22:05:45.44 ID:???
6-10
更に押し寄せる蟲の大群、次こそ逃げられない
ならば切り札を放つ、相手をもう三流以下の魔術師などとは思わない、一流の力を持っていると仮定して戦う
相手が強い魔術を行使すれば行使するほど、それを逆手に取る秘術が切嗣にはある
懐から取り出されるのは一丁の銃、単発型ハンドライフル:トンプソン・コンテンダー
狙いを付け、銃爪を引き、発射された弾丸が間桐雁夜の体を捉える
だがスナイパーライフルをも弾き返したその体をたかがハンドライフルで仕留められるのであろうか
不可能だ、しかし可能である、それは銃にではなく弾丸にある

(起源弾、術者の魔力を暴走させ、死滅させる)

トンプソン・コンテンダーを物理的に防ぐのには装甲車クラスの防御手段が必要、現存する個人装備では不可能である
魔術を使えば可能だが起源弾は魔術を暴走させる弾丸のために不可能、正に悪辣であった

その弾丸が間桐雁夜の魔術回路を切り裂き、出鱈目に繋ぐ
羽虫の軍勢は術者からの魔力を失いパタパタと地面に落ちてゆく、予想の範囲外だったのは尚立ちふさがる間桐雁夜の姿であった
さらには魔力の供給が失われているはずなのにその使い魔が微かに羽を震わせている、このままでは復帰される?
もう一つの銃を取り出す、サブマシンガン:キャリコM950が火を噴く、しかし弾丸は悉くその体によって弾き返される
「コイツは・・・魔術の力無しで・・・ッ!」
確信した、間桐雁夜は魔術師ではない
この世に出た「悪魔」のような・・・おぞましい何かだ

「■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ーーー!」
咆哮を上げる間桐雁夜、戦闘力は健在
現在持つ火器でこの男を倒すのは不可能、他の武装は一本のナイフと、手榴弾が一つ
絶対絶命である、そのときである
346作ってみた ◆B0FhnhyCYI :2013/04/15(月) 22:09:04.26 ID:???
6-11
悪魔のような男に対し、バイクが体当たりを仕掛ける、切嗣の用意したバイクだった
その背には何者も乗っていない、そのバイクが間桐雁夜の体を撥ね飛ばしていた
「キリツグ、ニゲルゾ!ニゲルゾ!」
カコッカコッと音をたてながらバイクが喋りだす、そして猛然とこちらに走り寄ってきた
何が起こってるのかすらわからない
しかし乗るしかない、このバイクでこの場を逃げ出さなくてはならない、その背に跨る切嗣
「アッシュクリュウシ、カンゼンカイホウ・・・トランザム!」
赤く輝くバイクが冬木の街を疾駆する、人影はいない・・・もっと早く気付くべきだった、人がいないその理由を

後ろに響く轟音、先ほどいた場所に蠢く巨大な何かが大地を割り現れる
蛇のような何かだ、何匹も何匹も集まる、逃げ遅れればその餌食になっていた

「この聖杯戦争は何なんだ・・・」
先行きの見えない展開に途方に暮れるしかなかった
「キリツグ、オチコマナイ!オチコマナイ!」
これはセイバーの差し金による物だろう、いまだ彼の考える事は理解できない
そんな折に彼の携帯電話に連絡が入る、それは更なる絶望を彩る情報となった
347作ってみた ◆B0FhnhyCYI :2013/04/15(月) 22:13:32.79 ID:???
以上、投下終了です
セイバー・ライダー・アーチャーの真名が確定
バーサーカー・ランサー・キャスターの真名は想像がつく人はいるでしょうか
そしてまだ見ぬアサシンは・・・

・・・うん、自分で描いててなんですが未熟というかアレというか
それでも一人でも読者がいればがんばれます、がんばります
よければ最後までお付き合いくださいますよう心より願っております
348通常の名無しさんの3倍:2013/04/16(火) 23:21:25.17 ID:???
投下乙
マスターは原作通りで
バーサーカー→プルトゥエルブwithバンシィ
ランサー→張五飛withアルトロンガンダム(EW版)
キャスター→ギム・ギンガナムwithターンX
アサシン→ジャミル・ニートwithガンダムXディバイダー
と予想してたが

バーサーカー→ルイス・ハレヴィwithレプナント
ランサー→パトリック・コーラサワーwithジンクス?
キャスター→クラックス・ドゥガチwithディビニダド
かな

バイクと一体化してるとはいえ映画仕様のOライザーまで出てくるとは
ランサー呼び出した運のいいマスターは誰だ
349通常の名無しさんの3倍:2013/04/18(木) 11:21:25.97 ID:???
投下乙です
アーチャーのゲートは確かにフルバと似たようなもんで納得って感じです
核動力と世界の宝剣でどっちもほぼ無尽蔵ですし
>>335の件はグレメカとかでも言ってたけど本筋の尺とか作業量がね、仕方ない
350通常の名無しさんの3倍:2013/05/24(金) 23:22:58.69 ID:???
保守
351通常の名無しさんの3倍:2013/06/19(水) 23:34:44.71 ID:+tYmzhmd
捕手
352通常の名無しさんの3倍:2013/07/03(水) 11:59:27.95 ID:???
規制されてる間に忍法帖も吹っ飛んでコテトリがわかんなくなったったwww
投稿するとき大丈夫ですかね?
353通常の名無しさんの3倍:2013/07/03(水) 13:14:27.46 ID:???
HDDごと吹っ飛んだ自分もどうしたらいいのかわかりません。
自宅からのカキコも出来ないし。
354新人スレ住人 ◆RW2ij/dOfA :2013/07/07(日) 21:18:35.32 ID:n8JFfhDL
皆さんお久しぶりです、うち続く巻き込まれ規制からやっと解放されました。

>>352さん
新たにトリップを設けて(どこかにメモなどして)投下して下さい。
内容に齟齬がなければ本人であることが証明されると思います。

>>353さん
>>1のアップローダーにファイルをアップしていただければ規制中でなければ代理投下をさせていただきます。
HDDが吹っ飛んでしまったのは残念至極ですが、記憶を辿りリライトできた暁には是非投下して下さい。
355 ◆tDiAJZDRyvsq :2013/07/10(水) 15:21:02.80 ID:???
てすつ
356弐国 ◆tDiAJZDRyvsq :2013/07/10(水) 15:27:31.24 ID:???
お久しぶりです。
当面トリはこれで行きます。
HDD吹っ飛んだのに加え、自宅はデオン、ドコモ、イーモバの三重苦。
うpろだにぼちぼちあげられればと思ってます。
357通常の名無しさんの3倍:2013/07/10(水) 20:50:30.57 ID:++h0+jt1
弐国さんだったのか!
楽しみに全裸待機してます!!
358通常の名無しさんの3倍:2013/07/17(水) 01:05:48.40 ID:???
でおん解除かな
359弐国 ◆tDiAJZDRyvsq :2013/07/19(金) 00:06:25.90 ID:???
でおん光、解除みたいですね。長かった……。

数年ぶり、と言う事で一応過去分はうpろだにあげさせてもらいました。
0話のみpw設定しちゃったので興味がおありでしたら0000でお願いします。

>>354
半年かけて12話まで復旧。
自分で書いたのだから似たようなものは書けますよ!

若干話の筋が違っちゃったきらいもありますが。
360弐国 ◆tDiAJZDRyvsq :2013/07/19(金) 00:08:33.21 ID:???
ゴミ溜の宇宙(うみ)で
――立つべき足場――

「ターニャ。おまえは何故、被害もなく生き延びる事が出来た?」
「簡単だ、出撃命令を拒否した。――まぁ、私はおまえと違ってひねくれ者だからな。それに
フリーダムとやり合うなどとは狂気の沙汰だ。あのクルーゼさえ撃墜(おと)されたそうだぞ? 
最期の出撃、プロヴィデンスで出たにもかかわらず、だ」
 やっとの事でフジコを追い出した隊長室。人間は悪くないのだがタチアナは毒が強すぎる。
フジコとはまさに水と油。彼女が同席しながら、腹を割って話すなど出来るわけがない。
「あのクルーゼがX13で出たのに撃墜(おと)された……。X10Aのパイロットは化け物か」

「その後ジェネシスにジャスティスとオーブのストライクが入ったのが見えた、だから慌てて
逃げ出したのさ。アスラン・ザラ自らが、ザラ政権に終止符を打とうというのだ。余人を
千人単位で巻き込む親子げんかになぞ、巻き込まれてはかなわんのでな」
 赤い髪を揺らし、やれやれと言うジェスチャーをするとウィルソンに向き直る。
「しかし、相も変わらず物好きというか、お人好しというか……。良くもコレだけ女の子ばかり
集めたものだな。主席書記官まで追い出してロリ専ハーレムでも作る気か?」
 単に乗り込んできたわけではない。タチアナは12分室の置かれた状況は十二分に
把握しているらしい。元が諜報部隊である以上、当たり前と言えば当たり前ではある。

「あの状況下でゾディアック師団を放っておけるか! ……彼がそのハーレムのオーナー、
俺は掃除係だそうだ。ヤツにはハーレム建立の立地を探して地球(した)に降りて貰った」
「あっはっは……。確かに奴なら本気でやりかねん、自らの身が危ないと言うときに、笑わせる。
類は友を呼ぶとはよく言ったものだ。全くもって物好きな連中だな、おまえ等は!」
 そう言えば、彼とタチアナはもともと友人だったな。そう思いながらウィルソンは話を進める。
「そのくらいでなければこんな仕事はとっくに廃業している。プラントの、いやコーディネーターの
為、自分で判断することをあえて放棄した。おまえだってそうだったはずだ!」
「だが放棄したはずのセンチメンタリズムがおまえにハーレムを作らせ、私さえも部下可愛さに
自己判断でヤキン防衛を放棄した」

「――。もう一度聞く。分室総長も分室総監部も既に無く、政権も崩壊。……おまえは誰の為に、
何の為に動いている。此処まで何をしに来た?」
「逆に聞こう。おまえも私も今まで何の為に命を張ってきた? 金か? 忠誠か? 信ずる
処は一体何だ? 命を削ってまでも、黙ってドブさらいをしてきたのは、それは何故だ?」
 タチアナと話すとペースが乱れる。判っているのではあるが、またしても話の軸はズレる。
「プラントの為……。それは建前だな、判っている。自分の為だ、俺のエゴを満足する為には
自己判断を基準にするのは危険にすぎたのだ。――禅問答をしに来たとでも言うつもりか?」

「そんな小難しい話は私には向かんさ。――おまえも私も、わたくしを滅してまで”誰か”の
理想の為にナチュラルを撃ち殺し、メビウスを叩ききってきた……。そうだな?」
 その誰か。が変わるたびに彼らの理想の中身は流動的に変わった。それは例えば
あるときはシーゲル・クラインであり、つい先日まではパトリック・ザラ。そして滅私奉公の末、
今や二人とも海賊のごときお尋ね者の扱いである。
「MSに乗る為に理屈が居る、私もおまえも面倒くさい人間だ。理想に殉ずる。これこそ我々の
目指す死に場所であったはずだろう。……ハーレムのオーナーも良いだろう。否定はしない。
だが、そういうおまえだからこそ、ここへ来た。もう一度、私と理想の旗の下に立たんか?」
361弐国 ◆tDiAJZDRyvsq :2013/07/19(金) 00:11:20.64 ID:???
――立つべき足場――

 隊長室前。ウィルソンに追い出された赤い制服のフジコは、ただ黙って部屋の前に立つ。
「先輩、あの方はどなたなわけですか? ぶっちゃけキャップと親しげに話されてる様なので
もしかしたら先輩、なにげにピンチだったりします?」
 一体何をどう考えると自分がピンチになるのか、良くわからないフジコではある。
一括して黙らせようかとも思ったが、一応説明の義務はあるだろうと考え直す。なにしろ
自分が面倒を見る。その条件をクリアした少女であれば、知る全てを教える義務も発生する。

「……あの方は13分室のパルメラ分室長。キャップと同じく“黒い部隊を率いる室長”よ。
MSも格闘技も凄腕。キャップとは黄道同盟以来の、古いつきあいなのだと。そう聞いているわ」
 彼女のとなり、頼みもしないのに一緒に腕を後ろに組んで休めの姿勢で立つ、まさに天心欄間
と行った風情の少女はレベッカ。緑の詰め襟。肩章も胸元の飾りも、あろう事かパイロット章
さえ服に付いていない彼女ではあるが、操縦センスと戦略眼、そして意外にも統率力があった。

「やはりピンチ、ですか……。しかし先輩の方が数倍若くて清楚なわけです。敵はかなりの美人、
ですがキャップはケバイのは多分好みじゃないと思うわけです。そこでこの際、清楚の部分を
削ってでもキャップと既成事実を作る事を進言します。若さのアドバンテージだけは残ります」
 知らぬとは言え勘違いをしている。私は少なくとも清楚とは言えない。とフジコは思う。

「あのねぇ、何をどう考えればそう言う勘違いを……」
 そしてレベッカは、普通に雑談など出来ないはずのフジコと“話せる”数少ない人物でもある。
「更に悪いことには我が分室の男はキャップのみ。むさい親父に見えますが中身は切れ切れ、
それでいて実は優しいわけです。そしてほぼ全員からみて命の恩人なわけです。つまり……」
 金髪おかっぱ頭の少女は、人差し指をフジコに向けると、まだ幼さの残る丸い顔で振り返る。
「惚れちゃったわけです、大多数が。こちらは数が来ます、結果。現状挟撃されている状態です」
 いい加減に……! と口に出しかけて止まる。そもそも本当に勘違いなのだろうか。確かに
ウィルソンと男女の関係があるか、と言われればそれは間違い無く否。ではある。しかし……。
何某(なにがし)かの想いを持っていないと本当に言い切れるのだろうか。

「でも、大丈夫。私は先輩の味方です! 男よりも先輩を追いかけることに決めましたから!」
「はぁ? 何がどう大丈夫……。あのね。それだとやっぱり私が、多少困る気がするのだけれど」
「多少ならば私は乗り越えて見せます。愛のカタチは肉体関係のみにあらず、なわけです」
 だが、多少ふざけた文脈とは言え、これは流石に堅物フジコには通じなかった。
「どういうわけよ!? 私にはわけがわからないわ!!」

 だが、素直にしょげる姿に今度は声をかけずにいられなくなる。フジコ個人としてはあまりない
感情ではある。が、それはまたフジコの他人への堅いガードを簡単にかいくぐり、心の中にまで
入り込んで、フジコとの強固な関係をこの少女が築いた証左でもある。
「おほん……。素直に言うことを聞く、と受け取っておく。――それで良いわね? レベッカ」
「うぅ。はいです。……ふざけすぎました」
「返事が成っていないっ。やり直しっ!」
「コピーっ! 全身全霊をかけて先輩の教えを請い、教練を受ける所存でありますですうっ!」
 ――宜しい。黙って立っていろ、これも任務、訓練だ。そう言うと後はフジコは何も言わずに
多少引き締まった顔のレベッカを隣に、会談の終了まで。両の腕を後ろに回し、ただ立つ。
「――恩人、か。…………想いが募れば恋愛感情にも転化する、そう言うモノ。なのだろうか?」
362弐国 ◆tDiAJZDRyvsq :2013/07/19(金) 00:12:46.40 ID:???
――立つべき足場――

「プラントに戻れと言うのか? 出奔してきたおまえが」
「そうではない。……おまえが救奪隊、いや黄道同盟に参加したときの。その時の理想はまだ
胸にあるか? 誰かの理想ではなく、おまえ自身の青臭い理想。それはまだ持っているか?」
 勿論、ウィルソンが黄道同盟の門を叩いた理由はその青臭い理想の為だった。
そしていささか逆説的ではあるものの、自ら判断するのをやめたのもまたその為だ。
 彼のみが断を下すのであれば、結果的に人死にが増える。それは彼の望む処では無い。

「それは……。持っていればこそ、いまだこの服を着ている。――おまえもそうだろうが!」
 彼が望んだのは、必要以上の死者などナチュラル、コーディネーターの別無く、そんなものが
増えない世界。裏の社会に首までどっぷり使った彼やタチアナが掲げるには確かに青臭い理想
ではあるだろう。
「あぁ、そうだ。だからこそ私だって13分室も引き受けた。……そして、だからこそ此処に来た」
 言葉を途中で切るとポケットからコンパクトの様なものを取り出し、掌の上、蓋を開ける。
「ポータ・ホロ? ……何を」

 タチアナの掌の上、丸く立ち上がる光の筒。その真ん中、凛と立つ桃色の髪の少女。
《……。願う未来の違いから、わたくし達はザラ議長と敵対する者となってしまいましたが、
わたくしはあなた方との戦闘を望みません》
 瞳に意志の力をみなぎらせ、大真面目に建前を語るその姿。通信を送信側がキャプチャ
したらしいその画像。当然、ウィルソンはライブでもビデオでも。見て、聞いた事があった。
「ラクス……、ラクス・クライン。だと?」
《――そして皆さんも、もう一度。わたくし達が、本当に戦わなければならぬものは何なのか。
考えてみて下さい》 

「どうだ? 大真面目に理想を語る大馬鹿モノだ。どう見ても明らかに我々より馬鹿だ」
 パチン。蓋を閉めて向き直るタチアナ。 
「彼女がおまえの言う理想の旗だと言うのか?」
「いかんせん、父親から教わったのは理想と建前論だけの様でな。語る理想はあるが力がない。
殺し屋もスパイも、彼女の生活には基本的に関係がなかった。……ここまでは、な」
 政治家を父に持つただのお嬢さん。そしてアイドル。それがこれまでのラクス・クライン。
「美しき理想のまちを作る為には、ゴミで溢れたまちを清掃する本職の掃除屋が必要だ」
 彼女の父、穏健派で知られるシーゲル・クラインとて、そう言う意味では決して高潔であった
わけではない。分室も特務隊も彼が議長であったときには既に存在し、活動してきたのだ。

「マルキオ導師はともかく、砂漠の虎とフリーダムのパイロットがラクスに付いた。私の他、
分室組の生き残りの大部分と諜報隊の親クライン勢力、そして技術開発局と工廠の一部も
機材込みで抱き込んだ。今や全員、第2次ヤキン攻防戦の最中にMIAだ。私も含めてな。
――既に我が隊を含めた諜報関連部署は動いている」
 タチアナはコンパクトをウィルソンに放る。――オレに、何をさせたい……? コンパクトを
捕まえたウィルソンは、うなる様に低い声でタチアナを見据える。
「行動するなら、先ずは情報を握らねばな。情報の集積地、“ターミナル”。我らは仮にそう呼んで
いる。だが情報のみで現実に影響を与えるにも限界がある。力押しもその内必要になるだろう」
「……ターミナル、か。しかし、我々は一度は彼女を襲って……」
「無理強いはしないさ。ハーレムのオーナーというのは、悪くない選択肢だと私も思うがね」
363弐国 ◆tDiAJZDRyvsq :2013/07/19(金) 00:14:43.93 ID:???
――立つべき足場――

「フゥ、わざわざ来たのか。ご苦労だな、……。ゴルゴーン隊の件だろ? なんだ?」
「メデゥーサ、ステンノゥ、エウリュアレの都合三隻、27分程前に全艦こちらのレンジから
アウト。恐らくアウト直前の進行方位は偽装、以降の進路は不明。以上です」
 ヴァルハラの重力エリア。小さいとは言いながら巡洋艦三隻、それを余裕を持って
収容する浮きドックである。総員で100名に満たない12分室全員を収容してもお釣りが
来る程度の大きさはあった。

「そうか。まぁ、そうだろうな。――タチアナが置いていったコンテナ。中身の確認状況は?」
「伝票通り、ほぼエアーと水、食料と。あとは燃料、推進剤の類でした」
 3交代で12時間ずつ休憩する彼らにとって重力エリアの、わけても太陽灯で照らされた
公園は、貴重なリフレッシュ空間である。その木の下にしつらえられたベンチにだらしなく座る
黒い服と、その後方。気を付けで控える赤い服。
「伝票通り、な……。ならば2年以上此処に籠もっていられるか。あまり嬉しくはならんな」

「ジェネレータの交換用電池と予備の発電パネルもありました。どうしてこちらの状況を……」
「ミラージュコロイドを張れるエターナルタイプさえ持ってる連中だ、調べ様はいくらでもある。
実際にやる気なら、ゴルゴーン隊の確認も出来んままに3分で一掃されていたぞ?」
「こちらに発見”させた”のはわざと、と言う事ですね?」
 フジコの生真面目な横顔に、多分な。と相槌をうちながらウィルソンは考える。
 『ターミナル』は12分室がどう動くのを望んでいるのか。籠城か、それとも……。

「僭越ながら……。その、パルメラ分室長は何を?」
「当面は機密事項だ。いいな。――プラントを見限ってクライン派に来い、とさ。どう思う?」
 どう、と言われましても……。と口ごもるフジコ。当然のリアクションではある。
「良く解らないのですが……。キャップが偶に言われる、理想に殉ずる。と言う事ですか?」
「その辺がオレにも今ひとつピンと来ない。……それにどうあろうと隠遁生活は変わらん。
クライン派もどこかに隠れているのは一緒だからな。現状の生活は変わりゃあせんのだ」

 ウィルソンが居る為、他の者は遠慮して、現状二人しか居ない公園内に電子音が鳴り響く。
「セリアだ。――レベッカ!? 重力エリアに無線は、――え、……内容は? ――了解した。
至急キャップに伝える。パメラをブリッジに呼んで。――分かった、私もすぐに戻る」
「あに? ブリュンヒルデのブリッジ、ベッキーが仕切ってるのか……? 人間ってーのは
やればなんでも出来るモンなんだな……。緊急事態の様だがサイレンが鳴らんなぁ? フゥ」
 ベンチの背もたれに身体を投げ出す上官の前に回り込んで、フジコは直立不動で敬礼する。
「回線7に入電、《本日快晴、凪。我、ハーレム建立の地を目指し現在順調に航海中》。以上」
 
 まぁ、慌ててブリッジに戻ることもないさ。何が変わる訳じゃない、ただの状況報告だ。
そう言いながらウィルソンは投げ出した身体を起こして伸びをする。
「この状況下でも、もう地上(した)には降りたらしいな。しかもいきなり大西洋連邦に潜り込む
とは、さすが本職の諜報屋は違うなぁ。俺は本職は暗殺だからな、細かい仕事は苦手だ」
「え……? あ、あの、文面の何処にそんな情報が含まれていたんですか?」
 ウィルソンはそれには答えず、ふと真面目な顔になる。
「しかしマークされたってのが気になるな。連合か、特務隊か。振り切れればいいのだが……
ハーレムの掃除係と、理想のまちの掃除屋。――なぁ、フゥ。俺はどっちが向いてると思う?」
364弐国 ◆tDiAJZDRyvsq :2013/07/19(金) 00:15:45.79 ID:???
――立つべき足場――

「我らの立場はご理解頂けただろうか。ジョーダン隊長」
「アークエンジェルの追撃が任務の第一、と言う部分は分かりました」
 カエサルの応接室。小さなテーブルを挟んだソファでザフトの白い制服と対峙するのは
薄い笑みを貼り付けたまま、表情というモノを消し去ったラ・ルース大佐。
「だが、基本的に齟齬がある事は否めない。……隊長、我らは出来る事ならば亡霊を生け捕り
にしたい。だが彼らはプラントの闇の中を生きてきた連中。憶測だが、そちらには都合が悪い」
「確かに。我々の命令はかの部隊の全面排除。司令のお考えと、そこは食い違いますね」
 こちらも引き締まった顔をぴくりともせずにジョーダンが答える。お互い鉄面皮同士。
表情では腹の中など読めよう筈がない
 
「誤解を恐れずに言うならば、亡霊の位置情報の提供のみで自らは手を下さずに事をなそうと
我らからは見える。と。――いや、直接言いましょう。デブリ帯とて無限に広がっているのでは
ない。2週間もあれば位置の絞り込みは自前で出来る。……隊長と組むメリットが見えない」
 我らは亡霊から得られる情報を捨てる。その見返りを求めるのは自然でしょう? やはり
彼の顔にはそう言いながらも薄い笑い以外の表情はない。
「だが、ご承知の通り、NJCの技術も漏洩しジェネシスもない。戦犯たるラウ・ル・クルーゼも
ザラ元議長も死亡を確認しています。我らプラントには既に司令にお渡しする様なモノなど……」
「ラクス・クライン。彼女が何処で何をして居るのか。……特務隊なら掴んでいましょう?」

「残念ですがそれも分かりません……こちらも出来る限りの手を尽くして探している最中です。
知らぬモノはお教えのしようがない」
 だがジョーダンの言は無視される。
「アークエンジェルも恐らくは行動を共にしているはず。初期目的が漸く達成出来る訳です」
「アークエンジェルではなく、ラクス嬢が目当てですか。――こちらも遠慮無く伺います。司令は
反ブルーコスモスの筆頭なのだと聞いておりますが。……何が狙いです。貴官の真の目的は」  
それまで微動だにしなかったラ・ルース大佐が足を組むと顔から笑みが消える。
「ブルーコスモス勢力を一掃し、地球圏に平和を。プラント暫定政権とベクトルは同じ筈ですが」
「……不平等条約については触れない。そう言うスタンスであると、そう仰るのですね?」

「平等か、不平等か。……決めるのは誰です? 搾取される側が納得するのであれば
それは必要経費だ。プラントは宇宙(そら)に安住の地を手に入れ、連合は資源、製品の
安定供給を受ける。プラント成立の経緯を見ても現状、それ以上の決着はないでしょう」
 それを受けてジョーダンの表情が、いささか険のあるモノに変わる。
「あなたは、ラクス嬢を何に使うおつもりか……!」
「手を尽くして探していると仰いましたな、それは何の為です? ……穏健派で知られた
かのクラインの娘です。期を見てプロパガンダに使う。プラントとて考える事は同じでしょう」

「ともかく。無い情報を引き渡せと言われてもお教えのしようがない。――今後決まる予定の
暫定の着かない最高評議会、その議長。優先的に秘密会談が出来る様に手を回しましょう。
連合政府がブルーコスモスが関与しないモノとなるならば、プラントとしては素直に歓迎せざるを
得ません。……この会談。落としどころを私はその辺だと見積もりますが?」
 ラ・ルースは足を組み替えて腕を組むと再び薄笑いを浮かべる。
「ふむ……。当面はそれで良しとしましょう、索敵のご協力を願うのは当然として、亡霊の
データも引き渡しを。――ラクス嬢の件は成功報酬と考えておきましょう。宜しいか?」
365弐国 ◆tDiAJZDRyvsq :2013/07/19(金) 00:17:53.19 ID:???
――立つべき足場――

 デュエルプラスの足下、会談終了の報を聞いたシェットランドは所在無く立っていた。
すぐ隣にたたずむ一つ目の灯りを消して、全身をつやのない灰色に変え、たたずむ巨人。
来たとき同様、その機体の”護衛”の任務が伝えられたからだ。
「NJC搭載の最新鋭機ねぇ。……議長直轄のエリート、か。オレには一番縁遠い世界だな」
 ザッ。敬礼の衣擦れとスペーススーツの踵を合わせた音の波が徐々に近づく。
キャットウォークを流れながら鷹揚に敬礼を返す白い服は、無造作に柵を乗り越えると
自らの機体ではなく、シェットランドの前へと降りてきて床に足を付ける。

「デュエルのパイロットは貴官か?」
「――? はっ、失礼を。お声がけ頂き光栄です、地球軍海兵隊少佐、シェットランドであります」
 帽子を被っていないのに表情の読めない白い服の男、ジョーダン。我が司令殿と同じ
タイプの人間か、気に喰わない事だ。直立不動で敬礼をしながら思う。
「ナチュラル用OSで良くやる。良いパイロットというのはナチュラルもコーディネーターも関係無く
居るものだな。……ただ、足下のバランスに気を配る事だ。無重力下の空間機動では反作用を
利用した姿勢制御を意識した方が良い。詳しい訳ではないがオートではそこまで面倒を見ては
くれんのだろう? プログラムの方向性なのだろうが、今のままでは貴官の腕が勿体ない」
 ――ありがとうございます! シェットランドはそう言うだけで精一杯だった。 


「……帰投報告、以上」
「ご苦労だった少佐。――特務隊に褒められるとは、貴様の腕も大したモノなのだろうな」
 約一時間の後、カエサルのブリッジ。風景はいつもと変わらずパイロットスーツのシェットランド
と艦長席に座って報告を受ける艦長。
「おかしな事は言ってなかったよな、俺? MSと違って話すのはアドリブ効かねんだよなぁ」
「少佐ならむしろ一発、笑いを取りに行くかと思っていた。意外にまともな受け答えで安心した」

「当たり前だ、なんだと思ってんだ! ――なぁ、艦長。それにしてもアイツ、何しに来たんだ?」
 艦長はそれには答えず、自分が目を通していた分厚い報告書をシェットランドに突き出す。
「……無理だから。今、全部読むなんてーのは。だいたい何で紙なんだよ?」
「簡単な事だ。データベースに登録出来ん以上は紙にするよりほか無かろう。――亡霊狩りに
協力してくれ、と言う事らしい。……後ほどざっと目を通してくれれば良いし、サインもいらん」

「そして司令はそれを受けた、と? ……ま。あのお人が、只で引き受けるわきゃあ無いわな」
 ――良くわかっているな。艦長はそう言いながら報告書を自分の膝の上に置く。
「成功報酬はラクス・クラインの消息情報だ。当然の如く先方は渋っている様だがな」
「アークエンジェルと一緒にいる可能性が高いと踏んだか? ……うーん。ちょっと理由が
安っぽいんじゃねーの? 司令の性格から行けばさ」

 艦長は背もたれに身体を預けると席ごとシェットランドに向き直る。
「確かに。……但し、クラインの娘を望んだのは別に恫喝でも牽制でも何でもない、司令自身の
意志だろう。自分の推測ではあるが、あの人のことだ。まず間違いあるまい」
「プラント議会穏健派クラインの娘。プラントの歌姫。そして三隻同盟の盟主。……司令は何に
使う気だ? 使い方間違えば、今度こそ全面的に対コーディネーターとの殲滅戦になるぞ?」 
 世界の平和。司令の望みもそうあって欲しいものだ。艦長はそう言うと椅子を正面に戻した。
366弐国 ◆tDiAJZDRyvsq :2013/07/19(金) 00:20:54.80 ID:???
予告

 201艦隊はデブリ帯の中、近場の目標を定めて強行偵察を企てる。
 被害の出る事までをも見越したラ・ルース大佐の強硬な作戦は
 果たして彼の期待する戦果を挙げるのか。
 そしてデブリの中、それに気づいたウィルソンの対抗策とは。

 ゴミ溜の宇宙(うみ)で
 次回第六話 『選べないモノ』
367弐国 ◆tDiAJZDRyvsq :2013/07/19(金) 00:21:45.16 ID:???
今回分以上です、ではまた。
368通常の名無しさんの3倍:2013/07/19(金) 02:16:52.00 ID:???
乙です!待ってました!
369通常の名無しさんの3倍:2013/07/19(金) 23:15:14.50 ID:???
投下乙です
370通常の名無しさんの3倍:2013/07/23(火) 12:07:37.54 ID:???
投下乙
あきらめてた

しかも俺のフジコちゃんに変なフラグがたった気が
371弐国:2013/08/15(木) 17:46:40.33 ID:???
借り物の環境故、鳥がないですが本人です。
本日か明日、うpロダの方に置いておきたいと思いますので
どなたか投下して頂けると有難いです。

管理人様
自分の環境は当面規制が続くようです。
現状では代理投下のお礼もままならないので
そのうちでいいので、掲示板か何かを用意してもらえると嬉しいです。
372新人スレ住人 ◆RW2ij/dOfA :2013/08/15(木) 22:34:25.43 ID:qkEB2hpc
>>371
弐国氏、こんばんは。
了解いたしました!酷暑ゆえなおのこと全裸で投下をお待ちしております。
当方も巻き添え規制続きではありますが、うpろだ投下時に規制中でなければ
代理投下させていただきます。
373新人スレ住人 ◆RW2ij/dOfA :2013/08/15(木) 22:39:37.13 ID:qkEB2hpc
おっと嬉しさに続きを書かずに書き込んでしまいました。
長期休暇の折などにも、ここまでの職人さん方の投下作品を>>1のまとめサイトへまとめることも予定しておりますが
なかなか実行に移せず申し訳ありません。
掲示板もいずれ何らかの形で復活できればと考えております。
それでは職人さん諸氏の投下を心よりお待ちしております。
374弐国 ◇tDiAJZDRyvsq 氏の代理投下:2013/08/16(金) 01:39:08.10 ID:???
これより代理投下を行います。計8レスです。元データに改行がないので、便宜上やむなくこちらで改行いたします。
職人さんすみません。

ゴミ溜の宇宙(うみ)で
――選べないモノ――

(1/6)
 「チャン・ヤット・パッティ軍曹、一番質量的に大きいものはどれか?」
「G−2と呼んでいる物です。表面積、発生熱量とも他の三つよりも明らかに大きいです。
更にスラスター光と思われる物の目撃件数も一番多くなっています」
 カエサルのブリッジ。無機質に索敵データを流すモニター前。数人が集まっている。
「本命はソイツ……、じゃ、ねぇんだろ? 艦長」
「そこが悩ましいところだ、少佐。相手は明らかに策を弄するタイプだからな」
「裏の裏は表、とも言うぞ。艦長。……単純な方が確かに良いのだが。これではチェス、だな」
 端末を手にする参謀が、腕組みの艦隊司令、ラ・ルース大佐の言を遮る。
「僭越ながら単純すぎるかと。但し、考え方は悪く無いとも思います。熱源の秘匿が
上手くいかないと言う可能性も捨てきれません。そうなら全目標のエネルギー供給源かも知れず……」
 我が方のデータ収集時の妨害要素は?
 腕組みのままラ・ルースがチャン軍曹に問う。
「NJ反応、デブリの陰に各種妨害電波。数え上げればキリがありません。それに4つとも半端ではありますが
ミラージュコロイドを展開している様で、目視観測データさえあてにならない。実際の質量ベースで
果たして本当に一番大きいのがG−2であるかどうか。それすら確定が出来ない。そう言う状況です。
後は至近距離からの強行偵察くらいしか手がありません」
 詳細データの半分以上はザフトのジョーダンから送られてきたものである。
「しかも完全なランダムでないにしろ、4つが4つともまわりのデブリを引き連れたまま流動的に
位置を変えています。つまり機動力がある上、人為的に移動している。と見るのが妥当です」
 だが流動する小さなデブリまでデータに網羅されているはずもなく、更に主目標の4つの大きな物体を示す
位置データさえ移動する。
時間と共に全てのデータが刻々と古くなっていく。
 現状索敵班は総動員でデータの検証と更新の作業に追われていた。
「狙いを絞って攻撃をかけても、今度は他の三つが挟撃してくる可能性が残るな」
  艦長はそう言いながら、すっ。とその場を離れて自分の席へと向かう。
「なぁ艦長、艦隊と艦載機、バラして使ったらどうだろう? 全箇所へ一斉攻撃だ」
「Dナンバーズもバラすのか? 艦ごとの能力差も考慮すればその案は却下だ、少佐」
 シェットランドには目線もくれずに艦長席に収まると艦長は自席の端末を操作する。
「改修を受けたとは言え、2ヶ月前までMA乗りだった者の動かすダガーと、手練れの駆るジンの高機動型。
考える必要はないだろう。全機貴様が動かすのであれば話は別だがな」
「作戦としてはやはりヤマをかけての一点突破でありましょう。その意味でG−2は目標としては魅力的であります。
各目標への通信量だけを見ても、内容の解読こそ出来ませんが一番です」
 通信参謀がラ・ルースを振り返る。
「あえて罠にかかる……。亡霊の考えを見るのが目的ならば、確かに一考に値するやも知れん。
艦隊総掛かりなら、我らの取るリスクは少なくなるか?――ふむ、宜しい。直ちに作戦の立案にかかり給え。
但し条件としてリスクは最小限、G−2の強行偵察を主目的にする。良いな?」
 ラジャー。参謀達は敬礼もそこそこにブリッジを後にし、ラ・ルース大佐もそれに続く。
「つまり艦隊全艦で隕石見学ツアー、って事かい? 艦長」
「少佐風に訳せば、そう言う解釈で間違っては居ないとは思うが。――見学ツアー、な……。
見学で被害が出るなど、ごめん被りたいものだが……」
375弐国 ◇tDiAJZDRyvsq 氏の代理投下:2013/08/16(金) 01:45:27.89 ID:TgKgMe0/
――選べないモノ――

(2/6)
 標準時21:00。高級将校であるネルス・シェットランド少佐は基本的には通常時間帯勤務。
とは言え、管理職でもある彼は意外にやる事は多い。
今も普段の彼からは全く想像出来ない書類仕事の為に自室で残業。と言う行為の為に、端末を睨んでいる。
「全く、なんで全パイロットの出面(でづら)表の承認が俺の仕事なんだよ……。Dナンバーズの連中だって
定期パトロールの時以外、何やってるかしらねーっつーのに」
 ――マックの野郎。こんな超勤、認められるわきゃねーだろうが。……ったく。
煮詰まって頭を抱えた彼の部屋、控えめにノックが鳴る。
「――グリンか? 開いてるぜ、勝手に入ってくれ。今日はカードは無しだ、大隊長様はなぁ、
明後日までに106人分の今週の稼働日報チェックを大至急お……」
「……毎日やらないで、溜めるからいけないのでは?」
「なんだシエラか、てめー誰にくち……、は? 何で艦長? ――まぁ適当によけて座ってくれ」
 女性の声に反射的にそういってから声の主が別人と気付く。
 帽子と上着を取り、カーディガンを羽織った女性が微笑みを浮かべて入り口に立っていた。
「経験値も年齢も、実際はあなたの方が階級章以外全部上。個人として少佐に質問に来ました」
「先任も何も俺はパイロットだぜ、階級章は撃墜数だ。全体指揮なんぞ俺に出来る訳がない。
――個人的にきたってんなら少佐はやめてくれよ。ネルスで良いさ、お嬢さん」
 お嬢さんと言われる年でもないですよ。彼女の微笑みの裏に真摯な顔を見つけ口が止まる。
「――? 司令の事……、か?」
 頷く彼女の顔を見ると部屋をぐるりと見渡す。――盗聴されてるぞ、多分な。
「反応はないけれど、方法はいくらでもある。確かにこんなものは当てにはならない、と私も思う」
 彼女が左手を挙げると小さな計器が2つ、各々「OK」と「クリーン」の表示を出している。
「……制服でなくとも周到なんだな、かん、……キミは」
「とは言え、旗艦艦長で実質、司令の副官のキミの知らん事を俺が知ってるとも思えんがねぇ。
――インスタントコーヒーと、あとはドリンクくらいしかないんだが?」
「情報はそう。けれど考え方、物の見え方はそれぞれ。でしょ? ――ちょっと医務室から
珍しいビンを借りて来たので二人で鑑賞するというのは? 中身は痛みやすいから頂く。と言う事で」
 そう言いながら「殺菌剤 《冷所保管》 」のラベルが付いた茶色のビンを振ってみせる彼女。
絶対に中身は違うモノだろう。
 全く普段とは違う、多少小柄な女性。その彼女がベッドの隅に腰掛け、上目遣いにシェットランドを見ている。
色気の欠片もない安っぽいカップを二つ取り上げる。
 「普段とギャップがありすぎて調子が狂っちまうな、いける口だとは知らなかった。
やっぱり偉くなるモンだな。艦長ともなると、アルコールくらいあっさり持ち込めるのか……」
「これは私の安定剤兼睡眠薬。だから医務室預かりなの。ナイトキャップくらい手元になければ
旗艦の艦長なんて、精神的に参っちゃうもの」
 ――とりあえず。乾杯しましょ? と言う彼女に答えてシェットランド。
「乾杯? 何にだ? 二人の夜に、ってか?」
「私ではネルスのお相手は役者不足、でしょ? ……じゃあ、停戦条約締結と世界の平和に!」
「仕方がない、ならばグラスをあげざるをえんか。……多少残念ではあるがな」
 パコン。色気のないカップは縁をぶつけ合っても、やはり色気のない音しかしなかった。
376弐国 ◇tDiAJZDRyvsq 氏の代理投下:2013/08/16(金) 01:50:14.25 ID:TgKgMe0/
――選べないモノ――

