〜このスレについて〜
■Q1 新人ですが本当に投下して大丈夫ですか?
■A1 ようこそ、お待ちしていました。全く問題ありません。
但しアドバイス、批評、感想のレスが付いた場合、最初は辛目の評価が多いです。
■Q2 △△と種、種死のクロスなんだけど投下してもいい?
■A2 ノンジャンルスレなので大丈夫です。
ただしクロス元を知らない読者が居る事も理解してください。
■Q3 00(ダブルオー)のSSなんだけど投下してもいい?
■A3 新シャアである限りガンダム関連であれば基本的には大丈夫なはずです。(H22,11現在)
■捕捉
エログロ系、801系などについては節度を持った創作をお願いします。
どうしても18禁になる場合はそれ系の板へどうぞ。新シャアではそもそも板違いです。
■Q4 ××スレがあるんだけれど、此処に移転して投下してもいい?
■A4 基本的に職人さんの自由ですが、移転元のスレに筋を通す事をお勧めしておきます。
理由無き移籍は此処に限らず荒れる元です。
■Q5 △△スレが出来たんで、其処に移転して投下してもいい?
■A5 基本的に職人さんの自由ですが、此処と移転先のスレへの挨拶は忘れずに。
■Q6 ○○さんの作品をまとめて読みたい
■A6 まとめサイトへどうぞ。気に入った作品にはレビューを付けると喜ばれます
■Q7 ○○さんのSSは、××スレの範囲なんじゃない?
△△氏はどう見ても新人じゃねぇじゃん。
■A7 事情があって新人スレに投下している場合もあります。
■Q8 ○○さんの作品が気に入らない。
■A8 スルー汁。
■Q9 読者(作者)と雑談したい。意見を聞きたい。
■A9 旧まとめサイトへどうぞ。そちらではチャットもできます。
■捕捉
旧まとめサイトのチャットでもトリップは有効ですが、間違えてトリップが
ばれないように気をつけてください。
〜投稿の時に〜
■Q10 SS出来たんだけど、投下するのにどうしたら良い?
■A10 タイトルを書き、作者の名前と必要ならトリップ、長編であれば第何話であるのか、を書いた上で
投下してください。 分割して投稿する場合は名前欄か本文の最初に1/5、2/5、3/5……等と番号を振ると、
読者としては読みやすいです。
■補足 SS本文以外は必須ではありませんが、タイトル、作者名は位は入れた方が良いです。
■Q11 投稿制限を受けました(字数、改行)
■A11 新シャア板では四十八行、全角二千文字強が限界です。
本文を圧縮、もしくは分割したうえで投稿して下さい。
またレスアンカー(
>>1)個数にも制限がありますが、一般的には知らなくとも困らないでしょう。
さらに、一行目が空行で長いレスの場合、レスが消えてしまうことがあるので注意してください。
■Q12 投稿制限を受けました(連投)
■A12 新シャア板の場合連続投稿は十回が限度です。
時間の経過か誰かの支援(書き込み)を待ってください。
■Q13 投稿制限を受けました(時間)
■A13 今の新シャア板の場合、投稿の間隔は最低四十秒以上あかなくてはなりません。
■Q14
今回のSSにはこんな舞台設定(の予定)なので、先に設定資料を投下した方が良いよね?
今回のSSにはこんな人物が登場する(予定)なので、人物設定も投下した方が良いよね?
今回のSSはこんな作品とクロスしているのですが、知らない人多そうだし先に説明した方が良いよね?
■A14 設定資料、人物紹介、クロス元の作品紹介は出来うる限り作品中で描写した方が良いです。
■補足
話が長くなったので、登場人物を整理して紹介します。
あるいは此処の説明を入れると話のテンポが悪くなるのでしませんでしたが実は――。
という場合なら読者に受け入れられる場合もありますが、設定のみを強調するのは
読者から見ると好ましくない。 と言う事実は頭に入れておきましょう。
どうしてもという場合は、人物紹介や設定披露の短編を一つ書いてしまう手もあります。
"読み物"として面白ければ良い、と言う事ですね。
〜書く時に〜
■Q15 改行で注意されたんだけど、どういう事?
■A15 大体四十文字強から五十文字弱が改行の目安だと言われる事が多いです。
一般的にその程度の文字数で単語が切れない様に改行すると読みやすいです。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
↑が全角四十文字、
↓が全角五十文字です。読者の閲覧環境にもよります。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
あくまで読者が読みやすい環境の為、ではあるのですが
閲覧環境が様々ですので作者の意図しない改行などを防ぐ意味合いもあります。
また基本横書きである為、適宜空白行を入れた方が読みやすくて良いとも言われます。
以上はインターネットブラウザ等で閲覧する事を考慮した話です。
改行、空白行等は文章の根幹でもあります。自らの表現を追求する事も勿論"アリ"でしょうが
『読者』はインターネットブラウザ等で見ている事実はお忘れ無く。読者あっての作者、です。
■Q16 長い沈黙は「…………………」で表せるよな?
「―――――――――!!!」とかでスピード感を出したい。
空白行を十行位入れて、言葉に出来ない感情を表現したい。
■A16 三点リーダー『…』とダッシュ『―』は、基本的に偶数個ずつ使います。
『……』、『――』という感じです。 感嘆符「!」と疑問符「?」の後は一文字空白を入れます。
こんな! 感じぃ!? になります。
そして 記 号 や………………!!
“空 白 行”というものはっ――――――――!!!
まあ、思う程には強調効果が無いので使い方には注意しましょう。
■Q18 第○話、って書くとダサいと思う。
■A18 別に「PHASE-01」でも「第二地獄トロメア」でも「魔カルテ3」でも「同情できない四面楚歌」でも、
読者が分かれば問題ありません。でも逆に言うとどれだけ凝っても「第○話」としか認識されてません。
ただし長編では、読み手が混乱しない様に必要な情報でもあります。
サブタイトルも同様ですが作者によってはそれ自体が作品の一部でもあるでしょう。
いずれ表現は自由だと言うことではあります。
■Q19 感想、批評を書きたいんだけどオレが/私が書いても良いの?
■A19 むしろ積極的に思った事を1行でも、「GJ」、「投下乙」の一言でも書いて下さい。
長い必要も、専門的である必要もないんです。 専門的に書きたいならそれも勿論OKです。
作者の仕込んだネタに気付いたよ、というサインを送っても良いと思われます。
■Q20 上手い文章を書くコツは? 教えて! エロイ人!!
■A20 上手い人かエロイ人に聞いてください。
こんばんは、ご無沙汰しておりました。文書係です。
これから前作「短編小説パトリック・コーラサワー」の続き4レス分を投下します。
ついでに脳内補完/機動戦士ガンダム00/
短編小説パトリック・コーラサワー 補編2/短編小説カティ・マネキン その1
帰宅してドアを開けると、エースパイロットが床に寝そべっていた。
地球連邦軍准将カティ・マネキンは、近頃しばしば目の当たりにするようになったその光景に、
いまだ戸惑いを禁じ得ないでいる。
サバイバル精神旺盛な彼が、寝るのに場所を選ばないのには慣れていた。
生体認証を新たに登録して、彼が自由に出入りできるようにしたのも彼女自身である。
だが長く訪なう者とてなかった家に、他人が――部下の一人であり、すこぶる付きの問題児である
パトリック・コーラサワーが存在しているという事実に、人生の不可思議を感じずにはいられない
のであった。
自分を待ち詫びて玄関付近をうろついているうち、突如眠気に襲われたのか。
MSパイロットというのもなるほど激務には違いないが、横たわっているのが彼でなければ、
急病人と勘違いして通報しているところだ。
紛らわしいからベッドか、せめてソファで寝ていてはくれないものだろうか――と
彼女が彼の名を唇の端に乗せかけたところで、点きっぱなしの携帯端末が彼の手を離れ、
床に転がっていることに気づいた。
見るとはなしに目に入った画面には、驚くべきことに報告書の一部が映し出されていた。
パトリックが諸文書の確認及び起草等、戦闘と直接関係のない軍務を放擲し、部下に丸投げ
しているのをカティが見咎め、今朝もきつく叱ったばかりだった。
――本件についての処分は報告の後、追って沙汰する。“直筆の”始末書を期日厳守で提出しろ!
叱責が功を奏して俄かに奮起したのか、単に彼女の機嫌を損ねたことを気にして、顔を合わせる
までに多少なりと目を通して良いところを見せ、怒りを鎮めようとしたのか――
残念だが天地が覆るようなことでもなければ、恐らくは後者であろうと彼女の経験が物語っている。
独立治安維持部隊アロウズが解体され、新生連邦政府の本格的始動を待つまでの僅かの間に、
既に何度目になるのだろう。
ついでに脳内補完/機動戦士ガンダム00/
短編小説パトリック・コーラサワー 補編2/短編小説カティ・マネキン その2
今日はたまたま先に帰宅したついでにと、報告書のデータファイルを開いたところまでは
褒めてやりたいところである。
しかし内容を再確認するに、ほとんど読み進めることなく早々に力尽きたようだ。
これではとても褒められたものではないが、そうした所も彼らしいといえば彼らしい。
「やれやれ、まったく……困ったものだ」
カティは彼を覚めさせるでもなしに、ぽつりと呟いた。
だがその口ぶりは、ドアの向こうで同じ言葉を聞き慣れた者たちからすれば、耳を疑うほど
柔らかであった。
そもそもパトリック・コーラサワーという男は、エースパイロットとしてのプライドだけは
人後に落ちないけれども、社会における自分のありよう、例えば軍における階級などといった
ものには殆ど関心を払わないタイプの人間であった。
カティの昇進を無邪気に喜んではくれても、呼称は何度指摘しても改める様子がない。
間違いをそのままにしておけない生真面目さから、彼女が即座に「准将だ」と訂正しても、
彼は毎度毎度にこにこ笑いながら間延びした声で「すみません」と言い、頭をかくばかりである。
自分自身の大尉昇進に至っては、軍務も部下も増えた結果、公私共に彼女と過ごせる時間が
激減したと不満をかこった挙句、昇進後初の大々的な職務放棄に走った始末である。
呼ばれて部屋に入るなりカティに詰責され、初めのうちこそ縮こまっていたパトリックだったが、
徐々に渋面になり、終いにはすっかりむくれてしまった。
――褒美ってんなら、大佐の側にいさせてくれりゃいいのに。コレじゃあんまりです。
涙目で訴える部下兼恋人を前にして、軍人としての心構えを問い質す以前の問題に、どこに手をつけ
何から言い聞かせればよいのかと、彼女は頭を抱えた。
以前であればふざけるなと一喝して叩き出していたが、今となってはそればかりという訳にも
いかなかった。
厳格を以て知られる彼女もこれには完全にお手上げとなり、長い説教を切り上げ彼に退室を命ずると、
頭を垂れて思索の海に身を投じた。
そうして後日、処分を申し渡したのとは別に、自宅への出入りを提案する次第となったのである。
これで幾らかましになったものの、隙あらばデスクから逃亡する悪癖は、一朝一夕ではやみそうに
ない。
ついでに脳内補完/機動戦士ガンダム00/
短編小説パトリック・コーラサワー 補編2/短編小説カティ・マネキン その3
パトリックが現状の服務態度を通せば、彼女を除く彼周辺の上官連は揃って匙を投げ、
遠からずお鉢が回ってくるのは目に見えていた。
何せAEU時代とまるきり同じ軌跡を辿って、彼女は彼と巡り合ったのだから。
AEUの上官連が彼を専らファーストネームで呼んでいたのも、彼への気安さ以上に、
階級呼びで反応が期待できないことを見越していたためであった。
AEUの威信をかけた最新鋭機のデモンストレーションに起用され、失敗後も事あるごとに
指揮官として新型機での出撃を命ぜられるなど、MSパイロットとしては優遇を受けていた
彼だったが、昇進に関して一様に難色を示したAEU司令部の対処は、今にして思えば
実に理に適っていた。
上官、部下、そして本人と、パトリック・コーラサワーの昇進は誰の益にもならない。
カティのミッションプランを理解するだけの知能を持ち合わせ、戦況に応じて戦術を用いている
のだから、彼女が半ば口癖のように罵るほど、戦場での彼は馬鹿ではなかった。
パトリックは少人数の部隊を率いる指揮官としては、優秀な部類に属するのである。
腕前は言うに及ばず、囮役など危険を伴う任務も進んで買って出るゆえか、直属のパイロット達には
信頼されており、言葉は粗いが、迷いのなさが幸いして瞬時の状況判断にも優れている。
が、同時にそこが人の上に立つ者としての彼の限界なのかも知れないと、カティは心中に
ひとりごちて溜息をついた。
彼の物事にとらわれない奔放なところを、彼女は嫌いではなかった。
だがそれも時と場合によるのであって、文書を滞らせて徒に混乱を招き、カティ以外の人間の
呼びかけにろくろく応じないのでは、組織の一角を担う人間としては話にならない。
何より多くの人命を左右する軍にあって、その任に堪えぬ者をおく訳にはいかないのだった。
今のところ降格は免れているが、早いか遅いかの違いでしかないように思われた。
ならばいっそ被害が拡大しないうちに、彼の事務能力でも裁ききれる程度にまで階級を降して、
目の届く所へ配置した方がよいのか――
上官としては頭の痛い問題である。
目下大戦の端緒となるほどの兆しは見当たらないものの、小規模な紛争は今なお各地で続いており、
カティは日々、対応に追われている。
新型機を盾にしたアロウズの残党も各所で根強い抵抗を見せており、鎮圧のためパトリックを
向かわせたことも一再ならずあった。
全てが新連邦政府の基本理念とする、対話を基調とした宥和策ではかたがつかなかったのである。
世界はゆっくりと平和的統一への歩みを始めたばかりで、全てが試行錯誤の連続で、多事多端だった。
ついでに脳内補完/機動戦士ガンダム00/
短編小説パトリック・コーラサワー 補編2/短編小説カティ・マネキン その4
かかる状況下でパトリックに向ける感情を一まず措き、事態への対応を優先させた結果、
上官としては彼への目配りを怠り、一個人としては思いやりが欠けていたことは否めない。
職務放棄に正当性など認めるつもりはさらさらないが、心情は理解の範囲内にあり、そしてその
原因はカティにもあった。
感情を後回しにし、表に出すことも抑えがちな彼女生来の性分が、致し方ない事情があったとはいえ、
子供のように装うことを知らぬ彼の心をも取り残していた。
命がけで守ったのに冷たい女だ、と逆に詰られたとしたら、あの時のカティには返す言葉がなかった。
それを他のことなどどうでもいいから側に居たいと言われた時には、公私混同はさておき、
彼女はこれからの自分のありようについて、戸惑いながらも考えざるを得なくなっていたのだった。
彼の寝姿に、家人の帰りを待つ、赤茶色の毛足の長い大きな生き物を連想しかけたところで、
カティはおかしさに耐えかねて息を漏らした。
腰を下ろして耳の後ろ辺りにそっと手をさしいれ、長い髪をかきやる。
「……パトリック」
気ままにはねた赤い髪先を指で弄びながら、耳許で囁いた。
「今戻った。待たせたな」
いま一たび声をかけると、いつから覚めていたのか、パトリックは目を瞑ったまま半身をよじり、
「待ってましたぁ」
と、褒美でもねだるように頬を彼女の方に傾けた。
どこで寝ても風邪ひとつ引くことのない血色のよい頬は喜びに弾み、口許は緩いカーブを描いている。
心なしか口調が得意げであるのは、夢の中で報告書に目を通し終えたつもりでいるのかも知れない。
頭を占める悩み事の何割かは、彼に原因があると頭では分かっている。
それでもなお、いつもながらのおどけたしぐさに、いつしか肩の力も抜けていた。
彼女はかつて心の中で、彼をこう評したことがあった。
――いるだけで役に立つ男。
世界の変革に何ら思うところなく薔薇の花束を捧げ持つ彼に、彼女はこうも言った。
「放っておけない男だ」と。
表向きの立場を意識する余り尤もらしく言い装い、また思い做してきたけれども、彼が思い描く
未来への答えは、彼女の中に既にあったといえよう。
それにしては随分と時間がかかってしまったが、さしあたって彼女に今できることがあるとすれば、
寝転がりながら期待に湧くパトリックの望みを、早急に叶えてやることである。
「まったく……」
お調子者め、とカティは苦笑混じりに耳打ちして、彼の温かい首筋に腕を回した。
〈短編小説カティ・マネキン 完〉
今回投下分終了。
続きは劇場版のネタバレになりますので、規制がなければ今夜日付が変わってから投下に来ます。
これから劇場に足を運ばれる方や、BD発売まで内容を知りたくない方は回避行動をおとりください。
復活したのか! 投下乙!
>>同時にそこが人の上に立つ者としての彼の限界なのかも知れないと、カティは心中に
ひとりごちて溜息をついた。
確かに、組織の人間としては欠点の多い人でもあるんだよね。
普通なら捨て駒にされて、戦意昂揚のための悲劇のヒーローに祭り上げられ
そうなところが、全然死ぬ気配が無いって言うw
おばんです。
これから3レス分投下します。
劇場版のセリフをそのまま用いていますので、状況・心情の補完となります。
小説とコミカライズ両方でスキップされ、穴があるとつい埋めたくなる衝動に駆られました。
BD・DVD発売まで内容を知りたくない方は、くれぐれも回れ右で願います。
BD出るまで脳内補完/劇場版 機動戦士ガンダム00/
短編小説パトリック・コーラサワー/「外宇宙航行型母艦ソレスタルビーイングにて その1」
彼らの――表現に正確さを求めるとすれば――彼の妻である地球連邦軍准将カティ・マネキンの
居室として割り当てられた広大なリビングルームに、一足先にシャワーを済ませたパトリック・
コーラサワーは、晩酌用のビール両手に足を踏み入れた。
目の覚めるような浅葱色のパジャマに、白い玉房が先端にあしらわれた同色のナイトキャップを
かぶり、毛足の長いスリッパを履いて悠然と歩くさまは、ここが外宇宙航行型母艦ソレスタル
ビーイングの内部であること、そして遠くない過去、血みどろの惨劇が繰り広げられた舞台であった
ことを、忘却の彼方に追いやりかねないほどシュールな光景である。
無論、彼自身は知る由もない。
彼からすれば、日ごろ多忙な妻と計画した久々のバカンスを直前でおじゃんにされ、荷解きするのも
えい面倒だと、そのままの旅支度でくつろいでいるだけのことであった。
結婚に際して姓を改め、晴れてパトリック・マネキンとなった彼であったが、仕事中は紛らわしい
ため旧姓を通していた。
だから実際使う機会はそれほど多くはないし、彼が正式な書類にサインをするような機会は更に
少なかった。
本日の軍務を片付け終えた(と彼自身は認識している)今、目の前には愛する妻の姿だけがあった。
だだっ広いリビングの中央に座を占める、これまたでかいローテーブルの前に、カティはいまだ
制服をキッチリ着込んだまま床に端座して、通信端末と睨み合っている。
それが貴族趣味丸出しの、宮殿の広間めかしたリビングでひときわ異彩を放っているわけだが、
本人はてんでお構いナシのようだ。
――よく働くねぇ、まったく。
パトリックは、妻の口癖を心の中で無意識のうちに呟きながら歩み寄った。
相も変わらず惚れ惚れするほどクールなたたずまいに、自然と頬が緩む。
かつては妄想を交えつつ、飽かず眺めた上官の横顔であった。
恋に落ちたその日から、なりふりかまわず後を追い、焦がれに焦がれること5年、やっとのことで
モノにした恋女房である。
生涯の伴侶を得たことでプレイボーイの称号は潔く返上したが、持って生まれた気儘な性分までは
矯正しようがないのだった。
BD出るまで脳内補完/劇場版 機動戦士ガンダム00/
短編小説パトリック・コーラサワー/「外宇宙航行型母艦ソレスタルビーイングにて その2」
今を去ること2年前、カティ率いる連邦軍クーデター派に加担したパトリックは、アロウズ討伐の
功績を認められ、いっとき大尉にまで昇進した。
しかしいつもの素行不良と職務怠慢とであれよあれよと降格を重ね、現在は人生何度目かの准尉に
舞い戻っている。
有事の際はMSを駆って最前線で獅子奮迅の活躍をし、平時はカティに付き従って護衛を勤める。
軍におけるそれ以外の大部分は、彼にとって「どうでもいいコト」でしかない。
先日初めて目にした、イノ何たらとかいう同じ顔ばかりが勢揃いした情報通のことも、
謎の禁欲生活を強いられている、やたら勘の鋭いネコ目のイノ何とかのことも、既に彼の念頭を去り、
無限の宇宙へ向け出立していた。
脳裏にわずかばかり形を留めていたのは、長い粒子ブラスターの砲身を中央に構え、大小百余の
GNファングを搭載し、五個小隊の戦力に匹敵するという戦艦クラスのバケモノMA、
ガデラーザの雄姿くらいであった。
左右それぞれの肩に大型のGNシールドを掛け、GNビームライフルをひっ提げた現在の乗機、
ジンクスWの特徴あるシルエットと、トランザムが可能になり格段に向上した機体性能とには、
彼はいたく満足している。
とはいえ新型を見れば、たとい自分のモノにはならずとも、ワクワクはするのだった。
ようは男のロマンなのである。
「まーた考えゴトですか」
「考えずにいられるか。報告書の通り、探査船に未知なる金属生命体が紛れ込んでいるとすれば、
また同じような事が起こる可能性がある」
――報告書……って、どれだっけか?
妻が口外するからには、報告書はどうやら自分の所にも回ってきたものであるらしかった。
が、いつものごとくとんと覚えがない。
これが独身時代、狙った女の連絡先や彼宛ての心憎いメッセージが書かれた紙片であったならば、
瞬時に内容が脳深く刻み込まれていたわけだが、こと報告書のたぐいは、題目が視野に入っただけで
眠たくなる。
字面をなぞればまず眼が滑り、次に意味を成さない文字列が脳の表層を上滑りに滑ってゆき、
さっぱりわからないまま、気がつくと椅子から転がり落ちているのである。
彼の常人離れした視力も卓越した集中力も、気分次第で自動的に切り替わるのか、少なくとも
この分野で活かされることはなかった。
探査船の、金属生命体――妻の話では人や車両を襲い、乗っ取るということなのだが――
それは実際MSで宇宙(そら)を翔ける彼にとってすら、B級SF映画ばりに現実味の薄いシロモノ
である。
ただ敵が宇宙金物であろうが怪獣だろうが、この俺がカティの矛となり、盾となるのだ――そうした
決意はいつからか彼と共にあり、彼女の愛を得て一層ゆるぎないものになっていた。
BD出るまで脳内補完/劇場版 機動戦士ガンダム00/
短編小説パトリック・コーラサワー/「外宇宙航行型母艦ソレスタルビーイングにて その3」
パトリックは自信の笑みを満面に浮かべながら、
「あんな偶然なんて、もうありませんよ!」
と、手に提げた缶ビールの一本を無造作にテーブルに置いた。
そして残りの一本を、注意を惹きつけるようにカティの目の前で軽く揺らすと、
「もし本当にそうなら、地球は完全に狙われています――ワルい宇宙人によって、ね」
連れ合いの頭を悩ませる“考えゴト”を軽い冗談に言い紛れさせ、にっと笑って隣に座を占めた。
「・・・・・・お前といると、真面目に考える事が愚かしく思えてくる」
妻が形のよい顎を傾げ、呆れたように溜息をついたところで、彼の手が柔らかな頬に触れる。
自分の冷えた手指の感触が、働きづめの身体に心地よく沁みればいいと思う。
どれほどキレる頭の持ち主だって、息抜きは必要なのだ。
忙しいのはわかっている。けれど、二人きりでいる時くらいは――
謹厳を絵に描いたような上官の顔がふと緩んで、彼の前で艶冶な微苦笑に変わる。
誰に教えてやるつもりもないが、こうしたギャップも男心をひどくくすぐるのだ。
「んー……」
パトリックは待ってましたとばかりに身を乗り出して顔を近づけた。
上唇がまさに触れたか触れないかの、内側からゾクリと湧き起こる感覚に身を委ねた、
そのときである。
――司令!
テーブルに置かれた端末から、緊急を告げる無粋な声がリビングに響き渡った。
「おわっ」
カティは目にも留まらぬ早業で彼を押しのけると、何事もなかったかのように画面にとりつき、
ウインドウの向こう側で彼女の指示を仰ぐ部下の言葉に耳を傾ける。
――施設の未確認地域が独自に稼動し……、
ナゾの宇宙人が攻撃をしかけて来たとか、危機が差し迫っているでもないらしい小難しい報告に、
彼はすぐうんざりして聴覚を鎖した。
彼の耳が最後に捉えたのは、画面を食い入るように見つめる妻から発せられた、驚きの言葉だった。
「トランザム……!?」
――ちぇっ、またかよぉ。
女の細腕とはいえ、爪の先までどっぷり甘い気分に浸り、油断しきっていたところである。
正面からカティ渾身の張り手を食らい、彼は呆気なく突き飛ばされ床に転がった。
少々手荒ではあるが、照れ隠しゆえコレも十分に可愛い。
けれども、痛みまでは可愛くならないのだ。
パトリックはじんじんと痺れる鼻に顔をしかめ、したたかに打った尻をさすりながら、先程よりも
険しく引き締まった表情の妻兼上官を見上げて、
――さすが嫁さん、ワザのキレも相変わらずシャープだぜ……
休暇のみならず、またしても直前でお預けを食らうハメに陥った理不尽の余り、悔し紛れの懐古に
心を遊ばせていたのだった。
投下分終了。
投下乙。
>>久々のバカンスを直前でおじゃんにされ
ヴェーダのtwitterまでカバーしてるとは、流石。
ふむふむ
文書係さん復活と聞いて飛んできました
細かく行き届いた補完乙!
>>11さん、感想dです。
組織人としては、もう……非常に残念な人だと。
AEUはそんな彼を捨て駒にはしなかったのか、それとも何度捨てた気で出撃させても
気がつくと戻っているドラえもんの怖い道具のように考えていたのか、
各陣営に所属していたときのパトリックの年齢と戦績、階級などを考え合わせると
興味深いです。
カティが異例の出世をしているのは別として、MSパイロットのグラハムやソーマ、
ルイスやアンドレイと比較すると不自然なほど階級が低いままなので、
壊滅的な勤めぶりだったのだろうと思われます。
>>17さん、ありがとうございます。
劇場版を何度か観て小説版を読んでヴェーダのtwitterを見て模型誌を見て、と
MSの設定が少し出たところでやっとこさ投下に至りました。
しかしキャンセル料は払わないと。
>>18さん、どうもです。
確認はしましたが、セリフが間違っていたらすみません。
BD発売後に間違いが見つかれば
>>1のガンクロにおいて訂正します。
グラハムの劇中のセリフ「全機、フルブラスト!」も劇場で聞いたときは何度目かまでは
「フルフラット」と聞き違えていたくらいなので。
>>19さん、飛んできて頂けるとはなんという僥倖。
BD発売後に階級や誤脱などガンクロにおいて全編の修正を予定していますが、
その際また補完できるようなネタがあれば、暫くの後投下に来ます。
感想を書いてくださった皆さん、ありがとうございました。
『空(あま)駆ける少女達 〜少女は砂漠を走る! II〜』
の作者、弐国 ◆J4fCKPSWq.氏が規制に巻き込まれ中なので、
ただ今から代理人による投下を始めます。
赤目の少女のつくりかた
以下本編5レスです。
赤目の少女のつくりかた =少女は砂漠を走る! U= #0(1/5)
「全く。……相手が政府がらみのコーディネーターとはな。俺たちの仕事はなんだ!?」
「黄道同盟、いやプラントか。いまやでかい組織だ。一部の気違い共の暴走を見逃したり、
黙認したりする程に。な、――隊長サマ。センチメンタリズムは仕事の効率が落ちるぜ?」
――分かってるさ。ギョーカイでもこの仕事は俺が一番長い、仕事は別だ。
ダークスーツにコートを着込んだ男はそう言うと革手袋をキュッと引き上げる。
「……奴らを囲ってた連中はどうなった?」
処理は完了だと特務隊のユウキ君から報告があった。その同僚の言を聞いてコートの
ボタンを開ける。既に開いていたダークスーツの胸元、明らかにサスペンダーではない
革のベルトが見える。必要は無いのだが喉に付いたマイクについ手をやる。
「総員、聞け。この雪の中、踏み込むのはザフトの関わる施設、共食いだ。覚悟は良いな」
「イエッサー」
「所長とチーフクラス3名、都合4名を拘束。それ以外全員の“処理”の完了を確認」
研究所と言うにはあまりに小さな3階建てのビル。地球、大西洋連邦領にある雪に
閉ざされたそのビルの中は、白衣を着た死体とおびただしい血の赤で染められていた。
「対象8名のうち、3名を存命の状態で救出。それぞれヒヤシンス、クロッカス、そして
グラジオラスと呼称されていた模様で本名などは不明。現状全員薬で眠らせて車に搬送」
ナチュラルに拉致されたコーディネーターを救い出す特殊救出奪還部隊。それが彼ら。
政治家、思想家のみならず少年少女が救奪対象であることも日常茶飯事ではある、のだが。
今回の任務は多少、いつもとは趣が異なった。
「3人も生きててくれたか!? パーソナルデータの照合、それと可哀想だが記憶処理を
大至急実行。僻地とは言え連合、わけても大西洋連邦領だ。いつバレるかは時間の問題だ」
戦闘用にコーディネートされた子供達の確保とデータの奪取、破棄。これらが彼らの
今回の目的である。そしてデータ奪取と、3人ではあるが子供達の確保は成功した。
「オリジナル実験データの破棄を完了。機材はどうします? 班長」
「あとでビルごと吹っ飛ばす。ナパ−ムで中身丸焼きにしたあとでな。――隊長?」
――部下に振り返った瞬間、彼の耳の中に呼び出し音(コール)が鳴る。
『こちらワッチ。ブルコスの諜報屋が気付いた、地元警察を動かす模様。最低120分で
現着する。隊長、ビルを吹っ飛ばすってんなら30分は予定繰り上げてくれ。この雪に
現地の警察とくれば地の利は向こう。逃げ――。隊長、こっちもズラかる! 撤収!』
「対象の処理は移動中にも続行、――所長以下。全員、旧黄道同盟幹部サマと面会の
アポが取ってある。学者冥利に尽きるだろ? 但し何故“生け捕り”にされたかを考えておけ。
既にパトロンは全員あの世行き。生きてる方が幸せとは限らん、とだけ言っておく」
事実、最高のコーディネーター。それを愚直に目指した研究者は家族も含め
結果的に悲惨な結末を迎えたのを、諜報畑に籍を置く彼は当然知っていた。
それが戦闘専用となれば、係わったものの運命などほぼ決まっているも同然。
研究員の大半が同胞たるコーディネーターによってたった今、目の前で殺されたのだから。
「最低2時間で地元警察が来る。2班は建物破壊用爆薬の用意を。総員、撤収準備!」
「イエッサー。総員、撤収準備にかかれ! 1班は車回して対象5遺体分の回収、
2班は指示通り爆薬の準備、他の班は上階から順に火をかける用意だ、急げよ!」
赤目の少女のつくりかた =少女は砂漠を走る! U= #0(2/5)
「よぉ隊長サマ、起きてたか。――。あぁ、一つ不味いことが……」
「なんだ?」
ホテルの部屋。地上に専用のオフィスなどもちろん持たない通称救奪隊が、当面の
落ち着き先に選んだ安ホテルの一室。通常の部隊なら副隊長の男が入ってくる。
「例の娘(こ)の記憶なんだが、表層処理では無理なんだと。頭が“良すぎる”。とさ」
救出した少女達は簡単な記憶操作で一時的に“記憶喪失”にしてしまおう。と言うのが
彼らの当初の計画であった。
彼女たちはあり得ない存在、戦闘特化型コーディネーターではあるが戦闘用の知識や
記憶は“刷り込み”ではなく、訓練の賜であることが押収した資料からもはっきりした。
ならば単純にその部分の記憶をそっくり消してしまおうと言う事である。
戦闘に特化しているとは言えコーディネーターである以上、軍事教練で習ったことさえ
忘れてくれれば、多少運動神経が図抜けて居たところでそうは目立たない。そしてコドモ
の範疇に入る以上、現状の技術ならその手の処理は上手くいく確率が高い。
だから心に傷を負った記憶喪失の少女と言う設定で宇宙(そら)へ連れ帰りプラントの
孤児施設に収容する。のちに何かを思い出すだろうが、その頃にはいくらか
自分の運命についても消化出来る年頃になっているはず。そもそもが規格外に優秀な
ニンゲンを作り出す。その被検体である彼女たちだから乗り切ってくれるだろう。
そう言う予定だったのだが……。
「なんてこった。只でさえ見た目も目立つと言うのに……」
救出した3人は全員が奪取した資料通りローティーンと見えた。ただし、グラジオラスと
呼ばれる少女はそう言うつもりが無くとも、つい見入ってしまう程の美少女なのである。
思わず触りたくなるシャンパンゴールドの細い髪、引き込まれそうなアイスブルーの瞳。
丸くつややかな頬、子供ながらに女性を感じるうなじは、戦闘用とは思えない華奢な身体へ
絶妙のラインを描く。そこに付いたしなやかで長い手足。痩せすぎているわけでなく
筋肉質でもない。脂肪も筋肉も必要な場所に必要なだけ付き、健康的で自然な小麦色の肌。
『おっぱい付いておしりが出たらケチつけるとこ無いわよね。……ちょっと羨ましいかも』
『ほんの2,3年で凄いことになるぞ、あのコ。今だって。――イヤ、そう言う意味じゃ』
明らかに何処から見てもコドモなのではあるのだが、未成年者の救出が実質的な
主な仕事である彼の部下達でさえこうだ。人目を引くには十分すぎる。
そして更に悪いことにその少女は一番【出来】が良かったのだ。どうやら簡易的な
方法で記憶を消すのは無理だという結論になったらしい。
「生活に必要最小限のところは残して、それ以外は消す。それと見た目も多少変える
必要あんだろ? あの娘の場合。隊長が言う通り、良くも悪くも目立ちすぎる」
ラボの美少女。多少でも見て、関わりのあった人間ならば必ず覚えているだろう。
だから全てを抹消し変えなければ、この先の生活に障害が出る。言う事の理解は出来る。
――だが。
「名前どころか全てを無くさなければいけないと? それではあまりに……」
赤目の少女のつくりかた =少女は砂漠を走る! U= #0(3/5)
「時間がない、特務隊からの出頭要請だぞ? 一度宇宙(うえ)に帰らなきゃいけねぇ」
何かを言おうとした彼を遮って言葉を被せる。彼ももちろん分かってはいた。
「分かってるさ。――預けるのは海か? 記憶だけでなくて見た目も弄るんなら
せめてそれなりに気の利いた、そうだな。……島なんかどうだ?」
公式には地球上にプラントの研究施設などほとんどないのだが、そこは特殊な事情を
抱えた人間を多く手がける彼の部隊である。所員全てをコーディネーターに入れ替えた
海や山等と漠然とした名前で呼ばれるラボを少なくとも五カ所。実質的なプラントの
防衛軍である“ザフト”が管理しているのを知っている。
「今回は記憶処理が特殊だからな。砂漠にそっちの専門家が居るんだそうだが」
「砂漠……。ああ言う極端な輩にあの娘を触らせるのは、個人的に抵抗があるんだが」
各所のラボは仕事の内容が内容なだけに、所員にはクセのある者が多い。砂漠のラボは、
特に所長が変わり者なので有名である。
「そりゃあんまりな感想だな。奴らもプロだぜ? ――それより特務隊。お呼ばれの理由、
ユニウスセブンだろ? アレが本格稼働すれば、……いよいよ宗主サマと決別か」
呼んでいるのは本当は国防委員会だろう。回りくどいが存在しない部隊を委員会が
呼び出すわけには行かない。呼んだのは事実上ザラ委員長本人と言い換えても良い。
そこまでして委員会がしたい事と言えば、一騎当千の特殊部隊を宇宙(そら)へあげて
“本土防衛の強化”を計りたい。と言うのは考えなくとも分かる。
「涙の別離で済めばいいがな、ユニウスセブン防衛にまわされたりしたら、俺たち自身が
それこそ永遠のお別れになりかねないンだぜ? ……麗しの君だけじゃ無くこの世と、な」
自分達が連合宇宙軍との小競り合いの耐えない地域に配属になるだろう事は目に
見えている。彼は小さくため息を吐く。
「なぁ、マジで連合全加盟国を相手に回して戦争するつもりだと思うか? 最高評議会は」
現状、ザフトに正規の籍がないほぼ全ての特殊部隊への通達が回っている。
正規にザフトへの任官を求めるその意味は、万が一に備えて実戦経験のある兵士の数を
表面上だけでも増やしておきたいが為だ。万が一の自体とはもちろん。
「宇宙での食糧自給増産実験だぞ? ブルーコスモスに正面切って喧嘩売ろうってんだ。
見過ごせば沽券に関わる。MSは確かに優秀だが、ケンカで最後にモノを言うのは数だ」
新兵器の噂も聞こえては来るが、実績のないものは兵器たり得ない。使った時点で
間違い無く性能通りの効果を発揮する。兵器にはそう言う意味での確実性が必要だからだ。
MSは絶大な威力を持った兵器だが、連合の核ミサイルのような抑止力には成り得ない。
なにしろ秘密兵器だった都合もあり、戦略的有効性を連合各国が分かっていないからだ。
実際に戦争となればプラントは民生用機械の転用品を兵器として利用するしかない。
確実に動く機械と言えばMS以外、彼らはそれしかもっていないのだから。
「プラントに核ミサイルをグロスで撃たれてみろ……。ま、当然想定はしてるだろうが」
『隊長、砂漠への直行便。出すぜぃ?』
「了解だ。……せめて誕生日のデータは本物を使えと伝えろ。――あぁ、先に帰ってる」
走り去る小型トラックの後ろ姿をホテルの窓から見やる。彼は考える立場ではない。
「総員、撤収の準備。宇宙(そら)へ帰るぞ。痕跡は髪の毛一本残すな」
赤目の少女のつくりかた =少女は砂漠を走る! U= #0(4/5)
――砂漠の小さな街。その中の小さな建物内。白衣の人物が二人。
「所長、やっぱり例の噂はアタリです。ロゴス系の敗走部隊がこの町を通過するそうです」
「ふむ……。“眠り姫”以外の患者は5人、か。午前中のうちに“パーク”に搬送開始。
いきなり空に打ち上げる可能性があるからそう伝えろ。多少は心の準備が居るだろう」
ところで眠り姫、進捗状況は? 所長と呼ばれた白衣の男は指で忙しく回していた
ペンを唐突に咥える。キリ、キリ。と軸が悲鳴を上げる。気分を害したときの彼の
クセである。――さ、作業自体は遅れてませんよ? もう一人の白衣が気色ばむ。
「光彩パターン変更は完了ですが瞳の色の定着作業はまだ出来ません。それと記憶処理は
現在フェーズ5。あと3ヶ月と言う所です。体の方も色素の除去のみで黄色人種の肌の色
にするには2ヶ月は必要。整形はその後ですが、そもそもアングロサクソン系列の……」
「眠り姫な。……今すぐに“起こす”準備を開始しろ」
「――? ご冗談をっ! ……アタマ空っぽな上、見た目真っ白、まっ白髪ですよ!?
光彩もパターン確認用に紅いまんま。せめて瞳だけでも青く戻さないと加工の跡が……」
あと36時間でここは戦場になる。死ぬよりマシだ。所長はそう言い放つとブラインド
を上げる。砂漠の刺すような日差しがオフィスの中を暴力的に照らし出す。
「街の外から来た迷子という設定で当人が当面戸惑わないように起こす前に処理。あとで
つじつまが合わなくなってかまわん。……一番近いのはマーカスの部隊。……ちっ、間に
合わんのか。上手く拾われてくれればいいな。――牝豹とやらを一目見たかったものだが」
「所長! 彼女を殺す気ですか!?」
「殺したくないから言うんだ。連合が来る直前に町役場のビルに放り込め。この辺では
どう見てもあの建物以上に頑丈な所はない。――我々の避難の時間も稼がなければならん」
白人の愛らしい少女。この少女の記憶を強引に切り貼りした上、更に黄色人種にしろ。
但し絶対に“パー”にしたり不細工にしたりはするなよ? と無理難題をふっかけてきた
本人は、しかしヤキン攻防戦から依然行方不明のままである。
「だいたい、前政権からの引き継ぎ患者は彼女のみ。頼んだ当人も行方不明。ザフトから
の経費も滞ったまま。搬送も出来ない以上、彼女の保護は明朝をもって放棄する」
――今のままなら停電だけで死ぬからな。今回は発電機も予備電源も動かせんぞ?
そう付け加えるともう一人の白衣も流石に二の句が継げなくなる。
「但しマーカスに拾われて生き延びる事が出来る条件は最大限考慮する。特別サービスだ」
「……サービスって、所長ぉ!」
「機材の処分、データの転送。することは山程ある。彼女一人にかまけている暇はない。
俺たちも逃げねばならんのだ。姫と心中するのなら、止める理由は無いから好きにしろ」
だいたい好き放題に研究出来る代償が、多少政治的に問題のある者達の整形手術や
身体の欠損部位の手術だったはずだ。連合の敗残兵が略奪目的でここに来るなら、
研究どころではない。所長としてはザフトとのバーターは一旦反故にしても筋は通るのだ。
「……すぐに全員集めて、まずは地下の機材搬出と埋め立てから始めます」
彼女については可哀想には思うが、さりとて言ってしまえば惰性で面倒を見てきただけ。
天秤にかければ自分の身の方が可愛い、と言うのが彼らの本音である。
「そうしてくれ。――宇宙(うえ)と連絡は付くか? ふん、避難経費の確認だ」
赤目の少女のつくりかた =少女は砂漠を走る! U= #0(5/5)
埃が舞い上がり、粉々に砕かれたガラスとひっくり返った椅子やデスク。
巨大な建物の中、意味も分からずあたしは只一人、所在無く立っていた。
みんなは何処へ行ったんだろう……。みんなでこの町に来て……。
「――みんな? アレ? ……みんな、ってだれだろう」
自分で入ったのか、誰かが入れたのか。何でロッカーの中に入っていたのかは知らない。
「……つっ!」
とにかく、右腕が冗談みたいにぶらぶらして垂れ下がっているのとお腹が痛い事。
そして何気なくやった手が真っ赤になったのでどうやら頭から血が出てるらしい事。
やっとの思いでロッカーを這い出したあたし。今分かる事はそれが全て。
「のど、乾いた……。ほこりっぽいからかな。気持ちわゆ、――! おぼぇ、げほ……」
のどが渇いているのに、お腹がすいているのに吐いた。吐いたものより涙の方が
多いんじゃないかと思った程なのに。なのに嘔吐は続く。頭が痛くなってきた。
ぶらぶらの腕も何か付け根がジンジンして熱くなってきた様な気がする。
「いたいよ……。誰も居ないの? あたしこのまま死んじゃうのかな……。死ぬのはヤっ、
ここ、何処っ! 手が痛いぃっ! お腹痛い、気持ち悪いのーっ!!」
そして……。
「――たんま。そんな事よりあたし、誰……っ!? ――えぼぇ、げぇ……げはっ」
人影が近寄ってくる。やたら頭が大きく見えるのは何故だろう。でも、大人だったら。
あたし、手とお腹が痛いんです、助けて下さい!
(――!? 喋れない! なんで!?)
喋っているつもりだった。独り言だと思っていたのは、ただ思っていただけ。
あの人が気付かずに通り過ぎてしまったら、そしたらあたしは……。
(げっ、ヤバ! あの人拳銃もってるよ!!)
方針変更。とりあえずしゃがんでみるが、見つかったらしい。瓦礫の上を身軽に
乗り越えながら銃口は下げずにまっすぐこちらへ向かってくる。
ヘルメットを被って、サングラスで表情が見えない女の人、と言うのは分かった。
「動くなっ! 武装を放棄して投降しろ! ゆっくり両手をあげて……」
言う事を聞かなければ殺される。まだ勝手に死ぬ方がマシだ。だから諦めてゆっくり
立ち上がった。素直に言う事を聞けば最後に水くらい飲ませてくれるかも知れない。
「……えっ!? 女の子?」
「お、脅かしちゃった……かな? コレはすぐしまうから。ホラ、もうしまった。
怖くない。……ね? 痛いところは無い? おなか? ――と右手ね。すぐ看て貰おうね?
――? お医者さん嫌い? ふふ……。大丈夫、ウチの先生は上手だから痛くしないよ?
わたしなんか、中身はみ出したのを繕(つくろ)って貰ったんだ。凄い先生なんだから」
自分の事をぬいぐるみのように言いながら、優しく抱き上げてくれた人は、多分
そんなに年のいった人ではない。いや、お姉さんと言った方が良いかも知れない。
サングラスの奥に薄く見えた瞳がこちらを見返す。強くて、でも優しい眼。
「もう安心して良いよ。たった今から、わたしが守ってあげるからね……」
その瞳を見た瞬間、何故だか急に気が抜けて眠くなった。
かぁさんにだっこされる時ってこんな感じだったかな。なんにも覚えてないけれど……。
代理投下完了っす。
>>22 -
>>28 弐国氏
相変わらず会話や描写が生き生きしているし、キャラへの愛が感じられるところが好きだ
てすと
>>短編小説
投下乙
カティ編、非常に楽しんで読ませて貰った
結局彼でなければいけない。と言う理由が行間からにじむという
まさにOOに対する思い入れを感じて、こちらも入り込める作りは
何時もながらさすが
映画補完編も誤解を恐れずに言うならば
コーラサワーへの愛に溢れている
文句があるとすればボリュームくらいか
>>さばそう#0
投下乙
赤目の少女が出来るまでの道のりは
本人そっちのけでやたらに険しく長い
結構そそる見た目も、本当はもっと見目麗しく
改造途中で放り出されたという衝撃設定
そう言えばムツキ嬢は見た目の描写が結構多かったように思うが
スムーズに本編に繋がるのは初めからあった設定なのか
だとすれば納得
規制、実質約半年ぶりでようやく解除されたようです。
デオン軍である事がこんなにハンデになるとは……。
スレ立て乙でした。
何より読んで下さった方ありがとうございます。
代理投稿もありがとうございます。
まとめ管理人さんもありがとうございます。
ゴミ溜の宇宙(うみ)で
〜プロローグ ヤキンの亡霊〜
「何かをやってるのだけは確定ですよ、艦長。――誰も帰ってこないのがその証拠です」
「お言葉だがね、中隊長、ここまで既に艦船9隻、MAに至っては40機以上の被害が出て
おるのだぞ。この期に及んでさらに有人の強行偵察をかける必要性が……」
“プラント”を名乗るコロニー群が既に目視で数える事が出来る距離。地球連合の巡洋艦が
メビウスを周囲に展開させながら進む。
プラントの防衛軍である“ザフト”が絶対防衛線とする資源衛星を改装した要塞衛星
『ヤキン・ドゥーエ』と『ボアズ』を線で結んだライン。情報収集、哨戒、偵察、どう名前をつけようが
この近縁での諜報活動は、ここ数ヶ月、上手くいったためしがない。
巨大な構造物を造っている。と言う未確認情報はあるものの、それがは果たしてコロニー
なのか、超巨大戦艦なのか。地球連合軍はその手がかりすらつかめずにいるのである。
そして新たに情報収集の任を負ったその巡洋艦は、ザフトが自国内と定めた宙域に
今まさに入ろうとしている。
「それ以上は士気に関わります、艦長。――ところで中隊長。亡霊、どう思われます?」
彼らより以前、這々の体で逃げ延びた強行偵察隊の生き残りがそう言う報告書を提出して
いる。曰く、ザフト内部で亡霊と呼ばれる機体、若しくは部隊が任務の妨害をしたのだ、と。
「ザフトの部隊が誰何を発したのを傍受したと報告書にはあるが、そんな暇があればとっとと
情報収集をすればいいのだ。とにかく何を作って居るのか、確認出来ねば対策も出来ん」
「はぁ、それはそうなのでありますが……。約三百でザフト勢力圏、絶対制宙圏まで七百」
艦長。主機停止、以降ガスで推進。灯火管制。彼の声と共にブリッジがくらくなる。
「“G”が出てくるというわけでもあるまい。各センサー、見落としは無しだぞ!?」
「ザフトのモノと思われる通信複数傍受、――はっ、中隊長に回します!」
ゆがんだ詰め襟姿と、ノイズで判別のつかないパイロットスーツが中隊長の椅子の前、
小さなディスプレイの中に映し出される。
『……前方のMS隊に告ぐ。友軍信……ていない。所属と隊長名……たし。繰り返す……』
『またヤキンの亡霊がでや……連合の船……入りこんだ可能性があるぞ、全……ションレッド』
ヤキンの亡霊。作戦失敗の逃げ口上ではなかったか……。中隊長と呼ばれた男は呟く。
「亡霊の扱いに関してザフト内部でも混乱がみられます。亡霊とはいったい?」
「いずれこちらの存在が露呈した、気にしても仕方なかろう。エンジン始動、全センサーは
出力全開、目視の人数も増やせ。不自然な点を見逃すな! 本艦全隊戦闘態勢発令!
対MS戦よぉい、全砲門開け! メビウスは全機戦闘展開! 艦長、五分で退却宜しく!!」
「索敵班です! 中隊長、グリーンセンターに大規模な空間の歪みを目視のみで確認。超弩級
のミラージュコロイドの可能性、大きさはコロニークラスであると思われますが詳細不明!」
「だいたいで良い、位置は? よし、今回はそれで十分だ、艦長、至急回頭しつつ……」
「メビウス全機、反応消失! ――!? NJ反応急速増大! レーダー、潰されました!」
立ち上がり指示を出しかけた中隊長の正面。風になびく骸骨旗を繊細なタッチで肩に
書き込まれた漆黒のシグーがマシンガンを構えているのが見えた。
「MS! ――バカな、懐に飛び込こんまれただと! いつの間に……」
「ヤキンの亡霊か……。何処の部隊なんだろうな、傭兵というわけでもあるまいに」
「ジェネシス建造が順調で結構じゃないか。多分詮索なんかしない方が良いんだよ」
予告
ラクス・クライン暗殺に失敗したデイビッド・ウィルソン。プラントに見捨てられ、行く当てのない
彼は壊れた戦艦と破損したMS、そして100余名の少女達を連れデブリ帯へと逃げ込む。
一方、アークエンジェル追撃を題目に強大な戦力を手に入れた反ブルーコスモス筆頭の
連合将校は自身の野望の為、『ヤキンの亡霊』が持つ情報とネットワークに目をつける。
ゴミ溜の宇宙(うみ)で
次回第一話 『為すべき事』
とりあえず今年はここまでです。
スレ保守の為、一話と切り離して投下しましたので
ボリューム、内容共ちょっと尻切れトンボな感じです。
それでは皆さん良いお年を。
投下乙です。
ジェネシスとかどうやって作ってたんだよ!
