ストフリ山積みWWWWWWWWWWWWwwwww

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491通常の名無しさんの3倍
「機動戦士ガンダム」シリーズ「00」の、テレビ放映後のエピソードを描く劇場版SF・アクション・ムービー。
 テレビやOVの編集版ではない、実に19年ぶりの完全新作ストーリー。
 「ガンダム」シリーズといえば、その核となるのは人間同士、国同士がモビル・スーツという戦闘機械に乗って戦う、というのがこれまでの流れ。
 だが、本作ではシリーズ初の、正体不明の地球外生命体から地球を守るために主人公たちがガンダムを駆使して戦う、というものになっている。
 一見しての印象は、まるで少年マンガ誌に連載されるような、正統的なSF・アクション・アニメ。
 ガンダムの祖師・富野由悠季が描く、緻密なまでの人間関係と設定、内面の葛藤などは、ほとんど描かれていかない。
 そしてテレビ放映されていた「00」シリーズを見ていないと、全く登場人物の人間関係も分からない。
 そうした作りは、昨今のテレビドラマの劇場版と同じ流れだ。
 まず「00」ファンありきの作品となっている。
 物語は、思想や立場の違う人間同士が、それぞれ自分たちの生きる地球を守るために手を組むことになる、というもの。
 そこはこれまでの人間対人間から、人間対人間以外のモノ、に変わったと考えられる。
 そして、人間以上に進化したものが、地球を救える、というラストは、何か現在の人間には救えるものはないのだ、と言っているようにも思えてしまう。
 結局は、普通の人間同士では永遠に分かり合えないのだ、と。
 ラストは希望があるようで、ない。
 単純に考えているだけだと、「こんなのガンダムじゃない」と言うだけて終わってしまう。
 それでは、僕らが試写を見せていただいている意味がない。