(3/6)
  「――ニホン酒か? 確かに医務室に置かなきゃ危険だな。で? キミは俺に何を聞きたい」
 問いかけながら、艦長の腕章と帽子は見た目まで大きく見せる物なのだな、と妙なところに感心する。
大事そうにカップを傾ける彼女は、彼の脳裏にある艦長より明らかに一回り小さい。
「司令の本心。少なくとも、そこはネルスと共有しておかなければいけないと思ったの。
命令権者は確かに司令、だけど直接部下に死ねと命令を出すのは。あなたであり私だから」
「まぁ、当然キミに説明するまでもないのだろうが頭を整理したい。根本から話をさせてくれ」
 コーディネーターとナチュラル。後にヤキン戦役と呼ばれる事になる戦争。
それは双方の代表勢力、プラントと地球連合。その軋轢によって発生した物であるのは間違い無い。
 地球圏全てを巻き込んだ未曾有の大戦争は、プラント議会の内紛、と言う実につまらない理由で、
完全ではないしろ、とりあえず停戦合意までこぎ着けた。
 内紛はプラントだけではない。地球連合も決して一枚岩という訳では無かった。
連合政府成立当初からの内戦は大戦中も止まる事はなく、プラントとの停戦合意後も
それは全く変わる事は無かった。むしろ、地上展開部隊に余裕が出来たことで激化の兆しさえ見せている。
「司令に呼ばれなきゃ、俺も今頃ジャングルでゲリラ狩りしてるトコだ」
「私も地中海辺りで武装さえない輸送船の航海長。確かにね」
「もっと非道いかもな。俺も、キミもだ。事あるごとにブルーコスモスに楯突いて来たんだろ?
201艦隊(ウチ)じゃみんなが大なり小なりそうだ。昔話なんざぁ誰もしないけどな」
 反コーディネーター組織のまさに筆頭、ブルーコスモス。その勢力は既に連合上層部へと深く食い込み、
いまや連合=ブルーコスモスの図式は揺らぎのない物となった。
それが故にバレンタインクライシスや第2次ヤキン攻防戦時に、地球連合軍として核の投入も出来た。
 それは相手がコーディネーターだから。そう言う事なのだ。
「地球軍にいるとそうだね。コーディネーター自体が、仮想の付かない明らかな敵だものね」
「但し勢力はブルコスだけじゃない、俺らみたいな穏健派だって一応いる。そして……」
  親コーディネーターを標榜すればそれだけでも粛正の対象になりかねない軍内部である。
但しコーディネーターに対して独特の思想を持つもの達は少なくとも粛正は免れた。
 例えばフェデラー・ド・ラ・ルース大佐。彼などはまさにその典型である。
「司令の立場は複雑に見えるが実際は簡単なんだと思う。コーディネーターを完全に隷属させる。
コーディネーターの殲滅がお題目のブルコスとは合わないが、だからといって排除も出来ない。
だって大当初、プラント設立当時の連合政府の目的はそうだったはずだからな」
「そう言う組織がある、と? 司令がそう言う組織の……」
 ポコン。アルコールが入っているとはとうてい思えない音を立ててシェットランドがカップを置く。
「わからんがね、まぁ、あくまでバカの想像に過ぎない。……だがバカだからこそ、内情を知らんからこそ
出来る想像だってある。――あの人ぁ、全部自分で仕切る気だ。全てを、な」
 ベッドの隅にちょこんと腰掛けた女性は急に不安げに周りを見渡すと、流石に小声になる。
「盗聴の危険があると、さっきあなたが自分で……!」
「女が一人で男の部屋に入った。それをデバガメしてる変態だ、多少面白いことも聞かせてやらなきゃな。
それに、聞いたところであの人は何も変わりゃしない。むしろ喜ぶ。変態だからな」
 もう仕事出来ねぇ。明日完徹確定だ。一人の部屋。カップを片付けながらほろ酔いで呟く。
「一番の問題は、酔った女を、俺様が政治談義以外何もせずに帰したこと。だよな……」
377弐国 ◇tDiAJZDRyvsq 氏の代理投下:2013/08/16(金) 01:55:34.47 ID:TgKgMe0/
――選べないモノ――

(4/6)
「艦長、残りの機動大隊。準備はどうか?」
「Aゼロ、Aトゥエニーのメビウス、Bゼロ、Bテンのコスモグラスパー共に順調。3分で体制完了。
MSもダガー改のCテン隊に若干準備の遅れがありますが10分以内で出撃可能です」
 宜しい。ラ・ルースはそれだけ言うとモニターを眺めて後ろに控える参謀に何事か話しかける。
『DリーダーからCIC。デュエルプラスとDナンバーズのダガーLヌーボォ。全機出撃準備よろし』
「CICからDリーダー。デュエルプラスとDナンバーズは、以降別命あるまで待機を願います」
「Cサーティ隊が離れすぎている、デブリ排除の進捗状況の確認! それとブルートゥスの
コースがおかしくないか? 再度確認しろ。一艦でも艦隊行動が乱れれば命に直結するぞ!」
「コピー。双方至急再確認します!」
 現状一番大きいと目される目標、G−2へ向けて全艦で動き始めた201独立艦隊である。
「デブリの排除は現在達成率113%」「ブルートゥス、障害物回避の為の転進とのことです、
誤差の修正は45秒以内に完了」
 張り詰めたブリッジの空気、そして一番張り詰めているのは……。やはり自分か。
隣の席に収まるラ・ルースの穏やかな顔を見て艦長はため息を吐く。
「達成率は良いが何故ブルートゥスが転進しなければならん? 任務をよく考えて艦隊から
離れすぎるなと伝えろ! ブルートゥスにも司令に許可無く転進するなと言っておけ!」
「ラジャー、伝えます!」
「さーて、いよいよだな。……今回はワイヤートラップになんか引っかかるなよ!?
 バタバタしてるからそんなみっともないことになる。全機、何があっても慌てるんじゃないぞ」
 彼がパイロットを続けてきた理由、神経がキリキリと引き絞られる感覚。
それに酔いながらシェットランドはバイザーを下ろす。
『こちらCワン、ワイヤーカッターの動作を確認。前回は大隊長にも大恥を……』
「相手は伊達に二つ名を名乗ってはいない、何をしてくるかわからん。
前回は俺もあっさり後ろを取られた。しかも亡霊の部下風情に、だ。人の事は言えん」
 半分はウソだ。前回、後ろを取られることをある程度わかった上で前進した彼である。
 但し。彼自身も相手を舐めていたと認めざるを得なかった。”亡霊”本人でなければ何とかなる。
エースで隊長。その彼ですら、いつの間にかそう言う慢心があったことを、あえて部下達へ
口にするのをはばからなかった。自身の大失態であるにも係わらず、だ。
「同じ失敗はするな、俺も気をつける」
 敵はザフトの中でも異常な程、戦闘に特化した特殊部隊。前回再確認させられたことだ。
 デブリ帯さえも自らのテリトリーとし、超長距離射撃で直径数ミリのワイヤーを
一発のミスもなく撃ち抜きつつ、攪乱と格闘戦、MAのシステム乗っ取りまでをも同時に進行してみせる。
 武器が無いなら敵からMAを奪い、それすらなければセンサーの残骸で武器をでっち上げ、
中隊規模のMS全機から動きを奪った上で、被害を出す事無しに悠々と退却して見せたのだ。
「出撃全機、一瞬たりとも気を抜くな? 敵は異常者の集まりだ、ユニットは絶対堅持!
自機は勿論僚機、チーム全体の動向にも気を遣え! 全身を目にしろ! 良いな!?」
『ラジャー』
 少なくとも敵を選ぶこと。それが彼らには出来ない以上、同じ危機意識を持たなければ
被害が拡大するばかりで、チームとしての意味など無くなる。。
「俺たちゃエースパイロットだぜ……! デュエルプラス、シェットランド。出るっ!!」
378弐国 ◇tDiAJZDRyvsq 氏の代理投下:2013/08/16(金) 02:01:06.92 ID:TgKgMe0/
――選べないモノ――

(5/6)
  「わかった。オペレーターチーフは状況の把握に努めろ。――連合の艦隊はどうなった?」
 ヴァルハラのコントロールルーム。
ウィルソン以外はヒラしか居なかった筈の12分室はいつの間にか何某かの役職で呼ばれる者が増えた。
 そうなれば尻の据わりが悪いのは何もフジコばかりではなくなる。
旗艦ブリュンヒルデの新人オペレーターは艦長に、急遽思いつきでブリュンヒルデの機関長に
任ぜられた彼女は更に統括機関士長に昇進。
その他、生き残った者はそれぞれに主席管制官、砲雷長、甲板長、医療班長、主任通信士、etc。
自らの所属部署のトップを名乗る者が日増しに増えた。
「進行方向変わらず、3rdステーションを目標に進行中。――ほれ、モタモタしない、到達時間!」
 もはや”セリア隊長”を笑える立場で無くなってしまった彼女らである。
 もっとも急造部隊の4/5が実質学徒動員であれば仕方のないところもあるだろう。
彼女らの下にはその、元ゾディアック師団の少女達が着き、必死の形相で働いている。
「ハイ! ――え、と。進行速度現状ままなら、3rdステーションとの接触まで4時間切りました」
 要らない、と言われる訳に行かないのは“セリア隊長”にすがったパイロット達だけではない。
隊員個々の能力は一般の部隊を遥かに凌駕する分室組が彼女らの上司、必至にもなる。
「必要以上に緊張しなくて良い、データをそのまま読み上げろ。……センサー長もあまり煽るな。
――意外に早い。ふむ。17、いや18%か、計算を上回って来たな。オペチーフ、なんでだ?」
「ダガー1個中隊程度をデブリ排除に使っている模様。――連合としては意外な運用です」
 確かに意外だな。ウィルソンがシートに沈みながら考える。
連合はMS自体を当初こそ馬鹿にしていたが、G兵器は言うに及ばず、GAT01シリーズ量産開始と共に
優先的にエースをパイロットに割り振ってきた経緯がある。
その高級機をゴミ掃除に使うと言うのが理解出来ない。
「メビウスがあるのにゴミ掃除にあえてダガーを使うか。もはやなりふり構わず、だな」
 ――何故だ。と言いかけて口をつぐむ。圧倒的に優位なのは連合。
一方の彼らはタチアナからの”差し入れ”はあったものの補給さえままならないのだ。
慌てる理由が見つからない。 ダガーをゴミ掃除に使うのはメビウスを使うよりは明らかに合理的ではある。
が、連合としての矜持を捨ててまで強引に進行するのは何故だ。彼は答えに繋がるヒントさえ持っていない。
 『3rdステーション班、レベッカ・ニコルソン。コロイド発生器試験まで終了、待機に入りました』
『こちらカタパルト、フジコ・セリア。各班状況確認ののち待機へ移行。――、ゲイツ、出ます!』
 ただで済まないのはわかっている。敵がその気で来る以上人死に無しではもう済まない。
本陣に気付かれないのは良いが、各ステーションに配置した人員の内、
ヴァルハラへ帰って来られない者が出るのはほぼ間違い無い。
「ベッキー、ステーションの把握は済んでいるな? ミラージュコロイド発振器の調子は?」
『メカマンに感謝、です。出力は計算値の113% ヴァートロゥテ(※)が丸々隠れます!』
 彼のハーレムは、そのままのカタチを維持することは初めから出来ない宿命を背負わされた。
――彼が背負い込む荷物の数の堅持は出来ない。こぼれ落ちるモノがあるのは確定、しかし。
「攪乱の要だ、頼むぞ? ――ジェイの部隊との連携は?」
『10分前にジェイミーさんの狙撃班は配置完了報告がありました。現在は既に通信途絶』
 一人だろうと被害を減らす。それがハーレムを任された掃除係の役目だ。彼はシートから立ち上がる。
「向こうも全力では来ないはずだ。此処はウチが絞めてんだ、ジャンク屋崩れの連合軍には、
今回はゴミあさりが終わったところでお帰り頂く。さて、始めようか。……パム、此処は任せる!」
379弐国 ◇tDiAJZDRyvsq 氏の代理投下:2013/08/16(金) 02:05:40.52 ID:TgKgMe0/
――選べないモノ――

(6/6)
  「今回もデュエルが前面に出てくるか……。ワンパターンな。――ジェイミー、見えてる?」
『見えてはいるけど距離ありすぎ。弾かれるわよ? クレメンティナ、マオ=スゥも捕捉できた?』
 戦艦の残骸の陰。黒いゲイツの隣。
3機並んだスナイパーライフルを構えた黒いジンの中央、元が索敵用の強行偵察型であれば、
それを駆るジェイミーのスコープ中央には当然のようにグレイと赤のデュエルプラスが捕らえられている。
「デュエルと高性能型は無視、最終的に距離は足りる筈。――3rdのレベッカも、良いわね?」
『先輩がゴーをかけた時点から通信途絶。ではありますが、3rdとヴァートロゥテはお任せを』
「……ヴァートロゥテ、聞こえて? こちらセリア、待たせたわ。動作の掌握はどう?」
 フゥに作戦の指揮一切を任せる。――オレか? デュエルとやり合う予定なんでな。
フジコは、上司のいつも通りのあっさりした指示を思い出す。こんな時はだいたい被害が大きくなる。
この場合、一人でも帰還できない者が出れば彼女の上司は被害甚大と計算するだろう。
『MAの遠隔操作も含め動作完全掌握! ニコルソンとの連携も良好、いつでもどうぞ』
 黒衣の亡霊は見切ったのだ。この戦い、不慣れな少女達の一部は確実に犠牲になる。と。
「室長(キャップ)の位置は? ――了解。ヴァートロゥテ班、船を捨てるのを躊躇わないでね?」
 少なくとも自分が一部に含まれるわけには行かないし、出来る事ならその人数を減らす。
それが自分の仕事だ。ヤキンの亡霊、自らがヴァルハラからデュエルの足を止めに出て来る以上、
少なくとも彼女は言外にそう命令されたのだと理解している。
「以降通信途絶。レベッカ、3rdはお願い! ――連合のクソ共、只で帰れると思うなよ……!」
 ダガーLを引き連れたデュエルプラスは、突如現れたレベッカの駆るジンハイマニューバを躱すと、
3rdステーション直近まで近づき、そして多少慌てて制動をかける。
小規模の資源衛星と見えていたその物体の背後に突如、その2倍以上の巨大な資源衛星が現れたからだ。
 そして、新たに可視範囲となったその地上には、如何にもどこかからはがして来て取り付けました。
と言わんばかりのミサイルやC.I.W.Sがハリネズミのように表面を覆う。
 通常はいかなミラージュコロイドといえどもそんな事はあり得ない。
不可視であるだけで動力の振動、熱源、機器の微細な電磁波、目視時の空間の歪み。
無かった事には出来ないからだ。
「レベッカは何故? ――でも結果的に最高の角度でかかったっ! ジェイミー、いけぇ!」
 ――但し。半壊した戦艦のジェネレーターがむき出しで熱をまき散らし、大量にバラまかれた
妨害用のNJが未だにレーダー画像をゆがませ、ありとあらゆる索敵手段がデブリに乱反射して
目視角さえ限られる異常な空間。此処では自分の手が届く範囲、それ以外信用できない。
 そしてまるで見当違いの宙域から長距離射撃の火線が伸びる。
目標は勿論、後衛に付いた機動性に劣るメビウス。
正確にコクピットとジェネレーターを撃ち抜かれた数機が動きを止め、一瞬の後、火球に変わる。
ステーションの火砲も火を噴く中、滑り込んでくる黒い影が二つ。
『後方のMAを潰して戦列を分断、オレはデュエルを止める! ベッキーは何処だっ!?』
「多少位置にズレがあった模様。予定位置より26、+13。――レベッカのこと、頼みます」
 更に進行しつつある艦隊の鼻先にあり得ない物が現れる。
半壊したネルソン級を補修した『4人目のバルキュリア』ヴァートロゥテ。
連合籍であるはずのその艦は主砲を、なんの躊躇も無くアガメムノン級カエサルへと向け、
編隊を組んだメビウスが両舷に展開しミサイルを放つ。
 結果的に連合の艦隊はヴァートロゥテを這々の体で撃沈すると後は退却を選択せざるを得なくなった。
犠牲が6名出たことは、はたしてウィルソンにとって軽微な損耗か、被害甚大か。
380弐国 ◇tDiAJZDRyvsq 氏の代理投下:2013/08/16(金) 02:07:13.40 ID:TgKgMe0/
予告

 ヴァルハラの中、被害報告をまとめながらウィルソンの胸中に去来するものは
 それは果たして怒りか、悲しみか、それとも……。

 201艦隊のラ・ルースも、幹部会で戦闘の被害報告を受けていたが、そこで彼は
 シェットランド達に、世界の未来をも左右する選択肢を提示してみせる。

 ゴミ溜の宇宙(うみ)で 次回第七話 『変節する世界』
381弐国 ◇tDiAJZDRyvsq 氏の代理投下:2013/08/16(金) 02:18:00.46 ID:TgKgMe0/
今回分以上です、ではまた。

※戦死した勇士たちから、オーディーンの住まう天上の宮殿ヴァルハラへと迎え入れる者を
 選び、運ぶ役割を持った女神達の総称がヴァルキリア(バルキリー)。
 ちなみにワルキューレも読みが違うだけで彼女たちの事。またヴァルハラへ迎え入れた
 勇者をもてなすのもまた、彼女らの仕事とされる。日本語では「戦女神」「戦乙女」とも。
 伝承によっては9人とも12人ともされるが、オペラ『ニーベルングの指環』に登場するのは
 下記の9人。

 ブリュンヒルデ、ゲルヒルデ、オルトリンデ、ヴァルトラウテ、シュヴェルトラウテ
 ヘルムヴィーゲ、ジークルーネ、グリムゲルデ、ロスヴァイセ。 

 ちなみに彼女のスペルはWaltraute。
 ヴァルトラウテでは呼びづらいのでカタカナ読みなら日本語的発音は、ばーとろーて。
 でも良いかなと思ってあえてカタカナ風発音にしてます。
 とまぁ、唯一無事だった初期設定の、船の名前を考えたときのメモにこんなのが残ってました。
 実在の偉人や思想家等の名前をつけるのがナスカ級の習いのようですが、
 こんなところでも普通の部隊じゃないよと言うのを強調したかったと言う事です。
 種なのでオペラから題材を採るのは有りだよな、でも狙い過ぎかな。等と考えた当時は逡巡しておりました。
 が、借りてる世界観から大きく離脱しなければ読むほうからしたらどうでもいいんですよね、こういうのは。
 ただ個人的にはこういう作業が一番楽しいので、最近は如何に邪魔しないで自分で楽しむか、を考えてます。
 以前探検家シリーズで艦船名作った時にカワグチ、に反応があったのは素直に嬉しかったりしたのですが、
 せっかく読んでくれる人の邪魔しちゃダメですよね。


 以上をもちまして代理投下を終了いたします。
 職人氏の改行の意図を汲みきれない場も多々あると思いますが、ご寛恕いただければ有難い。
 
 まずは弐国氏投下乙です。
 艶っぽい会話から一転、緊迫感漂う局面へ。デバガメ気分を味わわせてもらいました。
382通常の名無しさんの3倍:2013/08/19(月) 00:18:52.26 ID:???
ピロートークにはならないんだね
いい意味のもやもや感が
383通常の名無しさんの3倍:2013/08/30(金) 22:08:36.08 ID:???
もこっちイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィ!!!!!!!!!
384通常の名無しさんの3倍:2013/08/31(土) 20:18:19.95 ID:???
ミルヒイイイイイイイイイイイイイイイィィィィィィィィィィ!!!!!
385弐国 ◆lywiuYaB8LyX :2013/09/16(月) 17:04:33.43 ID:???
ゴミ溜の宇宙(うみ)で
――変節する世界――

 機動要塞ヴァルハラ、そのコントロールルーム。元々監理者達が浮きドックの管理をしていた
部屋である。往時はきっと今の12分室を遙かに上回る人間が従事したであろうその部屋は
ウィルソンの他、数名の機関士とオペレーターがヴァルハラを文字通りコントロールする為に
詰めている。そして事務が本職の事務局所属である12分室にあって、たった一人の事務員。
「代理、彼女が直撃弾で死亡はわかった。で? ヴァートロゥテ担当のメカニック。死因は?」
「ニコルソンの報告に依れば、主砲起動に失敗。手動で一射目を撃ったのち誘爆、だそうです」
 ――砲雷長代理に任命。日付は20日前で大丈夫だな? 殉職後給与階級は2ランク特進。
意味があるのか? と思いつつ事務を執る彼女に声をかける。事態がどう転ぶかわからない
以上、ザフト式の記録を付け続ける事は必要だ。万が一にもプラントに復帰、等と言うことが
あれば自分が逮捕されようが、家族に遺族年金を渡すことだけは出来るからだ。

「イエッサー。室長(キャップ)の承認を確認、役職手当も追加。本日付けで2等級進級とします」
 金銭だけでは散っていった彼女らの将来への希望と、その無念が伝わるはずも無く、
その金銭さえプラントへ戻らなければ発生することはない。頭ではわかっていた。
 せめて文字を綴ることで生きていた証を。と思うのはタチアナの言うセンチメンタリズムか、
はたまた事務屋の習い性なのか。彼はため息を吐くと顔を上げる。
「キャップ、Bエリア臨時掃海作業完了です。――その、私などがこのような服を頂いて、
更にはゲイツまで専用機扱いで……。本当にこれで宜しかったわけですか?」
 視界の隅。丈の短い緑の服に黒い肩章と金モール、真新しいベレー帽の少女が敬礼する。

 レベッカ・ニコルソン。通信途絶状態で位置のずれたヴァートロゥテと、角度の狂った
3rdステーション。作戦開始直前、目視のみでそれに気付いた彼女は、通信途絶の中、
単身MSで飛び回って立て直し、時間の足りなくなった分は、自らジンハイマニューバ単機
で敵の新型ダガー部隊に飛び込む事で稼ぎきり、機体の右腕と左足。たったそれだけを
引き替えにダガー部隊の位置の微調整までやってのけた、フジコの眼鏡にかなった逸材。
 そして命令を無視して、一人ヴァートロゥテに残り、主砲を撃った後に逃げ遅れ、炎に飲まれ
消えていく、旧部隊からの友人でもあったメカニックを、作戦遂行を優先して見捨てた少女。
 一体どれだけ胸の潰れる思いをしたのか。醸し出す雰囲気だけは確実に逞しくなった。

「セリア隊長の一番弟子だものな、組織ってぇのは見た目も大事なもんなのさ」
 既に組織としてのザフトから離れて久しい12分室ではあるが、ウィルソンはあえて昇格した
少女達の為、わざわざ人員を割き、資材を使って制服のサイズを直し、装飾、腕章、記章の類を
作らせていた。
 見た目も何も、全員が戦闘中も専任事務官の記章や腕章を付けていた12分室である。
そしてそれを方向転換させたのは他でもないウィルソン本人である。

「それとゲイツは無理やり作った機体だからな。操作系がシビアだし下手くそが乗ったら危ない」
 手持ちのMSは全て黒で塗りつぶし、そうした装飾を嫌う傾向のある彼としては珍しく、本人の
機体以外に付いていなかった骸骨旗の紋章は今や旧分室組とレベッカの機体の肩とシールドを
飾っている。旧ゾディアック組の機体も黒く塗りつぶしこちらは流星のマークを書き込ませた。
「さて、オレも自分の機体を見てくるか。ペンキは乾いたかねぇ。……事務長代理、少し頼む」
 自分のゲイツの骸骨旗は、バックを赤に。大きさも1.5倍に書き直した彼である。
「イエッサー。50件程サインが残っています、お早いお戻りを」
386弐国 ◆lywiuYaB8LyX :2013/09/16(月) 17:05:41.99 ID:???
――変節する世界――

「――? フゥが大声で揉める、か……。珍しいな」
 ウィルソンのその台詞が終わる前には、もう隣のレベッカは無重力を利用して“現場”へと
飛び込んでいた。
「先輩! 落ち着いて下さい、何がどうしたわけですか!? ――らしくないですっ!!」
 ――ふむ、本当に珍しいな。新調したベレー帽を飛ばし、本気でフジコの前に立ちはだかる
レベッカ。既にフジコはパメラにも羽交い締めにされ、それでもまだ目の前でしゃがみ込む少女。
それに食って掛かっている。 

「結構長く一緒だが、あれほどトサカに来てるのは初めて見たな。……彼女、何をやらかした?」
 ウィルソンの影を認めてレベッカと入れ違いに横に来た白衣の少女に声をかける。彼女は
一瞬の躊躇の後、彼の耳に口を近づけ、何事か喋った後、再度距離を取り改めて敬礼する。
「フジコは性格傾向が下向きなのは間違い無くて、そこは自身で認識もしています。――それに
誰でも通る道です。……そもそもが口下手の上、感情を抑えることに長けたフジコが、あの程度
の事を理由にあそこまで感情的になることの意味が……、私には理解が出来ません」
 医療班長に判らない事が彼に理解出来る道理はない。ただこの場は納めよう、と声をかける。
「フゥはとりあえず俺が見よう。お前は処理の方法をレクチャー。一生のことだ、頼むぞ。
事務的に流して先ずは休ませろ、いいな? ――フゥ、オレの部屋へ一緒に来い、緊急だっ!」
 彼の声を認めたフジコから体中の力が抜け、押さえていたパメラとレベッカが支える側に回る。
「あ…………。イエス、サー」

「コーヒーでいいな? ミルクと砂糖、入れっちまうぞ?」
「……ありがとう、ございます」
 何があったのかはだいたい聞いた。カップを二つ、運びながらウィルソンは言う。
「何故そんなに怒る必要がある。確かに場合によっては危機的状況に陥る可能性はあるだろう。
だが、オレ以外の全員が月に一回。不調になるのは、我々が生き物である以上仕方がない。
だいたい彼女は初めてだったそうじゃないか? なんで喰って掛かる必要がある?」
 ますます俯き、膝の上の手は赤い服を握りしめる。性格面に不安定要素有(やや抑鬱傾向)。
彼女を初めてみたときに渡された当初のパーソナルデータ。まさにそのままである。
「それにそういった生理現象は男にだってある。――まぁ、定期的ではないし、倫理的に鑑みて、
絶対に公にする訳には、いかんのだがな」
「……それは! ……その、少し違う、か。と」 


「……室長会議だったんでは? 総長、他の連中の姿が見えませんな。――面接というのは?」
「なに? いつの間にターニャまで……。逃げ足はウチの連中はザフト一だな」
 なにも逃げたのはタチアナだけではあるまい。各分室長とそれに次ぐ者。全員綺麗さっぱり
居なくなっている。逃げ遅れたか……。内心ため息のウィルソン。
 もっとも分室総長自身も自分が直接面談をするのは乗り気でない様なのは見え見えだ。
「スカウト以外での移籍願。初めてのケースだ 。有耶無耶にして追い返す手もあるのだろうが」
「第9以降の分室の話、余所でされる訳にもいかんでしょうが。――で? オレにやれ、と?」
 一般のザフト兵が分室総長を直接訪ねてきた。自分を編入しろ、その力と理念はある。硬い
表情で少女はそう言い放ち、後は一歩も引かなかった。誰も知らないはずの秘密の部隊である。
「12分室はまだまだ人手が足りん。一応おまえが面接をしてくれないか?」
 どう調べたのか無いはずの部隊のその長、彼に直接面談を求めてきた少女。果たして。
387弐国 ◆lywiuYaB8LyX :2013/09/16(月) 17:06:55.68 ID:???
――変節する世界――

 面接官を仰せつかった以上、引き入れるに足る人物ならば良し。そうでなかった場合、
彼女がこの部屋から生きて出る事は面接を始めた以上、もう適わない。
「ナチュラルを躊躇無く殺せる部隊なのだと理解しています。私には非常に適切な部署です」
 そう、彼女にはその理由がある。渡された資料の一番上、名前の部分を見ただけで彼には
それがわかった。フジコ・セリア。一番楽しく暮らすはずの年代をナチュラルの異常者に
むしり取られ、それでも強引に普通の生活に戻り、優秀でありながら事務局に配置された少女。
「剣呑な話だ。そう言う部署が本当にあると? 特務隊にでも志願してみちゃどうだ」

「特に名家でもなく、更には幼いころにナチュラルに浚われ穢された身です。……ザフトにさえ
事務局以外の任官は拒否されました。議長直轄たる、栄光の特務隊など絶対入れません」 
 パイロットとしての正規の訓練は受けては居ませんが、シミュレーターなら某所で既に
129時間の実績があります。その他、体術も、戦術も、もちろん事務も。誰にも負けません。
 それでも駄目なら。――此処で初めて彼女の目に意志が籠もったようにウィルソンには見えた
「いま、此処で殺して下さい。私に出来る事がない以上、生き続ける必要はもうありません」
 資料の備考欄。【○性格面に若干不安定な傾向を認む(やや抑鬱傾向)】。
「こういう場面ではあまり自虐的な事を言うものではない。面接なんてのはだいたいが減点制だ。
マイナスが大きくなる。――特務隊を出し抜いて優秀な人材が確保できるか。で、拐かしとは?」
「幼少期に何があったのか、私の記憶は病院からですので具体的には資料の方が……」


「確かに彼女はノルマはこなせませんでした。しかし、必要以上に私が叱責したのも事実です。
嫉妬だったのやも、と。キャップの声を聞くまで気づきませんでした。……今は反省しています」
「ん? 嫉妬、って。なんだ……?」
 面接当時に見た個人票のページを頭の中で捲る。【女性器の外陰部、膣内他多数箇所に
幼少期に負ったと見られる人為的損傷あり。現在も治療中。(3年後を目処に完治予定)】
「その。……私は、…………月のモノの実際がどういう事なのか。私は、……知らないのです」
「あえて言おう。オレも知らん。――それが無いと、フゥの作戦遂行に何か障害が出るのか?」


「何故、私がこの服を……?」
「予想以上に似合うじゃあないか。員数外のザフトレッド、事務屋では2人目だそうだ」
 ヤキンデューエに付随する小さな衛星を模したドック、そのロッカー。実機演習から戻った
フジコのロッカーからは緑の服は消え、真っ赤な長い裾の詰め襟服のみがウィルソンの
メッセージと共に掛かっていた。【今日から着ろ。スカートが良いなら調達する。ウィルソン】
「その服を着たら、暗いフジコはスイッチオフだ。現場指揮官としてMS9機を仕切ってもらわねば
ならん。いつもクールで、でかい声を張り上げ指揮を執る。そのスイッチがその服だ」
「わ、私がザフトレッド……。そんな」
「服に負けないだけの力は十分ある。そしてスイッチ足りうる力がその服にはある。俺はそう思う」


「嫉妬、ね。……あれはあれでうざったいらしいぞ? ま、もちろん。オレも経験はないが」
 古傷が治っていない。しかも傷の内容が内容だ。彼女の年では割り切れと言う方が無理だ。
「…………あっては、困ります」
「後でで良いから声がけしてやれ。彼女は信奉する隊長からの叱責と体の事でダブルパンチだ」
388弐国 ◆lywiuYaB8LyX :2013/09/16(月) 17:08:10.97 ID:???
――変節する世界――

「わざわざセリア隊長が、私なんかに謝らなくても……」
「いいの。今回は評価軸として重要視していたから、つい度が過ぎたわ。……でも、あれが実力
でないとわかって安心もした。次回から体調が悪いなら、そう申告して無理はしない。良い?」
 期待する新人相手につい力が入りすぎた。まわりにはそう見えているだろうか。あえて
個別に呼び出さず衆人環視の食堂内、フジコは作っておいた台詞を絞り出した。
「再度機会を……? ありがとうございます! 次こそ隊長の期待に添える様、努力します!」
「慌てなくても良いから。体調管理も仕事の内、先ずはしっかり休んで身体を整えて。女性である
と言う事も軍人である以上体調管理の重点目標。これからは毎月だから、きちんと管理しなさい」

「先輩も義理堅いというか優しいというか。……もうなんか、私の時はただの鬼教官の癖に」
「何か言った? ――あなたも悪かったわね、もらったばかりの服を汚してしまった」
 ハンガーまでの道のり。パイロットスーツのフジコとレベッカ。
「その為の予備です。それに着て見ろと言われたので着ましたが、私、実際は新しい服は一度
着る前に洗濯したい人なわけです。まぁ、だからその辺実質的な問題は無いわけでして」
 レベッカが言うなら、きっとさっきの会話はフジコの思い通りの効果を上げたのだろう。
ふぅ。フジコは一つ息を吐く。

「ところで私の帽子。普通のじゃなくてベレー帽なのは、どうしたわけですかね?」
「それ、帽子だけではなくて、服も特殊戦略教導隊と同じデザインよ。丈、短いでしょ?」
 彼女が将来的にエリート部隊、通称”特殊戦”入りを希望していたのはまわり中知っている
話だ。つまりキャップはレベッカにも”スイッチ”を与えたのだな。とフジコは思う。
「MS乗りでは既に指揮系統ランクはキャップ、私に次いで3番目だもの。聞いてなかった?」

「そう言えばなんでベルトが無いのかなって。……え!? パメラさん達は!?」
「ジェイミーは後方支援班、パメラと、今はまだ怪我が治ってないけどポーラ、ワチャラが近接
戦闘班。現場指揮はあなたと私。総指揮がキャップ。何か質問は?」
 ポ−ラ・ポォラとワチャラポン・セーナムアン。双方優秀なパイロットではあるのだがベッドの上
ではMSを操縦する訳には行かない。ワチャラポンについては復帰も見えたが、本来フジコの
サポートに回るはずのポーラは重体で、医療班長からは、ある程度覚悟を。と言われている。

 その中でくすぶる才能を発掘できたのは幸運だった。そのレベッカは、何事もないかの様に
功績をあげて見せた。経験値以外にはポーラに引けを取ることはないと思える仕事ぶりで。
 だから予備パーツと中古部品から組み上げられたレベッカの黒いゲイツには、流星ではなく、
風にたなびく骸骨旗が白い線で書かれた。分室組と同じく旧ゾディアック組の指揮を執れ。
と言う事だ。もちろんウィルソン本人は何も言わない。理解出来ないというならそれまでだろう? 
フジコが何かを聞いたところでそう言われるのは目に見えている
「フォーメーションの維持と変更、頭に入ってるわね? 慣熟飛行もかねて今日は実機で
行くわよ。ペナルティ一つごとに重力エリア、パイロットスーツのまま最外周5週。良いわね?」
「……鬼」

 再びヴァルハラのコントロールルーム。
「キャップ……。残念な、ほ、こ、うぅぅ……。も、もとい、報、告、……します」
 唇を歪めて涙目を見開いた医療班長が、白い上着をはためかせて敬礼の形を取る。
「全力を尽くしましたが、力至らず。ポーラ・ポォラが、7分前に、永眠致しま、し、た……」
389弐国 ◆lywiuYaB8LyX :2013/09/16(月) 17:10:04.98 ID:???
――変節する世界――

「あぁ、声をかけるまで下がっていて良い。――ならば始めようか。艦長、最終被害報告から」
 ラ・ルース大佐はカップを3つ置いた女性下士官を下がらせるとそう言った。 
「はっ。先ずは艦艇の状況です。被害を受けたのはカエサル、ブルートゥスの2艦のみ。被害
はカエサルが第2層装甲までが5発。ブルートゥスは1番ハッチとイーゲルシュテルンが3門
損壊。甲板貫通弾が2。爆発は内部で一発。最終人的被害、25名死亡、重軽傷者計45名」
 狙いを絞っている、と? 顔の前で手を組んだラ・ルースのつぶやきに艦長が答える。
「カエサルは艦橋、ブルートゥスがカタパルトを中心に狙われている事から旗艦カエサルと
グラスパーの母艦ブルートゥス、認識した上であえて狙った物と思われます」

「艦長にも、やはりそう見えるか。あの状況下でピンポイント、な。むぅ……。少佐、そちらは?」
「ダガー改を5機、メビウスを6機。パイロットは9名失った。敵はたった3機のゲイツと、
超長距離射撃のみで、だぜ! どういうんだ、あいつ等!」
 落ち着け、少佐。報告の続きを。艦長の声を聞き、立ち上がりかけた腰を椅子に下ろす。
「襲ってきたネルソン級、近接視認したがブリッジに人影はなかった。お得意のリモートだ」
「メビウスもそうだろうな。ただ母艦の撃沈と同時に引いた。リモートであそこまでの動きは
出来まい。だがAIで動かしているなら、あのプログラムを基地以外で組んだことになる。
たった数週間で、しかもザフト製では無い連合のOS上で。だ」

 ――いずれにしろ。組んでいた指を下ろすと、足を組んでカップを取り上げるラ・ルース。
「被害は想定を大幅に下回った。今参謀達が躍起になって計算しているが、そんな数字より
今は直接やり合った君たちの意見を聞きたい」
 まるで人ごとだな。想定より少ないとはいえ、人は死んだんだぞ! 自分だってブリッジに
いたじゃないか。シェットランドはそれは口に出さずに思うのみにとどめる。
「……自信がある。それは間違い無いでしょう。今回の件についても我らの目的、強行偵察を
見抜いた上で深追いが来ないと確信している。――狙撃部隊の配置などにも、垣間見えます」
「同感だな。……デュエル(俺)とダガーLヌーボォを完全にブロック、攻撃をダガー改とメビウスに
集中させてきた。コッチの動きなどお見通し、とでも言いたそうだぜ? 但しパイロットの数が
居ないのか、若しくはMSの数がたらんのか、だな。直接来たのは実質たった2機だ」

「やはり私と同じ結論、か。そこでだ。……我らは決めなくてはならん」
 唐突にそう言うラ・ルースと呆気にとられる二人。
「本部に潜り込ませた諜報隊から情報が二つ入った。先ずはその一つ目」
 独自に諜報部隊までをも配下におく201艦隊。だが、現在そのリソースは全力で自らの
司令部に向けられている。艦長が常から心配する通り、その行動が公になれば反逆者。
そのそしりは、まず免れない。目的がどうであろうと、だ。

「その後のアークエンジェル、目撃情報が出た。これまでのルートと合わせればプラントとも
月とも真逆。木星を目指すコースだが、恐らくは最外苑から一気に戻る。あの船なら出来る。
最終的に、赤道直下かそれに近いところを目指すだろう。それに気付いたのは現状我らのみだ」
 アークエンジェルの追跡、確保が最優先。これは命令である以上ないがしろには出来ない。
「ここから全力で向かえばギリギリで間に合う。捕捉可能だ。だが、此処で2つめの情報だ」
「もしや、ジョーダン隊長が何か?」
「内部の問題だ、艦長。……例のダガー12機、正式に我が隊への配備が許可された。日付を
40日前にさかのぼってな。だから選ばねばならん。我らが追うべきは大天使か、亡霊か」
390弐国 ◆lywiuYaB8LyX :2013/09/16(月) 17:12:01.92 ID:???
――変節する世界――

「な、何と言うことを。これがもし、上層部に知れたら……」
 GAT02初期生産型は、最終決戦となったヤキン攻防戦時、実は月基地で70余機が
待機していた。核ミサイルを受け壊滅的被害を負ったプラントを徹底的に蹂躙する為に。
 だがその予定は実行される事は無く、停戦協定を受け既に地上に降ろしたはずである。
「おおかた書類いじくって、01A1あたりに書き換えたか? 見に来たらどうする気だよ……」
 ブルーコスモス系の部隊に優先配備されている筈の最新鋭量産機ダガーL。その先行
量産試験機、ダガーLヌーボォが、少数とはいえ反主流派筆頭ラ・ルースに渡ったのは恫喝の
意味合いであったのだろうが、本人は意にも介さず更に追加12機をあっさりと手中にした。