の所に突っ込んでくれるんですか、これは楽しみ。
てすと
ゴミ溜の宇宙(うみ)で
――為すべき事――
「この状況下で我らに出撃を、と?」
『だからこそ、だ。逆賊ラクス・クラインとオーブ亡命政権の頭、カガリを混乱に乗じて消せ』
ヤキンデゥーエの奥深く。殆ど人の来ることのない区画のその廊下。倉庫や書庫の並ぶ
一角に、国防事務局特別資料管理室と書かれたプレートをドアに付けた部屋はあった。
政治活動は勿論、基本的な組織運営等は評議会に移ったものの、政治結社であった
黄道同盟の実行部隊。是を祖とする現在のザフトにあって事務処理に特化された国防事務局
と言う、いかにも地味な部署。ザフト各部隊には軒並みここから数名、自隊内の事務処理の為に
隊員が派遣されている。ヤキンデゥーエ常勤各隊始め司令部さえも例外ではない。
但しヤキンデゥーエ内に事務局直轄の分室があること自体、ヤキンの中では知る者の方が
少ない。現在モニターの前に立つ彼はその第12分室の室長なのだが、国防事務局の組織図
では第8以降の分室の存在は、そもそもない。
その部屋の中、金モールの付いた黒く長い制服。中年と言うには若い人物がモニターに
向かって直立不動の姿勢を取っているがそのモニターはただ黒く、何も映し出しては居ない。
「彼女らの率いる一団が、核ミサイルを軒並み墜としていると特務隊から情報が。しかも
プラントきってのアイドルとオーブ代表首長の正当継承者。本当に、良いのですね?」
彼の所属はもちろん国防事務局。専任事務員の記章の付いた黒い服に袖を通す隊長で
ある以上、部下も当然いる。だが、事務仕事のプロである専任事務官の部下にメカマンや、
ましてパイロットが配属されているはずもない。艦船、MS等の兵器も同様である。
『オーブの姫はともかく、全ての混乱の元凶はラクス嬢だ。エターナルにいるのが確認された。
上がエターナル奪還をあきらめた以上撃沈も構わん。アスハの娘は予防的措置。ついでだ』
公式の特務隊とは別に、明らかな非合法任務を担う第9分室以降の非公式部隊。
その第12分室長、デイビッド・ウイルソンは身じろぎ一つせずモニター前で直立不動で立つ。
『別働隊にはすでにムルタ・アズラエルの動向監視を命じた。今、この機に乗じてラクスと
アズラエル、双方亡き者とすることが出来れば、核が何発か通ったとてまだ立て直す策はある。
アプリリウスとザラ閣下さえ残ればな。――貴様は普通のラインと違う。命令拒否は可能だが』
「……命令拝領、イチサンマルフタ。我が隊配備の全ての装備の使用許可を求めます」
船籍はおろか、生産記録さえない黒いナスカ級が三隻。配備のゲイツやジン・ハイニューバ
等の艦載機も状況も色も同じ。そして乗り込む隊員達も全員公式には事務員。
パイロットであろうが機関士であろうが正規に登録されている者は一人たりとも、居ない。
彼の配下になるモノは全て特務隊預かりの機密扱いで、コールは特務隊の物を使う。
装備は最新鋭、人材も優秀。但し、経歴も見た目も、なにしろ全てが黒で塗りつぶされた部隊。
『認める。必要と思えば今ヤキンにあるものは、ジェネシスとプロヴィデンス以外は全て強制挑撥
して持って行け。――それとX10A排除の件はクルーゼが引き継いだ。手を出すな』
「使用許可を確認。現時より直ちにターゲットの排除行動を開始。以降作戦完了まで通信途絶」
特務隊とも分室ともラインが違う、本当の議長直轄たる唯一人の男。ラウ・ル・クルーゼ。
MSの名前を聞いて、仮面で隠していなくとも腹の読めないだろうポ−カーフェイスを思い出す。
『やり方は任せるが、クルーゼに全て喰われては我ら分室組の立場が無くなる。……頼むぞ』
「了解。以上、通信終わり。――ヴァルキリア隊、全隊にコンディションレッド発令、出撃準備!」
ザフトの慣例なら通常隊長名を冠するはずの部隊名はヴァルキリア隊。登録はアプリリウス市
の専任防衛部隊。艦船とMS以外の兵器は憲兵隊貸与品。矛盾は数え上げればキリがない。
――為すべき事――
エターナルを堕とせ。命令がそうであった以上、彼らの行き先は決まっていたし、そこには
戦術と言う概念の、意味が無くなる程の各陣営の強力な部隊がひしめいていた。
先ずは連合の、あり得ない程の大規模なMS、MAと戦艦30隻以上からなる大部隊を
突破しなければならず、その中にはアークエンジェル級の艦船と、異様なまでのな機動性
と過剰なまでの破壊力の火器を装備した、他のMSとは一線を画すGタイプも含まれていた。
そこを抜けても今度はオーブのM1が量産機の範疇を明らかに超える機動性で迫り
更には無敵のストライクと援護するバスター。白の堕天使フリーダムと、赤き鬼神ジャスティス。
後方では、航宙艦船の中でも性能的には最強の誉れ高いオーブ宇宙軍のイズモ級と、
そして今や不沈艦の名を欲しいままにするアークエンジェルがエターナルを覆い隠すように
黒いMS群の前に立ちはだかる。
所属部隊も名前も知れない、黒い機体群。唯一視認出来る白で描かれた骸骨旗の
パーソナルマークを付けた隊長機と思しき機体から、敵味方双方がヤキンの亡霊と呼んだ
彼の腕を持ってしても、連合とクライン派の二面攻撃を完全に躱すことなど不可能だった。
「やってくれるな! X10A、そして09はアスラン・ザラか……。この俺がエターナルにとりつく
事さえ出来んとは。――作戦続行は不可能だ! 全機戻れ、体制を建て直すっ!」
作戦遂行は現戦力では不可能。その決断を下さねばならない事実が腹立たしかった。
黒いゲイツは母艦へと帰投するが、そのMSデッキは気密が破れ、焼け焦げ、無人である。
「……。生きているものは返事をしろ!! ――くそったれ、いくら何でもやられすぎだ!」
進撃に気を取られすぎた。見るも無惨な姿になったナスカ級。途中の廊下では生きている
隊員とはすれ違わなかった。ただ所帯無く宙に浮かぶスペーススーツがあるばかりである。
ブリッジに上がった瞬間、ウィルソンが着た黒いパイロットスーツのバイザーが低酸素を検知
して自動で閉じた。第2次ヤキンデゥーエ攻防戦。ヴァルキリア隊と名乗る部隊の、その旗艦。
ナスカ級ブリュンヒルデのブリッジ。
隊長でありパイロットでもある彼がそこで見たのは、出撃した時とはまるで違う光景。見慣れぬ
景色。とりあえず多少ゆがんだ艦長席に収まると半ば機械的に動く制御系のチェックを始める。
右側のオペレーター席がそこにいたはずの人間ごとごっそり無くなり、ブリッジにあったはずの
空気と共にクルーも吸い出してしまったようだ。戦闘時にスペーススーツを着ない主義の艦長は勿論、
冷静で、それで居て人当たりの良い副長、目視のみでぴたりと桟橋に寄せた航海長。
――わずかにスーツを4つ、視界の隅に見つけ、取り敢えず無線に大声で怒鳴ることにする。
「寝てるならとっとと起きて残ったシートに着け。――応急コンシールの準備をしろ。いつまで
ブリッジに大穴開けておくつもりだ! ダメコンデータも早くあげろ! 操艦はオレがやる、
廻せ! 旗艦ブリッジの、――? な……。状況確認! なんだ。コレは、どういう事だ!」
「最高評議会より全周波で停戦調停の申し入れです。無線は評議会、カナーバ議員の模様」
「特務隊の秘匿回線です! ――っ! ザラ閣下が……、指揮所内で射殺されたと!」
戦争が終わるだけならばいい。黙って事務屋になればいい話だ。但しパトリック・ザラが
失脚した、となれば話は変わる。それは、もうプラントには戻れないことを意味するのだ。
プラントの暗部を知り尽くしたウィルソン達は戻ると同時に捕縛されるのはほぼ間違い無い。
そしてただ拘束されるだけには終わらないことは容易に想像が付く。おそらく裁判の場に立つ事
さえ適わずに、そのまま闇に葬り去られる。と言うのは想像に難くない。
――為すべき事――
自分は良い、とウイルソンは唇を噛む。秘密のエリート部隊ではあるのだが、他の部隊と
同様、優秀であれば年端もいかない少年少女でも動員されるのがザフトである。彼の部下
にも当然たくさんの少年少女達が配置されているし、当たり前だが彼らの全員が政治の闇に
関わっている訳では決してない。彼らの大部分は謀殺される謂われなど、有る訳がない。
「反応があるハッチ、バルブは自動を解除! 安全確認は要らん、大至急全部閉めろ!
これ以上エアと燃料を宇宙(そら)に垂れ流すな! 生き残ったのは自分だけと思え!」
何とか混乱に乗じて潜り込めれば……。とも思っていたが、状況から母港のヤキンも既に
墜ちた。ならば先ずは逃げの一手だが、船は動くのか。艦長席から機関室をコールする。
「……自分含め3名です。――アイアイサー! 大至急エンジンの再始動準備に入ります」
機関長を呼び出した彼のヘルメットには少女の甲高い声が響く。たった3名、しかも見習いを
卒業したばかりの機関助手が中破したメインエンジンの息を吹き返す事が出来るものなのか。
「フゥ、生きているか? ――よかった。何機残ってる!?」
熟考している暇など無い。矢継ぎ早に赤い服を着る副官を呼び出す。彼女もまた、若い。
『5機ですが、実質稼働可能は自分とジェイミー、パメラの3機のみと考えて下さい』
「おまえは見える範囲で良い、救難信号の出ている機体を回収。ジェイとパムはワイヤーでも
ケーブルでも良い、ゲルヒルデ、オルトリンデ両艦をブリュンヒルデにつなげ。黒い船を人目に
さらす訳には行かん。他の艦も出来る限り拾え! 周囲で稼働可能なMSが居るなら
特務隊権限を口実にして手伝わせろ。各員とも作業は90分以内だ! わかったな!?」
配置情報通りならばこの空域には学徒出陣兵がかなり多い。但し人命救助を最優先に
出来る程、自らに余力がないのもまた事実である。
「エンジンが、回った。か。出力は? ――訳のわからんものを動かして爆走したらどうする!
冷却が効かんはずだ、オーバーロードに気を、――あぁ、わかったから20%確保。良いな!」
『フジコ・セリアから室長(キャップ)。――らしくもない命令ですね。なんの意味が?』
「この空域の主力はゾディアック師団だったはずだ。捨てて良い命など……、一つもないっ!」
ゾディアック師団。ヴィルゴやキャンサー等の12星座の名前を冠され優先的にゲイツを配備
された精鋭部隊。と言えば聞こえは良いがアカデミーの中でもMS適正のある者を半ば強引に
挑撥した学徒出陣部隊である。選考基準はMSを動かせるか否か。きっとそんな所だろう。
通常MSパイロットには一般の隊長教育に準じた教育が成される。それだけ強力でかつ
自らも危険であるからだ。彼らにはそのような教育は勿論施されている訳もない。
大戦前は所属のない部隊の長だった彼。連合やブルーコスモスに拉致監禁された
黄道同盟構成員やコーディネーターを救出、奪還する秘密強襲部隊。その隊長。
軍服を着て任務に就くことは勿論無かった。傍目には裕福なナチュラルを襲う強盗団である。
そしてターゲットとして”救奪”を指定された人物はほぼ毎回、容姿端麗で優秀な人物、年端も
いかぬ者が含まれる事も多々あった。それを殺さずにわざわざ監禁するには勿論意味がある。
救奪した者達の、その時の姿。それを思い出すだけで、今でも身の毛のよだつ思いの彼である。
最低限、人間のモラルとしての戦争条約はあるし、もはや停戦もなされた。だからと言って
連合やブルーコスモスに対しての不信は拭い様が無く、戦場で若者が捕虜になる事は、
だから彼の中では死と同義なのである。
出来る事ならば回収に尽力したいが、それを第一義に掲げるにはあまりにも人員も装備も
不足しているのであった。
――為すべき事――
「ザフト兵を連合の捕虜に取られる訳には行かん。それに燃料と食料、武器弾薬、エア、部品。
絶対に必要になる。出来る限りかき集めろ。――それとデッキは無人だ、全機帰投時は注意!」
彼女、フジコは優秀ではあるがメンタルに波があるとして、本来はオフィサーとしての任官を
求められ事務局入り。12分室に”左遷”されて初めて赤い服に袖を通し、パイロットになった。
彼女が不安定な理由。それは過去、ウィルソンが”救奪”した内の一人であることと無関係で
あるはずもない。コーディネーターは頑健な身体がウリの一つ、”何をされても”そう簡単には
死なない、逆に言えば死ねないのだ。そして救奪時、まさに死ねない状態であった彼女である。
その彼女を副官として重用しているのは人材の活用か、センチメンタリズムか。
但しこんな時の彼の複雑な思いは、言葉は無くともフジコには間違い無く伝わった。
『イエスサー! 燃料範囲内で回収に全力を尽くします、キャップ』
救出回収に懸念はある。”黒い部隊”と接触したが最後、プラントに戻る事さえ難しくなるのだ。
だが、ナチュラルの玩具にされたり、ミイラになって未来永劫宇宙(そら)に漂うよりはマシだ。
「前方のデブリ帯まで何日かかるか? ――ならばたった今から出力15パーで計算しろ!
コンシールの用意はまだか!? ――当たりまえだ、初めから5人しか居ないだろっ!!」
そして残ったクルーもまた彼の懸念材料である。確認出来た限り、狙いすました様に
ベテラン、熟練と言った言葉とは全く無縁の、しかも少女ばかりが残された。
「戦闘が完全に止まったか……? 今ならいける。――出せるパワー最大で現宙域を離脱する」
「最終報告。分室はキャップを除き、生存はセリア以下23名のみ、内パイロット5、重軽傷者13」
数時間後、夜逃げの様に僚艦の他数隻分の残骸を背負って敗走を始めたブリュンヒルデの
サブブリッジで敬礼に囲まれた彼は、更に頭を抱えることとなった。
「サジタリゥス大隊アプト隊、隊長は死亡、生存12名です!」
「ヴィルゴ大隊キーマ隊です。隊長は行方不明、あ、いえMIA。生存6。うち負傷4です」
「レオ大隊デイトナ隊、マルコム隊併せて9名です。隊長は二方とも、……殉職なされました」
救出した者を含め生存者は107名。全員が17歳以下の少女のみ。あろう事か少年の姿さえ
そこにはなかったからだ。オトナの男性は彼の他にもう一人いるのだがパイロットでは勿論
無いし、頼むべき仕事も既に決めていた。
「使えるのはこの船のみだ。先ずはメカニック総出でブリュンヒルデのブリッジ修復にかかれ」
「良い趣味してるな、キャップ。……だが、ハーレム作るにゃ女の子が若すぎやしないか?」
黒い服、そして戦闘が関係無い専任事務員であることを示す胸の記章。唯一無二の
生き残ったベテラン男性。勿論、12分室所属である以上戦闘が全く埒外な訳ではない。
現にブリュンヒルデではCIC統括で更に砲術長でもあるのだが、本職は別にある。
「で? オーブに繋げばいいのか? あそこならマァ氏のラインを使って以外と簡単に……」
「あのイズモ級はアスハ家のクサナギだった。オーブは駄目だ、クライン派と繋がってやがる」
100人からの女の子か。キャップが好かない方法ならいくらでも送り込めるんだが……。
おいセリア、2番ランチは出せるな? そう言いながら、彼の身体はブリッジの出口に向かう。
「ハーレムを作れば良いんだろ? マハラジャは俺でさ。キャップは掃除係で雇ってやるから
有り難く思え。――回線7番は俺用に開けておいてくれ。――ん? 俺のラッキーナンバーだ」
「先ずは月経由で下に降りてくれ。連絡は定時に拘る必要はない。回線は確保しよう。――
条件面での交渉の余地は残して貰うぞ、ご主人サマ。俺は住み込みはイヤだ。……頼んだ」
住み込みは家賃が浮いてお得だぜ? 黒い服の男はそれだけ言うと、振り返りもせず右手を
ヒラヒラさせ、そのままエレベーターへと消えた。
――為すべき事――
事実上の停戦から2週間の後。虚空に連合ではまだ珍しい完全MS対応型のアガメムノン
級の新造艦カエサルと、その2倍以上の体躯を誇るいかにも貨物船から改修しましたと
言わんばかりの武装輸送艦マテウスが浮かぶ。
「艦長。シェットランド少佐、帰投報告。……ジン2機を撃墜、ジンハイマニューバ1機を拿捕。
都合パイロット一名を現在拘束中。――そろそろどこかに上陸しようぜぇ、艦長。女成分が
たりねぇよ。この船にゃよぉ」
「毎度のことだが貴様の腕だ。撃墜を少なくはできんのか? 自分達の目的は殲滅戦でも
ゲリラ狩りでもない。――自分も女のつもりで30余年生きてきた。何がどう足りんか、少佐」
厳しい調子の女性の声が飛ぶ。パイロットスーツの少佐は大げさに首をすくめてみせる。
「本気で撃ってくるんだぜ? 腕や頭が無くとも、だ。気を抜けば堕とされるのはコッチだ」
「確かに貴官に墜ちてもらっては困る。但し、艦長の言もまた本当だ。必要以上の人死には
必要とはしていない。貴官なら出来ると私はそう踏んだ。その事は一応、覚えておいてくれ給え。
男女比率が多少偏ってはいるが戦艦は何処もこんなものだ。――捕虜は後送、MSはドッグへ」
エレベーターの扉が開いたことにブリッジ要員は殆ど気づかなかった。大佐の階級章に
参謀を二人引き連れた、階級章の重みを鑑みればいささか若い高級士官がその前に立つ。
艦長以下、シェットランドまで含めた全員が姿勢を正して敬礼したのに対し、わざわざ
気をつけの姿勢を取り直して返礼してみせる男。後ろの参謀2名もそれに倣(なら)う。
「――司令、月軌道艦隊本部から何か?」
「ドレイク級2隻も艤装(ぎそう)完了だそうだ。漸く我が艦隊もまともな編成になる。それと少佐、
次期型ダガーの量産試作機5機とX102のストライカーパック装備用改修型を手に入れた。
艦船と一緒に回送されてくる。乗機の割り振りはMS隊統括たる貴官の専決事項だ。頼む」
「デュエルねぇ。ストライク程荒っぽくは無いそうですが、それでもG兵器。俺で行けますかね?」
フェデラー・ド・ラ・ル−ス大佐。連合軍の中では少数派で迫害さえ受ける反ブルーコスモスを
掲げる者達の旗頭。地下に潜っての活動が多い反ブルーコスモス勢にあって、唯一目立つ
言動をとり、それに見合った功績も挙げ、大佐ながら准将相当官として宇宙艦隊を任される男。
彼の率いる第201独立機動艦隊の主な任務はアークエンジェル、並びにその運用に手を
貸した者達の捜査、追跡。勿論そこに手を抜くつもりなど毛頭無いが、だからといって諜報部
でさえ全く痕跡を見つけられない船をどう追跡せよと言うのか。
要は体の良い左遷ではあるのだが、実際はどうであろうと反主流派が持ち得ない最新鋭の
装備は彼の手元にある。自分のターンが来たのだ。ラ・ルース大佐はそう思える男だった。
「貴官が使えんなら後は誰も乗れぬよ。せいぜい準備をしておく事だ。――艦長、例の件は?」」
「司令が仰った通り、ドミニオン撃沈位置付近で黒いナスカ級と骸骨旗のゲイツを視認した者が
出ました。聞き取り調査の為、メビウス2機と舟艇一隻、人員8名が現在作戦行動中であります」
アークエンジェルとはやり合いたくねぇなぁ、と呟くシェットランドの声が聞こえたのかどうか。
「大天使サマが駄目ならヤキンの亡霊だ。奴らはプラント、連合の暗部を知り尽くしている。
上手くすればブルーコスモスを潰した上で、プラントに非戦条約を突きつける事が出来る」
「ヤキンの亡霊……。あれらのせいで連合はとてつもない代償を支払った。ヤキンに強行偵察
さえ出来ず、結果ジェネシスを易々作らせ、月基地まで……。少佐、借りは返す。そうだな?」
そう、彼の行動は連合自体の利益には矛盾しないのだ。彼を封じ込めようとした勢力は
歯がみしていることだろう。自信満々で笑みを浮かべる彼を、止める大義名分が今は無い。
――為すべき事――
「調査チームから電文! 黒いナスカ級の敗走コースを確定とのこと。計算終了後直ちに
メインスクリーンに出します」
速かったな、もう来たか。部下から見ればのんびりして見えるだろうなと思うラ・ルース自身、
実は一番余裕がない事を自覚している。とにかく急がなければならないのだ。
せっかくブルーコスモスの盟主があの様なかたちで死んだのだ。再編にはある程度の
時間がかかるだろう。ムルタ・アズラエル自身、最期こそ功を焦ったが決して無能な男では
なかったし、組織の維持には必要な人材でもあった。そのアズラエルの次を決めるとなれば、
ただ事ではすまないことは考えるまでもない。
組織が無くなった訳では勿論ないのだ。余分な時間などあろう筈がない。
だからこそ今、『大天使』をダシに功績と情報。両方が手に入る筈の『ヤキンの亡霊』を手中に
しなければならない。ブルーコスモス一党を軍閥、軍属から追い出す最高のタイミングである。
強力な装備、思いをを同じくする優秀な部下。そして情報。更には事を起こす大義名分。
駒は全てそろった。あとは……。
「解析終了。――コース出します!」
「デブリ帯に、向かった。だと? アプリリウスとは真逆だぞ。データは大丈夫なのだろうな?」
「確度82%との情報です。こちらの解析でも80%越えは確定、現在再計算中。3分お待ちを!」
願ってもないチャンスだ。プラント本国に向かわないなら、それは暫定政権に見捨てられた
ことに他ならない。調査に依れば撃破された艦船やMSも大量に引きずっていったらしい。
物資を確保したのだと見るならば、これは長期に渡って寄港出来ない理由がある。と言う事だ。
もしも『亡霊の確保』が出来たなら。大西洋連邦、いや連合政府全体さえひっくり返すことが
出来るかもしれない。
プラントから追っ手がかかるかも知れないが、それより先に見つけて確保すれば済む話だ。
「司令。目標の予測コースを、直ちに艦隊全艦で追跡することを進言します!」
参謀の一人から声が飛ぶ。
「宜しい。進言を承諾、調査チームからのデータを精査、至急プランの作成に入れ。――艦長、
全艦緊急発進。転進左5、上下角プラス15。加速60! ……増援は追いつけるな?」
ドレイク級2隻は5時間遅れで合流出来ますがマテウスの加速が追いつけません、艦隊全艦
で追うなら40に。と艦長が即答する。既にラ・ルースの後ろに控えていた参謀二人の姿は無い。
「良いだろう、事は急を要する。細かい所は艦長に一任。……やってくれ」
「全艦警戒態勢に移行、発進よぉい! 当艦を基準に、取り舵4、上下角プラ13、当艦隊は
デブリ帯の縁を目指す! 詳細目標は発進後に確定するので増援艦隊にも通達のこと!
メインエンジン臨界へ、全MS、MAは準待機体制。発進は300秒後。カウントダウン開始!」
「ラジャー。カエサル、オールステーションリンケージスタート。――調査チーム帰還完了を確認」
「こちらシェットランド。全パイロットはアラートに集合、MS、MAは全機、準備待機に入る!」
シェットランドは艦長に敬礼を送り、マイクに呼びかけながらエレベーターへ流れていく。
『こちらマテウス、機関オールグリーン。発進後、最大加速で続く。補給中断、動力パイプ収容』
艦長、増援と合流するまで艦隊を任せる。そう言うとラ・ルースは入ってきたときと同じように
気配を感じさせずにブリッジを出ていった。
「オールステーションリンクコンプリート、――ラジャー。マテウスも機関良好とのこと。いけます」
「宜しい。……第201特務機動艦隊。――全艦、発進!」
予告
自分達に手を出すな。――警告をかねてウィルソンは自分達を追ってきた201艦隊に
対して小競り合いを起こすが、ようやく艦隊の概要を整えたラ・ルースはあえてその徴発に
乗り、正面から黒い部隊へとぶつかる事を選択する。果たして戦力的には圧倒的に
不利なウィルソン達。彼らに生き残る道はあるのか。
ゴミ溜の宇宙(うみ)で
次回第二話 『寄せ集め』
今回分以上です、ではまた。
>>36 すいません。出来上がりを確認する前になくなっちゃいましたw
テストついでに保守
あれ?書けた!
誰だかわからないけどおめでとう!
書けるかな?
>ゴミ溜めの宇宙で
ジェネシスが堕ちる所からスタートしちゃったか。
帰る訳にもいかない部隊、死神をやるのも大変だな。
相変わらず、マァ氏の異常なフットワークに吹いたw
投下乙、続きを楽しみにしてます
具体的な描写がない分、
>逆に言えば死ねないのだ
想像の余地が残っちゃって、危険な感じが増すな
ゴミ溜の宇宙(うみ)で
――寄せ集め――
「おまえが旗艦の艦長とはな。まともな人事ってのはやろうと思えば出来るモンなんだな」
「たまたま任務に就いていなかったのが自分だっただけで。本来は先任が……」
デブリ帯の手前。アガメムノン級1、ドレイク級2、ドッグ艦1。そしてMS、MA多数。
第201特務艦隊はその陣容を整え、各艦を連絡チューブが繋ぐ。
アガメムノン改級カエサルの会議室。艦隊幹部定期会議のテーブルの10数人の中に、
艦隊司令と4人居るはずの参謀達、さらにその彼らに付くはずの補佐官の姿はない。
おかげで事務的な話はすぐに終わり、井戸端会議の様相を呈する会議室である。
「先任権なんぞどうでも良い、能力のある奴がやるべきだ。それに俺もアウグストゥスの艦長を
司令から仰せつかった。月面定期シャトルの機長からドレイク級の艦長だぞ。司令さまさまだ」
能力は人並み以上にあるのに、冷遇され左遷されていた者達を文字通りラ・ルースが
寄せ集めたのが201艦隊である。それが故にラ・ルースへの信頼も表面上は厚い。
本心が違おうがラ・ルース自身は気にしていない。表面上であろうと忠誠を誓ったのだ。
『あなたの駒として働く』、と。
だからこそあえて初回の顔合わせ、その冒頭は出席しなかった。自らラ・ルースに拾われた
のだ、と言う自覚を持って貰わねばならない。適度な時間の雑談は手法としては手っ取り早い。
だがあまり長い間、放し飼いにするつもりも毛頭無かった。時間がかかれば愚痴も出る。
会議室へ向かうラ・ルースを下士官が追い抜いていく。
「私はツイて居るな。何かあったか……。良い頃合いだ、損耗が大きくては困るが、さて……」
「会議中失礼致します! ……艦長、宜しいですか?」
かなり慌ててラ・ルースを追い抜いたことすら気づかなかった曹長の階級章を付けた制服が
艦長の耳元へ寄る。
「何事だ、会議の終了後の、……なんだと、偵察部隊が? ――緊急事態につき中座します。
副長、シェットランド少佐も一緒に来てくれ」
「カエサルのみの変事、なのかね艦長。――少佐が、いやMSが必要なのに?」
会議室の入り口。追いついたラ・ルースが立つ。
「アウグストゥスとブルートゥスはいきなり全開で慣熟航行をやって追いついた。Dナンバーズ
(ウチ)もそれなりに慣らしはしなきゃな。――艦長、吸い込まれたってのがわからん」
G.U.N.D.A.M.の文字が連合のエンブレムに重なる。敵に奪取され多大な被害を出した
機体デュエル。戦果のみを見ればストライクの圧勝だが、ザフトクルーゼ隊に運用されつつ
常にヤキン戦役最前線を転戦、最期まで生き残った。基本性能の優秀さは間違い無い。
そのデュエルにストライカーパックを装備できるように改装したのが彼の機体。
ラ・ルースがシェットランド用にと、あえてごり押しして一機だけ。特別に作らせたデュエルプラス。
「同じ部隊の人間ですら何が起こったのかわかっていない。現状ロスト位置以外の情報は無い」
「リーダーからDナンバーズ各機。初っぱなから派手になるかも知れん、気合い入れてくぞ!」
彼の機体の後ろに控えるダガー後継機達。シンプルな構成ではあるが、故に乗り手も
選ばず、整備もしやすい。生産が始まったばかりのGAT02ダガーL。ブルーコスモスシンパ
以外で、しかも宇宙(そら)で運用している部隊は彼らしか居ない。
「ラジャー。Dワン、リーダーに続きます。派手なのは全員大歓迎ですぜ、リーダー!」
『司令より発艦許可出ました。――進路クリア。……Dナンバーズ、リーダーから発進、どうぞ!』
――寄せ集め――
『Dスリーからリーダー。メビウスが吸い込まれたって、どう解釈したら良いんすかね?』
「わからんな。一緒にいたダガーやメビウスのパイロットも何が起こったのかわからんとさ。
わからん以上はそう言う対応をするまでだ。Dナンバー各機、インフォメーションワイヤー展開、
後ろのメビウス隊、俺等とは距離を取れ。デブリからもだ」
――恐らくは。唐突に開いた通信画面にラ・ルースの顔が写る。
『方法は不明だが敵に拿捕されたのだろう。デブリの濃い上に、先日の戦闘でバラまいた
Nジャマーがまだ生きている。そのせいで、各種センサーもまるであてにならない宙域だ、
言葉通りに吸い込んだというのならミラージュコロイドだが、ならばこそ確認など出来ない訳だ』
何らかの方法でいきなりコントロールを奪う。機体をジャックされた状態でコロイド粒子を
展開した輸送船か何かに取り込まれれば傍目には”吸い込まれた”と写るだろう。
MAをそもそもバカにしているザフトがメビウスを拿捕する……。捕虜が欲しいのだろうか?
シェットランドは腑に落ちない。
「……捕虜なんざ、邪魔になるだけじゃないんスか?」
『欲しいのは武装だ。現にロスト機は全機ミサイルポット装備だった。ミサイルだったら面倒な
調整などは必要ない。――人間は、……捨てる。だろうな』
レールガンや201艦隊の一部で試験的に運用しているビームガンアタッチメントの機体は
”吸い込まれ”なかった。地味に取捨選択をしているのだ。
ミサイル起動はワンパルスのごく短い信号ですむし、条件設定さえすればその起動信号さえ
無しでも自動で設定された敵へ向かって飛ぶ。
敵は人数が居ないのかも知れない。とラ・ルースは思うが口には出さない。パイロットの
緊張感はある程度持続した方が良い。
「捨てる、……でありますか?」
『この場合、殺す。と言い換えても構わんだろう。連中が欲しいのは武装だけだ』
状況から、手間のかかる物は要らない。と言う事だろうとラ・ルースは踏んだ。もちろん
それには人間も含まれる。”吸い込まれた”機体のパイロット。もはや生きては居まい、と。
「戦争は止まったってのに何処まで……」
『結果的に人命が奪われたのならば、少佐の考え方も間違っては居まいが……。彼らの戦争。
それにはまだ”停戦命令”が出ていないのかも知れんな』
確認は出来ていないがパナマで何が起こったか、知っている者ならばメビウスのパイロット。
その運命がどうなったのかは想像に難くない。
そして味方にさえも追われて居るであろう現状、彼らの臨戦態勢は続いていると見て
間違い無い。停戦中の小競り合い、そう言う状況に201艦隊は自ら踏み込んだ事になる。
「ザフトが、武器を現地調達でゲリラ戦ねぇ。微妙な話ですなぁ」
地上戦であっても滅多に迷彩服さえ着ないザフトである。その手の話はしっくり来ない。
『身内からも追われてはな。なりふり構っておれんのだろう。だからこそ気をつけてくれよ?
”吸い込んだ”仕掛けがわかっていないし、本当はMSが目当てかも知れん』
いろいろ考えてはいるが、思いついても通信が通らんからな。そう言いながらふと表情を
ゆるめるラ・ルースはいかにも部下想いの若手高官である。
「ラジャー。だからこそ俺等が前に出る。キッチリ見極めてくるぜ。デュエルプラス、オーバー」
『期待するぞ、少佐。……カエサル、ラ・ルースからは以上だ』
――寄せ集め――
『Dワンからリーダー。そろそろ現場宙域です』
「確かにジャミングが非道いな……。各機、有線は有事の際もギリギリまで切るな。
これでは連携が取れん。Aテン全機、密集隊形は避けろ。何があるかわからん」
目視ではわからない程のごく細いワイヤが、MS、MA全機とデュエルプラスを複数箇所
結びつける。そうでなければ細かい戦術画面などはとうてい送ることは出来ない。
ノイズ対策を施されたケーブルでつながれた、その画面にまで時折ノイズが入る。
『Aイレブン、コピー。全機散開フォーメーションF。――その、少佐殿。先ほどの司令の話……』
A11から始まる機体ナンバーを持つのは同行したメビウスの部隊。幸か不幸か、全機
ミサイルポッド装備である。絶対わざと、だな。あけすけの性格に見えるシェットランドは
だがそれは口に出さない。さっきのミサイルポッドの話も、当然ラ・ルースならば出撃前には
気付いている筈だ。
それを知らぬふりで出撃させるなら、それは暗におとりに使え。と言われたに他ならない。
だいたいが。いわゆる“反主流派”を寄せ集めたのが201艦隊なのであり、そのボスたる
反ブルーコスモスの筆頭フェデラー・ド・ラ・ル−ス大佐。彼などは何時暗殺されても、文句の
言えない様な立場である。命を狙われるのは何も反主流派だから、だけでは勿論ない。
政治や派閥の力関係などにはまるで興味のないシェットランドでさえ、それくらいは知っていた。
それほどに優秀で、また狡猾であることは派閥を問わずに誰もが認める所だ。
そのラ・ルースが何をどうしたものか、最新鋭の装備と最高の人材を手中にした。当人の
柔和な顔からは何も伺えないが、反乱を警戒されても仕方がないと言える戦力である。
その彼がシェットランドを、専用機まで建造してわざわざ名指しで抜擢したのだ。メビウスが
犠牲になること前提の作戦もどうかと思うが、だからといって拒否出来る道理はない。
腕があるのに冷や飯ぐらい、彼はそんな生活に逆戻りなどごめん被りたかった。
「Dナンバーズだけじゃねぇ。メビウスもダガーも、201(ウチ)は全員腕っこき揃いだ、
ビビるこたぁ無ぇさ。それにいざとなりゃ。――その為のDナンバーズ、デュエルプラスだ」
『こちらDツゥ、何も反応は有りません。……リーダーの言う様に目視の方が効果的ですかね?』
新型ダガーの試作品と共にラ・ルースが調達してきたストライカーパックは、量産試作品ではなく、
【無敵のストライク】が背負っていたものと同型3種。そして格納庫内で異彩を放つのが
ブースターとバッテリーパック以外に、巨大なレドームを装備した索敵用パックである。
作戦のほぼ全てをMSでこなすザフトには索敵専用のジンやディンがあるのは知られた
話だが、その考え方は連合に持ってくると多少風変わりに見える。
但しそのおかげででシェットランドの目の前にはジャミングの嵐の中、通常二割減のレンジ
ではあるが各種のセンサーがモニターした画面が映し出されている。
「肉眼ならそれで良いがな。モニター越しじゃ空間の歪みなんぞ補正されっちまうだろ?
よぉ、ボルタ。ハッチ開放して探すってーのか? 広域索敵は継続、気を抜くな!?」
『Dツゥからリーダー。インディゴ3アルファからチャーリーに流動する微粒子を確認、MS移動
の痕跡と思われます。粒子の動きからグリーンセンターの廃棄資源衛星に向かった模様』
「……。メビウスとDツゥは待機。残りは俺に続け、強攻偵察だ! ケーブル切断後再構築」
――恐らくは、居るなら逆だ。わざと痕跡を残して移動したのだ。だが、敵をあぶり出さなくては
動きようがない。彼はチラとデータ画面を見る。メビウス隊にはすまないが撒き餌になってもらう。
――寄せ集め――
「艦長、当艦が現状で出撃させうる戦力は?」
艦長席の隣の席で、端正な顔に皺を寄せてモニターを睨むラ・ルース。
「――カエサル、ですか? Dナンバーズはデュエルプラス以外は、現在マテウスを母艦にして
いますので、CワンからCファイブまで、ストライク・ダガーCゼロ隊、都合5機が待機中。ですが、
アウグストゥスのコスモグラスパー4機も未だ調整中で、状況的に随伴は無理であります」
ダガーLは試験運用の側面もある以上、Dナンバーズは現在武装輸送艦、マテウスを
母艦にしている。更にマテウスでは既存のダガーへのストライカーパック用のハードポイント
追加やメビウス用ビームガンアタッチメントの制作も行っている。移動工廠といった趣である。
「うぅむ……。宜しい、カエサルは直ちに単艦艦隊を離脱、A3、H12、G5宙域へ向かう。
Cゼロ全機はCワン指揮にて戦闘待機に切り替え。カエサル以外は現状宙域にて待機継続」
何事もないかのように簡単に言い放つ自らの司令の顔を見返す艦長。
「艦隊指揮は暫定的にアウグストゥス艦長に、――うん? 復唱復命はどうしたかね? 艦長」
「いえ。……コピー。当艦は艦隊を離脱、発進。目標A3、H12、G5宙域。機関長、メイン始動。
当艦は発進準備に入る。各艦との連絡チューブ連結解除、収納開始。第2MS中隊Cゼロ隊は
戦闘待機に入れ。当艦以外には現状待機を伝えろ! ――司令、何をお考えですか?」
「敵の頭の位置を、な。やることが派手な以上、現場にいるのはむしろ不自然。私ならあの
宙域で指揮を執りたいと言う話だ。――MSを出している。動かすならカエサル単艦が限界だ」
――何を考えている、この男……。そう思いつつ艦長は発進準備が遅滞なく進んでいるか、
チェックの手は休めない。
「ステーションオンラインコンプリート、エンジン臨界まで残り40。オールコンディショングリーン」
「Cワンより、第2MS中隊Cゼロ隊、全機準備完了。現状で待機継続とのこと」
刻々と整っていく発進準備の状況を見ながら、それでも艦長は問わずにいられない。
「我が艦が、単艦で大丈夫と踏んだ根拠をお示し頂きたい。我が艦は連合の最新鋭艦船
とは言えアークエンジェル級と言うわけではないのです。単艦特攻など、特に司令の嫌う
処ではありませんか?」
確かにその通り。特攻など愚の骨頂、人的にも物量的にもリソースの無駄遣いだ。
……艦長とは考え方が近いようだな。そう言うとラ・ルースは、椅子ごと艦長に向きなおる。
「敵の本体、な。たいした規模ではないと思うのだよ。MSが多くて2機、艦船は無し。
根拠と言えば……、カン、だな。艦長には怒られそうだが」
「……司令のカンなら信じるに値しましょう。――カエサル、発進するっ! 微速で前進。発進
10秒後に転進、取り舵20。ピッチ角マイナ20。転進30秒後より出力最大で艦隊離脱!」
「ふっ、上手いな。私は艦長の手の上か。それも良かろう。……経路は任せる」
何を考えているかなどやはり艦長にはわからない。ラ・ルースは何も指示は出していないが
参謀達は既に何かを計算し始めている。わからないなりに、行けば“何か”はあるのだ。
「転進完了、艦隊安全圏の確保を確認!」
「宜しい。――艦長から総員、加速に備え身体を固定。……急ぐぞ。メインブースター点火用意」
モニターの数字が一気に大きくなり、各グラフも赤くなって頂点を目指す。振動が伝わる。
「5,4、3,2,メインブースターイグニッション! ――最大加速、ようそろぉ!!」
――寄せ集め――
「ジェイミー、まだよ。もう少し離れてから……。ケーブルは?」
『だいじょーぶ! 逆光で丸見え。指揮官機はデュエルだね、蜘蛛の巣の真ん中にいるもの』
シェットランド達の後方、デブリの中で黒いゲイツと、同じく黒のジン強行偵察型を改装して
長距離狙撃用にした機体が息を潜めて居た。
「パメラ、ミラージュコロイドは?」
黒いゲイツのコクピット内、二つ目の通信画面が開く。
『今のところ順調。但しコントロール系の電圧が安定しなくなっきてる、10分くらいで何とかして。
早くなる分には良いでしょ? 放熱が上手くいかない、拾いモノはやっぱ駄目だわ。接続は?』
「ゲイツ(この子)なら届く。MS隊が置いてった分が浮いてる。捕まえるだけなら10秒、コネクタ
が付いたままだし、そっちに接続するまで20秒でやる。B−2K、いえ2Jのジャックを準備して」
ケーブル自体はそもそも糸のように細いのだが、光の都合で向こうのケーブルは光学補正
を少しかければ丸見え。こちらは陰さえ見えまい。うかつなヤツらめ。黒いゲイツのコクピット、
少女の目はデータ画面をにらんだまま通信のコマンドを叩く。
「室長(キャップ)、敵はやる気です。X102と思われるGを出してきました」
更にもう一枚、通信画面が開く。
『了解だ。こんなのはどのみち長くは続かん。手出し無用の警告も伝わっただろうし、ならば
ヤメで良かろう。デュエルは堕とさんで良いから足を止めろ。こちらは脱出路の確保を急ぐ』
「イエスサー。――キャップ。そちらこそ4機居ますが寄せ集めです、お気をつけを」
――俺を誰だと思ってる。ニヤリと不敵に笑うと通信が切れ、ケーブル断線の表示が出る
『残弾25、切るべき糸は18本。レーダー背負ったダガーも含めて全部切るのに全行程5秒』
「OK。ゴーをかけたら3秒後に狙撃開始、MAは無視してデュエルの糸を全部切って。その後は
位置を変えながら先行したMSをマシンガンで攪乱。パメラ、ケーブル接続後は任せるわ」
了解。二人がそう言うと通信画面は全て消えた。
「ナチュラルどもは何をモタモタしている、早く。――良し距離は取った、……スタートっ!!」
黒いゲイツはスラスターをふかさずにデブリを蹴ってメビウスへ向かう。そのゲイツを掠める
ように遠距離射撃の火線が飛ぶ。ゲイツはいきなりブースターを最大でフカすと一気に方向を
変え、そして消える。
『コントロール頂き! 今回はキャップじゃなくて良かったねナチュラルさん! 私は優しいもん』
突如メビウスの隊列が乱れ、再度整然と並び直し、そしていきなり全機、一糸乱れず
パイロットを放り出す。その間にもゲイツはダガーの背負ったレドームを、ライフルを切り裂く。
「急いで! コロイド発生装置は切り離し、放棄! MAは収容しつつ全力加速を開始!」
『了解! 行くわよーっ!』
元々強行偵察型のジンはその用途からスラスターの類はノーマルよりも推力が大きい。
最大加速であっという間にMS隊の横に回り込むとマシンガンを撃つ。混乱するダガーの群れ。
その中、デュエルだけが冷静にメビウスを引き込む輸送船を認識しそちらへ向かおうとする。
「作戦を見切った!? やるじゃん。――でも残念。一機じゃ足りないし、……一歩遅い!」
突如眼前に現れた黒いゲイツがシールドのビームクローを展開して迫る。デュエルは避ける
しかない。結果、輸送船の加速を許してしまった。
「ジェイミー! 引き上げよ!!」
信号弾を打ち上げたゲイツは、黒いジンを引き連れ、冗談のようにあっさりと引いていった。
――寄せ集め――
「間もなく強引にブースターを付けたポンコツ輸送船が吹っ飛んでくる。予想航路のデブリ、
片付けは終わったか!? 通過予定まで300切ったぞ!?」
『あと60秒前後で予定の分は全て排除完了です』
ミサイルの調達と追ってきたらしい連合艦隊への警告。我に手出しは無用。通じた上で
かかってくるなら排除の対象だが。
「――? センサーに反応!? ……読まれるとはな。――全機に至急! 作業は放棄、
ケーブル切断! ポイントBへ緊急待避せよ!?」
『キャップはどうなさるんですか!』
多少見込みのある者を現状で稼働可能なMSに乗せているに過ぎない。敵に襲われたならば
逃がすのが常道、その上で輸送船の通過まで時間を稼ぐのはウィルソンの仕事である。
「おまえ等よりはMSの扱いは上手いつもりだが? 死にたくないなら待避急げっ!」
「アガメムノンタイプが単艦で来る、だと? ちっ、腰が軽いな。行動のみならず、数まで
見すかされている……? ふふん、ちっとは出来る指揮官が居る様じゃないか。ナチュラル!」
有線でつながれたセンサー群は連合の船とストライクダガーの姿を捕らえ、黒のゲイツに
データを刻々と送ってくる。数、武装そして接触時間。
「この状況下では苦しいな……。圧倒的ってヤツだ。相打ちにもさせてくれんか……。くそっ、
時間がまだ。――フゥ、アドバンテージはどれだけ稼げた……? 急いでくれよ!」
彼の駆るゲイツとて完調と言う訳ではない。左の肩アーマーとマニピュレータを2本失い
小規模な不調を、ダメージコントロールの画面を信じるなら102カ所抱えた状態である。
――だが。彼のすぐ後ろをデブリバンパーに火花を散らして小さな破片を弾き飛ばしながら
穴だらけの輸送艦が通過していく。陰になる部分には黒いシグーが張り付いて、右肩と盾に
骸骨旗のマークを付けた黒いゲイツに敬礼を送るが、それもすぐに見えなくなる。
「ちょいと早いが時間だ。ご足労頂いて恐縮だが、俺は帰るぜ。コドモ達が待ってるんでな」
「――ただ、せっかく作ったんだ。プレゼントは受け取ってもらおうかぃ!」
そう叫ぶとケーブルを引きちぎって、発見されるのも厭わず黒いゲイツはスラスターを吹かす。
次の瞬間、細い糸のようなケーブルを引きずったまま、センサーがダガーの編隊へと
殺到する。細いケーブルだが、状況によっては目となり耳となるまさに命綱。それだけに
強度は高く作ってある。
そのケーブルに絡まれたダガーは当然ながら行動不能とは言えないまでも動きが鈍くなる。
そしてそのケーブルの先には岩塊や鉄くずが結びつけてあった。無線のスイッチを入れる。
「安っぽくて悪いがな、ウチのお嬢さん達の手作りだ。せいぜい楽しんでくれ! ははは……!」
致命傷にはならないがかえってそれだけに始末が悪いと言えた。パイロットが頭に来れば
来る程、ワイヤカッターの届かない部分に絡まり、動きを規制され、機体とプライドを傷つける。
アガメムノン級カエサルは輸送艦とゲイツを確認しながら、救出の為に止まらざるを得なくなった。
『キャップ、ご無事ですか?』
「ジェイか? ――俺は亡霊だそうだからな、ならばこれ以上は死なんさ。フゥと一緒に
散らしたヒヨコたちを拾い集めろ。とっとと帰るぞ!」
『イエッサー!』
予告
孤高のエースパイロット、フジコ・セリア。自分さえ忘れてしまった彼女の過去は必要以上に
彼女を縛り、彼女の行動は無意識のうちに規制されていく。その本人さえ忘れた過去を
覚えているたった一人の人物は……。
一方、シェットランドと艦長は艦隊司令ラ・ルースの秘めた本心を垣間見る事になるのだった。
ゴミ溜の宇宙(うみ)で
次回第三話 『ゴミ溜の中』
今回分以上です、ではまた。
>>49 マァ氏は自分の作品群のトリックスターですので
何処にでも軽妙なフットワークで顔を出しますw
>>50 そう読んで頂けると嬉しいです。
59 :
【小吉】 :2011/04/01(金) 03:59:44.83 ID:???
