【縄子】CB基地で座ってた女の子スレ【縄2本目】

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1通常の名無しさんの3倍
セカンドシーズン13話に出てきたモブの巨乳オペ娘。

00セカンドシーズンのプロモーションの際、CBオペレーターに扮した
グラビアアイドル、アッキーナこと南明奈がモデルと思われる
その特徴的な髪型から「縄子」と呼ばれている。

前スレ
ソレスタルビーイング基地で座ってた女の子スレ
ttp://hideyoshi.2ch.net/test/read.cgi/shar/1229243378/


http://moe2.homelinux.net/src/200909/20090910260176.jpg
2通常の名無しさんの3倍:2009/09/16(水) 13:44:33 ID:???
3通常の名無しさんの3倍:2009/09/16(水) 17:34:26 ID:???
>>1
4通常の名無しさんの3倍:2009/09/16(水) 18:43:40 ID:???
>>1
ズンボリ様乙!
スレの変革を期待してます
5通常の名無しさんの3倍:2009/09/16(水) 22:06:44 ID:???
>>1

まさか2スレ目に入るとは、驚きかつ幸せな事だぜ
6通常の名無しさんの3倍:2009/09/17(木) 07:53:46 ID:???
>>1
乙です
7通常の名無しさんの3倍:2009/09/17(木) 12:25:57 ID:???
2ゲット!
8通常の名無しさんの3倍:2009/09/18(金) 12:44:42 ID:???
いまいち盛り上がらないな…
9通常の名無しさんの3倍:2009/09/18(金) 19:18:52 ID:???
>>8
まあ本編出演が1カットだからな…

ゲーム辺りに声付きで出ないかな
10通常の名無しさんの3倍:2009/09/19(土) 20:44:10 ID:???
いいたかないが水島や黒田が関知してるかどうかも分からんキャラだしなぁ
しかし俺は再登場を信じているぜ
11通常の名無しさんの3倍:2009/09/21(月) 02:27:01 ID:???
冷たい秋の風と共にゆっくり地面を流れる枯葉達。
天上に広がる青空とは対称的に樹木の枝は紅葉の真紅に染まっている。
そんな秋色の公園の中、縄子は独りベンチに座っていた。
「木があんなに紅くなってる、この前まで青々としてたのに…
秋と言えばやっぱり読書の秋よね〜」
そう言いながらバッグから本を一冊取り出す。カティという軍人から貰った戦術の本、彼女の宝物だ。
「秋を満喫しながら読む本が戦争の本か?変わった嬢ちゃんだな」
本を開くと同じに横から何者かが呟きかけてきた。
「え?」
驚いて縄子は声のする方へ振り向く、するとそこには一人の男が酒を口に流し込みながら座っていた。
「いつの間に横に…」
赤い髪と口元の髭、軍人が履くような黒いズボン、そして黒いタンクトップにから伸びる腕にはタトゥーが見え、首にはマフラーのような布を巻き付けたており、寒いのか暑いのかよく分からないような服装だ。
無視する縄子に男は呆れたような顔で更に言う。
「普通よぉ、女がこういう季節に読む本っていやぁ、恋愛小説かなんかだろ?
なにを間違ってそんなもん読むんだぁ?おい」
酒の臭いを含んだ言葉を耳元にかけられる。
「う…酒臭さ!」
激しい悪寒に襲われた縄子は本をバタンと閉じて男を睨み付け言い返す。
「間違いではありません、酔っ払てるなら話しかけないでください」
「ほぅ、じゃ嬢ちゃんは戦争が好きなのか?」
「戦争が嫌いだから読むんです」
男の質問に間髪入れずに返す縄子。本を見つめたまま言い返す縄子を見て男は、口に笑いと酒を含みながら更に返す。
「戦争が嫌いな癖して戦争の本を読む、矛盾してるな」
「戦争が嫌いだから…減らしたいから戦術を学んでるの、これのどこが矛盾なんですか?」
酔っ払い相手に何を言っているのか…
心の中で自分に呆れ溜め息をつく。しかし、相手が酔っ払いとはいえ自分のしていることに矛盾と認識されることはとても我慢出来なかった。
「なるほどね…」
男は空になった酒瓶を後ろに放り投げ、ポケットから出した煙草に火を着けて続ける。
「俺は戦争屋だから、戦争で飯食って生きてる」
「え!…」
「そう身構えるなよ、戦争屋ってもただの傭兵よ、でもまぁ…戦争に対する考えは違えど、俺は嬢ちゃんから見れば戦場で生きる先輩ってことになるんだがな」
男は縄子と視線を合わせること無く、ただ真っ直ぐ前を見据えたまま煙草をくわえ込み、不適な笑みを浮かべていた。
「傭兵…」
12通常の名無しさんの3倍:2009/09/21(月) 03:30:10 ID:???
紅葉のような真っ赤髪と秋風のような冷やかな声。
縄子には先程男に感じていた酔っ払いの悪寒とは明らかに違う冷たい悪寒を背中に感じていた。
戦争屋と発した瞬間から男の眼は無機質な光を放っていたからだ。
「戦争を減らすか…
何で嬢ちゃんのような小さい娘がそう考えるか…
まぁ、太陽光発電紛争みたいな戦争が起こるこのご時世だ、大体の予想はつくさ
戦争を減らされたら俺は困るが、嬢ちゃんは可愛い後輩だから戦術の心得ってやつを一つだけ教えてやるよ」
男は指を一本立て縄子に微笑む。
「心得…ですか?」
「おう、戦術ってより戦争の心得さ、知りたいか?」
男はニカリと笑いながら縄子に詰め寄る、対して縄子は男の酒臭さもあってか少しのけ反るような形でコクリと頷いた。
「いいか、戦争っていうのは騙し合いだ」
「フムフム…それから?」
「ああ、それだけだ」
「はぁ?…なんか基本的ですね?」
呆気にとられた顔で男を見る縄子、その反応は予測したように男は先程から立てる指をクルクル回しながら返す。
「基本的だからこそ忘れちまう
その隙を利用して、他人に判断の材料を与えて行動させる」
「やっぱり基本的…」
「そうか?」
いまいち理解出来ない縄子、男はそんな縄子のお尻を指して言う。
「そう言えば、昨日嬢ちゃんが座ってる所で犬が糞してたなぁ〜
ケツに糞付いてんじゃねぇか?」
「え!?」
言われて縄子が慌てて立ち上がる。すると男は素早く先程まで縄子が座っていた所に足を伸ばし、そのままベンチの上で寝そべった。
「ところがギッチョン!嘘だ〜!」
「はぁ〜?」
「いいか?俺はベンチを全部使いたい、しかし嬢ちゃんが邪魔だ
だから退かす必要がある
だから騙した、嬢ちゃんが立ち上がる判断をするように
これがベンチではなく国の奪い合い…つまり戦争なら、俺の勝ちになる」
「…でも私がアナタの目的を知ってたら渡さなかった…」
「知ってたらな」
「でも知りようが無いわよ」
困った表情で詰め寄る縄子に男はニヤリと笑う。
「そういうこったぁ
騙し合い、基本的な事でも隙は必ず出来る」
「だから先に騙した方が勝つ」
「いや、先に騙された方がダメージが大きいだけさ、まだ勝負は続いてる
だが、こうなると奪い返すのは難しくなる、俺は嬢ちゃんがこのベンチを狙っているのを知ってるからだ
それでも奪ってみるか?」
「うう…」
ニヤニヤと笑う男を縄子はただ見てるだけしかできなかった。
13通常の名無しさんの3倍:2009/09/21(月) 03:43:25 ID:???
煙草の煙を吐き出しながら男は夕焼けに染まる空を見上げる。
「う〜ん、どんな戦争でも勝ったあとの一本は美味いってもんだ」
そんな男の様子を黙って見る縄子に男は視線を移し、更にその後ろに見える街を眺める。
「この街もいずれは…ふふふ…
綺麗なもんだぜぇ真っ赤に燃える街ってぇのはよ…そうだろ?嬢ちゃん!」
男が再び縄子に視線を移した瞬間、縄子が男を睨み付けながら本を振り上げているのが見えた。
「む?」
勢いよく男に降り下ろされる本、しかしそれは男の鼻先でとまり、そして縄子から意外な言葉が放たれた。
「私を弟子にしてください!
私、この本で沢山学びました、でも今日アナタにあってそれでは足りないと思ったんです!」
「はぁ…?」
突然の縄子の申し出に口が緩み、更に降り下ろされた本の風圧で男は煙草を胸元に落とす。
ジュウ〜
「熱ちぃ〜!」
慌てて両手で煙草を払い落とし男は目の前に差し出された本を手に取る。
「つ…つまり傭兵になりたいってことか嬢ちゃん」
「はい…私は施設上がりで学校にも行けなくて…
軍に入りたいけど学歴重視の今の軍には入れません
ですが、アナタのような優秀な傭兵の元で沢山学べばいつか…お願いします!
弟子にしてください!」
大きく頭を下げる縄子を見ながら男は本をめくる。
本には彼女が書いたであろうメモ書きが多く書かれていた。
(ほぅ…記載される戦術解説を鵜呑みにせず自分なりの戦術を書き入れている…
しかもどれもが悪くない、軍歴も無しでここまで出来る奴はぁ、そうはいねぇな…
こいつは確かに利用価値はありそうだ、性格も素直だから洗脳さえしっかりすれば…)
「あの…やっぱり私では…」
「あ…いやぁ、いいぜぇ
嬢ちゃん見込みあるから弟子にしてやる」
「本当ですか!ではまだ色々聞きたいのでこれから師匠の家に」
「おう?…気が早いなぁ…」
「駄目ですか!?師匠!」
「う…分かった、だが俺は厳しいぞ覚悟しな!」
「はい!」
男は立ち上がり意気揚々と公園の出口へと歩きだした。
10m…20m…歩いて男は後ろを歩く縄子の方に振り返り話しかける。
「所で…よ…?」
しかし、縄子の姿は無く、彼女の姿は遥か後ろのベンチの上で横になりこっちにピースサインを出していた。
「あのガキィ!…やられた…」
そう、縄子は男をベンチから立ち上がらせる為に演技をしていたのだ。
縄子はベンチに座り直し、男に隣の席を譲るように手を差し示した。
14通常の名無しさんの3倍:2009/09/21(月) 04:37:37 ID:???
「60点だ…」
男はそうこぼしながら縄子の隣に座る。
60点とは今の縄子の騙しに対しての評価だった。
「なんでよ?」
不満そうな顔で男の顔を覗きこむと、男はプイッと顔を反らし答えた。
「最後に俺に席を譲ったからだ」
「和平交渉です」
「何が和平だ、交渉決裂、戦争続行もう席は譲らないぞ」
「あ、お尻から煙出てるわよ!さっき落とした煙草じゃないの!」
「なにぃ?」
男が慌てて立ち上がり尻を叩くと、後ろで縄子が再びベンチの上で寝そべる姿が見えた。
「おう?…まさか…」
「所がギッチョン!嘘でした〜♪
2連勝やったね〜♪でもまた和平交渉でどう?」
縄子は再び座り直して席をゆずる。しかし、男は座らずその場で縄子へと向き直した。
「俺は戦争屋だ和平交渉なんてしねぇよ…」
「あら強情ね」

「で、気付いたようだな、嬢ちゃんが今やったのは陽動だ」
「陽動…つまり相手の意識を警戒先から他に向ける…
心に隙が無いのなら作れってこと?」
「そういうこった、誘導と陽動この二つは騙し合いの駆引きで要になる…しっかり覚えときな!」
「はい師匠!」
「師匠って…嬢ちゃんよ〜」
騙し合いは終わったにも関わらず師匠と呼ばれ、一瞬たじろぐが男は更に続ける。
「嬢ちゃん、この世界から戦争なんてなくなりゃしねぇ
戦争を戦術で減らす…そんな矛盾を抱えたまま嬢ちゃんも死ぬまで戦い続ける、嫌いな戦争を見続けてなぁ
止めるなら今の内だぜぇ」
男は眼差しを強くしながら縄子に先程手渡された本を返す。
その男を眼を真っ直ぐ見つめ返し縄子は本を受け取った。
「戦争を戦術で減らす、それが本当に矛盾しているのならば、私は私を騙して自分自身を導く」
「ほぅ…自分を騙すね…」
縄子の言葉を聞いて男は赤い髭を擦りながらその場を振り返った。
「それが本当に出来たなら、次会ったときに100点つけてやるよ、それじゃあな嬢ちゃん」
そう言いのこして男はゆっくりと去っていく。
その後ろ姿に向け縄子は大きく手を振って見送る。
「ありがとう師匠〜!」
それに対して振り返えらず軽く手を上げて応える男。
「全く…ガキ相手に何やってんだ〜俺は…だがあの嬢ちゃんは将来大物になるな
特に胸が…間違いねぇ」
「ありがとう…師匠…」

数年後、縄子はソレスタルビーイングへと加わる。ガンダムが戦争根絶目的とした武力介入を開始し、世界は強大な渦の中に飲まれてゆくのだった。
騙し合いと言う名の渦の中へ。
15通常の名無しさんの3倍:2009/09/21(月) 11:31:09 ID:???
キム司令乙
16通常の名無しさんの3倍:2009/09/21(月) 11:37:12 ID:???
キム指令かよw

縄子が犯されやしないかとヒヤヒヤしてしまったぜ
このときはまだ15歳くらいなのかな
17通常の名無しさんの3倍:2009/09/21(月) 12:15:09 ID:???
何歳でCBに就職したかだよな?
だがしかし・・よもや赤毛のバトルマニアからも戦術を吸収するとは汎用性が高過ぎるぞ縄子!
18通常の名無しさんの3倍:2009/09/21(月) 13:44:02 ID:???
縄子がアリー洗脳される

中東で0ガンダムに助けられる

リボンズ様の導きでエクシアへ

縄子「私がガンダムだ」


巨乳少女主役キター!
19通常の名無しさんの3倍:2009/09/21(月) 16:10:59 ID:???
オペ子の方がいい
20通常の名無しさんの3倍:2009/09/21(月) 20:41:55 ID:???
アリーとかじゃなくて赤毛のイノベかもしれないぜ
21通常の名無しさんの3倍:2009/09/22(火) 00:40:01 ID:???
だからミン中尉だって
22通常の名無しさんの3倍:2009/09/22(火) 01:12:46 ID:???
前スレでコーラ出た時も似たような流れになってたなw

アリー
大使
コーラ
ミハ兄
ミン
キム司令
量産イノベ
ダリル
ルイード
ネーナ

さぁ好きな赤毛を選べ
23通常の名無しさんの3倍:2009/09/22(火) 09:14:04 ID:???
ネーナ
24通常の名無しさんの3倍:2009/09/22(火) 12:45:21 ID:???
つまり男装をしたボーイッシュなネーナってことですか?

アリー「弟子1号!
そこの嬢ちゃんに戦争の極意ってやつを教えてやんな〜!」
ネーナ「おっす!師匠!
戦争とはところがギッチョンで、チョイサーチョイサーなのであります!」
縄子「ギッチョンでチョイサーチョイサー…」
アリー「よく言ったぁ弟子1号!」
ネーナ「おっす!ありがとうございます師匠!」
縄子「ついてけないわ…」
25通常の名無しさんの3倍:2009/09/22(火) 16:54:42 ID:???
ネーナがアリーの弟子とか正にネーナw

ネーナと縄子が接触する可能性は、ネーナが留美のお使いで基地に来た時とかか
26通常の名無しさんの3倍:2009/09/22(火) 22:29:07 ID:???
ネーナはボディラインもやらしいからな
縄子はどうだろうか
27通常の名無しさんの3倍:2009/09/23(水) 00:54:21 ID:???
ムチムチプリン
28通常の名無しさんの3倍:2009/09/23(水) 01:23:31 ID:???
いやらしすぎて軌道エレベーターが崩壊しかねないレベル
29通常の名無しさんの3倍:2009/09/23(水) 05:41:48 ID:???
俺の股の間の軌道エレベーターもピラーブレイク寸前なんだぜ?
30通常の名無しさんの3倍:2009/09/23(水) 05:51:38 ID:???
つまりまだ剥けてなかったんだな
31通常の名無しさんの3倍:2009/09/23(水) 12:19:44 ID:???
剥けたら周りに被害がでるんだな
32通常の名無しさんの3倍:2009/09/25(金) 19:21:27 ID:???
前スレで使ったラーズって女の子使いたいんだけどいいかですか?
ちょっとだけインスパイヤしたんですけど。
33通常の名無しさんの3倍:2009/09/25(金) 20:23:56 ID:???
ラーズって死んだ縄子の妹の設定だっけ?
きちんと縄子が絡んでれば良いと思うよ
34通常の名無しさんの3倍:2009/09/25(金) 22:44:30 ID:???
ヤレヤレ〜もっとやれ〜
35通常の名無しさんの3倍:2009/09/25(金) 23:26:07 ID:???
ラーズたんはロリシアたんであり縄子のおっぱいを鍛えた恩人でもある
36通常の名無しさんの3倍:2009/09/26(土) 02:02:50 ID:???
おっぱいってどやって鍛えるんだよw
37通常の名無しさんの3倍:2009/09/26(土) 07:22:09 ID:???
分かってるくせに
38通常の名無しさんの3倍:2009/09/26(土) 22:11:49 ID:???
誰も居ないから縄子のおっぱいは自分がいただいていきますね。
39通常の名無しさんの3倍:2009/09/26(土) 22:40:06 ID:???
せめてどっちか片方にしなさい
もう一方は俺が貰うから
40通常の名無しさんの3倍:2009/09/27(日) 02:27:46 ID:???
均等に分けないか?
俺は乳首で我慢してやるよ
41通常の名無しさんの3倍:2009/09/27(日) 11:02:49 ID:???
ちょwwお前www
それショートケーキでいう苺の部分だぞw
42通常の名無しさんの3倍:2009/09/27(日) 14:18:33 ID:???
ならミルクをつけていただきます
43通常の名無しさんの3倍:2009/09/27(日) 22:57:45 ID:???
>>32
投下まだ?
流石に過疎ってるからネタが欲しいんだよ
44通常の名無しさんの3倍:2009/09/28(月) 01:04:23 ID:???
>>43
今打ち込んでます…
が、正直微妙です。

全50レス程度の馬鹿長話です。
今は20レス分位まで打ち終わってるのですが…
打ち込んでる内に前半縄子があまり出て来ない状況で…止めようかと。
後半はバキバキ使うのつもりですが、それまでが退屈だと思います。
気が向いたら前半の方だけ投下します。
45通常の名無しさんの3倍:2009/09/28(月) 02:41:06 ID:???
じゃ前編たのむ
どうせ過疎だしピンクや虐待ネタじゃなければそれなりに自由でいいと思う
前スレのラーズの話しは結構いい話しだったから楽しみにしてるよ
46通常の名無しさんの3倍:2009/09/28(月) 12:43:32 ID:???
>>44
50レスてw
そんなに長いのかよ!
後半で縄子が活躍するなら
前半はその布石作りで多少外れててもよいのではないかな?
一応ラーズたんも一期OPの白ドレスの女神とイメージ合うし
47通常の名無しさんの3倍:2009/09/28(月) 20:42:32 ID:???
あれはどっかの厨達が騒いで監督が諦めてエクシア女神ではなくてマリナってことにしたらしい
でも2期OPで刹那が最後に重ねる手はエクシアの手なんだと
どっかのスレで見たな
48通常の名無しさんの3倍:2009/09/29(火) 01:43:29 ID:???
それは初耳
49通常の名無しさんの3倍:2009/09/29(火) 21:43:04 ID:???
ラーズたんは刹那っぽく釣り目気味ロリっ子だろうか
それともOPのエクシア子をちっちゃくした感じかな
50通常の名無しさんの3倍:2009/09/29(火) 23:19:55 ID:???
やっぱりロリシアじゃないといや〜ん
なんか高い高〜いしてあげたくなっちゃう
51通常の名無しさんの3倍:2009/09/30(水) 01:03:57 ID:???
ラーズは1期オプの白ドレスの少女を幼くしたイメージのつもりです。

他スレで普通のエクシアがトランザムした後にしぼんでSDサイズになってしまう所から持ってきました。
ちなみにその後何故かグラハムが現れて襲われるパターンが常です。

刹那も可愛いですね。以前、刹那女スレにも居たので共感できます。
52通常の名無しさんの3倍:2009/09/30(水) 07:37:07 ID:???
なら縄子をSDにしようぜ
53通常の名無しさんの3倍:2009/09/30(水) 17:37:33 ID:???
スーパーデカパイ
54通常の名無しさんの3倍:2009/09/30(水) 18:45:17 ID:???
>>51
> ちなみにその後何故かグラハムが現れて襲われるパターンが常です。

なにその一期最終回w
55通常の名無しさんの3倍:2009/09/30(水) 21:48:10 ID:???
ハムはストーカーだからな
ブシドーになっても00をずっと追っかけたり待ち伏せしたり
56通常の名無しさんの3倍:2009/10/01(木) 19:43:07 ID:???
愛と憎しみを超越して宿命となったからなw
57通常の名無しさんの3倍:2009/10/02(金) 23:47:03 ID:???
白ドレスの少女はマリナベースというイメージがあるせいか
勇ましいエクシアの化身としてのラーズと合わないかなーと思っていた
でもちょこちょこ落書きしてみたら、意外と良いかも、と思えるようになりました
58通常の名無しさんの3倍:2009/10/03(土) 00:17:54 ID:???
いつもの絵師さんですか?
もしよろしければ見せてください。

楽しみにしてます。
59通常の名無しさんの3倍:2009/10/03(土) 15:20:33 ID:???
格納庫、そこにはハンガーに収まる0ガンダムの姿があった。
黒と灰色の二色に染められた機体。
そのハッチから白いパイロットスーツを着た少女が降りてきた。
長く茶色い髪を後ろで結い、顔には顔全体を覆うような黒いマスクを着けている。
そのマスクには穴や凹凸は一切無く、卵を縦に切ったような球形、全体が黒い半透明の硝子材質で出来ており、近くで見てやっと彼女の輪郭が見える程に暗い。
白いハロを脇に抱え、颯爽と0ガンダムを後にする彼女の前に、一人の少年が出迎えるように現れた。
細い身体、少し癖のある緑色の髪を持つそ少年は、僅に微笑みながら彼女に話しかける。
「今日で0ガンダムに乗るのは最後になるね」
少女は僅に0ガンダムを見上げ答えた。
「そうだな」
少女の声は透明感の中に芯が通り、しかし発音の中に感情のようなものが感じられない。
「でも安心してよ、明日からは僕がこの0ガンダムのパイロットとして引き継ぐからね」
「ああ」
相変わらず微笑みを絶やさない少年に対し、少女は素っ気ない態度でその場を去ろうとした瞬間。
「感謝して欲しいなぁ、出来損ないの君がこの組織に居れるのは僕のおかげなんだよ…」
少年の瞳が虹色に輝く、それに反応するかのように少女の歩みも止まる。少女の後ろ姿を見ながら少年は更に続ける。
「本来なら君は組織に捨てられる存在、それを僕がヴェーダに頼んで組織に存続させたんだ、礼の一つは言ってほしいな」
小刻みに震える少女の身体、どうやら少年は少女の身体をコントロールしている様子。
そんな中で少女は呟くように放つ。
「…相変わらず、そうやって他人の頭の中を覗いているのか?リボンズ」
瞬間、今度は少女の瞳が輝きだし少年へと向き返る、少年とは違う、黒透明のマスクの上からでも分かる強烈な紅い光。
「ぐぅ!」
その眼光を見て少年は僅に後退りをし、少女はそれを追うようにゆっくりと歩み寄る。
「感謝の気持ちか?
ならばお前の脳へ直接叩き込んでやろうか?
私なりの気持ちを…だがお前の言う通り私は出来が悪い…」
詰め寄る少女の気迫に今度は少年の身体が震え出す。
「クレナ…」
「間違ってお前の記憶を潰してしまったら許してくれ」
少年の頭に激しい頭痛が走りだす。
「ぐぅ!やめろクレナ!」
苦悶の表情で少年が言うと少女の眼光は消え無言で出口へと去っていった。
少年はその後ろ姿を恨めしい眼で見つめ、毒づく。
「この僕が競り負けるなんて…化け物め…」
60通常の名無しさんの3倍:2009/10/03(土) 15:30:44 ID:???
十数年後。
アロウズによるラグランジュ3襲撃。
縄子は間一髪の所で脱出艦に乗り込み難を越える。
艦の席に座る縄子の隣にはリンダの姿があった。彼女の誘導で縄子は艦に乗り込むことが出来たのだ。
そして、更にその隣には少女が一人座っていた。
リンダが抱えるように連れてきたその少女は眠るように目を閉じている。
歳は15歳…いやもっと幼いだろうか、まるで人形のような綺麗なその少女の顔にみとれながら縄子はリンダにたずねる。
「あの…その娘気絶してるんですか?」
「いえ、寝てるだけよ」
「はぁ…この状況でよく…」
「正確にはかれこれ8年程寝てるのよ」
「8年!?…それってまさか…植物人間…」
目を丸くする縄子に対し。
「ええ、植物人間よ
本当にお花のように綺麗なのよねぇ〜この娘♪
肌だって花弁のようにすべすべよ♪」
縄子の問いにリンダはにこやかに答える。
「いや…植物ってそういう意味じゃ…」
突っ込みにならないような突っ込みを入れ、縄子は思わず溜め息をつく。
そこへ突然、艦内にどよめきが走りだす。どうやら外で何かが起きた様子。
他のクルーに釣られるように窓を見るとそこには∞の字に描かれた大きな光の輪が映しだされていた。
「あの光の輪…何が起きたの…?」
縄子の問いにリンダが答える。
「トランザムライザーの光よ…
でもあそこまで凄まじいなんて…予想以上だわ」
「トランザムライザー…」
普段はにこやかなリンダもその光を見て表情が固まっている。
それを見て、あの光の輪がどれだけ凄いのかを察し、縄子は再び窓の方へと視線を移した。
その時。
<…ごめんなさい…ごめんなさい…>
という声が突然頭の中に響いてきた。
「え?…リンダさん今何か言いました?」
「いいえ、言ってないわよ?」
「でも今声が…若い女の子の声が…」
「あら、若いだなんて上手ね♪」
「あ…そこは素直に受け取るんだ…
でも若い女の子の声、今この場で居るとすれば…」
縄子はリンダの隣に座る少女の顔を覗きこむ、少女は先程と変わらず眠ったまま。しかし…
「あれ?この娘泣いてる…」
少女の閉じた瞳からは涙が流れていたのだ。
それを見てリンダも驚いている。
「今まで涙なんて流さ無かったのに…」
「意識が戻ったんですか?」
「そんなはず…」

縄子は先程頭に響いてきた女の子の声を思い出す。
「やっぱりこの娘の声だったのかな…」
61通常の名無しさんの3倍:2009/10/03(土) 15:35:21 ID:???
その後、縄子はラグランジュ5へと渡り、リンダと共に新装備の開発を手伝うことになる。
開発が進む中、戦力補強の目的でエクシアの改修が実行されることになった。
だが、破損したエクシアの装甲を外す過程で縄子は誤ってコンデンサのバルブを開き、大量の粒子を身体に浴びてしまう。
「ひゃ〜!」
それを見たリンダが慌てて駆け寄りバルブを閉めた。
「大丈夫〜縄子さん!」
「大丈夫です…すみません…」
心配そうな顔で覗きこむリンダ、縄子は手を振って無事を伝えるが、リンダはその手を取って彼女の顔を凝視する。
「GN粒子は基本は無害だけど、MSの中の高濃度粒子を浴びると害が出る場合もあるの
細胞に異常が出て再生出来ないとか」
「え…そうなんですか?」
「一応、メディカルルームに行って診てもらいましょう、私も行くわ」
「あ…一人で大丈夫ですよ、怪我してないし歩けるし
それにリンダさんが居ないと作業が進まないですから」
心配そうに顔色を伺うリンダに対し手を振りながら縄子は足早にメディカルルームへと向かった。
「あ!…ちょっと縄子さん!
…もう、もう少し甘えてくれても良いのに…
ね?エクシア?」
縄子を見送りながらエクシアに呼びかけるリンダ。
勿論、エクシアが答える訳でもないのだが、ハンガーに吊るされたエクシアを下から見上げると、どことなくエクシアの顔が心配しているような表情に見える。
「やっぱりエクシアも心配なのね〜うんうん」
格納庫の中で独り納得するリンダなのであった。

リンダに促されメディカルルームに来た縄子は診察を受けていた。
「では、この中で横になってください」
医師に診察用のカプセルに案内される縄子。
「はい、…あれ?この子はたしか…」
するとその隣にあるカプセルの中にラグランジュ3脱出時に会ったあの少女が眠っていたのだ。
療養用の白衣に着替え、カプセルの中で眠る少女。
茶色い長い髪、全体的に細身で手足も綺麗な形をしている。
顔も人形のように整っており肌も透き通るように美しい。
「こう改めてみると、少しラーズの面影があるような…
生きてたらこの娘のように綺麗な女の子になってたのに…ラーズ…」
昔、施設の中で妹同然のように過ごしたラーズ、その妹を思い出しながら縄子は自分のカプセルに入り横になる。
診察の間、縄子はずっと少女の横顔を見つめていた。
昔、爆破テロで亡くした妹を懐かしむように、そしてそのまま静かに眠りにつくのだった。
62通常の名無しさんの3倍:2009/10/03(土) 15:43:20 ID:???
小さく透明な箱の中、私はその中で横になっている。
手も動かず、足も動かず、声も出ない。
不安と孤独に押し潰され泣きそうになった時、箱が開きその中から誰かが私を抱き上げる。
ぎこちない抱き方だけどその人は私を優しく包み込むように抱き寄せて耳元で囁く。
『泣くな、私が一緒にいる』
と、私はその言葉と暖かい胸に包まれ、安らぎの中で眠りにつく。
そして、目の前の場面が変わる。
そこはMSのコックピットの中。
目の前のモニターには複数の剣が飛び交う映像が見えた。剣が画面を横切る度に頭痛がはしる。
痛い…頭だけではなく心も悲しみで痛み、私は瞳に涙を滲ませる。

再び場面が変わる。
今度は傷だらけの…

「は!」
目をぱちりと見開き縄子は飛び起きる。
起きた場所はメディカルルーム。
診察用のカプセルの中で全身汗をびっしょりかきながら眠っていたのだ。
「私…そっか、眠ってたのか…それにしても今の夢…」
今見ていた夢を思い出し、縄子は横のカプセルで眠る少女を見つめる。
縄子が夢の最後に見た光景、腹部から大量に出血し、顔には無数の切傷、そして口から吐血してこちらを睨み付ける一人のパイロット。
その顔が長い髪で隠れていたが、隣で眠る少女と同じように見えたのだ。
「何だったんだろ今の夢…」
縄子はゆっくりと起き上がり少女の顔を見つめる。しかし、少女の顔には夢の中で見たような切傷は見えない。
「やっぱりただの夢よね、そう言えばこの娘の名前なんていうのかな?」
以前会った時、リンダに少女の名前を効くのを忘れてたことを思い出し、縄子は少女のカプセルにあるネームプレートを見た。
「1007…番号?名前じゃないわよね、これ」
自分の口元に人差し指をあてながら、むむ〜と凝視していると。
「1007、レオナ・アイって読むのよ」
そこへリンダが現れた、縄子を心配して様子を見に来たのだろう。「診察結果は今聞いてきたわ、問題無いみたいよ」
「リンダさん!
この娘、レオナって言うんですね可愛い、でも何で数字なんですか?」
「え〜と…たしかモレノさんが…忘れたわ♪」
「はは…」
「私も最近分かったんだけど、この子はイノベイターよ」
「え?…今私達と戦ってるあの?」
目を丸くして驚く縄子、リンダは少女を見つめ僅に微笑む。
「でも敵じゃないわ、この娘は私達の仲間…いえ家族なの」
「家族…?」
少女へと微笑みかけるリンダ、しかしその目は悲しみの色を滲ませていた。
63通常の名無しさんの3倍:2009/10/03(土) 16:14:16 ID:???
8年前。

眼下に広がる山岳。
その上で4機のガンダムが浮かんでいる。
デュナメス。
キュリオス。
ヴァーチェ。
これら3機がエクシアを取り囲むように配置していた。
取り囲む3機の装備はその後、開始される武力介入の時と殆ど変わらないが、囲まれているエクシアだけはその内容が少し違っていた。
エクシアの開発コンセプトである7ソードの通り7本の剣を装備し、2本のGNビームサーベルは後腰に、右腕にはライフル機能の付いたGNソード。
そして残り4本の実体剣が両脚のジョイント部とショルダーアーマーの後ろにマウントされ、この実体剣のサイズがGNソードと同程度とかなり大きいサイズとなっていたのだ。
エクシアのコックピット内に男の声で通信が入る。
<これから7ソードのテストを開始する
いつも言っているがいいか?
やり過ぎて、他の機体を壊すなよ!分かったか?」
その通信に対しパイロットが返す。
「私もいつも言っているがイアン
私は不器用でな、悪いが保証は出来ん」
少女の声、透明感の中に芯の強さを感じ。しかし…
<何だと〜!もう一度言ってみろクレナ!>
「保証は出来んと言ったのだ」
そこには一切の感情のを波が感じられない。
<嘘つけ!本当は保証する気も無いくせ…>
ブチッ…
通信が切れる、どうやら少女が切ってしまったようだ。だがそんなことを気にせず少女は続ける。
「これよりテストを開始する」
少女の声が発しられると共に、デュナメス、キュリオス、ヴァーチェの3機が一斉に動きだし、エクシアへと攻撃を開始する。
それに反応するようにエクシアのツインアイが輝き、同時に右腕のGNソードを除く6本の剣が機体から離れ、放射状に飛び交い始めた。

数時間後。
「だから言ったんだ!壊すなよって!聞いてるのかクレナ!」
格納庫の中でイアンの怒声が響き渡る。
「だから私も言ったのだ保証は出来んとな」
それに対してクレナと呼ばれた少女はエクシアから降りながら静かな口調で返す。
少女は白いパイロットスーツ着用し、脇に白ハロを抱えてる。
茶色く長い髪を後ろで結い、顔には卵を縦半分に割ったような黒透明のマスクを着けていた。
第3世代のガンダム開発、未だ採用されたマイスターが正式に配属されない中、クレナは一人で4機のテストパイロットを務めていた。
歴代マイスターの中でトップの実力を持つと言われるマイスター。
No.907、呼び名はクレナ。
イノベイドである。
64通常の名無しさんの3倍:2009/10/03(土) 17:13:54 ID:???
エクシア7ソード。
7本の斬撃武装の内、6本を遠隔操作し、近・中距離での防御、対多数攻撃、又は白兵戦においての補助攻撃を可能とするシステム。
既にラジエル等で実装されたビットがあるが、それを更に飛躍し簡易的に操作出来るようにエクシアに装備され開発されていた。

「あれを見ろ!あれを!あれだ!一体どうなってるんだ!」
格納庫、ハンガーに収まる4機のガンダム。その内の1機、デュナメスを指してイアンが叫ぶ。
「ああ、デュナメスがソードビットで串刺しになっている」
対してクレナは静かな口調で返す。
「今の状況じゃなくて過程を聞いてるんだ!
軽く当てるだけで停止する設定なんだぞ、なんで串刺しにした!」
怒るイアンを後目にクレナは格納庫出口へ歩きながら説明を始める。
「他の2機に比べてデュナメスのハロの回避能力が高かった
その為に私も手加減出来なかった
だが、おかげで実戦に近いデータが取れた、テストとしては成功だと思うが?」
「確かに…」
クレナの後ろを追いながらその説明を聞いていたイアンが立ち止まる。
それに対してクレナはその場でくるりと身を返し、イアンへ詰め寄った。
「それとも、お前が怒っているのはテストの内容ではなく、単純に修理が面倒だからか?」
「ぐぅ…」
「図星か」
「ち…違う!分かったよ今日は良いテストだったよ!
だが次はもう少し手加減してくれ〜」
「保証は出来ん」
クレナは再びその場を振り返り出口へと去って行く。
「可愛い声してる癖に…可愛くない奴だ…」
クレナが出口に向かう途中、幼いミレイナを連れていたリンダがクレナに労いの言葉をかける。
「お疲れ様クレナちゃん」
「ああ」
「白ハロこんにちわですぅ」
<コンニチワです!コンニチワです!>
跳ねる白ハロをミレイナが抱きしめた。
「帰るぞ、白ハロ」
その白ハロをクレナが掴み上げ、再び歩き去ろうとした時。
「ぐぅ…胸が…」
突然、彼女が胸を押さえながら膝をつく。
それを見たイアンとリンダが駆け寄る。
「クレナどうした!」
「クレナちゃん大丈夫!」
「何でもない…ただの立ち眩みだ」
そう言って立ち上がり、再び歩きだす。そこへミレイナがポケットからだした絆創膏をクレナに差し出す。
「怪我したですか?これで治してですぅ」
「…怪我ではない、だから治らない、そんな物は必要無い」
そう冷たく言い放ち、クレナは差し出された絆創膏を受け取らず出口へと去って行った。
65通常の名無しさんの3倍:2009/10/03(土) 17:28:10 ID:???
「聞いたよ、またイアンと喧嘩したってね」
メディカルルーム、モレノがクレナに向かいニコリと笑う。
「喧嘩にもならん」
診察の為に脱いでいた服を着ながら、静かなトーンでクレナが返す。
「彼と話す時は何か他に楽しいことを思い出すと喧嘩にならない、例えば…」
「イアンを一方的に丸め込むとかか?」