「こんな辺境に、将官の階級章がわざわざMSの機体数確認の為に来るものかね? 少佐」
 准将相当官として艦隊を率いるラ・ルースである。もしもそう言った部隊が来訪したところで
階級章と立場を最大限利用して調査を妨害するに決まっている。だからこそ本物の将官が、
それもブルーコスモス直参の者が、直接来るより他にMSの種類など確かめようがないのだ。
 そのGAT02自体も、数は少ないが当初から配備している。誤魔化し様は幾らでもある。
 ――それも辺境の宙域にあればこそ、ではある。
「参謀達も当然考えはあるだろうが、艦隊を実質執り仕切るのは我ら三人だ。多数決と行こう」


 何か言いかけた艦長を手で制するとラ・ルースは椅子から立ち上がる。
「但し、アークエンジェルを追跡するならば。功績は挙がるが軍からのブルーコスモス追い落とし
は実質不可能になる。そして亡霊を追うなら今度こそ正面からぶつからざるをえなくなる。受ける
被害もこれまでとは比較にならないはずだ。生きるか死ぬかの総力戦になる」
 艦長とシェットランド少佐、二人の顔を交互に何度か見ると椅子へと戻り、肘をテーブルに
付くと再度顔の前で指を組んで、表情を隠す様にする。
「だが、私はそれでも亡霊狩りを押す。ここに参集してくれた者達はきっとそれを選ぶと、
そう私には思えるからだ」

「大天使と亡霊。……我々には既に獲物の選択、その余地は無いのでは?」
 椅子に浅く腰掛け、元々姿勢良く座っていた背筋を更に伸ばし、凛として言うのは艦長。
「そもそもアークエンジェルの消息情報は何処からもたらされたのです? 諜報隊を危機に
さらせばそれはそのまま司令にも跳ね返ります。我が艦隊は、誤解を恐れず言わせてもらえば
実質司令の私設部隊。司令に変事あらば即刻解散となりましょう。亡霊狩りに専念すべきです」

 ――それにさ。シェットランドが言葉を繋ぐ。
「辺境だからバレねぇってさっき自分で言ったでしょうが。月軌道まで戻れば当然他の部隊との
合同作戦になる。今んトコ、宇宙(そら)にはダガーL。ウチのヤツしか無いんすよね?」 
 停戦後。軍事力、特に物量という面において、本国侵攻さえ考えなければ、ザフトは既に
連合軍の敵では無い。ダガーLは主に地上のゲリラ鎮圧に使われている、と彼は聞いていた。
「当然ダガーとの見分けなんざぁ、シロートにだって付く。失ったダガー改やメビウスの代わり
に使うんでしょうが? そうなりゃ“同業者”の目を誤魔化せるたぁ、俺にゃとうてい思えない」
 宇宙(そら)のダガーLは公式には201艦隊の5機以外、無いのだ。結局彼の心配も、艦長と
同じベクトルである。そして艦隊が無くなっては困る。その一点で三人の意見は一致を見た。

「決まり、だな。――私だ。お茶のおかわりを持ってきてくれ。それと参謀達を全員此処へ……」
391弐国 ◆lywiuYaB8LyX :2013/09/16(月) 17:12:52.57 ID:???
予告

シェットランドと艦長は亡霊と、そして自らの司令の最終目標を話し合う。
そこは果たして本当に平和の世界が待っているのか、それとも……。
そんなおり、突如アラートでたたき起こされるシェットランド達。
彼らに課される新たな命令とは。

 ゴミ溜の宇宙(うみ)で
 次回第八話 『希望、羨望、渇望』
392弐国 ◆lywiuYaB8LyX :2013/09/16(月) 17:17:29.27 ID:???
今回分以上です、ではまた。

自分のコテのトリップが割れてると聞いたので変えました。
悪用する人はいないでしょうが気持ち悪いので。
デオン軍も茸も規制なし、何かしら変な感じですねぇ。
393通常の名無しさんの3倍:2013/09/18(水) 20:51:14.26 ID:/3tYJRjU
投下乙ー、既に落ちている話が見たいのですがなんとかならんもんですかねぇ
394373の新人スレ住人 ◆tOSpv3Q.fqF6 :2013/09/18(水) 23:17:01.11 ID:eedvuMCE
弐国さん、投下乙です。

フジコちゃんに是非ルナスカートを支…ゲフンゲフン

>>393さん、すみません
過去スレのテキスト自体は>>1のアップローダーに入っておりますが
冬までをめどに久々にウィキ山にアタックかけてきます

自分もここからトリップ変えときます
395通常の名無しさんの3倍:2013/09/21(土) 16:49:51.66 ID:???
いやらしくならないや
少し期待したのに
396通常の名無しさんの3倍:2013/09/23(月) 11:19:37.53 ID:???
デレ無いツンツンヒロインおフウちゃんと
後輩属性持ちをくすぐりまくりのベッキーちゃん
オリジナルなのに相変わらずキャラが立ってるねー
>>394
むしろ俺はキャップにタイトスカートを支給するという発想がなかったのか残念だ
>>395
前科持ちだからな
住人みんなが期待した瞬間に朝チュンとかわざとやる人だからw
397作ってみた ◆B0FhnhyCYI :2013/09/23(月) 21:07:40.31 ID:???
お久しぶりです
なんかトリップが失われたと聞きまして
もし変わっていたら当分コレを使うと思います
398通常の名無しさんの3倍:2013/09/23(月) 21:56:05.04 ID:???
おお待ってました!
399通常の名無しさんの3倍:2013/09/29(日) 01:37:40.08 ID:???
>>397
あれ、お帰り

●の有る無しにかかわらずトリップは全員漏れたよ
新シャア以外の常駐スレでもコテが数名トリ漏れしてた
変なのがわく前に変えて正解
400作ってみた ◆8YJ31zWLa. :2013/09/29(日) 07:53:40.90 ID:???
なるほど、失われたのではなく漏れて誰でも成りすまし可能って話だったんですね
では新しいコテはこれで
401通常の名無しさんの3倍:2013/10/06(日) 00:49:41.36 ID:???
俺もトリップ変えるかなぁ、とその前にSS書かないとダメだけど
今書いてるんだけどどうしても台詞部分が多くなってしまうのをどうにかしたい
やっぱり文章のレベルが低く見えてしまうだろうし
あと今書いてるssが少しふざけた感じで書いてるんだけど、そういうのは印象悪かったりします?
402通常の名無しさんの3倍:2013/10/06(日) 02:10:04.01 ID:???
>>400
漏れたトリのファイルが今現在閲覧可能かは知らないが
悪用される可能性を排除するのは正しいよ

>>401
セリフが多いだけならここに限らずそういうのもたくさんあるし、個人的にはト書きでないんなら
取りあえず読む。今のところ規制ほぼなし状態だから、多分感想や批評的なものもかけると思う
内容的にはふざける度合いにもよるんだけど、面白ければあり。でしょ?
ただ、あくまで個人的意見だけど、楽屋落ちはちょっと。ただし、そういう内容ならば納得する

あと、トリップあるなら変えて宣言してしまったほうが良い
騙るスレでは何故か勝手に続き物執筆を気にしてるようだが
なりすましで荒らされる可能性が捨てきれないし
その場合文章力なんかはほぼ要らない、似せる必要さえ無いからな
403からあげ ◆Ubv/C0up0E :2013/10/06(日) 11:24:52.54 ID:???
>>403そうなのか、じゃあこんな感じで新トリ
あと内容的にはやっぱり「とにかく一端投下してみろ」って話ですよね
なるべく早く投下できるようにします
404通常の名無しさんの3倍:2013/11/01(金) 01:06:42.68 ID:???
ほしゅ
405弐国 ◆lywiuYaB8LyX :2013/11/13(水) 21:22:56.43 ID:???
ゴミ溜の宇宙(うみ)で(7.5話)
――分岐点――

『セリア隊長、各機再塗装が終わったので確認をお願いします。隊長の機体、縁取り
2本にしたらすごくかっこよく……。あ。今、どちらですか? 不味かったですか?』
 ――気にしなくていい。すまない、10分で行く。フジコはそっけなく腕の無線機に
返事をすると、ゆっくりと丸椅子から立ち上がる。目の前には血の気の無い顔で機械に
つながれた、若干彼女よりも年上に見える少女がベッドに横たわる。
 栗色のベリーショートの彼女は、そっとベッドの上の少女の手を握る。
「今のは仕事だけど、きちんと仕事以外だってみんなと話せているよ、もうあなたは
心配いらないから。だから、ええと。早く、よくなってね……。仕事、行ってきます」
==================================

「ポーラ? じゃ、さっきのシミュレーターお前じゃなかったのかよ。お前の機動(動き)
に見えたけど、ならあれは誰だ? キャップとワチャラは明日まで出張だろ?」
 ヤキンドゥーエの最奥部。通常事務員しかいない書類整理庫の奥、見知った顔の
少女を見つけて青年が驚く。
「私も使いたいんやけど、シフトの都合で抜けれへんもん。さっきのはね、フジコ」
「セリアのガキだって!? あいつ、だってMSは」
 ――まともに教育受けたことないはずやね。データもそうやし、動かし方もそう。
抱えていた分厚い資料を書庫に戻しつつ少女は青年にふり返る。

「ね、アントニオ。男性陣もがんばらなくちゃあかんや、そんなやから12分室
(ウチ)は女が強すぎるいうて。……ま、あの娘は、比べること自体無駄やと思うよ。
練習も命がけで。――しっ、誰かきはって……? あちゃ、事務3課の係長やわ」
 データ整理頼まれてたんや、とばたばた駆け出す少女をアントニオと呼ばれた少年は
なんとなく見送る。ポーラ・ポォラ。ザフト事務局所属で明るく仕事のできる少女。
その実態は彼と同じく存在しない事務局12分室所属のパイロットである。

「もうちょい練習の時間がとりてぇなぁ。素直に勝ちてぇよ、ポーラにさ」
 第12分室は秘密組織であるが故、シミュレーターや演習はおろか、機体の整備にさえ
制限がかかる。
 構成比率は7:3で圧倒的に女性が多い。嫌味や冗談で女のほうが強い。
室長のハーレムだ。などと言われることはあるものの、組織の長は普段の言動とは裏腹に
超現実主義のデイビット・ウイルソン。『出来ない』ものが配属されることは絶対に無い。
 分室に居る。ということはその時点でなにがしかの素養がある。ということでもある。

 彼らのボスには、操縦が上手いものがMSを駆る。その単純な選択に躊躇は一切ない。
「あいつ以外にも壁があるとはなぁ。セリアがポーラ・マニューバを使いこなすとは」
 特異な機動と戦術眼で他の追随を許さず、MSに限っては室長に次ぐ分室ナンバー2の
座に座る少女。それがポーラ・ポォラのもう一つの顔である。

 ザフト事務局の専任事務官はあくまで表の顔。ただ、表の仕事でも彼女は手を抜く
ような事は一切ない。表裏とも高評価、それが彼女である。
「すいません。最初明日までって聞いてたもんやから。いえ、急ぐようでしたら、
ちーとばかし遅くなりますけど、今日中にあげますよ? あぁそこまででしたら……」
406弐国 ◆lywiuYaB8LyX :2013/11/13(水) 21:24:18.14 ID:???
――分岐点――

 プシュ。ポーラの自室、扉があいた向こうには、ショートの長さの栗色の髪の毛と、
同じ長さの前髪で顔の右半分しか見えない、真新しい制服の少女が立つ。
「おはようさん、夜勤ごくろー。夜通しデータ弄りで滅入ったやろ。――すぐ寝る?」
 ドアは外にいる人間を受け入れて閉まったがまるで気配を感じない。誰が入ってきた
のかあたりをつけたポーラは、鏡から目をそらさず、髪に櫛を通しつつ声をかける。
「いいえ、まだ眠くないです。……それに昨日の分の総括を、聞いてないから」

「言うと思って早起きしててん。まぁ、自分の部屋で固くなっても意味ないし。座り」
 フジコ・セリア、室長がどこからか拾ってきた少女。事務はもちろん、MS、格闘術
その他すべてをそつなくこなすローティーンの彼女はポーラのルームメイトでもある。
「かわいい顔してるんやから、そのわら人形みたいな髪型、どうにかしたほうがええよ。
今んとこおっぱいもおしりもないんやから、それじゃどっちが前だか」
 すべて優等生の少女。ただし人とのコミニュケーション、これには重大な問題があった。
「出来れば、このままがいいです。かわいいとか、私にはあまり関係がないから……」

 なかなか言葉を発しないフジコ、しかもナチュラルを殲滅する事以外はほぼ興味なし。
周りの者たちは薄気味悪がって多少距離をとったのだが、しかしポーラは普通に接した。
 フジコは喋りたく無い訳でも、勿論病気でもなく、人と話すことが苦手なだけだ。
と判断し、MSの技術を徹底的に仕込んだ。自らのボスと同じく才能を感じたからだ。
 結果、約一か月かかったが、ポーラに対してのみは多少の雑談は出来るようになった。
 シミュレータを使った日の講評も、実は意外にもフジコ本人が望んだものである。

 だから今日も2時間早く起きたポーラは、15分のシミュレーター画像を角度を
変えて3回見直して、更に機体からのテレメーターの数値を睨み、各スラスターの角度
から、アイカメラからの瞳の動きやペダルの踏み込み量までを、すべてチェックした。
 髪に櫛を入れていたのは、フジコがいらない気を使わないように、帰ってくる時間に
合わせて特別何もしてない風を装うためだ。
「よく頑張ったね、今回は操縦技術、なぁんも言うことないよ。合格やね」
 ほぼ表情のないフジコが、それでも驚いた顔になったのを満足げにみるとポーラは
続ける。

「あの機動は、何考えてるのかわけわからんのに結果的には最高効率。っちゅう事で
フジコ・マニューバと名づける! すでに作った私より良い動きしてるしね」
 驚きすぎてフジコが表情をなくす。ただそれは以前の無表情ではなく、きちんと
無表情という表情がある。とポーラは思った。
「ただぁし、一個だけ気になるんや。……ここからちょい真面目に聞いてくれる?」

「いつも真面目に……」
「パイロットはただ操縦が上手いだけでは成れんて、前にも言うたね?」
 フジコに表情が戻る。不満の表情を自分の言葉で浮かべてくれるようになったことを
ポーラは少しうれしく思った。――今日は少し意地悪かな、私。寝不足だからやね。
「メカマンとのセッティング打ち合わせ、CICとの交信記録、仮想僚機との交信。
全部アウトや。現場には出せん。フジコ・マニューバでジンを振り回すんは私だけや!」
 普段表情のない少女は、半分以上髪の毛で見えない顔に完璧な不満の表情を浮かべた。
407弐国 ◆lywiuYaB8LyX :2013/11/13(水) 21:27:29.72 ID:???
――分岐点――

「なんで……」
「なんてね。半分はう・そ。――まぁまぁ聞きなさいって。伝達事項を的確に伝えるのは
ちゃんと出来てるよ。あんた、あんだけ人と話すの苦手やのによう頑張ってる」

 彼女の機体稼働時の連絡、報告はかなりの情報量だった。僚機や母艦の状況はおろか、
全体の戦況まできちんと見えていないとそんな量にはならないし、それが口頭で的確に
伝わっているという状況に、むしろ毎回オペレーターが戸惑っていた。
「あんたはもう仕事になれば喋れるんや、そこは一つ進化した」

 ――次はおっぱいを進化。と言いかけたところで、フジコの唯一見えている右の目に、
明らかな怒りの色を見て取ったポーラは、おほん。と、とりあえず咳払いを一つする。
「冗談や、そない怒らんでも。――事務的に淡々と伝えるのは文句ないわ。けどな……」
 あいつに統率力がほしいな、ん? もちろんフゥの事だ。ポーラの脳裏にボスの言葉が
蘇る。操縦の腕はもちろん、状況把握と決断の早さ。リーダーとしての資質は十分。
 但し、人としゃべるのが苦手な彼女に果たしてそんなことを押しつけていいのか。
「これ以上どうしろというんですか、他の人は知りませんが私は……」

「こんだけ出来るのに、人のおしりについてくだけか? あんたは。キャップや私に
少し楽させてやろうとか、そういう風には思わへんのんか?」
 単独での作戦行動はおろか、部隊の統率まで出来るように仕込んでおけ。というのが
室長ウィルソンの命令ではあるのだが。
「わ、私は、だって……」

 ただ、ポーラには命令よりも先に、もっと気になる部分があった。
「別に無理して社交性を磨けとか、そういうことを言うつもりは無いよ。人に話しかける
のはどうしても苦手やろし、そこは今んとこそのままでもええの」
 フジコはただ人より控えめなだけで、本来人から距離を置かれるようなタイプではない。
ここ数ヶ月、すでに自分の妹のような存在になってしまった彼女。そのかわいい妹が
人の集まる場所で一人ぽつねんと佇んでいるのは、ポーラとしては我慢ならない。

 ――ただね。ポーラは自分のいすを立ち上がるとフジコの後ろに回り込んで、後ろから
抱きかかえるように手を回す。
「相手からのコミュニケーション、それまで無視しなくてもいいやん。おはよう、
言われたらおはよう、て返す。言うてるのはそれだけの事や」
 抱きかかえられたままのフジコは、視線を下に落としてズボンのももをきゅっと掴む。
「仲間のパーソナリティを掴むには雑談が一番ええって言ったはってな? キャップが
あんたに何、期待してるか判った? 私からは言わんよ?」

「髪型もそう、それだって相手に関わりたくないからやろ? 髪なんかアフロでも
モヒカンでもなんでもええねんけど、そう言う後ろ向きな理由なら変えて欲しーねん」
「あの、でもっ、皆さんに向けるような顔は私には……」
「今すぐなんて言ってないやん、基本方針はそうやっちゅう話。――眠くないんやったら
シャワー浴びといで。あがってくるまでまっとくから、一緒に朝ご飯食べに行こ!」
 ポーラは制服を脱ぐフジコから上着を取り上げると、皺を伸ばしてハンガーに掛けた。
408弐国 ◆lywiuYaB8LyX :2013/11/13(水) 21:29:28.86 ID:???
――分岐点――

「キャップ。まもなく、て言ったはりましたが、想定スパンはどんだけ見てます?」
「分室も諜報部も動いてるが開戦は不可避だろうな、伸ばすだけでも精一杯、それも
半年持たん。ブルーコスモスが本格的に介入してきた。だからこのタイミングで
使えるパイロットを増やしてくれたことは感謝するよ。ウチもこの先仕事が増える」
「もうちょい実機で演習、回したいですわ。ややこしーのは判った上ですけど」

 ヤキンドゥーエの周りに配置された、ただの大きな箱にも見える廃棄物置き場。
たくさんのパーツがうち捨てられる此所には、事務局でも一部の人間しか入れない
機密資料廃棄庫とそして存在しない部隊、12分室の秘密ドックがあった。
 艦船やMSのジャンクパーツが放り込まれた外側からは想像も出来ないほどに
整理されたドックフロアに三隻並んだ黒いナスカ級。その一番左に止まった
ブリュンヒルデの指揮官席の小さなモニターには、自艦のシミュレーションルームが
映し出されている。
 画面の中、シミュレーター出口の扉の前に集まる数人の影。

「しかしポーリィ、どうやった。――ん? これだよ。フゥが自分の結果について
説明した上で各パイロットにアドバイスまで。フジコ・マニューバ、か? 考えたな」
「言ったら。きっかけさえあれば喋れたんですよ、あの娘の場合は。せやから、
その名前だって、単なるきっかけです」
 そういやもう一つ聞いときたいんだが。ウィルソンはモニターの倍率を上げる。
 モニターには戸惑いの表情を浮かべながら説明に追われるフジコのアップが写る。
「つと納豆みたいな髪型から急にこけしみたいになったのは、あれもおまえの差し金か?」

「は? ぷっ、きゃははは……! こっ、こけ、ひ……! こけしてキャップ、ぷっくく
あ、あんまりや、可哀想やわあ。ひ、ひぃ、非道いぃ、いひひひ……、くっくるひぃ」
 それまで凜として隣にたっていたポーラが腹を抱えて床に崩れ落ちる。
「あれに直接言わん方がいいことだけは理解ができたよ……」
 確かに本人に言うものは誰も居なかったが、しばらくの間、本人の居ないところでは
フジコの三人称は“こけしちゃん”に成った。



 パメラが何も言葉を発しないフジコの隣に座り込んで、2時間ほど過ぎている。
 標準時で深夜を過ぎた、白で統一された大きくない白い部屋。いすや長いすの用意も
あるのだが、フジコが床に座っているのが判る気がして自分もそうしたパメラである。


「ね、起きてる? セリア」
 壁際で足を抱えて座る赤い服、パメラにはその赤い服の主の頭が持ち上がって
自分の方を見たのが見えた。ほおがこけ、白目は充血して真っ赤だった。
 パメラが何かを言うのを待たずに、その顔は目の前のベッドに向けられ、そして
そのほおにはまた涙が伝う。声も感情出さず、ただ涙だけが制服にシミを作り。
床に水たまりを作っていく。

 2人の目の前のベッド。機械を外され、正装に身を包んだポーラが両手を胸に組み
枕元にはたくさんの花束を乗せ、なにも言わずにただ横たわっていた。
409弐国 ◆lywiuYaB8LyX :2013/11/13(水) 21:32:50.14 ID:???
――分岐点――

「居て、くれたんだ……。ごめん、ありがとう」
 フジコは再度振り返り、抑揚のない声がパメラにつぶやく。
「――午後からなにも食べてないんでしょ? ドリンク持ってきたから口だけでもつけて」

「ほら、飲む。――ね、セリア……。私も一緒に、居ていい?」
 ストローを突き刺したボトルを半ば強引に渡すと、フジコがそれを口に持って行くまで
じっとパメラは見つめる。
「……私の許可なんか、要らない。私なんかより、みんなが居れば、ポーラが喜ぶ」
 そう言うと今まで控えめにすすっていたドリンクを一気に飲み始めた。

「あのさ、セリア。余計なことかも知れないけれど……」
 一瞬時計に目をやったパメラがドリンクを飲み終わってまたうつむいてしまった
フジコに声をかける。
「ね、今日は早朝勤務でしょ? シャワー浴びて着替えてきた方がいいよ。あなたが
帰ってくるまで、迷惑でなければあたしが居るから。それとも休むって言ってくる?」
 ――休暇は多分通ると思うよ。だがフジコは突如パメラの言を遮って立ち上がる。
「絶対に休まない、そんなことはポーラは絶対望まない! もうそんな時間なの……?
朝になったら、みんな来ると思うから、それまで一人にしたくない。30分だけお願い」

 数日後、ゲルヒルデMSデッキ。フジコは半壊したゲイツを眺めていた
「居た居た! おーいフジコおぉ!! よっ、元気んなったみたいだねぇ、安心安心」
「ありがとう、メカチーフ。……何か、用?」 
 どうやらフジコがゲルヒルデに入ったのに気づいて探していたものらしい。
「単刀直入に聞くんだけどさぁ。ポーラのゲイツ、部品取りに出来ないようにデータ上
予備機扱いにして阻止してたのって、あんただよね?」

 ポーラ自身も救い出した時点でかなり重篤だったのだが、機体の方はもっと
悪かった。すでに右腕、右足は根元から引きちぎられた状態で、コクピットもまるで
使い物にならない。使えるのは装甲板くらい。状況的には大破である。
 本来そう言う機体はパーツ取りにすることで内部的には決まっており、事実
こういう状況でほおってあるのはポーラの機体ぐらいなものである。
 それを作戦用の予備機、として登録してスクラップに回されるのを阻止出来るのは
そのたぐいのデータをいじったうえで承認出来る人間。フジコ以外に考えられない。

「ごめんなさい! 資材が足らないときに。ポーラが、その可哀想な気が、して……」
「え? 違う、逆! 感謝してんの! そこでもう一つお願いがあんのよ。稼働全機に
ナンバー振るってキャップが言ってたからこの子にも、スカルフラッグスのナンバーを!」
==================================

「セリア隊長、……スカルフラッグス4。この機体は今後どう使用されるのですか?」
 端末を抱えたメカマンとフジコが2人で立つ、がらんとしたデッキの中。自力で立つ
ことはおろか、起動さえ出来ない機体が骸骨機のマークを書かれハンガーからぶら下がる。
「マーキングも完璧、ありがとう。――この機体はあるだけでいい。ここにあるだけで、
それだけで勇気が出る人達がたくさん居る。――なぜ、ね。時間がよければ教えようか?」
410弐国 ◆lywiuYaB8LyX :2013/11/13(水) 21:35:12.87 ID:???
今回分以上です。ではまた。

本編には名前だけで本人が出てこない、孤児であるフジコの事実上の姉であり、
お師匠様でもあり、さらにはウイルソンの参謀でもあるポーラのお話です。
シナリオ再構成時にあまりに長くなったので割愛した設定とエピソードですが、
個人的にはかなり思い入れのあるキャラです。

自分の周りには関西弁で話す人が男性しか居りませんで、もしかするとポーラさん、
男言葉なのかも知れませんが、純粋トウホグ人の自分では此所で限界ですw

昔ならまとめサイトに落とすとこですが、保守がてら投下します。
411通常の名無しさんの3倍:2013/11/15(金) 00:03:41.09 ID:???
投下乙っす
412通常の名無しさんの3倍:2013/11/18(月) 23:47:43.71 ID:???
>>410乙っす
しばらく確認してなかったからちょっと驚いてしまった
413通常の名無しさんの3倍:2013/11/19(火) 21:18:19.92 ID:???
投下乙

殺しちゃうのがもったいないなぁ
414通常の名無しさんの3倍:2013/12/02(月) 22:55:30.47 ID:???
保守
415リザルト ◆JetXSRR7n2i9 :2013/12/16(月) 21:10:00.91 ID:2tqijTKj
CEの人間を中心とした野球もの

大天使大付属高校

大和 煌
大天使大付属高校の3年生エース
七色に輝く180km/hを超える超高速ストレート、フルバーストボールの他に
本人含む誰にも予測できない変化をするドラグーンボールを駆使しドラフトの目玉

夢烏 宗男
甲子園優勝するためだけに単位を落とし続け
12年目の高校3年生のバッター
ボールを一切見ず自分の勘だけで打ちに行く未来予知打法を得意とする
ポジションはショートで抜群の勘を利用した守備、宗男ゾーンが存在する

マリュー・ラミアス
野球を教えに海外からやってきたインストラクター
プロ顔負けの指導力と判断力で全国に名を轟かせている

私立ミネルバ学園

砂羅彰
私立ミネルバ学園の4番バッターにして
煌と同じドラフトの目玉
後々煌をおっかけ大天使大付属高校に転校する
ポジションはキャッチャー

真 飛鳥
1年生の大型ルーキー
中学時代は零と共にシニアで大活躍した実績を持つ
1年にしてスタメンの座を奪った
ポジションは外野手

零沙 俊
1年生でポジションはサード
夢烏と同じく未来予知打法の使い手

鷹月 真理亜
抜群のコントロールを誇る1年生エース
416通常の名無しさんの3倍:2013/12/16(月) 21:14:23.88 ID:???
山クズ住人等薩摩リザる
失せろゴミ
417リザルト ◆JetXSRR7n2i9 :2013/12/16(月) 21:18:07.02 ID:2tqijTKj
影痛高校

ステラ
1年生のピッチャーだがメンタルの低さに難あり
ノミの心臓とよばれ大事な場面で崩れ去る

須衛大輔
3年生エース
ボールにワイヤーをとりつけそのワイヤーを使い変化させる投法を得意とする

御台里奈
3年生でポジションはセカンド
愛犬に噛まれ怪我をして入院中

新田アウル
1年生でポジションはサード
ニューハーフ
418通常の名無しさんの3倍:2013/12/16(月) 21:42:41.98 ID:???
XXXX年6月
大天使学園付属高校の野球部専用グラウンド
煌はそこで練習をしていた
煌「ラスト1球!」
煌が放ったボールはミットに吸い込まれものすごい音をたてる
モブキャッチャー「今日もいい調子ですね」
モブのキャッチャーがマスクを外しな煌に歩み寄る
煌「そうだね 2年間のブランクは全く感じない」
モブキャッチャー「けど無理は禁物ですよ まだ怪我だって完治したわけじゃ…」
煌「うっ」
モブキャッチャーが言いかけたところで煌がその場に倒れこむ
モブキャッチャー「先輩!」
-----回想----
2年前の甲子園予選決勝
大天使高校は2-1で敵チームに対しリードしていた
9回裏2アウト
あと一人のところで煌は崩れフォアボールを連発
たちまち満塁になり押出の一点
同点になり4番の強打者羅裏 狂を迎えてしまう
流裏 狂「知れば誰もが望むであろう君のようになりたいと」
煌「違う!人はそんなものじゃない!」
煌の渾身のストレートが流裏 狂に向かって顔面デッドボール確定コースに放たれるが間一髪で回避をする
煌「力だけが僕の全てじゃない!」
羅裏 狂「それが誰にわかる!誰にもわからんさ!」
419通常の名無しさんの3倍:2013/12/16(月) 22:01:17.42 ID:???
羅裏 狂「エースで四番誰もが憧れるポジション努力もせずに校長の娘に媚びその座を獲得した君に!」
煌「違う!」
煌のストレートが羅裏 狂の髪をかすめる
羅裏 狂「何が違う!なぜ違う!」
煌「僕は…それでも僕は…守りたい世界があるんだぁあああああああ」
煌のストレートが放たれる
羅裏 狂「アハハハハハハハ、もう止められない、誰にも!」
羅裏 狂がそれを捉え強打しその打球は不運にも煌の頭部に直撃
煌「ぐっ」
煌は意識が薄れつつもボールを手に取りそれを
羅裏 狂に向け投げつける
送球は矢のように放たれ塁審のアウトが高らかに告げられた
-----回想終了----
煌「はっ」
目を覚ました時そこはベッドの上だった
夕暮れ、窓から見えるグラウンドには誰の姿もなかった
「あら、気が付きましたのね」
女性の高く透き通る声が室内に響き渡る
煌「理恵…」
理恵「はい」
彼女の名前は理恵 校長の娘にしておっとりとしたお嬢様
タレ目とピンクの髪が特徴的で学園のアイドルだ
煌「僕は練習中に倒れて…イテテ」
理恵「ダメですよまだ安静にしていないと」
煌「どうして僕がこんな目に…ううっ」
理恵「全てはあの男のせいです けれど今は泣いていいのですよ煌」
煌は理恵の胸の中で泣き続けた
420通常の名無しさんの3倍:2013/12/16(月) 22:22:52.79 ID:???
次の日
同じ地区の弱小高校と練習試合が始まった
マリュー「皆、相手は甲子園出場回数0のカス高校よ
公立だし戦力も低いでしょう だからと言って油断をしてはいけません
私からの指示は異常です」
ナイン「はい!」
返事をしベンチを飛び出し守備につく大天使ナイン
試合開始の花火がつげられ煌の1球が投げられあたりに小さな衝撃波が起きる
ボールは吸い込まれるようにミットに入りミットからは煙が立ち昇る
その衝撃的な1球を見た周りは沈黙、主審は口をあけっぱなしで硬直していた
キャッチャーは主審の膝を肘でつつき言葉を仰ぐ
「ス、、、ストライーーーーク!」
審判の宣言で数万人の観客から歓声が湧き上がる
「お…おい今のボール音があとから来たぞ?」
「ってことは音速すら超えるボールなのか?あんなの打てるわけがねぇ」
その一球を見た敵チームは戦意喪失
あっという間に三者凡退
大天使高校の攻撃にかわった
宗男「お願いします!」
宗男が礼儀正しき斜め45°の綺麗なラインで礼をしバッターボックスに入る
バッターボックスに立った宗男は常に目を閉じている
異常に勘がいい宗男はボールや相手のフォームを見ずとも
相手の球種、コース、速度などが全てわかってしまうのである。
宗男「カウント稼ぎの変化が小さいスライダー 甘いぜ!」
宗男が打った球はスタンドに入りスコアボードに1の数字が記される
相手チームの投手は愕然としマウンドに膝をつく
この試合 大天使高校は41対0で大勝利した
421通常の名無しさんの3倍:2013/12/16(月) 22:26:03.09 ID:???
やばいまじ面白い
試合とかリアルすぎてやべぇ
職人さんは野球経験者?
422通常の名無しさんの3倍:2013/12/16(月) 22:27:48.24 ID:???
スポ根っつー難しいジャンルを簡単に書いちゃう職人様すごすぎワロタ
続き期待していますb
423通常の名無しさんの3倍:2013/12/16(月) 22:29:16.20 ID:???
面白かった
彰がミネルバ高校から逃げる時転校してくる時の
零、真との投撃戦に期待
やっぱ怪我しちゃうのかな
424通常の名無しさんの3倍:2013/12/16(月) 22:30:18.67 ID:???
こりゃまたレベルが高い職人さんがきたなぁ
425弐国 ◇tDiAJZDRyvsq:2013/12/16(月) 22:31:25.55 ID:???
俺のカスSSじゃ全然かなわなかったorz
もう新シャアには二度と来ません
絶対に誓います
426通常の名無しさんの3倍:2013/12/16(月) 23:21:23.34 ID:???
まじで面白かった

>>425
おk
お前の作品興味ないしとっとと失せてくれ
427通常の名無しさんの3倍:2013/12/16(月) 23:48:48.84 ID:???
あちゃ〜、荒らしひでぇな。このままじゃココもシベリア行きかな
428通常の名無しさんの3倍:2013/12/16(月) 23:55:06.51 ID:2tqijTKj
却下
昔シベリアに移転したら落ちたろ
もともと過疎ってるし荒らしの>>425は消えると言ってるしいいんじゃね別に
あとリザルト氏のSSは最高だよ
429通常の名無しさんの3倍:2013/12/17(火) 01:31:09.46 ID:???
自演臭すぎと言う意味でとても面白かったですハイw
430通常の名無しさんの3倍:2013/12/17(火) 01:34:15.01 ID:???
【悲報】 ガンダムを今時のギャルがデコった結果wwwwwwwwwwwwww (画像あり)
http://lolen235.blog.fc2.com/blog-entry-926.html
431通常の名無しさんの3倍:2013/12/17(火) 02:56:50.69 ID:???
はい凄くおもしろく無いですね
432通常の名無しさんの3倍:2013/12/17(火) 07:11:22.03 ID:???
ID:2tqijTKj=弐国 ◇tDiAJZDRyvsq=李ザルトことモリザルト(回廊川 禁歌)
433通常の名無しさんの3倍:2013/12/17(火) 07:28:16.94 ID:???
>>432
417 名前:リザルト ◆JetXSRR7n2i9 [] 投稿日:2013/12/16(月) 21:18:07.02 ID:2tqijTKj [2/3]

これをどう説明するんだ?禁歌君
434通常の名無しさんの3倍:2013/12/17(火) 07:38:23.42 ID:aVjmXLMI
しかしこの職人さんは現時点で一番レベルが高いけどな
435通常の名無しさんの3倍:2013/12/17(火) 07:44:21.59 ID:???
レベルとか以前にここ住民って
1周間に1回で連載とか宣言して守らずに逃げるあほばっかだろ
そんなプロ意識もない奴らよりはるかにリザルトさんのSSのほうが上だからね
436通常の名無しさんの3倍:2013/12/17(火) 07:46:48.74 ID:???
リザルトさん以外は文章力もないし日本語がおかしい文がところどころあるし
まともに本読んだことあるのか?って感じ
SS書く前に本くらい読めや
リザルトさんはレベル高くて面白いんでどんどん書いてください
437通常の名無しさんの3倍:2013/12/17(火) 07:47:25.60 ID:???
モリザルト禁歌が責任転嫁自演始めちゃったよ
438通常の名無しさんの3倍:2013/12/17(火) 07:48:19.01 ID:LMSrChB5
以上、李ザルトさんの自演でした
439通常の名無しさんの3倍:2013/12/17(火) 07:53:38.35 ID:???
くだらない自演連投している暇があるならハロワ行けお漏らし乞食ブタ
440通常の名無しさんの3倍:2013/12/17(火) 08:09:05.31 ID:???
禁歌って小学生未満の駄文ですらないものしか書けない433だろ
441通常の名無しさんの3倍:2013/12/17(火) 08:10:15.66 ID:???
シベリア行き秒読み開始
442通常の名無しさんの3倍:2013/12/17(火) 08:23:47.77 ID:???
禁歌ちゃんの素晴らしいSSが読めるのはシベリアSSスレ
443通常の名無しさんの3倍:2013/12/17(火) 09:48:20.54 ID:???
つまり勝ち組に嫉妬する癌豚の爆死
癌スレで勝ち組なのはMBさんだけ
444通常の名無しさんの3倍:2013/12/17(火) 10:29:45.98 ID:???
わかる
癌厨って勝ち組MBさんに縋って勝ち組名乗ろうとしてるゴミだけだよな
悔しかったら松坂牛ステーキ丼定食でも食べれるようになればいいのに

まあ勝ち組エリートMBさん以外は全員ヒキニートだからしゅおがないなwwwwww
445通常の名無しさんの3倍:2013/12/17(火) 11:24:22.86 ID:???
いい加減にしろ無職禿ニートの回廊川 禁歌
446通常の名無しさんの3倍:2013/12/17(火) 12:31:10.69 ID:???
禁歌の乞食アピール連投クソワロタ
447通常の名無しさんの3倍:2013/12/17(火) 13:07:03.50 ID:???
何だこいつ…、駄文投下するだけならまだしも
無関係な職人に成済まして貶めるなんて最悪だろ
他人が賞賛されるのが妬ましいなら、自分の文章力を磨けよ
黒バス脅迫の容疑者みたいなやつだな、こいつ…

ってか生きてる価値ないわ
448通常の名無しさんの3倍:2013/12/17(火) 13:11:21.00 ID:???
丼がダメだとみるやようやく変更したのに今度は定食か・・・
つくづく貧乏が染み付いてるようでwwww
449448:2013/12/17(火) 13:12:35.73 ID:???
ってよく見たら丼定食なのねすまぬ
でも結局のところ丼とか定食とか庶民まるだしのメニューしか知らないんだなぁこいつ
450通常の名無しさんの3倍:2013/12/17(火) 13:12:49.47 ID:???
まあ俺達負け犬00厨は
種ファンやMBさんみたいな贅沢な食事なんてできないしなorz
今日もスーパーの試食品とコンビニの廃棄弁当生活だorz
ハロワになんて行くものかよくそばばあ
451121-84-106-115f1.hyg1.eonet.ne.jp:2013/12/17(火) 14:10:04.45 ID:???
↑見たいになるはずなのになんで太字なのかな〜
452通常の名無しさんの3倍:2013/12/17(火) 15:43:33.61 ID:???
禁歌ちゃんは不都合があると日記書くか断末魔の悲鳴あげるかしかしないな
453通常の名無しさんの3倍:2013/12/17(火) 18:14:45.80 ID:???
中立的な立場で言わせてもらうと自演もあれだが人の作品に対して駄文とか言うのはどうかと思うぞ
自演連投は確かに迷惑だがもうちょっと言葉を選ぼうね
454通常の名無しさんの3倍:2013/12/17(火) 18:16:01.67 ID:???
どんな内容でも職人さんと作品叩きはNG
これを徹底しないと空気が悪くなるから褒める以外は禁止
455通常の名無しさんの3倍:2013/12/17(火) 18:29:09.23 ID:???
作品未満の駄文は叩き出していいってことですね!上のくっさいキャラ設定とか!
456通常の名無しさんの3倍:2013/12/17(火) 18:34:30.39 ID:???
投下した当の本人が駄文だと思ってるから自演で褒めてる訳で…
457通常の名無しさんの3倍:2013/12/17(火) 18:35:18.97 ID:???
MBの履歴書