ほしゅ
ゴミ溜の宇宙(うみ)で
――ゴミ溜の中――
静かに雪が舞い降り、通りを少しずつ白く染めて行く。
「機械警備無力化。非武装警備員排除。不用心だねぇ、隊長みたいな人が狙ってるってのに」
『ワッチから隊長。警察、公安に動き無し。大西洋連邦情報軍諜報部も現状ノーマーク』
革手袋に連合製の拳銃。ビジネスバッグ。コートの下に更に2挺、予備弾倉。そしてナイフ。
「総員。屋敷の見取り図は頭に入ってるな? 2班は二手に分かれて入り口と裏口を確保。
他の物は全員邸内への侵入準備。地下の出口が一カ所だ。全部屋の制圧を確認した後、
3班が階段を確保、1班、4班が地下へ向かう。――裏口はどうか?」
特殊救出奪還部隊、通称強盗隊。今回の“救奪”対象データでは少女が二人、少年が一人。
写真を見るまでもなく完全に子供。
「――変態共が。すぐに助けてやる、……もう少し。もう少しだけ、我慢してくれ」
『裏口、警備員排除および機械警備の無力化に成功』
救奪対象のパーソナルデータを思い出すのをやめる。先ずはこの屋敷の皆殺しが仕事だ。
確認出来るだけで、最低12人居るはずである。
「――良し、ミッションスタート。邸内のナチュラルどもは一人残らず全て殺せ。所詮変態の
付属品だ、変態に仕えて喜ぶ変態なぞ空気を吸わせる事さえ勿体ない。……行くぞっ!」
『イエッサー』
拉致、監禁された全てが非道い扱いを受けているかと言えば必ずしもそうではない。
例え外には出られなくとも、ただの話相手として意外な厚遇を受けていた例もある。
だがそれは例外だ。ウイルソンは知っている。彼自身の目で見てきたのだ。
実験動物の様に体中を切り裂かれて皮膚に何かを埋め込まれ、檻の中でうずくまって
感情も無くした少年。
ただ性欲を満たす。それだけの為に半年間、むしろ健康状態は管理されつつ地下室に
閉じ込められて、何百人もの男性の相手を務めさせられていたアカデミー教官の女性。
来る日も来る日もダーツの的になって全身が腫れ上がった黄道同盟高官の男性。
下着を着る事も許されず、全裸でメイドのまねごとをさせられていた少女。
全ては頑健なコーディネーターの肉体だからこそ可能なのであり、だがそこに人間としての
扱いなどは微塵も感じない。だからこちらも非武装の人間を撃ち、ナイフを胸に突き立てる事は
何の抵抗もない。変態共の付属品であるなら、その首を折る事など、どれほどの罪になるのか。
救奪対象者が社会に復帰出来る率は1割を切る。ある者は言葉を失い、情緒が崩壊し。
身体はともかく心の傷が深すぎたなら。自ら死を選ぶ者を、止める事の出来る者が居ようか。
「どなた? 何をなさっているのです? ……おこがましいようですが、生活にお困りですか?」
品の良い女性が、開けはなったドアの向こう。背を伸ばして静かに座ったまま彼を見据える。
「屋敷の奥様かな? ……運がなかったな、ただの通り魔だ。――恨むなら旦那にしてくれ」
それだけ言うと彼は何の躊躇もなくトリガーを引く。サイレンサーが殺傷力を隠す軽い音を
2回鳴らすとほぼ同時。額に二つ穴の開いた女性は、うなだれる様に椅子に沈んだ。
『隊長、1班が3階のナチュラル完全排除を完了。これで地下以外は制圧完了です』
「了解だ。1班、4班は地下の隠し通路へ。今日のアドバンテージはたった30秒だ、遅いぞ!」
治らぬまでもせめてあるべき場所へ還す。だから今日も、彼は階段を走って降りるのだ。
――ゴミ溜の中――
ぱっとしない中年男性がウィルソンに襟首を捕まれている。
「貴っ様ぁああ! この子達が貴様に何をしたっ!? えぇ!?」
「や、やめ……、うぐぅ」
入り口の黒い服を着た如何にもという風体の男達三人を弾丸三発で打ち倒し、そのまま
地下室に踏み込んだウィルソン。男を持ち上げつつある後方で、だめ押しの銃声が鳴る。
どうやら部屋の主は上階の変事に気づき”証拠隠滅”を計ろうとしていたものらしい。
首に絞められた跡の残る少女、のど元を切られ血の海に沈む少年。いずれも衣服の類は
着て居ない。そして薬物の影響か、うつろな目を見開いたまま寝転がる少女。その指が、動く。
「生きてる? ――残弾全て、生きながらにして叩き込んでやる。覚悟しておけ、外道が!」
パスパス。気の抜けた音が二つ響くと中年男性は両足を押さえて倒れ込む。
手に持ったバッグからブランケットを取り出すと唯一生き残った少女にそっと近づく。
「……もう怖い事はない。遅くなってすまなかったな、迎えに来たぞ?」
少女の股間にあった異物は抱きかかえる途中で何事もないかの様に装いながら引き抜き
放り投げる。出血のあった事はあえて無視して、目を見開き動かない少女を優しく包む。
その少女の瞳に彼は映ってはいた。だが見ているかどうか、それは別問題だ。まるで
意志のない人形の様に抱きかかえられ、半分開いた口から涎を垂らし、ピクリともしない。
「さぁ、居るべき場所に帰ろう。――キミの様な優秀な人間はこんなにあっさり自分を捨てては
いけない、時間はある。必ず取り戻すんだぞ? ……何が何でも生きるんだ。約束だぞ?」
反応のない少女にそれでも言わずには居られない。そしていつもの空虚な感じが彼を包む。
何の為にこんな事をしている。変態共も、そして俺も……。
「隊長、”足”の到着まで120秒、表、裏。どっちに?」
――約束だったな。少女を左手に右手の銃は続けざまに火を噴き、その銃を投げ捨てると
更に新しい銃が火を噴いた。手足のみ、ぐずぐずに原形をとどめないまでに執拗に撃つ。
『ワッチ2から緊急。公安が動きます! 現着まで約240秒。作戦は40秒の切り上げを!』
「遺体の回収急げ、さらし者にする気か!? ――受け取れ。高かったんだが、くれてやる!」
かれは腰の鞘からからナイフを引き抜くと、ゆっくりと大きな弧を描いて放り投げる。
「引き上げる。”足”は正面、雪が厄介だ、ダミーは裏に”足跡”を。2班は退路確保を最優先!」
手が、足があったならあっさり避ける事が出来たであろうナイフを胸に突き刺し、それでもまだ
生きている男を残し救奪隊は波が引く様に居なくなった。
そして赤い色以外何も無くなった地下室。男の息の根は、止まった。
「…………から報告ですが対処の、……? 室長(キャップ)。――キャップ?」
モニターに、赤い服を着た栗色のベリーショートの少女。フジコの生真面目な顔が写る。
「――すみません、お休みでしたか? ならば特に急ぎの報告ではないので……」
「いや、構わん。居眠りをしていただけだ。……俺もブリッジに上がるよ。報告はそれから聞こう」
何故何の変哲もない個別の作戦を鮮明に思い出す事がある。髪を掻き毟る。判りきった事だ。
あの時救奪した少女。自我を取り戻すまで半年、自発的に食事を取るまにでは更に時間を
要したが社会復帰を果たした。アカデミーを卒業し、ザフトに志願する程に優秀な人材として。
「よろしいのですか? ――イエスサー。ブリッジにてお待ちします。……では」
思い出したのはひとえに、その少女の名前がフジコ・セリアであったから。に決まっている。
「――せっかく当人が忘れてるっつーのに、……皮肉な話だ。タイムチャートまで覚えてやがる」
――ゴミ溜の中――
デブリ帯のほぼ中央付近。
黒いナスカ級、ブリュンヒルデ。そして自ら航行が出来なくなったオルトリンデ、ゲルヒルデの
三隻は既に使用期間が過ぎ、戦争が無ければ本来は廃棄されリサイクルされているはずの
民間用の浮きドックらしき巨大な建造物に身を寄せている。
『――はい、機関室です』
「機関長代理、ほぼ修復完了じゃないか。出力52%はどうしてだ? 問題点は?」
引きずってきた僚艦の残骸や、更に此処までに拾った連合隻の船やMSなどは流石に全て
収容は出来ず、周辺宙域に浮かんだその様はまるでジャンク屋である。
『無理をすれば70を超えますが、B系統のエバポレータがイカレてます。30分が限度です』
「他の船からの転用は出来ないのか? パーツだけならそこら中に……」
ヴァルキリア隊の2隻は勿論、ナスカ級が3、ローラシア級が2、更には移動の途中で
目に入った連合の船やMSまで。良くも見つからずに此処までたどり着いたもんだな。
とウィルソン本人が驚く程の戦艦やMSの残骸が、浮きドッグを比喩でなく覆い隠している。
「我が隊はあまりにも装備が新しすぎるんです。最新過ぎて他の艦とのパーツの規格が
合わなくって。オルテラとゲルヒィも修復の予定と聞きましたし、ならば互換性のあるモノは
ありません」
最新鋭、最強装備が仇になったか……。自分のツキのなさを呪うウィルソンである。
ただし、落ち込んでばかりも居られない。前に進まねば生き残れない。そして何も最強装備は
機械関係だけではない。人材もその範疇に入る。
「アッシー交換ならな。材料がある以上、合わなきゃ作れ。他に道はない。それとたった今から
おまえから代理を取る。給料は上がらんがクッキーの配給を週に一箱増やしてやる。文句は?」
『――はい?』
「ついでに作業環境も、もう少し良くしてやる。――メカマンサブチーフに繋がるか?」
彼の椅子の前、ディスプレイにもう一人の少女が映る。
『聞いてましたー。たった今作業終了。電源投入はキャップの指示待ちでーす』
「OKだ。――ならば3からカウントダウンを開始する。……3,2,1。電源投入!」
『な、なにが……?』
いきなり暗がりに明かりが付き、ドッグのハッチが閉まり始める。エアの入る音が大きく響く。
「此処の電源が入った。エアーも入るから機密服も要らん。多少船の形が変わっても構わんし、
色も塗らんで良い。やってくれ。終わったら他の2隻も復旧指揮を執れ。いいな、”機関長”」
『……ア、アイサー!』
データ画面には更にドッグ後端部、そう広いわけではないがメカマン待機所に人口重力の
発生を知らせるデータが流れる。数値は0.954Gまで上がって止まる。
人間にはやはり重力が必要だ。そして言わずとも彼女はそこまでキッチリ修復していた。
「立て続けで申し訳無いとは思うが、人が居ない。悪いがMSの修復も急いでくれ。……おまえも
もうサブは要らんな。コッチはチョコの配給を2枚増やそう。文句はあるか? “チーフ”」
『アイアイサー、キャップ! 文句無いでありまーす!』
――相変わらず女の子の操縦、お上手ですね。後ろからいつも通り冷静な声がかかる。
「優秀な奴はほっといても優秀なのサ。ウチの娘(こ)達は操縦する必要なんざ、無いだろ?」
「――私には、やはり人の上に立つのは無理なようです……」
――ゴミ溜の中――
MSデッキ。時間の空いたフジコは愛機を見上げながら、珍しく制服のまま素に戻っていた。
「――セ、セリア隊長、ほんの少しだけお時間を……、その。宜しいでしょうか!」
少なくともヴァルキリア隊。その中で赤い服を着るのは彼女だけだが、彼女を隊長と呼ぶ者も
また居ない。デイビット・ウイルソン。第12分室の長たる彼の命令だけが部隊の全てだからだ。
「え? 隊長……? わ、私の事? え、えと。なに? どういう……」
完全無欠のクールビューティ、フジコの唯一の弱点。人との交流、会話。慣れ親しんだ
自隊の人間とさえ”仕事”の括りが無くなったとたんにまともに喋れなくなる彼女である。
つい素に戻ってしまった上、更に相手は自分に畏敬の念を抱き敬礼する少女達。最悪だ。
「私たちもただ居るだけではいけないと思うのです。けれど動かせるだけで基礎もありません。
お忙しいのは承知しています。でも、5分でも10分でも良いです。MSの事、教えて下さい!」
拾った少女達の中では非戦闘員の比率が高かった。ブリッジや主砲を吹き飛ばされた
船の中、直撃を受けずに生き延びる事が出来た者。実に6割強がメカマンか、爆発を免れた
機関室詰めの人間。残りも大半が甲板員やCIC詰め要員、医療スタッフその他。
そんな中、パイロット組は総数こそ15名居たものの、稼働MSも現状黒い機体以外は3機。
シミュレーターも使用不能。メカマンの手伝いと言っても本職ではない以上、限界はある。
但し、フジコにとって意外だったのは自らが未熟だという自覚を持っていた事。
だからこそ生き延びたのだろう。……これではキャップの言いぐさだ。ますます喋れなくなる。
「う……。えと。わ、私……。その、隊長とか、そういうの、じゃ。……ないし」
ある程度ポジションが纏まった現状、彼女ら以外はほぼ何某かの仕事に謀殺され、全員を
見渡してもほぼ”無職”であるのは彼女らの一団のみ。教えを請うなら分室という特殊部隊の
中でも室長以外なら、誰しもがエースと認め、たった一人、赤い服を着る事を許されたフジコ。
自らを劣っていると自覚した人間が取る行動としては正しいだろう。但し指導を頼む人間として
フジコが適任かどうか、それは問題が別である。
彼女らとて勇気を出して雑談にさえ殆ど乗ってこない孤高のエース、フジコに声をかけたのだ。
それはフジコにもわかる。ただ彼女が孤高のエースである理由はザフトレッドだからでも
無ければ撃墜数でも無い。そして、そんな事は外から見ただけではわからない。
「意地悪しないでシミュレーターのデータだけでも見てあげたらぁ? セぇリアたーいちょ?」
彼女のおしりを撫でながら流れて行くのは、自分の機体の整備を終えたジェイミーである。
「ひゃんっ! ――な、ジェイミー、あなた急に隊長なんて何を……!」
「そぉよーん、隊長。若手の面倒見てあげなさいよー。あこがれのザフトレッドなんだからさ?」
いつの間にか彼女の肩に掴まるのは同じく自機の整備を終えたパメラ。
「私、の服は。偶々……キャップが、気まぐれを。――知ってるでしょ!? 私、隊長とか、その」
――と言う訳で! 突如としてジェイミーが高らかに宣言する。
「つい先ほど、我がリュンディのシミュレーターが全機復旧しました! 隊長は多忙である為、
直接訓練を見るわけには行かないけれど、データのチェックはしてくれるそうです」
――燃料の都合もあるから実機演習はあまり出来ないけれど。パメラが後を引き継ぐ。
「格闘センスのある者は私、射撃の才能がありそうな者はジェイミーが面倒を見ても良い。
勿論、総合力が高ければセリア隊長の直接指導もあり得るが、これは私達が認めれば。だ」
――隊長、シミュレーター使用の許可を下さい! 少女達は全員がそろって敬礼する。
「ちょっ、パメラ、ジェイミー! 人にはね、出来る事と出来ない事がね……、ねぇ、聞いてよぉ」
――ゴミ溜の中――
「――帰投報告、以上!」
「ご苦労、少佐。――デュエル・プラスとダガーL、仕上がりは?」
デブリ帯の縁に浮かぶカエサルの艦橋。艦長への定期パトロールの報告はシェットランド。
「PS装甲以外X105とほぼ同じ、確かにな。ダガーL、なかなか良い仕上がりだぜ?」
GAT01A1の大規模量産型とも言えるストライク同等のスペックを誇る、GAT02ダガーL。
特にヌーボォと呼ばれる201艦隊の先行量産試験型は明らかなオーバースペックもウリである。
「ならばデュエルからは降りるか? 司令の意志とは言え骨董品では貴様に渡す意味がない」
事務的な艦長の言葉にシェットランドは少し焦る。初めて貰った彼の専用機だ。
それにGを与えられるのはエースの証、取り上げられてはたまらない。
「パワーが段違いだ。GはあくまでGなんだぜ、艦長? ダガー系列とは全てが違うんだよ!」
「そう言ってもらえるとわざわざ作った甲斐もある。本当は少佐の乗り方ならば、フォビドュン辺り
の方が良かったのだろうが、なにせGの第2期設計分は一般のパイロットからもメカニックからも
評判が悪いそうでね。まぁ、基本部分はほとんどカラミティからの転用だが」
ブリッジで観測データを睨みながら索敵班と何事か話していたラ・ルースが振り返る。
「エンジンはおかげサンで絶好調でして。――連中はこのデブリとノイズの中央に居る。もう
慣熟飛行は完了だ。……なぁ、司令。いつまで此処に居るんで?」
少佐、口を慎め! と言いながら立ち上がろうとする艦長をラ・ルースは手で制する。
「失ったメビウス8機分の補給が来る。……今はそれを待つ。急ぎたいのは山々だが、半端な
戦力ではむしろ危険だと言う事がわかった以上、選択肢はそれしかない」
「――? 司令、自分は伺っておりません。月の司令部とは何時お話に……」
ついさっきだ。艦長に答えると、手書きのメモを、すぅっとシェットランドに放ってみせる。
「ダガーが4機にグラスパーが5機、パックが、……30機!? ヒュー。スゲーな、こりゃ」
「来るのは中古のGAT01だが、ウチでパックのアタッチメントを付けてL仕様に改造する。
亡霊には上の方々も怒り心頭の様でね。必ず仕留めよ、との事だ。頼りにしている、少佐」
シェットランドは無造作に浮き上がると艦長席の背もたれに掴まりつつメモを渡す。
「……ダガーLが6機、改造ダガーが15機、コスモグラスパーが9機、メビウスが30機。
そしてデュエルプラス。――司令。失礼ながら、最終的に何をなさるおつもりか? このほか
マテウスにパーツの形で更にダガーを12機分、是だけでも事が露見すれば、ただでは……」
だが、ラ・ルースの鉄面皮は崩れない。むしろ艦長を見上げるとニヤリと笑う。
「先ずはヤキンの亡霊の皮をひん剥いて人間に戻って貰う。その後の事はまだ決めていない。
だが、時勢に乗るには数も勢いも必要だ……人目を引きたいなら行列は長い方が良い」
そう、ラクス・クラインがやって見せた様に、勢いだけで後に続くお調子者が出るくらい、な。
……我々はハーメルンの笛吹きだ、艦長。ラ・ルースは艦長に向き直る。
「――だから私がハーメルンになって笛を吹こう。さればこそ、後に続く君たちの……」
ラ・ルースは床を蹴って艦長席、シェットランドの反対側のアームレストに自然につかまる。
女のカンが身体を逃がそうとしたが、艦長の威厳の方がまさった。だから肩までの髪を揺らす
事もなくゆっくりとラ・ルースを振り返る事には成功したが、背中を伝う冷や汗までは止まらない。
「メロディ、リズム。狂っては困るのだ。連合からブルーコスモスを一掃する。我々の手で、な」
まさに目の前。彼女の手にしたメモを取り上げ整った顔がそう言うと、口元に笑みを浮かべた。
――ゴミ溜の中――
数分後のブリッジ。艦長席。
「なぁ、艦長。……実際問題、司令は何考えてるんだと思う?」
「自分に判るわけがない。貴様の方が人間的には近いのではないか? ――少佐、マテウスの
ダガーの件、貴様はたった今忘れろ。知っているのは自分を含めほんの数人。露見すれば
その時点で”名実共に”首が飛ぶ。そう言う代物なのだ、アレは」
穏便に、若しくはラ・ルースの思惑通り粛々と事が運ぶというならそれで良い。
但し、軍人には不正を知れば当然報告の義務があるのである。
万が一にも”揉めた”場合には、知っているだけで反逆罪に荷担した責任を問われる
可能性が高い。内容から言って、軍法会議なぞ飛ばして直接命に関る事さえも否定出来ない。
「内緒話も気にくわねえがな。前フリ無しで憲兵隊に拘束されるとか、そう言うのは俺ぁごめんだ」
「……それで良い。貴様が必要のないリスクを負う事はない」
階級章の示す立場がどうであろうと、シェットランド自身は艦隊運営には直接関わりはない。
部下に要らぬリスクを背負わせる必要など無いのだ。と艦長は息を吐く。
――何を、か。自分が知りたいくらいだ。艦長はアームレストについた肘に細い顎を乗せる。
マテウスのパーツを組み上げて出来上がる物はGAT01ではない。宇宙空間においては
201艦隊においてのみテスト名目で運用されるGAT02”ダガーLヌーボォ”なのである。
そしてストライカーパックの数もそれらを組み上げてなお、各機に2機ずつ行き渡る。
更にはその運用をサポートするコスモグラスパー。重要性を軽んずる部隊司令が多い中、
さして量産されている訳でも無いその機体。ラ・ルースはMAを削ってまで1個中隊を揃えた。
それをダガーLと共に重点配備するのはMSとストライカーパックを重視した戦術を持つ
まさにラ・ルースの意志そのもの。
更には全艦MS運用仕様の艦船と、輸送艦とは言いながら実はほぼ空母と言って良い程の
徹底した改装を受け、アガメムノン級のシルエットを優に2つ飲み込んで有り余る程の超大型
武装輸送艦マテウスは、カタパルト2本を備え、更に簡易工廠としての機能まで持たされている。
パイロットも無造作に選んだわけではなく、シェットランド以下全て歴戦の猛者。
キルマークを持たない者は居なかった筈である。勿論艦長以下のクルーも同様に方向性の
差こそあれ、優秀でない者は居ない。
そして全隊員の絶対条件。ブルーコスモスに属していない、若しくはそのシンパでない者。
何を。はともかく、フェデラー・ド・ラ・ルース大佐。彼は本気で事を起こすつもりだ。
「青き清浄なる世界のために……、か。コーディネーターとて人間であることに違いは無かろう
ものを。……互いの存在を認める事が、何故命がけになるのだと思う? 少佐」
「まぁ、ジョージ・グレンのマニアは居ねぇんだろうな。とは思うぜ? ブルーコスモスには、さ」
貴様の冗談につきあっていると、ますます気が滅入る。艦長はそう言うと席を立つ。
「少佐、ちょうど標準時で12時だ。昼にしよう、つきあえ」
「デートのお誘いにしちゃ安上がりだなぁ。艦長をオトシたらマニアがいっぱい泣きますぜ?」
「失敬な! 自分の何処にマニアウケする要素があるかっ! ――副長、15分程頼む」
珍しくバカ真面目な上司が軽口を叩いたのを好ましく見て、妹を見る目で副長が振り返る。
「ラジャー。1206、副長、頂きました! ……休憩も高級将校の責務。であります艦長。
張りすぎた弦は簡単に切れるそうですよ? 15分と言わずランチぐらい、ごゆっくりどうぞ」
予告
亡霊の潜むデブリ帯を前に高ぶるシェットランド達。だが敵の技量を見て取ったラ・ルースは
彼らの行動を規制する。そのラ・ルースは本部には極秘裏にザフト士官との会談の場を持つ。
そこまでしてラ・ルースの求める物とは果たして……。
そして時を同じくしてウィルソンの元へもミラージュコロイドをまとった来客がデブリのなかを向う。
ゴミ溜の宇宙(うみ)で
次回第四話 『敵と味方』
今回分以上です。ではまた。
今回の震災で大きな被害を受けられた皆さんには謹んでお見舞いを申し上げます。
一応自分もほぼ被害は無いですが被災地域の一人であります。
何が出来るのかは状況により、人により違いはあるでしょうが
一緒に出来る事からやっていきましょう。
ゴミ溜の宇宙(うみ)で
――敵と味方――
「あれ、副長。艦長は?」
「自分が承ります。――今日は月曜ですので定例艦長会であります。少佐殿」
デブリ帯の縁、カエサル以下第201特務艦隊の艦艇5隻は未だ動かずにとどまっている。
「平和なモンだな、チューブ伸ばして会議してるとかさ。緊張感というか何つーか」
「停戦合意が得られた以上、いろいろ言いたい事はあるでしょうが、今は平時であります故」
「……だが俺たちの目標、デブリの中の連中はまだ戦争中だ!」
「功を焦る気持ちはわかります。――だがね、少佐殿」
オペレーター席がぐるりと回ってシェットランドは口調の変わった副長と目が合う。
「新しい機体に、新しい戦術。今は練度を高めておくべきだ。敵さんが生活で手一杯の内に、さ」
「副長(おやじさん)の言う事はわかるさ。そして焦っては居ないが、俺は確かに功績が欲しい」
ブリッジクルーも含めてみんなそうだよ。少佐殿だけじゃない。そう言うとまた副長は
椅子をパネルに戻すと顔だけ振り返る。
「ところで少佐殿、何か用事があったのでは?」
「そうだ、忘れるとこだった。パトロール中に挙動のおかしなデブリを見つけたんだった。
データにタグ打ってコッチに流しといたんだが……。その後何か動きはあるか?」
ブリッジから出て行きかけたシェットランドが振り返る。
「チャン軍曹が追ってます。ただ、ガスの噴出で軌道が変わっただけにも見えますな。軍曹?」
「レンジ内に入る所からデータ再検証してますが、人為的な動きを感じるとすればこちらの
レンジに入って来た際のスピードと角度だけ、ですね。ただそれも、どうなのかと言われれば、
まぁ自然と言えば、副長の仰る通り自然なのでありまして……」
データを観測する索敵班。目の前のモニターには名前と記号の付けられた無数のデブリが
刻々と位置を変えて行く。
「だいたい何でこんなにゴミだらけなんだよ、この宙域は。レーダーも効かねぇし」
「引力の都合でゴミが寄ってくる。しかもラグランジュポイント程安定はしていないが引力が
微妙に釣り合ってるんだ。河の澱みみたいなものでね。――軍曹、モニター出してくれるか?」
そのほぼ中心にヤキンの亡霊は陣取った。主力が高速艦のナスカ級である以上わざわざ
籠城すると言うのは、今は動けないと言う事でもある。シェットランドが苛ついているのは
その部分だ。今なら叩ける。と言う訳である。艦長以下、クルーもほぼ同じ感想ではある。
ただ艦隊司令、ラ・ルース大佐は慎重であった。前回、連携が取れずに敵を取り逃がしたのを
重視し、インフォメーションワイヤー無しでの連携訓練を重点的に指示していた。
そしてその指示はMS、MAに限らず各艦の艦隊行動においても同様である。
「プラントが初期のNジャマーの実験場にしていたのも此処の宙域と自分は聞いております。
実験初期のモノがまだ生きている事もあって、そもそもレーダーが効かんのでありまして……」
だからこそオペレーターはデータ解析に首っ引きになり、索敵班は直系数mのデブリさえ
全て名前を付けてその動向を追いかけている。目に見えるモノのみで操艦をするからだ。
「そこまで踏まえて、だからこそ此処に逃げ込んだってことか。流石亡霊ってトコかい?」
「まぁ、さっきも言ったが、絶対安定ではない。中心部も年1mではあるが地球に引きずられてる。
加速が付けばあとは一気に流れ星だ。ただしそれに倍して次々新しいゴミが寄ってくるんだが」
――敵と味方――
「そこが気にくわねぇ。ジャンク屋どもは何やってやがる。MSやら戦艦のパーツが大量に
流れてきてるんだぜ? 奴らにしたらお宝の山じゃねぇのか」
「此処に集まるはずだったのは本当だ。連合政府と、プラント暫定政権が例のデブリの件で
金を積まなかったら、な。使えるモノは拾った奴の全取りでゴミは重さで買取り、更に経費が
通常の三倍+燃料費別、だそうだ。少佐殿ならわざわざダガーの腕を拾いにコッチに来るか?」
ヤキン戦役中期、”足付き”ことアークエンジェルを執拗に追うクルーゼ隊はハルバートン提督
率いる第8艦隊を俗に言う地球低軌道会戦で打ち破り、旗艦を含むアークエンジェル以外の
ほぼ全艦を鉄屑へと変えた。
ザフトにとっては目の上のたんこぶである月軌道艦隊、わけても知将の異名を取り
G計画を強力に推進したと言われるハルバートン提督。これを討ち取ったのは僥倖には
違いなかったが、全ての破片が地上に落下して燃え落ちるわけもなく、結果として地球低軌道上
にデブリベルトを作ってしまった事になった。
もっともラウ・ル・クルーゼ自身、そのことは判った上であえて撃破した節がある。と言うのも
当時の地上プラント領の持つマスドライバーがデブリベルトにかかり使用不能になるのが一日
わずか2時間だったのに対して連合領内のそれは最短で6時間、最大では20時間を超える
地域さえあったのだ。そこまでの計算さえ彼ならばやるだろう。と言うのが大方の見方だ。
ともあれ、連合、プラント、共に停戦合意の後に一番最初に手を付けたのがそのデブリの
除去であった。往還シャトルが飛ばずに困るのは月もプラントも一緒だからだ。
結果手空きのジャンク屋はほぼ動員され、彼らの目の前の”澱み”は澱んだままである。
「そんなに出るのか。確かに俺でも軌道の掃除に行くわな……。ま、軍曹。監視頼まぁ」
そう言いながら今度こそブリッジを出ていこうとするシェットランドに声がかかる。
「腕が立って頭も切れる。おまえさんが功績が欲しいと言うなら、俺たちは誰一人文句は言わん。
だからこそ。こないだみたいに味方を囮にする様な作戦は、もう採らないで欲しいんだ」
副長の椅子が再度反転しシェットランドの背中を見つめる。
「……俺がそんなタマに見えるか? 副長。バカだからペテンに引っかかった。それだけだよ」
「猪武者のパイロットバカ。そう思ってんのは自分だけだ。201艦隊(ウチ)のエースなんだぜ?
おまえさんは、俺たち落ちこぼれ組期待の星なんだ。そう言う自覚は持ってくれ」
「そう言ってくれんのはおやじさんだけさ。――多少は自惚れても良いっつう事かい?」
「自惚れていると言う自覚があれば、大いに結構。そうでなければ部下などついて来るまい。
自信満々のエース様ならばこそ部下は尊敬し、安心して命を預けるんだろう? 少佐殿」
当分自惚れておくよ。そう言いながら三度(みたび)エレベーターに向かったシェットランドを
チャン軍曹が呼び止める。
「大隊長! 例のデブリに明らかな人為的機動を、――こちらへ来ます! 接触まで900秒!」
「自分が直接確認に出る! 副長。デュエルプラスとDナンバーズ全機、出撃許可を!」
ちょっと待った、艦長も司令も会議室だ。そう言うとヘッドセットを被って副長は端末を叩く。
「状況的に……ラジャー。そのように伝えます。――少佐殿、出撃許可を確認! 司令より
出撃機および装備は少佐殿の裁量に任せる、との事!」
了解だ、副長! シェットランドは今度こそエレベーターに飛び込む。
「プラスとDナンバーズ全機はエール、Cテン隊はランチャーで艦の直縁。出撃準備急げ!」
――敵と味方――
「少佐のプラスからのデータはもう来ているな? 分析結果、どうか」
艦長席と司令席、既に席の主は二人とも収まっている。
「表面の反射比率、その他からゴム、若しくはシリコン系と思われる素材である可能性95%!」
「ゴム製の岩、か。ダミーで堂々と入ってくる、しかもあの距離であえて正体をバラす様な挙動。
――艦長、全方位の索敵を怠るな? 攪乱の恐れがある」
「ラジャー。――各艦全方位の観測を厳となせ、手空きの者は目視観そ……、チャン軍曹!」
データ画面にいきなり複数の画面が割り込んで開き、数値とグラフの表示が始まる。
「この反応は……、ザフトのNジャマーキャンセラ−? 艦長、ライブラリ照合結果はアンノゥン!
大きさからMSです! 機種不明、Gではないようですが注意を!」
「少佐! 一時後退、近すぎるっ! Cテン隊、全機目視照準っ! ロックはするな!」
シェットランドのデュエル・プラスが後退するより早く、ゴムの岩は内側から破けて微塵と消え、
岩の代わりに真っ青に染め抜かれたMSが身を低くシールドを構えていた。背中には巨大な
リフター。腰には折りたたまれたレールガン。ザフトG系MSが持つのと同じ形式のライフル。
『あの質感、PS装甲だと? ジャスティス……、いやゲイツか!? ――ブリッジ!!』
蜂の巣をつついた様な騒ぎのブリッジにシェットランドの声。艦長は双方を一括する。
「距離を取れと言った、少佐! ――騒いでいる場合か! 機種データはまだあがらんか!?」
「ライブラリにデータ無し! 更に通常型ゲイツが2機、現出を目視確認! 現在都合三機!」
「青い奴はゲイツの改造型と思わ……? 直振通信、回線接続要求。その青い奴からです!」
インターホンの受話器を天地逆に持つとラ・ルースが立ち上がる。
「構わん、回線開け。――画面を出す必要は無い、こちらも送るな。……私が出よう」
【……り返す。こちらはザフト特務隊ジョーダンである。艦隊指揮官殿と直接話がしたい、返答を】
「自分は地球連合軍月軌道艦隊司令部所属、第201特務機動艦隊司令ラ・ルース大佐である。
ジョーダン隊長、この通信の意図する所を完結に話されたい」
通信の相手が誰で、どういう状況であってもラ・ルースはまるで変わらない様に見える。
【往信感謝する。貴官とこちら、目的が同じと見る。よって直接話がしたい。着艦の許可を願う】
いきなり予想外の要求にブリッジ中が、艦長さえも息をのむがラ・ルースは動じない。
「停戦状態とは言え、我らは地球連合に籍を置く者である。実質のプラント軍たるザフト武官。
これの言う事を鵜呑みにする事は出来ない。貴官の目的を、簡潔かつ具体的に乞う」
【狙いが亡霊ならば着艦許可を。違っているなら自分はこのまま帰投する】
ブリッジ中が凍り付く中、ラ・ルースのみが笑みを浮かべる。
「……武装解除の上貴官の機体一機のみ。その条件で着艦を許可する。条件を妥当と判断
するなら当方のMSのエスコート、およびガイドビームに従われたい。どうか?」
再度ブリッジ中がざわめくが艦長もそれを止める事を忘れている。
【
感謝する。外せる武装は全て外す。データは流せない故、光学観測で確認されたい。
――ところでMSデッキ内の気圧は連合内標準ではどうなっているのかお聞きしたい】
「……? 艦長。わかった。――当艦においては、ハッチ閉鎖後30秒以内に0.9気圧だそうだ」
【了解した。ビーム発振を開始されたい。ジョーダンからは以上】
彼なりに重圧を感じていたのか、インターホンを置いて息を吐きながら席へと座るラ・ルース。
「……。司令の話の通りに。当艦の2番へ誘導。少佐には武装解除の確認作業をせよと伝達!」
――敵と味方――
カエサルのMSデッキに初めに入ってくるのはデュエル・プラス。ダガーとはそもそも機体精度が違うのだが、その分気むずかしい機体。それを後ろ向きで、ライフルを構えたまま軽いショック
のみで着艦してみせる。
そしてその後方、ライフルを突きつけられているゲイツ。こちらは全く普通のことであるかの
ように鉄のこすれる音のみで全くショックを感じさせずに着艦を終える。
『ハッチ完全閉鎖、シール確認! 機体の温度確認開始、固定作業班は物理固定準備!』
『両機とも若干だが高い、冷却作業かかれ! ――若干だ、構わない。固定作業も開始しろ!』
メカマン達が2機のMSにとりつく間にも、デッキの空気が充填される音が徐々に大きくなる。
『機体固定確認、気圧0.92まで回復。両機とも機体温度適正値確認よろし! 甲板長!?』
『宜しいか、艦長。――はっ! よおし、両機のハッチ開放、並びにパイロット降機を許可する』
パイロットスーツのシェットランドが艦長の横へと流れてくるのと入れ替わりに、憲兵隊
一個小隊がゲイツへと向かう。一応鎮圧様ショックガンはホルダーに収まったままではあるが、
手にした電磁警棒は使用可能である事を示す赤いランプが付いている。
シュン。ゲイツのハッチ、その気密が切れてゆっくりと開き始める。その中から白い軍服に
金モールを付けた人物が、無重力であることを感じさせない動きで何気なくデッキに降り立つ。
気圧を聞いたのはパイロットスーツを着ていないから、であったらしい。いきなり迎撃されても
全く文句の言えない場所に文句の言えないやりかたで現れて、パイロットスーツを着ていない
と言うならば、MSの操縦には相当な自信があるのだろう。
「ジョーダン隊長にぃ、敬礼!」
抑揚のない、それでいて良く響く声。ラ・ルースの号令が響くと同時にデッキに居る全員が
敬礼の形を取り、声の主、ラ・ルース大佐を見つけた白い服の人物が、向き直り敬礼を返す。
「直接会談の機会を与えて頂いたこと、感謝する! ラ・ルース司令!」
「全てを納得したわけではない、ジョーダン隊長! そちらの真意は知知る由もないが、我らは
この状況が上に知れただけで文字通り首が飛ぶ。任務遂行最優先でそちらの話を受け入れた
こと、理解されたい!」
ゲイツの足下と、デッキを見下ろすキャットウォーク。直立不動の者同士が、軍人らしい
良く響く声で会話を交わす。
「こちらも状況は変わらない! ――もう一つ、機体の方は固定以外のことはご遠慮願いたい。
NJCについてはもはや地球軍の方が保有数が多いだろうが一応機密扱いである、機体は
自分以外が手を出せば自壊する事になっている。理解を願いたい!」
「了解した! この後は大声で話す内容でもないでしょう! 軍艦故、たいしたお持てなしも
出来ないが部屋を用意しましょう! 部下に案内させる、従われたい!」
「少佐、余計なことは言うなよ? 白い服なら将官クラスだ。貴様が口を開けば連合パイロットの
風評は地に落ちる。そうなればフラガ少佐以下の優秀なパイロット達に申し訳がたたん」
「どうしてムゥ・ラ・フラガが好みのか、相変わらず謎だな。艦長ならもっとマッチョなのが好み
じゃないかとおもうんだが。――だいたい、俺が直接話をする機会なんぞ回ってこねぇだろ」
自分もそうは思う。直立不動、鳶色の目は白い服を追いながら口だけが小さく動く。
「一応だ。何を考えているのか判らんからな。……ジョーダンも、そして我が司令殿も。だ」
――敵と味方――
廃棄されたローラシア級2隻を強引に”貼り付けた”事で機動性を獲得した浮きドック。
機動要塞ヴァルハラ。ローラシア級の他、名前もフジコの命名で立派なものが貼り付いた。
「――都合の良い事この上ないな。ツイてるんだかツイて無いのか、全く。……他には?」
「主砲が生きている連合の艦を見つけたと連絡が。現在オルテラが3rdステーションに曳航中」
そのドッグの中心。他の船から強引に部品をはぎ取り、もぎ取って再建成ったブリュンヒルデ
のブリッジ。フジコと、その報告を聞くウィルソンである。
連合の部隊は12分室自体が目的だと読んだウィルソンの提案によって、廃棄コロニーや
既に使い終わった資源衛星等を目くらましの為にピックアップする様、指示がだされた。
現在、1stから3rdまで都合三箇所の”ステーション”を手に入れた12分室である。
「曳航出来るくらいならオルトリンデはもう大丈夫そうだな……。浮き砲台にするか固定するか
はエンジンの様子を見て、か。――メカBチームを3rdステーションに回せるか?」
「2ndステーション電源修復にかなり手間取ってA,Cチーム双方に応援要請が来ています、
現在ゲルヒィで作業をしている機関長達を回した方が、連合の物ですが艦船のエンジンです。
結果的に早いかと。現状、部品不足で作業は燃料供給ポンプの圧力調整だけですから」
ヴァルハラや各ステーションから目をそらす為の時間稼ぎ用のダミーである以上、それに
機動性を持たせることが出来れば目くらましとしてはまさに好都合。そう言う話である。
「――だな。定時軌道調整がある、機関長は此処に残せ。メカDチームもMSをいじってる間は
動かすな。パイロット分だけは稼働機を確保したい。他の者のシフトはメカと機関士に任せる」
「イエス・サー。さっそくメカチーフと機関長にシフトの変更要請を伝えます」
「ところでセリア隊長。パイロット達、見込みのある者は出てきそうか?」
「室長(キャップ)まで。……た、隊長とかそう言うのでは、私は……。制服はキャップの……」
このところ分室組からも隊長と呼ばれて、たいそう居心地の悪い思いのフジコである。
「良いじゃないか。パイロット19人の長だ。そう言うのを一般的には隊長と呼ぶんだろう?
――フゥ、おまえの目から見て彼女らの状況はどうだ。……冗談はともかく、使えそうか?」
「とりあえず。ジェイミーとパメラがデータをチェックしろと言うので、シミュレータデータのみは
私がチェックと駄目出しをしています」
と言いながら手にしたファイルから数枚の紙を取り出す。ブツブツ言いながらも上司に
見せられる形にまでデータを仕上げておくのがフジコという少女であった。
「今後次第ですが”使えそう”なのは現状、フィーネ、グラシアーナ、クレメンティナ、レベッカ、
マオ=スゥの都合5名と言う所ですね」
彼女の言う”使える”の範囲は何処までだろうな。とウィルソンは思う。
きっとあきれる程求めるレベルは高いはずだ。その彼女がピックアップした以上、訓練次第
では掃海作業や攪乱の為の無意味なステーション間移動、それ以外にも回せる。と言う事だ。
「3rdステーションから緊急、ミラージュコロイド通過と思われる粒子反応をキャッチとのこと。
データから過去300秒以内に通過した模様、計算上ヴァルハラとの接触まで1800秒以内!」
「粒子の傾向はザフト系……。遅いのはコロイドが剥げるのを気にして、か? フゥ、デッキに」
「イエス・サー! 大至急予備含め、全MSを起動。私も先発で出ますっ!」
――逆だ! そう言うとウィルソンは額を抑えて椅子に沈み込む。
「全員を説得して押さえろ。どうやら魔女が亡霊狩りに来やがった……。出ればおまえも死ぬぞ?」
――敵と味方――
「正面、グリーンセンターに突如反応! ナスカ級と……、エターナル級!?」
「ウソ! だってエターナルは! ラクス様が、なんでこんな処に……」
予定より15分は早い。途中で船足をあげた様だな。コロイド粒子をわざと見せつけておいて
真っ正面でコロイド解除、そして現れるのがエターナル級。攪乱のつもりか。”同業者”同士だと
言うのに舐められたもんだ……。ウィルソンはブリッジの少女達をを一括する。
「馬鹿者っ! 同型艦など設計図があれば作れる! 先ずはライブラリ照合、どうかっ!?」
「すいませんキャップ。熱紋はネームシップであることを否定。目標はエターナルタイプで確定」
「目視で確認、ミーティアの装備がありません。更にナスカタイプ2隻の現出を目視で確認!!」
「艦首をズームしろ! 光学最大っ!!」
ウィルソンは、しかし画面がズームになる前に、黒いエターナル級の艦首に何が書いてあるか
など端から判っていた。真っ赤なカチューシャで止めた長い髪をなびかせ、嬉しそうに笑う骸骨。
ヤキンの亡霊と共に、プラント本国を目指す幾多の連合特殊部隊を撃破してきたもう一つの
黒い部隊、ボアズの魔女。
「キャップ。MS隊抑止完了、パメラが危うく発進を……。黒い船! な、本当に魔女が……!」
赤い制服がブリッジに上がってくるなり絶句する。
「NJ反応計測最大を超えます。レーダーその他計測機器は、光学系以外完全に死にました!」
「1stステーションとの通信途絶。長距離ケーブル、ノイズが乗りまくって使い物になりません!」
いつでも特務隊の命令書は切り放題。ザフトの機材も人材も、自由に徴発出来る分室である。
基本的には諜報部隊の様な役割にあった第9から14までの”分室組”。その中であえて
実行力を持たされたのは12、13の二チームのみ。
骸骨旗のMS。それを駆るヤキンの亡霊の率いる第12分室と、そして。今、彼の目の前で
笑う女骸骨。それを事あるごとに大げさに見せつけるボアズの魔女こと第13分室である。
「エターナル級からインフォワイヤー第三速度で射出を確認、キャップ!?」
その第13分室が最新鋭最強装備を持ってここへ来る。つまり、”脱走”した第12分室の
排除命令が分室総長から出た。と見るのが妥当だ。
「逆らうな。分室組以外の連中まで危険にさらす気か? ――すまんな、分室組はただでは
すまんかも知れん。……ワイヤキャッチャ−を出して通常通りコネクト! 通信は俺に回せ」
口封じは自分だけで良いはずだが、相手はそうは思うまい。立場が逆ならば、彼はきっと
そうしたし、なにより5分かからず一気に殲滅出来るレベルの戦力差があるはずだ。
「アイアイキャップ。……通信、来ました。――アイサー、だします」
メインディスプレイに大写しになるのはウィルソンと同じく黒い服に金モール。
胸には彼と同じく、事務局所属の専任事務官を示す記章。
赤く長い髪を無造作に肩に垂らした、妖艶でありながら嫌味に見えない美女。
【第13分室ゴルゴーン隊旗艦メデューサから12分室ヴァルキリア隊旗艦ブリュンヒルデ。
こちらは13分室長タチアナ・パルメラだ。――よぉ、亡霊の癖に生きていたか。久しいな】
「メデューサを新調したのか。……相変わらず美人で何よりだ。総長は何か言ってたか?」
ふっ、あっはっはっは。さも可笑しくてたまらないといった風に笑う様も妖艶なタチアナ。
【穴倉に籠もったままヤキンで蒸し焼きだ。引きこもりはやはり身体に悪いな。……死んだよ】
「死んだ……? ならばおまえは今、誰の命令で動いている!? 何をしに来た!!」
【その件でおまえと話をしに来た。移乗許可、……昔なじみだ、勿論否はないよなぁ? デイブ】
予告
ウィルソンとタチアナ。闇の世界を生き抜いてきた二人の会談。
理想と現実の狭間で揺れるウィルソンと、それを理解出来ないフジコ。
クルーが訝しむボアズの魔女、タチアナ来訪の目的。それは果たして何か。
そして、ついにラ・ルース大佐が意図せぬ来客を機に、野望を形にし始める……。
ゴミ溜の宇宙(うみ)で
次回第五話 『立つべき足場』
今回分以上です、ではまた。
いつの間にかコンビニが24時間営業になりました。
ガソリンも並ばずに買えます。
気がついていないだけで、普通の生活って
実はすごく幸せな事なのかも知れませんね。
>>76 投下乙
偶数話が連合サイドメインになるんだな
たぶんフジコちゃんは歴代トップのヒロインになる予感
>>76 最期、同業者との会話の剣呑さが洒落になってないなw
会話にドラマチックな緊張感がある
投下乙
マイスターの憂鬱 〜ルイス・ハレヴィ、星の海を旅する〜
振動の中、電車を飛び降り駅を抜けると『副通信管制室』と大仰に漢字で書かれたプレートの
ついた部屋に飛び込む。カギがかかっていない上に誰も来ない。なのに情報は艦橋直結。
【非常事態宣言の為、ただ今より中央線特別快速以外運休】の文字がモニターに流れる。
「あの警報、何だったのよ。非常事態って何? 電車、緊急時に止まったら意味ないじゃん……」
だいたい、宇宙戦艦の中に電車が走ってる事自体非常識なのよ……。と、これはあえて
母国語で呟いてみるルイスである。と、艦内放送がかかる。
『非常事態発生。亜空間において敵と遭遇、現在交戦中。総員第一種戦闘配置につけ……』
この放送だけで、事態がかなり悪い事はルイスにも理解出来た。
“とある方”より提供された間もなく認可の降りる見込みの“新薬”。今までの薬とは違い効果は
ある程度感じる事が出来たが、強烈な副作用によって彼女はその日もうつらうつらしていた。
気がつくと、ベッドも部屋も変わり、ベッドサイドにはカタカナで『ルイス・ハレビー』と書かれた
紙が差し込んであった。状況が変わった以上、本人に許可無く転院することもあるのかも
知れない、と思った。ならば日本語が出来る事は単純にプラスになりそうだ。
ただこんなに変わる事もあるまい。と2日ほどして気がついた。ルイスが居たのは太陽系を
遠く離れた宇宙を征く、超大型戦艦『エクセリヲン』の艦内だったからである。
これからどうしよう。途方に暮れて舷側から星空を眺めていたそんな時、彼女に出会った。
「あの、失礼ですけど……。もしかしてアメリカ出身だったりします?」
「AEU……。いえ、ヨーロッパの方だから、私。――もしかして、誰か捜してる?」
同世代と見える少女に答える。ルイスの居たはずの時間より200年程さかのぼったこの世界、
光速で星の海を走る宇宙船はあってもAEUは無かった。
「この間の戦闘で帰ってこなかったの。パートナーだったのに、彼の事なんにも知らなくて……。
だから知ってる人を。――あ! ごめんなさい。こないだの出撃で、あなたも腕を……!」
「……こっちは命に関わったりしないから、気にしないで?」
少なくとも左腕を無くしたのは『宇宙怪獣』などと言う埒外の存在によるものではない。
30分程その彼女、タカヤ・ノリコと話し込んだルイスは彼女がトップ部隊という対宇宙怪獣戦を
想定したエリート戦闘部隊所属である事と、自分も此処ではそうらしい、という事を理解した。
数日後。多少やつれた感じのノリコに今度はルイスが声をかける。個室の病室を自室として
割り当てられているルイスにとって、現状数少ない友人である。
「じゃぁ、ルイスさんお金持ちのお嬢様なんですね。いいなぁ。……ん? なんでトップ生に?」
……それは。口ごもる。だいたいトップ部隊に配属された覚えがないのに、日本の体操着の
ような制服をいつの間にか着て、ドッグには彼女専用扱いの壊れたマシーン兵器まであるのだ。
「その、沙慈が。……えと、友達の男の子が、宇宙で仕事をしたいって」
「彼氏サンですか? ふーん、宇宙で仕事をする彼を陰ながら守るんですね。なんかいーなぁ」
口が滑った。沙慈の名を出すとそれだけで左腕がうずく。自分の事はあまり話したくない。
だいたい此処は、その沙慈の居る世界ではないのだ。だから話を逆に振る事にした。
「ノリコはどうなの? あなたこそ、普通に暮らしていても良かったんじゃない?」
「パパにあこがれて才能がないのに沖女に入って、お姉様と宇宙に出てきて、ユングとか
スミスと会って怪獣とも戦ったけど、結局なんにも出来なくて……。普通に暮らしてた方が誰にも
迷惑がかからないで良かったのかなぁ。やっぱり」
ルイスは、話の中の固有名詞を聞いて偶に卑屈に見えるノリコの態度になるほどな。と思う。
「あなたの場合は周りがすごすぎるのよ。それでも努力と根性だけは誰にも負けないんでしょ?」
彼女の父は、宇宙戦艦の高名な艦長で、宇宙学校への入学自体が親の七光りと虐められて
いたと言う。お姉様、はアマノ・カズミ。“薔薇の女王様”の異名を取る典型的優等生。何故か
事あるごとにノリコをかばい、叱咤激励するまさにお姉様。ユング・フロイトはストレートに“天才”と
呼ばれ、本人も全く動じずそう呼ばれるに任せている。双方ともまさにトップ部隊のエース。
スミスはノリコとパートナーを組み初陣に望み、帰って来れなかった彼女の思い人。だからと
言って能力的に劣るわけではなく水兵だったものをわざわざトップ部隊に入り直した強者である。
ほとんど他者との交流がないルイスでさえ知っているくらいだ。これら全てが彼女の周りの
大事な人達。というのであれば、ノリコでなくとも憂鬱にもなろうというものだ。
そのノリコ自身も実はそんなに成績が悪いわけではなく学校時代につけられた“全滅娘”の
不本意な渾名もマシーン兵器に限っての話。ノリコの友人も生身では完璧、と評したらしい。
「でも。努力と根性、だけじゃ……」
「ワープ?」
「あと一時間だそうですよ。ワープ中は待機、ですよね? ……あ、ルイスさんは怪我、
してるから。その場合は病室待機になる、……んですかね?」
200年前にワープする宇宙船があるなどとは聞いた事もないルイスではあるが、ともあれ
現状、天の川付近に居るのであり、ワープ航法でも使わなければ此処まで当方もない歳月を
要する。と言うのは多少物理を苦手にするルイスにも理解出来る。
「多分、そうだと思う。――でもそれは退屈で困るわね……」
実際に怪我人であるルイスにはワープ中は病室待機が言い渡されたが、艦内散策くらい
しか気晴らしのない彼女にとっては苦痛以外の何者でもない。医療スタッフさえ医務室待機
なのだ。話相手も暇つぶしもなく、左手こそ無いものの本人としては言われる程重傷とは
とうてい思えない。彼女にとってはまさに退屈地獄。
そこで以前扉が半分開いていた、電車で二駅先の『副通信管制室』のことを思い出した。
看護士達も呼ばない限り来ないのだ。艦内をうろつく者がいない以上ルイスがいくら出歩こうが
咎める者は居ないと言う事だ。
「わ、綺麗。宇宙って、わけわかんないけどやっぱり素敵だよ。……沙慈」
たくさん並んだモニターの中、艦外を示すプレートの付いたモニターには、言葉には尽くせ
ない様な、幾何学模様がいくつも現れては消える。
「生きてる間にワープが普通にできるようになるとか、多分そんなに進歩はしないよね。
……見せてあげたいな」
沙慈は宇宙を目指すのだと言い、宇宙で待っている。と最後に言い残した。彼がそう言った
以上は本当に宇宙で生きていくと決め、決めた以上は実現する。彼はそんな人間だ。
そしてその生真面目な彼が好きだった。左腕を失い、彼を好きでいる資格を失うまでは。
その彼にワープの光景を見せたなら、何を思うのだろうか。
第一艦橋と名前の付いたモニターにはくつろぐ士官達の顔が映し出される。どうやら
ワープに入ってしまうと船を動かすクルー達にはすることが無くなってしまうらしい。
「なんでパイロットが待機なのか、知りたいところね。偉い人達はのんびりしてンじゃん」
そしてルイスはとりとめのない事を思いながら、ワープ終了数分前まで過ごすと部屋へ帰った。
きちんと聞いていなかったのでよくわからないが、艦内放送で艦長が最終ワープで太陽系に
一気に戻る。と言った部分はわかった。なので、また副通信管制室に行こうと思いたった。
駅の入り口。なんの気配も無しに、突然後ろから低い鋭い声がルイスに問いかける。
「ハレビー、だったな。病室内で待機するよう言われなかったか?」
どうせ誰も歩いてなど居ない。とタカを括っていた彼女の鼻先にいきなりサングラスの男が
現れる。コーチと呼ばれる彼はトップ部隊統括でマシーン兵器指導教官も兼ねるオオタである。
「こ、コーチ。――は、はい。……その、ちょっとワープ中の船内に興味がわきまして……」
あのノリコに努力と根性、ついでに操縦技能を叩き込み、トップ生からコーチと呼ばれる男。
何度か会った事はあるのだが、ルイスはどうもこのオオタと言う男を苦手にしていた。
「危険性はないと思うが、おまえは普通の怪我ではない。自重する事だ。……医療チームが
全力を挙げておまえの怪我を調査しているのは、まぁあまり愉快ではないだろうが我慢してくれ」
飲んでいた薬は身の回りの物を詰めたポーチに入ってルイスと共にこの世界に来ていたし、
服用もしている。但し、医者には薬の事は黙っている。この時代、この世界には無いものだ。
存在を教えてはいけない。彼女は直感的にそう思い、現状自身の直感に従っていた。
「珍しい症例であるのは否定しない。……だが、医療の発展はもとよりおまえの為でもある」
それはそうだろう。彼女の腕は200年の先、ガンダムのGN粒子によって遺伝子レベルまで
徹底的に、200年後の医療技術を持ってしても再生医療を拒むまでに、傷つけられたのだ。
宇宙怪獣はノリコの父親を奪い、ガンダムは彼女の全てを奪った。ただ考えも無しに破壊を
まき散らすのみの存在。双方、何も変わりはない。とルイスはそう思った。
「……コーチも待機、なのではないのですか?」
つい口が滑ったルイスは怒鳴られる! と身構えるがオオタは、むぅ。と唸っただけだった。
「まぁ、な。……気晴らしに散歩も良いだろう。だが、身体に触る前には部屋に戻れ。良いな?」
低い声でそれだけ言うとオオタは杖をつきながら廊下へと消えていった。
「初めて宇宙怪獣と接触した生き残り、か……。さすがに迫力が違うわね。本物って感じ」
彼の杖、サングラスの奥の隻眼。全ては宇宙怪獣の傷跡なのだとノリコは言った。経緯は
いわばルイスの腕と同じ。ならば宇宙怪獣と戦えと若者達を叱咤する彼の胸中は如何ばかりか。
「なぁんてね。ノリコじゃあるまいし」
つい深く考えて込んでしまった自分を少し可笑しく思いながら、ルイスは電車へと乗り込んだ。
大混乱のブリッジの様子を、そのまま何十もあるモニターとスピーカーがルイスに生中継する。
『他の艦も攻撃を受けているのか! どうなんだっ!?』
『レーダーは全天真っ白です。亜空間を出るまでは調べようがありません!』
ブリッジの怒号と悲鳴から、どうやらワープ中は隣を飛んでいるはずの仲間の船さえ見えない
らしい事と、その状態で宇宙怪獣に襲われたようだと言う事。以上2点は何とかわかった。そして。
『――! いかん、ワープアウトするな! 奴らに、……地球の位置を知られるっ!』
『……っ! 駄目です、間に合いません!』
『なんてこった!!』
つまり、銀河の真ん中で出会った太陽系には居なかった筈の宇宙怪獣。それをエクセリヲン
以下の艦隊がワープをしたことで道案内をしてしまった。と言う事であるらしい。
『トップ部隊急速発進! 各部隊は、準備終わり次第発艦せよ!』
「ちょっと、地球……。マズいんじゃないの?」
光子魚雷を撃ち、レーザービームを浴びせ、トップ部隊が肉弾戦を挑んでも宇宙怪獣の数は
減らず、数え切れない程居た筈の艦隊はワ−プ中のみならず、ワープ後もその数を減らし、
現在火星付近にはエクセリヲン他数隻を残すのみ。
今までとは比較にならない振動が轟音と共にルイスにいる部屋の中へも響く。
『艦首大破! 主電探室応答無し!』
『ダメです! レーダーは完全に使用不能です!』
そして最新鋭戦艦エクセリヲンも、ことここにおいては風前の灯火となったようである。
「いったい、どうするのよ……。地球どころか船が、――? うっ、く……。痛うぅ……」
いきなりうずき出した左腕を抱いたまま、ルイスは椅子の上にうずくまる。
そして痛みと共に突然視界が暗くなる。同時に包帯を巻いた傷口が、包帯越しに薄く燐光を
発し始めるが、本人が気づく余裕などは当然なかった。
グラウンドを走る光景。マシーン兵器の中、コクピットの空気。カズミの微笑み、コーチの叱咤。
スミスとの何気ない会話。宇宙空間の虚無の恐怖。蘇る記憶と共にいきなり目の前に視界が
開ける。球状の部屋の中、ルイスは何かを決意して立つ。いや、立っていたのは……。
「これは……。この記憶、この目線。――っ! まさか……!?」
「スミス……。あなたと一緒に、今までのあたしは死ぬわ」
アームのようなものに無い筈の左腕がロックされたことでルイスは完全に理解した。
どうしてなのかはわからないが、彼女はノリコと同調した。だから、これはノリコの見ている景色、
ノリコの感じている感覚、ノリコの発している言葉なのだ、と。
「…… そして、今から生まれ変わる」
カシャン。健康的な黄色人種の両足が何かの装置にロックされる。
「もう泣かない、誰にも頼らない。――自分の力で、最後までやるわ!」
自分を、いやノリコを拘束したのが何の装置なのかは、さっきノリコの記憶が流れ込んで
きたことでルイスはよく知っている。
但し、その記憶に間違いがなければ。その機体、ガンバスターはまだ未完成であるはずだ。
しかし、目の前のディスプレイには起動完了の文字が浮かんだ。
『トップ部隊42%壊滅、レーザー群損傷率85%!』
『重巡”ボソン”より入電。――われ操舵不能、われ操舵不能!』
壊滅的な被害報告を聞いていた艦長が顔を上げる。――敵の親玉は、どいつだ?