「…なら解決済みだな…」
「で、診察結果は」
「結果から言わせてもらえば肺の細胞が崩壊し始めている、持って半年だ」
クレナは身体に病気を抱えていた。遺伝子異常による細胞の異常。
クレナは生まれつき遺伝子構成の一部に異常があった。
経年と共に細胞が崩壊してゆき再生もしないのだ。ナノマシンを体内に宿し、テロメアのコントロールで不老のはずのイノベイド。
しかし元の遺伝子に異常を抱えているのであれば話しは別であった。
今までナノマシンにより外部的に細胞再生を行い発症を送らせて来たが、それでも病魔は少しづつ彼女の身体を壊し続けてきた。
クレナと同タイプのイノベイドを造り、そこに記憶を移す方法もあったが、彼女と同タイプのイノベイドは全て同じ遺伝子異常を持ち、身体が崩壊していたのだ。
最早、彼女が生きるには身体を機械化するしか無かった。
崩壊が進む度にその部分を機械と交換し、今では身体の約半分以上がその機械で動いている状況だった。

「肺か、機械の肺はあるのだろう?交換はいつだ?」
「まるでガンダムが部品を取り換えるように言うね君は」
「だが私はそのガンダムに乗る為に造られた、いわばガンダムの部品みたいなものだ
身体の半分は既にマシンだ、今更気にもならない」
静かな調子を変えず淡々と答えるクレナ。
「頭痛もあるだろ?」
「ああ」
「脳波制御で操作する7ソードシステム、あれは危険だ負担が大き過ぎる
続ければ進行を早める」
「そうか」
「少し休んだらどうだ?」
「断る、開発は順調ではない」
「だが進んではいる、開発より命の方が大切だ」
「計画の為に造られた物に命など無い」
そんな自分の命を否定する言葉をあくまで静かに言う。
「クレナ…」
「私はヴェーダの計画遂行の為だけに存在するのだからな」
立ち去ろうとするクレナの肩を掴みモレノが引き留める
「待て、あるんだ」
「何がだ?」
「君と同型の改良型で、遺伝子異常が無い成功体だ」
「なんだと?」
クレナのトーンが僅に上がる。その普段は見られない彼女の変化が嬉しくなり、モレノは思わず笑み溢した。
66通常の名無しさんの3倍:2009/10/03(土) 18:32:19 ID:???
「今日はヴァーチェを串刺しにしやがったなぁ〜!」
格納庫、いつものようにイアンの怒声が響く。
「実体剣に対するGNフィールドの抵抗性をデータにまとめた、解析たのむ」
対していつものように静かな口調でクレナはイアンにデータを手渡す。
「おう…じゃなくて!もう少し手加減をだな!」
「剣はナドレまで達していない修理もヴァーチェの装甲交換だけで終わる、それでは不満か?」
「そ…そうかならいい」
「やはり修理が面倒なだけか」
「!!…なにぃ」
「図星か」
「違う!」
と、いつも通りにテスト報告を済ませクレナは出口へ向かう。
「クレナちゃんお疲れ様」
「お疲れ様ですぅ!」
途中でリンダとミレイナから労いの言葉を受けるのも今ではいつも通り。
「クレナちゃん、今日はおでん作ったのよ、このあと家に来て一緒に食べない?ミレイナも喜ぶわ」
「熱々おでんですぅ♪」
「必要ない、私は夕食は採らない主義だ、それに私がいればイアンの機嫌が悪くなる」
「主人が誘えって言ったのよ、でも自分から言うのは恥ずかしいから、私が誘えって…あ、これはここだけの話しね」
とリンダがクレナの耳元でひそひそと話す。
「そうか」
クレナは後ろを振り返り、ヴァーチェの装甲交換をするイアンを見る。黒透明のマスクの奥で彼女が意外そうな表情をしているようにリンダには見えた。

「で、断ったのか?」
「ああ」
メディカルルーム、机の上に乗ったおでんを見るモレノ。帰り際にリンダに強引に持たされたものをクレナが持って来たのだ。
「で、どうだ?」
「うん、美味そうだなこれは」
おでんへ手を伸ばすモレノの手をパチンとクレナが叩く。
「私は成功体の話をしているのだがな」
「あー痛い…教えて欲しいかい?」
「ああ」
「じゃ、君がこのおでんを食べたら教えてあげようかな」
ニッコリ笑ってモレノがおでんを指差す。
「仕方無いな」チャキ…

数分後。机の上には空になったおでんの器があった。
「ゲップ…普通あそこで銃を向けるかな…そこまでおでんを食べたくないのかね?」
「お前が食べたそうに見てたから優しく譲ったのだ」
「優しくね…」
モレノに案内されクレナはメディカルルームの奥にある部屋に来ていた。
「これが成功体だ」
そこには彼女の代わりになる身体が入った白い箱が置かれている。
「これが」
箱にはその身体を示す数字が刻まれていた。
No.1007と。
67通常の名無しさんの3倍:2009/10/03(土) 21:20:51 ID:???
成功体が入った箱はシングルベッド程度の大きさで硝子ケースの表面に白いスモークが通ったような質感だった。
「中を見るか?」
「ああ」
モレノがスイッチを入れる、白い箱はスモークが抜け、透明な硝子ケースに変化する。
中を見るとそこには6歳程の少女が眠っていた。
しかし、身体には両腕と右足が無く、顔の右側から足の先まで包帯が巻かれている。
「子供?酷い損傷だな」
硝子ケースに歩み寄りクレナは1007の全身を流すように観察する。
「AEUで中東組織の爆破テロに巻き込まれたらしい、全身には裂傷と火傷、内臓は一部破裂、よく生きてたよ」
「傷は治るのか?」
「手足の再生治療は既に急ピッチで進めてる
これ位の身体の大きさなら半年もしない内に完治する
だが、今の君くらいの大きさまで成長させるにはかなり時間がかかる」
「完治次第、記憶は移せるのか?」
「移せる、とりあえず今の内に成功体の記憶を消去しよう、これはもう既に君の身体なんだからね」
クレナは1007の顔を見つめる。
小さく呼吸を繰り返し必死に生きようとしている少女の姿を。
「まだいい、記憶など何時でも消せる」
「記憶は早い内に消した方がいい、そうしないと情が移る」
「お前がか?」
「君がだ」
「なら心配無用だ、私には感情が無いからな」
68通常の名無しさんの3倍:2009/10/03(土) 21:22:22 ID:???
半年後。
メディカルルームには1007の硝子ケースの傍に座るクレナの姿があった。
硝子ケースの中で眠る1007は再生治療がほぼ終了し、今では殆ど傷が残っていない。
「どうした?」
部屋の入り口から見えるクレナの後ろ姿に向かい、外出から戻ってきたモレノが話しかける。
「また覗いていた」
「もしかして私をかね?」
「……」
モレノの問いかけにクレナは沈黙で返答する。
「それは残念」
本当に残念そうな表情をしながらモレノも硝子ケースの様子を見る。
「もう少しで完治するな、あとは…」
カルテを見ながらモレノが治療の進捗を説明する中、クレナが口を開く。
「モレノ」
「何かな?」
「私はこの半年、この子の記憶に触れて来た」
「…そうか」
「この娘はヴェーダの指示で、孤児施設内に住む少女を観察していた
組織の人材に適合するか判断する為にな」
「こんな小さい子供にか」
「この子にはその意識はないがな、
だがその少女と過ごすこの子はいつも笑顔だった
不思議な感じだなモレノ」
「?…何がだ?」
「笑うという感覚がだ、私は笑ったことが無いからな」
「クレナ…」
69通常の名無しさんの3倍:2009/10/03(土) 21:24:34 ID:???
「痛いよ…アミィ姉ちゃん」
古い部屋の中で自分が泣いてる。
何か工作をしていたのだろうか、道具で指先を切り出血している。
「大変、ちょっと待っててね」
そこへ少女が駆けつけ自分の指に消毒液を吹き付ける。
「バイ菌が入るから消毒すわよ」
茶色く短めの髪をヘアバンドをかけているような形で編み込んだ髪型。
少女は指に絆創膏を丁寧に貼る。
「はい、もう大丈夫よラーズ」
少女は優しく笑いかける。だが自分は未だに消えない指先の痛みに涙をため始める。
「まだ痛い…痛いの…」
「そう、困ったね…じゃこうしようか」
そう言って、少女は自分を胸元へとゆっくりと抱き寄せた。
「どう?まだ痛い?」
少女の優しい胸の温もり。
優しい声。
優しい香り
その全てが痛みを指先から遠ざけていく。
「ううん、もう痛くない…でも…」
「でもなあに?」
「もう少しだけ、このままいたい」
「いいよラーズ、私はずっとラーズと一緒に居るからね」
「本当?約束だよ」
「うん約束する」
その言葉を聞き、自分は静かに眠りにつく。
優しい時間と暖かい少女の心に包まれながら。

70通常の名無しさんの3倍:2009/10/03(土) 21:26:12 ID:???
「…レナ…クレナちゃん!」
「む!!」
クレナが気が付くとそこはエクシアのコックピットだった。
目の前にはリンダとミレイナがいる。リンダはマスク越しにクレナの顔を覗きこむように見てニッコリ笑う。
「クレナちゃん、今居眠りしてたでしょ?」
そう言われてクレナは初めて気がつく、今見ていたのは夢で、以前に覗いた1007の記憶なのだと。
クレナは夢の中で手当した自分の指先を見つめる。
「どうしたのクレナちゃん、手を怪我したの?」
「いや…」
それを見ていたミレイナがポケットから絆創膏を出してクレナに差出す。
「使ってですぅ」
その絆創膏を見て、夢の中に居た少女と過ごす優しい時間を思い出した。
「クレナちょっとこ〜い!」
だがそこへ遠くでヒステリックに叫ぶイアンの声が飛び込んで来た。
「主人が呼んでるわ、今度は何をしたのかしら?」
「大したことではない、キュリオスを串刺しにしただけだ」
「あらまぁ大変♪」
「ミレイナ貰うぞ」
「はいですぅ♪」
クレナはミレイナから絆創膏を受け取り歩き始める。
その様子を見てリンダは今までの彼女に受けた堅い印象とは違う柔かさを感じた。
「クレナちゃん?」
「何だ?」
「何か楽しいことでもあった?」
クレナは一瞬夢の中の優しい時間を思い出し返事を返した。
「そうかもな…」
71通常の名無しさんの3倍:2009/10/03(土) 21:27:52 ID:???
「モレノ、なぜ子供は抱くと喜ぶ?」
硝子ケースの1007を見ながらクレナは机に座るモレノに問いかける。
1007は治療が完了し既に意識も回復していた。
とは言っても硝子ケースの中に流れる睡眠ガスのせいで、目は開いていても虚ろな表情をしている。
「それは、子供は親の近くに居るのが安心するからさ
スキンシップは親子の愛を築く上で必要だからね」
「やはりそういうものなのか」
「試してみるかい?僕のこの胸で、さぁ遠慮せずに来なさいクレナ」
クレナの方へ向きながら両手を広げるモレノに対し。
「お前では意味が無い」
と冷静に返されガックリと肩を落とした。
「酷いなもう…じゃ誰なら意味が…」
モレノは硝子ケースを黙って見つめるクレナを見て気付く
「クレナ、まさか君はその子に情が…?」
「モレノ、ガンダムに乗るだけに造られた私には余計な感情は無い、だから今まで人が笑ったり怒ったりする感覚が理解出来なかった
だが私はこの子の記憶の中に居るアミィという少女と触れる中で、何か今までに無い安心感…
いや違うな、暖かい特別な何かを感じた」
いつも通りに静かに語るクレナ、だがその内容は今までとは明らかに違う。
そんな彼女に驚きながらもモレノは言う。
「それは愛情と言うものだ、人が人を大切にしたいと言う感情だ」
「感情?愛情…そうか」
「クレナこれ以上は危険だ、もうその子の記憶は消そう」
硝子ケースに歩み寄るモレノをクレナは手を突き出して制止する。
「本当にどうしたのだろうな私は…
不思議だ…今私はこの子にその愛情というものを覚えてしまっている」
そう言ってクレナは硝子ケースの蓋を開ける。
「クレナ何を!」
「記憶の中のこの子はいつもあの少女と共に笑っていた
そしてずっと一緒に居ると誓っていた
だからあんな酷い怪我をしても生きていたのだ
だが、今この子は意識の薄い中で不安になっている、もう約束を守れないのではないかとな」
クレナは1007をゆっくりと持ち上げ胸元に抱き寄せた。そして耳元で囁く。
「安心しろ、今は私が一緒にいる」
「まさか…」
「身体の交換は中止だ」
「な…何だと!?」
「私はこの子の暖かい記憶を守り、誓いを叶えさせる」
クレナは自分の胸元で安心したような表情で眠る1007を見つめ呟く
「愛情…私の愛か…」
そして再びモレノを見る。
「クレナ…」
「ラーズ…奴と同じ名は危険だ…1007…
この子はレオナ・アイとして存在させる」
72通常の名無しさんの3倍:2009/10/03(土) 21:29:50 ID:???
その後、クレナはレオナを自分の身体ではなく、継続して別のイノベイドとして存続するようにヴェーダに要求する。
元々身体の代用を要求していたのはクレナであり、その本人が拒否をした結果となる為、
この要求はすんなりと受け入れられた。

「だが、それだとこの子は再び別任務で地上に降ろされるぞ」
モレノがレオナを一般診療用のカプセルに移しながら言う。
その様子を見ながらクレナは返す。
「その心配はない、ヴェーダには私の身体が動けなかった時の為の代用体としてレオナを近くに置くように要求した
地上にはラーズグリーズというイノベイドハンターも居る、唯一の成功体をそんな危険なところに晒すのはまずいからな」
「それでは結局今までと変わらないのでは?」
「変わる、私が死ななければ、この子はこの子のままだ
何より私が近くで守ってやれる」
クレナは不安そうに自分を見つめるレオナの顔を撫でながら、いつも通り静かに答えた。
「君は今自分の身体がどういう状態か分かって言ってるのか?」
「分かっている、この身が全て機械になろうとこの子の記憶と身体私が守る」
あくまでも静かに答えるクレナ、しかしその声に以前のような感情の無さは無く、むしろ力強い意思すら感じた。
「君は変わったな」
「そうか」
「完治しているとはいえレオナはまだ体を上手く動かせない
これからリハビリも必要になるだろう
君がこの子の母親となって支えてあげなさい」
「母親…そうか」
クレナはレオナをゆっくり抱き上げる。そしてまた耳元で囁いた。
「安心しろ、私が一緒にいる」
それを聞いて安心したのか、レオナは未だ不自由な手を彼女の首に回し抱き付いてきた。
クレナもそれに応えるように強く抱きしめる、まるで親子の絆を繋ぐように。
その時、気のせいか黒透明なマスクの奥にあるクレナの顔が微笑んでいるようにモレノに見えたのだった。

数週間後、レオナはリハビリを重ね一人で歩けるくらいまでに回復した。
ミレイナと遊ぶレオナを見てリンダが言う。
「クレナちゃんに娘が居たなんて、意外だわ♪」
「私もだ」
「へ?」
「レオナ、ベッドに戻るぞ」
そう言ってレオナを抱き上げようとした瞬間。
「ぐぅ…」
クレナはバランスを崩しその場で倒れ気を失う。
「クレナちゃん!」
尋常ではない様子にレオナはクレナの身体を揺する。
「クレナ…クレナ…」
クレナはレオナとの絆を深めると同時に、病の進行も深めていたのだ。

73通常の名無しさんの3倍:2009/10/03(土) 21:31:10 ID:???
緑が広がる丘、緩やかな風が流れる中にクレナは立っていた。
「ここは?」
見たことの無い光景に辺りを見回していると、突然後ろから二人の女性が自分の身体をすり抜ける形で歩いてゆく。
一人は編掛けのある髪型。レオナの記憶の中に出てきた少女…いやもう少し成長したような姿だ。
「あれはアミィ…」
そしてもう一人は茶色い長い髪の少女。
「レオナ…なのか?」
呼びかけに気付いたかのようにその少女が振り返り、緑色の瞳がこちらを見つめる。
それは間違いなく自分と同じ容姿を持つ成長したレオナの姿だった。
クレナはアミィとレオナが繋いでいる手を見つめる。
「そうか、お前の約束は叶ったのだな、レオナ?」
クレナが呼びかけるとレオナは優しく微笑んで頷いて返した。
「良かったなレオナ」
すると突然周りの光景がぼやけ始める。

「む!」
目を覚ますとそこはメディカルルームだった。
誰かが倒れた自分をここまで運んでくれたのだろう。
「夢か」
今の夢を思い出し、いつもレオナが眠っているカプセルを見る。しかし、そこには彼女の姿は無かった。モレノも居ないようだ。
辺りを見回しながら起き上がると胸に激痛が走り咳き込んでしまう。
口の中に血の味と臭いがひろがり、マスクの裏から血が滴り落ちる。
どうやら吐血したようだ。
「ぐぅ…どうやら肺が壊れてきたようだな…
レオナ…何処に行った」
咳き込みながらレオナを探そうと、痛みの走る胸を押さえながら歩きだす。
すると突然、基地内に警報音が響き始めた。
「非常警報?」

異常を感じたクレナは格納庫へと来る。
作業者達が慌ただしく動き周り緊迫した空気が流れていた。
「クレナ!何故起きてきた!」
そこへモレノが血相をかいて駆け寄って来る。
「モレノ、何事だ」
「アヴァランチを装備したエクシアが盗まれた!
ガンダム泥棒だよ」

「ガンダム泥棒?…
追撃する、何処に向かっている」
「そんな身体で何を言っている!」
「追撃すると言った、私が追わなくて他に誰が追う?」
「…北にあるユニオンの基地だ」
「スパイ、もしくは反逆者か…計画開始前にまずいな
イアンにキュリオスを出せと、キュリオスなら例えアヴァランチ相手でも追い付ける」
「クレナ!」
足早にキュリオスへ向かうクレナの肩をモレノが掴み、心配そうな顔で見つめる。
「心配するな無理はしない、レオナを頼む」
そう言って再び歩むクレナの後ろ姿にモレノは何か嫌な胸騒ぎを感じていた。
74通常の名無しさんの3倍:2009/10/03(土) 21:32:30 ID:???
キュリオスのコックピット内にイアンからの通信が響く。
<突貫工事だがガストのブースターを装備した
これなら5分も掛からずにエクシアに追いつく>
操縦席に白ハロをセットしながらクレナは返事をする
「分かった、あとデュナメスとヴァーチェも発進させておけ」
<デュナメスはすぐ出せるがヴァーチェは火器管制の調整中だ、少し時間がかかる
だがエクシア1機に対して少し大げさじゃないか?>
「戦力に差がある方が捕獲もしやすい
お前がエクシアの修理がしたいのなら無理は言わない」
<ぐ…分かったよ>

「907、キュリオス出るぞ」
キュリオスがカタパルトを滑走し飛翔する、脚部の追加ブースターから長大なGN粒子を放出し加速し始める。
機体を揺らす程の暴力的な加速はいとも簡単に音速を越え衝撃波を放ちながら消えて行った。
その様子を見ながらイアンが隣に座るリンダに聞く。
「なぁ?デュナメスとヴァーチェは誰が操縦するんだ?」
「ハロに決まってるでしょ?」
「だが、ハロの操縦は戦力にならないって前クレナが言ってなかったか?」
「知らないわよ、いいから早くヴァーチェの調整するわよ」
「分かった、分かった」
その脇で衛星カメラに映るキュリオスを心配そうに見つめるモレノの姿があった。
「クレナ…無理はするな…」

加速が終わりトップスピードに乗ったキュリオス。
高いGに身体を押さえ付けられながらもクレナはエクシアの位置をレーダーで確認する。
移動しつづけるエクシアのポイント、その3倍近いスピードで近づくキュリオスのポイント。
その二つの点が重なる時、コックピットに鎮座する白ハロがガストのコンデンサー内残量のゼロを告げる。
『ガストGN粒子カラッポです!カラッポです!』
それを聞き前方の画面を見るとアヴァランチを装備したエクシアが見えた。
キュリオスは脚部の追加ブースターをパージ。
そのスピードに乗ったままMSへ可変し、エクシアに蹴りを入れる。
その衝撃で数百メートル吹き飛ばされるも、エクシアは瞬時に体制を立て直しキュリオスを見上げる。
「なかなか上手い機体制御だ
さて、せっかく手塩にかけて育てたエクシアだ
私の許可無しで嫁に出すわけにはいかんな、返してもらおうか?」
キュリオスがビームサーベルを抜いて加速する。
それに反応するようにエクシアもGNソードを展開し加速してくる。
「逃げるのではなく向かってくるか
面白い、すこし相手をしてやろう」
75通常の名無しさんの3倍:2009/10/03(土) 22:17:55 ID:???
まるで00Pだw
76通常の名無しさんの3倍:2009/10/03(土) 23:09:27 ID:???
クレナが姉御系ですな
クレナ姉さんエクシアください
77通常の名無しさんの3倍:2009/10/04(日) 00:08:23 ID:???
>>76
刹那乙
7876:2009/10/04(日) 01:02:37 ID:???
>>77
エクシア厨だから否定はしない
むしろ最高の褒め言葉だ
79通常の名無しさんの3倍:2009/10/04(日) 12:24:45 ID:???
かなりの力作だな、GJ
後半で縄子がどう絡んでくるかが楽しみだぜ
80通常の名無しさんの3倍:2009/10/04(日) 12:41:37 ID:???
一通り読んだ
本当に長げぇw
でも面白いよw
縄子が出て来ないって言ってたけど
縄子が鍵になって冷たいクレナが変わっていく使い方が面白いよ
縄子の優しさが関節的にラーズを守ってるのも良い
81通常の名無しさんの3倍:2009/10/04(日) 13:15:28 ID:???
二機の高機動機が衝突する。
エクシアのソードとキュリオスのビームサーベルが交差し、金属と放電が混ざったような音が眼下の山岳にこだまする。
可変を駆使した、一撃離脱の速さと緩急自在な攻撃を繰り出すキュリオスに対し、アヴァランチの爆発的な加速をソードに乗せて薙ぎ払うエクシア。
性格の違う高機動機の対決は正に雷と竜巻のせめぎ合いであり、雷神と風神の戦いを思わせる程の激しいもの。
雷神と風神のスピードは更に加速し両者の手に収まる剣は一本から二本へと増え、山岳に響く衝突音は途切れを失ってしまっていた。
一方、この様子を衛星カメラで見ていたリンダは驚愕していた。
「クレナちゃんってあんなに凄腕だったの!?
いっつも壊して帰ってくるからてっきり…」
その横でイアンが言う。
「兵器の開発には破壊した結果を知ることは必須だ、そしてそれに耐えた結果もな…
クレナはそれを踏まえた上でテストしてきたんだ
ガンダムを完全に破壊しない範囲で、でもそれは凄い技術と知識が必要なことだ
彼女は間違い無く最高のガンダムマイスターだ」
「その割りには壊してくるのを怒って喧嘩してたわよね〜?」
リンダが言うとイアンは苦笑いをしながら返した。
「だがクレナはそれを楽しんでただろ?
そうしないと人と話せない不器用な奴だからな」
その返答にリンダは驚き、そして微笑む。
「そうね♪」
「しかし…」
イアンはそのクレナと互角に戦うエクシアへと視線を移す。
「クレナとここまで打合える奴だ居るなんてな…
やるなガンダム泥棒…」

そんな中であっても、キュリオスを駆るクレナは冷静に敵を分析する。
「このパイロット、かなり使える
私が動かすキュリオスにここまで対応するとはな
技術だけでは無い、身体能力もかなり高い…だが」
譲ることの無いスピード対決、しかしその戦いも終わりが訪れる。
エクシアのアヴァランチに内蔵されているGN粒子が底を尽きたのだ。
バーニアからの噴射が無くなり動きが鈍るエクシアに、キュリオスはすれ違い際にビームサーベルを振り抜きエクシアが左手に持つビームサーベルを弾き飛ばした。
更にビームサブマシンガンで追撃しアヴァランチユニットを破壊する。
ユニットにマウントされていた4本の実体剣とビームサーベルは山岳の中へと落下。そして最後の一本となった右手のソードをシールドクローでホールドし、コックピットに銃口を突きつけた。
「さて帰るか、散歩の時間は終わりだ」
82通常の名無しさんの3倍:2009/10/04(日) 13:26:21 ID:???
エクシアからGNソードを取り上げ、クレナは通信を飛ばす。
「この高度を維持し我々の基地に向かえ
余計な動きはするな、少しでも動けばどうなるかくらい理解できるはずだ」
それを聞いてエクシアはゆっくりと両手を上げる。
こうしてこのガンダム盗難事件の幕が下がる…
と、思った瞬間、キュリオスの足元から光る何かが飛来して来た。
「む?」
とっさに後退しキュリオスはそれを回避する。
目の前で上昇して行ったのは6本の剣。
「今のは…」
クレナがそれに気を取られている隙にエクシアはキュリオスの持つGNソードを掴むと同じに蹴り飛ばす。
「ちっ、しまった」
金属音と共に響く衝撃に揺らされながらクレナはエクシアを睨み付けた。
4本のソードビットと2本のビームサーベルがエクシアを守るように取り囲んでいる。
「馬鹿な…7ソードシステムを何故お前が使える」
7ソードは未だ未完成で普通の人間には使えない。
脳量子波で感知し制御する現段階で使用出来るのはイノベイドだけなのだ。
だが、同じ基地内で他のイノベイドが居るならばヴェーダから知らせがある筈。
現に基地内にはクレナ以外のイノベイドは存在…
いや、一人だけ居る。
「まさか…」
クレナがその一人に気付いた時、モレノから通信が入る。
<クレナ聞こえるか、落ち着いて聞いてくれ>
「モレノ?」
<レオナが…基地に居ない、レオナの服に付けたビーコンを追ったらエクシアのコックピットから反応が返って来た
レオナはエクシアの中にいる可能性がある!>
「やはり…」
クレナはエクシアの方に意識を集中させた。
「この感じは…やはりレオナ…」
更にエクシアとの映像通信を強引に繋げる。
するとそこにはコックピットシートに座るレオナの姿があった。
「レオナ…何故そこに居る?」
他には誰も乗っていない、レオナ一人だけのようだ。
ならまだ身体の小さいレオナではレバーやペダルに手足が届かず、操縦出来ないはず。
クレナは画面に映る紫色のハロとレオナの虹色に光る眼に気付く。
「ハロと交信して操作しているのか…
だがこんな色のハロは基地には居なかったはず…
レオナ聞こえるか?返事をしろ」
呼びかけるがレオナは全く反応しない。
「何者かに操られてるのか…
だがイノベイドに操縦技術を与え操作出来るのは…
ヴェーダ…?
だとしたら何故…?」
事実を模索するクレナにエクシアが襲いかかる。
「ちっ仕方無い…今はエクシアを止める事が良策か」
83通常の名無しさんの3倍:2009/10/04(日) 13:34:34 ID:???
6本の剣がキュリオスをとり囲み、6方向からの斬撃が飛んでくる。
キュリオスはビームサーベルとシールドを駆使し、1本…2本…3本と弾き飛ばすが、周囲から襲いかかる圧倒的な手数に対処しきれず飛行形態となって離脱。
しかしそれを予測していたエクシアが接近しソードで斬りつけて来た。
「ぐぅ」
これをなんとかガードするも、この隙に再び6本の剣がキュリオスを取り囲む。
エクシアの最大の武器である7ソードは、キュリオスの最大の武器である高機動を完全に封じこめていた。
再び始まる斬撃の嵐の中、クレナは自分のハロに呼びかける。
「やはりレバー操作では反応が遅いか、いくぞハロ」
『了解です!了解です!』
瞬間、クレナの瞳が真紅に輝きだす。クレナの思考はハロを通じてキュリオスへ繋がる。
そしてキュリオスの視界と可動感覚がクレナの脳内にビジョンとなって現れる。
レバーからではなく制御装置に直接リンクすることで操作レスポンスを格段に上げる。
現に今まで捌き切れなかった7本の剣の嵐をキュリオスはビームサーベル2本とシールドクローで次々て弾き返してゆく。
直接リンクで本来の機動力を発揮したキュリオスは7本の剣をすり抜け再び雷の如く猛攻に転じる。
エクシアも剣を暴風の如く操り大気を切り裂いてゆく。
雷神と風神の戦いは再開され、先程より激しい衝突音が周辺一体を支配する。
「よくここまで7ソードを制御する…レオナ…
実力が拮抗している以上はしかたない、デュナメス!」
クレナが叫ぶ、すると今度は彼女の中にデュナメスのビジョンも入り込んでくる。
そして同時に遥か遠方から高収束の粒子ビームが迫り、エクシアはソードビット4本を組み重ねる形でそれをなんとか受け止める。
エクシアの光学ズームをもってしても確認できない程の高射程砲狙撃。
それはクレナがリンクしたデュナメスからの攻撃であった。
キュリオスとデュナメスの同時リンクを重ねるクレナに激しい頭痛が走る。
「ぐぅ…流石にガンダム2機同時はキツイか…
だがこれで終わらせてもらうぞ」
デュナメスの狙撃が再開される、一方的な暴力とも取れる遠距離からの精密射撃にエクシアは7ソードをガードに転じることしか出来ない。
そしてその暴風を封じたられた風神に雷神は追い討ちをかける。
デュナメスとキュリオスの圧倒的なコンビネーションは次第にエクシアを追い詰めてゆく。
「終わりにするぞ」
あくまでも静かにクレナは終幕を告げた。
84通常の名無しさんの3倍:2009/10/04(日) 13:58:30 ID:???
遂に追い詰められたエクシア。
「まずはその右腕を頂く」
エクシアの動きを止めるにはハッチを開けてハロを破壊する必要がある。
その為には両手を切り落とし抵抗要因を消す必要があった。
キュリオスはエクシアの右肩に目掛けて右手に持ったビームサーベルを降り下ろした。
「!!」
しかし、その瞬間、クレナの脳内からデュナメスのビジョンが消え、それと同時にキュリオスの右手が粒子ビームで撃ち抜かれる。
「馬鹿な…」
粒子ビームが来た方向、それはデュナメスの居る位置。
その方向から、更に閃光が走りキュリオスを襲う。
「ちっ…」
思わず舌打ちをするクレナ、キュリオスはそれらのビームをかわすが、高い射撃精度に最後はシールドで受けることしか出来ず吹き飛ばされ、
更に体制を立て直す暇も与えられぬまま、今度はエクシアに接近され右肩を斬り落とされてしまう。

「ぐぅ…遠距離だったとはいえ、私のリンクを外してデュナメスを乗っとるとは…
まさか…これもヴェーダの仕業か…」
一旦距離を取るべく後退するが、デュナメスの射撃にそれを阻止されてしまう。
「くぅ…」
その隙に再びエクシアの6本の剣がキュリオスを取り囲み機体を切り刻んでゆく。
傷つけられながらもなんとか回避するが、今度はデュナメスの狙撃に右足を貫かれ爆発する。
バランスを失い落下する中、クレナは恨めしい眼でデュナメスの居る方を睨み付ける。
「全く…味方ならこの上無く頼もしいが、敵に回ると厄介極まり無いな」
クレナはレオナの映る画面に視線を移す。
エクシア、7ソード、デュナメス。
計3つの媒介を動かしレオナは瞳に涙を滲ませながら苦痛に苦しんでいた。
「このまま3つのリンクを続ければレオナが壊れる」
クレナは落下するキュリオスの体制を立て直す。
そして飛行形態へと変化させ、デュナメスの居る方へと加速させた。
エクシアも後ろから追って来るが、左足一本になったとはいえキュリオスに追いつくことは出来ず、次第に距離を離されてゆく。
デュナメスも迎撃せんとビームを放つが。
「GNフィールド展開」
キュリオスの機首から展開された防御膜で阻まれる。
更に勢いを増し体制を崩しながらもキュリオスが飛来する。
キュリオスはそのスピードのままMSに変化しシールドクローでデュナメスのコックピットを突き刺した。
そしてデュナメスのツインアイの光はゆっくりと暗く染まる。