学歴
平成〜年 ○○中学校卒業

職歴
なし
     以上
458通常の名無しさんの3倍:2013/12/17(火) 18:48:55.00 ID:???
>>453
ヘタクソな自己弁護乙

感想や批評は欲しくないマンセーだけくれで自演マンセー即連投
おまけに他職人になりすまして「二度と新シャアには来ません、誓います」
そして偽職人呼ばわりだろ

迷惑なんぞ通り越して荒らしなんだよ阿呆
459通常の名無しさんの3倍:2013/12/17(火) 18:50:50.30 ID:???
いあいあはすたあ
460通常の名無しさんの3倍:2013/12/17(火) 19:09:10.38 ID:???
ゾゴックみたいなアッシュのパチもんがトイネスランク入りしたのは腹がたったな
まぁアッシュもデたらランク入りできそうだが
461通常の名無しさんの3倍:2013/12/17(火) 19:42:03.10 ID:???
お前の面白くないSSなんて褒める価値有りません
荒し酷いしID出しにせんか?
どっかの馬鹿は自演して反対してもすぐに分かるから辞めとけよw
462通常の名無しさんの3倍:2013/12/17(火) 19:48:52.17 ID:???
ID出してもSSと関係ないことで罵りあうのなら
癌スレなり売りスレなりモリスレなり帰ってそちらでどうぞ
シベリアへも行きません
463通常の名無しさんの3倍:2013/12/17(火) 20:02:58.64 ID:???
馬鹿だよなぁこいつこうやってすぐに尻尾出すんだからw
464通常の名無しさんの3倍:2013/12/17(火) 20:34:57.94 ID:???
ファビョるの早過ぎ
我慢弱いなんてもんじゃない
465通常の名無しさんの3倍:2013/12/18(水) 04:12:43.27 ID:???
回廊川禁歌ちゃんの評価は「駄文」だと過大評価ですよ文章の体を成して居ないので「文字の羅列」が妥当な所です
466通常の名無しさんの3倍:2013/12/18(水) 04:19:53.23 ID:???
職人は叩かれない、イチャモン付けて来る回廊川禁歌ちゃんみたいな負けブタは居るが
回廊川禁歌ちゃんみたいに下痢便垂れ流す奴は叩かれる、単純な事です
467通常の名無しさんの3倍:2013/12/18(水) 21:39:36.65 ID:???
うわぁ朝4時に書き込みとかキモっ
この職人さんへの中傷してる奴はまともな生活してないんだなw
468通常の名無しさんの3倍:2013/12/18(水) 21:52:43.01 ID:???
その煽りで何か一つでも現実が変るのか?
駄文未満がSSに昇華するのか?
自演でマンセー連投せずとも賞賛レスが付くのか?
469通常の名無しさんの3倍:2013/12/18(水) 21:54:46.30 ID:???
職人は11月を最後に来ていないな
今月は薄汚い文字の羅列を垂れ流しているボッチヒキニートが連投荒ししている位か
470通常の名無しさんの3倍:2013/12/18(水) 22:00:50.74 ID:???
職人への中傷?
上の方で職人の酉をコピペしてなりすましたり
それに自演で乗っかって叩いてるキチガイの事か?
471通常の名無しさんの3倍:2013/12/18(水) 22:05:22.53 ID:???
職人さんへの中傷してる奴=467→まともな生活してない
成程な
472通常の名無しさんの3倍:2013/12/19(木) 21:14:55.18 ID:???
練習試合に勝利した大天使高校は既にお祭り状態だった
モブ「うおおおおおおおおおおおお」
エースの復帰に歓喜するモブキャラ達
大して実力もない彼らがここまで強いチームになれたのは、煌という絶対的なエースが存在したからだ
ワンマンチームではあるがワンマンチームのメリットは
その選手一人の活躍でチームの流れをがらりと変わることだ
このチームはそのメリットを最大限に使用した最強のワンマンチームである
マリュー「皆よく頑張ったわ」
あまりの選手の優勢っぷりに安著しねていたマリューが起きてグラウンドに出てくる
モブA「煌の復帰で今年こそは甲子園に行けそうだな」
モブB「ああ!」
ナインがグラウンド整備しながらはしゃぐ中煌は一人でロッカールームへと向かった
そこにはロッカールームで煙草を吸う宗男の姿があった
宗男「坊主か」
煌「宗男さん、ちゃんとグラウンド整備手伝ってください」
宗男「いやぁ〜おっさんは腰が痛くて動けないからこういうのは若いものにやらせようと思う」
頭を掻きむしりなっがら笑ってごまかす宗男
煌「そうですか…」
473通常の名無しさんの3倍:2013/12/19(木) 21:16:54.64 ID:???
各自「大天使高校」をNGwordに追加で
口で言っても理解できないみたいだし、この人
474通常の名無しさんの3倍:2013/12/19(木) 21:22:55.24 ID:???
すでに煌はNG入り
このレスも見えないがなw
475通常の名無しさんの3倍:2013/12/19(木) 21:25:56.04 ID:???
やっぱり面白いb
この職人さんの作品が一番だわ
476通常の名無しさんの3倍:2013/12/19(木) 21:35:11.66 ID:???
次は誰の酉をコピペしてなりすます気なのやら…
477通常の名無しさんの3倍:2013/12/19(木) 21:37:03.53 ID:???
417 名前:リザルト ◆JetXSRR7n2i9 [] 投稿日:2013/12/16(月) 21:18:07.02 ID:2tqijTKj [2/3]

428 名前:通常の名無しさんの3倍[] 投稿日:2013/12/16(月) 23:55:06.51 ID:2tqijTKj [3/3]
却下
昔シベリアに移転したら落ちたろ
もともと過疎ってるし荒らしの>>425は消えると言ってるしいいんじゃね別に
あとリザルト氏のSSは最高だよ


褒めてるのはこんな奴です
478通常の名無しさんの3倍:2013/12/19(木) 21:38:55.98 ID:???
宗男「ところで…まだ腕は痛むのか?」
急に宗男の表情が変わり深刻な顔をする
煌「とくに変わりはないですね」
宗男「痛みをかくして投げてるのは知っている
そんなことを続けていると二度と投げられなくなる」
煌「流石ですね宗男さん」
宗男「まぁ何にしても無理はするな
お前はプロでも十分通用する選手だからな」

練習試合終了後 大天使高校ナインは専用グラウンドへと向かった
マリュー「宗男から見て今年の新入生で使えそうな生徒はいます?」
宗男「いや〜どいつもこいつもさっぱりですよ」
マリュー「この2ヶ月でどれほど新入生が育ったのか見てみたいです
紅白戦をしましょう」

こうして大天使高校野球部は紅白戦をすることとなった
煌一人に控え及びベンチ入りもしていない選手で構成されたAチーム
スタメンで構成されたBチームにわけられた
479通常の名無しさんの3倍:2013/12/19(木) 21:41:10.43 ID:???
宗男いい先輩だな
甲子園編が楽しみだ
480通常の名無しさんの3倍:2013/12/19(木) 21:41:42.88 ID:???
やっぱSSは
どこでOPに入るのか
アイキャッチがどこに入るのかがわからないのは三流だな
この職人さんははっきりしていていい
481通常の名無しさんの3倍:2013/12/19(木) 21:42:13.21 ID:???
アホめ留年繰り返そうと公式戦に出られるのは入学してから3年間だけだ
482通常の名無しさんの3倍:2013/12/19(木) 21:42:46.29 ID:???
禁歌の自演マンセーはじまりました
483通常の名無しさんの3倍:2013/12/19(木) 21:44:54.01 ID:???
◆JetXSRR7n2i9でググったら先生からお叱りを受けたぞ

"このページから児童虐待の可能性のあるコンテンツを削除しました。児童虐待に関するコンテンツを見つけたらご報告ください。"

おい、この野郎過去にとんでもない事やらかしたんじゃないのか?
484通常の名無しさんの3倍:2013/12/19(木) 21:48:06.14 ID:???
なるほど、ぐぐったら
奪われた2号機 ◇JetXSRR7n2i9
フリーダム ◇JetXSRR7n2i9

なんてのが出てきたよw
485通常の名無しさんの3倍:2013/12/19(木) 21:55:29.01 ID:???
フリーダム…だと?
486通常の名無しさんの3倍:2013/12/19(木) 21:55:59.24 ID:???
>>484「アニメは生放送」に定評のある2号機
487通常の名無しさんの3倍:2013/12/19(木) 22:05:46.27 ID:???
意味不明0点
488通常の名無しさんの3倍:2013/12/19(木) 22:06:49.54 ID:???
その鳥、アニメ板や模型板で暴れてる有名な荒らしじゃねぇか…
489通常の名無しさんの3倍:2013/12/19(木) 22:10:25.89 ID:???
このスレもID出しにした方が良いんじゃないか?
それで消えるだろ
490通常の名無しさんの3倍:2013/12/19(木) 22:26:59.59 ID:???
反対だな
本来まったり進行のスレだから
491通常の名無しさんの3倍:2013/12/19(木) 22:32:06.50 ID:1utxDJMm
>あまりの選手の優勢っぷりに安著しねていたマリューが起きてグラウンドに出てくる

「安堵」とでも書きたかったのだろうか?
タイプミスするなとは言わんが、書き込む前に誤字脱字が無いかきっちり確認するのは基本中の基本だと思うんだが。
人に読んでもらうんだからそれくらいのことはしないと。そんなものは内容以前の問題だよ。

…と言うか、モブキャラを「モブキャラ」と書いちゃう時点でダメ過ぎるわな。もっと他に書き方あるだろ。
492通常の名無しさんの3倍:2013/12/19(木) 22:35:21.53 ID:1utxDJMm
ID出しには大賛成。
ロクに推敲もしようとしてないようなクソ未満を見せられるのは適わん。
493通常の名無しさんの3倍:2013/12/19(木) 22:35:25.51 ID:???
>>484
草イイっすか
494通常の名無しさんの3倍:2013/12/19(木) 23:04:16.31 ID:???
SSスレのリーダーだがID出しは禁止

>>491
どうして確認していないと言い切れる?
誤字脱字なんて商品として出回ってる本でもあるし
確認を怠ったから誤字脱字が残ってるなんてことはないと思うが?
495通常の名無しさんの3倍:2013/12/19(木) 23:13:31.37 ID:3H+1+hRE
このスレのリーダーなんてものは長く居りますが見たことはありません
それに相当する方がいらっしゃったとししても、その方は誤字OKなどとは仰らないでしょうね
異常→以上にしろ間違いが多すぎます

ID出しに関しては>>1からのテンプレをご覧ください
自身に都合のいい偽スレを幾度立てたところで使う気はありませんので予めご承知おきください
496通常の名無しさんの3倍:2013/12/19(木) 23:13:57.59 ID:VpQQwqCZ
>>491
この子は幼少時に文字の読み書きをちゃんと教育されなかったんじゃないかな?
だから文字とその読みを一致させる能力がなく、文字の形だけで判断しているんだと思う
その結果として読めない字について、形が似ている字を代用するという癖がついてしまったんでしょう
実は人間の脳には文字を読み書きする中枢領域は存在せず、他の機能を代用して文字の読み書きをしているのですが
この子の場合、上で述べたような教育や躾の欠如により、その機能が未発達のまま成長してしまったんでしょう
497通常の名無しさんの3倍:2013/12/19(木) 23:18:33.71 ID:???
俺もリーダーに従うわ
ID出すとかまるで種アンチみたいでいやだね
498通常の名無しさんの3倍:2013/12/19(木) 23:23:47.52 ID:ywrX++TN
はぁやっぱり劇種中止スレでも全く同じ事言ってるの見たわ
やっぱりケがID出し反対してたんだな…
499通常の名無しさんの3倍:2013/12/19(木) 23:26:31.23 ID:pdu+nxDb
馬鹿すぎだろ…ここまで突き抜けて馬鹿な奴は滅多にいない
頭悪すぎだろ
何がリーダだよ
何がリーダー従うだ

おまえニダニダ言うニーダーだろ
500通常の名無しさんの3倍:2013/12/19(木) 23:29:10.48 ID:1utxDJMm
リーダーの言うことだから周りもみんな従うと?
リーダーが頭悪すぎて追放・排除された例なんか歴史を振り返れば枚挙に暇がないのだが…。
501通常の名無しさんの3倍:2013/12/19(木) 23:29:30.14 ID:VpQQwqCZ
憧れてんでしょ、リーダーシップ取れる人に
人は自分に足りないものを求めるから
502通常の名無しさんの3倍:2013/12/19(木) 23:31:23.58 ID:UzkW06c+
他人騙るような奴には一生リーダーなんて無理だな
503通常の名無しさんの3倍:2013/12/19(木) 23:54:23.45 ID:iECre9A4
リーダーにはリーダーらしく荒しに蹂躙された責任を取ってもらうことにしましょう
有体に言えばネット断ちして貰うと言う事で
504通常の名無しさんの3倍:2013/12/19(木) 23:55:12.42 ID:???
自分の気に入らない作品は荒らし認定とかきもい
自分のサイトでも立ち上げてそっちで独裁したら?
この職人さん結構いいシナリオ書いてるぞ?
505通常の名無しさんの3倍:2013/12/19(木) 23:56:12.07 ID:UzkW06c+
キチガイの妄言、全部ブーメラン刺さってってワロタwww
506通常の名無しさんの3倍:2013/12/19(木) 23:57:30.76 ID:pdu+nxDb
>自分のサイトでも立ち上げてそっちで独裁したら?
リーダーさんとやらは出て行くそうです
507通常の名無しさんの3倍:2013/12/19(木) 23:58:59.66 ID:???
ほんまそれ
そら2chなんだから気に入らない作品もあるだろう
それを荒らし認定して叩く必要はねぇんだよ
無論管理人でもないやつが書き込み禁止したりする必要もない
自サイト作ってこもってろよ
そしたらID出しもIP出しも作品投稿にも誰も文句言わねえよ
508通常の名無しさんの3倍:2013/12/20(金) 00:01:11.07 ID:iECre9A4
何かブツブツ言ってるデブがいるwごめん人語で話して、文字の羅列はSSじゃないし
509通常の名無しさんの3倍:2013/12/20(金) 00:02:03.42 ID:???
SS批判はNG
賞賛だけにしろ
510通常の名無しさんの3倍:2013/12/20(金) 00:03:32.01 ID:VpQQwqCZ
何が脚本だ!全然つまんねえぞ!練り込みも足りねえ!
511通常の名無しさんの3倍:2013/12/20(金) 00:03:59.31 ID:jo7xC/Yf
黙ってろ 小3 で中退した馬鹿
512通常の名無しさんの3倍:2013/12/20(金) 00:04:36.58 ID:???
雪歩オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ
513通常の名無しさんの3倍:2013/12/20(金) 00:04:49.25 ID:lcQWFGtx
僕は馬鹿ですと言ってるみたいだけどお前が馬鹿以下なのは周知の事実
514通常の名無しさんの3倍:2013/12/20(金) 00:04:50.68 ID:9x2OfOkT
もう相手すんなよ…ID進行で???をNGにすれば良いんだから…
515通常の名無しさんの3倍:2013/12/20(金) 00:05:52.55 ID:UzkW06c+
なんかスクライダーおるwww
駄文未満消散しろとかいう奴はこの世から消えてどうぞ。
516通常の名無しさんの3倍:2013/12/20(金) 00:06:50.10 ID:3H+1+hRE
テンプレの>>2をご参照ください。
>最初は辛目の評価が多いです。
そもそも荒らしは論外ですが当スレの特性を踏まえた上でご投稿されるのが宜しいかと存じます。
全てにおいて無条件で賞賛のみのスレであったことは未だ嘗てありません。
517通常の名無しさんの3倍:2013/12/20(金) 00:09:18.32 ID:lcQWFGtx
>>516
ブツブツイッてるマダラハゲのデブは読めないよ
518通常の名無しさんの3倍:2013/12/20(金) 00:21:27.57 ID:W7ZoJppE
批判なんて出て当たり前IDも出せないやつが何言ってんだって話し
「ガンダムビルドファイターズ外伝 〜オーサ・ルーサの軌跡〜」

1.
 日本から遠いチベットの地でも、今はガンプラブームが、凄い。中国との国交
は便宜上は正常化し、かなり文化水準は、日本とも近くなってきていた。街を歩
けば民族衣装こそ目にはしても、コンビニもゲームセンターも、そしてガンプラ
屋もある。初めて手にしたガンプラは、…「ザクタンク」だった。母親に、誕生
日のプレゼントをと言ってガンタンクをお願いしたら…買ってきたのが”それ”
だったのだ。「ごめんね?お母さんガンプラの事良く解らないから、ごめんね」
と、すまなそうに謝る母親と少し喧嘩をしたのは…良い思い出である。

 そんなガンタンクを今、チベットから遠く離れた日本の地で、何故か自分は今
…組み立てていた。世界大会の第一ピリオドまで…もう時間が無い。思い出され
る。チベット自治区の予選大会。代表枠は一名。予選と言っても強豪ぞろい、そ
の中から勝ち抜かねばならず。自分は有り金はたいて「ヒルドルブ」のEXモデ
ルを購入、それに出来る限りの改造を施し精緻な細工を重ねて「ヒルドルブ・ハ
イマーク」として完成させた。”常に敵からマークされる存在”である。対空の
弱さを、新規に搭載したミサイルランチャーとそして可変機構を改造して高速化
…変形する箇所にバネを仕込んで変形迄の速度を上げた”それ”は。自分が想定
した以上の機動性と精度を発揮してくれて。その予選の決勝まで、ほぼ試合時間
1分以内で決着、圧勝しつつ駆け上がった。遠距離からミサイルをばらまき、そ
して噴煙を見通す高精度レーダーと、得意の予測射撃により、ミサイルを回避す
る敵ガンプラを主砲の一撃で、仕留める。どんな装甲だろうがヒルドルブ・ハイ
マークの主砲の前には意味は無い。予選で大破するまで、ヒルドルブの潜在能力
がこうも高い事に、「足なんて飾りだろーが!」つい、それを決め台詞にさえ…
していた。
2.
 やがて、チベット地区予選の決勝が始まる。初めて到達した大舞台だった。会
場が沸き上がる。アナウンスを聞いた時は感動して…涙さえ流れた。脳裏に浮か
ぶ幼い頃の記憶。それでも貰ったザクタンクを組みつつ、WEBで調べ。チベッ
トの工事現場で動く重機に・・・幼いながらも、何故かそれを重ねていた頃。そ
の後、ただのムサいガンプラオタ(タンク率高し)になった自分は。目の前にあ
るBFベース、第2次ガンプラブームの到来と共に今。チベットを代表する存在
として…世界へ飛び立とうとしているのだ。

「Bコーナー、スーマ・ノナース!」

 そのアナウンスと共に、歓声と共に。反対側から対戦者がやってくる。笑みが
こぼれた。お互い、工事現場でよく出会う仲だ。スーマも今は、所属する部族に
伝わる戦の衣装に身を包んでいた。それは自分も同じである。よく解る…お互い
に譲れない何かを、手にしたガンプラに込めている事を。

「久しぶりだな、・・・また、タンクか?」
「貴様こそ、まだザクキャノンだと?笑わせるな」

 奴は、これ見よがしにだ、そのガンプラを手にして、俺に見せていた。自分が
タンクに拘る様に、奴はデザート仕様にこだわりが有って。その中でも「ザクキ
ャノン」には一方ならぬ想いがあるらしかった。その強さは去年、うっかり「ガ
ンダムタンク」で出場した時に…嫌と言うほど味合わされた。奴はザクキャノン
の脚部を改造し、グフ用のフライトユニットを着脱式に改造して装着。ガンダム
のビームライフルではその動きを追いきれず接近を許し、結局ザクキャノンのビ
ッグガンを至近距離から撃ち込まれ屈辱的に、負けた。俺はその時まだ、遊びの
つもりだったが、奴は違っていたのだ。

「Please.Set Your Gt Base」

 BFベースからのアナウンスが始まる。大会のアナウンスは既に聞こえない。
自分のGTベースをホルダーにセット。それはBFベースに接続され、俺の「ヒ
ルドルブ・ハイマーク」の情報が、ロードされていく。周囲をプラフスキー粒子
が覆いはじめ、そしてコクピットが形成。ベースからのアナウンスが続く。

「Please.Set Your GANPLA」

 ヒルドルブ・ハイマークを、目の前に形成されたカタパルトへ、置く。スキャ
ンされた直後、命を吹き込まれた様に。それは砲身を微かに上げた。俺は両手を
形成されたコントロールボールに、置く。試合開始をアナウンサーが告げ、会場
の歓声は高まった。BFベースは形成されたディスプレイの向こうに閉じられ、
バトルスタートの表示が、眼前に展開したモニターに、踊る。

「ヒルドルブ・ハイマーク、…出るぜ!」

 スティックを前に押してやると。それによりカタパルトが起動。火花を散らし
ながら、それは、正に我々の戦場に相応しい「荒野」へと、射出されて行った。
3.
「あの時に気づくべきだったんだ。ヤバい雰囲気だって事に・・・」

 何とかガンダンクの上部を組み終り、動きその他をチェック。スミ入れまで間
に合うかどうか、予断を許さない状況だった。傍らを見る。ヒルドルブ・ハイマ
ークの残骸がある。変形機構にバネを仕込んだは良いが、それが仇でメインシャ
フトが折れていた。他にも機体各部に穴が開いていて。使えるパーツが有れば使
うつもりだったが、そんな時間は到底…無さそうだった。ともかく、今は「決
戦!ア・バオア・クー」を生き残ったガンタンク!それを目指し、組む。プラフ
スキー粒子については未だ解らない事が多いが…今までの経緯を見ると、劇中の
エピソード、その再現度が高い方が、より強さも強度も増す。だがその為には相
応の手間が必要なのだ・・・ため息が出る。第一ピリオドを・・・こんなもので
戦わねばならないとは。


 チベット地区予選、決勝の試合は、最初から砲撃戦になった。スーマの「ザク
キャノン・ストライク」は、前回対戦した時とは違い、背中にロケットブースタ
ーを装備し、そしてガンダムのシールドを二枚重ねで抱えていた。最初に敵を発
見したのは俺のヒルドルブ・ハイマークである。高性能なレーダーは十分な機能
を発揮し、敵が崖の裏に隠れる所を発見した。カメラの倍率を上げ、レーダーを
信じ、その岸壁に向けて、主砲を撃つ。

 爆音と共に放たれたヒルドルブ・ハイマークの砲弾は、風切音と共に岸壁へと
着弾し、それを貫通した、様に見えた。レーダーを注視する。直撃は期待してい
ないが…もし”かすめて”もいたら、儲けものだ。残骸が散乱したのが見えたが、
しかし、その場からザクキャノンが現れる事は無かった。不意に、嫌な予感がし
た。レーダーの照射範囲を周囲に向ける。左に向けたのが失敗だった、右に向け
直した時、そっちの方向からスーマのザクキャノン・ストライクが、通常の3倍
の速度で突撃してくるのが解った・・・”ダミーバルーン”だ、索敵した際に、
それに引っかかったのだ!
4.
「教えてやるよオーサ・・・、所詮タンクは脇役だって事をな!」

 ともかく接近を許せば事だ。俺はヒルドルブ・ハイマークを直ぐに後退させ、
後退しつつ主砲をスーマのザクキャノンに向け、放った。流石に後退しつつでは
砲身が揺れる、命中は期待していないが、ともかく相手の進路を変えられれば良
い。砲弾は一旦着地したザクキャノンの左の地面を吹き飛ばすが、もちろん直撃
とは行かなかった。それでも風圧は奴の持つガンダムシールドを煽り、奴は幾ら
か態勢を崩し、その場に停止した。奴の周囲をマークし、ミサイルランチャーを
放つ。射出されたミサイルを避ける様に動いたザクキャノンは、ちょうどヒルド
ルブ・ハイマークの砲身の前に居た。主砲のチャージが間に有った。放たれた主
砲は奴の持つシールドを貫通し…破壊した。しかし、スーマのザクキャノンはシ
ールドを放棄していたから、ダメージとしては腕一本を吹き飛ばすにとどまった。

 その後は、お互い距離を取っての打ち合いになる。相手の方が、次弾装填まで
の時間が短い。だがザクキャノンはキャノン側の手を吹き飛ばされていて、砲身
を安定させる事が出来ずにいた。敵の命中率が悪い間に、ヒルドルブ・ハイマー
クの予測射撃は的確にダメージを与えて行く。快感だ…、なぶり殺しである。後
は接近さえ許さなければ良い。ザクキャノンが横に跳び、岩陰に隠れた。勝ちを
意識してしまった、それへ向けて無防備に、主砲を撃ってしまった。

 立ち込める煙の中から、ザクキャノン・ストライクが背後のブースターを全開
にして…突撃してくる。さっきの手だ、奴は隠れるつもりは無かった、こちらの
砲撃を予測し、そこにダミーバルーンを置いたのだ。気付かないうちに接近し過
ぎた、次弾装填が間に合わない。直前で、ザクキャノン・ストライクが背後のブ
ースターを放ち、飛んだ。つい主砲の照準機で追い掛けたが。それは可能な射角
を超えて、ヒルドルブ・ハイマークの直上へと、飛び込んできた。
5.
「終わりだな・・・、オーサよぉ!?」

 全速でバックするも、ザクキャノンの砲口は既にヒルドルブ・ハイマークを捉
えていた。撃ち込まれ、直撃こそ免れたものの、前面直上装甲、ちょうど薄い所
を撃ち抜かれ、前輪部の駆動力を失う。動きが鈍った、慌てて機体を横に向ける。
そこへ、ザクキャノンストライクの砲撃が立て続く。側面装甲版は頑丈だったが、
それでもキャノンだ、至近距離からでは2発も耐えられず、一発は貫通してあわ
や、頭部センサーユニット群を破壊されるところだった。ヒルドルブ・ハイマー
クの機動性はMSにも匹敵するが、それでも超えると言う訳には行かない。更な
る接近を許す・・・、前の雪辱を、また味合わされるのか?脳裏を横切った悪夢
を、俺は振り払った。

「まだだ、まだ終わらんぞ!!」
「貴様など、この一発あれば十分だ!」

 動きの鈍ったヒルドルブ・ハイマークに、ザクキャノンストライクが飛び乗っ
てくる。主砲は追従出来ない。屈辱的に、奴は左足でヒルドルブ・ハイマークの
センサーユニットを足蹴にしつつ、着地した。スーマの高笑いが聞こえた、キャ
ノンをセンサーユニットに向ける。俺は咆哮しつつ、スロットの5番を開いた。

 ヒルドルブ・ハイマークが、近接格闘形態へと変形する。仕込んだバネの力は
凄まじく、その巨体に見合わぬ速度で、要するに足蹴にしたザクキャノンごと、
それを跳ね上げた。ザクキャノンは溜まらずに跳ね飛ばされたが、俺はそれで追
撃を止めなかった。近接格闘形態から、更に主砲をパージする。ヒルドルブ・ハ
イマークの、展開された上半身の腕を前に伸ばしつつ、機体をザクキャノンへ向
け、加速させた。

 「なんだ、ぁああ!?」

 墜落しそうだったザクキャノンストライクは、一度、ヒルドルブ・ハイマーク
の上部装甲に当たり、跳ね上げられた。それをヒルドルブの”両手”で抑え込む。
短くなったとはいえ、主砲はまだ生きていた。ザクキャノン・ストライクのコク
ピット付近を、それはうまい具合に照準していた。

「貴様など、この一発有れば十分だな・・・!」

 そして、ヒルドルブ・ハイマークの主砲は火を噴いて。ザクキャノン・ストラ
イクの上半身は、そのまま吹き飛んだ。
6.
 …ようやく、ガンタンクの全身が何とか、組み上がる。予選決勝での、歓声と
興奮を思い出している場合では無く、時間はもう、ない。後はスミ入れで、どれ
だけ”表現”出来るか。バッグの中にはまだ、”お守り”として持ってきた「ザ
クタンク」がある。ふと、祈るような気持ちでそれに目を落としつつ。設備も心
もとない控室で、自分はスミ入れを始めた。開始まで、後、一時間も無かった。


 ガンプラバトル世界大会、第一ピリオド。俺のガンタンクは宇宙空間で、それ
でもグフカスタム高機動仕様、そしてジムクェイルを撃破しては見せた、が。S
Dのキャプテンガンダムに遠距離から撃ち抜かれ…大破。第一ピリオドを制する
事は、出来なかった。試合終了後、気を落とす俺の周りに、ネットのSNS「砂
漠友の会」の”仲間”が集まる。

「・・・まあ、気を落とすなよ。次が、あるさ」
「そうそう。ロワイヤルならチーム戦が出来る、砂漠にじんどりゃ、俺らに叶う
奴らはいねーよ?」

 ねぎらいの言葉は嬉しかったが、とは言っても。”連中”も流石に今回は、デ
ザート仕様に拘りは無く。ティエレン・タオツーやらヴァイエイトやら、微妙に
砂漠とは関係の薄い機体を選択していた。ともかくヒルドルブ・ハイマークが大
破してしまい、ガンタンクも撃破された今。今から次の機体を用意するのは勝算
として無理があった。バックから取り出し、その箱を開ける。残った機体はこの、
「ザクタンク」だけだった。


・・・選手村に置かれたBFベースでの、テストバトルでは。それはむしろ、ガ
ンタンク以上の戦いをして見せて、くれた。もしかしたら・・・これで次は勝て
るかもしれない?或いはヒルドルブが直るまで?淡い期待に、消えつつあった闘
志は、再び俺の中で、燃え上がっていった。


 第2ピリオド、「ロワイヤル」が始まる。砂漠に陣を張った「砂漠友の会」の
前に、一輪のバイクに乗ったガンダムタイプが接近してきた。優勝候補の一角、
リカルド・フェリーニ!?だが、ここは砂漠だ、俺達の庭である・・・。奴を崩
せれば大きな障害は一つ消え、このバトルを取れる!

 俺達は、俺はザクタンクを駆り、走り出していた。


「ガンダムビルドファイターズ外伝 〜オーサ・ルーサの軌跡〜」終
525通常の名無しさんの3倍:2013/12/20(金) 21:12:23.01 ID:W7ZoJppE
ふむこう言うのがSSだよね
面白かったよ
526通常の名無しさんの3倍:2013/12/20(金) 21:58:12.99 ID:???
いいなぁザクタンクまでの経緯
面白かったわ
ヒルドルブのHG化はバンダイさんに期待していいんだろうか…
527通常の名無しさんの3倍:2013/12/21(土) 08:44:53.85 ID:HJtMxrXI
乙乙。1シーンであえなく退場していったファイター達一人一人にもこういうバックグラウンドやガンプラに対するこだわりがあるんだと考えると面白いよね。
BFは2次創作のしがいがある作品だと思えるわ。
528通常の名無しさんの3倍:2013/12/21(土) 09:07:28.47 ID:???
読んでくれた方、ども_(-_-_)
でも、やってみると意外と良いとも悪いとも言えないし・・・、
思いがけない凡ミス?もしてる。でもまあ、いいかw。
529通常の名無しさんの3倍:2013/12/21(土) 11:59:53.93 ID:???
投下乙です、真剣な遊びっていいよね
530通常の名無しさんの3倍:2013/12/21(土) 16:31:23.22 ID:???
>>529
レスをこれだけ貰ったのは初めてだから、そういう意味では自分としては「今までより売れた」けどね
ミネルバの宇宙を航行最中に異変が起きたのはその時だった・・・・
突然目の前が光に包まれたのだ!
ミネルバのクルー達は突然の異変になすすべなく大混乱した
タリア「アーサー何がおこったの!?」 アーサー「分かりません!」
混乱するブリッジ、クルーはみんな猛スピードで最悪の事態に備えていた。
ヴィーノ「グーグー・・・・」  ヨウラン「寝ぼけてる場合か!」
異変に気付いたシンがブリッジに凄まじいスピードで駆け上がる
シン「なんだっていうんですか!一体!!」 レイ「ッ!・・・落ち着けシン」レイも来ていた ルナは寝ていた。
議長「フッ・・・」議長の目だけが妖しく光り全てを悟った目をしていた・・・

光が消えて辺りが見渡せるようになった時、最初に異変に気付いたのはレイだった
見ず知らずの艦が30隻こちらに向かってくるのだった・・・
タリア「なにあれは!」クルー「分かりません!」
アーサー「所属不明機です!」クルー「数は・・・・アッ!!」
シン「俺ちょっとデスティニースタンバイしておきます!」
レイ「俺も行く・・・」  ルナ「アタシも!」  議長「よしわかった」
新たな戦いの火蓋が機って落とされようとしていた・・・・(CM)
ヘンケン「なんだここは!」ブライト「なにをしている!」
サエグサ「イテテ!」チェーン「なんなの!?」
ハサウェイ「オヤジちゃんとやれ!」
なんと突然現れた30隻の戦艦の中には
アーガマ、ラー・カイラムの姿もあったのだ。
カミーユ「なんだ?・・・所属不明艦が前方にある!」
ジュドー「カミーユさんガンダムで出ましょう!こんな所でボーっとしてられるか!」
トレース「まてジュドー!!」カツ「いや、僕も出る!やな予感がする!」
エマ「待ちなさい!まだ状況が良く分からないのよ!?」
アムロ「いや、彼らの力を信じよう。恐らく前方の敵は敵だろう・・・」
ブライト「ニュータイプの感という奴か?」アムロ「そんなところだ」
ジュドー「ジュドーアーシタ、ZZ出る!」(シュゴォ!)
カツ「リガズィ出る!」ヘンケン「誰だ!」カツ「カツです。すいません」
そしてミネルバ・・・
タリア「嘘!何か出てきた!!」アーサーは逃げた
ヴィーノ「ガンダムじゃないか!?ヤバイ!」
ヨウラン「確かにあれはガンダムだ!こちらには攻撃の意思が無いのに酷すぎる・・・」
シン「クッ!シンアスカ、デスティニー行きます!」(ビーッ、シュバッ!)
レイ「レイ・ザ・バレル、レジェンド出る!」(ビーッ、ドシュッ!)
ルナ「ルナマリア・ホーク、コアスプレンダー発進します!」
カツ「なんかきた!」ジュドー「ガンダム!!?最新機!?」
カツ「けどこちらのMSの数は軽く60機を超えてるんだ!負けるわけ無いだろ!!」
リガズィのビームがデスティニーに放たれた!(ズキューン!) だが即座に切り払うデスティニー
シン「また戦争がしたいのか!!あんた達はー!」
議長「・・・フッ(君の姿は〜僕に似ている〜歯止めの利かなくなる)
議長「争いは時として人間の本質でもあるな・・・」
(空が怖くな〜って君の姿は〜)ED画面になる
次回に続く・・・
シン「いい加減にしろ!」(シュルル!!)
(シュン!)カツ「当たらないよ!」一応避けるリガズィ
カツ「全然大したこと無いじゃないかww」ジュドー「確かに」
しかしそれはなんとビームブーメランだった!
(ジュバン!!)カツ「うわああああああああぁぁぁ!!」
ジュドー「なんだって!あれがあのガンダムの必殺技か、やば過ぎる!!」
戻ってきたビームブーメランに八裂きにされるリガズィ!!カツは観るも無残な死に方をした
アムロ「なかなかやるな、だが相手にてのうちを見せるのは良くないな」
ブライト「余裕だなアムロ」アムロ「まぁな」チェーン(さすがアムロ・・・貫禄ね)
カミーユ「カツ−!!!!、よくも、よくも貴様らー!!」
いつの間にかZに乗っていたカミーユは何故かシンじゃなくルナを狙っていった
これはカミーユが無意識的に自分より弱いと思う人間に八つ当たりする事実上敗北宣言であった・・・ルナ「嘘!?ガンダムが来た!!」
シン「ルナーーーー!!」絶体絶命のルナマリア!!
ヘンケン「カミーユに続け!!主砲一斉発射!!」
クルー「敵の主砲が来ます!」タリア「こちらもタンホイザーの準備を!早く!!」
ヴィーノ「敵が主砲を撃ったらしいぞ!!」ヨウラン「なんだと!こちらには攻撃の意思は無いのに・・・」
(ゴーーーーン!!)直撃した!!タリア「被害状況は!?」アーサー「分かりません!!」
クルー「全然大したこと無いです!!」クルー「タンホイザー準備整いました!いつでもどうぞ!!」
ブライト「こちらも続くぞ!!撃てーーっ!!」 タリア「発射ー!!!」(シュギューン!!!!!!)(ズドォ!!!!)
お互いの主砲が放たれたところでCM
534通常の名無しさんの3倍:2013/12/21(土) 17:53:39.56 ID:???
もうこのスレ種禁止にしろよ
ふざけんなよ、おい
(シュゴガズガーーガガン!!!!)
凄まじい爆音と共に放たれた両戦艦の主砲はお互い目掛けて猛スピードで直進していった!!!
タリア「回避して!早く!!」アーサー「了解!」(スゴーーッ!!)
常識を超えた超高速で旋回するミネルバ・・・・・避けた!
タリア「被害状況は!?」アーサー「なんとも無いですよ!!」
タリア「良かった・・・さすがねアーサー」アーサー「い、いやそれほどでも」
クルー達「ははは」超絶体絶命の状況を乗り越え、一時艦内は和やかになったのだった・・・・
一方・・・・・
ヘンケン「早く避けろー!!」サエグサ「駄目です!間に合いません!」
必死で避けるネェル・アーガマ・・・・・・当たった!!
(ドゴゴーズーン!!)ヘンケン「うわー!!エマ中尉〜!!!」
サエグサ「グホッ!!やばい!」トレース「サラダ作り足りないのに〜!!」 ケーラ「トレースしっかりやんな!まだ沈んでないよ!あたしも出る!!」
ヘンケン「艦の被害状況はどうだ!?」サエグサ「第一ハッチから第30ハッチまで壊滅!!もう持ちません!!」
ヘンケン「なんとかしろ!それでもプロか!!」サエグサ「・・・・(チッ)・・・」 トレース「ヘンケン中尉は命令だけで何もしてませんが何か?」
ヘンケン「なんだと!?」サエグサ「もういいでしょう、あんたが居ると迷惑なんだよ!」
ヘンケン「!?」(ズギューン!!)ヘンケン「ウッ!!」
サエグサは右手に黒い銃をもっていた。艦内の雰囲気はもはや絶望的であったのであった。
カミーユ「うおおおォォォッ!!落ちろ〜!!」ルナ「そう簡単にやられるものですか!」
インパルスの射撃をかわしながら特攻するZ! Zとインパルスの距離が急激に狭まっていく!!
その時!インパルスの後ろからソードパックを付けたコアスプレンダーが高速で飛んできた!!
凄まじいスピードで迫ってくるZ!!どちらが早いか!!
(シューン!!)(ゴーッ!!)
カミーユ「間に合わない!!こうなれば!!」(ズゴー!ズゴー!ズゴー!)
Zの腕からあんとグレネイドランチャーが3発放たれた!!
インパルスの射撃は外れた!!シン「ルナーーーー!!」
(君のー姿ーはー僕にー似ているー)ED
エピソード3へ続く・・・・
ネェルアーガマでは撃たれたヘンケンに変わって銃を手に取るサエグサが指揮を執っていた。
サエグサ「あいつら強ェえな・・・もうパイロットはいないのか!?」
トレース「いや、まだプルとプルツーとイーノとビーチャとエルとモンドとルーとエマ中尉位しか居ないな・・・」 サエグサ「チッ・・・全部で8人か。ギリギリだな」
トーレス「ああ、だが向こうのラーカイラムには切り札があるからな」サエグサ「ククク・・そうだったな・・・もうこちら側の勝利は間違いないな」
ネェルアーガマの空気は悪そのものとなっていた・・・
一方ラーカイラムでも次第にミネルバに押されていることに気付いていた・・・
ブライ「カミーユとジュドーはこちらの最強クラスのエースなのだが押されているな」
ハサウェイ「オヤジ!俺が出る!」ブライト「却下!」
ハサウェイ「なんだと!!」アムロ「見苦しい親子喧嘩は即止めろ・・・」
ビーフジャーキーとワインを飲み食いするのに飽きたアムロが居た。
ブライト「そういうアムロもいつまでも出撃しないのは敗北宣言なのかな?」
ブライト「アッ!!」ブライトはアムロノ格好を見て腰を抜かした・・・なんとパイロットスーツを着ていたのだ!
チェーン「アムロ・・・とうとうやるのね?」チェーンはアムロの放つ危険な空気に圧倒されていた。
アムロ「やるんじゃない・・・ 殺 る んだ」(ギロッ!!)
(カツカツカツカツ)アムロは格納庫に行った。
ブライト「奴等はとうとうこちらの切り札を怒らせてしまった・・・ 大 変 な 事になるぞ・・・・」
ハサウェイはオーラの凄さに失神していた。その時格納庫のνガンダムから通信が入った。

アムロ「ブライト、ラーカイラムに搭載されてる核を全部用意してくれ。」
ブライト「なんだと!!?4発全部か!!」アムロ「当たり前だ、それとダミーの核もな」
ブライト「なんだと!!?何をする気だ!」アムロ「ククク・・・祭りに花火は必要だろ?」
アストナージ「ケーラの敵取るのお願いしますよ!!」アムロ「まぁそう焦るな、確実になぶり殺すから安心してくれ」
アムロ「アムロ・レイ、νガンダム発進する!!」(チュン!!)凄まじいスピードで発進するνガンダム!!
サエグサ「オーーーッ!!アムロが出たぞ!!」トーレス「こちらもプルとプルツーと、とりあえず全員出そうぜ」
サエグサ「そうだな一気に勝負に出るか・・・ギャハハ!!」 エマ「了解したわ!みんな出るわよ。」ビーチャ「がってんだ!」
その時風呂から出たプルはチョコパフェを食べていた・・・
プル「ジュドーと遊ぶのも面白そう!」エマ「早くしなさい!アタシが最後に出撃するわ・・・」
(ゴゴーズビューデュグーン!!!)一気に7機出撃するネェルアーガマのMS!!
そして最後エマの乗ったスーパーガンダムが出た!!だがいつまでも移動しようとしない!
サエグサ「なに考えてんだ!部隊指揮はお前がとんのにのたくたすんな!!」
トーレス「いや、待て。この船の護衛MSも必要だろ」サエグサ「いけね、そうか」
トーレス「いや、様子がおかしい!!」サエグサ「何考えてんだババア!!」
その時スーパーガンダムのロングレンジライフルがネェルアーガマに向いていた!!
(君のー速さーはー僕に似ているー)ED
537通常の名無しさんの3倍:2013/12/21(土) 17:54:57.72 ID:???
職人の名を騙るとか最悪だなこいつ…
538通常の名無しさんの3倍:2013/12/21(土) 17:55:29.44 ID:???
この連投が終ったら自演マンセーするんだろうな
(キュイィーーッンン!!)ハイメガランチャーの銃口に光が集まる!
カミーユ「落ちろォー!!」その先にはやはりルナが居た。ルナ「えっ!?また私なの!もういい加減にしてよ!!」
ジュドー「火力ならZZの方が上だぜ!」ルナを徹底的に付狙う2体のガンダム
ルナ「挟まれてる!」ジュドー「食らえェッ!!」(ボビュボビュ!ビューン!!)
30発のミサイルとダブルビームライフルを同時に放つZZ!!(ヒュン!!シュシュシュヒュン!!!)
紙一重できわどくかわすルナマリア!しかし避けた先にはチャージの完了したハイメガランチャーを構えるZガンダムが居た!
カミーユは最高とされるニュータイプ能力で先読みして待ち構えていたのだった!!
カミーユ「いけーッ!!」(ガチャン!!)構えるZガンダム
ルナ「嘘でしょ!!」カミーユ「落ちろーっ!!」ルナ「きゃあああああああああぁぁぁッ!!」
前の時は実弾だからPS装甲で助かったものの今度はビームなのでどうしようもない!
恐怖のあまり目をつぶるルナマリア(もう駄目ェーーーーッ!!)