答えはブリッジのオペレーターから意外な程すぐに返る。
『本艦の右上方35度、目測で距離12,000です』
『エンジンを臨海まで上げておけ。いよいよとなれば本艦ごと奴にぶつける! ――あいつを
地球にやるわけには、いかん!』
艦長が決意を固めたとき、既にノリコは動き出していた。
『艦長、第七ハッチが開いていますっ!』
『なにぃっ!?』
巨大なハッチが全開になり、そこから腕組みでせり上がるのは、他のマシーン兵器とは
明らかに違う、全高200mを優に超える巨大な黒いロボット。
第七ハッチと書かれたモニターに映る黒い巨体と、そのコクピット越しのエクセリヲンの甲板。
ルイスは感覚的に違和感はあっても、その両方を同時に見ていた。
『やめろ、タカヤ君! ガンバスターはまだ完全じゃ無いぞ! ――亜光速戦闘は、無理だ!』
「いざとなれば、ぶつけるまでです!」
その部分はぶつける物以外、ノリコと艦長は意見が一致していた。
『タカヤ! 目標はあくまで敵の主力だ。雑魚には目もくれるな!』
艦長の無線に割って入ったのは、サングラスに帽子を目深に被った男の顔。
「コーチ。……はいっ!!」
艦長のオオタ君! の声は全く無視され、オオタはノリコに何よりも強い一言を、告げる。
『行けっ!!』
“彼女”は全く戸惑い無く発進シーケンスを一瞬で終わらせる。――もう言葉は要らない。
そう思ったのはルイスか、ノリコか。
だからたった一言。返信の後、ブースターを最大に吹かした。
「――発進!!」
ぶつん。
「停電?」
突如ルイスの目の前が暗くなり、かしましく騒いでいたスピーカーの音が消える。
トンだのがブレーカーではなく、自分の意識だと自覚するには多少の時間がかかった。
「まぁ、気にはなるけどさ。でもあれだけ努力したんだし。大丈夫、……だよ、ね。ノリ、コ……」
どのくらいの時間が経ったのか、気がつくと誰かに背負われているのを感じる。
但し、どうしたものかまるで身体は動かない。
「――? 気付いたか。……そのまま動くな、もう病室だ」
「コー、チ?」
多少偏って歩いているのは、足が悪いのにルイスを負ぶっているからだろうか。
降りる、と言ったのだがそれはまるで無視される。
「あのお、コーチ。……ノリコは」
「顛末を全て見ていたのだったな……。勝った。――ん? もちろんタカヤもガンバスターも
帰ってきた。……タカヤならもう部屋で寝ている頃だろう」
良かった……。と思うと同時にまたルイスの視界が暗くなっていく。
「宇宙怪獣は撃退し、間もなく地球だ。無理をする必要は無くなった。今はおまえもゆっくり休め」
いつもは恐怖さえ感じる低い声を頼もしく思いながら、今度は自分で意識を閉じていく。
「……さん、ハレヴィさん。どうしました? ぼんやりして。副作用かしら。……お薬は何時頃に
のみました?」
ルイスが意識を取り戻すと、病室のベッドの背もたれを起こしてぼんやりと座っていた。
「――薬? えと、はい。薬は普通の時間に。……昨日手紙を遅くまで見ていたのでそれで」
「あまり無理をすると身体に触りますよ? ――はい、じゃあ検温からお願いしますね」
日本から荷物が届いたそうですよ? オキナワってリゾートですよね? 私は日本語、
読めないですけど。そう言って多少痛んだ感じの荷物を置いて看護婦は部屋を去る。
「運ぶときに、どういう扱いをするとここまで痛んで……。? ちょっと日付、なにこれ!」
その伝票。2032年、発帝国宇宙軍エクセリヲン環境局。ルイスは慌てて中身を確認する。
荷物は茶色の紙包みと、そしてルイス・ハレビー殿、と縦書きで書かれた茶色く変色した封筒。
前略
その後、腕の具合はいかがですか。
見舞いはおろか、見送りにも行けず申し訳無い。
エクセリヲンの廃艦、トップ部隊の解散、バスターマシンの強化と立て続けに
雑事が続き未だにバタバタしているが、そちらはゆっくり休めているだろうか。
タカヤが心配していた。彼女もこれから新規の作戦に参加する予定で何かと忙しいが
来年の今頃には落ち着いているはずだから連絡をしてやって欲しい。
おまえは腕と共に、大切な何かを無くしたのだろうと思う。
コップから零れた水はもう戻らぬのだと、したり顔で言う輩も居るが、俺から言わせれば
努力を怠り、根性を見せることのない怠け者のいい訳だ。零れた水ならまた汲めばいいのだ。
おまえの零した何か。それが腕の完治と共に再びコップに汲み上げられんことを切に祈る。
草々
2032年8月2日 帝国宇宙軍エクセリヲン トップ部隊統括 オオタ コウイチロウ
追伸
トップ部隊の制服がロッカーに残っていたそうなので手紙と共に送ることとした。
おまえが地球を守る誇りを渡し忘れるなど、言語道断な話だ。重ね重ね申し訳無い。
「コーチ、手紙が200年遅配。もうノリコとは連絡、取れないよ。――私が地球を、守る。か」
包みを開けると、日本の体操服のような赤と白の制服が綺麗にたたまれていた。
投下乙
ガンバスター……だと?
しかも1……だと?
ルイス、というかがゆんデザインの00女性キャラがトップ生の制服着ると、
シリーズでラストにやる『びりびり』が派手な見た目になりそうだなと思った
投下乙
トップとルイスって組み合わせ、なにげに凄いな
しかし、毎回何処から発想するのかねえ
>>87 ビリビリはお姫様の方が良いなと思うんだ
言われて気付いた
がゆんキャラはトップ部隊の制服着せても違和感は無さそう
確かにビリビリをやったらいろんな意味で凄く派手になりそうだけどw
>>89 姫様はお歳が……いや、なんでもない
良く考えたら、設定上はガンバスターの時代が00の時代より二百数十年前ってすげえなw
この時代って、下手したらイオリア生きてるんじゃないかと思ったら、まだ生まれてなかった
>>90 ソレスタルビーイング発足前にワープしてるのかw
そのOOの西暦から見ても
あと約一万二千年しないとノリコは帰ってこないんだね
季刊新人スレ’11年初夏号
目次
“コーラサワーというジャンル”においては唯一無二の作者が描く大好評“短編小説”シリ−ズ。
今回のテーマはカティの想い。果たしてパトリック・コーラサワーは彼女の目にどう写っているのか……!
ついでに脳内補完/機動戦士ガンダム00/
短編小説パトリック・コーラサワー 補編2/短編小説カティ・マネキン
>>6-9 劇場版では(コーラサワー好きには)もの足りなかった(コーラサワーの)心情描写を作者の愛で補完!
台詞と全く齟齬のない、まるで公式資料のような行動描写、心理描写の違和感のなさはまさに職人。
BD出るまで脳内補完/劇場版 機動戦士ガンダム00/
短編小説パトリック・コーラサワー/「外宇宙航行型母艦ソレスタルビーイングにて」
>>13-15 特殊部隊が救い出した戦闘戦用コーディネーターの少女は、扱いに困る程の超絶美少女だった……。
さばそうIIの主人公、ムツキの秘められた生い立ちと、それを取り巻くうす汚れた大人達の物語。
赤目の少女のつくりかた =少女は砂漠を走る! U= #0
>>23-27 プラントの極秘施設建造をキャッチした地球連合軍の諜報部隊は情報収集のためにヤキン宙域へ。
それを迎撃する所属も名前も知れないザフトの部隊。誰とも無しに彼らのことは皆がヤキンの亡霊と呼んだ。
ゴミ溜の宇宙(うみ)で 〜プロローグ ヤキンの亡霊〜
>>33-34 無い筈の部署、事務局第12分室。その彼らがヤキン戦役終盤、学徒動員兵で瀕死の少女達を拾う。
室長以外は少女ばかり100名超。そんな萌え設定とは裏腹に硬派な物語を展開する、作者渾身の新機軸!
ゴミ溜の宇宙(うみ)で
>>38-44,51-57,60-66,69-75
ルイスはただ見つめていた。宇宙怪獣に落とされる艦船を、徐々に数を減らすトップ部隊のマシーン兵器を。
毎回独特の感性を見せる作者が今回選んだ主役は、なんとルイス。舞台はまさかの『トップをねらえ!』だ!
マイスターの憂鬱 〜ルイス・ハレヴィ、星の海を旅する〜
>>79-86
新人職人必読、新人スレよゐこのお約束。熟読すればキミも今日からベテラン職人だ!!
巻頭特集【テンプレート】
>>1-6 既存作品を一気読みしよう。
旧まとめサイト ポケスペ
ttp://pksp.jp/10sig1co/ 若しくはガンダムクロスオーバーSS倉庫 Wiki
ttp://arte.wikiwiki.jp/ までアクセス!
・職人の方を絶賛募集中です。 エロはアウト、お色気はおk。これくらいのさじ加減で一つ。
一応新シャア板なので、内容は当然ガンダム縛りとなります。
絵師、造形職人さんも大歓迎。 新人スレですので駆け出しの絵師、造形職人の方ももちろんどうぞ!
・当方は旧まとめサイトとは一切の関係がありません。旧まとめサイト管理人様にご用の方は
旧まとめサイト内チャット、若しくは掲示板内で『まの人居ませんか?』とお声掛け下さい。
・また『ガンクロ』とも一切の関係はありません。 登録等は当方では承りかねますので、ご容赦の程を。
・スレ立てされる方は450kBをオーバーした時点で、その旨アナウンスの上お願いします。
編集後記
お久しぶりです。出来る事を〜。の言葉に乗って、大変そうな方が居るのでスレの保守の為に復活してみました。
で、よせばいいのにあおりを2倍の2行にしてみました。まさか3週間もかかるとは!
大多数の時間は書いてないでぼんやり読み直していたりしてたのですが。
しかし、たかが数行ですが文字を弄るのは楽しい!
でも暫くやってなかったので読んだ方も楽しく感じてくれるかどうか、多少心配ではあります。
せめてインデックスくらいにでもお役に立てるなら幸いです。
最後になりましたが、震災で被害を受けた皆さんはまだまだ大変でしょうが、どうかお体には気を付けて下さい。
がんばろう東北! ではあるんですが、いつもがんばんなくても良いんです。たまには息抜きもしましょう。
何も出来ない自分ですが、せめてお祈り申し上げる次第です。
編集長、投下乙。
そしてお久しぶりです
2ページ目も微妙に変わってンですね
相変わらず芸がこまい
編集長、遅ればせながら乙であります。
作者じゃない人が書いた煽り文を通して本編をうかがうのもまた一興。
編集長も職人さんもみんな乙です!
ほしゅほしゅ
97 :
通常の名無しさんの3倍:2011/10/11(火) 22:57:08.64 ID:3IC27mpI
取りあえず状況が変わったので保守しよう
たった今リロードしてみたら上位4スレが種関連スレなので
そうそうDAT落ちなんかしなさそうだけど
そのうち良くなるのかな、AGE……
個人的にあの絵面と展開では毎回みるのつらいのは事実だけど
種が西暦を舞台としたSSなんてどうだろう
キラがエクシア乗ると、シンはアロウズ側で出るんかな
機体は外伝のガルムとか使えばいいし
>>98 ミスターブシドーとコーラの位置に誰を持ってくるかで
何となくあなたの趣味が判りそうw
なんとなくおもしろくなりそうだね
期待してます
ほしゅしゅ
鯖移転完了か・・・
久々に来たが、昔からずっと書いてる方がいるんだな、すげえ。
俺も何か書いてみたくなるな。
>>104 いやいや
まとめてガンクロとかに移した方がいいのかな
膨大だからすぐできるかどうか分らないけど
うpろだのうrlを向こうに貼っておくくらいなら簡単だ
>>105 おまかせします。お願いします。m(__)m
>>106 とりあえず応急処置にろだのうrlを貼っておきました
ろだ作品の職人さんの許可があればゆっくりですがガンクロに貼っていくこともできると思います
まずはここまで
108 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/05(木) 15:35:23.23 ID:/gwc7rzJ
【ブラック危険】べイカレント・コンサルティング【偽装人材派遣】
べイカレントは新卒内定辞退強要を行う悪質な派遣会社です。絶対に入社してはいけません!
べイカレントでは毎月10〜20人の勢いで退職者がでています。
人材紹介会社の皆さん!紹介をお控えください!
ろだから直接いける
森の娘リライト版
さばそうファンタジー
さばそう昔話
SEED『†』
の職人さん、コピペでよければガンクロに順次移しますので
ご覧でしたら掲載ジャンルをお知らせ下さい
また、過去ログ掲載の他職人氏の作品に関しては膨大ですので時間がかかるとは思いますが
移転できればと考えています(ガンクロで既に作品を削除された方に関しては掲載しませんのでご安心下さい)
ご覧の職人さんがいらっしゃいましたら、ガンクロでのジャンルや掲載の可否などお知らせ頂ければ助かります
スローペースでの更新となりますが可能な限り対応いたします
>>690
110 :
106:2012/01/07(土) 06:15:05.81 ID:???
「俺はデュエルキングになってみせる」
3度の飯よりデュエルが好きでデュエルキングを目指してひた走るモリーゾ
そんなモリーゾの前に謎の組織が現れる
「お前がモリーゾか・・・お前がガーディアンエアトスNEOの使い手だとはな・・・」
謎の少女デブスネーク
「こいつがNEOの使い手?そうは見えないな」
謎の男GYUGEM
「我ら三銃士が出るまでもないだろう」
謎の男武田まゆ
「お前ら・・・一体何者なんだ?」
「我々は和希様に仕えるもの!覚えておくがいいモリーゾ」
「三銃士・・・いつでもかかってこい俺は負けない」
「モリーゾ・・・あいつら・・・」
モリーゾのよき理解者森川
「関わらないほうがいいですよモリーゾ様」
モリーゾの嫁ミルヒ
様々な人物が交差する遊戯王最高傑作
遊戯王モリーゾオブデスティニー
遊戯王デュエルモンスターズ
今世界中で大人気のカードゲームだ
遊戯王のブームは凄まじく人口は30億人にまで上り詰めた
そのあまりの影響から学校の教材にまで取り入れられまさに遊戯王時代の到来である
「あーあどいつもこいつもカード持ってやがる 俺も欲しいぜまったく」
「どうしたモリーゾ?」
「森川はいいよな家がカード屋で・・・」
「またその話か 親が禁止してるんだろ?諦めろって」
「そうするしかないよなぁ・・・」
「じゃあ俺店の手伝いあるんで先に帰るわ」
「さてと靴靴あれ?靴の上に何か・・・デッキケース?」
ケースを開けると40枚のカードが入っていた
40枚のカードそれすなわちデュエルに使うデッキである
「何だ?カード?え?カード?ってえー?!ここ俺の下駄箱だよな?何で?」
「どうしたんですかモリーゾさん?」
「ミルヒ!俺の下駄箱の中ん・・・」
「モリーゾさんついにカード買ったんですか!さっそく私とやりましょう」
「だからこれは」
「大丈夫です私がルールを教えながらやりますんで」
そんなこんなでデュエルを始めることになった
「ルールの説明も兼ねて私の先行で始めますね」
「ああ」
「私のターンドローコアキメイル・ベルグザークを召喚ターンエンドよ」
(いきなり攻撃力2000のモンスターかよ・・・どうやって倒せばいいんだ・・・)
「俺のターンドロー」
クイーンズナイト ジャックスナイト ジャックスナイト 鎖付きブーメラン エンジェル07 オシリスの天空竜
(今の手札に攻撃力2000を超えるモンスターはない・・・)
「ここはクイーンズナイトを守備表示で召喚」
(トラップカードか・・・伏せておいて損はないか)
「リバースカードを1枚セットターンエンドだ」
どうするモリーゾ?攻撃力2000のモンスターを打ち破れるのか?2話に続く
113 :
109:2012/01/14(土) 00:12:02.82 ID:???
職人さんいませんかー
急がないけど間違いがあるといけないので掲載ジャンル申告してもらえると助かります
はあ寒いですね
どうぞご自愛下さい
キャラ
騎士王
ブラックフリーダムガンダムのパイロット
コーディネイター
抜群の操縦センスと空間認識能力をもつ
SKL小隊の隊長
ミル・ヒ
騎士王のことを気にしている清純なオペレーター
森川
騎士王の部下にしてSKL小隊隊員
ゲルググジープスに乗る
連合軍
ミズ・シー
ブルーコスモス残党のトップ
小物
クローダー
ミズ・シーの右腕
金d
ミズ・シーの手下その1
レヴィ
その2
リザルト
その3
オフカメ
その4
時はコズミクイル75年スーパーコーディネイターキラ・ヤマトが宇宙を統一し平和になるかと想われた
だがかつてブルーコスモスの盟主だったジブ・リールの重臣で行方をくらましていたミズ・シーが現れ
連合軍残党をまとめあげ再び各地でナチュラルが奮起し争いが始まった
ザフト兵「緊急入電 ジブラルタル、カーペンタリアが連合軍残党に乗っ取られた模様」
ザフト指揮官「ええいジブラルタルまでもか」
ラクス「うろたえてはなりません」
ザフト兵「議長だ」
ザフト指揮官「前の戦場では戦艦に乗り自ら前線に出たというあの・・・」
ラクス「まずは地球最寄りの部隊を衛星軌道上に集結させましょう その後降下部隊により一斉に制圧します」
ザフト指揮官「流石ラクス様だ」
ザフト兵「作戦に無駄がない」
ザフト兵「戦場の女神ってのは本当だったんだ」
ザフト兵「地球最寄りのザフト兵士に通達 直ちに衛星軌道上に終結せよ」
ザフト指揮官「配置完了しました」
その頃
騎士王「カーペンタリアとジブラルタルが落ちただと?」
ミル「ええもう何時間も前の話しよ」
森川「ナチュラルめ」
騎士王「今すぐ出るぞ」
森川「出るって・・・上からの許可は?」
騎士王「上なんて当てにしてられるか こうしてる間にも同胞がどんどん死んでいるんだぞ」
ミル「わかりました」
騎士王「スカル小隊発進する」
騎士王たちはただちに機体の整備をしレセップスに乗り込み南米からジブラルタルへ向かった
森川「ここがジブラルタル?火の海じゃないか」
騎士王「妙だな・・・」
ミル「?」
騎士王「ジブラルタルは目と鼻の先だ にも関わらず敵影がない」
ミル「レーダーにも何も映りません」
騎士王「レセップスはここで待機だ俺が様子を見てくる」
森川「おいまさか」
騎士王「条約違反のミラージュコロイドを使うがやむをえまい ブラックフリーダム出るぞ」
森川「全く 後で司令にどなられんぞ」
騎士王「こちら騎士王 駄目だ敵影もなし ん?」
ミル「レーダーに機影1 これは・・・」
森川「速い」
騎士王「何だ・・・あれは・・・」
続く
111 115
ここは貴方の歪んだ妄想を発表する場ではありません
新人さん達に大迷惑なのでお引き取り下さい
特に115…111と同一人物でしょうが
ガンダムSEEDのファンを自負するのなら「コズミック・イラ」位ちゃんと書いて下さい
114
まずキャラに関してはもっと中身を持たせる方が良い
見た限り主人公(自己の理想?)だけ能力的な部分だけ書かれていて他が適当
サブキャラや敵側も書くには中身がハッキリしてる方が良い
次に誤字チェックと読みやすさ
何処がどういう状況になってるのかも想像の上では欠かせないしベースにしている作品の舞台も間違ってはいけない
送信前に何度もチェックした方が良い
最後に一つ
新人さんの中には妄想の垂れ流しじゃなく真剣に書いてる人も居る、ちゃんとベースの作品を見た上でメアリー・スーに極力陥らない様に
妄想全開の物語を描きたいなら脳内補完に留めるか自分のブログやサイトで行うのが妥当だと思う
111-112,114-115
平身低頭覇と日本語と最低限小学生レベルの作文能力が使えるようになってからまた来て下さいね
中学生の黒歴史ノートでももう少しマシなんじゃね?
>>119 中学生の黒歴史ノートが名作に見えるくらい酷い文字の羅列だよ≫111-112,114-115は
111‐112、114‐115
は小学生の作文からやり直せ。ほぼ会話文でまるで状況説明が無い。
職人叩きやめろよ
だな
言われるほどひどくないしちゃんと文章になってる
SS作者には敬意を忘れずに、煽り荒らしはスルー。
テンプレくらいよもうな
ただ
>>111-112はガンダムとのクロスでもない?からスレチってことでいいんだよな
さっぱりわからん
ちょっとググってみたら登場人物の名前この板のコテハンじゃないか
主人公も荒らしの名前みたいだし
スルーだな
叩くのは禁止だけど、コメントするかどうかは読者次第なので
スルーも自由
妄想にしろ本気で書いたSSにしろ、他の人からの評価に耳を傾けないのであれば
>>117のいうとおり他人の目の届かない、それこそ自分のノートに書いて机の奥深くにでも
しまっておくべきかと思います
・ザフト兵やラクスがどこで戦況を把握し指示を出しているのかがわかりません
「実は彼女たちはエターナルにいて〜」という、どっかの監督みたいに聞かれてから答えないとわからない
状況は伏線等ない限り極力避けるべきと思います
・というか状況説明が最初のあらすじ以外1行しかないのではドラマの台本以下です、読者に想像を与える材料が少なすぎます
背景と顔グラのないスパロボの会話パート状態です
・ガンダムのSSを書きたいのであれば登場人物の名前は正確に、「ジブ」と「リール」の間に「・」は入りません
リール家のジブさんという人が盟主のオリジナルストーリーなのであれば、その人の背景や設定などを
読者にわかりやすく説明する努力をしましょう
セリフの後に地の文をつけて、感情表現や状況説明をするのは基本なんだけど、
実際やってみるとこれがなかなか難しいんだ
賞賛以外の書き込みはNGでいこう
ここは新人職人のスレだぞ
新人に厳しく当たるのはいかんと思う
ああ、リアルでも批判を受け入れずに
俺を賞賛しろ賞賛しろと暴れ続けてきたから
人生までチラシの裏の駄文レベルなんだね
何で批判されるのか、批判から何を学ぶべきかちゃんと理解しようね?
どんな職人でも最初から褒めちぎられてたわけではないからね?
新人未満が寝言言わないようにそこの230君君だよ
×230>○130
騎士王「でかい・・・」
そこには全長500メートルのデストロイガンダムが立っていた
森川「この形状 連合のデストロイガンダムだ」
ミル「でも大きすぎる」
ザフト兵「うわああああ」
騎士王は逃げ遅れたザフト兵に気づく
だがデストロイはそんなこともおかまいなしに銃口を向ける
騎士王「やめろおおおおお」
ブラックフリーダムがデストロイを宇宙に放り投げ同時に宇宙へ出た
騎士王「ここなら好きなだけ暴れられる」
???「・・・」
騎士王「何か言ったらどうだ?」
???「・・・」
何も言わず発砲してくるデストロイ
騎士王「そうかい」
ルプスビームライフルを放つがデストロイの陽電子リフレクターにかき消される
騎士王「何?!」
ミル「デストロイには陽電子リフレクターがついています」
森川「ビーム兵器はきかない 近接平気で対応しろ」
騎士王「これなら!」
デストロイにレールガンが直撃するがまたかき消される
森川「バカヤロウ そいつはPS装甲持ちだ」
騎士王「先に言え先に うわぁ」
デストロイの腕が背後に回りこみ騎士王に向けビームを打つ
すじゃさず騎士王は避け反撃に出る
騎士王「打つ手なしか なら!」
森川「ビームも実弾もきかないんだぞどうする気だよ」
騎士王はブラックフリーダムの起動兵装ウイングをばら撒き発砲し続ける
さらに両腕のビームライフルも同時にデストロイに向け撃ち続ける
ミル「ビームは効かないんですよ」
森川「効かないビーム打ち続けるバカが居るか!」
騎士王「デストロイって言ったってENは無限じゃないんだ どこかでリフレクターを張れなくなるはずだ」
森川「そうか・・・」
ミル「かつての大戦でキラ・ヤマトが使った手ですね」
騎士王「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」
何百発というビームを受けデストロイのENが切れ黒色になる
そうフェイズシフトが切れたのだ
騎士王「今だ 反応弾」
フリーダムの二本の角からミサイルが放たれデストロイに直撃する
???「そんな・・・デストロイが・・・」
騎士王「早く脱出しろ 機体が爆発するぞ」
???「お前・・・」
続く
新人職人いびりはいい加減スレチだから
新人職人として扱われたいなら感想レス読んで内容に反映させろよ、BBD
111-112,134の作者さんへ。
賞賛以外の感想はいらないだなんてクリエイターの風上にも置けないと思うんですよ。
注意や指摘を素直に受け入れ、次に反映させてより良い作品を作るのがクリエイターってもんだと思います。
乙です!ほんといい作品ですね
面白いね デストロイとの戦いは興奮しました
続き待ってます
体調崩しても困るけどまったり書いて下さい
続き楽しみにしてます
140-140
自演乙
>>138 日本語が通じてないようです
140-142だったわ
なんかここもID出しの流れになってきたな。
あちこちのスレで駄文投下してスレ違いだとぶっ叩かれたから
少ない脳みそをフル回転させてSSスレなら受け入れられるだろうと思い込んだらしいが
そもそもブツブツデブの駄文未満はネットに載せる以前のレベルなんだよなぁ
ブツブツデブはチラシの裏に好きなだけ駄文書いて自画自賛してればいいよ
関係ないスレにまで凸しないでくれ、迷惑だから
今までの職人とはまるでレベルが違いますね
本物を見た
スレタイ通りに新人職人がSS書いてるだけなのに何でここまで叩かれてんの?
だな
ちゃんと叱る場所で書いてるんだから否定する権利なんて誰にもない
このまともに安価も付けられない連中が例のあれ?
主人公に自己投影して俺TUEEEEEE
設定や表記が原作と乖離してる
セリフのみで状況説明のないト書き文
このスレに限らずSSとはみなされないので
自己と切り離すか文中に完全に韜晦させる努力
正確な表記
ト書きの間隙を埋める状況説明
はある程度必要だと思いますよ、あと辛口コメントと叩きとは別物です
賞賛コメントしか必要ない、というのであれば
お持ちのサイトで「辛口はご遠慮願います」と但し書きの上公開されることをオススメします
言われるほど酷い内容でもないな
むしろ初々しくて好きだぞ
叩いてる連中はどういう神経してるんだろうね
>>132とか内容にすら触れずに職人叩いてるけど?
>>152 新人のくせにうますぎ・・・ブヒー!って嫉妬してるんじゃね?
駄文のどこら辺が初々しいのか教えてくれないかな?
>>155 新人は皆こんなものよ
君も経験あるだろ?
ここは新人スレ
求めすぎるのはよくない
完璧なのが読みたければ本屋にでも行けばいい
>>157 その通りだな
まぁこの職人の場合新人にしてはうますぎるからスレチってことじゃね?
29歳職歴なし、ハロワに行くと嘯いてネカフェ難民の新人、ねえ…
本を何百冊も読んで一生懸命勉強していざ投稿した作品を一蹴されたらどうだろ
嫌だろそりゃ
>>160の言う通り
新ンジンには優しく接するべき
なんつーか嫌な空気だな・・・
指摘もせずにつまらないしか言えない荒らしは帰ってくれよ
自演が酷すぎるな
萌えアニメ見てぱっと思いついたした俺ツエーSSを、一切の更正、推敲もせずに垂れ流して…叩かれない理由がない
ねえ高橋君?カズヒロくんに目玉えぐられる前に謝った方がいいんじゃない?
日本語と最低限小学生レベルの作文能力が使えるようになってからまた来て下さいね
ふむ、29歳は世間的に大人なんだが
一行単位でツッコミをいれなければいけないのはコレワザとやってるんでしょうか?
・コズミックイルじゃなくてコズミックイラ
・キラ・ヤマトが宇宙を統一したという設定はない
・宇宙にいる部隊を降下させるのはいいんですが、この時代のオーブは今何やってんの?
・騎士王たちの会話が終わってようやくSKL小隊とやらが南米にいることが判明、こいつらが南米にいる描写を
わざわざ後回しにした意味は?
・目視で機影も見えず、レーダーにもひっかからず、森川とやらが「早い」と評価した
「全長500メートル」のデストロイ
・それを大気圏外まで放り投げるブラックフリーダム、オリジナルのフリーダムにすらそんなパワーはありませんが
最悪それを実現できる、納得できる説明を作中にいれるべき
・何も言わず発砲してくるデストロイ > このデストロイはSDガンダムみたいに喋るタイプなのですか?
・森川「ビーム兵器はきかない 近接平気で対応しろ」 <誤字
・デストロイにレールガンが直撃するがまたかき消される <仲間のアドバイス無視してなんで射撃兵器使うの?
・デストロイの腕が背後に回りこみ騎士王に向けビームを打つ <ここは「騎士王」ではなく「ブラックフリーダム」と書くべき
・すじゃさず騎士王は避け反撃に出る <タイプミス
・何百発というビームを受けデストロイのENが切れ黒色になる <いきなり結果を書かずにその間どういう攻撃をしたのか受けたのか
そういうのを入れると読み手を飽きさせません
・あ、宇宙に500メートルの物体ぶん投げるくらいのパワー設定らしいので「ブラックフリーダムはEN切れおこさねーのかよ!」
というツッコミはしません
・アンテナから出る反応弾
>>168 放っておけソレ書いた馬鹿は3文字も読めん
>>168 放っておけソレ書いた馬鹿は3文字も読めん
>>168 放っておけソレ書いた馬鹿は3文字も読めん
>>172 放っておけソレ書いた馬鹿は3文字も読めん
荒らしかもしれないけどトロ鯖が不安定で書き込みが重複してるのがあちこちで見られる
書き込み失敗の後何度もリトライしているのが原因か
連投すれば余計サーバーに負荷がかかるし
>>171は屑だわ
同意
>>171みたいなのがいるからサーバーが落ちるんだな
ほんと自分のことしか考えていない
SSを書くスレでSSを書くのは正しいことで誰にもそれを止める権利はないよな
そう
トイレで用を足して何が悪い
流れがよろしくないな
このSSについて語るか
トイレじゃないんで妄想は垂れ流さないで欲しい
自演を続けて私物化せず自スレ立ててやってくれ
>>179 デストロイ編は胸が熱くなったよ
2chのSSで感動したのは初めてだ
>>180 スレタイ通りSS書いたのに何故か職人叩きする荒らしに言って下さい
自演と決め付けるのはどうかと思う
次の敵は誰なんだろうな
あとデストロイのパイロットも気になる
デストロイのパイロット仲間フラグ立ったな
何者なんだこいつは
新人職人さん及び投下先に困っている職人さんがSS・ネタを投下するスレです。
好きな内容で、短編・長編問わず投下できます。
>>1も読めないのか癌の荒らしどもは
癌ってあの新シャアからも追い出された荒らしどもか・・・
SS読ませてもらってます
続き期待してます
また見え透いた自演荒しか
ID出して真っ当に批評してやれば満足なんだろ。
多分批評と言うより赤ペン先生しないといけなさそうだが。
この駄文垂れ流し野朗は何を言っても自演で暴れるだけだからスルーしとけ
会話だけで状況説明も何も無いものをSSと主張されても困るしな
テスト
てすと
>>134 誤字脱字が多すぎです、日本語として形にすらなっていません
文章の未熟さ内容の幼稚さから、小学校低学年くらいの方だと推測しますが
SSである以上他人が読む物だという事を理解して下さい
文章を送信する前に何度も見直しましょう
貴方の語学力だと100回見直しても足りないくらいです
自己満足の幼稚な単語の羅列をSSとは言いません
常に読む側の事を考えて文章を組み立ててください
以下自演擁護&持ち上げに移行しますw
195 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/22(日) 08:50:42.40 ID:1JJaBwxJ
196 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/22(日) 09:14:47.38 ID:5rp+kP5e
>>195 小説家になろうは賞賛3に対して1くらいの割合で細かい指摘が入るから
マンセー以外は荒らしだの叩きだの考えてる134みたいなのは無理だと思うぞ…
自分のブログかなにかで垂れ流して、マンセー以外のコメは消せば良いんじゃないかな
197 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/22(日) 09:29:40.60 ID:xKSf+vqm
>>196 自分の巣でオナって満足できる奴なら2chで自画自賛してないって。
この理解力の無さは現実からの逃避で妄想こじらせてんじゃね?
198 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/22(日) 09:38:53.49 ID:CtDAhLP8
ぶっちゃけマンセー以外認めなくても構わないんだが、
自演で持ち上げるのなら単なる荒らしだわな。
199 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/22(日) 09:42:19.01 ID:1tbgWWrd
出せば自演の見分けつく
作者氏はコテ鳥必須で願います
age進行とかやめようぜ
荒らしの目に付く
酉だけでいいだろ
201 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/22(日) 12:47:02.58 ID:M6bVjAVI
>>199 変な騙りとかが出ないように、酉とIDは出した方がいいかもね
福田うぜえええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ
買い支えてる種ファンに向かってなんだこの対応
もうBDも種も予約キャンセルしてくる
種アンチになったるわ
これからは日野AGEの時代
204 :
◆U6mhkjcy8Yzw :2012/01/22(日) 12:58:41.14 ID:XHBB7SVj
ID出しかわかった、臭すぎて成済まし失敗している福田監督からも拒絶された腐れブタが居るみたいだからな
205 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/22(日) 13:02:28.08 ID:LXnyAg94
どうせあと3分もすれば
また種ファン()に戻るんだろブツブツデブはw
福田きもすぎるわ
お前のためにプラモと円盤買い支えてるファンに向かって変質者だァ?
てめぇ誰のお陰で金入ってる思ってんだよこのニートが
そんなな扱いだから種が爆死するんだよ
207 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/22(日) 13:33:23.88 ID:1tbgWWrd
俺も種アンチになるわ
福田監督が勝ち組過ぎて嫉妬してしまう
AGE最終回神だった
ドレの弟に語るグルーデックとか感動モノだわ
種なんかよりザうっといい
再放送も絶対見る
種?見ねえよ糞アニメ
AGE>>>>>>>>>>>>>>>>>>>種()が証明されたな
ウルフと裸眼かっこよかったな
キラとか討ちたくない討ちたくない言ってるだけのキモスだしウルフはいいキャラだね
212 :
◆U6mhkjcy8Yzw :2012/01/22(日) 17:54:31.49 ID:XHBB7SVj
>>1 スレ違いの話題はほどほどに、他へお移り願います
続き
急に騎士王達が光りに包まれる
騎士王「何だこれは」
ミル「わかりません」
森川「何だこの光は・・・まさか核?」
騎士王「違う」
そして騎士王たちは光に吸い込まれた
騎士王「ここは・・・」
目を開けるとそこはあたり一面砂漠だった
森川「おいおい・・・俺達は宇宙にいたはずだよな」
ミル「レーダーに機影囲まれてます」
騎士王「なんだと」
そこには見たことないMSが多数いて騎士王に銃をっ向けている
???「あーあー未確認MSに告げる」
MSから出てきた指揮官らしき人がメガホンを使って発言する
???「我々は地球連邦軍第42機動師団である そちらの所属を述べよ」
騎士王「地球連邦軍?」
???「こちらの発言の意味を理解できなかったのか?」
騎士王「地球連合軍じゃないのか?」
???「何を言っている?地球連合軍なる勢力は聞いたことも見たこともない」
騎士王「なに?・・・俺はザフト軍特務隊騎士王だ」
???「ザフト?何を言っている」
騎士王「何故こうも話しが咬み合わない」
???「しかしそちらのMS 見たこともないな まさかUEの物ではないよな?」
騎士王「UE?」
???「何も知らないんだな UEはアンノウンエネミーのことだ」
騎士王「ならAEではないのか?」
???「詳しいことはわからん 軍ではUEとされている」
ミル「騎士王・・・」
騎士王「わかっている 奴らの言ってることが全くわからない 罠かもしれないが乗ってみる価値もありそうだ」
森川「まじかよ・・・」
騎士王「こちらは地球連邦軍なる勢力もUEという勢力も聞いたことがない そちらの司令官と話が出来るか?」
???「俺達に信用しろと?」
???「少佐ー!」
騎士王達を囲んでたMSのうち一機がビームを貫通し撃破される
ミル「騎士王様 未確認MS3機接近中 でもこれって」
森川「この羽が生えたのがMS?まるで昆虫じゃないか」
騎士王「地球連邦軍とやらに告げる このままではお互いやられてしまう 共闘していただけないだろうか」
???「馬鹿な・・・UE相手に勝てるわけがない」
話してる内にまた一機撃墜されUEはこちらに更に近づく
騎士王「このぉ!」
一発目のレールガンを避け2発目のバラエーナを喰らい怯んだ所にドラグーンを撃ちこむ
そして一機のUEのMSが撃墜される
???「何UEを倒しただと?!お前たちは一体・・・」
騎士王「俺は太陽の勇者 騎士王だ」
続く
>>213 まさかAGEの展開になるとは
まじでwktk
コレは面白いので期待AGE
217 :
ユーキ:2012/01/23(月) 19:25:36.71 ID:???
主さんいつも楽しみに読ませてもらってます
続き未楽しみにしてます
218 :
おさない:2012/01/23(月) 19:26:06.09 ID:???
おもしれぇ
おもしれぇぞ騎士王!
これは俺も参考にさせてもらう
今回も面白かったです
ちょっ・・・
俺感動のあまりリアルで泣いてるよ
俺は震えが止まらん
まじでGJ!
私も!騎士王かっこよすぎで自律神経失調症がなおった!!
223 :
モリーゾ:2012/01/23(月) 19:55:14.40 ID:???
213まじきめええええええええ
こんなのSSじゃねえよwww
チラシの裏に書いてろ屑がwwww
はい次
いい加減我慢ならないので
>>213-222の件で依頼出すべきかね?新人職人が書く場を潰そうとする以上許されまいて
ここは213の妄想を公開する場所じゃないんだよね
そんなに賞賛されたかったら投稿サイトに行けばいい
そもそも何で行かないの?
>>24 いやここはSSを書く場であってそれを否定する方がよっぽど嵐だと思うが
>>213 文章が不親切で読み難い
せめて句読点くらい使えるようになりなさい
SSとは人に読ませる為の物です
読む側の事も考えず、一方的な自己満足の押し付けは止めましょう
貴方の場合、先ず何より日本語の勉強が先です。
229 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/23(月) 20:14:59.43 ID:aT8yyffa
だからID出せよ
>>1のテンプレ読めない人が多いね
新参かな?
ageると荒らしの目につきやすいから勘弁ね
むしろ出した方が荒れないけどね
>>232 そんな保証は何処にもないわけで
とりあえず荒れる原因になることは極力避けるべき
テンプレも読めない人がこれまでのルール無視して勝手なルール作られても困る
235 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/23(月) 20:24:00.45 ID:SE8rpJuy
基本的にsage推奨なんだろうけど
今は自演荒らしに居着かれてるから非常時なんだよね
この荒らしが去るまで一時的にID出し進行にするのもアリだろう
>>234 わかる
あとから来たくせにテンプレ無視してルール作る癌はまじ横暴w
こりゃ次スレからはシベリアかねぇ
まぁID出せば荒れないからID出せとか言ってる奴らは荒らしの仲間でしょ
age進行のリスクがわかってない
同意
そいつらどうせ新シャアからも追い出された癌厨だろ?
禿同
病院で自律神経失調症、学習障害、統合失調症だけじゃなく妄想性人格障害の疑いもあると言われた癌厨まじきもい
いつまでもオチスレのノリを持ち込んでんじゃねーよ
どっちが荒らしなんだか
まあこんな感じに癌スレ住民によってネタスレが潰されてきたからな
そりゃ新シャアから追い出されるわけだわ
243 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/23(月) 21:26:25.46 ID:sMa+7FQ4
すでに荒らしの方々に居つかれている以上、荒らし除けにsage進行にする意義もないようです
ID表示願います
荒らしって言っても1人だろ
スルーすりゃ済むだけなのに何言ってんだか
245 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/23(月) 21:32:21.64 ID:lJSEnAC6
何でか知らんがネタスレやSSスレに居つくねぇ、あれは
自分の家に届いたチラシの裏にでも書いてればいいのに
246 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/23(月) 21:36:26.55 ID:U05WW70s
放置しても触ってもファビョるとかどうしようもない変質者だな。
247 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/23(月) 21:38:44.92 ID:K863RvPI
まずはみんなKOOLになろうぜ
下手に興奮すれば奴の思う壺だ
>>213 単なる台詞の羅列ではなく
貴方が思い描く内容を文章で表現するようにして下さい
台詞のみに頼り過ぎると、台詞自体が説明的で不自然な物になってしまいます
でも
>>213は創造力豊かで面白い出来になってる
続き期待してるわ
なんだよこの空気・・・
スレの空気を戻したいので続き投下
???「太陽の勇者とやら 俺達の機体じゃ歯が立たない」
騎士王「・・・」
???「俺達のジェノアスが援護射撃を行う なんとかヤツを倒してくれ」
騎士王「了解・・・」
???「いいか!前に出すぎるな ジェノアスの火力じゃ奴らに太刀打ちなんてできない」
???「わかりました」
???「このぉ、化け物め」
ジェノアスのビームライフルがUEのMSが当たるも全く効かない
そこへブラックフリーダムが回り込みラケルたビームサーベルで切り裂く
UEのMSは一刀両断され爆散する
???「あと一機勝てる 勝てるぞ」
しかし残りの一機はレーダーに映らず目視でも確認できない
???「うおおおおおおお」
連邦兵士から歓声が上がる
連邦兵「勝った!勝ったんだ」
>>213 舞台は砂漠に変わっているんですよね?
ドラグーン系は重力化では運用不能の筈です
用いる設定をきちんと把握した上でSSを書いて下さい
そうでないと話の軸がブレて不自然になりますよ
>騎士王達を囲んでたMSのうち一機がビームを貫通し撃破される
MSのうち"一機がビームを貫通し"撃破される
何ですかこれは?
ふざけてないで真面目に書いてください
>>251 >ラケルたビームサーベル
えっと失礼ですが投稿前に見直しをしていますか?
直接IEや専ブラから書き込むのではなく
一度Wordやメモ帳に書いて見直し〜修正を行う事をお勧めします
251
文字媒体なんだから状況説明をきちんとやれと言ったはずだ
両澤の脚本じゃないんだから真面目にやれ
我々は奇死王ことモリーゾが何故このような駄文を投下したのかという
疑問を解決するため、モリーゾの故郷であるプラントに向かった。
「まだ地球圏にこんなところがあったのか…」
思わず口に出てしまった言葉を同行した上司に失礼だと
咎められた。
小人が住むような小さな居住モジュール、ツギハギだらけの
宇宙服を着る農夫たち、
そして彼らは余所者で身なりのいい我々を監視する様に見詰めている。
コロニー建設だの、マスドライバー開通だの、天空の宣言だので浮かれていた
我々は改めてプラントの現状を噛み締めていた。
ボロ屑のような居住モジュールに居たのは老いた母親一人
我々を見るなり全てを悟ったのか、涙ながらに
「息子が申し訳ありません」と我々に何度も土下座して詫びた。
我々はこの時初めてモリーゾを許そうと思った。
誰が悪い訳ではない、プラントの貧しさが全て悪かったのだ。
我々はモリーゾの母親から貰った海鮮ジョンゴル鍋を手に、
打ちひしがれながら地球へと帰路についた。
連邦兵「俺達がUEに勝ったんだ」
騎士王「しかし最後の一機・・・」
指揮官機のジェノアスがゆっくりと地上に降りる
連邦軍指揮官「妙だな」
騎士王だけじゃなく連邦軍の指揮官も同じ事を疑問に思っているらしい
連邦兵はそんなことも気にせず勝利に浮かれていた
連邦軍指揮官「まぁ 何だ その・・・助かった」
モニターに敵指揮官の顔がうつる
黒い髪に褐色にぽっちゃりとした体型の中東系中年の男
きつい目付きでいかにも硬い軍人って感じだった
連邦軍指揮官「俺の名はjagement」
騎士王「騎士王だ」
ミル「ミルです」
森川「森川だ」
jagement「本当に地球連邦と言う名前に心当たりはないのか?」
騎士王「さっきも言ったとおり地球連合なら知っているが地球連邦軍と言う名前に聞き覚えはない」
jagement「そうか その機体に戦艦といいお前たちは妙な奴らだな」
騎士王「・・・ さっきの奴らは何なんですか?」
jagement「ああ さっきの敵はUE 敵の目的も正体も我々には今だ不明だ だが奴らは平気で殺戮や破壊を行う悪魔ということだけはわかっている」
森川「悪魔って・・・」
jagement「奴らは悪魔だよ 人の死を何とも思っちゃいない」
騎士王「・・・」
jaggement「話が長くなってすまない 我々の基地へ案内する」
騎士王「俺達を基地に入れて大丈夫なのか?」
jagement「先ほどの戦いを見ればお前たちが敵ではないことくらいわかるよ それにお前たちにはまだまだ聞きたいこともある」
騎士王「わかった」
森川「っておい 罠かもしれないんだぞ?」
騎士王「状況がわかってない異常そうするしかないだろう」
ミル「私も騎士王様の意見に賛成です」
森川「しゃぁねぇか」
騎士王たちは砂漠の地下にある地球連邦軍の基地に入った
そこには見慣れない赤い機体がいくつも並べられている
騎士王「このMSは?」
jagement「地球連合軍の主力量産MSジェノアスだ」
騎士王「ジェノアス?」
jagement「本当何も知らないようだな」
戦艦からクルー全員が降りた瞬間 騎士王たちは囲まれ連邦軍に銃口を向けられる
森川「おいおいおい どういうつもりだ?」
jagement「すまんな これは上からの命令でね 何も君達の命を取るつもりはない」
騎士王「目的はやはり機体か?」
jagement「話がわかる相手で助かるね」
騎士王「渡せないと言ったら?」
jagement「それもわかってるんじゃないかね」
基地が大きく揺れ外で爆発の音がする
jagement「何だ?」
連邦兵「UEです UEに攻撃されてます」
jagement「ええい最後の一機か 奴らこっそりつけてきていたのか」
騎士王「迎撃に出る 構わないな?」 jagement「仕方ない このままではお互い無事では済まない しかし妙な真似をした時は」 騎士王「クルーが人質ってことか わかった ブラックフリーダム出るぞ」 続く
>>256 おお
最後の一機はこの犬線だったのか
うますぎる
やっべ熱くなってきた
かつてここまでレベルが高いSSがあっただろうか
この職人が来てから個々の住民増えたね
それだけでレベルが高いことが分かる
ブラックフリーダムかっこよすぎ
フェイズシフトの電力を最小限に抑えて火器に電力回してるんだよな
だからフェイズシフトの中でも柔らかい黒
被弾しないこと前提のエースにじゃないとできない技だ
AGE-1も出てくるのかな?
全てのAGEファンはこのSS見て涙してるだろうな
俺OOアンチ宇宙世紀ファンだけど涙してるよw
だから癌スレ民さ、ここまで来て荒らしてんじゃねえよ
不服なら運営捕まえてみろっての
なんでジャゲメントさんだけ表記が英語なんですか?
>>256 もしかしてJudgmentではないでしょうか?
264
あらぬ疑いをかける前に自分の文章を見直した方が良い、こっちは真面目に答えているつもりだ
NGに騎士王を推奨
256
なにこれチャットのログ?
まぁ面白ければ何でもいいよ
このSSは面白いし
だな
もっとたくさん書いてくれ
この人のSSが人生唯一の楽しみ
安価もつけられない人は何だろうね・・・
このSSのお陰で生きる希望が湧いてきた
このSSの人なら芥川賞も夢じゃないね
芥川賞とった人30後半の人ってニートだったんでしょ?
このSS書きにもまだチャンスがあるってことだね
この文章力なら2chの過疎スレじゃなくて商品化とかしたほうがいいかも
だね
SS書きの人はプロレベルだから新人に迷惑なんじゃないかと思って他で書こうか迷ってるそうだよ
279 :
ユーキ:2012/01/24(火) 05:19:04.90 ID:???
最高です!
続き期待してます
AGEのキャラとどのように絡むんでしょうか
楽しみでしかたないです
281 :
リザルト:2012/01/24(火) 05:20:40.77 ID:???
盗撮だけが楽しみだった俺にSSという生きがいをくれた
職人さんありがとう
職人さん・・・あんた最高だぜ
絶対プロデビューしてくれ
283 :
レヴィ:2012/01/24(火) 05:21:52.75 ID:???
何だTV版エヴァの最終回状態だなw
まぁこのSSは面白いけど
>>281 兄さん
俺もこのSS見てたら盗撮なんて馬鹿らしくなってきたよ
>>270-284 >但しアドバイス、批評、感想のレスが付いた場合、最初は辛目の評価が多いです。
最初は誰でも未熟です、故に欠点を指摘される事も多々あるでしょう
失敗を繰り返し何度もアドバイスされて成長して行けばいいんです
しかし少し厳しい事を言われた程度でそのアドバイスから目を逸らし
自演による自画自賛に逃避するなら、貴方は今後何をやっても中途半端にしかなりません
そのような姿勢なら物書きなどお辞めなさい。
>346 名前:最低人類0号[sage] 投稿日:2012/01/24(火) 05:52:12.08 ID:wUkGVS1Z0
>福田公認変質者の朝は早い。
変質者320と違って仕事があるからなw
自画自賛荒らしの巡回先報告されても…
自演荒しが文字の羅列垂れ流していただけか、時間の無駄だったな
俺は今ミコノとアクエリオンF型に創世合体してコクピットの中であへあへにしてんだよ
出来っこない子って自信がなかったミコノが俺とHした途端私にも出来るんだって自信持ち始めた
明日はベクターマシンで空中ドライブしながらあへあへにするわw
緑と委員長は見た目好きだがきつそうな性格で抵抗しそうだからミコノで我慢してやってんだよ
H中に会社から電話かかってきたんだが1万年と2千年でも待ってるからって言うミコノまじかわゆすw
スレチ
SS続き
騎士王「これは・・・ガンダム?」
連邦オペレーター「見たことのないMSが一機います」
ミル「そんな」
森川「敵にガンダムがいるなんて おい、それにこれは・・・」
騎士王「ああ コズミック・イラの技術が使われている」
ミル「ってことは」
森川「おい 何かわかるかもしれない 呼びかけてみろ」
騎士王「こちらはザフト軍特務隊騎士王だガンダムのパイロット聞こえているか?」
そんなことお構いなしにガンダムはこちらに撃ってくる
森川「話を聞く気はないってことかよ」
ガンダムの攻撃にあえなくブラックフリーダムは撃墜されてしまう
俺は何とか脱出する
森川「くそ 打つ手なしか」
ミル「そんな・・・」
jagement「まだだ まだ希望はある」
森川「ガンダムでも歯がたたない相手だぜ どうしろって言うんだ」
jagement「これは軍の最重要機密だが致し方なかろう ガンダムのパイロットを呼び戻せ」
脱出した騎士王はエレベーターを利用し基地の最深部に降りた
森川「これは 戦闘機?」
そこには三機の戦闘機があった
ミル「この戦闘機が軍の最重要機密ですか?」
jagement「そうだ ガンダムのパイロット これに乗り込め」
騎士王「三機あるが」
jagement「どれでもいい 早くしろ」
騎士王は急いで赤い戦闘機に乗り込んだ
jagement「後一人 誰でもいい」
ミル「ちょっと待ってください 戦闘機はあと2機ありますが?」
jagement「それはこちらで用意する」
ミル「では私が行きます」
jagement「頼んだ」
基地のゲートがオープンして2機が発進する
そしてあとから最後の一機が発進し戦闘機は合体をはじめた
騎士王「これは?MS?」
jagement「いや違う 対UEの切り札 アクエリアだ」
ミル「アクエリア・・・」
騎士王「最後のパイロットは誰だ?」
???「私にパイロットなんて無理ですよ〜」
騎士王「はぁ?」
???「わ 私はミコノです って」
騎士王「う」
ミル「何この感じ」
ミコノ「これが合体 きもちいいいいいいいいい」
騎士王「暖かい・・・」
ミル「騎士王様と繋がってるうううう」
騎士王「やれる やれるぞ!」
続く
>.292
朝から乙です
毎日楽しみにさせてもらってます
GJです
今後の展開にwktk
やべえミコノのために超合金のアクエリオンポチりまくるわ
ミコノと映画館でいやらしいことしたい
ミコノと合うために映画館のバイト探してくるわノシ
また昼頃続き書くかもしれん
292-297
自演乙
みゅ
この自称大型新人さんのために新しいスレをたててやったらどうだろう?