それを見つめクレナは静かに呟く。
「許せ…」
85通常の名無しさんの3倍:2009/10/04(日) 14:10:17 ID:???
沈黙するデュナメス。
クレナは中に居るハロに問いかける。
「大丈夫かハロ」
<大丈夫!大丈夫!>
「そうか、そのまま待機していろ」
<了解!了解!>
クレナは安堵の息を漏らす。
だが安心ばかりしていられない、デュナメスを倒したとはいえ、キュリオスは既に損傷が激しく稼働限界に達し、
対するエクシアは未だ健在だからだ。
「まさかここまでボロボロにされるとはな」
そして、そのエクシアが背後から接近して来た。
「レオナ…」
エクシアはGNソードをライフルに変えビームを連射してくる。
それをかわそうとキュリオスは翔びたとうとするが腕がデュナメスから離れない。
「何だ?」
見るとデュナメスの両腕がキュリオスのシールドクローをガッチリと押さえていたのだ。
デュナメスが沈黙するする寸前にレオナが掴ませたのだろう。
「全く持ってしっかり物だなあの子は…」
内心で舌打ちしながらクレナはキュリオスの背中にGNフィールドを展開しビームを寸前で防ぐ。
続けてエクシアはソードビットを二本を飛ばして来た。
キュリオスは再びGNフィールドを展開、飛来する二本の剣を受け止める。
しかし実体剣であるソードビットがねじ込むようにフィールドに侵入してくる。
「他人の家に土足で入るとは…そのように育てた覚えはないぞ」
その為に開発された兵装なのを忘れ、思わず二本の剣に毒づくクレナ。
その時、この二本の侵入者を横から流れてきた一条の光が消し飛ばした。
クレナはその光の出た方を見つめる。
「遅刻だぞヴァーチェ」
その視線の先にはヴァーチェの姿があった。
クレナはヴァーチェのハロへとリンクする。
彼女の脳内にヴァーチェのビジョンが現れる。
ヴァーチェは接近するエクシアにGNバズーカで牽制しつつ、拘束されたキュリオスの腕をGNキャノンで撃ち抜いた。
解放されたキュリオスはヴァーチェへと接近。
「来い白ハロ」
『クレナ一緒!一緒!』
クレナは両機のコックピットを開き、白ハロを抱えてキュリオスからヴァーチェへと飛び移った。
ヴァーチェはエクシアへの牽制を続けながら沈黙したキュリオスを地面に眠らせる。
上昇するヴァーチェ、遠ざかるボロボロのキュリオスを見ながらクレナは再び呟いた。
「よく頑張った、ゆっくり休め」
クレナは目前まで迫るエクシアを見つめた。
そして、それに呼応してヴァーチェはGNバズーカを構え粒子のチャージを始める。
「さて、相性は最悪だ、どうしたものか」
86通常の名無しさんの3倍:2009/10/04(日) 14:18:40 ID:???
エクシアが迫る。
ヴァーチェはバズーカとキャノンを相互に撃ちながら後退する。
エクシアの中に居るレオナを傷つけまいと胴体以外を狙う砲撃は、エクシアにとって威嚇程度のものでしかなく簡単に回避されてしまう。
デュナメスのような精密射撃が可能ならば的確に命中が可能だろう。
しかしヴァーチェのような広大な火線の持ち主は、例え四肢を狙っても胴体を巻き込み兼ねない。
「かすりもせんか」
ヴァーチェはバズーカを捨て、両手にビームサーベルを抜く。
「結局は剣での勝負になるのだな」
エクシアへと突進するヴァーチェ。
互いに接近し剣が交わる。
GNソードの一刀に対し二刀で挑むヴァーチェだが、運動性能の高いエクシアの素早い切り返しに防御が間に合わない。
装甲が切り刻まれるヴァーチェに、エクシアが4本の飛剣を出し、とどめを刺さんと四方から高速で斬りかかる。
「やはり出したか」
クレナが呟くとヴァーチェはGNフィールドを展開。飛来する4本の内、ビームサーベル2本は阻まれ、ソードビットはフィールドに触れた途端、まるでそのフィールド内だけに別の時間が流れているかのようにゆっくりと進みだす。
「まぁ次いでだ、試してみるか?…ナドレ!」
クレナが叫ぶと共にヴァーチェの装甲が弾け、取り囲んでいたソードビットとビームサーベルに衝突させる。
更にその中から現れたナドレがトライアルシステムを発動。
ナドレを中心に山岳一帯をつつむような波紋が広がる。
その波紋を受けエクシアは完全に沈黙し落下する。
「効いた…?」
…と思った瞬間、エクシアはに再び上昇を開始。
そして、斬りかかろうと振り返ったところにナドレの蹴りが顔面に直撃する。
「やはりトライアルシステムは効かないか…
まぁトライアルシステムなど最初からあてにしてないがな
おかげでレオナはヴェーダに操られてる裏がとれた」
ナドレは分離したGNキャノンを両手に持ち、両サイドで浮遊しているソードビットに向け放つ。
ソードビットは四散、更に後方からビームサーベルが飛来して来た。
「チャージが間に合わない」
ナドレはGNキャノンを捨て、ビームサーベル一本を投擲、もう一本を振り抜きこれを破壊。
「あと一本」
体制を整え地上へ着地。だが、その目の前でエクシアがGNソードを降り下ろして来た。
「これでお互い一本どうしだ…な!」
ナドレも間髪入れずビームサーベルを斬り上げる。
二本の剣が交わり激しい放電が二機を照らした。
87通常の名無しさんの3倍:2009/10/04(日) 14:26:20 ID:???
エクシアとナドレが接近し衝突音と共に離れる。
身体一つ剣一振りで交わす戦いは、先程までに繰り広げられて来た…高機動。高射程。高火力。高斬数。
それらに比べると静かに思える。
しかし、だからこそ剣技の輝きが見えて来る。
エクシアが剣を三回振る内にナドレは一回振る程度。
だが赤い髪を揺らしながら放つナドレの一撃はどれもエクシアを止める鋭さを持っており。
またエクシアの舞うような斬撃はナドレを瞬時でバラバラにする速さがあった。
異なる剣技の攻防は時計の歯車を組み合わせるように正確に繰り返され、その二機を照らす夕日の影を見れば、まるでダンスをしているかのように錯覚する。
それはクレナ本人も自分が戦っていることを忘れる程だった。
「全く持って剣とは不思議な武器だな
正に真剣勝負の極地と言ったところか」
だがその戦いも終わりが近づく。
エクシアの剣を避け、ナドレが切り返す瞬間。
「ぐふぅ…」
クレナの胸に激痛が走った。出撃前に生じた肺の細胞崩壊、その後繰り広げたMS戦で身体に過度の負担をかけ悪化させていたのだ。
ナドレの動きが止まり、エクシアの剣はビームサーベルを持つナドレの右腕を斬り飛ばす。
「くぅ…こんな時に…」
クレナは激痛の中でナドレを後退させる、だが何故かエクシアはそれに追撃をして来なかった。
「?…何故追撃してこない…?」
クレナが後ろを見るとそこにはヴァーチェがさっき捨てたGNバズーカが転がっていた。
「…これに警戒した?…いや…違う…」
クレナはエクシアのコックピットが映る画面を見る、するとそこには未だに涙を流し続けてるレオナの顔が見えた。
「レオナ…
7ソードから解放されて既に頭痛はないはず、何故泣いてる?
そうか、まだ完全にヴェーダには意識を掌握されてないのか…
お前も必死に戦っていたのか…レオナ」
エクシアがGNソードを構える。
「あくまでも剣か、ライフルを使えば今の私など簡単に倒せるだろうに…
レオナ、それがお前が出した戦いの成果なのだな
ならば私も剣で応えよう」
ナドレは残った左手でGNバズーカを持ちあげる。
「レオナ、最強の剣とは何か知ってるか?
今からそれを教えてやる」
エクシアがゆっくりと走りだす。
そしてナドレはバズーカを天に向けるように構えた。
クレナは痛む胸を押さえながらレオナを見つめる。
「戦いしか知らない私が、唯一お前に教えられることだ…」
88通常の名無しさんの3倍:2009/10/04(日) 15:42:33 ID:???
「圧縮率52%…今はこれが限界か…
出力を維持し収束率を150%へ上昇、GNバズーカバーストモード」
天に掲げたGNバズーカの砲身が伸び、甲高い回転音が響き始める。
その音に合わせるようにエクシアの走る速さも上がり始めた。
それを静かに見つめながらクレナはレオナに向けて語り出す。
「レオナ、剣とは誓いの証だ
今のお前は不安や孤独の中で傷つき、傷つけられ苦しんでいる
だが忘れるな、お前がその小さな胸に違った誓いを
死の間際でも、お前を止まらせたアミィとの再会の誓いを
その誓いが胸にある限り、例えお前の目の前にあるものが剣の形をしていなくても
それはお前の誓いを守る最強な剣となってお前を支えるだろう!」
瞬間、ナドレのGNバズーカから閃光が走り、頭上の雲を割り天を突き刺す。
普段ヴァーチェが見せる爆発的なものとは違い、閃光の太さは砲身と同程度。
しかし青い放電を纏いながら高収束するその閃光は、剣の名を冠するにふさわしい鋭さを持っていた。
エクシアがあと数十メートルと迫り。ナドレはその剣を降り下ろす。
その軌道を読んだエクシアはサイドステップでかわしながら更に接近、だがナドレは全身を捻るように剣を降り下ろし軌道を変化させる。
打ち落とされた剣は、今正にエクシアが横薙ぎにしようと伸ばすGNソードとぶつかり交差した。
高収束の光の中をGNソードは刀身を真っ赤に燃やしながら迫り、GNバズーカの砲身ごと横一文字に切り裂く。
砲身が爆発し、さらにエクシアはその勢いにのせてナドレの身体を分断する勢いで振り抜いた。
だが、高収束ビームで焼けた刀身はナドレの肩に触れた瞬間に折れてしまう。
折れた刀身が空中でゆっくりと回転しナドレの足元に突き刺った。
瞬間。
ナドレはその刀身を拾い投擲する。
刀身はエクシアの左肩関節に突き刺さり左腕の機能を破壊する。
さらにナドレは間髪いれずに接近し、エクシアの右腕を締め固めた。
「ハロ、そのままエクシアを掴まえていろ」
<理解!理解!>
互いに押し合い両機が上昇する中、クレナはヘルメットを脱ぎ捨てた。
そしてナドレのコックピットを開き、目の前に迫るエクシアのハッチを手動で開ける。
ハッチが開き、コックピットの中にに光が差し込む。
そこには身体を非常用ハーネスでシートに固定しているレオナの姿が見えた。
表情無く涙を流すレオナを見つめクレナが優しく呼び掛けた。
「レオナ、今は私がお前を支える最強の剣だ」
89通常の名無しさんの3倍:2009/10/04(日) 16:26:32 ID:???
イアン涙目w
90通常の名無しさんの3倍:2009/10/04(日) 16:51:50 ID:???
ライザソードよろしく最強の剣がバズーカソードのことかと思ったら・・・
かっこいいよクレナ姉さん!
91通常の名無しさんの3倍:2009/10/04(日) 17:43:57 ID:???
ハロ通して機体操作して強いなら874最強か?
92通常の名無しさんの3倍:2009/10/04(日) 17:56:46 ID:???
>>91
超兵みたいに能量子波を使っての超反射能力

ハロみたいに電気的な操作速度ってことだろ?
じゃなんで劇中で誰もやんないんだよって話しになるがなw
93通常の名無しさんの3倍:2009/10/04(日) 18:29:48 ID:???
そんな考察スレみたいな突っ込みがあるなんて…w
流石にそこまで考えてません。
すみません。

でも一応、ハロを媒介にするのは肉体とレバーを介するより、電気信号で操作した方が早いから。
他のイノベイドがやらないのは、ヴェーダのサポートで回避等の補助が受けられて楽チンだから。
それでもクレナがするのは、クレナのワガママです…
電気信号のレスポンスと、クレナがやりたいこととヴェーダのサポートに微妙な食い違いが起きるから。

レオナがやるのは手足がまだ不自由なのと、そもそも手足が短くてレバーに届かないから。
しがないネタなので設定の矛盾は見逃してください…。
(´・ω・`)
94通常の名無しさんの3倍:2009/10/04(日) 18:48:42 ID:???
>>93
ツッコミのつもりじゃないんだ
すまんかった
95通常の名無しさんの3倍:2009/10/04(日) 19:29:15 ID:???
上昇が止まり、空中でナドレがエクシアを押さえ込む。
小刻みに揺れるそのエクシアの中で、クレナはレオナから操縦席に収まる紫色のハロへと視線を移す。
『誰だテメー!誰だテメー!』
他のハロと違い、少しつり目かかった紫ハロに向かいクレナは拳銃を向ける。
レオナがエクシアの操縦の媒介に使用しているこのハロを停止させればエクシアも停止する。
「人相もそうだが言葉の使い方も悪い
修理が終わったら私の白ハロに教育させよう」
ターン…
乾いた銃声が機内に響く。
だがその銃声はクレナの銃からでは無かった。
「ぐふぁ…!」
クレナの腹部に走る激痛、そしてそこからは水道の蛇口が開いたかのように大量の血液が流れ出し彼女の白いパイロットスーツを真っ赤に染める。
足の力が一気に抜けその場で膝をつき、失いそうな気を保ちながら咄嗟に止血の為に腹部を押さえる。
クレナは銃声がした方を見つめた。
「レ…オナ…」
そこには両手で拳銃を持ったレオナの姿があり、その銃口からは硝煙が立ち登っている。
レオナがクレナを撃ったのだ。
更に1発…2発…と放たれる。
その銃声が響く度にクレナの身体が揺れ、そして最後に彼女の額に弾丸が命中してしまう。
硝子素材で出来た彼女のマスクは粉々に砕け散り、その衝撃で後ろで結っていた髪もほどけ、彼女の茶色く長い髪が舞広がる。
後ろに倒れかかるクレナ。だが信じられないことにそれをなんとか踏みとどまった。
クレナの身体は半分が機械で出来ている。
その機械部分に着弾したのだろう、着弾した場所からは僅しか出血していない。
更に最後の額の一撃は彼女のマスクが盾となって防がれたのだ。
マスクが砕け現れたクレナの素顔は、まだ幼さを残す少女のものであるが、眼光が鋭く意思の強さを感じる。
だが同型であるレオナの緑色の瞳とは違い彼女の瞳は真紅。
しかも瞳孔が無くどことなく無機質だった。
マスクの破片で切ったのか顔には複数の切傷、そして最初に撃たれた一撃で吐血し彼女の顔は血だらけになっている。
「レ…オナ…」
未だに続く腹部からの出血で力が抜け、クレナはその場に倒れる。
そんな彼女を嘲笑うかのように紫ハロから音声が流れてきた。
『無様だねNo.907』
聞き覚えのある声にクレナは思わずハロを見上げる。
「?…その声はリボンズ…アルマーク…」
『そうだよ、久しぶりだねNo.907
いや、出来損無いのクレナ』
リボンズの出現に、クレナの表情が僅に曇る。
96通常の名無しさんの3倍:2009/10/04(日) 21:02:03 ID:???
ズンボリ様キターw
97通常の名無しさんの3倍:2009/10/04(日) 22:49:44 ID:???
「お前…がレオナを操作していたのか…」
『そうさ実際にはヴェーダを操作して1007に命令したのさ
MS戦で君を抹殺するようにね』
「ヴェーダを…?
…やはり…おかしいと思っていた
だが、まさかお前がヴェーダを掌握していたとは…」
『そうさ、イオリアの計画は今じゃ僕の計画になっているのさ』
だがクレナの疑問はそこにでは無かった。
「私を殺したいならもっと簡単に出来たはずだ…
何故こんな回りくどいことをする…」
『別に僕は君を殺そうなんて思ってないさ
出来損ない成りに僕は君を高く評価しているんだよ』
「な…に?」
『僕ですら呆れる程の高い脳量子波制御能力
その能力は高対応性に富む実戦型ビットの開発にはどうしても必要だったからね
でもそれが完成しない内に君の身体はボロボロ
だから新しい身体、1007を提供したのさ
だが君は交換を延期した、だったら君が倒れてしまう前に、最高のパイロット同士での実戦データを取ることにしたのさ
1007に君の戦闘データを送り込りんでね
おかげで一気に完成域にまでに達するデータが取れたよ」
「私達を利用したのか」
『ヴェーダの計画遂行の為だけに私は存在している…
君の口癖だろ?』
クレナはレオナを見つめる。
実際には彼女にはその姿が見えていない。
細胞崩壊は目から始まり既に彼女の眼球は機械となっていた。
だが、眼球の代わり入っているのはカメラではなく通信装置。
それは肉眼では対応仕切れないMSの高機動戦に対応した高い情報処理端末。
そして彼女が着けていたマスクは外部情報を繊細に感知するセンサーであり眼でもあった。
彼女の瞳が赤く無機質なのはそのせいだったのだ。
その赤い瞳を紫ハロごしにリボンズが見つめる。
『君のその怪我ではあと15分ももたないよ、こうしないかい?
君が僕に服従を誓うなら今ここで1007に記憶を移して上げてもいい』
「リボンズ…」
『そうすれば君に新しい機体を与えよう、Iガン…』
「断る!」
リボンズが話す途中でクレナが拒否の意思を響かせる。
『なに…』
痛む傷を押さえながらクレナは紫ハロの方を睨み付ける。
「記憶は命…あの子の命はあの子のものだ
私はあの子の傍に居ると誓ったのだ!
お前のその安っぽい誓いなど受け入れぬ!」
数秒の沈黙の後、リボンズは静かに告げる。
『…残念だよ…
1007命令だ、クレナを殺せ』
放たれる命令、レオナは未だ床に倒れ込むクレナにむけ銃口を向けた。
98通常の名無しさんの3倍:2009/10/04(日) 23:58:56 ID:???
放たれる命令。
だが、レオナは銃を握ったまま動かない。
『早く撃て』
再び命令が飛ぶ。
しかし、レオナは身体を震わせるだけで銃を放たない。
『何故だ…何故命令をきかない』
ヴェーダに意識を奪われながらも、僅に残った意識の中でレオナはこれに抵抗していた。「ク…レナァ…」
カタカタと銃を揺らし、唇を噛みしめながら震えるレオナの声、視力の無いクレナにもレオナが必死に戦っている姿が想像出来た。
激痛が走る腹部の痛みを内心で噛み殺し、クレナはレオナに向かい笑顔で呼び掛けた。
「待ってろよレオナ…
今、私がお前をヴェーダの命令から解放してやる…」
『何を言ってるんだい?
今の君にはヴェーダへのアクセス権はないんだよ』
「たしかにな…だが、お前にはあるだろ?
リボンズ!!」
瞳を真紅に輝かせ叫ぶクレナ。
その瞬間、クレナの意識は紫ハロを介してリボンズの脳内へと飛ぶ。

『ぐぅ!…まさか…僕を媒介にしてヴェーダに…
止めろクレナ!頭が…ぐわぁあぁ!』
リボンズの声が苦痛に歪む、そしてリボンズの脳内にクレナの声が響き始める。
<考え方も汚なければ、叫び声も汚いなリボンズ…さて…>
クレナはリボンズを媒介にヴェーダへ侵入し情報の書き換えを始める。
『馬鹿め、計画に支障のある根拠で無ければ、単純な命令変更は出来ないぞクレナ!』
<頭の悪い奴だ、なら根拠を作れば良いだけだ>
リボンズの脳内にヴェーダからのビジョンが映し出される。
そこには…
907死亡。
故に1007が907の任務継承。
『!!…自分を殺して…命令を…』
瞬間、レオナは命令から解放され銃を持つ腕を落とす。
だが傷付いた身体でリンクを続けるクレナに限界が訪れる。
<うぅ…これ以上は…せめて…これだけ…>
激しい頭痛にかられながらもクレナは気力を絞り最後の書き換えをする。
そしてその結果がリボンズのビジョンに示された。
リボンズ・アルマーク死亡。
『僕が死んだだと!?』
最後の書き換えを終え、クレナの意識が自身に戻る。
「レオナ…」
クレナは身体を引きずりながらレオナの元に移動する。
「クレナ!クレナ!」
レオナも拘束される身体から必死に手を伸ばし、顔を涙でグシャグシャにしながら叫ぶ。
その声に導かれるようにクレナはレオナの座るシートにたどり着き優しく抱きしめた。
自分のせいで傷だらけでになったクレナを見てレオナが呟く
「ごめんな…さい…」
「もう良い…気にするなレオナ」
99通常の名無しさんの3倍:2009/10/05(月) 00:23:07 ID:???
クレナはレオナを抱きしめる。
最初の銃撃を受けた際の出血により身体は限界に達し、抱きしめる腕には力が感じられない。
「クレナ…私…」
クレナの姿を見てレオナは罪の意識から涙を流し謝り続ける。
そんなレオナの顔にそっと手を当てクレナは言う。
「これはお前がやったのではない…
お前は操られていたのだからな…」
「でも…私…私…」
クレナは視力の無い赤い瞳でレオナの顔を見つめ、
未だレオナがその手に持つ銃を掴み、床に投げ捨てた。
「レオナ…お前はもうこんな物も、その罪の意識も持って生きていく必要は無い…
お前はアミィとの思い出と再開の誓いだけを持っていろ…それが私の願いだ…」
「お母…さん…」
クレナの柔らかい微笑み。
暖かい胸の温もりが震えるレオナを包み込む。
『ぼ…僕がヴェーダにアクセス出来ない…何をしたクレナ!』
だがそこに紫ハロを通して苦悶の声をあげるリボンズの声が響いてきた。
その声の方に向きクレナは返した。
「ヴェーダにはお前が死んだと認識させた…
その死んだ者にアクセス権はあるか?
そんなもの猿でも分かる答えだ…」
『クレナ!』
叫ぶリボンズ。
そして数秒の沈黙の後、再び彼の声が響き渡る。
『まぁ、いいさ…時間はかかるがヴェーダはまた掌握できる
クレナ…君は全く恐ろしい存在だよ
そして、ヴェーダの指示に逆らった1007も将来、君と同じく僕の計画の支障となる存在になる
だから今ここで消えろ…』
その言葉と同時にエクシアがナドレを振り払い、右腕のGNバルカンを自身のコックピットに向けた。
クレナとレオナの目の前でその砲口が輝き始める。
その中でクレナがレオナに何かを囁きレオナが頷く。
「ナドレ」
レオナの瞳が虹色に輝きだす。
そして次の瞬間、ナドレから波紋が広がり、それを受けエクシアはゆっくりと沈黙する。
『1007がトライアルシステム…!?』
驚愕するリボンズにクレナは返した。
「レオナには私の権利を継続させた、
解除したければ自分でやれ、出来ればな?」
『そこまで考えてあの書き換えを…』
「お前が消えろリボンズ、白ハロ…やれ」
クレナが呼ぶと。
ナドレから白ハロが飛び込む。
『君嫌い!君嫌い!』
そして、伸ばした腕で紫ハロを殴り飛ばし、今度は白ハロが台座に鎮座した。
『この出来損ない風情が〜!』
叫び声と共に紫ハロがコックピットから落下し消えてゆく。
エクシアを奪還したクレナは、レオナと共に帰路についた。
100通常の名無しさんの3倍:2009/10/05(月) 00:38:57 ID:???
山岳の隙間から夕日の光が漏れる。
その黄金色の光がエクシアのコックピットへと差し込み、力なくシートにもたれかかるクレナを照らす。
クレナの膝の上には涙を流しながら静かに眠るレオナが居る。
そのレオナの頭をクレナはゆっくりと撫でた。
「レオナ…すまない
もう私はお前の傍にはいれない…」
<クレナ…クレナ…>
クレナの死が近いのを察したのか、白ハロが悲しそうに声をかける。
「お前とは長い付き合いだった…今までありがとう…」
<クレナ…クレナ…>
白ハロに笑いかけ、クレナはゆっくりと瞳を閉じる。
レオナとの出会いは、彼女に無かったものを与えた。
それはヴェーダに造られた物としてではなく、命ある者としての生き方。
人を想い。
人と笑い。
人を導き。
そして、人との別れを悲しむこと。
「私はこんな眼だから涙は流せない…
だが私はお前に泣くなと言ってしまったからな…
だからこれで良いと思って…いる…」
クレナはレオナを抱きしめ悲しみで歪む声を押さえこんだ。
そしてクレナの瞳が再び開き真紅に輝き出す。
だがその輝きは以前のような強さはない。
弱く揺れるその光は瞳に涙を滲ませているかのようにも見えた。
「クレナ…お前の脳量子波は非常に強い…
例え逃げても直ぐにヴェーダに見つかるだろう…
だからお前の思考を記憶とともに眠らせる…
お前が安全に起きれる状況になったら…
その時はエクシアがお前を起こしてくれる。
それまでエクシア…
この子の暖かい思い出を守っやってくれ…」
レオナを抱くクレナの手が座席から落ちる。
「おやすみ…レオ…ナ…」
夕日が沈み、クレナのまぶたもゆっくりと沈み始める。
彼女の瞳の輝きは消え、夕日の放つ黄金の光も陰っていく。
そして、代わりに訪れた夜空には流れ星が横切ると同時に星が一つ輝き始めた。

その後、格納庫に帰還したエクシアの中で二人は発見された。
レオナは生存していたが意識が無く、クレナは既に息絶えていた。
駆けつけたモレノはクレナを抱きしめながら悲しみに震え、イアンも悲痛の叫びを殺すように床を殴り付ける。
そんなクレナの死を知らずに眠るレオナを、リンダは自身の涙を押さえるように抱き寄せた。

その余りにも悲惨な状況に静まる格納庫、彼女達を運んで来たエクシアの中で、クレナの名前を呼び続ける白ハロの声が虚しく響いていた。
ただ、そんな中で迎えたクレナの死に顔は、子を見つめる母のよう穏やかだったのだと言う。
101通常の名無しさんの3倍:2009/10/05(月) 00:55:58 ID:???
翌日。
ヴェーダからレオナの処分命令が下される。
MS盗難破壊、クレナを殺害した罪で死罪。
レオナはモレノによって薬殺し、その後、クレナの遺体と共に溶鉱炉で溶解処分されることとなった。
まるで今回の事件の記録を全て消し去るように。
更に数日後、地上の山奥。
エージェントの立ち会いの下で二人の処分が行われた。
それを終え、エージェントを送り出し、溶鉱炉を後にするモレノ。
季節は秋。
紅葉で染まる道をコートのポケットに手を入れながらゆっくりと歩く。
紅い葉が落ちる様子は、同じ紅い眼を持つクレナを思わせ、どことなく切なさを感じる。
そこへ後ろからトラックが一台走り寄りモレノの前で止まる。
「よう、待たせたな」
運転していたのはイアンだった。

「クレナの最後は見届けたのか?」
走るトラックの中、イアンがハンドルを握り、助手席に座るモレノに尋ねる。
「ああ、最後まで穏やかな顔だったよ」
「そうか…」
車中に沈黙が生まれる。
音楽も無く、トラックの走行音のみが流れる中、イアンが再び口を開く。
「ルイード、マレーネ、グラーベ、そしてクレナ
若い奴らは皆逝っちまった、ワシらおじさんコンビを残してな…」
「皆、人との理解を感じ深めた矢先に死んだ
その分、残された者も深く傷付いた、シャルやフェルト、ヒクサーも…
仕事柄、死を見るのはなれちゃいるが、仲間の死はやっぱりやるせなくなる…
だが、クレナはしっかり者だ、自分の死を受け入れる覚悟をして、残された者の為に準備もしていた
だからあんな穏やかな顔で最後を向かえたんだろう」
「残された者の為にか…」
イアンはルームミラーごしに後ろの荷台を見る。
そこには硝子素材の白い箱があった。

トラックは走り続け、とある墓地敷地内にある施設の中で止まる。
そこはコールドスリープの施設、将来の蘇生を予定し遺体を預かる施設である。その施設の建物を見てイアンが言う。
「おい、本当にこんな所で大丈夫なのか」
荷台にある白い箱をリフトで降ろしながらモレノが返す。
「保管区画は最下層地下150mの疫病対策区画…誰も好んで入らない」
「木を隠すなら森、人を隠すなら…」
「墓場だ…溶鉱炉の方のダミー作りも含めて生前のクレナからの依頼だ」
その箱を降ろし終わりモレノが呟く。
「あとはエクシアが君を起こすのを待つだけだ」
モレノの見つめる白い箱には番号が刻まれていた。
No.1007と。

そして8年後。
102通常の名無しさんの3倍:2009/10/05(月) 01:15:25 ID:???
これで前半終わりました。
長くてすみませんでした。
103通常の名無しさんの3倍:2009/10/05(月) 01:37:45 ID:???
すばらしい力作じゃないか、超GJだぜ

だが、後半にかかるプレッシャーと期待も大きいぜ
無責任な言い方になるが、ぜひ頑張ってくれ!
104通常の名無しさんの3倍:2009/10/05(月) 02:34:45 ID:???
クレナママンが〜。・゚・(ノД`)・゚・。

クレナの最期に脳内でトラストユウ流しながら読んだら泣けた
105通常の名無しさんの3倍:2009/10/05(月) 12:57:15 ID:???
GJ!
中心人物はクレナなんだろうけど
やっぱり縄子が鍵になって内容に影響を与える使い方が上手いよ

クレナの願い通りに縄子とレオナが既に出会ってるけど
その後の動向が気になる
106通常の名無しさんの3倍:2009/10/06(火) 17:13:13 ID:???
クレナの性格はソーマと被るな
107通常の名無しさんの3倍:2009/10/06(火) 20:24:45 ID:???
あまり動じないところではマネキンに近いんじゃね?
マリナの身体にマネキンの魂を憑依させた感じ
108通常の名無しさんの3倍:2009/10/06(火) 23:11:53 ID:???
00の登場人物の中では刹那に近いような気も
109通常の名無しさんの3倍:2009/10/07(水) 00:11:14 ID:???
そういや刹那もそうだなw
目も赤いしクレナ姉さんは女せっさんな感じだな
110通常の名無しさんの3倍:2009/10/07(水) 17:58:33 ID:???
人物描写もいいけど、MS描写もいいな
特に7ソードはこういうMSVもありそう、という説得力を感じる
いいセンスだね
111通常の名無しさんの3倍:2009/10/07(水) 21:29:53 ID:???
皆さんありがとうございます。
嬉しいです。(´;ω;`)
112通常の名無しさんの3倍:2009/10/08(木) 00:05:51 ID:???
ガンガレ
113通常の名無しさんの3倍:2009/10/10(土) 17:50:52 ID:???
後半まだ?
114通常の名無しさんの3倍:2009/10/10(土) 21:03:35 ID:???
あまり急かすのも悪かろうよ
前半でこのボリュームだからな。書き手も疲れるだろう
115通常の名無しさんの3倍:2009/10/10(土) 23:04:44 ID:???
>>113
すみません。
携帯厨なのでなかなか上手く打てなくて…

>>114
心遣い感謝します。
本当はもっと簡潔にしたいのですが、他の職人さんみたいに上手く出来ない…
漫画ばかり読んでて小説をあまり読まないからかも…。

…ってことで官能小説読んで勉強してきますわ。
116通常の名無しさんの3倍:2009/10/10(土) 23:27:41 ID:???
携帯で打ってたのか!
すごい根性だな

あとそんなこと言うと縄子のエロを要求されちゃうぜ
117通常の名無しさんの3倍:2009/10/11(日) 00:54:03 ID:???
>>115
勉強するならせめて00の小説にしとけよw
118通常の名無しさんの3倍:2009/10/11(日) 11:33:55 ID:???
ひさびさにお目汚し
職人さんの頑張りに比べると手抜きっぷりが酷くてホントに申し訳ない……

ttp://imepita.jp/20091011/413420
119通常の名無しさんの3倍:2009/10/11(日) 14:58:22 ID:???
これは素晴らしい!
クレナ姉さんとレオナたん!
GJだ!
120通常の名無しさんの3倍:2009/10/11(日) 16:13:13 ID:???
GJなんだぜ!
小説の挿絵ぽくて良いな
こういう職人さんどうしのコラボは歓迎なんだぜ

121通常の名無しさんの3倍:2009/10/11(日) 21:01:45 ID:???
>>118
うわぁ!
まさか自分のネタキャラを絵にしてくれるなんて感激です。
手抜きなんてとんでもない。身体のラインが凄く綺麗で、
手先やハロ等の細かい部分も丁寧に描かれてますし。
クレナのマスクも自分が考えてたものより遥かにかっこいいです。
素晴らしい作品です。GJです!
122通常の名無しさんの3倍:2009/10/11(日) 22:27:45 ID:???
クレナはエクシアの燃えるような勇ましいさが出てるな
レオナはエクシアの萌えるような愛しさが出ている
てっきりクレナの仮面は顔に傷があるからと思ってたけど
それは戦う為の仮面だったのが逆にクレナのガンダム乗としての覚悟が見える
女の仮面はかっこいいな
縄子もおっぱいに特大の仮面を着けてるに違いない
123通常の名無しさんの3倍:2009/10/12(月) 14:12:18 ID:???
ならば透明な仮面を所望する
124通常の名無しさんの3倍:2009/10/12(月) 21:48:57 ID:???
クレナのおっぱい大きいお!
125通常の名無しさんの3倍:2009/10/12(月) 22:05:15 ID:???
好意的なレスを頂けて本当にありがたいですorz

やっぱり戦闘用イノベイドだから基本的にはぺたんこであるべきですかねぇ……
あと、マスクはアストレアFのセンサーマスクみたいのを想定されてたのでしょうか
画力も想像力も乏しいゆえ、ああいう適当な形に描いてしまってすいませんでした
126通常の名無しさんの3倍:2009/10/12(月) 22:50:28 ID:???
>>125
いえ、未来的でかっこいいマスクですよ。
確かにアストレアのマスクが元ネタです。
でも文章で上手く表現出来ないので断念しました。

あと、このスレ的には胸が大きい方が喜ばれる傾向があるので、大きくて正解だと思いますw

次回作も楽しみにしてます。
127通常の名無しさんの3倍:2009/10/12(月) 23:46:34 ID:???
おっぱい大きいのは歓迎なんだぜ?
128通常の名無しさんの3倍:2009/10/14(水) 17:47:41 ID:???
流石に過疎ってるのでage
129通常の名無しさんの3倍:2009/10/17(土) 01:22:31 ID:???
大型投下の合間は話題が無いな
ほす
130通常の名無しさんの3倍:2009/10/17(土) 12:32:06 ID:???
少しづつでいいから投下してくんないかね?
131通常の名無しさんの3倍:2009/10/17(土) 20:01:52 ID:???
今は30レス目まで打ちましたが…
実は戦闘が長くてグダグダになって修正が難しいです。
前半のクレナとレオナが強すぎたのと、後半のレオナの戦い形がかなり厨なのが原因です。
後半は削りまくって全部で40レスくらいになるかも…あまり期待しないでください。
132通常の名無しさんの3倍:2009/10/17(土) 20:44:07 ID:???
わかった
期待はしない、だから文句も言わない
安心して気楽に投下するのだ
と俺の隣で眠る縄子が言ってるぜ
133通常の名無しさんの3倍:2009/10/17(土) 21:29:19 ID:???
縄子は自分のおっぱいの重みで寝苦しくなったりするのだろうか
134通常の名無しさんの3倍:2009/10/17(土) 21:30:53 ID:???
何者だよお前w

俺は今までの作品は好きだ
だからその分完結しなかった対ブシドー辺は非常に残念だった
だから自信が無くても最後まで投下してくれ
折角クレナやレオナのような良いキャラが出来て絵師職人さんも絵にしてくれたんだしな
135通常の名無しさんの3倍:2009/10/17(土) 23:31:23 ID:???
>>133
自動的に俺が乗っかるから重たいらしいぜ
136通常の名無しさんの3倍:2009/10/18(日) 13:47:49 ID:???
後半投下します。
未熟者で知識が薄いので設定や物語の矛盾は容赦してください。
137通常の名無しさんの3倍:2009/10/18(日) 13:51:15 ID:???
暗闇。
進んでも進んでも、先にあるのは黒い空間。
いや、本当はそこは暗闇ではなく、ただ何も無い所だけなのかも知れない。
何も無い所。
何も感じない所。
何も…自分自身の存在すら感じない所。
そんな何も無い筈の所へ何かが降ってくる。
緑色に光る雪のような何か。
その何かに触れると周りが一瞬だけ明るくなる。
明るく…と言うより、何も無い所に何かが見えたと言った方が正しいのかもしれない。
更にその光に触れ、一瞬しか見えなかった何かが長く映り始めた。
やがて、その何かが映る時間が増え続け、それを見て胸の中に沸き上がるようなものを感じ始める自分に気付く。
自分?…そう、更に今度は自分の存在をも感じ始めた。
私は誰?
そう、問いかけるように見上げると、そこには∞の形で光る何かが見えた。
その光を浴び唐突に気付く。
周りに映る何かは記憶。
沸き上がる何かは感情。
そして、自分は何か…そう自分はレオナ・アイなのだと。

時を同じくして、リボンズの脳量子波が何かを感じていた。
「う…これは…!」
微弱ながら脳に響く僅な感覚。
「この脳量子波は…クレナ…いや…」
記憶を探るようにリボンズが顔をしかめる。
ラグランジュ3襲撃から数時間後。
洋館のような景観を持つ広間、その中心にあるソファーに彼は一人座っていた。
「この感じはまさか…1007…
でも8年前に処分したはず…生きていたのか…」
リボンズの脳裏に8年前の記憶が蘇る。
自分を凌ぐ力を持っていたクレナにより、ヴェーダのアクセス権を剥奪されたこと。
そして、そのクレナと同型のイノベイドで、彼女と同等以上の力があるであろう1007の存在を。
「あの大きな脳量子波を隠せる筈が…
そうか、記憶を封印して脳機能を低下させた?
…だがヴェーダからも受けた膨大な記憶を全て封印なんて出来る訳が…」
リボンズの脳裏に00ライザーの起こした奇妙な現象が浮かぶ。
「そうか、エクシアだ…
ヴェーダが干渉しない、太陽炉のブラックボックスに記憶の半分を封印したのか…
そして、ツインドライブで発生した脳量子波で記憶を流し覚醒させた…
クレナは気づいていたのか、イオリアが太陽炉をマイスターに託すことも、ツインドライブの存在も機能も…
出来損ない風情が、まだこの僕を愚弄するのか…!」
屈辱感に耐えかね、リボンズはソファーから立ち上がる。
「もし1007が00のマイスターになったら…
何か手を打たなければ…!」
138通常の名無しさんの3倍:2009/10/18(日) 14:05:10 ID:???
数ヶ月後。
「刹那・F・セイエイに打ち込んだGN粒子、今頃苦しんでるんじゃないかな?」
洋館のような広間、ソファーに座るリボンズにリジェネが声をかける。
「そうだね」
「じゃ、00のパイロットはしばらく不在になるわけだ」
「だといいね」
リボンズが不適な笑みを浮かべる。
「?…まさか、効いて無いとか?」
「いや、そろそろ彼は死ぬよ
でも、彼より強力なマイスターが現れる可能性が出てきてね」
先程とは一変してリボンズの表情が曇る、普段はあまり見せない彼のその表情にリジェネも一瞬表情を曇らせた。
「強力な?…へぇ〜それは誰だい?」
「塩基配列パターン1007、
塩基配列パターン0907を改良したイノベイターだよ」
「0907…1007…そんな塩基配列パターンは聞いたこと無いよリボンズ…」
自身の知らない情報にリジェネは顔をしかめる。
「当然さ、No.907を含む07シリーズは、計画の一部で秘密裏に造られた強化型。」
「秘密裏…」
「でも、強化した副作用として遺伝子に異常が起き、細胞崩壊を起こした出来損ないだよ
そして、No.1007はその異常を偶然に克服した唯一の成功体
だけど、この1007もヴェーダの命令に従わない出来損ないだった
だから二人そろって処分した…」

「…はずだったけど、実は生きていた…
しかも、よりによってソレスタルビーイングの手の中で…てことかな?」
問いかけるリジェネに対し、リボンズが苦笑いのような微笑みを浮かべ、
それを見て気分を良くしたのか、リジェネも滲み出すような笑みを浮かべた。
「サーシェス」
「なんだい、大将」
リボンズが呼ぶと、広間の柱の陰でタバコを噴かしていたサーシェスが姿を現す。
「今の話しを聞いてたかい?」
「ああ、殺ればいいのかい?」
「いや、1007は僕達と同じイノベイターだからね
出来れば仲間として迎えたい、今はまだ完全に意識が戻ってないから、起こさずに連れてきてほしい」
「なるほど、眠り姫様ってわけかい
なら丁重に御迎えにいかないとなぁ」
吸い終わったタバコを踏潰し、サーシェスは出口へと向かう。
そして途中で止まりリボンズへと問いかけた。
「所で大将、もし間違って起こしっちまったらどうすんだい?」
「その時は君の手で永遠に眠らせてあげてほしい」
サーシェスはその回答を聞き口元をニヤリと歪ませ、リボンズも笑みを漏らした。
「了解」
リジェネは黙ってその様子を見送っていた。
139通常の名無しさんの3倍:2009/10/18(日) 14:10:41 ID:???
今、私は医療用のカプセルの中にいる。
カプセルのすぐ横には黒いマスクを着けた女性が私を見つめていた。
そして、その反対側には長い金髪にサングラスを着けた医者のような男性が居る。
男性は女性に尋ねた。
「君はこの子の願いを叶えたいと言うが、君自身の願いはなんだ?」
その問いに女性は考えることなく返す。
「私の願いは、この子の願いが叶うことだ」
その解答を予想していたのかのように男性は溜め息混じりに微笑んだ。
「そうか」
けど、女性はしばらく沈黙した後、呟くように言った。
「強いて言うならば…」
「なんだ?」
「伝えてやりたい」
「伝えて?」
「ああ、レオナが孤児院で一緒に過ごした少女と別れる際、レオナは少女に向かって再会の誓いを言うが、
少女にはそれが聞こえていなかった、里子に出ることを拒むレオナの対し、ワザと冷たく突き放したことに悲しんでいたからだ
レオナ本人はその事を自分の為にやったことなのだと理解していた、私はその事実を伝えたい」
その言葉を聞き、呆れたように男性は返した。
「結局それもレオナの為だろ」
「私もその少女と直に触れてみたいということだ」

