「うわぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
「いやぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
ソートンを撃った兵士は、ジュリオのジェガンのバルカンで吹っ飛ばされる。そこにダガー部隊が襲いかかってきた。
「ちっくしょぉぉぉ!!マユ来い!」
そう言うと、シン君はマユちゃんの手を無理矢理引っ張り、量産型νガンダムに乗り込む。そして動かし始める。馬鹿な。
「後ろにいるんだ!」
「お兄ちゃん。ひっくもういやだよぉ!」
マユちゃんは泣くことをやめない。そしてシン君は再び叫ぶ。
「くっそうぉぉぉぉ!!!!あんたらがぁぁぁぁ!!」
ビームが放たれ、陸上部隊が吹っ飛ばされる。
「ここからっ!!ここからっ!!消えてしまえぇぇぇぇ!!!!」
叫ぶと同時に、攻撃をしてきたダガーに反撃を加える。ダガーは1発目こそ避けたが、半ば錯乱して乱射してくる量産型νの攻撃に対処しきれず、彼の激情が込められた攻撃を受け撃破された。
「うおぉぉぉぉ!!!!」
ようやく南部戦線を通過してきた遊撃部隊に、シン・アスカの精神的爆発が伝わる。
「この感覚は!!いかん!」
「これは・・・!憎しみの感情が、意識を変える!!駄目だ!」
シャアが気付いたように言葉を漏らす。そしてアムロが叫ぶ。2人は同時にシン・アスカの思惟を捉えたのか。レーンもアムロの指示を待たずに急速に速度を上げ、音速の早さで機体を動かして突進する、そして叫んだ。
「シン!!!!!守るんだろおぉぉぉぉ!!!!!」
レーンの絶叫がこだまする。そしてそれは突如として起きた。