以下スレタイ案
【監督】変質者が妄想を晒すスレ【公認】
自分の妄想を自分で誉めるスレ
文字型汚物で閲覧者のSAN値を削ろう
【監督】逆恨みを妄想で晴らすスレ【粘着】
301 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/24(火) 09:55:52.33 ID:U/rntPjo
福田己津央公認変質者が自演してるみたいなんでID出しとく。
ガンダムの話題を語る新シャア板のSSスレで、アクエリオンをSSに出す時点で既に板違いだと思うんだが。
クロスオーバー物でもないみたいだし、どっか違うとこでやればいいのに。
「しかし最後の一機…」
初めての勝利に歓喜の声が上がる中、俺は姿を消したMSを気にかけていた
単に姿を消しただけではない、何か企んでいると俺の経験と勘が告げていた
1機のジェノアスと名乗る機体がバーニアを吹かし落下衝撃を消しながら、俺の前に降り立った
「何かがおかしい…、お前さんもそう思っているんだろう?」
勝利の美酒に水を差したくないのか、目の前に降り立った機体が短距離回線でこちらに接触して来た
モニターに映し出されたのは黒い髪に褐色の肌をした恰幅のいい男、俺の世界で言う中東系の特徴を持っている
この男もこの程度では終わらないと予測したのだろう、俺は無言と言う肯定の形で帰す
この男はおそらく指揮官格だろう、映し出された顔にはいくつもの修羅場を潜り抜けてきたような鋭い目付きがあった
「まあ何だ、助かった それについては礼を言わせて貰おう」
口元を緩め笑顔で話を振って来るものの、警戒は解いていないのか目付きは何ひとつ変わっていない
敵か味方かも分からない、敵とはっきりしている分はあのMSの方が得体が知れている以上当然だろう
「あぁ、自己紹介がまだだったな Judgment、とでも名乗っておこうか」
黒髪の男は俺の世界では「審判・裁判」を意味する単語を名乗った、本名を名乗る気はさらさら無いようだ
「では俺の事は騎士王とでも呼べ」
あちらが名乗る気が無いのなら、こちらもわざわざ本名を名乗る理由もない
お互いの名前が何かしらの交渉材料になるのかも知れないのだから、ここは伏せておくべきだろう
そう判断するとブリッジクルーにも目線で合図を送り、偽名を名乗るよう指示した
「念のためにもう一度聞こう、本当に地球連邦と言う名前に心当たりはないのか?」
お互い嘘で固めた自己紹介を終えると、審判を名乗る男は先程と同じ質問を繰り返した
ここまで出来る範囲で256のキャラやMSの描写を増量した、あとはもう知らん
と言うか敵指揮官って何だよ、敵対って意味ならUEの指揮官の顔が映っちまうぞ
303 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/24(火) 12:37:14.99 ID:U/rntPjo
>>302 要領を得ないセリフだけの駄文をここまで改善するとは素晴らしい。
SSっていうのはこういうものだと福田己津央公認変質者が理解してくれればいいんだけど…。無理なんだろうなぁ。
精々「人のSSパクんな」ってファビョるのが関の山か…。
この変な文章書く人
恐らく今後も荒らし続けると思う
感想や指摘も聞く耳持たないみたいだし
スレや職人さんに迷惑になるので
徹底したスルーを提案したい
文章が特徴的なので特定も容易ですから
スルーは簡単でしょう
もしくはNGワードだな
騎士王とか
306 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/24(火) 13:06:26.62 ID:U/rntPjo
NGにするのがベストかな。
駄文ってだけならまだしも、自身の気持ち悪い願望も含まれてるから見てるとSAN値が下がりそうになるし。
307 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/24(火) 13:09:37.12 ID:F47R4CAq
NGにするか
日本語にもガンダムにもなってないからさっぱりわからんままだ
>>302 >モニターに映し出されたのは黒い髪に褐色の肌をした恰幅のいい男、俺の世界で言う中東系の特徴を持っている
これだと恰幅がいい点まで中東系の特徴になっちゃう、「〜中東系の特徴を持った恰幅のいい男」の方が正しいかも
>この男もこの程度〜
このが続いてるから、「この程度」を「まだ何かがある」としてもいいんじゃない?
>この男はおそらく指揮官格〜
特定は出来てるのに上と同じくこの男が続いてるから、「この男」を省いた方が読みやすい
しかし何故その題材を選んだんだろう、もし良かったら何か無関係なものを書いてみて欲しい
また癌の奴らか・・・
日本語でしゃべれ落伍者モリーゾ
なあ…もう相手してやるなや。
騎士王とやらが言う癌スレでいつだったかみんなでアドバイスしてあげたんだよ…
その結果がこれだぜ…?もう何言っても無駄なんじゃないかな…
非の打ち所のないSSを適当言って貶めることを強いられているんだ!
阿呆未満乙
非の打ち所はどんなものにもある。それを指摘されて初めて気づくこともある。指摘は受け入れるべきなんだよ。
それをいいかげんに気付け!
騎士王「うおおおおおおおおお」
アクエリアは一気にジャンプしパンチがガンダムに直撃する
森川「すげぇ力だ」
ガンダムは吹き飛び地上に真っ逆さまに落ちる
すかさずアクエリアが追い打ちをかけライフルをガンダムのコクピットに向ける
騎士王「お前には聞きたいことがある その機体は何だ?」
観念したのかガンダムは武装を解除して通信を開く
???「ガンダムスリーツーオー」
ミル「ガンダム・・・」
騎士王「目的は何だ?」
???「世界の破壊」
jagement「後ろだ!」
背後から無数のビームが発射され俺は素早く回避する
解放されたガンダムもアクロバティックな動きをしながら起き上がり落ちていたライフルを拾い再び戦闘態勢に入る
???「貴様の命はいずれ頂戴する」
UEのMSは牽制射撃を行いながら後ろ向きに飛行しながら撤退を始めガンダムもそれに続く
騎士王「ガンダムスリーツーオー・・・」
ミル「何なんでしょうか」
騎士王「わからない だがあの形状は間違いなくザフトの物だ」
ミコノ「そのザフトとかガンダムってのは何ですか?」
騎士王「ザフトと言うのは軍の正式名称 ガンダムはその勢力で扱われていた兵器のことだ」
ミコノ「なるほど じゃあさっきのガンダムもそのザフトとか言う勢力のものなんですか?」
騎士王「いや あんな機体は見たことがない それにあいつが使っていたのはオーブ製のビームライフル」
ミコノ「オーブ?」
騎士王「赤道上に位置する中立の島国だ」
ミコノ「赤道?中立?赤道上は連邦が抑えてるはずですよ?」
騎士王「何?どういう事だ?そういえばジブラルタルは?カーペンタリアは?どうなった」
jagement「落ち着け どうやら君達は違う世界から来た人間らしい」
騎士王「違う世界?どういことだ?」
jagement「それはこっちが聞きたい だがあのガンダムとやらを見りゃそうとしか考えられないだろう」
騎士王「・・・」
jagement「まぁ何にせよお前らは俺たちと行動を共にしていただく」
騎士王「待ってくれ 俺達は地球軍残党からジブラルタルを取り戻さなくては」
jagement「地球軍?残党?お前たちは地球と戦ってたのか?」
騎士王「・・・!」
jagement「いやまぁそっちの事情は知ったこっちゃないお前たちは今後アクエリアのパイロットとしてUEと戦ってもらう」
騎士王「拒否権はないのか?」
jagement「残念ながらアクエリアは生体認証つきでね 新しいパイロットを乗せるには前のパイロットを殺す必要がある あとは言わなくてもわかるな?」
騎士王「ふん、なるほどな 俺たちが妙な真似をしたら気兼ねなく殺せるってわけか」
jagement「そういうことだ 飲み込みが早くて助かるねぇ ま今後よろしく頼むよ」
続く
>>316 毎度毎度乙です
毎回びっくりの展開ですね
>>316 パパのいうことを聞きなさいのキャラ登場希望です!
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
>>302 人の小説のパクリしかできない盗作厨乙w
生み出すことからはじめような
こりゃ芥川賞直木賞受賞も夢じゃないべ
>>303 予言乙
316-322
板チ、受精卵からやり直せ
いやゲーデル賞も狙えるかもしれん
>>316 あの…書くおつもりならば、もう少しわかりやすく、ちゃんと要点を纏めて書いて頂けますか?
>>302 派手にやるじゃねえか!アンタのそのSS的雰囲気、気に入ったぜ!
>>327 私はわかりやすく書いて頂きたいと申し上げたまでです。書き手を叩いているつもりはありませんよ?
これは叩きではなく感想なのです。要点が分かりづらいですよ。MSのメカメカしい描写もないし、情景描写もない。それではまともな感想が書けませんよ…
>>325は問題点の指摘なんだが326-328の自演君には理解できないらしいさすが半島からも切られる落伍者の乞食確定君だから
332 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/25(水) 00:33:25.25 ID:Ne82XjUI
完全ID制
場合によってはfusianasanもやったほうが良いんじゃないか
自演が酷すぎる
334 :
nns.ne.jp:2012/01/25(水) 00:36:54.44 ID:rtY2ZwMe
>>332 それしか方法がありませんね…。
・ID表示の仕方
→メール欄を空欄にする。
・NGのやり方(専用ブラウザ使用者のみ)
→各ブラウザのヘルプ等を参照。
Jane Style使用者は、特定スレでのみNG可能な「NGEx」がお勧め
あのー…今って投下しちゃいけない流れですか?
遊戯王の続き
ミルヒ「私のターンですね ドローコアキメイルベルグザーグでクイーンズナイト攻撃」
騎士王「かかった!罠カード鎖付きブーメラン」
ミルヒ「トラップカード?」
騎士王「このカードはモンスター1体の表示形式を変更しおまけに攻撃力500ポイントアップの装備カードとなる
クイーンズナイトを攻撃表示に変更し更に攻撃力を+500」
ミルヒ「攻撃力2100!」
ミルヒ4000→3900
ミルヒ「流石騎士王様です ミルヒ興奮してきました」
騎士王「へへっ」
ミルヒ「カードを2枚セット ターンエンドです」
騎士王「俺のターンドロー!」
騎士王(キングスナイト・・・クイーンズナイトが存在する時に召喚した時ジャックスナイトを呼び寄せる効果がある)
騎士王「ミルヒ 悪いがこれで決めさせてもらう ファイナルターン」
ミルヒ「ファイナルターン宣言・・・そんなでもミルヒもまだまだ負けません」
騎士王「キングスナイトを召喚 効果でジャックスナイトをデッキから特殊召喚」
攻撃力2100のクイーンズナイト 攻撃力1600のキングスナイト 攻撃力1900のジャックスナイトが場に揃う
これらを合計すると4000を超え場ががら空きのミルヒのライフポイントを削り取ることが出来る
騎士王「これでとどめだ!三体同時攻撃」
ミルヒ「リバースカードオープン 攻撃の無力化」
騎士王(なっ!攻撃の無力化 相手の攻撃宣言時発動しBFを終わらせるカウンタートラップカード)
騎士王「くっ」
ミルヒ「これでバトルフェイズは終了ですね」
騎士王(今の俺の手札にマジック又はトラップカードはないここはターンエンドしかないか)
騎士王「ターンエンドだ」
ミルヒ「では いきます ファイナルターン!」
ミルヒのファイナルターン宣言 どうなる騎士王
続く
>>335 可哀想な方がいらっしゃるので、少し待機された方がよろしいかと…
パパ聞きでは断然空だな
人見知りだから叫んだりしなさそう
よよよは暴力女っぽいから論外
ID出してる奴さ
>>1くらい読んでくれよ
>荒れ防止のため「sage」進行推奨。
じゃIPで
>>342 >>1も読めない奴が荒らしがどうのとか言うなって感じだな
まぁID出してるのは癌厨で確定だろうが
>>344 2chなんかてIP晒せるかよw
住所特定されてスネークされたらどうすんだ
癌厨しつけぇ
そうやっていくつ新シャアのネタスレ潰してきたんだよ
348 :
softbank219017235007.bbtec.net:2012/01/25(水) 00:45:46.77 ID:Ne82XjUI
この荒らしは完全に粘着するつもりだからレス削除要請もしたほうが良いな
完全に通報対象
>>348 >>1 >荒れ防止のため「sage」進行推奨。
荒らしはお前だよw
癌厨=荒らしで確定か
何この空気
これが新シャアの癌と呼ばれ続けた癌厨か
|ヽ
,ヽ .| ',
', \ .| ',
ヽ, \ .i /
`, \'' ノ‐'''"´ ̄`"''ヽ、
i::ゝ/:::::::::::::::,.::-::::::: ^ヽ.
7:::::/:::::/、 ハ:::::::i::::::: ヽ
/:::::/:::::::/ __,ヽ、!::::ハ_,.ハ:::::ハ ヾ
i::::::::::::::::! __ レ' レ-ト!ハ::::|ヽ`ヽ. ああん騎士王様そんなに強くしたら・・・
!:::::::::::::::ハ  ̄ == Y7 V 〉ン. 壊れちゃうーーーっ!!
ゝ::::::::::::::::!"" ,.-- 、 "" ! 〈!
ヽ、\::::ゝ、 !_____/ ,イ:::::::ヽ
。 + ヽ::::ヽ>=' ̄ヽ ヽ:::::ヽ * ゜+
゜ ,.ィヽ::::} k. \ }:::ノ
人 / .ノ ヽ} ./ .\ \ *
゜ .`V´ (し/ , t' \ \
+。゚. Y i, . し 、 ) 。 +
.! i `´ ゜
ヽ. `ーi |
+ ヽ | i .人
* .゜+ ヽ、! | `V´
+. | |ヽ、
゜ .人 ! .| ) +
`V´ i .| i' * ゜+
o .+。゜ | .し'
し!jjリノ 。 +
352 :
softbank219017235007.bbtec.net:2012/01/25(水) 00:50:13.34 ID:Ne82XjUI
349
はいはいなんでそんなに「癌厨」にこだわるの?
ところで「癌厨」なに?
癌ファンでもいるのか?
癌厨って特定落伍者しか使わない単語なんだがなぁ
しかも意味不明
>>352 このスレに書きこむなら
>>1のルールくらいには従おうね
でないとお前の発言なんて誰も聞き入れないよ
同意だな
まぁsoftbank219017235007.bbtec.netでぐぐったら癌スレが出たから
softbank219017235007.bbtec.net=癌厨は確定か
自治厨モードオンw
358 :
softbank219017235007.bbtec.net:2012/01/25(水) 00:57:43.79 ID:Ne82XjUI
全て踏まえたうえでIDとIPを出した
現状を鑑みるに
>>1の変更、あるいはシベリア移転も検討しなくちゃいけないんじゃない?
人の意見を聞き入れず「叩く」とかぬかしてるんだし
今後のスレ立てについてはIDだして議論とかさ
じゃないと自演されてうめつくされるからね
354-355
ごめん日本語で頼む
>>1どころか日本語も読めない落伍者が居付いちゃったね、シベリア行きも検討した方がいいんじゃ
>>358 IPとかIDとか五月蝿いのお前だけだよ?
361 :
softbank219017235007.bbtec.net:2012/01/25(水) 00:59:08.36 ID:Ne82XjUI
>癌厨
コレの説明してくれ
意味わからん
363 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/25(水) 01:00:28.63 ID:z/LLO6sL
>>1で想定している「荒れ」と現在の事態は別物なわけで
今は自身の発言に責任を持たなければいけない状況だと思う
馬鹿げた状況が落ち着くまではID出したままの方がいい
364 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/25(水) 01:00:51.51 ID:Ne82XjUI
造語調べろつってもねえ
ID出しは反対
>>365 俺も同意だな
俺達古参が反対してるんだから新参は従えよ
367 :
i118-17-24-208.s10.a035.ap.plala.or.jp:2012/01/25(水) 01:02:58.45 ID:eB2bWO65
IPとID出しておいた方がいいみたいですね
>>358 自分もその意見に賛同します。
この荒らしはIPやIDを出せない理由があるようですし、移転すればスレも平穏になるようですから
368 :
リザルト:2012/01/25(水) 01:03:07.58 ID:???
お前ら・・・ちょっと黙れ
流れがよろしくないんで話題変えよう
渋谷なうリク求む
私も今までのルールでいいと思いますよ
ID出す必要性がありません
スレ番1桁からいる住民だけどID出しは賛成できないな・・・
スレ番1桁からいる住民だけどID出しは賛成できないな・・・
372 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/25(水) 01:09:03.38 ID:z/LLO6sL
取り敢えずどれくらいの人間が ID出すの反対かどうかを
「IDを出した状態」で意見してもらったほうがいいんじゃないかな
ID出てないものは何レスあろうとも総じて1として
アホ未満の自演ショーか
351
奇死王()の頭は最初から壊れてるだろ…
375 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/25(水) 01:10:30.45 ID:FTF4mOou
>>363に同意
>>1で想定されている「荒れ」とは異なる事態が起き
既に居座られている状況でIDを敢えて出さないのは
出さない荒らし当事者の自演が明らかになるのを嫌っているのだと思います
>>1はあくまで推奨であって、今はその限りではないと考えます
他スレの争いをこちらに持ち込まれても迷惑です
関係ないお話はそちらで存分にやってください
古参も新参もID出さない状況で何を以て証明できるというのでしょう
スルーすれば済むだけなのに癌の連中が凸ってきた結果だよな
わかる
癌がいなきゃ荒れなかった
確かに
仮にモリーゾが荒らしだったとしても
ちゃんとSSを投下してる以上このスレの趣旨に則った書き込みをしてることは事実
379 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/25(水) 01:13:39.29 ID:j9Lh6y26
この自演君いくつのスレを潰したり移転させたら気が済むのだろう
その度に寄生先が無くなる事に気付くのだろう
>>379 数多のネタスレ潰してきたのは癌スレとヴァンキチスレとモリーゾスレと山スレと失敗スレ住民だけどなw
381 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/25(水) 01:15:54.95 ID:zamx4b20
とりあえずスルー汁
構うよかそっちの方がマシだべ
あ、ID出しは賛成
最低でもこういった時は出した方がいい
癌を出入り禁止にすりゃ済むよ
こっちは誰にも迷惑かけず過疎スレでSS書いてんだよ
お前らが文句言う筋合いはない
だな
新シャアから追い出されたくせに何ノコノコこのスレやってきてんの?
これ以上俺から奪うな
俺はこのスレのルールの通りSSを書いてんだよ
それで何で文句言われなきゃいけないんだよ
気に入らない職人なら無視すればいいだけだろ
俺が何したってんだよ
俺はSS書きたいだけなんだよ
何も関係ないスレにやってきてまでSS書いてないだろ
385 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/25(水) 01:23:42.87 ID:Ne82XjUI
まあとりあえず現状としては非常事態だからID出し推奨が多数だね
非表示はすべて1票だし
386 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/25(水) 01:24:01.42 ID:gWSy7ttY
ID出しを反対しているやつらはアンカを出さないので自演しているのがバレバレである
ブタ君は連投規制を消すためにあらかじめケータイで同意の文を打ち込み
PCで書き込み後即送信しているためレス番がわからないからである
あ、そんな高度()なこと考えてないか、余裕なくてアンカ出す思考もマヒしちゃってんのね
スレチにならないようSSの感想を言えば、非常に読みづらいので、人に読ませる気があるのなら
まず誤字をなくすことと文章の基本、セリフだけじゃなく、どんな心理、表情で語っているのかを
伝えて行くように、これではSS未満の企画段階のプロット状態です
砂場で砂遊びをして何が悪い
プールで泳いで何が悪い?
SSスレでSSを書くことは上と同じ事だろ
確かにマナーとかはあるが
俺は周りの人間のことを考えてSS書いてんだよ
何で文句言われなきゃいけなんだよ
388 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/25(水) 01:27:06.62 ID:j9Lh6y26
>>386 プロットどころか幼児の落書きレベルに感じたかな
マンセー意見以外は荒し呼ばわりもしているから自分のブログに書いてくれればいいんだけどね
時折意味不明の叫びもあげている事だし
389 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/25(水) 01:30:09.35 ID:FTF4mOou
>>387 それではマナーをお守り下さい
>>1だけでなくその下の条項をお読みになりましたか?
作者はコテ鳥出して今は自演防止のためID表示で、露骨なエロ表現はほどほどに願います
あと初期のガンダムと関係ないクロスオーバーはスレ違いです
誤字脱字が多すぎますので辞書の活用と推敲をオススメします
390 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/25(水) 01:30:17.80 ID:Ne82XjUI
351のようにAAまで書き込んで荒らす始末
何でこんなのがわいた
女を見るポイント
・非力かどうか
・人に思ったことをはっきり伝えられるかどうか
392 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/25(水) 01:30:37.06 ID:eB2bWO65
387さん
あなたは「誰にも迷惑はかけてない」と言っていますが、
あなたのせいでスレが荒れてしまい、現在進行形で迷惑なのがいい加減理解できませんか?
SSに関する人の忠告に対しても横暴かつ理解不能な返しをし、
「賛同者以外は受け付けない」と断固とした態度でコミュニケーションや批評そのものを拒否するようでは
こういった場所に書き込む意味がありませんよね?わかります?
自分の書きたいものを書きたいように表現したいのあれば、ブログやそういった人の集まるコミュニティなどへ移られるのがよいと思いますよ?
私の言ってることわかりますか?全文ひらがなにしましょうか?
393 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/25(水) 01:31:05.41 ID:gWSy7ttY
>何で文句言われなきゃいけなんだよ
SSとしてすらダメな部分を指摘している事が「文句」として受け取っているならもうここで書かないほうがいいと思います
>俺は周りの人間のことを考えてSS書いてんだよ
というか君は誰ですか?IDもコテハンも出さないのでこれまでの糞つまらない、丁寧に言えば
うんこつまらないSS書いた本人という証拠がありませんよ?
>>391 わかる
エリーは性格の点では合格だけど怪力だから好きになれないよね
396 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/25(水) 01:35:30.85 ID:zamx4b20
397 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/25(水) 01:36:59.28 ID:Ne82XjUI
アーアーキコエナイキコエナイで妄想に逃げ込んだみたいですね
そういうことするからいけないってわかりませんか395
398 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/25(水) 01:38:43.60 ID:rtY2ZwMe
うんこつまらないって…エレガントですね。
399 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/25(水) 01:51:03.08 ID:15jcO2nM
収まった…?
400 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/25(水) 01:56:09.11 ID:j9Lh6y26
401 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/25(水) 01:56:25.04 ID:rtY2ZwMe
よし、ようやく読めそうだ…。職人さん達の力作を!
402 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/25(水) 02:05:27.05 ID:Ne82XjUI
意見言う時もID表示推奨か
シベリア行きは本気で考えたほうがいいと思う
>>1云々言ってくるし
403 :
◆fNI.xrav.L8B :2012/01/25(水) 02:08:04.32 ID:15jcO2nM
ヤツガイナイ…トウカスルナライマノウチ……
というわけで思い付いたままにWikipedia先生と格闘しながら書いたメインタイトルすら決まってない拙い作品ですが、生暖かく見守ってくだされば幸いです。
投下してもよろしいでしょうか?
404 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/25(水) 02:12:09.70 ID:gWSy7ttY
>>403 後に具体的な理由も出さずにダメ出しする上「
>>336のSSがよっぽどマシ」と書かれたあとに
それに同意するID非表示の汚いデブが大量に湧くと思いますが、それにくじけぬ心があるのならば
よろしくお願いします
405 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/25(水) 02:16:18.35 ID:rtY2ZwMe
ミルヒ「ファイナルターン!」
騎士王(ファイナルターンだと?)
ミルヒ「私のターンです ドロー TGストライカーを特殊召喚
このカードは相手の場にモンスターが存在し自分の場に何も無い時特殊召喚することが出来る」
騎士王(レベル2のチューナーモンスター・・・何をする気だ?)
ミルヒ「さらにジュッテナイトを召喚 2体のモンスターでシンクロ召喚 アームズエイド」
騎士王「シンクロ召喚・・・か」
ミルヒ「死者蘇生を発動 コアキメイルベルグザーグを墓地から特殊召喚
さらにアームズエイドをコアキメイルベルグザーグに装備」
騎士王「こ、攻撃力3000だと?!」
ミルヒ「それだけじゃない コアキメイルベルグザーグは戦闘で相手モンスターを破壊した時もう一度攻撃することが出来る」
騎士王「そんな・・・」
ミルヒ「コアキメイルベルグザーグ ジャックスナイトを攻撃」
騎士王4000→2900
騎士王「うわあああああああああああああああああああ」
ミルヒ「アームズエイドの効果発動 このカードを装備したモンスターが戦闘で相手モンスターを破壊した時その相手モンスターの攻撃力分のダメージを与える」
騎士王「つまり・・・」
ミルヒ「1900のダメージを受けて貰います」
騎士王「うわああああああ」
2900→900
ミルヒ「さらにコアキメイルベルグザーグの効果発動 クイーンズナイトを攻撃」
騎士王「俺の手には攻撃を防げるカードはない 俺の・・・負けだ」
ミルヒ「やりましたぁ!」
騎士王「流石ミルヒ 強いな」
ミルヒ「まぁ初めてならこんなもんですよ」
騎士王「そうかな?」
ミルヒ「そうですよ」
騎士王(しかし俺のプレイングを見透かしたような戦術・・・ミルヒは只者じゃないな)
ミルヒ「うーん騎士王様ちょっとデッキを見せてもらえます?」
騎士王「ああ・・・」
俺はミルヒに言われたとおりデッキを渡す
ミルヒ「三騎士にオシリスにバルバロス どういったコンセプトのデッキなのでしょうか?」
騎士王「三騎士の展開力や融合解除を活かし生贄を揃えバルバロスやオシリスの生け贄召喚に繋げるって形だな」
ミルヒ「なるほど 悪くないですね」
騎士王「ミルヒは?」
ミルヒ「私は戦士族がテーマのヒートダウンデッキですね」
騎士王「へぇ」
ミルヒ「これあげます」
俺はミルヒから三枚のカードを貰う
騎士王「クリボーにハネクリボーにクリボーを呼ぶ笛」
ミルヒ「かわいいですよね〜
それに生贄にすることも出来いざって時に身を守ってくれますよ」
騎士王「ありがとう 大事にするよ」
ミルヒに負けた騎士王
だが騎士王のデュエリスト生命は始まったばかりだ
まだまだ先は長い
>>406 これはプロローグで
数年後からスタートで
ミルヒのあげたカードをきっかけに再び二人が出会うところからスタートか
胸熱だな
リコとエクレとユッキーとチームK4立ち上げはいつだ?
コズミック・イラ74、二度にわたる地球連合とプラントの戦いは終わりを迎え、
プラントにおいては「歌姫」ラクス・クラインが新評議会議長となった。
自らの信念に則った彼女の政策は歓迎する者もいる反面、逆に異を唱える者も少なくなかった。
>>406 まじで乙!!
あんたのSSはほんとに面白い
415 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/25(水) 02:28:35.56 ID:Ne82XjUI
416 :
レヴィ ◆fNI.xrav.L8B :2012/01/25(水) 02:31:03.40 ID:15jcO2nM
(忍法帖レベルが低いんでかなりレス使います、すいません)
それに対しプラントの国防組織たるザフトは英雄キラ・ヤマトを隊長、アスラン・ザラを副隊長とした特務隊「ヘルヴォル」をコズミック・イラ75年に結成。 武力を以ってこれを弾圧した。
881 名前:通常の名無しさんの3倍[sage] 投稿日:2012/01/24(火) 23:02:41.76 ID:???
>>843 え、したらばってふたば以外にあるのか
882 名前:通常の名無しさんの3倍[sage] 投稿日:2012/01/24(火) 23:07:39.23 ID:???
>>881 えっ
883 名前:通常の名無しさんの3倍[sage] 投稿日:2012/01/24(火) 23:28:16.62 ID:???
>>882 すまん、本気でしたらば=ふたばっていう認識なんだ…w
884 名前:通常の名無しさんの3倍[sage] 投稿日:2012/01/24(火) 23:30:58.47 ID:???
「ば」しか合ってないぞ……
885 名前:通常の名無しさんの3倍[sage] 投稿日:2012/01/24(火) 23:34:10.89 ID:???
ばかなっ!
これが癌厨
419 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/25(水) 02:32:38.40 ID:Ne82XjUI
>>416 いえ、この状況で投下してくれるだけでもありがたいです
ちなみに843
843 名前:通常の名無しさんの3倍[sage] 投稿日:2012/01/24(火) 18:52:27.69 ID:???
838
俺「ふたば」じゃなく「したらば」って書いたつもりだが
他のレス見てもふたばなんて一言も書いてないし
421 :
レヴィ ◆fNI.xrav.L8B :2012/01/25(水) 02:33:12.73 ID:15jcO2nM
かつての核エンジンの発展系であるハイパーデュートリオン搭載機のうち、
稼働しているのがストライクフリーダムとインフィニットジャスティスに限られる今、
二機に対抗できる機体、あるいはパイロットは存在せず、プラント内における反クライン派は次々と姿を消していきつつあった。
PHASE-01「紅と黒」
422 :
レヴィ ◆fNI.xrav.L8B :2012/01/25(水) 02:35:25.36 ID:15jcO2nM
それから2年後、コズミック・イラ77。
「……運動ルーチン接続、FCS起動、OS最適化完了、システム・オンライン」
多数のモビルスーツが並ぶ格納庫の中、一機のモビルスーツが低い駆動音を響かせ始め、
双眸に光を灯らせる。
固定アームから解放され、ゆっくりと開いていくシャッターの先へと巨人は一歩一歩進んでいく。
数行にわけて書きこむとか嵐レベル
いや実際嵐だろ
あれ?キラとアスランの機体って戦後太陽に…
設定すらろくに調べなかった結果か
430 :
レヴィ ◆fNI.xrav.L8B :2012/01/25(水) 02:39:22.50 ID:15jcO2nM
「ノワールストライカー、接続状態良好、電源供給及び武装認識正常」
その背には鋭角的な翼を模した形状のバックパックが装着されており、
機体のシルエットは見る者にどこか悪魔のような印象を与える。
しかしながら、この基地にいる人間にとっては、この機体は悪魔どころか救世主と呼ぶべきものであった。
計算ミスがあったので訂正
ミルヒ「ファイナルターン!」
騎士王(ファイナルターンだと?)
ミルヒ「私のターンです ドロー TGストライカーを特殊召喚
このカードは相手の場にモンスターが存在し自分の場に何も無い時特殊召喚することが出来る」
騎士王(レベル2のチューナーモンスター・・・何をする気だ?)
ミルヒ「さらにジュッテナイトを召喚 2体のモンスターでシンクロ召喚 アームズエイド」
騎士王「シンクロ召喚・・・か」
ミルヒ「死者蘇生を発動 コアキメイルベルグザーグを墓地から特殊召喚
さらにアームズエイドをコアキメイルベルグザーグに装備」
騎士王「こ、攻撃力3000だと?!」
ミルヒ「それだけじゃない コアキメイルベルグザーグは戦闘で相手モンスターを破壊した時もう一度攻撃することが出来る」
騎士王「そんな・・・」
ミルヒ「コアキメイルベルグザーグ ジャックスナイトを攻撃」
騎士王4000→2900
騎士王「うわあああああああああああああああああああ」
ミルヒ「アームズエイドの効果発動 このカードを装備したモンスターが戦闘で相手モンスターを破壊した時その相手モンスターの攻撃力分のダメージを与える」
騎士王「つまり・・・」
ミルヒ「1900のダメージを受けて貰います」
騎士王「うわああああああ」
2900→1000
ミルヒ「さらにコアキメイルベルグザーグの効果発動 クイーンズナイトを攻撃」
騎士王「俺の手には攻撃を防げるカードはない 俺の・・・負けだ」
ミルヒ「やりましたぁ!」
騎士王「流石ミルヒ 強いな」
ミルヒ「まぁ初めてならこんなもんですよ」
騎士王「そうかな?」
ミルヒ「そうですよ」
騎士王(しかし俺のプレイングを見透かしたような戦術・・・ミルヒは只者じゃないな)
ミルヒ「うーん騎士王様ちょっとデッキを見せてもらえます?」
騎士王「ああ・・・」
俺はミルヒに言われたとおりデッキを渡す
ミルヒ「三騎士にオシリスにバルバロス どういったコンセプトのデッキなのでしょうか?」
騎士王「三騎士の展開力や融合解除を活かし生贄を揃えバルバロスやオシリスの生け贄召喚に繋げるって形だな」
ミルヒ「なるほど 悪くないですね」
騎士王「ミルヒは?」
ミルヒ「私は戦士族がテーマのヒートダウンデッキですね」
騎士王「へぇ」
ミルヒ「これあげます」
俺はミルヒから三枚のカードを貰う
騎士王「クリボーにハネクリボーにクリボーを呼ぶ笛」
ミルヒ「かわいいですよね〜
それに生贄にすることも出来いざって時に身を守ってくれますよ」
騎士王「ありがとう 大事にするよ」
ミルヒに負けた騎士王
だが騎士王のデュエリスト生命は始まったばかりだ
まだまだ先は長い
>>431 ああ 0と9って隣だからタイプミスしやすいよね
タイプミスなのに計算ミスって謙虚だな
だな
台詞が少なくてつまらん
436 :
レヴィ ◆fNI.xrav.L8B :2012/01/25(水) 02:42:14.06 ID:15jcO2nM
ここ、地球連合軍キルギス基地においては、前大戦時からモビルスーツ向けの
新型駆動コンピューターを開発していた。
現在はアクタイオン・プロジェクトにおいて再生産されたストライクの強化機、
ストライクEにその駆動コンピューターを組み込み、稼働実験を行っている最中であった。
無音のアニメとか見ててつまらんしな
台詞命だろSSは
だから数行にわけんなっての
確かに
普通書く前にメモ帳か何かに書くよな
だな
その場のノリで書いてんのかこいつは
441 :
レヴィ ◆fNI.xrav.L8B :2012/01/25(水) 02:44:24.95 ID:15jcO2nM
「GAT-X105EA+AQM/E-X09S ストライクノワール・アドバンスド、各部正常に稼働」
機体が完全に格納庫の外に出ると同時に、パイロットはVPS(ヴァリアブルフェイズシフト)装甲を展開、
フランス語で「黒」を意味する「ノワール」の名の通り、
ダークグレーだった装甲の色は漆黒をベースに、明灰と深紅を加えたトリコロールへと
瞬く間に染め上げられる。
わけすぎうざい
荒らしか
もうまとめサイトに書けばいいのに
こいつのわけすぎできもい
>>406さん続き書いてよ
俺も俺もw
448 :
レヴィ ◆fNI.xrav.L8B :2012/01/25(水) 02:46:25.83 ID:15jcO2nM
「ヴァリアブルフェイズシフト、展開完了。 管制塔へ、こちらシリウス1、ファーストフェイズ終了」
ストライクノワールのパイロットは報告を終えると緊張の糸をほどき、大きく深呼吸をした。
口調こそ冷静に装っていたが、かつてこの基地を救った機体と同じ姿を持ち、
なおかつこの基地の研究成果を搭載した機体を壊すわけにはいかないと、内心は穏やかなものではなかった。
この数行君は何?
その場で書き込むにしてもある程度書けてから投稿しろよ
数行君きめぇ
頼むからまとめて投稿して下さい
452 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/25(水) 02:48:29.01 ID:j9Lh6y26
何故か言語の体を成していない文字の羅列にマンセーし
事前説明の有る小分け投稿を叩いている者は頑なに一切IDを出さず言い訳に寝言を言う…と
453 :
レヴィ ◆fNI.xrav.L8B :2012/01/25(水) 02:50:31.95 ID:15jcO2nM
それを証明するかのように、彼の頬に一筋の汗が流れる。
「……しかし、あの時の“黒騎士”に乗れるとはな」
“黒騎士”というのは、かつてこの基地がザフトに襲撃された際、
それを撃退した第81独立機動群ファントムペイン所属、
スウェン・カル・バヤン中尉(当時、後にMIA認定され少佐)が搭乗していたストライクノワールの事である。
454 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/25(水) 02:51:14.01 ID:j9Lh6y26
そうそう自演君に一言「時計と窓の外」見なさいな
455 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/25(水) 02:53:10.97 ID:Ne82XjUI
まずレスをちゃんと見なさい
意味の無い叩きはおやめなさい自演君
なんかオラレヴィさんのSSの雰囲気にワクテカして来たぞ!
457 :
レヴィ ◆fNI.xrav.L8B :2012/01/25(水) 02:57:43.26 ID:15jcO2nM
彼のノワールは寮機のヴェルデバスター、ブルデュエルとともに
ザフト軍モビルスーツ隊と交戦、そして殲滅したのだ。
ベルリンなどでの虐殺や、実質ロゴスの私兵部隊であった事から
黒い噂の尽きないファントムペインであったが、
少なくともここの人間はそのような悪い印象を抱く人間は少なかった。
故に当時からこの基地にいた人間はノワールを尊敬を込め「黒騎士」と呼称する。
数行君消えろ
同意
数行君消えてくれ
460 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/25(水) 02:59:40.36 ID:Ne82XjUI
>>416見なさい
ちゃんと書いてあるから
まさか 日 本 語 読めないの?
462 :
レヴィ ◆fNI.xrav.L8B :2012/01/25(水) 03:00:18.33 ID:15jcO2nM
今回のストライカーパック接続状況での稼働実験においてわざわざノワールストライカーを準備したのもそれが理由である。
当時のノワールの活躍を思い出し、感慨深いものを感じていた彼であるが、
モニターに割り込んだ一人の人物によって急激に現実へと引き戻された。
『おーい、ノーチェ、調子はどうだ?』
通信ウィンドウが開き、そこには快活そうな若い男性の姿が映し出される。
465 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/25(水) 03:01:32.05 ID:Ne82XjUI
466 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/25(水) 03:01:32.29 ID:H/89hXKS
458-459
消えるのはテメェだ自演君
変質者の方がいいか?
468 :
レヴィ ◆fNI.xrav.L8B :2012/01/25(水) 03:02:19.78 ID:15jcO2nM
地球連合軍の制服を着崩しており、どこか陽気な雰囲気を感じさせるその人物の名は、“ユキ・イズミ”。
今ストライクノワールに搭乗しているパイロット、ノーチェ・ノイモントの同僚であり、
彼自身もロッソイージスをベースにした「GAT-X303AAE ロッソイージス・エクシード」のテストパイロットであった。
まぁラテ=ヴァンキチのソースが着実に集まりつつあるけどねw
471 :
レヴィ ◆fNI.xrav.L8B :2012/01/25(水) 03:04:40.66 ID:15jcO2nM
「問題はないけど、やっぱり緊張するよ。 なんといってもあのストライクノワールだからな」
『いいよなノーチェは、俺なんか“テトラパス”だぜ? テトラパスー』
ユキは栗色の毛髪に覆われた頭を掻き毟り、モニターの向こう側のノーチェを
羨望と嫉妬の入り混じった目つきで見つめる。
474 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/25(水) 03:05:51.90 ID:Ne82XjUI
>分割投下中の割込み、雑談は控えてください。
まずコレを始めたのは自演君
その上で注意した
もうあとは何も言わん
ID:???はNG推奨で
475 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/25(水) 03:06:14.86 ID:j9Lh6y26
自演君は何故かIDを出せない、自身がルール無視しているくせに他人にルールを守れと寝言を言う
476 :
レヴィ ◆fNI.xrav.L8B :2012/01/25(水) 03:07:02.63 ID:15jcO2nM
「テトラパス」とは彼がロッソイージスにつけた通称である。
VPS装甲展開時の色が茹蛸のように赤く、かつ手足がほぼ同形状なため変形時は足が4本あるように見える事、
その状態で放つビーム砲「スキュラ」を蛸墨に例えて「4」を意味する「テトラ」と、
「タコ」を意味する「オクトパス」を組み合わせて「テトラパス」としたのだ。
だな
>>406を無視して勝手に駄文投下し始めたこのクソコテが悪い
479 :
レヴィ ◆fNI.xrav.L8B :2012/01/25(水) 03:09:06.25 ID:15jcO2nM
「そういうこと言うなよ、イージスだって良い機体じゃないか」
『じゃ、変わってみるか?』「断る」
『うぉいっ!』
間髪入れないノーチェの返答に思わずユキはわざとらしく転げて見せた後、起き上がりノーチェに突っ込みを入れる。
『なんなんだよオマエー、いくらなんでも答えるの早過ぎだろ!?』
480 :
レヴィ ◆fNI.xrav.L8B :2012/01/25(水) 03:11:30.18 ID:15jcO2nM
「搭乗機は上が決めてるんだから、俺たちがどうこうできるわけないだろ」
口を尖らせ文句を漏らすユキを相手に、ノーチェは厳しく現実を告げるのであった。
しかし、この後に信じられないような“現実”が襲い掛かることを、この二人はまだ知らない。
481 :
レヴィ ◆fNI.xrav.L8B :2012/01/25(水) 03:15:10.91 ID:15jcO2nM
『こちら管制塔、シリウス1、聞こえますか?』
「こちらシリウス1、通信状態は良好だ。 どうぞ」
ノーチェの乗るストライクノワールのコクピットに今度はキルギス基地の管制塔から通信が入る。
彼はまだ気づかなかったが、通信を送るオペレーターの声色にはどこか焦りが含まれていた。
482 :
レヴィ ◆fNI.xrav.L8B :2012/01/25(水) 03:17:36.42 ID:15jcO2nM
予定通り、武装の試験を行うセカンドフェイズに移行せよという指示が入ると考えていたノーチェは
この後のオペレーターの言葉に驚愕することとなる。
『熱紋センサーが所属不明モビルスーツの反応を捉えました。 基地はこれより第一種戦闘配備に移行します。
これに伴い貴官のストライクノワール・アドバンスドも戦列に参加せよ、との命令です』
まじだ
ラテ=ヴァンキチが確定してる
484 :
レヴィ ◆fNI.xrav.L8B :2012/01/25(水) 03:21:17.08 ID:15jcO2nM
(投下中にもし寝落ちしたらすいません)
「おいおい嘘だろ? この機体はまだ――――」
稼動試験中で、と言う前に眼前にあった第2格納庫が紅い閃光に薙がれ吹き飛んだ。
その閃光は明らかにMS(モビルスーツ)あるいはMA(モビルアーマー)の火器のものであると、
ノーチェはとっさに判断した。
485 :
レヴィ ◆fNI.xrav.L8B :2012/01/25(水) 03:23:22.07 ID:15jcO2nM
(アグニ、あるいはザフトのオルトロスか……!?)
「ッ……管制塔、敵の情報を!」
『敵は105ダガー、及びダガーLで構成された部隊のようですが、Nジャマーが濃いため詳細は不明です。 南西方向より接近中』
「了解した!」
486 :
レヴィ ◆fNI.xrav.L8B :2012/01/25(水) 03:25:47.94 ID:15jcO2nM
ダガーで構成されているということは、恐らくその中にランチャーストライカーを装備した機体がおり、
かつナチュラルを見下す傾向のあるコーディネイター至上主義の狂ったテロリストではないという事だ。
だとすれば目的は何か? ―――考えうるのはこの基地で開発している駆動コンピューターぐらいだ。
487 :
レヴィ ◆fNI.xrav.L8B :2012/01/25(水) 03:27:53.63 ID:15jcO2nM
MSそのものはコーディネイターが作り出したものとはいえ、PS装甲や小型ビーム兵器など
ナチュラル陣営の開発した武装や装備の一部にはコーディネイターの作り出した物を上回る性能を持つものがいくつかある。
この基地で開発している駆動コンピューターも、もしかしてあちら側の技術を上回るものだったのだろうか。
488 :
レヴィ ◆fNI.xrav.L8B :2012/01/25(水) 03:30:03.69 ID:15jcO2nM
そう冷静に敵を分析しつつ、ノーチェは再びオペレーターに問い質した。
「シリウス2から5は?」
『各員搭乗機に向かいましたが、メカニックによるとシリウス5のネロブリッツの起動に難航していると』
その報告を聞き、彼は心の中で「だろうな」と相槌を打った。
489 :
レヴィ ◆fNI.xrav.L8B :2012/01/25(水) 03:39:32.67 ID:15jcO2nM
すいませんまだ途中ですが眠気が限界なので一旦切ります
夜にまた投下できると思います
>>406
いつもいつも乙です
493 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/25(水) 03:40:50.85 ID:HHPg8LIx
レヴィさんお疲れさま!
また夜、楽しみにしてるよ
495 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/25(水) 03:45:37.74 ID:nJGws7Sm
>>489 いろんな意味で大変な投下環境の中で乙。
まともな文章が読めてこんなに安心するとは。
安価ミス
>>406 いろんな意味で大変な投下環境の中で乙。
まともな文章が読めてこんなに安心するとは。
497 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/25(水) 04:07:00.68 ID:rtY2ZwMe
>>489 乙なんだよぉぉーーッ!!
続き、待ってるからねー!また来てねー!
1週間ぶりくらいに開いたらもうスレの半分
どうなってんの…
499 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/25(水) 04:13:00.60 ID:gWSy7ttY
レヴィ氏お疲れ様でした、投下が終わったようなので
477 :通常の名無しさんの3倍:2012/01/25(水) 03:07:28.18 ID:???
>>474 もともと
>>406さんの投下中ですけど?
478 :通常の名無しさんの3倍:2012/01/25(水) 03:07:51.84 ID:???
だな
>>406を無視して勝手に駄文投下し始めたこのクソコテが悪い
仮に406氏が投下真っ最中だとしても、当の本人から「投下中なので少し待って欲しい」等の断りがない以上
レヴィ氏に対し文句を言うのは筋違いです
406氏は投下前に「投下してもよろしいでしょうか?」「以上です」等の断りを入れるマナーを身につけて下さい
また、ほかの人との作品と混同しないよう、最低でも
・コテハンをつける、もしくはIDを出す、名前欄にでも作品のタイトルを入れる
・評価を受け止め、批評に疑問があればそれに対して感情的にならず理由を聞く
・自作自演をしない
この辺は
>>1のルール関係なく、物書きとしての、さらに言えば人間としての常識の範囲になるかと思います
今のところほめられるのはSSを書こうという意欲のみです、マナーを守った上で頑張ってください
駄文ってコテ月のことね
リザルト呪われろ
>>489 乙だよ
キチがうるさかったけど俺的にはよかった
あれ
出ないなID
505 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/25(水) 05:20:09.42 ID:tQiwryjr
前レス読んで自己解決しました
506 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/25(水) 05:28:31.65 ID:nJGws7Sm
>>496 406のどこがまともな文章なのか説明してもらおうかw
わかると思うけど安価ミスなどしてませんので
まともな方の作者さんはご安心を。
>>406>>336 鎖付きブーメランは攻→守ですけど。あと攻撃モンスターのみ。TGストライカーとジュッテナイトはチューナー同士なのでシンクロできませんが。
508 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/25(水) 05:35:10.65 ID:tQiwryjr
あ、癖でsageちゃった
509 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/25(水) 10:28:53.28 ID:0btPXJZ/
レヴィさん乙です。
スタゲでも悪役な扱いしかされなかったファントムペインが主人公たちには好意的に見られていてなんか救われた気がしました。
軍人とはいえ人間ですもの。汚れ仕事を好き好んではやりたくないって人もいたでしょうし。
読んでてちょっと気になったのですが、スウェンの階級、MIAで中尉から少佐となっていますが、二階級特進でしたら少佐ではなく准佐になるのではないでしょうか?
(もっとも、Wikipediaによると、軍によって准佐という階級はあったりなかったりするようですが)
とにかく、最後まで書き切ってくれるのを楽しみにしています。荒らしに負けず頑張ってください。
すねかじりってどういう意味だよ教えろ
511 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/25(水) 13:54:24.63 ID:Z1WdrLDi
お前の家、辞典とかねーの?
目の前の箱は飾りか?
Yahoo知恵袋で聞け
510
ナマポと弟の収入で生きてるお前の事
510
親のすねをかじる=体を支えているすねの骨をかじる事で親を立てなくして死に至らしめるのと同じくらい
親の資産・社会的信用・生活環境・人間的尊厳をことごとく食い荒らして一族根絶やしにしてしまう寄生犯罪者のこと
すねかじり:510が自殺もせず親兄弟親類一同はじめ人間社会全体に生まれた時から迷惑かけっぱなしで生きてること
癌細胞スレの連中いい加減にしろよ
ここはお前らの遊び場じゃねーんだよ
以下
だな
で始まる自作自演ショー
↓
だな
モラシンヤーの乞食確定!?
つまり落伍者DDDの顔面トランザムだな
禿同
生まれた事自体間違いのキモチワルイブツブツデブはいまだに警官に射殺されてない事に感謝すべき
あいつの頭がおかしいのは同意するが最悪でやってくれ、それとも新手の自演か?
それはどうでもいいとして1レスに収まる内容を考えてるんだけど、容量の制限って何文字くらいなんだろう
Lv30前後だったと思うけど、オーバーするとLvが下がる仕組みもあるようだし気になる
つ【2chブラウザ】
何でここはスミスの巣になってしまったんでしょうねえ
スレ住民が迷惑するだけなのに…
523 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/25(水) 17:28:29.97 ID:tQiwryjr
あーまたやっちゃった
524 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/25(水) 17:38:20.14 ID:dPWUxPsh
>>522 BBDは前々からああいう台本形式の駄文をあちこちのスレに貼り付けてたんだけど
多分こうしたSSスレなら何やっても荒らし扱いされないと思ったんでしょう
あと投下後の自演マンセー見れば分かるけど
やたら他人から褒められたり感謝されることに執着してるみたいなので
書いたら必ず感想がもらえるSSスレなら自己満足を得られると思い込んだのかと
525 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/25(水) 18:02:29.50 ID:tQiwryjr
>>520 癌やヴァンキチスレに行っても無駄だよ
そうやってネタスレ潰してきたんだし
まぁ奴らはモリーゾに責任押し付けるけどな
モリーゾって自分が悪人になることで新シャアを変えようとしてんだな
モリーゾはCBだった!ってか
キメエ
癌・ヴァンキチスレ「(散々スレでヴァンキチガーモリーゾガーで荒らしておいて)またモリーゾがスレを一つシベリア送りにしたのか」
いやいやいやwwwww
>>527 CBはどんな犠牲でも涙しないキチガイども
自分たちが絶対に正しい 犠牲者は必要悪としか思っていない
ルルーシュだなモリーゾの場合は
モリーシュ・ヴィ・モリタニア
今回ゼシカ結構かわいかったな
きつい性格と思ってたが
いいキャラじゃないか
委員長は絶対好きになれないが
ゼシカはミコノに続いて俺の嫁決定
天田空いい線いってるな
あれでニコるくらい美形だったら間違いなく好きだが
わかる
性格はかわいいよね一途だし
しかし顔が残念
i'´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
| |
| シベリアは絶対反対だよ!すばるん! |
| |
人__________ __________ ノ
/ ̄ ̄ヽ / / __∨__ \ \
/____ '、 / ノ / , ´ `丶、 \ ヽ
\/ 入|' // i | | |\ ヽ | '、
/ |/ / .イ .イ _ ヘ .| ヽ ヽ |ノ ノ
\_ , へ___ / .イ i /|>< | / N / | |ヽ | r´ ヽ
| `丶' /´ / / | | / }T;\_ヽ _´ノ;;T |∨ | ! \ '、
、_____/ / / | /イ ! っ;;リ っ;;;リ | レ' \ '、
/ / V | .人xx /^ヽ xx ノ.| ! .\ヽ
// |/ ノ )┘-┴r^j´ | .! \'、
しイ::::H:::::ruy .|/ ヽ
人;j三|:人
// ! ヽ
く {_____i >
ヽ二二二 /
∪ ∪
こいつギアスも00も見たことないのか
種すら見てないからな
そりゃまったく面白くない訳だ
なんで見てもいないのにSS書こうと思ったんだ
こんなのまでSSと言うのはちょっと……
単に脳内の自分マンセー妄想を書きなぐってるだけだからな、こいつのは
シベリア言ってるのはここの住人ではなく癌細胞スレの人間だろ
アドバイスに耳を傾けるわけでもなく
賞賛以外は"荒らし"と意味不明な事をいい
題材となる作品の設定も知らず、また調べるわけでもなく
マナーの悪さを注意されればAAで荒らす
そんな人に対してスルー以外にどうしろっていうの?
まだ子供だと思うし、これからちゃんと国語を勉強して沢山本を読んで
文章力をつけて少しずつでも成長して欲しいと思って
色々と細かくアドバイスしても全然聞かないじゃない
他人の言葉を聞きたくないなら、自分でサイト立ち上げて一人でやってよ
俺、何か間違った事言ってる?