カプセルの中に流れる睡眠ガスのせいか、もうろうとする意識の中で私は女性の方に手を伸ばして呼びかける。
「クレナ」
すると彼女はその手を優しく掴みとってくれた。
「どうしたレオナ」
「私が…会わせてあげる…」
上手く言葉が出ない。
だけど女性は私の頬をそっと触り穏やかな声で言う。
「楽しみにしてるぞ、レオナ」
私の頬に彼女の優しい体温が伝わる、そのせいか私は安心したように静かな眠りについた。

「はぅぁ!」
縄子が気付くとそこはエクシアのコックピットだった。
「?…夢か…でも今の夢はレオナの…?」
どうやらエクシアのOSを調整している内に居眠りをしていたようだ。
縄子がシートから起き上がろうとすると、自分の胸を枕代わりしながら眠る6歳程の少女が居ることに気付く。
「ラーズ…」
エクシアのGN粒子を浴びて以来、縄子には不思議な現象が起きていた。
エクシアの周りに居る時に決まって、昔、縄子と孤児院で過ごしていたラーズと同じ姿をした少女が現れていたのだ。
しかし、姿は同じだが、この少女は縄子の知っているラーズとは違い、感情がや表情を表に出さず、声も出ない為に言葉も喋らない。
でも、縄子を気に入っているのか、エクシアに居るといつもこうして現れていたのだった。
140通常の名無しさんの3倍:2009/10/18(日) 14:16:35 ID:???
縄子は自分の胸元で眠る少女抱き上げ、シートに寝かせた。
だが、少女は既に目覚めてしまっていたようだった。
少女は怪我をしているのか全身に包帯を巻いている。
その為、今まで縄子がメディカルルームに何度か連れていこうとしたが、その度によく逃げられていた。
「起きてたんだ…おはよ!」
少女は、呼びかける縄子の口元を見た後、シートから降りてコックピットを出ていってしまう。
「あ!…ちょっとどこ行くの?」
気になって後を追っていくと、少女はメディカルルームへと入っていった。
「なによ、やっぱりここで治療してたんじゃない」
中へ入ると少女はレオナが眠るのカプセルの前で立っていた。
「レオナ?…もしかして君は彼女の知り合い?
似てるからもしかして家族かな?」
少女を抱き上げながら尋ねると。少女は縄子に向かって何かを言うように口元を動かす。
「え?…何?」
声が出ない少女は繰り返し口を動かしている。
それを見た縄子は少女が何を言っているのか気付いた。
それはさっき自分が言った言葉と同じ口の動きだったからだ。
「お…き…て…起きて?
レオナが起きるの?」
縄子が尋ねると少女は無言で頷いた。

数十分後。
縄子は医師を呼び、レオナを診察してもらっていた。
だが、縄子が戻って来たときには既に少女の姿はそこに無なかった。
、行方が気になり、縄子が辺りを見回している中、診察を終えた医師がレオナの診察結果を伝え始めた。
「リンダさん、彼女は既に脳波が安定していますよ
記録を見ると、ラグランジュ3から移る時には既に変化があったみたいです」
「え…」
目を丸くするリンダ。
「じゃ、もう意識が戻るのかしら?」
リンダが尋ねると、医師は首を振ってこたえた。
「わかりません、本来ならもう戻っても良いはずなのですが…
恐らく本人の心の中で起きたく無い何かがあるのかも知れません」
「起きたく無い何か…」
リンダが考え込むように腕を組む中、医師は続ける。
「でも、それはあくまで私の推測です
長い間寝ていたので覚醒の感じが分からないだけかも知れません
毎日会いに来て呼びかてあげれば、レオナさんも安心して起きると思います」
それを聞いて縄子は立ち上がり拳を握りしめる。
「私も毎日来ます!」
それを見たリンダは手を叩いて喜ぶ。
「あら、縄子さん!レオナちゃんと毎晩一緒に寝てくれるの♪」
「あ…いやそこまでは…」
リンダの笑顔に気合いが削がれる縄子であった。
141通常の名無しさんの3倍:2009/10/18(日) 14:21:41 ID:???
そして、数日後。
ラグランジュ5の格納庫で縄子はエクシアの修理を行っていた。
エクシアのフレームは既に組み直され、新しいバーニアの実装に伴いGN粒子の供給ラインも見直された。
そして今は、むき出しになったフレームに装甲を装着している。
下から見上げたせいかエクシアの表情がどことなく寒そうに見える。
「もう少し我慢してねエクシア、あと少しで新しい服を着せ終わるからね」
「縄子さん、エクシアの方は順調?」
縄子がエクシアを見上げていると、後ろからリンダが来て同じように見上げた。
「はい、でも明日の新装備のテストには間に合わないです…」
「ああ〜それなら大丈夫よ、テストは0ガンダムを使うことにしたわ
だから今日は無理しないで、明日に備えて休んでちょうだい」
トレミーに搬入予定のガンダムの新装備。
明日はその最終調整のテスト予定だった。
当初は設計が第4世代に近い第3世代機であるエクシアでテストを行う予定だったが、エクシアの改修が間に合わず、0ガンダムで行うことになった。
「あ…でも私、エクシアの装甲を着けてしまいたいんです
このままほっといたらエクシアが可哀想だし
明日はきちんとやりますので、お願いします」
頭を下げる縄子にリンダは微笑みながら返した。
「分かったわ、でも今は休憩しなさい」
「はい、じゃちょっとメディカルルームに言ってきます」
「分かったわ」
縄子はリンダに一礼をし、出口に向かって走りだす。
その後ろ姿を微笑みながらリンダは見送る。
「またレオナちゃんに会いに行ったのかしら?
縄子さんがレオナちゃんのこと好きになってくれて良かったわね、エクシア♪」
そう言いながらリンダがエクシアを見ると、下から見上げたせいかどことなくその顔が喜んでいるように見えた。
「うんうん、エクシアも大喜びね♪」
一人、格納庫で納得するリンダであった。


その頃。
月からラグランジュ5へと繋がる宇宙航路で、2つの機影が赤い粒子の流す。
その一つの機影のコックピットにはリジェネの姿があった。
そしてもう一つの機影の主、アリーから通信が入る。
<まさかアンタもついてくるとはな>
その通信に対しリジェネが不適な笑みで答えた。
「僕は同じイノベイターの仲間を大切にするからね
だから君が乱暴しないように見張るのさ」
<へ…勝手にしな>
通信が切れ、リジェネは独り呟いた。
「リボンズが恐れる程の存在…仲間にしない手は無いからね」
142通常の名無しさんの3倍:2009/10/18(日) 14:27:42 ID:???
翌日、縄子はリンダと共に新装備のテストを行っていた、
そこは基地から離れた小惑星帯。
以前のプトレマイオスと同じく4個のコンテナを装着した輸送艦に0ガンダムが着艦する。
<とりあえず0ガンダムの動きはどうかしら?>
0ガンダムのコックピットにリンダからの通信が入る。
「良好です、GN粒子タンクとの接続にも異常は無いようです」
返事を返したのは縄子だった。
縄子は0ガンダムに乗り、火器管制と操縦精度のチェック行なっていた、リンダに縄子の0S設定の処理の高さを認められたからだ。
勿論、おおまかな操縦はハロが代わりに行なっていが、縄子は練習も兼ねて積極的に操舵を握っていた。
<初めてにしては上手よ縄子さん>
「ありがとうございます
これからセラヴィとアリオスの装備を装着します」
<了解、私も今から行くわ>
「了解、ってことでこの後もよろしくねハロ」
縄子は操縦席に収まる緑色のハロを撫でてコックピットから出た。
そして、その時を同じくして、縄子達の近くを通過する2機の機影があった。
レオナを捕獲に来たアリーとリジェネの機体である。
<よう、ダンナ、そろそろ近いんだろ?>
リジェネのコックピットにアリーからの通信が入る。
「今、脳量子波を探ってるけど…
まだ意識が回復してないのか反応が弱くてね、方向しかわからないよ」
<なんでぃそりゃよ?
アンタらは思考が繋がってるんじゃないのか?>
強い口調で聞いてくるアリーにリジェネは溜め息を吐きながら返す。
「全部じゃないさ、同タイプなら簡単だけどね…」
リジェネはそう吐き捨て通信を切る。
「でも、逆に言えば意識が無いのに感知出来る程に強い脳量子波…
一体どんな化け物なんだかNo.1007…」
リジェネが苦笑いを浮かべレーダーを見ると、近くに流れる小惑星帯の中に反応が出ていることに気付いた。
「ふ〜ん、こんな辺境の地で何をしてるのかな〜?」
リジェネはニヤリと笑いながらサーシェスに通信を繋ぐ。
<何だい、ダンナ?>
「ちょっと尋ねてきてくれるかな?
お姫様の居場所を>

その頃、縄子の乗る艦に警報が鳴り響く。
「E反応!?」
0ガンダムの装備を装着し終わった縄子とリンダはブリッジへと移る。
レーダーには疑似太陽炉の反応が二つ映っていた。
「何故ここに…」
疑問に喘ぐリンダの横で縄子は黙ってレーダーを見つめながら言う。
「こっちに向かってる…」
二人の背中に緊張の汗が流れた。
143通常の名無しさんの3倍:2009/10/18(日) 14:33:45 ID:???
レーダーに映る2機の疑似太陽炉搭載機。
その内の1機が輸送艦へと近づいて来た。
光学映像に映し出された機体は赤いMS。
サーシェスの乗るアルケーだった。
しかもこれには背中にGNバスターソード2を2本抱え、対艦・要塞用の装備としてGNメガランチャーが装備されていた、更にはファングの搭載コンテナの容量も増してある。
このヤークトアルケーと言う名の機体は基地襲撃用にリボンズが用意させたものだった。
「あれはたしか…00とセラヴィを同時に相手にした機体…それの強化型…?」
それを見ながら縄子は輸送艦を小惑星帯の中に紛れ込ませるように操舵を切る。
「リンダさん、艦に光学迷彩を、あと必要な限り出力を下げて下さい
出力を落とせば小惑星帯に紛れて敵のレーダーに反応が出ずらくなります」
「分かったわ」
リンダは艦の動力を下げ光学迷彩を展開させた。

「ん?…艦の反応が消えやがったか」
縄子達の居る輸送艦へ向かうサーシェスがリジェネに呼びかけた。
「どうすんだ、ダンナ?」
<隠れるってことは、僕達が嫌いな連中だろ?>
「なるほど…つまりソレスタルなんちゃらってことか」
<そう言うこと、君はそのまま見張っててよ、あとは僕が話しをするからさ>
「わーたよ…とっとと捕まえて吐かせりゃいいのによ」
<僕は君みたいな戦争主義と違って平和主義なのさ>

リジェネはサーシェスに待機を指示し、通信域を広げて語り出す。
その音声通信が縄子の輸送艦に入って来た。
<始めまして、ソレスタル・ビーイングの皆さん>
「通信?」
縄子はリンダと顔を見合わせてブリッジに響く通信を聞き入る。
<君達の目の前にMSがあるだろ?見ての通り、僕達は君達の敵だ>
「やっぱり…」
呟くリンダを縄子が黙って見つめる。
<でもね、今日は君達を傷付けに来た訳じゃない
君達から譲って欲しいものがあってね
単刀直入に言うよ、この画像を見てほしい>
リジェネから艦にデータが送られ画面に子供の顔が映し出された。
「嘘…ラーズ…?」
呟く縄子の横でリンダが声を上げる。
「レオナちゃん!」
「え?…レオナ?」
縄子はリンダから再び画面へと視線を移す。
<名前はNo.1007、レオナ・アイ
イノベイターだよ、僕達はこの子を預かりに来た>
「レオナを?」
動揺するリンダの横で縄子は困惑していた。
「何故…レオナとラーズが同じ顔なの…?」
144通常の名無しさんの3倍:2009/10/18(日) 14:39:03 ID:???
<居ないとか言わないでよ
僕もその子と同じイノベイターだから脳量子波で位置がわかる
けど、このままだと僕達は基地を襲撃しなければいけなくなる
そこでこうしないかい?
君達がこの子を大人しく引き渡せば基地には危害を加えないよ>
その言葉を聞き縄子は通信スイッチを押そうと手を置く。
「縄子さん!何を!」
「レオナの位置を特定されているのは、最初に向かっていた方向から確かです」
「でも…」
「今話さなければ、彼らは直ぐに基地に向かう
彼らの狙いは恐らく基地からクルーを脱出させ、その動きを見て基地を特定出来るようにする為…」
「でも基地の位置が分かるって…」
「大まかな方向だけだと思います
でなければワザワザ私達に姿を見せるのは不自然です…
基地には、基地ごと移動するように暗号文を打ちました
後は我々で時間を…」
縄子の答えにリンダは納得したように頷いた。
それを確認した縄子は通信スイッチを入れる。
「何を勘違いされているのか存じませんが、我々はそのような団体ではありません」
目を虹色に光らせながらその通信を聞きリジェネがニヤリと笑う。
<警戒してるね?
仕方ないか、目の前にあんな兵器があるんじゃね
じゃ…こうしようか?>
瞬間、サーシェスのアルケーの動きが止まり、沈黙する。
「?…なんだこりゃ故障か、動かなくなったぞ!」
サーシェスがレバーを操作するが機体は動かない、更に通信も切れてしまう。
リジェネがヴェーダにアクセスしアルケーの制御をしたのだ。
縄子とリンダもそれを困惑しながら見つめる。
<この男、アリーアルサーシェスを君達に渡そう>
「え…?」
<この男は君達にとって非常に価値が高いよ
拷問すればヴェーダの位置を聞き出せる
更に刹那・F・セイエイ、ロックオン・ストラトス、ティエリア・アーデにとってのカタキだ>
「カタキ…」
縄子とリンダはアルケーを見上げ固唾を飲む。
更にリジェネは思い出したかのように続ける。
<そうだ、もう一人いたよ、この男に因縁がある人物が…>
「?」
誰?と言わんばかりに縄子はアルケーを見つめる。
<8年前、この男はハーヴェイグループ、AEUの鉄道支社を爆弾テロで襲撃した
その際にラーズ・ハーヴェイが巻き込まれ死んだ>
「ラ…ラーズ…嘘…」
<そう、君が…
アミィ・サウスフィールドが妹のように接していた少女だよ>
アリーがラーズのカタキ、思いもよらない事実に縄子は戦慄する。
145通常の名無しさんの3倍:2009/10/18(日) 14:45:41 ID:???
<君の声紋をチェックした、コードネームは縄子
本名はアミィ・サウスフィールド>
その通信を聞き、リンダが驚愕しながら縄子を見る。
「縄子さんがアミィ…?
クレナちゃんがレオナちゃんに会わせたがってた…」
縄子は通信スイッチを殴り叫ぶ。
「下手な嘘を言わないで!」
<下手な嘘を最初に言ったのそっちだよ
でも僕の言ったことは事実さ>
リジェネはアルケーの中に居るサーシェスの画像を出す。
「この人は…」
それを見た縄子は驚愕する。
その男はラーズがテロに巻き込まれる数日前に縄子に戦術の極意を教えた男だったからだ。
「テロをする為に私の街に来てたの?…ラーズの家族を殺しに…!」
縄子は拳を握りしめ、ブリッジの出口へ向かう。
「と縄子さん待って!恐らくレオナちゃんは…」
リンダが言う途中で縄子が割って入り。
怒りを滲ませた声で呟く。
「ラーズが殺された、あの男に…!」
「待って私の話しを…」
リンダはレオナがラーズだと言おうとするが、今度は怒りで我を忘れた縄子が叫ぶ。
「私はあの男を許さない!殺してやる!」
怒りの涙を拭いながら、縄子はブリッジを去っていく。
「縄子さん待ちなさい!」
リンダが後を追おうとするが、リジェネから入った通信で阻まれてしまう。
<どうだい?君達にとって良い条件だろ?
あと10分だけ待つ、それまで1007を渡すかどうか考えとおいてよ
僕なら大人しく渡すけどね>
通信が切れ、一人ブリッジに残されたリンダは呟いた。
「渡せるわけないじゃない…レオナちゃんは、クレナちゃんが命がけで守った子なのよ…
…そうだ、縄子さんは?」

その頃縄子は0ガンダムへと向かっていた。
動きが止まったアルケーを0ガンダムで討つ為。
怒りで血が沸騰し、涙の代わりに血が流れそうな感覚が襲う。
「許さない!」
『出撃?出撃?』
「そうよ!」
空中に浮かぶ緑ハロを掴み、縄子は乱暴な操作で0ガンダムのハッチを開く。
そして、怒り任せに緑ハロをポットへと叩き込んでしまう。
『あん…乱暴だめ!乱暴だめ!』
「0ガンダムを起動して」
緑ハロの訴えを無視し縄子が起動を指示する。
しかし、0ガンダムが起動しない。怒りで焦る縄子が緑ハロに怒鳴りだす。
「何してるのハロ!早く起動するの!」
緑ハロを睨みつける縄子、だがその目に飛びこんだのは、緑ハロをポットから抱き上げる少女の姿。
「ラーズ…」
そこにはラーズと同じ容姿を持つあの少女の姿があった。
146通常の名無しさんの3倍:2009/10/18(日) 14:53:07 ID:???
「何故、君がここに」
少女は緑ハロをポットに置き、表情無く縄子を見つめる。
「…そこを退きなさい!今は君と遊んでる場合じゃないの!」
語尾を強めて言う縄子に対し、少女に動じた様子は無い。
「聞いてるの?」
縄子が少女へと近づくと、それを迎えるように少女が抱きついて来た。
「ちょっと…離れなさい!」
縄子は抱きつく少女を引きはなそうした時、少女は縄子の顔を見つめ首を横に降った。
「これは…」
その時、縄子の脳裏に昔の記憶が蘇えった。
ハーヴェイ家へ里子に出されることになったラーズは、それを嫌がり縄子に抱きついて来た。
だが縄子はラーズの将来を考え、ワザと冷たく引き離したのだ。
だが、その後ラーズはテロに巻き込まれ死亡。
それ以来、縄子は冷たく引き離した結果、ラーズを死の道に追いやったのだと。
自分がラーズを殺したも同然だと罪の意識に苦しむことになる。
その時の状況と今の状況が重なり、縄子は怒りを忘れ再び自責の念にかられた。
「私…また同じことしようとしたの…?」
そう呟く縄子に少女は再び首を振る。
「ありがとう、私…どうかしてた…
あの子が死んだのは私の責任
だからそんな悲しいことを繰り返さない為に組織に入る決心をしたのに…
復讐をしようとするなんて…でも…
今は戦わないと、皆を守る為に!
ありがとう、君のおかげ…で…あれ?
また居なくなった…」
縄子が礼を言おうと見上げたら、そこには既に少女の姿は無かった。
「不思議な子…」
縄子は僅に微笑み、ブリッジに向かい始める。
「さっきはごめんなさいねハロ」
出口に近ずき縄子は0ガンダムに居る緑ハロに手を振った。
<気持ち良かった!良かった!>

その時を同じくして、ラグランジュ5のメディカルルームで眠るレオナの前に、あの少女が姿を現していた。
少女はカプセルをよじ登りレオナの横に座る、そしてゆっくりと彼女の頬に手を当てた。
「ク…レナ…」
するとレオナがその手を握り涙を流し始めた。
少女は何かを言う様に口を動かす。
それに返事をするようにレオナは呟き始めた。
「起きたくない…私またクレナを傷つけちゃう…」
それを見て少女は更に口を動かし続けた。
「約束守れくなる…?
アミィお姉ちゃんが…死んじゃう…?
そんなの嫌…嫌ぁ!」
叫ぶ瞬間、レオナの目が開き。緑色の瞳が現れる。
レオナは痛む頭を押さえながら起き上がり、周りを見渡した。
「ここ何処?クレナ何処にいるの?」
147通常の名無しさんの3倍:2009/10/18(日) 15:04:33 ID:???
レオナが起き上がる。
「ここ何処?」
カプセルから降りてゆとくりと歩きだす。
「身体が…」
長年眠っていたせいか、身体が思うように動かない。
「クレナ…モレノさん…何処にいるの?
イアンさん…リンダさん…ミレイナ…何処?」
寝起きで喉が乾き、発する声がかすれる。レオナは部屋の出口付近にある洗面台まで歩き、水を飲んだ。
袖で口元を拭いながら前を見ると、そこには鏡に写った自身の姿が見えた。
「クレナ!…あれ?
これ私?」
レオナは成長した自分に気付かず、鏡に写った自分をクレナと勘違いしてしまう。
改めて自分の手足を見つめ、胸を触る。
「何で身体が大きく…あ、おっぱいも大きくなってる
クレナ見て!私おっぱい大きくなって…」
無意識に後ろを振り向くがそこには誰も居ない。
「クレナ…」
そして一瞬、脳裏に自分が銃で撃ち、血だらけになったクレナの姿をを思い出す。
「そうだ…私がクレナに大怪我させて…それから…それから…分からない…」
記憶が混乱し頭痛が走る、レオナは頭を抱えむようにしゃがみ込み、泣いてしまう。
だがその時。
<ラーズ…>
「!!…アミィお姉ちゃん…?」
レオナの頭にアミィの声が響いてきた。そして、今起きる寸前にアミィの命が危険だと…
「そうだクレナが言ってた…」
クレナの声で起きたことを思い出す。
「アミィお姉ちゃん…助けないと」
レオナは身体を引きずるように歩き出す。
メディカルルームを出て何かに導かれるように歩くと、格納庫に行き着いた。
そして、その中に入り目にしたのは…
「エクシア…?」
そう、そこにはハンガーに収まるエクシアがそびえ立っていたのだ。
レオナはエクシアを見上げた。
クレナの愛機エクシア、7本の剣を自在に操り、そしてレオナが昔好きだった北部神話のヴァルキリーのような強く気高い光を発していた機体。
そして、レオナ自らが乗りクレナを傷付けた機体。
そんな想いを抱きながら見つめていると、彼女の後ろに居た技術員達の会話が耳に入った。
「今リンダさんが疑似太陽炉機と遭遇してる」
「ラグランジュ3に続いてここもか…」
「リンダさんと縄子ちゃんが心配だ」
「縄子…?
ああ、あの頭に編み込みがあっておっぱいが大きい娘か!」
その会話を聞いてレオナは直感する。
「リンダさん…?
編み込み…大きいおっぱい…アミィお姉ちゃんだ!」
レオナは再びエクシアを強い眼差しで見上げた。
「エクシア…」
148通常の名無しさんの3倍:2009/10/18(日) 16:21:46 ID:???
レオナたんオッキしたお!
縄子もパイロットになってるしw
149通常の名無しさんの3倍:2009/10/18(日) 16:49:24 ID:???
平静を取り戻し、縄子はブリッジへと戻って来た。
「縄子さん!」
「すみませんリンダさん…」
謝る縄子にリンダが微笑みかけた。
「いいのよ、それよりさっきのレオナのことなんだけど…」
リンダがラーズはレオナとして生きていると言おうとした時。
「はい、レオナは渡しません」
「あ…いや…あのね」
困った顔でリンダがおどついていると、縄子は装備のデータを確認しながら、リンダへ呼びかける。
「時間はあと10分…も無いか…
リンダさん、残された時間でコンテナ一つにミサイルを積み込みます」
「え…?」

そして10分が過ぎ、輸送艦にリジェネからの通信が入る。
<さて、時間だよ、答えを聞こうか?>
縄子は通信スイッチを入れて返す。
「答えはノーよ」
<それは残念だ>
リジェネはヴェーダを通じてアルケーの機動を回復させる。その中で煙草を吸っていたアリーがそれに気づき、吸いかけの煙草の火を握り消す。
<サーシェス聞こえるかい?>
「ああ聞こえるよ、何で動かなくなったんだ?」
機嫌悪く答えるアリーにリジェネが返す。
<ヴェーダの不調さ、もう回復したよ>
「そうかい、で?交渉とやらは成功したのかい?」
<残念だけど交渉決裂さ、いまから艦に攻撃を開始してよ
ただし艦は壊さないでよ、中のデータで基地の場所を特定するからさ>
通信が切れる。
「だから最初から俺に任しとけば良かったんだよ!」
そう、いいながらサーシェスはアルケーのメガランチャーを展開し、小惑星帯に向かい無差別に撃ち始めた。
「ははは!炙りだしてやるぜ!戦争ってのはこうじゃなくちゃな!」
その様子を見てリジェネは吐き捨てる。
「全く、人間っていうのは下品だね…なんであんなのをリボンズが雇ってるんだか」
その時リジェネの脳内に異様な違和感が流れた。
「脳量子波?この波長はまさか!」
リジェネは小惑星帯の流れる先を見つめた。

艦内に響く衝撃、止めどなくブリッジに差し込む閃光は、アルケーの放つ砲撃の凄まじさを現していた。
「そろそろ見つかります…行きましょう」
縄子がリンダに呼びかける
「でも…」
リンダが戸惑いの表情を見せているとブリッジに通信が入る。それを縄子が応答する。
「はい、どうぞ」
<大変です!>
男性クルーが慌てた様子で言う。
「落ち着いて、何があったのか教えて下さい」
<エクシアが医療用の服を着た少女に盗まれました!
ガンダム泥棒です!>
「ガンダム泥棒?」
150通常の名無しさんの3倍:2009/10/18(日) 17:04:43 ID:???
ガンダム泥棒。基地クルーからそう通信が入り、リンダと縄子が顔を見合わせる。
「こんな時に…誰が…まさかイノベイターの仕業?」
縄子が思案していると、リンダが何かを思い出したかのように呟く。
「前にも似たような事が…医療用の服を着た少女…まさか…今回も…」
その時、敵の砲撃が止んだ…と思った瞬間、輸送艦の目の前にある小惑星にアルケーが飛来し衝突した。
「何!?」
小惑星にめり込んだ機体を強引に起こそうとするアルケー。
それを踏みつけるような形で突っ込む機影が更に一つ現れる。
「あれってまさか…」
縄子はその機影を指差し驚愕する。衝撃で舞う土煙の中から現れたその姿は、エクシアだったのだ。
「エクシア…なんで」
エクシアはアルケーを踏みつけ、両手には現在唯一の武装であるビームサーベルを持っている。
「ガンダム泥棒事件は解決ね」
リンダが言う。
「でも誰がエクシアに…」
そんな縄子の問いに答えるかの様にエクシアから映像通信が入って来た。
<大丈夫ですか?>
画面に映し出されたのはレオナだった。
「レ…レオナ!」
縄子がひっくり返りそうな勢いで驚く。
「レオナちゃん…久しぶり!」
<はいリンダさん>
レオナはリンダの方を見て答え、そして縄子を見た瞬間、彼女の目が涙を溜めるようにウルウルとしだした。
<やっぱり…やっぱりそうだ…>
「え…?」
縄子が聞き返えそうとした瞬間、アルケーが起き上がりエクシアへと斬りかかった。
エクシアはそれをビームサーベルでなんとか受け止める。
<ぐぅ…私が時間を稼ぎます、だから今の内に逃げてください!>
レオナからの通信が切れる。
それを見て縄子が言う。
「アナタを置いて出来ないわよ」
「でも…レオナちゃんなら勝てるかも…」
呟くリンダに縄子が聞く。
「それはどう言う意味ですか?」
リンダはアルケーと斬り合うエクシアを見て答えた。
「レオナちゃんは、最高のガンダムマイスターであるクレナちゃんと唯一互角に戦った子だからよ」
「え?」
縄子もその戦いを見つめた。
しかし、エクシアはアルケーに押されている様子だった。
「でも、動きがぎこちないわ…
起きたばかりで身体が上手く動かないみたい
GNブースターも使って粒子残量も僅みたいね」
「じゃマズイですよ」
「大丈夫、彼女専用の装備を用意するわ!
協力してくれる縄子さん!」
眼差し強く見つめてくるリンダに縄子は答えた。
「はい!勿論です!」
151通常の名無しさんの3倍:2009/10/18(日) 18:47:43 ID:???
エクシアと斬り合いを結ぶ中、アルケーのコックピットにリジェネから通信が入る。
<サーシェス>
「ちっ…なんだ!今忙しいんだよ!」
<そう、じゃ簡潔に言うよ、そのガンダムのパイロットは1007だ>
「あんだって?…そうかいお姫様自ら御登場か!」
<だけど殺さないでよ>
「あ?大将は起きたら殺せって言ってだろ」
<生け捕りにしたら僕が別に賞金をだすよ、一生遊んで暮らせるくらいにね>
それを聞きサーシェスは舌舐めずりをしながらニヤリと笑う。
「言うにことかいてよ…悪くねぇ、乗ってやるよ」
その返答を聞きリジェネも怪しく微笑む。

アルケーが迫る。
エクシアは両手のビームサーベルを構え、迎え撃つ。
アルケーは自身の身長を超える大剣を、まるで小枝を振り回すように斬りかかる。
だがエクシアはそれを見切り、かわしながら距離をつめる。
撃ち落とされる一撃必殺の大剣に対し、二刀の利点を活かして防御と攻撃の表裏一体の剣技で返すエクシア。
二機の剣豪対決は譲らぬ戦いになると思った瞬間。
アルケーは両手に大剣を展開し、二刀になってエクシアを襲い始めた。
「オラオラ!動きがぎこちないぞお姫様よぅ!」
「くぅ…!」
こうなってはエクシアの二刀の利点が皆無になる。
単純な性能差で追い詰められるエクシアの中で苦悶の声を漏らすレオナ。
それもその筈、レオナは眠りから覚醒したばかりで身体が上手く動かないのだ。
つまり思考にレバー操作がついて行けていない。
「だが、寝起きとは言え、ここまで剣を振れるたぁ…
大したもんだぜ、お姫様!」
突進からの突きがアルケーから放たれる。
大剣の重みを乗せた一撃はいとも簡単にエクシアを吹き飛ばす。
「うぁあぁぁ!」
突き飛ばされた衝撃でエクシアは小惑星に衝突し、その衝撃にレオナは機内で悲鳴をあげる。
いそいで出た為にレオナはパイロットスーツを着ておらず、対G、対衝撃の恩恵が受けられず、その細い身体に直で衝撃が響き渡っていた。
追撃で撃ち落とされるアルケーの斬撃をビームサーベル2本を交差する形でエクシアは受け止める。
しかし圧倒的なパワー差に押され、エクシア自身のサーベルが機体に切り込もうとしていた。
「お願いエクシア…頑張って…!」
「俺の勝ちだぜお姫様よ!」
その時。
<所がギッチョン!>
そんな言葉が通信で響き、エクシアの目の前を横切る形で輸送艦のコンテナがアルケーに衝突。
機体を巻き込む形でさらっていった。
152通常の名無しさんの3倍:2009/10/18(日) 18:53:52 ID:???
エクシアの目の前を横切ったコンテナはそのままアルケーを巻き込み、その先の小惑星へと挟みこむ。
レオナがコンテナが飛んで来た方を見ると、そこには0ガンダムの姿が見えた。
アリオスのランチャー型GNキャノンにミサイルコンテナ。
更にセラヴィの追加GNキャノン2門にGNフィールド発生機を装備した重火力仕様だった。
その0ガンダムに乗った縄子からレオナへ映像通信が入る。
<レオナ…始めまして、私は縄子よ>
(アミィお姉ちゃん…)
レオナは一瞬そう呼ぼうとしたが止める。
今は再会を喜ぶ時ではないからだ。
「はい、私はレオナ・アイです」
<うん、とりあえず自己紹介が済んだから本題に移るわ
今私達は窮地に有る、それを脱出するにはアナタの力が必要なの…協力してくれる?>
「はい!」
<なら今から送るポイントに輸送艦があるから、そこの第3コンテナに着艦して、そこには突貫ではあるけど、リンダさんがエクシアの装備と補給を用意して待ってるわ>
「でも…」
レオナが心配そうに言うと、縄子は微笑んで返す。
<大丈夫、私のことは心配しないで、時間は私が稼ぐから早く…お願い…>
「分かりました」
レオナはエクシアを輸送艦へとむかわせた。
離れ際に見た0ガンダムの後ろ姿はかつて見たクレナのような勇ましさを感じた。
「どうか無事でアミィお姉ちゃん…」

一方、アルケーの中でアリーは舌打ちをしながら、前方で見下ろす0ガンダムを睨みつけていた。
「な〜ろ〜俺の台詞を勝手に使いやがって…使用料払いやがれってんだ!」
その叫びに反応するかのように0ガンダムから映像通信が入ってきた。
<久しぶりね師匠>
「あん?」
画面に映った縄子の顔を見て何かを思い出すかのようにアリーの顔が明るくなる。
「おう!あの時の嬢ちゃんか!
いい〜女になったじゃね〜か〜特に胸は大物になりやがってよ!
そうかソレスタルなんちゃらに入ってたのか〜
…ってコラァ!これはどう言う再会の挨拶だ!ええ!」
そんな怒鳴るアリーを縄子は冷ややかな目で見下ろす。
<再会を祝ってのプレゼントよ…ついでに台詞の使用料も払ってあげるわ!>
瞬間、0ガンダムから3条の火線が飛びコンテナを撃ち抜く。
待ち時間を利用してミサイルを豊富に詰めたコンテナは極大の爆発を起こし、アルケーをその光の渦に巻きむ。
その爆煙を睨みながら縄子は呟く。
「これで終わりだとは思ってないわ…
さぁ、出てきなさい!」
153通常の名無しさんの3倍:2009/10/18(日) 19:52:44 ID:???
前方で広がる爆煙、それを見つめながら縄子は緑ハロに呼びかける。
「奴はあの程度じゃ殺られない筈よ、油断しないでねハロ」
『了解!了解!』
瞬間、その煙を突き破り、高収束の光が伸びて来る。
「!!…フィールド!」
0ガンダムは咄嗟にGNフィールドを展開しそれを受け止める。
強力なエネルギーが衝突し、衝撃と共に目の前の画面を光の奔流が支配する。
「ぐぅ…」
敵の攻撃をなんとか耐え、前方を見るとメガランチャーを展開したアルケーが煙の中から前進してくるのが見えた。
先程の爆発を受けて装甲は焦げ付き、アンテナも一部破損してはいるが、それほど大きなダメージは無いようだ。
<今は台詞使用料のお釣りだ>
アリーから通信が入る。
「釣りは要らないわ、取っときなさいよ!」
0ガンダムがキャノンを構える。
対してアルケーもメガランチャーを向けた。
<さて、また昔の続きだ…ちなみにさっきの不意打ちは60点だ!>
「相変わらず厳しい採点ね!」
叫ぶと共に2機は同時に長大な火線を放ち、ぶつかり合う。
激しい放電と光の渦が両機の空間をねじ曲げていった。

その頃。エクシアは輸送艦のコンテナに着艦していた。
コンテナ内にエアが入り込み、レオナはコックピットから降りる。
中で待っていたリンダがレオナを抱き締めた。
「お帰りなさい…怪我はない?レオナちゃん」
「リンダさん…はい大丈夫です」
レオナの無事を確かめるようにリンダは彼女の顔を見つめる。
「うん、声も顔もお母さんにそっくり!」
「…あのクレナは…?」
問いかけるレオナにリンダが悲しそうな目で見つめる。
「クレナちゃんは…」
その時、奥から白いハロが飛んで来る。
『クレナ生きてた!久しぶりです!久しぶりです!』
「白ハロ!」
レオナは胸元に飛び込む白ハロを抱き締めた。
「クレナ生き…てた…」
レオナが白ハロの言葉を繰り返し、リンダを見つめる。
「レオナちゃん…
クレナちゃんはあの後エクシアの中で亡くなってて…」
「なんとなく…
気付いてた…私がクレナを撃ったから…」
レオナが瞳を滲ませながら白ハロを強く抱き寄せる。
「レオナちゃん…でもそれは…」
「ヴェーダに操られてても…私が撃ったのは事実です」
「レオナちゃん…」

それでもクレナはレオナを最期まで守って逝った。
レオナとアミィとの再会を自身の願いとして娘に託して、ならば今は戦わなければならない。
「リンダさん、準備をお願いします!」
154通常の名無しさんの3倍:2009/10/18(日) 19:58:35 ID:???
「レオナ…お前はもうこんな物も、その罪の意識も持って生きていく必要は無い…
お前はアミィとの思い出と再会の誓いだけを持っていろ…それが私の願いだ…」