ところが来るはずの衝撃がいつまでたっても来ない・・・ルナは恐る恐る目を開けたのであった。
ルナ「アッ!!!」ルナは衝撃の光景を目の当たりにした!!
本来ならビームが放たれているはずの銃口にはなんと巨大な剣が突き刺さっていた!!
シン「決めたんだ!!ルナは俺が守る!!」ルナ「シン!!」
カミーユ「何ーーーーー!!!」慌てて爆発しそうなハイメガランチャーを手放すカミーユ
(ボカーーン!!)ハイメガランチャーは爆発した!!ジュドー「いくつ武装があるんだ!!もうZZは超えてるぜ!!」
シン「今度はこっちの番だ!!!」デスティニーの手が眩く光る!!
ジュドー「ハイパービームサーベルで!!」(シュボウン!!)
カミーユ「貴様は俺が!!」(ビュン!)2機の狙いがデスティニーに集中した!!
ルナ「今の内にブラストシルエットをお願い!!」しかしファンネルが安心したルナを狙っていた!!
アムロ「さーてまずはお前から殺害させてもらうか・・・」
不気味に微笑むアムロ(CM)
アーサー「いや〜全然わかりませんね」タリア「全然頼りにならないわねあなた」
アーサーは自分の不甲斐なさに涙をこぼしそうになった、だがすぐ忘れた
ギル「止めないか、こちらも状況がよく分からない以上どうにも動きようが無いな」
タリア「こちらに議長がいる以上レイを艦の護衛からはずすことも出来ないし、困ったものね」
ギル「ふむ、どうしたものか・・・」慎重な上に頭の回転の速いクルーの多いミネルバは動けずにいた。
 所変わってシンも動けずにいた
シン「どこまで汚いんだお前等ー!!」ジュドー「あのねェ、もうちょい自分の立場を考えたらどうなの?」
アムロ「ククク・・・どうせ今死ぬか後で死ぬかの問題だ、最後くらい好きにさせてやれ」
シン「なんだと!!」(ズババッババッバア!!!)
ルナ「キャアアアアアアアァアア」シン「わかったからもう止めろ!」
カミーユ「全然わかってないなコイツゥ!!!」(ズゴボガッ!!)
シン「グアアアアァァ!!」カミーユ「ふざけた態度をとるのを止めろって話をしたばかりだろうが!!」
いきなり至近距離からグレネードランチャーを叩きこまれたデスティニーはなすすべも無く直撃した!!
アムロ「まァいい、その翼を持ったガンダムでお前の艦を攻撃しろ…」
ジュドー「そいつはいいや!!」シン「何考えてん(バキガ!!)グァッ!!」
話が終わらないうちにZガンダムに至近距離でぶん殴られるデスティニー!!
カミーユ「口答えをするなといってるんだ!!いい加減覚えろ!!もうコイツ殺しましょう!」
ハイメガランチャーを壊され、カツを殺されたカミーユは完全に理性を失っていた。

アムロ「いい加減にするのはお前も同じだカミーユ」カミーユ「すいませんでした」
ルナ「シン、私のことはいいから早くミネルバにこの事を伝えて・・・」
シン「それはできない・・・何があっても君を守ると決めたんだ俺は」
ルナ「シン・・・」シン「(なんとかレイと接触さえすれば・・・)」
ルナ「キャアアアアアアアアアアアア・・・・・・・・・・(ガク・・・)」
痛みに耐えきれずにルナは気絶した。シン「まだ何もしてないじゃないか!!」
カミーユ「お前の考えは全部筒抜けなんだよ!救いようの無いゴミが!!」
シン「なんだと!!どういう事だ!」ジュドー「カミーユさんは最高のニュータイプだからね」
アムロ「こちらは君の考えを全て読むことが出来るんだよ、信じるかどうかは別だがね・・・」
シン「ならやるしかないじゃないか!」超危機的状況に焦るシン!!
アムロ「そういう事だ後30秒以内にお前の艦に攻撃を仕掛けろ」
アムロ(敵艦には今7機のMSと4発のダミー付き核、それに翼ガンダムが攻撃を仕掛けるな。)
(君の〜姿はー僕に似ているー)
アムロ「ククク・・・」アムロの不敵な笑みは広い宇宙に響き渡った・・・
ED
541通常の名無しさんの3倍:2013/12/21(土) 17:58:23.64 ID:???
最高に面白い
早く続きが見たい
542通常の名無しさんの3倍:2013/12/21(土) 17:58:50.59 ID:???
>>528
次からはHNとトリップつけなされ
キチガイ朝鮮人に寄生されたみたいだから
543通常の名無しさんの3倍:2013/12/21(土) 18:00:51.86 ID:???
最高に面白くないです
0点
544通常の名無しさんの3倍:2013/12/21(土) 18:01:35.98 ID:???
>>538
ビンゴでしたな
545通常の名無しさんの3倍:2013/12/21(土) 18:06:21.41 ID:???
なぁもう種ネタはNGにしないか?
546通常の名無しさんの3倍:2013/12/21(土) 18:07:54.79 ID:???
>>545
種ネタNGにするか、職人さんにはHNと鳥必須にして貰うか
どちらかしかないと思う
547通常の名無しさんの3倍:2013/12/21(土) 18:11:22.71 ID:???
馬鹿一匹の為に種ネタNGは流石に締め付けすぎだと思うぞ
鳥とHN必須で良いんじゃね?
そうしとけば自演マンセー馬鹿もNGしやすいし
548通常の名無しさんの3倍:2013/12/21(土) 18:18:18.41 ID:???
作品の出来以前に
他人の名前を騙るって行為が許せん
一体何考えてんだ、このバカは?
549通常の名無しさんの3倍:2013/12/21(土) 18:22:02.87 ID:???
鳥コピペで成り済まして2ちゃんに来ない宣言するクズに今更…
550通常の名無しさんの3倍:2013/12/21(土) 18:24:25.30 ID:???
こいつが来なくなるまでの間は種ネタNGでこいつが来なくなったら解禁って感じにしたら良いんじゃないか?
551通常の名無しさんの3倍:2013/12/21(土) 18:25:15.16 ID:???
種自体は割りと嫌いじゃないんだが
種ネタを使う人間がこういう下劣な行動を繰り返すと
種自体の印象が著しく下がる事にしかならない
正直迷惑だ
552通常の名無しさんの3倍:2013/12/21(土) 18:26:16.04 ID:???
>>550
種ネタ解禁になった途端に湧くだろ
こいつ殆ど新シャアに常駐してんだぞ
553通常の名無しさんの3倍:2013/12/21(土) 19:14:42.57 ID:???
>551
あんましこういうこと言いたくないけど
種自体作品としてのレベルが低いから
こういうのが湧いて粘着するんだろ

もっともこいつ前はガンダム関係ない変な萌えアニメネタで荒らしたからな
種NGにするよりはID出し徹底した方がいいと思う
554新人スレ住人 ◆tOSpv3Q.fqF6 :2013/12/21(土) 20:16:42.89 ID:k+aJAhTl
>>519-524さん、投下乙であります。
種、種運命、00、劇00、AGEに続きBFのSSをここで読むことができたことを
嬉しく思います。

そして主人公がもらった機体がザクタンクと聞いて
自分が初めて買ったプラモがザクレロであったことを思い出しました。
何だかいろいろ懐かしさを感じるSSでした。
ヒルドルブ、自分も欲しいですねえ…

ところで現在当スレはご覧のとおり
>>81
の状況にあります。

ですのでお手数ですが次回投下より
>>42
されることをお勧めします。
なお、以前トリップ情報が流出しましたので、
#○○○○に本名や電話番号、メールアドレスなどの個人情報を用いることはやめた方が良いかと思われます。
次回作の投下があることを楽しみにしております、GJ!
555通常の名無しさんの3倍:2013/12/21(土) 21:12:58.74 ID:???
>>542
しばらくは書けないと思うから、まあこの辺で
556通常の名無しさんの3倍:2013/12/21(土) 21:19:56.55 ID:???
逆襲のシン・アスカなんてスレもあるくらいだから種世界のアフターを妄想する分には楽しいかも。
登場人物(特にラクシズ)はアニメ版以上に人間らしくなる面白いSS多いし。
557通常の名無しさんの3倍:2013/12/21(土) 23:30:28.82 ID:BnrHNLfa
なんだShoumonaiSinyaの脱糞か
558黒鋼の巨神 ◆ZaTBpjlBRY :2013/12/22(日) 01:30:47.21 ID:???
注意:このSSは作者が解禁前のガンプラ情報から妄想によって作り上げたものです。実際の商品とは内容が異なります。

『暗黒との遭遇』1

ZEXISの一員としてアイム・ライアードによって引き起こされたインサラウムとの戦いを終えたソレスタル・ビーイング(以下CB)は
黒の英知に記されたバアルの襲来に備え、元の技術を同じくするコロニー側のガンダムとともに機体の改修作業にあたっていた。


「イアン、エクシアの改修プランが仕上がったと言うのは本当か?」

CBとしてはぐれ次元獣やテロリストの鎮圧に当たっていた刹那はイアン・ヴァスティからの連絡を受け、トレミーの
格納庫へと足を運んでいた。

「これは……ガン……ダム……?」

そこにあったものは今までとはかけ離れたエクシアの姿。

エクシアと言うにはあまりに尖り過ぎ、ゴテゴテとして重くそして痛々しすぎる、まさに厨二病デザインであった。

エクシアの設計コンセプトは人間に限りなく近づけた柔軟な動作での近接格闘戦機体であり、動きを阻害しないように
装甲自体は薄めに設定されている。が目の前のエクシアは紅と蒼で塗装された天使の翼を模した肩アーマーを付け、
胴体部分に神話の戦乙女のような板金鎧、左腕に十字型の盾、腰には紅と蒼に染められた二本の実体剣を装備して
エクシアと言えるのはあまり変更が加えられていない顔の部分だけなのである。
559黒鋼の巨神 ◆ZaTBpjlBRY :2013/12/22(日) 01:32:43.28 ID:???
『暗黒との遭遇』2

「来たか、刹那」

気づくとエクシアの肩の高さまで上げられた作業用タラップにイアンが立っていた。照明のせいか彼がかけているメガネだけが
光り、妙にうさんくさいオーラを出している。

「イアン、このエクシアは……エクシアに一体何をした……?」

刹那はいつもと雰囲気の違う彼をいぶかしみながら訊ねる。

「こいつはエクシアダークマター、ワシの最高傑作だ」

「ワシはコロニーのガンダムを改修するためにそれらを作った五人の博士達の過去の研究データを閲覧し、考察を重ねたが
 どうにも煮詰まってしまってな。そんな時にふとユニオンの技術者である彼がした事を思い出した」

ユニオンの技術者というと刹那にも覚えがあった。スメラギの学生時代の同期であり、一時期、彼女が一緒に暮らしていた男
ビリー・カタギリ。彼はウイングゼロの調査中にゼロシステムによってスメラギへの疑念が拡大し、アロウズに参加していた
のだった。ヴェーダ奪還ミッション中に刹那が起こしたライザーバーストによる意識共有でスメラギと和解した後は宇宙船CB号
の管理・調査を任されていたと記憶している。CB見習い隊員であったクロウに声が似ていたのもあってよく覚えている。
560黒鋼の巨神 ◆ZaTBpjlBRY :2013/12/22(日) 01:35:25.83 ID:???
『暗黒との遭遇』3 終了

「まさか……」

「そうワシはゼロシステムによってヒントを得て、このエクシアダークマターを作り上げた。
 GNミストアーマーはシングルドライブの状態でも量子化を可能にする特殊追加装甲。
 GNパワーシールドは大型GNコンデンサを内蔵し、従来のエクシアの二倍の粒子貯蔵を可能にする。
 一対の実体剣であるプロミネンスブレイド、プライニクルブレイドは炎と氷が合わさり相手は死ぬ」

エクシアダークマターの機体説明をして悦に入っているイアンは正気ではない。そう悟った刹那は鍛え上げた肉体を使って
タラップを駆け上り、イアンを当身で気絶させるのだった。


後日、医療ポッドを使用した部分的な記憶消去治療によってイアンは正気を取り戻したのだが診断結果からノイローゼ気味
であった事が分かり、特に処分はされずエクシアダークマターはパーツごとに解体されて凍結保管されたのであった。
561黒鋼の巨神 ◆ZaTBpjlBRY :2013/12/22(日) 01:37:48.02 ID:???
これにて終了。ネタを思いついたので投稿させてもらいました。
562通常の名無しさんの3倍:2013/12/22(日) 02:25:43.40 ID:???
あんたはもしかしてM…嫌何でもない
面白かったよ
563通常の名無しさんの3倍:2013/12/22(日) 08:38:49.24 ID:???
おやっさんがウリバタケさんみたいになっとった…w
ゼロシステムもなんてもん見せてくれるんだwいいぞもっとやれ
564通常の名無しさんの3倍:2013/12/22(日) 13:25:36.09 ID:???
ビルド系の逆輸入か、良いなコレww面白いわ
565通常の名無しさんの3倍:2013/12/22(日) 15:26:13.22 ID:???
その日大天使高校の紅白戦が行われた
ピッチャーは煌、対するバッターは宗男
煌は投球練習もせずに主審にプレイするようにと申告した
宗男は自分の投げる球が全て読まれている
少しでも時間を与えればそれだけ相手に作戦を練る時間を与え不利になる
宗男への対策はとにかく考える時間を与えずテンポよく投げることだ
主審「ストライーク!」
煌の放った速球は音があとからやってくる音速を超えた直球だ
まともなバッターでは捉えることが困難で宗男もわかっていても手が出ない
宗男「ははっいい速球だ」
2球目 バットをかすめるような鈍い音がしボールがキャッチャーの前に転がる
宗男のセーフティバントだ
宗男が猛スピードで1塁めがけて走るがキャッチャーがボールをすぐに拾い宗男に向かってなげつける
ボールは間一髪のところで宗男にぶつかりアウトという審判の声があがる
566通常の名無しさんの3倍:2013/12/22(日) 15:38:10.26 ID:???
宗男「いいかお前ら 初級は振るな とにかくあいつに球数を多く投げさせるんだ」
宗男の声がグラウンド内に響き渡るが…
カィン!
煌の投げたボールはミットに収まらずバットにあたり小フライになる
煌はストライクを放らずにバッターボックスに立つバッターが握ったバットにわざとあて
それで1球でアウトをとり相手の戦術を逆手に取り逆に崩しにかかった
3番も同じようにアウトになり攻守交代となる
「1番…ファースト、閼伽井 才」
眼鏡をかけ髪を茶に染めいかにもスポーツマンらしくない外見の選手がバッターボックスに立つ
大天使高校で目立った活躍もなくずっと控え選手で影が薄い彼に油断した控えピッチャー洲角 和は
コースが甘めのカウント稼ぎのシンカーを投げる
「え?」
そのボールを才が真芯でとらえ観客10万人を超える満員の観客スタンドにボールを叩き込む
先頭打者ホームランだ
一斉に観客が湧きあがる
その歓声の中高らかに握りこぶしをあげダイヤモンドを一周する才
567通常の名無しさんの3倍:2013/12/22(日) 15:45:34.58 ID:???
何これ全く面白く無いんですけどw
568通常の名無しさんの3倍:2013/12/22(日) 15:45:38.88 ID:???
マリュー「ふふ」
才の完璧なホームランを見て女神のように微笑むマリュー
初級を完璧に捉えられ地面に膝を付け愕然とする和
もはや勝負は決したという雰囲気だった
宗男「ピッチャー交代だ 俺が出る
州角、お前は守備につけ」
思わぬ選手交代にグラウンド内がどよめく
宗男にピッチャーの経験はなくその宗男がマウンドに上がったのだから当然か
しかし宗男には抜群のセンスがあり肩も強く送球の精度も高い
もしかしたらピッチャーもできるのではないかという考えはナインにもあった
宗男「うおおおおおおおおおおおおおおおおお」
バッターの手元でボールが右に左に上に下に不規則な変化を続けバットが空を切る
宗男「見たかこの縦横無尽の変化球を これが俺の空間認識能力を駆使したガンバレルボールだ」
569通常の名無しさんの3倍:2013/12/22(日) 15:46:34.84 ID:???
やべえ面白い
ガンバレルボールの真相がすごい気になるb
職人さん忙しいだろうから無理せず頑張って
570通常の名無しさんの3倍:2013/12/22(日) 15:47:11.02 ID:???
無趣味で楽しいことなんて何もなかった俺だけど
この職人さんのSSで生きる希望が持てた
マジ頑張れ
571通常の名無しさんの3倍:2013/12/22(日) 15:47:44.61 ID:???
甲子園編が見たいけどいつになるかな
気長に待ってます!
572通常の名無しさんの3倍:2013/12/22(日) 15:49:34.39 ID:vjFzUHDM
このスレID出し強制にした方が良いと思うんですけど皆さんどうですか?
573通常の名無しさんの3倍:2013/12/22(日) 15:53:37.30 ID:???
このSSのお陰でがんの中生きる希望を失ってた婆ちゃんに笑顔が戻ったよ
ありがとう
この職人さんがプロのスカウトの目に止まり
もっと多くの人に勇気を送ってくれるよう祈っています
574通常の名無しさんの3倍:2013/12/22(日) 15:54:53.02 ID:jbUA4vo/
もうずっとID出しでいいでしょ。
荒らしにレス数割くのも下らないし。ID出しを徹底させれば禁歌だって巣に引き篭もって出てこなくなるだろうさ。
リアルでも引き篭もりでネットでも引き篭もるとか面白い冗談だな全くw
575通常の名無しさんの3倍:2013/12/22(日) 15:58:05.81 ID:???
だからそこまでするなら自サイト立てて
自分が嫌いな奴は完全規制して独裁すればいいだろ
徹底てきにやるならそれくらいしないとダメ
わざわざ2chに拘る理由がないだろ
576通常の名無しさんの3倍:2013/12/22(日) 15:59:36.03 ID:???
そうだな…
シベリアでは落ちたしやっぱここの住民の殆どが自演だったんだろう
577通常の名無しさんの3倍:2013/12/22(日) 16:00:07.77 ID:???
2chに拘る理由も自演がしたいからなんだろうなぁ
自サイトでIP出しを拒否するのは
578ガンダ ◇OqUi2F7N76:2013/12/22(日) 16:00:59.56 ID:???
ID出し早めてくれ
俺の自演がばれてしまうからorz
579121-84-106-115f1.hyg1.eonet.ne.jp:2013/12/22(日) 16:02:39.84 ID:vjFzUHDM
馬鹿の自演はどうでも良いので投票で決めましょう
ID出してフシアナして反対か賛成か書き込んで下さい
時間は5時30分までとします
俺は賛成です
580通常の名無しさんの3倍:2013/12/22(日) 16:04:21.94 ID:ccPNM81T
反対
581O104177.ppp.dion.ne.jp:2013/12/22(日) 16:05:44.00 ID:wlsBwN2W
>>579
その馬鹿直々に早くID出ししろやゴルァッって来てるんですがどうしましょう?
582fushianasan:2013/12/22(日) 16:06:06.31 ID:PC0mAgI1
さんせいのはんたいのはんたいですわ
583どうしてAKBはKARAに負けたのか:2013/12/22(日) 16:07:29.53 ID:???
反対だな
584新人スレ住人 ◆tOSpv3Q.fqF6 :2013/12/22(日) 16:08:10.72 ID:RXke3WwK
>>579
三連休に5時半までというのは性急に過ぎ、また一部のみでの独裁になりがちです
ID出しは賛成しますがフシアナまでする必要は感じません
荒らしの自演分は一目瞭然ですので
投票と仰るならば告知の後、平日を挟んで数日間で行っていただきたいと考えます
585通常の名無しさんの3倍:2013/12/22(日) 16:08:50.74 ID:???
他人にルール強要すんな
自分のサイトでやれ
ルール強要は不快な人もいるだろうしどうしてもやりたいなら自分で掲示板立ち上げな
586softbank219172220191.bbtec.net:2013/12/22(日) 16:09:13.63 ID:jbUA4vo/
賛成です。
もう禁歌は死ねばいいのに。
587新人スレ住人 ◇tOSpv3Q.fqF6:2013/12/22(日) 16:09:43.04 ID:???
ていうかID出し自体必要ないでしょう
この議論は凍結します
議論を行う人を荒らしと判断しましょう
588新人スレ住人 ◇tOSpv3Q.fqF6:2013/12/22(日) 16:11:28.36 ID:???
>>585
あなたの言うとおりです
運営側で決められたローカルルールを守っている以上何も問題がないでしょう
皆が気持よく利用できるためにも勝手なルール強要はやめるべきだと思います
589通常の名無しさんの3倍:2013/12/22(日) 16:12:20.02 ID:???
590通常の名無しさんの3倍:2013/12/22(日) 16:12:39.60 ID:wlsBwN2W
ずいぶんと太い文字ですね
591KHP059140005020.ppp-bb.dion.ne.jp:2013/12/22(日) 16:18:09.08 ID:PC0mAgI1
こうか
まぁどのみちID出し賛成で
592通常の名無しさんの3倍:2013/12/22(日) 16:18:11.40 ID:vjFzUHDM
それじゃ23時59分までとしましょう
593新人スレ住人 ◆tOSpv3Q.fqF6 :2013/12/22(日) 16:20:28.02 ID:RXke3WwK
>>587-588
自分はこらから仕事がありますので失礼しますが
現在の籠手鳥の◇を◆にしてから責任と良識ある発言をお願いいたします
成りすましによる自演はルールを守っているとはいえません
594通常の名無しさんの3倍:2013/12/22(日) 16:23:09.41 ID:???
新スレ住民のエア出勤wwwwwwww
カレンダー見てみろよお前wwwwwwww
今日は日曜日だから休みだってのwwwwwwww
ニートだから曜日感覚ゼロなんだろうが日曜に出勤とかエア出勤バレバレだぞwwwwwwwwwww
595通常の名無しさんの3倍:2013/12/22(日) 16:26:21.83 ID:jbUA4vo/
日曜日の夕方だからみんながみんな休みとは限らない。
これからアルバイトって人もいるし、正社員でもシフト入ってて今から仕事なんて人間もごまんといる。
そんな簡単な事もわからないのは今まで一度も働いたことのないニートだけ。
59640.CH29.cyberhome.ne.jp:2013/12/22(日) 16:27:31.02 ID:B8LC91OM
ID出しに賛成
597通常の名無しさんの3倍:2013/12/22(日) 16:28:31.58 ID:wlsBwN2W
594は自称クリニック経営者さんだそうです
598新人スレ住人 ◆tOSpv3Q.fqF6 :2013/12/22(日) 16:30:25.41 ID:RXke3WwK
>>558
このような状況下ではありますが、投下乙でした。
まずは感想を書こうと思ったらこの有様で、順番が前後してしまい失礼を致しました。
厨二っぽいデザインのエクシアダークマターが精神を病んだイアンの手によって
なったものという設定にクスリとさせて頂きました。
設定の熱い語りも褒め言葉ですが病んでいてまた…

とりあえず自分も正月はビルドストライクとベアッガイVを組む予定でいますが
ダークマターも発売が楽しみです。
599黒鋼の巨神 ◆ZaTBpjlBRY :2013/12/22(日) 16:51:16.54 ID:8OzhGMUS
まずは感想をくれた方々に感謝を。

ID表示に関しては賛成に投じさせていただきます。
600通常の名無しさんの3倍:2013/12/22(日) 17:03:01.97 ID:???
ハス太ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
601通常の名無しさんの3倍:2013/12/22(日) 23:59:12.81 ID:vjFzUHDM
では反対意見0ですので
ID出しで行きましょう
次スレを立てる方はテンプレの変更をお願いします
602新人スレ住人 ◆tOSpv3Q.fqF6 :2013/12/23(月) 00:40:42.40 ID:sJMMseJe
ただいま戻りました

それでは規制がなければテンプレどおり450KBを越えましたら
告知の上自分が籠手鳥ID共表示の上新スレを立てさせていただきます
現状やむを得ない措置とご理解ください

なお、成りすましによる内外板でのスレ立て
ID表示以外に恣意的にテンプレを改変したスレに関しては全て偽スレとして放棄致します

職業柄この時期休みがないので不定期にしかのぞけませんが
できる限りのことはしたいと考えます
603通常の名無しさんの3倍:2013/12/23(月) 03:24:39.99 ID:4w0LxwvS
望みが叶って良かったね回廊川禁歌ちゃんw
604新人スレ住人 ◇tOSpv3Q.fqF:2013/12/23(月) 09:15:10.96 ID:???
つまり種に嫉妬する00厨の癌豚が
家族の携帯で多数派工作がばれて発狂か
これからもID無しでいきますのでよろしく
605通常の名無しさんの3倍:2013/12/23(月) 09:42:35.70 ID:uZIW0P9V
お前そんなことやってたのかよ
馬鹿じゃねーの




いや馬鹿未満か
606通常の名無しさんの3倍:2013/12/23(月) 10:30:11.85 ID:5Payr/Ft
正確には以前からスマホ、vita、糞ノートPCで工作やってるよこのクズ未満の阿呆は
607通常の名無しさんの3倍:2013/12/23(月) 11:44:16.99 ID:???
煌「ガンバレルボール…こいつは脅威だ」
ガンバレルボールの縦横無尽の変化を捉えられずすぐに攻守交代だ
紅白戦は5回までで延長なし 10点以上でゴールドゲームが成立してしまう
お互いのピッチャーが0点におさえればそれでゲームは成立するが
それでは意味が無い
この試合は選手の能力を見定めるためのものですでにスタメンの座が定着してる二人に活躍されては意味が無い
そう判断したマリューが選手交代を告げる
マリュー「両チームピッチャー交代 Bチームは閼伽井君、Aチームは州角君」
宗男「おいおいどうしたってんだよ俺はまだ1回しか投げてないぜ?」
宗男はぶつぶつと文句を垂れながらも指示に従う
そういうところはしっかりしているのが成人らしく煌も何も言えなかった
モブキャッチャー「ピッチャーの経験は?」
才「中学生の時に少しだけ
球種はフォークとシュートがあります」
モブキャッチャー「十分だ」
才が投球練習を終えると4番の和が打席に立つ
もともと煌のワンマンチームであるからこのチームの打撃力は低く貧打だ
そして誰も4番を打ちたくなく和が4番に自然となっていた
和「まいったなぁ僕が四番だなんて」
才が投げた球はストレート
125km/hの何の面白みもない速球だった
だが和はまったく手が出ない
インローいっぱいのギリギリのストライクゾーン
和が手を出せなかったのはおそらくボールゾーンと判断したからである
しかし2球目も同じコースに入れ和が見送る
3球目、4球目とインハイのギリギリボールゾーンを放り
5球目またもインローに同じコース
流石に同じコース3回は和も見逃さず振りに行った
しかし結果は凡打
608通常の名無しさんの3倍:2013/12/23(月) 12:42:49.88 ID:C5ItQ3Hd
607汚物は持ち帰れよ

まあいいか気が向いたら巣に貼っておいてやるわ
609通常の名無しさんの3倍:2013/12/23(月) 12:56:35.35 ID:7w45X0bb
しかもね◆じゃ無くて◇になってる時点でなり済ましてるのバレバレ何だよ
610通常の名無しさんの3倍:2013/12/23(月) 13:27:44.73 ID:???
1年戦争終盤 12月 ソロモン攻略戦
このソロモンは宇宙におけるジオンの重要拠点。
ア・バオア・クー、グナラダと並びジオン絶対防衛線の一角を成している。

−−−−−−−−

ガラッツ達はソーラシステムの遥か後方で警戒と言う任務についていた。
量産型MSジムが6機、簡易モビルポッドボールが3機 サラミス級が2隻。

「暇だねぇ、パトロールってのは。」

ガラッツが組んだ足をモニタの上に乗せて口にする。
周囲に敵影は無くミノフスキー粒子の濃度はそれほど高くない。

−−−−−−−−

パトロール部隊サラミス級『キハイゼル』の艦橋に警報がが鳴り響く。

「レーダーに反応!不明機1早いです。
 …この大きさMSじゃない…これは…機種照合完了、ジオンのMAビグロです!」

オペレーターのリアン・フッカァ伍長の報告を受け『キハイゼル』艦長トラント・ペッドは艦長席から腰を浮かせ指揮を飛ばす

「全艦戦闘態勢!!MS隊は艦の前に出させろ、盾にはなる!
 艦は回避運動取りつつ射線確保、味方の位置に気をつけろ間違っても射線上に入るな!!
 ホチ(砲術長)、射撃は任せる近づかれる前にあの腕付き戦闘機叩き落とせ!!」

しかしトラントはMAというものを知ってはいたが理解はしていなかった。
汎用性を犠牲にして大出力の推進器と強大な火器を備えたMAにとって足の遅い艦船はただの的撃ちに過ぎずMSではMAの加速力に追い縋ることも出来ないということを…
611通常の名無しさんの3倍:2013/12/23(月) 13:28:16.36 ID:???
先行するライトニング小隊のスラスター光を目の端で捕らえながらガラッツは僚機に指示を出す。

「ライトニング小隊先行は譲る、俺とイトウ少尉で第2線を張るぞ。
 メイベル曹長はボール隊とサラミスの直衛と牽制を頼む。」

自機を前進させると同時にメイベルのジムが後ろへ下がる。
しかし誰しもがビグロの加速性能を甘く見ていた、突然爆発的に加速し先行していたライトニング小隊を嘲笑うかのように抜き去りガラッツ達を交わして『キハイゼル』の横腹へと加速してゆく。

『キハイゼル』の主砲と接近防御用バルカンが一斉に火を噴き弾幕を形成するもビグロは容易にその弾幕をかいくぐり時にはその装甲の分厚さに物を言わせて猛然と肉迫しミサイルを4発放った。

「ミサイル来ます!!」

リアン伍長が悲鳴に近い叫び声で報告しトラント艦長は負けない大声で指示を出しつづけた。

「ホチ、撃ち落せ!!右舷のクルーは中央へ避難しろ」

接近防御用バルカンによって1発は迎撃に成功するが残った3発が主砲区画とメインスラスター、動力部に各々に突き刺さり『キハイゼル』は沈黙した。

「こいつっ!」

引き返してきたライトニング小隊のジムがビームスプレーガンをビグロに向けて発砲するが『キハイゼル』の破片に阻まれビームが届くことはなかった。
どころかお返しだと言わんばかりに大型メガ粒子砲の野太い光条がライトニング小隊へと襲い掛かった。
『キハイゼル』の破片をもろともせず2機のジムが光へ変え残りの1機も辛うじてコックピット周辺をシールドで防御したものの両足と右腕が吹き飛び全身の装甲が焼け爛れていた。
パイロットは生きているだろうが戦闘は言うまでもなく不可能だった。

ビグロはそのまま残ったサラミスを襲うべく進路を取った。
しかしボール隊の思わぬ反撃に回避を余儀なくされ、一度大きく旋回しパイロットはほんの少しの逡巡を挟んだ。
ここまで連邦を強襲するために非常に大きく迂回して来たのだが予想よりも遥かに早く遭遇戦を行う羽目になり既に強襲は失敗している、いずれ援軍も到着するであろう。
しかもここまでの迂回とこの遭遇戦で推進剤も帰還するには少し心許なくなっている。
ここは撤退すべきか…
否、こうなれば一隻でも多く戦艦を撃沈し連邦の戦力を削り落とす…
決断してしまえば実行するだけだった、が、この一瞬の隙が生じた時にボールの隊列を突き破るように1機のジムがビームを乱射しながら飛び出してきたのだ。
612通常の名無しさんの3倍:2013/12/23(月) 13:28:52.72 ID:???
「チッ」

メイベルは味方機が撃墜され舌打ちしサラミスの護衛を離れ一人で前へ出た。
驚いたイトウもバックアップに回るべく増速したが距離が離れていたために間に合わない。

「曹長出すぎだ!」

しかし彼女に幸運の女神が微笑んだ。
ビグロが一瞬直線的な機動をしたのだ、ここぞとばかりにビームスプレーガンを撃ちまくる。
だがビグロとの相対速度はかなりの差があったため直撃と思われたビームは僅かにビグロのわき腹を抉ったに過ぎなかった。
どうやら彼女の捕まえた幸運の女神は随分と気前が良いらしい、ビグロのスラスターの光が突如半減したのだ。
ビグロのモノアイが忌々しげに彼女のジムを見据えた。

自慢の足を半減させられパイロットはダメージコントロールに躍起になっていた。
逃げるにしろ戦うにしろこの速度では追いつかる、そうなれば小回りの効かない巨体はMSの格好の餌食になる。
そしてそんなチャンスを見逃してくれる敵は居ない。

メイベルは撃ち尽くしたビームスプレーガンを投げ捨てビグロへ突進しながら背中から筒を抜いた。
ヴンと唸りを上げて筒から光が伸び剣となる、ビームサーベルだ。

「もらった!!」

ジムはフェンシングさながらに突きを放とうと機体を捻った、そして






ビグロの格闘用アームが全力でジムに叩きつけられた。

MSは大きい、何せ18mもある人型の機械だ。
パワーも相応に凄まじい連邦の現用主力戦車ですら太刀打ち出来ない程だ。
しかしMAは更に巨大だ、MSを人とするならMAはトラック並みのサイズになる。
その巨体から繰り出されるパワーはMSなど簡単に押しつぶしてしまう。
613通常の名無しさんの3倍:2013/12/23(月) 13:29:31.45 ID:???
そんなパワーをもろに叩き付けられたジムは胸部装甲が弾け飛び頭部は潰れ一瞬でスクラップも同然にされてしまった。
そしてパイロットはもっと悲惨だ、シートベルトは引き千切れんばかりに張り詰めパイロットスーツの対衝撃機能が首や腰を固定し、コックピット内のアブソーバーは衝撃を緩和しようと最大限動作したが完全な許容オーバーである。
メイベルの体がコックピット内で跳ね回らなかったのはこの3つが限界を超えて頑張った事と彼女の体重が女性らしく軽かった為であろう。
しかし彼女の意識はそこで途絶えた。

ビグロは動きを止めたジムに止めを刺そうとコックピットに爪を立てようとしている。
ボール隊や追いついたイトウ機は慌てて駆け寄ろうとした、メイベル機が邪魔で砲撃出来ないのだ。
しかも今の位置からではどう撃ってもメガ粒子砲が誘爆してしまいメイベルまで吹き飛んでしまう。

イトウ少尉は最悪メイベルごと敵機を撃ち抜くことを考えた、だがそれは実行せずに済みそうだった。
ビグロの直上から一条の光が降り注ぎビグロの格闘用アームを撃ち抜いたのだ。

「美味しいとこ持ってくねぇ、隊長さんよ」


「きゃぁっ!」

再び強い衝撃がメイベルを襲う。
先程のものに比べれば揺りかごのようなものだがメイベルを叩き起こすには十分であった。

「しっかり掴まってろ!曹長!!」

通信の音声とともに僅かに機能を残していたカメラからの映像がサブモニターに映し出される。
ガラッツのジムは試作型のビームライフルを3連射しながら減速どころか更に加速して突っ込んでくる。
その光景にメイベルはまだはっきりしない頭を振り慌てて脇のコンソールにしがみ付いた。

ビームは真上からビグロを貫き、ガラッツのジムはタックルも同然でメイベルのジムに組み付きそして更に加速をかけビグロの脇を抜けようとした。
しかしビグロが予想に反して大規模な爆発を起こしガラッツのジムはバックパックを損傷し、バランスを崩してしまった。
僅かに残っていたカメラの機能を最大限利用して周囲の状況を確認していたメイベルは戦慄を覚えた、あのままガラッツに引っ張って貰わなければ爆発に巻き込まれて宇宙の藻屑となっていたと…

しかしガラッツは違和感を覚えた、自分はあんな大規模な爆発が起きるような個所は撃っていない。
確かに試作型のビームライフルは威力が高い、そのために要らぬ損傷を与えたのかと考えたところでメイベルから接触通信が入った。

「…助かりまし……」

通信はそこで途切れた。
圧倒的な光の奔流がソロモンに穿たれ焼かれてゆく。
チェンバロ作戦開始の合図となるソーラシステムの照射である。
誰しもがその圧倒的な光景に目を奪われている最中、ガラッツのジムのスピーカーからノイズ混じりの怒声が響いた。

「…長、上だ!!奴…ま…死んでないぞ!!」
614通常の名無しさんの3倍:2013/12/23(月) 13:30:14.32 ID:???
イトウ機の放ったバズーカの弾体が頂上を通過する。
先程の爆発で撃破したと思われたビグロは自らのミサイルを自爆させ目眩ましに使っていたのだ。
ビームライフルに貫かれながら、直近でミサイルが炸裂しながらそれでもまだ生きていた。
どうやら故障していたスラスターも一部が復旧したらしくMSでは追いつけそうにも無いスピードで後退していった。
去り際の通信を残して…

「遅かった……連邦の雑兵如き…ここまで邪魔を……るとは、私も堕…たものだ…。
 だが…れで終りではないぞ連邦っ!!」

その後連邦はソロモンへ進行、チェンバロ作戦を続行
ジオンは敢え無くソロモンを放棄決定し、その撤退戦の最中ドズル中将は戦死する。

僚艦はボール隊と共にア・バオア・クー攻略に向けてコンペイトウと名を改められた旧ソロモンに向かって発進していった。
しかしガラッツ達は母艦であった『キハイゼル』の損傷とMSの不足により後方待機となる。
ライトニング小隊は2機撃墜、残った1機も判定大破で廃棄が決定。
ガラッツ機も破片の直撃を受けたバックパックと無理な加速をさせ続けた為に全身の推進系の交換、メイベル機は上半身は再生不能だったが四肢は無事だったので登録を抹消され部品取りに使われた。
MSとして唯一無傷だったのはイトウ機だけと言う散々な状態ではあったがあのニュータイプ部隊のガンダムですら梃子摺ったMA相手にこれだけの被害で済んだのは一種の僥倖だったのかもしれない。
615通常の名無しさんの3倍:2013/12/23(月) 13:30:50.40 ID:???
初心者ですが投稿してみました。
アドバイスお願いします
616通常の名無しさんの3倍:2013/12/23(月) 13:41:09.79 ID:BEZJuEHy
アドバイスとしては盗作氏ねかな
617通常の名無しさんの3倍:2013/12/23(月) 13:44:41.25 ID:7w45X0bb
ID???はNGにしましょう
618通常の名無しさんの3倍:2013/12/23(月) 13:45:35.10 ID:???
大抵シンのファンが基地外なだけで
ラクス一派のファンはまともな人ばかりなんだよな
シン厨ってのは最悪の人種だがラクス一派のファンは常識人ばっかだから手をとりあえるんじゃね?
シン厨ってのはこんな奴らばっか

・一番シンが可哀相だと思ってる(と新シャアスレで騒ぐが全く効果無し
・いつまでも被害者意識を引きずってる
・他キャラの不幸は自業自得扱いだがシンの不幸は物凄く可哀想だと宣伝して回る
・シンの悪いところは人間味と負債のせい4馬鹿の悪いところは徹底的に叩く
・シンのことを褒めたり同情したりしてやらないと、叩きだの怨念が籠ってるだのと被害者面になる
・多少批判するとアンチ呼ばわり
・シンの中の人だけは被害者で人気声優だが、他キャラの声優は優遇されてた加害者側で本編に口出せる権利があったと本気で思っている
・シンが作品中一番の被害者で、シンは他キャラを殴る権利がある
・シンもラクシズに含まれている事を無かった事にしてラクシズ叩きをする
・ラクシズ声優をキャラと混同して貶める
・見下せる対象があると優越感を感じるらしく、とりあえずシンの話と他キャラ叩きはセット
・4馬鹿のみならずシンの足を引っ張った相手(注・シン厨主観)は味方でも彼女(特にルナ)でも叩く
・そのくせ「4馬鹿以外のキャラ厨はシンの味方」と勘違いしてる
・シンマンセー、他キャラ叩きを邪魔する奴は、シン厨のフリしたラクシズ厨の荒らし
・他キャラの欠点は盛大に叩きつつシンの正当性を主張
・レイとルナマリアを詰る本スレのテンプレを変えるのには渋ったが 、シン擁護のための長いテンプレは速攻で作って採用
619通常の名無しさんの3倍:2013/12/23(月) 13:57:57.45 ID:KnNa3MXJ
まずコピーは問題外
次に内容的に書き込む板とスレを間違えている
何をしているのか
620通常の名無しさんの3倍:2013/12/23(月) 14:13:56.99 ID:uZIW0P9V
荒らしている
ただそれだけだな
621新人スレ住人 ◇tOSpv3Q.fqF6:2013/12/23(月) 17:44:55.78 ID:???
ID出しになってから荒れ始めましたね
やはりID出しは反対です
622通常の名無しさんの3倍:2013/12/23(月) 17:49:03.41 ID:7w45X0bb
お前が荒らしてるんだろ
決定した事に文句言うなら自分でブログでも立ててそこでやってろ
623通常の名無しさんの3倍:2013/12/23(月) 17:49:51.07 ID:I+otXDM8
NGID設定しなされ…
624通常の名無しさんの3倍:2013/12/24(火) 21:06:01.42 ID:LLicjM4X
今のSSスレってこんな感じだよな?

