【腐禁】機動戦士ガンダム00ネタバレスレPart4948
「――……っふぁ」
少し息苦しくなって、クリスティナは口を大きく開けた。舌が絡む。混ざり合った唾液が、口の中にだんだん溜まった。唾液が口の端から零れそうになると、クリスティナは慌てて喉を起伏させた。
(手慣れてる、感じがする……)
熱り始めた頭の中で、クリスティナは思う。だって角度を変えての口付けを受けながら、同時に衣服も脱がされているのだ。この手際の良さは、経験が無ければ成せないだろう。無くても、ティエリアならやってのける気もしたけれど。
「うわぁー……」
クリスティナはすーっと深く息を吸って、吐く。裸を男性に見られるのは久しぶりだった。強いて加えるなら、見られた回数も指折り数えられる程度である。
「き、筋肉あるんだ。結構」
カーディガンとシャツは既に脱いで、眼鏡を外しているティエリアの腕を触ってみた。予想以上に筋肉質(アレルヤやロックオンには到底及ばないとは思うけれど)だ。
「お前は胸が大きいな」
「そう、かな」
「ああ」
乳房にティエリアの指が当たった。ふにふにと凹ますように揉まれる。その度に乳房は、ティエリアの指を見え隠れさせる。
「柔らかいし、形もいい」
「あっ」
手のひらで乳房を大きく掴まれて、クリスティナは足のつま先を伸ばした。こねられる。胸の突起がティエリアの手のひらに触れて、じょじょに硬くなる。その上にティエリアの舌が滑った。
「あっ、んぁ」
生温い温度が突起を包む。吸われてクリスティナはびくついた。少しの痛みを感じる。けれどじんわりと肌に広がる頃には、その痛みは変な痺れと化している。
「ひぅ……」
「気持ちいいか?」
ティエリアって結構意地悪だ。けれどクリスティナは、文句を垂れはしなかった。彼から受ける愛撫に、感情を揉み消されてしまうからだ。手のひらで揉まれて、舌で舐められて、それを交互に繰り返される。
「ん、んぁ……あぁっ」
乳房だけではない。舌は時折鎖骨に這うし、手は脇腹のくすぐったい場所を擦る。
「ひぁっ……あ、それ、やめてっ……」
「どれ?」
「その、あのね、胸を」
説明している自分がとても間抜けに思えて、恥ずかしい。ティエリアが真面目な顔でこちらを見下ろすので、ひとしおだ。
「強く押してから、弱くもむ、のを……あぁっ」
言っている傍からそれが自分の身体で再現されて、クリスティナは膝を立てた。全身の皮膚が汗ばむ。特に下っ腹と、足の付け根に高い熱が籠った。