そう言って自分が撃った銃を投げ捨て優しく微笑むクレナの顔をレオナは思い出す。
エクシアの補給が終わり、レオナは白いパイロットスーツに着替えコックピットに座っていた。
「ごめんなさいお母さん…
やっぱり私はお母さんを撃った事実は忘れられないし、お母さんを傷つけた銃を持って戦わないといけない…
大切な人を守る為に、お母さんが私を守る為に戦ったように…
私もアミィお姉ちゃんを守る為に戦うよ」
レオナは白ハロをポットに乗せる。
「よろしくね白ハロ」
呼びかけるレオナに白ハロはクルクル回りながら応えた。
『レオナ!よろしくです!よろしくです!』
輸送艦のコンテナハッチが開く、その中からハンガーに収まったままエクシアが直立する。
その右腕には、00のGNソード3を装備していた。
ハンガーのロックが外れ、エクシアはコンテナから離脱する。

コックピットの中でキーボードを操作しながらレオナはOS調整を始めた。
「エクシア、発艦を確認、システム起動」
それに続いて白ハロが武装システムの起動を開始する。
『7ソードシステム起動、GNソード3装備確認
続いてソードビット装備開始します』
続いて別のコンテナが開く、その中にはケルディム用に開発された青いライフルビットが並んでいた。
そのコンテナから6本のライフルビットが射出、エクシアへと飛来し装着される。
全6本の内、2本は脚部コンデンサー。
2本は腰部のビームサーベル用ラッチ。
そして、最後の2本は組合わさって左手にシールドを持つような形でマウントされる。
『ソードビット装備確認!』
ライフルビットは砲口の反対にある、本来なら他のライフルビットと組み合う部分に、ビームサーベルが接合されている。
その姿はまるで青い刃を持つ白柄の剣のように見えた。
コックピットにリンダから通信が入る。
<ライフルビットの砲身にビームサーベルを直結させたわ
これで以前のソードビットと同じように使えるはずよ
長い砲身のおかげで高収束ビームを出力できるから切れ味は抜群よ>
「分かりました」
<気をつけてね>
「はい!
GN001 7S…エクシア・セブンソード
No.1007…レオナ・アイ出ます!」
GN粒子を放ち、7本の剣を携えエクシアは虚空へと放たれた。
155通常の名無しさんの3倍:2009/10/18(日) 20:05:05 ID:???
小惑星帯。
その頃、エクシアが向う虚空の先では0ガンダムとアルケーの火力戦が繰り広げられていた。
基本は接近戦用の機体であるアルケーは、ショートレンジに持ち込もうと接近する、それに対し、重火力装備の0ガンダムは後退しながらロングレンジを維持していた。
0ガンダムの機体制御は緑ハロ、砲撃は縄子が担当していた。
「ハロ、左小惑星帯にそって後退」
『了解!了解!』
0ガンダムは湾曲する岩石の群れにそって移動する。
そのせいで前方視界に見えていたアルケーが局面に隠れて姿を消す。
その瞬間を狙って0ガンダムはミサイルを前方へ射出、ミサイルは小惑星の一部に命中し爆発を起こす。
その爆発に警戒しアルケーの脚が止まった。
「ハロ、今よ小惑星帯の中入って」
<了解!了解!>
無数に並ぶ小惑星帯の間を0ガンダムは縫うように移動する。
縄子は周囲の岩石群を見回す。
「この辺りね」

一方、0ガンダムを見失ったアルケーも小惑星帯の中に居た。
「ちっ…さっきの爆発で見失ったか」
辺りを見回してると前方で膨大な閃光が横切るのが見えた。
「焦ってぶちかましやがって…見つけたぜ」
その方に進み、先程の閃光で円柱状にくり貫かれたような空間の中にアルケーが行き着く。
そしてその空間の端には0ガンダムの姿が見えた。
<嘘…当てたと思ったのに>
アルケーの姿を見て焦る縄子の声が通信で響いてきた。
そして、0ガンダムがキャノンを構える。
「当たるかよ馬鹿が!詰めが甘いんだよ!」
アルケーは空間の隙間から脱出しようとした瞬間。
目の前で爆発が起きる。
「何ぃ!」
その爆発に吹き飛ばれる形でアルケーは空間に戻されてしまう。
続けて他の隙間に移動するが再び爆発が起き戻される。
<その辺一帯にミサイルをばらまいたわ
こっちで起爆させて逃げられないようにする為にね>
「まさか俺を誘い込んで…」
<戦術は騙し合い…さて、今度は何点くれるかしら?」
「このぉガキ〜!」
アリーの咆哮と共にアルケーがメガランチャーを展開する。
<遅い>
瞬間、0ガンダムに搭載された3門のキャノンから閃光が走る、空間一帯にばらまいたミサイルにも誘爆し、強大な爆発がその空間を押し広げてゆく。
そして小惑星帯の外まで貫くその爆発と閃光にアルケーが飲み込まれていった。
粒子開放が終わり、0ガンダムはキャノンを下ろす。
目の前には先程までの岩石群は消え、代わりに外宇宙で輝く星の群れが広がっていた。
156通常の名無しさんの3倍:2009/10/18(日) 20:10:30 ID:???
「終わった…」
そう呟きながら縄子はアルケーの消滅を確認し、小惑星帯を後にする。
その様子を遠目からリジェネが眺めていた。
「凄いな実戦経験が乏しいのにここまでやるなんて、アミィ…縄子だっけ
流石ヴェーダとスメラギ・李・ノリエガが選定しただけのことはあるよ
戦術の型は戦況に応じて大胆に行動するスメラギ・李・ノリエガより、事前にトラップ等を準備し有利な戦況を作り出すカティ・マネキンの戦術に似ているかな? 」
そんな分析をしながらリジェネは0ガンダムから小惑星帯へと視線を移す。
「でも、いくら優れた戦術家でも、前線の戦いでは生粋のMS乗りには劣る」
そう呟きながらリジェネは楽しむように目を細めた。

「ハロ戻るわよ」
小惑星帯を見つめながら縄子は緑ハロに帰艦するように伝える。
だがその瞬間、コックピット内にアラートが響き渡る。
「何?」
<敵生きてる!敵生きてる!>
緑ハロが叫ぶ。
「まさか…」
<そう、そのまさかよ!>
アリーの通信が流れ込む。
0ガンダムが振り向くと、そこには消滅した筈のアルケーが傍まで接近していた。
アルケーは装甲の一部が溶解しているだけで特に破損した様子は無い。
「何で…?」
アルケーは閃光を受ける前にメガランチャーを空洞の隙間に撃ち込み強引に避難していたのだ。
「だから言っただろ、詰めが甘いってな!
だが正直肝が冷えたぜ、80点くれてやるよ!」
「う…ハロ!」
アルケーが迫る。
0ガンダムは距離を取ろうと後退するがしかし…
「ファング!」
アルケーから放たれたファングに0ガンダムが取り囲まれてしまう。
「そんな…」
逃げ道を奪われ0ガンダムはキャノンを構えファングを破壊しようとする、だが接近するアルケーに体当たりをくらい体制を崩れてしまう。
「きゃあぁ!」
その衝撃が走る機内で縄子は悲鳴と胸を激しく揺らす。
<逝っちまいな!ファング!>
アリーが待機させてあったファングに攻撃命令を出す。
「もう駄目…ごめんねラーズ…」
死を意識し、縄子はアリーに殺されたラーズの顔を思い浮かべた。
そして、ファングが0ガンダムに襲いかかろうとした瞬間。
0ガンダムを守るように6本の剣が飛来し立ち並ぶ。
そして剣から光の刃が閃きファングを一瞬の内に破壊した。
<何!>
驚愕と共にアリーは目の前に並ぶ6本の剣を凝視する。
すると、その奥には0ガンダムを守るように立ちはだかる7本目の剣を持ったエクシアの姿があった
157通常の名無しさんの3倍:2009/10/18(日) 20:12:17 ID:???
今日はこれで終わりにします。
誤字脱字がありますが勘弁してください。
一度に沢山投下してすみませんでした。
158通常の名無しさんの3倍:2009/10/18(日) 20:53:32 ID:???
これは熱い内容だ
前編のクレナの存在が良い隠し味になってるな
アリーと縄子の関係もなかなか面白いよ
159通常の名無しさんの3倍:2009/10/18(日) 22:08:48 ID:???
ヘビーウエポンを上手く使ってるね
全てHGで再現出来そうな内容だ
160通常の名無しさんの3倍:2009/10/18(日) 22:50:43 ID:???
野暮い突っ込みである事を承知で言うと、太陽炉は全部トレミーで運用してるから
GN粒子をどうしてるのかだけが気になるかな
たぶん基地に超絶巨大なGN粒子貯蔵タンクがあるんだろうけど
161通常の名無しさんの3倍:2009/10/18(日) 23:35:47 ID:???
>>160
自分もそれ考えました。
多分GN粒子の貯蔵タンクはあると思います。
じゃなければ太陽炉の無いラグランジュ3で0ライザーを開発、テストが出来ないのでは無いかと思います。

1期でもラッセとイアンがGNアームズを他の基地から持って来た時には既に機体の中にGN粒子が入ってたみたいですし。
「残存粒子が少ねぇがいけよ!」
みたいなことをラッセが言ってた回です。

もしかしたら疑似太陽炉みたいに外部電源で生成する装置が有るのかも知れません。

あまり設定に詳しくないのですみません。
深みの無い下手なネタなので許してください。
長文すみませんでした…0r2
162通常の名無しさんの3倍:2009/10/18(日) 23:51:36 ID:???
いえいえ、別に不自然な解釈ではないですし
良く考察された物語だといつも感心いたしております
後半も非常に面白いですし、残りも頑張ってください!
163通常の名無しさんの3倍:2009/10/19(月) 00:00:10 ID:???
>>161
突っ込みとゆうより質問
ライフルビットにわざわざビームサーベルを付ける理由は?
00ガンダムのGNソード2でビームサーベルモードみたいに変化出来ると思うんだけど
164通常の名無しさんの3倍:2009/10/19(月) 00:32:25 ID:???
>>162
読んもらえるだけでも嬉しいです。
ありがとうございます。

>>163
まさかそこを聞かれるとは…
射撃前提のライフルビットに突貫工事でビーム刃を形成させるのと、
単純に手に持たせて振ったり射撃したりする為にです。
ライフルビットに取っ手はないので…

あと、折角の7ソードなので形を剣ぽくしたかったから…
本当に無茶苦茶ですみません。
165通常の名無しさんの3倍:2009/10/19(月) 01:21:12 ID:???
あ〜つかむためね納得!
よく考えたら開発試験中の出来事だから応急的にはなる罠
悪気は無いんだ気を悪くしないでくれ
166通常の名無しさんの3倍:2009/10/19(月) 01:52:28 ID:???
縄子やリンダはリジェネを見てティエリアだと思わなかったのかな?
167通常の名無しさんの3倍:2009/10/19(月) 08:29:58 ID:???
音声通信って書いてあるから顔出てないだろ?
出てたら本編でわざわざティエリアがイノベを隠す意味が無くなる
168通常の名無しさんの3倍:2009/10/19(月) 12:41:14 ID:???
隠して無いよ
言おうとしてスメラギに止められただけ
169通常の名無しさんの3倍:2009/10/19(月) 22:27:37 ID:???
昨日の続きです。
以前も書きましたが、
自分が厨人間で厨機体が好きなせいか、エクシアも厨機体になって話しもグダグダになってます…
捻りの無い単調な話しや、ありがちなオチが嫌いな方はスルーしてください。
170通常の名無しさんの3倍:2009/10/19(月) 22:28:19 ID:???
<大丈夫ですか?>
0ガンダムにレオナからの映像通信が入る。
安堵の表情で縄子はレオナに返した。
「大丈夫よ、助かったわ」
<0ガンダムの粒子残量は10%を切ってます
あとは私に任せて帰艦してください>
小惑星帯の中で使用した特大の粒子ビームで0ガンダムの粒子残量は既に僅となっていた。
パワーゲージを見て縄子が渋々返す。
「分かったわ…
そいつはしぶといから気をつけてね
私も補給を済ませたら直ぐに戻る」
<はい>
レオナは通信を切りアルケーを睨みながら呟く。
「大丈夫、その前に終わらせるから」
アリーは目の前に立ちはだかるエクシアを見ながらニヤリと笑う。
「お姫様復活か、今度は逃がさねぇ…
こちとりゃボーナスがかかってるんだからよ!」
叫ぶと共にアルケーがエクシアへと迫る。
0ガンダムは後退。
そしてエクシアはソードビットを戻し構える。
「いくよ白ハロ!」
『了解です!了解です!』
レオナの瞳が虹色に輝き、彼女の意識は白ハロを介してエクシアの制御システムへリンクし始める。
エクシアの四肢と視界の感覚が彼女の脳内にビジョンとなって現れ、機体と自身の身体が重なるような一体感が生まれる。
「ファーストソード」
レオナが唱えると共にエクシアはGNソード3を展開させアルケーを迎え撃つ。
アルケーは両手にバスターソードを展開し、乱雑に振り回す。
レオナと一体になったエクシアは、その迫る斬撃の嵐をすり抜けるようにかわし、更にGNソード3で打ち返してゆく。
<さっきより動きが良いじゃねぇか、お姫様!いけよファング!>
アルケーは後退しながら、複数のファングを放つ。
エクシアを取り囲むその爪から閃光の雨が降り注そぐ。
「セカンドソード!」
レオナが叫ぶと同時にエクシアも6本のソードビットを展開。
2本の剣が組み合い、そこから機体が隠れる程の巨大な光の大剣が3本形成された。
大剣達は飛来する閃光を遮断し、更に取り囲むファングの群れを薙払い破壊。
その隙に今度はエクシアが接近し疾風のような剣技を披露する。
アルケーはバスターソードを盾のように構えてこれを防ぎつつ、脚部からビームサーベルを発生させ蹴り上げた。
「足から…?」
エクシアは咄嗟に後退して、これをかわすが体制を崩してしまう。
隠し武器であるこの攻撃には、流石のレオナも意表をつかれたようだ。
「驚いてる暇はねぇぜ!」
更に間髪入れずにアルケーから強力な突きが放なたれた。
171通常の名無しさんの3倍:2009/10/19(月) 22:57:23 ID:???
アルケーの重量を乗せた突きが体制を崩すクシアに迫る。
「サードソード!」
レオナが叫ぶ。
すると、エクシアの前で6本のソードビットが3本づつ組み合い高速で回転する。
形成された2枚の光輪の剣は、鼻先まで迫る大剣を挟んで止めた。
それを目の当たりにしアリーは苦笑を溢す。
「なんだよそれは…」
光輪の剣は更に高速で回転し火花を飛ばしながらアルケーのバスターソード弾き飛ばさす。
「くそ!やりずれぇ…」
アリーは苦悶の声を上げながら、まるで門の様に自身を遮る光輪を睨みつけた。
そして、その門が開き、中からエクシアが飛び出す。
「ちぃ…」
アリーは舌打ちをしつつ、アルケーの両手に二刀、更に脚部にも二刀、計4刀を展開して迎え撃つ。
「フォースソード!」
エクシアも瞬時にソードビットを自身に戻し、両手両脚にソードビットを装備する。
そして4本のビームサーベルを放出させ、立ち向かう。
「面白れぇ!」
それを見たアリーは歓喜しながらアルケーを加速させた。
二機の剣豪が再び衝突し、刃と刃が連続で交わる。
4本の剣をパワーに任せ、縦横無尽に振るアルケーと
そのパワー差を埋める為、四肢に装備するソードビットの推進力を利用し、円を描くよう剣を加速させるエクシア。
質の違う連撃が衝突して生み出される放電の光は、二機の剣が重なるほどに膨らんでいく。
終わらない剣技の衝突は、お互い一歩も引くこと無く続いた。

「我慢比べは終わりだ!
剣が封じられてたら、こいつはもう防げないだろ!ファング!」
その中でアルケーは10機近くのファングを放出する。
しかし、エクシアはそのファングの放出で出来た一瞬の隙にアルケーを蹴り飛ばす。

衝撃が走る中、アリーはエクシアを睨みつけた。
「ぐぅ…足癖の悪いお姫様だぜぇ」
<足癖が悪いのはお母さん譲りよ!>
アルケーは後退しながら更にファングを放つ。
増幅されたコンテナから更に放たれたファングは20を超えエクシアを取り囲む。
「いい加減降参しろ!」
アリーの一声でファングが四方から迫る。
それらを睨みつけレオナは叫ぶ。
「断る!…フィフスソード!」
放たれる5機のソードビット。
それらはビームサーベルを展開、エクシアを中心に回転し剣の結界を形成する。
更に右手のGNソード3と左手に持つソードビットをライフルモードにし、迫るファングを迎撃し始めた。
だが、その隙にアルケーは距離をとり、メガランチャーでエクシアを狙う。
172通常の名無しさんの3倍:2009/10/19(月) 23:35:42 ID:???
嵐の様に迫るファングを、剣の結界と射撃でエクシアは迎撃していく。
だが、その嵐でエクシアの機動力は完全に押さえ込まれていた。
更に迎撃が進むにつれ、破壊されたファングの破片と爆煙が周囲の視界を奪っていく。
その様子を見ながらアリーは舌打ちをする。
「ちぃ…あの旧型でよくあそこまでやる
マジでただ者じゃねぇなあのお姫様は…
だが、今は足は止まり視界も悪い、これではかわせないだろ
ボーナスを手放すのは悔しいが逝っちまいな!」
アリーの叫びに連動し、アルケーのメガランチャーから膨大な粒子ビームが放出されエクシアへと迫る。
「む!」
爆煙で視界が悪い中、レオナの脳量子波はその迫る粒子ビームを察知する。
「シックスソード!」
レオナが叫ぶ瞬間。
その方向に向かい6本のソードビットが円形に配置し、その中心に向かって一斉にビームサーベルを放つ。
そして車輪のように高速で回転し、巨大な光の盾を形成した。
飛来する粒子ビームはその盾に衝突し爆発する。
遠目からその広がる爆煙を見てアリーは悲しそうに呟く。
「あぁ〜ボーナスが消えちまったか…」
だが次の瞬間、その煙の中から閃光が走り、アルケーの右肩をかすめ後ろの小惑星に突き刺さる。
「な…?」
その閃光は螺旋状に回転しながら刺さった小惑星ごと切り崩しアルケーへと迫って来た。
「ビームサーベルだと!」
回避が遅れアルケーは咄嗟にその光の剣をバスターソードで受け止めた。
しかし、まるでドリルのように回転する光の剣は、接触したバスターソードを削り、火花を飛ばしながら溶断。
更に右肩にマウントされているメガランチャーをも消し飛ばす。

「ぐぅわぁ…くそ!
何だ…何なんだこれは!」
光の剣に弾かれるアルケーの中でアリーは、その剣の持ち主を睨んだ。
視線の先には右手のGNソード3から巨大な光の剣を横一線に伸ばすエクシアの姿が見えた。
「セブンソード」
そのエクシアの中でレオナは呟く。
セブンソード。
6本のソードビットを束ね超圧縮された粒子を刃として形成させた光の剣。
通常ビットのみで粒子を収束し過ぎると、安定せず暴走する危険性がある。
そこへレオナはGNソード3を連動させ、粒子を安定させたのだ。
ライザーソードを制御する為に開発されたGNソード3があって始めて完成するエクシア最大の剣。
だが、その強大な光の剣でソードビットに内蔵されるGN粒子が底をつき、光の剣は霧散する様に消えてしまった。

173通常の名無しさんの3倍:2009/10/20(火) 00:11:21 ID:???
「戻れソードビット」
エクシアはソードビットのGN粒子を再チャージさせる為に呼び戻す。
『GN粒子充填です!充填です!』
白ハロがクルクル回る。
画面にはエクシア本体からソードビットに粒子が流れる模様が映し出された。
『エクシア粒子残量85%から55%へ減少します!減少します!』
「粒子残量が…」
呟きながらレオナはアルケーを睨む。
「決着をつける!」
エクシアはチャージを終えたソードビットを再び展開する。
「しつけぇお姫様だな!」
アルケーも残ったバスターソードを構えて迎え撃つ。
衝突する2機のガンダム。
機動力、パワー、粒子量が圧倒的に上回るアルケーに、エクシアは自慢の運動性能とソードビットを連携させて戦う。
GNソード3の一刀で切り結びながらソードビットを大剣、光輪、結界、盾、時に自身に装備し4刀で舞う。
7本の剣に緩急自在の変化つけ、エクシアはその性能を超えた戦いを披露する。
それを可能にするのがレオナの脳量子波の感知能力と制御装置への直接リンクによる繊細な操縦能力。
そして、それらのベースとなるクレナの卓越した戦闘データがレオナに宿っているからこそであった。
そう、死した今でも尚、クレナは最強の剣としてレオナを支えていたのだ。

「ったくこのガンダムはいつも!」
エクシアを両断せんとアルケーが迫る。
「フィフスソード」
そのアルケーをエクシアは剣の結界で拘束し、5方向からの斬撃を与える。
「くそ!」
バスターソードでそれらを受け止める中、エクシアは両手に持つ剣を銃に変え連射。
対するアルケーは囲むソードビットを強引に弾き返し、後退しながら大剣で射撃を防御する。
「チョイサ〜!」
だが後退から一変、アルケーはエクシアへ向かい強烈な突きを放つ。
「ぐぅ!」
エクシアは迫るバスターソードをGNソード3で受け止めた。
「セカンドソード!」
更にそのバスターソードを2本の光の大剣で左右から突き挟みホールド。
「何!」
エクシアはセカンドソードを飛び越え脚部にソードビットを戻しながら、アルケーへ浴びせ蹴りを落とす。
だが、それは左手のシールドで受け止められてしまう。
「まだ!」
更にエクシアはその体制からGNソード3を振り下ろし大剣を持つ右腕を切断。
「MSの動きじゃねぇ!」
倒れるアルケー。
そのアルケーを踏みつけエクシアはGNソード3を突き付ける。
そして、レオナがこの戦いの終幕が告げた。
「勝負…ありです」
174通常の名無しさんの3倍:2009/10/20(火) 00:24:38 ID:???
投下終わります。

本当ならケルディムですら勝つのが怪しかったアルケーに太陽炉すら搭載してない旧世代機が勝てる訳が無いです。

ツヴァイにすら勝てないかもしれません。

しかもストフリ宜しく無傷で勝たせてしまいました。

アルケーが好き方…

ごめんなさい。
ごめんなさい。
ごめんなさい。
ごめんなさい。
175通常の名無しさんの3倍:2009/10/20(火) 00:38:32 ID:???
気にするほど一方的勝利でも無い気がするぜ
ケルディムが苦戦したのは地の利と機体同士の相性もあるし
一発もらったら終わり、という緊張感があったから、たとえ無傷でも
戦闘自体は締まってたよ。GJだ!

戦いは終わっても話はまだ終わってないように見えるが、続きあるのかな?
176通常の名無しさんの3倍:2009/10/20(火) 00:53:26 ID:???
エクシアが無傷なのはこの後にもう実は一戦あるからです。

そこではエクシアは厨機体から役立たずに変貌します。
そこで、このスレの主役が登場です。

それは明日また投下します。

今読み返したら、またまた誤字脱字がありました…
それでも読んで貰えて嬉しいです。
感謝します。
177通常の名無しさんの3倍:2009/10/20(火) 01:13:31 ID:???
コンデンサー式の欠点は粒子量に限りがあることとトランザムが使えないこと
(トレミーが太陽炉無しでトランザムしてたから使えるかも・・)
パワーそのものは太陽炉式に劣らないのはアーチャーがアヘッドを押し返してた描写で確認できるよ
R2は性能そのものは第4世代に迫るからセブンソードの多用性を考えるとアルケーに勝つのは不思議じゃない
長くなってしまったが最後に・・GJ!
178通常の名無しさんの3倍:2009/10/20(火) 02:38:05 ID:???
セブンソードの七変化に心奪われた!
結構互角の熱い戦いだったと思うぞ
アリーの狡猾さとアルケーの物量攻撃も光ってた
次は縄子とリジェネが参戦か?
179通常の名無しさんの3倍:2009/10/20(火) 12:38:17 ID:???
最早これは00Vの域だなw
7ソードのモード切り替えが非常に良い!
ライザソードの設定も上手く活かされてる
おまけに装備自体も軽い改造でHGで再現可能と来たもんだ
こういう再現が容易なMSVは好きだぜ
180通常の名無しさんの3倍:2009/10/20(火) 19:47:46 ID:???
縄子のパイスはサイズがあったのだろうか?
機体が揺れる度に乳揺れがあったらたまらんな
181通常の名無しさんの3倍:2009/10/20(火) 21:01:00 ID:???
目の前に迫るGNソード3の剣先。そしてレオナから通信が入る。
<降参しなさい>
それをモニター越しに見ながらアリーはニヤリと笑う。
「本当に勝ったと思ってるのか?」
<え?>
突然機内にアラートが鳴り響く。次の瞬間、巨大な粒子ビームがエクシアへと迫って来た。
「くぅ…」
エクシアはそれを上昇し回避する。
粒子ビームの飛んできた先には巨大な黒いMAが浮遊していた。
「何…あれ…」
アルケーの機内にそのMAから通信が入る。
<旧型のガンダムに負けるなんて情けないねサーシェス>
リジェネからの通信だった。
イノベイター側が開発した新型MA、レグナント。リジェネはそれに搭乗していたのだ。
「うるせぇ!」
<まぁ、いいさ…
それだけの能力をあの1007が持っていたんだからね
リボンズが恐れるわけだよ、エクシアでこうなんだから00に乗ったら大変なことになる
君は帰っていいよ、後は僕が処理するからさ>
薄ら笑いを浮かべるリジェネに対し…
「勝手にしろ!」
…と吐き捨て、アリーはアルケーを帰路に着かせた。

「粒子残量45%…一撃で仕留める!行くよエクシア!」
エクシアがレグナントへと迫る。
「7本の剣の連携による多種多様な剣の錬成か…まずはその7本の剣を折らないとね!」
レグナントから強力な閃光が飛ぶ。
「セブンソード!」
エクシアはそれをかわしながらGNソード3の周囲に6本のソードビットを束ね、強大な光の剣を形成。
そして、それを振り下ろす。
螺旋状の刃がレグナントに迫り衝突しようとした瞬間。
「GNフィールド」
レグナントの周辺に高圧縮の防御膜が形成されこれを受け止めた。
二つの高エネルギーが交差し、激しい放電の光が周辺一帯を支配する。
「頑張ってエクシア!」
セブンソードは更に回転し、その防御膜を削り侵食し始めた。
しかし、ソードビットの粒子が底をつき、光の刃が消えてしまう。
「そんな…セブンソードが…」
愕然とする中、レオナはエクシアにソードビットの再チャージをさせる。
残りの粒子量が15%となってしまった。
「このGNフィールドに穴が空いたか…
太陽炉も積んで無い機体で大した威力だよ!」
更にレグナントから閃光が迫る、エクシアは回避するが閃光は途中で屈折し追尾して来た。
「曲がった!…シックスソード!」
エクシアは剣の盾を展開しそれを受け止める。
だが圧倒的なビームの出力に剣の盾はバラバラに弾き飛ばされてしまった。
182通常の名無しさんの3倍:2009/10/20(火) 21:18:58 ID:???
剣の盾が弾かれ、3本のソードビットがビームに巻き込まれ四散する。
「ソードビットが…ぐっ」
レオナは恨めしそうにレグナントを睨んだ。
「まずは3本…これであの馬鹿でかい剣は錬成できない、ファング!」
更にレグナントは両手から赤い爪を飛ばす。
「サードソード!」
エクシアは残った3本のソードビットを組み合わせ光輪の剣を形成させた。
光の輪は暴れるように大きく蛇行し、近づく赤い爪を一掃。更にその勢いに乗せてレグナントへと迫った。
「学習しないね君は!」
再びレグナントはGNフィールドを展開しこれを受け止める。
光輪の剣は回転しながらその防御膜を削るが一行に刃が進まない。
「粒子量が違いすぎる…戻って」
レオナはソードビットを呼び戻す。
「逃がさないよ」
レグナントはフィールドを解き、至近距離からサードソードに砲撃を浴びせた。
咄嗟に分散するも1本のソードビットが巻き込まれ破壊される。
「そんなまた…」
レオナは爆発するソードビットを見ながら唇を噛みしめた。
レグナントから更に1撃…2撃と閃光が飛ぶ。
屈折するそれらの閃光をエクシアは回避するが完全に動きを封じられてしまう。
「ぐっ…」
更にレグナントからファングが放たれ追撃してくる。
「セカンドソード!」
エクシアは残り2本のソードビットを合体させ光の大剣を形成、GNソード3と連携して舞い踊るようにそれらを薙払ってゆく。
しかし、次の瞬間エクシアの機体に激しい電撃が走った。
「いやぁあぁ!」
レグナントから放たれたアンカーがエクシアの足を掴み放電していたのだ。
コックピットに流れる電撃がレオナの身体を蝕む。
「このまま、眠ってよ1007」
リジェネが冷たく微笑む。
「ああぁぁ!」
苦痛に耐えながらレオナは涙を浮かべ縄子の顔を思い出す。
「アミィお姉ちゃん…」
そして体内に流れる電流で気を失いかけたその時。
エクシアの足を掴むアンカーワイヤーを一条の火線が貫く。
「何ぃ?」
そして、その隙にエクシアを抱き寄せ距離をとる機影が一つ。
その機体を見て不機嫌そうな顔でリジェネが言う。
「邪魔しないで欲しいな、0ガンダム」
そう、そこに現れたのは縄子を乗せた0ガンダムの姿だった。
そしてその縄子からリジェネへ通信が入る。
<小さいこと言わずに私も混ぜなさいよ>
0ガンダムがキャノンを構えた。
「小さいって言わないでよ、何故か嫌いなんだその言葉」
<だったら私も参加決定ね!>
183通常の名無しさんの3倍:2009/10/20(火) 21:55:04 ID:???
0ガンダムとレグナントが睨み合う。
その中で縄子はエクシアへ通信を繋ぐ。
<レオナ、聞こえる?>
エクシアのコックピットに縄子の声が響き渡る。
「う…アミィお姉ちゃん…?」
電撃を受けもうろうとしていたレオナの意識が蘇る。
「ア…アミィお姉ちゃん…」
縄子の声を聞きレオナの瞳に涙が滲む。
<良かった…レオナここは私に任せて…
と言いたいけど正直私一人じゃ勝てない、だから…>
「分かってます、一緒に戦います」
<ありがとう、でもまとに戦ってはあれには勝てないわ
だから私が合図したらこの通りに動いて>
縄子からデータが送られてくる。それを見てレオナは言葉を失う。
「これは…でもこれじゃ!」
<時間が無いわ行くわよ!>
通信が切れ0ガンダムが動きだす。
「分かったよ…アミィお姉ちゃん」
レオナは視線を強め、0ガンダムの逆方向へとエクシアを向かわせた。

「作成会議は終わったね、再開しようか」
怪しく微笑むリジェネ。
そして、レグナントから閃光が走る。
その閃光はエクシアの目の前で屈折し0ガンダムへと伸びた。
「GNフィールド前方展開」
0ガンダムはレグナントの大火力を受け止める為にGNフィールドを前方に集中させた。
閃光がぶつかり衝撃が突き抜ける、0ガンダムは吹き飛ばされるもこれに耐えた。
「狙い撃つ!」
今度は縄子が照準を固め、トリガーを引く。0ガンダムから強力な火線が放たれレグナントへと迫った。
しかし、レグナントもそれを強靭な粒子膜で防御する。
「なかなか正確な射撃じゃないか」
リジェネが余裕の笑みで0ガンダムを見る。
繰り返される火力と防壁の競り合い。その中でエクシアがレグナントへ迫る。
今まで火力の強いレグナントに近付けなかったエクシアは、0ガンダムの砲撃支援に乗じて接近していたのだ。
「ファーストソード!」
エクシアはGNソード3を展開し、レグナントが築く防壁に突き刺す。実体剣であるその剣は粒子膜を貫通。
そして、剣先があと僅で装甲に達しようとした瞬間。
粒子膜が一気に拡大し、エクシアは剣もろとも弾き飛ばれされてしまう。
「何?」
目の前の事態を疑うようにレオナは見る。
するとレグナントを被っていた粒子膜が2倍の大きさにまで広がっていたのだ。
<君が実体剣で狙ってくるのは分かってたよ、どうだい?
これじゃ君のその小さな剣じゃ届かないだろ?>
「ぐぅ…」
レオナが唸るように声を漏し、縄子はそれを凝視していた。
184通常の名無しさんの3倍:2009/10/20(火) 23:18:23 ID:???
「剣が届かない…」
唸るように呟くレオナに縄子から通信が入る。
<いえ、逆に都合が良いわ、作戦通りに行くわよ>
「…分かりました」

0ガンダムがレグナントに向けGNキャノン3門を向ける。
「圧縮粒子開放!」
広大な粒子ビームがレグナントへ向け飛来する。
「いくら火力を上げても、この僕には届かないよ」
レグナントはフィールドを展開。0ガンダムから放たれた閃光は敵をフィールドごと包み込む。
「GNミサイル!」
更に0ガンダムのミサイルコンテナからGNミサイルが放たれ、レグナントを爆炎の渦に包み込んだ。
「馬鹿みたいに撃って!」
炎で霞む視界で苛立ちながらリジェネは反撃をせんと0ガンダムを探す。
すると炎の中から0ガンダムが現れ、真正面から突進して来た。
「正面から…馬鹿だね!」
近付く0ガンダムにレグナントはビームを放とうと粒子を圧縮する。
<正面から来れば必ずアナタはフィールドを張らず迎撃する…
エクシアがやれば確かに馬鹿でしょうけど、0ガンダムなら違うわよ>
「何…?」
レグナントが粒子ビームが放つ瞬間。
「GNフィールド前方フル開放!」
その圧縮粒子に被せるように0ガンダムはフィールドを展開させた。
「しまった!」
レグナントの粒子エネルギーが暴発し二機の間で巨大な閃光が広がる。
「アミィお姉ちゃん!」
それを見ていたレオナがエクシアを向わせた。だが、その時
<来たら駄目…合図はまだよ…>
縄子から通信が入った。
「え…」
煙が消える。
そこにはMSに可変したレグナントが0ガンダムを掴み上げていた。
爆発の衝撃でレグナントは砲撃機を破壊され、0ガンダムは左腕と右足が消し飛んでいる。
レグナントから0ガンダムへ通信が入る。
<やってくれたね…でももう終わりだよ>
「私を掴んだわね」
<何…?>
「この状態ではアナタはそのビットを使えない、今よレオナ!」
「アミィお姉ちゃん…ぐぅ!」
エクシアがレグナントに斬りかかる。
「無駄だよ」
そして、レグナントが先程見せた巨大な粒子膜でこれを防ごうとした瞬間。
「そして迎撃手段の無いアナタはフィールドを張る!」
0ガンダムから膨大な数のGNミサイルが放たれた。
隙間が大きくなった今の粒子膜の中で放たれたそれは、全てレグナントに着弾する。
「フィールドの内側で爆発をさせた!?」
そして、粒子膜の中で逃げ場を失ったエネルギーは全てレグナントへ返り、光の渦が包み込んでいった。
185通常の名無しさんの3倍:2009/10/20(火) 23:46:34 ID:???
爆発が消える。
レグナントは全身の装甲がひしゃげ、更に右腕が吹き飛び消えていた。
「糞…右腕を持ってかれた…」
その中でリジェネがうめく様に呟き、目の前に浮遊する0ガンダムを睨みつけた。
0ガンダムも全身の装甲が歪みダメージが深い。
<アミィお姉ちゃん!アミィお姉ちゃん!>
その0ガンダムの機内にレオナの声が響き渡る。
しかし縄子は爆発の衝撃で気を失っていた。
<縄子いやん!縄子いやん!>
機内には緑ハロの声だけが響いていた。
エクシアが0ガンダムを救助しようと向かった時、レグナントが再び動きだす。
ダメージが深く、関節から放電し、引きずりながら0ガンダムへと左腕を向けた。
「縄子…君は危険な存在だ消えろ!」
レグナントからファングが放たれ未だ沈黙する0ガンダムへと迫る。
「やめて!」
エクシアがソードビットを放ち迎撃に向かうが間に合わない。
「いやぁあぁ!」
レオナが叫んだ瞬間。
彼女の瞳が虹色に輝き、0ガンダムの中に居る緑ハロとリンクする。
0ガンダムのツインアイが再び輝き起動、迫るファングをかわし、キャノンで撃ち落とす。
「馬鹿な!」
<許さない>
レオナの声がリジェネの脳内に響き出す。
「脳量子波?…1007か!」
レグナントがエクシアの方へと振り返る。
エクシアは既にGNソード3を突き出し迫っていた。
「させるか!」
レグナントはGNフィールドを展開しこれを阻む。干渉する剣と壁。
<許さない!>
リジェネの脳内に再びレオナの叫びが流れこんで来る。
それに対しリジェネも思念で返す。
<僕のガードを破って直接リンクしてくるなんて…
そう怒るなよNo.1007、僕の仲間にならないか?
そうすれば、No.907を殺したリボンズを倒せる>
<断る!>
<何…>
<リボンズなんて関係ない、クレナを殺したのは私!
私はこの罪を持って生きる、二度と大切な人の命を消さない為に!
だから私はアミィお姉ちゃんを傷付けたアナタを倒す!>
レオナが叫ぶ瞬間、彼女の思念が膨張し、リジェネの頭に割れるような頭痛が走る。
「うわぁあぁ!」
その苦悶の叫びと共にレグナントの粒子膜は消える。
エクシアは剣を突き刺さした後振り抜き、更にソードビットで切り刻む。
レグナントは爆発し、中から脱出ポットが飛び出した。
その中でリジェネは頭を押さえながらうめいた。
「ぐぅ…なんて力だ化け物め…
イノベイドキラー、これが07シリーズの本当の能力か…」
186通常の名無しさんの3倍:2009/10/21(水) 00:37:44 ID:???
脱出ポットで帰路につくリジェネ。
そのコックピットにリボンズから映像通信が入る。
<見事にやられたね>
呆れたような彼の表情にリジェネが顔をしかめる。
「1007は僕のガードを突破して脳量子波を干渉して来た…
あんな化け物だと知っていたら僕は…」
<だから人間であるサーシェスにいかせたのさ
まぁ、君が付いていくのは予想してたよ
レグナントのテストもしたかったし、結果は散々だったどね>
リボンズの嫌味にリジェネは内心で舌打ちをする。
「イノベイドハンター、ラーズグリーズ
ヴェーダがイノベイドを脅かす存在と認識する者
1007もラーズと名付けられていた、それはイノベイドキラーになる者と認識してたからだろ」
リジェネが言うとリボンズが感心したように返した。
<ふ〜ん…
07シリーズは対イノベイド用に秘密裏に開発され続けて来た存在
そして1007はその完成型としてラーズの名を与えられ者だった
イノベイドキラーとして>
「何でそんな者をワザワザ造るんだい?」
<ヴェーダを掌握出来るのはイノベイドのみ
だからヴェーダは掌握された際に自身を奪還する手段としてイノベイドキラーを造った
トランザムとツインドライブを扱う者として…
そして07シリーズには強化の代償として欠陥を抱える一方で、繰り返し転生出来るように、経験と知識をブラックボックスに記録出来る裏プログラムがされていた>
「ヴェーダを掌握したイノベイドからヴェーダを開放する力…もしあの1007の脳量子波干渉を00のトランザムで使ったら…」
<僕らは全滅する>
「馬鹿馬鹿しい…ならもし07シリーズがヴェーダを掌握したらどうするのさ」
<それは無いよ>
「何…」
<07シリーズは全て女性型で意図的に愛情という感情を植え付けられた存在
逆にいえば支配欲の乏しい存在として造られている>
「それじゃまるで、人を愛し人類を導く欲無き先導者イノベイターに最も近い存在にならないかい?」
リジェネが言うと意外にもリボンズは真剣な眼差しで返して来た。
<イノベイターは僕さ
エクシアは既に稼動限界、もう時期1007は消える、彼の手で>