>>539 相手が子供だと思ってるところが間違ってる
子供はこんなことしない
あーあ、また癌スレの馬鹿どもによってスレがおかしくなってしまった…
543 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/25(水) 20:21:42.08 ID:FTF4mOou
>>406 遊戯王?ネタのセリフ羅列をガンダムSSのスレになぜ
周りを喜ばせたいというのが悪意でなく本意であるなら遊戯王のスレでやって下さい
>>489 レヴィ氏乙です
本編主役サイドと違った視点から見た世界はどう映るのか
続編の投下をお待ちしております
癌細胞スレは「自分たちがモリーゾを叩いて2chを守ってるんだ!」みたいな
自己陶酔に陥っているんだろうな
545 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/25(水) 20:45:11.39 ID:vH1zFYXv
癌細胞スレについて話したいなら癌細胞スレへ、どうぞ(迫真)
本当に人を楽しませたいなら
人の立場になって考えるようにしなさい
誤字や脱字が無いのは基本です
読みやすく、ちゃんと伝わる文章を意識しなさい
人の意見に耳を傾けなさい
時には厳しい言葉もあるでしょうが、それもまた貴方のSSを読んだ上でのものです
受け入れなさい
自分は天才で自分の文章は完璧
だから自分のSSを楽しめないなら、それは読み手の責任
自分には賞賛以外ありえない、自分にアドバイスするのは叩き
こんなに叩かれる自分は可哀想だから優しくされるべき
そんな幼稚な考えは今すぐ改めなさい
苦しまずに成長する者などいません
創作とは基本的に辛く苦しいものです
547 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/25(水) 20:59:17.35 ID:8yqyHlGt
流れをざっと見てみたが、荒らしてる張本人が「荒らしをスルーできないお前たちが悪い」って責任転嫁してんのか。
何様のつもりなんだか。
遊戯王続き
ミルヒ「騎士王様は今度の団体戦のトーナメントに参加するんですか?」
騎士王「トーナメント?」
ミルヒ「3人一組の団体戦です 3戦して2勝したほうが勝ちのチーム戦で優勝した方は何と全国大会に参加できるんですよ」
騎士王「んー出たいけど一緒に出てくれる人がいないな」
ミルヒ「では私と一緒に出ましょうよ 後一人は適当に探しましょう」
騎士王「適当にって・・・」
ミルヒ「さぁこうしてはいられません メンバー探しにレッツゴー」
騎士王「うわちょっとメンバー探しって何処へ」
ミルヒ「決まってるでしょカードショップですよ」
騎士王はミルヒに引っ張られカードショップへと足へ運んだ
カードショップ 将来訪れることなんてないだろうと思っていたがこんな形で入ることになるなんて
そこには子供から大人までデュエルをしてるもの モンハンをしてるもの お菓子を食べているもの
様々な人間がいた
???「いらっしゃい」
店の人が寄ってきた
ひょろひょろとした身体に160前後と言う身長の気弱そうな顔
如何にもアウトドア派でゲーマーって感じな人だ
騎士王「どうも」
俺が頭を下げると店の人はにっこりと笑い頭を下げ返してきた
店の人「君見かけない顔だね ミルヒ君の彼氏かな?」
店の人のデリカシーの欠片もない言葉に騎士王とミルヒは顔を赤く染め目線を下にそらす
ミルヒ「彼氏だなんて・・・ーまだー違いますよぉ・・・」
恥ずかしそうにもじもじしながら否定するミルヒ
でも まだってどういう事だ?
店の人「冗談はその辺にしといて今日は何しにきたんだい?」
ミルヒ「えっと 私たち今度行われる団体戦に出るんですけど一人足りなくてそのメンバーを探しに来ました」
???「おい聞いたかよ」
???「団体戦だってよ」
目付きの悪い3人組がタバコをふかしながら俺達にはっきりと聞こえるくらい大きな声でぼやく
騎士王「何だお前たちは」
???「あん?俺達を知らねぇのか?この町内最強ルナティックデビルズを」
騎士王「誰だ?」
???「俺達を知らねぇとはいい度胸だな」
三人組の一人が立ち上がり腰につけていたデッキケースからデッキを取り出しデッキを構える
???「俺はルナティックデビルズリーダー勝太郎 いいぜてめぇに俺達の力を魅せつけてやる」
ミルヒ「騎士王様 やめたほうがいいです ルナティックデビルズと言えば負けた相手から何かを奪う卑劣なデュエリスト集団と聞きます」
勝太郎「わかってるじゃねぇか そうだな、お前が負けたらその女をもらう」
騎士王「何?!」
勝太郎「かなりの上玉だてめぇにはもったいねぇくらいにな だから俺達でかわいがってやるって言ってんだよ」
騎士王「フン、いいだろう」
互いがデッキのカットを終えポンっと机の上にカードを置く
5枚の手札をドローし強い風が吹き乱れる
騎士王「俺の先行 ドロー!」
>>547 のようだね
正義面して幾つスレ荒らすんだよって
548
まじでさ、冗談抜きでお前死んだ方がいいと思うよ
>>548 最初から最後まで単なる台詞の羅列じゃないですか
他の方のSSや小説を読みましょう
そして自分の作品と何が違うか考えてください
何の努力もせず作品は完成できませんよ
騎士王「俺はこのまま何もせずターンエンドだ」
勝太郎「は?ははははははおいジャゲ見たかよ」
jagement「俺達が怖くてついにデュエルを放棄したか?」
勝太郎「素直にサレンダーしろって」
騎士王「早くしろ お前のターンだ」
騎士王の言葉にムッときた勝太郎は表情をきつくしドローする
勝太郎「サファイアドラゴンを召喚 ダイレクトアタックだ」
騎士王4000→2100
騎士王「この瞬間 冥府の使者ゴーズの効果を発動し特殊召喚する」
勝太郎「馬鹿なっ!相手ターンにモンスターを手札から特殊召喚だと?!」
騎士王「このカードは自分の場に何も無い時に効果ダメージ及び戦闘ダメージを受けた時手札から特殊召喚することが出来る
戦闘ダメージによって特殊召喚した場合その受けたダメージと同じ攻撃力守備力のカイエントークンを場に出せる
お前は俺の罠にあっさりはまったわけだ」
ゴーズ 攻撃力2700 カイエン 攻守1900
勝太郎「一気にモンスターが二体・・・くっカードを1枚伏せターンエンドだ」
騎士王「ドロー!」
(相手の伏せカードは十中八九攻撃宣言時に発動するカード だが攻撃しなければ道は切り開けない)
騎士王「冥府の使者ゴーズでサファイアドラゴンを攻撃」
勝太郎「この瞬間速攻魔法カード突進を発動 サファイアドラゴンの攻撃力は2700となる」
騎士王「相打ちというわけか ならばカイエントークンでプレイヤーにダイレクトアタック」
勝太郎4000→2100
勝太郎の額から汗がこぼれ落ち焦りを隠せない必死さが伝わってくる
騎士王「これでお互いライフポイントは2100と並んだわけだ
カードを2枚伏せてターンエンドだ」
勝太郎「初めてだぜ!」
騎士王「ん?」
勝太郎「俺をここまで本気にしたデュエリストはなぁ!!ドロー!!!
グランドドラゴン召喚 そして高等儀式術を発動 デッキからサファイアドラゴンを墓地に送り白竜の聖騎士を儀式召喚」
グランドドラゴン 攻撃力2000 白竜の聖騎士 攻撃力1900
勝太郎「グランドドラゴンの攻撃」
騎士王「トラップカード発動 鎖付きブーメラン カイエントークンの攻撃力を500ポイントアップ」
勝太郎 2100→1500
勝太郎「悪あがきを・・・白竜の聖騎士を生贄に捧げ・・・」
騎士王(白竜・・・まさか・・・)
勝太郎「デッキから青眼の白龍を召喚!そのままカイエントークンを攻撃だ」
騎士王「させるか!速攻魔法エネミーコントローラー 青眼の白龍を守備表示に」
(カイエントークンの攻撃力は2500 カイエントークンの攻撃力2600が優っている 勝てるぞこのデュエル)
勝太郎「俺は魔法カード滅びの爆裂疾風弾を発動」
騎士王「滅びのバーストストリーム?」
勝太郎「このカードは青眼が存在する時発動でき相手フィールド上のモンスターを全て破壊する」
騎士王「俺の場のカイエンが・・・」
勝太郎「お前の未来は敗北しかない ターンエンド!」
どうなる騎士王 次回へ続く
>>552 GJです
このどんでん返し
騎士王は逆転できるんでしょうか・・・
>>552 新キャラ勝太郎キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
こいつ仲間になったり?
勝太郎は仲間フラグだな
騎士王の実力を認めつつある
やばい今回もまじ面白いです
ここから逆転できるか?・・・
勝太郎仲間になってほしいな
>>548 句読点すらつけないとか人に読ませる気があるとは思えません
基本的な文法を学んでください
あえて文法崩す人もいますがそれは「基礎を知っているから」です
この際国語の教科書でもなんでも良いので短文でも本を読んでみてはどうでしょうか
チームK4に勝太郎入るのかな?
チームK4って「騎」士王のKともり「か」わのKと「勝」太郎のKとミルヒオーレ・ビス「コ」ッティのKなのかな
>>561 だな・・・
職人は叩くべきじゃないだろ
もう限界…我慢できない
テンプレに"騎士王をNGwordに登録する"と加えましょうよ…
>>563 勝手なルール作らないで下さい
そんなの各自で勝手にやればいい
あと職人のSSはマンセーしろ
565 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/25(水) 21:48:12.73 ID:eB2bWO65
■Q3 00(ダブルオー)のSSなんだけど投下してもいい?
■A3 新シャアである限りガンダム関連であれば基本的には大丈夫なはずです。(H22,11現在)
とあるように、ここはガンダム関係の板なので
関係ないカードゲームのSSは他のスレでやってください。k板違いですよ
わかりました、最低限のアドバイスも受け付けないということですね
心置きなくNGにさせていただきます、幸い特定の単語を入れれば済むようですから
それではさようならです
今後の成長に期待してるからこそ
事細かくアドバイスしてるのに
それを叩きって何なのこの人…
そっちが聞く耳持たないなら、こっちだってもう知りませんよ
NG登録させて頂きます
褒めるのは当然
それ以外は荒らしだろ
569 :
レヴィ ◆fNI.xrav.L8B :2012/01/25(水) 22:05:17.07 ID:15jcO2nM
あえて投下するけどいいよね? 答えは聞いてないけど!
(以下続き)
この基地で新型駆動コンピューターの組み込みなどを行った5機の機体のうち、
ネロブリッツの改造機「GAT-X207SRS ネロブリッツ・サーパス」はまだ改造を終えたばかりで
駆動実験を一切行っていないのだ。
さらに言えば、パイロットの人間性に若干の問題がある――――というのは機体の状態には関係がないのでここでは割愛する。
568
じゃあ批判される覚悟もあってやってんだな?
褒めのるも批判するのも同じ感想だ
と言うわけで548の感想を簡単に述べるわ
>>302が同じネタを上手くアレンジしたのに、それから何ひとつ学んでないゴミ
ガンダムに絡める気もないなら、今すぐモニターを叩き割って自分の家に届いたチラシの裏にでも書いてろ
真面目にやる気があるなら模倣でもいいからやってみろ
ノーチェがノワールを南西方向へと進軍させると、
霞む地平線の向こう側から何機かのモビルスーツの姿を視認できた。
「報告通り、105ダガーとダガーL……しかし、あの塗装は……?」
オペレーターの報告に違わず、確かに敵機はダガーを中心に構成されているが、
塗装や装備が連合制式仕様のものとは異なっていた。
支援
先陣を切る隊長機と思われる機体の色は、白をベースに胸部や肩などを赤に、
脇腹や爪先、踵などを黒く染めたトリコロールだ。
バックパックにはエールストライカーを装備しているが、マニピュレーターにはソードストライカーの
対艦刀「シュベルトゲベール」らしき武装を携行している。
それ以外の機体は胸部と肩部を黒に、脇腹と爪先、踵を青に染めた、これまたトリコロールだった。
ノーチェの頭の中に、同じような塗装をした機体のシルエットがよぎったが、
臨戦状態であるこの状況下ではそんなことに思考のリソースを振ってはいられない。
生きるために、そして仲間のために、ここから先へ行かせるわけにはいかない。
「シリウス1、交戦《エンゲージ》!!」
フットペダルを踏み込み、ノーチェはノワールを滑らせるように敵部隊へと突貫させた。
575 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/25(水) 22:15:58.35 ID:tQiwryjr
レヴィさん支援ッス
552
1900+700=2600
貴方絶対遊戯王の才能無いですね
「シックザール1よりアルバへ、進行状況の報告を」
『アルバよりシックザール1へ、順調に進んでる。 どうやら敵は気づいていないようだ』
「了解、引き続き作戦の続行を」
『了解』
白・赤・黒のトリコロールに染め上げられたダガーLのコクピットの中で、若い男が仲間と通信を行っていた。
所々跳ねた黒髪に、まるで血で染め上げたかのような深紅の瞳。
知っている人が見ればすぐに誰か分かりそうなものだが、MS同士の戦いというののは顔を突き合わせて戦うようなものではない。
「シックザール1より各機、俺たちの仕事は時間稼ぎだ。 無理だと思ったら離脱しろ」
『『『了解』』』
寮機に通信を送ると、彼は機体のマニピュレーターに保持させたシュベルトゲベールを振りかぶらせ、
ストライクノワールに切りかかった。
無論相手もバックパックからフラガラッハ3 ビームソードを抜き取り対抗、
二つの剣の実体部分同士が衝突し鍔迫り合いの状態となった。
するとすぐさま男はノワールに対し、ダガーLの膝蹴りをお見舞いした。
PS装甲あるいはその発展系を利用した機体はその特性上非常に硬いが、反面衝撃が伝わりやすいという欠点を持つ。
即ちPS装甲にほとんど対抗できないジンやシグー、ディンにおいてもパイロットを衝撃で気絶あるいは殺害することで
敵戦力を無力化することが可能であり、この戦術は前大戦末期においてそれこそPS装甲の発展系を採用していた
フォビドゥンヴォーテクスやストライクノワール、ブルデュエルや
ヴェルデバスターなどに対しザフト軍が採用したといわれる戦術である。
なお「不殺」で知られるキラ・ヤマトがザフトのVPS装甲搭載機に対しレールガンを撃ち込み
無力化を図ろうとした例もあるが、コーディネイターゆえに身体が丈夫だったのか、
その機体のパイロットに大したダメージはなかったという。
体勢を崩したノワールにダガーLは再びシュベルトゲベールで切りかかるが、
ノワールに刀身が触れる寸前に刀を返し、峰打ちでコクピット部分に打撃を加えた。
「もう一度ッ!」
一瞬の暇も与えず、今度はシュベルトゲベールの切っ先をノワールの胴体に突き立てようとするが、
流石にこれ以上好きにさせてはくれないようで、ノワールはスラスターを吹かして
一旦後方へと下がっていく。
552
凄く嗤える作品ですね!
全体から饐えた匂いが漂う程の文章力に吃驚です!
さらに基地の方からは応援と思われる2機のモビルスーツの反応が見受けられる。
このまま戦闘を続ければ、どんどん戦況はジリ貧となっていき、敗色濃厚になっていくのは
確実といえた。 しかしダガーLに乗るパイロットは紅い目を細め、
誰にも聞こえないような声で「計画通り」と呟いた。
今ウィンダムに搭乗しているやけに恰幅のいい黒髪の男、バッカス・ブーン・ドラブルは
本来ネロブリッツ・サーパスのパイロットとなる予定だったのだが、
如何せん機体の調整がうまくいかず、臨時にドッペルホルン装備のウィンダムで出撃したのだ。
もう1機の味方機、エールダガーLについては通信を送ってこなかったため誰がパイロットなのかは
判断できないが、連合の信号を発している以上は味方の誰かなのだろう。
「2機とも、俺の援護を――――!?」
ノーチェが通信回線を通じて指示を出そうとした瞬間、警報音と共にノワールのコクピットを衝撃が襲う。
しかし敵ダガー部隊はこちらに対し攻撃をしていない。 だとすれば。
「まさか……?」
『そうよ、そのまさかよ!!』
そう、ウィンダムと共に現れたエールダガーLがノワールを羽交い絞めにしていたのだ。
制式塗装を施されていたので思わず油断していたが、よく見れば発信している信号もキルギス基地ではなく
約3年前に陥落し、既に存在しないヘブンズベース基地のものであったのだ。
「おい、シリウス5ッ! 何故気づかなかった!?」
『い、いや、その……』
声を荒げるノーチェに気迫に押され、先程までの勢いはどこかへ行ってしまったのか
バッカスはまごついてまともな返答をすることができない。
「クソッ、使えない奴だ……ッ!!」
いつも態度だけは大きいくせに実力がそれに伴わない。 それがノーチェの中でのバッカスという
人物の評価だった。
実際のところ、ノーチェやユキらが所属するシリウス小隊の中で一番のお荷物と言われても過言ではない。
「ここまでか……?」
ノワールが羽交い絞めにされている以上、錯乱状態のバッカスごときに
この状況を打開できるとは思えない。
事実、敵部隊のエール105ダガーのビームサーベルによってウィンダムの足を切断され、
彼はこの時点で戦力外になってしまった。
そしてシュベルトゲベールを持ったダガーLが接近してきた瞬間、ノーチェは死を覚悟した。
支援
しかし、それと同時に制式塗装ダガーLが離れ、
突撃してきた方のダガーLに蹴り飛ばされたノワールは仰向けに倒れてしまった。
「なっ!?」
シュベルトゲベールを持ったダガーLはビームサーベルを抜き取り、刀身を発生させぬまま
ノワールのコクピットハッチギリギリのところにそれを突きつける。
『アンタに恨みはないが、ここで機体を捨てなければコクピットを焼く』
通信回線が開き、ダガーLのパイロットと思しき男がノーチェへ投降を促す。
590 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/25(水) 22:41:38.78 ID:tQiwryjr
レヴィさんよければID表示を
591 :
レヴィ ◆fNI.xrav.L8B :2012/01/25(水) 22:43:35.27 ID:15jcO2nM
「…………。 仕方ないか、クソッ」
悔しいが、ここでつまらない意地を張って命諸共ノワールを喪失するよりも、
一度退いて再び万全の体制で再戦を挑んだほうが懸命であるとノーチェは考えた。
コクピットハッチを開くと足早にノワールから離れ、彼は様子を伺う。
するとダガーLのコクピットハッチが開き、そこから出てきた若い黒髪の男がノワールに乗り移ったのだ。
そしてノーチェはその男の姿が自分の中のある記憶とリンクするのを感じた。
592 :
レヴィ ◆fNI.xrav.L8B :2012/01/25(水) 22:45:39.94 ID:15jcO2nM
「あの男は……まさか」
前の大戦におけるザフトのプロバガンダ放送に映し出された、一人のエースパイロット。
プラント前議長ギルバート・デュランダルが提唱した計画、それと同じ「運命」の名を冠す機体に
搭乗していた男。
「赤服」を纏い「ミネルバの鬼神」と畏れられ、
一度はキラ・ヤマトのフリーダムすら撃墜した、その人物の名は――――――。
「―――――シン・アスカ」
593 :
レヴィ ◆fNI.xrav.L8B :2012/01/25(水) 22:47:42.63 ID:15jcO2nM
ノーチェがノワールを放棄したのと同時刻、基地では次々とモビルスーツの発進作業が行われていた。
慌しく動き回るメカニック達に、基地中に響き渡る警報音。
管制塔もNジャマーが濃い中で状況把握に追われている。
594 :
レヴィ ◆fNI.xrav.L8B :2012/01/25(水) 22:49:48.99 ID:15jcO2nM
「全兵装アクティヴ、オールウェポンズ・フリー、システム戦闘ステータスで起動……。
おやっさん! そっちはどうだ!?」
『なんとか動けるようにしたが、無理はするんじゃないぞ!』
「了解!」
パイロットスーツを着込み、シートに座るユキはこの状況下において一種の興奮状態を感じていた。
訓練は何度もこなしてきたが、実戦に参加するのはこれが初めてだ。
4年前にこの基地へパイロット候補生として配属されて以来、彼はどこか心の中でこういう状況を
期待していたのかもしれない。 否、期待していたのだろう。
595 :
レヴィ ◆fNI.xrav.L8B :2012/01/25(水) 22:52:38.02 ID:15jcO2nM
メンテナンスベッドから機体が解放され、頭部に大型のセンサーマストを装備した「盾」の名を持つ巨人がゆっくりと歩み始める。
『にしても、あの子を先に出して大丈夫だったの?』
『誰も出さんよりはマシだろう、弾除けぐらいにはなる』
通信回線から流れる声は、それぞれGAT-X1022R リインフォース・ブルデュエルと
GAT-X103APS ヴェルデバスター・ストレングスのパイロットだ。
先行して出撃したバッガスについて話しているようだが、ユキの耳にその声は届かなかった。
これから始まる戦いへの興奮はもはや抑えきれない。
深紅のVPS装甲を展開したロッソイージス・エクシードの中で、彼は自信満々に発言する。
「ユキ・イズミ、ロッソイージス・エクシード、行きますッ!!」
596 :
レヴィ ◆fNI.xrav.L8B :2012/01/25(水) 23:00:12.85 ID:15jcO2nM
PHASE-01「紅と黒」終
補足と言い訳
※主役はユキです
・ノーチェはそれぞれ「ノーチェ(夜)」「ノイモント(新月)」と乗機に合わせた名前にしてます
なに、ストライクノワールは奪われたって? HAHAHA、まだ黒い機体が残ってるじゃありませんか
・スウェンの階級の件はSEED作中の連合において「准佐」という階級の人物がいなかったため存在しないものとして「少佐」にしました。
・バッガスのイニシャルを繋げるととある人物の通称になるよ!
こんな行き当たりばったりSSを読んでいただき本当にありがとうございました。
597 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/25(水) 23:03:39.42 ID:tQiwryjr
レヴィさん乙だーーーーー!!
面白かったしまたよろしくね☆
598 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/25(水) 23:08:49.00 ID:dPWUxPsh
>>596 乙でした
すごい本格的だw
2回目期待します
599 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/25(水) 23:13:39.24 ID:eB2bWO65
600 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/25(水) 23:18:40.59 ID:Z/FCy3of
乙、オリジナル機体が多いな
Lv制限の都合か分割されてるんだけど、読みやすかった
あとさりげなくひろしが混ざってるように見えるけど気のせいかな!
さて俺も書いてみたんで、空気を読まずにイグッ!
・固有名詞は最後の行まで出さない
・その行から誰が出て来て、何の事を言ってるのか分かって貰えると良いなぁ
ってのを目指したんで、物凄く読みづらいけど勘弁な!
601 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/25(水) 23:20:51.37 ID:dPWUxPsh
602 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/25(水) 23:21:12.67 ID:Z/FCy3of
普段は会議室として使われているであろう場所に、ふたりの男性の姿があった
服装からして共に文官だろう、ひとりは髭を蓄え、もうひとりは白髪混じりの髪を後ろ向きにまとめている
時計は標準時で午前2時過ぎを指している、部屋にはこのふたり以外の姿は無い
ふたりが見つめる中央のモニターは、自軍の機体を次々と撃破していく白い機体の姿が映し出していた
おそらくは実戦部隊から提供された映像だろう、飛びや乱れが多々見られる
「連中も忌々しいものを作り上げてくれたものだ… まあそれはいい、本題に入ろう」
白髪混じりの男性が苛立ちを隠せない口調のままコンソールを操作する
モニターは変わって工廠の一角であろう景色を映し出した、そこにあったのは外装の取り付け作業が進む数体の新型機の姿だった
「奪取した例の機体に良く似ているが、これは…」
髭を蓄えた男性は、手元の資料と映し出された画像を見比べながらそう呟いた
資料通りであればMSとは思えない高出力武装、面を主体に構成された外装、彼の言う通り既存の機体とは一線を画していた
「似ているのではない、あえて連中の機体に似せるよう私が指示したのだよ」
白髪混じりの男性はまだ何か続けようとしている口髭の男性の言葉を遮り、それを否定した
「奴らが作り上げた技術もすでに我々の物、それを敵とし恐れや怯えと言った負の感情の中で滅べばよい」
ありとあらゆる負の感情をその機体に込めたのだろう、見様によっては禍々しくも神々しくも見えた
「見た目はともかく…、これほどの機体を現在の技術で満足に動かせるはずが…」
図面やそれに付された予定スペックや特殊機能を実現するのであれば、現在の技術では不可能であった
口髭の男性が言わんとする事は一般論でしかないが、それを越えられる程の技術は確かに存在しない
「それが出来るのだよ、そちらの説明は私からではなく彼からして貰おう …入りたまえ」
先程のように口髭の男性の言葉を遮ると、ひとりの男性が招き入れられる
照明のせいかいささか疲れた顔をしているように見えるが、その目には確かに強い怒りの炎が宿っていた
その男性は口髭の男性の隣席に座ると、無言のまま彼に数枚の写真と図面で構成された資料を手渡した
「まさか…、これは…! こんなものが…! 貴様ら一体何を…!」
その内容を理解した途端青ざめ声を荒げる口髭の男性の声を、またも白髪混じりの男性が遮る
「コーディネーターの自由と正義の為に、連中に天の裁きを与えねばならんのだよ」
603 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/25(水) 23:22:44.34 ID:Z/FCy3of
続かない
604 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/25(水) 23:26:15.63 ID:Z/FCy3of
誰が出て来て何の話をしてるのか、ってのが分かって貰える文章を書いてみようという実験でした
誰かが当ててくれたら補足とか…する…かも
レヴィとかメアリー・スーだろ
だな
つまらん
レヴィ=メアリー・スー
608 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/25(水) 23:31:37.14 ID:yDp3tcZx
落伍者の顔面トランザムw
メアリー・スーレヴィ帰れ
>>551 板チの駄文だよそれ
>>558 当然、ただの自慰行為だから
561-562,564,568
日本語ができるようになってから書き込みましょう
611 :
レヴィ ◆fNI.xrav.L8B :2012/01/25(水) 23:38:02.68 ID:15jcO2nM
>>602 口髭=シーゲル
白髪混じり=パトリック
白い機体=ストライク
新型機=フリーダム・ジャスティスあるいはプロヴィデンス?
メアリー・スーねぇ
どの辺に私が自己投影してるんだろう
遊戯王小説ほんと面白い
勝太郎は仲間になるんでしょうか?
たのしみでしかたない
614 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/25(水) 23:43:44.62 ID:Z/FCy3of
>>611 あたり、そして補足という名の言い訳コーナー
茂に渡された資料=NJCのデータ
渡してる人=息子が死んだニコルパパ
新型=フリーダム・ジャスティス・プロヴィテンスの三機
しかし固有名詞を封印するだけでここまで書きづらいとは思わなかった
最後に出した固有名詞だけで全部を繋げるのは無理があったんや!
615 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/25(水) 23:54:13.63 ID:B8Bj1990
>>604 乙です!
2人の文官ってのはシーゲル・クラインとパトリック・ザラですかね?
フリーダムとジャスティス、プロヴィデンスの開発秘話ってところですか。
招き入れられた男性ってのがよくわかりませんが、ニコルの父親でしょうか?
確かNJCの開発してたんじゃなかったでしたっけ?
616 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/25(水) 23:56:27.18 ID:B8Bj1990
ありゃ、携帯で打つのに手間取ってるうちに補足されちゃってたかw
617 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/25(水) 23:57:59.30 ID:Z/FCy3of
>>615 どこのスレで見たかは忘れたけど「ザフトでガンダム顔って、既存の技術無視しすぎじゃね?」と言うレスを元に書いてみた
何で似てるのか謎と言われてたので、連合への威嚇や皮肉と言う意味であえて似せたと言う形で処理してみた
あとNJCも息子が殺されてマジギレしたニコルパパが、研究データを一気にまとめてやつれてる的な感じにしてみた
本当は茂以外の議員全員を集めて開発計画を通す前の工作をする凸父と言う形で構成したかったけど、容姿が不明なので喋るのは凸父と茂だけにした
いつものSSの人寝ちゃったのかな
遊戯王の続きみたいね
俺も見たい
メアリー・スーばっかでつまんねここ
あの人くらいだよな書いてるの
遊戯王の人はまじで最高
わかる
おもしろすぎるよほんと
遊戯王のSSの人のSSくらいしか楽しみがないよ・・・
あーあ
癌の奴らが構うからここもひどい有様に・・・
626
お前が荒らすからだお
消えろモリーゾ
癌お得意の責任転嫁ですか
都合が悪くなると何でもモリーゾね
便利な言葉だなモリーゾってw
癌が凸って来たりメアリー・スー全開の駄文投下してこなきゃこんなことにはならなかったんだがな・・・
まぁそうやって殺生丸スレや模型店スレを潰してきたのが癌だし
630
責任転嫁すんなよモリーゾ
出たよ必殺のモリーゾガーモリーゾガー
常時ID表示とかにしないとダメかなぁ……
癌が書きこむのやめてくれたらそれで済むのになw
全くだよ
あいつらが書き込むからモリーゾも居座るんだよな
モリーゾだって住民と一緒に楽しくSS書いてるだけじゃないか
癌がそれを奇声を発しながら邪魔しに来てんだよ
癌はあといくつスレ潰したら気がすむんだよ
ほんとだよな
俺たちゃただSS書きたいだけなんだよ
何でこっちまで言いにきてんの
癌まじきもい
637 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/26(木) 04:40:23.61 ID:/GUoS+3L
じぁあ、ID出してみようか
はぁ・・・
>>1くらい読んでほしいわ
癌はすぐ顔面トランザム状態で書き込んでくるから厄介
639 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/26(木) 04:55:43.94 ID:/GUoS+3L
「sage」進行で荒れてるんだから、あえてID表示にしてみるんだ
640 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/26(木) 04:57:22.63 ID:6syJsIDX
癌が癌がと言ってる奴は絶対にIDを出さない
理由は言うまでもないが
641 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/26(木) 05:03:35.50 ID:/GUoS+3L
いつも「癌ガー」と言ってる奴って、癌とか患ってるんじゃないか?
618-626,628-630,632-636,638
自演大変ですね
643 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/26(木) 05:32:27.70 ID:1lT+tif2
アンカもまともに打てない云々とか言ったりする人語の読めない喋る腐肉
実際モリーゾ一人ならここまで荒れなかったよ
あいつはスルーされるのが大嫌いだからな
スルーせずに餌を与え続けた癌厨のせいだな
わかる
癌厨は俺のSSに意見すんな!
こっちが過疎スレでやってるのに何わざわざ文句いいに来てるの
モリーゾをスルーできればここも荒れなかったのにね
これからはモリーゾスルーを徹底すべし
モリーゾもまったりSS書くだけだしね
うん
モリーゾのSSを邪魔しないほうがいいね
俺達癌厨は撤退してSSスレなんて忘れたほうがいい
だな
ましてやメアリー・スー全開の駄文を書きこむなど言語道断
癌厨のせいでSS載せにくくなったんだよおらああああ
人のSSにいちゃもんつけんな
モリーゾスルー徹底しろ
_,.. -──- 、,
, '" `ヽ.
//¨7__ / i _厂廴
/ ̄( ノ__/ /{ } 「 (_冫}
/ ̄l_// /-| ,! ム  ̄|_「 \__
. イ , /!_∠_ | / /_⊥_,ノ ハ イ
/ / / 〃ん心 レ'|/ f,心 Y i \__> ねむねぷ?
∠イ / ト弋_ツ 弋_ツ i | | \ ねぷは遊戯王の職人さんを応援してるよ
_/ _ノ| ,i ⊂⊃ ' ⊂⊃ ./ !、_ン
 ̄ ∨| ,小、 ` ‐ ' /|/| /
Y |ヘ> 、 _ ,. イレ| レ'
r'.| |;;;入゙亠―亠' );;;;;! |、
,ノ:,:|. !|く __ ̄ ̄ ̄__У ノ|:,:,ヽ
(:.:.:.:ム人!ヘ ` ´ 厂|ノ:.:.:丿
フレイ簡易まとめ
・最初はサイの婚約者というポジションで登場
・コーディネーターが大嫌い
・いろいろあって父親がザフトの攻撃であぼん
・キラをザフトと戦わせるため体を使って慰める(父親を失った事への復讐が目的)
・サイとの婚約を破棄(やめてよね事件)
・いろいろあってアークエンジェルを離れることになるが基地にザフトが攻めてきて仮面に拉致される
・イザークにいびられる日々を過ごし、その後仮面にNJCのデータを持たされてドミニオンへ放流
・ドミニオンあぼん寸前にクルーと脱出するも仮面のドラグーンであぼん
・ニュータイプ的な演出でキラさんに謝った後天に召される
とりあえず癌をここにこれないようにするまでSSは休止する
なんか文句言われるしな
じゃあTCG板行ってくるノシ
653 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/26(木) 06:05:09.09 ID:1lT+tif2
自演乙
>>652さんのSSが見たい奴は癌の追い出しに協力しろ
655 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/26(木) 06:14:14.14 ID:1lT+tif2
652=癌な訳だが何か?
そんなに自慢できる大作ならしかる所に応募すればいいのにそれかブログにすればさらにファンが増えるだろ何でやらないの?
657 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/26(木) 06:56:47.56 ID:6bKqhzHu
遊戯王はもう書かなくていいです
間違いが多すぎて吐き気がします。遊戯王やってる身としてはただの小説センス0の駄文ですね。
658 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/26(木) 07:00:25.37 ID:6bKqhzHu
訂正
0「未満」
遊戯王は絶対に板違いでしょう
遊戯王本スレにも行ってみては?どうせスルーされるだけでしょうが。
659 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/26(木) 07:09:57.53 ID:VgMMgjl2
ID出せー
660 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/26(木) 07:15:45.81 ID:/GUoS+3L
ID非表示君は、シャア板(ガンダム)なのに遊戯王とか言ってるの?
バカ?
661 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/26(木) 07:16:58.80 ID:1lT+tif2
個人情報ガーファッビョーーーーーン
662 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/26(木) 07:19:53.66 ID:/GUoS+3L
モリーゾへ
お前の個人情報なんかグーグル先生に聞くと、ある程度でるんだよ
663 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/26(木) 08:07:37.64 ID:6i3alQnR
落伍者さんがここまで厚顔無恥でいられる事はある意味すごいですね
664 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/26(木) 08:22:43.03 ID:g57h3q6J
で、IDどうする?
職人はSS書くとき出すとして、感想をどうするかだな。
自賛クン本人もスルー徹底しろと自分で言ってるし
IDオープン徹底→sageスルーならまるっと解決するんじゃね?
665 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/26(木) 08:31:27.77 ID:/GUoS+3L
>>664 荒らしが出たときだけ、ID出すとかは?
666 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/26(木) 08:32:05.45 ID:6syJsIDX
識別の為にもそれが無難だと思うね
明らかに自分だけが浮いてると分かれば自賛君も消えるだろうし
667 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/26(木) 08:47:13.10 ID:6syJsIDX
読みたいのはSSだし、アドバイスや感想も更に良い物を期待して書く訳なんだけど
賞賛以外は全て荒らしとして暴れるくらい完成度が高いと自分で思ってるなら
ここでなく然るべき場所に応募なりしてみれば良いと思うんだけどね
668 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/26(木) 11:05:05.48 ID:6iwufHGd
下らないエロ妄想や勇者様(笑)願望しか書けない汚物には不可能ですな
まず日本語が理解出来るようになってから出直して来るべし
669 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/26(木) 12:21:53.45 ID:2kV55SBM
それ以前に人間(大人としての、ではなく)としてのモラルやマナーが理解できるようになってからじゃないと。
人の気持ちを理解出来ない、しようとしないような奴に面白いSSが書けるものか。
670 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/26(木) 13:15:20.92 ID:cfbGfqE8
あれはただの台詞集だしな、SSが何の略か理解してから出直すべき
一生無理だと思うけども
第三者のここの住民から見ればモリーゾも癌スレとやらもどっちも荒らしですよっと
671
消えろモリーゾおおおおおおおおおおおおおおおおおお
はいはいモリーゾモリーゾ
いい加減このスレ来るのやめてもらえない?
実際モリーゾも癌細胞スレの住民もこちら側からみれば同種だよな
675 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/26(木) 15:16:47.10 ID:Cqulm1l1
良い自演だ
感動的だな
だが無意味だ
俺たち癌細胞スレは2chからモリーゾを駆逐するためならいくらでも動くよ
そのためにスレがどうなろうが知ったことじゃない
恨むならモリーゾを恨め
677 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/26(木) 15:19:33.59 ID:6iwufHGd
いい加減、ネットにも現実にも居場所なんて無いんだから諦めれば良いのに…
ねぇ、落伍者モリーゾ君www
678 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/26(木) 15:34:45.01 ID:/GUoS+3L
676
荒らし宣告?
通報して良いよな
679 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/26(木) 15:42:56.36 ID:6ZFx0t8i
>>678 癌スレとやらのやつらを通報したはずなのに
IP調べて捕まったのは何故かモリーゾと名乗る
ここでスレチはSSを大量投下してたヤツただ一人だったという…
癌スレとやらのやつらを通報したはずなのに
IP調べて捕まったのは何故かラテールの神と名乗る
中卒無職ヒキニート荒らしのヤツただ一人だったという…
681 :
レヴィ ◆fNI.xrav.L8B :2012/01/26(木) 16:23:46.86 ID:oohg405l
という妄想(ゆめ)を見たんですねわかります
ちゃんと評価されたいならアドバイスされたことを踏まえてちゃんとしたSS書けば良いじゃん、ガンダムの。
それとも永遠に高校生にすら劣る文章力のままでいるの?
682 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/26(木) 16:42:24.99 ID:f4d3k1XX
ラテールの神と名乗る中卒無職ヒキニートのモリーゾ
うんうん、違いねぇw
モリーゾと名乗る中卒無職ヒキニート15歳のラテールの神
うんうん、違いねぇw
684 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/26(木) 16:57:10.81 ID:6iwufHGd
※30近くにもなって10代のガキに自分の悪行を擦り付けようとする変質者の顕著なる一例
685 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/26(木) 16:57:32.96 ID:XYm+x7iC
ID出さないで印象工作とかばかすぎるな
モリなんとか
686 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/26(木) 17:05:55.77 ID:cfbGfqE8
ところでここって、原作キャラを使ったコメディネタって容認して貰えるのかな
ふと思いついたネタがあるんだけど、作中通りなら絶対しないようなギャグキャラになっちゃう
687 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/26(木) 17:22:19.38 ID:1oCQOqST
久々に来たら高橋が寄生してやがる
とりあえずレヴィさん乙
次スレはこのペースなら近いうちにいくだろうから
投稿と評価の時だけID表示にしたほうが良いだろうね
>>686 楽屋オチで済ませられる程度なら個人的にはいいと思うけど?
あまりやりすぎたらどっかの馬鹿と違ってちゃんとした
読者が注意するだろうし。とりあえず楽しみにしてます
688 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/26(木) 17:23:22.40 ID:/GUoS+3L
>>686 俺は読んでみたいな
ただ、やりすぎはヤバい気もする
例えば
名前をキラ・ヤマト→フリーダムに変えたり
趣味をホエールウォッチング
仕事ニート
これはやりすぎ
コメディ系だと、こんな感じかな
例
とあるミネルバクルーの休日・エクシアと00とクアンタと刹那
こんな感じかな
689 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/26(木) 17:35:44.06 ID:2kV55SBM
>>686 個人的にブラックジョークの類は好きじゃないかな。
そうでない、単純なバカ話としてのコメディなら大歓迎。
690 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/26(木) 17:38:43.16 ID:cfbGfqE8
>>687-688 thx、程度にもよるわけか
あらすじはスポンサー(アレハンドロ)の依頼であるものを手に入れるべく、経済特区日本に向かうアリー
向かった先でマイスターやルイスと鉢合わせるが、目立つなと言う依頼なので…って内容なんだがやめとくか…
AC5買った
これからプレイする
インストール長くてプレイできない
インストール必須とか時代遅れだろ
693 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/26(木) 17:41:15.45 ID:/GUoS+3L
694 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/26(木) 17:54:02.77 ID:2kV55SBM
>>690 ものすごく気になります。
ぜひ書いてくだされ!
695 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/26(木) 17:54:54.89 ID:cfbGfqE8
>>689.693
まあその依頼の品がアレハンドロの(ネタとして)趣味丸出しのブツなんでまずいなと思ってさ
そこは別の物に出来るし展開も変えられるけど、コメディそのものが嫌いな人もいるしね
696 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/26(木) 18:03:42.50 ID:1oCQOqST
>>695 男は度胸!!とりあえず書いてみるもんさ
きっとバカ受けかもしれないし駄目でも批評で
今後の自分に+になるかもしれないぜ
SSスレまで乗っ取るとか
癌厨はマジで癌細胞だな
新シャア追放された荒らし集団が新シャアに書き込むな
698 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/26(木) 18:15:06.82 ID:cLNX0bAU
俺はモリーゾ
なんかしらんぞ
て言うかなんでもかんでも
モリーゾ認定するのは良くない
700 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/26(木) 18:21:33.19 ID:B46fkXmu
>>695 投下しちゃえ
誰もが賞賛する作品なぞ神でも不可能だ
中には厳しい意見も出るかも知れないが
そんなもんは自分の肥やしにしてしまえ
>>699 名無しのID無しで"俺"とか自己主張されても正直困ります
702 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/26(木) 18:23:01.32 ID:/GUoS+3L
ねぇ、本人があまり乗り気じゃないのに周りが無理矢理投下させようとしてどうするんだ?
>>690 もしイヤなら、別の作品で投下してください
703 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/26(木) 18:25:41.32 ID:VgMMgjl2
まずID出せ
704 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/26(木) 19:05:38.29 ID:8je4E3TW
まずBBDを荒らし報告して規制するなら別にこのスレを立ててここはBBD隔離場(BBD一人だから埋まるのも遅い)にすればいいと思う
706 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/26(木) 19:34:23.06 ID:t/Uk640M
>>699 とりあえずID出してコテハン名乗りなよ。自演疑われたくなかったらそれがまず一歩。
ACで女子とBC中w
708 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/26(木) 20:11:53.77 ID:Fj+s6TIM
ここは貴方のツイッターではありません
SSと関係ない雑談は自重してください
709 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/26(木) 20:19:59.48 ID:XYm+x7iC
あと癌スレがどうのとか言ってるけど
癌スレがそんなに気になるなら
癌スレに行きなさい
710 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/26(木) 21:09:11.92 ID:1lT+tif2
ID出しを提案すると癌スレのノリで云々言うがどこの癌スレだろう
711 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/26(木) 21:43:02.60 ID:1oCQOqST
>>708 真面目な話ガン無視してた方が良いよ
モリーゾ高橋はリアルでの会話に飢えてるのか
(家族とすらまともに話してるのか怪しいぐらい)
注意レスですら喜ぶぐらいのガイキチだから
それに真面目に注意して止めるくらいなら
とっくの昔に治ってるだろうしね。スルーが一番
AC思うように動かせん
コントローラー投げたわ
こんなクソゲー割ってやりたい
くそげーくそげー
ジャンプも低いしすぐにビルにぶつかる
敵のヘリには攻撃が当たらない
最初のACにフルボッコにされたまじksゲ
モリーゾだか馬鹿もそれを知ったかでオチスレ外で垂れ流す馬鹿もうざいっての
さっさと最悪帰れよ
あまりにも糞すぎるから箱にジャンプして割ってやったプラスチックのケースをな
かずひろには怒られるだろうが後悔はしてない
カズヒロもっとましなゲーム買え
買うにしてもネプテューヌくらい簡単なのに白
え?なにこれ?
718 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/26(木) 22:37:57.10 ID:1lT+tif2
阿呆未満の落伍者の自演ショー
719 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/26(木) 22:53:47.71 ID:t/Uk640M
しばらく放置して、レス溜まったら荒らしとして通報しかないね。
720 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/26(木) 23:02:22.13 ID:lD1+Mnu9
十分溜まってる件について
かずひろにびんたされてほっぺが痛い
あーまじうぜぇ
セリフ集含めてすでにレス削除依頼が出ている件について
俺もアポトキシン4869飲めば人生やり直せる
723
小学生に戻ってもオツムが小学生未満じゃなんの意味も無いぞ落伍者www
>>724 だーかーらー
そうやってオチスレのノリで騒ぐんじゃないって
完全スルーでログが溜まったら通報
もうこれで良くない?
このままじゃ職人さんも投下し難いでしょうし
俺もいつか櫂かオブライエンが呪縛から時払いに来てくれるんだ
落ち着いたようなのでSS投下します
727
消えろモリーゾ
しつこいんだよ癌スレ民
そうやっていくつのスレを潰してきたんだよ
頼むから不毛な争いは他でやってくれ・・・
こっちから見ればモリーゾもウォッチスレ住民も同じなわけだが・・・
734 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/27(金) 04:56:36.68 ID:XH7UuaoY
ID出しの流れになると、すっかりただの荒しになってしまいましたか
735 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/27(金) 06:45:19.94 ID:EwQfX2V0
本当にBBDを規制する気あるのなら書き込むなって言ってんのに…
ちょっと言い方が悪いかも知れないけど、癌スレ気分で他のスレでBBDに触らないでほしい。
あいつはかまってちゃんだから喜ぶだけだし…
BBD、俺に同意とか言って擦り寄ってきたら●ね
736 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/27(金) 06:55:56.10 ID:huagCCcX
737 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/27(金) 07:19:18.83 ID:t8NeiJDH
なんで、このスレが荒らされなきゃいけないんだ?
何かしたのか?
思い当たらないんだよな
738 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/27(金) 07:31:45.52 ID:YSFKr8jR
>>737 ここに駄文垂れれば賞賛されると思ってるからじゃないかな
>>737 俺たちのやっている正義の種厨叩きを邪魔するな!じゃないの?アホらしい
740 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/27(金) 07:35:46.28 ID:t8NeiJDH
>>738 このスレに妄言垂れ流されても困る
ウザいだけ
741 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/27(金) 07:40:41.94 ID:koFUEvgz
>>737 山スレのリザルト氏みたいに感謝されたいみたいよ?
出来る事は下らないエロ妄想垂れ流す位しか出来ない癖にさwww
742 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/27(金) 07:47:54.45 ID:t8NeiJDH
>>747 あの文章力で、SSスレで感謝?
まず無理
感謝されたいなら他の方法を探した方が早いだろうな
743 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/27(金) 07:55:47.17 ID:huagCCcX
>>737 あの台詞の羅列を誉めなかったからだよ。
なんでもすぐに忘れるくせに逆恨みだけは忘れないようだし。
それはそうと俺もなんか書いてみようかな?
旧作の話も宜しいの?
744 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/27(金) 07:59:13.68 ID:t8NeiJDH
>>743 ガンダムなら何でもOK
気楽に書いて気楽に投下してみてよ
気長に待ってるからさ
745 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/27(金) 08:43:06.45 ID:JRETVCP2
>>735 何言ってるか分らんので見てきたけど、ID出してないのは本人の自演の模様
荒れの原因を〜のノリで〜と諫めたふりをして自分以外に転嫁させたいだけ
向こうも基本ID出しだからすぐ分る
ID出してないのは全部あぼんでいいよもう
746 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/27(金) 08:47:49.82 ID:huagCCcX
AGEの売り上げ見に纏い
騎士王戦う人になれ
傷つくこと恐れたら
新シャアは癌の手に沈む
Breaker 癌厨 叩き潰せ
癌と騎士の果てしないバトル
BREAKER 水豚 叩き潰せ
日野に勇気を与えてくれ
アルフレッド 白いボディ
アルフレッド 黒い馬
アルフレッド騎士王 ヒヒヒーン!
今投下したらまずいですかね?
748
まずい
失せな
748
遊戯王の人以外は見たくない
帰れ
751 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/27(金) 17:34:19.98 ID:zrWCXSQu
752 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/27(金) 17:35:02.88 ID:t8NeiJDH
>>748 騎士王のは見たくない
ID出して、酉つけてね
753 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/27(金) 18:28:55.84 ID:EwQfX2V0
そろそろBBD規制報告していいんじゃね?
やり方知らないから出来る人お願いします<(_ _)>
>>748 構わん、坊主の好きにやらせろ
754 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/27(金) 18:52:15.06 ID:F754naZh
>>748 ID出すなら、どうぞ
遊戯王の奴いらんから
756 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/27(金) 20:35:53.78 ID:JRETVCP2
>>748 ID出せない人は連投荒らしですので無視してください
こういう状況ですのでIDコテ鳥表示で投下願います
それでは楽しみにお待ちしております
757 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/27(金) 20:47:34.32 ID:YSFKr8jR
758 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/28(土) 00:16:32.57 ID:V6W7an1I
んじゃ俺もいっちょ投下するか
>>758 どうぞどうぞ・・とりあえずお茶でも・・つお茶一式
760 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/28(土) 00:56:53.79 ID:71ZvOvO5
おっとっと
あ、自分も書いていいですか?
ペルソナ4と種死のクロスオーバーものなんですけど。
>>761 ペルソナはよそで頼む
ここはガンダムオンリー
それともいつもの荒らしかな?
え、ダメなの?
>>2でノンジャンルだからクロスオーバーもOKって書いてあったから、
てっきりいいものだとばかり思ってたんだけど……。
764 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/28(土) 01:30:10.56 ID:R/BmS/eO
OKだよ
ガンダムが絡んでればノンジャンルだよ
カモーン
765 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/28(土) 01:33:34.31 ID:XzUwx/Jm
イエッサー!
それじゃ、次のスレから早速投稿させて頂きます。
あと、自分忍法帳のレベル低いので多分レス食ってしまうので、申し訳ありませんが何卒ご了承を。
766 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/28(土) 01:38:51.80 ID:R/BmS/eO
OK!支援するよ
767 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/28(土) 01:38:54.29 ID:XzUwx/Jm
――ここは、どこだ?