もっさん頭イイwwウィットに富んだ文才には脱帽ww
    ∧,,∧  ∧,,∧ 煌の小説やべぇ!続きが早く見たいwww
 ∧ (´^∀^) (^∀^`) ∧∧
( ´^∀) U) ( つと ノ(∀^` )                           (^00^) (何が面白いんだ…俺のSSの方が凄いんだ・・・)
| U (  ´^) (^`  ) と ノ                           / |_|\(新板はバカばっかりだな…)
 u-u (l    ) (   ノu-u                             l l
     `u-u'. `u-u' やっぱこの人のSS好きだわぁwwww


おい…なんかキモいのが来たぞ…
    ∧,,∧  ∧,,∧キモ…
 ∧ (´・ω・) (・ω・`) ∧∧
( ´・ω) U) ( つと ノ(ω・` )         (^00^) ……
| U (  ´・) (・`  ) と ノ         /l_l\
 u-u (l    ) (   ノu-u            l <........
     `u-u'. `u-u' なんだあいつ…


うぜぇ…
      ∧,,∧          偽職人おつ!!          ∧,,∧ 無視しろ無視…
 ∧∧ (・`  )        きもいからよってくんな         (  ´・) ∧∧
(ω・` ) U  )           \(^00^)/           (  Uノ( ´・ω) キモいよー…
| U   u-u               l_l            u-u (U  ノ
u-u ∧,,∧              / \          ∧,,∧  u-u
    (・ω・`)                          (´・ω・) なんなのあいつ…
    (l  U)死ねよ…                     (U  ノ
    `u-u'.                            `u-u'
625通常の名無しさんの3倍:2013/12/24(火) 21:07:55.62 ID:gHUuNAZ3
中々1レスごとの文量が安定しないのは気にした方がいいんでしょうか
626通常の名無しさんの3倍:2013/12/24(火) 21:10:23.02 ID:???
>今のSSスレってこんな感じだよな?

もっさん頭イイwwウィットに富んだ文才には脱帽ww
    ∧,,∧  ∧,,∧ 煌の小説やべぇ!続きが早く見たいwww
 ∧ (´^∀^) (^∀^`) ∧∧
( ´^∀) U) ( つと ノ(∀^` )                           (^00^) (何が面白いんだ…俺のSSの方が凄いんだ・・・)
| U (  ´^) (^`  ) と ノ                           / |_|\(新板はバカばっかりだな…)
 u-u (l    ) (   ノu-u                             l l
     `u-u'. `u-u' やっぱこの人のSS好きだわぁwwww


おい…なんかキモいのが来たぞ…
    ∧,,∧  ∧,,∧キモ…
 ∧ (´・ω・) (・ω・`) ∧∧
( ´・ω) U) ( つと ノ(ω・` )         (^00^) ……
| U (  ´・) (・`  ) と ノ         /l_l\
 u-u (l    ) (   ノu-u            l <........
     `u-u'. `u-u' なんだあいつ…


うぜぇ…
      ∧,,∧          偽職人おつ!!          ∧,,∧ 無視しろ無視…
 ∧∧ (・`  )        きもいからよってくんな         (  ´・) ∧∧
(ω・` ) U  )           \(^00^)/           (  Uノ( ´・ω) キモいよー…
| U   u-u               l_l            u-u (U  ノ
u-u ∧,,∧              / \          ∧,,∧  u-u
    (・ω・`)                          (´・ω・) なんなのあいつ…
    (l  U)死ねよ…                     (U  ノ
    `u-u'.                            `u-u'




これwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
627通常の名無しさんの3倍:2013/12/24(火) 21:27:54.80 ID:???
よく捉えられてるな
628黒鋼の巨神 ◆ZaTBpjlBRY :2013/12/24(火) 21:32:16.12 ID:4BbDxdbO
>>625
私もうpした際に微妙な感じに分割してしまいました。
何かいい方法無いものでしょうかね。
629通常の名無しさんの3倍:2013/12/24(火) 21:49:28.79 ID:RD9/IhLs
また回廊川が荒らしてんのかよ…
2chで書くなら分割するしか無いんじゃね?それなりに読みやすかったよ
630通常の名無しさんの3倍:2013/12/24(火) 22:07:25.95 ID:YERlFWO/
回廊川は他者のSSを盗作したことについては何も思う所はないのかね?
他者の作品をさも自分で書いた物であるかのように装うなんて、たとえ趣味でSS書いてるような人間でも恥ずかしくてできないよな。
まぁ、回廊川の中では所詮SSも荒らすための一手段でしか無いんだろう。恥を知らない畜生未満は毎日楽しそうで何よりだよ。
こういうのが勝ち組種ファン()の毎日だってんなら俺は負け組00厨とやらでいいよ。他人に平気で迷惑かけるような恥知らずにはなりたくないしね。
631通常の名無しさんの3倍:2013/12/24(火) 22:29:39.40 ID:PkVV0CFi
パクられた身としては言いたい事は山ほどある
マルパクした段階で己の負けを認めてるようなもんだということが理解出来ないからこんなマネが出来るんだろうwww

そしてサッサと完結させろよというツッコミは聞こえない
632通常の名無しさんの3倍:2013/12/25(水) 13:39:26.34 ID:???
総集編および再放送に容量オーバー狙いも兼任して再びSS投稿したいと思います

XXXX年6月
大天使学園付属高校の野球部専用グラウンド
煌はそこで練習をしていた
煌「ラスト1球!」
煌が放ったボールはミットに吸い込まれものすごい音をたてる
モブキャッチャー「今日もいい調子ですね」
モブのキャッチャーがマスクを外しな煌に歩み寄る
煌「そうだね 2年間のブランクは全く感じない」
モブキャッチャー「けど無理は禁物ですよ まだ怪我だって完治したわけじゃ…」
煌「うっ」
モブキャッチャーが言いかけたところで煌がその場に倒れこむ
モブキャッチャー「先輩!」
-----回想----
2年前の甲子園予選決勝
大天使高校は2-1で敵チームに対しリードしていた
9回裏2アウト
あと一人のところで煌は崩れフォアボールを連発
たちまち満塁になり押出の一点
同点になり4番の強打者羅裏 狂を迎えてしまう
流裏 狂「知れば誰もが望むであろう君のようになりたいと」
煌「違う!人はそんなものじゃない!」
煌の渾身のストレートが流裏 狂に向かって顔面デッドボール確定コースに放たれるが間一髪で回避をする
煌「力だけが僕の全てじゃない!」
羅裏 狂「それが誰にわかる!誰にもわからんさ!」
羅裏 狂「エースで四番誰もが憧れるポジション努力もせずに校長の娘に媚びその座を獲得した君に!」
煌「違う!」
煌のストレートが羅裏 狂の髪をかすめる
羅裏 狂「何が違う!なぜ違う!」
煌「僕は…それでも僕は…守りたい世界があるんだぁあああああああ」
煌のストレートが放たれる
羅裏 狂「アハハハハハハハ、もう止められない、誰にも!」
羅裏 狂がそれを捉え強打しその打球は不運にも煌の頭部に直撃
煌「ぐっ」
煌は意識が薄れつつもボールを手に取りそれを
羅裏 狂に向け投げつける
送球は矢のように放たれ塁審のアウトが高らかに告げられた
-----回想終了----
煌「はっ」
633通常の名無しさんの3倍:2013/12/25(水) 13:40:09.74 ID:???
目を覚ました時そこはベッドの上だった
夕暮れ、窓から見えるグラウンドには誰の姿もなかった
「あら、気が付きましたのね」
女性の高く透き通る声が室内に響き渡る
煌「理恵…」
理恵「はい」
彼女の名前は理恵 校長の娘にしておっとりとしたお嬢様
タレ目とピンクの髪が特徴的で学園のアイドルだ
煌「僕は練習中に倒れて…イテテ」
理恵「ダメですよまだ安静にしていないと」
煌「どうして僕がこんな目に…ううっ」
理恵「全てはあの男のせいです けれど今は泣いていいのですよ煌」
煌は理恵の胸の中で泣き続けた
次の日
同じ地区の弱小高校と練習試合が始まった
マリュー「皆、相手は甲子園出場回数0のカス高校よ
公立だし戦力も低いでしょう だからと言って油断をしてはいけません
私からの指示は異常です」
ナイン「はい!」
返事をしベンチを飛び出し守備につく大天使ナイン
試合開始の花火がつげられ煌の1球が投げられあたりに小さな衝撃波が起きる
ボールは吸い込まれるようにミットに入りミットからは煙が立ち昇る
その衝撃的な1球を見た周りは沈黙、主審は口をあけっぱなしで硬直していた
キャッチャーは主審の膝を肘でつつき言葉を仰ぐ
「ス、、、ストライーーーーク!」
審判の宣言で数万人の観客から歓声が湧き上がる
「お…おい今のボール音があとから来たぞ?」
「ってことは音速すら超えるボールなのか?あんなの打てるわけがねぇ」
その一球を見た敵チームは戦意喪失
あっという間に三者凡退
大天使高校の攻撃にかわった
宗男「お願いします!」
宗男が礼儀正しき斜め45°の綺麗なラインで礼をしバッターボックスに入る
バッターボックスに立った宗男は常に目を閉じている
異常に勘がいい宗男はボールや相手のフォームを見ずとも
相手の球種、コース、速度などが全てわかってしまうのである。
宗男「カウント稼ぎの変化が小さいスライダー 甘いぜ!」
宗男が打った球はスタンドに入りスコアボードに1の数字が記される
相手チームの投手は愕然としマウンドに膝をつく
この試合 大天使高校は41対0で大勝利した
634通常の名無しさんの3倍:2013/12/25(水) 13:40:54.41 ID:???
練習試合に勝利した大天使高校は既にお祭り状態だった
モブ「うおおおおおおおおおおおお」
エースの復帰に歓喜するモブキャラ達
大して実力もない彼らがここまで強いチームになれたのは、煌という絶対的なエースが存在したからだ
ワンマンチームではあるがワンマンチームのメリットは
その選手一人の活躍でチームの流れをがらりと変わることだ
このチームはそのメリットを最大限に使用した最強のワンマンチームである
マリュー「皆よく頑張ったわ」
あまりの選手の優勢っぷりに安著しねていたマリューが起きてグラウンドに出てくる
モブA「煌の復帰で今年こそは甲子園に行けそうだな」
モブB「ああ!」
ナインがグラウンド整備しながらはしゃぐ中煌は一人でロッカールームへと向かった
そこにはロッカールームで煙草を吸う宗男の姿があった
宗男「坊主か」
煌「宗男さん、ちゃんとグラウンド整備手伝ってください」
宗男「いやぁ〜おっさんは腰が痛くて動けないからこういうのは若いものにやらせようと思う」
頭を掻きむしりなっがら笑ってごまかす宗男
煌「そうですか…」
宗男「ところで…まだ腕は痛むのか?」
急に宗男の表情が変わり深刻な顔をする
煌「とくに変わりはないですね」
宗男「痛みをかくして投げてるのは知っている
そんなことを続けていると二度と投げられなくなる」
煌「流石ですね宗男さん」
宗男「まぁ何にしても無理はするな
お前はプロでも十分通用する選手だからな」

練習試合終了後 大天使高校ナインは専用グラウンドへと向かった
マリュー「宗男から見て今年の新入生で使えそうな生徒はいます?」
宗男「いや〜どいつもこいつもさっぱりですよ」
マリュー「この2ヶ月でどれほど新入生が育ったのか見てみたいです
紅白戦をしましょう」

こうして大天使高校野球部は紅白戦をすることとなった
煌一人に控え及びベンチ入りもしていない選手で構成されたAチーム
スタメンで構成されたBチームにわけられた
635通常の名無しさんの3倍:2013/12/25(水) 13:41:36.76 ID:???
その日大天使高校の紅白戦が行われた
ピッチャーは煌、対するバッターは宗男
煌は投球練習もせずに主審にプレイするようにと申告した
宗男は自分の投げる球が全て読まれている
少しでも時間を与えればそれだけ相手に作戦を練る時間を与え不利になる
宗男への対策はとにかく考える時間を与えずテンポよく投げることだ
主審「ストライーク!」
煌の放った速球は音があとからやってくる音速を超えた直球だ
まともなバッターでは捉えることが困難で宗男もわかっていても手が出ない
宗男「ははっいい速球だ」
2球目 バットをかすめるような鈍い音がしボールがキャッチャーの前に転がる
宗男のセーフティバントだ
宗男が猛スピードで1塁めがけて走るがキャッチャーがボールをすぐに拾い宗男に向かってなげつける
ボールは間一髪のところで宗男にぶつかりアウトという審判の声があがる
宗男「いいかお前ら 初級は振るな とにかくあいつに球数を多く投げさせるんだ」
宗男の声がグラウンド内に響き渡るが…
カィン!
煌の投げたボールはミットに収まらずバットにあたり小フライになる
煌はストライクを放らずにバッターボックスに立つバッターが握ったバットにわざとあて
それで1球でアウトをとり相手の戦術を逆手に取り逆に崩しにかかった
3番も同じようにアウトになり攻守交代となる
「1番…ファースト、閼伽井 才」
眼鏡をかけ髪を茶に染めいかにもスポーツマンらしくない外見の選手がバッターボックスに立つ
大天使高校で目立った活躍もなくずっと控え選手で影が薄い彼に油断した控えピッチャー洲角 和は
コースが甘めのカウント稼ぎのシンカーを投げる
「え?」
そのボールを才が真芯でとらえ観客10万人を超える満員の観客スタンドにボールを叩き込む
先頭打者ホームランだ
一斉に観客が湧きあがる
その歓声の中高らかに握りこぶしをあげダイヤモンドを一周する才
636通常の名無しさんの3倍:2013/12/25(水) 13:42:06.65 ID:???
打ち切り
637通常の名無しさんの3倍:2013/12/25(水) 13:42:11.98 ID:???
マリュー「ふふ」
才の完璧なホームランを見て女神のように微笑むマリュー
初級を完璧に捉えられ地面に膝を付け愕然とする和
もはや勝負は決したという雰囲気だった
宗男「ピッチャー交代だ 俺が出る
州角、お前は守備につけ」
思わぬ選手交代にグラウンド内がどよめく
宗男にピッチャーの経験はなくその宗男がマウンドに上がったのだから当然か
しかし宗男には抜群のセンスがあり肩も強く送球の精度も高い
もしかしたらピッチャーもできるのではないかという考えはナインにもあった
宗男「うおおおおおおおおおおおおおおおおお」
バッターの手元でボールが右に左に上に下に不規則な変化を続けバットが空を切る
宗男「見たかこの縦横無尽の変化球を これが俺の空間認識能力を駆使したガンバレルボールだ」
煌「ガンバレルボール…こいつは脅威だ」
ガンバレルボールの縦横無尽の変化を捉えられずすぐに攻守交代だ
紅白戦は5回までで延長なし 10点以上でゴールドゲームが成立してしまう
お互いのピッチャーが0点におさえればそれでゲームは成立するが
それでは意味が無い
この試合は選手の能力を見定めるためのものですでにスタメンの座が定着してる二人に活躍されては意味が無い
そう判断したマリューが選手交代を告げる
マリュー「両チームピッチャー交代 Bチームは閼伽井君、Aチームは州角君」
宗男「おいおいどうしたってんだよ俺はまだ1回しか投げてないぜ?」
宗男はぶつぶつと文句を垂れながらも指示に従う
そういうところはしっかりしているのが成人らしく煌も何も言えなかった
モブキャッチャー「ピッチャーの経験は?」
才「中学生の時に少しだけ
球種はフォークとシュートがあります」
モブキャッチャー「十分だ」
才が投球練習を終えると4番の和が打席に立つ
もともと煌のワンマンチームであるからこのチームの打撃力は低く貧打だ
そして誰も4番を打ちたくなく和が4番に自然となっていた
和「まいったなぁ僕が四番だなんて」
才が投げた球はストレート
125km/hの何の面白みもない速球だった
だが和はまったく手が出ない
インローいっぱいのギリギリのストライクゾーン
和が手を出せなかったのはおそらくボールゾーンと判断したからである
しかし2球目も同じコースに入れ和が見送る
3球目、4球目とインハイのギリギリボールゾーンを放り
5球目またもインローに同じコース
流石に同じコース3回は和も見逃さず振りに行った
しかし結果は凡打
638通常の名無しさんの3倍:2013/12/25(水) 14:00:51.38 ID:FztqoCQe
ごめんなさい凄く面白く無いです…
しかも荒し行動ですね…
639通常の名無しさんの3倍:2013/12/25(水) 14:14:46.52 ID:???
638
精二親衛隊か
640通常の名無しさんの3倍:2013/12/25(水) 14:14:47.85 ID:BxKpzYlW
吐き気がするほどつまらん
641通常の名無しさんの3倍:2013/12/25(水) 14:17:21.72 ID:???
つまらないのは00厨の人生だろ
部屋から出てハロワにいって働けヒキニート無職
642通常の名無しさんの3倍:2013/12/25(水) 14:17:56.63 ID:U4IClFo5
>>638-640
テンプレ読めないの?

>投下作品には「つまらん」と言わず一行でも良いのでアドバイスや感想レスを付けて下さい。

この通り賞賛以外はNGと>>1にあるんだが?
643通常の名無しさんの3倍:2013/12/25(水) 14:27:06.04 ID:???
それはまともな人が書いた作品にこうすると良いよとアドバイスしようという意味で賞賛だけしろと言う意味では有りません
しかもあなたは荒しなので評価する価値なんて有りません
644通常の名無しさんの3倍:2013/12/25(水) 14:30:15.28 ID:FztqoCQe
それはまともな人が書いた作品にこうすると良いよとアドバイスしようと言う意味で賞賛だけしろと言う意味では有りません
しかもあなたは荒しなので評価する価値なんて有りません
645通常の名無しさんの3倍:2013/12/25(水) 14:32:37.36 ID:FztqoCQe
643はID忘れたから見なかった事にしてくれ
646通常の名無しさんの3倍:2013/12/25(水) 15:12:52.54 ID:???
精二親衛隊自演失敗か
647通常の名無しさんの3倍:2013/12/25(水) 15:38:50.62 ID:iloPjfOJ
人生大失敗すれの奴の敗北宣言の一つが精二親衛隊
648通常の名無しさんの3倍:2013/12/25(水) 15:44:02.69 ID:BxKpzYlW
無職豚のひとつ覚え「精二親衛隊」
世の中精二親衛隊で埋め尽くされてるんだろうよ
649通常の名無しさんの3倍:2013/12/25(水) 15:45:30.85 ID:wuT9Nr9g
そんなにアドバイスしてほしいというなら
「なんで新シャア(ガンダム関連のスレ)に投下したの?」
念のために訳も「スレ違いだから野球スレに行ってね」
650通常の名無しさんの3倍:2013/12/25(水) 16:14:12.69 ID:98nubOJC
>>649
おい待て
そのレス見て腐れ豚がなんJで駄文投下したらどうしてくれるw
651通常の名無しさんの3倍:2013/12/25(水) 17:13:57.57 ID:wuT9Nr9g
野球スレにSS関連があれば失策だったかな
まー自力で立てればいい事だけど
652通常の名無しさんの3倍:2013/12/25(水) 18:34:00.26 ID:9AjneE7+
なんJがアレの汚文に侵されようと
アレが向こうで袋叩きでも総すかん食らってもどうでもいい
Jカスも種厨も邪魔だし
653通常の名無しさんの3倍:2013/12/25(水) 19:54:23.32 ID:JX1MRP2H
結局他人様のSS盗作した件についてはノーコメントか。恥ずかしい事だとは思ってないんだろうな。
恥知らずなくせにクソみたいなプライドは人一倍ありますってか。滑稽すぎて却って哀れになってくるな。
どうせ何一つ義務を果たさずに権利だけは一丁前に主張するタイプなんだろう。生かしておいても害にしかならんな。
654作ってみた ◆B0FhnhyCYI :2013/12/25(水) 20:11:35.77 ID:3EMvy1Ny
せっかくage進行なのでまずは旧コテで
655作ってみた ◆8YJ31zWLa. :2013/12/25(水) 20:17:22.90 ID:3EMvy1Ny
そいで新コテで、皆様メリークルシミマス・・・もといクリスマス
リア充もそうでない人もこんばんは、あからさま非リア充の作ってみたです
とりあえずIDが>>654と同じ事を確認お願いいたします
投下の期間が空けば空くほど投下しずらくなってしまう
それにしても今年は忙しく執筆に時間を使うヒマがががががが
実は7話自体は半年前に出来上がってあれやこれやと誤字チェックをし続け今に至るしまつ・・・まだあるかもしれない

とにかく投下します
656作ってみた ◆8YJ31zWLa. :2013/12/25(水) 20:20:07.76 ID:3EMvy1Ny
7-1
Fate/stay GUNDAMfight「第7話」

皆さんこんばんは、聖杯戦争の濃密な夜はまだまだ続きます
鋼と鋼がぶつかり合い、鮮血が飛び、血反吐が撒き散らされる戦場
闇夜の中で誰にも悟られず静かに、常識では認識不可能な惨劇を留まる事なく発生させ続けます

そのような戦場の中、運命は二人の男を結び付けます
一人は漆黒の殺し屋「衛宮切嗣」この聖杯戦争で最も苛烈に、貪欲に聖杯を求める男
もう一人は虚無の神父「言峰綺礼」只一つの願いも無く、只運命に流されるままに戦う男

「この聖杯戦争は何なんだ・・・」
今、冬木の街に闊歩する英霊はガンダムと呼ばれる鉄巨人とその担い手達
漆黒の殺し屋「衛宮切嗣」の眼に映るのは更なる絶望か、しかし戦いの嵐はノンストップで吹き荒れるのです!
それれではFate/stay GUNDAMfight・レディィィィゴォォォォオオオオ!
657作ってみた ◆8YJ31zWLa. :2013/12/25(水) 20:22:24.29 ID:3EMvy1Ny
7-2
冬木市新都、そこに衛宮切嗣の拠点の一つがある
魔術師は工房を構えるもの、魔術師としての力を十全に引き出すためである
故に一介の安ホテルに工房を、拠点を構える魔術師はいない・・・はずだった
そのホテルの一室をノックする、一定の規則正しさをもって、合図としてだ
扉が開かれる、でてきたのは20代の黒髪の女性
「先ほど遠坂邸で動きがありました、映像は記録したので確認してください」
感情を感じさせない声、しかし少し焦りが込められた声、異常事態として緊急の連絡をいれたのだ
映されていたのは三体の鉄巨人・・・それは
「ガンダム・・・ッ」
セイバー:刹那・F・セイエイの駆るガンダムの似ている
世界に終末を招く機械神、それがこの冬木に4騎・・・
この冬木どころか世界すら危ういかもしれない
しかし考える事は他にもある

「舞弥、この展開をどう見る?」
切嗣は黒髪の女性に問う
「出来過ぎのように思えます、待ち構えていたとしか思えません」
舞弥と呼ばれた女性が答える、久宇舞弥(ひさう まいや)、東洋人としてはいささか風変わりな風貌
彼女は日本人ではない、この名前も偽名である、本当の名前は・・・もう誰にもわからない
「敗退した二人のマスターはどうなった?」
切嗣が再び問う
「一人は教会に避難し監督役の保護下におかれたようです、名前は言峰綺礼」
答える舞弥、そして指示を出す切嗣
「冬木教会に使い魔を一匹放て、監督役の神父にバレないようギリギリの距離を
コントロールも片手間で、実際には何もしなくていい、監視するフリでいい」
黒髪の女性に指示を出す切嗣
言峰綺礼、そのマスターも仔細な情報が集められていたが謎の多いマスターだった
切嗣の抱いた感想は「虚無の男」であった
658作ってみた ◆8YJ31zWLa. :2013/12/25(水) 20:25:04.22 ID:3EMvy1Ny
7-3
本来ならば教会の出世街道を進むはずが裏組織に身を落とすような真似をした男
更には3年前に異端である魔術の習得を遠坂時臣の下で始め、令呪をさずかり師と破門
その間に習得した魔術は数多く・・・治癒魔術においては師すら越える
疑問に思うべき点は数多くの魔術を「積極的」に習い、あと一歩のところまで突き詰めて次のジャンルに乗り換える
まるでそれまで培った物を屑同然に捨てるかのように・・・
こいつはきっと危険な男だ、この男の人生にはきっとただの一度の情熱も無い、信じる物は何も無く、心の中は怒りと絶望
だとしたらこの男が聖杯を求める理由は何なのだ
敗北した以上はそれも杞憂となるだろうと考えは衛宮切嗣には存在しない、情報は出来得る限り集め対策を練るべきだ


他にするべき事は消耗した武装の確保、キャリコM950の複雑な螺旋弾層に弾丸を込めていく
弾丸を込めるごとに銃の重みは増す、それ以上に人の命を奪うという意味でさらに重みは増す
「ワルサーを失ってしまったよ・・・」
先の戦闘でスナイパーライフルを失った、消え去りそうな声で呟く切嗣
「そのワルサーよりもな・・・イリヤの体重は軽いんだ、もう8歳になるというのに」
ワルサーWA2000、その重さ約7kg、スナイパーライフルというカテゴリーでは重い部類
唐突に愛娘の事を語る切嗣、その姿は明らかに冷徹な戦士という体裁を保ってはいない
そんな切嗣の背中を抱きしめ正面を向かせる舞弥、交わされる口付け・・・
「・・・いま必要なことだけに意識を向けてください、余計なことを考えないで」
久宇舞弥、戦場で拾った壊れきった少女だった彼女を、こんなふうに仕上げてしまったのは他でもない自分だ
だが切嗣には彼女が必要だった、魔術師殺し衛宮切嗣を正しく動作させるための補助機械として
そう、衛宮切嗣に優しい父親という側面は今あってはならないものだ
必要なのはいかなる過酷な戦いでも戦い抜ける鉄の心を持った戦士なのだから
659黒鋼の巨神 ◆ZaTBpjlBRY :2013/12/25(水) 20:25:50.87 ID:bDmkphS6
>>656
支援ついでに誤字報告
×それれでは ○それでは
660作ってみた ◆8YJ31zWLa. :2013/12/25(水) 20:27:38.13 ID:3EMvy1Ny
7-4
藪をつついて蛇を出すという諺がある
いらぬ詮索をして被害をこうむるという話であるが・・・
「言峰綺礼様、教会付近で使い魔を発見し捕らえました」
成人男性とまったく見分けがつきようのないキャスターの使い魔が言峰綺礼に報告する
結界の外ではあったがあきらかに監督役を監視する意図で放たれたものであると
「CCDカメラ・・・」
使い魔に取り付けられた録画装置
魔術師という人種はその誇り故に世間一般のテクノロジーを忌避し軽蔑する傾向にある
だがこの戦いに魔術師としての誇りを一切持ち合わせていない人種が参加している・・・その男の名は衛宮切嗣!
その男が自分に確実な意識を向けている、ならばどうする?
現在言峰綺礼は聖杯戦争の敗退者として監督役から保護を受けている身である
しかし

衛宮切嗣に問わねばならないという{理由}を元に飛び出して行った

到着した先は凄惨な戦場であった
切嗣の行動を推察し、待ち伏せをかけた場所は冬木ハイアットホテル
そのホテルは今や無残な瓦礫の山と化していた
聖杯戦争の参加者にしてもう一人の敗退者とされていたケイネス・エルメロイ・アーチボルトの居城である
生き残ったマスターであり、聖杯戦争を放棄していないマスターを葬るべく衛宮切嗣が動くと踏んでいたのだ
魔術師はその力を秘匿しようとするためここまで手段を選ばないやり口はありえない、やはりヤツの仕業だ
綺礼は着実に標的(衛宮切嗣)を追い詰めようとしていた
661作ってみた ◆8YJ31zWLa. :2013/12/25(水) 20:29:15.31 ID:3EMvy1Ny
7-5
冬木アイアットホテル32階
フロア一つ借りきって作られた魔術工房
結界の数は24層、魔力炉3基、猟犬代わりの悪霊魍魎が数十体、廊下の一部は異界化までされた
この世界において「完璧な魔術工房」であり「完璧な魔術要塞」であった
これ以上の魔術工房を望むのであれば神代の時代を生きた魔術師を現世に招くしかないだろう
踏み込めば死を免れない、たとえ英霊という存在であってもタダでは済まない
それを魔術師殺し、衛宮切嗣はいかにして攻略したか!

「ケイネス陣営を除く宿泊客はすでにボヤ騒ぎで退避済み・・・準備完了だ、舞弥そちらは?・・・そうか」
確認を取る衛宮切嗣、懐から取り出されるのは一つの端末
そのスイッチを押すと同時に冬木アイアットホテルの各所から

爆発

建物が崩壊を始めたのであった
その手段は建物ごと爆薬で爆破、聖杯戦争が始まる前段階から仕掛けていたものである
衛宮切嗣にとって聖杯戦争とは昨日今日に決心した戦いではない、その決意は9年前に遡るのだ
ケイネス陣営は150mの自由落下と瓦礫による圧殺、それを防ぐ魔術手段は自身が知る限りこの世に存在しない
662作ってみた ◆8YJ31zWLa. :2013/12/25(水) 20:31:01.94 ID:3EMvy1Ny
7-6
辺りは騒然とした大混乱の中にあった、この国では拳銃を発砲するだけで新聞では三面記事、ニュースではトップを飾る
そんな平和な国でビルが突如崩壊するという大惨事が起きたのである、その混乱たるや拳銃の比ではあるまい
我先と逃げる宿泊客の混乱という二次災害で負傷する人も少なくはあるまい
その中でうずくまり泣き叫ぶ子供とそれを支える母親の姿が切嗣の目に留まる
その二人の姿が一瞬、アイリスフィールとイリヤスフィールの姿と重なった
呆然とする切嗣、それは自身が吹かしていたタバコの灰が指元に辿り付くまでつづいた
刺激的な熱さを感じてタバコを投げ、踏み潰す切嗣

(・・・僕には気の迷いなどという感傷に浸ることは許されない、僕が行ってきた犠牲の分別
すべての命を等価に量りより犠牲の少ない選択をする、ならば聖杯で50億の人類を救うなら
100人程度の宿泊客を巻き添えにすることなど厭ってはいけないはずなのだ)

ならば何故、事前にボヤ騒ぎを起こした?ケイネス陣営を確実に篭城させるため?
いや、無関係な宿泊客を巻き添えにするのを嫌ったからだ、それは・・・致命的な甘さだ
切嗣がそんな自己嫌悪に苛まれていた時、異変は起きる

「キリツグタイヘン、マイヤガタイヘン」
突如バイクが喋りだす・・・そして通信機から鈍い金属音が鳴り響いた
663作ってみた ◆8YJ31zWLa. :2013/12/25(水) 20:33:18.38 ID:3EMvy1Ny
7-7
久宇舞弥は追い詰められていた、その相手は神父服を纏った男
その男がCCDカメラが取り付けられた使い魔を彼女の元に放り投げる
「言峰綺礼・・・」
久宇舞弥が男の名を告げ、男は応える
「君とは初対面のはずだが、それとも私を知るだけの理由があるのか?」
素性は容易に想像できる、ここは冬木ハイアットホテル32階を見張るには絶好の場所
そしてここまで手段を選ばぬ手口と実行力、そんな相手は衛宮切嗣以外存在しないと
恐怖する久宇舞弥、この男は強い、そして切嗣を知っている、その行動を読んで網を張っていたと!
「私にばかり喋らせるな女、おまえの代わりにくるはずだった男はどこにいる!」
問詰める綺礼・・・それに対して舞弥は決意する、もう殺すしかない、たとえ決して敵わない相手だとしても
恐怖を奮い立つ闘志で塗りつぶし、飛出し、拳銃を撃ち放つ・・・しかしその拳銃は手から弾き飛ばされる、高速で投げつけられた投擲剣であった
「黒鍵」異端討伐の代行者が好んで使う投擲剣、その刀身は魔力で形成され、隠し持ち、持ち運ぶのに有利である
「どうした舞弥?何があった?」通信機から聞こえる切嗣の声
「助けを呼ばないのか?衛宮切嗣は近くにいるんだろう?」さらに問い詰める言峰綺礼
そこにけたましいエンジン音を響かせ乱入する物がいた
その均衡を打ち破ったのは、一台のバイク、切嗣が用意し、セイバーによってひとりでに動けるバイクだった
大光量で言峰綺礼を照らして視界を奪い突進する、綺礼は超人的肉体を持った代行者だ
しかし猛スピードで突進してくる二輪車両にはねられてはひとたまりもない、それを綺礼は体軸一つずらし・・・必滅の一撃を放つ

中国拳法八極拳「六大開、頂肘!」

超人と形容する事すは憚れる、それは鬼神と呼称できる凄まじさ
その肘打ちによる一撃は、突進してきたバイクの側面を叩き、空中へと叩き出す、人間業ではない、しかしそれが異端討伐の修羅、言峰綺礼の実力
「アーーーーーーーーーーーーーッ!」間の抜けた声を出しながら転落するバイク、しかし置き土産に何物かが放った―――煙幕!久宇舞弥は逃走、追跡は不可能
逃げたかと落胆する綺礼、彼の襲撃は空振りに終わり、いたずらに衛宮切嗣を警戒させるだけとなった
そこに通信が入る「言峰綺礼様、早急にお耳に入れておかねばならぬ儀がございます。教会にお戻りください」それはキャスターの使い魔の声だった
今宵はここまでだ、聖杯戦争が続くかぎり衛宮切嗣と巡り会う機会は存在する
「アサシンを補足いたしました、しかし厄介な事がありまして・・・」
それは聖杯戦争にまったく別の嵐が吹き荒れる予兆であった。
664作ってみた ◆8YJ31zWLa. :2013/12/25(水) 20:36:01.53 ID:3EMvy1Ny
7-8
「町の一区画の住人全てが神隠し(行方不明)だと?」
その内容はアサシン組の誘拐事件であった、キャスターの力を使ってアサシンを発見、補足した結果
彼らの行動と共に起きた神隠し事件、英霊であるならば不可能ではない・・・かもしれない
だがこのような惨状の隠匿など不可能である、神秘の秘匿のためアサシンは速やかに排除されなくてはならない
今後の対策を話合う綺礼と時臣、それを終え自室に戻る、そこに来客がけだるそうにソファーで横たわっていた

「キャスターか、いったい何の用だ」
キャスターは聖杯戦争から興味を失い、自らの城に籠っているはずだった、それがどういうわけかここにいる
「僕と同じく退屈を持て余しているみたいでね、それに興味が湧いただけさ」
水色の髪の少年が応える、そして問う
「言峰綺礼、君は聖杯に何を望む?」
その回答は綺礼にとって一つしかない
「いまだ{聖杯に懸ける願望を何一つ持ち合わせていない}理想も悲願も無い」
キャスターは意地悪く微笑む
「理想も無い、悲願も無い、ならば{愉悦}を求めればいい、人間ならば大なり小なりそれを求めて突き進むのだから」
それに対して意外なほど強く激昂し拒絶する綺礼
「馬鹿な!神に仕えるこの私によりにもよって愉悦など―――そんな罪深い堕落に手を染めろというのか!」
罪深い?堕落?なぜ愉悦が罪に結び付く?かの神は人に楽しむなと説法しているのか?そのようなワケはない
悪行で得た愉悦ならば罪だろう、しかし善行によって得る愉悦もまた存在するのだ
それを悦そのものを悪と断ずる言峰綺礼の理屈はどのようなものだろうか
665黒鋼の巨神 ◆ZaTBpjlBRY :2013/12/25(水) 20:54:42.11 ID:bDmkphS6
支援
666通常の名無しさんの3倍:2013/12/26(木) 00:51:55.84 ID:???
禁歌ちゃんの神SSのurl貼ったけど反応ないねおかしいなここだと貼った直後に一気に絶賛の荒しだったような(棒)
667新人スレ住人 ◆tOSpv3Q.fqF6 :2013/12/26(木) 02:26:05.82 ID:ZMk9anLm
おばんです。
fateクロスの方お久しぶりです、投下をお待ちしておりました!