その頃、レオナは0ガンダムに乗る縄子へと呼び掛けていた。
「縄子さん!縄子さん!」
だがその時、コックピットにアラートが鳴り響く。
「!」
同時にエクシアは何かに衝突され近くの小惑星に激突する。
「うぅ…何?」
レオナが見上げるとそこにはアルケーの姿があった。
187通常の名無しさんの3倍:2009/10/21(水) 00:49:47 ID:???
投下終わります。
レオナがラーズと呼ばれていた理由とか、クレナがブラックボックスに入れた理由とか適当にこじつけました。

本当にぱっと出の適当な理由付けなので設定に詳しい方は目を瞑ってくださると嬉しい…

あともう少しで終わります。
ダラダラと描写が下手な戦闘が続いてますが、どうかお許しを…0rz
188通常の名無しさんの3倍:2009/10/21(水) 01:51:31 ID:???
ifというか、外伝ものとしてはよい塩梅の設定だと思いますよ>07シリーズ
まさかのレグナント登場など、戦闘描写も非常にグッドで好きです

しかし……07シリーズということはクレナやレオナの前にパレナとかセレナとかいたわけか
はっ、307……まさか、ミレイナ?
189通常の名無しさんの3倍:2009/10/21(水) 01:53:54 ID:???
地味にリジェネの台詞が中の人繋がりでワロタw
対ガンダム兵器のセブンソードがあるから
対イノベイドのクレナやレオナの7シリーズ?
があっても不思議じゃないよね
実際00ライザーは真イノベイターの刹那だからあそこまで使いこなせたんだしね
人間では00ライザーの量子化とか出来ないだろうからね
190通常の名無しさんの3倍:2009/10/21(水) 02:03:01 ID:???
307 ミレイナかw507 逆読みでナワコ
実はマリナもイノベイドで
307
m輪7 マリナの可能性が!
191通常の名無しさんの3倍:2009/10/21(水) 07:06:35 ID:???
今回はクレナがレオナを眠らせたから良いとして
ヴェーダが掌握された後は他の身体は何処から持ってくるつもりだったのだろうか?
192通常の名無しさんの3倍:2009/10/21(水) 12:51:12 ID:???
そこまで考察しなければいけない訳でもないだろ?
193通常の名無しさんの3倍:2009/10/21(水) 16:59:19 ID:???
>>192
少し気になっただけだよ
軽い物語ならそんなに気にしないが、
ここの職人さんが結構深く物語や設定を練り込んでいるようなのでついね
194通常の名無しさんの3倍:2009/10/21(水) 20:39:55 ID:???
ぱっと出た妄想であまり練ってませんよ…

機能の続きです。
195通常の名無しさんの3倍:2009/10/21(水) 20:43:04 ID:???
アルケーは頭上からエクシアを見おろす。
一度帰還した様に見せて実は近くで待機していたようだ。
<人を旧型機に負けたと馬鹿にしておいて、自分が負けたら世話ねぇな、あのダンナもよ!
そうだろ、お姫様!>
そんな台詞が通信でエクシアへ届く。
「逃げたんじゃ…?」
<俺は傭兵だぜ、一度受けた依頼は最後まで実行するのがプロってもんよ!
それにな…俺がここまでやられたんだ…仕返しをするのは当然だろーが!>
アルケーが迫る。
「ソードビット!」
エクシアは残り2本のソードビットで迎撃しようとするがビームが出ない。
『ソードビットGN粒子空っぽ!空っぽ!』
「え…嘘…!」
ソードビットの粒子残量は既に無く、エクシア本体のGN粒子も既に7%程度と補充すら出来ない状態。
無防備なソードビットはアルケーの振るう大剣に砕かれ爆散。
「そんな…最後のソードビットが…」
レオナが悲観に喘ぐ中、更にアルケーは接近しバスターソードを振り下ろす。
エクシアはそれを横一文字に斬り払い、弾き返した。しかし…
「所がギチョン!」
次の瞬間、小惑星の地中からファングが複数飛び出す。
「地面から!?」
そのファングが剣を持つ右腕と右脚に突き刺さり破壊されてしまう。
アリーが事前に仕掛けておいたトラップだった。
「うぐぅ!」
その衝撃でエクシアは体制を崩すが瞬時に立て直し見上げる。
しかし、そこには既にバスターソードの切っ先を突き付けるアルケーの姿があった。
その足下には未だ右腕が付いたままのGNソード3があるが、既に持ち手を踏み潰され刀身も折られてしまっている。
これでエクシアは7ソード全てを失うこととなった。
「エクシアの剣が無くなった…」
絶望感と喪失感にレオナの顔が歪む。
そんな中、レオナにアリーから通信が入る。
<久々に楽しい戦争だったぜ、そうさこれは戦争だ
殺るか殺られるか、ボーナスが付いて無ければ降参なんて言葉もねぇ
だからよ…逝っちまいな!>
アルケーがバスターソードを振り上げた。
「お母さん…アミィお姉ちゃん…」
レオナは死を覚悟し目を瞑る。
その瞬間、上空からビームが飛来しアルケーへ衝突する。
しかし、その威力は弱く、アルケーに全くダメージを与えていない。
<邪魔すんじゃねぇよ、嬢ちゃん!>
アルケーが見上げるとそこにはボロボロになった0ガンダムが居た。
その0ガンダムに乗る縄子からレオナに通信が入る。
「レオナ…独りにしてごめんね…」
196通常の名無しさんの3倍:2009/10/21(水) 21:51:08 ID:???
「縄子さん…」
レオナは映像通信に映る縄子を見つめる。
爆発の衝撃で身体をぶつけたのか縄子は口から血を流し顔色も悪い。
「駄目逃げて!」
レオナが叫び掛けるが縄子は首を横に振る。
<言ったでしょ?
この戦いに勝つにはアナタの力が必要だって>
「でも私にはすでに剣が…」
無い…と言おうとした瞬間、唐突にレオナの周りの雰囲気が変わる。
「何…?」
アルケーも縄子の顔も動かない、まるでレオナ以外の時間が止まったような感じ。
その中でエクシアの目の前に少女の姿が現れる。
「あれは私…?」
正確にはそれは子供の頃のレオナ…つまりラーズの姿だった。
だが発する雰囲気はレオナのよく知る人物に似ていた。
「クレナ…なの?」
ラーズは首を横に振り口を動かす、それを代弁すようにレオナが呟いた。
「私はクレナの願い…」
ラーズは頷き再び口を動かす。
「アミィとの再会の誓いを支えるのがクレナの願い…」
それを呟きレオナの瞳から涙が流れた。
そして、レオナの脳裏にいつかクレナに言われた言葉が浮かぶ。
『レオナ、剣とは誓いの証だ
今のお前は不安や孤独の中で傷つき、傷つけられ苦しんでいる
だが忘れるな、お前がその小さな胸に違った誓いを
死の間際でも、お前を止まらせたアミィとの再会の誓いを
その誓いが胸にある限り、例えお前の目の前にあるものが剣の形をしていなくても
それは誓いを守る為の最強な剣となってお前を支えるだろう』

ラーズは縄子の方に向かい指を差した。
「そうだ…私が誓いを諦め無ければ、私を支えてくれる剣はある、今の私の最強の剣はアミィお姉ちゃん」
それを呟くとラーズはクレナが最期に見せた優しい笑顔を浮かべ消えていった。
「そして今でも…お母さんは私を支える最強の剣だよ…」
瞳を閉じレオナは再び涙を流した。その瞬間周りの時間が戻る。
そして、レオナは縄子に言う。
「私にもアナタの力が必要です」
そのレオナを見て縄子は微笑みながら答えた。
「じゃ、しっかり受け取ってね」
縄子がそう言うと、一瞬レオナの心に縄子の思考が流れ込んで来た。
「今のは…了解です」

<さて第2ラウンド再開ね師匠>
アルケーに縄子から通信が入る。
「あ?うるせぇぞ弟子!」
<私みたいな素人にビームを当てられて悔しくないの?…自称プロの傭兵さん♪>
その言葉にアリーの顔から青筋が浮き上がった。
「面白れぇ…プロの仕事を見してやるよ!」
アルケーが0ガンダムへと迫った。
197通常の名無しさんの3倍:2009/10/21(水) 22:12:34 ID:???
アルケーが0ガンダムへと飛来する。
0ガンダムの粒子残量は可動限界に近い5%。
さらにレグナントとの爆発により関節は歪み、その部分から放電が漏れ動かすのもままならない。
「ハロ後退して」
『了解!了解!』
0ガンダムは後退しつつアルケーへミサイルを放つ。
「起爆」
縄子はミサイルをアルケの目の前で起爆させた。
「またミサイルか!」
視界を遮られ苛立つ表情でアリーはアルケーに更なる鞭を入れ加速させた。
そして、たち広がる煙の中からアルケーが顔を出した瞬間。
ズコン!
そのアルケーの顔面に0ガンダムが投げ捨てたキャノンが当たる。
「いっ痛てぇ〜!」
実際には痛くない筈なのだが、アリーはアルケーの代弁をするかのように叫ぶ。
<ストラ〜イク!私って射撃の才能あるかも♪>
「射撃じゃねぇだろ〜が!」
通信で響くその声にアリーは突っ込みの怒声を被せた。
怯まず接近するアルケー。
0ガンダムはビームサーベルを抜く勢いをそのままに振り下ろした。
アルケーはそれをかわし脚部のビームサーベルで0ガンダムへと蹴り入れる。
「最後まで良くあがいた、冥土の土産にくれてやる…100点だ!」
アルケーの脚が0ガンダムの胴体を振り抜いた。
だが0ガンダムに変化が無い。逆に振り抜いた筈のアルケーの足が斬り落とされていた。
「何!」
疑問に喘ぐ中、縄子から通信が入る。
<100点ありがとう師匠
戦術は騙し合い…騙し合いなら私の方が上ね、レオナ決着よ!>
「はい!」
アルケーの後ろにはエクシアが居た、手には0ガンダムのビームサーベルを持って振り下ろしている。
そう、さっき0ガンダムはビームサーベルで攻撃したのではなく、アルケーの後ろから接近するエクシアに投げ渡していたのだ。
「くっそぉ〜!」
怒り狂う様にアリーは叫びアルケーを後退させる。しかしそのアルケーの後ろで爆発が起きる。
「何だ!」
見ると後ろにはミサイルが浮遊していた、先程アルケーが煙に入っている内に0ガンダムがばらまいたのだ。
「逃がさないわよ」
縄子は全てのミサイルを起爆させアルケーの動きを止める。
そして、そこにエクシアがビームサーベルを突き出し迫って来た。
「てめぇ!」
アルケーもバスターソードを振り下ろし迎え撃つ。
「貫いてエクシア」
だがエクシアはGNブースターを発動、更に加速しアルケーを突き刺した。
「畜生ぉ!」
アリーの断末魔と共にアルケーは爆発!
この戦いの幕が降りた。
198通常の名無しさんの3倍:2009/10/21(水) 23:10:52 ID:???
アルケーが爆発する中、アリーは脱出用ポットに乗り離脱する。
その中で彼が呟く。
「完全にしてやられたぜ…約束通り100点だ嬢ちゃん
俺様の弟子認定だ光栄に思いな!」
アリーは苦笑いを浮かべながら去って行った。

エクシアはアルケーへの一撃で粒子残量が無くなり沈黙している。
縄子がエクシアのコックピットに行くとレオナは既に意識を失っていた。
脳量子波を酷使したエクシアの操縦と7ソードで身心共に限界を超えていたのだ。
「レオナ…」
縄子もまた怪我と披露で限界を越えていた。
その後、リンダが救助に来た時には二人はエクシアの中で寄り添うように眠っていたのだと言う。

一方、洋館のような広間でリボンズがアリーの戦いを傍観していた。
そしてレオナの生存が判明し、拳を握りしめてソファーから立ち上がる。
「サーシェスがしくじった!?
1007め…いやあの縄子の存在を甘く見ていた…
まぁいいさ、次の作戦でリヴァイヴが00ガンダムを奪取する
そうなれば1007など恐るに足りない」

救助された縄子とレオナは基地に戻っていた。
縄子は直ぐに回復したが、レオナの方は未だに意識が戻っていなかった。
「折角、起き上がったのに…もっとたくさんお話しがしたかった…」
縄子はレオナの頬にそっと手を当てる。するとレオナが僅に微笑んだ。
「どんな夢見てるのかな?
今度起きたら二人で美味しい物食べようね、レオナ」
そう言って縄子は格納庫へと向かった。

そして、縄子は再びエクシアの修理を始める。
「0ガンダムの修理は済んだし、次はエクシアね!」
エクシアのコックピットには今まで通り、あのラーズに似た少女が居た。
それ以来、縄子はその少女と過ごす時間が増えていく。
少女の正体はレオナの記憶が生み出した幻だった。
エクシアの粒子を浴びた縄子は一時的にレオナとの記憶を共有していた。
クレナがアミィに直に触れラーズの誓いを伝えるという願いを、レオナの記憶を介して縄子が無意識に具現化させていたのだ。

週間後、エクシアを含む新装備をトレミーへ輸送する日が訪れる。
未だ意識が回復しないレオナの面倒をリンダに託され、縄子は輸送艦を見送る。
その過程で縄子は少女の幻とも別れることになる。
別れ際にその少女はエクシアのコックピットの中で、昔ラーズがアミィに言いたかった再会の誓いを伝える。
それを受け縄子は初めてラーズの気持ちを知る事となり、縄子は心を救われるのだった。
199通常の名無しさんの3倍:2009/10/21(水) 23:44:43 ID:???
その後、月面でトレミーとイノベイターの激しい戦いが繰り広げられた。
そして、最後の決着はエクシアと0ガンダムとの戦いで決まることになり、両者の戦いはお互いを剣で刺し合う形で決まる。
剣は誓いの証。
リボンズの0ガンダム。
クレナのエクシア。
それはまるで、以前からあった決着の誓いを始めて果たされたかのようにも見えた。
事実、リボンズはこの時、自身へ迫るエクシアにクレナの姿が重なって見えていた。
そして、この決着はエクシアが残る形で終結する。まるでクレナの願いが生き続けるかのように。
200通常の名無しさんの3倍:2009/10/21(水) 23:45:34 ID:???
数ヶ月後。
縄子はラグランジュ5の基地でオペレーション任務に戻ることとなった。
「それは大変だったな」
その横にはお馴染みの相棒であるキョンの姿もあった。
ラグランジュ3襲撃の際には縄子とはぐれてしまったが、その後無事に脱出を果たしていたのだ。
縄子はアリーやリジェネとの死闘をキョンに語っていた。
「本当死ぬかと思った、でもレオナのおかげで助かったの…」
そう言って縄子はレオナの事を思い起こす。
あの戦い以来、未だにレオナの意識は回復していなかったのだ。
「縄子の恩人ならば、私もその子の見舞いに連れていってくれ」
キョンが言うと縄子は笑顔で頷き、両手を上げて伸びをする。
「では、昼休みにレオナの見舞いに行きますか!」
モミモミ…
その時、縄子に胸を何者かが揉む。
「この大きさ…」
モミモミ…
「この感触…」
モミモミ…
「この温もり…もうたまんない♪」
あまりの唐突さに放心状態だった縄子は、はっと我に返り怒鳴り散らす。
「こら〜誰だ、私の許可無く胸を揉むのは!」
「私ですよ縄子さん」
するとそこにはレオナの姿があった。
「レオナ!回復したの!」
「はい、ついさっき」
レオナは縄子と同じくピンク色のを制服を着て、下はミレイナと同じくミニスカートを着用していた。
「縄子さん…」
レオナは急に深刻そうな顔をする。
「何…」
その表情につられて縄子に緊張が走る。
「私、もっと縄子さんの胸の感触を皆で分かち合うべきだと思うんです!」
「は?」
「その話し乗った」
キョンが立ち上がる。
「乗るなそんな話し!」
言い合う縄子とキョンの姿を見て再びレオナが言う。
「あの、お二人は恋人どうしですか?」
「なかなかの目利きだな」
再びキョンが立ち上がる。
「何処がよ!むしろ節穴よ!」
こうしてレオナは再び起き上り、縄子との再開を果たしたのであった。
201通常の名無しさんの3倍:2009/10/22(木) 00:23:35 ID:???
「何だこれは?」
メディカルルームでクレナがモレノに箱を差し出す。
「中を見れば分かる」
モレノが蓋を開けるとそこには白いドレスが入っていた。
それを見てモレノは涙を流す。疑問に思ったクレナはモレノに問いかけた。
「何故泣く?」
「これは私へのプロポーズだよね?」
「は?」
「ウェディングドレスだろこれ」
どうやらモレノはクレナにプロポーズされたと勘違いしたらしい。
「ありえんな」
だがそれをクレナは冷静に返した。
「あっそ…」
モレノの涙がピタリと止まる。
「これは、私がある任務の際に着た物だ、任務で使用した嫌があるが物は非常に良い、だからこれをレオナへ贈る」
クレナはベッドの上で座る幼いレオナを見つめる。
「だが、サイズが合わないぞ?」
「今ではない、将来この子がアミィと再開した時に着て貰いたいのだ、折角の再会だ、恥ずかしい思いはさせたくない
だが私はそう長くない、だからその時が来たら代わりに渡してくれ」
モレノが微笑みながら言う。
「クレナ…だったらもう一つ贈るものがあるぞ」
「何だ?」
202通常の名無しさんの3倍:2009/10/22(木) 00:47:11 ID:???
数十分後。
メディカルルームには、そのドレスを着たクレナの姿があった。
視力が無い為、マスクは着けたままだが、普段結っている髪はほどいて今は下ろしている。

「クレナちゃん綺麗よ」
「お姫様みたいですぅ!」
リンダとミレイナもドレスの着付けを手伝いに駆けつけていた。
「馬子にもいしょ…むぐぅ!」
横でそう言いかけたイアンの足をリンダが踏みつけた。
「悪かったよ」

そして、レオナがクレナに近付き笑顔で呼び掛けた。
「クレナ綺麗だよ…私もクレナみたいに綺麗になりたい」
そんなレオナの頬にそっと手をあてクレナは静かに返す。
「そうか、お前が望めばきっとなれる」
「じゃ写真を撮るから二人で並ぶんだ」
モレノがカメラを構えた。
もう一つの贈り物。
それは二人が過ごした証を心に刻むこと、
そしてそれを思い出す為の鍵になる写真を残すことだった。
「クレナ、マスクを取るんだ!」
モレノがそうクレナに要求する。
「しかし、これがないと私は目が…」
するとレオナがクレナの手を掴み笑顔で呼び掛けた。
「安心して、私が一緒だよお母さん」
「レオナ…生意気なことを言う
リンダ、預かってくれ」
クレナはマスクを外しリンダに手渡す。
そこに現れたクレナの真の姿を見て一同は息を飲む。
普段は質実剛健なクレナが一変し、幻想世界に住むような清楚な姫を思わせる程の優雅さを見せたからだ。
「クレナは本当にお姫様だったですぅ…」
それは幼いミレイナですら思わず溜め息を漏らす程の美しさだった。

そして二人は並び手を繋いだ。
「クレナ笑うんだ〜」
モレノはカメラを構え直しながらクレナに要再び要求した。
だがクレナは笑わない。
そんなクレナの横でレオナが語りかけてきた。
「ねぇお母さん」
「何だ?」
「私、クレナがお母さんになってくれて嬉しいよ」
「そうか」
「お母さん、ありがとう」
そんなレオナの言葉を聞き、クレナは少し黙った後で静かに返した。
「こちらこそだ」
そしてシャッターが落ちる。
この時のクレナの顔は我が子を想う母親の様に穏やかに微笑んでいたのだという。
203通常の名無しさんの3倍:2009/10/22(木) 01:16:15 ID:???
その時に撮った写真よ。
リンダが縄子にクレナと幼いレオナが並ぶ写真を渡す。
「わぁ、この人がクレナさん!
本当にレオナと同じ顔…綺麗…」
縄子は白いドレスを着たクレナに見とれていると、その隣で手を繋ぐ少女を見て息が止まる。
「これが幼い頃のレオナ?本当にラーズにそっくり…」
数ヶ月前の戦いの際にリジェネから提示されたレオナの幼い写真を見て以来、縄子の中で僅にレオナに対する疑問が生まれていた。
写真だけではなく、レオナは戦闘中に昔ラーズが呼んでいたように『アミィお姉ちゃん』と言っていたからだ。
最初はイノベイターやアリーから自分の情報が伝わったものだと思っていたが、それなら『アミィさん』と呼ぶ筈なのである。
そんな疑心で悩む縄子にリンダが告白する。
「縄子さん、実はクレナちゃんにはレオナちゃんに会わせたい人が居たの」
「え…会わせたい人ですか?」
「ええ、その人はレオナちゃんのお姉さんで…アミィという名前なのよ」
「え…アミィ…ってまさか…私…?」
「レオナちゃんは、ここに来る前にAEUの孤児院でそのアミィと言う少女と過ごしていたのよ
そして…その後、爆弾テロにあって瀕死の重症を負うの」
「レオナ…やっぱり…」
縄子は胸を押さえてリンダの話しを聞き入る。
「でも、そこから生還したのはレオナちゃんに誓いがあったから
『ずっと一緒に居る、今度はその誓いを私が守る』
ってだからクレナちゃんはその誓いを守らせる為に亡くなった
レオナちゃんを守ってね…」
縄子は写真に写るクレナを見つめる。
「クレナさん…」
「所で縄子さんに二つお願いがあるの」
「何ですか?」
リンダは縄子に箱を渡す。
「まずはレオナちゃんにその写真とこの箱を渡してちょうだい
そしてもう一つはアミィさんを見付けて欲しいの」
「リンダさん…」
瞳に涙を溜めて縄子はリンダを見つめる。その縄子にリンダは笑顔で頷いた。
「はい…喜んで!」

その後。
「買い物…ですか?」
縄子はレオナを買い物に誘っていた。
レオナは今、ミレイナと共にガンダムの整備を担当していた。
イアンの反対を押しきり、幼なじみのミレイナが強引に引き抜いてきたのだ。
その格納庫に縄子は訪れていた。
「地上でね」
「地上…でも任務が…」
困った顔でレオナが返すと。
「イアンさんの許可はもらってるわ安心して」
レオナは一瞬表情を曇らせた後、微笑んで返えした。
「はい、楽しみにしてます」
「よろしくね」
204通常の名無しさんの3倍:2009/10/22(木) 01:22:51 ID:???
数日後。
縄子はレオナを連れてAEUの中にある街に訪れていた。
そこは縄子とラーズが昔住んでいた街。
店を廻り、カフェでアイスを食べ、レオナが行きたいと言った動物園で動物に触れる。
レオナは終始楽しいそうに笑っていた。
しかし、その中にあってたまに彼女が複雑な表情をしていたのを縄子は見逃さなかった。
「着いたわよ」
そして縄子はレオナを昔過ごした孤児院へと連れて来ていた。
「縄子さん…?」
複雑な表情で縄子の顔を見つめるレオナの手を引き縄子は歩きだす。
「中に入る前に少し行きたい所があるの、一緒に着てくれる?」
「はい…」
レオナの表情が曇る、そんな彼女の心を読むように空に厚い雲が集まり始めていた。

二人が来たのは孤児院から少し離れた丘だった。
空はすっかり陰り雨が降りだしている。
二人が傘をさしながら歩いていると、丘の先に何か十字架のような物が刺さっているのが見えた。
近付くとそれは十字架ではなく木製の剣であることに気付く。
「良かったまだ残ってた」
縄子はハンカチで剣の汚れを拭き取る。レオナはその剣を見て愕然とする。
「これって…」
そこにはラーズの名前が彫られていたからだ。
それがまるでラーズの墓碑であるかのように。
「これは私が組織に入る前日に自分で造って立てたの…
あの子…ラーズはヴァルキリーが好きで、女の子なのに何時も木の板を削って剣を造って遊んでたのよ
私もヴァルキリーみたいになるんだって」
縄子は剣を見つめる。
降り注ぐ雨が剣を濡らしている。まるでそれが悲しみの象徴であるかのように。
だが、良く見るとその剣にはもう一つの名前が刻まれていた。
アミィという名が。
「アミィ…」
レオナはその名前を見て気付く、これは自分だけではなくアミィの墓碑でもあるのだと。
「アミィ…これは私の名前
組織に入ると決めた時に私は一度死んで、新しい世界で生きることを決意をした
世界を変える人間が、自分を変えなくて何故世界を変えられるのかって…
だけど過去は捨ててはいけない、それは自分を変える原点がある所だから…
だから私はここに残したの、自分が世界を変えると決めた原点であるこの地に
重なる未来の中で薄れていく過去を繋ぎとめる意味で自分と妹の名を刻んでね」
そこにあったのは墓碑では無かった。
それは彼女の世界を変える誓いと、それを揺るがぬ物にする為に原点である辛い過去と向き合う場所。
刺さる剣は彼女の誓いの証だったのだ。
205通常の名無しさんの3倍:2009/10/22(木) 02:01:47 ID:???
縄子は剣を見つめた後レオナに向かい微笑んで言う。
「だからレオナも無理に捨てる必要はないよ、アナタが昔ここに来た理由がなんであれ
アナタは私の愛する妹だったんだから」
「!!…アミィお姉ちゃん…」
その瞬間、レオナの瞳から涙がこぼれ出す。
レオナの縄子との再会は果たされている。
しかし、レオナは自分がラーズであることを隠そうと決心していたのだった。
自分が孤児院に来た目的がイノベイドとしてアミィを監視することだったからだ。
今の自分は縄子にイノベイドだと言う事実を知られている。
その上で自分がラーズであると知れば、縄子とラーズが過ごした日々は偽りのものであった事に気付き、大きく傷ついてしまうからだ。
勿論、当時のラーズはヴェーダに植え付けられた架空の記憶により自身がイノベイドである自覚はなかった。
しかし、騙していたのは事実なのである。だからレオナはその事実を受け止め、せめて縄子の中にあるラーズとの思い出は綺麗なものとして残してあげたかったのだ。
だが縄子はそれに気付いていた。
にも関わらず、自分を受け入れてくれようとしている。
レオナは姉に対する期待と不安で弾む胸の鼓動を両手で必死に押さえつけた。
「でも、私…アナタを騙してた!」
「レオナ、私がアナタをここに連れて来たのは、
過去にどんな事実があっても、私はきちんと見つめるし受け止められることを伝えたかったから。
そして、アナタの過去も誓いも無理に封じ込める必要も、捨てる必要も無いこともね」
「アミィお姉ちゃん…でも…でも…」
「じゃないとクレナさんが悲しむわ」
縄子がバックから一枚の写真を手渡す。
それはドレスを着たクレナと幼いレオナが並ぶ写真。
レオナにとって大切な思い出の鍵となる写真だった。
写真の中のクレナの笑顔を見て、自分の誓いが叶うことを願っていたクレナを思い出す。
「お母さん…」
レオナはクレナを抱きしめるような気持ちで、その写真を胸元に寄せる。
「レオナ、おいで…」
そんなレオナに縄子は瞳に涙を溜めながら笑顔で手を広げる。
それを見てレオナは瞳から溢れる涙を流しながら縄子の胸に飛び込んだ。
「お姉ちゃん!…お姉ちゃん!」
縄子は自分の胸の中で泣くレオナを強く抱きしめた。
「大丈夫、今度こそずっと一緒だから、約束する」
レオナはその大きな胸の温もりと、声の優しさに包まれていく。
レオナのラーズとしての再会の誓いはここで初めて叶ったのだった。
206通常の名無しさんの3倍:2009/10/22(木) 02:48:44 ID:???
「これでよし」
縄子は誓いの剣にクレナの名前を刻む。
過去の自分達を繋ぎ、再会させてくれた証として。
「お母さんも喜んでるよきっと」
レオナはその新しく彫られたクレナの名を見て微笑んだ。
そんな二人の再会を祝福するように雨が止み、夕焼けで染まる雲の隙間から赤い光が差し込んでくる。
「行こうかレオナ」
雨上がりの穏やかな風が丘に流れる中、縄子はレオナに手を差し出す。
その手を取りレオナは笑顔で頷く。
「うん、お姉ちゃん」
手を繋ぎ二人は剣を後にする。
その時、その二人が立っていたその剣の前に夕日の赤い光が差し込む。
そこに現れた何かの気配に気付きレオナが振り向いた。
するとそこには光の中に立つクレナの姿があった。
(お母さん…)
そのクレナは幼い頃よく見た黒透明のマスクに白いパイロットスーツの姿だった。
クレナは縄子と繋ぐレオナの手を見つめた。
そして、レオナの心に直接クレナの声が響いき始めた。
『そうか、お前の願いは叶ったのだなレオナ』
その声にレオナは優しく微笑んで返した。
(うん、お母さんのおかげだよ)
『それは良かった』
クレナの姿が光の中にゆっくりと消えてゆく。
それを見送るようにレオナは赤い空を見上げた。
昔見た母の紅い瞳を見つめるように。
「お母さんありがとう」
そして、母に感謝の言葉を伝えた。
そんな彼女に気付き、縄子が呼び掛ける。
「どうしたのレオナ?」
「お母さんが、お姉ちゃんに会えて良かったねって…」
縄子もレオナと同じ様に空を見上げた。日が沈みかける赤い空、そこには星が一つ昇り輝いていた。
その星に見守られるようにレオナは再び縄子と共に歩み始めたのだった。
その日、二人は孤児院に泊まることにした。事前に縄子が連絡していた為か、院長が気を効かせて二人が昔過ごした部屋を空けてくれていたのだ。
そしてその夜、二人はその部屋で再会の祝杯を上げる。
レオナはクレナから贈られたドレスを着て、縄子も合わせるようドレスを着ていた。
テーブルにはワイングラスが3つ。
縄子とレオナ、そしてクレナの分である。
クレナの写真の前にレオナがそのワイングラスを置き縄子がワインを注ぐ。
「二人の再会と、そしてクレナさんに感謝を込めて乾杯」
「乾杯!」
二人はグラスを重ね、そしてクレナのグラスにも重ねる。
そんな二人の前に置かれた写真の中に立つクレナは、彼女達の再会を祝福するように優しく微笑んでいたのだった。

おわり。
207通常の名無しさんの3倍:2009/10/22(木) 02:50:56 ID:???
これで終わりです。
今まで読んでいただいた住民さん達に感謝いたします。

それではありがとうございました。
208通常の名無しさんの3倍:2009/10/22(木) 07:06:28 ID:???
GJ!
前半で出撃前に見たクレナの夢がラストのシーンを予感してたんだな
演出と戦闘が凝ってて良かった!
209通常の名無しさんの3倍:2009/10/22(木) 20:03:54 ID:???
長かった!
でも面白かったぜGJ!テーマの重い長編も良いけど、できるならばもう少しライトな短編も書いて欲しいな
210通常の名無しさんの3倍:2009/10/22(木) 22:32:51 ID:???
良く書き切った!まさに縄子への愛だなGJ!