彼が、最初に考えたのはそれだった。
彼は、先程まで宇宙にいた。
そこで、攻め入って来たかつての故郷“オーブ”の軍隊を、現在彼が所属する“ザフト”の
エースパイロットとして友軍と共に迎え撃っていた。そしてその最中、彼らを裏切り故郷の側
についたかつての上司と相見える事となった。
768 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/28(土) 01:40:12.15 ID:V6W7an1I
>>759 じゃあお言葉に甘えて
「うおおおおおおおおおおおおおおおおお」
彼の名はシン・ヤマト
マッドーナ隊のパイロットである
彼の愛機は月光
黒いカラーリングに細いボディの機動力の高い機体
三日月のような形をした2本のレーザーブレードが青く光り暗闇の中でぽつんと輝く
光が見えたと思ったら一瞬で機体が真っ二つにされていることから青い流星と恐れられている
「これでとどめだあ」
暗闇の中で青い光が一閃
やがて爆音があたりに轟く
「ふぅ・・・」
シン・ヤマトは機体を戦闘モードから通常モードに移行した後
制服の内ポケットからプラスチックの水筒を取り出し水を飲み一息つく
「全シャルドールのパイロットに告げる ガンダムの小僧とウルフのやつがアンバットに取り付いたそうだ」
宇宙要塞アンバット
ディーヴァ艦長グルーデックにより発見されたUEの宇宙要塞である
その戦略的価値は未だ不明だが
ここを抑えることでUEに大打撃を与えることは確実とされている
にも関わらず地球連邦軍は何の介入もし
少ないMS部隊でこの大要塞を攻略することとなった
769 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/28(土) 01:41:05.28 ID:XzUwx/Jm
かつてのプラント評議会議長パトリック・ザラの一人息子。
ザフト特務機関“FAITH”にも選ばれた、伝説のエース。
二年前の大戦を終わらせた英雄の一人。
そして、裏切った際に奪ったMSに同乗していた彼の同僚の少女諸共、
彼がその一刀の下に討ち取った筈だった、その男。
770 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/28(土) 01:43:20.68 ID:R/BmS/eO
771 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/28(土) 01:45:26.56 ID:V6W7an1I
「アラン どうした返事をしろ」
マッドーナが少々焦った声で部隊に呼びかける
「どうしたんです?」
「先ほどからシャルドール一個小隊との通信が途絶えている」
俺はレーダーに目を配るが機体の識別が確かに減っていた
「どの辺りで消えたかわかりますか?」
「この辺だ」
マッドーナからデータを受信しレーダー上に赤く座標が表示される
「様子を見てきます」
「頼んだ」
スラスターの音が宇宙空間に響き即座に座標へと向かった
772 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/28(土) 01:46:02.88 ID:XzUwx/Jm
幾度となく、その情けない姿と理不尽な言動に軽蔑の念や反抗の意思を
覚えたが、それでもその操縦技術は内心認めていたし、同じ志の下に戦う
仲間だと思っていた。
773 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/28(土) 01:48:25.88 ID:XzUwx/Jm
それなのに、それがかつての仲間だというだけで
戦場を好き放題に引掻き回しては自分たちに何度も辛酸を舐めさせた
テロリストを庇い、挙句に寝返ってかつての仲間だった彼らに銃を向け、
上から目線の言葉で彼の意思を否定する。
774 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/28(土) 01:48:30.98 ID:V6W7an1I
「アランさん 応答願えますか?」
辺りを索敵警戒しながら巡回するがシャルドールは見当たらない
しかし俺はある異変に気づく
小惑星がある一定の場所につくと目視で確認できなくなることに
「これって・・・」
俺が向かうと案の定そこには何かの空間があった
その空間の中には全長600メートルを超える戦艦の姿があった
同時に進行するとごちゃごちゃして駄目だなぁ
776 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/28(土) 01:49:53.96 ID:V6W7an1I
「これは・・・一体」
思わず口にしてしまったが
俺はハッと思いだしたかのようにマッドーナさんに通信で呼びかける
だが通信は繋がらずおまけに味方機の識別もレーダーに映らない
「どうなっているんだ・・・」
777 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/28(土) 01:50:45.06 ID:XzUwx/Jm
今回の一騎打ちも同様で、只管に彼の意思を否定する言葉を吐いては、
幾つもの戦いを潜り抜けた彼の攻撃さえ容易くかわしてのける。
その一方で、途中途中で挟まれる上司、否、裏切り者の攻撃を交わし切れず、
少しずつ傷ついていく彼の機体。
778 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/28(土) 01:52:33.33 ID:V6W7an1I
俺はとりあえず空間全域を見渡し確認する
すると巨大戦艦の上に一機のMSが立っていた
身の丈を超える剣に黒い馬
「我を呼び覚ますのは誰だ」
通信?いや違う これは直接脳に・・・
「我が名は騎士王」
779 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/28(土) 01:52:53.42 ID:R/BmS/eO
双方支援
780 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/28(土) 01:53:53.21 ID:XzUwx/Jm
まるで、それまで彼が築き上げて来た経験や努力さえも、裏切り者に否定されているかのような一方的な戦い。
そんな戦況が、否応無しに彼の精神を疲弊させ、冷静さを削り取っていく。
そうして乗機の武装がほとんど破壊され、自身もそんな劣悪な戦況と
壊れたスピーカーのように繰り返される裏切り者の戯言にいい加減うんざりとしていた彼は、
781 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/28(土) 01:54:19.49 ID:V6W7an1I
「騎士王?」
俺の問いを無視し騎士王と名乗る機体はさらに続ける
「騎士王アルフレッド 貴様は我がマスターか?」
「マスター?何を言っている?」
「やっと会えたぞ我がマスターよさぁ我とともに参ろうぞ」
782 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/28(土) 01:55:39.71 ID:NORqi3QF
783 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/28(土) 01:56:02.54 ID:V6W7an1I
俺の意識は途切れしばらくして目を覚ます
「ここ・・・は・・・」
青い空に白い雲 俺はなぜか地球にいた
何かの建物の前にいる
俺はあの時たしかに宇宙空間にいたはずだ
784 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/28(土) 01:56:31.40 ID:XzUwx/Jm
たった一つ残った武装に全てを賭け、裏切り者の駆るマゼンタのMSへと突撃して――。
そしてどういう経緯があってか、赤と黒の波模様が空を覆い、赤色掛かった濃い霧の中に
うつ伏せで彼――シン・アスカは倒れていた。
785 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/28(土) 01:56:36.33 ID:R/BmS/eO
ID:XzUwsx/Jm
786 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/28(土) 01:58:20.21 ID:V6W7an1I
「入らないのか?」
建物から出た2Mを超える長身中年の男に声をかけられる
がっちりとした身体つきに日焼けした身体
おまけに濃いヒゲに坊主頭 キリッとした表情
こいつは軍人か?
俺は恐る恐る後ろからついていき建物に入る
787 :
785:2012/01/28(土) 01:58:57.13 ID:R/BmS/eO
支援するよ
ID:V6W7an1l
帰れ
788 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/28(土) 01:58:59.78 ID:XzUwx/Jm
PERSONA DESTINY
1st PHASE I’m yourself, I’m your shadow.
「一体、どうなってんだ?」
血を透かしたような深紅の瞳でシンは辺りを見回したが、霧が深すぎて何も見えなかった。
789 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/28(土) 02:01:30.72 ID:XzUwx/Jm
今の彼の格好は、ここに来る前と同様、ザフトのエリート階級、
通称“赤服”“ザフトレッド”等と呼ばれる兵士用のパイロットスーツ姿だ。
ただし、ヘルメット――どうしてそうなったのか分からないが、バイザーに
大きな罅が入っている――は被っておらず、今は彼の傍でゴロリと転がっている。
790 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/28(土) 02:02:10.83 ID:V6W7an1I
「ここは・・・」
そこは大人から子供までたくさんの人間が何かに夢中になっていた不思議な場所だった
机を挟みお互い向き合い紙切れのような何かを手に持ち机の上に置いたり
俺にはその光景がとても神秘的だった
「やらないのか?」
男が俺をギロッと見て問いかけてくる
「やらないのかと言われましても・・・俺はこれが何をしてるのかさっぱりでして」
「何だ カードゲームは初めてか」
791 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/28(土) 02:03:52.08 ID:XzUwx/Jm
目が覚めた時からヘルメットは既に外れており、
その状態でも生きていられる事から、今彼の居る場所には空気が存在する、
つまり宇宙空間では無い事が分かった。
ではここは地球か、あるいはどこかのコロニーの中だろうかといえば、それも違うだろう。
792 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/28(土) 02:04:49.47 ID:V6W7an1I
カードゲーム?
一体何のことだ?
「あっそんなことよりアンバットは?UEは?敵は何処だ?」
俺がとっさにさっきの出来事を思い出し
周りの目を気にせず大声で叫ぶ
辺りの人間は手を止め何だなんだと俺に視線を集める
「あ いや・・・続けてどうぞ」
793 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/28(土) 02:06:09.31 ID:XzUwx/Jm
地球の空はこのような赤と黒の毒々しい色合いでは無いし、
コロニーならば天候・環境システムを操作すれば霧も含めて
今彼がいる環境を再現出来ないことも無いだろうが、それをする意味が無い。
そもそも、月付近の宙域で目下戦闘中だった自分が地球やコロニーに流れ着いたとは、
到底考えにくい。
794 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/28(土) 02:07:36.61 ID:V6W7an1I
「てめぇさっきっからうるせぇよ」
柄の悪い男が俺に向かってくる
ボサボサの赤髪にツンツンの目
ピアスに指のないグローブ
人目で不良だとわかる格好に
周りの連中も道を開ける
「聞こえねぇか?うるせぇって言ってんだ」
「すまない気にせず続けてくれ」
795 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/28(土) 02:08:31.18 ID:XzUwx/Jm
それに、霧に覆われて碌に見通す事が出来ないというのに、
何故だかそこが“見覚えある場所”のような気がした。
ここはどこなのだろうと、シンは思考しようとしたが、
その途中で別の疑問が頭に浮かんだ。
「戦況は、どうなったんだ?」
796 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/28(土) 02:09:31.09 ID:R/BmS/eO
ID:V6W7an1lは帰れ
ID:XzUwx/Jmは良作の感じがする荒らしに負けるな!
「続けてくれじゃねぇよ
この町内最強の勝太郎様に向かってんだよその態度は」
勝太郎と名乗る男はさらに近づきポケットから紙の束を取り出した
「座りな格の違いってもんを教えてやるよ」
未だゲーム中の客を押しのけさっさと椅子に座りカードを切り始める
798 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/28(土) 02:11:19.36 ID:XzUwx/Jm
月付近で展開されていたザフト要塞“メサイア”と
現プラント評議会議長ギルバート・デュランダルが提唱した
法案“デスティニープラン”を賭けたオーブ軍との防衛戦。
守ると誓い守れなかった少女やある戦友のような人の業が
生み出した悲しい人々が生まれない、彼の家族を奪った戦争が起きる事の無い、
「いや こいつはカードゲームは未経験なんだ」
間にさっきの男が入るとため息をつき勝太郎と名乗る男がため息を付く
「未経験だぁ?」
「俺のこのデッキを使えあとは俺が教えながらでいいな?」
さっきの男からデッキと呼ばれるカードの束を受け取り
俺はカード1枚1枚丁寧にめくりカードに目を通した
800 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/28(土) 02:13:38.15 ID:XzUwx/Jm
そんな世界を望んでその戦闘に参加していたシンが、
その戦況を気に掛けない訳が無い。
友軍は――かつての所属艦だったミネルバとそのクルー達は?
メサイアは? その中で指揮を取っている議長は?
オーブ軍――それを実質的に率いているラクス・クラインとその一派は?
そしてそこに見覚えのあるイラストを発見する
ー騎士王アルフレッドー
「これは!」
あまりの出来事に俺は驚きを隠せず声を上げる
「どうした?ん?騎士王アルフレッドか 見たことあるのか?」
見たことあるも何も俺はこいつに出会ってからこのわけのわからない世界に飛ばされてきたんだ
ということはこれは偶然の出来事ではない?
802 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/28(土) 02:15:45.40 ID:XzUwx/Jm
「アイツは……アスランは?」
遂には耐え切れず、シンの口から最後に戦った相手にして、
その決着がどうなったか分からない裏切り者――アスラン・ザラの名前が
苦渋と不安に満ちた呟きとして漏れた。
誰かに彼と、そして彼とシンとの一騎打ちの結果がどのようなものになったかを
これは俺に与えられた試練なんだ
「おっさん どうすればいいんだ?」
「そのおっさんってのはやめろ 俺にはおさないかずひさという名前がある」
「おさ・・・ないさん?」
「呼び方は何でも構わん とにかくデッキの中からカードを1枚選びカードを裏向きで出せ」
裏向きで・・・か
俺はマロンを手に取り裏向きで置こうとした
804 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/28(土) 02:18:14.71 ID:XzUwx/Jm
問い質しているともとれる言い方だが、しかしその返事が返って来る事は無かった。
当然だ。
周囲は何処を見回しても霧が立ち込めるばかりで、
それらしい気配も感じない以上、そこにはシンしかいないのだ。
彼しか居ない以上、返答が返って来る訳が無い。
805 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/28(土) 02:19:08.22 ID:R/BmS/eO
ID出しを支援
「ああ言い忘れてた 最初におけるのはグレード0
まぁつまり右上の数字がおのカードしか置くことができない」
じゃあグレード1のマロンは置けないわけか
どらんがる?これなら右上の数字が0だ
「よし 完了」
「そしてデッキをカットし上から5枚カードをドローしろ」
ふむふむ・・・
ブラスターブレード 小さな賢者マロン アルフレッドアーリー エレイン 騎士王アルフレッドっと
早速騎士王アルフレッドが来たぞ
これは心強い
807 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/28(土) 02:20:48.68 ID:XzUwx/Jm
そう、そこにシンしかいない――その事実“自体”に間違いは無かった。
『アスランがどうなったか、知りたいか?』
返って来る筈の無い返答が、返って来た。
「っ!?」
ギョッとし、声のした方にシンは振り返った。
見れば、その方向を埋め尽くす霧越しに、人らしき黒いシルエットが薄らと透けていた。
808 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/28(土) 02:23:14.21 ID:XzUwx/Jm
「だっ、誰かいるのか!?」
この深い霧越しに姿が見えるということは、それなりに近い位置にいるということだ。
それなのに、声が発せられるまでシンはその気配に全く気付かなかった。
ザフトのトップエースにまで登り詰めた彼が、だ。
そのせいで生まれた動揺から冷静さを欠いたせいで、
霧の奥にいるらしい声の主にシンは思わず怒鳴り声を上げた。
「で、気に入らないカードがあったらデッキに戻し引き直すことが出来る」
「んー特にはないな」
「じゃあはじめるぞ 今回お前は初めてだから相手の先行でいいな」
「なんでも構わん」
「よし じゃあ裏向きで出したカードを表にしろ」
お互い最初に裏向きで出したカードを表にする
俺が出したカードはどらんがる
相手の出したカードはリザードソルジャーコンロー
「後悔するなよ 俺のターン ドロー」
810 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/28(土) 02:23:46.75 ID:R/BmS/eO
ID出し支援
811 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/28(土) 02:26:05.43 ID:XzUwx/Jm
だが、それに意に介さないように、どこか卑屈で皮肉染みた口調で声の主は彼に驚きの言葉を告げた。
『アイツなら、お前を途中で割り込んだルナごとアッサリ倒していったよ』
「なっ……!?」
声を掛けられた時とは比べ物にならない衝撃が、シンを打ち据えた。
「鎧の化身バーにライド」
勝太郎と名乗る男はリザードソルジャーコンローの上に1枚のカードを重ねる
「コンローの効果発動 このカードにライドされた時このカードはソウルからリアガードに コンローを中央後ろに移動 そして攻撃!」
「ヴァンガード つまり真ん中のカードが攻撃する時デッキからカードを1枚めくり手札に加えることが出来る」
男が説明を終えると勝太郎と名乗る男はデッキの一番上を俺に見せ手札に加えた
814 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/28(土) 02:28:18.19 ID:XzUwx/Jm
二人の一騎打ちはアスランが勝ち、どういうわけかルナ――彼の同僚にして、
守ると誓った二人目の少女“ルナマリア・ホーク”も巻き添えを食らったという、声の主の発言。
アスランに負けたというだけでも最悪の結果なのに、泣きっ面に蜂とばかりのルナマリアの凶報。
そのあまりの事態に、シンは驚愕の声を漏らすしか出来なかった。
「ダメージを受けた場合デッキの上からダメージゾーンにカードを置く
ま、ディメンションゼロのスマッシュみたいなもんだ こっちは表向きだがな」
俺は言われた通りにデッキの上のカードをダメージゾーンに置いた
まぁるがる
「そいつの右上に引の文字が見えるだろ」
「ほんとだ」
「つまりカードを1枚引ける そしてどれかのパワーを+5000だがこの場合は意味ないな」
勝太郎と名乗る男はカードを横向きにしたままターンエンド宣言をした
816 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/28(土) 02:30:50.04 ID:XzUwx/Jm
だが、そんな彼に追い打ちを掛けんばかりに、声の主は更に無情な事実を告げる。
『その後、アイツは“ミネルバ”を堕とした』
ミネルバ。
今回の防衛線の直前まで彼が所属していた、最新鋭のザフト高速艦。
まともな進水式も行われないまま出港することとなってからほぼ一年、
多くの苦楽を共にして来た彼の“家”ともいえた存在。
「俺のターンか ドローえーとライドだっけ?」
「いんやその前にどらんがるの効果を読め」
山札から5枚をめくり探求の騎士ガラハッドがあればライド出来る か
俺は山札の上から5枚をめくるとそこには運良く探求の騎士ガラハッドがあった
そのままライドし残りのカードをデッキの奥に戻した
818 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/28(土) 02:33:27.08 ID:XzUwx/Jm
ルナマリアを含む、気心の知れた多くの同僚や上司が乗っていた。
その艦が、アスランによって堕とされた?
『酷い話だよな? 自分だって思い出もあれば知り合いとかもいるだろうに、
平然とエンジンやら格納庫やらぶち抜いて爆発させるんだもんな。多分、ヨウラン辺りが死んだぜ?』
819 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/28(土) 02:35:39.99 ID:XzUwx/Jm
そうだ。
アイツだって、ミネルバにいたんだ。一緒に、ミネルバを守ってきたんだ。
なのに、それを堕とした? 平然と?
嘘だ、と言い返したかった、しかしその言葉を声にすることは適わなかった。
「今のはスペリオルライド つまり通常のライドとは違うものだ お前はまだグレード2のカードがあればライドすることができる」
ブラスターブレード これか
「ブラスターブレードにライド」
「馬鹿な・・・1ターンに2回のライドだと ありえない・・・」
「そして手札のカードをコールとして5つの場所のどこかに出すことが出来る
前衛と後衛はいつでも入れ替えることが出来1ターンに何度でもコールすることができる
気をつけるのは真ん中のカードのグレード以下のユニットしかライドできないことだ
お前は今グレード2だからグレード2以下ならコールが可能だ」
821 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/28(土) 02:38:33.82 ID:XzUwx/Jm
『そして、アイツはあの新しいフリーダムや、前にアスハが乗ってた金ぴかと合流して大暴れ。
向かってくるMSは適当に武装を壊して宇宙漂流の刑。戦艦やらレクイエムの軌道を曲げるための
改造コロニーやらは、殺さず済ませるのが面倒だったのか知らねーけど極太ビームサーベルでズッバズバ。
一緒に連れてきたオーブ軍の連中も調子に乗りまくり』
822 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/28(土) 02:39:25.15 ID:R/BmS/eO
ID出し支援
結構ダークな話だよな
「よし 右前にマロンを 右後にエレインを 左前にギャラティンをコールだ」
「後ろのユニットは攻撃することができないが 前のユニットが攻撃する時そのパワーを足すことが出来る
この場合マロンの攻撃時 エレインの4000が加わり12000になるな」
よし 9000のブラスターブレードに 12000のマロン 10000のギャラティン
どれもバーの8000を上回ってるぞ
この3回の攻撃が通れば相手に3のダメージを与えられる
俺はヴァンガードの人支援w
ヴァンガードの人超おもろい
826 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/28(土) 02:41:22.24 ID:XzUwx/Jm
相手が少しずつ近づいているらしく、霧越しのシルエットが段々大きく、濃くなってくる。
『最後にゃメサイアも仲良く一斉射撃かましてボコボコにしてから、中の議長諸共陥落。
アスランのハゲ曰く、「未来を殺す」最悪の魔王デュランダル議長とその傀儡ザフト。
827 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/28(土) 02:43:59.27 ID:XzUwx/Jm
彼らを触れさせる事も無く倒し、自分達の自由と平和を守った英雄ラクス・クラインと愉快な仲間達。
さぁ、私達の戦いはこれからですわ!』
相手が近づくに連れてハッキリしてくる、霧越しのシルエット。
その “酷く見覚えのある”形に、しかしシンは違和感を覚えることも出来ない。
828 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/28(土) 02:44:52.62 ID:R/BmS/eO
荒しなんか気にせず、ドンドン投下してよ
ID出しの人
支援するよ
「よしっエレインのパワーを足してマロンで攻撃だ」
攻撃が通り1枚のカードがダメージゾーンに送られる
ゴクウ
グレード3のユニットだ
どうやらトリガーではないみたいだ
ほっとした俺はさらに追い打ちをかける
「ギャラティンで攻撃」
「ドラゴンダンサーモニカでガード」
ドラゴンダンサーモニカがガーディアンサークルに置かれる
「そいつはシールド持ちのユニットだ カードの下に数値があるだろ
それがシールド数値 相手の攻撃時手札から切ることでユニットのパワーをその戦闘中だけ増やし防ぐことが出来る」
830 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/28(土) 02:46:19.80 ID:XzUwx/Jm
声が告げる絶望の事実を整理することが出来ず、茫然と聞き流すことくらいしか
今の彼には出来なかった。
『……可哀想になぁ。家族を奪われたあの日からずっとずっと力を追い求めて戦い続けて、
やっとの思いで手にした“戦争の無い世界”への希望を、こんなにも簡単に呆気なく踏みにじられるなんてな』
「だが俺の攻撃はまだ終わっていない ブラスターブレードで攻撃えっとたしかカードを引くんだよな」
ふろうがる
覚と書いている
「それはスタンドトリガー 横向きのユニットを起こすことが出来る まぁつまりもう一度攻撃ができるってことだ」
「ちぃ・・・ここでトリガーを引いてくるとは・・・」
俺は起こしたギャラティンでもう一度攻撃し結果3ダメージを与えることに成功する
832 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/28(土) 02:48:11.38 ID:R/BmS/eO
ID出し支援
ヴァンガードおもしれえええええええ
マジ支援w
834 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/28(土) 02:48:41.18 ID:XzUwx/Jm
霧越しのシルエットの拡大が収まり、赤色掛かった黒一色だったそれの本来の色合いが少しずつ見えて来た。
どうやら、声の主は大分近くまで来たらしい。
『でもさ――』
声の主が、シンの目の前までほんの3,4歩というところで足を止めた。
やばい魅入ってた
836 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/28(土) 02:50:57.20 ID:XzUwx/Jm
すると、それまで膜のように周囲を遮っていた霧が、急激に薄くなり始めた。
『それでこそ“復讐”のし甲斐があるってモンだよな』
壊れたラジオから流れたようなノイズ音混じりの声が狂喜を滲ませてそう言う。
それに続くように、声の主を隠していた霧が急激に薄くなり、その姿を顕にした。
その姿を目にして、思わずシンは目を見張った。
837 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/28(土) 02:53:33.84 ID:XzUwx/Jm
声の主の“有り得ない姿”に、フリーズしていた彼の思考回路を無理やり再起動させる程の驚愕が彼を襲った。
『そうだよなぁ? ――“俺”』
馴れしたんだ痩躯を覆う赤と薄紫色のザフトレッド用パイロットスーツ。
ヘルメットを着けておらず、丸見えになった首から先にあるのは、10代後半頃の少年の顔。
838 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/28(土) 02:54:32.92 ID:R/BmS/eO
wktkID出し支援
俺は断然ヴァンガードの人かな
840 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/28(土) 02:55:23.18 ID:Ebjsq/Rw
リベンジャーシンキター!
841 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/28(土) 02:55:57.22 ID:XzUwx/Jm
ところどころで寝ぐせが跳びはねる黒髪が頭部を覆い、
幼さの残る生意気そうな顔は笑いつつも吊り上げた目頭と眉から
憎悪を有らんばかりに発散する、狂気染みた表情を浮かべている。
もっとも目立つ特徴である目が、血を透かしたような真紅ではなく、
濁った金色の光彩を放っているという事。
842 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/28(土) 02:56:22.74 ID:/NRNZJQ2
復讐劇に期待AGE
俺もヴァンガードの人
844 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/28(土) 02:58:10.03 ID:XzUwx/Jm
そして、その声が壊れたラジオのようなノイズ混じりであるという違いはある。
だがそれ以外は、その姿形も、その声質自体も、
構成する要素の何もかもが、全てが“彼”だった。
驚愕に目を見開くシンの目の前で、
“もう一人のシン・アスカ”が、その笑みをニヤリと強くした。
846 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/28(土) 03:03:32.17 ID:R/BmS/eO
支援
wktkが止まらないよ
847 :
ペルデス:XzUwx/Jm:2012/01/28(土) 03:03:32.53 ID:XzUwx/Jm
すんません。時間も時間なので今日はここまでということで。
それと、今後は分かりやすいようにこのコテハンで投稿しようと思うのですが、宜しいでしょうか?
848 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/28(土) 03:07:17.34 ID:R/BmS/eO
>>847 荒らしに負けないでね
て、いうか次楽しみだ
レヴィさんとかペルデスさんとか、上手い職人さん増えたなぁ
849 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/28(土) 03:07:27.26 ID:/NRNZJQ2
850 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/28(土) 03:10:32.95 ID:NORqi3QF
>>847なりすまし対策に #(任意の文字列)でトリップをつけることを推奨する
どこの何とは言わないがなりすましいるので
851 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/28(土) 03:12:33.04 ID:R/BmS/eO
ねえ、次スレ常時ID表示でいかない?
853 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/28(土) 03:18:03.39 ID:R/BmS/eO
このまま荒らされるわけにもいかないしなぁ
854 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/28(土) 03:48:49.38 ID:UyQd7zGS
この流れの中で
>>1を利用するのは荒しだけだな、しかも次スレに責任転嫁用偽テンプレ入れているし
855 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/28(土) 03:50:02.51 ID:B7md49La
テンプレ勝手に変更するな
なりすましもいい加減にしろ
一流経営者日野>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>変質者福田
857 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/28(土) 08:30:12.14 ID:71ZvOvO5
おいヴァンガードも板違いだろうが!!ふざけんな!!ぜんっぜん面白くねぇ!!
856
なりすまし乙
858 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/28(土) 09:07:40.33 ID:3lkDV6hC
・XzUwx/Jmさんお疲れ様でした、重箱の隅をつつくような添削になりますが…
>>804 >彼しか居ない以上、返答が返って来る訳が無い。
「頭痛が痛む」と同じような表現になってしまってます、「返答」>「答え」にすると
違和感なくなります、
シンがこの声にどう反応していくのか、彼の言う通りのIF展開が待ってるのか等
次回が楽しみなストーリーです、頑張ってください
・V6W7an1は
>>499の文章をもう一度、できれば声に出して読んでください
読めない漢字が出たら調べる努力をしましょう、Googleに漢字をコピペして、その後ろに「 読み」と打てば
大抵の漢字の読みがわかりますよ
・カードバトル物のSSを書きたいのであればここではなく、該当するスレでやればキチンと評価されると思いますよ
はっきり言いますが、貴方の自演以外でこのSSを賞賛してくれる人はこのスレにはいません、エロのソムリエにハム太郎のぬいぐるみを見せて
「このガンプラ、カッコイイよな!」と聞いてくるようなものです
859 :
ペルデス ◆rvCk.7NUZ2 :2012/01/28(土) 15:31:16.20 ID:XzUwx/Jm
>>858 ご指摘ありがとうございます。
なるほど。割と似た表現ばかりしていたので、以後気を付けます。
何分亀の歩く速さ以下の遅筆ぶりなので、終わるのはいつになるかさっぱりですが、
最終話目指して出来る限り頑張って見せます。
860 :
ペルデス ◆rvCk.7NUZ2 :2012/01/28(土) 15:33:39.22 ID:XzUwx/Jm
そして、支援して下さった方々もありがとうございます。
何か気づいたことがあれば、遠慮無く申してください。
さて、差支えなければ15:45頃よりPERSONA DESTINYの続きを投稿させて頂き
たく思います。宜しいでしょうか?
861 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/28(土) 15:34:36.52 ID:Ebjsq/Rw
ぜひぜひ。シンの復讐劇に期待いたします!
862 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/28(土) 15:36:39.06 ID:WZIFM/V2
>>860 べ、別にあんたのSSなんて待ってないんだからっ
…は、はやく投下しなさいよね
863 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/28(土) 15:37:02.96 ID:ojaIdBCa
よろしくお願いします。
シンのペルソナがどうなるのか楽しみです。
864 :
ペルデス ◆rvCk.7NUZ2 :2012/01/28(土) 15:46:23.36 ID:XzUwx/Jm
では早速。
良いことを思いついたと、彼女は思った。
つい先日も感じた、奇妙な感覚。
現世(うつしよ)でそれを感じた前回と違い、今回は“向こうの世界”から感じた。
865 :
ペルデス ◆rvCk.7NUZ2 :2012/01/28(土) 15:48:48.29 ID:XzUwx/Jm
その感覚に興味を抱き、感じた付近を“自らが産み落とした分身の目”を
通して見たそれは、予想通り人の子――それも、“今回も”現世とも“向こうの世界”とも
違う異界より訪れたらしい人の子だった。
たて続けて異界からの来訪者が流れ着くという事態。その理由に察しがついている彼女としては
その現象は実に興味深いものだ。
866 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/28(土) 15:50:46.42 ID:VphF2ggD
支援
867 :
ペルデス ◆rvCk.7NUZ2 :2012/01/28(土) 15:50:54.32 ID:XzUwx/Jm
――さて、どうしようか。
異界からとはいえ、あの人の子もまた“来訪者”。その“素養”次第では、
“力”と“役割”を与えてやる資格があるかもしれない。
では、次はどのような“役割”を与えようか?
ほんの少しの間、空想の世界を練る子どものように嬉々としながら、
彼に与える“役割”について思考する。
868 :
ペルデス ◆rvCk.7NUZ2 :2012/01/28(土) 15:53:41.97 ID:XzUwx/Jm
同時に、かの人の子から目を離していたのだが、
どうやらその間に事態が進展していたらしい。
いつの間にか、その人の子の“影”が現れていた。
その事に気づいて意識を再び人の子と、その“影”に向けた彼女は、
最初、遅かったか、と落胆した。
869 :
ペルデス ◆rvCk.7NUZ2 :2012/01/28(土) 15:55:54.61 ID:XzUwx/Jm
“影”が現れた以上、あの人の子が辿る運命は“影”を受け入れずに死を迎えるか、
受け入れて“影”を己が“力”とするかのどちらか。どう転ぼうが、事が終わってしまえば
彼女の“力”を受け入れる余地は無くなる。
ほんの少しだけ残念そうに溜息をつき、
そのまま分身との視界共有を切ろうとして――ふと、気づいた。
870 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/28(土) 15:58:02.14 ID:R/BmS/eO
支援だー
シンの復讐劇にwktk
871 :
ペルデス ◆rvCk.7NUZ2 :2012/01/28(土) 15:58:13.86 ID:XzUwx/Jm
すでに“影”は現れている。そして事が終われば、
もうあの人の子に“力”を与えることは出来ない。
ならば、事が終わる前に“力”を与えたら?
そして彼女はほくそ笑み――話は冒頭の“良いこと”に戻る。
――さて、そうと決まれば。
872 :
ペルデス ◆rvCk.7NUZ2 :2012/01/28(土) 16:00:45.65 ID:XzUwx/Jm
『思いついたが吉日』という言葉もある。事が終わらぬ内に
自らも“向こうの世界”に行くことを決めた彼女は、
丁度良く近くで硝子を拭いていた人の子にその旨を告げた。
「すんませ〜ん! トイレ行って来ま〜す!!」
873 :
ペルデス ◆rvCk.7NUZ2 :2012/01/28(土) 16:03:28.55 ID:XzUwx/Jm
「……お前、誰だ?」
完全に呆気にとられて何も考えられなくなっていたシンが、
どうにかその口から絞り出すことが出来た言葉がそれだった。
夢を見ていると思った。さもなければ、
アスランとの戦闘の際にどこかマズいところでも打って、
そのせいで幻覚を見ているのだろうとも、思った。
874 :
ペルデス ◆rvCk.7NUZ2 :2012/01/28(土) 16:06:00.58 ID:XzUwx/Jm
そう考えても仕方ないだろう。
今の彼の眼に映る“それ”は、あまりに異常極まりないのだから。
『誰だって?』
そんなシンの姿が可笑しかったからか、
それともしばらく待って出てきたのがあまり間の抜けた言葉だったからなのか。
淀んだ金色の目を歪めて、クックッともう一人のシンは忍び笑を漏らしてから、その問いに答えた
875 :
ペルデス ◆rvCk.7NUZ2 :2012/01/28(土) 16:08:47.01 ID:XzUwx/Jm
『オイオイ、お前の眼に俺は誰に見えてるんだ? 自分の顔をもう忘れちゃったのか?
俺は、“お前”――ザフト特務隊“FAITH”所属、認識番号960511、
最新鋭MS“ZGMF-X42S デスティニー”のパイロット、シン・アスカさ』
もちろん、変装なんかしてないぜ、と付け加え、掌を仰ぐ、
おどけたような仕草と共にシンと同じ顔に歪な笑顔を浮かべるもう一人のシン。
876 :
ペルデス ◆rvCk.7NUZ2 :2012/01/28(土) 16:11:09.04 ID:XzUwx/Jm
だが、その言葉を素直に受け入れる事などシンには出来ない。
当然だ。自分がもう一人いて、それが目の前に現れるなど、
そのもう一人の自分の存在をどうのこうの以前に、その事態自体がそもそも現実として受け入れ難い。
ましてや、そのもう一人の自分が――。
877 :
ペルデス ◆rvCk.7NUZ2 :2012/01/28(土) 16:13:57.34 ID:XzUwx/Jm
『「アスランに負けたとか、ザフトがオーブに負けて議長も死んだとか、
どうしてそんなありもしないデタラメを言うんだ」って?』
「なっ!?」
図星を突かれ、思わずシンは驚きの声を漏らした。
878 :
ペルデス ◆rvCk.7NUZ2 :2012/01/28(土) 16:18:44.71 ID:XzUwx/Jm
『今度は「どうして俺の考えてる事が分かったんだ?」か? 言っただろ?
俺は“お前”――お前の“影”。自分が考える事くらい、簡単に分かるって。
それと悪いけど、俺が言った事は――お前がルナの邪魔のせいでアスランに負けた事や、
デュランダル議長が死んだって事は、皆ホントの事』
「う、嘘だ! そんな事、俺は――」
879 :
ペルデス ◆rvCk.7NUZ2 :2012/01/28(土) 16:22:35.10 ID:XzUwx/Jm
『お前が知らないのは、ただ、それを受け入れられなくてお前が忘れてるってだけ。
仕方ないよな。まさか、守るって“取り敢えず”言ったルナのせいでハゲとの決着が
着くなんて思うわけがねーし、“戦争が無い世界”への希望を賭けていたデスティニープランが
文字通り潰されるトコなんて見たくもなかったもんな』
880 :
ペルデス ◆rvCk.7NUZ2 :2012/01/28(土) 16:25:49.78 ID:XzUwx/Jm
尤もらしい事を、薄ら笑いを浮かべて言うもう一人のシン。その言葉に反論したかったが、何故かシンは出来なかった。
もう一人のシンが言う事はこれっぽっちも記憶に無いデタラメの筈だ。それなのに、
何故か頭の奥で何かがざわつき、彼に反論の言葉を考えさせないのだ。
それでも、何か言わなければと言葉を探しあぐねていたシンだったが、そんな彼を後目にもう一人の彼がこう言った。
881 :
ペルデス ◆rvCk.7NUZ2 :2012/01/28(土) 16:28:19.13 ID:XzUwx/Jm
『――でも、良かったじゃないか?』
「良かった?」
嘲笑と共にノイズ混じりの声で放たれたその言葉に、言うべき言葉が分からず逡巡していたのも忘れて、
間の抜けた声でシンは聞き返した。
コイツ、何言ってんだ、という疑問符が頭に浮かんだ。
882 :
ペルデス ◆rvCk.7NUZ2 :2012/01/28(土) 16:30:39.66 ID:XzUwx/Jm
アスランに負けたというのも、同時にルナマリアも守れなかったというのも、
議長も殺されてデスティニープランも潰されたというのも(シン自身認めてないとはいえ)、
全てもう一人のシンが言ったことだ。
ならば、それらの話の中に良い事が一つも無い事くらい分かっているはずだ。
883 :
ペルデス ◆rvCk.7NUZ2 :2012/01/28(土) 16:33:36.79 ID:XzUwx/Jm
『だってそうだろう? これで、お前はまた“復讐”する理由を手に入れたんだから』
「復讐、だって?」
やはり意味の分からない事を言うもう一人のシン。
だが、何故か理解出来ない筈のその言葉に、自らの心がざわめき出すのをシンは感じた。
884 :
ペルデス ◆rvCk.7NUZ2 :2012/01/28(土) 16:37:52.54 ID:XzUwx/Jm
まるで、自らも意識していなかった“とんでもない何か”が、
もう一人の自分に容赦なく穿り出されそうな、そんな不安。
その不安が知らず知らずの内にシンを一歩後ずさせるのを見計らったかのように、
もう一人のシンが歪に歪めていた金の双眸をカッと見開いた。
『そうさ――復讐だ!』
885 :
ペルデス ◆rvCk.7NUZ2 :2012/01/28(土) 16:39:55.34 ID:XzUwx/Jm
突然、もう一人のシンが叫んだ。
先程までのどこか嘲笑しているかのような声から一転した、
熱と狂喜の籠った声で、畳みかけるようにもう一人のシンが更に叫ぶ。
『家族が皆殺しにされたあの日から、お前はずっとそれを楽しみに生きて来た!
家族を奪った奴ら、戦争をする奴ら、戦争を食い物にする奴ら、
886 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/28(土) 16:40:04.13 ID:R/BmS/eO
サラっと怖いこと言うな
もう一人のシン
wktk支援
887 :
ペルデス ◆rvCk.7NUZ2 :2012/01/28(土) 16:42:26.65 ID:XzUwx/Jm
関係の無い人達に理不尽な事を強いる奴ら、仲間を奪った奴ら、
守ると誓った娘を奪った奴ら、お前を裏切った奴ら、
ヒーローごっこするなと言っておいて自分はヒーローごっこしてる奴ら、
正義ヅラして戦場を引掻き回す奴ら、御大層な理念のために人を死なせる奴ら、
訳の分からない御託を並べて“戦争の無い世界”をぶっ壊す奴ら、お前の“復讐”の邪魔をする奴ら!
888 :
ペルデス ◆rvCk.7NUZ2 :2012/01/28(土) 16:44:31.53 ID:XzUwx/Jm
そいつらをコテンパンに叩き潰して、醜く命乞いさせて、嘲笑って、
その上で八つ裂きにして殺してやる! それだけを考えて! それだけを楽しみにして!
そのため“だけの力”をただ只管求めてっ! お前は今日まで生きて来たッ!! ――そうだ!』
そこで一旦息を吸い、
『お前の本質は、“復讐”なんだよ!』
889 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/28(土) 16:46:44.96 ID:AXQbZu89
ペルソナ支援!!
890 :
ペルデス ◆rvCk.7NUZ2 :2012/01/28(土) 16:47:35.38 ID:XzUwx/Jm
勢い良く腕を振って、その激情の籠った言葉をもう一人のシンが言い放った。
「俺の、本質が……復讐?」
もう一人のシンのあまりの迫力に押されつつも、どうにかシンはそれだけを呟く。
その蚊も消え入りそうな声で発せられた言葉に、ああ、ともう一人のシンが満足気に頷き返した。
その様が、そしてその言葉が、これ以上無いくらいに彼の逆鱗に触れた。
891 :
ペルデス ◆rvCk.7NUZ2 :2012/01/28(土) 16:51:08.14 ID:XzUwx/Jm
「フザけんな! 俺は! 俺はずっと、“戦争の無い世界”の為に戦って来たんだ!」
そうだ、俺は今までずっとそのために戦って来た。
あの日――2年前オーブに地球連合軍が攻めて来た、あの日から。
有無を言わさない大きな力の前に、為す術も無く最愛の両親と妹を奪われた、
無力だった自分。
892 :
ペルデス ◆rvCk.7NUZ2 :2012/01/28(土) 16:53:18.73 ID:XzUwx/Jm
そんな自分が嫌で。誰かを守れるだけの力が欲しくて。
容易く人の命を奪っていく戦争を無くしたくて。そのためにザフトに志願して、
そのために戦って来た。
そのためだけに、戦って来たんだ! 俺の本質が復讐なんて、そんなワケあるか!
そんな激情を込めた彼の怒声を、しかしもう一人のシンは鼻で笑った。
893 :
ペルデス ◆rvCk.7NUZ2 :2012/01/28(土) 16:55:50.74 ID:XzUwx/Jm
『違うな。“戦争の無い世界”も、「誰かを守れる力が欲しかった」っていうのも、
それ全部建前だ。家族を奪った戦争が憎かった。家族を奪われたのに復讐も出来ない無力な自分が憎かった。
だから、その憎い戦争や情けない自分に“復讐”したくて、“復讐”するためだけの力が欲しくて、
お前はザフトに志願したんだ』
「違う!」
894 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/28(土) 16:57:33.06 ID:VphF2ggD
支援
895 :
ペルデス ◆rvCk.7NUZ2 :2012/01/28(土) 16:58:21.64 ID:XzUwx/Jm
全くその気持ちが無かったわけではない。
確かに戦争も、あの日の無力な自分も憎かったのだから。
だが、それは自分が戦う理由の全てではない。ましてや、
自分が求めていたのは復讐のためだけの力ではない。
自分が本当に求めたのは、戦争を無くす力、誰かを守るための力で――。
『じゃあ、ステラは?』
896 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/28(土) 17:00:46.22 ID:R/BmS/eO
シン(本物)辛いなー
支援
897 :
ペルデス ◆rvCk.7NUZ2 :2012/01/28(土) 17:01:20.94 ID:XzUwx/Jm
その名前を聞いた途端、ピクリとシンは身体を震わせた。
『覚えてるよな? ステラ・ルーシェ――お前が守るって約束して、守れなかった娘だ』
覚えているに決まっている。
思い出そうと思えばすぐにでも思い出せる、幼さの残った愛らしい顔。
898 :
ペルデス ◆rvCk.7NUZ2 :2012/01/28(土) 17:04:04.11 ID:XzUwx/Jm
守ると誓い、しかし守れなかった少女のその名前にシンは懐かしさと愛おしさ、
悲哀を覚えると共に、急激に嫌な予感が募っていくのを感じた。
『連合軍に無理やり戦わされていたあの娘を、お前は必至で守ろうとした。
でもお前は守れなかった。何でだ?
フリーダムやアークエンジェルの連中に邪魔されたからか?
899 :
ペルデス ◆rvCk.7NUZ2 :2012/01/28(土) 17:06:24.52 ID:XzUwx/Jm
ステラを説得し切れなかったからか?
それとも、その時のお前の力がステラを守るには足りなかったから?
――違う。全部違う。
本当の答えは、お前の力が守るための力じゃない、
お前の“復讐”のためだけの力だったから、さ』
900 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/28(土) 17:07:33.05 ID:R/BmS/eO
魅了されすぎて、支援を忘れるよ
901 :
ペルデス ◆rvCk.7NUZ2 :2012/01/28(土) 17:08:32.23 ID:XzUwx/Jm
「なっ……!?」
『その証拠に、その後、あれだけ敵わなかったフリーダムに、
お前はどうにかだったけど勝つ事が出来た。
当たり前だ。“復讐”は何かを奪われたりした、その仕返しにやるモンだ。
そのための力でステラを奪われたことへの復讐は出来ても、
“そのためじゃない”力でステラを守るなんて、最初っから無理なんだよ!』
902 :
ペルデス ◆rvCk.7NUZ2 :2012/01/28(土) 17:11:21.90 ID:XzUwx/Jm
「ち、違うっ! 違う! そんなワケっ……!」
頭を左右に振り、シンは必死に否定しようとする。
守るから、と、そう告げた時、ステラは安心仕切った笑顔を見せてくれた。
なのに、自分の力が、誰も守れない“復讐”だけの力だから。
だから、ステラを守る事が出来なかったと、そうもう一人のシンは言った。
903 :
ペルデス ◆rvCk.7NUZ2 :2012/01/28(土) 17:13:51.81 ID:XzUwx/Jm
その言葉を肯定するということは、つまり知らなかったとはいえ、
ステラを最初から裏切っていたということだ。
あの愛らしい笑顔を見せてくれた、ステラを。
だから、もう一人のシンのその言葉を、シンは受け入れられない。
自分の力が誰も守る事の出来ない“復讐”のためだけの力などと、
自分の本質が誰も守る事の出来ない“復讐”だなどと、決して認める訳にはいかなかった。
904 :
ペルデス ◆rvCk.7NUZ2 :2012/01/28(土) 17:16:14.46 ID:XzUwx/Jm
そんな彼に畳み掛けるように、眉を吊り上げてもう一人のシンが更に叫んだ。
『じゃあ、もっと言ってやるよ。アスランとの一騎打ちでルナが邪魔に入ったあの時、
お前は躊躇せずにルナをアスランごと堕とそうとした! ステラと同じように、守るって言ったルナをだ!
けど、ルナはお前の邪魔をした! お前を裏切ったアスランへの“復讐”を邪魔した!
905 :
ペルデス ◆rvCk.7NUZ2 :2012/01/28(土) 17:19:04.54 ID:XzUwx/Jm
だから、ルナを憎いと思った! 憎いと思ったから、
アスランごと“復讐”しようとしたんだよなぁ!』
「ルナをっ!? そんな事――」
『あるんだよ! とっくに忘れてるだろうけど、
お前は確かにルナを憎んだ! 「殺してやる!」と思った!
906 :
ペルデス ◆rvCk.7NUZ2 :2012/01/28(土) 17:21:32.11 ID:XzUwx/Jm
二人纏めて堕としてやるって、あの時出せた最高速で“デスティニー”を突っ込ませたんだ!
アスランの返り討ちに遭わなきゃ、二人とも殺せてた!
それもこれも、お前のその力が“復讐”のための力だから!
お前の本質が誰かを守ることじゃない! 気に入らないもの全てを憎んで仕返して、
八つ当たりする、“復讐”だから――』
「黙れェッ!!」
しえん
908 :
ペルデス ◆rvCk.7NUZ2 :2012/01/28(土) 17:23:52.23 ID:XzUwx/Jm
募り上がる不安が、もう一人のシンが吐く侮蔑ともとれる言葉への憤りが、
ついにシンの口から噴き出した。
「何が……何が、俺の本質は復讐だ。何が、何も守れないだ」
家族を失って、その悲しみを繰り返したく無くて。
909 :
ペルデス ◆rvCk.7NUZ2 :2012/01/28(土) 17:26:01.20 ID:XzUwx/Jm
そのために俺は、あんな悲劇を二度と起こさない力を求めて。
ステラのような、戦争の為に誰かに利用されるような子供が生まれない世界を
作りたくて。そのために戦って来たんだ。
なのに、なのにコイツは。
910 :
ペルデス ◆rvCk.7NUZ2 :2012/01/28(土) 17:28:07.76 ID:XzUwx/Jm
俺がアスランに負けたと、メサイアが堕ちたとデタラメばかり言って、
俺の気持ちを否定して、俺が誰も守れないと言って、俺が復讐しか出来ないと言って!
何が、何が「俺はお前」だ! お前が俺なら、俺がどんな思いで今まで生きて来たか、
今まで戦って来たか、一番分かってる筈だ! それを……お前なんか、お前なんか――。
911 :
ペルデス ◆rvCk.7NUZ2 :2012/01/28(土) 17:30:41.45 ID:XzUwx/Jm
「“お前なんか、俺じゃない”!!」
込められる限りの“拒絶”の意思を込め、もう一人のシン向けてシンは絶叫した。
すると、その叫びに一瞬虚を衝かれたように金の瞳を丸くしたもう一人のシンが、
俯いてクックッと肩を震わせて笑い出した。
912 :
ペルデス ◆rvCk.7NUZ2 :2012/01/28(土) 17:33:03.86 ID:XzUwx/Jm
『そうかよ……俺を撥ね退けてでも、負けた事も、
自分のことも認めたく無いワケか。
じゃあ、もういい。お前なんかもう、知った事じゃない。
俺はもう――“お前なんかじゃないんだから”ッ!』
ガバリと、もう一人のシンが顔を上げ、その金色の瞳を
凛々と輝かせて高らかに狂笑を上げる。
913 :
ペルデス ◆rvCk.7NUZ2 :2012/01/28(土) 17:35:22.05 ID:XzUwx/Jm
すると、突然のもう一人のシンの身体から黒い靄のようなものが噴き出し、
その身体を覆い尽くして黒色の塊を形成していく。そしてその黒い塊が、
急激な勢いを持って縦横無尽に膨張していき、見る見る内に
巨大な“何か”を作り上げていく。
914 :
ペルデス ◆rvCk.7NUZ2 :2012/01/28(土) 17:37:25.98 ID:XzUwx/Jm
「な、何なんだよ? 何が、起きてるんだ!?」
急転の事態に狼狽し、誰に問い掛けるでもなくシンはそう言った。
その問いに答える声は、今度こそ無かった。
915 :
ペルデス ◆rvCk.7NUZ2 :2012/01/28(土) 17:39:58.74 ID:XzUwx/Jm
休憩も兼ねて、今回は一端ここで終了させて頂きます。
支援して下さった方々、ありがとうございます。
お目汚し、失礼致しました。
916 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/28(土) 17:40:22.27 ID:R/BmS/eO
支援
917 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/28(土) 17:41:50.69 ID:R/BmS/eO
ペルデスさん乙
魅了されました
乙ですよ〜
またお願いしま〜す
919 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/28(土) 17:48:14.76 ID:71ZvOvO5
やべ
920 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/28(土) 18:05:38.13 ID:VphF2ggD
乙でした
久々の新人さんの作品…ペルデスさんお疲れ様でした
シンの心の葛藤、もう一人の自身とのぶつかり合う感じ
この先シン自身がどういう形に向かってゆくのか…気になりますね。
922 :
レヴィ ◆fNI.xrav.L8B :2012/01/28(土) 23:54:36.29 ID:O7EG1Ewf
ペルデスさん乙です!
以下本題
前投下したSSに抜けがあったので修正します
以下の文面を
>>583の「今ウィンダムに搭乗している〜」の前に入れてください↓
「応援……ダガーLとウィンダム?」
二度にわたって敵ダガーLの物理攻撃を食らったノーチェは乱れた息を整えつつ、
敵と距離をとりレーダーに映し出された2機の味方機に目を向けた。
『おい、聞こえるかノーチェ!? 助けに来てやったんだから感謝しろよ!』
すると不意にウィンダムから通信が入り、耳障りな声が彼の耳を衝く。
923 :
ペルデス ◆rvCk.7NUZ2 :2012/01/29(日) 07:11:39.24 ID:37/EK5R1
皆様、おはようございます。
いやはや、今回も多くの支援頂きありがとうございます。レヴィさん乙です。
さて、問題がなければ7:20分ごろより続きの投下を始めさせて頂こうかと思います。
宜しいでしょうか?