容量オーバー狙いの埋め立て荒らし対策と職人さんの支援とを兼ね、少し早めではありますが
新スレを立てておきました。

新人職人がSSを書いてみる 24ページ目
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/shar/1387991394/
668通常の名無しさんの3倍:2013/12/26(木) 02:32:05.35 ID:7wSvC0X1
>>667
ID表示とNGIDの設定方法も加えておきますか?
669通常の名無しさんの3倍:2013/12/26(木) 02:39:28.67 ID:/7FhrIMg
暫定措置でもその方が良いかもね
670新人スレ住人 ◆tOSpv3Q.fqF6 :2013/12/26(木) 02:40:31.36 ID:ZMk9anLm
>>668
IDを表示する方法は、レスのsage欄のチェックを外すだけです。

NGID、およびNGNameの設定は
専ブラの
「ツール」→「設定」→「機能」→「あぼ〜ん」→「NGID」「NGName」に対象となる語をコピペなどで入れる

で宜しかったでしょうか?
671通常の名無しさんの3倍:2013/12/26(木) 02:45:49.74 ID:7wSvC0X1
>>670
それに加えてNGExの設定も記載した方が宜しいかと
Janeの機能になりますが効果は絶大です

【Jane設定方法】
・ツール→設定→あぼーん
・NGEx→登録名(任意)→追加
・登録名選択ダブルクリック→対象URI/タイトル→含む→キーワード"新人職人がSSを書いてみる"
・NGID→含む→???
672新人スレ住人 ◆tOSpv3Q.fqF6 :2013/12/26(木) 03:01:46.62 ID:ZMk9anLm
>>671
・IDを表示する方法は、レスのsage欄のチェックを外すだけです。

・NGID、およびNGNameの設定は
専ブラの
「ツール」→「設定」→「機能」→「あぼ〜ん」→「NGID(例:含む→???でID非表示のレスをあぼんできます)」
                           →「NGName」に対象となる語をコピペなどで入れる

・なお「NGEx」はJaneの機能になりますが効果は絶大です。

「ツール」→「設定」→「機能」→「あぼ〜ん」→「NGEx」→登録名(任意)→追加
登録名選択ダブルクリック→対象URI/タイトル→含む→キーワード"新人職人がSSを書いてみる"


これで問題がなければ貼ってきます。
お助けいただきありがとうございます。
673通常の名無しさんの3倍:2013/12/26(木) 03:06:13.85 ID:7wSvC0X1
>>672
大丈夫だと思います
お疲れ様でした
674新人スレ住人 ◆tOSpv3Q.fqF6 :2013/12/26(木) 03:10:43.16 ID:ZMk9anLm
>>673
表記を統一するために少し表現を変えましたことご容赦ください。
こちらこそ深夜にあれこれお尋ねしてすみませんでした。
それではまた。
675代理:2013/12/26(木) 08:24:13.25 ID:g95aySEe
7-9
「聖杯戦争にはいまだ何の興味もわかないけど、言峰綺礼・・・君には少し興味が湧いたよ」
愉悦というのは魂のあり方、その人の生き様、悪行を行い人々を虐げて心を満たす者、善行を行い人々の笑顔でその心が満たされる者
どちらが人間というわけではない、どちらも人間なのだ、彼は、キャスターは生前その力で多くの人間を観てきた、彼にしてみれば等しく愚かな人間である
「愉悦というのは有るか無いかではない、識るか識れないかだよ、そうだね・・・まずは内側だけでなく外にも目を向けてみるといい」
その方法に手間はさほど必要としない、キャスターの力とその方向性、それをもう一つほど増やすだけである

「残り五人のマスターの意図や戦略だけでなく聖杯戦争に参加した{動機}まで調べ上げ僕に語り聞かせるだけでいい」
簡単な事だ、何せ、いかなる願いをも叶える聖杯に条理を捻じ曲げ奇跡に縋った度し難い願望の持ち主が五人もいるのだ
さらに面白い願いを叶えようとしている連中もいるだろう
少なくても誰にも届かない穴に入って自殺するという{根源への到達}などという遠坂時臣に比べたらマシだろうね」
微笑を浮かべるキャスターを見て綺礼は思う・・・仮にもキャスターという存在が、求める真理の答えが見つかる根源への到達をこの男は一蹴した
そもそもこの男はどこまでも孤高だ、そして自分以外の誰をも軽蔑している、思えばサーヴァント達も聖杯を求めてこの戦いに参加している
その中でもこのキャスターほど戦う理由が希薄な存在もいないだろう、そういった意味では自分と通じるものがあると
いや、私が聖杯に選ばれた理由はきっとある、だがそれは断じて愉悦などでは無い、それは求道に費やしてきた身としては決して譲れない
真に応えを知るとしたらあの男「衛宮切嗣」ついさっきキャスターと語らったようにあの男とも語らえたら・・・いや、交わすのは銃弾と刃であろうとかまわない
私は―――{衛宮切嗣という人間を識りたい}

「いいだろう請け負った、天空の観測者・・・リボンズ・アルマークよ」
決意と共に応える言峰綺礼と
「ならば僕のヴェーダに直接アクセスする権限を与えよう、楽しみにしているよ?マスター」
やわらかな笑みと共に返すキャスター:リボンズ・アルマーク

何一つ望みを持たない言峰綺礼に、今確かな{動機}が生まれようとしていた
676代理:2013/12/26(木) 08:31:35.92 ID:g95aySEe
7-10



「なぁ先生、元気だせよ」
赤い髪の陽気な西洋男が横にいる金髪の男を励まそうとしている

「私の魔術工房が」
金髪の男がボソっと呟く
フロア一つ借りきって作られた魔術工房
結界の数は24層、魔力炉3基、猟犬代わりの悪霊魍魎が数十体、廊下の一部は異界化までされた自慢の「完璧な魔術工房」
「仕方ねーだろ、先生だって納得済みだろ?籠ってたってMSで一瞬でドカン、それが爆弾による爆破って手段になっただけで結果はかわらねーよ」
彼らは冬木ハイアットホテル32階にいた、しかし状況の不利を悟って混乱の中逃走を決意した、持てる限りの魔術礼装を持ってである
「このような無様な戦いが時計塔に知れたらどうなる・・・私の・・・聖杯戦争の・・・アーチボルト家の名誉も・・・すべて死んだも同然だーーーーー!」
ケイネス・エルメロイ・アーチボルト、時計塔という魔術師の総本山で若くして講師の座を手に入れた天才である、しかしそんな男が冬木の町でヒステリックな独り言を喚く

やれやれ、美女ならともかく男相手じゃいささかやる気がでない・・・いや、前者でもやる気を出しすぎて妻に誤解されるのは嫌だ、たとえそれが今この世のどこにも存在していなくても
一応だが美女ならいる、この先生の婚約者であり、この聖杯戦争をサポートするべく一緒にいる女「ソラウ・ソフィアリ」が
もっともこの赤毛の男は彼女をイイ女と欠片も思った事はない、イメージとしては冷酷そのもの・・・いやもっと酷い、高圧的な貴人という枠組みにガチガチにハメられた人形そのものだ
こんな連中だが彼が戦う理由は存在している、彼のマスターであるケイネスは彼女を心から愛している、幸せな未来をもたらそうと考えている
これくらいの可愛げがなければとっくに見捨てている、だからこそちょっとは忍耐して励ましてやろうかななんて思っている
677代理:2013/12/26(木) 08:39:17.23 ID:g95aySEe
「なぁ先生、俺たちは五体満足に生きてるよ、傷一つねぇ、負傷を疑われて精密検査に無理やりかけられることもねぇ、財産はちっとばかし吹き飛んだけどよ、たかがそれだけだ」
しかし、ケイネスが望んだのは完全勝利なのだ、何一つ失わず、敵を畏敬と感嘆の元に叩き伏せ、圧倒的勝利と共に時計塔に凱旋する{魔術師としての武功}なのだ
「まぁこっから先、寝床からなんとかしなくちゃいけないわけだが先生にゃちとツライだろうな、ここは一つ、ビームの英霊、ランチャー様にまかせておきな」
赤毛の男が軽い態度で金髪の男を励まし

「・・・ランサーだ」
金髪の男がようやく反応する
「えっ?なに?」
わざとらしく返答する赤毛の男
「お前はビームの英霊でもなくランチャーでもなく三騎士の一角、ランサーだ!二度と間違えるな!」
ヒステリックに叫ぶ金髪の男、しかし無視されるよりはマシとケタケタ笑う赤毛の男

「OKOK、あんたの言うことを聞かないと背中がムズ痒くなるからな、ま、ここからしばらくはランサー:パトリック・コーラサワーにまかせな!」
パトリック・コーラサワーと名乗った男は軽快に応える

「どうして、こうなった・・・」
ケイネス・エルメロイ・アーチボルト、何もかも全てを思い通りにしてきた男
しかし予想外のサーヴァントの存在に翻弄され、彼の思い描いた世界は崩れ落ちようとしていた

ランサー:パトリック・マネキン・コーラサワー マスター:ケイネス・エルメロイ・アーチボルト MS:ジンクスV(現在・完全大破)
筋力:C 耐久:C 敏捷:B 魔力:C 幸運:EX 宝具:D
クラス能力 対魔力:C
678代理:2013/12/26(木) 08:44:42.24 ID:g95aySEe
以上投下終了です、規制くらっちゃいました
今だどんなペースで投下すればいいかわかっておりません

そして・・・>>659様、さっそく指摘ありがとうございます
・・・うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ、何やってんだ俺ぇぇぇぇぇぇぇ
いつもこんな調子で作ったSSに誤字やら間違いやら無いかとチェックしまくり、不安で不安で「今日はやっぱやめよう」
なんてのは日常茶飯事、ホント情けない
また悩みに悩んだのは話の展開、微かな揺れとして本筋からちょっとそれる話もあれば、原作そのままに進んでいる話もあります
ガラっと変えれる描き方ができればいいのですが、できなかった、でもオチだけは大きく違うでしょう
今はまだ、嵐の予兆のそよ風程度と思っていただければ幸いです

そして>>348
ランサーはパトリック・コーラサワー、正解です、おめでとうございます♪商品はありませんが
そしてクロスボーンは見たことがないのです、見てればキャスター候補にあげてたかも
そしてターンX、バーサーカー枠としてなら考えていました、尚、遠坂時臣は召喚候補に入れていたが制御不能の怪物として断念した模様

そしてタヒったり復活したりを繰り返して申し訳ありません
また、リアル仕事を侵食しない程度にがんばって描きますので
それにしてもプロットを作り上げてもその過程や内容を描くのがこんなに大変だとは思わなかった

※以上、代理投下終了!
679通常の名無しさんの3倍:2013/12/26(木) 14:28:49.38 ID:+rdi2dcN
面白かったぜ
680通常の名無しさんの3倍:2013/12/26(木) 17:11:02.86 ID:???
つまんねーんだよ精二親衛隊
681通常の名無しさんの3倍:2013/12/26(木) 18:44:12.72 ID:g95aySEe
感想忘れてた
幸運:EXランクのランサーに大草原草不可避wwwwwwwwwwww
お前のようなランサーがいるかwwwwwwwwwwww
682フルグランサ:2013/12/26(木) 19:23:53.34 ID:???
今のSSスレってこんな感じだよな?

もっさん頭イイwwウィットに富んだ文才には脱帽ww
    ∧,,∧  ∧,,∧ 煌の小説やべぇ!続きが早く見たいwww
 ∧ (´^∀^) (^∀^`) ∧∧
( ´^∀) U) ( つと ノ(∀^` )                           (^00^) (何が面白いんだ…俺のSSの方が凄いんだ・・・)
| U (  ´^) (^`  ) と ノ                           / |_|\(新板はバカばっかりだな…)
 u-u (l    ) (   ノu-u                             l l
     `u-u'. `u-u' やっぱこの人のSS好きだわぁwwww


おい…なんかキモいのが来たぞ…
    ∧,,∧  ∧,,∧キモ…
 ∧ (´・ω・) (・ω・`) ∧∧
( ´・ω) U) ( つと ノ(ω・` )         (^00^) ……
| U (  ´・) (・`  ) と ノ         /l_l\
 u-u (l    ) (   ノu-u            l <........
     `u-u'. `u-u' なんだあいつ…


うぜぇ…
      ∧,,∧          偽職人おつ!!          ∧,,∧ 無視しろ無視…
 ∧∧ (・`  )        きもいからよってくんな         (  ´・) ∧∧
(ω・` ) U  )           \(^00^)/           (  Uノ( ´・ω) キモいよー…
| U   u-u               l_l            u-u (U  ノ
u-u ∧,,∧              / \          ∧,,∧  u-u
    (・ω・`)                          (´・ω・) なんなのあいつ…
    (l  U)死ねよ…                     (U  ノ
    `u-u'.                            `u-u'
683通常の名無しさんの3倍:2013/12/26(木) 19:42:28.32 ID:+rdi2dcN
NGワードにフルグランサを追加した方が良いねこれは
名前欄に名前を書いてくれるならこれからNGにしやすくて助かるわw
684通常の名無しさんの3倍:2013/12/26(木) 20:27:49.87 ID:BtM1IMcn
ケイネス先生大当たり引いたじゃねーかw

リボンズがマーボーに愉悦を教えるか…。ギルが愉悦を教えるよりもマシに見えるのはリボンズが意外と小物で人間臭いところがあるってわかってるからかな。
685通常の名無しさんの3倍:2013/12/26(木) 21:06:50.17 ID:O62+IaIk
本文作成と代理投下に乙!
案の定というのかなんというか、原作からしてだがマーボーさんやっぱおかしいよ

>>684ケイネス勝てないけど絶対負けないよなww
686黒鋼の巨神 ◆ZaTBpjlBRY :2013/12/26(木) 22:05:59.21 ID:8A3hZxAH
>>656
ランチャーってそれCCCじゃないですかw
コーラが魔力切れで昇天しない限りは異能生存態の加護で死なないだろうなぁ
687通常の名無しさんの3倍:2013/12/28(土) 12:48:02.26 ID:???
俺の作品のほうが凄いんだから賞賛しろ
俺の作品のほうが凄いんだから賞賛しろ
俺の作品のほうが凄いんだから賞賛しろ
俺の作品のほうが凄いんだから賞賛しろ
俺の作品のほうが凄いんだから賞賛しろ
俺の作品のほうが凄いんだから賞賛しろ
俺の作品のほうが凄いんだから賞賛しろ
ガルドスすんな
688通常の名無しさんの3倍:2013/12/28(土) 13:13:05.93 ID:???
永遠に黙れ

「小3」

中退
689通常の名無しさんの3倍:2013/12/28(土) 14:04:41.44 ID:???
賞賛だけなんてあり得ません
690通常の名無しさんの3倍:2013/12/29(日) 04:46:51.55 ID:???
賞賛してやってもいいけどね





日本語で話になっていればなw
691からあげ ◆2WK9G/aFlY :2013/12/31(火) 12:12:35.58 ID:lDwggTYk
久しぶりに投下します、そもそもコテトリがこれであってるのかも不安でしょうがない…
age進行というのは目立つようでかなり緊張しますがお手柔らかにお願いします
692からあげ ◆2WK9G/aFlY :2013/12/31(火) 12:17:37.44 ID:lDwggTYk
A.G.160
地球連邦軍とヴェイガンの戦いは激化し、パワーバランスの逆転を押し切れなかった連邦軍は
技術開発部に多額の予算を投じて多くの新戦力の開発に没頭していた
その結果いくつかある研究チームの一つが、ヴェイガンのステルス技術に対抗できる索敵システムの完成に近づいていた

連邦軍総司令部ビッグ・リングの会議室に多くの将校が出席し
この装置の開発チームの長である女性「テレーゼ」がパネルに移した図を用いて説明している

「今までレーダーや熱源探知でも発見は不可能でしたが、この光波システムなら理論上発見が可能です
 探索距離の問題から多少数は必要ですが、実戦で投入できれば防衛力の飛躍的な向上を見込めます
 既に試験機は完成していますし、幸い実験の場所には事欠かないでしょう」

将校達がヒソヒソ話す中、テレーゼはそれを見渡しながら説明を続ける
一通り説明し終わると、小話がざわつきになりそこかしこから疑問の声があがる
しかし1番奥の席に座っていた男が立ち上がると一気に静まり返り全員が注目した

「話は大体わかった、投じた資金に見合う物が得られそうで安心したよ
 試験のために必要な物は責任者のターナム大佐を通して報告してくれ
 申し訳ないが予定が詰まっているので、私はこれで失礼させてもらうよ」

「御足労頂きありがとうございました、ゴッツ副司令」

副司令が挨拶して会議室を出てから、数分で他の将校も次々に立ち去って行った
693からあげ ◆2WK9G/aFlY :2013/12/31(火) 12:19:48.01 ID:lDwggTYk
会議が終わって少ししてから、ビッグリングの一室にテレーゼと彼女の部下何人かが集まった
彼女たちは高そうな椅子に座るスキンヘッドの男、この部屋の主の前に立っている
視線を少し落とせば机には「ロイ・ターナム大佐」と長細いネームプレートが置いてある
彼は大変上機嫌な顔をして葉巻の吸い口をガリガリ削っている

「今回のプレゼンは最高の出来だったな、んん?これで全員司令部に名前を覚えられるぞ」
「そんなことより、実験配備の場所決まったんですか?」
「…そうだな輸送部隊の護衛艦に同乗してもらう予定だが
 まだ人員の選定が終わってないんだ、少ない予算のプロジェクトだし慎重にやらんと」

自分の話に興味を示さないテレーゼを見上げてため息をつく
優秀な部下だが人当たりの悪さは以前からで、いつ自分の上官の機嫌を損ねるのかは彼の悩みの種だった
今も後ろの部下は満足そうな顔をしているのに、彼女は気をつけしたまま目も合わせようとしない

「一応言っておくが戦闘が行われることは前提だ、じゃなきゃ装置の実験にはならんしな」
「そうですか、落とされてもデータは可能な限り送ります」
「まぁ今のとこ人員選考を通ってるのは全員実績のある奴らだ
 そう簡単に死ぬことも無いだろうけど一応な、一応」
「お気遣い感謝します。特にお話が無いならまだ作業が残ってますのでこれで」

声を掛ける間もなくテレーゼは回れ右して部屋を出て行った
ターナムは勧めようと思っていた手元の葉巻を思い出し、残った研究者たちを見まわす

「何してんだ……お前らも早く行け!…まったく」

短時間のうちに不機嫌になったターナムはその場に居た者を追い出し、葉巻に火を付ける
イライラしてたせいか煙が喉を通ってしまい咽返すと、いよいよ顔を真っ赤にして葉巻を床に叩き付けた
694通常の名無しさんの3倍:2013/12/31(火) 12:22:04.36 ID:gItVVAr/
支援
695からあげ ◆2WK9G/aFlY :2013/12/31(火) 12:24:46.59 ID:lDwggTYk
テレーゼ達がビッグリングで上級将校達に研究成果の発表を行っている頃
地球のあるところで連邦への武力蜂起が起こっていた
武力蜂起とは言っても主犯のグループが持ち出したのは型落ちもいいとこのワークローダーで
ガラス張りのコクピットの機体がどこから調達したのかビームライフルを持っている
彼らは居住区にある公営の市民ホールに立て籠もり、その周囲にワークローダーを立たせてしきりに反連邦を煽っていた

「は〜あぁ、これいつになったら終わるんだよ」
『コクピットで居眠りなんかしたら歩兵部隊に行かされんぞ、詰まんなくてもしっかり見張っとけ』
「だって見ろよアレ、自然崇拝の宗教家が重機持ち出して『我々は力には屈しない』だってよ
 そもそも矛盾してるし負けんのわかってんなら一々面倒な事させんなっつの」

盛り上がっている現場から離れたところで、アデルが4機並んでいる
パイロット達の中で一人やる気のなさそうにしている「ランド」が望遠で現地を覗く
視線を変えるとサイドモニターでは足元の様子が映り込み、士官と地元警察が急造テントの周りを走りっている
鎮圧部隊が陣取ったのは町の有名な公園で、大きな樹がいくつも立っている
MSが小隊分居てもサッカーができそうな場所だが、少し進めば居住区に住宅が立ち並んでいる

「あんなの一々作戦立てなくてもなんとかなんだろ」
『一応民間人なんだぜ?それに警察もあらかた配置は終わってるようだし、もうすぐ出番だろ』
『お喋りはそこまでだ、内部に潜入した捜査官から指導者一味の中にヴェイガンの疑いありだそうだ
 テロリストなのか革命家なのか知らんが気取った自然満喫クラブの奴らと一緒にとっ捕まえてやれ』
「了解、じゃあ自分が、1番機ランドが先行するから他は遅れるなよ」

盾を構えて散開するように進むアデル、時代が進んで新型のMk2の配備も徐々に進んでいるが、ここではまだ現役である
足元の町を壊さないように歩いて進むと、反乱グループの半分くらいは銃を持った巨人にビクついて逃げて行った
ワークローダーの持つライフルの銃口がこちらに向けられ、どちらが先に引き鉄を引くかジリジリと歩み寄っていく
696通常の名無しさんの3倍:2013/12/31(火) 12:29:17.94 ID:???
私怨?
697からあげ ◆2WK9G/aFlY :2013/12/31(火) 12:29:47.16 ID:lDwggTYk
格闘もできそうな距離まで近づくと、ワークローダーのマニピュレータがトリガーを引き
発射されたビームはランド機の盾に当たって弾かれる
2発目を撃たせる前にランドは素早く盾をライフルに押し付ける
至近距離で盾にぶつかったビームが銃口を裂いて銃身を爆発させる

「民生品の豆鉄砲がぁ!直撃でも怖かねぇや!」

ライフルの爆発で両手がひしゃげた機体が尻餅をついた所に、さらにランドは正面から蹴りを入れる
ドッズライフルをコクピットに向けるとマイクを切り替えてスピーカーに出力する

『降りろオラ!余計なマネしたら愛機の風通しよくしてやるからな!』

慌てて飛び出した中年の男が走って逃げようとするが、どこからかぞろぞろ出てきた警察に取り押さえられる
周囲を見渡すと味方のアデルも順々に重機を片付け、重装備の機動隊がホールに突入を開始していた
一息ついていると、突入した部隊の警察無線が入りこむ

『ホールの2階席に敵多数!上を取られてる!』

ランドはすぐにホールの近くまで行くと、内部の見取り図を画面で何度も確認する
シールドを外した手で壁面に触れて大体のポイントを予測すると、思い切り振りかぶって壁を殴り抜く
内部では突然MSの腕が突っ込んで来た衝撃と、その瓦礫で敵が混乱しているのが少しだけ見える
腕を入れたまま体勢を変えると丁度スピーチ等で立つ舞台とその真ん中に人が立っていた
映像を拡大するとその男は何かのスイッチを押してから突入した部隊に射殺された
すると残ったホールの2階部分が爆発し天井が崩れ落ちる

「自爆した?……片田舎で過激派かぁ、時代遅れなやり方だ」
『助けてくれ!こいつ武器を隠し持ってやがった!』

味方からの通信に慌てて街を見渡すと、味方のアデルがビームサーベルで盾ごと頭を切られていた
よく見ると相手のワークローダーの1機だけ「MSの腕」を持ってその手のひらから出るサーベルを振っていた
ランドは破損した味方に更に「腕」を振り上げる敵機に素早く照準を合わせて発砲した
698からあげ ◆2WK9G/aFlY :2013/12/31(火) 12:33:41.48 ID:lDwggTYk
テロ行為への対策本部として急ぎ足で建てられたテント
少し前まで見下ろしていた場所でランドは地元基地の司令に呼び出されていた

「ランド曹長、頼んでいた物はいつごろ届くかな?」
「既に手元にはありますから今からでも、追加の注文ですか?なんでも外から持ってきますよ」
「さすが元特殊部隊だ、そんな曹長に頼みごとがある」

司令は手元の書類をランドに手渡し、辺りを見回す
周辺では今でも後片付けに追われる警察や兵が駆けまわっている

「思いっきり秘匿情報って判が押されてますけど、ここでいいんですか?、自分はいいですけど…」
「混雑してる上に皆せわしなく動いてるしな、私のオフィスなんかよりよっぽど安全だ」

途端に怪しく見えてきた封筒を開けると、何枚か書類が出てくる
どれも旧式のタイプライターで打たれたようなもので、さらに総司令部の直筆署名が書かれている
おそらく限られた枚数のみ発行されたものだろうことは見て分かった

「新兵器の実戦テスト部隊へ推薦ですか……自分は前線が嫌になったからここに来たんですけど」
「分かっちゃいるんだがな、今回の一件どうしても曹長の力が必要なんだ」

司令の言い方から計画への参加が本当の目的でないことを悟るランド
ため息を吐いて書類を封筒に戻し司令に返す、もう大体話の察しは付いていた

「で、自分は何をすればいいんですか?正直あまり気は進みませんけど」
「君に頼んでいた酒があるだろう、実はもう君に決定しているたんだがキッカケが必要でな」
「俺が軍規違反したっていう体で送り込もうってわけですか…」
「あとさっきの無許可の発砲だね、あれは威嚇用だって話聞いてなかっただろ」

既に決まっていたような話に露骨に嫌な顔がでるランド
しかしそこまで話が進んでいるならやらないといけないと無理やり納得する

「それで、地球で起こってる事件の犯人が宇宙にいるんですか?」
「疑わしいものは目星をつけてある、それは追々話すとして、無事に戻ったら好きなとこに異動させてやる」
「本当ですか?……良いことを聞きました是非参加させてください」

ランドが掌を返したように参加を志願したのは、達成した見返りに前線嫌いの彼が求めた物が見えたからだった
699からあげ ◆2WK9G/aFlY :2013/12/31(火) 12:34:59.89 ID:lDwggTYk
事件から数日経ったある日、ランドが所属する基地に戦艦が移送されてきた
ディーバ級7番艦「ルードウィヒ」、緑と白のカラーリングは片田舎の基地には似つかない
そして基地にはランドへの辞令が張り出され兵たちの間で噂になっていた

「おいランド!ホントに行くのか?お前あんなに『もう前線は行きたくない』って言ってたのに」
「仕方ない、基地に酒持ち込んだのバレたんだとよ」
「あれは司令も頼んでただろ」
「上から査察がもうすぐ来るらしいからな、部下の為にウソつくリスク考えたら
 そりゃ隠すより全部押し付けて左遷させた方が早いだろうよ、上は一兵卒の話なんて取り合わないしな」

大きなバッグを背中と片手で持って格納庫に向かうランドに、仲間が何人も寄ってきた
一応実験は秘密の作戦で、表向きは新造戦艦の初航行で物資の移送任務であり
ヴェイガンに襲撃される可能性は高いと、多くの者が認識している

「まだこの前助けてもらった時の礼もしてないのに残念だな」
「あんなもん恩の内に入らねぇよ、お前も達者でやれよ」
「帰ってきたら一杯奢るよ!」
「帰ってきたら、な」

さっさと歩を進め、背を向けたまま仲間に手を振る
格納庫ではルードウィヒの点検と補給が行われ、作業員は少数だった
タラップから中に入り艦内地図を見て自分の部屋を探していると誰かに声を掛けられる

「こんな田舎に寄ってまで拾う奴ってのはお前か…」
「田舎ったって、ここからのコースが1番狙われずに上がれるとこだって知らないの?そいでお前誰よ?」
「本部まで同行することになった連邦中央情報局の者だ」
「あぁそう……でしたか、どうぞよろしくお願いします」

ランドは露骨に怒りを買わない内に退散するのが吉と見て、エレベーターまで駆けていった
自分の部屋を見つけて中に荷物を放り投げると、大きく深呼吸して作戦への緊張とその後の報酬に高揚した
700からあげ ◆2WK9G/aFlY :2013/12/31(火) 12:39:07.84 ID:lDwggTYk
というわけで投下終了
キオ編内で1つやりたかったんですけど
思い入れが強い分どうイジったらいいのか分からず本筋関係ないSSに移行しました
投下してから色々と反省する部分が見えたので来年からは善処しようと思います
701通常の名無しさんの3倍:2013/12/31(火) 14:12:36.78 ID:vEFGy70C
面白かったぜ
702通常の名無しさんの3倍:2014/01/01(水) 16:04:42.90 ID:???
第一話 はじまり
CE73 10月X日
俺達はセカンドシリーズの機体が連合に盗まれたこと、ユニウスセブンが地球に向かっていることを知らされた
ミツオ「我々は直ちに宇宙へ上がり、これを阻止することとなった」
ロリエーン「と言ってもここジブラルタルにはマスドライバーがないでしょーが」
ミツオが黒板のような形をしたスクリーンに表示された地図の位置を指さす
アジア・・・?
ミツオ「カオシュン基地へ向かいそこから宇宙へ上がる」
しかしロリエーンが立ち上がる
ロリエーン「待ってください、カオシュンは連合の基地でしょうが」
ミツオ「だが今は戦時中ではない 地球の危機にみなが協力しなくてどうする」
ロリエーン「フン・・・だが俺は信用しないけどねナチュラルなんか」
作戦の説明を終えそれぞれが自分の部屋へと戻った
これから艦に乗り込み宇宙へと上がるのだ
荷物をまとめて準備をしなければならない
でも俺はとてもそんな気分じゃなかった
宇宙には嫌な思い出がある
ゲイツに乗りパニックに陥った俺は敵味方構わず攻撃した
目の前が真っ白になり、気がついたときには俺の部隊の仲間は後ろから俺に撃たれ全滅していた
ミツオ「ここに居たのか」
俺は振り返るとそこには俺の荷物をまとめた父が居た
「父上・・・!ぐぅ・・・!」
俺は父の胸に飛び込みただ泣いた
ミツオ「宇宙は・・・怖いか・・・」
怖い、俺は多くの仲間を撃ってしまった
これ以上、仲間を失いたくない・・・
ミツオ「安心しろ 今回はユニウスセブン破砕作業の部隊の支援と周囲の警戒 戦闘ではない」
俺はただ泣き崩れ、気がつけば朝になっていた
ベッドの上 とても爽やかな朝だ
俺は父がまとめてくれた荷物を持ち艦へと向かった
戦闘じゃない・・・けど・・・宇宙は怖い
歩いていた足はだんだん遅くなり止まる
駄目だ・・・行きたくない 怖い・・・
「どけどけー!」
背後から声がして物凄い勢いで何かが近づいてくる
とっさに振り向くと激突した
俺とそう歳は変わらない男で髪は長髪の黒 一目でわかるほどの美形だった
703通常の名無しさんの3倍:2014/01/01(水) 16:07:03.99 ID:???
どこのバ改変ですか?
704通常の名無しさんの3倍:2014/01/01(水) 16:24:46.96 ID:LhkbPSaf
改変であってもなくても
最後の行の「〜男で髪は長髪の黒」って書かれた時点で上を読む気は失せる

「〜男で黒い長髪」か「〜男で髪は長く黒い」じゃないと髪、髪と説明が重複しておかしい
705ユーラシア兵 ◆fhWVlI7Zkg :2014/01/01(水) 17:06:07.70 ID:8l1dgZ7Y
投下開始します
連合兵戦記 間章 戦火に覆われる地球 開戦編

突如炸裂した核の閃光を目撃した者たちは、全員戦場にいることすら忘れ、呆けた表情でそれを見ていた。
「あれは、核か?」
最初に口を開いたのはステーションで指揮を執っていたザフト軍の司令官だった。
その閃光が収まった時、先程まで圧倒的多数の敵軍に勝利を収めたことへの喜びに溢れんばかりだった指揮所は、真空のような静寂に包まれた。
だが、その静寂は、数秒と立たず、各防空エリアのザフト軍部隊からの情報を求める無数の通信によって打ち破られた。

喧噪の巷とかした指揮所で茫然とする彼らの目の前でユニウス7はガラス細工の様に真空の宇宙で音も無く崩壊していった・・・・



直ちにユニウス7周辺でザフト軍を中心とした救助部隊の決死の救助活動が行われた。
だがデブリが発生する中での救助活動は困難を極め、逆に救助活動中の小型艇やMSに損失が出る始末であった。
最終的に243721名ものプラント市民が犠牲となった。
その中には、プラント評議会 国防委員長 パトリック・ザラの妻であり、農業技師でもあったレノア・ザラもその中にいた。
この被害を受け、ザフトのアジテーターによる演説宣伝の嵐と理事国の傲慢な対応を受けた中でも長年、比較的穏健派が多数だったプラントの世論は、ザフト強硬派の宣伝工作と、初期の情報の混乱に伴う地球連合各国の
自作自演説の主張等によって数日と立たず、強硬派が世論の大多数を占める結果となった。
この時、一部ではコロニーに対する核攻撃という衝撃的な事態を受けてパニックとなったプラント市民の中には、比較的理事国よりであったメディア
を襲撃する者さえいた。
また初期に理事国を中心とする地球連合加盟国が出した自作自演説は、連合側がこの戦争で犯した最大の愚策として
一部の歴史家に指弾されているが、これは、当時の連合側・・・・宇宙艦隊を派遣した大西洋連邦は、連合艦隊が核を装備していた
ことは認識していたものの、メビウスが搭載している核弾頭は対艦隊用であり、プラントを瞬時に崩壊させるような
威力は、直撃でもない限りありえない、ましてザフトが防衛網を展開し、未知のジャミング(当初連合側は、ニュートロンジャマーをこの様に認識していた)装置を運用している状況下で
コロニーに直撃させる程の至近距離にまで接近できるなど有得ないと考えていた為であり、むしろ常識的である。


この『血のバレンタイン』事件が発端となり、地球圏は人類史上最大の戦火に包まれることとなった・・・・
706ユーラシア兵 ◆fhWVlI7Zkg :2014/01/01(水) 17:22:17.31 ID:???
すみませんが用事が急に出来たので本日の投下は終了させていただきます
次の投下は早ければ明日に行います
707黒鋼の巨神 ◆mV16NbPCQ2 :2014/01/01(水) 17:30:39.00 ID:VkhYXy63
投下します。


機動少女リリカルなのは00 プロローグ





地球人類初のイノベイターである刹那=F=セイエイは地球外変異性金属体『ELS』との対話を
成し遂げ、彼らの危機を救うためにプログラムと化したティエリア、愛機ダブルオークアンタと
共にELSの母星へと旅立った。

ELS母星でELSと地球人類との友好への道筋を作った刹那達は量子ワープで地球に戻らず、
ELS以外の異種知性体と対話を行うために外宇宙を探索しながら帰還する事にした。

刹那の体はELSとの融合で人類が生命活動を行うのに必要な定期的な睡眠や栄養補給等から解放されており、
クアンタムバーストの使用で外部装甲を失っていたクアンタも刹那同様に融合したELSの恩恵を受けて
クアンタ単体での外宇宙航行が可能になっていた事がこの決定の大きな後押しになったのである。


ELS母星から飛び立った刹那達は様々な種族との出会いと別れを繰り返していく。
この物語はそのほんの一端である。




夢を見ていたんや……、おとうちゃんとおかあちゃんが事故で亡くなって一人になった
わたしといっしょに笑ったり泣いたりしてくれる、そんな家族を……




その日は八神はやてにはいつもと変わらない一日のはずだった。
いつものように一人で着替えて車椅子に乗り、一人で食事をし、一人で両親の墓参りに行く。
そのはずだった。
墓参りに行く途中にきれいな宝石を拾うその時までは……。
708黒鋼の巨神 ◆mV16NbPCQ2 :2014/01/01(水) 17:35:25.89 ID:VkhYXy63
八神はやては習慣になっている両親への墓参りへ車椅子で向かう途中で人気のない郊外の
なだらかな丘に差し掛かった際、道に光る物があるのを見つけた。
気になった彼女は車椅子を近づけ、車椅子に備え付けてある火ばさみで拾って確認してみる。
碧眼の瞳を思わせる色と形状をした宝石で特に泥汚れ等は付いていないようだ。
誰がこんなきれいな宝石を落としたのだろうと思いながら火ばさみから手に取った時にそれは起こった。
宝石が眩い光を放ち、辺り一面が真っ白になったのだ。その光の奔流によってはやては気を失った。


「……はやて……はやて……起きるんだ、はやて」


誰か自分の知らない男性の声がはやてを呼ぶ。
自分は一体どうしたのかと考え、墓参りに行く途中できれいな宝石を拾った事を思い出して目を覚ます。
気が付くと目の前の男性に介抱されて寝かされていたらしい。

「わ、わたしは八神はやて言います。あなたの名前は一体なんておっしゃるんでしょうか?」

知らない男性に膝枕されて気恥ずかしかったのか思わずどもってしまうはやて。
すると目の前の男性、黒髪に金色の瞳をした青年はこう答えた。


「俺の名は刹那=F=セイエイ。『世界』を巡っている旅人だ」


プロローグ終了。
初の長編に挑戦してみましたがプロローグなので短め。
自分用のノートPCを家族に貸したためトリが変わってしまいました。
次回以降もこれで行きます。
それでは皆様、今年もよろしくお願いします。
709作ってみた ◆8YJ31zWLa. :2014/01/01(水) 23:02:34.03 ID:s2kNesxr
からあげ氏、投稿乙です
ユーラシア兵氏、黒鋼の巨神氏、続きを楽しみにしております
この話はノリと勢いを酒の後押しで描きました
そして1月1日に投稿すべきとせっせと描きました
そんなワケで投稿開始します
710作ってみた ◆8YJ31zWLa. :2014/01/01(水) 23:12:23.01 ID:s2kNesxr
8-1
Fate/stay GUNDAMfight「第8話」

障害なき人生?なるほど確かに素晴らしいでしょう。
何もかも思い通りになる人生?なるほど確かに聞こえは良いでしょうな。

しかしそのような人生が、生み出すものはどんな醜悪な者でしょうか
自分は強い、なんでもできる
努力などしたことはない、なぜなら私は天才なのだから

そんな人間がのっぴきならない逆境に対面した時
その真価を問われる時となる

      Fate
それが「運命」ならば尚の事

「どうして、こうなった・・・」

若くして、そして努力することなくその多くを手に入れた天才魔術師「ケイネス・エルメロイ・アーチボルト」と
ランチャー・・・もといランサーとして召喚された「パトリック・コーラサワー」

どうにも彼らは良い人間関係を築けていないようです
はたして彼らは、この聖杯戦争を勝ち抜く、いや・・・生き残る事ができるのでしょうか!?
それではFate/stay GANDUMfight・レディィィィゴォォォォオオオオ!
711作ってみた ◆8YJ31zWLa. :2014/01/01(水) 23:25:39.20 ID:s2kNesxr
8-2
どこから自分の人生は狂ってしまったのだろうか
まずは自分の教え子に英霊を召喚するための聖遺物を盗まれた事から始まるだろう
もちろんその程度のアクシデントで聖杯戦争を降りるワケにいかない
私は時計塔最高の講師なのだ、その華々しい経歴を飾るため、聖杯を手に入れる
故に新しい聖遺物を調達する、しかし・・・現れたのはコイツだ

「んで、俺はそのランチャーってクラスとして呼ばれたと」
宇宙服にも見えなくもないが珍妙な服を着た赤毛の男が現れた、軽薄で学も教養も無さそうな男である
「ランチャーではない、ランサーだ!そんなクラスは聖杯戦争には存在しない!!!」
声を荒げたケイネスがヒステリックに叫ぶ、なんでこんなヤツが呼ばれたのだと
「だいたいその聖杯戦争って何だよ、好き好んで戦争に飛び込もうなんてアンタ傭兵かなんかか?どーみても陰気な学者にしかみえねーがな」
陰気は余計である、しかし深刻なのはこの赤毛の男は聖杯戦争のなんたるかも理解していないことだ
「貴様は既に私と契約を交わしたのだ、この聖杯戦争を勝ち抜くために従うのだランサー」

しかしランサーから帰ってきた言葉は
「理由も無しに戦争なんて物騒な事やれるかよ、しかもなんだ?いきなり陰気な凸ッパゲに呼び出されたと思ったら高圧的にクドクドと・・・」
陰気な凸ッパゲ・・・ケイネスの忍耐はここに限界を迎えた