0ガンダムとエクシアに乗ってる縄子とレオナが一緒になってダブルオーだな
良きエンディングだわ
211通常の名無しさんの3倍:2009/10/23(金) 08:46:51 ID:???
外伝として十分な出来だな
続編期待してるぜ
212通常の名無しさんの3倍:2009/10/23(金) 12:27:13 ID:???
レオナは縄子の乳モミキャラか…
羨ましい…(*´Д`)ハアハア
213通常の名無しさんの3倍:2009/10/24(土) 13:44:30 ID:???
おっぱいも大きくなって、しかもミニスカ
レオナは性的すぎるな
214通常の名無しさんの3倍:2009/10/24(土) 14:15:35 ID:???
台詞まわしのせいか
縄子は真綾
レオナは釘宮
で再生される
215通常の名無しさんの3倍:2009/10/24(土) 15:53:48 ID:???
一期OPのエクシア女神がミニスカになるんだろ?
これはやらしいな
声も釘ならアル声でクレナも出来そうだ縄子が坂本真綾なら、やっぱりルナマリア的な感じになるのだろうか?
216通常の名無しさんの3倍:2009/10/24(土) 16:19:38 ID:???
真綾が縄子さんか。けっこういいかも
217通常の名無しさんの3倍:2009/10/24(土) 16:44:00 ID:???
真綾の声なら母性的な落ち着きもあるから合うかもな
SSの中で縄子の本名が
アミィ、サウスフィールドてなってたが
アミィ→髪型の編み
サウス→アッキーナの名字 南 から取ったのかな?
218通常の名無しさんの3倍:2009/10/24(土) 17:02:40 ID:???
そうだと思うぜ
だがそうなると縄子は英語圏の生まれになるんだぜ?
219通常の名無しさんの3倍:2009/10/24(土) 17:10:07 ID:???
ダブルオー世界はそのへん良くわからんところがあるからなw
日本人なのにクロスロード姓とか、日系スペイン人のクジョウとか
ヨーロッパ在住で英語名ってのは普通なほうじゃね?
220通常の名無しさんの3倍:2009/10/24(土) 17:21:08 ID:???
300年後だからその辺は柔軟になってるかもな
ヴェーダがつける名前が一番ワケワカメなんだがw
221通常の名無しさんの3倍:2009/10/24(土) 17:38:00 ID:???
>>220
まさにボンズリセンスの輝く業だな
222通常の名無しさんの3倍:2009/10/24(土) 21:08:16 ID:???
格納庫
縄子「レオナ」
レオナ「お姉ちゃん、どうしたの?」
縄子「明日、一緒にショッピングなんかどうかなって」
レオナ「明日はミレイナと用事が…」
縄子「あ…それならいいの楽しんで来なさい」
レオナ「うん」

縄子「ミレイナにレオナを取られたですぅ…」
キョン「それは仕方ないさ、あの年頃は家族より友を選ぶんだからな」
縄子「わかってるわよ」
キョン「何なら明日の買い物は私が代わりに付き合おうか?」
縄子「気持ちは嬉しいけれど行き先はランジェリーショップなので…」
キョン「是非同行させていただこう」
縄子「変態は立ち入り禁止なので御断りいたします」
キョン「それは残念」
翌日の夜、縄子の部屋
ピンポ〜ン♪
縄子「は〜い」
レオナ「お姉ちゃん♪」
縄子「レオナ!…どうしたの?」

レオナ「お姉ちゃんにケーキの差し入れです」
縄子「わぁ、可愛いショートケーキ!…どうしたの?」
レオナ「今日はミレイナと一緒にリンダさんにケーキの作り方教えてもらったんだ
それでお姉ちゃんと一緒に食べたくて」
縄子「レオナ…ありがとう」

縄子「と、いうわけで昨日はケーキを美味しくいただきました」
キョン「私もだ」
縄子「?…キョンも?」
キョン「うむ、昨日レオナが来て君をよろしく頼むと言って私にケーキをくれた
二つの丸い山の形をしたショートケーキだ
彼女が言う通り君をイメージした見事な造型だった」
縄子「あの子は〜
…ん?…私をイメージ?
丸い二つの山って…まさか私の胸…」
キョン「うむ、先っちょの苺まで大変美味しくいただいた
ご馳走様でした」
パンパン(縄子の胸元に拝む)
縄子「このド変態!!」
キョン「ふっ…( ̄ー ̄)」

縄子「この悪戯娘がぁ〜!( ̄□ ̄;)!!」
レオナ「うわぁ〜もうバレた〜!」
223通常の名無しさんの3倍:2009/10/24(土) 22:16:02 ID:???
俺にもそのケーキをよこせ!
224通常の名無しさんの3倍:2009/10/24(土) 22:17:59 ID:???
ケーキと言わずに本物をよこせ!
225通常の名無しさんの3倍:2009/10/24(土) 22:52:42 ID:???
レオナ「私のおっぱいは私のもの
お姉ちゃんのおっぱいは私のもの」
縄子「何よ、そのジャイアニズム…」
226通常の名無しさんの3倍:2009/10/24(土) 23:08:36 ID:???
片乳でいいからくれ
227通常の名無しさんの3倍:2009/10/24(土) 23:30:15 ID:???
>>225
君には代わりにこれをあげよう
つMGエクシア
228通常の名無しさんの3倍:2009/10/24(土) 23:48:48 ID:???
>>227
刹那「ん?…俺のくれるのか?」
229通常の名無しさんの3倍:2009/10/25(日) 00:12:20 ID:???
お前じゃねぇよw
230通常の名無しさんの3倍:2009/10/25(日) 13:46:13 ID:???
レオナ「我々はおっぱい星からやってきた
おっぱい星人である」
縄子「我々…てアナタだけでしょ?おっぱい好きなのは」
キョン「縄子、実は私も…」
縄子「あ…もう一匹居た」
231通常の名無しさんの3倍:2009/10/25(日) 15:47:07 ID:???
ここに来る奴らはみんなおっぱい星人だと思うんだ
232通常の名無しさんの3倍:2009/10/25(日) 18:01:19 ID:???
俺は縄星人だ
233通常の名無しさんの3倍:2009/10/25(日) 19:19:34 ID:???
レオナたんはちょっと前までシリアスだったのに、またえらく面白い娘になっちまったなw
234通常の名無しさんの3倍:2009/10/25(日) 21:09:28 ID:???
おっぱいモミモミ
フェルト「きゃ!」
レオナ「ふむふむ…」
フェルト「誰この子?」


胸モミモミ
ミレイナ「ひゃ!」
レオナ「ふむふむ…」
ミレイナ「レオナくすぐったいですぅ!」


レオナ「やっぱりお姉ちゃんのおっぱいが一番だよ」
縄子「何を調べてるのよアナタは!」
レオナ「でも、ラッセさんのおっぱいはお姉ちゃんより強靭でした」
縄子「あれはおっぱいじゃないでしょ!」
235通常の名無しさんの3倍:2009/10/25(日) 21:30:16 ID:???
ラッセ「おっと…冷てぇ!」
ミレイナ「?…何故、胸にヨーグルト塗ってるんですか?」
ラッセ「おう、昨日どっかの女の子に胸触られて硬いって言われてよ
やっぱり良質な筋肉は柔らかいだろ?」
ミレイナ「はぁ…」
ラッセ「その女の子がな、肉はヨーグルトをつけると柔らかくなるって言うからやってるんだよ」
ミレイナ「それ…料理の方の肉では…ですぅ…」
ラッセ「?」
236通常の名無しさんの3倍:2009/10/25(日) 21:54:00 ID:???
ヨーグルトパックですかラッセ兄貴w
レオナはクレナのおっぱいも揉んでたのだろうか?
投下された絵のクレナは結構大きいおっぱいだったし
237通常の名無しさんの3倍:2009/10/25(日) 22:36:15 ID:???
縄子「おっぱいばかり触って、本当に甘えん坊で…」
リンダ「仕方ないわよ、6歳位の時に眠りに付いて今起きたらのだもの
体は大人でも心はまだ子供なのよ」
縄子「…たしかにそうですよね…
でもクレナさんにもそんなに甘えてたんですか?」
リンダ「う〜ん…甘えてはいたけど、胸には触らなかったわね」
縄子「そうなんですか…」


8年前
レオナ「クレナのおっぱい大きいね、触っていい?」
クレナ「ああ」
モミモミ
レオナ「あれ…?」
クレナ「硬いだろ?私の身体の半分は機械だ
だからこの胸も既に肉体ではない」
レオナ「…ごめんなさいクレナ…私…」
クレナ「良いのだレオナ
いや…私の方こそすまない、私には既に胸は無い、だから肉体として残るこの手でしか、お前を甘えさせることしかできぬ」
レオナ「ううん、クレナの手、凄く暖かいよ
私、クレナの手、凄く大好き」
クレナ「そうか、なら胸の方はアミィに甘えさせてもらえ
安心しろレオナ、アミィには私が必ず会わせる」
レオナ「うん、わかったよ
でも、その時はクレナも一緒だよ」
クレナ「…ああ」


縄子「そうですか…」
リンダ「だからクレナちゃんが胸で甘えさせてあげられなかった分も
甘えさせてあげてね」
縄子「はい」


縄子「さぁ!レオナ〜私の胸に飛び込んでらっしゃい!」
レオナ「うぅ…どうしたのお姉ちゃん…そんなに気合い入れて」
縄子「問答無用、さぁ来なさいレオナ!」
レオナ「嫌ぁ…なんか怖いよお姉ちゃん!」
縄子「あ!…こら逃げないの!」
レオナ「いやぁ〜ん怖いよ〜!」
238通常の名無しさんの3倍:2009/10/25(日) 23:56:20 ID:???
クレナ姉さんはやっぱり良いな
もし1期まで生きてたら若いマイスター達を引っ張る良い指導者になってたんだろうな
CB側にはこんな不屈の心を持つクールビューティがいなかったし
239通常の名無しさんの3倍:2009/10/26(月) 00:22:44 ID:???
不屈という意味では刹那が該当するな
ラッセも根性が座ってた
接近戦用のエクシアには必然的にそんな性格の人間が選ばれたのかもな
240通常の名無しさんの3倍:2009/10/26(月) 22:52:36 ID:???
SE見た
でも縄子居なかったよ1期分だから仕方ないかな、2期分に期待しよう
そう言えばリボンズはトランザムを手に入れる為にわざとシステムトラップにかかったらしいね
そう思うとSSに出てきた太陽炉の番人としてクレナのようなイノベイドは本当に必要だったんじゃないかなと思った
リボンズがクレナやレオナを殺したがってた背景が少し見えたような気がしたよ
241通常の名無しさんの3倍:2009/10/26(月) 23:28:42 ID:???
やっぱり縄子居ないのか… orz
劇場版ではイノベキラーが相手になるとかなら面白いな
242通常の名無しさんの3倍:2009/10/27(火) 20:23:43 ID:???
SSのネタを出されても実感がわかないな
もっと公式に基づいた話しは無いのかね
243通常の名無しさんの3倍:2009/10/27(火) 22:54:07 ID:???
そもそも1カットのモブなんだから話題も何も無いだろ?
244通常の名無しさんの3倍:2009/10/27(火) 23:35:41 ID:???
俺が言いたいのはSSの縄子でスレを進めたら始めて来た人は置いてかれるだろ
キョンとかレオナとかクレナなんてオリキャラ出されても意味不明だし
もう少し本編にそった話題に出来ないのかと
245通常の名無しさんの3倍:2009/10/28(水) 00:04:20 ID:???
そうしたいなら自分でやってみな
246通常の名無しさんの3倍:2009/10/28(水) 12:43:35 ID:???
1から読めばだいたいの内容は分かると思うがな
レオナやクレナも単純な妄想から生まれたものではないし
モチーフは1期OPのエクシア女神だそうだ
SSの内容を見てもその辺りのイメージと巧く一致させている
SS職人さんも物語の背景や設定を吟味して書いてるんだろうし
たとえ公式でなくても外伝の一部として話しを盛り上げるのもスレの楽しみ方の一つだろ?
それが気に入らないなら自分から積極的に話題を振れば良い
批判だけだったら誰もついてこないよ
長文スマン
前スレからSSへの批判が多いから言わせて貰った
247通常の名無しさんの3倍:2009/10/28(水) 20:52:20 ID:???
メインキャラとの接触はおろかセルフや動きも無いからな
本編と絡めるにも無理がある
逆に言えば妄想の自由度は上がるんだぜ?
248通常の名無しさんの3倍:2009/10/29(木) 00:19:30 ID:???
本編キャラと縄子の絡みオンリーってのも、ひとつのありようだと思うけど
なにせ2スレ目だしね。独自設定が増えるのもしょうがないでしょうよ

ご新規さんの為に、まとめスレを作るか前スレのログでもあげとくかい?
249通常の名無しさんの3倍:2009/10/29(木) 01:07:32 ID:???
自分勝手なネタを投下した為にの住人さんに不快感を与えてしまったようですね。

スレを汚してすみませんでした。
250通常の名無しさんの3倍:2009/10/29(木) 01:08:29 ID:???
いやいや、そんなに引くことは無いんだぜ
これからもいっぱい投下してもらいたいな
251通常の名無しさんの3倍:2009/10/29(木) 08:39:35 ID:???
>>248
あっても良いと思うけど
ここに新規で来る人は居るのだろうか?
252通常の名無しさんの3倍:2009/10/30(金) 02:43:49 ID:???
いネーナ
253通常の名無しさんの3倍:2009/10/30(金) 18:48:30 ID:???
これだけ過疎なら過去スレとか必要無いかもな
職人さんはもう嫌になったのかい?
254通常の名無しさんの3倍:2009/10/30(金) 18:54:56 ID:???
そんなに過疎ってるかな
最近は(このスレにしちゃ)賑やかだとすら思うけど
255通常の名無しさんの3倍:2009/10/30(金) 21:49:22 ID:???
俺もそう思う
確かに前スレに比べると爆発的な加速力は無いけどな
正直1スレ目で終わると思ってたし
256通常の名無しさんの3倍:2009/10/31(土) 06:26:52 ID:???
レオナ「う〜ん…う〜ん…」
縄子「何してるの?」
レオナ「ずっと寝てて体が固いから柔軟体操してるの」
縄子「なるほどね、でも床の上でやったら怪我するからマットの上でやりなさい
私も手伝ってあげる」
レオナ「わぁ、ありがとうお姉ちゃん」

翌日

レオナ「お姉ちゃん、今日も一緒にしてくれる?」
縄子「OKまかせて」
キョン「何をするんだ?」
レオナ「マットプレイ、30分コース」
キョン「それは羨ましい」
縄子「……」
257通常の名無しさんの3倍:2009/10/31(土) 09:14:34 ID:???
間違いではないw
258通常の名無しさんの3倍:2009/10/31(土) 11:24:38 ID:???
俺も縄子&レオナとマットプレイしたいw
259通常の名無しさんの3倍:2009/10/31(土) 11:46:26 ID:???
マットプレイなんて言葉を何処で覚えたのか?
超巨乳&超美少女による女の子同士のマットプレイも悪くない
260通常の名無しさんの3倍:2009/10/31(土) 14:54:28 ID:???
レオナたんはなかなかエロブラックな娘でつね
261通常の名無しさんの3倍:2009/10/31(土) 21:22:42 ID:???
今日電ホの外伝読んだけど
この前のSS設定が少し噛み合う感じだった
ヴェーダの登録してあるイノベイドは特定のイノベイドの支配下に入るとか
死亡登録されたら支配下にならないとかね
だからヴァーダが支配された場合に逆にヴェーダに対抗できるイノベイドとしてクレナやレオナの存在が必要だったのかな?って外伝読みながら少し考えてしまったよ
262通常の名無しさんの3倍:2009/10/31(土) 21:47:52 ID:???
>>261
マジで?明日立ち読みしてくるわ
263通常の名無しさんの3倍:2009/11/01(日) 12:13:27 ID:???
仮にSSに出てきたような7シリーズの存在が居たとしたら、今度はその7シリーズを抑制する何かが必要だよな?
264通常の名無しさんの3倍:2009/11/01(日) 12:32:27 ID:???
イノベキラーが暴走した時に対抗する意味も込めて人間のマイスターを採用したとか?
265通常の名無しさんの3倍:2009/11/01(日) 12:38:08 ID:???
レオナの細胞異常は意図的に仕組まれたものなのかな?

あと、ボンズリ様が語るところによると元々支配欲が薄く人間に寄り添いやすい性格に調整されてる
ってのも一種の安全装置なのかな
266通常の名無しさんの3倍:2009/11/01(日) 12:45:42 ID:???
細胞異常は強化の代償だけど、自分がイノベだと自覚した時でも同じ寿命に制限がある人間に近い立場で物を考えさせる効果もあるとかかな?
267通常の名無しさんの3倍:2009/11/01(日) 12:50:30 ID:???
クレナ姉さんは人間に冷たかったな
268通常の名無しさんの3倍:2009/11/01(日) 12:57:13 ID:???
クレナは自分が近くにいると周りの人間に不快感を与えると自覚してたみたいだ
リンダに食事に誘われてもそんな言葉で断ってたし
269通常の名無しさんの3倍:2009/11/01(日) 13:18:33 ID:???
そんなシーンがあったのか・・・
270通常の名無しさんの3倍:2009/11/01(日) 13:50:28 ID:???
なんかジャンケンみたいだなw
イノベ→人間より優れてる
人間→07シリーズが手を出せない
07シリーズ→イノベより優れた能力

どれか一つが反逆しても抑止力は存在する
本編では刹那が07シリーズの位置に来た感じになるな
271通常の名無しさんの3倍:2009/11/01(日) 15:25:01 ID:???
ツインドライブやトランザムを人類に託したのも
それを扱う7シリーズと手を取り合うようにさせるためなら納得できるな
272通常の名無しさんの3倍:2009/11/01(日) 15:54:39 ID:???
もしクレナ姉さんが生きてたら、そのままエクシアのマイスターになってたのかな?
273通常の名無しさんの3倍:2009/11/01(日) 16:43:06 ID:???
時期的にグラーベが死んだ後になるから
その頃にはラッセか刹那に決まってたんじゃないか
リボンズが自分の計画の障害になりそうなクレナをわざわざマイスターにする筈がないし
274通常の名無しさんの3倍:2009/11/01(日) 17:50:06 ID:???
逆に仲間に抱き込もうとしてた1ガンダムに乗せる云々てあったような
1期のラストで大使の代わりにクレナが1ガンダムに乗って来たらどうなってたことやら
275通常の名無しさんの3倍:2009/11/01(日) 18:32:53 ID:???
そこで出てくるなら、レオナの体を乗っ取ったことになるから
愛を失った黒クレナになってるな

クレナ「私は愛する者にこの身を破壊され一度滅んだ・・・
ならば貴様らも味わえ、絶望という名の破壊を」
刹那「お前は歪んでいる!」
クレナ「私が歪んでいると言うのならば、今度こそ私をその剣で破壊してみろエクシア」
刹那「お前の歪みを破壊する!うおぉ!」


ハム「私の出番が無くなる」
276通常の名無しさんの3倍:2009/11/01(日) 19:15:14 ID:???
因縁めいたものを感じるなw
277通常の名無しさんの3倍:2009/11/01(日) 21:15:00 ID:???
さて次回作は無いのかな?
SS職人さんは凹んでたし
画職人さんはあれから投下してないから
もう居なくなったのかな?
278通常の名無しさんの3倍:2009/11/01(日) 22:07:59 ID:???
二人とも控え目な感じだからな
気長に待とうや
279通常の名無しさんの3倍:2009/11/02(月) 19:54:46 ID:???
へこんで無いです。

まさか自分が適当に考えたネタを色々考察されていたとは…orz

続きが閃き始めたのですが、質問です。

・またレオナを使っていいですか?
・リボンズの同型(女の子)を使いたいのですが、やっぱりこれも駄目ですか?
280通常の名無しさんの3倍:2009/11/02(月) 20:59:29 ID:???
外伝の一部だと思ってるから気にせず作ってくれ
ヒリングみたいな女の子か?
281通常の名無しさんの3倍:2009/11/02(月) 22:21:17 ID:???
自分を信じてドーンと行ってもらいたい
楽しみにしてまっせ
282通常の名無しさんの3倍:2009/11/02(月) 23:12:37 ID:???
ありがとうございます。
まだ閃いたばかりで話しがまとまって無い上に、また携帯でポチポチ打ち込むので投下はかなり先になるかもです。

リボンズ型の女の子は、ヒリングの髪をロングのストレートに変えて、ツインテールにした女の子です。
でも瞳の色は何故かレオナと同じ緑色です。
名前はまだ考え中ですが、メローデ・F・ファーストにしようかなと…名前に深い意味はありません。
顔はヒリングと同じつり目ぽいですが性格は少し穏やかな感じです。

メローデは戦闘型ではありません。身体も生まれつき弱く貧乳です。
そのせいか彼女は縄子の胸を見た途端にカルチャーショックを受けて気を失ってしまいます。

こんな感じです、また変わるかも…です。
283通常の名無しさんの3倍:2009/11/02(月) 23:42:33 ID:???
じらさないでよ!
なんか予告編ぽく書いてYO!
284通常の名無しさんの3倍:2009/11/02(月) 23:58:25 ID:???
緑毛のツインと来たか!
メローデたんは敵じゃないのかな
しかし縄子のおっぱいで倒れるとはまたwww
285通常の名無しさんの3倍:2009/11/03(火) 00:17:44 ID:???
まさか・・・
レオナ→エクシア
メロ→00ライザー
ではあるまいな?
286通常の名無しさんの3倍:2009/11/03(火) 00:42:09 ID:???
>>283
自分の捻りの無いネタでそれをやると、それだけで話しの落ちが見えてしまいます…

>>285
そこまで考えてないです…
たしかに00ってツインテールぽいですけど…
287通常の名無しさんの3倍:2009/11/03(火) 00:56:28 ID:???
なんだ00ライザーじゃないのか(´・ω・`)
288通常の名無しさんの3倍:2009/11/03(火) 01:18:02 ID:???
駄目だヒリングのツインが想像出来ない
絵氏さん描いて!
289通常の名無しさんの3倍:2009/11/03(火) 11:43:03 ID:???
メローデ様!
レオナ様!
二人共お姫様みたいな名前だw
290通常の名無しさんの3倍:2009/11/03(火) 12:27:02 ID:???
メローデはツンデレに違いない
291通常の名無しさんの3倍:2009/11/03(火) 13:15:50 ID:???
ヒリング系ならツンデレも有りだろうけど
イノベイドは個々で性格が違うからな
同じリボンズ系のレイブなんか全く別物だし
292通常の名無しさんの3倍:2009/11/03(火) 14:38:58 ID:???
レイブはグラーベに殺られる前はリボンズより凶悪な性格だよな
緑系は結構悪なイメージが強いよな
293通常の名無しさんの3倍:2009/11/03(火) 16:11:58 ID:???
耳より上で結ったいわゆるツインテールなのか
ストレートだから肩より下でまとめた二つ結びなのか、どっちだろう
294通常の名無しさんの3倍:2009/11/03(火) 17:08:46 ID:???
ストレートって直毛って意味じゃね?
ヒリング癖っ毛だからな
ツインテールって耳より上で結んでる感じだと思うぜ
295通常の名無しさんの3倍:2009/11/03(火) 17:29:05 ID:???
こういうことかな?
http://imepita.jp/20091103/413700/8162
296通常の名無しさんの3倍:2009/11/03(火) 17:34:24 ID:???
ちょwwwwこれはwwww
297通常の名無しさんの3倍:2009/11/03(火) 18:26:21 ID:???
>>293
ヒリングの髪を伸ばして耳の上二ヶ所で結んだ感じだろうね?

>>295
見れない
何をうPした?
298通常の名無しさんの3倍:2009/11/03(火) 19:09:12 ID:???
ネギ好きなネットアイドル
299通常の名無しさんの3倍:2009/11/03(火) 20:44:55 ID:???
誰だよそれ?
300通常の名無しさんの3倍:2009/11/03(火) 21:40:01 ID:???
みなさん少し縄子から脱線してますよ〜

原因作ったの自分だからこれ以上言えませんが…
301通常の名無しさんの3倍:2009/11/03(火) 22:28:23 ID:???
>>300
職人さんか?
SSの話しだから別に良いんじゃない?
住人同士で縄子ワールドを語るのも悪くない
所でメローデはミクをイメージしてればいいのかな?
302通常の名無しさんの3倍:2009/11/04(水) 00:39:58 ID:???
職人に無視された(´・ω・`)
303通常の名無しさんの3倍:2009/11/04(水) 01:06:59 ID:???
無視してはいないだろうが
無視されても仕方ないんじゃね?なんで大人しく待ってられないかな
304通常の名無しさんの3倍:2009/11/04(水) 12:07:03 ID:???
だが他にネタ無いしな・・
固定概念にとらわれずSSの妄想を楽しむのもこのスレの良い所だぜ
305通常の名無しさんの3倍:2009/11/04(水) 19:42:42 ID:???
おかげでメローデたんがミクミクで想像出来るようになった
306通常の名無しさんの3倍:2009/11/05(木) 08:33:11 ID:???
メロたんには歌を歌ってほしいな
307通常の名無しさんの3倍:2009/11/05(木) 12:48:03 ID:???
SSいつ来るかな
308通常の名無しさんの3倍:2009/11/06(金) 00:14:51 ID:???
初音ミクは可愛いから好きです。

でも、歌を取り入れるとマクロスぽくなりますよね…
それに表現力と文章力に乏しい自分には厳しい…

一応、ありきたりな小ネタですが投下させていただきます。
309通常の名無しさんの3倍:2009/11/06(金) 00:20:24 ID:???
「う〜ん…眠い…」
起床の時間。
何となく開いた目に映るのは目覚まし時計。
どうやらアラームが鳴る前に起きてしまったようだ。
私はまだ開ききらない目を擦りながら目覚ましのタイマーを切ろうと手を伸ばす。しかし…
「身体が…重い…」
身体に何かがまとわりつくような重さを感じそれ以上動がかないのだ。
「またか」
布団を上げてみるとレオナが私にしがみつくような形で眠っていた。
「やっぱり…レオナ朝ですよ〜」
レオナの頭をコンコンとこずくと、彼女はゆっくりと瞳を開けて私を見上げた。
「寒いよお姉ちゃん…」
身体を震わせながらレオナは私の胸に顔を埋めて再び眠ってしまった。
「この甘えん坊め…」
私は再び布団を被り、目覚ましの時報が鳴るまでレオナの寝息に耳をかたむけることにした。

「いい加減、自分の部屋で寝たらどうなの?」
数十分後、キッチンで朝食の玉子焼きを作りながら、私は隣でサラダを作るレオナに呼び掛ける。
「たまにはいいでしょ?」
「たまにじゃなくて毎日でしょ…」
私が呆れたように言うとレオナはそれを楽しむようにクスりと笑って返した。
「そうだね、お姉ちゃん♪」
「もう…この子は…」
組織の一員として働くレオナには個室が与えられていた。だが決まって彼女は朝になると私のベッドの中に侵入していたのだ。
ドアにロックがかかって入れないはずなのに。

「毎回毎回、どうやってセキュリティを突破してるのかね、君は?」
朝食の仕度が終わり私達はテーブルに座って食事を開始する。
トースト、ベーコン付きの玉子焼き、コーンスープ、レタスとミニトマトのサラダ。
軽い朝のメニューがテーブルに並ぶ、私はトーストにバターを塗りながらレオナに尋ねた。
「気合いですよ」
と、フォークを持ってなかなか刺さらないミニトマトと格闘しながら彼女は答えた。
「だったらそのミニトマトのセキュリティも気合いでなんとかしなさい」
すこし嫌味ぽく言うと、レオナはニコリと笑って返してきた。
「ミニトマトは苦手…でもお姉ちゃんは大好きだから気合いが入るんだよ」
笑顔と共に輝く緑色の瞳、その輝きにつられ私も思わず笑みを溢してしまう。
「そう、でも好き嫌いは駄目よ♪」
私は自分のミニトマトを刺してレオナの口に運ぶ。
「いじわる…」
それを食べて渋い顔をするレオナがとても愛らしく見えた。

そんなレオナの姿を見て、朝一緒に目覚めるくらいは許してあげようと思う私なのであった。
310通常の名無しさんの3倍:2009/11/06(金) 06:36:33 ID:???
いいな俺も縄子を抱き枕にしたい!
ミクは無理に意識する必要はない
自分の書きたいように書いてくれ
311通常の名無しさんの3倍:2009/11/06(金) 12:27:57 ID:???
GJ!
縄子とレオナのパジャマとエプロン姿を想像した!
312通常の名無しさんの3倍:2009/11/06(金) 17:58:50 ID:???
最早シスコンの域だなw
313通常の名無しさんの3倍:2009/11/06(金) 22:08:45 ID:???
矢追だ矢追だ
314通常の名無しさんの3倍:2009/11/06(金) 22:09:27 ID:???
で、二人は何時入籍するのよ
315通常の名無しさんの3倍:2009/11/06(金) 23:19:14 ID:???
ん?俺と縄子がか?
316通常の名無しさんの3倍:2009/11/06(金) 23:51:19 ID:???
姉妹同士で寝るのは普通じゃね?
俺もよく姉ちゃんの布団に潜り込んで胸や股間を触ってたし
317通常の名無しさんの3倍:2009/11/07(土) 00:06:18 ID:???
ピンク板池
318通常の名無しさんの3倍:2009/11/07(土) 08:36:34 ID:???
レオナ「そろそろ太陽炉をエクシアに返してもらう」
刹那「ほしいならば戦えレオナ・アイ」


縄子「でまた完敗したの?」
レオナ「(´・ω・`)」
縄子「これで10連敗ね…
まぁ、当然ね
太陽炉も付いてないエクシアでダブオーライザーに勝てるわけないもの」
レオナ「(´;ω;`)ブワァ」
縄子「あ…次は勝てる勝てる、だから泣かないの」


メローデ「何回やっても何回やっても♪
ダブオーが倒せないないよ〜♪
あの量子化何回やってもよけれない♪
ソードビットを撃ち続けて全て簡単に落とされる♪
GNブースト試してみたけど量子化相手じゃ意味がない♪
だから次は絶対勝つために僕はソードビットだけは最後までとっておく〜♪
ル〜ラルル〜♪」
※♪エアーマンが倒せないより

レオナ「。・゚・(ノД`)・゚・。 」
縄子「……」
319通常の名無しさんの3倍:2009/11/07(土) 09:08:42 ID:???
レオナてそんなに弱いのか
320通常の名無しさんの3倍:2009/11/07(土) 09:27:16 ID:???
いや、強化イノベで凄く強いんだろうけど
流石に純粋種+ダブルオーには勝てないとは思ってね
321通常の名無しさんの3倍:2009/11/07(土) 09:51:22 ID:???
ズンボリ様でも炉無しエクシアじゃ00には勝てない罠
322通常の名無しさんの3倍:2009/11/07(土) 10:26:32 ID:???
メロたんが歌ってるよw
量子化は普通に反則だな劇場版ではどうすんだか
323通常の名無しさんの3倍:2009/11/07(土) 10:54:06 ID:???
クアンタの名が示す通り量子化はやると思う
324通常の名無しさんの3倍:2009/11/07(土) 14:15:03 ID:???
ここに出てきたエクシアのソードビットはクアンタへの繋がりを感じる
325通常の名無しさんの3倍:2009/11/07(土) 18:40:00 ID:???
デザインもエクシアに似てるしな
レオナはジョーカー的な存在で良いと思う
るろ剣でいう剣心の師匠のような裏番長な感じ
326通常の名無しさんの3倍:2009/11/07(土) 19:31:09 ID:???
クレナやレオナのやった脳味噌ブレイカーが真イノベの刹那に効くなら勝負にすらならない
327通常の名無しさんの3倍:2009/11/07(土) 19:46:52 ID:???
ズンボリやリジェネは単純に能量子波の強さが劣っていたからとかなら、刹那の場合未知数だから分からないぜ
328通常の名無しさんの3倍:2009/11/07(土) 20:31:55 ID:???
むしろ刹那がエクシアを返せといって襲い掛かってくるのでは
329通常の名無しさんの3倍:2009/11/08(日) 01:25:27 ID:???
何?…襲うだと?

レオナたんを…(*´Д`)ハアハア
330通常の名無しさんの3倍:2009/11/08(日) 12:14:42 ID:???
縄子「ん〜もう!そんなにおっぱいが好きなら自分のおっぱいを揉みなさい!」
レオナ「え〜やだよ〜」
縄子「なんで嫌なの?」
レオナ「だって私おっぱい小さし…それに…」
縄子「それに?」
レオナ「濡れるし」
縄子「……」
331通常の名無しさんの3倍:2009/11/08(日) 14:00:28 ID:???
何処が濡れるんだよw
332通常の名無しさんの3倍:2009/11/08(日) 14:52:46 ID:???
ちっちゃい胸は感度が良いらしいぜ
333通常の名無しさんの3倍:2009/11/08(日) 17:35:20 ID:???
レオナやクレナは戦闘用イノベらしく筋肉質なスレンダーボディで
縄子はやっぱりグラビアアイドルなみにナイスなボディだと思うんだ
334通常の名無しさんの3倍:2009/11/08(日) 18:35:14 ID:???
レオナについては眠ってた期間が長いから、鍛えれば筋肉質に成るけど
いまのところ程よく肉もついてる柔らかい少女体型ってイメージかな
2期フェルトの背を低くしたような体型で想像している
335通常の名無しさんの3倍:2009/11/08(日) 18:59:38 ID:???
そういえばイノベって不老だから成長しないんじゃなかったか?
なんでレオナは幼女から少女になってんだ
336通常の名無しさんの3倍:2009/11/08(日) 20:17:52 ID:???
1から読み直せといいたいが・・・
7シリーズの強化障害である細胞異常でクレナの体に異常が出てきて
代わりの体として用意されたのが同型のレオナ
でもレオナの体はまだ幼くて小さくパイロットとして使えないから、モレノがナノマシンか何かで大人になるように調整したんだろ
おかげで1期OPに出てくるエクシア女神よろしくな可愛い少女が出来上がったわけだ
337通常の名無しさんの3倍:2009/11/08(日) 20:24:31 ID:???
>>335
モレノがなんかしたんじゃなかったかな?
338通常の名無しさんの3倍:2009/11/08(日) 20:38:51 ID:???
すまんな
新参なんで許してくれ
339通常の名無しさんの3倍:2009/11/08(日) 21:21:18 ID:???
メローデ編はまだかな?
リボンズタイプならやっぱり敵役で出てくるのかな?
340通常の名無しさんの3倍:2009/11/08(日) 22:22:11 ID:???
戦闘とか無いかもよ
あまり騒ぐと職人がやりずらくなるからやめようぜ
341通常の名無しさんの3倍:2009/11/08(日) 23:40:25 ID:???
お前らあんなSSのなにが面白いの?
続きなんて期待してないよ
むしろあんな無駄に長いSS垂れ流しされて迷惑だ
オナニーは人目の無い所でやれよ
342通常の名無しさんの3倍:2009/11/09(月) 01:19:18 ID:???
俺は面白いと思うし新作を見たいな
ダブルオーという作品を良くわかってる職人さんだと思うので
縄子の活躍以外にも見所がいっぱいあるし、いつも期待してるよ
343通常の名無しさんの3倍:2009/11/09(月) 07:15:53 ID:???
>>342
前スレから居る荒らしだから相手にしない方がいい
344通常の名無しさんの3倍:2009/11/09(月) 12:40:42 ID:???
ミク似のメローデたん
ミクミク好きの俺には次回作が楽しみで仕方ない
345通常の名無しさんの3倍:2009/11/10(火) 02:11:34 ID:???
たびたびのお目汚し
癖っ毛が無いとヒリングっぽさが出ないですね……

ttp://imepita.jp/20091110/077560
346通常の名無しさんの3倍:2009/11/10(火) 07:34:13 ID:???
>>345
これは可愛い!GJ!
ミニスカがたまらんのです!
347通常の名無しさんの3倍:2009/11/10(火) 12:23:35 ID:???
>>345
リボンズの髪がそんな感じだから良いと思うぜ!
ソレビの制服を着てるのはやっぱり縄子の仲間になるってことかな?
348通常の名無しさんの3倍:2009/11/10(火) 17:07:53 ID:???
これCBの制服だったのか
349通常の名無しさんの3倍:2009/11/10(火) 18:59:26 ID:???
CB制服……を少々ミックミクにした何かと思っていただけると

服を考えるセンスが無いもので、適当に描いてしまいました。申し訳ない
350通常の名無しさんの3倍:2009/11/10(火) 19:22:30 ID:???
ミクミクにされました
ご馳走さま!
351通常の名無しさんの3倍:2009/11/10(火) 21:04:08 ID:???
>>349
まだネタも投下してないない内にメローデの絵を描いて頂けるなんて感激です。

リボンズの特徴を巧く取り入れた可愛いらしい女の子ですね。

またの投下を楽しみにしています。
352通常の名無しさんの3倍:2009/11/10(火) 23:06:52 ID:???
>>351
SS職人さんか?
こんなこと聞くのは失礼かもしれないが
メローデのSSは本当に投下されるの?
せっかく絵師さんもキャラを描いてくれたから是非完成させてほしいな
時間がかかるなら予告程度でもいいからなんか書いてほしい
353通常の名無しさんの3倍:2009/11/11(水) 01:45:49 ID:???
プレシャーが…(´・ω・`)

歌を取り入れようと考えると話しがうまくまとまってらなくて…
一応…大スジで下手な予告編ぽく。


主な登場人物。
・縄子
・レオナ
・刹那
・メローデ
・マリナ

・レベッカ・コーナー(赤髪の女性)
・ヘル(謎の少女)
・ゲイト・トゥレイビー(レベッカの秘書、茶髪ショートの眼鏡娘)

354通常の名無しさんの3倍:2009/11/11(水) 01:49:44 ID:???
やべえ……
登場人物一覧だけでwktkしちまうぜこれは
355通常の名無しさんの3倍:2009/11/11(水) 01:59:11 ID:???
台本式で書きます。

新たな勢力?
ヘル「人を裁くのは人、神を裁くのは我々なのです」

新たな始まり?
ゲイト「ボス、ファーストが逃げました、しかもGNドライヴIの搭載機でです」
レベッカ「そうですか、彼女もGNドライヴIを使えたのですね」

仲間割れ?
刹那「レオナ、お前はエクシアに乗る資格はない」
レオナ「……」
縄子「エクシアほっぽり出してたアンタが何言ってるのよ〜」
刹那「痛たたた!」

新たなレオナの名前?
ブシドー「我が名はMr.ブシドー、剣に魂を込める者なり」
レオナ「むっ…我が名はMr.キシドー!剣に誓いを込める者!」
刹那「何を言っているんだアイツは」
縄子「ミスターって…女の子でしょアナタは…」

新たな出会い?
レオナ「こんにちは」
メローデ「……」
マリナ「あ…この子、声が出ないのよ」
レオナ「大丈夫、私には聞こえるから」
メローデ「!!」
縄子「こらレオナ、また勝手に居なくなって!」
メローデ「!!」バッターン!
縄子「ど…どうしたのこの子倒れて…」
マリナ「メローデ!メローデ!」
レオナ「おっぱいがいっぱ〜い♪だって」
356通常の名無しさんの3倍:2009/11/11(水) 02:00:47 ID:???
新たなGNドライヴ?
イアン「あれはただの疑似太陽炉じゃない
ツインドライヴの特性を使った感性のある生きた疑似太陽炉だ」
刹那「生きた疑似太陽炉?」
イアン「今のワシらの技術じゃ造れん
これを造った奴はワシらより先にツインドライブの存在を知っていた者だぞ」

新たな計画?
ヘル「ソレスタルビーイングがやらなくても我々がリボンズを裁いていました」
レオナ「え…」
ヘル「さぁ、帰ってきなさい、我々と共に次の計画に進むのです」
レオナ「私は…お母さん…」