924 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/29(日) 07:13:46.77 ID:WG80/mPx
おk
925 :
ペルデス ◆rvCk.7NUZ2 :2012/01/29(日) 07:20:05.54 ID:37/EK5R1
もう一人のシンに異変が起きた、丁度その頃。
シンがいる地点より少し離れたその場所を、一つの集団が進んでいた。
「大変クマ!」
集団の中から、慌てたような声が上がる。
「“影”が暴走始めちゃったみたいクマ! ヤバイクマ!」
926 :
ペルデス ◆rvCk.7NUZ2 :2012/01/29(日) 07:22:34.73 ID:37/EK5R1
その絶叫に釣られるように、潮が引くように急激に薄くなっていく霧。
それに合わせ、霧の中に覆われていた瓦礫やら巨大なロボットらしき物体の
残骸やらがその姿を晒していく。
それが、暴走した“影”が、人を襲うことが出来るようになったという何よりの証。
「マジかよ!?」
「ちょっ……まだ辿り着いてもいないのにぃ!」
927 :
ペルデス ◆rvCk.7NUZ2 :2012/01/29(日) 07:24:11.00 ID:37/EK5R1
その事実が分かっていても、否、分かっているからこそ、
彼らはその事態に絶叫せざるを得ない。
霧が完全に引いた時、“影”は人を襲う。暴走した“影”に
人が抗う術は無い。
“力”を持つ彼らならまだしも、その彼らも“影”の下に
辿り着けていないのではどの道同じ事だ。
“色々と気になる事はあるが”、いずれにせよ、
このままでは手遅れになってしまう。
928 :
ペルデス ◆rvCk.7NUZ2 :2012/01/29(日) 07:25:16.91 ID:37/EK5R1
「――急ごう!」
暴走した“影”に、“また”誰かが殺される。
その最悪の結末を回避するために、霧の空けた瓦礫とロボットの残骸の山の中、
その集団は更に足を急がせるのだった。
929 :
ペルデス ◆rvCk.7NUZ2 :2012/01/29(日) 07:26:39.77 ID:37/EK5R1
『我は影……真なる我……』
ノイズが混じったシンの声でそう告げる、もう一人のシン“だったもの”。
急激に膨張した黒い塊の中から現れた時、その姿はもはやシンどころか、
人の姿すらとっていない、巨大な異形と化していた。
930 :
ペルデス ◆rvCk.7NUZ2 :2012/01/29(日) 07:28:35.34 ID:37/EK5R1
『さぁ、“復讐”の時間だ』
トリコロールに彩られた全身を覆う装甲と背の赤い翼は所々が砕け、拉げ、罅割れ、
内部機器が露出し、千切れたケーブルが切断面からバチバチとショートしている。
その右肩には全身が軟体動物のようにあらぬ方向に曲がりくねった女性がへばり付き、
そこから下にあるはずの右手は手首の辺りからバッサリと切り落とされ、内部の機構を外に晒している。
一方、その左肩には撥ね上がって鋭くなった装甲に腹を貫かれた男性が寄り掛かるように俯き、
その先に延びる左手に握られている長大な剣――対艦刀に分類されるその兵器は、
刃となるレーザーを発生させる上下の発信機が拉げ、代わりに固まった血で出来たような赤黒い刃が
その部分を覆っている。また、それを持つ本体同様に所々がボロボロになった実態部分には、
右腕が二の腕の辺りから千切れた茶髪の少女と、その身を包む独特のデザインをしたピンク色を
基調としたパイロットスーツの所々に金属片を突き刺した金髪の少女がしがみ付いている。
931 :
ペルデス ◆rvCk.7NUZ2 :2012/01/29(日) 07:30:21.57 ID:37/EK5R1
更に、本来なら滑らかな白の装甲で形作られた脚部がある筈のその下半身は、
赤色の胴から下を覆う幾人もの亡者が怨裟の声を上げ、百足の足のようにウゾウゾと蠢いている。
そしてその頭部。半ばで折れた金色のブレードアンテナを額の部分に掲げた
白色の兜から覗く緑のツインアイは罅割れて内部のカメラが露出し、
その身体に纏わりつかせる亡者達と同様に、文字通りの血涙を滝のように流していた。
身も凍るような恐ろしい姿に変わり果てていたが、しかし、シンには見間違いようが無い。
ここに来る直前まで駆っていた愛機を。
それにしがみ付く、失った筈の大切な人々の姿を、見間違える訳が無い。
『俺から全てを奪ったアスラン達も、俺の邪魔をしたルナも、
そして俺を拒んだお前も――皆、皆々、“復讐”してやる!!』
血涙の溢れるツインアイを瞬かせ、赤黒い刃の光る主武装“アロンダイト”を、
“デスティニー”が高々と振り上げた。
932 :
ペルデス ◆rvCk.7NUZ2 :2012/01/29(日) 07:32:24.71 ID:37/EK5R1
反射的に、シンは横に跳んだ。
一瞬空けて、シンがいた位置目掛けて“デスティニー”の姿をした化け物が
“アロンダイト”を叩き付けた。
途轍もない質量を持った一撃が、すぐ目の前で雷が落ちたかのような轟音を上げ、
地面を砕いた。
巻き上がった細かな破片に額を打ち据えられ、思わずシンは尻餅を突く。
「痛っ……!」
鋭い痛みの走った額に手を当て、同時に視線を上方に向ける。
再び“アロンダイト”を振り上げる“デスティニー”の姿が見えた。
慌てて横に転がるシン。
そのすぐ傍に、血の刃を渡らせた対艦刀が再び叩き込まれた。
大小様々な形の破片を伴った暴風に煽られ、再びシンは尻餅を突く。
視界一杯に砕けた灰色の地面――意識していなかったので気付かなかったが、
どうやらアスファルトらしい――と、所々が砕けた水色の刀身が広がる。
そして、目が合った。
933 :
ペルデス ◆rvCk.7NUZ2 :2012/01/29(日) 07:34:29.25 ID:37/EK5R1
『……ちゃぁん……お兄ぃちゃぁああぁぁん……』
2年前と同様の、半ばから千切れて赤黒い血を流す右腕を伸ばそうとする
妹――マユ・アスカと。
『シ……ぃん……シイィイィィン……』
もう二度と誰にも弄ばれないようにと、彼女から貰った思い出の貝殻と共に
湖畔へ水葬した時そのままのパイロットスーツ姿の、ステラ・ルーシェと。
ボロボロの“アロンダイト”にしがみ付く、当に失った大切な少女たちと。
地の底から響くような怨嗟の呻きを放ち、空ろとなった目から血涙を流す、
恐ろしい姿をした彼女達と。
そして、彼女達ごと引き上げられた対艦刀と共に移動した視線の先で――。
その両肩で、最期に見た時そのままの姿で恐ろしい死に顔を血涙に濡らす両親と。
文字通りの血涙が流れるツインアイに、溢れんばかりの怨讐の念を込めて彼を睨む“デスティニー”と。
目が、合った。
それが、一瞬とはいえ彼を動揺させた。
その動揺のために動きを止めてしまったのが、いけなかった。
934 :
ペルデス ◆rvCk.7NUZ2 :2012/01/29(日) 07:36:10.62 ID:37/EK5R1
視界の端に、水色の軌跡が見えた。
それに気付くやすぐに横に一回転した傍で、ズドンという轟音が鳴った。
そう思った時、すでにシンの身体は宙を舞っていた。
先程額を打ったものよりも大きい破片が、雨のように彼の全身を打つ。更にその数瞬後、
追い打ちとばかりに硬い地面にシンは背中を打ち付けた。
「ガハッ……」
パイロットスーツを着ていた事が幸いした。
ザフトのパイロットスーツは首から胸、背中、肩に掛けてプロテクターに覆われているため、
急所となる部分が集中しているその辺りへのダメージが大分抑えられたのだ。
だが、それはあくまで不幸中の幸いという話である。
実際には、破片のシャワーと地面に全身を傷つけられたシンは、痛みのあまり動く事が出来なくなっていた。
特に、一番にガードすべき頭にも傷を負ったというのが問題で、
ただでさえ切れた頬や額から夥しい量の血が流れているというのに、片目が見えなくなっており、
もう片方の目も酷くボヤける。
おまけに、すぐ傍で衝撃が発生したせいか、両耳からキンキンと耳鳴りが喧しい。
935 :
ペルデス ◆rvCk.7NUZ2 :2012/01/29(日) 07:38:28.14 ID:37/EK5R1
『クソオオォォォッ!!』
ノイズがかった、自分の声と同じ怒声が聞こえた。
それだけでも発生する鋭い痛みに耐えながら、声のした方にシンは首を傾けた。
見れば、悔しそうにトリコロールの装甲をガタガタと震わせる“デスティニー”の姿があった。
その左手から伸びる水色の刀身が、先程までシンがいた位置のすぐ傍の地面に沈んでいた。
『クソッ! 絶好のタイミングだったのにっ! だけどっ! 今度こそ!』
再び、その左手に握られた“アロンダイト”が高々と持ち上げられる。
マズイと、シンは思った。
先程までとは違い、今のシンは首一つさえ動かすのも難儀な状態だ。今度は確実に避けられない。
今度こそ、彼の下のアスファルトごと、シンの身体は叩き潰される。
どうにかしないと。
必死に打開策を考えようとするも、しかし身体の痛みと耳鳴りにまともに思考する事が出来ない。
足掻こうとしても、その瞬間走る激痛に呻き声を上げるしか出来ない。
もう、シンに出来る事は何も無い。
『今度こそ……“復讐”してやるうううぅぅぅぅぁああ!!』
その憎悪をその一刀に込めるように、雄叫びを上げて“デスティニー”が
“アロンダイト”を振り上げる。
その刀身にしがみ付くマユとステラが、シンが守りたかった二人の少女が、
嬉しそうに顔を歪ませる。まるで、これから死んで自分達と同じになるであろうシンを、
祝福するかのように。
936 :
ペルデス ◆rvCk.7NUZ2 :2012/01/29(日) 07:39:50.24 ID:37/EK5R1
――死ぬのか?
こんなワケ分かんない場所で、こんなワケ分かんない奴に、
あんなワケ分からないデタラメ好き放題言われて。
嫌だ。
アスランも、メサイアも、ミネルバも、ルナも、本当はどうなったのか、
まだちっとも分かって無い。
“戦争の無い世界”だって、まだ諦めて無い。
だから――。
「まだ、死ねるかッ……」
ボロボロの刀身が、水色の残像を引いて振り下ろされる。
ノイズの混じったシンの声で狂笑を上げる“デスティニー”。
そして、ほぼ確約された死の運命に絶望するでもなく、最後まで抗おうとばかりに、
見る見る内に大きくなる刀身を見える方の目で只管睨みつけるシン。
そんな彼の思いに呼ばれたかのように――。
何処からともなく、球体状の“何か“がシンと、彼からほんの1メートルも無い位置まで下りていた
“アロンダイト”の刀身との間に現れた。
937 :
ペルデス ◆rvCk.7NUZ2 :2012/01/29(日) 07:41:02.16 ID:37/EK5R1
渾身の力を込めていたであろうその一太刀が、ガキリという甲高い音を立てて弾かれる。
その衝撃から仰け反る“デスティニー”の姿が一瞬見えたかと思うや否や、
シンを守ったその球体が爆発し、その爆風が彼の視界を真っ白に覆い隠す。
その爆風が直前までもう一人のシンの姿を隠していた赤い霧よりも更に濃い、
真っ白な霧だと気付くよりも前に、片目だけのシンの視界が“それ”を映した。
薄灰色の影からシンの胸の上まで伸ばされた、その姿を覆い尽くす白い霧以上に白く美しい、
その誰かの“手”を。
938 :
ペルデス ◆rvCk.7NUZ2 :2012/01/29(日) 07:42:53.63 ID:37/EK5R1
「――ああ、そのままでいいですよ」
何かを喋ろうとして、しかし傷が痛んだのか呻き声を上げただけのその人の子に、
自身が生み出した結界の霧越しに掌を向けて彼女はそう言った。
やはり現世の人の子とは違う、と彼女は思った。
寝癖混じりの黒髪や黄色掛かった肌は日本(ひのもと)に住まう人の子と良く似ているが、
血を混ぜた硝子玉の如き見事な紅の眼は、海の向こうに住まう人の子とて同じ物を持つ者はそうおるまい。
その様は、何者かの意図によってそうなるように作られたかのようだ。
そして何より、彼の内に有りしその“素養”。
現世の人の子には持ち得ないその“素養”こそが、何よりもこの人の子が異界より現れたというその証。
こうして直に彼の前に現れて感じるその“素養”に“再び”感嘆の感情を覚え、彼女は微笑を浮かべる。
彼は、“力”と“役割”を与えるのに値する“素養”を、確かに持っている。
「さて、いつまでも君の傍にいられるわけでも無くてね。早速ですが――君に“力”を与えたい」
939 :
ペルデス ◆rvCk.7NUZ2 :2012/01/29(日) 07:44:21.00 ID:37/EK5R1
力、と、そうオウム返ししようとして、再び人の子が痛みに呻きを上げる。
彼女が何を言っているのか、自分に何をしようとしているのか、
そもそもどういう状況なのか自体、彼には分かって無いだろう。
だが、分かってもらう必要は無い。
分かろうが分かるまいが“力”と“役割”を与える事に変わりはないし、
霧越しとはいえ姿を見せている以上、彼の記憶を多少暈してやらねばならないのだから。
「そうそう。君に与える役割なんですが――」
ゆっくりと、彼の右手に、自らの右手を近づけて行く。
その途中、片方だけ開かれた彼の眼が視線に入った。
まるで情報の整理がついていないだろうために、只管その赤い瞳は丸くなっている。
だが、先程“影”に害されようとしていた時、その瞳は確かに強烈で印象的な光を宿していた。
その光が、彼に与える“役割”に直前まで悩んでいた彼女を一瞬で決断させたのだ。
それ以上に相応しい“役割”は無いと。
「“渇望”――そう、君には“渇望”の役割を与えましょう」
死の運命に抗う術を、生を求める、鋭いまでの“渇望”の光を。
940 :
ペルデス ◆rvCk.7NUZ2 :2012/01/29(日) 07:46:35.19 ID:37/EK5R1
――こだ……ああぁぁ……こい……あぁぁ……
どこからか、怨念と憎悪に満ちた悪鬼の叫びが響いた。
それがあの“デスティニー”の姿をした化け物の声だと気付くのと、
自身が“立ち上がって”、赤と黒の一対のウイングを生やしたその背を見ている事に
シンが気付くのは同時だった。
あれ、とシンの頭に疑問が浮かぶ。
先程まで、立つどころか、喋る事さえ困難な程に痛んだ自分の身体が、
どういう訳か痛まない。全身の傷も、片方しか開かない目もそのままなのに、
まるで痛覚だけがすっぽ抜けたかのようなのだ。
『どこだあああぁぁぁ! どこに行ったあああぁぁぁぁぁ!?』
それに、明後日の方向を向いて自分を探しているかのような素振りをしている“デスティニー”も
奇妙だ。碌に移動できなかった自分が奴から姿を眩ませる事等出来る筈が無いし、周囲の地面に刻まれた
“アロンダイト”の跡から見ても、それは間違いない。だというのに、見失ったと言わんばかりのあの様子は
一体何なのか?
どうにも腑に落ちない現状だが、しかしシンはそれ以上踏み込もうとしなかった。
まるで“霧が掛かった”かのように頭がボンヤリとして、思考するのも、“直前に何があったか”を
思い出すのも億劫に感じたからだ。
――にしても。
何気なく、シンは周囲を見回す。
もう一人の自分や“デスティニー”に気を取られて気付かなかったが、
霧が晴れて全体が見渡せるようになったそこは、やはり見覚えのある場所だった。
941 :
ペルデス ◆rvCk.7NUZ2 :2012/01/29(日) 07:48:38.51 ID:37/EK5R1
足下を覆うアスファルトも、所々にスクラップとなって鎮座する、
当時配属されたばかりだったオーブ軍主力MS“M1アストレイ”や、
連合軍主力MS“ストライクダガー”も、爆風に抉られたかのような焦げた土の斜面も。
違いは幾つもあるが、二年前に家族と共に目指して、しかし彼しか辿りつく事が出来なかった、あの港だった。
――そっか。
そりゃ、見覚えもあるよな、とシンは納得する。
家族を失った場所、家族を守れなかった無力な自分を嘆いた場所、彼の始まりの場所。
忘れたくたって忘れられない。
例え、何事も無かったかのように立派な慰霊碑に変えられてたとしても、
そこで失われた命があったことを、忘れちゃいけない。
決して、復讐なんかのためじゃないのだから。
そんな理不尽に命が奪われる戦争から、奪われる運命にある命を守りたくて、
この道を、選んだのだから。
――我は汝、汝は我
突然、声が響いた。
耳を介してではなく、自らの内から直に伝わって来たかのようなその声に
驚くよりも前に、右手に何やら違和感がある事にシンは気付いた。
見ると、いつの間にやら長方形の何かを持っている。
942 :
ペルデス ◆rvCk.7NUZ2 :2012/01/29(日) 07:51:37.93 ID:37/EK5R1
――今こそ双眸を見開きて
どうやら、何かのカードらしい。
裏面には濃い青と薄い青の二色で中心を境に塗り分けられた仮面の絵が描かれ、
表面にはシンプルな金枠の内側で終着点の無い闇のような黒い渦が描かれている。
どうしてこんなモン持ってるんだ、と不思議に思いながらその絵柄を眺めていたシンだったが、
その頭にふと“言葉”が過った。
――発せよ!
それを見計らったかのように、先程から響く声が、そう告げる。
その声を訝しむ間もなく、その言葉が何を意味するのかを考える間もなく、
シンの口が、その“言葉”を紡いだ。
「――ペ……ル……ソ、ナ」
“ペルソナ”。
そう口にした途端、シンが持っていたカードが、枠に覆われた闇の中から
猛烈な勢いを持った蒼い炎を吐き出す。
そしてその炎の奔流の中に、シンの片目がそれを見た。
影絵のように炎が放つ光の中に映り込む、“何か”の姿を。
『そこかああああぁぁぁぁ!!』
カードから溢れる炎が気付かせたのだろうか。
それまで背を見せていた“デスティニー”が、怨讐の叫びを上げて振り返り、
“アロンダイト”を高々と振り上げる。
それを気にも留めず、シンはただカードが放つ光の中の“何か”を見つめていた。
ふと、次にどうすべきかが頭に浮かんだ気がした。
そうすればいいと、“何か”も言っているような気がしたので、
シンはそうすることにした。
『今度こそ、終わりだあああぁぁぁ!!』
神速を伴って、“アロンダイト”が振り下ろされる。
それと同時に、シンは右手を握り締めた。
硝子が割れたような甲高い音を、同時に発生したシンの中の
“何かが弾けるような感覚”に共鳴させて。
カードが砕け散った。
943 :
ペルデス ◆rvCk.7NUZ2 :2012/01/29(日) 07:54:12.09 ID:37/EK5R1
これで終わる、と彼は思っていた。
これで、自分を拒絶した“本体”に“復讐”できると、彼は信じ切っていた。
抗うための“力”を持っていない、否、持つ事を拒否した“本体”が、
自分に対抗する等出来る訳が無いのだから。
だから、今度こそ終わるのだ。
自らが振り下ろすこの刃が、自分を拒んだ“本体”を、
己の本質さえ受け入れられない脆弱で幼稚なその精神ごと叩き潰して四散させるのだ。
それで、愚かな“本体”への“復讐”が完遂するのだ。
それが、避けようの無い運命だから――その筈だったから。
『……何だよ、ソレ?』
妙だとは思っていた。
あの白い霧に覆われ、それがすぐに晴れたかと思うや、いつの間にか眼前から消えていた“本体”。
傍から見ても動けるような状態じゃなかった“本体”が一体どこに消えたのか。
必死になって探していたところ、ふと暫くして背後から何かの光が射している事に気付いた。
まさかと思って振り返れば、案の定“本体”がそこに“立っていた”。
あれ程に傷ついた“本体”が立てた事も、“本体”の右手から溢れんばかりに発生する
蒼い炎も気になりはしたが、しかし彼にとってそんな事はどうでも良かった。
“本体”がそうであるように、その“影”である彼もまた、その本質は“復讐”。
その本能に従い“復讐”することを優先した彼は左手の血の刀身が付いた対艦刀を構え、
振り下ろした。
それから後は刹那の間の事だった。
944 :
ペルデス ◆rvCk.7NUZ2 :2012/01/29(日) 07:56:41.58 ID:37/EK5R1
握り締められた“本体”の右手から硝子が割れたような甲高い破壊音が響き、
そこから粉々に四散した欠片が光を纏って寄り集まり、
『何なんだよ、“お前”?』
作り出された“何者か”によって、“アロンダイト”が止められたのは。
ガキリと、音を立てて“アロンダイト”がその“何者か”の持つ武器に太刀筋を逸らされる。
ボロボロの刀身が、再び轟音を上げて何も無いアスファルトの地面に沈みこんだ。
その隙を突かんと、武器を構えて“何者か”がもの凄い速さで突っ込んでくる。
チィッ、と血涙に汚れた白色のマスクに覆われた口から舌打ちの音を立て、
すぐに彼は“アロンダイト”を引き戻し、“何者か”との間に構えて盾にする。
“何者か”が放った逆袈裟切りが、その場所にしがみ付いていたマユの身体ごと、
巨大な刀身を中程で真っ二つに切断した。
続けて、得物を上に振り上げて縦一線を繰り出そうとする。
させるかと、対艦刀の残っている部分ごと彼は突進を繰り出した。
その一撃が“何者か”を引き剥がすが、しかし直前で武器を間に出して防御したらしく、
ダメージを負ったようには見えない。
クソッ、と毒づき、彼は憎悪を込めて、全身から赤色の光を噴き出す“何者か”を睨み付ける。
顔は赤みを帯びた蛇腹状の仮面に覆われ、その隙間から覗く金色の目からだけでは
その感情を読み取ることは出来ない。その額から後頭部に掛けては、鉢巻きのような細い帯状のパーツが伸びている。
その右手には、赤黒く柄の長い、矛らしき武器が根元から握られている。更に、仮面上部の突き出た部分と鉢巻き上のパーツの先端、
そして武器の刃と身体の至る所から、ゴゥゴゥと炎が燃え上がっているという特徴があった。
だが、そいつの最も特徴的なところは、身に纏うその服にある。
945 :
ペルデス ◆rvCk.7NUZ2 :2012/01/29(日) 07:59:15.01 ID:37/EK5R1
肩と肘から炎が噴き出るその服は、首元から胸、肩までと肘から手首までが黒く、
それ以外の部分が濃いワインレッドで彩られていて、その腰元に独特の形をしたベルトが巻かれている。
そしてその襟元には、砂時計に似た赤いザフトのマークが描かれていた。
所々のデザインが本来の物とは異なるとはいえ、その服は間違い無く、
ザフトのエリート士官が身に纏う“赤服”だった。
そして、盛り上がった赤いマフラーが覗くその胸元。胸を肌蹴るその着こなし方は、
彼の“本体”がよくそうしていたものだ。
その姿に“何者か”の正体が思い浮かび、しかし彼はそれを否定する。
『お前は……』
有り得ない。
アイツが“力”に目覚めたなんて、有り得ない。俺がこうして存在しているんだから、
それだけは絶対に有り得ない!
じゃあ、“アレ”は何だ?
俺に対抗できる、“アレ”は、何なんだ!?
俺に対抗できるってことは、“アレ”はアイツの“力”?
アイツの“心の鎧”じゃないのか?
違う! それだけは有り得ないんだ! 俺がいるんだから!
アイツは、俺を拒絶しているんだから! じゃあ、じゃあ――!
『お前は……お前はっ! お前は一体何なんだああああぁぁぁぁぁぁッ!?』
――怨讐の血刃
自問自答の末に生まれた猛烈な不安を吹き飛ばさんばかりの絶叫を上げ、
彼は“アロンダイト”を振り上げた。
946 :
ペルデス ◆rvCk.7NUZ2 :2012/01/29(日) 08:01:08.38 ID:37/EK5R1
有り得ない想像しか浮かばない“何者か”を“本体”諸共叩き潰すために。
半ばから断ち切られた水色の刀身を、それまでとは比べ物にならないほどの
速度を持たせて振り下ろす。
自分の存在を脅かしているかもしれない“何者か”も、流石にこれは防げまい。
そう考えていた彼の耳に、それまで何も行動を起こしていなかった“本体”――片方だけ
開けられた真紅の目から光彩が消えたシンのその言葉が、確かに聞こえた。
「――“カグツイザナギ”」
その言葉に反応したかのように“何者か”――“カグツイザナギ”が空いている左手を彼に向けた。
そう思った刹那、
――アギ
彼の全身を灼熱の炎が包み込んだ。
947 :
ペルデス ◆rvCk.7NUZ2 :2012/01/29(日) 08:04:02.63 ID:37/EK5R1
「見えたクマ!」
集団の一人の、赤と青の着ぐるみ姿が手首の無い太い腕をそれに突き付ける。
その先では、“影”が今まさに必殺の攻撃を繰り出そうとしているところだった。
「デッケー……つか、何アレ!? ロボットだよな!? どー見てもロボットだよな!? な!?」
9メートル弱程度のその巨体はトリコロールの装甲に覆われ、背から機械の翼を生やしたその姿は、
誰が見ても同様にロボットと表現するだろう。
加えて、所々が壊れて緑色に光る目から血涙を流すその様は禍々しくも、そのスタイリッシュとも
いえない事も無いシルエットと合わさり、独特の味を出している。
その様に、スゲーカッコイイ、と男心を刺激されたように叫んでいた茶髪の少年が、
同行する緑ジャージの少女に、燥いでる場合か、と後頭部をチョップされる。
だが、集団の先頭を走っていた灰色の髪の少年の視線は、それとは別のものを捉えた。
「――っ!?」
「痛てて……ん? どしたよ相棒?」
後頭部を撫でていた茶髪の少年が、灰色髪の少年の異変に気づき、声を掛ける。
その声に、灰色髪の少年は“それ”を指差すことで答えた。
その指先は、“影”が手に持つ、半ばから断ち切られた、凝固した血の如き赤黒い刃の剣のような武器を
振り下ろそうとする、その眼前を指示していた。
「んなっ!?」
「えっ、何? 何かあったの――って嘘!? アレってまさか!?」
「何でクマ!? “影”はまだ暴走中なのに! ちゅーか、アレってセンセイの!」
集団が、一様に驚きの声を上げる。
“まだ存在しない筈”のモノが、そこにいた。
蛇腹状の仮面に覆われた顔と、右手に持つ矛。赤いオーラのようなものに包まれ、
所々が燃え上がり、見た事のない赤い服を着ているという違いはあれど、その姿はあまりに酷似していた。
その“まだ生まれていない筈の心の鎧”は、あまりにも見知った姿をしていたのだ。
「――“イザナギ”?」
“影”の全身があっという間に燃え上がったのは、呆然と灰色髪の少年がそう呟いた、
そのすぐ後だった。
948 :
ペルデス ◆rvCk.7NUZ2 :2012/01/29(日) 08:06:08.30 ID:37/EK5R1
『ぐわあああああぁぁぁぁ!!』
悲鳴を上げ、炎の中で“デスティニー”がのたうつ。
赤青白に塗り分けられていた装甲と、その身にしがみ付いていた亡者達が、
その全身を覆う炎に炙られ、見る見る内に消し炭へと変わっていく。
その様を、ボンヤリとシンは眺めていた。
『ぐくっ、クソオォッ! 何なんだよ、ソイツはァッ!?』
ソイツ?
ああ、コイツか?
怨嗟の叫びを上げる“デスティニー”が何の事を言っているのか分かり、シンは顔を上げた。
ボヤける片目の視界の中に、宙に佇むその後ろ姿が映った。
3メートルはあろうかという巨体を、所々が燃える“ザフトレッド”の制服に包み、
刀身の燃え上がる赤黒い矛を持った、先端から火の上がる鉢巻を額に巻いた仮面の怪人。
その仮面の隙間から除く金色の双眸だけでは、その表情を読み取ることは出来ない。
それが、自らの無意識の海とやらより生まれ出でた“心の鎧(ペルソナ)”というものだということ。
そしてその名が“カグツイザナギ”ということは、それを呼び出したその瞬間に分かった。
呼び出した瞬間に、その情報が頭に浮かんだといった方が正しいか。
『有り得ない、有り得ないッ! 俺がここにいるのに! お前は俺を拒んだのに!!』
いつの間にやら、“デスティニー”の装甲はそのほとんどが燃え落ち、
その身を食らっていた炎も鎮火していた。
代わりに、赤いパイロットスーツの所々を焦げさせたもう一人のシンが、
黒煙と陽炎の中で荒い息を立てて叫んでいた。
949 :
ペルデス ◆rvCk.7NUZ2 :2012/01/29(日) 08:08:31.07 ID:37/EK5R1
『ソイツは一体何なんだよォッ!? そんな、どこから湧いて出たかも分かんないような“力”を使ってまで、
俺を受け入れたくないってのかよオオオォォッ!?』
ウルサイ。
何が受け入れたくないだ。ありもしないデタラメしか言わなかったクセに。
どこから湧いて出た? なら、お前もどこから湧いて出てきたんだよ?
いい加減、自分と同じ姿で騒がしく喚くそいつが鬱陶しくなってきた。
その心情を悟ったかのように、カグツイザナギが刃の燃え盛る矛を袈裟懸けに構える。
――消えちまえ、化け物。二度と俺の前に現れるな。
カグツイザナギが、矛を振り抜いた。
それによって生まれた炎の波が、もう一人のシンを飲み込み、巨大な火柱を発生させる。
その火柱が消えた後には、焦げ付いたアスファルトの地面のみが残っていた。
それを見届けてすぐに、シンの視界がぐにゃりと歪んだ。
全身が、思い出したように痛み出した。瞼も鉛に変化したかのように重い。
カグツイザナギの体が細かな光となって四散し、元のカードに戻るのが見えた。
どうやら、限界らしい。
それを悟るや否や、自分に駆け寄る集団を視界に入れる間も無く、シンの意識は
深い闇の中に猛烈な速さで沈んでいくのだった。
950 :
ペルデス ◆rvCk.7NUZ2 :2012/01/29(日) 08:12:35.64 ID:37/EK5R1
というわけで、第一話終了です。
それにしても、1レベルアップしただけでここまで書き込み量増えるとは……
忍法帳恐るべし。
それでは。いつ投稿できるか分かりかねますが、次の話もよろしくお願いします。
乙です〜
952 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/29(日) 08:35:39.97 ID:1vecG2/O
乙ッ!
イイヨイイヨー
>>950 ペルソナ4とのクロスか。
あれっ、これってシンは『カグツイザナギ』とマユ、ステラをモチーフにした顔の女性がディスティニーの鎧着込んだ『(仮称)ランスロット』の2体のペルソナ使えるのか?
954 :
ペルデス ◆rvCk.7NUZ2 :2012/01/29(日) 10:35:15.96 ID:37/EK5R1
>>951-953さん
どもです。これからも頑張ります。
>>953さん
あー、すいません。その辺りは今後の展開に繋がってくるので、
今はノーコメントということで勘弁を。
フェニックスガンダムがAAへと向かって言っている
モリーゾ「諦めてくれたのか?・・・?!」
突如ドラグーによる攻撃がフェニックスを襲う
モリーゾ「4本腕か!」
それは新緑の大型MSバハムートだった
バハムートがビームサーベルで切りかかってくるのを受け止めたフェニックス、モリーゾは何かを感じる
エクレ「コックピットさえ無事ならいい・・・戦争ないか」
またも競り合いになるフェニックスとバハムート
モリーゾ「エクレ!エクレなんだろ?モリーゾ、モリーゾ・S・エルロンだ!エクレなら聞いてくれ」
しかし格言うででフェニックスの両腕を掴んで動きを封じるバハムート
エクレ「投稿しろモリーゾ(本当はこんなこと嫌なんですモリーゾ様ぁ)・・・」
モリーゾ「何でこんなこと・・・」
エクレ「私もお前も今は戦闘単位に過ぎない(ふぇぇ・・・ごめんなさいモリーゾ様><)・・・今すぐコックピットを開けろ(あなたにキュンキュン❤)」
モリーゾ「それでも!それでもお前はエクレだ!!!だから感じたんだろ?フェニックスさえ戻れば連合はここを離れる!」
エクレ「それは敵の理屈だ(あなたのためなら何でもします!・・・////////)」
モリーゾ「ミルヒだってここに来てるんだ!」
エクレ「姫様が?姫様はどこにいる!?お前が投降し姫様の居場所をゆえば私達も軍を引くお前は敵の理屈だ」
モリーゾ「違う・・・違うよエクレ・・・ロックオンの家族だって守りたいから俺は(ry」
エクレ「それが敵の理屈だ」
モリーゾ「・・・この・・・緑犬!!!!」
フェニックスが装甲を展開、PS装甲起動、ソーディアンフレームがオレンジに光、フェニックスウイングを展開してバーサーカーモードになる
エクレ「ガンダム!」
ドラグーンによるビーム攻撃をかわしまくるモリーゾにバハムートが放った拡散そりドス複合ビーム砲が命中する
しかしその直後にフェニックスから赤い光が周辺に放たれてドラグーンの動きが止まる
エクレ「ドラグーン!・・・ああ・・・あ」
バハムートのコックピットのニニターがドラグーンを次々と敵と認識する」
フェニックスが指先をバハムートに向けるとドラグーンがバハムートを攻撃し出す
エクレ「私が分からないのか?!・・・お前は誰だ?(モリーゾ様しっかりしてください)」
背中の片側5本のサーベルのうちの3本をビキニングのように持ちバハムートに突撃して切りつけるフェニックス
合計6本のサーベルを差し込まれ頭や腕を切られ動けなくなったバハムート
エクレ「うっ!ああ!」
フェニックスは背中のビームセイバーを引き抜き止めを刺そうと突撃するが
モリーゾ「あれは・・・」
6歳くらいの裸エクレがもの前に現れる
エクレの過去
過去エクレ「マスター死んじゃったの?どうして!」
町をさまよう過去エクレ
種アンチ「なんだいあの奇妙なタレ耳は?毛皮らしい」
癌厨「きっと出来が悪くて捨てられたんだろ、犬っ娘にタレ耳とかあり得ねえだろjk」
屋敷に連れていかれた過去エクレ
OO厨「今日からここでお前は働け奴隷犬、飼ってやるだけありがたく思え」
そしてもの前にトダカが現れて過去エクレの手を強く握る
トダカ「今まで辛かっただろう・・・ごめんな・・・」
モリーゾ、エクレがソーディアンフレームの力で意思空間で繋がりビームセイバーを止めフェニックスがバハムートを抱きしめるような形になる同時にバーサーカーからフェニックスモードへと戻る
モリーゾ「こんなの・・・こんなの悲しすぎるよ・・・」
エクレ「優しさだけじゃ罪も汚れも消せません・・・」
モリーゾ「それでも・・・」
エクレ「それでも・・・」
>>955-957 (´;ω;`)ウッ
やっぱ前の戦争の勝った連合はいいんだけど負けたバクシオンにはエクレのような悲しい運命を辿ったものが多くいるんだな・・・
モリーゾは連合に入ってるようだけどあくまで民間だから連合、バクシオンの両方と深い関係を持つ今までにない主人公なんだな
続き期待応援してるよ
959 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/29(日) 11:45:25.70 ID:1vecG2/O
いやせめてIDを出せと
960 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/29(日) 11:47:18.98 ID:WG80/mPx
みょ〜ん
>>956 キターであります♪
ドラグーンジャックはフェニックスガンダムのソーディアンフレームがもたらした機能の一つでありますよ
相手のドラグーンを自分の支配下に置くことができるのであります!
ようするにフェニックス相手にはドラグーンは無意味であります!
ますます目が離せない機動戦士ガンダムF EP3不死鳥の箱(アルカディアン・ボックス)は盛り上がるであります
・・・そろそろリコの活躍を増やして欲しいでありますがこの調子だと正直リコはわきや(ry
962 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/29(日) 11:48:12.88 ID:WG80/mPx
963 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/29(日) 11:49:03.36 ID:zkXw2XeF
964 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/29(日) 11:50:02.49 ID:1vecG2/O
>>955-957 後半はムウ、ロックオンそしてトダカ達のナイスなおじ様達が良い活躍するんだよな
UCファンの俺からしたらおじキャラが活躍するのマジ期待
それとラストのフェニックスVSブタンジュの戦闘も目が離せないな・・・胸圧過ぎる
966 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/29(日) 11:53:39.36 ID:y/QxpAw9
今回出たキャラ名全部NGにぶっ込めばさすがにもう全部あぼんされるかな
>>957 タレ耳隊長LOVEの俺を種アンチ、癌厨、OO厨は怒らせた
968 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/29(日) 11:57:14.00 ID:1vecG2/O
969 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/29(日) 12:01:44.66 ID:y/QxpAw9
>>968 「モリーゾ」だけで全消し余裕だったでござる
今後のために「ミルヒ」も入れれば大丈夫そうだわ
>>969 「癌厨」「最弱」も入れたほうがいいと思うよ
主題歌「フリーダム・ハート 〜自由の翼〜」 ミルヒオーレ・F・ビスコッティが流れる
ミズシロンタル「彼らはずっと待っていたんだよ、バクシオーがもう一度爆死することを」
連合とバクシオンのMSの戦闘シーンが流れる
ミズシロンタル「だが時は流れ始めたカズヤ・スカイ・エルロンの手によって」
デゥランダル「クーロダーをマンセーするキムチョンのやることとは思えんな」
切嗣、ウェイバー、綺礼、が専用MSウイングダガーで出撃するシーン
デュランダル「全艦第二戦闘配備、MS隊をスタンドらせろ」
シャンブロガンダムが町を破壊するシーン
モリーゾ「何故こんなことをするんだ!?」
レオンミシェリ「お前たちには感謝しているぞ、セルクリアが砂漠に落ちてくれたおかげでこの猫ババ帝国の恨みを晴らせるからじゃ」
シャンブロガンダムがフェニックスガンダムを鷲掴む
モリーゾ「やめるんだ・・・こんなことを続けていたら猫ババアが更に壊れて肉便器になってしまう・・・!」
掴まれていたフェニックスがフリーダム+のビームで解放されフリーダムに掴まる
レオンミシェリ「託されたことをなす、それが爆死キムチョン猫ババアとして生まれた私の役目じゃ!」
キラ「そうさ・・・囚われているんだ・・・消して解けない神アニメの呪縛にな!」
フリーダム+が放ったビームが反射されてフェニックスを擦れる
モリーゾ「俺は猫ババアを倒す・・・倒さなきゃならないんだ!!フェニックス!俺に力を貸せ!!!」
フェニックスガンダムが装甲が展開、フェイズシフトが起動、ソーディアンフレームが輝きフェニックスウイングを展開してサンライトセイバーモードに変わる
>>971 おお
ep4は原作ファンからも称賛されてるシャンブロガンダム戦か・・・
原作じゃ猫ババア、猫親、猫ガキの4人操縦なのに猫ババア一人になってるのな
後モリーゾとトダカの砂漠越えやシオン軍残党のMS達VSキリツグ隊とか見所満載だな
バビカスタムってのもアニメオリジナルでカッコイイし期待度100パーセントだ
973 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/29(日) 12:35:42.52 ID:1vecG2/O
ID出さない奴は黙ってNG
974 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/29(日) 13:12:26.35 ID:lKk6OyUp
スレ容量が燃え尽きそうなところだが、いろいろあって没にしたものを投下
>>686で聞いたコメディものの前書きと言うかそういうもの
「目的地の京都は1500年以上の歴史を誇る、現存する中では世界最古とも言われる都です 794年、当時の…」
例の紛争根絶宣言から急に世界は慌しくなったと言うのに、車内ではそれとは無縁な観光案内が流れている
そんなカビの生えたような昔話を内心馬鹿にしながら、俺は事の顛末を思い返す事にした
AEUの新型がガンダムとか言う機体に一蹴される様子が世界中に配信されたのは、確か2日前の事だったか…
その日の内に情報屋からユニオンと人革連も動き始めており、赤っ恥かいたAEUも何か起こすだろうと言う話を聞いた
バカでかい祭りの予感がした矢先だ、PMCトラストから俺を指名した依頼が舞い込んだと言う連絡が入った
この時期に舞い込むと言う事は相当楽しい依頼だろう、そう思いながら足取り軽く本社に向かった
「ようお嬢ちゃん、今日も可愛いねぇ それはともかく俺に仕事が来たんだって? 見せてくれよ」
祭りの予感に思わずお世辞が混ざる俺を見ると、窓口の姉ちゃんは無言で一冊のファイルを差し出した
愛想のあの字もありゃしないと思いながら、鼻歌混じりに封印を引きちぎり中身を読み進める事にした
しかしそいつを読み進めていくうちに、依頼は俺の期待とはあまりにかけ離れたものと理解した
「なぁ嬢ちゃん…、社長さんいるかい…」
在社しているとの返事を聞きエレベーターに乗り込むと、その中で改めて依頼内容を読み返した
内容を要約すれば「指定したものを手に入れ、依頼主の元に届けろ」と言うものだ
要はガキのお使いだ、紛争地域でガキを集めて鉄砲玉に仕立てるよりも簡単な内容である
しかしそんな内容にそぐわない異常に高額な契約金、経費は依頼主全額負担の厚遇で発注されている
美味過ぎる話には裏があるのが常、ヤバい橋は結構だがむざむざ死にに行くような真似はしたくはない
そう思った俺はこいつを突っ返そうと、社長に直談判する事にしたのだ
「社長いらっしゃいますかね、入りますよ」
ドアをノックすると返事も聞かず社長室に入ると、高そうな椅子にふんぞり返っている男に歩み寄った
「この件なんですがね…、もっと適した人がいるんじゃないですかね…? 俺には手に余…」
臭過ぎると思い適当な理由をつけて断りを入れようとする俺の言葉を、ハゲ頭は最後まで聞く事無く遮った
「すまんが拒否権は無い、君にやって貰わねばトラストそのものが困る事になるのだよ」
眉間を寄せて俺を睨みつけて来るが、尻で磨いた椅子より眩しい頭した奴に凄まれても何とも思わない
だがそのひと言は、俺がいくつかの仮説を立てるには十分な内容だった
方々のお偉いさんにもコネがあるこの会社すらまずい事になるって事は、誰だか知らねぇが依頼主は超大物だ
おまけに指名とあればこの依頼は俺を試すもの…、時期からして本命はソレスタルなんたら絡みと言う事もありうる…
それに今の立場あってのドンパチ家業だ、それを提供してくれるお優しい社長様の命令とあっちゃ仕方ない
机を叩く手を止めると、わざと聞こえるようなため息を漏らしながらファイルを小脇に挟んで姿勢を正す
「物分りが良い社員を持てて幸せだよ 偽造旅券に航空券、その他必要なものはこの中に全部入っている 持って行け」
俺の様子を見ると社長様は急にご機嫌になり、結構な重さがありそうなスーツケースを差し出して来た
黒光りしたイカした面構えのそいつをひったくると、俺はその足で日本行きの航空機に乗り込んだ
975 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/29(日) 13:13:38.55 ID:lKk6OyUp
続かない
言い訳
ひろしとトラストの関係がどうもはっきりしないので、ただの従業員と言う形で処理をしてみた
発案時点では金やガンダムに絡む権利と言う条件の良さに釣られ、依頼を引き受けてみた
しかしそれはに池袋漢女ロードでアレハンドロが要求した801本を探し回るギャグものだった
さすがに国連大使の名義で801本を買うのはまずいと言う体面と、ひろしが本当に何でも従うかと言う理由だった
そこで観光としてやって来たルイスや、無理矢理連れて来られた刹那や沙慈が出て来て〜と言う話だった
しかもルイスとレア本のラスト一冊を奪い合うデスマッチまであった、正直没にしてよかったと思っている
976 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/29(日) 13:25:34.06 ID:1vRrN4RX
>>975 それはそれですごく面白そうかも知れないw
消去せずに、気が向いた時にアップできるよう残しておいて欲しいです。
乙女ロードを歩く髭面の男(サーシェス)なんてシュールすぎて想像するだけで笑えてくるw
977 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/29(日) 14:22:36.40 ID:ipOUpfRQ
ペルデスさんお疲れ様でした、この作品故のこの名前、と今気づきましたw
作品の展開上、シン以外の名前が出せず、キャラを行動させる度にその分
量が増えて時間がかかってしまったのではないでしょうか?そこだけ気になってしまいました
シンがペルソナ世界で活躍する(かもしれない?)展開に某やる夫のシリーズを思い出しました、こちらも次が楽しみなSSになってますので
自信を持って、頑張ってください
978 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/29(日) 14:56:15.71 ID:ipOUpfRQ
モリーゾ君(仮)は最初にくらべたらかなり良くなってますが、こちらは逆に
作者本人にしかわからない固有名詞を出し過ぎてます、また起承転結の「結」しか考えておらず
他の三つが文章として成り立っていないので、非常に読みづらくなってます
最終的にギャグSSとして落とす以外にオリジナルBGMとか不要です、無駄な部分を省くようにしましょう
山田悠介のリアル鬼ごっこ(初版)あたりを参考にしてみましょう
「リスタート」 太陽の錬金勇者 OP1
この思いをあきらめるにはまだまだ早いでしょ?
僕に出来ることはやっておきたいから・・・
もう後ろを振り向かないと言ったはずなのに
寂しくなっていつも途中で振り向く
あの頃みたいにね帰りたいわけじゃないけど
失ったものを探してる
分かって欲しいから犠牲になったような寂しいかおは
止めてよ
そこにはいつも誰もいないよ
僕ら別の道進み始めたんだ
何もない感情の迷路で
何を探してるの?
自分の思い悲しみ全て全部綺麗に吐きだしたいよ
なにから逃げてるの?
・・・「運命」ってやつ?
輝くために生きてるんだって張り裂けそうな思い覚えていますか?
晴れがあれば雨もあるけど・・・止まない雨は無いの
優しさと勇気があれば強くなれるんだアンリミテッドパワー
傷ついて行く
こんな痛みも最高じゃん
>>979 この歌確か初めの
・若いころのキリツグがアイリに手をのばしてアイリが笑うシーン
・モリーゾ、シンクが家を去るキリツグを見上げてるシーン
はキリツグ主体なんだよな
>>980 そのとうり
顔を隠しながら歌の「やめてよ」の部分のほむほむと「こんな痛みも最高じゃん」のミルヒが歌ってるような感じになってるとこが好き
OPじゃカズマがフル最強の盾状態で映るシーンがあるけどやっぱ1クールはそこまでかな?
2クール目からキラ一行、リコッタたんも出てくるんだろうけど
>>981 多分そうだろうな
それと戦闘シーン
・モリーゾがアルトメイルをサンライト・ブレード状態に錬製してアウル、ミズシーと戦ってる中爆発するシーン
・モリーゾが岩のとげを対っ良に錬製してそこに突っ込む初期三人(ミズシー岩で飛ばされるけどw)も1つ目のOPとしては良く出来てるな
983 :
979:2012/01/29(日) 19:55:08.61 ID:???
とりあえず師匠夫婦のブリオッシュとユキカゼはまあネタだよw
まあ結構シリアスなシーンもあるんだがダルシアンが「ユキカゼは拙者の嫁!」には毎回笑うwww
>>984 キラ=東の国シードのある「領主の息子で後継ぎのために賢者の石を探しにやってきた奴
・・・まあネタバレになるんだけどキラとしての活躍は案外少なめ
エクレ、ロラン=吉良の家来で兄妹のコンビ両方かなり強い
リコ=可愛い俺の嫁、キラと似たような理由でやってくるが犬も連れてる
あとシンクには紳士と知ってからベタ惚れ
986 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/29(日) 20:01:35.70 ID:WG80/mPx
ID出してね
987 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/29(日) 20:41:54.92 ID:K7uXw59l
988 :
通常の名無しさんの3倍:2012/01/29(日) 21:50:00.46 ID:1vecG2/O
IDを出さない奴は駄文なので
989 :
弐国:2012/01/29(日) 22:59:44.41 ID:qFmkUPl9
半月見てなかったら大盛況ですね。
DATの海に沈んだかと多少心配しました。
自分、過去に何度か自演疑惑を言われてますので
今日はあえてあげときます。
>>105,109
PCがイカれてメモも取ってなかったので
トリップ付けられませんが本人です。
遅くなりましたが特に自分は問題ありませんので
やっていただけるなら幸いです。
あと、短編さばそうシリ−ズの作者の方は
実は何度かチャットでお会いした事があります。
多分拒まないのではないかと思いますので
否定的なレスがつかない限りこちらも問題ないと思いますよ。
990 :
105・109:2012/01/30(月) 01:16:21.61 ID:Tbog74Qj
>>989 弐国さん、ご連絡ありがとうございます
反応がなかったのでジャンル分けなどどうしたものかと思案しておりました
ご無事でなにより、ぼちぼちいこうと思います
>>989 アンタの時代はもう終わったんだよバーカ
旧コロニー「フェニクス」
箱の座標であるここを訪れたモリーゾ達にバクシオンの奇襲が来る
ブタンジュを誘い込むために作戦を考えたモリーゾとムウ・ラ・フラガだったが・・・
フェニックスのコックピットが開きムウが出て行く直前モリーゾに語りかける
ムウ「なあモリーゾ・・・これだけは覚えとけ・・・人間だれもが大切なパーツを持っている」
モリーゾの胸を刺す
ムウ「自分で自分を決められるパーツだ・・・無くすなよ」
そう言うとムウはフェニックスから離れ待機場所に移動する
そこへ誘い込まれてきたブタンジュが現れる
ムウ「失せろバクシオーの魔物!」ムウがバズーカを撃つ
しかし東部の装甲を削ったものの破壊には至らなかった
ムウ「・・・!フッ・・・モリーゾ!」
笑顔で別れの敬礼をするムウししてブタンジュのビームサーベルでムウが薙ぎ払われる
モリーゾ「!!・・・やったなああああああああ!!!!」
フェニックスガンダムが装甲が展開、フェイズシフトが起動、ソーディアンフレームが輝きフェニックスウイングを展開してバーサーカーモードに変わる
ズキューン!ズキューン!ビームスマッシュライフルを撃つフェニックスコロニー後からブタンジュそしてフェニックスが出てくる
待ち構えているエクレア・ズール(刹那機)とエクレアズールミサイルカスタム
刹那「予想通りの動きをしてくれるニダ商戦素人ニダwwwwwサジ!一期に挟みかけるニダ!」
ブタンジュと戦ってるフェニックスにミサイルカスタムがビームGNソードで見えないところから切りかかるが ・・・
それを見向きもせずビームトンファー2で倒すフェニックス
刹那「はめられたニカ?!ファビョオオオオオオオンこっちにくるなああああ!」
エクレア・ズールが拡散GNライフルを撃つが
刹那「消えたニカ!?アイゴ!?!?!?!?」
エクレア・ズールの上にいつの間にか移動していたフェニックスにエクレアズールがボコボコにされる
そして大気圏ギリギリを飛ぶブタンジュのもとに行くフェニックス
刹那「ミズシー様!逃げてニダ!こんなところであなたがあああああ」
フェニックスとブタンジュが大気圏で激しい戦いを繰り広げている
一方セルクリア艦
トダカ「フェニックスとブタンジュを回収する重力の溝に引きずりこまれる前に」
カズイ「しかしこのままではこちらも・・・」
何者かの通信が入る
???「大気アシスト飛行だしっかりしろカズイ」
トダカ「ロックオン、もういい・・・今すぐブタンジュの救援に当たれ」
ロックオン「了解しました」
激しいビームサーベルによる戦いを繰り広げるフェニックスとブタンジュ
フェニックスがブタンジュの足を引きちぎる
モリーゾ「お前だけは倒す!!!!!」
ミズシロンタル「モリーゾ君、聞こえているなら辞めろ、このまま燃えつきたいのか?」
フェニックスとブタンジュに危険信号が響く
ものすごい憎しみの表情のモリーゾ
モリーゾ「ちいディムロオオオオオオオオオオオオオオオス!!!!」
背中からビームセイバーを引き抜くと刃が10000メートルの長さとなってブタンジュに向かうがそれをかわしたブタンジュ
ビームスマッシュマグナムへと持ち帰るフェニックス
モリーゾ「今度は外さない!!!!!」
ブシュオオオオオオオ!!!!!!
最高威力の攻撃が放たれるがブタンジュには当たらず救援にきたデュナメス・ズールにあたる
ロックオン「モリーゾ!・・・」ドカアアアアアアアアン
爆死するロックオンその意思がモリーゾに聞こえる
ロックオン「家族を・・・エイミーを頼む」
我に帰るモリーゾ
モリーゾ「ロックオン・・・」
動きを止め大気圏へと落下していくモリーゾ
ED「LIGHT OF RAND」が流れる
地上のオーブにあるキラ一族の豪邸の庭から流れ星のように落ちて行くコロニーやMSの破片をミルヒが見上げるシーン
モリーゾの救援に向かうトダカ達が乗るセルクリアのシーン
それをニタニタキモイ笑い方をしながら見てるミズシロンタルと刹那
モリーゾが目を覚ましデュナメス・ズールへとフェニックスが手を伸ばすがデュナメス・ズールの破片は燃えつきモリーゾが泣くシーン
素いて最後に夜明けの地球が映る
EP3 不死鳥の箱(アルカディアン・ボックス)
終わり
>>992-994 マジ感動早く続きがみたいぞ雑種
ガンダムFのBLはこのギルガメッシュが買い占めた
>>992-995 ダサクオーの劇場版なんか相手にならないくらいすげえゾ
F>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>OO(笑)
梅
歴代主人公集合
a
メ゙、
/;: :ヽ.
//: : iハ ,ゝー,.イ
. //: ;、: i:ヘ. _, /: /: : i
へ. ,' ': :_i`ヽィ'´ノ /: /: : : :,'、
:.:.:.:.\ /:ゞ´ `. ,ゞイー、__==.┐/_:; '人: : ; :/.:.:メ
:.:.:.:.:.:.:.゙/'´, .:.、メ、.く':.:.:.:.:.:./:,: ゞ`´ ゝ/:/:.:./
:.ヾ、ヽ:.i:´,' ,.、==.、<、´,.:.:.:.:/:,ゝ' メヾ,ィ' ,ノ,: /.:.:`ヽ.
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冫:.:.:.:./.:: ::::;::::::::::::::::::.ヽ:::::`ヽメ´/:.:.:.:.:.:.:/
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メ-'i リ'-ィi行:i:::。!ヾゞ:. .:ハ:-キ=廴 :::i:. ト、_゙、::... ヽ、
|ミi::::.. 八! i!: ー' :j`゙ 乂、.! ィ≠ミ、゙、 、 :i:. :!、:::::::::::::...、このスレの人気SSナンバーワンは・・・
ヘi::::::... 、゙、≠='′ `ヽ!/:i::゚j:iゞハヽ. i、. ! ヽ、::::::::::モリーゾ様の「機動戦士ガンダムF(フェニックス)」でした☆
ハ::::: 、:.ヾヽ. ' ゞ、¨.ノ/、ヾ、!メ ヽ! `ヽ:::他のはカスですねwww
,':::::: i`¨¨` (v ̄`ヽ ``/i、:.ヽーゝ (⌒⌒) `ますます物語がヒートアップそして箱にまつわる謎などこれからも見逃せないガンダムFは最高です♪
!:::: i! ゙ト、 ヽ._ .ノ ノ::i!:::i¨¨´ \/・・・それはそうと私登場しますかね?・・・何か名前すらでてきていないのですが・・・
ゝ、 i、 、゙iノ、ヽ. . </:::リ :i ____・・・それはともかくキャス狐鍋パーティですよ!モリーゾ様❤
メ‐-、 ヾ、ミ.、 ` ァ_' ´ ./::; ' ,' r┤i三三ミ
,' ヽ:.i、ヾミ、 ゙iliト、 _i:: i .:ノ 、. と| |三三三
. i ヽ トゞ、 ヾミ彡イヾil!!: l ,'`ヽ、/ヽ._. ! !三三三
:゙、! i`ヾミ、 ○)))彡'!: v 、//彡´/´| |三三三
: : !__ i / , `ミ三彡' ヽ!ヽ辷彡' /.:.:.:.:| i三三三
二´__`ヽ、/ `ヽ. `ヽ'.:.:.:.:.:.:.:|/\三三
三三三三ミ,' ____ヽ. ,ィ彡三三=、'.:.:.:.:.:.:ヽ三
、 , ! ,ノ三三三三ミミヽ彡='¨¨¨¨`゙゙i.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ
-―――‐-メ'彡三三三三三ミ彡' ,==‐.ノ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
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