「令呪をもって命ずる、ランサー、私の言う事を聞けーーーーーーーーーーーーーッ!」
712作ってみた ◆8YJ31zWLa. :2014/01/01(水) 23:31:57.31 ID:s2kNesxr
8-3
令呪の事を少し補足しよう、幾度か説明したように令呪とは聖杯戦争におけるマスターの自身のサーヴァントに対する絶対命令権である
しかしサーヴァントの対魔力によって抵抗されたり、命令の内容によってはかかる力は大きく変わる
たとえば単純で直に完了する命令は拘束力が高い
「ここに来い」と命じればテレポートしてどこにいようとマスターの元にかけつけれる
「次の攻撃を限界を超えて放て」と命じれば本当に限界を超えた攻撃を放つ
それを「私の言う事を聞け」などという命令は言う事は聞くけどやるとは言われてないという話であり、しかも命令の期間も決められていないためその影響は極めて軽微である

かいつまんで言えば
「ほぼ全く意味の無い令呪の使用方」である

ましてや対魔力を持つ三騎士、これでは逆らったところで体のどこかがムズ痒くなるだけである

「OKOK、わたったわかった先生、アンタの言う事を聞こう、まずは何から聞けばいい?」
両手を挙げて降参的ポーズを取るコーラサワー、片や両肩を上下に揺らし息を吐くケイネス
いくらなんでも自身の失態には気付いている、この程度は自身の器量を持って制するべきだったのだ
その絶対命令権という鞭は、ただ三度しか振るえない、それを全て失うということはマスターとして決定的敗北を意味する
だが覆水盆に返らず、せめてこの絶対命令権を有効的に使う他ない

「ランサー、まず君が何者かを答えろ、何時、何処の英霊か包み隠さず応えるのだ」
失態を犯しはしたが立ち直り、様になった威圧そ見せるケイネスの対応、これでも時計塔では政治的にも高い評価を受けている
相手より上の立場だと思い知らせた方が事はスムーズに運ぶ、しかし、目の前の男は一切の空気を読んでいなかったが

「OK簡単な質問だ、パトリック・マネキン・コーラサワー、2279年1月1日生まれのO型♪新年早々に生まれるとか縁起いいだろ俺ーーーー♪」
余計なハイテンションで自己紹介するコーラサワー、怒りに顔を赤くするケイネス、しかし・・・コイツは今何と言った?
「2279年とは何だ!ふざけているのかランサー!」
声を荒げるケイネス、それに軽快に答えるコーラサワー
「2279年って、西暦に決まってるだろ」
今は西暦1992年である、結論としてはこの男は未来英霊という事になる、そしてその実力は・・・極端に弱い、それか極端な能力と推測
ケイネスはマスターとしての透視能力でコーラサワーの実力を図る・・・幸運がEX、測定不能、どうやら後者の用である
落ち着きを取り戻し、次の質問に入る
713作ってみた ◆8YJ31zWLa. :2014/01/01(水) 23:39:14.81 ID:s2kNesxr
8-4
「ではランサー、君が何処の英霊かはわかった、次は何物か答えてもらおうか、生前何をやっていたかということだ」
相手の学が無さそうなので一言追記する、ランサーがどれ程の実力を秘めているか把握する必要があるのだ
「連邦正規軍のMSパイロットだ、階級は少尉・・・大尉・・・准尉・・・だっけか?」
後半はどうでもいい、それより重要なのはMS(モビルスーツ)と言う聞いたことのない単語だ、パイロットというならば何かに乗っていたと推測できるが
「ではランサー、そのMSとやらを見せよ」
ケイネスが命じる
「いやー、一般人にホイホイ見せるのはいくらなんでも軍規違反ってレベルじゃねーだろ、いくら俺でもそれは・・・ってあれ?できる」
そうして姿を現したのは全長19Mの鉄巨人、ジンクスVである、さすがこれにはケイネスも驚く

(これは?ライダーではなくランサーとして出したのか!?そして間違いない、この鉄巨人は高次元の神秘の塊だ)
さすがは超一流の天才魔術師として名高いケイネスである、その真価を一目で看破した
態度こそ気に食わないがこいつは最強クラスのサーヴァントだ、それを私が従え悉く敵を撃破し聖杯を獲得し、時計塔へ凱旋する・・・ならば!
「ランサー、マスターとして命ずる、今すぐその乗機を駆りこの地の管理者である遠坂時臣を討ち取れ!」
絶対であり冷酷な意思、それにたいして体をポリポリとかきながら応えるコーラサワー、一切空気を読んでいない
「やだよ、だからなんで戦争なんて好き好んでやるんだよ、頭おかしーんじゃねーの?」
話が最初に戻った、しかし冷静さを取り戻したケイネスは二たび激昂する事はなかった

「戦争はキライかねランサー、ではその遠坂時臣がこの戦争を引き起こした張本人の一人だとすればどうかね?」
さすがにコーラサワーも耳を傾ける、その様子を見てほくそ笑むケイネス、彼はコーラサワーの態度はともかく良識的な軍人タイプと想定していた
「魔術師は人の法から外れた存在だ、時に無辜の民を容赦なく犠牲にしてその目的を果たそうとする、そんな魔術師という存在が戦いに際してその命を顧みると思うかね?」
そう、事実上聖杯戦争は冬木という街を舞台とした戦いである、そこに一般人が巻き込まれるワケはないという考えはどこまでもおめでたい
遠坂時臣の名を出したのはこの聖杯戦争において自分を除き最も強力な魔術師として脅威に感じていたからである
714作ってみた ◆8YJ31zWLa. :2014/01/01(水) 23:45:36.89 ID:s2kNesxr
8-5
「うーん、どうにもアンタが上司という扱いみたいだなー、あんまり気乗りしないがいいだろ、それに・・・」
真剣さの欠片もなかったコーラサワーが
「どうやら嘘は言っていないようだからな、アンタの言う通り遠坂時臣って奴を叩きのめしてやるぜ」
そういって、コーラサワーはジンクスVを駆り、遠坂邸へと一直線に向かっていった、サーヴァントを御する事に成功したとほくそ笑むケイネス
しかしそしてその結果は





冬木ハイアットホテル32階、そこに幽鬼のごとく立ちすくむ男がいた、ケイネス・エルメロイ・アーチボルトである
コーラサワーが駆るジンクスVの撃墜を使い魔越しに確認し・・・自らの敗北を信じられないまま自分の本拠地に戻ってきたのである
出迎えるのはソラウ・ソフィアリ、しかしケイネスの表情に何一つ気遣う様子は無い、ケイネスの表情を失った口が開く
「終わった・・・」
この世が終わったかのような声であった
「元気だせよ先生、人生山あり谷ありだろ?こんなこともあるって」
その横には赤毛の男、パトリック・コーラサワー、しかしケイネスは彼を一切知覚していない
なぜならその男は自らの乗機と共に消し飛んだはずだからである、つまり彼は現在という現実を何一つ受け入れていない
まったく状況をつかんでいないソラウがようやく口を出す
「何が終わったから知らないけど、早く部屋に入りなさいな、そっちのサーヴァントもさっさとね」
は?奴は死んだ、もういない
「おーい先生、いつまでも呆けていると彼女に嫌われちゃうぞ〜(ほら、シャキッとしろって)」
アンタの女だろ?カッコつけたいんだろ?いいかげん正気に戻れと促すコーラサワー、そして現実に立ち戻るケイネス・・・
「はっ・・・!はーーーーーー?何故お前がここにいる!!!なんで・・・なんで・・・!」
そんなケイネスを前に、欠片の申し訳もない顔でコーラサワーが応える
「ごっめーん先生♪やられちゃいました〜♪」
そんな一切の後ろめたさを感じさせない軽快な笑顔でその男はいた
715作ってみた ◆8YJ31zWLa. :2014/01/01(水) 23:50:38.08 ID:s2kNesxr
数分後、精神の体裁を整えたケイネスはコーラサワーに問う
「ランサー、今回の戦いは何だ」
何だと言われてもコーラサワーには理解できない、追記が必要だ、それを再度理解して付け足す
「遠坂との戦いの事だ、何故やられた!・・・そうだ、私から見たらお前は抵抗せず無防備に背中から撃たれたように見えたぞ」
もしや土壇場で裏切ったのか、そもそもコーサワー聖杯に賭ける望みがない、問い詰めても幸せに生きたから必要ないと
しかしそんな英霊が存在するわけがない、何か重要な事を隠しているに違いない・・・違いない・・・?

「いや〜、いきなりのマシントラブルでMSが動かなくなったんだよ、こんなこと今までなかったからマジビックリしたぜ」
嘘は言っていない、そういった意味では最初に放った令呪は効果的であった、言う事を聞かなければそこそこの重圧がある
そもそもこの男への真意看破はどこまでも容易だ、本当に何を考えているのかわからない、もしかしたら深いことは何も考えていないのではないかと思うほど
「マシントラブルだとランサー、お前の駆るMSとやらはそんなポンコツなのか!」
嫌味をぐちぐち言うケイネス、それに応えるコーラサワー
「ポンコツだよ、デビュー当時はぶっちぎり最強機体だったけど随分型落ちしてるからなー」
対するコーラサワーは嫌味で返している訳ではない、繰り返す、嫌味ではない
対するケイネスはバカにしているのかと激昂、話は逸れるばかりであった
そんな彼らの不毛な話を中断させたのは

「ジリリリリリリリリリリリリリリリリリリ」

響く緊急ベルの音、そして部屋にかかってきた電話、その内容は火災が起きたため避難してくれというホテル側の要請であった
しかしケイネスは聖杯戦争の参加者、この火災が放火であり、他の参加者によるものと断定する

「放火?よりによって今夜?」
口を開いたのは今まで沈黙を保っていた、というより冷やかにケイネスのヒステリックな様子を眺めていたソラウ
「フン、私をサーヴァントを失いながらいまだ聖杯戦争にしがみつく木端として狩りにきた有象無象がいるようだ」
この火災の真意は人払い、魔術は神秘として秘匿されるのが魔術師達の絶対のルールである、暴かれた神秘はその力を失うからだ
だからどんな魔術師も自らの力を世に示そうとはしない、つまりまごうことなく襲撃である
716作ってみた ◆8YJ31zWLa. :2014/01/01(水) 23:59:11.92 ID:s2kNesxr
あ、ミス、直そうと思ってたところ治ってなかった
× そもそもこの男への真意看破はどこまでも容易だ、本当に何を考えているのかわからない、もしかしたら深いことは何も考えていないのではないかと思うほど
○ そもそもこの男への真意看破はどこまでも容易だ、嘘を付こうとしないから、もしかしたら深いことは何も考えていないのではないかと思うほど
717作ってみた ◆8YJ31zWLa. :2014/01/02(木) 00:06:06.15 ID:1ZfdW/DL
8-7
「そう、お客人には私の魔術工房をとっくりと堪能してもらおう」
フロア一つ借りきって作られた魔術工房
結界の数は24層、魔力炉3基、猟犬代わりの悪霊魍魎が数十体、廊下の一部は異界化までされた
この世界において「完璧な魔術工房」であり「完璧な魔術要塞」
「宿泊者達が引き払えば何の遠慮もいらない、お互い存分に秘術を尽くした魔術戦ができるというものだ!」
笑いながら語るケイネス、そして水を差すコーラサワー

「その魔術工房、俺のMSで突撃したらどうなるの?」
その結果は・・・木端微塵に砕け散る、コーラサワーがやるわけではない、他の参加者がやるという事だ
引きつったケイネスの顔、それは後に予想される結果を容易に想像できた、つまりあんな巨大な塊を防ぐ手立てにはならないのである

「ちょっとケイネス!」
今まで冷淡を貫いていたソラウもさすがに感情を表している、明らかに危機であり対抗策を講じる必要がある
「自慢の魔術工房かもしれねーけど逃げるしかねーなコリャ」
そこにケイネス自慢の魔術工房に対する遠慮は無い、しかし現状の逼迫さは歴然でありそうする他無い
コーラサワーの言う事は正論だ、しかし、しかしだ、彼が心血注いで作り上げた魔術工房が何の成果も無しに崩壊の憂き目に会う、それをすんなり認める事はできるであろうか
「なぁ先生、アンタの魔術ってやつで囮みたいの作れね?せっかくの自慢の工房だから引き籠ったと思わせて上手い具合に死んだフリができるぜ?そいじゃ俺は荷造りすんぜ♪」
とはいえ、空気を読めないコーラサワーであるが、人の表層まで読めないワケではない、さもなくば数々の女性を陥落させた撃墜王は務まらない
これはケイネスに対するフォローでもある、魔術という専門分野では彼に並ぶ者はそういない、得意分野で活躍するべきだ
「むぅ・・・(ぐぬぬぬぬぬ)」
押し黙りつつも自身も行動を開始するケイネス、さすがに問答の余地など無い事はわかっている
そんな彼を後目にコーラサワーは慣れた、いや、手慣れ過ぎた手腕で荷造りをこなしていた
世界を牛耳るオーバーテックコンピュータを相手に愛する女性と逃避行を行った彼にとってこの状況は窮地でもなんでもない
しかし何もかもを思い通りにし、今まで窮地らしい窮地を経験したことの無いケイネスにとってこの状況は耐え難い物であった
718作ってみた ◆8YJ31zWLa. :2014/01/02(木) 00:13:09.75 ID:1ZfdW/DL
8-8
かくして彼らが落ち着いた場所は冬木の外人向け歓楽街
日本という国では外国人は遺物である、道を歩けば外国人と注目される、そんな彼らが目立たない場所を潜伏先として選んだ
貿易が盛んな冬木において外国人の割合はそれなりに多い、石を隠すにゃ砂利の中である、しかし・・・この空気に耐えられない者がいた
「ちょっとランサー、もう少しマシな場所はなかったの!?」「まぁまぁ、住めば都っていうぜ?旅の醍醐味として楽しまなくっちゃ」
不機嫌さを隠そうともしないソラウ、ケイネスにいたっては部屋の虚ろな目でベッドに腰掛けたまま
自慢の魔術工房が爆破されたのが、それが神秘の鉄巨人に敗れたのであれば少しは自身を慰める事ができる
しかし結果は近代兵器による爆破、嗚呼、確かに基礎となる土台がなくなれば落下は必至、そしてそれに思い当らなかったという事にショックを受けていた
これではまるで自身は戦士として二流以下という現実を体現しているようではないかと
「私は戦士としても一流なのだ・・・この魔術を武功という華で添えて私の経歴は完璧になるはずなのだ・・・」
理想の自分として描いた未来は脆くも崩れ去った、誰にも言うでもない独り言を呟くケイネス

「何はともあれチョイと先生の事頼むぜ、俺は服買ってくるぜ、イカしたの用意してくるから大人しくしててくれよー?」
そう言って外へ飛び出すコーラサワー、ソラウとしては大人しくしているしかない、自身はこの街の異物
そもそも下品で雑多で汚い歓楽街になぞ足を運ぶつもりはさらさら無い、街には熱気をムンムンと立てた船乗りでごった返しであった
そんな彼らに一切関与せず自問自答を繰り返すケイネス
「誰があんな下品なマネをした?あの不愉快なトラブルは誰がやった?」
何を指しているかと問われたら、それは彼の魔術工房を建物ごと爆破した犯人である、それは聖杯戦争の参加者以外存在しない
この土地の魔術管理者、遠坂時臣・・・除外、魔術師たるものがそんな下品な手は決して使わない
おそらくは、彼にとって不愉快極まりない事だが卑賤の輩を聖杯戦争に招きよせた者がいる、それは誰か
ケイネスは事前に集めた他参加者の情報を纏めた書類に手を出す、他の参加者で判明している者は
遠坂の弟子であった言峰綺礼・・・敗退して教会で保護を受ける身として引き籠っているはず・・・論外
間桐からの参加者・・・間桐の本拠地は巨大な穴と化して壊滅
アインツベルン・・・

「なんだこれは」
アインツベルンの参加者の顔写真を見てケイネスの指は震える、怒りでだ
「アインツベルンは恥知らずで臆病にも自身の参加者ではなく外部の者を引き入れたのか?」
消去法、あのような行動を起こすならばそれなりの財力が必要となる、外部から引き入れた卑賤の者・それをバックアップするアインツベルン
「コイツだ、コイツが私の魔術工房を・・・ッ!」
怒りに燃えるケイネス、ただし彼は顔写真以外の情報をまったく生かしていなかった
その経歴、戦い方、魔術師殺しとしての異名、衛宮切嗣の情報を集めておきながら一切合切見なかった
719通常の名無しさんの3倍:2014/01/02(木) 08:43:49.72 ID:???
>>716
修正した物再投下してミスした分はアボン希望ってしてみては?
と適当な事言いつつ支援
720作ってみた ◇8YJ31zWLa:2014/01/02(木) 15:24:34.78 ID:???
その時空に亀裂が生じた
キラ「消えろおおおおおおお」

フルバーストでまたたくまに世界が崩壊した
THEEND
721通常の名無しさんの3倍:2014/01/02(木) 17:32:31.62 ID:???
乙です!毎回楽しみにさせてもらってます。
コーラサワーの幸運のおかげで安全は保証されてるから安心してケイネス先生の受難という名のドタバタ珍道中を楽しむ事ができますなw
722通常の名無しさんの3倍:2014/01/02(木) 17:37:29.24 ID:0GIdNHRJ
しまった。ID出し忘れた

乙です!毎回楽しみにさせてもらってます。
コーラサワーの幸運のおかげで安全は保証されてるから安心してケイネス先生の受難という名のドタバタ珍道中を楽しむ事ができますなw
723通常の名無しさんの3倍:2014/01/03(金) 13:22:26.02 ID:???
俺のさくひmお賞賛しろks
kssksssksががああああ俺だって種のSSカイテルだろおおおおおww
なんで戦闘シンのない作品が褒められテルんだとw
724通常の名無しさんの3倍:2014/01/03(金) 13:53:31.48 ID:???
じぁあ新シャア荒らすのやめたら?
まともな評価して欲しいなら一生AGEや00を叩くのをやめるんだな
725通常の名無しさんの3倍:2014/01/03(金) 13:57:41.64 ID:???
その前に文法ともう少しまともな内容にしてきてね
726通常の名無しさんの3倍:2014/01/03(金) 14:03:53.12 ID:???
723
正当に評価されています、貴方がその評価を受け入れていないだけです
727ユーラシア兵 ◆fhWVlI7Zkg :2014/01/03(金) 14:13:16.85 ID:+uew2cqs
投下開始します

連合兵戦記 間章 戦火に包まれる地球圏 南アメリカ侵攻

血のバレンタインから4日経過した2月18日 当時のプラント最高評議会議長 シーゲル・クラインの発表した
地球連合非参加国に対して優先的に物資を供給する「積極的中立声明」を南アメリカ合衆国と大洋州連合が受諾
この二ヵ国が受諾した理由としては、プラント理事国に対しての長年の経済的不利をプラントとの同盟関係構築で
挽回できると考えたからである。
この時、南アメリカ合衆国は、地球連合の報復処置を精々、軌道航路封鎖と経済制裁程度だと鷹を括っていた・・・
その判断ミスは、1日と立たず自国民の命と国土によって支払われることとなった。

その翌日2月19日 地球連合は、南アメリカ合衆国に宣戦布告

宣戦布告より1時間後、大西洋連邦の空母機動部隊による南米大陸の航空基地に対する航空攻撃が行われ、大西洋連邦との共同管理となっていた
パナマ宇宙基地をパワードスーツを主軸とする特殊部隊が奇襲、その隙を突く形でパナマ駐留の大西洋連邦の装甲師団が侵攻
奇襲攻撃によって装甲車程度の兵力しか残されていなかった南米軍パナマ宇宙基地守備軍は、20分で降伏した。

同日午後5時頃、親大西洋連邦派を主体とする反体制派が南アメリカ合衆国首都
ブエノスアイレスでクーデターを起し、現政権のメンバー全員を逮捕、殺害した。
親地球連合の傀儡政権(親大西洋連邦派が主体)が樹立された。
親連合政権はプラントに宣戦布告を共に、戦争の被害復興と治安維持の名目で
地球連合への加盟と大西洋連邦の占領統治を受け入れると発表した。

20日、大洋州連合は、地球連合の行為を侵略行為であると非難すると共にプラントの支援を表明、
最初の「親プラント国家」となった。

地球連合(大西洋連邦主体)の南アメリカ合衆国侵攻は、旧西暦、再構築戦争期を入れても
史上まれにみる電撃作戦であったが、大西洋連邦軍は、元からパナマ制圧から先の作戦計画は無く
フォルタレザ地区宇宙センター等を除けば南アメリカ合衆国唯一の宇宙との玄関口であるパナマを制圧すれば、
戦争は自陣営の勝利に終わると判断していた。
そしてパナマ宇宙基地制圧作戦で大西洋連邦のパワードスーツ部隊を主軸とする特殊部隊の奇襲攻撃は、その迅速さで衝撃を与えた。 
この時、特殊部隊を輸送したのは、ステルス性能の高い大型輸送機であった。

また当時、第八艦隊所属のハルバートン大佐は、マスドライバーを有する宇宙基地の様な重要拠点に対する奇襲攻撃をプラントが行う可能性とMS開発による
地球連合MS部隊の創設、それによるプラント奇襲作戦を提案したが、それが上層部に
相手にされることはなかった・・・・
728通常の名無しさんの3倍:2014/01/03(金) 14:13:56.46 ID:???
こんだけ日本語不自由なのにSS書いて褒められようと思える面の皮の厚さがスゴイ!

はい、大絶賛しときましたのでこの小さな喜びを胸にさっさとしんでください
729通常の名無しさんの3倍:2014/01/03(金) 14:41:41.74 ID:2ItC0MFV
>>727
種SSは禁止になりましたが
荒らしがわくんで専用スレでも立ててそっちでやってください
種のキャラや機体の名前見るだけで不愉快なんで
730通常の名無しさんの3倍:2014/01/03(金) 14:43:31.59 ID:???
ID出してまで捏造御苦労
731ユーラシア兵 ◆fhWVlI7Zkg :2014/01/03(金) 15:22:02.98 ID:+uew2cqs
焼け落ちる世界樹

地球で南アメリカ合衆国が地球連合傘下に入ったのと同じ日にプラントは、
自分達と同じくL5に存在するスペースコロニー群に創設されたばかりのザフト艦隊を派遣、制圧作戦を開始した。
この作戦の目的としては、L5の宇宙拠点の制圧によって地球連合艦隊が再び侵攻してくるのを防ぐ為であった。
L5スペースコロニー群は、大半が戦わずして降伏するか中立を宣言し事実上の半独立国と化した。
一部では守備隊が抵抗したもののそれらは、ザフト軍MS部隊が制圧した。
小戦闘によってMSが従来の地上兵器よりもコロニー戦に適しているということが証明された。
この動きに地球連合は月面 プトレマイオス基地の宇宙艦隊を派遣しようとしたもののL1の
宇宙ステーション 世界樹に集結した時点でL5宙域が制圧された為作戦は中止となった。

その2日後、L1の地球連合軍の橋頭堡 世界樹を攻略すべく、ザフト軍は侵攻を開始

この時、ザフト艦隊戦力は、地球連合艦隊の3分の1程の規模で、質的にも連合側艦艇と互角に戦える新鋭艦 ナスカ級とローラシア級は少数
で大多数は、民間船を改造した仮設艦艇とプラント独立時に接収したり、闇ルートで入手した連合製艦艇であった。
しかし、この圧倒的戦力の差を埋めるためザフトは地球連合艦隊が持っていなかった新兵器を使用した・・・・・


一つは、ナスカ級やローラシア級から仮設輸送艦や鹵獲連合艦艇にも搭載された人型機動兵器 モビルスーツ
もう一つは、核分裂を抑制し、電波障害を引き起こすニュートロンジャマーであった

ニュートロンジャマーの使用によって旧式の核分裂炉を運用していた地球連合側旧式艦艇は機能を停止し、単なる的と化した。
さらに、電波障害によって従来の誘導兵器は無力化されたことで戦況は多くの人間の想定と逆に地球連合軍の不利、ザフト軍の圧倒的
優勢となった。

それでも地球連合軍は、L1宙域のコロニー住民避難の為に世界樹の無人工業区画を盾にする等して奮戦、戦闘はほぼ互角となった。
激戦の最中、流れ弾の被害と老朽化によって世界樹が突如崩壊を始めた。
それを見た地球連合艦隊は、住民の救出を継続不可能と判断し、撤退を開始、
ザフト軍は一部が追撃したものの世界樹の崩壊に巻き込まれることを恐れて同じく撤退

古代ゲルマン人が信仰した世界樹の名を継ぐ宇宙ステーションは各所から爆炎を吹き上げて崩壊していった。
あたかもそれは北欧神話のラグナロクの再現であった・・・・と この戦闘に参加したある地球連合のMAパイロットが
証言したほどの壮絶な光景であった。


世界樹攻防戦は、地球連合に多大な打撃を与え、ザフト軍も作戦目的の世界樹の制圧に失敗したことで双方の痛み分けとなった。

その後、世界樹の残骸によって地球を包み込む形で巨大なデブリ群 デブリベルトが形成された。
このことによって地球航路の幾つかが通行不能となった。
732ユーラシア兵 ◆fhWVlI7Zkg :2014/01/03(金) 15:23:17.81 ID:???
今日はこれで投了です。
感想とアドバイスお願いします
733矢澤にこ:2014/01/03(金) 15:27:34.28 ID:???
つまらないから失せろにこ
ここはもっと面白いSSを載せる場所にこ
だから煌のSS以外は禁止にこ
734通常の名無しさんの3倍:2014/01/03(金) 16:22:31.33 ID:???
>>723 SSカイテル<<ナチスの将軍がどうした?
735通常の名無しさんの3倍:2014/01/03(金) 16:24:04.74 ID:???
何で戦闘シーンのないks駄文g亜評価されて俺の作品が評価されないんだ
736通常の名無しさんの3倍:2014/01/03(金) 16:31:58.98 ID:???
評価:ゴミ以下

満足したらさっさとしね
737通常の名無しさんの3倍:2014/01/03(金) 16:34:52.22 ID:???
種が好きならユーラシア兵さんとか弐国さんみたくまともな小説書けよモリーゾ
738通常の名無しさんの3倍:2014/01/03(金) 16:38:05.41 ID:???
戦闘シーンのないks駄文g亜<<解読班来てくれー
739通常の名無しさんの3倍:2014/01/03(金) 16:44:23.43 ID:???
リーダー君なんで正当に評価されてるのに暴れているんだろう
740通常の名無しさんの3倍:2014/01/03(金) 16:49:33.93 ID:???
>>738 戦闘シーンのないks駄文が
だと思われる。多分時間から考えてユーラシア兵氏のSSのことだろうな
きっと幼稚園児以下のケには難しい単語だらけで発狂したんだろ
741チナ:2014/01/03(金) 16:52:56.97 ID:???
種SSは禁止って結論に至らなかったっけ?
742通常の名無しさんの3倍:2014/01/03(金) 16:55:36.79 ID:???
>>2
■Q3 00(ダブルオー)のSSなんだけど投下してもいい?
■A3 新シャアである限りガンダム関連であれば基本的には大丈夫なはずです。(H22,11現在)

テンプレも読めないカス未満が駄文未満投下しても評価されるわけがない。
743コウサカ・チナ ◆JetXSRR7n2i9 :2014/01/03(金) 17:04:18.37 ID:2ItC0MFV
二人だけの部屋、二人だけの時
リーダーの頬にチナのしなやかな手が添えられ
二人は見詰め合っている
「うう…」
しかし、ただ見詰め合うだけの状態というのはキスや抱擁とは別の
なんともいえない羞恥心を喚起させる
その心のむず痒さにリーダーが耐え切れず目を逸らそうとする、と
「だめ!」
「っ」
すかさずチナのいつに無く強い声で妨げられる
その様子はまるで小さな子供がお気に入りのおもちゃを取り上げられるのを
拒否するかのようだ
「い、いやぁ、でも、ティファこれはちょっと…」
「だめ、何でも言う事一つ聞いてくれるって言った」
「ぐ…うぅ」


なぜこの様なことになったのか?
切欠は些細なことだ、リーダーが仕事の都合でチナとのデートに遅刻した事だった
チナは別段怒っていたわけでは無かったし、気にすることは無いと
言っていたのだが、リーダーがそれでは自分の気がすまないということで
埋め合わせのために何でも一つ言う事を聞くと宣言してしまったのだ。
少し戸惑ったチナだったが、一つ思いついた、それはリーダーの
まるで予想しないお願い事だった。

曰く
「リーダーの瞳を気の済むまで見せてほしい」
っと
744通常の名無しさんの3倍:2014/01/03(金) 17:05:17.38 ID:???
ユーラシア兵氏GJ
パワードスーツ見ただけでもMS造れとかMS信者のハルバートン閣下ワロスまさかこんな初期から・・・・・
745通常の名無しさんの3倍:2014/01/03(金) 17:06:02.52 ID:???
戦闘シーン無いじゃないですかーーーwwwww
746コウサカ・チナ ◆JetXSRR7n2i9 :2014/01/03(金) 17:06:12.83 ID:2ItC0MFV
リーダーは思う
確かに自分の瞳の色は少し珍しい、しかし、だからといってそんなに見ていたいものなのか?、と

チナは思う
リーダーの瞳はとても好きだ、その中に生命の熱さ、意思の炎、未来への煌き
リーダーの心の一等美しいものが、一等素敵なものが、浮き出て、交じり合って、世界一美しい宝石のようだ、と
いつまで見ていても飽きそうにない、と
「…ふぅ」
リーダーは至近にいるチナにも気づかれないぐらい僅かにため息を吐く
チナの様子がまるでジュエリーショップに入った時の女の子の様だと思えたからだ
リーダーの僅かな経験、以前エターナルにいた時、キラとラクスと買出しに行った際に
引っ張られるように立ち寄った小さなジュエリーショップでなんと2時間以上もの時間を
費やした経験を思い出したからだ
女の子がこうなってしまっては梃子でも動かないということはそのとき散々思い知らされた事だった。

(やれやれ、見詰め合いをはじめる前、ちらりと確認した時は夜の11過ぎたころだった筈だ
 明日の朝は寝坊しない様に気をつけなくちゃな)

そう心の片隅で思いながらリーダーはチナをやさしく包むのだった。
747通常の名無しさんの3倍:2014/01/03(金) 17:07:39.20 ID:???
>「い、いやぁ、でも、ティファこれはちょっと…」

盗作乙、死ね
748通常の名無しさんの3倍:2014/01/03(金) 17:11:24.57 ID:???
リーダーさん巣に転載しておきましたよ
749通常の名無しさんの3倍:2014/01/03(金) 17:14:53.82 ID:???
ハルバートンは名将だろ名将をゴミ扱いしてるSSはksなんだよおお
750SS職人リーダー ◆2bmoujqRHk :2014/01/03(金) 17:22:30.83 ID:???
大天使学園
そこではデュエリストと呼ばれる人間同士が戦いを繰り広げていた
デュエリストはそれぞれアンシーと呼ばれる女性を所持し
アンシーはデュエリストに自分の武器を提供することができる
しかし勝負に負けるとアンシーの所有権はなくなり相手に奪われるのである
校舎裏
チナ「くぅっ…」
男「なぁお前新入生か?俺と契約しな」
チナ「いや…!」
リーダー「その辺にしておけ」
男「あん?てめぇ新入生が調子に・・・」
リーダーの膝蹴りが男の顔面に命中し男が気絶し倒れる
リーダー「怪我はないかい?」
チナ「あ・・・あの・・・チナと契約してくださいチナ!」
リーダー「わかった 今日からお前は俺のものだ」
チナ「はい♪」
751SS職人リーダー ◆2bmoujqRHk :2014/01/03(金) 17:30:29.23 ID:???
リーダーは早速校庭へと向かった
そこでは多くのデュエリストがデュエルを繰り広げていた
チナ「あの・・・まだ名前を聞いていないチナ」
リーダー「リーダーだ」
チナ「リーダーですか 素敵な名前チナ」
リーダー「ありがとう」
男「おい!」
さきほど俺に蹴られ気絶した男がやってきた
男「さっきは不意打ちでやられたが次はそうはいかねぇ デュエルだ!」
リーダー「ああ・・・構わないよな?チナ」
チナ「はいっ!」
男・リーダー「世界を革命する力を!」
リーダーと男が叫ぶとチナと男が持つ女から武器が飛び出す
リーダー「これは・・・短剣?!」
男「なんだそのちんけな武器は」
男は大斧を構え見下すような目をしている
チナ「すみませんリーダー・・・」
リーダー「謝ることはない いけるさ!」
752SS職人リーダー ◆2bmoujqRHk :2014/01/03(金) 17:37:08.45 ID:???
男「うおおおおおおおおお」
男が振り下ろす斧をリーダーは難なくかわす
斧は地面に刺さる
女「くっ」
なぜか男が所持する女が苦しみはじめる
リーダー「おいどういうことだ?」
男「おいおい何も知らないんだな武器はその女そのもの
武器が傷つけば女に痛みが走るこんな風にな!」
地面に刺さった斧を男は蹴ってみせさらに女がのたまう
リーダー「きさまぁ!」
リーダーが投げた短剣は男の右に刺さり男は武器から手を離す
刺さった腕から出血してる様子はなくどうやらバーチャルで痛みだけが走る仕様らしい
男「くっ」
リーダー「うおおおおおおおおおおお」
男「がはっ」
リーダーの蹴りが命中し男が気絶する
リーダー「さぁお前はもう自由だ」
女「ありがとうございます」
チナ「流石リーダーチナ!」
リーダー「いやチナの武器のおかげだよ」
753通常の名無しさんの3倍:2014/01/03(金) 17:49:08.10 ID:???
やべぇ面白い
続き希望!
754通常の名無しさんの3倍:2014/01/03(金) 17:49:54.14 ID:???
この職人さんのSS最高チナ!
755通常の名無しさんの3倍:2014/01/03(金) 18:37:25.68 ID:???
リーダー何て必要無いよね
756通常の名無しさんの3倍:2014/01/03(金) 21:34:56.09 ID:???
>>755
だって私達
757通常の名無しさんの3倍:2014/01/03(金) 23:38:47.12 ID:???
チナ「おとおさんただいまチナ」
チナ父「なんだい って誰なんだい?その男は」
男「はじめまして チナさんのお友達のリーダーと申します
チナ「もう違うでしょチナ おとおさんこの男の人は私の運命の相手チナチナはこの人と結婚するチナ」
チナ父「て、ええええええええ?」
男「こらいきなりはまずいって言っただろ」
チナ「だってだってぇ」
チナ父「面構えもいいしいいやつそうだな気に入ったうちの娘をやろう」
リーダー「ええ?!そんな会ったばかりの人にいきなりそんな
コウサカさん」
チナ父「そんな他人行儀に呼ぶんじゃねぇやい俺のことはおやじかとおさまでいいだろう」
リーダー「よろしくお願いします おやじさん」
チナ「やったね」
リーダー「ああ」
758通常の名無しさんの3倍:2014/01/04(土) 00:38:33.81 ID:TdJCwRm7
もうID出し以外はNGにせんとイカンなこれは
759通常の名無しさんの3倍:2014/01/04(土) 11:31:33.08 ID:???
すばらsいいSSばかりになったんだから評価しろよバクシオー厨ども
760通常の名無しさんの3倍:2014/01/04(土) 12:25:46.42 ID:???
パクリしかできないゴミに評価なんて出来るかアホ
さっさとハロワ池
761通常の名無しさんの3倍:2014/01/04(土) 12:27:40.79 ID:???
>>760
>パクリしかできないゴミ
思いっきりストレートコースで評価してるがなw
762通常の名無しさんの3倍:2014/01/04(土) 12:48:10.34 ID:???
>>760
×ハロワ
○あの世
763通常の名無しさんの3倍:2014/01/04(土) 14:12:01.52 ID:???
地獄でもOK
764通常の名無しさんの3倍:2014/01/04(土) 14:19:11.21 ID:???
地獄の方々「反省できない単なる物体はノーサンキュー」
765通常の名無しさんの3倍:2014/01/04(土) 14:25:20.74 ID:???
ケって種ファン()なんだろw
だったらユーラシア兵さんや弐国氏みたいにまともな種SSかけよ
キモイ駄文の列で荒らしてる暇あったらよ
766名無し:2014/01/04(土) 14:25:30.31 ID:???
767通常の名無しさんの3倍:2014/01/04(土) 14:26:01.92 ID:???
すまんな鬼さん方やっぱり何もない異空間に送るしか無いのかね?
768通常の名無しさんの3倍:2014/01/04(土) 14:26:14.09 ID:???
グロ注意
769通常の名無しさんの3倍:2014/01/04(土) 14:30:00.20 ID:???
とうとうグロ画像荒しを始めたか、そんなことするからお前のSSは誰にも評価して貰えないのに
770通常の名無しさんの3倍:2014/01/04(土) 14:49:28.78 ID:???
通報もんだな
771通常の名無しさんの3倍:2014/01/04(土) 16:46:47.09 ID:???
ここはいつからケの脱糞場になったんだ・・・
772代理:2014/01/04(土) 17:53:36.20 ID:hn1UWooo
8-9
「たっだいま〜♪お楽しみタイムの服と生活用品もろもろだ」
軽快な足取りで買い物袋を携えて戻ったコーラサワー、出迎えるのはソラウ
「まぁ、こんな生活だけど無聊の慰めとするわ・・・ってこの服ってもしかして」
それはコーラサワーがソラウが見ていたファッション雑誌を眺める様子を見ていたから
「先生に感謝しとけよ?何せスポンサー様だからなー、ところで先生どこ?」
ケイネスに対するフォローは忘れない、そもそも本題は彼だ、陰気な凸ッパゲをイケメンに変えるべく大改造を施すのだ
しかし・・・

「ケイネスならいないわよ、魔術礼装をいくつかもって出かけたけどそれがどうかしたの」
どうかしたのって、マズイだろ、しかし彼が魔術工房を爆破された件を挽回しようと出て行ったのは想像に難くない
「うーん、ってアレなんだ?」
コーラサワーが目にとめたのはテーブルに散乱した書類、まず目につくのが遠坂時臣に関する書類
熱心に目を通していた形跡がある、他には・・・
「マズイ、これはマズイ、明らかに遠坂って奴よりもこいつの方がマズイ相手だろ・・・」
それは衛宮切嗣の情報、間違いなく先生はカモにされる、もし先生がコイツを相手に意趣返しをしようなんて考えていたら
カモがネギしょってコンロと鍋までもって行くようなものである、確定ではないが・・・もし出くわすとしたら最悪の相手である
「ちょっと先生連れ戻してくるぜ、留守番よろしく!」
そういってコーラサワーは駆け出した





「師よ、ケイネス・エルメロイ・アーチボルトをアインツベルンの森近くで発見しました、どうなさいますか?」
その声の主は言峰綺礼
「ふむ、神童ことロード・エルメロイ・・・できれば確実に討ち取りたいところだが」
この声の主は遠坂時臣
しかしキャスターの使い魔を持って仕留めるのはリスクが大きい、今聖杯戦争最強の魔術師といわれるケイネス自身の実力と敗れたはずであるキャスターの存在の露呈
そもそもこの状況をどう見るか、ロード・エルメロイは自身の本拠地を破壊され、その下手人を撃つべく単騎でアインツベルンに乗り込んだ、と
「ならばアインツベルンの衛宮切嗣とロード・エルメロイを戦い合わせそこをアーチャーを動員して本拠地ごと叩き潰す、ここはこの程度のリスクは呑むべきだ」
穴熊戦略を決め込んでいた遠坂時臣が動く、彼も一流の魔術師、それが超一流の天才魔術師を脅威に思うのは当然の事であった

ケイネス・エルメロイ・アーチボルト、窮地に立つ!はたして彼はこの戦場を生き残る事ができるのだろうか
773代理
すいませーーん、まーた規制くらっちゃいました〜
皆様あけましておめでとうございます
1月1日はコーラサワーの誕生日、しかし彼が生まれるのは265年後ですが今から祝福してあげよう!
ホントはね、ランサー枠はシン・アスカだったんだよね、いろいろこじ付けて槍持たせようと思ったんだよね、きっと幸運E
でもコーラサワー案で考えたらあっという間に話が膨らんじゃってね、ついでにスキル考えてたら愉快な限りを尽くせるチートだよね
そんなワケで、次回も楽しみにしていただけたら幸いです、今回はいろいろとんでもないテンションで書き上げてしまった

※代理投下終了、そして皆様あけおめ
ついでにですが、クロスオーバー倉庫 SS避難所に投下されておりました