新たなガンダム?
ヘル「純粋種…00ガンダム…ですか
II0VIIよアナタとガルムガンダムの力を見せてあげなさい」

新たな可能性。
レオナ「大丈夫…アナタの歌は私が伝えるから…」

ガンダム00N(縄子)。
遠い未来に投下するかも〜。

マリナ「空から歌が降ってくる…」
縄子「ええ…優しい気持ちと共に…」


感が良い方なら、ほとんどの展開が分かる単純な内容とオチです。
もしかしたら投下出来ないかも…
投下出来てもご存知の通り、文章表現力と構成力がないので…
おゆるしを…(´・ω・`)
357通常の名無しさんの3倍:2009/11/11(水) 02:20:47 ID:???
マリナってwww
まさかミクミクにゴロゴロソングを歌わせるつもりかwww
358通常の名無しさんの3倍:2009/11/11(水) 08:48:53 ID:???
俺はゴロゴロ好きだぜ
もしかしてヘルは7シリーズか?
359通常の名無しさんの3倍:2009/11/11(水) 10:14:22 ID:???
台詞からして関係あるかもな
360通常の名無しさんの3倍:2009/11/11(水) 12:52:27 ID:???
ヘルは地獄の女王のことで
ガルムは地獄の門の番犬のことだな
ガルムガンダムってたしかMSVに出てきたガンダム顔のガデッサだよな
また面白い機体を持ってきたな
00に勝てる性能ではないけど新型太陽炉が関係してるのか
361通常の名無しさんの3倍:2009/11/11(水) 19:56:29 ID:???
リボガンはツインドライブ化で基本性能ではダブルオーに勝ってるからな
ガ系でもそれかりに強くなるだろうぜ
362通常の名無しさんの3倍:2009/11/11(水) 20:42:02 ID:???
>>345
レベッカたん
ヘルたん
ゲイトたん
も描いて〜
363通常の名無しさんの3倍:2009/11/12(木) 07:41:50 ID:???
縄子とHしたい
364通常の名無しさんの3倍:2009/11/12(木) 12:33:34 ID:???
俺も
365通常の名無しさんの3倍:2009/11/14(土) 12:06:05 ID:???
急に過疎ったな
366通常の名無しさんの3倍:2009/11/14(土) 12:08:52 ID:???
よくあることさ
367通常の名無しさんの3倍:2009/11/14(土) 13:46:13 ID:???
他も似たようなもんだ
むしろここは頑張ってるほうだと思うぜ
1カットキャラで大したものだよ
368通常の名無しさんの3倍:2009/11/14(土) 15:53:55 ID:???
ネタスレかと思ったらもう2スレ目だもんな
369通常の名無しさんの3倍:2009/11/14(土) 19:56:33 ID:???
2ndの11話が放映されたのが去年の12/14だから
もうすぐ縄子さんが世に出て1年だぜ!
370通常の名無しさんの3倍:2009/11/14(土) 23:22:17 ID:???
縄子の誕生日には俺の熱い口づけを(´3`)
371通常の名無しさんの3倍:2009/11/15(日) 00:17:08 ID:???
お疲れ様と感謝の気持ちを込めて
縄子には胸揉み券を作ってあげようかな
372通常の名無しさんの3倍:2009/11/15(日) 14:07:14 ID:???
あれから1年ですか。
月日が経つのが早いですね。
373通常の名無しさんの3倍:2009/11/15(日) 22:41:17 ID:???
>>371を見て
レオナ「はい、お姉ちゃんプレゼント」
縄子「あら肩揉み券!ありがとう!」
レオナ「ノンノン!よく見てよお姉ちゃん」
縄子「え?…え〜と胸揉み券…」
レオナ「イエ〜ス!」
縄子「廃棄決定〜!」
レオナ「あ〜ん棄てないで〜」


ミレイナ「で、突き返されたですか?」
レオナ「うん…」
ラッセ「お?なんだそりゃ…胸揉み券?
いいじゃねぇか!」
レオナ「だよね!大きいおっぱいは揉むべきだよね!」
ラッセ「そうだ、大胸筋もたまにはマッサージしないとな
じゃやってくれ」
レオナ「へ?」
ラッセ「でっかい胸を揉むんだろ?」
ミレイナ「それおっぱいじゃなくて筋肉…」
レオナ「やってみる!」
胸ツンツン
ラッセ「むふっ♪( ̄ー ̄)」
胸ピクピク
レオナ「ひっ( ̄□ ̄;)!!」
ミレイナ「……」
374通常の名無しさんの3倍:2009/11/15(日) 23:25:36 ID:???
胸の筋肉はマッサージ必要なのかw
375通常の名無しさんの3倍:2009/11/16(月) 00:16:18 ID:???
兄貴も癒されたいのさ
レオナのような00きっての美少女にさわられたらもう・・
376通常の名無しさんの3倍:2009/11/16(月) 00:50:36 ID:???
顔を赤めながら漢の胸に触るうぶなレオナたんを受信した
377通常の名無しさんの3倍:2009/11/16(月) 01:15:55 ID:???
駄目だよ縄子とレオナは入籍済みなんだから
378通常の名無しさんの3倍:2009/11/17(火) 17:50:51 ID:???
縄子の出身がAEUなのは何か公式設定があるから?
379通常の名無しさんの3倍:2009/11/17(火) 18:49:22 ID:???
公式設定は無いよ
SSの中の設定
380通常の名無しさんの3倍:2009/11/17(火) 21:41:46 ID:???
日本人の方が良くね?
アッキーナがモデルなんだろ?
381通常の名無しさんの3倍:2009/11/17(火) 22:42:09 ID:???
日系ヨーロッパ人なんだろう
382通常の名無しさんの3倍:2009/11/17(火) 22:43:16 ID:???
どこでもいいと思うぜ
ユニオン系の日本ならグラハムとかとの絡みが期待できるが
383通常の名無しさんの3倍:2009/11/17(火) 23:38:10 ID:???
前にも出てたがスメラギもヨーロッパなのにクジョウだからな
個人の好みでいいんじゃないか?
日本がいいなら自分でネタ振りすればいいんじゃね?
384通常の名無しさんの3倍:2009/11/18(水) 02:40:27 ID:???
つーかさ
レオナとかキョンとか本編と無関係なものは一度無しにしてほしいんだよ
正直SSの設定は複雑な割りに説明が雑で内容がよく理解出来ないしさ
つーか職人も自分で下手だのなんだの言うならSS職人初心者スレに投下すれよと言いたい
385通常の名無しさんの3倍:2009/11/18(水) 07:28:26 ID:???
はいはいワロスワロス
386通常の名無しさんの3倍:2009/11/18(水) 08:25:18 ID:???
まぁこれでも飲んで落ち着け
つ縄子のミルク
387通常の名無しさんの3倍:2009/11/18(水) 21:48:38 ID:???
マンネリ化してるのは確かだよな
388通常の名無しさんの3倍:2009/11/18(水) 22:26:01 ID:???
どこもそうだろ
389通常の名無しさんの3倍:2009/11/18(水) 23:51:46 ID:???
おれはミクミクに期待している
390通常の名無しさんの3倍:2009/11/19(木) 00:13:47 ID:???
メローデの声は当然のことに藤田咲さんで再生させていただく
391通常の名無しさんの3倍:2009/11/19(木) 20:23:37 ID:???
メロは声が出ないみたいだ
だから喋らないし歌わねーんだよ
392通常の名無しさんの3倍:2009/11/19(木) 21:43:17 ID:???
脳量子ヴォイスなんだろう
393通常の名無しさんの3倍:2009/11/20(金) 20:57:40 ID:???
イノベイドはナノマシンで常に健康体なんだよな?
なら声が出ないってことは意図的ヴェーダに封じ込められているのか
まさかメローデは殺人ボイスの持ち主か!
394通常の名無しさんの3倍:2009/11/21(土) 00:52:15 ID:???
魅惑の歌声かもしれん
ミクミクならぬメロメロにされるんだよきっと
395通常の名無しさんの3倍:2009/11/21(土) 16:07:10 ID:???
単純に体に障害があるんだろ
396通常の名無しさんの3倍:2009/11/22(日) 23:19:27 ID:???
5年前。
地上から空に向け一条の光が駆け抜ける。
光は成層圏を貫き、地球へと迫る直径200m以上はあるであろう小惑星を粉々に破砕する。
その様子をレーダーで確認しながら縄子は通信を入れる。
「デュナメス高高度射撃、目標への命中を確認
続いてポイントN834E356の目標へ砲狙撃を開始してください」
<了解だ>
デュナメスのマイスターであるロックオン・ストラトスからの返答を確認し、縄子は目の前に広がる赤い空を見つめる。
そこには真っ赤に燃える無数の火の玉が天から降り注ぐ光景が広がっていた。
ソレスタルビーイングが武力介入を開始してから数ヶ月経つこの頃、地球には小規模な小惑星群が飛来していた。
小規模と言っても中にはサイズの大きい物もある。
それは大気摩擦をもってしても燃え尽きることなく大地へと衝突し甚大な被害を生むことを予想されていた。
そこに立ち上がったのはソレスタルビーイングのガンダム達であった。
彼らは攻める小惑星と守る地球との戦いに武力介入を開始していたのだった。

迫る小惑星をデュナメスの高高度射撃が成層圏に突入する前に破壊し、砕けた破片は大気摩擦で燃え尽きる。
王家が用意した管制機の中で縄子は飛来する小惑星の観測オペレーションを行っていた。
管制機の目の前で唸りを上げながら降り注ぐ火の雨、大気摩擦ですら燃え尽きなかったその小惑星群はまるで地球に牙を向く獰猛な悪魔を思わせる。
その光景を目の当たりにして縄子は思わず呟く。
「まるで地獄のようね…」
だが、その火の雨を次々と消し飛ばす粒子の光が一つ。
それはキュリオスだった。
彼女の才能である高機動を更に伸ばしたガストユニットを装備したキュリオス・ガスト。
両足に追加されたブースターは大気を蹴り、膨大な粒子を放ちながら光の軌跡を描く。
右腕に装備されたランチャーは飛来する悪魔達を撃ち抜き駆け抜けた軌跡の上に火の花を添えていく。
小惑星群を破壊したキュリオスが管制機にせまり、縄子の目の前を通り過ぎてゆく。
その一瞬、縄子とキュリオスの眼が合う。
鋭い眼光を放つキュリオスに縄子は思わず鳥肌がたった。
神々しい彼女の姿はまさに悪魔を駆逐する天使。しかしその表情に何か氷のような冷徹なものを感じたのだ。
「悪魔すら花に変え地獄を彩る天使…」
ガンダムの…キュリオスの姿に何故か恐怖に似た印象を抱く縄子であった。
397通常の名無しさんの3倍:2009/11/23(月) 09:55:59 ID:???
何かと思えばMSVのパクリかよ
398通常の名無しさんの3倍:2009/11/23(月) 11:17:16 ID:???
隕石エピソードの縄子視点だろ
ハレルヤのせいでキュリオスは少しワルなメージがある
399通常の名無しさんの3倍:2009/11/23(月) 18:49:58 ID:???
キュリオス好きの俺にはたまらないネタでしたGJ!
ここはキュリオスやアリオスの扱いが良くて好きだ
アリオスinティエリアとか
キュリオスinクレナとか
燃える内容ばかりだ
400通常の名無しさんの3倍:2009/11/24(火) 21:54:59 ID:???
続きがあると思ったけど・・
ないのか
401通常の名無しさんの3倍:2009/11/26(木) 20:48:32 ID:???
職人さんミクミクまだー?
402通常の名無しさんの3倍:2009/11/27(金) 02:18:52 ID:???
携帯からです。
ここの絵師さんを見習って描いてみました。
絵は今まで描いたこと無いので下手な鉛筆画ですが…

縄子。
http://imepita.jp/20091127/076410
403通常の名無しさんの3倍:2009/11/27(金) 08:08:09 ID:???
見れない・・
404通常の名無しさんの3倍:2009/11/27(金) 08:33:46 ID:???
本編よりアッキーナぽい縄子だぜ
405通常の名無しさんの3倍:2009/11/27(金) 18:40:01 ID:???
>>402
初心者のわりには可愛く描けてるよ
次は全身画に挑戦してみてよ
406通常の名無しさんの3倍:2009/11/27(金) 21:53:34 ID:???
この凛々しさはいいな
407通常の名無しさんの3倍:2009/11/28(土) 02:22:07 ID:???
縄子の全身の絵を描いてみました。

携帯で撮ったので画質悪いです。

ポーズは以前に絵師さんが描いたメローデを参考にしました。
http://imepita.jp/20091128/080270
408通常の名無しさんの3倍:2009/11/28(土) 10:30:41 ID:???
スカートか!
今までパンツを想像してたけどこれはこれでいいな
409通常の名無しさんの3倍:2009/11/28(土) 11:45:21 ID:???
表情とか渚カオルに似てるな
男前な女の子って感じがする
これはレオナも惚れる罠w
410通常の名無しさんの3倍:2009/11/28(土) 18:32:02 ID:???
画もいいけど前にSSを先に書いてよ職人さん
411通常の名無しさんの3倍:2009/11/29(日) 10:57:21 ID:???
わがまま言うな
412通常の名無しさんの3倍:2009/12/02(水) 19:32:54 ID:???
とうとうスレが止まってしまったか
413通常の名無しさんの3倍:2009/12/02(水) 21:38:04 ID:???
しかし、またスレは動き出す

誕生日?には何かしてあげたいな
414通常の名無しさんの3倍:2009/12/02(水) 22:32:52 ID:???
誕生日っていつだ?
415通常の名無しさんの3倍:2009/12/02(水) 22:38:49 ID:???
誕生日というか登場日というか
12/14ね
416通常の名無しさんの3倍:2009/12/02(水) 22:44:20 ID:???
そうか
何かしてやりたいのはやまやまだが
俺は職人さん達みたいに文力も画力がないからな
当日はおめでとうの言葉だけ送らせてもらうよ
417通常の名無しさんの3倍:2009/12/07(月) 22:47:39 ID:???
一回上げておくか
最近は次のスペエディで出番があるかどうかやきもきしているぜ
418通常の名無しさんの3倍:2009/12/09(水) 01:57:09 ID:???
出てもまたワンカットだな
419通常の名無しさんの3倍:2009/12/09(水) 04:12:31 ID:???
セリフタップリの連邦大統領スレは落ちたのにここは二本目か……
420通常の名無しさんの3倍:2009/12/09(水) 23:52:43 ID:???
暇だからラフでメローデ描いてみた。
http://imepita.jp/20091209/855780
421通常の名無しさんの3倍:2009/12/10(木) 00:10:37 ID:???
ミクミクじゃんw
422通常の名無しさんの3倍:2009/12/10(木) 08:36:45 ID:???
ケルゲレン子みたいなキャラが00にもいたか。縄子…どんなキャラなんだ。覚えてない
誰か画像持ってないだろうか?駄目元でググったら沖縄しか出なくて泣いた
423通常の名無しさんの3倍:2009/12/10(木) 09:00:12 ID:???
はい。本当にこの1シーンのみのモブだけど
http://uproda.2ch-library.com/195432Wxo/lib195432.jpg
424通常の名無しさんの3倍:2009/12/10(木) 09:05:04 ID:???
425通常の名無しさんの3倍:2009/12/10(木) 09:37:07 ID:???
>>423>>424
ありがとう。
アッキーナがモデルなんだっけか。かわええのう…。
426通常の名無しさんの3倍:2009/12/10(木) 09:47:56 ID:???
>>423
胸にかなり誇張がw
後ろ姿で腕組みしてるのは土田か?
427通常の名無しさんの3倍:2009/12/10(木) 21:53:06 ID:???
昨日のメローデに色つけてみた。
PC&絵は初心者だから上手くないけど…
次は縄子姉さんに挑戦して見る!
http://imepita.jp/20091210/781830
428通常の名無しさんの3倍:2009/12/10(木) 23:08:07 ID:???
やっぱりミクミクじゃないかw
でも頑張れ!
429通常の名無しさんの3倍:2009/12/10(木) 23:13:32 ID:???
縄子に挑戦とは楽しみだぜ!
430通常の名無しさんの3倍:2009/12/11(金) 00:51:06 ID:???
ラフ描いてみましたよ。
縄子。
http://imepita.jp/20091211/029120
431通常の名無しさんの3倍:2009/12/11(金) 00:55:18 ID:???
gj!
432通常の名無しさんの3倍:2009/12/12(土) 04:15:29 ID:???
昨日の縄子姉さんのラフに色を着けてみました。
http://imepita.jp/20091212/151240
433通常の名無しさんの3倍:2009/12/12(土) 08:55:36 ID:???
おお、可愛いしカッコいい
それにしても仕事早いな、GJ!
434通常の名無しさんの3倍:2009/12/12(土) 10:59:03 ID:???
初心者でもここまで描けるんだな
ツールは何使ってるの?
435通常の名無しさんの3倍:2009/12/12(土) 12:52:01 ID:???
ピクシアです。
436通常の名無しさんの3倍:2009/12/12(土) 23:27:47 ID:???
暇だったのでクレナを描いてみました。
服は少しスメラギさんをイメージしてます。
服の色は対レオナ戦に乗ったキュリオスをモチーフにしましたよ。
http://imepita.jp/20091212/841480
437通常の名無しさんの3倍:2009/12/13(日) 00:17:12 ID:???
クレナかっこいい!
しかも微妙に乳がでかいw
438通常の名無しさんの3倍:2009/12/13(日) 13:47:26 ID:???
一瞬擬人化キュリオスかと思った
赤眼にオレンジは合いますな
439通常の名無しさんの3倍:2009/12/13(日) 14:58:20 ID:???
たしかに
エクシア→レオナ
キュリオス→クレナ
0ガンダム→縄子
な印象はあるな
440通常の名無しさんの3倍:2009/12/14(月) 23:46:29 ID:???
縄子のエロ画まだ?
441通常の名無しさんの3倍:2009/12/15(火) 00:00:05 ID:???
縄子の記念日だから縄子の絵を上げたいけど
何故かレオナ…お目汚し申し訳ないです

ttp://imepita.jp/20091214/862900

クリスマスには色つきの縄子絵を上げたいな……
442通常の名無しさんの3倍:2009/12/15(火) 01:55:04 ID:???
私をあげる絵か!
どんだけシスコンなんだよw
443通常の名無しさんの3倍:2009/12/15(火) 20:08:53 ID:???
俺が代わりに食べてあげよう(*´Д`)ハアハア
444通常の名無しさんの3倍:2009/12/16(水) 01:43:49 ID:???
>>441
GJ!可愛いです!

自分もラフですが描いてみました。
下手くそですが…
http://imepita.jp/20091216/059400
445通常の名無しさんの3倍:2009/12/17(木) 01:14:36 ID:???
こういう動きとかシチュを感じさせる絵は良いですね
ちょこんと座ってるですぅが芸コマでGJっす!
446通常の名無しさんの3倍:2009/12/19(土) 20:28:10 ID:???
後ろの人はメローデかと思った
つかメローデ編のSSどうなったの?
447通常の名無しさんの3倍:2009/12/20(日) 10:13:38 ID:???
半分まで打ち込んだところで携帯を水没させてデータ消失しました。
もう駄目ぽ…orz
448通常の名無しさんの3倍:2009/12/20(日) 10:28:36 ID:???
そ、そいつは大変だな……
モチベーションの維持が大変だと思うけど気長に待ってますぜ
こっちも縄子やレオナやメローデの絵を投下できるように頑張るよ
449通常の名無しさんの3倍:2009/12/20(日) 12:07:25 ID:???
>>448
ありがとうございます。
自分も絵師さんの絵を楽しみにして待ってます。
450通常の名無しさんの3倍:2009/12/20(日) 15:34:08 ID:???
データ消去とはまた可哀想に
がんばれ!
451通常の名無しさんの3倍:2009/12/22(火) 02:17:05 ID:???
再び打ち込む気力が出ないのでお絵描きしますわ。

下手くそなラフですが許してください。

絵は資金難でCBにリストラされた縄子とレオナの新しい就職先です。
http://imepita.jp/20091222/072930
452通常の名無しさんの3倍:2009/12/22(火) 07:38:30 ID:???
ソレビにも不景気の波か・・
453通常の名無しさんの3倍:2009/12/22(火) 12:30:06 ID:???
一番左のミクミクがメローデかw
コーナインダストリ?大使が関連している企業か?
後ろ二人の存在も気になるな肩にNoが刻まれてるからレオナやメローデと同じイノベイドか
454通常の名無しさんの3倍:2009/12/23(水) 14:36:53 ID:???
メローデの服がミクと被り過ぎだぜ!
コーナー家はCBの敵だから縄子は裏切り者になるな
455通常の名無しさんの3倍:2009/12/23(水) 16:17:40 ID:???
アレハン死んだ時点でコーナー家は消えたかリボンズに吸収されたんじゃないの
456通常の名無しさんの3倍:2009/12/23(水) 19:27:15 ID:???
画描く暇あるならSS書けよ
457通常の名無しさんの3倍:2009/12/23(水) 21:48:23 ID:???
文句垂れる暇があるならお前が書けばいいんじゃね?
458通常の名無しさんの3倍:2009/12/23(水) 22:46:30 ID:???
メローデやらコーナー家やらの込み入ったのはいつもの職人さんじゃないと無理だろうな
だいぶ投稿間隔が開いてるし、他の人が書いた縄子SSってのも見てみたいけども
459通常の名無しさんの3倍:2009/12/24(木) 02:34:22 ID:???
毎度のお目汚しで申し訳ありません。いちおう色つきの縄子絵です
もうちょっと早く描きあげたかった&可愛くデコレートしたかったところです
久々に縄子を描いたけど、やっぱり本編の縄子に似てねぇ……

http://imepita.jp/20091224/087850

あとは縄子とレオナの年賀絵とかレベッカさんやらも描けるといいなぁ
460通常の名無しさんの3倍:2009/12/24(木) 02:52:52 ID:???
すみません。
打ち込んだデータが消えなければ半分は投下出来たのですが…

再び打ち込気力がむなかなか出なくて…すみません。

あと、クリスマスなのでこんなものを描きました。
またネタ書きの方を進めろと怒られるかもしれませんが…
許してください(´・ω・`)
http://imepita.jp/20091224/089010
461通常の名無しさんの3倍:2009/12/24(木) 02:58:17 ID:???
>>459
うわぁ!
投下が被っちゃいました!
自分の下手くそな絵が被ってごめんなさい!
でもGJです!
ボンバーボインに心奪われました!
462通常の名無しさんの3倍:2009/12/24(木) 08:58:21 ID:???
二つ共可愛いぜ
地味にサンタとケーキが描き分けできてて良い!
GJ!
463通常の名無しさんの3倍:2009/12/24(木) 22:54:32 ID:???
>>460
やっぱり沢山話を作ってる方だけあって、絵から物語が見えるのがすごく良いですね
GJです!
464通常の名無しさんの3倍:2009/12/25(金) 01:34:39 ID:???
最近はイラストの投下もあって良い流れだ
職人さん達のプレゼントは受け取ったよ
ありがとう
465通常の名無しさんの3倍:2009/12/27(日) 15:39:05 ID:???
SE2巻、見た人いるかな
466通常の名無しさんの3倍:2009/12/27(日) 16:39:43 ID:???
そういや見て無いな
縄子でたん?
467通常の名無しさんの3倍:2010/01/01(金) 09:14:36 ID:???
あけましておめでとう
今年も縄子さんに幸があります様に
468通常の名無しさんの3倍:2010/01/08(金) 22:09:17 ID:???
ネタねーな
469通常の名無しさんの3倍:2010/01/08(金) 22:54:11 ID:???
ネタねーよ
470通常の名無しさんの3倍:2010/01/09(土) 00:34:47 ID:???
携帯アク禁にされて書き込めない…
ちなみに今は出張先のホテルで借りたPCから書きこみました。

イタズラ書きに色を塗ったものですが…
携帯に入ってたのでネタ代わりに…下手くそですが…

http://imepita.jp/20100108/838930
左側 レベッカ・コーナー
コーナー・インダストリーの社長。
元はハーヴェイ家に嫁いでいたが8年前の爆弾テロで夫を失い、現在はコーナー家に戻っている。
8年前にラーズ(レオナ)を引き取った里親。
性格は穏やかで優しい。

右側 レヴィ
コーナーインダストリーの女性技術職員。
中東地域で太陽光発電受信施設の開発に参加している。
容姿がティエリアによく似ているが性格が粗暴で口も悪い。
口癖は「しゃーねーな しんねーよ」
縄子の上司になる。

http://imepita.jp/20100108/840160
左側 ゲイト・トゥレヴィ
レベッカの女性秘書。
常に顔半分を覆う端末ゴーグルを着けている。
感情を表に出さないタイプではあるがメローデには心を許している部分がある。
また、何故か縄子のことが少し気になるらしい。

右側 ヘル
レオナの夢に出てくる銀髪の少女。
髪色以外はレオナと近い容姿を持つ。

http://imepita.jp/20100108/841210
左側 メローデ・F・ファースト
レヴィの養子として中東に住む少女。
普段はコーナーインダストリーが設立した孤児施設に住み子供達の面倒をみている。
マリナと共に子供達に歌を教えているが、本人は声が出ない為に歌えない。
肩にある数字はリボンズに付けられたものらしい。
おっぱい苦手。

右側 No.807(葉麗菜)
レオナと同じ容姿を持つ少女だが、10年以上前に既に死亡しており現在は存在していない。
メローデの過去に関わりを持っている。

ネタはまた携帯にボチボチ打ち込み始めるつもりです。
携帯厨の自分は携帯アク禁が解けるまでここには参加できません…
荒らしとかしてないのに何故アク禁なんでしょう…去年末からずっとです…
アク禁が解けるまで皆さんさよなら。
471通常の名無しさんの3倍:2010/01/10(日) 19:32:57 ID:???
縄子はリストラされてしまうのか……
コーナーさんとかはちょっと想像と違った感じだけど、面白そうだ

携帯はなんかアク禁がひどいらしいですな
正直PCじゃないとまともな書き込みが出来ないんじゃないか?
472通常の名無しさんの3倍:2010/01/10(日) 23:04:48 ID:???
最近過疎が加速してるのは携帯アク禁のせいかもな
俺はレベッカは大使のオバサン版かと思ってたが意外とキュートだW
少しネーナに似てるような気もする
コーナー家だから何か裏があるのかな?
それ以上にミクミクの髪飾りが気になるのだが・・・太陽炉っておいW



473通常の名無しさんの3倍:2010/01/16(土) 01:46:35 ID:???
携帯規制解除されない…

ネカフェより縄子さんへ愛をこめて。

縄子だって女の子、たまには男性とデートしたいよね。
今日はレオナに黙ってお出かけ、少しウキウキしながら公園に行くと、
そこには同僚のキョンが待っていました。

前日、二人は昼食をかけて日本国のゲーム将棋で勝負、日本の文化に詳しいキョンに
縄子は手も足も出ずに敗北、そして罰ゲームとして昼食は縄子がおごることになったのでした。

「おまたせ、待った?」
「いや、私も今来たところだ」
「もう、お腹ペコペコよ」
「ああ、私もだ」
何気無い会話、でもこれは組織の任務の最中ではまず生まれない言葉のやりとり。
非日常の生活をしているからこそ実感する、日常的な感覚。
「うふふ、たまにはこういうのも悪くないかな」
そんな貴重な感覚に嬉しくなり、縄子は思わず笑みを漏らしてしまうのです。
「ん?…何か言ったか?」
「別に、今日は私のおごりなんだから私の指定した物を食べるように
いいわね?」
ニヤリと縄子が笑いかける。
「それではどちらが罰ゲームだかわからんな」
頭をポリポリかきながらキョンは苦笑を浮かべた。
「文句言ってないで、ほら、さっさと行くわよ」
そう言って、キョンの腕を引っ張り、縄子は歩きだす。
そんな彼女の笑顔を見てキョンは。
「たまには、こういうのも悪くないか…」
と、再び苦笑に似た笑みを浮かべるのでした。

歩きだす二人、しかし、はるか後ろからそれを見つめるダークな視線が…
「お姉ちゃんに置いてかれた…」

http://imepita.jp/20100116/011110

またもや残念な画力ですみません。
本当は、後ろのメローデはミレイナで描きたかったけど、自分の画力では
ツインドリルは難しすぎるorz
474通常の名無しさんの3倍:2010/01/16(土) 02:01:02 ID:???
ネカフェまで出向いて投稿乙ですぅ
こういう日常的な話もなごむわー
475通常の名無しさんの3倍:2010/01/16(土) 12:49:18 ID:???
>>473
乙だ!
キョンがかっこいいぜ
レオナもメローデもはちゅね化してて可愛いよ
ツインドリルは▽に斜線を入れればそれっぽく見えるんじゃないかな?
絵なんて描かないからあましいえないけどさ
476通常の名無しさんの3倍:2010/01/26(火) 22:08:07 ID:???
!
477通常の名無しさんの3倍:2010/01/31(日) 15:02:33 ID:???
ソレスタルビーイングを離れた縄子はAEUにある故郷の街で暮らしていた。

自分が昔住んでいた孤児院で部屋を借り、生活費を得る為に近くの喫茶店で日銭を稼ぐ。
「いらっしゃいませ!」
命を落とす危険な日々から一転し平和な日常の空気を肌に感じ、縄子は充実した毎日を過ごしていた。

そんなある日、縄子の住む街の近くでテロが起きる。
世界は再び一つなってもテロリストは消えない。
連邦軍が再結成されても、結局動くのはその国家に配属されている軍隊、連邦軍と名は変わっても国家内の組織連携は旧代の国家軍と大した変わらなかったのだ。
そんな状態で民間レベルで動くテロ組織に全て対応するのは難しい。
だが、唯一それに対応出来る者がいる。
それはイノベイドによる民間レベルの繊細なネットワークと、恐ろしく高度な予測能力を有するコンピュータを持つソレスタルビーイング。

事実、今回のテロもそのソレスタルビーイングによって被害を最小限に抑えられていた。
テレビに映るそのニュースを見ながら縄子は呟く。
「みんな、元気かな?…レオナは毎日連絡くれるけど…」
昔共に過ごした組織のメンバーの顔を縄子は思いだす。
カランカラン♪
そんな懐かしい記憶に浸る暇も無く、店内に客が入ってくる。
「あ…いけない!いらっしゃいませ〜!」
はっと我に帰り、縄子は客の応対の為に振り返った。
「え…?」
が、その客の姿を見て縄子は思わず言葉を失う。
「刹那…?」
入ってきた客は00のお面を付けた刹那だったからだ。
スメラギの指示で縄子の様子を見てくるように言われたのだろう。
「違う、俺は…ガンダムだ」
「……」
恐らく、縄子に気を使わせないように変装するよう言われ、彼なりに考えた結果なのだろうが、
その変装と言うよりもむしろ自己主張とも取れる刹那の姿が理解出来ずに縄子は…
笑顔が固まり。
思考が固まり。
そして、時が固まった。

数分後、縄子は自称ガンダムからオーダーされたミルクを彼の座るテーブルに置く。
あくまでも自分がガンダムであると主張する刹那はまだお面を付けたままだ。
そのままでは飲めないだろうと縄子はミルクのグラスにそっとストローを差し込んだ。
「ありがとう」
刹那は静かなトーンで言った。

その後、刹那は店を後にした。
その後ろ姿を縄子は微笑みながら見送った。
「私の方こそ、ありがとう」
http://imepita.jp/20100131/488810

478通常の名無しさんの3倍:2010/01/31(日) 15:12:11 ID:???
相変わらず携帯繋がんないです。
ネカフェのパソで急いで打ったので誤字脱字は許してください。

また画力0の絵を勝手に添付しました。
ただの自己満足なので靴に着いた泥を見る程度にとどめていただければと思います…

嗚呼…早くアク禁解除されないかな…
それでは失礼します。
479通常の名無しさんの3倍:2010/01/31(日) 15:58:08 ID:???
喫茶店てメイド喫茶かw
一瞬刹那が裸に見えたw
でも職人さん最初の頃に比べたら絵上手くなってるよGJ!
480通常の名無しさんの3倍:2010/01/31(日) 17:34:37 ID:???
これは既にメローデ編に入ってるのかな?
しかし刹那は他に選択肢はなかったのか?
481通常の名無しさんの3倍:2010/01/31(日) 18:32:51 ID:???
刹那なら仮面をエクシアにするか
ダブルオーにするか
クアンタにするかの選択肢だな
482通常の名無しさんの3倍:2010/01/31(日) 20:14:59 ID:???
俺販売とかやったことあるけど、たしかに知り合いがこんな格好で来られたらフリーズしちまうな
それなのに縄子さん優しいな
483通常の名無しさんの3倍:2010/01/31(日) 21:22:11 ID:???
俺は余裕で他人の振りするか通報する
484通常の名無しさんの3倍:2010/02/11(木) 15:13:24 ID:???
職人さんがアク禁はつらいな
485通常の名無しさんの3倍:2010/02/12(金) 11:09:09 ID:???
もう解除されてるんじゃないのか
486通常の名無しさんの3倍:2010/02/13(土) 00:06:05 ID:???
俺の携帯はまだアク禁になってるな
487通常の名無しさんの3倍:2010/02/13(土) 21:05:11 ID:???
au解除されてたが昨日またおわた
488通常の名無しさんの3倍:2010/03/02(火) 20:33:51 ID:???
流石に過疎ってるなぁ
489通常の名無しさんの3倍:2010/03/26(金) 22:50:53 ID:???
490通常の名無しさんの3倍:2010/03/27(土) 00:10:12 ID:???
アダルティでありながらカッコ良さもにじみ出てるな
GJだぜ!
491通常の名無しさんの3倍:2010/04/08(木) 02:15:13 ID:???
492通常の名無しさんの3倍:2010/04/08(木) 23:39:00 ID:???
これはカワエエ♪
白ハロ持ってるからレオナかな?
493通常の名無しさんの3倍:2010/04/09(金) 01:16:41 ID:???
レオナだな
青い制服着てるせいか意外と大人な感じだね
ですぅよりロリなイメージが強かっただけに
494通常の名無しさんの3倍:2010/04/17(土) 18:51:46 ID:???
本当は別のキャラで描いたけど
ここにあがってたメローデ様とイメージがあうので汚い画ですが置いときます
SSはもうこないのかな?
メローデがけっこう私的にツボに入った設定だったから楽しみにしてたのだけど・・・
http://imepita.jp/20100417/494130

>>492
一応レオナのつもりで描きました
イメージと違ってたらすみません
495通常の名無しさんの3倍:2010/04/17(土) 23:54:48 ID:???
別キャラが誰なのか簡単にわかるんだぜw
でもかわいいから許す
496通常の名無しさんの3倍:2010/04/18(日) 19:11:53 ID:???
うあー、見えない。残念だ
497通常の名無しさんの3倍:2010/04/18(日) 23:14:01 ID:???
>>496
何故かデータ消えてました・・・
もう一度アップしました
まだ私はイラスト初心者なので汚い絵ですが良ければどうぞ
http://imepita.jp/20100418/830660
498通常の名無しさんの3倍:2010/04/19(月) 14:55:38 ID:???
499通常の名無しさんの3倍:2010/04/19(月) 21:59:14 ID:???
こいつは可愛いなぁ。CB制服のボカロ風アレンジもいい感じだ
ただ、ハロが鼻からチューブ伸ばしてるように見えたw
いや、申し訳ありません
500通常の名無しさんの3倍:2010/04/20(火) 16:00:47 ID:???
>>500なら縄子が劇場版にCV付きで登場
501通常の名無しさんの3倍:2010/06/15(火) 00:02:00 ID:???
お目汚し申し訳ないです
ずっと動きがないのも寂しいので、勝手ながらレヴィさんを描いてみました

http://imepita.jp/20100614/863690


劇場版に縄子さんが出るといいなぁ……
502通常の名無しさんの3倍:2010/07/04(日) 01:36:38 ID:???
前に上げてくれたレベッカさんとかレヴィさんの絵、また上げてくれないかなぁ……
503通常の名無しさんの3倍:2010/07/12(月) 01:04:03 ID:???
初心に戻って縄子さんに挑戦
なんかおっぱいが大きく見えないなぁ……

http://imepita.jp/20100712/037350
504通常の名無しさんの3倍:2010/07/15(木) 00:13:19 ID:???
下乳に影を付けてみたら良いんじゃないですかね
膨らみの段差が感じられるように
505通常の名無しさんの3倍:2010/07/19(月) 03:43:26 ID:???
アドバイスいただいたので、ちょこちょこと影をつけてみたりしました

http://imepita.jp/20100719/130850
506通常の名無しさんの3倍:2010/07/24(土) 01:17:55 ID:???
>>505
イイですね、かなりイイです
ボリュームがありありと感じられますね
頭や下半身にも手が加わって良い質感が出ていると思います
素晴らしい縄子さん絵頂きました!
507通常の名無しさんの3倍:2010/08/20(金) 21:03:05 ID:fiHijOkU
age
508通常の名無しさんの3倍:2010/08/23(月) 15:35:27 ID:???
509通常の名無しさんの3倍:2010/08/24(火) 20:24:45 ID:???
ダブルオークアンタのソードビットって手持ち機能とかあるんだね
ここの職人さんはすごくセンスが良かったんだなぁと思わされた

また何か投下してくれないかなぁ……
510通常の名無しさんの3倍:2010/09/08(水) 01:31:04 ID:???
もうすぐ劇場版か……
ひょっこり縄子さんが出てたら嬉しいんだが
511通常の名無しさんの3倍:2010/10/27(水) 21:38:13 ID:???
映画には出てけこない
512通常の名無しさんの3倍
玄関の女の子の名前はアーミアっつーのか

縄子も作画スタッフのおあそびなんだろうけど
ちょっとでもアニメーションしてればもっと人気でたかなあ